JP2008532222A - 超小型電子カラム用ハウジング - Google Patents

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Abstract

超小型電子カラムの整列および組み立てをより容易にし且つ安定性を向上させることが可能な超小型電子カラム用ハウジングを開示する。電子放出源、ソースレンズ、デフレクターおよびレンズを含む超小型電子カラム用ハウジングは、前記放出源が挿入される電子放出源ホルダー、前記電子放出源ホルダーが挿入されるホルダーベース、および前記ホルダーベースと結合するカラムベースを含み、これにより、前記放出源は、タップホールに挿入されるボルトまたは頭なしボルトを介して、前記電子放出源ホルダーと前記ホルダーベースとの間でX−Y−Z軸方向に整列および固定が可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子放出源およびレンズを含む超小型電子カラムに用いられるハウジングに係り、さらには、電子放出源およびレンズの整列および組み立てをより容易にすることが可能な構造の超小型電子カラム用ハウジングに関する。
走査型トンネル顕微鏡(STM)の基本原理の下で作動する電子放出源および微細構造の電子光学部品に基づいた超小型電子カラムは、1980年代初めに導入された。超小型電子カラムは、微細な部品を精巧に組み立てて光学数値を最小化することにより、向上した電子カラムを形成し、小さな構造が、多数個を配列して並列または直列構造のマルチ電子カラム構造に使用可能である。
このような超小型電子カラムは、超小型電子レンズおよびデフレクター(deflector)を含む機械的微細構造物であって、一般に、電子放出源、ソースレンズ、デフレクター、アインツェルレンズ(Einzel lens)を含み構成されている。
超小型電子カラムにおいて、電子放出源、ソースレンズ、アインツェルレンズの整列および固定は、超小型電子カラムの性能と関連して非常に重要なことである。このような超小型電子カラムの整列および固定と関連して、従来の電子カラムが1996年発行の『Journal of Vacuum &Science Technology B14(6)』の第3792頁〜第3796頁上に「Experimental evacuation of a 20×20mm footprint microcolumn」において開示されている。
図1は従来の超小型電子カラムの斜視図である。前記従来の超小型電子カラム10は、電子放出源、ソースレンズ、デフレクター、及びアインツェルレンズが整列および固定されている。上部プレート2は、上部に位置するマイクロポジショナー(図示せず)と共に電子放出源を支持する部材を形成し、その中心には電子放出源1が位置するようにスルーホールが設けられている。上部プレート2と、レンズを収容する支持部材としての下部プレート5とは、図1では4つの支持バー6を介して上部のボルトによって結合する。下部プレート5の上部には、ソースレンズ3が電子放出源1に対応するように整列された状態で、エポキシボンディングなどによって固定されている。下部プレート5の左右にはデフレクター4が配置されている。また、下部プレート5の下部には、ソースレンズ3と対向するようにアインツェルレンズ(図示せず)がソースレンズと同様に整列、固定されている。上部プレート2および下部プレート5は、電子放出源1から放出された電子ビームがレンズおよびデフレクターを貫通し得るように、中心軸にスルーホールが設けられている。
このような従来の超小型電子カラムは、電子放出源とソースレンズの整列および固定のために、別途のマイクロポジショナーが必要であり、レンズに瑕疵が発生したときにレンズの交換が非常に難しいという問題点がある。また、この種の従来の超小型電子カラムでは、レンズやデフレクターなどの配線と関連してシールドがうまく行われないため、超小型電子カラムの故障および電磁気的ノイズ発生の原因となる可能性が多い。従来の超小型電子カラムは、高価であり、電子放出源とレンズの整列及び固定に多くの時間と努力がかかるうえ、複数レンズのうち一つの異常でも全体の超小型電子カラムを使用することができなくなるという問題点がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためのもので、その目的とするところは、電子放出源およびレンズの整列および固定をより容易にし、且つ各部分の交換およびシールドをうまく行うことが可能な超小型電子カラムを容易に製作するためのハウジングを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、電子放出源、デフレクターおよびレンズを含む超小型電子カラムを製作するための超小型電子カラム用ハウジングにおいて、前記電子放出源が挿入される電子放出源ホルダーと、前記電子放出源ホルダーが挿入されるホルダーベースと、前記ホルダーベースに結合するカラムベースとを含み、前記電子放出源ホルダー、前記ホルダーベース、および前記カラムベースがそれぞれ別々に組み立てられることを特徴とする。
また、本発明によれば、電子放出源、デフレクター、レンズを含む超小型電子カラムを製作するための超小型電子ハウジングにおいて、前記レンズがレンズプレートに挿着され、前記レンズプレートが着脱可能に他の部分と結合して前記レンズが他の部分とは直接接触しないことを特徴とする。
また、本発明によれば、電子放出源、デフレクター、およびレンズ部を含む超小型電子カラムを製作するための超小型電子カラム用ハウジングにおいて、前記電子放出源が挿入されるように中空部を備えた電子放出源ホルダーと、前記電子放出源ホルダーが同軸上に挿入され、底部に前記レンズの中でも第1レンズ部が結合する放出源ホルダーベースと、前記第2レンズが挿着され、中空ホールを持つレンズプレートと、上部では前記ホルダーベースと結合し、中心部にはデフレクターが挿入できるように放射状にスルーホールが設けられており、下部には前記レンズが挿設できるように段部が設けられた中空のカラムベースとを含み、前記電子放出源ホルダーが前記放出源の内部でX−Y−Z軸方向に整列および固定できることを特徴とする。
上述したように、本発明に係る超型電子カラム用ハウジングは、別途の高価のマイクロポジショナーと電子放出源の位置調整部材が不要なので、その構造が単純になる。
本発明に係る超小型電子カラム用ハウジングは、電子放出源やレンズなどの交換が容易なので、特定の部分に問題が発生したときにその部分のみを迅速且つ容易に交替することができて高価の超小型電子カラムを再利用することが容易である。
本発明の超小型電子カラム用ハウジングは、配線が全てハウジングの内部でなされることにより、電磁気場およびその他の信号から配線をシールドする効果および配線を安定に保護する効果があって、性能の極大化を実現することができる。
本発明は特定の実施例に限定されているが、これらの実施例は実例に過ぎず、本発明の範囲を制限するものではない。当業者であれば、添付された請求の範囲から逸脱しない範疇内において、修正および変更を加え得ることを理解するであろう。
以下に図2および図3を参照しながら、本発明に係るハウジングを用いて製作される超小型電子カラムの構造について詳細に説明する。
図2は本発明の一実施例に係るハウジングを用いて製作される超小型電子カラム100の構造を示している。図2に示した超小型電子カラムは、基本構成として、電子放出源、ソースレンズ、デフレクター、およびフォーカスレンズとしてのアインツェルレンズを含む。
本発明に係るハウジングは、電子放出源ホルダー110、ホルダーベース120、およびカラムベース140を含んでなる。以下、より具体的に図面を参照して説明する。
電子放出源ホルダー110は、中心に設けられたスルーホール111に電子放出源(図示せず)が挿入され、この挿入された電子放出源が、ボルトまたは頭なしボルト114によって中心軸を基準として放射状に設けられたタップホルダー113を介して固定される。頭なしボルト114によって、電子放出源はX−Y−Z軸の調整、整列および固定が可能になる。ところが、状況によっては、電子放出源がボンディングによって結合されることも可能である。電子放出源ホルダー110は、下部にはネジ部112が設けられ、後述するホルダーベース120と同軸上に螺合される。ネジ部112は図面のように下部に形成されることも可能であるが、電子放出源ホルダー110の外周全体に形成されて同軸上の螺合の範囲を広くすることも可能である。電子放出源ホルダー110にはネジ部112とスルーホール111が設けられるが、その残り部分の電子放出源ホルダー110の外観は丸形又は多角形とすることができる。
ホルダーベース120は、中空円筒状をしており、前記電子放出源ホルダー110のネジ部112と同軸上に結合できるように対応ネジ部121が設けられている。さらにホルダーベース120の下面122には下方のソースレンズ130が結合するが、直接ボンディングなどによって下面122に結合することも可能である。ホルダーベース120の内部には中心軸から放射状にタップホール123が直角方向に4つ設けられているため、ボルトまたは頭なしボルト124によって電子放出源ホルダー110との結合をより確実に実現することができる。タップホール123の数または頭なしボルト124の数は必要に応じて定めればよいが、整列のために3つ以上備えることが好ましい。電子放出源の挿入された電子放出源ホルダー110と、ソースレンズ130がボンディングによって結合したホルダーベース120とは相互に螺合されている。本実施形態では、電子放出源のX−Y座標軸とソースレンズ130の整列はタップホール113、123を介して頭なしボルト114、124などによって主に実現され、Z軸の整列は、電子放出源ホルダー110とホルダーベース120が螺合する際に形成される高さを調節することにより実現できる。したがって、電子放出源とソースレンズ130との整列および固定が非常に容易に行われる。整列および固定のために必ずしも頭なしボルトなどが使用される必要はない。ネジ締結による固定が堅固であれば、追加の固定手段は必要ない。例えば、ウェッジ又はダボピンのような他の手段がタップ穴に挿入されてもよい。ホルダベース120の上部又は下部に形成された逃げ部125は、ソースレンズ130の配線のためのものである。上下逃げ部125内の垂直スルーホール126を介してソースレンズ130の配線が上方に延長できる。電子放出源ホルダー110の外径よりスルーホール126間の直径(対角線)距離を同軸上でさらに大きくすれば、垂直に配線が上がって行くことが可能である。ホルダーベース120の外部に設けられたネジ部128は、ホルダーベース120の下方に位置するカラムベース140と結合するためのものである。
カラムベース140は、中空円筒状をしており、下部の内周に、電子放出源から放出された電子ビームが貫通し得るように中心軸上にスルーホール(図示せず)が設けられた段部142を含む。カラムベース140の上部内周にはホルダーベース120のネジ部128が収容されて結合するためのネジ部141が設けられており、中心軸から放射状に多数のスルーホールが設けられてデフレクター150が挿入されている。アインツェルレンズ160がレンズプレート170にボンディングなどによって結合し、カラムベース140の段部142の下部に挿入される。よって、段部142の位置によってアインツェルレンズ160の垂直位置が決定できる。前記レンズプレート170とカラムベース140との結合のために、カラムベース140の下部には中心軸に放射状にタップホール143が設けられている。したがって、アインツェルレンズ160とレンズプレート170が、カラムベース140にボンディングされて挿入されるとき、アインツェルレンズ160とレンズプレート170は、ボルトまたは頭なしボルト144によって整列、固定される。アインツェルレンズ160とレンズプレート170は、最後の段階で超小型電子カラム100に整列、固定されることもでき、予めカラムベース140と頭なしボルトなどで予備結合をした後、最終整列し結合することもできる。カラムベース140の外周にはデフレクター150の配線のための配線逃げ部145が設けられているため、デフレクター150の配線が垂直に折り曲げられて上方または下方に延長できる。すなわち、ホルダーベース120の外部直径より逃げ部145間の直径(対角線)距離がより大きければ、デフレクター150の配線が上方または下方に容易に延長できる。アインツェルレンズ160の配線のために、カラムベース140には、その下端部に放射状に貫設されたスルーホール147と連通する垂直ホール146が垂直に設けられる。
レンズプレート170は、電子ビームが貫通し得るホール171が中心に設けられ、内部にはアインツェルレンズ160が挿入ボンディングなどによって結合する。アインツェルレンズ160の配線のために、レンズプレートの外縁には逃げ溝172が設けられている。
アインツェルレンズ160の配線は、逃げ溝172を経てカラムベースのスルーホール147に入り込んで垂直ホール146を介して上方に延長される。したがって、本発明に係る超小型電子カラムは、ソースレンズ、デフレクター、およびアインツェルレンズの配線が全てハウジングの外壁部に沿って上方に延長され、ハウジング自体の材質によって電磁気場からシールドの効果が発生するうえ、ハウジングの配線を容易にし且つ安定的に保護することができる。
カラムベース140の外周下端に設けられたネジ部148は、試料やデテクターなどの他の部分と連結するためのもので、超小型電子カラムの活用を容易にするために設けられたものである。ネジ部148は、図面ではカラムベース140の外周に設けられているが、カラムベースの内周、またはカラムベースの内周および外周の両方に設けられることも可能である。
図3は本発明の他の実施例に係るハウジングを用いて製作される超小型電子カラム200の構造を示す。図3に示した超小型電子カラムも、基本構成として、電子放出源、ソースレンズ、デフレクター、およびフォーカスレンズとしてのアインツェルレンズを含む。
本発明に係るハウジングも、基本的に、電子放出源ホルダー210、ホルダーベース220、およびカラムベース240を含んで構成される。以下、より具体的に図面を参考して説明する。
図3の本実施例における電子放出源ホルダー210、ホルダーベース220、ソースレンズ230、カラムベース240、アインツェルレンズ260およびレンズプレート270は、図2の対応する構成と同一または類似であり、その機能も同一または類似であって、以下ではその差異点を中心として説明する。
電子放出源205は、キャップ206に挿入されて、電子放出源ホルダー210の中心に設けられるが、スルーホール211に挿入され、ボルトまたは頭なしボルトなどによって、中心軸を基準として放射状に設けられたタップホール213を介して固定される。その他に、本実施例における電子放出源ホルダー210は、図2の電子放出源ホルダー110と同一または類似にネジ部212が設けられている。
ホルダーベース220は、図2のホルダーベース120と同様に、電子放出源ホルダー210のネジ部に螺合されるネジ部221と、下方のソースレンズ230に結合する下面222と、内部に中心軸から放射状に設けられた多数のタップホール223と、ソースレンズ130の配線のために下部に設けられた逃げ部225および垂直スルーホール226と、を備えている。電子放出源の挿入された電子放出源ホルダー210とソースレンズ230がボンディングなどによって結合したホルダーベース220とは螺合される。本実施形態では、電子放出源のX−Y−Z座標軸と、ソースレンズ230との整列は、タップホール213、223を介して頭なしボルト214,224などによって主に整列され、Z軸の整列は、電子放出源ホルダー210とホルダーベース220とが螺合する際に形成される高さを調節することによっても実現できる。図2に示す通りネジ部128がホルダーベース120に設けてあることとは異なり、ホルダーベース220の外周には、ネジ部が設けられていない。
カラムベース240は、図2のカラムベース140と同様に、中空円筒状をしており、前記ホルダーベース220が挿入され、前記ホルダーベース220を固定するための複数のタップホール249が備えられている。また、カラムベース240の中心軸から放射状には多数のスルーホールが設けられて、デフレクター250がカラムベース240に挿入されている。カラムベース240の下部には中心軸から放射状に複数のタップホール243が設けられており、アインツェルレンズ260がレンズプレート270にボンディングなどによって結合してカラムベース240の下部に挿入された後、ボルトまたは頭なしボルトなどによって整列、固定される。さらに、図2の段部142に示す通り、カラムベース240に段部が設けられる。この段部の位置によってアインツェルレンズ260の垂直位置が決定されることもある。カラムベース240の外周にはデフレクター250およびアインツェルレンズ260の配線のための多数の逃げ部245が設けられているため、デフレクター250の配線が垂直に折り曲げられて上方または下方に延長できる。すなわち、ホルダーベース220の外部直径より逃げ部245間の直径(対角線)距離がさらに大きければ、デフレクター250およびアインツェルレンズ260の配線が上方または下方に容易に延長できる。
レンズプレート270は、電子ビームが貫通し得るホール271が中心に設けられ、内部にはアインツェルレンズ260が挿入ボンディングなどによって結合する。アインツェルレンズ260の配線のために、レンズプレートの外縁には逃げ溝272が設けられている。
アインツェルレンズ260の配線は、逃げ溝272を経てカラムベース240の逃げ部245を介して上方に延長される。したがって、本発明に係るハウジングを用いた超小型電子カラムは、ソースレンズ、デフレクター、およびアインツェルレンズの配線が全てハウジングの外壁部に沿って上方に延長され、カラム自体の材質によって電磁気場からシールドの効果が発生するうえ、超小型電子カラムの配線を容易にし且つ安定的に保護することができる。
図3の実施例では、図2の実施例とは異なり、ホルダーベース220とカラムベース240とが相互に螺合されないが、これと同様に、放出源ホルダー210とホルダーベース220とが螺合されず、タップホール213を用いて結合できる。すなわち、螺合は本発明のハウジングにおいて必ずしも必要なものではない。また、レンズプレート270とアインツェルレンズ260との結合体も図2の第1実施例の結合方式とは逆にして結合するので、図2の第1実施例においても段部142に面接触が行われてより正確な結合が成され得る。
図2および図3の超小型電子カラム100、200では、ソースレンズがホルダーベースの下端に直接ボンディングなどによって結合したが、アインツェルレンズとカラムベースとの結合方式でレンズプレートを用いて結合することも可能である。
ホルダーベースとカラムベースとは、図2では直接螺合によって締結され、図3ではタップホールなどを用いて結合するが、その他に、従来の方式のように別途の固定具またはボルトなどを用いて結合することも可能である。
電子放出源ホルダー、ホルダーベースおよびカラムベースは、図面において円形の形状をしているが、多角形の形状をすることも可能である。
本発明のハウジングを用いて組み立てられる超小型電子カラムの構成は、まず、電子放出源の位置を固定することが可能な電子放出源ホルダーとホルダーベースの結合構造を持つ構成、レンズとレンズプレートを用いてレンズの整列および組み立てを容易に行い且つ交換を容易に行うようにしたレンズ整列組み立てのための構造を持つレンズプレートとカラムベースの構成、並びにカラムの配線を容易にするためのホルダーベースおよびカラムベースの構造による構成に大きく区分できる。
前述した本発明のハウジングを用いて組み立てられた超小型電子カラムは、電子放出源に瑕疵があるときは電子放出源ホルダーのみを迅速に分解して交替し、ホルダーベースに結合したソースレンズと整列固定すればよい。さらに、ソースレンズに異常があるときはホルダーベース部分を迅速に交替し或いはソースレンズ用レンズプレートを交替すればよく、アインツェルレンズに異常があるときは、やはりアインツェルレンズとレンズプレートを迅速に交替し、整列結合すればよいので、本発明の超小型電子カラムのためのウジングは、部品の整列および修理に非常に容易である。
上述した超小型電子カラム用ハウジングは、最も好適な超小型電子カラムを例として説明したものである。本発明のハウジングを用いて製作される超小型電子カラムは、電子放出源の位置調整および固定、電子放出源およびレンズの整列および固定、並びにレンズの整列および結合をそれぞれまたは全体的に迅速且つ容易に行うことができ、その結果、全体カラムの整列および結合を容易に行うことができる。
すなわち、本発明に係るハウジングを用いた超小型電子カラムに用いられるレンズはソースレンズとフォーカスレンズであると説明したが、一般な電子レンズまたは電子レンズの形を持つものも使用可能であるうえ、ワイヤタイプのデフレクターも必ずしも使用されなければならないのではない。また、図2の第1実施例の段部142を用いて電子レンズを固定することも可能である。段部のX軸上の位置と厚さを予め決定すると、レンズプレートなしで段部の上面と下面にそれぞれまたは選択的に直接レンズをボンディングすることもできる。またはレンズプレートを用いて段部の上面または下面にレンズを取り付けることもできる。すなわち、段部を用いて電子レンズまたは電子レンズと類似のものを整列結合することもできる。
本発明のハウジングを用いて製作することが可能な電子カラムの整列結合の際に、ソースレンズおよびアインツェルレンズを使用するカラムだけでなく、電子放出源とレンズを使用するカラムであれば、本発明の思想を用いてレンズの整列および結合を容易に行うことができる。
本発明に係る超小型電子カラム用ハウジングは、超小型電子カラムの製作に用いられる。超小型電子カラムは、リソグラフィー、電子顕微鏡、ディスプレイなどの様々な分野で使用可能であり、本発明に係るハウジングは、前記超小型電子カラムの整列および組み立てをより容易にし、且つ前記の超小型電子カラムの安定性を向上させるためのものである。
従来の超小型電子カラムの斜視図である。 本発明の一実施例に係る超小型電子カラム用ハウジングの分解斜視図である。 本発明の他の実施例に係る超小型電子カラム用ハウジングの分解斜視図である

Claims (6)

  1. 電子放出源、デフレクター、およびレンズを含む超小型電子カラムを使用するための超小型電子カラム用ハウジングにおいて、
    前記電子放出源が挿入される電子放出源ホルダーと、
    前記電子放出源ホルダーが挿入されるホルダーベースと、
    前記ホルダーベースに結合するカラムベースとを含み、
    前記電子放出源ホルダー、前記ホルダーベース、および前記カラムベースがそれぞれ別々に組み立てられることを特徴とする、超小型電子カラム用ハウジング。
  2. 前記レンズがレンズプレートに挿着され、前記レンズプレートが着脱可能に他の部分と結合して前記レンズが他の部分とは直接接触しないことを特徴とする、請求項1に記載の超小型電子カラム用ハウジング。
  3. 前記電子放出源ホルダーは、前記電子放出源が挿入されるように中空部を備え、
    前記ホルダーベースは、レンズが結合できる底部を備え、
    前記カラムベースは、中心部にはデフレクターが挿入できるように放射状にスルーホールが設けられており、内周には前記レンズが挿設できるように段部が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の超小型電子カラム用ハウジング。
  4. 前記電子放出源ホルダーと前記ホルダーベースはそれぞれに対応するようにネジ部をさらに含むか、もしくは前記ホルダーベースに放射状に複数のタップホールが設けられ、前記ホルダーベース内でX−Y−Z軸方向に前記電子放出源ホルダーの調整が可能であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の超小型電子カラム用ハウジング。
  5. 前記レンズプレートと前記ホルダーベースにそれぞれレンズ配線のための溝またはホールが放射状に設けられ、前記カラムベースにもレンズおよびデフレクターの配線のための逃げ溝またはホールが垂直に設けられることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の超小型電子カラム用ハウジング。
  6. 前記ホルダーベースに放射状に複数のタップホールが設けられ、該タップホールに挿入されたボルトまたは頭なしボルトによって、前記放出源ホルダーと前記ホルダーベースとの間でX−Y軸方向に調整および固定を可能とすることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の超小型電子カラム用ハウジング。
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