JP2008529580A - 非熱式音波組織改質 - Google Patents

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Abstract

組織改質方法およびシステムであって、複数のターゲットボリューム(12)に所定期間音波ビームを発射する圧電素子(15)のフェーズドアレイ(14)を有する音響トランスデューサアセンブリ(10)を具え、このターゲットボリュームは組織を含み、これによりターゲットボリューム内の組織が改質され、前記音波ビームはターゲットボリュームにおける圧力が侵食閾値以下であり、前記所定期間は前記音波ビームが前記ターゲットボリューム内の組織の熱改質が生じる長さより短く、さらに、圧力センサ(29)と、皮膚温度センサ(34)と、制御サブシステム(42)に接続された電子回路(24)とを具える。
【選択図】図1

Description

継続中の出願への相互参照
本願の主題は、継続中の米国特許出願番号10/021,238号と、米国特許第6,607,498B2とに関連する。
本発明は一般に組織改質に関し、より具体的には非熱式音波組織改質に関する。
以下の米国特許および従来技術は、この分野の現在の水準を示すものである:
米国特許3,637,437;4,043,946;4,049,580;4,110,257;4,116,804;4,126,934;4,169,025;4,450,056;4,605,009;4,826,799;4,886,491;4,986,275;4,938,216;5,005,579;5,079,952;5,080,101;5,080,102;5,111,822;5,143,063;5,143,073;5,209,221;5,219,401;5,301,660;5,419,761;5,431,621;5,507,790;5,512,327;5,526,815;5,601526;5,640,371;5,884,631;5,618,273;5,827,204;5,937,608;5,948,011;5,993,979;6,039,0486,071,269;2,086,535;6,113,558;6,113,559;6,206,873;6,309,355;6384,516;6,436,061;6,573,213;6,607,498;6,652,463B2;6,685,657B2;6,747,180;
PCT国際公開WO国際公開WO2004/014488A1;
英国特許GB2303552;
Rod J. Rohrich, et al., "Comparative Lipoplasty Analysis of in Vivo-Treated Adipose Tissue", Plastic and Reconstruction Journal, 105:2152:2158, 2000;
T. G. Muir, et. al., "Prediction of nonlinear Acoustic Effects at Biomedical Frequencies and Intensities", Ultrasound in Med. & Biol., Vol. 6, pp.345-357, Pergamon Press Ltd., 1980;
Jahangir Tavakkoli, et al., "A Piezocomposite Shock Wave Generator with Electronic Focusing Capability; Application for Producing Cavitation-Induced Lesions in Rabbit Liver", ultrasound in Med. & Biol., Vol. 23, No. 1, pp. 107-115, 1997;
N. I. Vykhodtseva, et al., "Histologic Effects of high Intensity Pulsed Ultrasound Exposure with Subharmonic Emission in rabbit Brain In Vivo", Ultrasound in Med. & Biol., Vol. 21, No. 7, pp.969-979, 1995;
Gail R. Ter Haar, et al., "Evidence for Acoustic Cavitation in Vivo: Thresholds for Bubble Formation with 0.75-MHz Continuous Wave and Pulsed Beams", IEEE Transactions on Ultrasonics, Ferroelectronics, and Frequency Control, Vol. Uffc-33, No. 2, pp. 162-162, March 1986;
D. R. Bacon et al, "Comparison of Two Theoretical Models for Predicting non-Linear Propagation in Medical Ultrasound Fields", Phys. Med. Biol. 1989 Nov; 34(11): 1633-43;
E. L. Carstensen et al, "Demonstration of Nonlinear Acoustical Effects at Biomedical Frequencies and Intensities", Ultrasound in Med. & Biol., Vol. 6, pp 359-368, 1980
本発明は、音波式非熱組織改質用の改良型装置および方法を提供することを目的とする。
したがって、本発明の好適な実施例では、組織改質方法が:
音波ビームを生成するステップと、
前記音波ビームを所定期間身体の組織を含む領域内のターゲットボリュームに発射して当該ターゲットボリューム内の組織を改質するステップとを具え、
前記音波ビームは、前記ターゲットボリューム内の組織における圧力がそこでの侵食閾値以下であり、前記所定期間は前記音波ビームが前記ターゲットボリューム内組織の熱改質を生じる期間より短いことを特徴とする。
さらに、本発明の好適な実施例では、組織改質方法が:
体外を発生源とし通常は組織を改質する音波ビームを生成するステップと、
前記体外の発生源から前記音波ビームを所定期間体内の組織包含領域のターゲットボリュームに発射して当該ターゲットボリューム内の組織を改質するステップとを具え、
前記音波ビームは、前記ターゲットボリューム内の組織における圧力がそこでの侵食閾値以下であり、前記所定期間は前記音波ビームが前記ターゲットボリューム内組織の熱改質を生じる期間より短いことを特徴とする。
さらに、本発明の好適な実施例では、組織改質方法が:
少なくとも部分的に場所的な表示により身体の領域を特定するステップと、
前記領域内の多数のターゲットボリュームに音波ビームを発射するステップであって、前記ターゲットボリュームが組織を包含しており、前記音波ビームが、前記ターゲットボリューム内の組織における圧力がそこでの侵食閾値以下であり、前記所定期間は前記音波ビームが前記ターゲットボリューム内組織の熱改質を生じる期間より短く、これにより前記ターゲットボリューム内の組織を改質するステップと、
前記身体の動きに拘わらず前記多数のターゲットボリュームをコンピュータ処理で追随するステップとを具える。
さらに、本発明の好適な実施例にかかる組織改質装置は:
音波ビームディレクタであって、組織を含有する身体の領域内のターゲットボリュームに音波ビームを方向付け、当該音波ビームは前記ターゲットボリューム内の組織における圧力がそこでの侵食閾値以下であり、前記所定期間は前記音波ビームが前記ターゲットボリューム内組織の熱改質を生じる期間より短い音波ビームディレクタと、
前記音波ビームディレクタと協働して前記音波ビームを生じさせ前記ターゲットボリューム内の組織を改質させる変調器とを具える。
さらに、本発明の好適な実施例にかかる組織改質装置は:
音波ビームを生成する体外の発生源であって、前記音波ビームは前記ターゲットボリューム内の組織における圧力がそこでの侵食閾値以下であり、前記所定期間は前記音波ビームが前記ターゲットボリューム内組織の熱改質を生じる期間より短い発生源と、
一般に組織を含有する身体のターゲットボリュームの組織を改質する音波ビームを用いる音波ビームディレクタとを具える。
さらに、本発明の好適な実施例にかかる組織改質装置は:
少なくとも部分的に場所的な表示により身体の領域を特定する領域特定部と、
前記領域内の多数のターゲットボリュームに音波ビームを発射するディレクタとを具え、前記ターゲットボリュームは組織を含有しこれにより当該ターゲットボリューム内の組織が改質され、前記音波ビームは前記ターゲットボリューム内の組織における圧力がそこでの侵食閾値以下であり、前記所定期間は前記音波ビームが前記ターゲットボリューム内組織の熱改質を生じる期間より短いことを特徴とする。
さらに、本発明の好適な実施例にかかる組織改質装置は:
前記領域内の多数のターゲットボリュームに音波ビームを発射するディレクタであって、前記ターゲットボリュームは組織を含有しこれにより当該ターゲットボリューム内の組織が改質され、前記音波ビームは前記ターゲットボリューム内の組織における圧力がそこでの侵食閾値以下であり、前記所定期間は前記音波ビームが前記ターゲットボリューム内組織の熱改質を生じる期間より短いディレクタと、
身体の動きに拘わらず前記多数のターゲットボリュームをコンピュータ処理で追随するコンピュータトラッキング部とを具える。
好適には、音波ビームの発射するステップは、前記ターゲットボリューム外の組織を殆ど改質させないことを特徴とする。
本発明の好適な実施例によれば、この方法はまた、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに発射するのと少なくとも部分的に重複して音響イメージングするステップを具える。
好適には、発射するステップは、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに発射するために、少なくとも1以上の音響トランスデューサを身体に対して配置するステップを具える。
前記発射するステップは、前記ターゲットボリュームにおける前記音波ビームを発射するために、1以上の音響トランスデューサの焦点を変更するステップを含んでもよい。焦点を変更すると、ターゲットボリュームの量(volume)が変更され、および/または前記1以上の音響トランスデューサからターゲットボリュームへの距離が変更される。
前記発射するステップは、前記音波ビームをターゲットボリュームに発射するために、1以上の音響トランスデューサを身体に対して配置するステップを含んでもよい。
この方法はまた、前記ターゲットボリュームの近くの身体の外表面に当てられた音波ビームを感知するステップを具えることが望ましい。
好適には、発射するステップは、体外に配置された音響トランスデューサにより行われる。
本発明の好適な実施例によると、前記音波ビームは初期周波数が50KHz−1000KHzの範囲内であり、より好適には75KHz−500KHzの範囲内であり、最も好適には100−300KHzの範囲内である。
本発明の好適な実施例によると、前記音波ビームは、処置領域の最初において、高調波発生から少なくとも1dB消失する。
本発明の好適な実施例によると、前記処置領域における波形は「鋸歯」形であり、局所的に極度の圧力勾配を生じさせ衝撃波を形成する。
前記衝撃波は、アポトーシス、壊死、蛋白質の化学的および/または物理的特性の変更、糖質の化学的および/または物理的特性の変更、糖蛋白の化学的および/または物理的特性の変更、の1以上を発生させることにより組織を改質する。
好適には、最初の改質は、1:2乃至1:250のデューティサイクルであり、より好適には1:5乃至1:30、最も好適には1:10乃至1:20である。
本発明の好適な実施例によると、変調するステップは、処置領域において伝搬非線形機械閾値(propagating non linear mechanical threshold)より上の振幅の1乃至1000の連続的な衝撃波、より好適には伝搬非線形機械閾値より上の振幅の1乃至100の連続的な衝撃波、最も好適には1乃至10の処置に十分な振幅の連続的な衝撃波を生じさせる。
好適には、変調するステップは、前記音波ビームの振幅を期間中変調する。
本発明の好適な実施例によると、1のターゲットボリュームにおける伝搬非線形機械閾値より上の振幅の衝撃波の合計は、1000乃至100,000であり、より好適には10,000乃至50,000である。
本発明の好適な実施例によると、前記音波ビームの初期衝撃波形は合計期間が1乃至10マイクロ秒である。
好適には、最初の変調は、デューティサイクルが1:2乃至1:250であり、より好適には1:5乃至1:30、最も好適には1:10乃至1:20である。
本発明の好適な実施例によると、変調するステップは、伝搬非線形機械閾値より上の振幅の1乃至1000の連続的な衝撃波、より好適には伝搬非線形機械閾値より上の振幅の1乃至100の連続的な衝撃波、最も好適には伝搬非線形機械閾値より上の振幅の1乃至10の連続的な衝撃波を生じさせる。
本発明の好適な実施例によると、1のターゲットボリュームにおける伝搬非線形機械閾値より上の振幅の衝撃波の合計は、1000乃至100,000であり、より好適には10,000乃至50,000である。
好適には、発射するステップは、ある時系列において前記音波ビームを多数のターゲットボリュームに発射する。
本発明の好適な実施例によると、発射するステップは、前記多数のターゲットボリュームのうちの複数へ少なくとも部分的に重複する時間で前記音波ビームを発射する。
好適には、前記多数のターゲットボリュームのうちの少なくとも幾つかは、場所の少なくとも一部が重複する。
本発明の好適な実施例によると、前記方法は、身体の少なくとも1の表面にマーキングすることにより領域を規定するステップを含む。前記方法はまた、身体の少なくとも1の深さを選択し、および/または身体の組織を検出し、および/または改質されていない組織を検出することにより、領域を特定するステップを含んでもよい。
好適には、発射するステップは、前記ターゲットボリュームを前記領域内の改質されていない組織のユニットボリュームとして規定するステップを含む。
本発明の好適な実施例によると、前記多数のターゲットボリュームの組織を改質すべく前記音波ビームを調節するステップは期間内に連続的に処理され、各ターゲットボリュームの組織の選択的な改質は、そこの改質されていない組織の検出を追随のみすることにより達成される。
好適には、前記方法はまた、前記身体の動きに拘わらず前記多数のターゲットボリュームをコンピュータ処理で追随するステップを含む。
好適には、このコンピュータ処理で追随するステップは、身体のマーキングの位置の変更を感知し、身体のターゲットボリュームの位置を追随するのに感知した変化を用いる。
好適には、音響伝達層が前記音波ビームディレクタと身体の接触面との間に配置されている。この音響伝達層は、一般に前記音波ビームディレクタに近接配置され電源・変調器の動作中の冷却を向上させる液体を有する上側部分と、前記上側部分と前記身体の接触面との間に配置され前記接触面と似た音響インピーダンスを有する下側部分とを具える。
本発明の別の好適な実施例では、組織改質装置が提供され、これは身体の組織を含む領域のターゲットボリュームの組織を改質しうる音波ビームを生成する電源・変調器と、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに発射する音波ビームディレクタと、前記音響ビームディレクタと前記身体の接触面との間に設けられた音響伝達中間層とを具える。この音響伝達中間層は、前記音響ビームディレクタに近接配置された上側部分と、当該上側部分と前記身体の接触面との間に設けられた下側部分とを具える。前記上側部分は、前記電源・変調器の動作中に冷却を好適に促進する結合液を有する。前記下側部分は、前記接触面に似た音響インピーダンスを有する。前記身体の接触面は、音響結合媒体(acoustic coupling medium)で覆われていることが望ましい。
さらに、本発明の好適な実施例によると、組織改質装置はまた、前記音響結合媒体を前記音波ビームディレクタと身体の間に供給する音響結合媒体アプリケータを具える。
さらに、本発明の好適な実施例によると、組織改質装置がさらに、前記音波ビームディレクタと身体の間の音響結合の程度を測定する複数のセンサを具える。
付加的に、本発明の好適な実施例によると、組織改質装置はまた、前記音波ビームディレクタに付随して関連するパラメータを保存する電子回路を具える。
好適には、前記電子回路は、前記音波ビームディレクタの動作特性に関するパラメータを保存する。
さらに、本発明の好適な実施例によると、組織改質装置はまた、前記電子回路から所定のパラメータを受信して前記装置の動作を調整するインターロック回路(interlock circuitry)を具える。
さらに、本発明の好適な実施例によると、前記所定のパラメータの少なくとも幾つかが音響ビームディレクタ識別記憶媒体に保存され、前記音波ビームディレクタから前記インターロック回路への同一性を証明するために読み出しが前記インターロック回路に供給される。
本発明のさらに別の好適な実施例によると、組織改質装置は、身体の組織を含む領域のターゲットボリュームの組織を改質しうる音波ビームを生成する電源・変調器と、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに導く音波ビームディレクタと、音響結合媒体を前記音波ビームディレクタと身体との間に供給する音響結合媒体アプリケータとを具える。
さらに、本発明の好適な実施例によると、組織改質装置は、身体の組織を含む領域のターゲットボリュームの組織を改質しうる音波ビームを生成する電源・変調器と、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに導く音波ビームディレクタと、前記音波ビームディレクタと身体の間の音響結合の程度を測定する複数のセンサとを具える。
本発明のさらなる好適な実施例によると、組織改質装置は、身体の組織を含む領域のターゲットボリュームの組織を改質しうる音波ビームを生成する電源・変調器と、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに導く音波ビームディレクタと、前記音波ビームディレクタに付随して関連するパラメータを保存する電子回路とを具える。
さらに、本発明の好適な実施例によると、前記電子回路は、前記音波ビームディレクタの動作特性に関するパラメータを保存する。
さらに、本発明の好適な実施例によると、組織改質装置はまた、前記電子回路から所定のパラメータを受信して前記装置の動作を調整するインターロック回路を具える。
付加的に、本発明の好適な実施例によると、前記所定のパラメータの少なくとも幾つかが音響ビームディレクタ識別記憶媒体に保存され、前記音波ビームディレクタから前記インターロック回路への同一性を証明するために読み出しが前記インターロック回路に供給される。
本発明は、図面を参照しながら以下の詳細な説明によりより完全に理解され評価される。
図1を参照すると、本発明の好適な実施例により製造され操作される非侵略性・非熱の組織改質装置の一般的な構成および動作を描写した簡略図である。図1に示すように、例えば音響トランスデューサアセンブリ10のような音波ビーム生成およびディレクタが
、体外に配置されて、身体に対して前記トランスデューサアセンブリ10を適切に配置することにより、音響ビームを生成し、これが体内のターゲットボリューム12に供給されてそこの組織を改質する。
本発明で有用な音波ビーム生成器およびディレクタの好適な実施例は、両側に導電コーティング16をもつ圧電素子15のフェーズドアレイ14を有する音響治療トランスデューサ13を具える。個々の圧電素子は絶縁部材17により隔てられている。これらの圧電素子15は様々な適切な構成、形状、配列であってよい。
通常、第1と第2の層を有する音響結合インタフェースが、圧電素子15と身体の間に設けられる。符号18で示す第1の層は、好適には油などの液体であり、ヒートシンクおよび音響伝導体として作用する。符号19で示す第2の層は、例えばポリウレタンなどほ乳類の組織と似た音響インピーダンスの材料で構成され、通常は身体の接触面を覆う適切な結合オイルなどの音響結合媒体21を介して身体に接する接触面20を規定している。
接触面20は平面であっても、そうでなくてもよい。液体層18は、圧電素子15とポリウレタン層19の音響接合(acoustic contact)を促進する。液体層18は処置中は循環され、冷却を促進する。
適切に調整されたAC電源が伝導体22により導電コーティング16に供給され、圧電素子15が所望の音波ビーム出力を生ずる。
本発明の好適な実施例によると、典型的にはROMやRAMメモリを有する電子回路24が、トランスデューサアセンブリ10に搭載されていることが望ましい。この電子回路は、好適には接続ケーブル25を介して後述する制御サブシステム42に連結されていることが望ましい。ROMは、好適には、トランスデューサアセンブリ10の例えば動作周波数、インピーダンス、最大安定寿命などの特性パラメータを保存する。これらのパラメータはまた、スマートカード26内に収められるのが好ましい。
RAMは、トランスデューサアセンブリ10の例えば送信済み音響パルスや処置の累積期間などの動作パラメータを保存する。電子回路24に格納される情報は、トランスデューサアセンブリ10を動作させる際にサブシステム42に含まれるインターロック回路が利用する。
本発明の好適な実施例によると、例えば潤滑油などの音響結合媒体21が、通常はフローチューブ27を介して、トランスデューサ10の接触面と身体に供給される。このフローチューブ27は、結合媒体21を接触面20に供給する適切な音響結合媒体保存アセンブリに接続されている。
本発明の好適な実施例によると、トランスデューサアセンブリ10と身体との接触を検知する複数の圧力センサ29がトランスデューサアセンブリ10の周囲に配置されている。代替的に、圧力センサ29を不要とし、身体からトランスデューサが受信する音響信号を分析して、トランスデューサと身体間の音響結合の程度を測定してもよい。本発明の好適な実施例によると、一般に両側面に導電面28を有する圧電素子24を具えるイメージング音響トランスデューササブアセンブリ23が、トランスデューサ10に組み込まれている。適切に調整されたAC電源が導電体32により導電面28に供給され、圧電素子24が音波ビーム出力を生成するようにしている。導電体32は、面28に連結されており、イメージング音響トランスデューササブアセンブリ23からイメージング出力を供給する。
様々な商業的に入手可能な音響トランスデューサアセンブリを用いてもよく、また、イメージング音響トランスデューササブアセンブリ23を省略してもよいことを理解されたい。
さらに、様々な種類の音響トランスデューサアセンブリ10を用いてもよいことを理解されたい。例えば、このようなトランスデューサは、複数の圧電素子、多層の圧電素子、位相アレイに配列された様々な形状および寸法の圧電素子を含む。
図1に示す本発明の好適な実施例では、音波ビーム発生器とディレクタがトランスデューサアセンブリ10に組み込まれている。代替的に、音波ビームを生成し、このビームを誘導するのを個別の装置で行ってもよい。
本発明の好適な実施例では、例えば赤外線センサなどの表層温度計34が、イメージング音響トランスデューササブアセンブリ23の傍に搭載されている。さらに、本発明の好適な実施例によれば、例えば熱電対などのトランスデューサ温度計36を、イメージング音響トランスデューササブアセンブリ23の傍に設けてもよい。
音響トランスデューサアセンブリ10は、適切に変調された電力を電源および制御サブシステム42の一部をなす変調アセンブリ40とから受けることが望ましい。トランスデューサアセンブリ10の関連するパラメータが、好適には適切なカードリーダ43に読み出されるスマートカード26を介して、制御サブシステム42の一部をなすインターロック回路に供給される。このインターロック回路は、前記電子回路から所定のパラメータを受けて音響トランスデューサアセンブリ10の動作状況を管理する。したがって、矛盾するトランスデューサアセンブリ10や安定寿命が過ぎたトランスデューサアセンブリ10が接続された場合にも、安全でない動作の可能性が排除される。
制御サブシステム42はまた、ビデオカメラなどのカメラ46とディスプレイ48とを内蔵する組織改質制御コンピュータ44を具える。音響トランスデューサアセンブリ10は、好適にはX−Y−Zポジショニングアセンブリ49により自動的または半自動的に位置決めされる。あるいは、音響トランスデューサアセンブリ10は、オペレータによりマニュアルで所望の位置に配置されてもよい。
本発明の好適な実施例によると、カメラ46は、組織改質が行われる身体部分のイメージングを実行する。カメラによる患者の身体部分の映像が、リアルタイムでディスプレイ48に表示されるのが好ましい。
オペレータが、改質する組織を含む領域49の輪郭を指定してもよい。本発明の一実施例では、この領域49の指定は、オペレータが患者の皮膚に輪郭50でマーキングすることにより有効となり、この輪郭50がカメラ46により取得されディスプレイ48に表示され、組織改質制御コンピュータ44がこの領域内で音波ビームを位置決めするのに用いられる。コンピュータで演算された輪郭の値は、符号52で示すようにディスプレイ48に重ねられてもよい。代替的に、オペレータはデジタイザ(図示せず)などを用いて仮想的に皮膚上でマーキングしてもよく、これもまたディスプレイ48にコンピュータ演算された輪郭値52が作成される。
輪郭表示52に加えて、本発明のシステムの機能はまた、通常は改質する組織を含む領域49の外側であるが代替的に輪郭50で指定される領域49内に配置された外側の複数のマーカ54を用いる。マーカ54は視覚的に検出可能なマーカーであり、カメラ46で明確に見えて捉えられ、ディスプレイ48に表示される。マーカ54は例えば身体の明瞭な部分といった自然解剖学上のマーカであり、あるいは、着色ステッカなどの人工マーカでもよい。これらのマーカは、組織改質中の身体の動きや再配置による輪郭50で名目上規定された領域の変形に際し、システムを補助するよう好適に設けられている。好適には、トランスデューサアセンブリ10もまた、カメラ46で撮像されディスプレイ48に表示される視覚マーカ56を有する。
マーカ54と56は、通常コンピュータ44で処理され、それぞれ演算されたマーカ表示58、60としてディスプレイ48上に表示される。
衝撃波は、アポトーシス、壊死、蛋白質の化学的および/または物理的特性の変更、糖質の化学的および/または物理的特性の変更、糖蛋白の化学的および/または物理的特性の変更、の1以上を発生させることにより組織を改質する。
図2を参照すると、トランスデューサ10と好適な電源・変調アセンブリ40(図1)の部分の簡略化したブロック図であり、本発明の好適な実施例にかかる、期間中の(overtime)音波発生源からターゲットボリュームまでの音圧の好適な変化パターンを示す。図2に示すように、電源・変調アセンブリ40は好適に、連続的な比較的低い振幅部分104から時間的に隔てられた連続的な比較的高い振幅部分102を有するよう調整された時間変動信号を生成する。比較的高い振幅部分102はそれぞれ好適に、ターゲットボリュームの衝撃波に対応する。
好適に、部分102と部分104の期間の関係は、1:2乃至1:250、より好適には1:5乃至1:30、最も好適には1:10乃至1:20のデューティサイクルを生ずるものである。
好適には、信号発生器100の出力としての最大のエネルギ配分の周波数帯は、50KHz乃至1000KHz、より好適には100KHz乃至500KHz、最も好適には150KHz乃至300KHzである。
好適に、信号発生器100の出力は適切な増幅器106に供給され、この出力がインピーダンス整合回路108を介して音響トランスデューサ10(図1)の入力となり、ここで受信される電気信号が対応する音波ビーム出力に変換される。図2に示すように、音波ビーム出力は、信号発生器100の出力に対応して変調された時間変動信号を含み、すなわち、部分104に対応する連続的な比較的低い振幅部分114とは時間的に隔てられた、部分102に対応する連続的な比較的高い振幅部分112を有する。
比較的高い振幅部分112はそれぞれ、媒体の非一様な特性により、ターゲットボリューム12(図1)において高調波の発生により少なくとも1dB減衰するよう伝搬中に変化された波形を有する。この高調波の発生により対応する波形がターゲットボリュームで生じ、符号116で示すように、衝撃波を生じる局所的な極度の圧力勾配を呈する「鋸歯」形状となる。
比較的低い振幅部分114は、処置の閾値以下の振幅であり、ターゲットボリューム12に衝撃波を生成しない。
本発明の好適な実施例によると、信号発生器100の出力は、伝搬非線形機械閾値(propagating non linear mechanical threshold)より上の振幅の1乃至1000の連続的な衝撃波102、より好適には伝搬非線形機械閾値より上の振幅の1乃至100の連続的な衝撃波、最も好適には伝搬非線形機械閾値より上の振幅の1乃至10の連続的な衝撃波を生じさせる。
本発明の好適な実施例によると、処置の過程においてターゲットボリュームに与えられる鋸歯波形の合計数は、1000乃至100,000であり、より好適には10,000乃至50,000である。
図3A、3Bを参照すると、通常動作時と誤動作時のそれぞれオペレータインタフェースディスプレイの表示を簡略化して描写した図である。図3Aに示すように、通常動作時には、通常ディスプレイ48は、典型的に輪郭表示52(図1)で区切られた計算されたターゲット領域200内の複数のターゲットボリューム12(図1)を表示している。さらに、ディスプレイ48は好適に1またはそれ以上の予めプログラムされた機能メッセージ202や状態メッセージ203を提供する。
多くのターゲットボリューム12が、処置状態を示すべく異なる陰影で表示されている。例えば、符号204で示す陰影のないターゲットボリュームは、既に組織改質が済んだものである。符号205で示す黒いターゲットボリューム12は、組織改質を行う線上の次のターゲットボリュームである。部分的に陰影のあるターゲットボリューム206は通常、一般に処置期間が不十分であることにより完全な組織改質には不十分に処置されたターゲットボリュームを示す。
十分な組織がなかったりその他の理由により処置されていないといった他の種類のターゲットボリュームを、適切な色または他の表現で示してもよく、これらを符号208や210で示す。
典型的な機能メッセージ202は、「衝撃波での処理中」や「このボリューム内の組織改質済み」などを含んでもよい。典型的な状態メッセージ203は、電力レベル、動作周波数、計算されたターゲット領域200内のターゲットボリューム12の数、組織改質を行うべき残りのターゲットボリューム12の数、の表示を含んでもよい。
ディスプレイ48はまた、好適にはイメージング音響トランスデューササブアセンブリ23(図1)から送られる音響画像から作成されるグラフィックな断面表示212を含むのが望ましい。表示212は好適に、様々な身体組織の断面を表示し、これに関連するターゲットボリューム12の断面を表示する。
図3Bを参照すると、誤動作時にディスプレイ48が予めプログラムされた警告メッセージ214を発している。
典型的な警告メッセージは通常、「音響接触不良」や「温度が高すぎる」ことによる衝撃波が生成されない表示を含む。この「温度が高すぎる」とのメッセージは通常皮膚組織に関し、あるいは、付加的にターゲットボリューム内外の月の組織やトランスデューサ10(図1)の内部に関する場合があってもよい。
図4A、図4Bはそれぞれ、患者の処置領域200におけるターゲットボリューム12の非均一な分布を示す患者の部分切り取り側面図である。図4A、4Bは、身体の表面に対する位置や身体表面からの深さに関連して、ターゲットボリュームの密度がターゲット領域内で変化することを示している。
図5は、本発明の好適な実施例により製造され操作される組織改質システムの簡略ブロック図である。図1に関連して説明し図5に示すように、この音響組織改質システムは、ディスプレイ48に出力する組織改質制御コンピュータ44を具える。組織改質制御コンピュータ44は好適に、皮膚温度センサ34(図1)やトランスデューサ温度センサ36(図1)からの入力と同様に、ビデオカメラ46(図1)と、温度閾値が設定された温度測定ユニット300から入力を受信する。温度測定ユニット300は好適に、センサ34と36両方の出力を適切な設定閾値と比較し、いずれかの閾値を越えたら組織改質制御コンピュータ44に提示する。本発明の特徴として、この温度設定閾値は、本発明による非熱式の組織改質機能とは反対の熱による細胞破壊機能を用いる場合に必要となる温度以下で選択されることがある。典型的な設定閾値は、皮膚温度センサが約38°Cであり、トランスデューサ温度センサ36が40°Cである。
オペレータは、フェーズドアレイ14の各圧電素子15で生成される各音波ビームの焦点を調整して処置領域200内のターゲットボリューム12に音波ビームを発射する。各音響素子15から照射される各音波ビームの焦点を調整すると、図3A、3Bに関連して上述したように、各音響素子15からのターゲットボリューム12の距離が変化する。
組織改質制御コンピュータ44はまた、トランスデューサ電気特性測定ユニット304からの入力を受ける音響接触監視ユニット302から入力を受けることが望ましい。トランスデューサ電気特性測定ユニット304は好適に、電源・変調アセンブリ40(図1)から音響治療トランスデューサアセンブリ13への出力を監視する。
トランスデューサ電気特性測定ユニット304は好適に、電源・変調器40の出力を適切な設定閾値と比較し、設定閾値により設定された電力レベルを超えた場合に組織改質制御コンピュータ44に提示する。本発明の特徴として、このパワー設定閾値は、ターゲットボリュームにおける細胞侵食破壊が生じる電力レベルより低い電力レベル閾値を規定するよう選択されることがある。この細胞侵食破壊が生じる電力レベル特性は、、本発明の機械的非侵食性の細胞改質機能で用いられる電力レベルより実質的に高い。
本発明の好適な実施例によると、電力レベル閾値は、組織侵食に要する電力レベルより実質的に低い。例えば、実験結果で水中での侵食閾値が少なくとも600ワットである場合に、動作周波数は250kHzで電力レベルが160ワットとなる。ターゲットボリュームにおける細胞侵食破壊閾値は通常、水中での侵食閾値より高い電力レベルとされている。
代替的あるいは付加的に、音響接触監視ユニット302は、反響分析機能部314から入力を受けてもよい。
トランスデューサ電気特性測定ユニット304の出力はまた好適に電力メータ306に供給され、これが組織改質制御コンピュータ44に出力を供給し、電源・変調アセンブリ40にフィードバック出力を供給する。
組織改質制御コンピュータ44はまた好適に、ともに反響・改質機能部314からの入力を受ける組織層特定機能部310および改質組織特定機能部312からの入力を受ける。反響・改質機能部314は、イメージング音響トランスデューササブアセンブリ23(図1)を動作させる音響イメージングサブシステム316からの音響イメージング入力を受ける。
組織改質制御コンピュータ44は、音響治療トランスデューサ13を動作させるべく電源・変調アセンブリ40に出力を供給し、イメージング音響トランスデューササブアセンブリ23を動作させるべく音響イメージングサブシステム316に出力を供給する。位置決め制御ユニット318がまた、組織改質制御コンピュータ44からの出力を受けて、音響治療トランスデューサ13とイメージング音響トランスデューササブアセンブリ23とを具えるトランスデューサ10を正確に配置すべく、X−Y−Z位置決めアセンブリ49(図1)を駆動する。
図6A、6B、6Cを参照すると、ともに本発明の好適な実施例にかかる組織改質を実現する操作ステップを示す簡略化したフローチャートである。図6Aに示すように、最初にオペレータは好適に、患者の身体に輪郭50(図1)を描く。好適に、このオペレータはまた、患者の身体に定位マーカ(stereotactic markers)54(図1)を貼り付け、トランスデューサ10を配置し、輪郭50内の所望の位置にマーカ56を設ける。
カメラ46(図1)が輪郭50と、マーカ54および56を撮像する。好適には、輪郭50とマーカ54,56はリアルタイムでディスプレイ48に表示される。カメラ46の出力は好適には、組織改質制御コンピュータ44(図1)に設けられたメモリにも供給される。
組織改質制御コンピュータ44にはコンピュータ式追跡機能部が設けられるのが望ましく、これはカメラ46の出力を用いて輪郭表示52を計算し、これがオペレータのためにディスプレイ48に表示される。このコンピュータ式追跡機能部はまた好適に、組織改質処置を行うターゲットボリュームの分布や密度を計算する。このターゲットボリュームの分布は、図4A、4Bに示すように、身体の表面および身体表面からの深さの双方に関して非均一であってもよい。このコンピュータ式追跡機能部はまた好適に、ターゲットボリュームの座標を計算し、また処置中にカバーする合計量を計算する。
好適には、オペレータはマーカ54、56の位置をディスプレイ48で確認し、コンピュータ式追跡機能部が、対応するマーカ表示58、60を算出する。
本発明の好適な実施例によると、コンピュータ式追跡機能部は、マーカ54とマーカ表示58を用いて輪郭表示50に対する輪郭50の表示を継続的に維持し、これにより例えば呼吸や患者が処置位置に出入りするといった他の動作などにより処置中に患者の身体が動いた場合にも、患者の身体に対するターゲットボリューム12の表示が継続的に維持される。
コンピュータ式追跡機能部は、処置する最初のターゲットボリュームと位置決め制御ユニット318(図5)を選択し、トランスデューサアセンブリ10の必要な位置変更分を演算する。X−Y−Z位置決めアセンブリ49がトランスデューサアセンブリ10を選択したターゲットボリューム上に位置変更する。
さらに図6Bを参照すると、トランスデューサアセンブリ10の次の位置変更が示されており、組織改質制御コンピュータ44は、選択したターゲットボリュームに対するトランスデューサアセンブリ10のせいかくな位置決めを確認する。音響イメージングサブシステム316(図5)は、イメージング音響トランスデューササブアセンブリ23を操作し、サブシステム316から反響・変調機能部314へ供給される出力を生成させる。
反響・変調機能部314は、受信データを分析する。反響・変調機能部314からの出力に基づいて、組織位置特定機能部310が改質すべき組織を特定し、組織改質制御コンピュータ44がターゲットボリュームと組織の一致を是認する。オペレータは、ターゲットボリュームの選択を確認し、電源・変調アセンブリ40(図1)を動作させる。
さらに図6Cに転ずると、以下の機能が提供されている:
トランスデューサ電気特性測定ユニット304は出力を音響接触監視ユニット302に供給し、これが好適には治療トランスデューサ13の電流と電圧を分析することにより、患者との十分な接触が得られているかを判定する。この監視ユニット302の出力は、組織改質制御コンピュータ44に供給される。
トランスデューサ電気特性測定ユニット304は出力を電力メータ306に供給し、これが処置トランスデューサ13から受ける電力の平均を算出する。この処置トランスデューサ13から受ける平均電力が所定の電力レベル閾値を越えたら、電源・変調アセンブリ40の動作が自動的に遮断される。図5に関連して上述したように、この電力レベル閾値は、ターゲットボリュームにおける侵食が生じないよう選択される。電源・変調アセンブリ40の出力は、組織改質制御コンピュータ44に供給される。
皮膚温度センサ34は、トランスデューサアセンブリ23における皮膚の現在温度を測定し、これを温度測定ユニット300に供給し、ここで皮膚の温度が対応する閾値温度と比較される。同様に、トランスデューサ温度センサ36は、トランスデューサアセンブリ23の現在温度を測定し、これを温度測定ユニット300に供給し、ここでトランスデューササブアセンブリ23の温度が対応する閾値温度と比較される。温度測定ユニット300の出力は、組織改質制御コンピュータ44に供給される。
以下の4条件のいずれかが発生したら、電源・変調アセンブリ40は自動的に処置トランスデューサ13の動作を遮断する。以下の条件が生じなければ、電源・変調アセンブリ40の自動動作が継続される。
1.処置トランスデューサ13から受ける平均電力が所定の閾値を越えた場合
2.音響接触が不十分な場合
3.皮膚温度が閾値温度を超えた場合
4.トランスデューサ13の温度が閾値温度を超えた場合
図6Bに戻ると、電源・変調アセンブリ40の自動動作中は、選択されたターゲットボリューム12の処置期間全体にわたりトランスデューサ10が安定しているか否かに拘わらず、ビデオカメラ46が好適にターゲット領域を記録することに注意されたい。この場合であって、上記の4条件が発現しない場合、組織改質制御コンピュータ44が、選択されたターゲットボリュームが処置されたことを確認する。組織改質制御コンピュータ44のコンピュータ式追跡機能部は次に、さらなる処置すべきターゲットボリューム12に向かう。
しかしながら、もし、トランスデューサ10が十分な期間安定しない場合、選択されたターゲットボリュームは、組織改質制御コンピュータ44によって処置不十分であるとして指定される。
複数のトランスデューサを用いることにより、複数のターゲットボリュームを連続的あるいは少なくとも部分的に同時に処置できることを理解されたい。
また、複数のターゲットボリュームは少なくとも一部が重なっていてもよいことは明らかである。
当業者であれば、本発明は上述した特定のものに限定されないことを理解できる。本発明の範囲は、上述した様々な特徴のコンビネーションやサブコンビネーションの両方を含み、同様に当業者が本明細書を読んでなす従来例にはない変形例や変更例をも含む。
図1は、本発明の好適な実施例により製造され操作される非侵略性・非熱の組織改質装置の一般的な構成および動作を描写した簡略図である。 図2は、本発明の好適な実施例にかかる、期間中の(overtime)音波発生源からターゲットボリュームまでの音圧の好適な変化パターンを示す簡略化したブロック図である。 図3Aは、通常動作時と誤動作時のそれぞれオペレータインタフェースディスプレイの表示を簡略化して描写した図である。 図3Bは、通常動作時と誤動作時のそれぞれオペレータインタフェースディスプレイの表示を簡略化して描写した図である。 図4A、図4Bはそれぞれ、患者の処置領域におけるターゲットボリュームの非均一な分布を示す患者の部分切り取り側面図である。 図5は、本発明の好適な実施例により製造され操作される、非侵略性・非熱式の組織改質システムの簡略ブロック図である。 図6Aは、本発明の好適な実施例にかかる組織改質を実現する操作ステップを示す簡略化したフローチャートである。 図6Bは、本発明の好適な実施例にかかる組織改質を実現する操作ステップを示す簡略化したフローチャートである。 図6Cは、本発明の好適な実施例にかかる組織改質を実現する操作ステップを示す簡略化したフローチャートである。

Claims (118)

  1. 組織改質方法であって:
    音波ビームを生成するステップと、
    前記音波ビームを所定期間身体の組織を含む領域内のターゲットボリュームに発射して当該ターゲットボリューム内の組織を改質するステップとを具え、
    前記音波ビームは、前記ターゲットボリューム内の組織における圧力がそこでの侵食閾値以下であり、前記所定期間は前記音波ビームが前記ターゲットボリューム内組織の熱改質を生じる期間より短いことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の組織改質方法において、さらに、音波ビームディレクタと前記身体の接触面の間に音響伝達層を設けるステップを具えることを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の組織改質方法において、前記音響伝達層は、前記音波ビームディレクタ側に配置され電源・変調器の動作時に冷却を促進する上側部分と、前記上側部分と前記身体の接触面の間に配置され前記接触面に近い音響インピーダンスを有する下側部分とを具えることを特徴とする方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記音波ビームを発射するステップは、前記ターゲットボリューム外の組織を殆ど改質させないことを特徴とする方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記発射するステップは、前記身体の表面に対する深さが非均一に配置された複数のターゲットボリュームに行われることを特徴とする方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記音波ビームを発射するステップは、前記ターゲットボリューム外の組織を殆ど改質させないことを特徴とする方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに発射するのと少なくとも部分的に重複して音響イメージングするステップを具えることを特徴とする方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記発射するステップは、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに発射するために、少なくとも1以上の音響トランスデューサを身体に対して配置するステップを具えることを特徴とする方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記発射するステップは、前記ターゲットボリュームに前記音波ビームを発射するために、1以上の音響トランスデューサの焦点を変更するステップを含むことを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の組織改質方法において、前記焦点を変更するステップは、前記ターゲットボリュームの量(ボリューム)を変更することを特徴とする方法。
  11. 請求項9に記載の組織改質方法において、前記焦点を変更するステップは、前記1以上の音響トランスデューサからターゲットボリュームへの距離を変更することを特徴とする方法。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記ターゲットボリュームの近くの身体の外表面に当てられた音波ビームを感知するステップを具えることを特徴とする方法。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の組織改質方法において、発射するステップは、体外に配置された音響トランスデューサにより行われることを特徴とする方法。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の組織改質方法において、最大エネルギ分布は50KHz乃至1000KHzの周波数帯内であることを特徴とする方法。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の組織改質方法において、最大エネルギ分布は100KHz乃至500KHzの周波数帯内であることを特徴とする方法。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の組織改質方法において、最大エネルギ分布は150KHz乃至300KHzの周波数帯内であることを特徴とする方法。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記音波ビームのデューティサイクルは1:2乃至1:250であることを特徴とする方法。
  18. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記音波ビームのデューティサイクルは1:5乃至1:30であることを特徴とする方法。
  19. 請求項1乃至18のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記音波ビームのデューティサイクルは1:10乃至1:20であることを特徴とする方法。
  20. 請求項1乃至19のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記音波ビームは前記ターゲットボリューム内に、伝搬非線形機械閾値(propagating non linear mechanical threshold)より上の振幅の1乃至1000の連続的な衝撃波を有することを特徴とする方法。
  21. 請求項1乃至20のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記音波ビームは前記ターゲットボリューム内に、伝搬非線形機械閾値より上の振幅の1乃至100の連続的な衝撃波を有することを特徴とする方法。
  22. 請求項1乃至21のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記音波ビームは前記ターゲットボリューム内に、伝搬非線形機械閾値より上の振幅の1乃至10の連続的な衝撃波を有することを特徴とする方法。
  23. 請求項1乃至22のいずれか1項に記載の組織改質方法において、1のターゲットボリュームにおける衝撃波の合計は、1000乃至100,000であることを特徴とする方法。
  24. 請求項1乃至23のいずれか1項に記載の組織改質方法において、1のターゲットボリュームにおける衝撃波の合計は、10,000乃至50,000であることを特徴とする方法。
  25. 請求項1乃至24のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記音響ビームは、前記ターゲットボリューム内で高調波発生から1dB低減された音響信号を有することを特徴とする方法。
  26. 請求項1乃至25のいずれか1項に記載の組織改質方法において、前記ターゲットボリューム内の音響信号が「鋸歯」形状であることを特徴とする方法。
  27. 請求項26に記載の組織改質方法において、前記「鋸歯」形状は、局所的に極度の圧力勾配を生じさせ衝撃波を形成することを特徴とする方法。
  28. 請求項1乃至27のいずれか1項に記載の組織改質方法において、組織改質は、細胞のアポトーシスを生ずることを特徴とする方法。
  29. 請求項1乃至28のいずれか1項に記載の組織改質方法において、組織改質は、細胞の壊死を生ずることを特徴とする方法。
  30. 請求項1乃至29のいずれか1項に記載の組織改質方法において、組織改質は、蛋白質構造の変更を生ずることを特徴とする方法。
  31. 請求項1乃至30のいずれか1項に記載の組織改質方法において、組織改質は、蛋白質の機能の変化(alteration of protein function)を生ずることを特徴とする方法。
  32. 請求項1乃至31のいずれか1項に記載の組織改質方法において、組織改質は、糖質構造の変化を生ずることを特徴とする方法。
  33. 請求項1乃至32のいずれか1項に記載の組織改質方法において、組織改質は、糖質の機能の変化を生ずることを特徴とする方法。
  34. 請求項1乃至33のいずれか1項に記載の組織改質方法において、組織改質は、脂質構造の変化を生ずることを特徴とする方法。
  35. 請求項1乃至34のいずれか1項に記載の組織改質方法において、組織改質は、脂質の機能の変更を生ずることを特徴とする方法。
  36. 請求項1乃至35のいずれか1項に記載の組織改質方法において、組織改質は、糖蛋白構造の変更を生ずることを特徴とする方法。
  37. 請求項1乃至36のいずれか1項に記載の組織改質方法において、組織改質は、糖蛋白の機能の変更を生ずることを特徴とする方法。
  38. 組織改質方法であって、
    少なくとも部分的に場所的な表示により身体の領域を特定するステップと、
    前記領域内の多数のターゲットボリュームに音波ビームを発射するステップであって、前記ターゲットボリュームが組織を含み、これにより前記ターゲットボリューム内の組織を改質するステップを具えることを特徴とする方法。
  39. 請求項38に記載の方法において、前記複数のターゲットボリュームは、前記身体の表面に対して非均一に配置されていることを特徴とする方法。
  40. 請求項38または39に記載の方法において、前記複数のターゲットボリュームは、前記身体の表面に対する深さが非均一に配置されていることを特徴とする方法。
  41. 請求項38乃至40のいずれか1項に記載の方法において、前記発射するステップは、ある時系列で前記音波ビームを多数のターゲットボリュームに発射することを特徴とする方法。
  42. 請求項38乃至40のいずれか1項に記載の方法において、前記発射するステップは、前記多数のターゲットボリュームのうちの複数へ少なくとも部分的に重複する時間で前記音波ビームを発射することを特徴とする方法。
  43. 請求項38乃至42のいずれか1項に記載の方法において、前記多数のターゲットボリュームのうちの少なくとも幾つかは、場所の少なくとも一部が重複することを特徴とする方法。
  44. 請求項38乃至43のいずれか1項に記載の方法において、前記身体の少なくとも1の表面にマーキングすることにより前記領域を特定するステップを含むことを特徴とする方法。
  45. 請求項38乃至43のいずれか1項に記載の方法において、前記身体の少なくとも1の深さを選択することにより前記領域を特定するステップを含むことを特徴とする方法。
  46. 請求項38乃至45のいずれか1項に記載の方法において、前記身体の組織を検出することにより前記領域を特定するステップを含むことを特徴とする方法。
  47. 請求項46に記載の方法において、改質されていない組織を検出することにより、領域を特定するステップを含むことを特徴とする方法。
  48. 請求項46に記載の方法において、前記発射するステップは、前記ターゲットボリュームを前記領域内の改質されていない組織のユニットボリュームとして規定するステップを含むことを特徴とする方法。
  49. 請求項48に記載の方法において、前記複数のターゲットボリューム内の組織を時間的に連続して改質するように前記音波信号エネルギを調節するステップを含み、各ターゲットボリュームの選択的な組織改質は、そこにおける改質されていない組織の検出を追随することでのみ達成されることを特徴とする方法。
  50. 請求項38乃至49のいずれか1項に記載の方法において、前記身体の動きに拘わらず前記多数のターゲットボリュームをコンピュータ処理で追随するステップを含むことを特徴とする方法。
  51. 請求項50に記載の方法において、前記コンピュータ処理で追随するステップは、身体のマーキングの位置の変更を感知し、身体のターゲットボリュームの位置を追随するのに感知した変化を用いることを特徴とする方法。
  52. 組織改質方法であって、
    領域内の複数のターゲットボリュームに音波ビームを発射するステップであって、前記ターゲットボリュームが組織を含み、これにより前記ターゲットボリューム内の組織を改質するステップと、
    前記身体の動きに拘わらず前記複数のターゲットボリュームをコンピュータ処理で追随するステップとを具えることを特徴とする方法。
  53. 請求項52に記載の組織改質方法において、前記コンピュータ処理で追随するステップは、身体のマーキングの位置の変更を感知し、身体のターゲットボリュームの位置を追随するのに感知した変化を用いることを特徴とする方法。
  54. 組織改質装置であって、
    身体の組織を含む領域のターゲットボリュームの組織を改質しうる音波ビームを生成する電源・変調器と、
    前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに発射する音波ビームディレクタとを具え、
    前記音波ビームは、前記ターゲットボリューム内の組織における圧力がそこでの侵食閾値以下であり、前記ターゲットボリュームに所定期間当てられ、前記所定期間は前記音波ビームが前記ターゲットボリューム内の組織の熱改質を生じる期間より短いことを特徴とする装置。
  55. 請求項54に記載の組織改質装置がさらに、前記音響ビームディレクタと前記身体の接触面との間に配置される音響伝達層とを具えることを特徴とする装置。
  56. 請求項55に記載の組織改質装置がさらに、前記音響伝達層は、前記音響ビームディレクタに近接配置され前記電源・変調器の動作中に冷却を促進する液体を有する上側部分と、当該上側部分と前記身体の接触面との間に設けられ前記接触面に似た音響インピーダンスを有する下側部分とを具えることを特徴とする装置。
  57. 請求項54乃至56のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記ディレクタは、前記身体の表面に対して非均一に配置された複数のターゲットボリュームに前記音波ビームを発射するよう動作することを特徴とする装置。
  58. 請求項54乃至57のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記ディレクタは、前記身体の表面に対する深さが非均一に配置された複数のターゲットボリュームに前記音波ビームを発射するよう動作することを特徴とする装置。
  59. 請求項54乃至58のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記ディレクタは、前記ターゲットボリューム外の組織を殆ど改質させないことを特徴とする装置。
  60. 請求項54乃至59のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに発射するのと少なくとも部分的に重複して音響イメージングを提供する音響イメージ部を具えることを特徴とする装置。
  61. 請求項54乃至60のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに発射するための、少なくとも1以上の音響トランスデューサを身体に対して配置するポジショナを具えることを特徴とする装置。
  62. 請求項54乃至61のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記ディレクタは、前記ターゲットボリュームに前記音波ビームを発射するために、1以上の音響トランスデューサの焦点を変更することを特徴とする装置。
  63. 請求項62に記載の組織改質装置において、前記焦点の変更は、前記ターゲットボリュームの量(ボリューム)を変更することを特徴とする装置。
  64. 請求項62に記載の組織改質装置において、前記焦点の変更は、前記1以上の音響トランスデューサからターゲットボリュームへの距離を変更することを特徴とする装置。
  65. 請求項54に記載の組織改質装置において、前記ディレクタは、前記1以上の音響トランスデューサからターゲットボリュームへの距離を変更することを特徴とする装置。
  66. 請求項54に記載の組織改質装置において、前記ディレクタは、前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに発射すべく1以上の音響トランスデューサの焦点を変更することを特徴とする装置。
  67. 請求項54乃至66のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記ターゲットボリュームの近くの前記身体の外側面への音波ビームの結合を検知するセンサを具えることを特徴とする装置。
  68. 請求項54乃至66のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記ディレクタが、体外に配置された音響トランスデューサを具えることを特徴とする装置。
  69. 請求項54乃至68のいずれか1項に記載の組織改質装置において、最大エネルギ分布は50KHz乃至1000KHzの周波数帯内であることを特徴とする装置。
  70. 請求項54乃至68のいずれか1項に記載の組織改質装置において、最大エネルギ分布は100KHz乃至500KHzの周波数帯内であることを特徴とする装置。
  71. 請求項54乃至68のいずれか1項に記載の組織改質装置において、最大エネルギ分布は150KHz乃至300KHzの周波数帯内であることを特徴とする装置。
  72. 請求項54乃至71のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記変調器のデューティサイクルは1:2乃至1:250であることを特徴とする装置。
  73. 請求項54乃至71のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記変調器のデューティサイクルは1:5乃至1:30であることを特徴とする装置。
  74. 請求項54乃至71のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記変調器のデューティサイクルは1:10乃至1:20であることを特徴とする装置。
  75. 請求項54乃至74のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記変調器は前記ターゲットボリューム内に、処置振幅で1乃至1000の連続的な衝撃波を発することを特徴とする装置。
  76. 請求項54乃至74のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記変調器は前記ターゲットボリューム内に、処置振幅で1乃至100の連続的な衝撃波を発することを特徴とする装置。
  77. 請求項54乃至74のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記変調器は前記ターゲットボリューム内に、処置振幅で1乃至10の連続的な衝撃波を発することを特徴とする装置。
  78. 請求項54乃至77のいずれか1項に記載の組織改質装置において、1のターゲットボリュームにおける衝撃波の合計は、1000乃至100,000であることを特徴とする装置。
  79. 請求項54乃至77のいずれか1項に記載の組織改質装置において、1のターゲットボリュームにおける衝撃波の合計は、10,000乃至50,000であることを特徴とする装置。
  80. 請求項54乃至77のいずれか1項に記載の組織改質装置において、変調器を具え、当該変調器が期間中(over time)前記音響信号の振幅を変調することを特徴とする装置。
  81. 請求項54乃至80のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記音響信号の振幅を変調して前記ターゲットボリューム内で初期の高調波から1dB低減した高調波を生成する変調器を具えることを特徴とする装置。
  82. 請求項54乃至81のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記音響信号の振幅を変調して前記ターゲットボリューム内で「鋸歯」形状の波形を形成する変調器を具えることを特徴とする装置。
  83. 請求項82に記載の組織改質装置において、前記「鋸歯」形状は、局所的に極度の圧力勾配を生じさせ衝撃波を形成することを特徴とする装置。
  84. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、組織改質は、細胞のアポトーシスを生ずることを特徴とする装置。
  85. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、組織改質は、細胞の壊死を生ずることを特徴とする装置。
  86. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、組織改質は、蛋白質構造の変更を生ずることを特徴とする装置。
  87. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、組織改質は、蛋白質の機能の変化を生ずることを特徴とする装置。
  88. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、組織改質は、糖質構造の変化を生ずることを特徴とする装置。
  89. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、組織改質は、糖質の機能の変化を生ずることを特徴とする装置。
  90. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、組織改質は、脂質構造の変化を生ずることを特徴とする装置。
  91. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、組織改質は、脂質の機能の変更を生ずることを特徴とする装置。
  92. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、組織改質は、糖蛋白構造の変更を生ずることを特徴とする装置。
  93. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、組織改質は、糖蛋白の機能の変更を生ずることを特徴とする装置。
  94. 請求項54乃至83のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記音響信号の振幅を変調する変調器を具え、媒体の非均一性を考慮して前記ターゲットボリューム内に局所的に極度の圧力勾配を生じさせ衝撃波を形成する「鋸歯」形状の波形を形成することを特徴とする装置。
  95. 請求項54乃至94のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記身体の空間的な表示を検出することにより少なくとも部分的に身体の領域を特定する領域特定部を具えることを特徴とする装置。
  96. 請求項95に記載の組織改質装置において、前記特定部は、前記身体の少なくとも1の表面のマーキングを用いることを特徴とする装置。
  97. 請求項95に記載の組織改質装置において、前記特定部は、前記身体の少なくとも1の深さの選択を用いることを特徴とする装置。
  98. 請求項95に記載の組織改質装置において、前記特定部は、前記身体の組織を検出することを特徴とする装置。
  99. 請求項95に記載の組織改質装置において、前記特定部は、改質されていない組織を検出することにより少なくとも部分的に前記領域を特定することを特徴とする装置。
  100. 請求項54乃至99のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記特定部はまた、前記ターゲットボリュームを前記領域における改質されていない組織のユニットボリュームとして特定することを特徴とする装置。
  101. 請求項100に記載の組織改質装置において、前記ディレクタは時間的に連続的に処理し、各ターゲットボリュームの選択的な組織改質はそこにおける未改質の組織の検出を追随することでのみ達成されることを特徴とする装置。
  102. 請求項100に記載の組織改質装置において、前記ディレクタはまた、前記ターゲットボリュームを前記領域内の組織のユニットボリュームとして特定することを特徴とする装置。
  103. 請求項100に記載の組織改質装置において、前記ディレクタは時間的に連続的に処理し、各ターゲットボリュームの選択的な組織改質はそこにおける組織の検出を追随することでのみ達成されることを特徴とする装置。
  104. 請求項100乃至103のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記身体の動きに拘わらず前記複数のターゲットボリュームの追随を行うコンピュータ式追随機能部を具えることを特徴とする装置。
  105. 請求項104に記載の組織改質装置において、前記コンピュータ式追随機能部は、身体のマーキングの位置の変更を感知し、身体のターゲットボリュームの位置を追随するのに感知した変化を用いることを特徴とする装置。
  106. 請求項54乃至105のいずれか1項に記載の組織改質装置において、音響結合媒体を前記音波ビームディレクタと前記身体の間に供給する音響結合媒体アプリケータを具えることを特徴とする装置。
  107. 請求項54乃至106のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記音波ビームディレクタと前記身体間の音響結合の程度を測定する複数のセンサを具えることを特徴とする装置。
  108. 請求項54乃至107のいずれか1項に記載の組織改質装置において、前記音波ビームディレクタに付随して関連するパラメータを保存する電子回路を具えることを特徴とする装置。
  109. 請求項108に記載の組織改質装置において、前記電子回路は、前記音波ビームディレクタの動作特性に関するパラメータを保存することを特徴とする装置。
  110. 請求項108または109に記載の組織改質装置において、前記電子回路から所定のパラメータを受信して前記装置の動作を調整するインターロック回路を具えることを特徴とする装置。
  111. 請求項110に記載の組織改質装置において、前記所定のパラメータの少なくとも幾つかが音響ビームディレクタ識別記憶媒体に保存され、前記音波ビームディレクタから前記インターロック回路への同一性を証明するために読み出しが前記インターロック回路に供給されることを特徴とする装置。
  112. 組織改質装置であって、
    身体の組織を含む領域のターゲットボリュームの組織を改質しうる音波ビームを生成する電源・変調器と、
    前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに導く音波ビームディレクタと、
    前記音響ビームディレクタと前記身体の接触面との間に設けられる音響伝達層とを具え、
    前記音響伝達層は、前記音響ビームディレクタに近接配置された上側部分と、当該上側部分と前記身体の接触面との間に設けられた下側部分とを具え、
    前記上側部分は、前記電源・変調器の動作中に冷却を促進する液体を有し、
    前記下側部分は、前記接触面に似た音響インピーダンスを有することを特徴とする装置。
  113. 組織改質装置であって、
    身体の組織を含む領域のターゲットボリュームの組織を改質しうる音波ビームを生成する電源・変調器と、
    前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに導く音波ビームディレクタと、
    音響結合媒体を前記音波ビームディレクタと身体との間に供給する音響結合媒体アプリケータとを具えることを特徴とする装置。
  114. 組織改質装置であって、
    身体の組織を含む領域のターゲットボリュームの組織を改質しうる音波ビームを生成する電源・変調器と、
    前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに導く音波ビームディレクタと、
    前記音波ビームディレクタと身体の間の音響結合の程度を測定する複数のセンサとを具えることを特徴とする装置。
  115. 組織改質装置であって、
    身体の組織を含む領域のターゲットボリュームの組織を改質しうる音波ビームを生成する電源・変調器と、
    前記音波ビームを前記ターゲットボリュームに導く音波ビームディレクタと、
    前記音波ビームディレクタに付随して関連するパラメータを保存する電子回路とを具えることを特徴とする装置。
  116. 請求項115に記載の組織改質装置において、前記電子回路は、前記音波ビームディレクタの動作特性に関するパラメータを保存することを特徴とする装置。
  117. 請求項115または116に記載の組織改質装置において、さらに、前記電子回路から所定のパラメータを受信して前記装置の動作を調整するインターロック回路を具えることを特徴とする装置。
  118. 請求項117に記載の組織改質装置において、前記所定のパラメータの少なくとも幾つかが音響ビームディレクタ識別記憶媒体に保存され、前記音波ビームディレクタから前記インターロック回路への同一性を証明するために読み出しが前記インターロック回路に供給されることを特徴とする装置。
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