JP2008528118A - 無水硬化性の合成医療包帯製品及びギプス形成のためのギプステープ適用方法 - Google Patents

無水硬化性の合成医療包帯製品及びギプス形成のためのギプステープ適用方法 Download PDF

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Abstract

医療用包帯にコーティング処理または含浸処理される樹脂システムであって、樹脂は大気中の湿気にさらされている間も柔軟性を保つ。樹脂と反応して樹脂と医療用包帯を硬化させる活性化剤が提供される。形成方法は、医療用包帯を提供するステップと、大気中の湿気にさらされている間も柔軟性を保つ樹脂システムを医療用包帯にコーティング処理または含浸処理するステップとを含んでいる。樹脂活性化剤が提供され、これは医療用包帯を損傷部位へ適用するまで医療用包帯とは別に保管される。医療用包帯を損傷部位へ取り付けた後で樹脂活性化剤を適用することで医療用包帯を剛質ギプスへと硬化させるか、あるいは活性化剤及び/または樹脂を収容したマイクロカプセルを破裂させて医療用包帯を剛質ギプスへと硬化させる。

Description

本発明は、適切な活性化剤で活性化/硬化する樹脂/ポリマーを含浸させた基材を含む医療用包帯ギプスの形成システムに関する。このギプスシステムは損傷した手足の周囲に巻き付けられ、剛質で整形外科的に有効な構造体を形成するよう硬化するギプステープを含んでいる。本発明はギプス形成のためのギプステープの適用方法にも関する。
現在、市場の大部分を占める従来式ギプスシステムは、プラスターコーティング処理された布地を湿らせて手足に取り付けて硬化させるもの、あるいは布地テープに含浸させるかコーティング処理した湿気硬化性ポリウレタン樹脂システムである。ギプステープは湿らせた後、テープが硬化する前に専門家によって柔軟な状態で手足に取り付けられる。テープをギプスへと硬化させる反応を開始させるため、樹脂システムはかなりの量の水を必要とする。
樹脂含浸ギプステープは、通常はプラスチックフィルムと金属フィルムの積層体である湿気防止性包装体に収容されている。しかしながら、一旦包装体が開封されてギプステープが湿気と接触すると、ポリウレタン樹脂が活性化して空気中の湿気の存在によって時間をかけて硬化する。活性化とギプステープの硬化速度はテープに提供される湿気の量によって決定される。ギプステープを水に漬けると活性化は加速される。
気温と水温も活性化速度に影響する。これらの要素は全て現在のギプステープ製品並びにシステムの性能に多様な変性を提供する。従って、大気にさらされている間も柔軟なままであり、適用前に硬化させることがないようギプス専門家が骨折した手足にギプステープを取り付け、骨を所定位置に保持させるのに充分な時間を提供できる製品が必要とされている。
従来式のポリウレタンベースギプスシステムの別の欠点は、活性化に水を必要とする点である。現在の臨床作業では、ギプステープを水に漬け、絞って余分な水分を除き、患者に迅速に取り付けている。しかしながら、事故現場等の多くの緊急な状況では活性化用の水を直ぐには用意できない。従って水無しで硬化するギプスシステムが必要とされている。
本発明は水による活性化に関連した問題を解決する樹脂化学製品を提供する。
従って本発明の目的の1つは、限定はしないが、エポキシとポリウレタンシステムの2成分を含んだあらゆる適切な化学物質を利用できるギプステープ用樹脂システムの提供である。
本発明の別の目的は、高価な湿気遮断容器内に保存する必要がない医療用包帯製品の提供である。
本発明のさらに別の目的は、剛質なギプス製品へと硬化させるために水を必要としない医療用包帯製品の提供である。
本発明のさらに別の目的は、現場において手足上で硬化してギプスを形成するギプステープの適用方法の提供である。
本発明の目的及び利点は、医療用包帯を提供するためにコーティング処理または含浸させる樹脂を含んだ医療用包帯用の樹脂システムを提供することで達成される。樹脂は湿気にさらされている間も柔軟性を保つ。樹脂硬化を開始させるために樹脂と反応する活性剤が提供される。
本発明の別の実施例によれば、樹脂システムはポリウレタンシステムを含んでおり、活性化剤はポリウレタンを硬化させる活性水素部位を有した化合物を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、樹脂システムはイソシアネート含有モノマー/ポリマー/プレポリマーを含んでおり、活性化剤は水、ポリオール、第1級脂肪族アミン、第2級脂肪族アミン、カルボン酸、第1級芳香族アミン、ウレタン及び尿素から成る群から選択される。
本発明のさらに別の実施例によれば、プレポリマーは脂環式ジイソシアネート(IPDI)、ポリカプロラクトン及びポリカーボネートジオールの混合物を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、樹脂システムはエポキシシステムとエポキシを硬化させる活性水素部位を有した活性化剤を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、エポキシシステムは活性化剤の活性水素部位と反応するエポキシド基を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、活性化剤は、脂肪族アミン、芳香族アミン及び無水酸から成る群から選択される化合物を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、活性化剤は、医療用包帯を損傷した手足へ取り付けた後に医療用包帯に適用される粘液を含んでおり、これによって樹脂システムを活性化及び硬化させる。
本発明のさらに別の実施例によれば、医療用包帯とその医療用包帯にコーティング処理または含浸処理される樹脂システムとを含む医療用包帯製品が提供される。樹脂活性化剤が提供されるが、これは医療用包帯が損傷部位に取り付けられるまでは医療用包帯とは別に保管される。樹脂活性化剤は樹脂と接触して樹脂と医療用包帯の硬化を開始させる化合物を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、医療用包帯製品は、使用時まで医療用包帯を収容する湿気非浸透性ではない包装体を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、樹脂システムはポリウレタンシステムを含んでおり、その活性化剤はポリウレタンを硬化させる活性水素部位を含む化合物を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、樹脂システムはイソシアネート含有モノマー/ポリマー/プレポリマーを含んでおり、活性化剤は水、ポリオール、第1級脂肪族アミン、第2級脂肪族アミン、カルボン酸、第1級芳香族アミン、ウレタン及び尿素から成る群から選択される。
本発明のさらに別の実施例によれば、プレポリマーは脂環式ジイソシアネート(IPDI)、ポリカプロラクトン及びポリカーボネートジオールの混合物を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、樹脂システムはエポキシシステムとエポキシを硬化させる活性水素部位を有した活性化剤を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、エポキシシステムは活性化剤の活性水素部位と反応するエポキシド基を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、活性化剤は、脂肪族アミン、芳香族アミン及び無水酸から成る群から選択される化合物を含んでいる。
本発明のさらに別の実施例によれば、活性化剤は、医療用包帯を損傷した手足へ取り付けた後に医療用包帯に適用される粘液を含んでおり、これによって樹脂システムを活性化及び硬化させる。
本発明のさらに別の実施例によれば、医療用包帯はギプステープを含んでいる。
本発明による方法は、医療用包帯の提供ステップと、大気の湿気にさらされている間も柔軟性と快適性を維持する樹脂システムで医療用包帯をコーティング処理または含浸させるステップとを含んでいる。医療用包帯は損傷部位に適用される。樹脂活性化剤は、医療用包帯を損傷部位へ適用するまで医療用包帯とは別に保管される。医療用包帯を損傷部位へ適用した後に樹脂活性化剤が医療用包帯に適用され、医療用包帯を剛質ギプスへと硬化させる。
本発明のさらに別の実施例によれば、方法は使用時まで医療用包帯を湿気非浸透性ではない包装体内に収容するステップを含んでいる。
図1は本発明による医療用包帯製品10を示している。医療用包帯製品は外側収容体11を含んでおり、この中にロール状のギプステープ12が収容されている。湿気硬化性ギプステープとは異なり、湿気遮断性の収容体内にギプステープ12を密封する必要がなく、ギプステープを単に清潔で比較的乾燥した状態にて好適形状に保つことができる収容体でよい。
図2に示す如く、ギプステープ12はあらゆる有機糸または無機糸あるいはこれらの混合物で適切に編成、編成された布あるいは不織布である長形布基材を含んでいる。最も好適な形態では、布基材はポリエステル糸とポリプロピレン糸で形成されたタテ編布地である。輸送と保管のため、使用時までテープ12は管体13周囲に巻かれている。
本発明の好適な使用方法によると、ロール状のギプステープ12を収容体11から取り出し、適切なアンダーパッド14を手足に取り付けた後にギプステープ12を損傷した手足へ従来式に適用する。後述するように、ギプステープ12は、手足に適切に適用及び位置調節されたことをギプス専門家が確認し、硬化状態へと変化させる準備ができるまで柔軟な状態である。
本発明による化学システムは樹脂と活性化剤とを含み、好適にはポリウレタンシステムかエポキシシステムのいずれかである。ポリウレタンシステムは、活性水素を含む適切な化合物と、イソシアネートを含むモノマー/ポリマー/プレポリマーの反応に基づいている。イソシアネートを硬化させるために使用できる活性水素部位を含む化合物には、水、ポリオール(第1級、第2級及び第3級水酸基)第1級及び第2級脂肪酸アミン、アミド、カルボン酸、第1級芳香族アミン、ウレタン及び尿素が含まれる。エポキシ系樹脂システムは、エポキシド基が活性水素を含んだ化合物と反応する点でポリウレタンと類似している。好適な活性水素を含んだ化合物は脂肪族または芳香族アミン及び/または無水酸である。
本発明では、好適な樹脂にはポリウレタン系樹脂システムが含まれる。プレポリマーは脂環式ジイソシアネート(IPDI)、ポリカプロラクトン及びポリカーボネートジオールの混合物である。
プレポリマーを含む液体をコーティング処理または含浸させることでギプステープ12を形成する布基材にプレポリマーが適用される。プレポリマー使用量は布基材の重量、密度、厚さ及び布基材が形成されている材質によって異なる。プレポリマー含浸布は未硬化状態のままであるため収容体の開封後も柔軟な形態を保ち続け、樹脂の硬化なく患者の手足に簡単に適用できる。
手足を適正姿勢に固定させるとギプス専門家がギプステープ12を活性化させる準備が整い、ギプステープ12の表面に活性化剤が適用されてギプスをその状態で硬化させる。活性化剤は好適には米国テキサス州のドルフケタルケミカルズLLCのクリアーリンク1000等の第2級ジアミンである。図4に示す如く、活性化剤は好適には粘性でクリーム状の液体21であり、ギプス専門家にとって利用が便利な状態でソープディスペンサ等のディスペンサ20内に適切に保管されている。小型の収容体、チューブまたは搾り出しボトル等の他の容器を使用してもよい。活性化液は、ギプス専門化が軽く擦るだけでギプステープ12を容易に均等コーティングできるよう、充分な潤滑性と拡散性を有する非垂状態で提供される。
典型的には図4と図5に示す如く手と、樹脂と活性化剤に含まれる化学剤との接触を防ぐために保護手袋が着用される。
図5に示す如く、ギプス専門家は活性化剤を既に手足の所定位置に適切に取り付けられたギプステープ12の外表面に均等に適用する。活性化剤と樹脂との接触によって樹脂がギプステープ12を迅速に硬化させる上述の反応が開始し、図6に示すごとき剛質なギプステープを形成する。硬化したギプスは非可逆性であり、剛質なギプステープ12から形成されたギプスは濡れても加熱されても軟化することはない。治療が終了した時には、ギプスを標準のギプス除去鋸を用いて通常の方法で取り外す。
マイクロ球体内またはマイクロカプセル内に詰めた活性化剤成分を用いて無水ギプスシステムを製造することもできる。マイクロカプセルは印刷用インク収納容器等で知られており、活性化剤あるいは活性化剤と触媒の両方を収容する。本実施例では前述のごとく、ギプステープは、安定しており、大気では活性化しない未硬化ポリマーシステムでコーティング処理されている。マイクロカプセルは、樹脂システムに埋め込まれるか基材表面にコーティング処理される。好適な形態では、マイクロカプセルは未硬化樹脂システム自体に埋め込まれる。前述のごとく臨床医はギプステープを損傷した手足周囲に適用する。ギプスシステムを活性化させるため、通常のギプスを適用する場合のように、専門家は適用中にギプスを擦ったり軽く押圧する。
ギプスに圧力をかけることで充分な数のマイクロカプセルを破壊してマイクロカプセルから成分を放出させる。活性化剤または活性化剤/触媒が放出されると、これらが反応してポリマーシステムを活性化させる。擦ったり押圧することでギプス表面にわたる均等な分布が促進されるが、例えば通常のギプス取り付け中に提供される程度の最低限の摩擦と押圧でマイクロカプセル自体は充分に均等分布される。
マイクロカプセル化技術は層間の積層性の改良を含む利点を提供し、活性化剤成分を別々に輸送する必要性を排除する。樹脂システム自体にマイクロカプセルが存在するため、活性化剤は全ての層間に存在し、ギプスの複数層にわたって均一な硬化時間と剛質レベルを提供する。マイクロカプセルは、マイクロカプセルを破裂させるために必要な圧力を制御し、ギプステープ適用中のマイクロカプセルの不完全な破裂を防止するように所望の材料と壁厚を選択して形成される。
図面に示す下肢用ギプスは、ギプステープ12を用いて形成できる多様なギプスを説明するためだけのものである。一般的に、従来技術であるプラスターまたは合成材料の湿気硬化性ギプステープ形成することができるギプスに、前述の発明によるギプステープ12を用いて形成できる。例えば図7に示すごとき前腕ギプスである。
ここで説明する樹脂及びポリマーとは、収容体11へと密閉される前にギプステープ12に適用される材料を説明するために本明細書においては互換的に用いられている。“未硬化樹脂システム”とはここでは空気、湿気または大気にさらされても活性化または硬化しないが、硬化剤が樹脂システムの活性化部位と接触すると活性化する樹脂システムのことである。
無水合成ギプステープについて説明した。本発明の本質から逸脱することなく本発明の詳細を変更することは可能である。さらに、好適実施例は本発明を説明するためにのみに利用されたものであり、本発明を限定するものではない。本発明の範囲は「請求の範囲」によってのみ定義される。
本発明の目的の一部について説明した。その他の目的並びに利点は以下の図面に関連した説明で明らかとなるであろう。
図1は、本発明の1実施例によるギプステープを含んだ医療用包帯製品である。 図2は、保護袋体から取り外されたギプステープである。 図3は、硬化してギプスを形成するギプステープを下肢へ取り付ける状態を示している。 図4は、硬化を開始させるため、ギプステープへの適用前に活性化剤を排出している状態を示している。 図5は、活性化剤をギプスへ適用している状態を示している。 図6は、完成したギプスを示している。 図7は、本発明の1実施例によるギプステープを使用して完成した前腕ギプスを示している。

Claims (26)

  1. 医療用包帯用の樹脂システムであって、
    (a)医療用包帯にコーティング処理または含浸処理される、大気中の湿気にさらされている間も柔軟性を保つ樹脂と、
    (b)前記樹脂の硬化を開始させるために前記樹脂と反応し、前記医療用包帯を硬化させる活性化剤と、
    を含んでいることを特徴とする樹脂システム。
  2. 樹脂システムはポリウレタンシステムを含んでおり、活性化剤はそのポリウレタンを硬化させる活性水素部位を有した化合物を含んでいることを特徴とする請求項1記載の樹脂システム。
  3. 樹脂システムはイソシアネート含有モノマー/ポリマー/プレポリマーを含んでおり、活性化剤は水、ポリオール、第1級脂肪族アミン、第2級脂肪族アミン、カルボン酸、第1級芳香族アミン、ウレタン及び尿素から成る群から選択されることを特徴とする請求項1記載の樹脂システム。
  4. プレポリマーは脂環式ジイソシアネート(IPDI)、ポリカプロラクトン及びポリカーボネートジオールの混合物を含んでいることを特徴とする請求項3記載の樹脂システム。
  5. 樹脂システムはエポキシシステムとそのエポキシを硬化させる活性水素部位を有した活性化剤を含んでいることを特徴とする請求項1記載の樹脂システム。
  6. エポキシシステムは活性化剤の活性水素部位と反応するエポキシド基を含んでいることを特徴とする請求項5記載の樹脂システム。
  7. 活性化剤は、脂肪族アミン、芳香族アミン及び無水酸から成る群から選択される化合物を含んでいることを特徴とする請求項6記載の樹脂システム。
  8. 活性化剤は、医療用包帯を損傷した手足へ取り付けた後に前記医療用包帯に適用される粘液を含んでおり、これによって樹脂システムを活性化及び硬化させることを特徴とする請求項1記載の樹脂システム。
  9. 活性化剤は医療用包帯の表面領域全体に分散した無数のマイクロカプセル内に収容された液体を含んでおり、損傷した手足への適用後に破裂させることで前記活性化剤を放出させて樹脂システムと接触させ、該樹脂システムを活性化及び硬化させることを特徴とする請求項1記載の樹脂システム。
  10. 活性化剤は医療用包帯上に分散した無数の第1マイクロカプセル内に収容された液体を含んでおり、損傷した手足への適用後に破裂させることで前記活性化剤を放出させ、樹脂システムは医療用包帯上に分散した無数の第2マイクロカプセル内に収容された液体を含んでおり、損傷した手足への適用後に破裂させることで樹脂を放出させ、破裂した前記第1マイクロカプセルから放出された前記活性化剤と接触させることによって本樹脂システムを活性化及び硬化させることを特徴とする請求項1記載の樹脂システム。
  11. 医療用包帯製品であって、
    (a)医療用包帯と、
    (b)前記医療用包帯にコーティング処理または含浸処理された樹脂システムと、
    (c)前記医療用包帯を損傷部位へ適用するまで前記医療用包帯とは別に保管される樹脂活性化剤と、
    を含んでおり、
    該樹脂活性化剤は、前記樹脂と反応して該樹脂の硬化を開始させる化合物を含んでおり、これによって前記医療用包帯を硬化させることを特徴とする医療用包帯製品。
  12. 医療用包帯製品は、使用時まで医療用包帯を収容する湿気非浸透性ではない包装体を含んでいることを特徴とする請求項11記載の医療用包帯製品。
  13. 樹脂システムはポリウレタンシステムを含んでおり、活性化剤はそのポリウレタンを硬化させる活性水素部位を有した化合物を含んでいることを特徴とする請求項11記載の医療用包帯製品。
  14. 樹脂システムはイソシアネート含有モノマー/ポリマー/プレポリマーを含んでおり、活性化剤は水、ポリオール、第1級脂肪族アミン、第2級脂肪族アミン、カルボン酸、第1級芳香族アミン、ウレタン及び尿素から成る群から選択されることを特徴とする請求項11記載の医療用包帯製品。
  15. プレポリマーは脂環式ジイソシアネート(IPDI)、ポリカプロラクトン及びポリカーボネートジオールの混合物を含んでいることを特徴とする請求項11記載の医療用包帯製品。
  16. 樹脂システムはエポキシシステムとそのエポキシを硬化させる活性水素部位を有した活性化剤を含んでいることを特徴とする請求項11記載の医療用包帯製品。
  17. エポキシシステムは活性化剤の活性水素部位と反応するエポキシド基を含んでいることを特徴とする請求項16記載の医療用包帯製品。
  18. 活性化剤は、脂肪族アミン、芳香族アミン及び無水酸から成る群から選択される化合物を含んでいることを特徴とする請求項17記載の医療用包帯製品。
  19. 活性化剤は、医療用包帯を損傷した手足へ取り付けた後に前記医療用包帯に適用される粘液を含んでおり、これによって樹脂システムを活性化及び硬化させることを特徴とする請求項11記載の医療用包帯製品。
  20. 医療用包帯はギプステープを含んでいることを特徴とする請求項11記載の医療用包帯製品。
  21. 活性化剤は医療用包帯の表面領域全体に分散した無数のマイクロカプセル内に収容された液体を含んでおり、損傷した手足への適用後に破裂させることで前記活性化剤を放出させて樹脂システムと接触させ、該樹脂システムを活性化及び硬化させることを特徴とする請求項11記載の医療用包帯製品。
  22. 活性化剤は医療用包帯上に分散した無数の第1マイクロカプセル内に収容された液体を含んでおり、損傷した手足への適用後に破裂させることで前記活性化剤を放出させ、樹脂システムは医療用包帯上に分散した無数の第2マイクロカプセル内に収容された液体を含んでおり、損傷した手足への適用後に破裂させることで樹脂を放出させ、破裂した前記第1マイクロカプセルから放出された前記活性化剤と接触させることによって前記樹脂システムを活性化及び硬化させることを特徴とする請求項11記載の医療用包帯製品。
  23. 医療用包帯製品の形成方法であって、
    (a)医療用包帯を提供するステップと、
    (b)大気中の湿気にさらされている間も柔軟性を保つ樹脂システムを前記医療用包帯にコーティング処理または含浸処理するステップと、
    (c)収容体から前記医療用包帯を取り出して損傷部位へ適用するステップと、
    (d)前記医療用包帯が損傷部位に取り付けられるまで前記医療用包帯とは別に保管される樹脂活性化剤を提供するステップと、
    (e)前記医療用包帯を損傷部位へ適用した後に前記樹脂活性化剤を前記医療用包帯へ適用し、該医療用包帯を剛質ギプスへと硬化させるステップと、
    を含んでいることを特徴とする方法。
  24. 湿気非浸透性ではない包装体に使用時まで医療用包帯を収容するステップを含んでいることを特徴とする請求項23記載の方法。
  25. 医療用包帯の表面領域全体に分散した無数のマイクロカプセル内に活性化剤を液体状で収容し、損傷した手足への適用後に前記マイクロカプセルを破裂させることで前記活性化剤を放出させて樹脂システムと接触させ、該樹脂システムを活性化及び硬化させるステップを含んでいることを特徴とする請求項23記載の方法。
  26. 医療用包帯製品の形成方法であって、
    (a)医療用包帯上に分散した無数の第1マイクロカプセル内に活性化剤を収容し、損傷した手足への適用後に破裂させることで前記活性化剤を放出させるステップと、
    (b)医療用包帯上に分散した無数の第2マイクロカプセル内に樹脂システムを収容し、損傷した手足への適用後に破裂させることで前記樹脂を放出させ、破裂した前記第1マイクロカプセルから放出された前記活性化剤と接触させることによって前記樹脂システムを活性化及び硬化させるステップと、を含んでいることを特徴とする請求項23記載の方法。
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