JP2008526946A5 - - Google Patents

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  1. 式(I):
    Figure 2008526946
    (I)
    [式中、
    Aは−C(O)−、−NHC(O)−、−C(O)NH−、−N(R)CH−、−CHN(R)−、−CH(OH)−または−C(=NOR)−から選択される2価の基であり、
    は−OC(O)(CHNR、−O−(CHNR、または−OC(O)CH=CHであり、
    は水素またはヒドロキシル保護基であり、
    は水素、非置換C1〜4アルキル、末端炭素原子がCNもしくはNH基で置換されているC1〜4アルキル、またはC1〜5アルカノイルであり、
    は水素、C1〜4アルキルまたはC2〜6アルケニルであり、
    はヒドロキシ、メトキシ、−OC(O)(CHNRまたは−O−(CHNRであり、
    はヒドロキシであるか、または
    とRとが介在原子と一緒になって次の構造式:
    Figure 2008526946
    (式中、Yは、−CH−、−CH(CN)−、−O−、−N(R)−または−CH(SR)−から選択される2価の基である)
    で示される環状基を形成し、
    は水素またはC1〜6アルキルであり、
    およびRは、各々独立して、水素、C3〜7シクロアルキル、C1〜18アルキルであり、ここでC1〜18アルキルは
    iii)割り込まれていないか、あるいは−O−、−S−または−N(R)−から選択される1ないし3個の2価の基により割り込まれており、および/または
    iv)置換されていないか、あるいはハロゲン、OH、NH、N−(C〜C)アルキルアミノ、N,N−ジ(C〜C−アルキル)アミノ、CN、NO、OCH、飽和もしくは不飽和のC3〜8員非芳香族環、2ないし6個の炭素原子を含み、飽和もしくは不飽和であり、酸素、硫黄または窒素から選択される1または2個のヘテロ原子を含む複素環式非芳香族環、アルキルカルボニルアルコキシまたはアルコキシカルボニルアミノから選択される1ないし3個の基により置換されており、または
    とRとは、それらが結合している窒素と一緒になって、
    iii)飽和もしくは不飽和の、酸素、硫黄または窒素から選択される0もしくは1個の追加のヘテロ原子を含む、および/または
    iv)置換されていないか、あるいはC1〜5アルカノイル;割り込まれていないか、あるいは−O−、−S−または−N(R)−から選択される1ないし3個の2価の基により割り込まれており、および/または置換されていないか、あるいはOH、NH、2ないし6個の炭素原子を含み、置換されていないか、あるいはC1〜4アルキル、ハロゲン、NH、OH、SH、C1〜6アルコキシまたはC1〜4ヒドロキシアルキルから選択される基により置換されている非芳香族複素環、あるいは置換されていないか、またはC1〜4アルキル、ハロゲン、NH、OH、SH、C1〜6アルコキシまたはC1〜4ヒドロキシアルキルから選択される基により置換されているC3〜7シクロアルキルから選択される1ないし2個の基により置換されているC1〜6アルキル;またはC1〜4ジアルキルアミノから選択される1ないし2個の基により置換されている、
    2ないし6個の炭素原子を含む非芳香族複素環を形成しており、
    nは、1から8の整数である]
    で示される化合物またはその医薬上許容される誘導体。
  2. Aが−C(O)−、−NHC(O)−、−C(O)NH−、−N(R)CH−、−CHN(R)−、−CH(OH)−または−C(=NOR)−から選択される2価の基であり、
    が−OC(O)(CHNR、−O−(CHNR、または−OC(O)CH=CHであり、
    が水素またはヒドロキシル保護基であり、
    が非置換C1〜4アルキル、末端炭素原子がCNもしくはNH基で置換されているC1〜4アルキル、またはC1〜5アルカノイルであり、
    が水素、C1〜4アルキルまたはC2〜6アルケニルであり、
    がヒドロキシ、メトキシ、−OC(O)(CHNRまたは−O−(CHNRであり、
    がヒドロキシであるか、または
    とRとが介在原子と一緒になって次の構造式:
    Figure 2008526946
    (式中、Yは、−CH−、−CH(CN)−、−O−、−N(R)−または−CH(SR)−から選択される2価の基である)
    で示される環状基を形成し、
    が水素またはC1〜6アルキルであり、
    およびRが、各々独立して、水素、C3〜7シクロアルキル、C1〜18アルキルであり、ここでC1〜18アルキルは
    i)割り込まれていないか、あるいは−O−、−S−または−N(R)−から選択される1ないし3個の2価の基により割り込まれており、および/または
    ii)置換されていないか、あるいはハロゲン、OH、NH、N−(C〜C)アルキルアミノ、N,N−ジ(C〜C−アルキル)アミノ、CN、NO、OCH、飽和もしくは不飽和のC3〜8員非芳香族環、2ないし6個の炭素原子を含み、飽和もしくは不飽和であり、酸素、硫黄または窒素から選択される1または2個のヘテロ原子を含む複素環式非芳香族環、アルキルカルボニルアルコキシまたはアルコキシカルボニルアミノから選択される1ないし3個の基により置換されており、または
    とRとが、それらが結合している窒素と一緒になって、
    iii)飽和もしくは不飽和の、酸素、硫黄または窒素から選択される0もしくは1個の追加のヘテロ原子を含む、および/または
    iv)置換されていないか、あるいはC1〜5アルカノイル;割り込まれていないか、あるいは−O−、−S−または−N(R)−から選択される1ないし3個の2価の基により割り込まれており、および/または置換されていないか、あるいはOH、NH、2ないし6個の炭素原子を含み、置換されていないか、あるいはC1〜4アルキル、ハロゲン、NH、OH、SH、C1〜6アルコキシまたはC1〜4ヒドロキシアルキルから選択される基により置換されている非芳香族複素環、あるいは置換されていないか、またはC1〜4アルキル、ハロゲン、NH、OH、SH、C1〜6アルコキシまたはC1〜4ヒドロキシアルキルから選択される基により置換されているC3〜7シクロアルキルから選択される1ないし2個の基により置換されているC1〜6アルキルから選択される1ないし2個の基により置換されている、
    2ないし6個の炭素原子を含む非芳香族複素環を形成しており、
    nが1から8の整数である、
    請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体。
  3. Aが−C(O)−または−NHC(O)−から選択される2価の基であり、
    が−OC(O)(CHNRまたは−OC(O)CH=CHであり、
    がヒドロキシル保護基であり、
    が非置換C1〜4アルキルであり、
    が水素またはC1〜4アルキルであり、
    がヒドロキシであり、
    がヒドロキシであるか、または
    とRとが介在原子と一緒になって次の構造式:
    Figure 2008526946
    (式中、Yは−NH−である)
    で示される環状基を形成し、
    およびRが、各々独立して、水素またはC1〜18アルキルであり、および
    nが1から8の整数である、
    請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体。
  4. Aが−NHC(O)−であり、
    が−OC(O)CH=CHまたは−OC(O)(CHNRであり、
    がHであり、
    が−CHであり、
    が−CHであり、
    がヒドロキシであり、
    がヒドロキシであり、
    およびRが、各々、−CHCHであり、および
    nが2である、
    請求項3記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体。
  5. Aが−C(O)−、−NHC(O)−、−N(R)CH−または−CH(OH)−から選択される2価の基であり、
    が−OC(O)(CHNR、−O−(CHNRまたは−OC(O)CH=CHであり、
    が水素またはヒドロキシル保護基であり、
    が水素または−CHであり、
    が水素または−CHであり、
    がヒドロキシであり、
    がヒドロキシであるか、または
    とRとが介在原子と一緒になって次の構造式:
    Figure 2008526946
    (式中、Yは−O−または−N(R)から選択される2価の基である)
    で示される環状基を形成し、
    が水素、−CHまたは−CHCHであり、
    およびRが、各々独立して、水素、C1〜6アルキルであり、ここでC1〜6アルキルは
    i)割り込まれていないか、あるいは2価の基−N(R)−により割り込まれており、および/または
    ii)置換されていないか、またはOHにより置換されているか、または
    とRとが、それらが結合している窒素と一緒になって、
    iii)飽和の、1個の追加の窒素ヘテロ原子を含み、および
    iv)1個のC1〜6アルキルにより置換されており、ここで該C1〜6アルキルは割り込まれていないか、あるいは1個の2価の−N(R)−基により割り込まれており、該C1〜6アルキルは置換されていないか、あるいは2ないし6個の炭素原子を含有する1個の非置換複素環またはC1〜4ジアルキルアミノにより置換されている、
    2ないし6個の炭素原子を含む非芳香族複素環を形成しており、
    nが1から3の整数である、
    請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体。
  6. R2が式−C(O)CH3のヒドロキシ保護基である、請求項5記載の化合物。
  7. 3−O−プロペノイル−3−O−デクラジノシル−6−O−メチル−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    3−O−(3−ジエチルアミノ−プロピオニル)−3−O−デクラジノシル−6−O−メチル−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    2’−O−アセチル−3−O−プロペノイル−3−O−デクラジノシル−6−O−メチル−エリスロマイシンA;
    3−O−プロペノイル−3−O−デクラジノシル−6−O−メチル−エリスロマイシンA;
    3−O−(3−ジエチルアミノ−プロピオニル)−3−O−デクラジノシル−6−O−メチル−エリスロマイシンA;
    2’−O−アセチル−6−O−メチル−3−O−プロペノイル−3−O−デクラジノシル−エリスロマイシンA11,12環状カルバメート;
    6−O−メチル−3−O−プロペノイル−3−O−デクラジノシル−エリスロマイシンA11,12−環状カルバメート;
    6−O−メチル−3−O−(3−ジエチルアミノ−プロピオニル)−3−O−デクラジノシル−エリスロマイシンA11,12−環状カルバメート;
    3−O−プロペノイル−3−O−デクラジノシル−3’−N−デメチル−6−O−メチル−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    3−O−(3−ジエルアミノ−プロピオニル)−3−O−デクラジノシル−3’−N−デメチル−6−O−メチル−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    3−O−プロペノイル−3−O−デクラジノシル−アジスロマイシン;
    3−O−(3−ジエチルアミノ−プロピオニル)−3−O−デクラジノシル−アジスロマイシン;
    3−O−(2−ジエチルアミノ−アセチル)−3−O−デクラジノシル−アジスロマイシン;
    3−O−(2−ジエチルアミノ−アセチル)−3−O−デクラジノシル−6−O−メチル−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    2’−O−アセチル−6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−(3−アミノプロピル)−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA11,12−環状カーボネート;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−(3−アミノプロピル)−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−(3−ジエチルアミノプロピル)−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−{3−[4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−プロピオニル}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−{3−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−プロピオニル}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−[3−(3−ジメチルアミノ−プロピルアミノ)−プロピオニル]−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−[3−(2−ジメチルアミノ−エチルアミノ)−プロピオニル]−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−{3−[4−(3−ジエチルアミノ−プロピル)−ピペラジン−1−イル]−プロピオニル}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−{3−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−プロピオニル}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−{3−[4−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−[1,4]ジアゼピン−1−イル]−プロピオニル}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−[3−(3−ジエチルアミノ−プロピルアミノ)−プロピオニル]−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;
    6−O−メチル−3−O−デクラジノシル−3−O−[3−(2−ジエチルアミノ−エチルアミノ)−プロピオニル]−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA;および
    3−O−(3−ジエチルアミノ−プロピオニル)−3−O−デクラジノシル−6−O−メチル−9−デオキシ−9−ジヒドロ−9−ヒドロキシ−エリスロマイシンA
    ならびにその医薬上許容される誘導体
    からなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
  8. 式(I):
    Figure 2008526946
    (I)
    の化合物またはその医薬上許容される誘導体の製法であって、以下の工程(a)−(g)の1つを含む方法:
    (a)式(II):
    Figure 2008526946
    (II)
    の化合物を、式(III):
    HOC(O)(CHNR8a9a (III)
    のカルボン酸または式(III)のカルボン酸の活性化誘導体と反応させ、ここでRはヒドロキシ保護基であり、R8aおよびR9aは請求項1に記載のRおよびRであるか、あるいは請求項1に記載のRおよびRに変換可能な基であって、Rが−OC(O)(CHNRであり、nが1ないし8の整数である、式(I)の化合物を生成する工程;
    (b)式(IV):
    Figure 2008526946
    (IV)
    [式中、nは1ないし8の整数であり、Lは適当な脱離基である]
    で示される化合物を、HNR8a9a (V)と反応させ、ここでR8aおよびR9aは請求項1に記載のRおよびRであるか、あるいは請求項1に記載のRおよびRに変換可能な基であって、Rが−OC(O)(CHNRであり、nが1ないし8の整数である、式(I)の化合物を生成する工程;
    (c)式(VII):
    Figure 2008526946
    (VII)
    の化合物を、式:HNR8a9a (V)の化合物と反応させ、ここでR8aおよびR9aは請求項1に記載のRおよびRであるか、あるいは請求項1に記載のRおよびRに変換可能な基であって、Rが−OC(O)(CHNRであり、nが2である、式(I)の化合物を生成する工程;
    (d)式(VIII):
    Figure 2008526946
    (VIII)
    [式中、nは1ないし8の整数である]
    の化合物を、式:HNR8a9a (V)の化合物と反応させ、ここでR8aおよびR9aは請求項1に記載のRおよびRであるか、あるいは請求項1に記載のRおよびRに変換可能な基であって、Rが−O(CHNRであり、nが1ないし8の整数である、式(I)の化合物を生成する工程;
    (e)式(X):
    Figure 2008526946
    (X)
    [式中、nは2ないし8の整数であり、Lは適当な脱離基である]
    の化合物を、式:HNR8a9a (V)の化合物と反応させ、ここでR8aおよびR9aは請求項1に記載のRおよびRであるか、あるいは請求項1に記載のRおよびRに変換可能な基であって、Rが−O(CHNRであり、nが2ないし8の整数である、式(I)の化合物を生成する工程;
    (f)式(II)の化合物をアクリロニトリルと反応させ、式(XI):
    Figure 2008526946
    (XI)
    [式中、Zはシアノ基である]
    で示される化合物を生成し、つづいてシアノ基を接触還元に付し、Zが−CHNHである、式(XI)の化合物を生成する工程であるか;または
    (g)Zが−CHNHである、式(XI)の化合物を、式:HC(O)R (XII)の化合物と反応させ、Rが−O−(CHNRであり、RおよびRが請求項1の記載と同意義であり、nが3である、式(I)の化合物を生成する工程;
    その後、要すれば、その得られた化合物を以下の1つまたは複数の工程:
    i)保護基Rを除去する工程;
    ii)R8aおよびR9aをRおよびRに変換する工程;または
    iii)式(I)の化合物をその医薬上許容される誘導体に変換する工程
    に付す、方法。
  9. 請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体、および医薬上許容される希釈剤または担体を含む医薬組成物。
  10. 望ましくない炎症性免疫応答により特徴づけられるか、またはかかる応答に伴う、あるいはTNF−α、IL−1、IL−6、IL−8、IL−2またはIL−5の過度の分泌により誘発されるか、またはかかる分泌に伴う、炎症性疾患、障害、または状態を治療するための薬物の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
  11. 白血球の炎症組織への浸潤に伴う炎症性状態、あるいは免疫またはアナフィラキシー障害を治療するための薬物の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
  12. 炎症性疾患、障害または状態が、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、びまん性汎細気管支炎、成人呼吸窮迫症候群、炎症性腸疾患、クローン病、気管支炎および嚢胞性線維症からなる群より選択される、請求項10記載の使用
  13. 炎症性疾患、障害または状態が、肺、関節、眼、腸、皮膚または心臓の炎症性疾患、障害または状態である、請求項10記載の使用
  14. 炎症性疾患、障害または状態が、喘息、成人呼吸窮迫症候群、気管支炎、気管支拡張症、閉塞性細気管支炎、びまん性汎細気管支炎、嚢胞性線維症、関節リウマチ、リウマチ様脊椎炎、変形性関節症、骨髄炎、静脈洞炎、鼻ポリープ、痛風性関節炎、ブドウ膜炎、結膜炎、炎症性腸症状、クローン病、潰瘍性大腸炎、遠位直腸炎、座瘡、乾癬、湿疹、皮膚炎、心筋梗塞損傷、冠動脈疾患、慢性炎症、内毒素性ショックおよび平滑筋増殖障害からなる群より選択される、請求項10記載の使用
  15. サイトカインまたは炎症性メディエーターの過度の無秩序な産生により特徴付けられるか、あるいはかかる産生に伴う炎症性疾患、障害または状態を治療するための薬物の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
  16. 炎症性サイトカイン産生およびリンパ球増殖からなる群より選択される1つまたは複数の炎症プロセスを阻害するための薬物の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
  17. TNF−α、IL−1、IL−6、IL−8、IL−2またはIL−5のうち少なくとも1つの産生が対照となる白血球と比較して減少する、炎症性サイトカイン産生を阻害するための薬物の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
  18. ヒトT−細胞増殖を阻害するための薬物の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
  19. TN−αの産生が軽減される、請求項17記載の使用
  20. IL−1αおよび/またはIL−1βの産生が軽減される、請求項17記載の使用
  21. IL−2および/またはIL−5の産生が軽減される、請求項17記載の使用
  22. 炎症プロセスが白血球の増殖を含む、請求項16記載の使用
  23. 抗原に対する免疫応答が阻害される、請求項16記載の使用
  24. 炎症プロセスの阻害がサイトカインの産生またはリンパ球の増殖を少なくとも50%まで阻害することを含む、請求項16記載の使用
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