JP2008524685A - 情報収集システム - Google Patents

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Abstract

画像に関連する情報を収集する方法およびシステムである。本方法は、第1のコンピュータから、画像を与えるステップを有する。複数の第2のコンピュータは、第1のコンピュータに接続されており、第2のコンピュータが、画像に関連する複数のデータ項目を生成する。データ項目は、それぞれ、複数の第2のコンピュータの1つから第1のコンピュータに送られ、第1のコンピュータが、各データ項目を受ける。データ項目は、画像を識別する識別子と関係付けられ、当該関係づけられた識別子とともにデータベースに格納される。

Description

本発明は、画像に関連した記述情報を収集する方法および装置に関する。
周知の如く、薬物の有効性を決定する方法が必要とされている。通例、新薬は、ヒトで試験を行う前に、最初は動物で試験する。ヒトに対する試験においては、しばしば、治療の対象とされるべき病気を患っている患者のグループを2つのサブ・グループに分割するステップが含まれる。第1のサブ・グループには、偽薬(つまり、治療作用を持たない物質)が与えられ、第2のグループには、有効性を試験すべき薬物が与えられる。第1および第2のサブ・グループにおける症状を比較し、偽薬との比較における薬物の有効性が吟味される。
薬物の有効性を測る方法は、治療すべき病気に大きく依存している。ある病気に対しては、有効性を測る客観的尺度を容易に得ることができる。例えば、薬剤がコレステロール・レベルを下げることを意図したものならば、第1および第2のサブ・グループに含まれる患者のコレステロールの測定値から薬物の有効性を判断することができる。客観的尺度を容易に得ることができないようなケースも存在する。そのようなケースの一例として、創傷治癒の促進、および/または、瘢痕の低減、のための薬物の有効性に関する評価では、少なくとも部分的に主観が含まれる。
語「創傷」の好例には、皮膚の損傷があるが、それに限定されるべきではない。別のタイプの創傷として、内部組織もしくは、肺、腎臓、心臓、消化管、腱、もしくは肝臓といった器官に対するダメージ、損傷、または、外傷が含まれることもある。
創傷に対する反応は、あらゆる成熟した哺乳動物で共通である。それには同様のパターンがあり、同様の結果、瘢痕の形成、が生じる。治癒反応の際には、多くの異なる過程が作用する。これらの過程に介在するものを発見し、如何にして互いに相互作用して最終結果をもたらすのか、を発見するための数多くの研究がなされている。
治癒反応は、傷ついた動物が死を免れるための生物学的要請に対する進化的解決方法として現れる。よって、感染や失血による死の危険を乗り切るため、身体は、ダメージを受けた組織の再生よりも先ず、ダメージを受けた範囲の修復のための反応を迅速に行う。
瘢痕は、治癒反応の結果として形成される構造である、と定義することができる。傷ついた組織が再生されることにより、創傷よりも以前に存在していた組織構造と同様の構造を有することはないため、創傷していない組織との比較における異常形態によって、瘢痕を識別することができる。瘢痕は、治癒過程において沈着する結合組織から成る。瘢痕は、(皮膚の瘢痕に見られるような、)異常な組織体を有する結合組織、および/または、(中枢神経系の瘢痕に見られるような、)異常に増殖した結合組織を含むことがある。多くの瘢痕は、異常な組織化が見られ、かつ、超過した量の結合組織からなる。
瘢痕の異常構造は、(顕微分析で決定可能な)内部構造、および、(肉眼的に評価可能な)外観の両方に関して観察されることがある。
細胞外基質(ECM)分子は、傷を受けていない皮膚および瘢痕化した皮膚の両方の主要な構造要素を含む。傷を受けていない皮膚においては、これらの分子は、一般に「バスケット織り」と称される、特徴的なランダムな構成を有する繊維組織を形成する。一般には、傷を受けていない皮膚において観察される繊維組織は、瘢痕において観察されるものよりも大きな径を有する。瘢痕における繊維組織においても、傷を受けていない皮膚の繊維組織との比較において、過度の互いの整列が見られる。ECMの大きさおよび配置構成の両方が、瘢痕の改変した機械的特性、特に、正常な傷を受けていない皮膚との比較における剛性の増大に寄与する。
肉眼的に観察すれば、瘢痕は、周囲を取り囲む組織よりも落ち込んでいることや、ダメージを受けていない皮膚よりも上昇していることがある。瘢痕は、傷を受けていない組織よりも比較的暗い色をしていたり(色素沈着過度)、周囲よりも白っぽい色を呈したりすることがある(色素沈着減少)。瘢痕は、周囲を取り囲む皮膚よりも赤みがかっていることもある。色素沈着過度の、もしくは、色素沈着減少の、または、赤みがかった瘢痕は、直ちに、見た目上、美容に関する欠点となる。瘢痕の美容面の見目は、患者に対し、創傷が心理面へ影響する主要な要因の1つであって、これらの影響は、創傷が治癒した後も長く留まることが知られている。
瘢痕はまた、患者に対し、有害な物理的影響をも与える場合がある。これらの影響は、通例、瘢痕と傷を受けていない皮膚の機械的な差違のもたらす結果である。一般的に、瘢痕の異常な構造および組成によって、正常な皮膚よりも、柔軟性が損なわれる。その結果、瘢痕は、正常機能の機能的障害(例えば、瘢痕が関節部を覆って可動範囲を制限するような場合)に関与したり、若年齢の頃から存在する場合には正常な成長を遅滞させたりすることがある。
上で概説したような効果は全て、創傷治癒反応の正常な進行の結果として生じる。しかしながら、この反応が異常な改変をうける場合も多々あり、そういった場合、さらにダメージを被るような結果に結びつくこともしばしばである。
治癒反応が改変するおそれのある場合の1つは、異常に過剰な瘢痕の形成を通して生じる。肥厚性瘢痕は、重症の瘢痕形状であり、肥厚性瘢痕は、患者に際だった悪影響を及ぼす。肥厚性瘢痕は、正常な皮膚の表面よりも上昇し、異常なパターンで過剰なコラーゲンを含む。結果、このような瘢痕はしばしば正常な機械的機能性を著しく損なうことになる。通常は筋関連プロテイン(特に平滑筋アクチン)の異常発現に起因する、形成後の肥厚性瘢痕の収縮傾向により、さらに増悪される。子供は、肥厚性瘢痕の形成の可能性がさらに高く、特に熱傷による受傷の結果において、特に高い。
ケロイドは、よく知られた病理学的瘢痕の別形態である。ケロイド性瘢痕は、皮膚の表面から高まるのみならず、原初の損傷の境界部を越えて広がる。ケロイドは、異常な様式で組織化された過剰な結合組織を含んでおり、通常はコラーゲン性の組織のうず(whirls)として顕れる。ケロイド形成の原因については、憶測の域を出ないが、一般に、個体により、ケロイド形成の遺伝的素因を有すると解されている。肥厚性瘢痕およびケロイドは、ともに、アフロカリビアンおよびモンゴロイド民族において特に一般的である。
上の考察においては、ヒトにおける創傷治癒の作用について主に論じたが、当然のことだが創傷治癒反応は、その不利益および潜在的異常性を含め、殆どの動物種において保存されている。よって、上で概説した問題は、ヒトでない動物に対しても適用可能であり、特に、獣医学用動物や家畜(例えば、ウマ、ウシ、イヌ、ネコ等)に適用可能である。例えば、腹部創傷の不適正な治癒による癒着は、ウマ(特に競走馬)の獣医学的破壊の主因を構成する。同様、家畜もしくは獣医学用動物の腱ならびに人体も、しばしば傷をうけることがあり、これら傷の治癒もまた、動物の死亡率上昇に結びつく瘢痕を引き起こすことがある。
これまでの議論から容易に理解されることだが、創傷治癒および瘢痕低減用薬物の有効性を測定する方法が必要である。瘢痕の不都合な影響のいくつかは心理学的なものであるが、このような心理学的な影響を克服する上においても、瘢痕低減治療の有効性を適切に判断することができる客観的な化学的または生化学的なテストがない。実際、瘢痕低減を評価する重要な指標は、薬物を用いずに処置した瘢痕との比較での、その薬物を用いて処置した瘢痕に対する自覚的反応である。通常、瘢痕低減治療法は、治験において創傷したボランティアについてテストされ、薬物が彼らに投与される、という事実がこの問題を複雑にしている。したがって、好転した瘢痕は、時には、治験目的で作られた瘢痕である。
瘢痕の重症度を測定するのに、視覚的アナログスコアリング(visual analogue scoring)を用いることが知られている。この方法は、評価者(assessor)に複数の瘢痕を見せ、評価者に対し、瘢痕の重症度が低値から高値まで延在する尺度上を指し示すことを依頼することで行われる。そして、視覚的尺度上に標識されたマークをスコアに変換し、認知された相対的な瘢痕の重症度を決定する。そして、この手法を、薬物を与えたまたは与えなかった瘢痕の画像とともに使用することにより、薬物の有効性の測度を得ることができる。
視覚的アナログスコアリングは、価値あるデータをもたらすのだが、当然のことだが、視覚的アナログスコアリングのシステムを実践するのは容易ではない。特に、米国における食品医薬品局(FDA)のような、様々な薬剤承認を行う職員を満足させるために、収集すべき情報を調節され準拠した方法で収集しなければならないような場合には、容易ではない。画像に関連したデータを取得するために別の測定基準を用いた場合であっても、同様の問題が生じる。
情報を電子的に、例えばコンピュータを用いて、収集する場合、コンピュータ・システムは、21 CFR Part11の規定を満たさねばならない。該規定は、米国連邦公報PartIIに、「Electronic Records; Electronic Signatures; Final Rule; Electronic Submissions; Establishment of Public Docket; Notice (電子記録;電子署名;最終規則;電子提出;意見公募記録簿の設置;通知)」、Department of Health and Human Services, Food and Drug Administration (保健・福祉省食品医薬品局)、1997年3月20日、に示されている。その内容は、参照により本明細書に含まれる。今まで、厄介な21 CFR Part11の規定を満たした、画像に関連するデータを収集するのに適した電子システムは存在しなかった。
本発明の目的は、上で概説した問題の少なくとも幾つかを、未然に防止、または、軽減することである。
以下において、例示を目的として添付の図面を参照し、本発明の形態を説明する。
本発明により、画像に関連する情報を収集する方法および装置が供される。本方法は、画像を提示(presenting)するステップ、該画像に関連する複数のデータ項目を複数のコンピュータのうちの1つから入手(receiving)するステップ、該データ項目それぞれを、該画像を特定(identifying)する識別子と関係づけ(associating)するステップ、および、該データ項目それぞれを、関係づけされた該識別子とともに、データ保存部(data repository)に格納(storing)するステップ、を有する。
こうして、本発明は、画像を提示し、かつ、複数のコンピュータを用いる複数の評価者(assessors)から、その画像に関連したデータを収集することができる。そして、データは、データ保存部に格納される。例えば、入手したデータ項目は、それぞれ、提示した画像に対する評価者の自覚的反応(subjective response)を表している。
本発明にかかる好適な実施形態においては、データ保存部は、データベースである。またより好ましくは、データベース管理システムによって操作される構造化データベースである。例えば、データ保存部は、構造化されたクエリ言語(Structured Query language)を用いて実装され、従来型データベース管理システムによって管理されるリレーショナル・データベースでよい。あるいは、データベースは、オブジェクト指向データベースであってもよい。ある実施形態においては、データ保存部は、データベース管理システムに管理されるデータベースではなしに、収集したデータを所定の方法によって格納するファイルあるいは複数のファイルからなる収集体(collection)である。
複数のコンピュータは、リクエストに応答してサーバへデータを送信可能であってよい。該リクエストは、該サーバから該複数のコンピュータへ送信可能であってよい。第1の時刻においてリクエストが送信され、そして、複数のデータ項目が、前記第1の時刻から始まる所定の期間の内に受信(入手)されればよい。該所定の時間(期間)は、当該リクエストにより特定されればよい。該リクエストは、該複数のコンピュータにユーザインターフェースを表示させるように構成されればよく、該ユーザインターフェースは、データ項目の作成による入力を受け入れるように構成されればよい。
本発明にかかる幾つかの実施形態においては、画像は、ヒトあるいは動物の皮膚の画像であり、該皮膚は、瘢痕を含んでよい。このような状況において、受信したデータは、表示された画像にある瘢痕の認知された重症度を示す情報を含む。したがって、異なる瘢痕を示した相異なる複数の画像についてのデータを収集し、当該瘢痕のうちの幾つかのみが特定の薬物で処置されたものであれば、本発明は、薬物の有効性を評価することを可能にする情報を収集することができる。注記するが、収集した情報は、瘢痕の程度に関する主観評価を表しており、よって、起こりうる瘢痕の心理的影響を考慮に入れることが可能である。
データ項目は、それぞれ、所定の範囲内の実数を含んでよく、該実数は、瘢痕について認知された重症度を表してよい。該実数は、視覚的アナログスコアリング法を用いて作成すればよい。より具体的には、評価者には、尺度(スケール)を含んだユーザインターフェースが提示され、そして、評価者は、該尺度上における点についてのユーザ入力を示すデータを入力すればよい。該尺度上における点についての入力は、その後、実数に変換されればよい。
上記の変換は、あらゆる好都合な方法で実行されてよい。例えば、第1の実数値は、該尺度の第1端に対応付けされるように定めてよい。よして、第2の実数値は、該尺度の第2端に対応付けされるように定めてよい。上記点と該尺度の第1端との距離を算定し、この距離を、第1端と第2端の間隔、ならびに、第1の実数値および第2の実数値に基づいて実数に変換すればよい。
本発明はまた、複数の画像間における比較を示すデータの収集が可能である。この、複数の画像は、それぞれ瘢痕に関する画像でもよい。ここでは、データ項目は、それぞれ該複数の瘢痕の間に、認知される重症度の差違があるか否かを示すものであってよい。該データ項目のうちの1つが、該複数の瘢痕の重症度において認知される差違があることを示せば、当該データ項目は、いずれの画像が最も重症度の低い瘢痕を表示しているのかを示すことも可能である。当該複数の画像は、一対の画像であってもよい。
ユーザインターフェースは、ディスプレイ装置に表示されればよく、ユーザインターフェースは、ユーザが選択可能なボタンを複数備えてよい。そして、ユーザによる当該複数のボタンの1つにかかる選択を示す入力データを入手すればよい。より具体的には、複数の画像が、一対の画像である場合、ユーザインターフェースは、3つのボタンを供えればよい。第1のボタンは、該一対の画像の第1の画像が、より重症度の低い瘢痕を表示していることを示すときに選択可能であり、第2のボタンは、該一対の画像の第2の画像が、より重症度の低い瘢痕を表示していることを示すときに選択可能であり、第3のボタンは、当該第1および第2の画像が、同程度の重症度の瘢痕を表示していることを示すときに選択可能であればよい。
本方法は、さらに、複数のコンピュータに対し、コンピュータ・プログラム・コードを提供するステップを有してよい。該プログラム・コードは、該複数のコンピュータの1つにおいて実行され、該データ項目の1つを生成可能である。このようにして、様々なアセスメント・データ(評価データ)を、提供されたコンピュータ・プログラム・コードに依存して収集することも可能である。よって、本発明においては、収集する評価データの変更が容易である。コンピュータ・プログラム・コードは、実行されることによって、データの収集を制御して当該データ項目の1つを生成するためのインターフェースを提供するコンピュータ・プログラムを含んでもよい。
ユーザが、上記の第1のボタン、または、第2のボタンを選択したことを示す入力データを受信した場合には、さらに別のユーザインターフェースを表示してもよい。この、さらに別のユーザインターフェースは、上記一対の画像の上記第1および第2の画像において表示される瘢痕の重症度の程度の差違を示す入力データを入手するように構成してよい。さらに具体的には、上記さらに別のユーザインターフェースは、一対のボタンを提示してよい。第1のボタンは、上記差違は僅かであることを示すものであり、第2のボタンは、上記差違は著しいことを示すものでよい。
複数のユーザを定めるデータを格納してもよい。これらのデータは、複数のユーザそれぞれのユーザ名およびパスワードを含んでよい。情報収集をするのに必要なユーザのログオンの数を示すデータを格納してもよい。この、必要なログオンの数は、ユーザの入力データから定めてもよい。
本方法はさらに、上記画像の提示よりも前に、複数のコンピュータの1つから受信される、ユーザ名およびパスワードを含んだログオンのリクエストを受信するステップ、複数のユーザを定めるデータを用いて当該受信したログオンのリクエストを認証するステップ、および、上記認証が成功した場合にのみ、ログオンを示すデータを生成するステップ、を有してもよい。画像の提示よりも前に、本方法は、少なくとも上記必要なログオンの数と同じ数のログオンのリクエストを受信するステップ、および、上記必要なログオンの数を示すデータを生成するステップを含んでもよい。上記特定数のユーザがログオンしている場合には、ログオンのリクエストを拒否してもよい。
画像は、最大画像提示時間以上でない時間の間、提示してもよい。この最大が贈呈時時間は、ユーザの入力データで定めてよい。画像は、該最大画像提示時間の間、または、上記ログオンのそれぞれに関係付けられるデータ項目を受信するまで、提示してよい。
上記最大画像提示時間に達した時点において上記ログオンのうちの1つに関係付けられるデータ項目を受信していない場合には、当該データを受信していないログオンのそれぞれを示すデータ、および、上記画像を生成してよい。加えて、該画像を提示し、示されたログオンのそれぞれに関係づけられるデータ項目を受信してよい。
該画像を、上記複数のコンピュータのオペレータが視認可能なスクリーン上に画像を提示するプロジェクタを用いて、提示してよい。あるいは、該画像を、上記複数のコンピュータのオペレータが視認可能なプラズマスクリーンといったディスプレイ装置上に、表示して提示してもよい。上記複数のデータ項目のそれぞれを、TCP/IPプロトコル、または、NetBEUIもしくはIPXといった適当なプロトコルで、受信してよい。
各データ項目を、それと関係づけられた識別子とともにデータベースに格納するステップは、さらに、各データ項目とともにそれを受信した日時(date and time)を格納するステップ、および/または、該データ項目を提供したコンピュータにおけるユーザのログオンを示すデータを、データ項目それぞれとともに、格納するステップを備えてもよい。上記データ項目それぞれを、それに関係づけられた識別子とともに、リモート・データベース・サーバへ送信してもよい。
本方法は、複数の画像を逐次的に提示するステップ、および、当該複数の画像に関連する複数のデータ項目を受信するステップを含んでよい。該画像は、ランダム、または、擬似ランダム(pseudo−random)な順序で提示してよい。当該提示される複数の画像のいくつかは、同一のものでもよい。
データ項目を受信していないユーザのログオンを示すレポートを生成してもよい。このレポートは、データ項目を受信していない画像を示してもよい。
上述した発明を、適切なプログラミングがなされたコンピュータを用いて実施することが可能である。したがって、本発明は、コンピュータに、先の段落に記載の方法を実行させるように構成されたコンピュータ読み取り可能な命令群を有するデータ記憶媒体をも提供する。
本発明は、プロセッサが読み取り可能な命令群を格納するプログラム・メモリ、および、該プログラム・メモリに格納された命令群を読み取って実行するように構成されたプロセッサを有するコンピュータ装置をも提供する。該プロセッサ読み取り可能な命令群は、プロセッサを制御して上述の方法を実行させる命令群を含んでいる。
本発明は、分散システムの下で実施してもよい。よって、本発明は、画像に関連する情報を収集するための方法および装置も提供する。本方法は、第1のコンピュータから画像を提示するステップ、第1のコンピュータと接続した第2のコンピュータ群のうちの1つが生成する、当該画像に関連するデータ項目を複数生成するステップ、複数の第2のコンピュータのうちの1つがそれぞれ第1のコンピュータへ、各データ項目を送信するステップ、第1のコンピュータにおいて各データ項目を受信するステップ、当該データ項目を、画像を特定する識別子と関係づけるステップ、および、各データ項目を、該関係づけられた識別子とともに、データベースに格納するステップ、を有する。
本発明は、さらに、画像に関連する情報を収集するシステムを提供する。本システムは、複数の第2のコンピュータと連通した(in communication with)第1のコンピュータを有する。第1のコンピュータは、画像を提示する構成を有する。各第2のコンピュータは、該画像に関連するデータ項目を獲得し当該データ項目を第1のコンピュータへ送信する構成を有する。第1のコンピュータは、当該データ項目を受信し、画像を特定する識別子を各データ項目と関係付け、そして、各データ項目を該関係づけられた識別子とともにデータベースへ出力する構成を有する。
本システムは、さらに、第1のコンピュータに接続したデータベース・サーバを含んでよい。第1のコンピュータは、さらに、データ項目を、それに関係づけられた識別子とともに、データベース・サーバへ送信する構成を有してもよい。第1のコンピュータとデータベース・サーバの通信は、有線接続でも無線接続でもよい。同様、第1のコンピュータと第2のコンピュータの通信も、有線または無線接続でよい。例えば、無線接続を使用する場合には、第1のコンピュータと第2のコンピュータ群とは、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)で接続されてよい。
本発明は、表示されるデータに関連する評価データを収集する方法および装置も提供する。本方法は、複数の第2のコンピュータに、第2のコンピュータそれぞれにおいて実行可能で評価データの収集を制御するコンピュータ・プログラム・コードを提供するステップ、上記表示されるデータを提示するステップ、および、第2のコンピュータのそれぞれにおいて上記コンピュータ・プログラム・コードを実行することにより生成される、当該表示されるデータに関連する評価データを、複数の第2のコンピュータのそれぞれから受信するステップ、を有する。
このように、第1のコンピュータが収集すべき評価データを、複数の第2のコンピュータに対して指定する方法が提供される。よって、収集すべき評価データが異なる場合には、ただ単に、異なるコンピュータ・プログラム・コードを第1のコンピュータに与え、必要に応じて適宜第2のコンピュータに提供されるように構成しさえすればよい。
表示されるデータは、画像データでよい。上記コンピュータ・プログラム・コードは、ユーザの入力を受け付けてデータ項目の1つを生成するように構成されたユーザインターフェースの表示を実行可能であってよい。本方法は、さらに、各コンピュータ・プログラムは、個別のコンピュータ・プログラム・コードによって規定されている複数のコンピュータ・プログラムを格納するステップ、および、上記コンピュータ・プログラムの1つに関する選択を示すユーザ入力を受けるステップを備えてもよい。そして、コンピュータ・プログラム・コードを提供するステップは、その場合、上記選択にかかるコンピュータ・プログラムを規定するコンピュータ・プログラム・コードを提供するステップを含んでいる。
当然のことながら、本発明の一の態様について上述した本発明の特徴を、上述の本発明の別の態様に適用することも可能である。
最初に図1を参照すれば、コンピュータのネットワーク1が例示される。コンピュータ・ネットワーク1は、スイッチ5、6に接続したタブレットPC2、3、4を有する。ネットワークは、ルータ7も備える。コントローラPC8は、スイッチ5、および、ルータ7に接続しており、このコントローラPC8は、画像評価作業の制御に関与する。コントローラPC8は、プロジェクタ9に接続する。プロジェクタ9は、スクリーン(図示せず。)上に画像を投影する。図1の構成要素は、プロジェクタ9がスクリーン上に投影する画像をタブレットPC2、3、4のユーザが視認可能となるように構成される。タブレットPC2、3、4、スイッチ5、6、および、ルータ7間の接続は、カテゴリー5ネットワーク配線を用いた有線接続である。しかしながら、当然のことだが、本発明の幾つかの実施形態においては、構成要素はIEEE802.11に準拠して動作するワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)といった無線手段を用いて接続される。
ルータ7は、インターネット10と接続可能なインターフェースを有する。インターネット10を経由し、ルータ7は別のリモート・ルータ11と通信可能である。リモート・ルータ11は、データベース・サーバ12に接続する。インターネット10を経由した通信は、当業者にとって容易に理解されるタイプのフレーム・リレー・コネクションを用いて実施される。データベース・サーバ12は、オラクル医療用データベース(Oracle Clinical database)をホスティングする。このデータベースは、オラクルのデータベースであって、医療用研究に関連するデータを格納するのに特に適化した様々な所定のテーブルを備えている。
当然のことだが、ルータ7は、適当な様々なネットワークを介してリモート・ルータ11と通信可能であって、必ずしもインターネット10でなくともよい。同様、当然のことだが、本発明の代替的実施形態においては、バーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)といった別種のセキュアな通信機構を用いてインターネット10経由の通信を可能にしてよい。ある実施形態においては、非セキュアな通信チャネルを、データのセキュリティを確保する暗号とともに用いてもよい。データベース・サーバ12は、オラクル医療用データベースをホスティングする必要はなく、例えば、クリン・トライアル・データベース(ClinTrial databese)といった別の適当なデータベースをホスティングすることができる。このクリン・トライアル・データベースもまた、医療用研究に関連するデータを格納するのに特に適化されている。
図2は、図1のコントローラPC8のアーキテクチャをより詳細に例示する図である。図より判るように、コントローラPC8は、CPU13、プログラム・メモリ14aおよびデータ・メモリ14bを備えるランダム・アクセス・メモリ(RAM)14、ハード・ディスクの形態を有する不揮発性記憶装置15、コンパクト・ディスク・ROM(CD−ROM)リーダ16、ならびに、図1のスイッチ5およびルータ7と接続するためのネットワーク・インターフェース17、を有する。本発明のあるいくつかの実施形態においては、コントローラPC8は、2つのネットワーク・インターフェースを有し、その1つはルータ7との通信用であり、もう1つはスイッチ5との通信用である。コントローラPC8は、入出力(I/O)インターフェース18も備え、これには様々な入力用および出力用装置が接続され、それらにプロジェクタ9は含まれる。キーボード19やマウス(図示せず。)といった適当な入力装置も、I/Oインターフェース18に接続される。フラット・スクリーン・モニタ20もまた、I/Oインターフェース18に接続されてコントローラPCのユーザに情報を表示可能である。このときタブレットPC2、3、4の全てのユーザに視認可能なスクリーンに表示することはない。CPU13、メモリ14、ハード・ディスク・ドライブ15、CD−ROMリーダ16、ネットワーク・インターフェース17、および、I/Oインターフェース18は、全て、中央通信バス21によって互いに接続されている。
コントローラPC8は、マイクロソフト・ウィンドウズ2000あるいはマイクロソフト・ウィンドウズXPオペレーティング・システムを用いて動作する。タブレットPC2、3、4は、これらオペレーティング・システムの、タブレットPC上での使用に特に設計されたバージョンで動作する。タブレットPC2、3、4は、タッチペンを用いたデータ入力が可能なタッチ・スクリーンを有する。タブレットPC2、3、4は、さらに、従来のキーボードを有するが、ここで説明する本発明の実施形態では、キーボードは使用しない。
図1および図2に例示した構成要素は、ともに、プロジェクタ9を用いて(それぞれがタブレットPCの1つを使用する)複数の評価者に画像を表示可能である。コーディネータは、コントローラPC8を用いて画像評価セッションをコントロールする。強化者は、表示された画像を精査(review)し、タブレットPC2、3、4を用いて画像評価を示す評価データを入力する。このデータはコントローラPC8へ送信される。コントローラPC8は、それから、インターネット10を介して受信した評価データをデータベース・サーバ12へ転送(forward)する。
次に、図3のフローチャートを参照して図1および図2に示したシステムの動作を概説する。ステップS1において、コーディネータは、コントローラPC8にログオンする。コントローラPC8は、ユーザインターフェースを提供し、コーディネータは、当該ユーザインターフェースを用いて、プロジェクタ9を使用して評価者に表示する画像の詳細、および、表示される画像に関連して収集されるデータを指定する。
ステップS1aにおいては、データを格納するためのデータベースが選択される。ステップS2においては、評価手法が選択される。この選択は、表示される画像に関連して収集される評価データのタイプを示す。ステップS3においては、コーディネータは、データを収集する評価者の数を指定する。この数は、タブレットPC2、3、4の1つにログインしているユーザの数に対応する。ステップS4においては、CD ROMリーダ16に挿入されたCD ROMからコントローラPC8のハード・ディスク15上へ、表示用画像がロードされる。ステップS5においては、コントローラPC8は、スイッチ5、6、および、関係するネットワーク配線を介して、タブレットPC2、3、4それぞれへ、スタート・メッセージを送信する。ステップS6においては、評価者は、タブレットPC2、3、4を用いてログオンする。このログオンのデータは、コントローラPC8へ伝えられる。全ての必要とされるユーザがログオンし、(詳細については後で説明する)その他の初期化処理が実行されると、第1の画像がデータ・メモリ14bから読み出されて、プロジェクタ9を介して評価者に表示される(ステップS7)。
ステップS8においては、タブレットPC2、3、4からの各評価者からの評価データが、コントローラPC8で受信される。コントローラPC8においてタブレットPC2、3、4のそれぞれからデータが受信されると、受信したデータは、ステップS9において、データベース・サーバ12へアップロードされる。ステップS7、S8、および、S9は、データを収集すべき画像のそれぞれに対し繰り返される。本発明の実施形態により、各評価者が各画像について情報を供したことを確認する機能がもたらされる。この機能については、後で詳述する。
図4は、本発明を実行するのに用いるソフトウェアの構造を概略的に例示する図である。本ソフトウェアは、コントローラPC8上で実行されるコントローラ・ソフトウェア22、および、タブレットPC2、3、4のそれぞれで実行される評価者ソフトウェア23、を含む。コントローラ・ソフトウェア22は、TCP/IPモジュール24を含む。TCP/IPモジュール24は、一般に用いられる通信制御プロトコル(TCP)およびインターネット・プロトコル(IP)の通信プロトコルを、コントローラPC8と、他の図1に例示したネットワークに接続する装置との間の通信に実装する。コントローラ・ソフトウェア22はさらに、コーディネータ・モジュール25を含む。コーディネータ・モジュール25は、コーディネータが、コントローラPC8を使って画像の表示および評価データの収集を制御することを可能にする。アドミニストレータ・モジュール26は、適切なパーミッションを有するユーザがシステムにかかる設定に様々な変更を加えることを可能にする。システムにかかる設定には、たとえば、新規ユーザのセットアップ、評価セッションにおいて収集すべきデータに関する詳細のコントロール、および、通信設定のコントロール、が含まれる。セキュリティ・モジュール27は、ユーザのログオン、および、失敗に終わったログオンの試みのモニタリング、を含む、監査および保安を目的としたセキュリティに関する全ての局面の制御を行う。オラクル医療用接続モジュール28は、コントローラPC8から、ルータ7およびリモート・ルータ11を介し、データベース・サーバ12に格納されたオラクル医療用データベースへ、データの転送を可能にする。最後に、コントローラ・ソフトウェア22は、ローカル・データベース29を含む。ローカル・データベース29は、後述するシステムの動作に関するデータを格納する。
次に、評価者ソフトウェア23の構造について説明する。評価者ソフトウェアは、全般的な評価者用機能を実現する第1モジュール群30、第1のタイプの評価データの収集に適切な機能を実現する第2モジュール群31、および、異なるタイプの評価データの収集を可能にする第3モジュール群32、を含む。第1モジュール群30は、先にセキュリティ・モジュール27を参照して説明したようなセキュリティ機能を、タブレットPC2、3、4について実現するセキュリティ・モジュール33を含む。TCP/IPモジュール34は、タブレットPC2、3、4を、一般的に使用されるTCP/IPプロトコルを用いて、図1に例示のネットワークと接続する別の構成要素と通信可能にする。評価者モジュール35は、タブレットPC2、3、4を用いる評価者用の全般的な機能を提供する。
第2モジュール群31は、第2モジュール群31を用いる評価データの収集に特有の機能を有するTCP/IPモジュール36、および、第1のタイプの評価データの収集に特有の機能を提供する評価タイプIモジュールを含む。第3モジュール群32もまた、TCP/IPモジュール38、および、第2のタイプの評価データの収集に特有の機能を提供する評価タイプIIモジュール39を含む。
図4に例示のソフトウェア・コンポーネントそれぞれを、後の図を参照し、さらに詳しく説明する。
図5ないし図7は、ローカル・データベース29に格納されるテーブルを例示する図である。このデータベースは、マイクロソフトSQLサーバ・デスクトップ・エンジン(MSDE)を用いて実装され、コントローラPC8(図2)のハード・ディスク・ドライブ15に格納される。
図5を参照すれば、TEMP_DATAテーブルが例示されている。このテーブルは、タブレットPC2、3、4から受信した表示された画像に関連するデータを、コントローラPC8からデータベース・サーバ12へ送信する前に、一時的に格納するのに用いられる。
TEMP_DATAテーブルは、
評価データを獲得した日時(date and time)を格納するData_Timestampフィールド、
TEMP_DATAテーブルの特定のレコードが示すデータで構成される評価者の詳細を格納するのに用いるAssessor_NameおよびAssessor_Usernameフィールド、
ならびに、
後述するように特定の評価データを保持するのに用いるAssessment_Type、Image_Number、Image_Type、Value_1、および、Differenceフィールド、を含む。
図6は、評価セッションで用いるテーブルを、テーブル間の関係と一緒に示す図である。図6においては、テーブル間の関係の濃度は、これら関係を示す矢印に示される。
システムに対するユーザのアクセスをコントロールするため、SECURITY_GROUPSテーブル41が、複数のセキュリティ・グループを定める。該複数のセキュリティ・グループは、それぞれ、Security_Group_IDフィールドに格納された識別子、および、Nameフィールドに格納された関係付けられた名前(ネーム)、を有する。これらセキュリティ・グループはそれぞれ、別々のアクセス・パーミッションと関係付けられる。
USERSテーブル42は、システムの使用権限を有するユーザの詳細を格納するのに用いられる。
USERSテーブルは、
各ユーザの文字上のユーザ名(textual username)を格納するUsernameフィールド、
パスワードを格納するPasswordフィールド、
パスワードが暗号化形式で格納されているか、を示すEncryptedフィールド、
パスワードの失効日を示す日時値を有するPassword_Expiry_dateフィールド、
ユーザのフルネームを保存するFull_Nameフィールド、
および、
SECURITY_GROUPSテーブル41内のレコードの1つを特定するSecurity_Group_IDフィールド、
を含む。
USERSテーブル42は、さらに、
特定のユーザによるログインの試みの数を格納するLogin_Attemptsフィールド、
ユーザは、システムからロックされているかどうかを示すLockedフィールド、
および、
Disabledフィールド、
を含む。
Diabledフィールドは、何らかの理由で特定のユーザがログオンをすべきでないような場合に、アドミニストレータによって、特定のユーザのレコードを無効(ディスエーブル)にすることを可能にするフィールドである。
LOGIN_SESSIONテーブル43は、特定ユーザのログオン・セッションに関連するデータを含む。Session_GUIDフィールドは、そのセッションに固有の識別子を格納する。Usernameフィールドは、USERSテーブル42内の特定のユーザのレコードを特定する。Machine_IDフィールド、および、IP_Adressフィールドは、ユーザがログインしているタブレットPC2、3、4の1つを特定する詳細を供する。Login_Timestampフィールドは、ユーザがログオンした時を示すデータを格納する。Logged_Outフィールドは、ユーザが既にログアウトしたか否かを示し、Logged_Out_Timestampフィールドは、ユーザがログアウトした日時(date and time)を示す。Logged_Out_Reasonフィールドは、ログアウトの理由を特定可能にする。LOGIN_SESSIONテーブル43のレコードで表されるログイン・セッションは、特定のユーザのログオンを表す。これに対し、ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44内のレコードが示す評価セッションは、LOGIN_SESSIONテーブル43内の複数のレコードで構成される全評価セッションの関する詳細を格納する。LOGIN_SESSIONテーブル43のAssessment_Session_GUIDフィールドは、ログインと関係する、テーブル44の特定の評価セッションを一意的に特定する。
ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44は、Assessment_session_GUIDフィールドに格納された固有の識別子を有する。Start_Timestampフィールドは、セッションが介しした日時を格納し、End_Timestampフィールドは、セッションが終了した日時を格納する。Number_of_Imagesフィールドは、評価セッションで表示され評価されるべき画像の数を示す。Session_GUIDフィールドは、特定の評価セッションで評価データを提供する責を負っているユーザを示すLOGIN_SESSIONテーブル43の1つまたは複数のレコードを特定する。Number_of_Assessorsフィールドは、特定の評価セッションに対しデータを寄せる評価者の数を示す。Scoring_Timeフィールドは、画像を評価者に表示する時間の長さを示す。OC_Studyフィールドは、データベース・サーバ12に格納されたオラクル医療用データベース内のレコード群(学習(スタディ)と称する。)を特定する。このデータは、コントローラPC8が、受信した評価データを、データベース・サーバ12に格納されたオラクル医療用データベースの的確なパートに、確実に送るために用いられる。Training_Sessionフィールドは、セッションが学習セッションに指定されているか否かを示す。このフィールドの重要性については、後で詳述する。
上述したように、画像についての収集すべきデータは、複数の相異なるタイプのうちから1つである場合がある。収集すべきデータのタイプは、評価モジュールによって特定され、Module_GUIDフィールドが、収集すべきデータの詳細を供するASSESSMENT_MODULESテーブル45内のレコードを特定する。ASSESSMENT_MODULESテーブル45は、モジュール固有の識別子を供するModule_GUIDフィールド、モジュールの名前(ネーム)を供するNameフィールド、および、モジュールに関連するコードのコントローラPC8上での場所を示すLocal_Pathフィールド、を含む。コントローラPC8に評価データを獲得するのに必要なコンピュータ・プログラム・コードを格納することにより、(図4のモジュール31、32のうちの1つに対応する)適当な評価モジュールを、必要に応じ、タブレットPC2、3、4の1つへダウンロード可能である。同様にして、追加の評価タイプを作成することができ、適当なプログラム・コードが必要に応じてダウンロード可能である。
NON_ASSESSED_IMAGESテーブル46は、欠損データの詳細を獲得するのに用いることができる。上述のように、本発明実施形態は、表示される画像それぞれについて、各評価者からデータを確実に収集するための機構を導入することができる。この、NON_ASSESSED_IMAGESテーブルは、その機能を供するために用いられる。
このテーブルは、
固有の識別子を格納するNon_Assessed_Image_GUIDフィールド、
評価データを提供することに失敗したログイン・セッションを特定するSession_GUIDフィールド、
画像が表示された評価セッションを表すASSESSMENT_SESSIONSテーブル44内のレコードを特定するAssessment_session_GUIDフィールド、
および、
データが欠損している画像の詳細を供するImage_IDおよびImage_Typeフィールド、
を含む。
このテーブルの使用態様については、以下でさらに詳細に説明する。
図6はまた、システムへのログイン失敗のそれぞれに関するデータを格納するACCESS_FAILUREテーブル47を例示する。これにより、システムにおけるセキュリティをモニタ可能になる。該テーブルは、ログイン失敗それぞれに対し固有の識別子を格納するAccess_Failure_GUIDフィールドを含む。該テーブルは、さらに、ログイン・セッションを特定するSession_GUIDフィールド、ならびに、失敗に終わったログインが実行されたタブレットPCを特定するMachine_ID、および、IP_Adressフィールド、を含む。Failure_Timestampは、当該失敗に終わったログインが試みられた日時を示し、Failure_Reasonフィールドは、失敗の理由を示す。Attempted_Usernameフィールドは、当該失敗に終わったログイン処理にて入力されたユーザ名を示す。
図7は、様々な監査機能をデータベース上で実行可能にする5つのテーブルを例示する。
これらのテーブルは、
AUDIT_ASSESSMENT_SESSIONSテーブル48、
AUDIT_USERSテーブル49、
AUDIT_NON_ASSESSED_IMAGESテーブル50、
AUDIT_ASSESSMENT_MODULESテーブル51、および、
AUDIT_SECURITY_GROUPSテーブル52、である。
図7に示すテーブルの用法については、以下で詳述する。
図7に例示のテーブルは、集合的に用いられ、図6に示した同じ名前のテーブル内のレコードについて、実行されたアクション(例えば、アップデート、変更、および、削除動作)に関する監査証跡を格納する。この監査証跡は、上述したアメリカ合衆国食品医薬品局(FDA)が発行した21 CFR Pt11に記載の要件をシステムが満たすための要請である。これについては、以下でも詳述する。
図7に例示のテーブルへの投入には、データベース・トリガが用いられる。このデータベース・トリガは、所与のデータベース・テーブルに対してアクションを行い、また、監査証跡内に当該アクションの記録(レコーディング)を行う。これにより、ソフトウェア内およびソフトウェア外で行われるデータベースの変更の追跡(トラッキング)が可能である。
AUDIT_ASSESSMENT_SESSIONSテーブル48への投入は、ASSESSMENT_SESSIONSテーブルに対するトリガの発火(ファイアリング)による。このトリガは、ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44のレコードに関連した挿入、アップデート、および、削除の操作を記録する。上述の説明から明らかだが、このレコードは、ソフトウェアを用いた評価セッションの作成、実行、および、完了の際に、ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44へ格納される。
USERSテーブルに対するトリガの発火により、AUDIT_USERSテーブル49への投入が行われる。このトリガは、USERSテーブルのレコードに関連した挿入、アップデート、および、削除の操作を記録する。レコードは、ユーザの作成、変更、および、解除(デアクティべーション)の際に、USERSテーブル42内に格納される。AUDIT_USERSテーブル49に関するトリガにより、パスワード変更といったイベントも記録される。
NON_ASSESSED_IMAGESテーブル46に対するトリガの発火により、AUDIT_NON_ASSESSED_IMAGESテーブル50への投入が行われる。このトリガは、NON_ASSESSED_IMAGESテーブル46に関連した挿入、アップデート、および、削除の操作を記録する。ユーザ/複数ユーザが表示された画像に関する評価を記録しない場合に、NON_ASSESSED_IMAGESテーブル46内に格納され、そのようなレコードは、ソフトウェアによって、後述のスコアリング・セッションの過程において操作される。
SECURITY_GROUPSテーブル41に対するトリガの発火により、AUDIT_SECURITY_GROUPSテーブル52への投入が行われる。このトリガは、SECURITY_GROUPSテーブル41に関連した挿入、アップデート、および、削除の操作を記録する。レコードは、ソフトウェアによってSECURITY_GROUPSテーブル41内に挿入、アップデート、または、削除されない。SECURITY_GROUPSテーブル41に関するレコードの作成、変更、および、削除は、AUDIT_SECURITY_GROUPSテーブル52において監査されるデータベースに対して直接的に行われる。
注記するが、図7の監査テーブルの1つに記録される各エントリについて、親テーブル(parent table)に対して実行されるSQL文(SQLステートメント)も記録される。したがって、これにより、親テーブルに対して実行される正確なアクションが、監査テーブルの1つにそれぞれ記録される。
これより、画像表示および評価データ収集を行うシステムの動作についてさらに詳細に説明する。先ず図8を参照すれば、コーディネータとしてコントローラPC8へログインするユーザに供される選択を図示するフローチャートが示される。これは、コントローラ・ソフトウェア22のコーディネータ・モジュール25によって提供される(図4)。ステップS10においては、ユーザに、3つの選択肢を供するホームページが提示される。ステップS11においては、ユーザは、パスワードの変更を選択可能であり、ステップS12においては、ユーザは、システムからのログアウトを選択可能であり、ステップS13においては、ユーザは、評価セッションの開始を選択可能である。ユーザがステップS13における評価セッションの開始を選択した場合には、処理は、図8のステップS14に示すように、図9のステップS15へ進む。
次に、図9を参照すれば、ステップS16においては、現在動作中の評価セッションが存在するか否か判定される。現在動作中の評価セッションが無い場合には、処理は、ステップS17から、直接的に図10に進む。しかし、ステップS16にかかるチェックにより、動作中のセッションが存在すると判定される場合には、処理はステップS18へ移る。ステップS18においては、現在動作中の評価セッションを継続させるか、あるは、現在動作中の評価セッションをキャンセルするかを、ユーザに選択させるダイアログを提示する。ユーザが、現在動作中の評価セッションのキャンセルを選択した場合には、処理はステップS19へ移る。ステップS19においては、現在動作中の評価セッションにおいて表示されるべきであった画像を、コントローラPC8のハード・ディスク15から削除する。さらに、現在キャンセルされる評価セッションを表すASSESSMENT_SESSIONSテーブル44のレコードを適切にアップデートする。現在キャンセルされる評価セッションに関連するLOGIN_SESSIONテーブル43の各レコードを適切に修正する(ステップS20)。キャンセルされた評価セッションの画像の削除、および、データベースのテーブルに対する適切な修正が完了すると、処理は、ステップS16へ移る。ステップS16においては、動作中の評価セッションに関するチェックにおいて偽(false)が返され、処理がステップS17へ移され得ることになる。
ステップS18において表示されるダイアログに付帯し、ユーザが現在動作中の評価セッションの継続を選択した場合には、コントローラPC8は、現在動作中の評価セッションでスコアリングされていない画像のランダム・リストを作成する。この作成は、ユーザに対して未だ表示されていない画像を決定することにより行われる。また、この作成は、(後述する)コントローラPC8内の適当なフォルダに格納された画像と、オラクル医療用データベース内に格納されているデータの示す画像、あるいは、NON_ASSESSED_IMAGESテーブル46内に存在するレコードにかかる画像、とを比較することに帰結させることもできる。そして処理は、ステップS22へ移行する。ステップS22は、処理を、後述する図10のステップS35へ移行させる。
次に、図10を参照し、新規の評価セッションを開始させる役割を担う処理について説明する。ステップS23においては、TEMP_DATAテーブル40(図5)内の全てのレコードを、削除する。TEMP_DATAテーブル40は、タブレットPC2、3、4からコントローラPC8へデータが受け入れられてから、データベース・サーバ12へ当該データが送られるまでの間、一時的に当該データを格納するのに用いられる。新規の評価セッションが作成される場合には、TEMP_DATAテーブル40内に格納されたデータは関連がないため、削除される。ステップS23において、TEMP_DATAテーブルのレコードが削除されると、ステップS24において、セッション・セットアップ・ダイアログ53(図11)がユーザに対して表示される。ステップS25においては、ユーザは、ダイアログ53に配されたドロップダウンリスト54を用い、収集された評価データが関係付けられている、データベース・サーバ12内に格納されたオラクル医療用データベースの学習を選択する。ステップS26においては、ドロップダウンリスト55を用いて、収集すべき評価データのタイプが選択される。ASSESSMENT_MODULESテーブル45のレコードのName(ネーム)フィールドを読んでドロップダウンリスト55が装備される。ステップS25において、学習を選択し、ステップS26において、評価タイプを選択すると、次に、ユーザは、画像ロード・ボタン56を用いて、第1CD ROMからコントローラPC8へ、画像をロードする(ステップS27)。画像ロード・ボタン56が押下されると、処理は、CD ROMリーダ16内にCD ROMが存在するか否かを判断し、CD ROMが存在しない場合には、適切なエラーメッセージがユーザに対し表示される。適切なCD ROMがCD ROMリーダ16内に存在する場合には、画像が、CD ROMからコントローラPC8のハード・ディスク15にロードされる(ステップS27a)。これらの画像は、コントローラPC8のハード・ディスク15の「バッチ1」フォルダ内に格納される。画像を、CD ROMから「バッチ1」フォルダへロードすると、ステップS28においては、ユーザは、CD ROMリーダ16へ別のCD ROMを挿入し、ダイアログ53に配された第2の画像ロード・ボタン57を選択して第2のCD ROMからコントローラPC8のハード・ディスク15に画像をコピーする。これらの画像は、ハード・ディスク15の「バッチ2」フォルダ内に格納される。
注記すべきは、本発明の実施形態においてCD ROMリーダ16に挿入される第1および第2のCD ROMは、相異なるCD ROMである点である。これにより、第1のCD ROMからデータを読み出すときに、第1のCD ROMのボリューム・ラベルを格納し、この格納されたボリューム・ラベルと、第2のCD ROMのボリューム・ラベルとの比較が容易になる。この比較は、ステップS29において実行され、ボリューム・ラベルが一致すると判断した(CD ROMリーダ内に、2度、同じCD ROMが装着されたことを示す)場合には、ステップS30において、適当なエラーメッセージがユーザに対して表示され、処理は、ステップS28へ戻る。ステップS28においては、ユーザは、別のCD ROMをCD ROMリーダ16へ挿入して第2の画像ロード・ボタン57を選択し、画像をコントローラPC8の「バッチ2」フォルダへロードすることができる。注記すべきは、ステップS29のチェックが、第1および第2のCD ROMが相違することを示すまでは、実際に、CD ROMから「バッチ2」フォルダへ画像はコピーされない点である。CD ROMから「バッチ2」への画像のロードは、ステップS31において行われる。
適当な画像が、コントローラPC8の「バッチ1」および「バッチ2」フォルダへロードされると、処理は、ステップS32へ移る。ステップS32においては、コントローラPC8の「バッチ1」および「バッチ2」フォルダの両方の画像に関するランダムな順序のリストが作成される。注記するが、このランダムな順序のリストは、いくつかの画像については、複数回含んでもよい。
画像を2つの別々のフォルダに分けることで、2つの別々の部分母集団を作成することができる。画像に関連するデータを獲得した際には、データは、どの画像と関連するかを特定するデータとともに格納される。各画像を特定する識別子は、その画像が、「バッチ1」フォルダまたは「バッチ2」フォルダのいずれから取られたものかを示すように作成することができ、そうすることによって、獲得された、2つのデータ部分母集団を、格納したデータ内で区別することができる。例えば、「バッチ1」フォルダに格納した画像は、スコアリング・データを収集および格納するのに用いられるものであり、他方、「バッチ2」フォルダに格納した画像は、整合性(コンシステンシー)をチェックするために用いられるものである。例えば、「バッチ2」フォルダは、採点者の無矛盾性を確保するために繰り返される、多くの画像を含んでよい。「バッチ2」フォルダ内に格納された画像は、多くの評価セッションに共通のものとすることでセッション間の整合性をモニタリングすることも可能である。
ステップS33においては、ユーザは、スライド・バー58を用い、その評価セッションの評価データを寄せる評価者の数をダイアログ53へ入力する。ステップS34においては、ユーザは、スライド・バー59を用い、(後述する)評価者が評価データを供するための秒数を示す時間値を入力する。上述の、ステップS23からステップS34を参照して説明した処理は、評価セッションを構成するのに必要な全てのデータについて行われる。注記するが、ダイアログ53は、特定の情報を供することに用いられるある種のエレメントを用いた後で、ダイアログ53の個々の要素それぞれを有効(イネーブル)にするのみで、上述のステップが説明したとおりの順番で確実に実行されるように構成される。例えば、図11を見れば、ドロップダウンリスト54は、使用可能であるが、ドロップダウンリスト55、画像ロード・ボタン56、57、および、スライド・バー58、59は、使用できないように、グレーで表示される。
上述の方法に従って評価セッションを設定すると、処理は、ステップS35へ移る。ステップS35においては、ユーザは、ボタン60を用い、クライアントの接続の受諾をトリガする。各クライアント接続は、タブレットPC2、3、4の1つを用いて評価データを寄せる評価者からの接続である。各クライアント接続は、ローカル・データベースのLOGIN_SESSIONテーブル43内のレコードと関係付けられる。コントローラPCは、必要数の接続を受けるまで待機する。ステップS36においてはチェックが行われ、コーディネータが評価セッションのキャンセルを選択したかどうか判断される。セッションがキャンセルされなかった場合には、処理は、ステップS37に移る。ステップS37においてはチェックが行われ、特定数の接続が樹立されているかどうか判断される。特定数の接続が樹立されていない場合には、ステップS36およびS37は、必要数の接続が樹立されるか、あるいは、ユーザがセッションのキャンセルを選択するまで、繰り返される。ステップS36においてユーザがキャンセルを選択した場合には、ステップS38において、画像が、コントローラPC8のハード・ディスク15の「バッチ1」および「バッチ2」両フォルダから削除され、ステップS39において、特定の評価セッションに対するログインに関連するLOGIN_SESSIONテーブル43のレコードが、適宜アップデートされる。次に、ステップS40において、処理は図8に戻る。図8においては、コーディネータに再度、コーディネータのホームページが提示される。
ステップS36において、セッションがキャンセルされなかった場合には、特定数の接続を受けたときにステップS36およびS37からなるループから抜ける。特定数の接続を受けたときには、処理がステップS41へ移る。ステップS41においては、ユーザに別のダイアログが提示される。この別のダイアログは、評価セッションを開始するのに用いられる。また、適当なボタンを選択することにより、このダイアログを用いてセッションをキャンセルしてコーディネータのホームページに戻ることもできる。このボタンを使用したことは、ステップS42において検出される。このボタンが選択されると、処理は、ステップS38へ移る。ステップS38の実行する処理は、既に説明したとおりである。ユーザはステップS42においてホームページへ戻ることを選択しなかった場合には、ユーザは、セッションを「学習セッション」に指定・選択することができる。学習セッションは、評価者を教習するために用いられるものであって、データがオラクル医療用データベースに書き込まれることはない。このセッションは、ステップS43において、「チェック」を別のダイアログの適当なチェック・ボックスに入れることで行われる。チェック・ボックス内にチェックが入ると、処理はステップS44に移る。ステップS44においては、セッションが学習セッションに指定される。この重要性については、以下において詳述する。ステップS44におけるセッションの学習セッション指定、あるいは、セッションが学習セッションでない場合のステップS43における処理の後、ステップS45において、処理は、図12のステップS46に移る。
図10Aを参照すれば、評価セッションのセットアップ用の別の処理が例示される。図10Aのフローチャートの一部、破線で示されている部分は、図10のフローチャートの対応する部分と同一である。しかしながら、図10のステップS32は、図10Aにおいては、ステップ32aないしS32iに置き換わっている。
図10Aを参照すれば、ステップS31において、CD2から画像をロードした後、ステップS32aにおいて、チェックが行われ、CD1およびCD2の組み合わせは、以前の評価セッションにおいて使用されたことがあるかどうか判断される。当然のことだが、このチェックは、適当なデータベースに格納されたデータによって、2つのCDのIDを比較するステップを含む。これらのCDの組み合わせは、以前に用いられたことがないと判断された場合には、処理はステップS32bに移る。ステップS32bにおいては、画像は、図10におけるステップS32の手法と類似の方法で無作為化(ランダム化)される。ステップS32bにおいて画像がランダム化された後、実行したランダム化を、ステップS32cにおいて、適当なデータベースに格納する。ステップS32cに格納されたデータは、第1および第2のCDの識別子を含み、そうすることで、このランダム化されたデータを、このCDの組み合わせが招来用いられた場合に取り出すことが可能となる。加えて、ステップS32cに格納されるデータは評価セッションの日時を含み、そうすることによって、格納したランダム化を、招来の評価セッションで、日時に基づいて選択することが可能となる。このように、ステップS32cにかかる処理が完了した時点で、画像は、必要に応じてランダム化され、そして、ステップS33における処理が可能なように、適切なデータが格納されたことがわかる。
ステップS32aにかかるチェックにより、今用いられるCDの組み合わせは、以前用いられたことがあると判断された場合には、処理は、ステップS32dに移る。ステップS32dにおいては、ユーザに対し指示が出される。この指示は、ユーザに対し、新規のランダム化、または、既にあるランダム化のいずれかを選択することを要求するものであり、ユーザによる入力は、ステップS32eで処理される。当然のことだが、ユーザが以前のランダム化および新規のランダム化を選択可能であることには有利点が存在する。特に、評価セッションは反復されるべきであり、かつ、最初のセッションと同一の条件下でセッションが実行されることが望まれる場合には、同じランダム化が用いられることが好ましい。しかしながら、異なるセッションを実行する場合には、新規のランダム化が望まれる。ステップS32eにおいて受けた入力が新規のランダム化の作成を示す場合、処理は、ステップ32eからステップ32bへ移る。ステップ32bにおいては、ランダム化が実行され、上述のとおりに処理が進行する。しかしながら、ステップS32eにおいて受けた入力が現存のランダム化を使用することを示す場合、処理は、ステップS32fへ移る。ステップS32fにおいては、チェックが実行され、現在用いられているCDの組み合わせに対し、データベースに幾つのランダム化が格納されているかが求められる。当然のことだが、このチェックは、以前の評価セッションにかかるステップS32cにおいて格納されたデータを特定する、データベースに対するCDのIDを用いたクエリを含む。この特定のCDの組み合わせに関係づけられたランダム化が1つより多く存在すると判断された場合には、処理は、ステップ32fからステップ32gへ移る。ステップ32gにおいては、ユーザは、以前用いたランダム化のうちから1つを選択するように指示される。この指示では、ユーザに対し、以前に用いたランダム化のリストを、それらのランダム化が用いられた日時に基づいて、提供することが好ましい。ステップS32gから、処理は、ステップS32hへ移る。ステップS32hにおいては、表示されたランダム化のうちの1つについての選択を受け取る。この、選択されたランダム化は、ステップ32iにおいて、読み取られ、処理は、ステップS33へ移る。ステップ32fにおけるチェックが、特定のCDの組み合わせに関係付けられるランダム化がただ1つだけ存在すると判断すれば、処理は、直接的にステップS32fからステップS32iへ移る。
容易にわかることだが、図10Aを参照し説明した評価セッションのセットアップにかかる処理の変形例は、同一の条件下で、つまり同一のランダム化で、評価セッションを再実行することを可能にする柔軟性をもたらす。
本発明の実施形態においては、評価セッションは、図10Aに例示の処理を用いてセットアップされる場合、図9の処理を幾分修正する必要がある。特に、図9に関し、ステップS16において、動作中のセッションが特定され、ステップS18において続行される場合には、ステップS21において画像のランダム化集合を生成する代わりに、以前の画像のランダム化集合に関し表示されていない画像を、以前のランダム化に従って、読み出す。こうすることで、同一条件で再実行すべき評価セッションが中断された場合に、以前に作成したランダム化を用いて継続させることが可能になる。
図9、図10、および、図10Aを参照して説明した処理は、評価セッションのセットアップ、および、タブレットPC2、3、4のコントローラPC8への接続に関連するものである。図12および図13を参照し、これより、評価データの収集について説明する。
先ず、図12を参照すれば、ステップS47においては、コントローラPC8から各タブレットPC2、3、4へメッセージが送られる。このメッセージは、評価セッションがもうすぐ開始されること、および、評価者に対し、「評価セッションに参加」ボタンをクリックし、評価データの供与の開始に対して準備か整っていることを示すことを指示するものである。そして、ステップS48においては、全てのユーザが「セッション開始」ボタンをクリックするのを待つループが形成される。全てのユーザが、このボタンを選択すると、処理は、ステップS49へ移る。ステップS49においては、チェックが実行され、現在の評価セッションについて、ローカル・データベースのASSESSMENT_SESSIONSテーブル44にレコードがあるか否かが判断される。セッションが存在しないと判断された場合には、ステップS50において、新規のレコードが、ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44内に作成される。適当なレコードが存在する場合には、ステップS51において、そのレコードを適切にアップデートする。ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44に格納されたデータは、既に説明したとおりである。容易に理解されることだが、このテーブル内のレコードが要求するデータは、コーディネータが上述のダイアログ53に入力したデータから得られる。ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44は、Training_Sessionフィールドを有する。このフィールドは、現在のセッションが学習セッション(Training Session)であるか否かを示すために設定される。ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44内の各レコードは、さらに、評価データを寄せる評価者のログインを特定するLOGIN_SESSIONテーブル43のレコードを参照する。ステップS50、または、ステップS51において、ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44内に適当なレコードが作成、または、アップデートされると、処理は、評価データの収集を行うことができる。
ステップS52においては、先に作成したランダム化リスト(図10、ステップS32)から、第1の画像が選択され、表示される。ステップS33においては、選択された画像が、プロジェクタ9(図2)を用いてスクリーン上に画像を投影することにより、ユーザに表示される。コントローラPC8は、各評価者に対し、メッセージを送り、画像評価が開始される(ステップS54)。そして、タブレットPC2を用いて各評価者からの評価データが求められる。ステップS55においては、チェックが実行され、各評価者から画像評価データを受け取ったかどうか判断される。何人かの評価者が、まだ、評価データを寄せていない場合には、処理はステップS56へ移る。ステップS56においては、時間切れチェック(タイムアウト・チェック)が実行される。つまり、チェックにより、ステップS34においてコーディネータが指定した時間だけ画像が表示されたか否か判断される。時間切れの期限までまだ達していない場合には、処理はステップS57へ移る。ステップS57においては、コントローラPCは、タブレットPC2、3、4から寄せられるスコアを受けることができる。ステップS57において、評価データを受け取った場合、ステップS58においてチェックが実行され、現在のセッションが学習セッションであるか否か判断される。(このことは、ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44の適当なレコードから識別可能である。)現在のセッションが学習セッションである場合には、データを獲得する必要がないため、処理はステップS55に戻る。そうでない場合には、受け取った採点データ(scored data)を、TEMP_DATAテーブル40(図5)に格納し、いずれ、データをデータベース・サーバ12に転送する必要がある。TEMP_DATAテーブル40に格納されるデータについては、以下で詳述する。データをこのテーブルに格納した後、処理は、ステップ55に戻る。
上で述べたループは、評価データを全ての評価者から受信した場合(ステップS55)、または、タイムアウトの期限に達した場合(ステップS56)のいずれかで、抜け出る。タイムアウトの期限に達したなら、このことは、少なくとも1人の評価者が評価データの送信に失敗していることを示す。よって、新規のレコードが、コントローラPC8に格納したローカル・データベースのNON_ASSESSED_IMAGESテーブル46に、作成される。Non_Assessed_Image_GUIDフィールドは、欠損している評価データのための固有の識別子を提供する。レコードは、欠損データに関与しているログイン・セッションを示すSession_GUIDフィールド、および、データが得られなかった画像の詳細と一緒に現在の評価セッションを特定するAssessment_Session_GUIDフィールドを含む。レコードを、NON_ASSESSED_IMAGESテーブル46内に作成すると、処理は、ステップS61へ移る。注記するが、すべての応答を受け取ってステップS55ないしステップS59からなるループを抜け出た場合には、欠損データが存在しないと推論され、処理は、直接、ステップS55からステップS61へ移る。
S61においては、プロジェクタ9は、一切の画像を表示せず、スクリーンは、「空白」となって、画像間の遅延をつくる。ステップS61においては、チェックが実行され、セッションは学習セッションとしてマークされているか否か判断される。評価セッションが、学習セッションとしてマークされていない場合には、ステップS62において、データは、TEMP_DATAテーブル40からデータベース・サーバ12に格納されたオラクル医療用データベースへ、コピーされる。これにより、ステップS63においては、TEMP_DATAテーブルのレコードを削除することができ、処理は、ステップS64へ移る。ステップS61におけるチェックにより、現在の評価セッションが学習セッションであると判断された場合には、処理は、直接、ステップS64へ移る。ステップS64においては、チェックが実行され、現在の画像が、表示すべき画像の最後の画像であるかどうか判断される。表示された画像が最後の画像でない場合、処理は、ステップS64aへ移る。ステップS64aにおいては、次に表示する画像が選択され、処理がステップS53へ移り、上述のように処理が続けられる。全ての画像を表示した(つまり、ステップS64の条件が満たされた)場合、ステップS65において、チェックが実行され、評点が付けられていない(アンスコアード(unscored))画像が存在するか否か(つまり、現在のセッションに関連したNON_ASSESSED_IMAGESテーブルにレコードが存在するか否か)が判断される。評点が付されていない画像が存在する場合には、ステップS66において、処理は、図13のステップS71へ移る。当該ステップについては、後で詳述する。
ステップS65において、評点が付されていない画像がない場合には、処理は、ステップS67へ移る。ステップS67においては、評価セッションが成功裡に完了したことを示すメッセージが、ユーザに対して表示される。ステップS68においては、ASSESSMENT_SESSIONSテーブル44内の評価セッションのレコードが、完了とマークされ、ステップS69においては、コントローラPC8の「バッチ1」および「バッチ2」フォルダから、画像が削除される。ステップS70において、処理は、図8のステップS10へ戻る。該ステップにおいては、コーディネータに、上述のコーディネータ・ホームページが再び提示される。
上述したことだが、幾つかの画像について、全ての評価者から評価データを収集できていない場合には、再び、それらの画像を評価者に対して提示し、適当な評価データを得る処理が実行される。これより、図13を参照し、この処理について説明する。注記するが、処理は、図12のステップS66から、図13のステップS71へ移る。ステップS72においては、フラット・スクリーン・モニタ20上に、コーディネータに向けたメッセージが表示される。該メッセージは、評点が付されていない画像が存在することを示すものである。ステップS73においては、評点が付されていない画像に関するレポートが作成され、再度、モニタ20を用いてコーディネータに提示される。ステップS74においては、コーディネータは、全ての評価者からデータを受け取っていない画像の表示を再実行させるように指示される。当該指示に応答する形で、ボタンを押下することにより、ステップS75においては、全ての画像に対して評価データを送ることに失敗した評価者それぞれに対し、メッセージが送られる。ステップS76においては、(評価データが欠損している)第1の画像が表示を目的として選択され、ステップS77においては、当該画像が、プロジェクタ9を用いて表示される。ステップS78においては、コーディネータは、上述のように、データの収集を開始する。ステップS79においては、チェックが実行され、評価データを全ての評価者から受け取ったかどうか判断される。注記するが、ここでは、当該画像に関連するImage_IDを有するNON_ASSESSED_IMAGESテーブル46のレコードに格納されたSession_GUIDを有する評価者に対してのみ、その画像に関するデータの収集が行われる。適当な全ての評価者から、未だ、データを受け取っていない場合には、処理は、ステップS80へ移る。ステップS80においては、タイムアウトのチェックが実行される。タイムアウトでない場合には、ステップS81において、スコア(評点)が受け取られ、ステップS81aにおいて、TEMP_DATAテーブルに格納される。評価セッションが、学習セッションでない場合には、NON_ASSESSED_IMAGESテーブルのレコードは、適切な画像・ユーザの組み合わせについて、削除される。ステップS82においては、受け取ったデータが、データベース・サーバ12のオラクル医療用データベースに転送される。
ステップS79ないしステップS82にかかるループは、データを求められている適切な評価者のそれぞれからデータを受け取るまで(ステップS79)、あるいは、タイムアウトの期限に達するまで(ステップS80)、継続される。ステップS80にかかるタイムアウトにより、ループから抜けた場合には、少なくとも何人かの適切な評価者が、評価データを送ることに失敗したと推論できる。ステップS83においては、これら欠損データの詳細について、NON_ASSESSED_IMAGESテーブルに記録され、処理は、ステップS84へ移る。注記するが、ステップS79ないしステップS82にかかるループから、ステップS79において抜け出た場合、欠損データはないものと推論することができる。よって、処理は、直接、ステップS84へ移る。ステップS84においては、遅延を発生させるように、待機コマンドが実行される。
ステップS85においては、チェックが実行され、さらに別の画像を表示すべきかどうか判断される。別の画像を表示すべき場合には、ステップS86において、次の表示用の画像が選択される。しかしながら、先に表示した画像が、表示すべき最後の画像であった場合には、ステップS87において、チェックが実行され、欠損データが未だ存在するかどうか、NON_ASSESSED_IMAGESテーブル46にクエリを送ることにより、判断される。欠損データが存在しない場合には、処理は、ステップS88へ移り、そして、図12のステップS67へ移る。しかしながら、欠損データが存在する場合には、処理は、ステップS72へ戻る。
注記するが、評価データが欠損している画像のそれぞれについて、それぞれ異なる評価者集合に対し、評価データの送信が求められる。これは、NON_ASSESSED_IMAGESテーブル46から、特定のImage_IDを有するレコードのSession_GUIDフィールドにおいてどのユーザのログイン・セッションが参照されているかを調べることで、導くことができる。従って、ステップS79にかかるチェックは、別の画像に対しては、異なる結果を導いてしまうことも、当然にある。
注記するが、上記処理を実行中であれば、いつでも、コーディネータは、評価セッションのキャンセルを選択することができる。これは、図14に示す。ステップS89が形成するループは、「キャンセル」ボタンの押下によってのみ、そこから抜け出ることがわかる。ループから抜け出ると、すぐに、コーディネータは、再度、図10のステップS10で示されるホームページの提示を受ける。例えば、ダイアログ53(図11)は、当該機能を提供する「ホームページに戻る」ボタンを備えている。
次に、コントローラPC8を用いて評価セッションのセットアップおよび評価データの収集を行う方法について説明する。すでに簡単に説明したことだが、異なるタイプの評価データを収集することができる。これから、データの収集の方法について説明する。ここでは、タブレットPC2、3、4を用いる評価者に提示されるグラフィカル・ユーザ・インターフェース、および、当該インターフェースを介して入力されるデータを参照し、説明する。
図15は、評価者ソフトウェア23(図4)の評価者モジュール33が提供する、タブレットPC2、3、4を用いる評価者に対するGUIの動作を示すフローチャートである。ステップS91においては、ユーザは、ユーザ名(user name)およびパスワード(後で詳述。)を入力して、ログインする。後述のとおり、どの評価データを収集しようとしているかを示しつつ、現在の評価セッションに適切な、プログラム・コードで構成される評価モジュールがダウンロードされる(ステップS91a)。そして、ユーザは、ステップS92において、ホームページを提示される。該ホームページは、ボタン71を用いたパスワードの変更(ステップS93)、あるいは、ボタン72を用いたログアウト(ステップS94)のための選択肢を提供する。通常の使用においては、ユーザは、ステップS92において、ホームページを訪れ、そして、コントローラPC8から評価セッション開始のコマンドが送られるのを待つ(図12、ステップS47)。評価セッション開始のコマンドを受理すると、ユーザは、ボタン73を選択することにより、開始の準備が整っていることを確認する。注記するが、ボタン73は、コントローラPC8から適切なコマンドを受理することによってのみ、動作する。
説明する実施形態においては、2つの評価スキームを用いる。これらスキームについてこれより説明する。ステップS91aにおいてダウンロードされた評価モジュールが、タイプ1評価データに関連するものである場合には、処理は、ステップS92におけるホームページ70から、ステップS95へ移り、図15のステップS96において、図17のステップS99へ移る。この機能は、評価ソフトウェア23(図4)の評価タイプIモジュール37によって、提供される。
図17を参照すれば、ステップS100においては、チェックが実行され、評価セッションが終了したか否か判断される。(例えば、コントローラPC8を用いるコーディネータの動作によって)セッションが終了した場合には、ステップS101において、評価者に対し、セッションが終了したこと、および、ユーザによるセッションの終了の承認を求めるメッセージが表示される。ユーザの承認を受け取り(ステップS102)、ステップS103において、ユーザはログアウトし、ステップS104において、処理が終了する。
評価セッションが終了していない場合には、処理は、ステップS100から、ステップS105へ移る。ステップS105においては、プロジェクタ9を用いて画像が表示されていることを示しつつ、コントローラPC8からの開始コマンドを受け取るまで、ループが形成される。開始コマンドが受理されると、処理は、ステップS106へ移る。ステップS106においては、評価者のタブレットPC2、3、4のディスプレイ装置に対し、図18に例示するような入力画面80が表示される。図18を見ればわかるが、データ入力画面は、評価データの入力に用いるスケール(尺度)81を備える。スケール81は、視覚的アナログスコアを獲得するのに用いられる。また、スケール81は、スケールの一方の極端である値「0」から、他方の極端である値「10」まで、の値を表している。プロジェクタ9を用いて評価者に対して表示される画像は、瘢痕の画像である。例えば、それは、ヒトの皮膚の瘢痕である。スケールは、該瘢痕の重症度を指し示すのに用いられる。値「0」を指す位置は、評価者が瘢痕を認知不能であること(つまり、画像は、事実上、瘢痕を持たない皮膚である。)を示し、値「10」を指す位置は、瘢痕が非常に重症であることを示す。
データは、スケール81を利用し、ユーザがタッチペンを用いてタブレットPC2、3、4の1つの表示スクリーン上に表示されたスケール81上の位置を特定することで入力される。ステップS107において、入力のため待機する。そして、ステップS108において、チェックが実行され、タイムアウトの期限に達したかどうか判断される。タイムアウトの期限は、コントローラPC8が、タブレットPC2、3、4に対して通知する。タイムアウトの期限に達していない場合には、処理は、S106へ戻り、そして、ステップS106、S107、および、S108が、入力を受けるまで、あるいは、タイムアウトの条件が満足されるまで、繰り返される。
入力を受けると、スケール81上に印された意図は、実数スコアに変換される(ステップS109)。インターフェースは、0.05cmの精度で、スケール81上の位置を計測するように構成される。そして、ステップS110において、スコアは、コントローラPC8へ送信される。ステップS111およびステップS112においては、評価者のインターフェースは、全評価者からのデータの受理に関するタイムアウトの条件が満足されるか、あるいは、全ての評価者が評価データを寄せるか、のいずれかまで待機する。そして、処理は、ステップS113へ移る。ステップS113においては、タブレットPC2、3、4のディスプレイから、データ入力画面が除去される。注記するが、ステップS108においてタイムアウト条件を満足し、かつ、入力を受理しない場合には、処理は、ステップS108から、直接、ステップS113へ移る。データ入力画面の除去(ステップS113)の後、ステップS114において待機コマンドが実行され、そして、処理は、ステップS100へ移る。
上の説明は、ユーザに対し単一の画像を表示すること、および、画像に関連する視覚的アナログ・データの収集を行うこと、に関する。図19ないし図21を参照し、評価データ収集にかかる代替手法について説明する。
再度、図15を参照すれば、ステップS91aにおいて、表示されたボタン73(図16)の選択に際し、ダウンロードされる評価モジュールが、タイプII評価データに関するものである場合には、処理は、ステップS97へ移る。そして、ステップS98において図19のステップS116へ移る。この機能は、評価ソフトウェア23の評価タイプIIモジュール39により提供される。
図19を参照すれば、ステップS117においては、チェックが実行され、評価セッションが終了したかどうか判断される。評価セッションが終了していれば、処理は、ステップS118へ移る。ステップS118においては、ユーザに対しメッセージが表示され、そして、ステップS119へ移る。ステップS119においては、ユーザの入力が受理され、そして、ステップS120へ移る。ステップS120においては、ユーザは、ログアウトする。そして、処理は、ステップS121で終了する。セッションが終了していない場合には、処理は、ステップS117から、ステップS122へ移る。ステップS122においては、評価データを提供するコマンドの受理を待つ。評価データを提供するコマンドが受理されると、ステップS123において、図20に例示のデータ入力画面85が評価者に対し表示される。
注記するが、この評価モードにおいては、一対の画像が評価者に対し、評価用に、プロジェクタ9を用いて表示される。第1の画像を、前画像(アンテリア・イメージ(anterior image))と称し、第2の画像を、後画像(ポステリア・イメージ(posterior image))と称する。収集すべきデータは、表示された画像のペアの各画像が示す瘢痕は、およそ同じであるかどうか、前画像の方がよいかどうか、あるいは、後画像の方がよいかどうか、のいずれかを示すものである。この情報は、データ入力画面85を用いて提示される3つのボタンを用いて、獲得される。第1のブタン86は、ラベル「画像「A」の方がよい。」を備え、第2のボタン87は、ラベル「画像「B」の方がよい。」を備え、第3のボタン88は、「両方同じ。」である。
ステップS124においては、チェックが実行され、ボタン86、87、88のいずれか1つが選択されたか判断される。まだ入力が受理されていないならば、処理は、ステップS125へ移る。ステップS125においては、チェックが実行され、情報を寄せるために割り当てられた時間が満了したかどうか判断される。時間が満了していない場合には、処理は、ステップS123へ戻り、ステップS123およびステップS124が、データを受理するか、あるいは、時間が満了するか、のいずれかまで繰り返される。時間が満了すれば、ステップS125において、ループから抜け出し、処理は、ステップS133へ移る。これについては、後で詳述する。しかしながら、入力が受理されてステップS124においてループから抜け出た場合には、ステップS126において、受理した入力データを処理し、評価者が3つのボタンのいずれを選択したか判断する。一対の画像の瘢痕が実質的に同じであることを示すボタン88が選択された場合には、処理は、ステップS127へ移る。ステップS127においては、このデータが、コントローラPC8へ送信される。
しかしながら、画像Aの瘢痕の方が良好であることを示すボタン86が選択された場合、あるいは、画像Bの瘢痕の方が良好であることを示すボタン87が選択された場合には、処理は、ステップS126から、ステップS128へ移る。ステップS128においては、評価者に対し、別のデータ入力画面90(図21)が表示される。見ればわかると思うが、データ入力画面90は、評価者に対し、表示された両画像の際は、僅かであるか、あるいは、明らかであるか、を示すように求める。評価者は、求められた情報を、表示されたボタン、「差違は僅か。」と印された第1のボタン91、および、「差違は明らか。」と印された第2のボタン92のうちの1つを選択することにより、入力する。
図19を再び参照すれば、ステップS129において、ユーザの、ボタン91、92の1つを選択する形式による入力を待つ。入力を受理しなければ、ステップS130において、タイムアウトチェックが実行される。ステップS128、ステップS129、および、ステップS130は、入力を受理(ステップS129)するか、あるいは、タイムアウトの条件が満足される(ステップS130)まで、繰り返される。タイムアウトの条件が満足されれば、処理は、直接、ステップS133へ移る。ステップS133については、後述する。しかしながら、ステップS129において入力が受理された場合には、処理は、ステップS127へ移る。ステップS127においては、(図20および図21のダイアログを用いて収集された)入力データが、コントローラPC8へ送信される。
処理は、ステップS127から、ステップS131へ移る。ステップS131においては、各評価者からデータが受理されたとき、あるいは、タイムアウトの条件が満足されるとき、まで、評価者に対し、待機メッセージが表示される。これは、ステップS131およびステップS132からなるループにより、実現される。待機メッセージが表示されなくなると、処理は、ステップS133へ移る。ステップS133においては、データ入力画面が、ディスプレイから除去され、ステップS144において、待機コマンドが実行される。そして処理は、ステップS117へ戻る。ステップS117においては、上述の処理が継続される。
上での説明においては、説明した本発明実施形態を用いて異なる2つのタイプの評価データが獲得可能であることについて説明した。また、コントローラPC8が受信したデータは、当初、図5に例示のTEMP_DATAテーブル40に格納されることについて説明した。TEMP_DATAテーブル40のフィールドと、収集した評価データとの関係性について、これから説明する。Data_Timestamp、Assessor_Name、および、Assessor_Usernameの使用については、既に説明した。Assessment_Typeフィールドは、格納された評価データのタイプを示すために用いられる。つまり、単一の画像に対するデータか、一対の画像に対する比較データか、を区別するのに用いられる。Image_Numberフィールドは、ある画像を特定し、Image_Typeフィールドは、画像のタイプ(つまり、単一の画像か、または、一対の画像であるか)を整数(インテージャ(integer))で表す。Value_1フィールド、および、Differenceフィールドは、ともに、評価データにかかる単一の項目を格納する。データが単一の画像について収集される場合(図17)、Value_1フィールドは、スケール81(図18)を用いてユーザが入力したデータを表す実数(リアル・ナンバー(real number))を格納する。この場合、Differenceフィールドは、使用しない。しかしながら、データが一対の画像について収集される場合(図19)、Value_1フィールドは、3つの値−同じ、画像A良好、または、画像B良好、の1つを示す。Value_1フィールドが、同じ、を示す場合、Differenceフィールドは、使用しない。しかしながら、Value_1フィールドが、一方の画像が、知覚上、良好であることを示す場合に、Differenceフィールドは、図21の入力画面を用いてなされた入力に基づいて、差違(ディファレンス(difference))が、僅かであるか、または、明らかであるか、のいずれかを示すために用いられる。
特定の画像ランダム化を再使用するような本発明実施形態においては、上で図10Aを参照して例示的に説明したように、TEMP_DATAテーブル40は、さらに、格納したデータと関係づけられているランダム化スキームを特定するフィールドを含む。当然だが、そのような場合においては、データは、その他のデータと同様の方法で、TEMP_DATAテーブルから、オラクル医療用データベースへコピーされる。このようにして、特定の評価の情報を、その獲得と関係づけられるランダム化スキームを参照して処理することが可能となる。
先に説明したことだが、コントローラPC8に格納されるデータベースは、USERSテーブル、LOGIN_SESSIONテーブル、および、SECURITY_GROUPSテーブル、を有する。これらテーブルは皆、コントローラ・ソフトウェア22のセキュリティ・モジュール27および評価者ソフトウェア23のセキュリティ・モジュール33(図4)を用いてシステムに対するユーザのアクセスをコントロールするために用いられる。これより、その使用形態について説明する。
先ず図22を参照し、タブレットPC2、3、4の1つ、あるいは、コントローラPC8に対するユーザのログインで用いられるログイン処理について説明する。ステップS135においては、コントローラ・ソフトウェア22、または、評価者ソフトウェア23(図4)のいずれかが起動される。ステップS136においては、チェックが実行され、ソフトウェアが既に実行中であるかどうか判断される。ソフトウェアが実行中であれば、適当なエラーメッセージが表示され、ソフトウェアは、ステップS137において閉じられる。ソフトウェアが、まだ実行されていない場合には、ステップS138において、チェックが実行され、ログインに用いられたハードウェアのタイプが判定される。コントローラPC8が用いられた場合には、処理は、ステップS139へ移る。ステップS139においては、ユーザに対してログイン・ダイアログが表示される。しかしながら、タブレットPC2、3、4の1つが用いられた場合には、処理は、ステップS140へ移る。ステップS140においては、チェックが実行され、タブレットPCがコントローラPC8と通信可能であるか判定される。タブレットPCが接続を確立できない場合には、ステップS141において、接続を確立できない旨のエラーメッセージが表示され、処理は、ステップS142において終了する。
ステップS140においてタブレットPCがコントローラPC8と接続を確立できる場合には、ステップS143において、チェックが実行され、その評価セッション定められた数の評価者がコントローラPCに接続しているかどうか判断される。必要な数の評価者が接続している場合には、これ以上の接続は許可せず、よって、適当なエラーメッセージを、ステップS144において表示し、処理は、ステップS142において終了する。未だ、全ての評価者が接続していない場合には、処理は、ステップS143から、ステップS139へ移る。ステップS139においては、適切なログイン・ダイアログが表示される。当該ログイン・ダイアログの提示により、ユーザは、ステップS145において、ユーザ名およびパスワードを入力し、かつ、タブレットPC2、3、4の1つに対して詳細が入力された場合には入力された詳細がコントローラPC8へ送信される。ステップS146においては、チェックが実行され、有効なユーザidが入力されたかどうか判断される。この処理は、入力されユーザidが、USERSテーブル42(図6)のレコードのUsernameフィールドとの一致をチェックする工程を含む。当該ユーザidを見つけられない場合には、ステップS147において、この失敗したログインを示すレコードが、ACCESS_FAILURESテーブル47(図6)に作成され、ステップS148において適切なエラーメッセージが表示される。そして、処理は、ステップS139へ戻る。
有効なユーザ名が入力された場合には、処理は、ステップS146から、ステップS149へ移る。そして、チェックが実行され、ログオンに用いられるハードウェアのタイプ(つまり、コントローラPC、または、タブレットPC)が、該ユーザの割り当てられているセキュリティ・グループと一致するか確認される。例えば、コーディネータあるいはアドミニストレータは、コントローラPC8を用いてのみ、ログオン可能であり、また、評価者は、タブレットPC2、3、4を用いてのみ、ログオン可能である。ユーザのセキュリティ・グループは、USERSテーブル42内のユーザのレコードを見つけて、そのレコードのSecurity_Group_IDから該ユーザのセキュリティ・グループを特定することにより、決定される。ステップS149においては、用いられたハードウェアがタブレットPCである場合にチェックが実行され、ユーザのセキュリティ・グループが、アドミニストレータ、または、コーディネータのいずれかであるか判断される。その場合には、ログインは許可されず、ステップS150において適当なエラーメッセージが表示され、そして、ステップS151においてシステムが終了する。しかしながら、ハードウェアがコントローラPC8である場合、もしくは、ユーザのセキュリティ・グループが評価者である場合には、処理は、ステップS149から、ステップS152へ移る。ステップS152においては、チェックが実行され、評価者がコントローラPC8を用いてログインを試みているかどうか判断される。この場合もログインは許可されず、ステップS153において、適当なエラーメッセージが表示され、そして、ステップS151においてシステムが終了する。ステップS152において、評価者はコントローラPC8を用いてログオンを試みているのではないと判断されれば、処理は、ステップS152から、ステップS154へ移る。そして、用いられているハードウェアは、ユーザのセキュリティ・グループに照らして適切であると理解される。
ステップS154においては、チェックが実行され、入力されたユーザ名と関係づけられたパスワードは、暗号化された形式でUSERSテーブル42に保持されているかどうか、ユーザのレコードのEncryptedフィールドをチェックすることにより判断される。パスワードがデータベースに暗号化形式で保持されている場合には、ステップS155において入力されたパスワードが暗号化され、それから、ステップS156において、データベースに格納されたものとチェックされる。ユーザのレコードのEncryptedフィールドが、パスワードは暗号化形式で格納されていないことを示す場合には、処理は、ステップS154から、直接ステップS156へ移る。入力されたパスワードが、USERSテーブル42に格納されたものと一致しない場合には、処理は、ステップS156から、ステップS157へ移る。ステップS157においては、USERSテーブル42の該ユーザのレコードのLoginAttemptsフィールドを増やすことにより、不正パスワードの数が増加される。そして、ステップ(S157a)においては、レコードが、ACCESS_FAILURESテーブルに格納され、当該失敗が示される。説明する本願実施形態においては、ユーザは、アカウントが無効化されるまで、3回不正なパスワードを入力することができる。ステップS158においては、チェックが実行され、不正なパスワードが3回入力されたかどうか判断される。もしこれに該当するならば、ユーザのアカウントは、ステップS159において、(USERSテーブル42の該ユーザのレコードのDisabledフィールドをセットすることにより、)無効化される。不正なパスワードが、3回にわたって入力されたのではないならば、処理は、ステップS158から、ステップS145へ移る。ステップS145においては、ユーザは、再度、ユーザ名およびパスワードの入力を促される。
ステップS156において、入力されたパスワードが正しいと判明した場合、USERSテーブルのLoginAttemptsフィールドに格納された不正パスワードの入力された数が、ゼロにリセットされる。ステップS161においては、ユーザのアカウントの状態(ステータス)が、USERSテーブル42の該ユーザのレコードのDisabledフィールドを先ずチェックすることにより、チェックされる。ユーザのレコードが無効化されている場合には、ユーザは、システムの使用を許可されない。したがって、監査レコードが作成され、ステップS162におけるログインの試みの詳細が記録され、ステップS163において、適当なエラーメッセージが表示される。
ステップS161においてユーザは既にログインしていると判断された場合(USERSテーブル42の該ユーザのレコードを参照するLOGIN_SESSIONテーブル43のレコードが存在する場合)には、ユーザは、ステップS164において、ユーザ名およびパスワードの再入力が求められ、もって、以前のログイン・セッションを終了して再ログインする意志が確認される。ステップS164において、詳細が正しく再入力された場合には、ユーザは、ステップS165において、以前のログイン・セッションを終了し、処理は、ステップS166へ移る。注記するが、ステップS164におけるログインの詳細にかかる入力は、図22の関連する部分を参照して説明した方法と類似したやり方で処理される。そこで、ここでは、処理について詳しく説明しない。ステップS161におけるステータスのチェックにより、ユーザのレコードは、無効化されてはいないと判断され、かつ、該ユーザは、現在ログインしていないと判断された場合には、処理は、ステップS161から、直接、ステップS166へ移る。
評価セッションが、再スタートされる場合には、その元になる評価セッションに寄与した評価者のみが、ログオンして評価データを寄せることを許可される。したがって、ステップS166においては、チェックが実行され、ユーザが現在の評価に参加することが許されるかどうか判断される。ユーザが、該評価セッションへ参加することを許可されなかった場合には、ステップS167において、適当なメッセージが表示され、処理は、ステップS168において終了する。
ユーザが評価セッションへの参加を許可された場合(あるいは、ユーザがアドミニストレータもしくはコーディネータである場合)には、処理は、ステップS166から、ステップS169へ移る。ステップS169においては、チェックが実行され、ユーザのアカウントが期限切れであるかどうか、USERSテーブル42の該ユーザのレコードのPassword_Expiry_Dateフィールドをチェックすることにより、判断される。該ユーザのアカウントが期限切れである場合には、ステップS170において、適当なメッセージが表示される。そして、該ユーザは、ステップS171において、パスワードの変更を求められる。これについては、後で図23を参照して説明する。パスワードが変更されると、処理は、ステップS172へ移る。ステップS172において、ユーザはログオンする。これにより、LOGIN_SESSIONテーブル43に新しいレコードが作成され、該ユーザのユーザ名、ログインに使用するマシンの詳細、ログインの日時、および、(あるならば)該ログインが関係する評価セッションの詳細、が格納される。
ユーザが評価者としてログインした場合には(ステップS173)、ステップS174において、(収集すべき評価データのタイプに適当な)評価モジュールが、提供される。そして、処理はステップS175へ移る。ステップS175においては、ユーザのセキュリティ・グループが判定され、ステップS176において、適当なホームページが示される。与えられた評価モジュールが実行されることにより、タブレットPC2、3、4の1つが、要求されている評価データを獲得可能になる。ダウンロードされた評価モジュールは、収集されるべきデータに依存して図4に例示のモジュール31、32のいずれか1つと対応する。評価モジュールを必要に応じてダウンロードすることにより、当然ながら、ASSESSMENT_MODULESテーブル(図6)に新しいレコードを作成し、必要なときにダウンロード可能な適切な評価モジュールをコントローラPC8に格納することにより、さらなる別の評価タイプを作成可能である。よって、当然ながら、本説明にかかるシステムは、容易に別の評価メカニズムを構成することができる。それらのうちのいくつかについて、以下で詳述する。
上述したが、コーディネータ・ホームページ(図8)および評価者ホームページ(図15および図16)はともに、ユーザがパスワードを変更するための選択肢を与える。同様に、上述したことだが、パスワード変更手順は、図22のステップS171において実行される。これより、図23を参照してパスワード変更手順について説明する。
図23を参照すれば、ステップS178において、ユーザは、パスワード変更のリクエストを行う。これは、ホームページ(例えば、図15および図16の評価者ホームページもしくは図8のコーディネータ・ホームページ)内の適当なボタンを選択することにより、または、ユーザのパスワードが期限切れの場合にはログオン処理の差違に、行われればよい。ステップS179においては、図24に例示されるような適当なダイアログが、ユーザに対して表示される。表示されるダイアログは、3つのテキストボックスを有する。それらは、−現在のパスワード・テキストボックス95、新しいパスワード・テキストボックス96、および、新しいパスワード確認テキストボックス97、である。ダイアログは、キャンセル・ボタン98、および、送信ボタン99も有する。ユーザがキャンセル・ボタンを選択すれば、再び、ユーザに対してホームページが表示される。
通常動作においては、ユーザは、現在のパスワードを、現在のパスワード・テキストボックス95に入力し、ユーザの望む新しいパスワードを、新しいパスワード・テキストボックス96、および、新しいパスワード確認テキストボックス97に入力する。そして、送信ボタン99を押下する。そして、処理は、ステップS180へ移る。ステップS180においては、チェックが実行され、該ユーザのパスワードを、データベースのUSERSテーブル42に、暗号化形式で格納するかいなか判断される。このことは、USERSテーブル42の該ユーザのレコードのEncryptedフィールドの値により指示される。パスワードを暗号化形式で格納する場合には、現在のパスワード・テキストボックス95に入力されたパスワードは、ステップS181において暗号化され、そして、処理は、ステップS182へ移る。ステップS182においては、入力された現在のパスワードが、データベースに格納されたものと比較される。該パスワードが、データベース内に暗号化形式で保持されていない場合には、処理は、ステップS180から、直接、ステップS182へ移る。
ステップS182において、入力された現在のパスワードがUSERSテーブル42の適当なレコードにかかるPasswordフィールドに格納されたものと一致しない場合、ステップS183において、失敗したパスワード変更の試みにかかる監査レコードが、ACCESS_FAILUREテーブル47に作成される。
処理は、ステップS184へ移る。ステップS184においては、該ユーザに関係した失敗したログインの試みの数が、USERSテーブル42において増加される。3回の失敗したログインが生じると(ステップS185)、該ユーザのアカウントは、Disabledフィールドの適切に設定することで、無効化され(ステップS186)、ステップS187において、エラーメッセージが表示され、そして、ステップS188において、システムが終了する。ステップS185において、失敗したログインの回数が、3回に等しくない場合には、処理は、ステップS189へ移る。ステップS189においては、適当なエラーメッセージが表示される。そして処理はステップS179へ戻る。ステップS179においては、パスワード変更ダイアログが、再度ユーザに対して表示される。
ステップS182において、入力された現在のパスワードが、データベースのUSERSテーブル42に格納されたものと一致する場合には、処理は、ステップS190へ移る。ステップS190においては、チェックが実行され、新しいパスワード・テキストボックス96に入力された新しいパスワードが、新しいパスワード確認テキストボックス97に入力されたものと一致することが確認される。入力された複数のパスワードが一致しない場合には、ステップS191において、エラーメッセージが表示される。そして、ユーザは、ステップS179において、再度図24のパスワード変更ダイアログを提示される。新しいパスワード・テキストボックスに入力された新しいパスワードが、新しいパスワード確認テキストボックス97に入力されたものと一致する場合には(ステップS190)、処理は、ステップS192へ移る。ステップS192においては、チェックが実行され、現在のパスワードと、新しいパスワード・テキストボックス97および新しいパスワード確認テキストボックス98に入力された新しいパスワードとの類似度が判断される。この類似度のテストは、新しいパスワードが、十分に以前のパスワードと異なることを確かめることを目的としており、この類似度テストは、当業者にとっては、自明の事柄である。両パスワードがよく類似すると判定されると、ステップS193において、エラーメッセージが表示され、処理は、再度ステップS179へ移る。ステップS179においては、再び、パスワード変更ダイアログが表示される。両パスワードがよく類似するものでない場合には、処理は、ステップS194へ移る。ステップS194においては、チェックが実行され、提案中の新しいパスワードが、英数字によるものであることが確認される。そうでない場合には、ステップS195において、エラーメッセージが表示され、処理は、再びステップS179へ戻る。それ以外の場合、処理は、ステップS196へ移る。
ステップS196においては、新しいパスワードが暗号化される。ステップS197においては、暗号化されたパスワードが、USERSテーブル42内の該ユーザのレコードのPasswordフィールドに格納される。Encryptedフィールドは、パスワードが暗号化されていることを示すように設定される。さらに、Passwor_Expiry_dateが、現在の日時プラス60日に設定される。ステップS198からステップS202は、ユーザを正しいホームページへ戻すためにある。ステップS198では、ユーザが評価者としてログインしたかチェックし、その場合には、ステップS199において、評価者ホームページが表示される。それ以外の場合には、処理は、ステップS200へ移る。ステップS200においては、チェックが実行され、ユーザは、アドミニストレータとしてログインしているかどうか判断され、その場合には、ステップS201において、アドミニストレータ・ホームページが表示される。それ以外の場合には、ステップS202において、コーディネータ・ホームページが表示される。
上述したことだが、説明した本発明実施形態で示される様々なホームページが、ユーザをログアウト可能にするログアウト・ボタンを提供する。図25は、ログアウト処理を例示する。ステップS204においては、ログアウトのリクエストが行われ、ステップS205においては、LOGIN_SESSIONテーブル43の適当なレコードに対し、ログアウトを反映するアップデートが行われる。ステップS206においては、チェックが実行され、該ユーザは、評価者としてログインしているかどうか判断される。その場合には、ステップS207において、(上述のように、評価データを獲得可能にする)評価モジュールが、ダウンロードしたユーザのコンピュータから、削除される。そして、ステップS208において、システムが終了する。該ユーザが評価者としてログインしていない場合には、処理は、ステップS206から、直接、ステップS208へ移る。
本発明の実施形態は、ユーザがコントローラPC8へログイン・セッションの情報を送る際、その情報が有効であることを確保する。これについて、図26に例示する。ステップS209においては、(LOGIN_SESSIONテーブル43のレコードとして表される)ユーザのログイン・セッションの詳細が、コントローラPC8へ送られる。ステップS210においては、送られたデータの有効性が、データベースのLOGIN_SESSIONテーブル43およびASSESSMENT_SESSIONSテーブル44においてチェックされる。データが有効である場合には、システムは、ステップS211において続行される。しかしながら、送られた情報が無効である場合には、ステップS212において、失敗したアクセスの試みに関するレコードが、データベースのACCESS_FAILUREテーブル47に格納される。データは、無効な接続およびそれと関係する接続IDを示すACCESS_FAILUREテーブル47に格納される。そして、ステップS213において、エラーメッセージが表示され、ステップS214において、システムが終了する。
本発明実施形態の説明では、アドミニストレータ・セキュリティ・グループが用意されており、アドミニストレータとしてユーザがログインすることで、システム全体にわたる様々な管理機能が利用できる。これについて、これより説明する。図27は、本発明実施形態において説明するアドミニストレータ・ホームページの動作を例示するフローチャートである。ホームページは、ステップS216として示されており、ユーザには、9つの選択肢が与えられる。
うち、3つの選択肢は、ユーザの管理に関する。ステップS217は、ユーザ作成の選択肢を表し、ステップS218は、ユーザ変更の選択肢を表し、ステップS219は、ユーザ削除の選択肢を表す。また、3つの選択肢は、評価タイプの管理に関する。ステップS220においては、新しい評価タイプの作成が可能であり、ステップS221においては、既存の評価タイプの変更が可能であり、ステップS222においては、既存の評価タイプを削除することが可能である。加えて、アドミニストレータ・ホームページでは、ステップS223の選択肢において、通信の情報を変更できる。ステップS224においては、アドミニストレータは、システムからのログアウトを選択可能であり、ステップS225においては、アドミニストレータは、自身のパスワードの変更を選択することができる。ログアウト、および、パスワード変更の手順は、上述のとおりである。
次に、図28を参照し、図27のステップS217が表すユーザの作成の手順について説明する。ステップS226においては、アドミニストレータは、新規ユーザの作成を選択する。ステップS227においては、新規ユーザ作成ダイアログ100(図29)が表示される。新規ユーザ作成ダイアログ100は、ローカル・データベース29のSECURITY_GROUPSテーブル41からの値が入るユーザ・タイプ選択ドロップダウンリスト101を有する。これを用いて新規ユーザのセキュリティ・グループ(例えば、アドミニストレータ、コーディネータ、または、評価者)を特定する。新規ユーザ作成ダイアログ100は、さらに、ユーザ名テキストボックス102、および、ユーザのフルネームを入力可能なテキストボックス103を有する。新規ユーザ作成ダイアログ100は、さらに、キャンセル・ボタン104、および、送信ボタン105を有する。キャンセル・ボタン104を選択すると、アドミニストレータは、ステップS216(図27)のホームページに戻る。
適当なデータをドロップダウンリスト101、テキストボックス102、103へ入力し、送信ボタン105を押下すると、ステップS228において、コントローラPC8が当該入力を受信する。ステップ229においては、チェックが実行され、ユーザ名テキストボックス102に入力されたユーザ名が、ローカル・データベース29のUSERSテーブル42に既に存在するか否か判断される。特定されたユーザ名が存在する場合には、ステップS230において、エラーメッセージが表示され、ステップS227において、新規ユーザ作成ダイアログが再表示される。ローカル・データベース29のUSERSテーブル42に現存しないユーザ名が、ユーザ名テキストボックス102に入力された場合には、処理は、ステップS231へ移る。ステップS231においては、特定されたユーザ名、ユーザのフルネーム、新規ユーザのセキュリティ・グループ、を含むレコードが、ローカル・データベース29のUSERSテーブル42に作成される。ステップS232においては、新規ユーザのためのランダムなパスワードが作成され、作成されたランダムなパスワードが、ステップS233において、表示される。そしてアドミニストレータは、作成されたランダムなパスワードを記録し、これを新規ユーザに送る。これは、該新規ユーザがログオンする時に必要になるからである。そして、処理はステップS234へ移る。ステップS234においては、作成されたランダムなパスワードが、ローカル・データベース29のUSERSテーブル42内に新しく作成されたレコードのPasswordフィールドに格納される。さらに、(USERSテーブル42のPassword_Expiry_Dateフィールドに格納される)ランダムなパスワードの期限切れ日時が、現在の日時に設定される。それによって、該ユーザは、最初のログオンの際に自身のパスワードを必ず変更することになる。新規ユーザが作成されると、ステップS236に示したように、処理は図27のステップS216に戻り、アドミニストレータ・ホームページが再表示される。
ユーザが、概略的にステップS216で表したホームページから、ステップS218のユーザの変更を選択した場合には、図30に例示する処理が実行される。ステップS237は、アドミニストレータがユーザの変更を選択したことを表し、これにより、ステップS238においては、ユーザ詳細変更ダイアログが表示される。図31に、ユーザ詳細変更ダイアログ110を例示する。該ダイアログは、ローカル・データベース29のUSERSテーブル42に格納されたユーザ名の全てが入っている、ユーザ・ドロップダウンリスト111を有する。ドロップダウンリスト111からユーザを選択することにより、ユーザ・タイプ・ドロップダウンリスト112内にユーザ・タイプ(つまり、アドミニストレータ、コーディネータ、または、評価者)が表示される。同様に、ユーザ名テキストボックス113内に、ユーザのフルネームが表示される。ドロップダウンリスト111からユーザを選択すると、ユーザは、ドロップダウンリスト112を用いてユーザ・タイプを変更したり、テキストボックス113を用いてユーザの名前を変更したりできる。同様に、チェック・ボックス114を選択すると、データベースの該ユーザのパスワードをリセットすることができる。パスワードがリセットされると、USERSテーブルのLoginAttemptsフィールドが、「0」にリセットされる。図31からわかるように、ユーザ詳細変更ダイアログ110は、さらに、アドミニストレータが図27のステップS216のホームページに戻る選択肢であるキャンセル・ボタン115、および、いま説明したように変更が格納される送信ボタン116、を有する。再度、図30を参照すると、ドロップダウンリスト111を用いたユーザの選択は、ステップS239として示されており、変更は、ステップS240として示されている。ステップS241においては、送信ボタンが押下されることによって、変更を受けたデータが、ローカル・データベース29のUSERSテーブル42に格納される。ステップS242においては、チェックが実行され、リセット・パスワード・チェックボックス114が選択されたかどうか判断される。リセット・パスワード・チェックボックスが選択されていない場合には、処理は図27のステップ216に戻る。そうでない場合には、処理は、ステップS242から、ステップS243へ移る。ステップS243においては、該ユーザのための新しいパスワードがランダムに作成される。ステップS244においては、作成されたランダムなパスワードが、アドミニストレータに対して表示される。そして、ステップS245において、新しいパスワードが、ローカル・データベース29のUSERSテーブル42のPasswordフィールドに格納される。ステップS246においては、ユーザのパスワードは、現在の時間を期限切れ日とする設定が加えられ(、Password_Expiry_Dateフィールドに格納され)、ユーザの次のログオンにおいてパスワードを必ずユーザに変更させるようにする。そして、処理は、図27のステップS216に移る。
図32は、アドミニストレータが、図27のステップS216として示すホームページを用いてユーザの削除を選択した場合に行う処理を例示する図である。図32を参照すると、ステップS247においては、ユーザの無効化のリクエストが受理される。これにより、ステップS248においては、ユーザ無効化ダイアログ120が表示される。見ればわかるように、ユーザ無効化ダイアログ120は、ローカル・データベース29のUSERSテーブル42のレコードを用いて値が入力された、ユーザのドロップダウンリスト121を有する。ユーザ・ドロップダウンリスト121からユーザを選択すると(ステップS249)、ユーザは、送信ボタン122を用いて、ローカル・データベース29のUSERSテーブル42に対し無効化の要求を送信する。注記すべきは、ユーザ無効化ダイアログ120は、さらに、アドミニストレータが図27のステップS216に示したホームページに戻ることを選択するキャンセル・ボタン123を有する。
ステップS249においてユーザ無効化を選択し、送信ボタン122を押下すると、ローカル・データベース29のUSERSテーブル42の適当なレコードがアップデートされる。具体的には、ステップS250において、該アカウントが無効であるようにDisabledフィールドがアップデートされる。適当なアップデートが完了すると、アドミニストレータは、ステップS251において、図29のステップS216のホームページに戻る。
再度図27を参照し、評価タイプの作成、変更、および、削除について説明する。
先ず図34を参照し、図27のステップS220に示した評価タイプの作成について説明する。図34のステップS252において、アドミニストレータは新規評価タイプのセットアップをリクエストする。ステップS253において、新規評価タイプ作成ダイアログ125が表示される。このダイアログは、アドミニストレータが新規評価タイプの名称を入力可能な名称テキストボックス126を有する。パス・テキストボックス127は、新規評価の詳細が格納されるファイル・パスを特定するのに用いられる。テキストボックス127は、直接的に編集することはできず、代わりに、参照ボタン128を選択して従来的なファイル・ロケーション・ウィンドウを表示し、適当なファイルの指定できるようになっている。適当なファイルが指定されると、そのパス名がテキストボックス127に挿入される。特定されたファイルは、上記新規評価タイプに関係する評価データを獲得するのに必要なプログラム・コードを含んでいる。さらに、ダイアログ125は、キャンセル・ボタン128および送信ボタン129を有する。ステップS254において、詳細が新規評価タイプ作成ダイアログ125に入力される。ステップS255において、チェックが実行され、テキストボックス126に入力された新規評価の名称が、ローカル・データベース29のAssessment_Moduleテーブル45内に既に存在するか否か判断される。名称が存在する場合には、ステップS256において、エラーメッセージが表示され、処理は、ステップS253へ戻る。ステップS253においては、新規評価タイプ作成ダイアログ125が、ユーザに対し、再表示され、詳細をもう一度入力可能にする。入力された名称がテーブルに存在しない場合には、ユーザが新規評価作成ダイアログ125に入力したデータが、ローカル・データベース29のASSESSMENT_MODULESテーブル45に格納される(ステップS257)。新しく作成された表かタイプの新しいレコード、および、該レコードのModule_GUIDフィールドは、自動的に作成される。ステップS258においては、再度、図27のステップS216に示すアドミニストレータ・ホームページがアドミニストレータに提示される。
図36は、図27のステップS221に示す、評価タイプの変更を実行する処理を例示する図である。図36を参照すれば、ステップS259においては、アドミニストレータが、評価タイプの変更をリクエストし、その結果、ステップS260において、適当なダイアログが表示される。図37に変更ダイアログ130を示す。見ればわかるように、該ダイアログは、評価タイプ名称ドロップダウンリスト131を有し、該リスト131からローカル・データベース29のASSESSMENT_MODULESテーブル45に格納された評価タイプを選択することができる。評価タイプの1つを選択することにより、ASSESSMENT_MODULESテーブルの適当なレコードのLocal_Pathフィールドからデータが、パス・テキストボックス132に入力される。パス・テキストボックス132を直接編集することはできない。しかし、参照ボタン133を使用して該評価タイプに関係する代替ファイルを選択することができる。変更ダイアログ130は、さらに、キャンセル・ボタン134および送信ボタン135を有する。再度図36を参照すると、ステップS261においては、変更ダイアログ130を用いて評価タイプが選択され、ステップS262においては、評価の詳細の変更に用いられる。評価の詳細を変更すると、該変更にかかる詳細は、ステップS263において、ローカル・データベース29のASSESSMENT_MODULESテーブル45に保存され、ステップS264においては、ユーザに対して、図27のステップS216に示すアドミニストレータ・ホームページが再表示される。
次に、図38を参照し、図27のステップS222に示した評価タイプの削除について説明する。ステップS265において、アドミニストレータは、評価タイプの削除をリクエストし、その結果、ステップS266において、評価タイプ削除ダイアログが表示される。図39に、評価タイプ削除ダイアログを例示する。評価タイプ削除ダイアログ140は、評価タイプ・ドロップダウンリスト141を有する。該リスト141から、ローカル・データベース29のASSESSMENT_MODULESテーブル45に格納された評価タイプが選択される。送信ボタン142は、評価タイプの削除の確認に用いられ、キャンセル・ボタン143は、図27のステップS216に示したホームページに戻るために用いられる。
再度、図38を参照すれば、ステップS267において、削除されるべき評価タイプが選択されて送信ボタン142が選択される。ステップS268においては、チェックが実行され、選択された評価タイプがすでに評価セッションで使用されているかどうか判断される。その場合には、ステップS269において、エラーメッセージが表示され、処理は、S266へ移る。ステップS266においては、ユーザは、削除すべき評価タイプを再度選択可能である。選択した評価タイプが、評価セッションにおいて使用されたことのないものであれば、処理は、S270へ移る。S270においては、ローカル・データベース29のASSESSMENT_MODULESテーブル45から、適当なレコードが削除される。ステップS271においては、図27のステップS216に示したホームページが再表示される。
次に、図40は、図27のステップS223における通信情報の変更の方法を例示する。ここで図40を参照すれば、ステップS272において、アドミニストレータは、コントローラPC8のTCP/IPポート情報に編集を選択する。ステップS273において、適当なダイアログが表示されて、ユーザはコントローラPC8のTCP/IPポート番号を修正可能となる。この修正は、ステップS274において行われ、ステップS275においては、コントローラPC8内の適当な.INI(ドットINI)ファイルが修正される。ステップS275においては、アドミニストレータに対し、図27のステップS216のアドミニストレータ・ホームページが再表示される。
上の説明で、タブレットPC2、3、4は、評価者ソフトウェア23のTCP/IPモジュール34、36、および、38、ならびに、コントローラ・ソフトウェア22のTCPモジュール24(図4)を介してTCP/IPプロトコルで、コントローラPC8と通信することを説明した。該TCP/IPモジュールは、全て、ビジュアル・ベーシックのモジュールであり、評価者ソフトウェア23およびコントローラ・ソフトウェア22の様々なモジュールは、TCP/IPソケットに対するリード/ライト・コネクション(read/write connection)を開いたり(open)、コネクションのリスニングをしたり(listen for connections)、データのレシーブおよびセンド(receive and send data)をしたりすることができる。このような、TCP/IP通信を実行するビジュアル・ベーシックのモジュールの作成は、当業者にとっては容易な事柄であるから、ここでは詳細について説明しない。
以下に示す表1は、TCP/IPプロトコルを用いて通信する図4のソフトウェアの各部間の通信に必要なコマンド群を示す表である。
Figure 2008524685
先に説明したように、データは、ローカル・データベース29(図4)から、リモート・データベース・サーバ12に格納されたオラクル医療用データベースへ送られる。オラクル医療用データベースは、オラクル社のデータベースである。オラクル・データベース管理システム(Oracle Database Management System)は、周知のSQLデータベースであり、米国、CA94065、レッドウッド・ショアーズ、オラクル・パークウェー 500、オラクル・コーポレーション(Oracle Corporation, 500 Oracle Parkway, Redwood Shores CA 94065, United States of America)から入手可能である。オラクル医療用(オラクル・クリニカル(Oracle Clinical))は、本来的には、オラクルのデータベースを総合的医療用データ管理ソリューションにするアプリケーションである。オラクル医療用データベースの提供する機能によって、上述したシステム全体を、様々な法制上の要請を満足するようにする。以下で、このことについてさらに説明する。
上述のとおり、図10のステップS62において、データは、ローカル・データベース29のTEMP_DATAテーブル40から転送される。これによって転送されたデータは、図41に例示するオラクル医療用データベースのテーブル150に格納される。テーブル150に対するデータの書き込みは、従来の方法でテーブル150へデータを収容するステップを含む。PTフィールドは、評価データによって評価される画像の作成に用いた瘢痕にかかる患者の識別子を格納するのに用いられる。このデータ作成は、TEMP_DATAテーブル40のImage_Numberフィールドが、所定の方法で処理して患者の識別子を抽出できるデータを提供することにより、コントローラPC8で行うことが可能になる。
テーブル150のASSRフィールドは、特定のレコードで表される評価データを供する評価者を特定するのに用いられる。テーブル150のATYPEフィールドは、該テーブルの特定のレコードで表される評価データのタイプ(例えば、上述のタイプIまたはタイプIIの評価)を特定するのに用いられる。このデータは、TEMP_DATAテーブル40のAssessment_Typeフィールドから導かれる。IMGIDフィールドは、画像を特定するのに用いられる。このデータは、TEMP_DATAテーブル40のImage_Numberフィールドから導かれる。IMGTYPフィールドは、画像がコントローラPC8の「バッチ1」フォルダまたは「バッチ2」フォルダのいずれから取得されたかを特定するのに用いられる。また、TEMP_DATAテーブル40のImage_Numberフィールドの入力それぞれを処理してフォルダ名を導出可能とすることで、IMGTYPフィールドのデータを作成することができる。
VALUE1、VALUE2、および、DIFFフィールドは、ともに、評価データを表す。VALUE1フィールドは、TEMP_DATAテーブル40のValue_1フィールドに対応する。つまり、視覚的アナログスコアリングのデータが格納され、このフィールドは、スコアを示す実数が格納される。比較による(相対的)スコアリングのデータが格納される場合、このフィールドには、複数画像が同等の重症度の瘢痕を示していることを示す値「0」、第1の画像の瘢痕は、第2の画像の瘢痕よりも重症でないことを示す値「1」、および、第2の画像の瘢痕は、第1の画像の瘢痕よりも重症でないことを示す値「2」が格納される。同様、DIFFフィールドは、TEMP_DATAテーブル40のDifferenceフィールドに対応する。よって、このフィールドは、比較スコアリングのみで使用される。値「0」は、瘢痕の重症度に差違がないことを示し、値「1」は、差違が僅かであることを示し、値「2」は、差違が明らかであることを示す。VALUE2フィールドは、上記評価データの収集では用いない。しかしながら、このフィールドを導入することによって、テーブル150に大量のデータを格納する必要に迫られるような、異なるタイプの評価データを収集することが可能になる。
注記するが、テーブル150のPTフィールドは、オラクル医療用データベースの、患者の詳細を含む別のテーブルを参照する。よって、特定の患者に関するデータをテーブル150へ格納するには、該患者を特定するレコードが、データベースの当該別のテーブルにも存在しなければならない。
当然のことだが、テーブル150に格納されたデータに対し問い合わせ(クエリ)を行ったり、レポートの作成に用いたりすることが可能である。一般的なオラクル・オープン・データベース・コネクティビティ(ODBC(Oracle Open Database Connectivity))ドライバにより、データをテーブル150から読み出すことが可能である。
既に述べたように、これまでのところ、(先に参照した)21 CFR Part 11の要請を満たす、画像関連情報収集システムは存在しなかった。先に説明したシステムは、これらの要請を満足する。これより、システムが当該様々な要請を満足させる手法について説明する。
データの格納にかかる方法が、21 CFR Part 11に細かく規定されている。それによれば、記憶システムは、人間が読み取り可能に、そして、電子的な形式でレコードの正確かつ完全なコピーを作成可能でなければならず、それによって、食品医薬品局(FDA)によって査察可能でなければならない。収集されたデータが、そのような機能性を有するオラクル医療用データベースに送られた場合、この要請を満足させることができる。同様、レコードの保護に関連する要請、監査証跡の用意、および、レコードの以前のバージョンの保存は、すべて、オラクル医療用データベースによって行うことが可能である。加えて、21 CFR Part 11は、収集されたデータに関する、時刻印(タイム・スタンプ(timestamped))が付された監査証跡を作成可能であることを求める。(先に述べたように)データが収集された時刻を示すデータを格納し、このデータをオラクル医療用データベースへ転送することにより、この要請を満足することができる。
21 CFR Part 11は、さらに、システムへのアクセスを制御することを求める。上述のように、ここで説明したシステムは、ユーザ名およびパスワードを用い、権限のあるユーザのみをシステムへアクセス可能にする。同様、パスワードを所定の時間間隔でリセットしなければならないという要請もある。これについては、既に説明したとおりである。不成功に終わったログインの試みが3回あった後でユーザのアカウントをロックしたり、これら失敗したログインを表すデータを格納したり、といった特徴により、セキュリティにかかる要請も満たしている。また、ここで説明した様々な特徴により、21 CFR Part 11が要請するように、権限が付与された端末のみが評価データの提供を許される。
21 CFR Part 11はまた、データの収集を十分に規定した方法で実行することを要請する。上述のように、動作のシークエンスを特定し、実行することによって、この要請は満足される。したがって、本願記載の本発明実施形態は、21 CFR Part 11の要請に準拠した方法でデータを収集可能である。
これまで、本発明にかかる好適な実施形態について説明した。しかしながら、説明した実施形態の様々な変形を、本願のクレームに定める本発明の思想および範囲から逸脱することなしに実施可能であることは、当業者であれば容易に理解するであろう。例えば、図1においては、ただ3機のタブレットPC2、3、4のみが例示されているが、本発明の実施形態においては、もっと多数のタブレットPCを使用してもよい。同様に、特定のデータベース、プログラミング言語、および、オペレーティング・システムについて言及したが、そのほかにも適当なプログラミング言語、データベース、および、オペレーティング・システムを、本発明の代替実施形態において使用できることは、当業者であれば容易に理解するであろう。
本発明実施形態を実現するコンピュータ・ネットワークの概略的例図 図1のコントローラPCをより詳細に示す概略的例図 本発明実施形態の動作を概括するフローチャート 本発明の実施に用いるコンピュータ・ソフトウェアの構成の概略的例図 図1のコントローラPCに格納されるデータベースのテーブルの例図 図1のコントローラPCに格納されるデータベースのテーブルの例図 図1のコントローラPCに格納されるデータベースのテーブルの例図 図2のコントローラPCを操作するコーディネータに提示されるグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)の動作を例示するフローチャート 図2のコントローラPCを用いる評価セッションを開始するための処理を例示するフローチャート 図2のコントローラPCを用いる評価セッションをセットアップするための処理を例示するフローチャート 図2のコントローラPCを用いる評価セッションをセットアップするための処理を例示するフローチャート 図2のコントローラPCによってコーディネータに提示されるGUIのスクリーンショット 図2のコントローラPCを用いる評価セクションを実行するための処理を例示するフローチャート 図12の処理における、欠損データ(missing data)に対処するための処理を例示するフローチャート 図12に例示のようにして動作する評価セッションを、ユーザがキャンセルする方法を示すフローチャート 図1のシステムを用い評価者に供される選択を例示するフローチャート 図15の選択を実現する、評価者が用いるGUIのスクリーンショット 評価者が用いる、第1画像評価方法を例示するフローチャート 図17の画像評価を実行するのに用いるGUIのスクリーンショット 代替的画像評価方法を例示するフローチャート 図19の画像評価を実行するのに用いるGUIのスクリーンショット 図19の画像評価を実行するのに用いるGUIのスクリーンショット 本発明実施形態で用いるログイン処理を例示するフローチャート 本発明実施形態におけるパスワード変更処理を例示するフローチャート 図24の処理においてパスワードの変更に用いるダイアログの概略的例図 本発明実施形態で用いるログアウト処理を例示するフローチャート 本発明実施形態で用いるセッション認証処理のフローチャート 図2のコントローラPCを用いるアドミニストレータに提示される選択を例示するフローチャート アドミニストレータが、新規ユーザを作成するのに用いる処理を例示するフローチャート 図28の処理において新規ユーザの作成に用いるダイアログの概略的例図 ユーザの詳細を変更するのにアドミニストレータが用いる処理を例示するフローチャート 図30の処理においてユーザの詳細を変更するのに用いるダイアログの概略的例図 ユーザを無効化するのにアドミニストレータが用いる処理を例示するフローチャート 図32の処理でユーザを削除するのに用いるダイアログの概略的例図 新規評価タイプを作成するのにアドミニストレータが用いる処理を例示するフローチャート 図34の処理で新規評価タイプを作成するのに用いるダイアログの概略的例図 評価タイプを変更するのにアドミニストレータが用いる処理を例示するフローチャート 図36の処理において評価タイプの変更に用いるダイアログの概略的例図 評価タイプを削除するのにアドミニストレータが用いる処理を例示するフローチャート 図38の処理で評価タイプを削除するのに用いるダイアログの概略的例図 通信データの変更にアドミニストレータが用いる処理を例示するフローチャート 本発明実施形態において用いるオラクル(Oracle)医療用データベースのテーブルの例図
符号の説明
1 ・・・ コンピュータ・ネットワーク
2 ・・・ タブレットPC
3 ・・・ タブレットPC
4 ・・・ タブレットPC
5 ・・・ スイッチ
6 ・・・ スイッチ
7 ・・・ ルータ
8 ・・・ コントローラPC
9 ・・・ プロジェクタ
10 ・・・ インターネット
11 ・・・ リモート・ルータ
12 ・・・ データベース・サーバ
13 ・・・ CPU
14 ・・・ ランダム・アクセス・メモリ
15 ・・・ 不揮発性記憶装置
16 ・・・ コンパクト・ディスク・ROM(CD−ROM)リーダ
17 ・・・ ネットワーク・インターフェース
18 ・・・ 入出力(I/O)インターフェース
19 ・・・ キーボード
20 ・・・ フラット・スクリーン
21 ・・・ 中央通信バス

Claims (143)

  1. 画像に関連する情報を収集する方法であって、
    画像を提示するステップと、
    前記画像に関連する複数のデータ項目を、サーバにおいて受け取るステップであって、前記複数のデータ項目の各データ項目を、複数のコンピュータの1つから受け取る、ステップと、
    前記サーバにおいて、前記複数のデータ項目を、前記画像を特定する識別子と関係づけるステップと、
    各データ項目を、前記関係付けられた識別子とともに、データ保存部に格納するステップと、を有する方法。
  2. さらに、前記複数のコンピュータのそれぞれに対し、前記画像に関連するデータ項目に関するリクエストを送るステップ、を有し、
    前記複数のデータ項目を受け取るステップが、前記リクエストに対する応答において前記複数のデータ項目を受け取るステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記リクエストは、第1の時刻において送られ、
    前記複数のデータ項目を、前記第1の時刻から開始する所定の期間以内に受け取る、請求項2に記載の方法。
  4. 前記リクエストは、前記複数のコンピュータに対し、前記所定の期間を送る、請求項3に記載の方法。
  5. 前記リクエストは、前記複数のコンピュータに、データ項目を作成するためのユーザインターフェースを表示させる、請求項2ないし4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 前記リクエストは、前記複数のコンピュータに、所定の期間、前記ユーザインターフェースを表示させる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記複数のデータ項目のそれぞれは、前記画像に対するユーザの主観的な反応を表している、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の方法。
  8. 前記画像は、ヒトまたは動物の皮膚に関する画像である、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の方法。
  9. 前記画像は、瘢痕を含んだ、ヒトまたは動物の皮膚に関する画像である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記複数のデータ項目はそれぞれ、所定の範囲の実数を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記実数は、所定の尺度上において、認知された前記瘢痕の重症度を表す、請求項10に記載の方法。
  12. 前記実数は、視覚的アナログスコアリング法を用いて作成される、請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記画像は、複数の画像である、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の方法。
  14. 前記複数のデータ項目はそれぞれ、前記複数の画像間の比較を表す、請求項13に記載の方法。
  15. 前記複数の画像はそれぞれ、瘢痕に関する画像である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記複数のデータ項目はそれぞれ、前記複数の画像が示す瘢痕の重症度に、認知される差違が存在するか否かを示す、請求項15に記載の方法。
  17. 前記複数のデータ項目の1つが、瘢痕の重症度に認知される差違があることを示す場合には、前記データ項目の1つが、さらに、いずれの画像が、より重症でない瘢痕をしめすかを示す、請求項16に記載の方法。
  18. 前記データ項目の1つは、さらに、画像の示す瘢痕の重症度に基づいて、前記複数の画像の順序を示す、請求項17に記載の方法。
  19. 前記データ項目の1つが、瘢痕の重症度の間に認知される差違があることを示す場合には、前記データ項目がさらに、前記差違の程度を示す、請求項16ないし18のいずれか1つに記載の方法。
  20. 前記複数の画像は、一対の画像である、請求項13ないし19のいずれか1つに記載の方法。
  21. さらに、前記複数のコンピュータのそれぞれに対し、コンピュータ・プログラム・コードを提供するステップであって、前記プログラム・コードは前記複数のコンピュータの1つにおいて実行可能であり、当該実行により前記複数のデータ項目の1つを作成する、ステップ、を有する請求項1ないし20のいずれか1つに記載の方法。
  22. 前記サーバは、前記複数のコンピュータに対し、前記プログラム・コードを提供する、請求項21に記載の方法。
  23. 前記コンピュータ・プログラム・コードは、実行されることにより、データ収集をコントロールして前記複数のデータ項目の1つを作成するためのインターフェースを供する、請求項21または22に記載の方法。
  24. さらに、複数のユーザを規定するデータを格納するステップであって、前記データが前記複数のユーザのそれぞれのユーザ名およびパスワードを含んでいる、ステップを有する請求項1ないし23のいずれか1つに記載の方法。
  25. さらに、情報の収集に必要なユーザのログオンの数を示すデータを格納するステップ、を有する請求項1ないし24のいずれか1つに記載の方法。
  26. さらに、前記必要なユーザのログオンの数を特定する、ユーザの入力を受け取るステップ、を有する請求項25に記載の方法。
  27. 前記画像の提示よりも前に、
    さらに、
    ログオンのリクエストを受け取るステップであって、前記ログオンのリクエストは、前記複数のコンピュータの1つから受け取られ、かつ、ユーザ名およびパスワードを含んでいる、ステップと、
    前記受け取られたログオンのリクエストを、前記複数のユーザを規定するデータを用いて、認証するステップと、
    前記認証が成功した場合にのみ、ログオンを示すデータを作成するステップと、を有する請求項24、または、請求項24に従属する請求項のいずれか1つ、に記載の方法。
  28. 前記画像の提示よりも前に、
    さらに、
    少なくとも前記必要なログオンの数と同数のログオンのリクエストを受け取るステップと、
    前記必要なログオンの数を示すデータを作成するステップと、を有する、請求項25または26に従属する、請求項27に記載の方法。
  29. さらに、前記必要な数のユーザがログオンしている場合には、前記ログオンのリクエストを拒否するステップ、を有する、請求項25もしくは26に従属する、請求項27または28に記載の方法。
  30. さらに、最大画像提示時間よりも長くない時間にわたり前記画像を提示するステップ、を有する請求項1ないし29のいずれか1つに記載の方法。
  31. さらに、前記最大画像提示時間を特定する、ユーザの入力を受け取るステップ、を有する請求項30に記載の方法。
  32. さらに、前記最大画像提示時間にわたり、または、前記ログオンのそれぞれと関係づけられたデータ項目を受け取るまでの間、画像を提示するステップ、を有する、請求項28に従属する、請求項30または31に記載の方法。
  33. さらに、前記最大画像提示時間に達したときにおいて、前記ログオンの1つと関係づけられたデータ項目を受け取っていない場合には、前記データを受け取っていないログオンのそれぞれ、および、前記画像を示すデータを作成するステップ、を有する、請求項28に従属する、請求項30ないし32のいずれか1つに記載の方法。
  34. さらに、
    前記画像を提示するステップと、
    前記示されたログオンのそれぞれと関係づけられるデータ項目を受け取るステップと、を有する請求項33に記載の方法。
  35. 前記画像を提示するステップは、プロジェクタを用いて前記画像を表示するステップを含む、請求項1ないし34のいずれか1つに記載の方法。
  36. 前記複数のデータ項目はそれぞれ、リモートのコンピュータから受け取られる、請求項1ないし35に記載の方法。
  37. 前記複数のデータ項目はそれぞれ、TCP/IPプロトコルを用いて受け取られる、請求項36に記載の方法。
  38. 各データ項目を、関係づけられた識別子とともにデータベースに格納するステップは、さらに、各データ項目とともに、当該データ項目を受け取った日時を格納するステップ、を含む請求項1ないし37のいずれか1つに記載の方法。
  39. 各データ項目を、関係づけられた識別子とともにデータベースに格納するステップは、
    各データ項目とともに、当該データ項目を供したコンピュータにログオンしているユーザを示すデータを格納するステップ、を含む請求項1ないし38のいずれか1つに記載の方法。
  40. さらに、前記複数のデータ項目のそれぞれを、前記関係づけられた識別子とともに、リモートのデータ保存部に送るステップ、を有する請求項1ないし39のいずれか1つに記載の方法。
  41. さらに、
    複数の画像を逐次的に提示するステップと、
    前記複数の画像のそれぞれに関連する、複数のデータ項目を受け取るステップと、を有する請求項1ないし40のいずれか1つに記載の方法。
  42. 前記複数の画像を逐次的に提示するステップは、ランダムな、または、擬似的にランダムな順序で前記複数の画像を逐次的に提示するステップを含む、請求項41に記載の方法。
  43. 前記ランダムな、または、擬似的にランダムな順序は、1つもしくは複数の、以前に用いられたランダムな、または、擬似的にランダムな順序から選択される、請求項42に記載の方法。
  44. ユーザに対し、以前に用いられたランダムな、または、擬似的にランダムな順序を用いるか、または、新しい、ランダムな、または、擬似的にランダムな順序を作成するか、の選択枝を提示する、請求項43に記載の方法。
  45. 前記複数の画像の幾つかは、同一の画像である、請求項41ないし44のいずれか1つに記載の方法。
  46. さらに、データ項目を受け取らなかったユーザのログオンを示すレポートを作成するステップ、を有する、請求項33、または、請求項33に従属する請求項、に記載の方法。
  47. 前記レポートは、ユーザのログオンそれぞれについて、データ項目を受け取らなかった画像を示す、請求項41ないし45のいずれか1つに従属する、請求項46に記載の方法。
  48. さらに、
    全てのユーザのログオンからデータを受け取らなかった画像それぞれを表示するステップと、
    以前データを受け取らなかったユーザのログオンから表示された画像のそれぞれに関連するデータ項目を受け取るステップと、を有する請求項47に記載の方法。
  49. 前記請求項1ないし48のいずれか1つに記載の方法を、コンピュータに実行させる、コンピュータ読み取り可能な命令群を含むデータ記憶媒体。
  50. プロセッサが読み取り可能な命令群を格納するプログラム・メモリと、
    前記プログラム・メモリに格納された命令群を読み取って実行するプロセッサと、を有し、
    前記プロセッサ読み取り可能な命令群は、前記プロセッサに請求項1ないし48のいずれか1つに記載の方法を実行させる、コンピュータ装置。
  51. 画像に関連する情報を収集する方法であって、
    第1のコンピュータから画像を提示するステップと、
    前記画像に関連した複数のデータ項目を作成するステップであって、前記複数のデータ項目のそれぞれは、前記第1のコンピュータに接続した複数の第2のコンピュータによって作成される、ステップと、
    前記複数のデータ項目それぞれを、前記封数の第2のコンピュータそれぞれから、前記第1のコンピュータへ送るステップと、
    前記複数のデータ項目それぞれを、前記第1のコンピュータにおいて受け取るステップと、
    前記複数のデータ項目を、前記画像を特定する識別子と、前記第1のコンピュータにおいて、関係づけるステップと、
    前記データ項目それぞれを、前記関係づけられた識別子とともに、データ保存部に格納するステップと、を有する方法。
  52. さらに、前記複数の第2のコンピュータのそれぞれに対し、前記画像に関連するデータ項目に関するリクエストを送るステップ、を有し、
    前記複数のデータ項目を受け取るステップが、前記リクエストに対する応答において前記複数のデータ項目を受け取るステップを含む、請求項1に記載の方法。
  53. 前記リクエストは、第1の時刻において送られ、
    前記複数のデータ項目を、前記第1の時刻から開始する所定の期間以内に受け取る、請求項52に記載の方法。
  54. 前記リクエストは、前記複数の前記コンピュータに対し、前記所定の期間を送る、請求項53に記載の方法。
  55. 前記リクエストは、前記複数の第2のコンピュータに、データ項目を作成するためのユーザインターフェースを表示させる、請求項52ないし54のいずれか1つに記載の方法。
  56. 前記リクエストは、前記複数の第2のコンピュータに、所定の期間、前記ユーザインターフェースを表示させる、請求項55に記載の方法。
  57. 前記複数のデータ項目のそれぞれは、前記画像に対するユーザの主観的な反応を表している、請求項51ないし56のいずれか1つに記載の方法。
  58. 前記画像は、ヒトまたは動物の皮膚に関する画像である、請求項51ないし57のいずれか1つに記載の方法。
  59. 前記画像は、瘢痕を含んだ、ヒトまたは動物の皮膚に関する画像である、請求項58に記載の方法。
  60. 前記複数のデータ項目はそれぞれ、所定の範囲の実数を含む、請求項59に記載の方法。
  61. 前記実数は、所定の尺度上において認知された前記瘢痕の重症度を表す、請求項60に記載の方法。
  62. 前記実数は、視覚的アナログスコアリング法を用いて作成される、請求項60または61に記載の方法。
  63. さらに、
    前記第2のコンピュータのそれぞれのディスプレイ装置にユーザインターフェースを提示するステップであって、前記ユーザインターフェースが尺度を有する、ステップと、
    前記尺度の一点に関するユーザの入力を示す入力データを受け取るステップと、を有する請求項62に記載の方法。
  64. さらに、前記ユーザの入力を、前記尺度上の一点から、前記実数に変換するステップ、を有する請求項63に記載の方法。
  65. 前記変換は、第2のコンピュータのそれぞれにおいて実行される、請求項64に記載の方法。
  66. (原文に記載無し)
  67. 前記変換するステップは、
    前記尺度の第1端部に対応する第1実数値を規定するステップと、
    前記尺度の第2端部に対応する第2実数値を規定するステップと、
    前記一点と前記尺度の前記第1端部との隔たりを算定するステップと、
    前記隔たりを、前記第1端部と前記第2端部との隔たりおよび前記第1実数値および前記第2実数値に基づいて、実数値に変換するステップと、を有する請求項64または65に記載の方法。
  68. さらに、
    前記第1のコンピュータから、前記第2のコンピュータのそれぞれに対し、コンピュータ・プログラム・コードを送るステップと、
    前記第2のコンピュータのそれぞれにおいて前記プログラム・コードを受け取るステップと、を有し、
    前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記第2のコンピュータのそれぞれで実行されることにより、前記ユーザインターフェースを表示させる、請求項62ないし67のいずれか1つに記載の方法。
  69. 前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記変換を実行させる、請求項65に従属する、請求項68に記載の方法。
  70. 前記画像は、複数の画像である、請求項51ないし57のいずれか1つに記載の方法。
  71. 前記複数のデータ項目はそれぞれ、前記複数の画像間の比較を表す、請求項70に記載の方法。
  72. 前記複数の画像の各画像は、瘢痕に関する画像である、請求項71に記載の方法。
  73. 前記複数のデータ項目はそれぞれ、前記複数の画像が示す瘢痕の重症度に、認知される差違が存在するか否かを示す、請求項72に記載の方法。
  74. 前記複数のデータ項目の1つが、瘢痕の重症度に認知される差違があることを示す場合には、前記1つのデータ項目が、さらに、いずれの画像が、より重症でない瘢痕をしめすかを示す、請求項73に記載の方法。
  75. さらに、
    前記第2のコンピュータのそれぞれのディスプレイ装置にユーザインターフェースを提示するステップであって、前記ユーザインターフェースが、複数のユーザが選択可能なボタンを含んでいる、ステップと、
    前記ボタンの1つにかかるユーザの選択を示す入力データを受け取るステップと、を有する請求項71ないし74のいずれか1つに記載の方法。
  76. 前記複数の画像は、一対の画像である、請求項70ないし75のいずれか1つに記載の方法。
  77. 前記インターフェースは、3つのボタンを有し、
    第1のボタンは、前記一対の画像のうちの第1画像がより重症でない瘢痕を示していることを示唆するときに選択可能であり、
    第2のボタンは、前記一対の画像のうちの第2画像がより重症でない瘢痕を示していることを示唆するときに選択可能であり、
    第3のボタンは、前記第1画像および前記第2画像が同程度の重症度の瘢痕を示していることを示唆するときに選択可能である、請求項75に従属する、請求項76に記載の方法。
  78. 前記第1のボタン、または、前記第2のボタンにかかるユーザの選択を示す入力データを、前記第2のコンピュータの1つにおいて受け取るステップと、
    前記第2のコンピュータのディスプレイ装置上に別のユーザインターフェースを表示するステップと、を有する請求項77に記載の方法。
  79. 前記別のユーザインターフェースは、前記一対の画像の前記第1画像および前記第2画像において示された瘢痕にかかる重症度間の差違の程度を示す入力データを受け取る、請求項78に記載の方法。
  80. 前記別のユーザインターフェースは、一対のボタンを提示し、
    第1のボタンは、前記差違は僅かであることを示し、
    第2のボタンは、前記差違は著しいことを示す、請求項79に記載の方法。
  81. 前記データ項目の1つは、前記差違の程度を示す、請求項80に記載の方法。
  82. さらに、前記第1のコンピュータから前記複数の第2のコンピュータのそれぞれに対し、コンピュータ・プログラム・コードを提供するステップであって、前記プログラム・コードは前記第2のコンピュータにおいて実行可能であり、当該実行により前記複数のデータ項目の1つを作成する、ステップ、を有する請求項51ないし81のいずれか1つに記載の方法。
  83. 前記コンピュータ・プログラム・コードは、実行されることにより、データ収集をコントロールして前記複数のデータ項目の1つを作成するためのインターフェースを供する、請求項82に記載の方法。
  84. さらに、前記第1のコンピュータに、複数のユーザを規定するデータを格納するステップであって、前記データが前記複数のユーザのそれぞれのユーザ名およびパスワードを含んでいる、ステップ、を有する請求項51ないし83のいずれか1つに記載の方法。
  85. さらに、前記第1のコンピュータに、情報の収集に必要なユーザのログオンの数を示すデータを格納するステップ、を有する請求項84に記載の方法。
  86. 前記画像の提示よりも前に、
    さらに、
    前記第1のコンピュータにおいて、前記第2のコンピュータの1つから、ログオンのリクエストを受け取るステップであって、前記ログオンのリクエストは、ユーザ名およびパスワードを含んでいる、ステップと、
    前記第1のコンピュータにおいて、前記受け取られたログオンのリクエストを、前記複数のユーザを規定するデータを用いて、認証するステップと、
    前記第2のコンピュータの1つに対し、前記認証の成功または失敗を示すデータを送るステップと、
    前記認証が成功した場合にのみ、ログオンを示すデータを作成するステップと、を有する請求項84、または、請求項85に記載の方法。
  87. 前記画像の提示よりも前に、
    さらに、
    前記第1のコンピュータにおいて、前記第2のコンピュータから、少なくとも前記必要なログオンの数と同数のログオンのリクエストを受け取るステップと、
    前記必要なログオンの数を示すデータを作成するステップと、を有する、請求項85に従属する、請求項86に記載の方法。
  88. さらに、最大画像提示時間よりも長くない時間にわたり前記画像を提示するステップ、を有する請求項51ないし87のいずれか1つに記載の方法。
  89. さらに、前記第1のコンピュータにおいて、前記最大画像提示時間を特定する、ユーザの入力を受け取るステップ、を有する請求項88に記載の方法。
  90. さらに、前記最大画像提示時間にわたり、または、前記ログオンのそれぞれと関係づけられたデータ項目を受け取るまでの間、前記画像を提示するステップ、を有する、請求項87に従属する、請求項88または89に記載の方法。
  91. さらに、前記最大画像提示時間に達したときにおいて、前記ログオンの1つと関係づけられたデータ項目を受け取っていない場合には、前記データを受け取っていないログオンのそれぞれ、および、前記画像を示すデータを作成するステップ、を有する、請求項87に従属する、請求項88ないし90のいずれか1つに記載の方法。
  92. さらに、
    前記画像を提示するステップと、
    前記示されたログオンのそれぞれと関係づけられるデータ項目を受け取るステップと、を有する請求項91に記載の方法。
  93. さらに、前記示されたログオンに対応する第2のコンピュータにおいてのみ、前記データ項目の収集のためのユーザインターフェースを提示するステップ、を有する請求項92に記載の方法。
  94. さらに、前記複数のデータ項目のそれぞれを、前記関係づけられた識別子とともに、リモートのデータ保存サーバに送るステップ、を有する請求項51ないし93のいずれか1つに記載の方法。
  95. さらに、
    前記第1のコンピュータから、複数の画像を逐次的に提示するステップと、
    前記複数の画像のそれぞれに関連する、複数のデータ項目を受け取るステップと、を有する請求項51ないし94のいずれか1つに記載の方法。
  96. 前記請求項51ないし95のいずれか1つに記載の方法を、コンピュータに実行させる、コンピュータ読み取り可能な命令群を含むデータ記憶媒体。
  97. プロセッサが読み取り可能な命令群を格納するプログラム・メモリと、
    前記プログラム・メモリに格納された命令群を読み取って実行するプロセッサと、を有し、
    前記プロセッサ読み取り可能な命令群は、前記プロセッサに請求項51ないし95のいずれか1つに記載の方法を実行させる、コンピュータ装置。
  98. 画像に関連する情報を収集する方法であって、
    第2のコンピュータにおいて、表された画像に関連するデータ項目を作成するステップと、
    前記第2のコンピュータから第1のコンピュータに対し、前記データ項目を送るステップと、を有し、
    前記第1のコンピュータは、
    前記画像を表示し、
    前記第2のコンピュータから前記データ項目を受け取り、
    少なくとも1つの別の第2のコンピュータから少なくとも1つの別のデータ項目を受け取り、
    複数のデータ項目を、前記画像を特定する識別子と関係付け、かつ、
    各データ項目を、前記関係づけられた識別子とともに、データ保存部に格納する、方法。
  99. さらに、前記画像に関連するデータ項目に関するリクエストを受け取るステップ、を有し、
    前記複数のデータ項目を受け取るステップが、前記リクエストに対する応答において前記データ項目を送るステップを含む、請求項98に記載の方法。
  100. 前記リクエストは、第1の時刻において受け取られ、
    前記複数のデータ項目を、前記第1の時刻から開始する所定の期間以内に送る、請求項99に記載の方法。
  101. 前記リクエストは、前記所定の期間を規定する、請求項100に記載の方法。
  102. 前記リクエストは、前記第2のコンピュータに、データ項目を作成するためのユーザインターフェースを表示させる、請求項99ないし101のいずれか1つに記載の方法。
  103. 前記リクエストは、前記コンピュータに、所定の期間、前記ユーザインターフェースを表示させる、請求項102に記載の方法。
  104. 前記画像は、ヒトまたは動物の皮膚に関する画像である、請求項98ないし103のいずれか1つに記載の方法。
  105. 前記画像は、瘢痕を含んだ、ヒトまたは動物の皮膚に関する画像である、請求項104に記載の方法。
  106. 前記作成されるデータ項目は、所定の範囲の実数を含む、請求項105に記載の方法。
  107. 前記実数は、所定の尺度上において、認知された前記瘢痕の重症度を表す、請求項106に記載の方法。
  108. 前記実数は、視覚的アナログスコアリング法を用いて作成される、請求項106または107に記載の方法。
  109. さらに、
    前記第2のコンピュータのディスプレイ装置にユーザインターフェースを提示するステップであって、前記ユーザインターフェースが尺度を有する、ステップと、
    前記尺度の一点に関するユーザの入力を示す入力データを受け取るステップと、を有する請求項108に記載の方法。
  110. さらに、前記ユーザの入力を、前記尺度上の一点から、前記実数に変換するステップ、を有する請求項109に記載の方法。
  111. さらに、
    前記第2のコンピュータにおいてコンピュータ・プログラム・コードを受け取るステップであって、前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記第2のコンピュータで実行されることにより、前記ユーザインターフェースを表示させる、請求項109または110に記載の方法。
  112. 前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記変換を実行させる、請求項110に従属する、請求項111に記載の方法。
  113. 前記画像は、複数の画像であり、
    前記作成されるデータ項目は、前記複数の画像間の比較を表す、請求項98ないし104のいずれか1つに記載の方法。
  114. 前記複数の画像の各画像は、瘢痕に関する画像である、請求項113に記載の方法。
  115. 前記作成されるデータ項目は、前記複数の画像が示す瘢痕の重症度に、認知される差違が存在するか否かを示す、請求項114に記載の方法。
  116. 前記作成されるデータ項目が、瘢痕の重症度に認知される差違があることを示す場合には、前記1つのデータ項目が、さらに、いずれの画像が、より重症でない瘢痕をしめすかを示す、請求項115に記載の方法。
  117. さらに、
    前記第2のコンピュータのディスプレイ装置にユーザインターフェースを提示するステップであって、前記ユーザインターフェースが、複数のユーザが選択可能なボタンを含んでいる、ステップと、
    前記ボタンの1つにかかるユーザの選択を示す入力データを受け取るステップと、を有する請求項113ないし116のいずれか1つに記載の方法。
  118. 前記複数の画像は、一対の画像である、請求項113ないし117のいずれか1つに記載の方法。
  119. 前記インターフェースは、3つのボタンを有し、
    第1のボタンは、前記一対の画像のうちの第1画像がより重症でない瘢痕を示していることを示唆するときに選択可能であり、
    第2のボタンは、前記一対の画像のうちの第2画像がより重症でない瘢痕を示していることを示唆するときに選択可能であり、
    第3のボタンは、前記第1画像および前記第2画像が同程度の重症度の瘢痕を示していることを示唆するときに選択可能である、請求項117に従属する、請求項118に記載の方法。
  120. 前記第1のボタン、または、前記第2のボタンにかかるユーザの選択を示す入力データを受け取るステップと、
    前記第2のコンピュータのディスプレイ装置上に別のユーザインターフェースを表示するステップと、を有する請求項119に記載の方法。
  121. 前記別のユーザインターフェースは、前記一対の画像の前記第1画像および前記第2画像において示された瘢痕にかかる重症度間の差違の程度を示す入力データを受け取る、請求項120に記載の方法。
  122. 前記別のユーザインターフェースは、一対のボタンを提示し、
    第1のボタンは、前記差違は僅かであることを示し、
    第2のボタンは、前記差違は著しいことを示す、請求項121に記載の方法。
  123. 前記データ項目の1つは、前記差違の程度を示す、請求項122に記載の方法。
  124. さらに、前記第2のコンピュータにおいて、コンピュータ・プログラム・コードを受け取るステップであって、前記プログラム・コードは前記第2のコンピュータにおいて実行可能であり、当該実行により前記複数のデータ項目の1つを作成する、ステップ、を有する請求項98ないし123のいずれか1つに記載の方法。
  125. 前記コンピュータ・プログラム・コードは、実行されることにより、データ収集をコントロールして前記複数のデータ項目の1つを作成するためのインターフェースを供する、請求項124に記載の方法。
  126. 前記請求項98ないし125のいずれか1つに記載の方法を、コンピュータに実行させる、コンピュータ読み取り可能な命令群を含むデータ記憶媒体。
  127. プロセッサが読み取り可能な命令群を格納するプログラム・メモリと、
    前記プログラム・メモリに格納された命令群を読み取って実行するプロセッサと、を有し、
    前記プロセッサ読み取り可能な命令群は、前記プロセッサに請求項98ないし125のいずれか1つに記載の方法を実行させる、コンピュータ装置。
  128. 画像に関連する情報を収集するためのシステムであって、
    第1のコンピュータと、該第1のコンピュータと通信する複数の第2のコンピュータを有し、
    前記第1のコンピュータは、画像を提示し、
    前記第2のコンピュータそれぞれは、前記画像に関連したデータ項目を獲得し、当該データ項目を前記第1のコンピュータに対して送り、
    前記第1のコンピュータは、前記複数のデータ項目を受け取り、各データ項目を、前記画像を特定する識別子と関係づけ、各データ項目を、前記関係づけられた識別子とともに、データ保存部に対して出力する、システム。
  129. さらに、前記第1のコンピュータと接続したデータベース・サーバを有する、請求項128に記載のシステム。
  130. 前記第1のコンピュータは、さらに、前記データ項目を、関連付けられた識別子とともに、前記データベース・サーバへ送る、請求項129に記載のシステム。
  131. 前記第1のコンピュータと前記データベース・サーバの間の通信は、有線接続、または、無線接続である、請求項129または130に記載のシステム。
  132. 画像に示される瘢痕に関する評価を表すデータを収集する方法であって、
    前記画像を提示するステップと、
    前記画像に関連する複数のデータ項目を受け取るステップであって、前記複数のデータ項目はそれぞれ、複数のコンピュータから受け取られ、各データ項目が前記画像に示される瘢痕に関する評価を表す、ステップと、
    前記複数のデータ項目を、前記画像を特定する識別子と関係づけるステップと、
    各データ項目を、前記関係付けられた識別子とともに、データベースに格納するステップと、を有する方法。
  133. 表示されるデータに関連する評価データを収集する方法であって、
    複数の第2のコンピュータに対してコンピュータ・プログラム・コードを供するステップであって、前記コンピュータ・プログラム・コードは、各第2のコンピュータにおいて実行可能であり、当該実行により前記評価データの収集をコントロールする、ステップと、
    前記表示されるデータを提示するステップと、
    前記複数の第2のコンピュータのそれぞれから、前記表示されるデータに関連する評価データを受け取るステップであって、前記評価データは、前記第2のコンピュータのそれぞれにおいて前記コンピュータ・プログラム・コードを実行させることにより作成される、ステップと、を有する方法。
  134. 前記表示されるデータは、画像データである、請求項133に記載の方法。
  135. 前記コンピュータ・プログラム・コードは、実行されることにより、前記複数のデータ項目の1つを作成するための、ユーザの入力を受け取る、請求項133または134に記載の方法。
  136. さらに、
    複数のコンピュータ・プログラムを格納するステップであって、各コンピュータ・プログラムは、それぞれ、コンピュータ・プログラム・コードによって規定される、ステップと、
    前記複数のコンピュータ・プログラムの1つにかかる選択を示すユーザの入力を受け取るステップと、を有し、
    前記コンピュータ・プログラム・コードを供するステップは、前記選択されたコンピュータ・プログラムを規定するコンピュータ・プログラム・コードを供するステップを含む、請求項133ないし135のいずれか1つに記載の方法。
  137. 前記請求項133ないし136のいずれか1つに記載の方法を、コンピュータに実行させる、コンピュータ読み取り可能な命令群を含むデータ記憶媒体。
  138. プロセッサが読み取り可能な命令群を格納するプログラム・メモリと、
    前記プログラム・メモリに格納された命令群を読み取って実行するプロセッサと、を有し、
    前記プロセッサ読み取り可能な命令群は、前記プロセッサに請求項133ないし136のいずれか1つに記載の方法を実行させる、コンピュータ装置。
  139. 画像に関連する情報を収集するための装置であって、
    前記画像を提示するディスプレイ手段と、
    前記画像に関連する複数のデータ項目を、複数のコンピュータの1つから受け取る受け取り手段と、
    前記複数のデータ項目を、前記画像を特定する識別子と関係づける処理手段と、
    前記データ項目それぞれを、前記関係づけられた識別子とともに、データ保存部に格納する格納手段と、を有する装置。
  140. 画像に関連する情報を収集するための装置であって、
    表示される画像に関連するデータ項目を作成する処理手段と、
    前記データ項目を、第1のコンピュータに対して送る送出手段と、を有し、
    前記第1のコンピュータは、
    前記画像を表示し、
    前記第2のコンピュータから前記データ項目を受け取り、
    少なくとも1つの別の第2のコンピュータから少なくとも1つの別のデータ項目を受け取って、前記複数のデータ項目を、前記画像を特定する識別子と関係付け、かつ、
    各データ項目を、前記関係付けられた識別子とともに、データ保存部に格納する、装置。
  141. 画像に関連する情報を収集する方法であって、
    画像を提示するステップと、
    複数のコンピュータのそれぞれに対し、前記画像に関連するデータ項目に関するリクエストを送るステップと、
    前記画像に関連する複数のデータ項目を、サーバにおいて受け取るステップであって、前記リクエストに対する応答において、複数のコンピュータの1つから、前記複数のデータ項目の各データ項目を受け取る、ステップと、
    前記サーバにおいて、前記複数のデータ項目を、前記画像を特定する識別子と関係づけるステップと、
    各データ項目を、前記関係付けられた識別子とともに、データ保存部に格納するステップと、を有する方法。
  142. 画像に関連する情報を収集する方法であって、
    所定の期間にわたり、前記画像を提示するステップと、
    複数のコンピュータのそれぞれに対し、前記画像に関連するデータ項目に関するリクエストを送るステップと、
    前記画像に関連する複数のデータ項目を受け取るステップであって、前記所定の期間以内に、前記複数のデータ項目のそれぞれを複数のコンピュータから受け取る、ステップと、
    前記受け取った複数のデータ項目を、前記画像を特定する識別子と関係づけるステップと、
    各データ項目を、前記関係づけされた識別子とともに、データ保存部に保存するステップと、を有する方法。
  143. 前記複数のデータ項目を、前記複数のコンピュータの部分集合からのみ受け取り、
    当該部分集合は、前記リクエストが前記所定の期間内に送られた前記コンピュータであり、
    その後で、前記複数のコンピュータのうちの別のコンピュータからデータ項目を受け取る、請求項142に記載の方法。
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