JP2008521778A - 多孔性微粉末を含む化粧用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】多孔質微粉末を含む水/油エマルションと、べた付き、ギラ付きのないオイルレス化粧および/またはスキンケアでの上記エマルションの使用と、化粧エマルションの触覚および/または外見を改良するための上記粉末の使用。
【解決方法】ISO9277BET法による窒素吸収量で測定した見かけ比表面積が1〜299 m2/gで且つISO787-5に従って測定した亜麻油の吸収量が粉末100g当り45g〜160gである多孔質粉末を含む水/油エマルション。粉末の平均粒径は2〜100μm。粉末はポリアミド、ポリエステルアミド、ポリウレタン、ポリ(メチル)メタクリレート、アクリルポリマー、ポリエステル、シリコーン、ポリエチレンおよびシリカから選択される。

Description

本発明は、ケアおよび美容の分野で使用される化粧用組成物に関するものである。
本発明の化粧用組成物は水相と脂肪相とを主成分として含み、さらに多孔性微粉末を含むエマルションからなる。
本発明は特に、連続相としての脂肪相を含む皮膚のケアおよび/または美容用化粧組成物に関するものであり、脂肪相は鉱物、動物、植物起源または合成の各種揮発性または非揮発性オイルで構成できる。
本発明の化粧用組成物中に界面活性剤、シックナ(濃化剤)、より一般的には界面剤を使用することによって一つの相中に他方の相を安定に分散させることかできる。本発明の化粧用組成物には添加剤、例えば防腐剤、香料を入れることができ、さらに、化粧用活性剤、例えば水和剤(ポリオール)、耐紫外線剤、耐しわ剤、オートブロンサント(autobronzants)、膜形成剤、酸化防止剤、その他を添加することができる。
本発明はさらに、皮膚、唇、爪、毛、睫毛、眉、体毛等のケラチン物質に本発明組成物を塗布することを特徴とするケラチン物質の化粧および/またはケア方法に関するものである。
本発明組成物はケラチン物質の化粧および/またはケア用組成物、特に、美顔用のケア組成物(クリームまたは溶液)、人体のケア組成物(水和物、痩身用化粧品)、耐水または非耐水性の日焼け止め化粧組成物、皮膚用化粧組成物、例えばファンデーション、頬用化粧品、まぶた用化粧品、しわ防止剤、人体用化粧組成物にすることができる。
一般に、化粧用組成物は顔料および充填剤からなる粉末相と、脂肪相(phase grasse)とを含み、これらの脂肪相および充填剤は最終化粧品に所定の濃度を与え、美容製品に柔らかさと緩和作用を(emolliente)とを与え、皮膚への接着性を良くする役目をする。
脂肪相が連続相を構成する形式の化粧品は化粧上および医薬上の多くの利点を有している。本発明の脂肪相は植物、鉱物、動物を起源とするか、合成の固体または液体の脂肪質物質からなる。その例としてはエステル、脂肪アルコール、脂肪酸、炭素と水素を主成分とし、窒素、酸素、珪素または弗素をさらに含んでいてもよい炭化水素が挙げられる。
こうした配合物は皮膚およびそのリピド成分と相溶性があり、皮膚表面上に膜を形成し、皮膚層中に含まれる水の蒸着を制限し、従って、皮膚の水分を保持し、皮膚を乾燥から確実に保護するのに貢献する。
また、シリコーン油やフッ素化オイルを挙げることもできる。さらに、活性物質(保水剤、化学的または物理的な紫外線防止剤)は一般に親油性であるので、これらは連続相の脂肪相中に簡単に分散、溶解し、皮膚層上に化粧品の有効成分を確実に分配することができる。疎水性の連続脂肪相は活性物質に対する保護媒体の役目もしている。事実、上記の活性物質は体液(涙、発汗)や水によって皮膚表面から洗い流されて除去されてしまう。連続相の脂肪相は水と相溶性が無いので、脂肪相の存在によってこうした除去は防止される。このことは日光の紫外線から肌を保護するための「耐水性」日焼け止め化粧品の場合には特に重要である。
しかし、連続相として脂肪相を有する化粧組成物は塗った感じが悪く、その使用が制限されるという問題がある。事実、皮膚表面上の連続脂肪相の膜は接着剤、油剤および粉末剤の感じを与えるため今日のユーザーにはとうてい受けられない。さらに、テカリ(brillant)や油ぎった(huillant)外観はクリームの美容性および風合を害する。また、日焼け止めクリームはその粘着作用のため、その塗布後に化粧品を塗布するのが難しく、皮膚上に化粧品を伸ばすことができない。従って、化粧品を均一に塗布できず、化粧が乱れる。さらに、化粧品の耐久時間が悪く、最後には色が落ち、失われる。
油ぎった感じや、張り付けた感じや、粉末の感じを減すために連続脂肪相を含む組成物にシリコーン油のような揮発性オイルを加えることは公知であるが、これは連続相の脂肪相を保護する役割がなく、皮膚への給湿性もない。しかも、配合物に給湿性および水和性を与えるために一般に加えられるポリオールは化粧組成物の鉱油と一緒になって、皮膚を汚染し、皮膚上に残るので望ましくない。
従って、センス(感じ)および美観上の問題がなく、それと同時に皮膚を保護する役目を満たすことができる化粧用組成物が望まれている。
下記文献には化粧ベース、香料および球形、円筒形、棒状のポリアミド(以下、PA)粒子からなる化粧用組成物が記載されている。
欧州特許第EP 1582194号公報(UBE)
この粒子は多孔質で、平均粒度は1〜30μm、比表面積は5m2/g以上、亜麻油の吸収能は少なくとも200ml/100g、結晶化度は少なくとも40%、平均粒度に対する体積平均容積の比は1.0〜1.5である。この文献に記載の好ましい組成物は組成物の総重量に対して脂肪相を3〜10%含んでいる。この化粧組成物の粉末は皮膚表面上で光を拡散する効果を有し、皮膚表面上で皮脂を強く吸収する能力があり、それによって外観が油ぎった感じやギラギラした感じになるのを避けている。
下記文献には皮脂を吸収できる化粧用組成物が記載されている。
フランス特許第FR 2854064号公報(OREAL)
この組成物は長時間、化粧特性を維持でき、化粧の耐久性に優れ、移送性がなく、均一性に優れ、最初の化粧色を維持でき、ギラギラ感がない(matityの耐久性)。この組成物は下記特性を有している。
(1)皮脂を吸収する第1の粉末は比表面積BET(下記参照)が300m2/g以上、好ましくは500m2/g以上、
(2)第2の粉末は皮脂で含浸されない特定の界面エネルギーを有し、皮脂で化粧性質が変化するのを阻止する。
本発明は多孔質な微粉末を含む水/油エマルションの上記の技術的課題を解決するものである。
本発明は化粧組成物に含まれるオイルおよび/またはポリオールが与えるギラギラした感じや、汚れた感じを大幅に減らすことができる。
本発明の対象は、下記特性(1)および(2)を有する多孔質粉末を含む水/油エマルションにある:
(1)ISO9277BET法の窒素吸収量に従って測定した見かけ比表面積が1〜299 m2/g、
(2)ISO 787-5に従って測定した亜麻油の吸収量が100gの粉末当り45g〜160g。
本発明の一つの実施例では、上記亜麻油の吸収量が100gの粉末当り50g〜150gである。
本発明の一つの実施例では、上記の見かけの比表面積が0.5〜150 m2/gである。
本発明の一つの実施例では、上記の見かけの比表面積が0.5〜100 m2/g、好ましくは0.5〜50 m2/g、さらに好ましくは0.5〜40 m2/gである。
本発明の一つの実施例では、粉末粒子の平均粒度が2μm〜100μm、好ましくは2〜50μm、さらに好ましくは2〜20μmである。
本発明の一つの実施例では、粉末粒子が球形をしている。
本発明の一つの実施例では、粉末がポリアミド、ポリ(メチル)メタアクリレート、ポリエステルアミド、ポリウレタン、アクリルポリマー、ポリエステル、シリコーン、ポリエチレンおよびシリカの粉末の中から選択される。
本発明の一つの実施例では、エマルションは下記重量組成を有する(合計100重量%):
(1)10〜75重量%、好ましくは30〜65重量%の水相、
(2)0.1〜30重量%、好ましくは1〜20重量%の多孔質粉末
(3)89.9〜24.9重量%の脂肪相。
本発明の一つの実施例では、上記脂肪相が少なくとも25重量%(組成物全体に対する比率)の揮発性油を含む。
本発明の一つの実施例では、上記の揮発性油がシリコーン油である。
本発明の一つの実施例では、上記の水相が10〜60重量%のポリオールを含む。
本発明の一つの実施例では、酸化防止剤、香料、防腐剤、中和剤、界面活性剤、膜形成ポリマー、濃化剤、紫外線防止剤、ビタミン剤、着色料、エマルション安定化剤、水和剤、オートブロンサント(auto-bronsant)、しわ防止剤(anti-wrinkle)およびこれらの混合物の中から選択される化粧成分をさらに含む。
本発明の一つの実施例では、エマルションが美顔クリームまたは溶液、保水用および/または痩身用ボデークリームまたは溶液、耐水性または非耐水性サンオイル(creme solaire)、ファンデーション、まぶたの化粧品(fard a paupieres)、頬の化粧品(fard a joue)、耐しみ剤(anti-cernes)、メイキャップ剤(produit de maquillage)である。
本発明はさらに、べた付かず、ギラギラしないオイルレスの化粧品および/またはスキンケア用品の製造での上記エマルションの使用にある。
本発明はさらに、上記エマルションをケラチン物質(matieres keratiniques)上に塗布することからなる、ケラチン物質の化粧および/またはケアのための化粧/ケア方法にある。
本発明はさらに、下記特性(1)および(2)を有する多孔質微粉末の化粧用水/油エマルションの触覚および/または外見の改善での使用にある:
(1)ISO9277BET法での窒素吸収量に従って測定した見かけ比表面積が1〜299 m2/g、
(2)ISO 787-5に従って測定した亜麻油の吸収量が100gの粉末当り45g〜160g。
本発明の一つの実施例では、上記使用でのISO9277BET法での窒素吸収量に従って測定した粉末の見かけの比表面積が0.5〜150 m2/gである。
本発明の一つの実施例では、上記使用での粉末粒子の平均直径が5μm〜20μmである。
本発明の一つの実施例では、上記使用での粉末が球形をしている。
以下、本発明をより詳細に説明する。
粉末
ポリアミドのホモポリマーまたはコポリマー粉末とは下記の縮合で得られるポリアミドである:
(1)一種または複数のアミノ酸、例えばアミノカプロン酸、アミノ-7-ヘプタン酸、アミノ-11-ウンデカン酸およびアミノ-2-ドデカン酸
(2)一種または複数のラクタム、例えばカプロラクタム、エナントラクタム、カプリルラクタムおよびラウリルラクタム、
(3)一種または複数のジアミン、例えばヘキサメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、メタキシレンジアミン、ビス−p−アミノシクロヘキシルメタン、トリメチルヘキサメチレンジアミンの塩または混合物と、二酸、例えばイソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、コルク酸、セバシン酸およびドデカンジカルボン酸。
また、ラクタムであるモノマーから直接得られるものを微細粉末にして得られるポリアミドでもよい。
ラクタムの例としては置換されていてもよい主環に3〜12の炭素原子を有するラクタムが挙げられる。例としてはβ、β−ジメチルプロピオラクタム、α、α−ジメチルプロピオラクタム、アミロラクタム、カプロラクタム、カプリルラクタムおよびラウリルラクタムが挙げられる。
その製造方法は有機液体中または溶液中にラクタムを懸濁、溶解し、アニオン重合しで直接得られるPA粉末を液体媒体から分離するだけでよい。ラクタムのアニオン重合では触媒を使用する。触媒は主としてナトリウムまたはナトリウム塩またはその水素化物またはナトリウムメチラートと、活性化剤、例えばラクタム-N-カルボキシアニリド、イソシアネート、カルボジイミド、シアナミド、アシル-ラクタム、トリアジン、尿素誘導体、N−置換されたイミド、エステル、特に、結晶核の役割をする有機または無機の微粉末、例えばPA粉末、シリカ、タルク、N、N−アルケンビスアミド、特にN、N−エチレン−ビス−ステアルアミド、ガドレアミド、セトレアミド、エルカアミド、N、N−ジオレオアミド、およびN、N−ジエルカアミドが挙げられる。
上記方法は下記に文献に記載されている。
欧州特許第EP192515号公報 欧州特許第EP303530号公報
本発明で有用なポリアミドの例としてはPA6、PA6-6、PA11およびPA12が挙げられる。
PA粉末としては下記が挙げられる:
(1)種々の企業から市販の非球状ポリアミド12粉末:ナイロン2159Vおよびナイロン2070V(コーボ社)、コバビード(Covabead)N12、N12-10(LCW社)、ベストシント(Vestosint)7010BC、7020BCおよびベストシント(Vestosint)7040BC(デグッサ社)
(2)種々の企業から市販の球形ポリアミド12粉末:、Sp-500、Sp501、Sp10(東レ)、ウベスタ(UBESTA)(宇部)、GPA700(Ganz Chemical)
(3)アルケマ(ARKEMA)社からオルガゾル(Orgasol、登録商標)の名称で市販の多孔性球状粉末:オルガゾル(Orgasol)2002UD NAT COS、オルガゾル(Orgasol、登録商標)2002EXD NAT COS、オルガゾル(Orgasol、登録商標)2002 EXD NAT COS タイプS、オルガゾル(Orgasol、登録商標)2002D NAT COS、オルガゾル(Orgasol、登録商標)1002D NAT COSおよびオルガゾル(Orgasol、登録商標)1002EXD BL10 COSおよび含浸オルガゾル(Orgasol、登録商標)の名称で市販のもの:メトキシケイ皮酸オクチルを20%含浸したオルガゾル(Orgasol、登録商標)1002BL10PX COS、メトキシケイ皮酸オクチルを20%含浸したオルガゾル(Orgasol、登録商標)2002N5PX COS、ヒアルウロン酸溶液を40%含浸したオルガゾル(Orgasol、登録商標)2002N5HY COS、ジメチコンを5%含浸したオルガゾル(Orgasol、登録商標)N10S COS、トコフェニルアセタールを12%含浸したオルガゾル(Orgasol、登録商標)2002N10VE COSおよびD-Panthenol Beingを10%含浸したオルガゾル(Orgasol、登録商標)2002N10VB COS。
コポリアミドとしては、少なくとも2つのα、ω−アミノカルボン酸または2つのラクタムか、一つのラクタムと一つのα、ω−アミノカルボン酸との縮合で得られるコポリアミドが挙げられる。さらに、少なくとも一つのα、ω−アミノカルボン酸(またはラクタム)と、少なくとも一つのジアミンと、少なくとも一つのジカルボン酸の縮合で得られるコポリアミドを挙げることもできる。また、脂肪族ジアミンと脂肪族ジカルボン酸および上記以外の脂肪族ジアミンおよび上記以外の脂肪族二酸の中から選択される少なくとも一つの他のモノマーとの縮合で得られるコポリアミドを挙げることもできる。ラクタムは上記と同じものを使用できる。
α、ω−アミノカルボン酸の例としてはアミノ-ウンデカン酸およびアミノドデカン酸を挙げることができる。ジカルボン酸の例としてはアジピン酸、セバシン酸、イソフタル酸、ブタンジオン酸、1,4−シクロヘキシルジカルボン酸、テレフタル酸、スルホイソフタル酸のナトリウム塩またはリチウム塩、ダイマー化された脂肪酸(このダイマー化された脂肪酸は二量体を少なくとも98%含み、好ましくは水素化されている)およびドデカンジオン酸HOOC-(CH210(COOH)を挙げることができる。
ジアミンの例としては原子数が6〜12の脂肪族ジアミンが挙げられ、アリールジアミンおよび/または飽和環式ジアミンにすることもできる。例としてはヘキサメチレンジアミン、ピペラジン、テトラメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、1,5−ジアミノヘキサン、2,2,4-トリメチル-1,6-ジアミノ−ヘキサン、ポリオールジアミン、イソホロンジアミン(IPD)、メチルペンタメチレンジアミン(MPDM)、ビス(アミノシクロヘキシル)メタン(BACM)、ビス(3-メチル-4−アミノシクロヘキシル)メタン(BMACM)が挙げられる。
コポリアミドの例としてはカプロラクタムとラウリルラクタムコポリマー(PA6/12)、カプロラクタム、アジピン酸およびヘキサメチレンジアミンのコポリマー(PA 6/6-6)、カプロラクタム、ラウリルラクタム、アジピン酸およびヘキサメチレンジアミンのコポリマー(PA 6/12/6-6)、カプロラクタム、ラウリルラクタム、11−アミノウンデカン酸、アゼライン酸およびヘキサメチレンジアミンのコポリマー(PA 6/6-9/11/12)、カプロラクタム、ラウリルラクタム、11−アミノウンデカン酸、アジピン酸およびヘキサメチレンジアミンのコポリマー(PA 6/6-6/11/12)、ラウリルラクタム、アゼライン酸およびヘキサメチレンジアミンのコポリマー(PA 6-9/12)が挙げられる。
ポリアミドおよび/またはコポリアミドの混合物を使用することもできる。その例としてはポリアミドと半芳香族ポリアミドとの混合物および脂肪族ポリアミドと環式脂肪族ポリアミドと混合物が挙げられる。
粉末はアルコール中への溶解および沈降によって任意の方法で製造できる。溶剤中で重合し、得られた粉末はそうした溶剤の一つに不溶であるのが好ましい(上記定義のアニオンタイプの重合)。例としては上記文献3、4(欧州特許第EP192515号および欧州特許第EP303530号)を挙げることができる。
また、下記から成るコポリエステルアミド粉末を使用することもできる(全体で100重量%):
(1)1〜98%のラクタム、
(2)1〜98%のラクトン、
(3)任意成分の1〜98%の他のラクタム。
この粉末の粒径は1μm〜200μm、比表面積は1〜25m2/gである。
このコポリエステルアミドの製造で使用可能なラクタムは上記と同じものである。カプロラクタムおよびラウリルラクタムを使用するのが好ましい。
ラクトンの例としてはカプロラクトン、バレロラクトンおよびブチロラクトンを挙げることができる。カプロラクトンを使用するのが好ましい。
このコポリエステルアミドの粉末をアニオン重合で製造する方法は下記文献に記載されている。
欧州特許第EP1172396号公報
また、ポリウレタン、アクリルポリマー、ポリエステル、シリコーン、ポリエチレン、シリカの粉末を使用することもできる。
粉末シリカとしては下記を挙げることができる:
(1)多孔性マイクロスフェアシリカ、例えばMYOSHIからSILICA BEADS SB-700の名称で市販のシリカ、旭硝子からSUNSPHERE(登録商標)H51、SUNSPHERE(登録商標)H33)の名称で市販のシリカ、
(2)ポリジメチルシロキサンで被覆されたマイクロスフェアなアモルファスシリカ、例えば旭硝子からSUNSPHERE(登録商標)H33、SUNSPHERE(登録商標)H53の名称で市販のシリカ、
アクリルポリマー粉末としては下記を挙げることができる:
(1)LCW社からCOVABEAD(登録商標)LH85の名称で市販のポリメチルメタクリレート粉末、
(2)DOW CORNING社からDOW CORNING 5640MICROSPONGER SKIN OILの名称で市販のポリメチルメタアクリレート/エチレングリコールジメタクリレート粉末、GANZ CHEMICAL社からGANZPEARLR GMP-08の名称で市販のもの、
(3)AMCOL社からPOLY-PORE(登録商標)L200、POLY-PORE(登録商標)E200の名称で市販のポリアリルメタアクリレート/エチレングリコールジメタクリレートの粉末、
(4)DOW CORNING社からPOLYTRAPR 6603の名称で市販のエチレングリコールジメタクリレート/ラウリルメタアクリレートコポリマー粉末。
シリコンエラストマー粉末としてはDOW CORNING社からTrefil(登録商標)粉末E-505C、Trefil(登録商標)粉末E-506Cを挙げることができる。
粉末粒子は球形であるのが好ましい。
脂肪相
脂肪相は液体の脂肪相を含むことができ、場合によっては固体の脂肪相、例えばワックスを含むことができる。液体の脂肪相は外界温度(25℃)で液体の一種または複数のオイル(揮発性または非揮発性のオイル)を含むことができる。脂肪相は炭化水素オイル、例えばシリコーンオイルで形成することができる。
本発明組成物の脂肪相は連続相の脂肪相で、水と一緒に油中水エマルションを形成する。この脂肪相は一種または複数のオイル、すなわち水に非混和性の脂肪質体を含む。
このオイルは揮発性でも非揮発性でもよく、鉱物、動物、植物起源でも、合成物でもよく、炭化水素オイル、シリコーンオイル、フッ素化オイルでもよい。炭化水素オイルは主として炭素原子と水素原子で形成され、場合によっては酸素原子と窒素原子とを含むオイルを意味する。アルコール基、エステル基、エーテル基、カルボン酸基、アミン基および/またはアミド基を含むことができる。
脂肪相は外界温度(25℃)で液体のオイル、好ましくは少なくとも一つが不揮発性の液体オイルである。不揮発性の液化オイルとは外界温度(25℃)および大気圧下で皮膚上に少なくとも1時間残り、外界温度(25℃)および大気圧下での蒸気圧がゼロでなく、0.01mmHg(1.33PA)以下である油を意味する。
脂肪相は皮膚上で緩和(emollient)効果を与える一種または複数の不揮発性のオイルを含むのが有利である。例としては脂肪酸エステル、例えばセタアリールイソナノエート、イソトリデシルイソナノエート、イソステアリルイソステアレート、イソプロピルイソステアレート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、ブチルステアレート、ヘキシルラウレート、イソノニルイソノナエート、2-エチルヘキシルパルミテート、2-ヘキシルデシルラウレート、2-オクチルデシルパルミテート、2-オクチルドデシルミリステートまたはラクテート、2-ジエチルヘキシルスクシネート、ジイソステアリルマレート、グリセリンまたはトリグリセリントリイソステアレート、トコフェロールアセテート、高級脂肪酸、例えばミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノール酸、イソフタル酸、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、高級脂肪アルコール、例えばオレイックアルコール、アボカト油、ツバキ油、マカダミアナッツ油、カメ油、ミンク油、大豆油、ブドウ種油、ゴマ油、マイス(mais)油、ナタネ油、ひまわり油、綿実油、ピーナッツ油、ジジョバ油、オリーブ油、ヘキシルラウレートおよびこれらの混合物が挙げられる。
脂肪相はパラフィン油、スクアラン、ワセリンのような炭化水素油およびこれらの混合物でもよい。
さらに、組成物は不揮発性シリコーン油、例えばシロキサン誘導体を含むこともできる。
脂肪相は必要に応じて揮発性油を含むこともできる。揮発性油とは外界温度、大気圧下で1時間以内に皮膚から蒸発可能な鉱油を意味する。この鉱油は外界温度(25℃)、大気圧(760mmHg)下での蒸気圧力が0.01以上で300mmHg以下(1.33PA〜40000PA)、好ましくは0.05〜300mmHg(6.65PA〜40000PA)のものである。
この揮発性油は連続相が脂肪相の配合物の脂肪効果を減らす役目をするシリコーン油の中から選択できる。例としては外界温度での粘度が8mm2/s以下の2〜7の珪素原子を有する直鎖または環式のシリコーン油を挙げることができる。このシリコーンは必要に応じて1〜10の炭素原子を有するアルキル基またはアルコキシを有していてもよい。本発明で使用可能な揮発性シリコーン類としてはアセタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロスペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチル・オクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルトリシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサンおよびこれらの混合物を挙げることができる。
特にポリアルキルまたはポリアリールシロキサン誘導体のファミリー、例えばシクロヒメチコン(ダウコーニング社のDC 345)、カプリルメチコン、シクロペンタシロキサン(ダウコーニング社のDC245)にすることができる。
さらに、8〜16の炭素原子を有する揮発性炭化水素油およびその混合物、特に、分岐鎖を有するC8〜C16アルカン、例えばC8〜C16イソアルカン(イソパラフィンともよばれる)、イソドデカン、イソデカン、イソヘキサデカン、分岐鎖を有するC8〜C16エステル、例えばイソヘキシルネオペンタデカンおよびこれらの混合物も挙げることができる。
本本発組成物は25%以下(組成物全体に対する重量%)、好ましくは15%以下の揮発性油、特に揮発性シリコーン油を含むのが有利である。
水相
水相は水を含む。この水はヤグルマギク水のようなフローラル水および/またはミネラルウォータ、例えばVITTEL水、LUCAS水、ROCK POSAY水および/または温泉水にすることができる。水相はさらに、水に可溶な成分を含むことができる。その例としてはエタノールおよびイソプロパノールのような第一アルコール、加湿のために加えるグリコールのようなポリオール、グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、モノ、ジまたはトリプロピレングリコールまたはモノ、ジまたはトリエチレングリコールのアルキル(C1〜C4)エーテルのようなグリコールエーテルおよびこれらの混合物が挙げられる。
水相はさらに、塩化ナトリウム、二塩化マグネシウムおよび硫酸マグネシウムのような安定化剤を含むことができる。
水相は水相に可溶または懸濁できる全ての成分、例えばゲル化剤、成膜ポリマー、シックナ、界面活性剤およびこれらの混合物を含むことができる。
その他の化合物
本発明の化粧用組成物は脂肪相中への水相の分散を容易にし且つ安定した水/油エマルションを得るためのアニオン性、非イオン性または両性の界面活性剤(一般に親油性)、防腐剤のような添加剤(一般に吸水性)、香料(一般に親油性)、本発明粉末以外の充填剤、着色剤(可溶性着色剤、ピグメント)、シックナ(ワックス、ゲル化剤)、エマルション安定化剤(一般に吸水性)、キレート化剤(一般に吸水性)を含むことができる。
界面活性剤はソルビタン誘導体(例、ソルビタンセスキイソステアレート)のようなエステルタイプ、メチルグルコースイソステアレートにすることができる。これはPEG-45/ドデシルグリコールコポリマーコポリマーのようなポリマータイプでもよい。また、シリコーンオイルエマルションにするのに適したシリコーン界面活性、例えばダウコーニング社からDC5225Cの名称で市販のPEG/PPG-18/18ジメチコンのようなジメチコンのポリオールにすることもできる。
シックナ(濃化剤)は組成物のコンシステンシを調節したり、安定性を良くするために脂肪相に可溶なものにすることができる。例としてはカンデリラ(candellila)、シリコーンゴムまたはエラストマ(ダウコーニング社のDC1411およびDC9040)を挙げることができる。
防腐剤はパラベンおよび/またはフェノキシエタノールの混合物にすることができる。
キレート化剤としては例えばエチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)を挙げることができる。
さらに、上記のヒトのケラチン物質を改善する化粧活性物質も含むことができる。この化粧活性物質はポリオールのようなモイスチャー剤(一般に親油性)、有機フィルター(一般に吸水性)または鉱物粒子(例えば表面を処理したまたは見処理のTiO2、ZnO)のような紫外線遮断剤、シワ防止剤(一般に吸水性)、日焼け剤(autobronzants)(一般に吸水性)、成膜材料(親油性または吸水性、種類による)、酸化防止剤(親油性または吸水性、種類による)を含む。
鉱物粒子の紫外線遮断剤としてはシリコーンオイル中にTiO2とZnOを分散したものを挙げることができる。
本発明化粧組成物は下記組成を有するのが好ましい(全体で100重量%):
(1)10〜75%、好ましくは30〜55%の水相、
(2)0.1〜30%、好ましくは1〜20%の粉末
(3)89.9〜24.9%の脂肪相
水相は水相全体に対して10〜60%のポリオールを含むのが好ましい。
さらに、組成物全体に対して0.5〜10%、好ましくは3〜5%の界面活性剤と、0.01〜2%の添加剤と、0.005〜10%の化粧活性物質とを含むことができる。
本発明の対象である組成物中の粉末は下記特徴を有している:
(1)粒径が極めて小さい。粒径は2μm〜100μm、好ましくは2〜50μm、さらに好ましくは2〜20μmである。
(2)粒子の分布が狭い。粉末の粒子分布は通常の方法、例えばISO 13319規格に従った粒子計Coulter Multisizer IIを用いて測定する。得られた粒子分布から平均粒径とばらつきを示す粒度分布(標準偏差)が計算できる。本発明方法の一つの利点は標準偏差が1〜3μm、特に2μm以下の粒子分布の狭い粒度分布が得られることにある。
(3)粒子の形は球形、すなわちほぼ球形をした固体の球形をしている。
(4)上記BET窒素吸着法で測定した粉末の見掛けの比表面積(SSA)で特徴付けられる表面気孔率は0.5〜299m2/g、好ましくは0.5〜150 m2/g、より好ましくは0.5〜100m2/g、さらに好ましくは0.5〜50m2/gである。
(5)上記定義の亜麻油の吸収量が低く、45g/100g〜160g/100gの間、好ましくは50g/100g〜150g/100gの間である。
上記の各特性は塗布したときの触覚を軟らかくし、組成物に輝かない粉状の外見を与えるのに大きく貢献し、脂肪相の一部を吸収することによって脂肪相のネガティブな効果(脂肪状、油状、ベタ付いた感じ)を減らすのに貢献する。
BET(Brunauer-Emmet-Teller)窒素吸着法による見掛けの比表面積SSAはISO規格9277に記載されている。この見掛けの比表面積SSAは粉末の全比表面積(従ってミクロ孔を含む)に対応する。
亜麻油の吸収法すなわち粉末の亜麻油の吸収法はISO規格787-5に記載されている。こ吸収量は粉末上で利用可能な表面に吸着されたオイルの量に対応する。ガラスのブッシェに約0.5〜5グラムの粉末(m、グラム)を置き、亜麻仁油を一滴ずつ加える。4〜5滴加えた後にスパチュラを用いて粉末中に油を取り込ませる。この操作を粉末と油の集合体が形成されるまで続ける。粉末と油の集合体が形成された時から油の量を減らして、一度に1滴加え、スパチュラで混合物を捏ね回す。固体のボールが得られた時に油の添加を止め、使用した油の量(m'、グラム)を記録する。亜麻油の吸収量をm'/m(油のg/粉末のg)で表し、そこから粉末g/100gに変換する。
[表1]〜[表7]に記載の記号は下記のものを表す:
粉末1
オルガソル(Orgaso)l200EXD NAT COS(登録商標)すなわち粒径が10μm、SSAが4+/-1.5 m2/g、亜麻油の吸収量が79g/100gのPA12粉末。
粉末2
オルガソル(Orgaso)2002D NAT COS(登録商標)すなわち粒径が20μm、SSAが1.5 +/-1 m2/g、亜麻油の吸収量が54g/100gのPA12粉末。
粉末3
オルガソル(Orgaso)1002D NAT COS(登録商標)すなわち粒径が20μm、SSAが2.5 +/-1 m2/g、亜麻油の吸収量が64g/100gのPA6粉末。
対照組成物
粉末を含まない。
百分比は組成物全体に対する重量比で表してある。各粉末1〜4を含む組成物の種類は各々の表の所で説明する。
脂肪相を連続相とするエマルション中に本発明の粉末PAを添加した時の効果を各組成物の感覚分析で測定した。すなわち、5人の専門家パネリストによって下記項目について各組成物の感覚プロフィルを記述した:
(1)製品塗布時:脂肪性、オイル性、浸透速度
(2)塗布直後:皮膚のギラツキ、皮膚の柔らかさ、皮膚の脂肪効果、皮膚の粘着効果、皮膚上のクリームのケーク残。
全ての比較テストを順番に行ない、各組成物をブラインド分析した。
結果は[表1]〜[表7]にまとめて示してある。各評価基準を0〜8のスケールで評価した。0は選択した判定基準がないこと(例えば脂肪性がない風合)を示し、8は選択した評価基準に対する傾向が極めて強いこと(例えば脂肪性の存在が非常に強い風合)を示している。
[表1]の組成物A〜Cおよび対照組成物1はグリセリン含有量の大きいシリコーン中水のエマルジョン組成物で、例えば昼間用クリーム組成物に対応する。
これらの組成物は以下の方法で製造できる:(i)水相を用意し、(ii)脂肪相を用意し、(iii)脂肪相中に水相をゆっくり添加し、強力に攪拌してエマルションを作り、(iv)粉末をゆっくり加える(対照組成物を除く)。
Figure 2008521778
Figure 2008521778
[表3]の組成物D〜Gと対照組成物2はシリコーン中水のエマルジョンで、例えば軟らかい水和剤に対応するエマルションである。
これらの組成物は以下の方法で製造できる:(i)水相1を60℃に維持し、この水相1に水相2を添加し、(ii)冷却浴中のRayneri装置を用いて攪拌しながら脂肪相を用意し、(iii) (i)で作った水相1+水相2の混合物に(ii)で作った脂肪相を加え、(iv)穏やかに攪拌しながら粉末を加える(対照組成物は除く)。
Figure 2008521778
Figure 2008521778
(昼間用クリーム、保水液、ボデー乳剤、アフターシェーブ剤タイプの)シリコーン中水のエマルションに1〜30重量%、好ましくは2〜10重量%のPA粉末を添加することで、皮膚に塗布後の脂肪性風合、テカリおよび皮膚のベタツキを大幅に減らすことができる。
この粉末の添加でマットな粉状な外観にはならず、軟らかな皮膚の触覚が与えられる。
特に、ポリオールの含有量が高く(水相の50%以上)且つ不揮発性シリコーン化合物の添加量が高い(脂肪相の50%以上)対照組成物1では、粉末の添加で皮膚上に残る脂肪性および粘着性の感じが減少する。
特に、ポリオールとシリコーンを含む対照組成物2では、PA粉末の添加で塗布時のシリコーン油およびポリオールに起因する脂肪性の効果を無くすことができる。また、塗布後にも、揮発性シリコーン油が蒸発しても粉末状の軟らかい風合仕上げが得られる。これに対して本発明の粉末を入れない場合には得られる効果が悪い。
[表5]に示す組成物H〜Jおよび対照明細書3は油中水エマルジョン組成物で、この組成物は例えば(耐水性)日焼け止めクリーム組成物に対応する。
これらの組成物は以下の方法で製造できる:(1)水相成分を70℃で混合し、(2)脂肪相成分(脂肪相1)を70℃に加熱して混合する。次に、シックナ(脂肪相2)と日焼け止め剤を70℃に維持して脂肪相に加える。最後に、剪断攪拌下に水相を脂肪相に混合してエマルションにする。このエマルションを室温まで冷却し、ゆっくりと攪拌しながらポリアミド粉末をエマルションに混合する。
Figure 2008521778
Figure 2008521778
同様に、油中水エマルション(耐水性日焼け止めクリームタイプ)にPA粉末を1〜30重量%、好ましくは2〜10重量%添加することで皮膚に塗布後の脂肪性および汚れ感の風合を大幅に減らすことができる。さらに、物理的日焼け止め剤(酸化亜鉛、二酸化チタン)に起因する塗布後の皮膚の白化度が目立たなくなる。
組成物D、Eと対照組成物2については上記で既に記載した。
Figure 2008521778
本発明の細かな球状粉末が組成物中に存在することによって皮膚にクリームを塗布した後の皮膚の柔らかさが改善されたことが確認できる。

Claims (19)

  1. ISO9277BET法による窒素吸収量で測定した見かけ比表面積が1〜299 m2/gで且つISO787−5に従って測定した亜麻油の吸収量が100gの粉末当り45g〜160gである多孔質粉末を含むことを特徴とする水/油エマルション。
  2. 亜麻油の吸収量が100gの粉末当り50g〜150gである請求項1に記載のエマルション。
  3. 見かけの比表面積が0.5〜150 m2/gである請求項1または2に記載のエマルション。
  4. 見かけの比表面積が0.5〜150 m2/g、好ましくは0.5〜50 m2/g、さらに好ましくは0.5〜40 m2/gである請求項1〜3のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  5. 粉末粒子の平均粒径が2μm〜100μm、好ましくは2〜50μm、さらに好ましくは2〜20μmである請求項1〜4のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  6. 粉末粒子が球形をしている請求項1〜5のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  7. 粉末がポリアミド、ポリ(メチル)メタアクリレート、ポリエステルアミド、ポリウレタン、アクリルポリマー、ポリエステル、シリコーン、ポリエチレンおよびシリカの粉末の中から選択される請求項1〜6のいずれか一項に記載のエマルション。
  8. 下記重量組成を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載のエマルション(合計100重量%):
    (1)10〜75%、好ましくは30〜65%の水相、
    (2)0.1〜30%、好ましくは1〜20%の多孔質粉末
    (3)89.9〜24.9%の脂肪相。
  9. 上記脂肪相が少なくとも25重量%(組成物全体に対する比率)の揮発性油を含む請求項8に記載のエマルション。
  10. 上記揮発性油がシリコーン油である請求項9に記載のエマルション。
  11. 上記水相が10〜60%のポリオールを含む請求項8〜10のいずれか一項に記載のエマルション。
  12. 酸化防止剤、香料、防腐剤、中和剤、界面活性剤、成膜ポリマー、濃化剤、紫外線防止剤、ビタミン剤、着色料、エマルション安定剤、水和剤、オートブロンサント(auto-bronsants)、しわ防止剤(antirides)およびこれらの混合物の中から選択される化粧成分をさらに含む請求項1〜11のいずれか一項に記載のエマルション。
  13. 美顔用クリームまたは溶液、保水用および/または痩身用ボデークリームまたは溶液、耐水性または非耐水性のサンオイル(creme solaire)、ファンデーション、まぶた用化粧品(fard a paupieres)、頬用化粧品(fard a joue)、染み防止剤(anti-cernes)、メイキャップ剤(produit de maquillage)である請求項1〜12のいずれか一項に記載のエマルション。
  14. べた付きおよび/またはギラ付きの無いオイルレス化粧品および/またはスキンケア用品の製造での請求項1〜13のいずれか一項に記載のエマルションの使用。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載のエマルションをケラチン物質(matieres keratiniques)上に塗布することからなる、ケラチン物質の化粧および/またはケアのための化粧方法。
  16. ISO9277BET法による窒素吸収量に従って測定した見かけ比表面積が1〜299 m2/gでかつISO787−5に従って測定した亜麻油の吸収量が100gの粉末当り45g〜160gである多孔質微粉末の、化粧用水/油エマルションの触覚および/または外見の改善での使用。
  17. ISO9277BET法による窒素吸収量に従って測定した見かけ比表面積が0.5〜150 m2/gである請求項16に記載の使用。
  18. 粉末粒子の平均直径が5μm〜20μmである請求項16または17に記載の使用。
  19. 粉末が球形をしている請求項16〜18のいずれか一項に記載の使用。
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