JP2008517050A - アムロジピンの鏡像異性体を高い光学純度で製造する方法 - Google Patents

アムロジピンの鏡像異性体を高い光学純度で製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ジメチルホルムアミドおよび共溶媒の存在下で(R,S)アムロジピン塩基をL−酒石酸で処理するステップを含む、光学的に純粋な(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物の調製方法に関する。また、本発明は、溶解後に遊離キラルアムロジピン塩基を単離せずに、(R)または(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物をそれらのベシル酸塩に変換する方法に関する。

Description

本発明は、式(1)のアムロジピンの光学活性異性体を高い光学純度で調製する方法、およびその薬学的に許容される塩に関する。
Figure 2008517050
さらに、本発明は、ラセミ体の(R,S)−アムロジピン遊離塩基から、L−酒石酸を用いて(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド(DMF)溶媒和物(2a)および(R)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物(3a)を調製する方法、それらを効率的に分離する方法、および塩を高い光学純度で精製する方法に関する。また、本発明は、分割後に遊離キラルアムロジピン塩基(free chiral amlodipinebase)を単離してまたは単離することなく、(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物(2a)および(R)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物(3a)を、ベシル酸塩、マレイン酸塩、フマール酸塩、コハク酸塩、シュウ酸塩などの薬学的に許容される塩に変換する方法に関する。
Figure 2008517050
式中、Xは、(a)1/2L−(+)−酒石酸DMF溶媒和物、(b)ベンゼンスルホン酸、(c)1/2マレイン酸、(d)1/2フマール酸、(e)1/2コハク酸、(f)1/2シュウ酸、(g)ニコチン酸、(h)カンファースルホン酸、などである。
(背景技術)
アムロジピンおよびその塩は、心臓血管疾患の治療に有用な持続性のカルシウムチャネルブロッカーである。現在、ラセミ体のアムロジピンは、そのベシル酸塩またはマレイン酸塩の状態で、狭心症、高血圧およびうっ血性心不全の治療に用いられている。アムロジピンは、ジヒドロピリジン環の4位にキラル中心を有し、異なる薬理学的プロフィールを示すRおよびSの2つの鏡像異性体の形で存在している。S−異性体は強力なカルシウムチャネルブロッカーであるが、R−異性体はカルシウムチャネルブロッカーの活性をほとんどまたは全く持たない。光学的に純粋な(S)−アムロジピンを高血圧および狭心症の治療のために利用することが、米国特許第6057344号に開示されている。
R−(+)−アムロジピンは、カルシウムチャネルブロッカーとしての活性はほとんどないが、薬理学的に不活性なのではなく、実際は平滑筋細胞移動の強力な阻害剤である(米国特許第6080761号)。したがって、治療の際に(S)−アムロジピンが必要な患者には、(R)−アムロジピンをほとんど含まず(S)−アムロジピンを含む薬剤組成物を提供することが必要である。現在、R−(+)鏡像異性体(エナンチオマー)をほとんど含まずに(S)−(−)−アムロジピンを含むアムロジピン製品はない。
(先行技術)
鏡像異性体的に純粋なアムロジピン異性体は、2−メトキシ−2−フェニルエタノールのジアステレオトピックなアジドエステル中間体(diastereotopic azide ester intermediate)の分離によって初めて調製された(J. E. Arrowsmith et al, J. Med. Chem. 29, 1696, 1986)。
また、RおよびSアムロジピン異性体の分離は、最終的に所望の鏡像異性体的に純粋なアムロジピン(R)および(S)異性体に変換されるラセミ体アジド酸シンコニジン塩中間体(intermediate racemic azideacid cinchonidine salts)の分割によっても達成された(J. E. Arrowsmith et al、欧州特許出願公開第0331315号)。
米国特許第6046338号は、ジメチルスルホキシド中でL−またはD−酒石酸を用いることでラセミ体アムロジピン塩基を分割することができ、それぞれR−(+)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩およびS−(−)−アムロジピン−D−ヘミ酒石酸塩を得られることを開示している(米国特許出願公開第2003/176706号および欧州特許出願公開第1348697号)。この特許は、この特異的な分離法にはDMSOが不可欠であることも明示している。
スパルゴー(Spargo)は、(S)−アムロジピン−D−ヘミ酒石酸塩DMSO一溶媒和物の調製方法を記載した。また、DMSOと組み合わせて共溶媒を用いることも例示されている。米国食品医薬品局の指針は、DMSOの残留濃度が0.5%を超えてはならないことを規定している(Guidance for Industry impurities: residual solvents, FDA, September 1999, page 9)。
しかしながら、最終ステップ、すなわち分割ステップでのDMSOの使用は、望ましくないものの文献に記載されているほとんどの手順で避けられない。
この従来技術で開示されている方法の短所は、以下の通りである。
1)天然物で経済的であるL−酒石酸をラセミ体アムロジピンの分割に使用すると、所望でないアムロジピンのR(+)異性体が分離されるのに対し、所望のアムロジピンのS(−)異性体は他の不純物と共に母液のほうに移行してしまう。所望のS(−)異性体は、続くステップにおいてよりコストの高いD−酒石酸を用いて単離しなければならず、全体の工程が冗長、不経済かつ複雑なものとなる。
2)ジメチルスルホキシドは、不快臭を有する溶媒のため、環境に対する懸念から工業的規模での使用には不適切である。
3)単離した(S)−アムロジピン中に存在しうるジメチルスルホキシドは沸点が高く(183℃)、それを最終生成物から乾燥により除去することは極めて困難であるため、(S)−アムロジピン中の有機揮発性不純物の濃度レベルが増大し、(S)−アムロジピンを医薬品用として不適切なものとしてしまう。
欧州特許出願公開第1407773号および米国特許第6608206号は、(S)−アムロジピン遊離塩基を有機溶媒中でベンゼンスルホン酸と反応させるステップを含む、(S)−アムロジピンベシル酸塩の調製方法を開示している。
これらの特許文献は、遊離塩基からS(−)アムロジピンの酸付加塩を調製する方法およびイソプロパノールからの再結晶によりその塩を精製する方法のみを教示しており、ラセミ体アムロジピンの分割については言及していない。
さらに、米国特許第6822099号および国際公開第03/035623号は、ジメチルアセトアミド溶媒中でL−またはD−酒石酸を用いたラセミ体アムロジピン塩基の分割について説明している。
これらの特許文献は、アムロジピンの(R)異性体のL−ヘミ酒石酸塩または(S)異性体のD−ヘミ酒石酸塩のジメチルアセトアミド溶媒和物の調製を介するラセミ体アムロジピンの分割方法を教示している。
ここで、(S)−異性体は、相対的に高価な(D)−酒石酸を用いてラセミ混合物から分割される。(S)−アムロジピン−(D)−ヘミ酒石酸塩のジメチルアセトアミド溶媒和物は、3〜5時間攪拌した後に得られる。所望のジメチルアセトアミド溶媒和物は、単離され、水酸化ナトリウムなどの無機塩基で処理した後の遊離塩基の生成を通して所望の酸付加塩に変換される。
米国特許第6822099号で実施されている方法には、以下のような欠点がある。
a)従来技術ではアムロジピンの(S)異性体のみがL−酒石酸ではなくD−酒石酸と沈殿するため、ラセミ体アムロジピンの分割にコストの高いD−酒石酸を使用する。
b)天然物で相対的に安価なL−酒石酸を使用すると、所望でないアムロジピンの(R)−異性体が沈殿してしまい、すべての所望でない(R)−異性体の不純物を含む母液から所望の(S)−異性体を単離しなければならない。
さらに別の特許文献、国際公開第2004/024689号は、L−またはD−酒石酸および溶媒としてジメチルスルホキシドを用いたラセミ体アムロジピン塩基の分割を説明している。
この特許文献は、ジメチルスルホキシドおよびL−酒石酸を用いたラセミ体アムロジピンの分割方法を教示している。この方法では、最初に所望でないアムロジピンの(R)−異性体がL−ヘミ酒石酸塩として析出し、所望の(S)−異性体は不純物と共に母液に移行する。
所望の(S)−アムロジピンは、ジクロロメタンなどの有機溶媒を添加することにより母液から沈殿する。その後、(S)−アムロジピン−ヘミ−L−酒石酸塩は、メタノールなどの有機溶媒中で還流することにより脱溶媒和され、無機塩基溶液を添加することにより中和される。
この方法は、ラセミ体アムロジピンの分割に相対的に安価なL−酒石酸を用いているが、この方法を商業ベースに乗せられなくするいくつかの欠点を有している。そのうちの1つは、S−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩は多くの不純物を含む母液から単離されることである。
a)L−酒石酸をラセミ体アムロジピンとDMSOとの混合物に添加した後に(S)−アムロジピンを直接得るのではなく、むしろ(S)−アムロジピンに加えてその他の不純物も含む母液から(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMSO溶媒和物を単離しなければならない。したがって、ジクロロメタンなどの有機溶媒で沈殿させる間に、母液中に存在するこれら不純物の一部が(S)−アムロジピン固体中に取り込まれる可能性がある。
b)(S)−アムロジピンを得るためのこの方法は、以下の3つのステップを含むため、冗長で複雑なものである。
i)L−酒石酸を添加し、生成した沈殿をろ過するステップ
ii)所望でない異性体の一部およびその他の不純物と共に(これは、ろ液から所望の鏡像異性体を得るときの一般的な欠点である)、所望の(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMSO溶媒和物を沈殿させるステップ
iii)(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMSOを塩基で処理して(S)−アムロジピン遊離塩基を得るステップ
c)不快臭を有し、工業的使用に適さない、ジメチルスルホキシドなどの溶媒の使用。
米国特許第6646131号は、アムロジピン中の(R)異性体と(S)異性体との分離のためにD−またはL−酒石酸と共に六重水素化ジメチルスルホキシド(hexadeuterium dimethyl sulphoxide:DMSO−d)を使用することを開示している。
この方法は、六重水素化ジメチルスルホキシドが非常に高価なため、工業的使用には適さない。また、本来は吸湿性の六重水素化ジメチルスルホキシドは、貯蔵時または使用時に非重水素化ジメチルスルホキシドに分解しやすい。さらに、この場合は、所望のアムロジピンの(S)−異性体を沈殿させるためには相対的に高価なD−酒石酸が必要である。
この従来技術の主な短所は、合成D−酒石酸やカンファースルホン酸などの高価な分割剤を使用することや工業的応用への適性がないことである。
さらに、(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩の調製のためのL−酒石酸の使用も開示されている(米国特許出願公開第2003/176706号および欧州特許出願公開第1348697号)。しかしながら、この方法で得られる(S)−アムロジピンの鏡像異性体純度は、わずか約97%eeである。さらに、この方法は、反応の開始、それに続く沈殿した(R)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩の単離、およびそれに続く連続ろ過によるろ液から沈殿した(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩の単離に必要な酒石酸の合計必要量(0.5当量)の使用を含む。
したがって、ジメチルアセトアミドまたはジメチルスルホキシド溶媒を用いることによる(R)異性体の初期沈殿は避けられない。克服すべき課題は、初めに(R)異性体を沈殿させてそれを100%除去することであるが、残留(R)異性体が最後の結晶化で沈殿し、(S)異性体の鏡像異性体純度を低下させてしまう。したがって、この方法をアムロジピン塩基のその鏡像異性体への大規模な分割に用いると、収量および鏡像異性体純度の両方に関して好ましくない結果となる。したがって、S−アムロジピン溶媒和物を高い鏡像異性体純度で選択的に単離する、経済的で工業的に応用可能な分割方法を開発することが長年の切実な望みである。
本発明の主な目的は、容易に入手可能でより経済的な試薬を用いて、S−アムロジピン溶媒和物およびR−アムロジピン溶媒和物を高い鏡像異性体純度で調製するための産業上利用可能な方法を提供することである。
本発明の別の目的は、(S)−アムロジピン−L−へミ酒石酸塩溶媒和物を母液から単離するのではなく、L−酒石酸をラセミ体アムロジピンに添加した後にS−アムロジピン溶媒和物を選択的に単離することである。
本発明のさらに別の目的は、処理時間を短縮することにより、およびそれに伴い各バッチサイクル、労働力、設備、反応器占有率などを低減することにより、費用効果が高くかつ産業上利用可能な、高純度の(S)−アムロジピンを調製する方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物の一方の鏡像異性体を提供することである。
本発明のさらなる目的は、キラル的に純粋な(S)−アムロジピン塩基またはその酒石酸塩を、その薬学的に許容される塩に変換する方法を提供することである。
本発明の一実施の形態は、ジメチルホルムアミドおよび共溶媒の存在下で、(R,S)−アムロジピン塩基をD−酒石酸およびL−酒石酸から選択される酒石酸で処理することにより、(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物を高い光学純度および良好な収率で調製する方法に関する。
さらに、上記反応混合物にDまたはL−酒石酸を過剰に添加することにより、R−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物を生成する。
したがって、本発明は、アムロジピンの溶媒和物およびその薬学的に許容される塩を高い鏡像異性体純度(>99%de)で良好な収率で調製するための、単純で経済的に利用可能でかつ効果的な方法を提供する。それにより、本発明は、S−アムロジピン溶媒和物およびその塩の工業的製造のための優れた手段を提供する。
ラセミ体アムロジピンをL−酒石酸で分割して(S)−アムロジピンを得るために、ケトン(アセトン、メチルエチルケトン、およびメチルイソブチルケトン)、アルコール(メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール)、エステル(酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル)、エーテル(ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン)、塩素化炭化水素(ジクロロメタン、クロロホルム)、炭化水素(トルエン、シクロヘキサン)、アミド(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド)、およびアセトニトリルなど様々なクラスに属する溶媒を検討した。
特定の実験を常法により行った結果、本発明者は、驚くべきことに、従来技術においてジメチルアセトアミドを溶媒として用いると光学純度49.39%の(S)−アムロジピンが生成すると報告されているが、ジメチルホルムアミドを溶媒として用いると光学純度76%を超える(S)−アムロジピン溶媒和物が生成することを見出した。ジメチルアセトアミドを用いた場合の本発明者のこの発見は、非常に驚異的なものであり、従来技術における報告とは完全に正反対のものであった。
したがって、S−アムロジピンの光学純度を向上させるべく、ジメチルホルムアミドを用いてさらに実験を進めた。本発明者らは、驚くべきことに、共溶媒をジメチルホルムアミドと組み合わせて用いることにより、少なくとも95%を超える非常に高純度のS−アムロジピン溶媒和物が生成することを発見した。そこで、ラセミ体アムロジピンの分割を共溶媒と組み合わせたDMFを用いて行った。
したがって、ラセミ体(RS)−アムロジピン遊離塩基を、ジメチルホルムアミド(DMF)またはそれを共溶媒と組み合わせた溶媒中でL−酒石酸で処理する。共溶媒は、水、アルコール、エステル、アミド、ハロゲン化溶媒、炭化水素などを含む群から選択されうる。好ましいアルコールは直鎖飽和アルコールである。好ましいアルコールはメタノールである。好ましい塩素化溶媒はジクロロメタンであり、好ましい脂肪族炭化水素はヘキサンである。
さらに研究が進行する過程で、ジメチルホルムアミドと共溶媒との混合液中に溶解したL−酒石酸を、ジメチルホルムアミドと共溶媒との混合液中のラセミ体アムロジピン混合物に添加すると、非常に驚異的な結果が得られることに気づいた。最初に沈殿したのは、従来技術で広く報告され、予測される(R)−アムロジピンへミ酒石酸塩ではなく、(S)−アムロジピンヘミ酒石酸塩であった。さらに、DMF溶媒和物として単離されたこの(S)−アムロジピンヘミ酒石酸塩は、高い光学純度(98%を超える)で得られた。
本発明の方法の効果による主な利点は、複雑な手順を踏まずかつ経済的に、S−アムロジピンヘミ酒石酸塩溶媒和物を一回で得られることである。さらに、最初の生成物として得られるので、生成物の損失がない。
さらに、ジメチルホルムアミドを水と共に用いる場合、S−アムロジピンベシル酸塩の収率は80〜95%である。
L−酒石酸そのものを、あるいはL−酒石酸とジメチルホルムアミド単体またはジメチルホルムアミド/共溶媒混合液との混合物を、0.20〜0.30当量、好ましくは0.25〜0.3当量添加すると、確実に(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物のみが選択的に生成する。(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物のキラル純度は、薬学的に許容されることがわかる。したがって、母液はR−異性体に富むようになり、0.2〜0.25当量のL−酒石酸をさらに添加することで、この母液から(R)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物が単離される。S−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩の高いジアステレオマー純度は、S−異性体に富むヘミ−L−酒石酸塩DMF溶媒和物を上述した有機溶媒から生成するのに適切な共溶媒を必要に応じて用いることで達成されうる。アムロジピンの薬学的に許容される塩類、例えばアムロジピンベシル酸塩は、水性溶媒中または有機溶媒と水との混合物中でベンゼンスルホン酸を(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物に添加して、(S)−アムロジピンベシル酸塩n水和物(n=1/2,1〜3)、好ましくは(S)−アムロジピンベシル酸塩のヘミ五水和物または二水和物を生成することにより得られる。
また、0.25〜0.3当量のD−酒石酸を添加すると、確実に(R)−アムロジピン−D−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物のみが選択的に生成する。(R)−アムロジピン−D−ヘミ酒石酸塩のキラル純度は、99%deを超えることがわかる。したがって、母液はS−異性体に富むようになり、0.2〜0.25当量のD−酒石酸をさらに添加することで、この母液から(S)−アムロジピン−D−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物(90%de)が単離される。例えば、(R)−アムロジピン−D−ヘミ酒石酸塩の高いジアステレオマー純度(>99%de)は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソパノールおよびこれらの混合物、好ましくはメタノールおよび/またはエタノールなどのアルコール溶媒からエンリッチな(enriched)ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物を温度依存性連続結晶化(temperature dependent sequential crystallization)することにより達成される。
アムロジピン分割のためのDMF/水混合液の使用量は、9〜13倍である。DMF/共溶媒混合液中の有機溶媒の使用量は14〜16%である。共溶媒の好ましい量は、15%である。
キラル的に純粋なRおよびSアムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩は、必要に応じて、20〜35℃で、例えばアンモニア水溶液およびNaOHやKOHなどのアルカリ金属水酸化物などの塩基で処理することにより、各々の遊離塩基に変換されうる。RおよびSアムロジピンの薬剤として有用な塩は、それらの酒石酸塩または遊離塩基と、ベンゼンスルホン酸、ニコチン酸、コハク酸、マレイン酸、フマール酸、シュウ酸、カンファー−10−スルホン酸などの酸とから調製される。
本発明によれば、キラル的に純粋な(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩および(R)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩の調製方法は、以下のステップを含む:
i)共溶媒を含むDMF中で、L−酒石酸またはD−酒石酸と(R,S)−アムロジピンとの混合物を調製するステップ
ii)(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物または(R)−アムロジピン−D−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物の得られた固体をろ過するステップ
iii)必要に応じて、既に添加した酒石酸の鏡像異性体をステップ(ii)由来の母液にさらに過剰に添加し、(R)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物または(S)−アムロジピン−D−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物をろ過するステップ
上述した共溶媒は、無機溶媒であっても有機溶媒であってもよい。無機共溶媒は、水である。
[I)含水ジメチルホルムアミド存在下におけるL−酒石酸を用いたラセミ体アムロジピンの分割]
含水ジメチルホルムアミドを溶媒として用いると、ラセミ体アムロジピンを分割できることが判明した。
(ジメチルホルムアミド中の水のラセミ体アムロジピンの分割に対する効果)
本発明者は、研究の過程において、ジメチルホルムアミドを単独で用いた場合、ラセミ体アムロジピンを完全には分割できないことを見出した。
ラセミ体アムロジピンの分割は、ジメチルホルムアミドに水(共溶媒の1つ)を2〜50%(v/v)の範囲で添加した場合にのみ達成される。
水の好ましい量は、ジメチルホルムアミド/水混合液の総量中で8〜20%(v/v)である。
分割のためにジメチルホルムアミドに添加する水のより好ましい量は、高い鏡像異性体純度を得るために10〜15%である。
また、得られる(S)−アムロジピンの純度は、反応混合物の希釈(dilution)に依存する。反応混合物の希釈は、好ましくはラセミ体アムロジピン塩基の量の9〜13倍である。
分割は、24〜40℃、好ましくは24〜28℃の温度で実行されうる。
[II)ジメチルホルムアミドおよび有機溶媒の存在下におけるラセミ体アムロジピンの分割]
本発明は、ジメチルホルムアミドを共溶媒としての他の有機溶媒と組み合わせて用いたときにラセミ体アムロジピンの分割を達成しうる方法も提供する。
共溶媒は、アルコール類、エステル類、アミド類、ハロゲン化溶媒類、炭化水素類などからなる群より選択された。
理解を深めるために、ジメチルホルムアミド混合液中の共溶媒のラセミ体アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩の分割に対する効果を表1にまとめた。
Figure 2008517050
(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物の光学純度は、有機溶媒の量にも依存することが判明した。
一回の結晶化または連続する結晶化(a single or subsequent crystallization)で光学純度を得るために必要な、DMF/共溶媒混合液中の有機共溶媒の量は、DMF/共溶媒混合液の総量に対して3〜30%の量であった。
しかしながら、有機溶媒の好ましい量は、DMF/共溶媒混合液の総量の12〜18%(v/v)であった。
望ましい純度を得るために変えうるパラメーターは、混合物の温度、結晶化の時間、混合物の濃度、混合物の接種(seeding of the mixture)などである。
こうして単離された(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物を、H NMRスペクトルで確認し(DMF由来の2つのメチル基のシグナルが存在)、以下に記述するいずれかの方法により、その薬学的に許容される酸付加塩、好ましくはベシル塩およびその水和物に変換した。(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物のH NMRスペクトルは以下の値を示した。これにより、(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物であることが確認された。
H NMR(CDCl):8.01(s,1H,CHO);7.04〜7.41(m,4H),5.40(s,1H);4.72(qq,2H),4.36(s,1H),4.02(m,2H);3.77(m,2H),3.57(s,3H),3.28(m,2H),3.0(s,3H,DMF);2.8(s,3H,DMF);2.31(s,3H),1.15(t,3H)
(S)−アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物を、有機溶媒と水との混合液中でベンゼンスルホン酸で処理することにより(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物から調製した。
(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物を水に添加した。
有機溶媒、好ましくはアルコールを、混合物に添加した。
アルコールは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、2級ブタノール、3級ブタノールからなる群から選択した。好ましいアルコールは、イソプロパノールであった。
添加したイソプロパノールの量は、(S)−アムロジピン−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物1gに対して0.90〜1.5体積(volumes)であった。
水に溶解させたベンゼンスルホン酸を、(S)−アムロジピン−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物に添加した。
添加したベンゼンスルホン酸のモル量は、(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物1モルにつき2.0〜2.3モル当量であった。
ベンゼンスルホン酸を溶解するために用いた水の量は、(S)−アムロジピンヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物1gに対して0.90〜1.50体積(volumes)であった。
ベンゼンスルホン酸水溶液を添加して生成した反応混合物を、室温で10〜30分間攪拌した。(S)−アムロジピンベシル酸塩を完全に沈殿させるために、水をさらに混合物に添加した。
添加した水の量は、(S)−アムロジピンヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物1gに対して5体積(volumes)であった。(S)−アムロジピンベシル酸塩を完全に沈殿させるために、反応混合物をさらに15〜60分間攪拌した。
こうして調製した(S)−アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物の示差走査熱量分析(diffraction scanning calorimetric analysis)の結果は、71.9℃における吸熱、および7.0〜8.0%の含水量を示した。単結晶X線回折の分析結果は、(S)−アムロジピンベシル酸塩は水5分子を(S)−アムロジピンベシル酸塩2分子で共有していることを示した。これは(S)−アムロジピンベシル酸塩1分子につき2.5分子の水を有することを意味しており、したがって(S)−アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物溶媒和物が得られたことを示していた。この溶媒和物を図1に示す。
(S)−アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物溶媒和物の単結晶スペクトルに対する2Θ値は以下の通りである。
Figure 2008517050
こうして調製した(S)−アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物溶媒和物は、以下に述べるような単純な方法によりそのベシル酸塩二水和物に変換することができる。
(S)−アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物を水に添加した。水の量は、(S)−アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物1gに対して20〜25倍体積(volume)であった。
反応混合物を55〜65℃の温度で15〜30分間加熱した。
反応混合物を室温まで冷却し、8〜12時間かけて生成物を完全に結晶化させた。
その後、反応混合物をろ過し、乾燥させた。
このようにして得られた(S)−アムロジピンベシル酸塩は、含水率が5.85〜6.0%であった。これは、(S)−アムロジピンベシル酸塩の二水和物に対応する。
(S)−アムロジピンベシル酸塩二水和物を、(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド(DMF)溶媒和物から以下の方法により調製することもできる。
(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド(DMF)溶媒和物を水に添加した。
(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド(DMF)溶媒和物1g当りに用いた水の量は、(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド(DMF)溶媒和物1gに対して20〜25体積(volumes)であった。
水に溶解させたベンゼンスルホン酸を(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物に添加した。
添加したベンゼンスルホン酸のモル量は、(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物1モル当り2.0〜2.3モルであった。
ベンゼンスルホン酸を溶解するために用いた水の量は、(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物1g当り1.25〜1.50体積(volumes)であった。
こうして得られた反応混合物を55〜65℃の温度で加熱した。好ましい温度は、60±2℃であった。
(S)−アムロジピンベシル酸塩二水和物を完全に結晶化させるために、溶液を冷却した。
ベシル酸塩をろ過し、水洗し、乾燥させて、含水量5.85〜6.00%の(S)アムロジピンベシル酸塩を得た。
以下、本発明の方法を実施例を参照して説明するが、これらの実施例は例示のためだけのものであり、いかなる方法においても本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1:(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物
(RS)−アムロジピン(16g、0.04モル)を140mlのジメチルホルムアミド水混合液(DMF中に15%の水)に溶解させた。
この混合液に、20mlのDMF+水混合液(比率は上記参照)に酒石酸(1.47g、0.01モル)を溶解して調製したL−酒石酸溶液を30分かけて滴下した。滴下後、混合物を室温で4時間攪拌した。スラリーをろ過し、残留固体をアセトン(10ml)で洗浄し、乾燥させて、標記生成物を得た。
収量:7.8g
%収率:82.62%
融点;137℃
キラルHPLCによる光学純度:99.00%
実施例2:(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物
(RS)−アムロジピン(16g、0.04モル)を140mlのジメチルホルムアミド水混合液(DMF中に20%の水)に溶解させた。
この混合液に、20mlのDMF+水混合液(比率は上記参照)に酒石酸(1.47g、0.01モル)を溶解して調製したL−酒石酸溶液を30分かけて滴下した。滴下後、混合物を室温で4時間攪拌した。スラリーをろ過し、残留固体をアセトン(10ml)で洗浄し、乾燥させて、標記生成物を得た。
収量:9.0g
%収率:95.3%
キラルHPLCによる光学純度:98.86%
実施例3:(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物
(RS)−アムロジピン(16g、0.04モル)を220mlのジメチルホルムアミド−水混合液(DMF中に10%の水)に溶解させた。
この混合液に、20mlのDMF+水混合液(比率は上記参照)に酒石酸(1.47g、0.01モル)を溶解して調製したL−酒石酸溶液を30分かけて滴下した。滴下後、混合物を室温で4時間攪拌した。スラリーをろ過し、残留固体をアセトン(10ml)で洗浄し、乾燥させて、標記生成物を得た。
収量:9.0g
%収率:95.3%
キラルHPLCによる光学純度:98.69%
実施例4:(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物
(RS)−アムロジピン(16g、0.04モル)を140mlのジメチルホルムアミド−水混合液(DMF中に15%の水)に溶解させた。
この混合液に、20mlのDMF+水混合液(比率は上記参照)に酒石酸(1.47g、0.01モル)を溶解して調製したL−酒石酸溶液を30分かけて滴下した。滴下後、混合物を室温で1.5時間攪拌した。スラリーをろ過し、残留固体をアセトン(10ml)で洗浄し、乾燥させて、標記生成物を得た。
収量:8.0g
%収率:84.74%
融点;137℃
キラルHPLCによる光学純度:99.94%
実施例5:(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物
(RS)−アムロジピン(16g、0.04モル)を140mlのジメチルホルムアミド−メタノール混合液(DMF中に15%のメタノール)に溶解させた。
この混合液に、20mlのDMF+メタノール混合液(比率は上記参照)に酒石酸(1.47g、0.01モル)を溶解して調製したL−酒石酸溶液を30分かけて滴下した。滴下後、混合物を室温で4時間攪拌した。スラリーをろ過し、残留固体をアセトン(10ml)で洗浄し、乾燥させて、標記生成物を得た。
収量:4.0g(w/w)
%収率:42.37%
融点;137℃
キラルHPLCによる光学純度:99.70%
実施例6:(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物
(RS)−アムロジピン(16g、0.04モル)を140mlのジメチルホルムアミド−ジクロロメタン混合液(DMF中に15%のジクロロメタン)に溶解させた。
この混合液に、20mlのDMF+ジクロロメタン混合液(比率は上記参照)に酒石酸(1.47g、0.01モル)を溶解して調製したL−酒石酸溶液を30分かけて滴下した。滴下後、混合物を室温で4時間攪拌した。スラリーをろ過し、残留固体をアセトン(10ml)で洗浄し、乾燥させて、標記生成物を得た。
収量:5.0g(w/w)
%収率:52.9%
融点;137℃
キラルHPLCによる光学純度:99.38%
実施例7:(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物
(RS)−アムロジピン(16g、0.04モル)を140mlのジメチルホルムアミド−ヘキサン混合液(DMF中に15%のヘキサン)に溶解させた。
この混合液に、20mlのDMF+ヘキサン混合液(比率は上記参照)に酒石酸(1.47g、0.01モル)を溶解して調製したL−酒石酸溶液を30分かけて滴下した。滴下後、混合物を室温で4時間攪拌した。スラリーをろ過し、残留固体をアセトン(10ml)で洗浄し、乾燥させて、標記生成物を得た。
収量:3.0g
%収率:31.77%
融点;137℃
キラルHPLCによる光学純度:99.97%
実施例8:(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物
(RS)−アムロジピン(16g、0.04モル)を140mlのジメチルホルムアミド−酢酸エチル混合液(DMF中に15%の酢酸エチル)に溶解させた。
この混合液に、20mlのDMF+酢酸エチル混合液(比率は上記参照)に酒石酸(1.47g、0.01モル)を溶解して調製したL−酒石酸溶液を30分かけて滴下した。滴下後、混合物を室温で4時間攪拌した。スラリーをろ過し、残留固体をアセトン(10ml)で洗浄し、乾燥させて、標記生成物を得た。
収量:2.0g
%収率:21.18%
融点;137℃
キラルHPLCによる光学純度:99.37%
実施例9:(R)−アムロジピン−D−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物
(RS)−アムロジピン(16g、0.04モル)を140mlのジメチルホルムアミド−水混合液(DMF中に15%の水)に溶解させた。
この混合液に、20mlのDMF+水混合液(比率は上記参照)に酒石酸(1.47g、0.01モル)を溶解して調製したD−酒石酸溶液を30分かけて滴下した。滴下後、混合物を室温で4時間攪拌した。スラリーをろ過し、残留固体をアセトン(10ml)で洗浄し、乾燥させて、標記生成物を得た。
収量:7.4g
%収率:78.38%
融点;137℃
キラルHPLCによる光学純度:99.50%
実施例10:(S)−アムロジピン−L−酒石酸塩DMF溶媒和物からの(S)−アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物の調製
(S)−アムロジピン−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物(1000g、1.034モル)を蒸留水(5500ml)に添加した。イソプロピルアルコール(1000ml)を混合物に添加し、10分間攪拌した。ベンゼンスルホン酸(327g、2.068モル)を蒸留水(1000ml)に溶解させ、その溶液を混合物に室温で添加した。ベシル酸塩を完全に生成させるため、反応混合物を10〜15分間攪拌した。混合物に蒸留水(5000ml)を15〜30分かけて添加し、ベシル酸塩を完全に沈殿させるため、さらに30分間攪拌した。(S)−アムロジピンベシル酸塩をろ過し、蒸留水で洗浄し、その後シクロヘキサン(1000ml)で洗浄した。生成物を35〜40℃で乾燥させた。
収量:1000g
化学的純度:99.5%
光学純度:>99%
含水率:7.0%〜8.0% 元素分析と同一であることを確認した。
赤外線スペクトル:3347〜3521(−NH伸縮)、2898〜3057(−OH伸縮)、1684(−C=O伸縮)、1603(−NH;1級アミン)、1481(−NH;2級アミン)、1198(−CH−O−CH−;エーテル結合)
示差走査熱量分析:71.9℃
実施例11:(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物からの(S)−アムロジピンベシル酸塩二水和物の調製
(S)−アムロジピン−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物(200g)を水(4500ml)と混合した。ベンゼンスルホン酸水溶液(65.4g/300ml)を混合物に添加して攪拌し、混合物を窒素雰囲気中60℃で加熱し、溶液を室温まで冷却し、一晩結晶化させた。固体をろ過により集め、水(1000ml)で洗浄し、恒量となるまで室温で乾燥させて、(S)−アムロジピンベシル酸塩を得た。
収量:264g
含水率:5.85%〜6.0%
光学純度:≧99%
実施例12:(S)−アムロジピンヘミ五水和物からの(S)−アムロジピンベシル酸塩二水和物の調製
(S)−アムロジピンヘミ五水和物(200g)を水(4800ml)と混合した。混合物を窒素雰囲気中60℃で15〜30分間加熱した。その後、混合物を室温まで徐々に冷却し、8〜12時間放置して(S)−アムロジピン二水和物を完全に結晶化させた。分離した生成物をろ過し、室温で乾燥させた。
収量:180g
含水率:5.85%〜6.00%
光学純度:≧99%
実施例13:(R)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物の調製
L−酒石酸(1.47g、0.01モル)を実施例1で得られた母液に添加し、室温で240〜300分間攪拌し、生成物を完全に沈殿させた。その後、標記化合物をろ過し、乾燥させた。
収量:6.4g
%収率;67.7%
実施例14:(R)−アムロジピン−D−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物の調製
D−酒石酸(1.47g、0.01モル)を実施例1で得られた母液に添加し、室温で240〜300分間攪拌し、生成物を完全に沈殿させた。その後、標記化合物をろ過し、乾燥させた。
収量:6.4g
%収率;67.7%
本発明の方法の利点は、以下の通りである。
A)所望の(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物が最初に沈殿し、母液から沈殿させられる必要がないため、所望でない異性体およびその他の不純物の混入
を避けられる;
B)(S)−アムロジピンを得るための分割が高価でない天然の酒石酸、すなわちL−酒石酸を用いて行われるので、この方法は経済的で工業規模で実行可能である;
C)母液からではなく最初のろ過により所望の塩を得る方法を開発することで、(S)−鏡像異性体をろ過物または母液から得るために必要な、処理時間、労働力、設備などの他のものが不要である;
D)所望でないR−異性体の混入の機会が最小限のため、得られる光学純度が高い;
E)所望の異性体の単離が、選択的であり、かつ最初のそれ自身のろ過中に行われる;
F)時間サイクル/労力/設備/反応器占有率などが、工業的目的のために望ましい;
G)この精製方法は、一回の結晶化で鏡像異性体的に高純度のS−異性体を提供する。
S(−)アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物のX線回折 ● 塩素原子に対応する。 ● 酸素原子に対応する。 ● 窒素原子に対応する。 ○ イオウ原子に対応する。 ○ 炭素原子に対応する。 (S)−アムロジピンベシル酸塩の分子式は、C2025ClN・CSOである。本明細書に示される単結晶は、C4050Cl10・C1212・5HOである。このことは、水5分子がS(−)アムロジピンベシル酸塩2分子に共有されていることを明示している。

Claims (20)

  1. ジメチルホルムアミドおよび共溶媒の存在下で、(R,S)アムロジピン塩基をL−酒石酸で処理するステップを含む、光学的に純粋な(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物の調製方法。
  2. (S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物の除去後にL−酒石酸を添加して、R−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物を得るステップをさらに含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記共溶媒は、水、アルコール、エステル、ハロゲン化溶媒および炭化水素から成る群から選択される、請求項1記載の方法。
  4. 前記アルコールは、メタノールである、請求項3記載の方法。
  5. 前記ハロゲン化溶媒は、ジクロロメタンである、請求項3記載の方法。
  6. 前記エステルは、酢酸エチルである、請求項3記載の方法。
  7. L−酒石酸は、ジメチルホルムアミド溶液として添加される、請求項1または請求項2に記載の方法。
  8. 前記ジメチルホルムアミド溶液は、ジメチルホルムアミド、または共溶媒と併用されるジメチルホルムアミドを含む、請求項7記載の方法。
  9. (S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物。
  10. (R)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物。
  11. 請求項1記載の方法により調製され、以下のH NMRデータで特徴付けられる、(S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩ジメチルホルムアミド溶媒和物。
    H NMR(CDCl):8.01(s,1H,CHO);7.04−7.41(m,4H),5.40(s,1H);4.72(qq,2H),4.36(s,1H),4.02(m,2H);3.77(m,2H),3.57(s,3H),3.28(m,2H),3.0(s,3H,DMF);2.8(s,3H,DMF);2.31(s,3H),1.15(t,3H)
  12. (S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物を、水および有機溶媒の混合物と混合するステップと、
    ベンゼンスルホン酸の水溶液を添加するステップと、
    を含む、(S)−アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物の調製方法。
  13. 前記反応混合物へ水を添加し、前記水和物をろ過するステップをさらに含む、請求項12記載の方法。
  14. 前記有機溶媒は、アルコールである、請求項12記載の方法。
  15. 前記アルコールは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、2級ブタノールおよび3級ブタノールから成る群から選択される、請求項14記載の方法。
  16. 前記アルコールは、イソプロパノールである、請求項15記載の方法。
  17. (S)−アムロジピン−L−ヘミ酒石酸塩DMF溶媒和物を水中で混合し、ベンゼンスルホン酸の水溶液を添加し、前記混合物を加熱するステップを含む、(S)−アムロジピンベシル酸塩二水和物の調製方法。
  18. 前記混合物を冷却し、(S)−アムロジピンベシル酸塩二水和物を単離するステップをさらに含む、請求項17記載の方法。
  19. 前記混合物が加熱される温度は、55℃〜65℃である、請求項17記載の方法。
  20. a)(S)−アムロジピンベシル酸塩ヘミ五水和物を水中で混合するステップと、
    b)前記混合物を加熱するステップと、
    c)前記混合物を冷却し、(S)−アムロジピンベシル酸塩二水和物を結晶化させるステップと、
    d)(S)−アムロジピンベシル酸塩二水和物の結晶を単離するステップと、
    を含む、(S)−アムロジピンベシル酸塩二水和物の調製方法。
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