JP2008515434A5

JP2008515434A5 -

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Publication number: JP2008515434A5
Application number: JP2007535844A
Authority: JP
Filing date: 2005-10-07
Publication date: 2008-11-27

Claims

注射可能なマイクロカプセル化細胞の作製方法であって、
（ａ）静電ポテンシャルを、１タイプ以上のモノマーを含む第１の溶液に懸濁された細胞の小滴に印加すること（ここで、静電ポテンシャルは、小滴の表面張力を破壊するのに十分な量である）、及び
（ｂ）約２００μｍ未満の平均直径の細胞、好ましくは哺乳類細胞をカプセル化した構造を作製するのに十分な距離から、小滴を重合溶液中に落下することを含み、該重合溶液は、好ましくは少なくとも２０ｍＭの濃度の、例えば二価カチオンなどの、１タイプ又は複数タイプのモノマーの重合を促進する重合剤、及び、例えばグルコースなどの栄養価を持つ浸透圧調節物質を含む、前記方法。
前記第１の溶液が、アルギン酸塩、アガロース、ヒアルロン酸、コラーゲン、合成モノマー、アルブミン、フィブリノーゲン、フィブロネクチン、ビトロネクチン、ラミニン、デキストラン、デキストラン硫酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、キチン、キトサン、ヘパラン、ヘパラン硫酸、又はそれらの組合せを含む、請求項１記載の方法。
基板の複数の位置に均一な数量の哺乳類細胞を配置する方法であって、
（ａ）１タイプ以上のタイプのモノマーを含む第１の溶液中に懸濁された細胞の一連の小滴に静電ポテンシャルを印加すること（ここで、静電ポテンシャルは、それぞれの連続する小滴の表面張力を破壊するのに十分な量である）、
（ｂ）各小滴を、予定数の細胞をカプセル化した構造を作製するのに十分な距離から重合溶液中に落下すること（ここで、作製された各構造は、所定数プラス又はマイナス４０個、あるいはそれ未満の細胞を含む）、及び
（ｃ）各構造を、前記基板のアドレス可能な位置に配置することを含む方法。
前記第１の溶液が、１種又は複数の多糖を含む、請求項１〜３のいずれか１項記載の方法。
試験化合物を選択する方法であって、
（ａ）カプセル化細胞を、少なくとも１種の試験化合物と接触させること（ここで、前記所定数のカプセル化細胞は、基板上のアドレス可能な位置に点在されており、約２００μｍ未満の直径を有する構造中にカプセル化されている）、及び
（ｂ）対照と比較して、前記試験化合物に接触させた前記カプセル化細胞の表現型において変化を引き起こす、又は促進する試験化合物を選択することを含む、前記方法。
前記表現型の変化が、タンパク質合成、ＤＮＡ合成、遺伝子発現、色、形態、サイズ、細胞数、細胞生存率、分泌、又はそれらの組合せにおける変化を含む、請求項５記載の方法。
前記カプセル化細胞が、例えば分化した間葉細胞、神経細胞、内皮細胞、上皮細胞、筋芽細胞、軟骨細胞、造骨細胞、破骨細胞、骨髄細胞、成体幹細胞、胚性幹細胞、臍帯血細胞、脂肪細胞、脂肪由来幹細胞、線維芽細胞、又はそれらの組合せなどの哺乳類細胞を含む、請求項１〜６のいずれか１項記載の方法。
前記カプセル化細胞が、少なくとも１種の外来性核酸を含む、請求項１〜７のいずれか１項記載の方法。
前記構造が、好ましくはポリ−Ｌ−リジン、ポリ−Ｌ−オルニチン、ポリ−Ｌ−アルギニン、ポリ−Ｌ−アスパラギン、ポリ−Ｌ−アスパラギン酸、ポリ−ベンジル−Ｌ−アスパルテート、ポリ−Ｓ−ベンジル−Ｌ−システイン、ポリ−γ−ベンジル−Ｌ−グルタメート、ポリ−Ｓ−ＣＢＺ−Ｌ−システイン、ポリ−ε−ＣＢＺ−Ｄ−リジン、ポリ−δ−ＣＢＺ−ＤＬ−オルニチン、ポリ−Ｏ−ＣＢＺ−Ｌ−セリン、ポリ−Ｏ−ＣＢＺ−Ｄ−チロシン、ポリ（γ−エチル−Ｌ−グルタメート）、ポリ−Ｄ−グルタミン酸、ポリグリシン、ポリ−γ−Ｎ−ヘキシルＬ−グルタメート、ポリ−Ｌ−ヒスチジン、ポリ（α，β−［Ｎ−（２−ヒドロキシエチル）−ＤＬ−アスパルトアミド］）、ポリ−Ｌ−ヒドロキシプロリン、ポリ（α，β−［Ｎ−（３−ヒドロキシプロピル）−ＤＬ−アスパルトアミド］）、ポリ−Ｌ−イソロイシン、ポリ−Ｌ−ロイシン、ポリ−Ｄ−リジン、ポリ−Ｌ−フェニルアラニン、ポリ−Ｌ−プロリン、ポリ−Ｌ−セリン、ポリ−Ｌ−スレオニン、ポリ−ＤＬ−トリプトファン、ポリ−Ｄ−チロシン、又はそれらの組合せからなる群から選択されるポリアミノ酸を含む、請求項１〜８のいずれか１項記載の方法。
（ａ）複数のアドレス可能な位置を有する基板、及び
（ｂ）各アドレス可能な位置に配置されたカプセル化細胞のユニットを含む細胞アレイであって、カプセル化細胞の各ユニットが、請求項１〜４、及び７〜９のいずれか１項記載の方法に従って作製される、前記細胞アレイ。
治療における使用のための、請求項１、２、４、７、８、及び９のいずれか１項記載の方法に従って得られるカプセル化細胞であって、前記カプセル化細胞が、例えば宿主中に軟骨又は軟骨成分を産生し、かつ／又は、少なくとも１種のカプセル化細胞が組換えポリペプチドを発現し、かつ／又は、少なくとも１種のカプセル化細胞が外来性核酸を含む、前記カプセル化細胞。
宿主中の組織を修復する方法における使用のための、請求項１、２、４、７〜９のいずれか１項記載の方法に従って得られるカプセル化細胞であって、前記宿主中の組織を修復する方法が、前記カプセル化細胞を投与することを含み、該カプセル化細胞が前記宿主中に組織又は組織成分を産生し、該カプセル化細胞が、軟骨、平滑筋、皮膚、心臓組織、結合組織、脂肪、又はそれらの成分を産生する、前記カプセル化細胞。
複数のアドレス可能な位置を含む基板、
各アドレス可能な位置に存在する、約２００μｍ未満の平均直径を有するカプセル化細胞のユニットを含む細胞アレイであって、各ユニットが所定数プラス又はマイナス４０個、あるいはそれ未満の細胞を含む、前記細胞アレイ。