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細孔分布をより良好に特徴付けるために、本発明者らは、水銀細孔分の特徴についての基準を規定する:容積V1’は、500Å超の径を有するマクロ孔の容積に対応し、容積V2’は、250Å超の径を有するマクロ孔の容積に対応する。細孔分布をより良好に特徴付けるために、本発明者らは、最終的に水銀細孔分布の特徴について次の基準を規定する:容積V1は、径が(平均径−30Å)未満の細孔に含まれる容積に対応する。容積V2は、(平均径−30Å)以上、かつ、(平均径+30Å)未満の径を有する細孔に含まれる容積に対応する。容積V3は、(平均径+30Å)以上の径を有する細孔に含まれる容積に対応する。容積V4は、(平均径−15Å)未満の径を有する細孔に含まれる容積に対応する。容積V5は、(平均径−15Å)以上かつ(平均径+15Å)未満の径を有する細孔に含まれる容積に対応する。容積V6は、(平均径+15Å)以上の径を有する細孔に含まれる容積に対応する。
(操作条件)
温度、圧力、水素再循環、毎時空間速度等の操作条件は、幅広く、供給材料の性質、産物の所望の品質および精油所において利用可能な設備に応じて変動し得る。水素化分解/水素化転化触媒または水素化処理触媒は、一般的には、水素の存在下に、上記の供給材料と接触させられ、その際の温度は、200℃超、通常250〜480℃、有利には320〜450℃、好ましくは330〜435℃、圧力は1MPa超、通常2〜25MPa、好ましくは3〜20MPaであり、空間速度は、0.1〜20h−1、好ましくは0.1〜6h−1、好ましくは0.2〜3h−1であり、導入される水素の量は、水素(L)/炭化水素(L)の容積比が80〜5000L/L、通常100〜2000L/Lであるようにされる。

Claims (39)

  1. 周期律表の第VIB族および第VIII族からの元素によって形成される群から選択される少なくとも1種の水素化脱水素元素と、0.6〜2.5%のリンと、アルミナ−シリカをベースとする非ゼオライト性担体とを含み、水銀多孔度測定法によって測定される総細孔容積が0.35〜0.74ml/gである触媒であって、
    該アルミナーシリカは、
    ・シリカの百分率が5〜95重量%であり;
    ・ナトリウム含有量が0.03重量%未満であり;
    ・水銀多孔度測定法によって測定される総細孔容積が0.45〜0.96ml/gであり;
    ・多孔度が、
    i)40〜150Åの径を有し、かつ、80〜140Åの平均細孔径を有するメソ孔の容積が、水銀多孔度測定法によって測定される総細孔容積の40〜70%を示し;
    ii)500Å超の径を有するマクロ孔の容積が、水銀多孔度測定法によって測定される総細孔容積の30〜60%を示す
    ようになっており;
    ・BET比表面積が100〜550m/であり;
    ・X線回折図は、アルファ、ロー、カイ、エータ、ガンマ、カッパ、シータおよびデルタのアルミナからなる群に含まれる遷移アルミナの少なくとも1つの主要特徴ピークを少なくとも含む
    という特徴を有する、触媒。
  2. シリカの百分率は、厳格に25重量%超かつ50重量%未満である、請求項1に記載の触媒。
  3. シリカの百分率は、厳格に25重量%超かつ42重量%未満である、請求項2に記載の触媒。
  4. 水銀多孔度測定法によって測定される触媒の総細孔容積は、0.4〜0.6ml/gである、請求項1〜3のいずれか1つに記載の触媒。
  5. 沈降充填密度は、0.7g/cm超である、請求項1〜4のいずれか1つに記載の触媒。
  6. リンの含有量は、酸化物の重量で0.01〜4%である、請求項1〜5のいずれか1つに記載の触媒。
  7. リンの含有量は、酸化物の重量で0.01〜2.5%である、請求項6に記載の触媒。
  8. 触媒は、ホウ素および/またはケイ素をも含む、請求項1〜5のいずれか1つに記載の触媒。
  9. モリブデンおよびタングステンをベースとする、請求項1〜8のいずれか1つに記載の触媒。
  10. ニッケルおよびタングステンをベースとする、請求項1〜9のいずれか1つに記載の触媒。
  11. 固体27Al MAS NMR分析によって測定される八面体AlVIの比率が50%超である、請求項1〜10のいずれか1つに記載の触媒。
  12. アルミナ−シリカは、30〜50%のQサイト(ここでは、1つのSi原子は、SiまたはAlの2原子と、2つのOH基と結合させられ)を含み、さらに、10〜30%のQサイト(ここでは、1つのSi原子は、SiまたはAlの3原子と1つのOH基と結合させられる)を含む、請求項1〜11のいずれか1つに記載の触媒。
  13. 担体は、アルミナ−シリカによって構成される、請求項1〜12のいずれか1つに記載の触媒。
  14. 担体は、1〜40重量%のバインダを含む、請求項1〜13のいずれか1つに記載の触媒。
  15. 担体は、アルミナ−シリカと、シリカ、アルミナ、粘土、酸化チタン、酸化ホウ素およびジルコニアによって形成される群から選択される少なくとも1種のバインダとを混合することに由来する、請求項14に記載の触媒。
  16. 担体は、250Å超の径を有する細孔容積が総細孔容積(水銀多孔度測定法によって測定される)の少なくとも30%を示すような多孔度を有する、請求項1〜15のいずれか1つに記載の触媒。
  17. 第VIIB族からの少なくとも1種の元素を含む、請求項1〜16のいずれか1つに記載の触媒。
  18. 第VB族からの少なくとも1種の元素を含む、請求項1〜17のいずれか1つに記載の触媒。
  19. X線回折図が、エータ、シータ、デルタおよびガンマアルミナからなる群に含まれる少なくとも1種の遷移アルミナの主要特徴ピークを少なくとも含む、請求項1〜18のいずれか1つに記載の触媒。
  20. BET比表面積が150〜500m/gである、請求項1〜19のいずれか1つに記載の触媒。
  21. 担体は、X線蛍光により測定される全体のSi/Al比より大きいまたはより小さいSi/Al比を有する少なくとも2つのアルミノ−シリケート領域を含む、請求項1〜20のいずれか1つに記載の触媒。
  22. 担体は、X線蛍光によって測定される全体のSi/Al比に等しく、かつ2.3未満であるSi/Al比を有する単一のアルミノ−シリケート領域を含む、請求項1〜20のいずれか1つに記載の触媒。
  23. ジルコニアおよびチタンによって形成される群から選択される少なくとも1種のプロモーター元素を低比率で含む、請求項1〜22のいずれか1つに記載の触媒。
  24. 硫化処理を経る、請求項1〜23のいずれか1つに記載の触媒。
  25. 水熱処理を経る、請求項1〜24のいずれか1つに記載の触媒。
  26. 請求項1〜25のいずれか1つに記載の触媒を用いる炭化水素供給材料の水素分解/水素化転化方法。
  27. 単流法を用いて行われる、請求項26に記載の水素化分解/水素化転化方法。
  28. 少なくとも1つの水素化精製第一反応帯域と、少なくとも1つの第二反応帯域とを含み、該少なくとも1つの第二反応帯域は、第一領域からの流出物の少なくとも一部を水素化分解することを含み、かつ、第一帯域を出る流出物からアンモニアを不完全に分離することを含む、請求項26に記載の水素化分解/水素化転化方法。
  29. ・供給材料が、標準活性試験において10重量%未満のシクロヘキサン転化度を有する少なくとも1種の水素化精製触媒と接触させられる、水素化精製の第一反応帯域と、
    ・水素化精製工程からの流出物の少なくとも一部が、標準活性試験において10重量%超のシクロヘキサン転化度を有する少なくとも1種のゼオライト性水素化分解触媒と接触させられる、水素化分解の第二反応帯域と
    を含む、請求項27または28に記載の水素化分解/水素化転化方法。
  30. 二段階法での請求項26に記載の水素化分解/水素化転化方法。
  31. 水素の存在下に操作し、その際の温度が200℃超であり、圧力が1MPa超であり、空間速度が0.1〜20h−1であり、導入される水素の量が、水素(リットル)/炭化水素(リットル)の容積比が80〜5000L/Lであるようにされる、請求項26〜30のいずれか1つに記載の方法。
  32. 2〜6MPaの圧力で操作し、40%より下の転化率をもたらす、請求項26〜31に記載の水素化分解/水素化転化方法。
  33. 固定床様式において操作する、請求項26〜32のいずれか1つに記載の方法。
  34. 沸騰床様式において操作する、請求項26〜32のいずれか1つに記載の方法。
  35. 請求項1〜25のいずれか1つに記載の触媒を用いる炭化水素供給材料の水素化処理方法。
  36. 水素化分解法の上流に配置される、請求項35に記載の方法。
  37. 水素化分解触媒は、ニッケルおよびタングステンをベースとする、請求項36に記載の方法。
  38. 炭化水素供給材料は、単独でまたは混合物として用いられる、LCO(ライトサイクルオイル−接触分解装置からの軽油)、常圧蒸留液、減圧蒸留液、潤滑油ベースまたは潤滑油ベースを脱ろうする溶媒から芳香族を抽出するための装置からの供給材料、脱硫または固定床水素化転化または常圧残渣沸騰床水素化転化および/またはRSV(減圧残渣)および/または脱アスファルト油からの蒸留液、または脱アスファルト油から選択される、請求項26〜37のいずれか1つに記載の方法。
  39. 供給材料は、最初に、水素化分解/水素化転化または水素化処理の触媒とは異なる触媒または吸着剤の床上を通過する、請求項26〜38のいずれか1つに記載の方法。
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