JP2008513194A - Itq−29ゼオライトを使用する分離方法 - Google Patents

Itq−29ゼオライトを使用する分離方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、混合物中の成分の分離法に関する。本発明による該分離法は下記の工程(a)〜(c)を含むことによって特徴付けられる:
(a)下記の混合物i)〜iii)から選択される混合物の成分を、7よりも大きなT(IV)/T(III)比(式中、T(IV)は1種又は複数種の4価元素を示し、T(III)は1種又は複数種の3価元素を示す)を有するITQ−29ゼオライトと接触させる工程;
i)少なくとも2種の炭化水素の混合物、
ii)少なくとも窒素と酸素を含有する混合物、及び
iii)少なくとも1種の炭化水素と水との混合物、
(b)1種又は複数種の成分をITQ−29ゼオライトへ優先的に吸着させる工程、並びに
(c)1種又は複数種の成分を、好ましくはパラフィンから炭化水素混合物(例えば、線状オレフィン又は分枝状オレフィン)を分離させるために、回収する工程。

Description

本発明は、有機化合物の吸着と分離法において吸着剤として有用なゼオライト特性を有する微孔質結晶性物質に関する。
軽質オレフィンは、一般的には、ガス油(gas oil)接触分解法、水蒸気の存在下での接触分解法、及び所謂「MTO(Methanol to olefins)法によって得られている。これらの全ての方法においては、線状及び分枝状のオレフィン並びに異なる分子量を有するパラフィンを含有する異なる炭化水素の混合物が得られており、このような混合物は、純粋な炭化水素を得るために蒸留処理に付されなければならない。蒸留法による軽質オレフィンの精製は特に困難である。これは、これらのオレフィンの沸点が比較的低いこと、及び該沸点が対応するパラフィンの沸点と近似していることに起因する。このことは、プロピレンとプロパンの分離の場合に特に問題となる。
このような問題は、蒸留プラントの設計を大きく左右し、オレフィンの製造プロセスにおいて高エネルギー消費を必然的にもたらす。特に、短鎖オレフィンの分離の問題は、高純度が要求される種々のプロセスに使用される場合には、大きな経済的影響をもたらす。就中、エチレンとプロピレンは、プラスチック及びその他の多数の化学物質の製造において使用されている。エチレンは、特に、ポリエチレン、エチレンオキシド、塩化ビニル、及びエチルベンゼンの基本的な原料である。また、プロピレンは、ポリプロピレン、プロピレンオキシド及びアクリロニトリル等の製造において使用されている。
種々の炭化水素の分離方法においては、モレキュラーシーブ、特にゼオライトが有用であることが知られている。ゼオライトを使用することによって、線状パラフィンを分枝状パラフィンから分離させることができる。この場合、ゼオライトの溝(channel)は8個の四面体によって形成されるウィンドウ(window)を経由して利用可能である。しかしながら、炭化水素流中にオレフィンが存在する場合には、該オレフィンはゼオライトの酸性中心上で反応して、ゼオライトの溝の内部に重合生成物を蓄積させる。比較的大きな運動直径(kinetic diameter)を有するこの種の生成物は、ゼオライトの外部へ拡散しないために、ゼオライトの細孔の閉塞をもたらす。この結果、分離プロセスにおけるゼオライトの有効性は低下する。
ゼオライトの酸性特性は、その組成中の3価元素の存在に由来する。該元素は微孔網状構造中に負の電荷を発生させ、該電荷は、ゼオライトの溝又は空洞(cavity)の内部に存在するカチオン(一般的には、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン、有機カチオン又はプロトンである)によって補償される。これらの補償性カチオンはゼオライトの酸性特性の原因であり、特に、カチオンがプロトンのときがそうである。この場合、ゼオライトの酸度は濃硫酸の酸度と比較し得る。無機カチオン(例えば、Na、K、Ca2+等)の存在によって非常に弱いルイス酸型の酸性中心がもたらされ、該カチオンが水分子と配位結合するときには、これに起因してゼオライトの親水性特性の増大化がもたらされる。
従って、オレフィンの重合の問題に加えて、親水性特性の増大化に起因して、炭化水素流中に非常に低濃度であっても水が存在してゼオライトの溝の内部に存在するカチオン上に吸着されて微孔の有効直径が減少するときには、この種のゼオライトの分離プロセスにおける用途は著しく制限される。このことは、細孔を有するゼオライト(8個の四面体によって形成される開口部が付随する溝を有するゼオライト)を用いて行われる分離プロセスにおいては、該ゼオライトをしばしば再生させなければならないか、又は炭化水素流から水を除去しなければならないことを意味する。
以上の説明からは次のことが結論的に言える。即ち、組成中の3価元素の含有量が低く、8個の四面体によって形成される開口部を伴う溝を有するゼオライトの使用は、2つの目的が達成されるときには、オレフィンの分離プロセスにおいて高度に有用である。一方では、酸性中心が発生しないときには、ゼオライトの溝の内部でのオレフィンの低重合過程が回避されるべきである。他方、この種のゼオライトは溝中に荷電補償性カチオンを含まず、高度に疎水性の物質であるべきである。これらの全ての要件は、炭化水素流又は軽質オレフィン含有ガスの分離プロセスにおいて、水分が主成分として存在するときであっても、ゼオライトの効率の大きな改良をもたらす。
ゼオライトは、溝の開口部の大きさに応じて、特大孔型、大孔型、中孔型及び小孔型に分類される。小孔型ゼオライトは8個の四面体によって形成される開口部を伴う溝を有し、中孔型ゼオライトは10個の四面体によって形成される開口部を伴う溝を有し、大孔型ゼオライトは12個の四面体によって形成される開口部を伴う溝を有し、また、特大孔型ゼオライトは12個よりも多くの四面体によって形成される開口部を伴う溝を有する。
ゼオライトAは小孔型ゼオライトであって、相互に交差してほとんど球状の超空洞を形成し、直径が1.14nmで、正味の密度が12.9個(四面体)/nmである開口部(0.41nm)を有する三次元的溝系を具有するゼオライトである。この構造体は、国際ゼオライト協会から発行されている「アトラス・オブ・ゼオライト・フレームワーク型(2001年)」によれば、LTA(Linde Type A)コードを有する。この多孔系は、このゼオライトに高い吸着能を付与するが、小さな運動直径を有する分子(例えば、特に、水、窒素、酸素、及び線状炭化水素等)のみが溝の内部へ侵入することができる。
このゼオライトは、一般的にはSi/Al比がほぼ1になるように合成されており、また、該比が3.5までのゼオライト、即ち、内部のカチオン濃度が高いゼオライトも文献に記載されている。組成中のアルミニウム濃度が低く、LTA−構造を有するゼオライトの合成の可能性によって、酸性度を示さないゼオライトであって、その内部においてオレフィンの重合反応をもたらさないで長時間にわたって分離プロセスにおいて使用できるゼオライトを得ることが可能となっている。
直前の段落に記載のような特性を有するLTA−構造型ゼオライトの1種であるITQ−29ゼオライトは特に重要である。該ゼオライトは高度に疎水性であるために、その効率は、分離プロセスにおいても、炭化水素流中に一般的に存在する水の吸着によって低下しない。これらの2つの特性は、分離プロセスにおいて該ゼオライトの寿命を延長させると共に、軽質オレフィンを含有する炭化水素流の分離プロセスにおいてより低い温度とより短い活性化時間で充分であるときには、分離プロセスにおける直接的な利点となる。
ITQ−29ゼオライトは、スペイン国特許出願P200400662号明細書又は国際公開公報PCT/ES20055/000120に記載されている。
本発明は、ITQ−29ゼオライトを使用する新規な混合物の分離方法を提供するためになされたものである。
即ち本発明は、下記の工程(a)〜(c)を含む混合物の成分の分離方法に関する:
(a)下記の混合物i)〜iii)から選択される混合物の成分を、7よりも大きなT(IV)/T(III)比(式中、T(IV)は1種又は複数種の4価元素を示し、T(III)は1種又は複数種の3価元素を示す)を有するITQ−29ゼオライトと接触させる工程;
i)少なくとも2種の炭化水素の混合物、
ii)少なくとも窒素と酸素を含有する混合物、及び
iii)少なくとも1種の炭化水素と水との混合物、
(b)1種又は複数種の成分をITQ−29ゼオライトへ優先的に吸着させる工程、並びに
(c)1種又は複数種の成分を回収する工程。
本発明による上記の分離方法においては、LTA構造を有するITQ−29ゼオライトであって、7よりも大きなT(IV)/T(III)比(式中、T(IV)は1種又は複数種の4価元素を示し、T(III)は1種又は複数種の3価元素を示す)を有するITQ−29ゼオライトが使用される。好ましくは、このLTA構造を有するITQ−29ゼオライトは、10よりも大きなT(IV)/T(III)比を有する。より好ましくは、このLTA構造を有するITQ−29ゼオライトは、50よりも大きなT(IV)/T(III)比を有する。
上記分離方法の別の好ましい実施態様は、200よりも大きなT(IV)/T(III)比を有するLTA構造型のITQ−29ゼオライトを使用しておこなわれ、さらに好ましくは、2000よりも大きなT(IV)/T(III)比を有するLTA構造型のITQ−29ゼオライトを使用しておこなわれる。
ITQ−29ゼオライトは、実質上純粋な二酸化ケイ素として調製することができる。上記分離方法の1つの特定の好ましい実施態様においては、使用するITQ−29ゼオライトは、焼成された状態において、全組成の少なくとも75重量%が二酸化ケイ素を示す化学式で表される組成を有する。より好ましい実施態様においては、ITQ−29ゼオライトは、焼成された状態において、全組成の少なくとも90重量%が二酸化ケイ素を示す化学式で表される組成を有する。特に好ましい実施態様においては、ITQ−29ゼオライトは、焼成された状態において、全組成の少なくとも98重量%が二酸化ケイ素を示す化学式で表される組成を有する。
本発明による方法に従って構成成分へ分離することができる混合物は、例えば、水を含有する炭化水素の混合物である。
この炭化水素混合物は、優先的に吸着される成分としてオレフィンを含有することができると共に、優先的に吸着されない成分としてパラフィンを含有することができる。
特定の実施態様によれば、この混合物は、1種又は複数種の線状オレフィン及び1種又は複数種のパラフィンを含有する炭化水素の混合物である。
別の特定の実施態様によれば、この混合物は、オレフィンとしてプロペンを含有すると共にパラフィンとしてプロパンを含有する炭化水素の混合物である。
さらに別の実施態様において処理される混合物は、1−ブテン、シス−2−ブテン、トランス−2−ブテン及びこれらの任意の混合物から選択されるオレフィンを含有すると共に、パラフィンとしてn−ブタンを含有する混合物である。
この混合物は、オレフィンとして1種又は複数種のn−ペンテンを含有すると共に、パラフィンとしてn−ペンタンを含有する混合物であってもよい。
本発明の別の特定の実施態様によれば、被処理混合物は、オレフィンとして1種又は複数種のn−ヘキセンを含有すると共に、パラフィンとしてn−ヘキサンを含有する。
本発明方法は、1種又は複数種の線状炭化水素及び1種又は複数種の分枝状炭化水素を含有する炭化水素の混合物、例えば、1種又は複数種の線状オレフィン及び1種又は複数種の分枝状オレフィンを含有する炭化水素の混合物の分離にも関する。該線状オレフィンは優先的に吸着される成分であってもよく、また、該分枝状オレフィンは優先的に吸着されない成分であってもよい。
本発明方法は、1種又は複数種の分枝状オレフィン及び1種又は複数種の分枝状パラフィンを含有する炭化水素の混合物の分離に関する。
本発明によれば、工程(c)には、優先的に吸着される成分を回収すること、又は、優先的に吸着されない成分を回収することが含まれていてもよい。
優先的に吸着される成分は、ITQ−29ゼオライトによって、70mg(吸着質)/g(ゼオライト)よりも高い割合で吸着させることができる。
本発明方法の特定の実施態様によれば、被処理混合物は窒素と酸素に分離される空気である。また、被処理混合物は、水分を含有する空気であってもよい。
本発明は、ゼオライトとして、組成中の3価元素の含有量が低い(3価元素を含有していなくてもよい)ITQ−29ゼオライトを使用する前記の分離方法にも関する。このような特性を有するゼオライトは、線状及び分枝状オレフィン並びにオレフィン及びパラフィンに対して非常に異なる拡散因子を示し、これによって、この種の炭化水素の分離方法への本発明の適用が可能となる。分離プロセスにおける吸着剤の効率は、分離されるべき生成物の拡散因子の値(RD)に基づいて決定される。
ゼオライトの吸着特性における別の重要なパラメーターは、平衡状態での吸着能であり、該吸着能は、吸着剤の単位重量あたりに吸着される炭化水素の重量で表示することができる。設定された炭化水素の圧力と温度条件下において、吸着質の吸着量が経時的に増加しなくなったときに、平衡状態に達する。原則的には、ゼオライトの吸着能が高いほど、所定量の炭化水素混合物を分離させるために必要なゼオライトの量は少なくなる。従って、特定の分離方法を実用的なレベルで実施できるようにするためには、ゼオライトが高いRD値を有すると共に、高度又は適度の吸着能を有することが必要である。
本発明においては、組成中の3価元素の含有量が少ないか又は組成中に3価元素を含有しないITQ−29ゼオライトが、異なる炭化水素(例えば、プロパン/プロペン、ブタン/ブテン、ペンタン/ペンテン、ヘキサン/ヘキセン等)の吸着速度において異なる拡散比を有することが示される。即ち、この種のITQ−29ゼオライトは、1000mbar で40℃の条件下において、前述の全ての線状炭化水素に対して70mg(吸着質)/g(ゼオライト)よりも大きな吸着能を示す。従って、ITQ−29ゼオライトは、線状オレフィンからパラフィンを分離する方法を実施するために非常に適した吸着剤である。
同様に、組成中の3価元素の含有量が少ないか又は組成中に3価元素を含有しないITQ−29ゼオライトは、上記と同じ条件下において、分枝状のパラフィン又はオレフィンに対して10mg(吸着質)/g(ゼオライト)未満の吸着能を示すので、該ゼオライトは、分枝状オレフィンから線状オレフィンを分離する方法にも使用できる。さらに、本発明において使用するITQ−29ゼオライトは、10mg(水)/g(ゼオライト)未満の水吸着能を有する。このことは、該ゼオライトの疎水性を示すものである。従って、該ゼオライトは、主成分として水が存在する炭化水素の分離に使用できる。
本発明による分離法には、ガス又は液体の混合物中に所望の成分又は逆の望ましくない成分であって、ITQ−29ゼオライト(組成中に3価カチオンを含まないか、又は7よりも大きなT(IV)/T(III)比を有する該ゼオライト)の内部へ優先的に吸着される成分が含まれる場合において、該ゼオライトを該混合物と接触させることが含まれる。このような混合物中の該成分は気相中又は液相中に存在していてもよい。炭化水素の混合物をITQ−29ゼオライトと所定時間にわたって接触させることによって、このような吸着プロセスを発生させ、混合物中の吸着されない成分は除去する。ITQ−29ゼオライトに吸着された成分は、当該成分が所望の成分であるか、又は望ましくない成分でありかによって、回収するか、又は除去する。このような処理は、例えば、別のガス又は液体を用いる連行法、昇温法、排気法又はこれらの併用法等によっておこなわれる。
このような分離法は、カラム中でもおこなわれる。この場合、問題となる生成物がITQ−29ゼオライト床によってより強く保持されるか、又はより弱く保持されるかによって、当該生成物の異なるフロント(front)が得られる。
分離条件は、被分離混合物の組成によって左右されるが、原則的には、上限と下限がある。炭化水素を含む混合物の場合、上限は、炭化水素の熱分解反応の開始条件に対応し、また、下限は凝固点に対応する。従って、本発明方法は、好ましくは−100℃〜300℃、より好ましくは−30℃〜200℃の温度範囲でおこなわれる。
本発明による別の実施態様は、空気混合物から窒素と酸素を分離するためにITQ−29ゼオライト(組成中に3価カチオンを含まないか、又は7よりも大きなT(IV)/T(III)比を有する該ゼオライト)を使用することである。ITQ−29ゼオライト(特に上記態様のゼオライト)が高い疎水性によって特徴づけられる場合には、空気混合物からの窒素と酸素の分離は、水の存在下でもおこなうことができる。
以下に例示する実施例においては、異なるガスに対して分離特性を示すITQ−29ゼオライト、即ち、組成中にアルミニウムを含まないか、又は7よりも大きなT(IV)/T(III)比を有する該ゼオライトを使用した。この場合、T(IV)は、ゼオライトの構造中に含まれる4価元素を示し、また、T(III)は、ゼオライトの網状構造中において他の4価元素と同形置換し得る3価元素を示す。このため、種々の線状及び分枝状の炭化水素に対する該ゼオライトの吸着能を測定した。以下に説明する実施例は本発明の範囲を制限するものではない。
実施例1:3価元素が存在しないITQ−29ゼオライトの調製
テトラエチル−オルト−シリケート(TEOS)4gを、4−メチル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H,5H−ピリド[3,2,1−ij]キノリニウムヒドロキシド(ROH)の溶液(1000g中にヒドロキシドを0.3当量含有する溶液)16g及びテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAOH)の25%水溶液1.75gに添加した。この混合物を撹拌下での蒸発処理に付すことによって、TEOSの加水分解によって生成した全てのエタノール及び下記の最終的な組成が得られるのに必要な量の水を除去した。最後に、フッ化水素酸0.38g(HF:50重量%)を添加した。得られたゲルの組成は以下の通りである:
SiO:0.25ROH:0.25TMAOH:0.5HF:3H
得られた混合物をポリテトラフルオロエチレンで内張したオートクレーブ内へ移し、135℃で7日間加熱した。得られた固体のX線回折図形は、LTAゼオライト構造体に対応するITQ−29ゼオライトが得られたことを示した。該生成物を空気中において、600℃で3時間の焼成処理に付すことによって、吸蔵されていた有機物を除去した。これによって、吸着と分離法において使用できる純粋なケイ質ITQ−29ゼオライトを得た。
実施例2:市販のCaAゼオライトと比較した場合のITQ−29ゼオライトによる水の吸着
実施例1に従って調製したITQ−29ゼオライトの25℃における水の吸着能は10mg/gである。一方、市販のCaAゼオライト(アルドリッチ社製の「モレキュラーシーブズ SA」)の25℃における水の吸着能は260mg/gである。このことは、ITQ−29ゼオライトの疎水性が高いことを示す。
実施例3:ITQ−29ゼオライトによるプロペンの吸着
実施例1に従って調製したITQ−29ゼオライトのプロペンに対する吸着能を60℃で1000mbar の条件下で測定したところ、83mg/gであった。同様にして、吸着/脱着サイクルを20回おこなった後のプロペンの吸着能は80mg/gであった。この測定結果は、ITQ−29ゼオライトがその吸着能を保持することを証明するものであって、該ゼオライトの微孔を閉塞させる低重合反応がおこらないことを示す。
実施例4:ITQ−29ゼオライトによるプロパンとプロペンの吸着
実施例1に従って調製したITQ−29ゼオライトのプロパンとプロペンに対する吸着能を種々の温度条件下において1000 mbar で測定した。測定結果を以下の表1に示す。
Figure 2008513194
60℃でのプロペンの吸着に対する拡散因子の計算値は4.32×10−4−1であり、一方、プロパンの吸着に対する対応する値は9.82×10−6−1である。従って、プロパンと比較した場合のプロペンの相対的吸着速度因子(パラメーターRDで表示する)は44である。
実施例5:ITQ−29ゼオライトによるブタン、1−ブテン及びイソブテンの吸着
実施例1に従って調製したITQ−29ゼオライトのブタン、1−ブテン及びイソブテンに対する吸着能を種々の温度条件下において1000 mbar で測定した。測定結果を以下の表2に示す。
Figure 2008513194
表2に示す結果に基づいて特に言及すべき点は、1−ブテンの場合に比べて、イソブテンの吸着能が低いことである。このことは、線状オレフィンを分枝状オレフィンから分離させるためにITQ−29ゼオライトが使用できることを証明する。
実施例6:ITQ−29ゼオライトによるヘキサン、1−ヘキセン及び3−メチルペンテンの吸着
実施例1に従って調製したITQ−29ゼオライトのヘキサン、1−ヘキセン及び3−メチルペンテンに対する吸着能を種々の温度条件下で測定した。測定結果を以下の表3に示す。
Figure 2008513194
表3に示す結果に基づいて特に言及すべき点は、1−ヘキセンの場合に比べて、3−メチルペンテンの吸着能が低いことである。このことは、線状オレフィンを分枝状オレフィンから分離させるためにITQ−29ゼオライトが使用できることを証明する。

Claims (24)

  1. 下記の工程(a)〜(c)を含む混合物の成分の分離方法:
    (a)下記の混合物i)〜iii)から選択される混合物の成分を、7よりも大きなT(IV)/T(III)比(式中、T(IV)は1種又は複数種の4価元素を示し、T(III)は1種又は複数種の3価元素を示す)を有するITQ−29ゼオライトと接触させる工程;
    i)少なくとも2種の炭化水素の混合物、
    ii)少なくとも窒素と酸素を含有する混合物、及び
    iii)少なくとも1種の炭化水素と水との混合物、
    (b)1種又は複数種の成分をITQ−29ゼオライトへ優先的に吸着させる工程、並びに
    (c)1種又は複数種の成分を回収する工程。
  2. ITQ−29ゼオライトが10よりも大きなT(IV)/T(III)比(式中、T(IV)は1種又は複数種の4価元素を示し、T(III)は1種又は複数種の3価元素を示す)を有する請求項1記載の方法。
  3. ITQ−29ゼオライトが50よりも大きなT(IV)/T(III)比を有する請求項1記載の方法。
  4. ITQ−29ゼオライトがLTA構造を有すると共に、200よりも大きなT(IV)/T(III)比を有する請求項1記載の方法。
  5. ITQ−29ゼオライトが2000よりも大きなT(IV)/T(III)比を有する請求項1記載の方法。
  6. ITQ−29ゼオライトが、焼成された状態において、全組成の少なくとも75重量%が二酸化ケイ素を示す化学式で表される組成を有する請求項1から5いずれかに記載の方法。
  7. ITQ−29ゼオライトが、焼成された状態において、全組成の少なくとも90重量%が二酸化ケイ素を示す化学式で表される組成を有する請求項1から6いずれかに記載の方法。
  8. ITQ−29ゼオライトが、焼成された状態において、全組成の少なくとも98重量%が二酸化ケイ素を示す化学式で表される組成を有する請求項1から7いずれかに記載の方法。
  9. 混合物が、水を含有する炭化水素の混合物である請求項1から8いずれかに記載の方法。
  10. 炭化水素混合物が、優先的に吸着される成分としてオレフィンを含有すると共に、優先的に吸着されない成分としてパラフィンを含有する請求項1から9いずれかに記載の方法。
  11. 混合物が、1種又は複数種の線状オレフィン及び1種又は複数種のパラフィンを含有する炭化水素の混合物である請求項1から10いずれかに記載の方法。
  12. 混合物が、オレフィンとしてプロペンを含有すると共にパラフィンとしてプロパンを含有する炭化水素の混合物である請求項1から11いずれかに記載の方法。
  13. 混合物が、1−ブテン、シス−2−ブテン、トランス−2−ブテン及びこれらの任意の混合物から選択されるオレフィンを含有すると共に、パラフィンとしてn−ペンタンを含有する混合物である請求項1から11いずれかに記載の方法。
  14. 混合物が、オレフィンとして1種又は複数種のn−ペンテンを含有すると共に、パラフィンとしてn−ペンタンを含有する請求項1から11いずれかに記載の方法。
  15. 混合物が、オレフィンとして1種又は複数種のn−ヘキセンを含有すると共に、パラフィンとしてn−ヘキサンを含有する請求項1から11いずれかに記載の方法。
  16. 混合物が、1種又は複数種の線状炭化水素及び1種又は複数種の分枝状炭化水素を含有する炭化水素の混合物である請求項1から9いずれかに記載の方法。
  17. 混合物が、1種又は複数種の線状オレフィン及び1種又は複数種の分枝状オレフィンを含有する炭化水素の混合物である請求項1から9いずれかに記載の方法。
  18. 炭化水素混合物が1種又は複数種の線状パラフィン及び1種又は複数種の分枝状パラフィンを含有する請求項1から9いずれかに記載の方法。
  19. 炭化水素混合物が、優先的に吸着される成分として線状オレフィンを含有すると共に、優先的に吸着されない成分として分枝状オレフィンを含有する請求項1から9いずれかに記載の方法。
  20. 工程(c)に、優先的に吸着される成分を回収することが含まれる請求項1から19いずれかに記載の方法。
  21. 工程(c)に、優先的に吸着されない成分を回収することが含まれる請求項1から19いずれかに記載の方法。
  22. 工程(c)に、優先的に吸着される成分を回収することが含まれ、該成分がITQ−29ゼオライトによって、70mg(吸着質)/g(ゼオライト)よりも高い割合で吸着される請求項1から9いずれかに記載の方法。
  23. 混合物が空気である請求項1から8いずれかに記載の方法。
  24. 混合物が、水分を含有する空気である請求項1から8いずれかに記載の方法。
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