JP2008511834A - 圧力測定システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

圧力測定システム及び方法は、圧力測定システムを容易に作成する能力を含み得る。1つの一般的な態様では、圧力測定は、カプラ、信号バイアス器、及び信号スパン調整器を備える信号変換回路を備えてもよい。カプラは、圧力を表す信号を受け取るように動作可能であり、信号バイアス器は、圧力を表す信号をバイアスすることを容易にする温度感度が低い分圧器を備える。信号スパン調整器は、カプラ及び信号バイアス器に結合し、圧力を表す信号のスパンを調整することを容易にする温度感度が低い分圧器を備える。

Description

本願は、その全体の内容が参照により本明細書に援用される、2004年8月27日に出願された米国特許出願第10/928,645号の利益を主張する。
本発明はプロセス管理に関し、より詳細には、圧力測定に関する。
圧力センサは、多様な商業的用途及び工業的用途で一般に使用される。用途の範囲が広いため、圧力センサは、多様な環境で、また、多様な他のコンポーネントと共に動作する。動作環境及びコンポーネントは、圧力センサに種々の使用上の制約を加える場合がある。たとえば、圧力センサは、特別な方法で(たとえば、一定の深さ及びピッチのねじ山によって)配管と結合し、一定の圧力範囲(たとえば、0〜100psi、0〜1,000psi、0〜10,000psi)で動作し、且つ/又は、一定の形式の出力(たとえば、0.5〜4.5Vレシオメトリック、0.5〜4.5V非レシオメトリック、x−y電圧、又は4〜20mA)を提供する必要がある場合がある。
残念なことに、種々の使用上の制約にわたって動作することができる圧力センサを生み出すことは、サイズ、空間、熱、及び/又は、経済的な制約によって、難しいことがわかった。そのため、圧力センサは一般に、ある用途についての使用上の制約が、全てでないにしてもほとんどわかっているときに製造される。
圧力測定システム及び方法は、種々の使用上の制約に適合する圧力測定システムを提供することができる。1つの一般的な態様では、圧力測定システムは、カプラ、信号バイアス器、及び信号スパン調整器を備える信号変換回路を備える。カプラは、圧力を表す信号を受け取るように動作可能であり、信号バイアス器は、圧力を表す信号をバイアスすることを容易にする非熱感受性の分圧器を備える。信号スパン調整器は、カプラ及び信号バイアス器に結合し、圧力を表す信号のスパンを調整することを容易にする温度感度が低い分圧器を備える。温度感度が低い分圧器は、温度特性が揃った抵抗分圧器でもよい。
回路はまた、信号スパン調整器に結合する信号形式変換器を備えてもよい。信号形式変換器は、圧力を表す信号の形式を別の形式に変換するように動作可能であってもよい。たとえば、信号形式変換器は、電圧信号を電流信号に変換してもよい。
回路は、さらに、電力低減器及び電力調節器を備えてもよい。電力低減器は、供給電力のパワーを低減するように動作可能であってもよく、電力調節器は、電力低減器に結合し、レギュレートした供給電力を生成するように動作可能であってもよい。電力調節器はまた、信号バイアス器及び信号スパン調整器に結合し、レギュレートした供給電力が信号バイアス器及び信号スパン調整器に提供されてもよい。さらに、電力調節器はカプラに結合してもよく、カプラは、レギュレートした供給電力を回路の外部に伝達するように動作可能であってもよい。
回路はさらに、第2カプラを備えてもよい。第2カプラは、電力低減器及び信号スパン調整器に結合し、供給電力を受け取り、変換済みの圧力を表す信号を伝達するように動作可能であってもよい。電力低減器は、電力を吸収するように動作可能なトランジスタを備えてもよく、このトランジスタは、電力調節器への入力が、レギュレートした供給電力に所定の値を下回るまで、オン状態にバイアスされてもよい。
特定の実施態様では、信号バイアス器は、印加されたバイアスを変更するように動作可能であってもよい。同様に、信号スパン調整器は、加えられた信号スパン調整を変更するように動作可能であってもよい。信号スパン調整器は、あるモードでは通常の増幅器として、別のモードでは差動増幅器として動作してもよい。
別の一般的な態様では、圧力測定プロセスは、圧力を表す信号を受け取ること、温度感度が低い分圧器を使用して圧力を表す信号をバイアスすること、温度感度が低い分圧器を使用して圧力を表す信号のスパンを調整すること、及び、変換済みの圧力を表す信号を伝達することを含んでもよい。温度感度が低い分圧器を使用して圧力を表す信号をバイアスすることは、温度特性が揃った抵抗分圧器を使用することを含んでもよい。
圧力測定プロセスはまた、圧力を表す信号の形式を別の形式に変換することを含んでもよい。さらに、工程は、供給電力を受け取ること、供給電力のパワーを低減すること、及び、低減された供給電力に基づいてレギュレートした供給電力を生成することを含んでもよい。供給電力を低減することは、レギュレートした供給電力を生成する電力調節器への入力が、レギュレートした供給電力を超え、所定の値を下回るまで、電力吸収トランジスタをバイアスすることを含んでもよい。
工程は、さらに、印加された信号バイアスを選択的に変更することを含んでもよい。同様に、工程は、加えられた信号スパン調整を選択的に変化させることを含んでもよい。信号スパンを調整することは、あるモードでは通常の増幅器によって、別のモードでは差動増幅器によって達成されてもよい。
特定の一般的な態様では、圧力測定システムは、第1カプラと、電力低減器と、電力調節器と、第2カプラとを備える信号変換回路を備える。第1カプラは、供給電力を受け取り、変換済みの圧力を表す信号を伝達するように動作可能である。電力低減器は、第1カプラに結合し、供給電力のパワーを低減するように動作可能である。これを達成するために、電力低減器は、電力調節器への入力が、電力調節器の出力を超え所定の値を下回るまで、オン状態にバイアスされる電力吸収トランジスタを備える。電力調節器は、電力低減器に結合し、レギュレートした供給電力を出力として生成するように動作可能である。
システムはまた、第2カプラと、信号バイアス器と、信号スパン調整器と、信号形式変換器とを備える。第2カプラは、電力調節器に結合して、レギュレートした供給電力を受け取る。第2カプラは、レギュレートした供給電力を回路の外部に伝達し、圧力を表す信号を受け取るように動作可能である。
信号バイアス器は、電力調節器に結合して、レギュレートした供給電力を受け取り、圧力を表す信号をバイアスすることを容易にする温度特性が揃った抵抗分圧器を備える。信号バイアス器はまた、印加されたバイアスを変更するように動作可能である。信号スパン調整器は、圧力を表す信号を受け取るために、第2カプラに結合し、レギュレートした供給電力を受け取るために、電力調節器に結合し、また、信号バイアス器に結合する。
信号スパン調整器は、圧力を表す信号のスパンを調整することを容易にする温度特性が揃った抵抗分圧器を備え、加えられた信号スパン調整を変更するように動作可能である。信号スパン調整器は、あるモードでは通常の増幅器として、別のモードでは差動増幅器として動作する。
信号形式変換器は、レギュレートした供給電力を受け取るために、電力調節器に結合し、信号スパン調整器に結合し、また、第1カプラに結合する。信号形式変換器は、圧力を表す信号の形式を別の形式に変換し、変換済みの圧力を表す信号を第1カプラに伝達するように動作可能である。
種々の実施態様は、種々の特徴を有してもよい。たとえば、信号変換回路基板を、ステム/圧力検出器/信号調節回路基板アセンブリの較正後に設置することができるため、そのシステムに適した出力を適時に得ることができる。そのため、圧力測定システムは、適切な信号出力が決定された後に、容易に組み立てることができる。別の例として、信号変換回路基板は、種々の出力のうちの1つの出力をサポートしてもよく、ステムは、種々の配管継手のうちの1つを提供するように修正されてもよいため、圧力測定システムの使用範囲を増やすことができる。そのため、予想される必要性に基づく、圧力センサの無駄の多い過剰生産及び在庫を大幅に減少させることができる。
以下の説明および添付図面には、1つ又は複数の実施態様の詳細が述べられる。他の特徴、目的、及び利点は、説明及び図面、及び特許請求の範囲から明らかになるであろう。
種々の図面内の同じ参照符号は、同じ要素を示す。
圧力測定システム及び方法は、検出された圧力を表す電気信号を生成することができる圧力測定システムを提供することができる。特定の実施態様では、システム及び方法は、圧力検出器及び信号調節回路が補正された後に、補正に実質的に影響を及ぼすことなく信号変換回路を設置することを可能にする。そのため、最終的な圧力測定システムの信号出力は、補正中に未規定であってもよいが、圧力測定システムは、その補正を維持しながら、使用上の制約を満たすように容易に組み立てることができる。しかし、他の実施態様は、種々の他の特徴を有してもよい。
図1A及び図1Bは、一例の圧力測定システム100を示す。図示するように、圧力測定システム100は圧力センサである。圧力測定システム100は、任意の適切な流体(たとえば、液体及び/又は気体)の圧力を測定してもよい。
圧力測定システム100は、圧力導入継手110、圧力検出器120、及び信号調節回路基板130を備える。ある実施態様では継手であってもよい圧力導入継手110は、圧力導入継手110及び圧力検出器120で形成されたチャンバ116で終わる通路114を画定するステム112(たとえば、六角ステム)を備える。圧力導入継手110は、たとえば、機械的強度及び耐食性が高いステンレス鋼で作られてもよい。
ある実施態様では、圧力導入継手110は、圧力が測定される配管に対してシステム100を固定するためのねじ山を含んでもよい。圧力検出器120は、ダイアフラム122及び歪ゲージアセンブリ124を備える。ダイアフラム122は、実質的に円筒の底部を有し、金属薄膜であってもよい。
歪ゲージアセンブリ124は、流体導入側に対向するダイアフラム122の表面に結合する。特定の実施形態では、歪ゲージは、ブリッジ回路を形成するために、いくつか(たとえば、4つ)のロケーションに設けられ、電気信号を出力する。流体側に対向するダイアフラムの側面は、真空にされるか、大気から密閉されるか、又は、大気に開放されてもよい。
圧力検出器120は、(たとえば、溶接によって)圧力導入継手110に結合する(たとえば、固定され、密閉される)。信号調節回路基板130は、圧力検出器120に(たとえば、ワイヤボンディングによって)電気接続されて、圧力検出器によって生成される、圧力を表す信号が調節される。
特定の実施態様では、信号調節回路基板130は、圧力検出器120に接合された可撓性の導電体片を備えてもよい。信号調節回路基板130は、圧力検出器120からの圧力を表す信号を調節する(たとえば、フィルタリングする、正規化する、及び温度補正する)プロセッサ132、及び、調節済みの信号を伝達するピンアセンブリ138を備える。
プロセッサ132は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロプロセッサ、又は、論理的な方法で情報を操作する任意の他の形式のデバイスであってもよい。
特定の実施形態では、プロセッサ132は、負の直線性のみを補正してもよい。これらの実施態様では、正の非直線性が付加されて、プロセッサに対する明らかな非負の直線性が変更されてもよい。種々のサイズの圧力検出器120が、ステム112及び信号調節回路基板130と共に使用されてもよい。
圧力測定システム100はまた、信号調節回路基板130に係合する回路基板ハウジング140(たとえば、シールドケース)を備える。この実施態様では、回路基板ハウジング140は、実質的に円筒状であり、直径が大きい部分142及び直径が小さい部分144を有し、直径が小さい部分144は、圧力導入継手110に結合する。
直径が小さい部分144は、(たとえば、抵抗溶接又はレーザ溶接によって)圧力導入継手110に複数点で結合してもよい。直径が大きい部分142は、以下でより詳細に説明されることになる信号調節回路基板130に結合するようになっているが、回路基板又はそのコンポーネントの全てが、直径が大きい部分内に位置する必要があるわけではない。
特定の実施態様では、回路基板ハウジング140は、信号調節回路基板130の接地線に電気接続して、回路基板について高い耐雑音性を提供することができる。
圧力測定システム100は、信号変換回路基板150、電気コネクタ160、電気的接続位置変換部170、システムハウジング180、及び密閉リング190をさらに備える。
信号変換回路基板150は、回路基板ハウジング140によって係合され、ピン受けアセンブリ152を備え、ピン受けアセンブリ152は、信号変換回路基板を信号調節回路基板130に電気接続させる。信号変換回路基板150はまた、ピンアセンブリ154を備える。
特定の実施態様では、特に、回路基板130が、回路基板ハウジング140の上部に、又は、上部の近くに載置される場合、回路基板130と回路基板150との間に、スペーサが挿入されてもよい。電気コネクタ160はまた、回路基板ハウジング140によって係合される。
電気コネクタ160は、ピンアセンブリ164を備え、ハウジング140に対して密閉するガスケットを備えてもよい。電気的接続位置変換部170は、ピン受けアセンブリ172を備え、ピン受けアセンブリ172は、信号変換回路基板150を電気コネクタ160に結合に電気接続させる。図示するように、ピンアセンブリ164は、Packard構成である。他の可能性のある構成は、Deutsch、Hirshmann、DIN Form A、及びケーブル取付けを含む。
変換部170の異なる構成は、これらの異なるピン構成に変換されてもよい。構成によっては、異なる数(たとえば、2つ又は4つ)のピンをさらに要求する場合がある。しかし、結合によっては、少ない数のピンに対して実施されてもよい。たとえば、4−コネクタ結合が、コネクタのうちの1つを接地に結合した状態で、3−コネクタ結合を使用して実施されてもよい。
電気的接続位置変換部170は、ピンアセンブリ154の接続位置をピンアセンブリ164の接続位置に変換する。変換部170は、DuPont社製のKapton(登録商標)ポリイミドフィルムなどの上に導電性パターンが載った可撓性ポリイミド、回路基板、その他導電性の幾何学パターンを持ついかなる物でもよい。
システムハウジング180は、(たとえば、溶接、カシメ、接着接合、及び/又は、コーキングによって)圧力導入継手110に結合され、電気コネクタ160に係合し、ピンアセンブリ164は、ハウジング180を貫通する。
特定の実施態様では、電気コネクタ160及びシステムハウジング180は、電気絶縁材料(たとえば、成形プラスチック)で作られてもよい。ある実施態様では、電気コネクタ160は、システムハウジング180と一体であってもよい。システムハウジング180は、圧力導入継手110と共に、回路基板ハウジング140を閉囲する。ある実施態様では、ハウジング180は、電気コネクタ160に応じて変わってもよい。たとえばガスケット、Oリング、又はシーラントであってもよい密閉リング190は、湿気及び埃の侵入を防止するために、システムハウジング180及び圧力導入継手110に接続する。
1つの製造モード中に、圧力導入継手110は、圧力検出器120に結合され、信号調節回路基板130は、回路基板ハウジング140内に挿入され、回路基板ハウジング140に係合する。回路基板ハウジング140は、その後、回路基板130を圧力検出器120に位置合わせしながら、圧力導入継手110に係合される。
回路基板ハウジング140は、圧力導入継手110に結合し、回路基板130は、圧力検出器120に電気接続される。圧力導入継手、圧力検出器、信号変換回路基板、及び回路基板ハウジングのアセンブリは、その後、所定の圧力範囲及び/又は温度範囲について補正される。たとえば、アセンブリは、(たとえば、信号調節回路基板からの出力が、最低出力から最大出力まで直線性があるように)較正され、(たとえば、加えられた温度変化による誤差が低減されるように)温度補正されてもよい。
アセンブリは、その後、仕上げられて圧力測定システムになるか、又は、後で仕上げるために保管されてもよい。仕上げは、たとえば、アセンブリを含むことになる圧力測定システムについて適切な出力信号が決定されるときに、行われてもよい。圧力測定システムを仕上げるときに、アセンブリと共に使用するのに適切な、多くの形式の信号変換回路基板のうちの1つであってもよい、信号変換回路基板150が、回路基板ハウジング140に係合し、図示の実施態様のピンアセンブリ138及びピン受けアセンブリ152を通して、信号調節回路基板130に電気接続する。その後、電気コネクタ160が回路基板ハウジング140に係合し、図示の実施態様のピンアセンブリ154及び電気的接続位置変換部170を通して、信号変換回路基板150に電気接続する。ハウジング180は、その後、電気コネクタ160に係合し、工程中で密閉リング190に係合しながら、圧力導入継手110に結合する。
システム100を製造する1つのモードが、今述べられたが、他の製造モードにおいて、より少ない、さらなる、且つ/又は、異なる操作手順が使用されてもよいことが認識されるべきである。
たとえば、圧力導入継手は、圧力検出器及び信号調節回路基板と組み立てられるときに、未完成であってもよい。後で、圧力測定システムについてプロセスアプリケーションが決定されると、圧力導入継手は、配管に接続するために、適切に機械加工されてもよい。同様に、初期のアセンブリは、圧力導入継手のステム部分のみを含んでもよく、ステムは、仕上げ中に適切な継手に結合されてもよい。ステムを継手に結合することは、レーザ溶接又はティグ溶接によって達成されてもよい。
ある実施態様では、これらの技法は、一定サイズ(たとえば、1.06インチ(27mm))未満である限り、任意の型の圧力導入継手が得られることを可能にする。別の例として、信号調節回路基板は、出力の形式が適切である(たとえば、0.5〜4.5Vdcレシオメトリック)場合、信号が既に調節されている場合がある。そのため、その形式の出力が、最終的な圧力測定システムについて適切な出力であると判定される場合、信号変換回路基板は必要とされない。この状況では、信号調節回路基板は、使用されなくてもよく、電気コネクタ160は、180°回転し、ピンアセンブリ138に電気接続され(たとえば、はんだ付けされ)てもよい。
1つの動作モードでは、圧力導入継手110は、圧力が測定される配管に結合され(たとえば、ねじで取り付けられ)、ある圧力の流体が、通路114に入り、チャンバ116に達することを可能にする。チャンバ116内の圧力に基づいて、ダイアフラム122が変形し、歪ゲージ124が、圧力を歪として検知し、圧力を電気信号に変換し、電気信号が、信号調節回路基板130に伝達される。
信号調節回路基板130は、電気信号を調節する(たとえば、フィルタリング、増幅、及び直線化する)。調節済みの信号は、種々の出力信号に変換されることができてもよい、公称信号(たとえば、0〜1V)であってもよい。調節済みの信号は、その後、信号変換回路基板150に伝達され、信号変換回路基板150は、調節済みの信号を適切な出力信号(たとえば、0.5〜4.5Vレシオメトリック、0.5〜4.5V非レシオメトリック、x−y電圧、又は4〜20mA)に変換する。
信号変換回路基板150は、1つ又は複数の出力信号形式をサポートしてもよい。出力信号は、電気コネクタ160に伝達され、電気コネクタ160は、信号が遠隔装置に提供されるように、信号をシステムハウジング180の外部に伝達する。
システム100は種々の特徴を有する。たとえば、信号変換回路基板150を、ステム/圧力検出器/信号調節回路基板アセンブリの補正後に設置することができるため、システムについての適切な出力は、適時に得ることができる。たとえば、圧力センサを指定された出力で(一括して)補正するのに、通常、12〜24時間かかる。しかし、システム100のアセンブリは、予め補正され、その後、適切な出力が決定されたときに、容易に組み立てられてもよい。
同様に、アセンブリが、補正中に、少数のコンポーネントを含むだけであるため、補正は単純化され、それによって、一貫性のあるインタフェースが提供されてもよい。さらに、厳しい商業的仕様及び工業的仕様をやはり達成しながら、さらなる補正が回避されてもよい。
たとえば、特定の実施態様では、出力値に対する変化は、−20℃〜85℃の温度範囲内で、入力/出力範囲の0.40%未満であってもよい。ある実施態様では、変化は0.1%未満であってもよい。別の例として、信号変換回路基板150が、種々の出力のうちの1つをサポートすることができるため、システム100は、使用範囲が増加した。そのため、予想される必要性に基づく、圧力センサの無駄の多い過剰生産及び在庫が、大幅に減少する可能性がある。
さらに、電気コネクタ160が、ピンアセンブリ164内に3つのピンを有するため、信号変換回路基板150は、このピン構成について出力を提供してもよく、効率性が提供される。さらなる例として、電気コネクタ160は、種々の出力形式について適切な出力を提供することができる(たとえば、3つのワイヤ及び2つのワイヤ)。
たとえば、3−ワイヤ出力の場合、ワイヤのうちの2つは、電力用に使用され、他のワイヤは、データ用に使用されてもよく、データ信号は低電力線を基準にする。2−ワイヤ出力の場合、信号は、たとえば、電流(すなわち、4〜20mA)信号又はデジタルデータK−LineCANバスとして、供給電力と同じ2つのワイヤ上に加えられてもよい。
4−ワイヤシステムは、異なる信号コネクタ構成を必要とする場合がある。さらなる例として、電気コネクタ160は、別のピン構成を有する電気コネクタに容易に交換されてもよい(たとえば、PackardからHirshmannへ)。そのため、指定された出力カプラ形式を、容易に得ることができる。
別の例として、信号調節回路基板が、一貫性のある出力接続を有するため、1つの形式のデータ収集システムは、プロセス変動性、機器のコスト、複雑さの低減に対する補正のため、また、補正システムについての訓練及び補正システムのサービスのために使用されてもよい。
図2A及び図2Bは、回路基板ハウジング140、すなわち回路基板ハウジング200の一例を示す。回路基板ハウジング200は、直径が大きい部分202及び直径が小さい部分204を備える。回路基板ハウジング200は、錫メッキされた軟鋼、圧力導入継手に適合することができるステンレス鋼、容易に形成することができる軟鋼、良好な電気特性を有する銅ベースの金属、又は任意の他の適切な材料で作られてもよい。特定の実施態様では、材料は、EMI/RFIシールド特性を有してもよい。直径が小さい部分204は、圧力導入継手に係合し、(たとえば、スポット溶接によって)多数の点で、圧力導入継手に結合してもよい。
回路基板ハウジング200はまた、3つの柱部分210を備える。柱部分210は、ほぼ半円形の断面を有し、直径が小さい部分204から直径が大きい部分202に向かって延びる。柱部分は、回路基板ハウジングの長手方向軸にほぼ平行である。他の実施態様では、柱部分210は、任意の他の適切な形状及び/又は向きを有してもよい。
柱部分210のそれぞれはカバー212を備え、カバー212はそれぞれ突出部214を備える。カバー212は、回路基板を支持することができ、突出部214の1つ又は複数は、回路基板に結合してもよい。同様に、突出部214の1つ又は複数は、回路基板用の接地線に電気接続してもよい。電気接続した突出部は、回路基板から圧力導入継手への電気経路の一部を提供してもよい。
特定の実施態様では、回路基板ハウジングは、経路の一部であってもよく、また、接地線は、DC供給電力線上に重畳するAC成分を大地に放出することができるように、コンデンサ及び/又はバリスタを介して突出部に結合されてもよい。この経路は、回路基板について雑音を低減するのを補助してもよい。特定の実施態様では、突出部は、ハウジングの周りに不均一な間隔で配列される。
1つの動作モードでは、回路基板は、カバー212上に設置され、支持される。回路基板は、その後、突出部214に結合される。突出部214を回路基板に固定するときに、突出部は、係合のために、回路基板上の接地パッドに押し付けられ、接地パッド上で屈曲してもよい。しかし、ある実施態様では、信頼性を増すため、はんだ付けによる接合が好ましい。回路基板ハウジング200は、その後、圧力導入継手に結合される。
図2A及び図2Bは、回路基板ハウジングの一実施態様を示すが、他の実施態様は、より少ない、さらなる、且つ/又は、異なるコンポーネントの配置構成を有してもよい。たとえば、回路基板ハウジングは、第2の回路基板に係合してもよい。同様に、回路基板ハウジングは、種々の直径を有する必要はない。さらに、回路基板ハウジングの断面は、円形である必要はない。
図3は、それぞれシステム100の圧力検出器120及び信号調節回路基板130と同じであってもよい、圧力検出器310及び回路基板320に係合した回路基板ハウジング200を示す。図示するように、回路基板320は、突出部214によって回路基板ハウジング200に結合し、圧力検出器310の歪ゲージ機構312の電極は、ワイヤボンディング314によって回路基板320の電極に電気接続する。図示する実施態様では、圧力検出器は、ワイヤボンディングによって回路基板に直接接続されるが、圧力検出器がリードフレームを介して回路基板に接続される構成が使用されてもよい。
回路基板320はまた、プロセッサ322、コンデンサ324、及び入力/出力アセンブリ328を備える。動作時、圧力検出器310によって生成される電気信号は、回路基板320によって調節される(たとえば、増幅、フィルタリング、及び直線化される)。プロセッサ322は、調節するのを補助してもよい。調節済みの信号は入力/出力アセンブリ328に提供され、信号は、入力/出力アセンブリ328から中継基板を介して外部デバイス用の電気コネクタに送出されてもよい。入力/出力アセンブリ328は、種々の電気出力(たとえば、0.5〜4.5Vレシオメトリック、0〜5V非レシオメトリック、x−yVdc、又は4〜20mA)についての基準の役目を果たしてもよい。
回路基板ハウジング200は種々の特徴を有する。たとえば、回路基板が(たとえば、はんだ付けによって)回路基板ハウジングにしっかりと結合し、回路基板ハウジングが圧力検出器を上に固定された状態で圧力導入継手にしっかりと結合されるとき、回路基板の固定部分は、破断を受けにくい。これは、信頼性が高い圧力測定システムを得ることを可能にする。
別の例として、回路基板の接地端子は、圧力導入継手に電気接続されてもよく、それによって、耐雑音性の改善が可能になる。同様に、この電気接続は、はんだ付け及び溶接によって実現されてもよく、結合の信頼性が向上し、時間経過と共に起こる場合がある構造上の変化が低減され、耐雑音特性が、長い期間にわたって維持されることが可能になる。
さらなる例として、回路基板ハウジングを圧力導入継手にスポット溶接によって固定することによって、強度の改善が得られる場合がある。これは、振動又は衝撃が起こる可能性がある環境でも性能を維持できる圧力測定システムを提供することによって、信頼性を向上させる。
さらなる例として、回路基板が直径の大きい部分において回路基板ハウジングに結合し、ハウジングが回路基板をその全周縁にわたって支持しないため、回路基板の後部表面上にコンポーネントを搭載するエリアが増加する。同様に、コンポーネント搭載エリアが確保されると、回路基板の直径は増加する必要がなくなり、結果として、圧力センサの直径は増加する必要がない。さらに、カバー212(図2A)の高さを管理することによって、回路基板の高さを容易に管理することができる。
別の例として、柱部分210(図2A)は、直径が小さい部分から直径が大きい部分まで、回路基板ハウジングの長手方向軸に平行に配列されるため、プレス加工による製造を、容易に実施することができる。すなわち、垂直方向の処理に加えて、横方向のプレス加工が回避されてもよい。これは、ダイの構造を複雑でなくするだけでなく、構造の一貫性を増加させることは言うまでもなく、ダイの保守を容易にし、プレス加工の速度を上げる場合がある。プレス方向は、突出部の場合にもまた、長手方向で実現することができるため、圧力測定システムを、容易に製造することができる。処理操作を容易にすることによって、回路基板ハウジングが低コスト部材として生産されることになる。
さらなる例として、回路基板は、圧力導入継手にしっかりと結合することができる回路基板ハウジングを通して圧力導入継手に結合される。これは、特に、回転方向においての回路基板の適切な位置決め、及び、特に、静的又は動的な高い熱環境及び/又は負荷環境においてのより耐久性のある結合を提供してもよい。回路基板が、圧力導入継手に対する結合を失う場合、回路基板を圧力検出器に電気接続するワイヤの切断が起こる場合がある。
さらなる例として、回路基板ハウジングは、導電性材料で作られてもよい。これは、熱膨張係数の差を低減することによって、回路基板ハウジング、及び/又は、回路基板ハウジングと圧力導入継手との間の接続の信頼性を改善することができる。
図4は、回路基板ハウジング400と圧力導入継手410とを結合する技法を示す。図示するように、回路基板ハウジング400及び圧力導入継手410は、スポット溶接を使用することによって、多数の溶接部分420(そのうちの1つだけが示される)で互いに結合される。スポット溶接が溶接部分420で実施されるときに、回路基板ハウジング400はその部分においてわずかに内側に変形する。この特徴部があるため、力Fが回路基板ハウジングに加わるときに、部分は全体としてその力を受けるため、応力が溶接部分に集中しない。これは、破断に耐える溶接部分をもたらす可能性がある。
図5は、信号変換回路500の一例を示す。信号変換回路500は、たとえば、信号変換回路基板150(図1A及び図1B)の一部であってもよい。
回路500は、カプラ510、電力低減器520、電力調節器530、及びカプラ540を備える。カプラ510は、供給電力を受け取り、圧力を表す変換済みの信号を伝達する。カプラ510は、供給電力を受け取り、変換済みの圧力を表す信号を伝達するための1つ又は複数のコネクタ(たとえば、ピン)を備えてもよい。
特定の実施態様では、カプラは、外部電気コネクタから供給電力を受け取り、外部電気コネクタに変換済みの圧力を表す信号を伝達してもよい。電力低減器520は、供給電力を指定された範囲(たとえば、0〜5V)に制限する。特定の実施態様では、電力低減器520は、供給電力を吸収するトランジスタを備えてもよい。制限された信号は、電力調節器530に伝達され、電力調節器530は、確実に調節された供給電力を提供する。
特定の実施態様では、電力調節器530は、電圧調節器であってもよい。調節済みの信号は、カプラ540に伝達される。カプラ540は、レギュレートした供給電力を伝達し、圧力を表す信号を受け取るための1つ又は複数のコネクタ(たとえば、ピン)を有してもよい。特定の実施態様では、カプラは、信号調節回路にレギュレートした供給電力を伝達し、信号調節回路から圧力を表す信号を受け取ってもよい。
回路500はまた、信号バイアス器500(訳注:550の誤記)、信号スパン調整器560、及び信号形式変換器570を備える。信号バイアス器550は、圧力を表す信号にオフセットを挿入する役割を担う。たとえば、信号バイアス器500は、信号に5Vのオフセットを付加してもよい。
特定の実施態様では、信号バイアス器は、抵抗分圧器を通してオフセットを提供してもよい。その後、信号スパン調整器560によって、オフセットされた圧力を表す信号に利得が加えられてもよい。たとえば、信号スパン調整器560は、信号のスパンを2倍(たとえば、5Vから10V)にしてもよい。
特定の実施態様では、信号スパン調整器は、増幅器を備えてもよい。スケーリングされ、オフセットされた圧力を表す信号は、その後、形式変換器570によって別の形式に変換されてもよい。たとえば、電圧は、電流、周波数可変信号、切り換え式出力信号、パルス幅変調信号、パルスカウント信号、デジタル信号、無線信号、又は、情報を伝達する任意の他の適切な形式に変換されてもよい。変換済みの圧力を表す信号は、その後、カプラ510によって、回路500から外部へ伝達される。
回路500は、信号調節回路基板150(訳注:信号変換回路基板150の誤記)の圧力を表す信号を変換するのに使用されてもよい。特定の実施態様では、圧力を表す信号は、5Vレシオメトリック信号の10%〜90%である。回路500はまた、温度測定システム、湿度測定システム、又は、任意の他の適切な形式の変換器システム等の、他のシステムの信号を変換するのに使用されてもよい。一般に、回路500は、任意の適切な形式の物理的又は電気的変量測定システムのために使用されてもよい。
図5は、信号変換回路の一実施態様を示すが、他の実施態様は、より少ない、さらなる、且つ/又は、異なるコンポーネントの配置構成を含んでもよい。たとえば、信号変換回路は、特に、供給電力が十分に調節されている場合、電力低減器及び/又は電力調節器を備えなくてもよい。
別の例として、信号変換回路は、圧力を表す信号と変換済みの圧力を表す信号との差に応じて、信号バイアス器、信号スパン調整器、及び/又は信号形式変換器を備えなくてもよい。たとえば、圧力を表す信号が、バイアスされる必要があるだけの場合、回路は、信号スパン調整器又は信号形式変換器を備えなくてもよい。しかし、ある実施態様では、不必要なコンポーネントは、オフに切り換えられるか、又は、バイパスされてもよい。
さらなる例として、電力調節器530からのレギュレートした供給電力は、信号バイアス器550及び信号スパン調整器560等の回路500の他のコンポーネントに提供されてもよい。さらなる例として、回路500の種々のコンポーネントは、選択可能な特性を有してもよい。たとえば、信号バイアス器は、2倍以上、信号をバイアスすることができてもよく、信号スパン調整器は、2倍以上、信号をスケーリングすることができてもよい。
図6は、圧力変換回路600の一例を示す。回路600は、圧力変換回路500の一実施態様である。回路600は、信号変換回路基板150(図1A及び図1B)の一部であってもよい。
一般に、回路600は、入力/出力カプラ610、回路保護器620、電圧低減器630、電圧調節器640、入力/出力カプラ650、信号バイアス器660、及び信号スパン調整器670を備える。以下でより詳細に説明されるように、回路600は、9〜36Vdcの未調節電圧入力を受け取るように設計されるが、制限された条件下で、最高50Vdcで動作してもよい。しかし、回路は、適切なコンポーネントを用いて、他の入力電圧範囲(たとえば、1〜240Vac又はVdc)を使用するように容易に修正されることができる。回路はまた、0〜5Vdc信号又は0〜10Vdc信号を出力することができる。特定の実施態様では、回路は、5Vで動作するが、他の電圧(たとえば、4.096V)が可能である。
入力/出力カプラ610は、信号が、回路600へ/から伝達されることを可能にするコネクタ612及び導体614(たとえば、ピン)を備える。図示する実施態様では、入力供給電圧は、導体614a上に到達し、共通信号(たとえば、接地)は、導体614c上に到達する。導体614bは、変換済みの圧力を表す信号を回路から伝達するのに使用される。先に述べたように、導体614aを通る電圧は、調節されていなくてもよい。
回路保護器620は、カプラ610に結合し、回路600を、入力供給電圧中の不適切な信号、過渡的スパイク、雑音等から保護する。図示する実施態様では、回路保護器620は、ダイオード622及びコンデンサ624を備える。ダイオード622は、入力供給電圧を極性保護し、コンデンサ624は、入力供給電圧を減結合する。特定の実施態様では、ダイオード622は、ショットキーダイオードであり、コンデンサ624は、0.1μFの静電容量を有する。
入力信号の電圧範囲に対処するために、電圧低減器630は、入力電圧を所定の範囲(たとえば、0〜5V)に制限する。低減された電圧は、電圧調節器640に伝達される。
電圧低減器630は、電圧の大部分(bulk)を吸収することができるトランジスタ632を備える。特定の実施態様では、トランジスタ632は、Nチャネル又はPチャネルのエンハンスメント型金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)である。電圧低減器630はまた、抵抗器634及びダイオード636を備える。抵抗器634は、ダイオード636にバイアス電流を提供し、次に、トランジスタ632をオン状態にバイアスする。
ある実施態様では、トランジスタ632は、直線性のある動作にバイアスされる。トランジスタ632は、電圧調節器640への入力が、電圧調節器640の出力に所与の値(たとえば、2V)を足した値を下回るまで、抵抗器634及びダイオード636によってオン状態にバイアスされてもよい。特定の実施態様では、ダイオード636は、トランジスタ632のゲートを、約10Vdcにバイアスされた状態に保ち、トランジスタ632は、電圧調節器640への入力を、約8Vに保つ。特定の実施態様では、抵抗器632は、100Kオームの抵抗を有し、ダイオード636は、ツェナーダイオードであってもよい。
電圧調節器640は、電圧低減器630からの供給電圧に基づいて調節済みの供給電圧を生成する。電圧調節器640は、調節器642及びコンデンサ646を備える。図示する実施態様では、調節器642は、5つの入力/出力コネクタ644を有する。低減された電圧は、コネクタ644aを通して受け取られ、コネクタ644bを通してフィードバックされる。完全に安定である場合がある調節済みの供給電圧は、回路レール602に結合されるコネクタ644eを通して入力/出力カプラ650に提供される。
特定の実施態様では、調節器640は、0.2%精度及び低熱ドリフトを有するLM4120等の、5mAを出力することができる高精度5Vdc調節器である。コンデンサ646は、出力信号の安定化と減結合を提供する。コンデンサ646は、0.022μFの静電容量を有してもよい。
入力/出力カプラ650は、レール602を通して電圧調節器640に結合され、コネクタ654(訳注:コネクタ652の誤記)及び導体654(訳注:654a〜654cの誤記)を備える。入力/出力カプラ650は、導体654aを通して、調節済みの電圧を信号調節回路基板に提供する。この信号は、圧力を表す信号を生成するように、回路基板を励起してもよい。圧力を表す信号は、導体654bを通して受け取られる。特定の実施態様では、圧力を表す信号は、0〜5Vの信号について、スパンの10%〜90%(たとえば、0.5〜4.5V)にわたって直線性があると予想される。
信号バイアス器660はまた、レール602に結合し、分圧器662を備え、分圧器662は、レールを分割して、出力段(たとえば、信号スパン調整器670)用の基準電圧が提供される。この基準電圧は、レールに対してレシオメトリックである。こうして、分圧器662は、入力/出力カプラ650のコネクタ654bを通して受け取った圧力を表す信号についてオフセットを設定する。
この実施態様では、分圧器662は、温度変化率を揃えた抵抗器663を備える。特定の実施態様では、抵抗器663aは、453Kオームの抵抗を有してもよく、抵抗器663bは、90.9Kオームの抵抗を有してもよい。抵抗器663は、精密型(たとえば、0.1%偏差及び25ppm熱ドリフト)であってもよいが、精密型である必要はない。
信号バイアス器660はまた、オフセット選択器664を備える。オフセット選択器664は、信号バイアス器660のオフセットが選択されることを可能にする。図示するように、オフセット選択器664は、抵抗器665及びスイッチ666を備える。特定の実施態様では、抵抗器665は、75Kオームの抵抗を有してもよい。スイッチ666が開いているとき、信号バイアス器660は、信号を2.5Vにバイアスしてもよい。スイッチ666が閉じているとき、抵抗器665は、分圧器662の一部としてみなされてもよい。スイッチ666を閉じることによって、出力電圧が0Vdcに設定され、このとき、入力は5Vの10%に等しい。
信号バイアス器660はバッファ668をさらに備え、バッファ668はオフセット電圧をバッファリングする。バッファ668は、演算増幅器669を備え、演算増幅器669は、特定の実施態様では、TS27L2AIDであってもよい。演算増幅器669は、スイッチ666の閉時に並列な抵抗器663bの値が含まれるときなど、分圧器662をバッファリングするための電圧フォロアとして働く。
信号スパン調整器670は、カプラ650に結合し、導体654bを通して受け取られた圧力を表す信号を受け取る。信号スパン調整器670は、圧力を表す信号を適切な範囲(たとえば、5Vから10V)にスケーリングする。図示する実施態様では、信号スパン調整器670は、差動増幅器として働き、差動増幅器は、圧力を表す信号電圧を安定な基準電圧と比較し、シングルエンド(接地基準)出力電圧を用いた精密な差動利得を提供する。
信号スパン調整器670は、分圧器672、演算増幅器674、及びスイッチ676を備える。分圧器672は、温度変化率を揃えた抵抗器673を備える。抵抗器673は、種々の技法によって揃えてもよい。特定の実施態様では、抵抗器673のそれぞれは、150Kオームの抵抗を有する。この実施態様では、スイッチ6076(訳注:676の誤記)が開いているとき、信号スパン調整器670は、通常モードの増幅器(特に、非反転型)として振る舞い、スイッチ676が閉じているとき、信号スパン調整器670は、差動増幅器として振舞う。ある実施態様では、信号スパン調整器670は、信号のスパンを2倍にする。
信号スパン調整器670の出力は、バッファ668の出力を同様に受け取る、別の分圧器678を通してフィードバックされる。分圧器678は、温度変化率を揃えた抵抗器679を備える。特定の実施態様では、抵抗器679のそれぞれは、150Kオームの抵抗を有する。抵抗器679の温度変化率は、抵抗器673の温度変化率に対応する必要はない。分圧器678は、スパン調整と組み合わされるときに、入力が0.5Vにあると、演算増幅器674の電圧が出力を0Vにさせる非ゼロ電圧オフセットに追従するように強制する。
1つの動作モードでは、回路600は、スイッチ666及びスイッチ676が閉じているときに、0〜5Vの出力信号を生成する。導体645bを通して受け取られた電圧信号が0.5Vdcにあるとき、150Kオーム抵抗器を有する分圧器672は、演算増幅器674の非反転入力を、0.250Vdcに設定する。演算増幅器669の出力は、+5Vであるレール602からの、分圧器662によって設定されたバッファリングされた電圧である。そのため、バッファリングされた電圧は、スイッチ666が閉じることによって、0.416Vdcとなり、また、抵抗器677と抵抗器679aの並列結合は、100Kオーム(すなわち、(300×150)/(300+150))である。以下の式の場合、これは、抵抗器679a’として表現されるであろう。出力の式は、以下の通りである。
Vout=Vin/(R673a+R673b)×R673b×(1+(R679b/R679a’))−(Voffset×(R679b/R679a’))
ここで、Rは、関連する抵抗器の抵抗であり、Voutは、演算増幅器674の出力である。上述した実施態様の場合、これは、
Vout=Vin/(150+150)×150×(1+(150/100))−(0.416×(150/100))
と書き換えられる。
したがって、
Vout=0.001Vdc(Vin=0.5Vdc)
Vout=5.001Vdc(Vin=4.5Vdc)
である。
0〜10Vdc出力用に回路を変更するために、スイッチ666及びスイッチ676が開かれる。スイッチ676を開くことによって、回路が、オフセットを有するフォロワに変わる。これは、分圧器672を有効になくす。オフセットの変化を補正するために、スイッチ666もまた開かれ、バッファリングされたオフセットが、0.835Vdcに変更される。
ここで、出力の式は、
Vout=Vin×(1+(R679b/R679a’))−(R679b/R679a’)×Voffset
として表現することができる。
上述した実施態様に関して、これは、
Vout=Vin×(1+(150/100))−(150/100)×0.835
Vout=−0.002Vdc(Vin=0.5Vdc)
Vout=9.998Vdc(Vin=4.5Vdc)
を生成する。
したがって、回路600は、外部デバイス(たとえば、信号調節回路基板130)からのレシオメトリック入力電圧を、0〜5Vdc又は0〜10Vdcの出力に変換することができる。
演算増幅器674が、ゼロボルトまで(又は、ゼロボルトを通過して)振れるために、わずかに負の内部供給レールを生成することが必要である場合がある。これは、電圧調節器680によって達成することができる。電圧調節器680は、調節器682及びコンデンサ684を備え、負の電圧を生成する。調節器682は、たとえば、チャージポンプ電圧インバータであってもよい。コンデンサ686は、得られる−5Vdcをフィルタリングする。コンデンサ684及びコンデンサ686は、それぞれ、1μFの静電容量を有してもよい。
特定の実施態様では、回路600は、配線誤り及び短絡から保護し、出力電流制限を設け、過渡的な信号スパイクを阻止し、EMI、ESD、及び過渡雑音を最小にするために、1つ又は複数の、過渡電圧抑圧器、阻止ダイオード、チョーク、及び減結合コンデンサを備えてもよい。特定の実施態様では、出力電圧は、短絡保護、出力電流制限、配線誤り保護、及び増加した容量性ドライブ能力を有する、広い出力振幅を提供する複合トランジスタトーテムポール回路を用いて仕上げられてもよい。
1つの動作モードでは、信号調節回路基板から受け取られた出力は、ある範囲(調節済みの電圧の10%(ゼロ圧力)から調節済みの電圧の90%(フルスケール圧力)まで)にわたって直線性があると予想される。そのため、回路利得を固定した状態では、スパン精度は、回路の固定利得及びレール602上の電圧の調節に依存する。出力精度は、少なくとも部分的に、回路600のオフセットによって決まる。そのため、回路のオフセット段を設定するのに、精密抵抗器が使用されてもよい。出力オフセット熱性能は、オフセット抵抗器の温度変化率の一致及び演算増幅器の入力オフセットによって決まり得る。出力スパン熱性能は、利得抵抗器の温度変化率の一致及び電圧調節器640の熱ドリフトによって決まり得る。
ある実施態様では、調節済みの電圧は、信号調節回路の公称ドライバ回路電圧と一致させてもよい。たとえば、信号調節回路の公称ドライバ回路電圧が5Vである場合、調節済みの電圧は5Vdcであってもよい。しかし、任意の他の適切な電圧が使用されてもよい。たとえば、4.096Vを使用することは、ドライバ回路の電流要求を低減するという利点を提供する場合があり、それは、4〜20mA、2−ワイヤ出力の場合、4mA未満で動作するときに重要である場合がある。
一貫性のあるオフセット及びオフセット温度変化率を維持するために、オフセット抵抗器の公差及び温度変化率が厳密に制御され、おそらくは、さらに一致させてもよい。特定の実施態様では、公差が0.1%以内であり、且つ、抵抗器の温度変化率が25ppm以内である限り、一致させる必要はない。
一貫性のあるスパン及びスパン温度変化率を維持するために、利得設定抵抗器の公差及び温度変化率が制御されてもよい。特定の実施態様では、公差を50ppmに、温度変化率を5ppmに揃えた抵抗器を有する抵抗器ネットワーク(対)が使用されてもよい。
回路600の一実施態様が説明されたが、他の実施態様が可能である。1つの手法は、印刷抵抗器の抵抗温度変化率は揃ってため、(作動コンポーネントを搭載した、セラミック基材又はハイブリッド基材上で)厚膜又は薄膜印刷抵抗器を使用することであり得る。必要である場合、同じ抵抗器が、利得及びオフセットを較正するために、基板製造業者によって、レーザトリミング、又は、アブレシブトリミングできる。
別の手法は、オフセット及び利得を設定するために、デジタル的にトリミングされたポテンショメータを使用することであり得る。デジタル的にトリミングされたポテンショメータは通常、抵抗温度変化率が端から端まで高いが、電位差モードで使用される場合、抵抗の温度変化率を十分に一致させる傾向があるため、熱作用が低い場合がある。この手法に対する欠点は、比較的高いコスト、低い分解能、及び比較的大きいサイズを含むが、これらは将来、改善されることが期待される。同様に、デジタル制御式デジタル−アナログ変換器(DAC)が、同じ目的で使用されることができる。
回路600は種々の特徴を有する。たとえば、回路600は、可変入力電圧を所定電圧(たとえば、5Vdc)に制限することができる。電圧調節器に供給される電圧を低減することは、電圧調節器によって消散される電力量を低減し、それによって、電圧調節器の内部温度、ひいては熱作用(たとえば、誤差発生)が低減される。同様に、これは、回路の入力電圧範囲を拡張し、電圧調節器が通常扱うことができる電圧よりも高い電圧を入力することを可能にする。さらに、調節済みの電圧は、検出器回路(たとえば、信号調節回路基板130)に供給されてもよい。
別の例として、回路600は、2つの異なる出力信号(たとえば、1つの出力は0〜5V、1つの出力は0〜10V)を供給することができる。そのため、回路600は、2つの動作上の制約を満たすことができる。さらなる例として、回路600は、オフセット誤差、利得誤差、すなわち、熱オフセット誤差又は熱利得誤差をそれほど付加することなく、10%〜90%5Vレシオメトリック信号に比例する出力信号を生成することができる。たとえば、特定の実施態様では、出力値に対する変化は、−20℃〜85℃の温度範囲内で、入力/出力範囲の0.40%未満であってもよい。さらに、回路600は、設置時にトリミングを必要としない、固定の精密な伝達関数であってもよい。
図7は圧力変換回路700を示す。回路700は、圧力変換回路500の一実施態様である。回路700は、信号変換回路基板150の一部であってもよい。
一般に、回路700は、入力/出力カプラ710、回路保護器720、電圧低減器730、電圧調節器740、入力/出力カプラ750、信号バイアス器760、及び信号スパン調整器770を備える。これらのコンポーネントは、回路600用のコンポーネントと同じであってもよい。以下でより詳細に説明されるように、回路700は、9〜36Vdcの未調節電圧入力を受け取るように設計されるが、制限された条件下で、最高50Vdcで動作し得る。しかし、回路は、適切なコンポーネントを用いて、他の入力電圧範囲(たとえば、1〜240Vac又はVdc)を使用するように容易に修正されることができる。回路はまた、1〜5Vdc信号又は1〜6Vdc信号を出力することができる。特定の実施態様では、回路は5Vで動作するが(これは他の回路に供給されてもよい)、他の電圧(たとえば、4.096V)が可能である。
入力/出力カプラ710は、信号が、回路700へ/から伝達されることを可能にするコネクタ712及び導体714(たとえば、ピン)を備える。図示する実施態様では、入力供給電圧は、導体714a上に到達し、共通信号(たとえば、接地)は、導体714c上に到達する。導体714bは、変換済みの圧力を表す信号を回路から伝達するのに使用される。
回路保護器720は、入力/出力カプラ710に結合し、回路700を、入力供給電圧中の不適切な信号、過渡的スパイク、雑音等から保護する。図示する実施態様では、回路保護器720は、ダイオード722及びコンデンサ724を備える。ダイオード722は、入力供給電圧を極性保護し、コンデンサ724は、入力供給電圧を減結合する。
入力信号の電圧範囲に対処するために、電圧低減器730は、入力電圧を所定の範囲(たとえば、0〜5V)に制限する。低減された電圧は、電圧調節器740に伝達される。電圧低減器730は、電圧の大部分を吸収することができるトランジスタ732を備える。電圧低減器730はまた、抵抗器734及びダイオード736を備える。抵抗器734は、ダイオード736にバイアス電流を提供し、次に、トランジスタ732をオン状態にバイアスする。
ある実施態様では、トランジスタ732は、直線性のある動作にバイアスされる。トランジスタ732は、電圧調節器740への入力が、電圧調節器740の出力に所与の値(たとえば、2V)を足した値を下回るまで、抵抗器734及びダイオード736によってオン状態にバイアスされてもよい。特定の実施態様では、ダイオード736は、トランジスタ732のゲートを、約10Vdcにバイアスされた状態に保ち、トランジスタ732は、電圧調節器740への入力を約8Vに保つ。
電圧調節器740は、電圧低減器730からの供給電圧に基づいて調節済みの供給電圧を生成する。電圧調節器740は、調節器742及びコンデンサ746を備える。図示する実施態様では、調節器742は、5つの入力/出力コネクタ744を有する。低減された電圧は、コネクタ744aを通して受け取られ、コネクタ744bを通してフィードバックされる。完全に安定であり得る調節済みの供給電圧は、回路レール702に結合されるコネクタ744eを通して入力/出力カプラ750に提供される。コンデンサ746は、調節済みの出力信号の安定化及び減結合を提供する。
入力/出力カプラ750は、レール702を通して電圧調節器740に結合され、コネクタ754(訳注:752の誤記)及び導体754を備える。入力/出力カプラ750は、導体754aを通して、調節済みの電圧を信号調節回路基板に提供する。この信号は、圧力を表す信号を生成するように、回路基板を励起してもよい。圧力を表す信号は、導体754bを通して受け取られる。
信号バイアス器760はまた、レール702に結合し、分圧器762を備え、分圧器762は、レールを分割して、出力段(たとえば、信号スパン調整器770)用の基準電圧が提供される。この基準電圧は、レールに対してレシオメトリックである。こうして、分圧器762は、入力/出力カプラ750のコネクタ754b(訳注:導体754bの誤記)を通して受け取られる圧力を表す信号についてオフセットを設定する。
この実施態様では、分圧器762は、温度変化率を揃えた抵抗器763を備える。特定の実施態様では、抵抗器763aは、332Kオームの抵抗を有してもよく、抵抗器763bは、60.4Kオームの抵抗を有してもよい。抵抗器763は、精密型(たとえば、0.1%偏差及び25ppm熱ドリフト)であってもよいが、精密型である必要はない。
信号バイアス器760はバッファ768をさらに備え、バッファ768は、オフセット電圧をバッファリングする。バッファ768は、演算増幅器769を備える。演算増幅器769は、分圧器762をバッファリングするために、電圧フォロアとしての役割を果たす。
信号スパン調整器770は、カプラ750に結合し、導体754bを通して受け取られた圧力を表す信号を受け取る。信号スパン調整器770は、圧力を表す信号を適切な範囲(たとえば、5V〜6V)にスケーリングする。図示する実施態様では、信号スパン調整器770は、差動増幅器としての役割を果たし、差動増幅器は、圧力を表す信号電圧を安定な基準電圧と比較し、シングルエンド(接地基準)出力電圧を用いた精密な差動利得を提供する。
信号スパン調整器700は、分圧器772、演算増幅器774、及びダイオード775を備える。分圧器772は、温度変化率を揃えた抵抗器773を備える。特定の実施態様では、抵抗器773のそれぞれは、150Kオームの抵抗を有する。ダイオード775は、バンドギャップ電圧基準を提供し、バンドギャップ電圧基準は、入力電流に関わらず、較正された電圧が維持されることを可能にする。ダイオード775は、熱誤差が低く、精度が良好な1.2Vdc基準を提供することができる。特定の実施態様では、ダイオード775は、完全なツェナーダイオードとして振舞う集積回路として実施される。
信号スパン調整器770はまた、スイッチ776、分圧器777、及び抵抗器779を備える。信号スパン調整器770の出力は、バッファ768の出力を同様に受け取る、分圧器777を通してフィードバックされる。分圧器777は、温度変化率を揃えた抵抗器778を備える。特定の実施態様では、抵抗器778のそれぞれは、150Kオームの抵抗を有する。分圧器777は、スパン調整と組み合わされるときに、演算増幅器774の電圧が、入力が0.5Vにあると出力を1Vにさせる非ゼロ電圧オフセットに追従するように強制する。
1つの動作モードでは、回路700は、スイッチ776が開いているときに、1〜5Vの出力信号を生成する。導体754bを通して受け取られた電圧信号が0.5Vdcにあるとき、150Kオーム抵抗器を有する分圧器772は、演算増幅器774の非反転入力を、0.8625Vdcに設定する。抵抗器779は、ダイオード775をオン状態にバイアスする。演算増幅器769の出力は、+5Vであるレール702からの、分圧器762によって設定されたバッファリングされた電圧である。
したがって、バッファリングされた電圧は、抵抗器763aが332Kオームの抵抗を有し、抵抗器763bが60.3オームの抵抗を有する状態で、0.77Vdcとなる。出力の式は、以下のように表現することができる。
Vout=(1.225V−(1.225−Vin)/(R773a+R773b)×R773b)+(((1.225V−(1.225V−Vin)/(R773a+R773b)×R773b)−0.77)/R778a×R778b)
上述した実施態様の場合、これは、
Vout=(1.225V−(1.225−Vin)/(150+150)×150)+(((1.225V−(1.225V−Vin)/(150+150)×150)−0.77)/150×150)
と書き換えられる。
そのため、分圧器772への入力を0.5Vdc(ゼロ圧力)にした状態で、演算増幅器774の出力は、0.955Vdcになるであろう。この偏差は(たとえば、第2スイッチによって)変更することができるが、ある実施態様では、固定オフセット調整が許容可能であると考えられる。入力を4.5Vdcにした状態で、分圧器772は、演算増幅器774の非反転入力を2.8625Vに設定する。したがって、演算増幅器774の出力は、2.8625V+(2.8625Vdc−0.77Vdc)すなわち4.955Vdcとなるであろう(4.000Vdcのスパンの場合)。
1〜6Vdc出力用に回路を変更するために、スイッチ776が閉じられる。スイッチ776を閉じることによって、分圧器777の比率が変わり、信号スパン調整器770が、信号スパンを20%だけ増加する。オフセット電圧は、この利得について最適化され得る。抵抗器778aと抵抗器779との並列結合は、100Kオーム(すなわち、(300×150)/(300+150))である。以下の式の場合、これは、抵抗器778a’として表現されるであろう。ここで、出力の式は、
Vout=(1.225V−(1.225−Vin)/(R773a+R773b)×R773b)+(((1.225V−(1.225V−Vin)/(R773a+R773b)×R773b)−0.77)/R778a’×R778b)
として表現することができる。
上述した実施態様に関して、これは、
Vout=(1.225V−(1.225−Vin)/(150+150)×150)+(((1.225V−(1.225V−Vin)/(150+150)×150)−0.77)/100×150
Vout=1.001Vdc(Vin=0.5Vdc)
Vout=6.001Vdc(Vin=4.5Vdc)
を生成する。
したがって、回路700は、外部デバイス(たとえば、信号調節回路基板130)からのレシオメトリック入力電圧を、1〜5Vdc又は1〜6Vdcの出力に変換することができる。
回路700は種々の特徴を有する。たとえば、回路700は、可変入力電圧を所定電圧(たとえば、5Vdc)に制限することができる。電圧調節器に供給される電圧を低減することは、電圧調節器によって消散される電力量を低減し、それによって、内部温度、ひいては熱作用(たとえば、誤差発生)が低減される。同様に、これは、回路の入力電圧範囲を拡張し、電圧調節器が通常扱うことができる電圧よりも高い電圧を入力することを可能にする。さらに、調節済みの電圧は、検出器回路(たとえば、信号調節回路基板130)に供給されてもよい。
別の例として、回路700は、2つの異なる出力信号(たとえば、1つの出力は1〜5V、1つの出力は1〜6V)を供給することができる。そのため、回路700は、2つの動作上の制約を満たすことができる。さらなる例として、回路700は、オフセット誤差、利得誤差、すなわち、熱オフセット誤差又は熱利得誤差をそれほど付加することなく、10%〜90%5Vレシオメトリック信号を信号調節することができる。さらに、回路700は、設置時にトリミングを必要としない、固定の精密な伝達関数であってもよい。
図8は圧力変換回路800を示す。回路800は、圧力変換回路500の一実施態様である。回路800は、信号変換回路基板150の一部であってもよい。
一般に、回路800は、入力/出力カプラ810、回路保護器820、電圧低減器830、電圧調節器840、入力/出力カプラ850、信号バイアス器860、及び信号スパン調整器870を備える。これらのコンポーネントは、回路600用のコンポーネントと同じであってもよい。
回路800はまた、信号形式変換器880を備える。以下でより詳細に説明されるように、回路800は、9〜36Vdcの未調節電圧入力を受け取るように設計されるが、制限された条件下で、最高50Vdcで動作し得る。しかし、回路は、適切なコンポーネントを用いて、他の入力電圧範囲(たとえば、1〜240Vac又はVdc)を使用するように容易に修正されることができる。回路はまた、4〜20mA信号を出力することができ、信号は、電圧入力から取り出すことができる。特定の実施態様では、回路は5Vで動作するが(これは他の回路に供給されてもよい)、他の電圧(たとえば、4.096V)が可能である。
入力/出力カプラ810は、信号が、回路800へ/から伝達されることを可能にするコネクタ812及び導体814(たとえば、ピン)を備える。図示する実施態様では、入力供給電圧は、導体814a上に到達し、共通信号(たとえば、接地)は、導体814cが結合される導体814b上に到達する。導体814は、変換済みの圧力を表す信号を回路から伝達するのに使用される。
回路保護器820は、入力/出力カプラ810に結合し、回路800を、入力供給電圧中の不適切な信号、過渡的スパイク、雑音等から保護する。図示する実施態様では、回路保護器820は、ダイオード822及びコンデンサ824を備える。ダイオード822は、入力供給電圧を極性保護し、コンデンサ824は、入力供給電圧を減結合する。
入力信号の電圧範囲に対処するために、電圧低減器830は、入力電圧を所定の範囲(たとえば、0〜5V)に制限する。低減された電圧は、電圧調節器840に伝達される。電圧低減器830は、電圧の大部分を吸収することができるトランジスタ832を備える。電圧低減器830はまた、抵抗器834及びダイオード836を備える。抵抗器834は、ダイオード836にバイアス電流を提供し、次に、トランジスタ832をオン状態にバイアスする。ある実施態様では、トランジスタ832は、直線性のある動作にバイアスされる。トランジスタ832は、電圧調節器840への入力が、電圧調節器の出力に所与の値(たとえば、2V)を足した値を下回るまで、抵抗器834及びダイオード836によってオン状態にバイアスされてもよい。特定の実施態様では、ダイオード836は、トランジスタ832のゲートを、約10Vdcにバイアスされた状態に保ち、トランジスタ832は、電圧調節器840への入力を約8Vに保つ。
電圧調節器840は、電圧低減器830からの供給電圧に基づいて調節済みの供給電圧を生成する。電圧調節器840は、調節器842及びコンデンサ846を備える。図示する実施態様では、調節器842は、5つの入力/出力コネクタ844を有する。低減された供給電圧は、コネクタ844aを通して受け取られ、コネクタ844bを通してフィードバックされる。完全に安定であり得る調節済みの供給電圧は、回路レール802に結合されるコネクタ844eを通して入力/出力カプラ850に提供される。コンデンサ846は、調節済みの出力信号の安定化及び減結合を提供する。
入力/出力カプラ850は、レール802を通して電圧調節器840に結合され、コネクタ852及び導体854を備える。入力/出力カプラ850は、導体854aを通して、調節済みの電圧を信号調節回路基板に提供する。この信号は、圧力を表す信号を生成するように、回路基板を励起してもよい。圧力を表す信号は、導体854bを通して受け取られる。
信号バイアス器860はまた、レール802に結合し、分圧器862を備え、分圧器862は、レールを分割して、トランスコンダクタンス段(たとえば、信号スパン調整器870及び信号形式変換器880)用の基準電圧が提供される。この基準電圧は、レールに対してレシオメトリックである。こうして、分圧器862は、入力/出力カプラ850のコネクタ854b(訳注:導体854bの誤記)を通して受け取られる圧力を表す信号についてオフセットを設定する。
この実施態様では、分圧器862は、温度変化率を揃えた抵抗器863を備える。特定の実施態様では、抵抗器863aは、200Kオームの抵抗を有してもよく、抵抗器863bは、300Kオームの抵抗を有してもよい。抵抗器863は、精密型(たとえば、0.1%偏差及び25ppm熱ドリフト)であってもよいが、精密型である必要はない。
信号バイアス器860はさらに、バッファ868を備え、バッファ868は、オフセット電圧をバッファリングする。バッファ868は、演算増幅器869を備える。演算増幅器869は、分圧器862をバッファリングするために、電圧フォロアとしての役割を果たす。
信号スパン調整器870は、カプラ850に結合し、導体854bを通して受け取られた圧力を表す信号を受け取る。信号スパン調整器870は、圧力を表す信号を適切な範囲(たとえば、4mA〜16mA)にスケーリングする。図示する実施態様では、信号スパン調整器870は、差動増幅器としての役割を果たし、差動増幅器は、圧力を表す信号電圧を安定な基準電圧と比較し、シングルエンド(接地基準)出力電圧を用いた精密な差動利得を提供する。
信号スパン調整器870は、分圧器872、演算増幅器874、抵抗器875、及び抵抗器876を備える。分圧器872は、温度変化率を揃えた抵抗器873を備える。特定の実施態様では、抵抗器873aは、100Kオームの抵抗を有し、抵抗器873bは、20Kオームの抵抗を有する。抵抗器875及び抵抗器876は、レール802に結合し、最低出力電流を供給することを容易にする。特定の実施態様では、抵抗器875は、1.91Kオームの抵抗を有し、抵抗器876は、127Kオームの抵抗を有する。ある実施態様では、抵抗器876は、抵抗器875の非精密さをマスクすることができる精密抵抗器であってもよい。
信号スパン調整器870はまた、分圧器877を備える。信号形式変換器880の出力は、分圧器877を通してフィードバックされ、分圧器877はまた、バッファ868の出力を受け取る。そのため、演算増幅器869の出力は、分圧器877によって分割され、演算増幅器874の反転入力に対して加算される。分圧器877は、温度変化率を揃えた抵抗器878を備える。
特定の実施態様では、抵抗器878aは、100Kオームの抵抗を有し、抵抗器878bは、20Kオームの抵抗を有する。分圧器877は、スパン調整と組み合わされるときに、演算増幅器874の電圧が、入力が0.5Vにあると出力を1Vにさせる非ゼロ電圧オフセットに追従するように強制する。
信号形式変換器880は、信号スパン調整器870に結合する。信号形式変換器880は、抵抗器882、トランジスタ884、抵抗器885、及び抵抗器886を備える。抵抗器882は、トランジスタ884のベースに対する電流を制限し、抵抗器885は、最大出力信号を制限する電流制限抵抗器であり、抵抗器886は、電流センス抵抗器として動作する。すなわち、抵抗器886は、電流検知フィードバック要素である。抵抗器886の両端の電圧は、出力信号自体である全回路電流に比例し、電圧は、演算増幅器874にフィードバックされる。回路600の性能精度はまた、抵抗器886によって影響を受ける。演算増幅器874は、制御された電流を共通信号内に誘導するために、NPNパワートランジスタであるトランジスタ884を駆動することによって、抵抗器886の両端に電圧を生成するための差動利得を提供する。
特定の実施態様では、抵抗器882は、4.99Kオームの抵抗を有し、抵抗器884(訳注:885の誤記)は、10オームの抵抗を有し、抵抗器886は、50オームの抵抗を有する。ある実施態様では、抵抗器886は、変動性を低減する可能性がある一対の並列抵抗器として実施されてもよい。
信号形式変換器880はまた、コンデンサ887及びコンデンサ888を備える。コンデンサ887は、高い周波数における利得を減少させることによって、演算増幅器874を安定させる。コンデンサ888は、回路800の周波数応答をロールオフさせる。特定の実施態様では、コンデンサ887は、0.01μFの静電容量を有し、コンデンサ888は、0.1μFの静電容量を有する。
1つの動作モードでは、演算増幅器869の出力は、分圧器877によって分割され、演算増幅器874の反転入力に加算されて、演算増幅器に対する反転入力が、0.5Vdcに設定される。そのため、分圧器872における入力を0.5Vdc(ゼロ圧力)にした状態では、電流は分圧器を通って流れない。しかし、抵抗器875及び抵抗器876は、4mAの全電流引き込みを誘導するのに十分な電流を抵抗器873b内に駆動し、4mAの全電流引き込みは、演算増幅器874が、入力平衡を0.5Vdcに維持するのに十分であるようにトランジスタ884をオン状態にバイアスすることによって達成される。
入力電圧が4.5Vdcに上昇すると、演算増幅器874、トランジスタ882、及び抵抗器886は協働して、非反転入力を0.5Vdcに維持する。フルスケール、4.5Vdcの入力信号において、これは、抵抗器873bの両端で4Vdc(4.5Vdcから0.5Vdcに)降下することに等しく、抵抗器873bが、20Kオームの抵抗を有する場合、20mAが生成される。
したがって、回路800は、外部デバイス(たとえば、信号調節回路基板130)からのレシオメトリック入力電圧を、4〜20mAの出力に変換することができる。
回路800は種々の特徴を有する。たとえば、回路800は、可変入力電圧を所定電圧(たとえば、5Vdc)に制限することができる。電圧調節器に供給される電圧を低減することは、電圧調節器によって消散される電力量を低減し、それによって、電圧調節器の内部温度、ひいては熱作用(たとえば、誤差発生)が低減される。同様に、これは、回路の入力電圧範囲を拡張し、電圧調節器が通常扱うことができる電圧よりも高い電圧を入力することを可能にする。さらに、調節済みの電圧は、検出器回路(たとえば、信号調節回路基板130)に供給されてもよい。
別の例として、回路は、設計上、温度変化率が本来低いため、4〜20mA出力の自己発熱の熱が低い可能性がある。4〜20mAのデバイスは、本来熱を生成するものであり、熱は、圧力センサアセンブリの自己発熱誤差を引き起こす。これらのアセンブリの設計が小さくなるにつれて、この問題は通常悪化する。しかし、回路800に関して、熱作用の小さいコンポーネントのみが使用されるため、生成される熱は、回路自体にほとんど影響を及ぼさない可能性がある。利点は、アセンブリ全体が低い自己発熱作用を有することであり、熱を熱に敏感な部品(たとえば、信号調節回路及び圧力センサ)に近づけないことが容易である。
さらなる例として、回路800は、信号形式を変換することができ、それが、動作上の制約を満たすのを補助する。さらなる例として、回路800は、オフセット誤差、利得誤差、すなわち、熱オフセット誤差又は熱利得誤差をそれほど付加することなく、10%〜90%の5Vレシオメトリック信号を信号調節することができる。さらに、回路800は、設置時にトリミングを必要としない、固定の精密な伝達関数であってもよい。
図9は圧力変換回路900を示す。回路900は、圧力変換回路500の一実施態様である。回路900は、信号変換回路基板150の一部であってもよい。
一般に、回路900は、入力/出力カプラ910、回路保護器920、電圧低減器930、電圧調節器940、入力/出力カプラ950、信号バイアス器960、及び信号スパン調整器970を備える。以下でより詳細に説明されるように、回路900は、9〜36Vdcの未調節電圧入力を受け取るように設計されるが、制限された条件下で、最高50Vdcで動作してもよい。しかし、回路は、適切なコンポーネントを用いて、他の入力電圧範囲(たとえば、1〜240Vac又はVdc)を使用するように容易に修正されることができる。回路はまた、0〜5Vdc信号又は0〜10Vdc信号を出力することができる。特定の実施態様では、回路は5Vで動作するが、他の電圧(たとえば、4.096V)が可能である。
入力/出力カプラ910は、信号が回路900へ/から伝達されることを可能にするコネクタ912及び導体914(たとえば、ピン)を備える。図示する実施態様では、入力供給電圧は導体914a上に到達し、共通信号(たとえば、接地)は導体914c上に到達する。導体914bは、変換済みの圧力を表す信号を回路から伝達するのに使用される。
回路保護器920は、カプラ910に結合し、回路900を、入力供給電圧中の不適切な信号、過渡的スパイク、雑音等から保護する。図示する実施態様では、回路保護器920は、ダイオード922及びコンデンサ924を備える。ダイオード922は、入力供給電圧を極性保護し、コンデンサ924は、入力供給電圧を減結合する。
入力信号の電圧範囲に対処するために、電圧低減器930は、入力電圧を所定の範囲(たとえば、0〜5V)に制限する。低減された電圧は、電圧調節器940に伝達される。電圧低減器930は、電圧の大部分を吸収することができるトランジスタ932を備える。電圧低減器930はまた、抵抗器934及びダイオード936を備える。
抵抗器934は、ダイオード936にバイアス電流を提供し、次に、トランジスタ932をオン状態にバイアスする。ある実施態様では、トランジスタ932は、直線性のある動作にバイアスされる。トランジスタ932は、電圧調節器940への入力が、電圧調節器の出力に所与の値(たとえば、2V)を足した値を下回るまで、抵抗器934及びダイオード936によってオン状態にバイアスされてもよい。
特定の実施態様では、ダイオード936は、トランジスタ932のゲートを、約10Vdcにバイアスされた状態に保ち、トランジスタ932は、電圧調節器940への入力を、約8Vに保つ。
電圧調節器940は、電圧低減器930からの供給電圧に基づいて調節済みの供給電圧を生成する。電圧調節器940は、調節器942及びコンデンサ946を備える。図示する実施態様では、調節器942は、5つの入力/出力コネクタ944を有する。低減された電圧は、コネクタ944aを通して受け取られ、コネクタ944bを通してフィードバックされる。完全に安定であり得る調節済みの供給電圧は、回路レール902に結合されるコネクタ944eを通して入力/出力カプラ950に提供される。コンデンサ946は、調節済みの出力信号の安定化と減結合を提供する。
入力/出力カプラ950は、レール902を通して電圧調節器940に結合され、コネクタ952及び導体954を備える。入力/出力カプラ950は、導体954aを通して、調節済みの電圧を信号調節回路基板に提供する。この信号は、圧力を表す信号を生成するように、回路基板を励起してもよい。圧力を表す信号は、導体954bを通して受け取られる。特定の実施態様では、圧力を表す信号は、0〜5Vの信号について、スパンの10%〜90%(たとえば、0.5〜4.5V)にわたって直線性があると予想される。
信号バイアス器960はまた、レール902に結合し、分圧器962を備え、分圧器962は、レールを分割して、出力段(たとえば、信号スパン調整器970)用の基準電圧を提供する。この基準電圧は、レールに対してレシオメトリックである。こうして、分圧器962は、入力/出力カプラ950のコネクタ954b(訳注:952の誤記)を通して受け取った圧力を表す信号についてオフセットを設定する。
この実施態様では、分圧器962は、温度変化率を揃えた抵抗器963を備える。特定の実施態様では、抵抗器963aは、100Kオームの抵抗を有してもよく、抵抗器963bは、11Kオームの抵抗を有してもよい。抵抗器963は、精密型(たとえば、0.1%偏差及び25ppm熱ドリフト)であってもよいが、精密型である必要はない。
信号バイアス器960は、さらに、バッファ968を含み、バッファ968は、オフセット電圧をバッファリングする。バッファ968は、演算増幅器969を備える。演算増幅器969は、分圧器962をバッファリングするために、電圧フォロアとしての役割を果たす。
信号スパン調整器970は、カプラ950に結合し、導体954bを通して受け取られた圧力を表す信号を受け取る。信号スパン調整器970は、圧力を表す信号を適切な範囲(たとえば、5V〜10V)にスケーリングする。図示する実施態様では、信号スパン調整器970は、差動増幅器としての役割を果たし、差動増幅器は、圧力を表す信号電圧を安定な基準電圧と比較し、シングルエンド(接地基準)出力電圧を用いた精密な差動利得を提供する。
信号スパン調整器970は、分圧器971、スイッチ973、及び演算増幅器974を備える。分圧器971は、温度変化率を揃えた抵抗器972を備える。特定の実施態様では、抵抗器972aは、40Kオームの抵抗を有し、抵抗器972bは、50Kオームの抵抗を有し、抵抗器972cは、40Kオームの抵抗を有する。
信号スパン調整器970の出力は、バッファ968の出力を同様に受け取る、別の分圧器976を通してフィードバックされる。分圧器976は、温度変化率を揃えた抵抗器977を備える。特定の実施態様では、抵抗器977aは40Kオームの抵抗を有し、抵抗器977bは50Kオームの抵抗を有し、抵抗器977cは40Kオームの抵抗を有する。分圧器976は、演算増幅器974の電圧が、スパン調整と組み合わされるときに、入力が0.5Vにあると出力を0Vにさせる非ゼロ電圧オフセットに追従するように強制する。
信号スパン調整器970はまた、スイッチ978を備える。特定の実施態様では、スイッチ973及びスイッチ978は、差動側及びフィードバック側で平衡するように、利得が修正されることを可能にする。
1つの動作モードでは、回路900は、スイッチ973及びスイッチ978が開いているときに、0〜5Vの出力信号を生成する。導体954bを通して受け取られた電圧信号が0.5Vdcにあるとき、先に述べた抵抗を有する分圧器971は、演算増幅器974の非反転入力を、0.5Vdcに設定する。演算増幅器969の出力は、+5Vであるレール902からの、分圧器962によって設定されたバッファリングされた電圧である。
そのため、バッファリングされた電圧は、0.5Vdcであり、それによって、VinとVoffsetとの差が、圧力を表す信号が0.5Vdcであるときに、0Vdcであることになる。出力は、Vin電圧とVoffset電圧との差に利得を乗じた値である。
分圧器971及び976が、揃った抵抗値を使用すると仮定すると、出力は、以下のように表現することができる。
Vout=(Vin−Voffset)×(R977b/R977a))
そのため、上述した実施態様の場合、
Vout=(Vin−0.5Vdc)×(50/40)
Vout=0.000Vdc(Vin=0.5Vdc)
Vout=5.000Vdc(Vin=4.5Vdc)
である。
回路900を0〜10Vdc出力用に変更するために、スイッチ973及びスイッチ978が閉じられる。抵抗器972cを抵抗器972aに並列に設置することによって、分圧器971の比率が50/40から50/20に変わる。同じことが、分圧器976について当てはまる。したがって、出力は、
Vout=(Vin−Voffset)×(R977b/R977a’))
として表現することができる。
そのため、上述した実施態様の場合、
Vout=(Vin−0.5Vdc)×(50/20)
Vout=0.000Vdc(Vin=0.5Vdc)
Vout=10.000Vdc(Vin=4.5Vdc)
である。
したがって、回路900は、外部デバイス(たとえば、信号調節回路基板130)からのレシオメトリック入力電圧を、0〜5Vdc又は0〜10Vdcの出力に変換することができる。
演算増幅器974が、ゼロボルトまで(又は、ゼロボルトを通過して)振れるために、わずかに負の内部供給レールを生成することが必要である場合がある。これは、電圧調節器980によって達成されてもよい。電圧調節器980は、調節器982及びコンデンサ984を含み、負の電圧を生成する。電圧調節器982は、たとえば、チャージポンプ電圧インバータであってもよい。コンデンサ986は、得られる−5Vdcをフィルタリングする。
回路900は種々の特徴を有する。たとえば、回路900は、可変入力電圧を所定電圧(たとえば、5Vdc)に制限することができる。電圧調節器に供給される電圧を低減することは、電圧調節器によって消散される電力量を低減し、それによって、電圧調節器の内部温度、したがって、熱作用(たとえば、誤差発生)が低減される。同様に、これは、回路の入力電圧範囲を拡張し、電圧調節器が通常扱うことができる電圧よりも高い電圧を入力することを可能にする。さらに、調節済みの電圧は、検出器回路(たとえば、信号調節回路基板130)に供給されてもよい。
別の例として、回路900は、2つの異なる出力信号(たとえば、1つの出力は0〜5V、1つの出力は0〜10V)を供給することができる。そのため、回路900は、2つの動作上の制約を満たすことができる。さらなる例として、回路900は、オフセット誤差、利得誤差、すなわち、熱オフセット誤差又は熱利得誤差をそれほど付加することなく、10%〜90%5Vレシオメトリック信号に比例する出力信号を生成することができる。
さらに、回路900は、設置時にトリミングを必要としない、固定の精密な伝達関数であってもよい。同様に、この実施態様は、強化されたコモンモードリジェクション等の所望の特性を有する平衡した差動段を提供することができ、電磁干渉(EMI)及び/又は無線周波数干渉(RFI)に対してより耐性性能があるはずである。
図10は、圧力測定のための工程1000を示す。工程1000は、たとえば、圧力測定システム100を製造する工程と表してもよい。
工程1000は、ステム、圧力検出器、及び信号調節回路基板を備えるアセンブリを設けることで始まる(操作1004)。特定の実施態様では、ステムは、継手の一部であってもよく、圧力検出器は、歪ゲージが結合されている金属ダイアフラムであってもよく、回路基板は、圧力検出器からの圧力を表す信号を増幅してもよい。アセンブリを設けることは、アセンブリを取得すること、又は、アセンブリのコンポーネントを組み立てることを含んでもよい。圧力検出器は、ステムに結合されてもよく、回路基板は、圧力検出器に電気接続されてもよい。
アセンブリを取得することによって、アセンブリは補正される(操作1008)。特定の実施態様では、アセンブリは、圧力範囲(たとえば、0〜100psi、0〜500psi、又は0〜1,000psi)及び温度範囲(0〜100℃、5〜35℃、又は20〜85℃)について補正される。通常、アセンブリは、種々の圧力及び温度範囲にわたって使用可能である。アセンブリを較正することは、予想される出力からのアセンブリの出力の偏差を求めること、及び、その偏差についてアセンブリの出力を補正することを含むことができる。
工程では、アセンブリを含むことになる圧力測定システムの信号出力形式を決定することも行う(操作1012)。信号出力形式を決定することは、たとえば、圧力測定システムが結合されてもよい外部デバイスを決定することを含んでもよい。圧力測定システムの信号出力形式を決定することによって、工程は、較正に実質的に影響を及ぼすことなく、出力信号を生成する回路基板を設置することを要求する(操作1016)。この回路基板は、たとえば、信号調節回路基板からの電気信号を別の形式の信号(たとえば、0.5〜4.5Vから4〜20mA)に変換してもよい。較正に影響を及ぼすことを回避するために、回路は大量の電力を消費し且つ精密であってもよい。信号変換回路基板を設置することは、たとえば、回路基板を信号調節回路基板用のハウジングに係合させると共に回路基板を電気接続させることによって達成されてもよい。
工程は、アセンブリを含むことになる圧力測定システムの電気コネクタアセンブリ形式を決定することに続く(操作1020)。電気コネクタアセンブリ形式を決定することは、たとえば、圧力測定システムが結合されてもよい外部デバイスを決定することを含む。圧力測定システムの電気コネクタアセンブリ形式を決定することによって、適切な電気コネクタアセンブリが設置される(操作1024)。この電気コネクタアセンブリは、信号出力を外部デバイスに伝達するようになっている。たとえば、アセンブリは、第1ピン配置構成を第2ピン配置構成に(たとえば、直線から三角形に)変換してもよい。電気コネクタを設置することは、たとえば、コネクタを信号調節回路基板用のハウジングに係合させると共にコネクタを信号調節回路基板に電気接続させることによって達成されてもよい。
工程は、ハウジングを設置することを継続する(操作1028)。ハウジングは、任意の適切な材料で作られてもよく、リモートデバイスに接続するための任意の適切な形状を有してもよい。特定の実施態様では、ハウジングは、電気コネクタアセンブリの形式に左右されてもよい。ハウジングを設置することは、ハウジングをステムに結合することを含んでもよい。ハウジングは、ステムと共に、圧力検出器、信号調節回路基板、及び信号変換回路基板を閉囲してもよい。
工程1000は、アセンブリを含むことになる圧力測定システムの配管継手形式を決定することを継続する(操作1032)。配管継手形式を決定することは、たとえば、アセンブリが結合されてもよい配管を決定することを含んでもよい。配管継手形式を決定することによって、アセンブリは、圧力接続が得られるように修正されてもよい(操作1036)。アセンブリを修正することは、たとえば、配管継手(たとえば、ねじ山)を含むように、ステムがその一部である継手を機械加工すること、又は、ステムを、配管継手を含む継手に結合することを含んでもよい。
図10は、圧力測定のための工程の一実施態様を説明するが、他の実施態様は、より少ない、さらなる、且つ/又は、異なる操作手順を含んでもよい。たとえば、配管継手を得るためにアセンブリを修正することは、信号変換回路基板の設置、電気コネクタアセンブリの設置、及び/又は、ハウジングの設置の前又は後に行われてもよい。さらに、特定の実施態様では、たとえば、ステムが、既に配管継手を有する場合、修正が全く行われなくてもよい。別の例として、決定は、いずれの順序で実施されてもよい。さらに、2つ以上の決定が、同時に行われてもよい。さらなる例として、工程は、電気コネクタアセンブリ形式又は配管継手形式を決定することを要求しなくてもよい。さらなる例として、信号変換回路基板は、信号調節回路基板からの出力が、既に適切である場合、設置されなくてもよい。
図11は、圧力測定のための工程1100を示す。工程1100は、たとえば、圧力測定システム100の操作を示してもよい。
工程1100は、電力が供給されるのを待つことで始まる(操作1104)。電力は、ローカル又はリモート供給源から供給されてもよい。電力が供給されると、工程は、供給電力を所定のレベルまで低減することを要求する(操作1108)。
特定の実施態様では、たとえば、9〜36Vdc信号は、0〜5Vdc信号に低減されてもよい。工程は、次に、レギュレートした供給電力を生成することを要求する(操作1112)。レギュレートした供給電力は、たとえば、低減された供給電力と同じ電圧範囲を使用してもよい。
工程は、レギュレートした供給電力を出力することを継続する(操作1116)。レギュレートした供給電力は、たとえば、信号が、その回路基板を励起してもよい信号調節回路基板に伝達されてもよい。工程は、次に、圧力を表す信号を受け取るために待つことを要求する(操作1120)。
圧力を表す信号が受け取られると、工程は、信号がバイアスされるべきかどうかを判定することを要求する(操作1124)。信号をバイアスすべきかどうかを判定することは、たとえば、出力される信号の形式又は事前選択されたスイッチロケーションに基づいてもよい。圧力を表す信号がバイアスされるべきである場合、信号がバイアスされる(操作1128)。
圧力を表す信号がバイアスされると、又は、圧力を表す信号が、バイアスされるべきでない場合、工程は、信号スパンが調整されるべきかどうかを判定することを要求する(操作1132)。スパンが調整されるべきかどうかを判定することは、たとえば、出力される信号の形式又は事前選択されたスイッチロケーションに基づいてもよい。圧力を表す信号のスパンが調整されるべきである場合、信号スパンが調整される(操作1136)。
圧力を表す信号のスパンが調整されると、又は、圧力を表す信号のスパンが調整されるべきでない場合、工程は、信号の形式が変換されるべきかどうかを判定することを要求する(操作1140)。信号の形式が変換されるべきかどうかを判定することは、たとえば、出力される信号の形式又は事前選択されたスイッチロケーションに基づいてもよい。圧力を表す信号の形式が変換されるべきである場合、信号の形式が変換される(操作1144)。
圧力を表す信号の形式が変換されると、又は、圧力を表す信号の形式が変換されるべきでない場合、工程は、変換済みの圧力を表す信号を出力することを要求する(操作1148)。工程は、次に、電力の供給を待つために戻ることを要求する。
図11は、圧力測定のための工程の一実施態様を示すが、他の実施態様は、より少ない、さらなる、且つ/又は、異なる操作手順を含んでもよい。たとえば、供給電力は、低減されなくてもよく、且つ/又は、特に供給電力が十分に調節されている場合、レギュレートした供給電力が生成されなくてもよい。
別の例として、圧力を表す信号と変換済みの圧力を表す信号との差に応じて、圧力を表す信号は、バイアスされなくてもよく、スパン調整されなくてもよく、且つ/又は、形式調整されなくてもよい。たとえば、圧力を表す信号がバイアスされる必要があるだけである場合、スパン調整及び形式調整操作は削除されてもよい。
さらなる例として、圧力を表す信号は、スパンが調整された後に、バイアスされてもよく、又は、信号の形式は、バイアス調整か若しくはスパン調整のいずれかを適用する前に、調整されてもよい。さらなる例として、レギュレートした供給電力は、工程1100を実施する回路のコンポーネントに提供されてもよい。
別の例として、種々の操作は、選択可能な特性を有してもよい。たとえば、信号バイアス印加は、2倍以上信号をバイアスすることができてもよく、信号スパン調整は、信号を2倍以上スケーリングすることができてもよい。さらなる例として、圧力を表す信号に関する決定は、たとえば、圧力を表す信号と変換済みの圧力を表す信号が一貫性を持つときは、実施される必要がなくてもよい。
いくつかの実施態様が述べられ、種々の他の実施態様が、述べられ又は示唆された。さらに、依然として圧力測定を達成しながら、種々の追加、削除、置換え、及び/又は修正が行われてもよい。こうした理由で、本発明は、実施態様の1つ又は複数を含むことができる、添付の特許請求の範囲によって評価される。以上、多くの実施態様について説明し、種々の他の実施態様について言及又は例示した。しかしこれに限定されることはなく、種々の追加、削除、置換、及び/又は修正を行ってもなお、圧力測定は実現可能である。したがって、本発明は、これらの実施態様のうち1つ又は複数の実施態様を含む特許請求の範囲により評価されるべきである。
一例の圧力測定システムの分解図である。 一例の圧力測定システムの断面図である。 図1のシステムのための一例の回路基板ハウジングの斜視図である。 図1のシステムのための一例の回路基板ハウジングの側断面図である。 圧力検出器及び信号調節回路基板に関連する、図2A又は図2Bの回路基板ハウジングの一例を示す平断面図である。 回路基板ハウジングと圧力導入継手との間の結合を示す側断面図である。 信号変換回路の一例を示すブロック図である。 信号変換回路の一例を示す略図である。 信号変換回路の一例を示す略図である。 信号変換回路の一例を示す略図である。 信号変換回路の一例を示す略図である。 圧力測定システムを製造する工程の一例を示すフローチャートである。 圧力測定システムを動作させるための工程の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 圧力測定システム
110 圧力導入継手
120 圧力検出器
130 信号調整回路基板
140 回路基板ハウジング
150 信号変換回路基板
160 電気コネクタ
170 電気的接続位置変換器
180 システムハウジング
190 シールリング
200 回路基板ハウジング
310 圧力検出器
320 回路基板
400 回路基板ハウジング
410 圧力導入継手
420 溶接部
500 信号変換回路
510,540 カプラ
520 電力低減器
530 電力レギュレータ
570,880 信号形式調節器
600,700,800,900 圧力変換回路
620,720,820,920 回路プロテクタ
630,730,830,930 減圧器
640,680,740,840,940,980 電圧調節器
650,710,750,850,910,950 入出力カプラ
550,660,760,860,960 信号バイアス器
560,670,770,870,970 信号スパン調節器
本願は、その全体の内容が参照により本明細書に援用される、2004年8月27日に出願された米国特許出願第10/928,645号(米国特許出願公開番号:2006/0042395A1)の利益を主張する。
本発明はプロセス管理に関し、より詳細には、圧力測定に関する。
本発明はプロセス管理に関し、より詳細には、圧力測定システムおよび圧力測定方法に関する。
回路500はまた、信号バイアス器550、信号スパン調整器560、及び信号形式変換器570を備える。信号バイアス器550は、圧力を表す信号にオフセットを挿入する役割を担う。たとえば、信号バイアス器550は、信号に5Vのオフセットを付加してもよい。
特定の実施態様では、信号バイアス器は、抵抗分圧器を通してオフセットを提供してもよい。その後、信号スパン調整器560によって、オフセットされた圧力を表す信号に利得が加えられてもよい。たとえば、信号スパン調整器560は、信号のスパンを2倍(たとえば、5Vから10V)にしてもよい。
回路500は、信号変換回路基板150の圧力を表す信号を変換するのに使用されてもよい。特定の実施態様では、圧力を表す信号は、5Vレシオメトリック信号の10%〜90%である。回路500はまた、温度測定システム、湿度測定システム、又は、任意の他の適切な形式の変換器システム等の、他のシステムの信号を変換するのに使用されてもよい。一般に、回路500は、任意の適切な形式の物理的又は電気的変量測定システムのために使用されてもよい。
入力/出力カプラ650は、レール602を通して電圧調節器640に結合され、コネクタ652及び導体654a〜654cを備える。入力/出力カプラ650は、導体654aを通して、調節済みの電圧を信号調節回路基板に提供する。この信号は、圧力を表す信号を生成するように、回路基板を励起してもよい。圧力を表す信号は、導体654bを通して受け取られる。特定の実施態様では、圧力を表す信号は、0〜5Vの信号について、スパンの10%〜90%(たとえば、0.5〜4.5V)にわたって直線性があると予想される。
信号バイアス器660はまた、レール602に結合し、分圧器662を備え、分圧器662は、レールを分割して、出力段(たとえば、信号スパン調整器670)用の基準電圧が提供される。この基準電圧は、レールに対してレシオメトリックである。こうして、分圧器662は、入力/出力カプラ650の導体654bを通して受け取った圧力を表す信号についてオフセットを設定する。
信号スパン調整器670は、分圧器672、演算増幅器674、及びスイッチ676を備える。分圧器672は、温度変化率を揃えた抵抗器673を備える。抵抗器673は、種々の技法によって揃えてもよい。特定の実施態様では、抵抗器673のそれぞれは、150Kオームの抵抗を有する。この実施態様では、スイッチ676が開いているとき、信号スパン調整器670は、通常モードの増幅器(特に、非反転型)として振る舞い、スイッチ676が閉じているとき、信号スパン調整器670は、差動増幅器として振舞う。ある実施態様では、信号スパン調整器670は、信号のスパンを2倍にする。
入力/出力カプラ750は、レール702を通して電圧調節器740に結合され、コネクタ752及び導体754を備える。入力/出力カプラ750は、導体754aを通して、調節済みの電圧を信号調節回路基板に提供する。この信号は、圧力を表す信号を生成するように、回路基板を励起してもよい。圧力を表す信号は、導体754bを通して受け取られる。
信号バイアス器760はまた、レール702に結合し、分圧器762を備え、分圧器762は、レールを分割して、出力段(たとえば、信号スパン調整器770)用の基準電圧が提供される。この基準電圧は、レールに対してレシオメトリックである。こうして、分圧器762は、入力/出力カプラ750の導体754bを通して受け取られる圧力を表す信号についてオフセットを設定する。
信号バイアス器860はまた、レール802に結合し、分圧器862を備え、分圧器862は、レールを分割して、トランスコンダクタンス段(たとえば、信号スパン調整器870及び信号形式変換器880)用の基準電圧が提供される。この基準電圧は、レールに対してレシオメトリックである。こうして、分圧器862は、入力/出力カプラ850の導体854bを通して受け取られる圧力を表す信号についてオフセットを設定する。
信号形式変換器880は、信号スパン調整器870に結合する。信号形式変換器880は、抵抗器882、トランジスタ884、抵抗器885、及び抵抗器886を備える。抵抗器882は、トランジスタ884のベースに対する電流を制限し、抵抗器885は、最大出力信号を制限する電流制限抵抗器であり、抵抗器886は、電流センス抵抗器として動作する。すなわち、抵抗器886は、電流検知フィードバック要素である。抵抗器886の両端の電圧は、出力信号自体である全回路電流に比例し、電圧は、演算増幅器874にフィードバックされる。回路600の性能精度はまた、抵抗器886によって影響を受ける。演算増幅器874は、制御された電流を共通信号内に誘導するために、NPNパワートランジスタであるトランジスタ884を駆動することによって、抵抗器886の両端に電圧を生成するための差動利得を提供する。
特定の実施態様では、抵抗器882は、4.99Kオームの抵抗を有し、抵抗器885は、10オームの抵抗を有し、抵抗器886は、50オームの抵抗を有する。ある実施態様では、抵抗器886は、変動性を低減する可能性がある一対の並列抵抗器として実施されてもよい。
信号バイアス器960はまた、レール902に結合し、分圧器962を備え、分圧器962は、レールを分割して、出力段(たとえば、信号スパン調整器970)用の基準電圧を提供する。この基準電圧は、レールに対してレシオメトリックである。こうして、分圧器962は、入力/出力カプラ950のコネクタ952を通して受け取った圧力を表す信号についてオフセットを設定する。

Claims (22)

  1. 圧力測定システムであって、
    前記圧力測定システムは、信号変換回路を備え、
    前記信号変換回路は、圧力を表す信号を受け取るように動作可能なカプラと、前記圧力を表す信号をバイアスすることを容易にする非熱感受性の分圧器を有する信号バイアス器と、
    前記カプラ及び前記信号バイアス器に結合される信号スパン調整器と、を有し、
    前記信号スパン調整器は、前記圧力を表す信号のスパンを調整することを容易にする非熱感受性の分圧器を有する
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  2. 請求項1に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記圧力測定システムは、信号形式変換器をさらに備え、
    前記信号形式変換器は、前記信号スパン調整器に結合され、前記圧力を表す信号の形式を別の形式に変換するように動作可能である
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  3. 請求項2に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記信号形式変換器は、電圧信号を電流信号に変換する
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  4. 請求項1に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記圧力測定システムは、電力低減器と、前記電力低減器に結合される電力調節器とをさらに備え、
    前記電力低減器は、供給電力を低減するように動作可能であり、
    前記電力調整器は、レギュレートした供給電力を生成するように動作可能である
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  5. 請求項4に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記電力調節器は、前記信号バイアス器及び前記信号スパン調整器に結合され、
    前記レギュレートした供給電力が前記信号バイアス器及び前記信号スパン調整器に提供される
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  6. 請求項4に記載の圧力測定システムにおいて、前記電力調節器は前記カプラに結合され、前記レギュレートした供給電力を前記回路の外部に伝達するように動作可能である
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  7. 請求項4に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記圧力測定システムは、第2カプラをさらに備え、
    前記第2カプラは、前記電力低減器及び前記信号スパン調整器に結合され、前記供給電力を受け取ると共に前記変換済みの圧力を表す信号を伝達するように動作可能である
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  8. 請求項4に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記電力低減器は、電力を吸収するように動作するトランジスタを備える
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  9. 請求項8に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記トランジスタは、前記電力調整器への入力が、前記レギュレートした供給電力を超え、所定の値以下になるまで、オン状態にバイアスされる
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  10. 請求項1に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記非熱感受性の分圧器は、温度特性を揃えた抵抗分圧器を有する
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  11. 請求項1に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記信号バイアス器は、前記印加されたバイアスを変更するように動作可能である
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  12. 請求項1に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記信号スパン調整器は、前記加えられた信号スパン調整を変更するように動作可能である
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  13. 請求項12に記載の圧力測定システムにおいて、
    前記信号スパン調整器は、あるモードでは通常の増幅器として、別のモードでは差動増幅器として動作する
    ことを特徴とする圧力測定システム。
  14. 圧力測定方法であって、
    圧力を表す信号を受け取り、
    温度感度が小さい分圧器を使用して前記圧力を表す信号をバイアスし、
    他の温度感度が小さい分圧器を使用して前記圧力を表す信号のスパンを調整し、
    前記変換済みの圧力を表す信号を伝達する
    ことを特徴とする圧力測定方法。
  15. 請求項14に記載の圧力測定方法において、
    前記圧力測定方法は、前記圧力を表す信号の形式を別の形式に変換する
    ことをさらに特徴とする圧力測定方法。
  16. 請求項14に記載の圧力測定方法において、
    前記圧力測定方法は、
    供給電力を受け取り、
    前記供給電力を低減し、
    前記低減された供給電力に基づいてレギュレートした供給電力を生成する
    ことをさらに特徴とする圧力測定方法。
  17. 請求項16に記載の圧力測定方法において、
    前記供給電力を低減することは、前記レギュレートした供給電力を生成する電力調節器への入力が前記レギュレートした供給電力に所定の値を下回るまで、電力吸収トランジスタをバイアスすることを含む
    ことを特徴とする圧力測定方法。
  18. 請求項14に記載の圧力測定方法において、
    温度感度が小さい分圧器を使用して前記圧力を表す信号をバイアスすることは、温度特性を揃えた抵抗分圧器を使用することを含む
    ことを特徴とする圧力測定方法。
  19. 請求項14に記載の圧力測定方法において、
    前記圧力測定方法は、前記印加された信号バイアスを選択的に変化させる
    ことをさらに特徴とする圧力測定方法。
  20. 請求項14に記載の圧力測定方法において、
    前記圧力測定方法は、
    前記加えられた信号スパン調整を選択的に変化させる
    ことを特徴とする圧力測定方法。
  21. 請求項20に記載の圧力測定方法において、
    前記信号スパンを調整することは、あるモードでは通常の増幅器によって、別のモードでは差動増幅器によって達成される
    ことを特徴とする圧力測定方法。
  22. 圧力測定システムであって、
    前記圧力測定システムは、信号変換回路を備え、
    前記信号変換回路は、第1カプラと、電力低減器と、電力調節器と、第2カプラと、信号バイアス器と、信号スパン調整器と、信号形式変換器と、を有し、
    前記第1カプラは、供給電力を受け取り、変換済みの圧力を表す信号を伝達し、
    前記電力低減器は、前記第1カプラに結合され、前記供給電力を低減するように動作可能であり、電力調節器への入力が前記電力調節器の出力に所定の値を下回るまでオン状態にバイアスされる電力吸収トランジスタを有し、
    前記電力調整器は、該電力低減器に結合され、前記レギュレートした供給電力を生成するように動作可能であり、
    前記第2カプラは、該電力調節器に結合され、前記レギュレートした供給電力を受け取り、前記レギュレートした供給電力を前記信号変換回路の外部に伝達し、圧力を表す信号を受け取るように動作可能であり、
    前記信号バイアス器は、前記電力調節器に結合され、前記レギュレートした供給電力を受け取り、前記圧力を表す信号をバイアスすることを容易にする温度特性を揃えた抵抗分圧器を有し、前記印加されたバイアスを変更するように動作可能であり、
    前記信号スパン調整器は、前記第2カプラに結合され前記圧力を表す信号を受け取り、前記電力調節器に結合され前記レギュレートした供給電力を受け取り、前記信号バイアス器に結合され、前記圧力を表す信号のスパンを調整することを容易にする温度特性を揃えた熱一致された抵抗分圧器を有し、前記加えられた信号スパン調整を変更するように動作可能であり、あるモードでは通常の増幅器として別のモードでは差動増幅器として動作し、
    前記信号形式変換器は、前記電力調節器に結合されて前記レギュレートした供給電力を受け取り、前記信号スパン調整器に結合され、前記第1カプラに結合され、前記圧力を表す信号の形式を別の形式に変換し、該変換済みの圧力を表す信号を前記第1カプラに伝達するように動作可能である、
    ことを特徴とする圧力測定システム。
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