JP2001091387A - 圧力センサ温度補償回路 - Google Patents

圧力センサ温度補償回路

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JP2001091387A
JP2001091387A JP27234899A JP27234899A JP2001091387A JP 2001091387 A JP2001091387 A JP 2001091387A JP 27234899 A JP27234899 A JP 27234899A JP 27234899 A JP27234899 A JP 27234899A JP 2001091387 A JP2001091387 A JP 2001091387A
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pressure sensor
voltage
offset
circuit
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Yasuji Konishi
保司 小西
Masanori Hayashi
雅則 林
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力センサのオフセットおよびスパンの温度
特性に対して2次温度変動成分までも補償し、高精度な
検出出力を得る。 【解決手段】 ブリッジ回路構成の抵抗Rs1〜Rs4によ
り成り、オフセットおよび感度が1次で負および2次で
正の両温度変動成分を併せ持つ出力温度特性となる圧力
センサ11と、1次で正および2次で負の両温度変動成
分を併せ持つ温度特性となる電圧を生成し、この電圧を
電源電圧としてボルテージホロワ12を介して圧力セン
サ11の電源端子T1に印加するスパン温度補正回路1
3と、1次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ
持つ温度特性となる電圧を生成するオフセット温度補正
回路14と、このオフセット温度補正回路14で生成さ
れた電圧を基準電圧に用いて圧力センサ11の検出信号
を増幅する差動増幅回路15とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、半導体圧
力センサが持つ1次および2次の温度特性を高精度に補
正する半導体圧力センサ、特に、半導体圧力センサのオ
フセットおよびスパンの温度特性を補償する圧力センサ
温度補償回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7はこの種の圧力センサ温度補償回路
の従来構成例を示す図、図8は図7に示す主要各部の温
度特性図である。
【0003】図7に示す圧力センサ温度補償回路は、ブ
リッジ回路構成の抵抗Rs1〜Rs4により成る圧力センサ
11と、圧力センサ11のスパンの温度特性と逆で1次
の温度特性(または温度係数)を持つ抵抗Rt15、抵
抗R151〜R156、演算増幅器(いわゆるオペアン
プ)151〜153およびボルテージホロワ154によ
り成る差動増幅回路と、電源とグランドとの間に直列に
接続される感温抵抗Rt4および抵抗R4とを備え、こ
れら感温抵抗Rt4および抵抗R4の接続点の電圧を基
準電圧として差動増幅回路に与えて、圧力センサ11の
オフセットに対して1次温度補償を行うとともに、抵抗
Rt15の温度特性および差動増幅回路のゲインにより
圧力センサ11のスパンに対して1次温度補償を行う構
成になっている。
【0004】一般に、半導体圧力センサを定電圧Vccで
駆動すると、そのスパンおよびオフセットは温度が高く
なると低くなるので(図8(a)参照)、このような温
度変動を補償するために、図8(b)に示すように、基
準電圧Vof(t)および抵抗Rt15に1次で正の温度特
性を持たせることにより、圧力センサのスパンおよびオ
フセットに対して1次の温度変動成分を補償することが
でき、ほぼ温度補償された検出出力を得ることができ
る。
【0005】なお、特開平5−240660号公報に
は、ブリッジ回路の一方の出力端子とグランド間に温度
に応じて変化する感温電圧源と補償抵抗からなる感温電
圧回路を設け、補償対象となるオフセット温度ドリフト
特性、歪ゲージの温度特性に基づき、感温電圧源の出力
電圧値、その温度依存性および補償抵抗値を選択するよ
うにした半導体歪ゲージ式センサのオフセット温度ドリ
フト補償方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す従来の圧力センサ温度補償回路では、スパンおよび
オフセットの1次の温度変動成分を補償することができ
るものの、図8(b)に示すように、それらの2次の温
度変動成分を補償することができず、そのまま2次の温
度変動成分が残存し、高精度な検出出力を得ることがで
きない。近年、工業計測用として高精度化の要望があ
り、2次の温度変動成分を補償する必要が生じてきてい
る。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、圧力センサのオフセットおよびスパンの温度特
性に対して2次温度変動成分までも補償することができ
る高精度な圧力センサ温度補償回路を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明の圧力センサ温度補償回路は、ブ
リッジ回路構成の抵抗により成り、物理量に応じたレベ
ルの検出信号を発生し、この検出信号のオフセットおよ
び感度が1次で負および2次で正の両温度変動成分を併
せ持つ温度特性となる圧力センサと、1次で正および2
次で負の両温度変動成分を併せ持つ温度特性となる電圧
を生成し、この電圧を電源電圧としてバッファアンプを
介して前記圧力センサに印加するスパン温度補正回路
と、1次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ持
つ温度特性となる電圧を生成するオフセット温度補正回
路と、前記オフセット温度補正回路で生成された電圧を
基準電圧に用いて前記圧力センサの検出信号を増幅する
差動増幅回路とを備えるのである。
【0009】この構成では、1次で正および2次で負の
両温度変動成分を併せ持つ温度特性となる電圧が電源電
圧として圧力センサに印加するので、圧力センサの1次
で負および2次で正の両温度変動成分が低減するように
なる。これにより、例えばスパンの1次および2次の両
温度変動成分を補償することができる。また、1次で正
および2次で負の両温度変動成分を併せ持つ温度特性と
なる電圧が基準電圧に使用されるので、差動増幅回路に
おいても圧力センサの1次で負および2次で正の両温度
変動成分が低減するようになる。これにより、例えば圧
力センサのオフセットの1次および2次の両温度変動成
分を補償することができる。これらの結果、圧力センサ
のオフセットおよびスパンの温度特性に対して2次温度
変動成分までも補償することができる高精度な圧力セン
サ温度補償回路を提供することが可能になる。
【0010】なお、請求項1記載の圧力センサ温度補償
回路において、前記スパン温度補正回路は、出力端子が
前記バッファアンプを介して前記圧力センサに接続され
る第1演算増幅器と、1次で負の温度特性となる電圧を
生成して前記第1演算増幅器の非反転入力端子に印加す
るバンドギャップリファレンス回路と、1次で正の温度
特性を持ち、前記第1演算増幅器の反転入力端子および
出力端子間に接続される感温抵抗と、前記第1演算増幅
器の反転入力端子とグランドとの間に接続される抵抗と
により成り、前記オフセット温度補正回路は、前記基準
電圧としての電圧を出力する第2演算増幅器と、1次で
負の温度特性となる電圧を生成して前記第2演算増幅器
の非反転入力端子に印加するバンドギャップリファレン
ス回路と、1次で正の温度特性を持ち、前記第2演算増
幅器の反転入力端子および出力端子間に接続される感温
抵抗と、前記第2演算増幅器の反転入力端子とグランド
との間に接続される抵抗とにより成る構成でもよい(請
求項2)。この構成によれば、圧力センサのオフセット
およびスパンの温度特性に対して2次温度変動成分まで
も補償することができる高精度な圧力センサ温度補償回
路を提供することが可能になる。
【0011】また、請求項2記載の圧力センサ温度補償
回路において、前記バッファアンプと前記圧力センサと
の間に介設され、スパンの曲がり成分を調整し、スパン
の温度特性をオフセットの温度特性に一致させる抵抗を
備える構成でもよい(請求項3)。この構成によれば、
回路の簡単化が可能になる。
【0012】さらに、請求項2記載の圧力センサ温度補
償回路において、前記圧力センサを構成するブリッジ回
路構成の抵抗に並列に接続され、オフセットの曲がり成
分を調整し、オフセットの温度特性をスパンの温度特性
に一致させる抵抗を備える構成でもよい(請求項4)。
この構成によれば、回路の簡単化が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る圧力センサ温度補償回路の構成図、図2は図1に示す
主要各部の温度特性図で、これらの図を用いて以下に第
1実施形態の説明を行う。ただし、図2(a)は図1の
圧力センサの出力温度特性を示し、図2(b)は図1の
スパン温度補正回路およびオフセット温度補正回路の出
力温度特性を示し、そして図2(c)は図1の差動増幅
回路の出力温度特性を示す。
【0014】図1に示す圧力センサ温度補償回路は、大
別すると、圧力センサ11、ボルテージホロワ(バッフ
ァアンプ)12、スパン温度補正回路13、オフセット
温度補正回路14および差動増幅回路15により構成さ
れている。
【0015】圧力センサ11は、電源端子T1、グラン
ド端子T2および両出力端子T3,T4を有するブリッ
ジ回路構成の抵抗Rs1〜Rs4により成り、物理量(圧
力)に応じたレベルの検出電圧を両出力端子T3,T4
間に発生し、その検出電圧のオフセットおよび感度が1
次で負および2次で正の両温度変動成分を併せ持つ温度
特性となる。さらに詳述すると、温度変動成分を持たな
い温度特性の電圧、つまり温度補償された定電圧を電源
電圧Vccとして圧力センサ11の電源端子T1に印加し
たとすれば、図2(a)に示すように、圧力センサ11
のオフセットVos(t)およびスパンVsp(t)の各々が、
周囲温度tが温度t0(例えば25℃)より低くなるほ
どより高い昇圧率で高くなる一方、周囲温度tが温度t
0より高くなるほどより低い降圧率で低くなるのであ
る。
【0016】スパン温度補正回路13は、1次で正およ
び2次で負の両温度変動成分を併せ持つ温度特性となる
電圧を生成し、この電圧をボルテージホロワ12を介し
て電源電圧Vcc(t)として圧力センサ11の電源端子T
1に印加するものである(図2(b)のVcc(t)参
照)。そして、このスパン温度補正回路13は、電源電
圧Vcc(t)としての出力電圧が、圧力センサ11の両出
力端子T3,T4間に発生し1次で負および2次で正の
両温度変動成分を併せ持つスパン温度変動成分ΔVsp
(t)を打ち消す温度特性を持つように設定される。これ
により、スパン温度変動成分が除去または低減された検
出電圧Vs(t) が圧力センサ11から差動増幅回路15
に出力されることになる。
【0017】オフセット温度補正回路14は、図2
(b)のVof(t)に示すように、1次で正および2次で
負の両温度変動成分を併せ持つ温度特性となる電圧Vof
(t)を生成するものである。なお、オフセット温度補正
回路14の設定については後述する。
【0018】差動増幅回路15は、オフセット温度補正
回路14で生成された電圧Vof(t)を基準電圧に用いて
圧力センサ11の検出電圧Vs(t) を増幅するもので、
いわゆるインスツルメンテーション・アンプ型の差動増
幅回路を構成する演算増幅器151〜153および抵抗
R151〜R157を備えるとともに、演算増幅器15
3および抵抗R154〜R157により成る標準型の差
動増幅回路の基準電位(図では抵抗R155の右端の電
位)に対して、オフセット温度補正回路14で生成され
た基準電圧Vof(t)を重畳するボルテージホロワ154
を備える構成になっている。そして、この構成例では、
R151=R153、R154=R156、およびR1
55=R157を満足するように、それら各抵抗値が設
定され、この場合、差動増幅回路15のゲインGは、
(1+2×R151/R152)×(R157/R15
6)になる。
【0019】ここで、オフセット温度補正回路14の設
定について説明すると、周囲温度がtのとき、検出電圧
Vs(t) に残存するオフセットVos(t)を次の(式1)
で表すことができる。ただし、a1,b1,c1は定数
で、a1>0、b1<0である。
【0020】 Vos(t)=a1×t2+b1×t+c1 (式1) いま、無圧力の状態であるとすると、差動増幅回路15
の出力電圧Vout(t)は次式で表される。
【0021】Vout(t)=G×Vos(t)+Vof(t) この式によれば、Vof(t)=−G×Vos(t)であれば、
差動増幅回路15の出力電圧Vout(t) から、圧力セン
サ11のオフセットが温度変動成分を含めて除去または
低減されるのが分かる。この理由により、第1実施形態
では、オフセット温度補正回路14は、出力としてのV
of(t)が−G×Vos(t)と等しくなるように設定され
る。なお、Vof(t)=−G×Vos(t)および(式1)か
ら、圧力センサ11のオフセットを除去または低減する
には、1次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ
持つ温度特性になるように、電圧Vof(t)を設定する必
要があるのが分かる。
【0022】次に、第1実施形態の特徴となる動作を説
明する。圧力センサ11の電源端子T1には、スパン温
度補正回路13からボルテージホロワ12を介して、1
次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ持つ温度
特性となる電圧Vcc(t)が印加する。これにより、圧力
センサ11から、スパン温度変動成分が除去または低減
された検出電圧Vs(t) が出力される。
【0023】この検出電圧Vs(t) は、差動増幅回路1
5においてゲインGで増幅され、出力電圧Vout(t) と
して出力される。このとき、ゲインGで増幅された圧力
センサ11のオフセットG×Vos(t)は、オフセット温
度補正回路14で生成された電圧Vof(t)により除去ま
たは低減される。これにより、差動増幅回路15の出力
は、温度依存性の無いまたは低減された高精度な検出出
力になる。
【0024】以上により、圧力センサ11のオフセット
およびスパンの温度特性に対して2次温度変動成分まで
も補償することができ、図2(c)に示すような高精度
な検出出力を得ることができる。
【0025】図3は本発明の第2実施形態に係る圧力セ
ンサ温度補償回路の構成図、図4は図3に示す各部の温
度特性図で、これらの図を用いて以下に第2実施形態の
説明を行う。
【0026】図3に示す圧力センサ温度補償回路は、圧
力センサ11、ボルテージホロワ12および差動増幅回
路15を第1実施形態と同様に備えているほか、第1実
施形態との相違点として、スパン温度補正回路23およ
びオフセット温度補正回路24を備えている。
【0027】スパン温度補正回路23は、出力端子がボ
ルテージホロワ12を介して圧力センサ11の電源端子
T1に接続される演算増幅器231と、1次で負の温度
特性となる電圧Vbg1(t) を生成して演算増幅器231
の非反転入力端子に印加するバンドギャップリファレン
ス回路232と、1次で正の温度特性を持ち、演算増幅
器231の反転入力端子および出力端子間に接続される
感温抵抗Rt23と、演算増幅器231の反転入力端子
とグランドとの間に接続される抵抗R23とにより構成
されている。
【0028】また、上記バンドギャップリファレンス回
路232は、電源およびグランド間に直列に接続される
抵抗R231,R232およびトランジスタ(ダイオー
ド)Q231と、電源およびグランド間に直列に接続さ
れる抵抗R233およびトランジスタ(ダイオード)Q
232と、抵抗R231,232の接続点に非反転入力
端子が接続され、抵抗R233およびトランジスタQ2
32の接続点に反転入力端子が接続される演算増幅器2
33とにより構成されている。
【0029】そして、上記構成のスパン温度補正回路2
3は、第1実施形態と同様に、電源電圧Vcc(t)として
の出力電圧が、圧力センサ11の両出力端子T3,T4
間に発生し1次で負および2次で正の両温度変動成分を
併せ持つスパン温度変動成分を打ち消すように、1次で
正および2次で負の両温度変動成分を併せ持つ温度特性
を持つように設定される。
【0030】ここで、スパン温度補正回路23の出力を
1次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ持つ温
度特性にするための条件を説明する。周囲温度をtとし
たとき、バンドギャップリファレンス回路232の電圧
Vbg1(t) を次の(式2)で表すことができ、また、感
温抵抗Rt23の温度特性Rt23(t) を次の(式3)で
表すことができる。ただし、b2,c2,b3,c3は
定数で、b2<0、b3>0である。
【0031】Vbg1(t)=b2×t+c2 (式2) Rt23(t)=b3×t+c3 (式3) この場合、電源端子T1に印加する電圧Vcc(t)は、次
式で示される温度特性を持つことになる。
【0032】 ただし、A=b2×b3/R23、B=b2+(b2×
c3+c2×b3)/R23、C=c2+c2×c3/
R23である。
【0033】従って、Aは負であるので、Rt23(t)×
Vbg1(t)の微分値あるいはBが正になるように設定す
れば、スパン温度補正回路23の出力が1次で正および
2次で負の両温度変動成分を併せ持つ温度特性となる。
【0034】オフセット温度補正回路24は、基準電圧
としての電圧Vof(t)を出力する演算増幅器241と、
1次で負の温度特性となる電圧Vbg2(t) を生成して演
算増幅器241の非反転入力端子に印加するバンドギャ
ップリファレンス回路242と、1次で正の温度特性を
持ち、演算増幅器241の反転入力端子および出力端子
間に接続される感温抵抗Rt24と、演算増幅器241
の反転入力端子とグランドとの間に接続される抵抗R2
4とにより構成されている。
【0035】また、上記バンドギャップリファレンス回
路242は、電源およびグランド間に直列に接続される
抵抗R241,R242およびトランジスタ(ダイオー
ド)Q241と、電源およびグランド間に直列に接続さ
れる抵抗R243およびトランジスタ(ダイオード)Q
242と、抵抗R241,242の接続点に非反転入力
端子が接続され、抵抗R243およびトランジスタQ2
42の接続点に反転入力端子が接続される演算増幅器2
43とにより構成されている。
【0036】そして、上記構成のオフセット温度補正回
路24は、スパン温度補正回路23と同様に、出力が1
次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ持つ温度
特性となるように、且つ第1実施形態と同様に、電圧V
of(t)が−G×Vos(t)と等しくなるように設定され
る。
【0037】次に、本圧力センサ温度補償回路の動作を
説明すると、圧力センサ11の電源端子T1には、スパ
ン温度補正回路23からボルテージホロワ12を介し
て、1次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ持
つ温度特性となる電圧Vcc(t)が印加する。これによ
り、圧力センサ11から、スパン温度変動成分が除去ま
たは低減された検出電圧Vs(t) が出力される。
【0038】この検出電圧Vs(t) は、差動増幅回路1
5においてゲインGで増幅され、出力電圧Vout(t) と
して出力される。このとき、ゲインGで増幅された圧力
センサ11のオフセットG×Vos(t)は、オフセット温
度補正回路24で生成された電圧Vof(t)により除去ま
たは低減される。これにより、差動増幅回路15の出力
は、温度依存性の無いまたは低減された高精度な検出出
力になる。
【0039】以上により、圧力センサ11のオフセット
およびスパンの温度特性に対して2次温度変動成分まで
も補償することができ、高精度な検出出力を得ることが
できる(図4に示すVout(t)/Vout(t0) 参照)。
【0040】図5は本発明の第3実施形態に係る圧力セ
ンサ温度補償回路の構成図、図6は図5に示す各部の温
度特性図で、これらの図を用いて以下に第3実施形態の
説明を行う。
【0041】図5に示す圧力センサ温度補償回路は、圧
力センサ11、ボルテージホロワ12および差動増幅回
路15を第2実施形態と同様に備えているほか、第2実
施形態との相違点として、圧力センサ11におけるスパ
ンの温度特性とオフセットの温度特性とを一致させる手
段と、1次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ
持つ温度特性となる電圧を生成するオフセット・スパン
温度補正回路36とを備えている。
【0042】上記手段として、例えば、ボルテージホロ
ワ12の出力端子と圧力センサ11の電源端子T1との
間にスパンの曲がり成分調整用の抵抗Rsa1 を接続すれ
ば、圧力センサ11のスパンの温度特性が変わるので、
スパンの温度特性をオフセットの温度特性に一致(ほぼ
一致)させることができる。
【0043】なお、これに限らず、圧力センサ11を構
成するブリッジ回路構成の抵抗Rs1〜Rs4のいずれか
に、オフセットの曲がり成分調整用の抵抗を接続すれば
(図5のRoa1 またはRoa2 参照)、圧力センサ11の
オフセットの温度特性が変わるので、オフセットの温度
特性をスパンの温度特性に一致させることができる。
【0044】オフセット・スパン温度補正回路36は、
圧力センサ11の電源端子T1側および差動増幅回路1
5内のボルテージホロワ154の入力端子に出力端子が
接続される演算増幅器361と、1次で負の温度特性と
なる電圧Vbg3(t) を生成して演算増幅器361の非反
転入力端子に印加するバンドギャップリファレンス回路
362と、1次で正の温度特性を持ち、演算増幅器36
1の反転入力端子および出力端子間に接続される感温抵
抗Rt36と、演算増幅器361の反転入力端子とグラ
ンドとの間に接続される抵抗R36とにより構成されて
いる。
【0045】また、上記バンドギャップリファレンス回
路362は、電源およびグランド間に直列に接続される
抵抗R361,R362およびトランジスタ(ダイオー
ド)Q361と、電源およびグランド間に直列に接続さ
れる抵抗R363およびトランジスタ(ダイオード)Q
362と、抵抗R361,362の接続点に非反転入力
端子が接続され、抵抗R363およびトランジスタQ3
62の接続点に反転入力端子が接続される演算増幅器3
63とにより構成されている。
【0046】そして、圧力センサ11におけるスパンお
よびオフセットの両温度特性が一致しているので、上記
構成のオフセット・スパン温度補正回路36は、出力が
1次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ持つ温
度特性になるように設定されるとともに、電源電圧Vcc
(t)としては、圧力センサ11の両出力端子T3,T4
間に発生し1次で負および2次で正の両温度変動成分を
併せ持つスパン温度変動成分を打ち消し、且つ基準電圧
Vof(t)としては、−G×Vos(t)と等しくなるように
設定される。
【0047】次に、本圧力センサ温度補償回路の動作を
説明すると、圧力センサ11の電源端子T1には、オフ
セット・スパン温度補正回路36からボルテージホロワ
12を介して、1次で正および2次で負の両温度変動成
分を併せ持つ温度特性となる電圧Vcc(t)が印加する。
これにより、圧力センサ11から、スパン温度変動成分
が除去または低減された検出電圧Vs(t) が出力され
る。
【0048】この検出電圧Vs(t) は、差動増幅回路1
5においてゲインGで増幅され、出力電圧Vout(t) と
して出力される。このとき、ゲインGで増幅された圧力
センサ11のオフセットG×Vos(t)は、オフセット・
スパン温度補正回路36で生成された電圧Vof(t)によ
り除去または低減される。これにより、差動増幅回路1
5の出力は、温度依存性の無いまたは低減された高精度
な検出出力になる。
【0049】以上により、圧力センサ11のオフセット
およびスパンの温度特性に対して2次温度変動成分まで
も補償することができ、高精度な検出出力を得ることが
できる(図6に示すVout(t)/Vout(t0) 参照)。ま
た、回路の簡単化を図ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、ブリッジ回路構成の抵抗により
成り、物理量に応じたレベルの検出信号を発生し、この
検出信号のオフセットおよび感度が1次で負および2次
で正の両温度変動成分を併せ持つ温度特性となる圧力セ
ンサと、1次で正および2次で負の両温度変動成分を併
せ持つ温度特性となる電圧を生成し、この電圧を電源電
圧としてバッファアンプを介して前記圧力センサに印加
するスパン温度補正回路と、1次で正および2次で負の
両温度変動成分を併せ持つ温度特性となる電圧を生成す
るオフセット温度補正回路と、前記オフセット温度補正
回路で生成された電圧を基準電圧に用いて前記圧力セン
サの検出信号を増幅する差動増幅回路とを備えるので、
圧力センサのオフセットおよびスパンの温度特性に対し
て2次温度変動成分までも補償することができる高精度
な圧力センサ温度補償回路を提供することが可能にな
る。
【0051】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の圧力センサ温度補償回路において、前記スパン温度
補正回路は、出力端子が前記バッファアンプを介して前
記圧力センサに接続される第1演算増幅器と、1次で負
の温度特性となる電圧を生成して前記第1演算増幅器の
非反転入力端子に印加するバンドギャップリファレンス
回路と、1次で正の温度特性を持ち、前記第1演算増幅
器の反転入力端子および出力端子間に接続される感温抵
抗と、前記第1演算増幅器の反転入力端子とグランドと
の間に接続される抵抗とにより成り、前記オフセット温
度補正回路は、前記基準電圧としての電圧を出力する第
2演算増幅器と、1次で負の温度特性となる電圧を生成
して前記第2演算増幅器の非反転入力端子に印加するバ
ンドギャップリファレンス回路と、1次で正の温度特性
を持ち、前記第2演算増幅器の反転入力端子および出力
端子間に接続される感温抵抗と、前記第2演算増幅器の
反転入力端子とグランドとの間に接続される抵抗とによ
り成るので、圧力センサのオフセットおよびスパンの温
度特性に対して2次温度変動成分までも補償することが
できる高精度な圧力センサ温度補償回路を提供すること
が可能になる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の圧力センサ温度補償回路において、前記バッファア
ンプと前記圧力センサとの間に介設され、スパンの曲が
り成分を調整し、スパンの温度特性をオフセットの温度
特性に一致させる抵抗を備えるので、回路の簡単化が可
能になる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の圧力センサ温度補償回路において、前記圧力センサ
を構成するブリッジ回路構成の抵抗に並列に接続され、
オフセットの曲がり成分を調整し、オフセットの温度特
性をスパンの温度特性に一致させる抵抗を備えるので、
回路の簡単化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧力センサ温度補
償回路の構成図である。
【図2】図1に示す主要各部の温度特性図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る圧力センサ温度補
償回路の構成図である。
【図4】図3に示す各部の温度特性図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る圧力センサ温度補
償回路の構成図である。
【図6】図5に示す各部の温度特性図である。
【図7】圧力センサ温度補償回路の従来構成例を示す図
である。
【図8】図7に示す主要各部の温度特性図である。
【符号の説明】
11 圧力センサ 12 ボルテージホロワ 13,23 スパン温度補正回路 14,24 オフセット温度補正回路 15 差動増幅回路 36 オフセット・スパン温度補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F049 AA12 CA12 2F055 AA40 BB20 CC60 DD04 EE13 FF02 GG32 GG33 GG34 2F075 AA03 AA06 AA08 CC03 EE04 EE08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブリッジ回路構成の抵抗により成り、物
    理量に応じたレベルの検出信号を発生し、この検出信号
    のオフセットおよび感度が1次で負および2次で正の両
    温度変動成分を併せ持つ温度特性となる圧力センサと、 1次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ持つ温
    度特性となる電圧を生成し、この電圧を電源電圧として
    バッファアンプを介して前記圧力センサに印加するスパ
    ン温度補正回路と、 1次で正および2次で負の両温度変動成分を併せ持つ温
    度特性となる電圧を生成するオフセット温度補正回路
    と、 前記オフセット温度補正回路で生成された電圧を基準電
    圧に用いて前記圧力センサの検出信号を増幅する差動増
    幅回路とを備える圧力センサ温度補償回路。
  2. 【請求項2】 前記スパン温度補正回路は、出力端子が
    前記バッファアンプを介して前記圧力センサに接続され
    る第1演算増幅器と、1次で負の温度特性となる電圧を
    生成して前記第1演算増幅器の非反転入力端子に印加す
    るバンドギャップリファレンス回路と、1次で正の温度
    特性を持ち、前記第1演算増幅器の反転入力端子および
    出力端子間に接続される感温抵抗と、前記第1演算増幅
    器の反転入力端子とグランドとの間に接続される抵抗と
    により成り、 前記オフセット温度補正回路は、前記基準電圧としての
    電圧を出力する第2演算増幅器と、1次で負の温度特性
    となる電圧を生成して前記第2演算増幅器の非反転入力
    端子に印加するバンドギャップリファレンス回路と、1
    次で正の温度特性を持ち、前記第2演算増幅器の反転入
    力端子および出力端子間に接続される感温抵抗と、前記
    第2演算増幅器の反転入力端子とグランドとの間に接続
    される抵抗とにより成る請求項1記載の圧力センサ温度
    補償回路。
  3. 【請求項3】 前記バッファアンプと前記圧力センサと
    の間に介設され、スパンの曲がり成分を調整し、スパン
    の温度特性をオフセットの温度特性に一致させる抵抗を
    備える請求項2記載の圧力センサ温度補償回路。
  4. 【請求項4】 前記圧力センサを構成するブリッジ回路
    構成の抵抗に並列に接続され、オフセットの曲がり成分
    を調整し、オフセットの温度特性をスパンの温度特性に
    一致させる抵抗を備える請求項2記載の圧力センサ温度
    補償回路。
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