JP2008506902A - シール装置 - Google Patents

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Abstract

ブッシング(122)は、内面(140)、外面(138)、第1の端部、及び第2の端部を有する。端面(142)は、第1の端部及び第2の端部の各々の少なくとも一部を形成する。外面(138)と端面(142)のうちの少なくとも一方は、約1200ヌープよりも大きい硬度レベルを有する材料を含む被膜から少なくとも部分的に形成されたシール面(144)を有する。このシール面(144)は、約35ミクロンよりも大きい厚さと、約0.25ミクロンよりも小さい平均粗さ(Ra)を有する。一実施形態では、ブッシング(122)は、履帯式作業機械用の無限軌道で用いられ得る。

Description

本開示内容は、シール装置に関し、特に、本開示内容は、履帯式作業機械用の無限軌道で好適に用いられるシール装置に関する。
端面シールは、通常、厳しい使用環境で用いられ、グリットや水などの外部の汚染物質を、相対的に移動する構成部材間の接合部から排除し、そこに潤滑剤を保持する。この種のシールのかかる用途例の1つとしては、履帯式作業機械上の無限軌道のピン継手がある。このような履帯は、しばしば、摩擦及び/又は腐食環境で動作する。履帯の接合部は、砂漠又は北極地帯のいずれかで見られる極限に達し得る温度で、どろ、ほこり、砂、又は岩石などの腐食物質及び/又は摩擦物質にさらされることがある。
このような摩擦物質を効果的にシールし、潤滑剤を効果的に封じ込めるには、端面シールは、関連するブッシングの端面と噛み合い、シール係合するように形成される。しかしながら、ブッシングが端面シールに対して回転するので、シールがブッシングを磨耗し得るか、あるいは、ブッシングがシールを磨耗し得る。ブッシング及び/又はシールが磨耗すると、シールの有効性が低減し、漏出が生じ、砂やグリットなどの摩擦物質がブッシングとシールとの間の領域に進入する可能性があり得る。一旦、こういったことが生じると、磨耗が加速化し、結果的に、より多くの漏出や磨耗が生じる。端面シール又はブッシングの寿命が履帯の寿命を制限し得るため、シール及びブッシングの延命が履帯式作業機械の寿命を延長し得る。
端面シールと接触するブッシングの寿命を延長するための公知な装置が、本願出願人の所有する(特許文献1)に開示されている。この(特許文献1)に開示された装置は、ブッシングの端面に蒸着により施された窒化クロム薄膜を含む。この薄膜の厚みは、約10ミクロンである。しかしながら、かかる被膜は、すぐに磨耗し、ブッシングの寿命を若干しか延ばし得ない。この被膜の厚さを増すことは、必ずしも望ましくはない。例えば、薄膜蒸着技術を用いて塗布した被膜をより厚くすると、破損したり砕ける傾向があり、さらには磨耗を加速化し得る。
米国特許第6,145,941号明細書
本開示のシール装置は、改善されたシール装置の産業における既存の必要性の1つ以上を満たすものである。
本開示内容は、一形態において、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を備えるブッシングに関する。端面が、第1の端部及び第2の端部の各々の少なくとも一部を形成する。外面及び端面の少なくとも一方は、約1200ヌープよりも大きい硬度レベルを有する材料を含む被膜から少なくとも部分的に形成されたシール面を有する。シール面は、約35ミクロンより大きい厚さと約0.25ミクロンよりも小さい平均粗さ(Ra)を有する。
本開示内容は、他の形態において、相対移動可能なシール及びブッシングをシールする方法に関する。本方法は、ブッシングの外面と端面のうちの少なくとも一方に被膜を施してシール面を形成する工程を含む。シール面は、約1200ヌープよりも大きい硬度を有する材料から少なくとも部分的に形成され、約35ミクロンよりも大きい厚さである。シール面の平均粗さは、約0.25ミクロン以下まで低減される。シールは、ブッシングの潤滑を促進するようにシール面と接触した状態に配置される。さらに、シールは、ブッシングに対して移動可能である。
以下、添付図面に示された例示的実施形態について詳細を記載する。可能な限り、図面を通して同一又は類似の部分を参照するのに、同一の参照符号を用いるものとする。
図1は、履帯式作業機械用の無限軌道の履帯接合部100の一端の例示的実施形態を示している。履帯接合部100は、回動自在に相互連結して重ね合わされた第1及び第2のリンク102及び104と、履帯ピン106と、シール装置108とを備える。リンク102及び104は、履帯接合部100から延び、隣接する履帯接合部(図示せず)に接続して履帯式作業機械用の履帯を形成する。
図2は、図1に示した履帯接合部100の拡大図である。図2に最も良く分かるように、第1のリンク102は、軸方向外向きに対面するボア面112、円筒状面114、及び隅部116により画定されるカウンタボア110を備える。
シール装置108は、リンク102及び104の中間に配置され、履帯ピン106を通ってピボット軸118に沿って同軸に取り付けられ得る。シール装置108は、ブッシング122とシール組立体124とを備え得る。加えて、シール装置は、ブッシング122及びシール組立体124により少なくとも部分的に形成され得る潤滑剤保持室126を備え得る。
シール組立体124は、環状シール128、スペーサリング130、及び負荷リング132を備え得る。環状シール128は、第1のリンク102のカウンタボア110内のピボット軸118と略同心円状に配置され得る。環状シール128は、潤滑剤保持室126内の潤滑剤の保持を確実とし、その中に汚染物質が進入するのを防ぐために、ブッシング122とシール係合する。この環状シール128は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、金属、セラミック、及び/又はポリウレタンなどの熱硬化性エラストマを含み得る。しかしながら、環状シール128は、当該技術分野で知られた他の材料から形成することもできる。
環状シール128には、ブッシング122に係合する一体式のシールリップ134が設けられ得る。加えて、環状基部136が環状シール128の一部として備えられ得る。この環状基部は、シールリップ134を支持するために略L字状の断面構造を有し得る。
負荷リング132は、環状シール128と一体化されていても一体化されていなくてもよく、カウンタボア110内に環状シール128を支持し、環状基部136とカウンタボア110との両方に固定的にシール係合し得る。負荷リング132は、例えば、ゴムなどのエラストマ弾性材料から構成され得る。スペーサリング130は、第1のリンク102のボア面112とブッシング122とに隣接する履帯ピン106上に遊動自在に位置し、これらの間の軸方向の最小距離を限定し得る。
略円筒状ブッシング122は、ピボット軸118と略同軸に配置され得るものであり、外面138、内面140、及びそれぞれが端面142を有する2つの端部を備え得る。ブッシング122は、履帯ピン106などの他の構成部材を受け取る開口部を有する任意の基板材料から形成され得る。図示された例示的実施形態では、端面142は、外面138と内面140との間に延びる単一面を有する。しかしながら、端面142は、複数の面や曲面又は当業者にとって明らかな他の形状を含むように段差がつけられても良い。外面138は、第2のリンク104に接触し得るものであり、内面140は、履帯ピン106と回転可能に接触し得る。ブッシング122は、ピボット軸118に沿って任意の長さを有し得るものであり、ブッシング122が座金である場合などに、比較的平坦となり得る。
シール面144は、図2に示す端面142の一部又は全体、又は、図3に示す外面138の一部又は全体を形成し得る。シール面144は、約1200ヌープより大きい硬度、また、一例示的実施形態では、1400ヌープよりも大きい硬度を有する材料から少なくとも部分的に形成され得る。シール面144は、耐食性材料と耐摩擦性材料を含み得る。一例示的実施形態では、耐摩擦性材料は、炭化物、窒化物、ホウ化物、酸化物、金属ガラスなどのうちの少なくとも1つを含む。耐食性材料は、ニッケル、タングステン、チタン、クロム、アルミニウム、金属ガラスなどのうちの少なくとも1つを含み得る。一例示的実施形態では、耐食性材料は、複数の耐摩擦性材料の粒子間に存在する結合剤であっても良い。例えば、シール面144は、コバルトの結合剤を含むタングステンの炭化物から形成され得る。他の実施例では、シール面144は、ニッケルクロム結合剤中に炭化クロムを含んでも良い。さらに他の実施例では、シール面144は、ニッケル及び/又はクロム結合剤中に炭化チタンを含んでも良い。さらに他の実施形態では、シール面144は、炭化物又は他の硬い相を有する結晶性金属マトリックスから形成されていても良い。
シール面144は、ブッシング122の端面を形成し得るため、ブッシングは、複数の異なる材料のいずれかから製造され得る。これらの材料は、強度、靭性、及びトライボロジー性能などの主要な負荷支持特性について調整されることができる。加えて、シール面144及びブッシング122のこれら特性の1つ以上は、摩擦及び/又は腐食による磨耗の耐性を高めるのに役立ち得る。例えば、これらの特性のいくつかとしては、被膜材料化学、硬度及び不活性などの被膜材特性、被膜材の厚み、被膜材の微細構造、被膜材密度、ブッシング又は基板材への被膜の物理的取付け、及び被膜の表面組織の組み合わせを含み得る。なお、被膜は、外面上を延びながらも、まさに、シール下の領域、又はシール及びその周辺領域下に存在し得ることは留意すべきである。
シール面144は、任意の数の異なる技術を用いて、ブッシング122に設けられ得る。一例示的実施形態では、シール面144は、ブッシング122上に吹き付けられ得る。例えば、シール面144は、コールドスプレー法又は高速酸素燃料(HVOF)溶射法などの溶射法を用いて施され得る。その代わりに、シール面144は、プラズマ溶射処理装置、ワイヤアーク溶射処理装置、燃焼溶射処理装置、又は爆発溶射処理装置を用いて形成されても良い。一例示的実施形態では、シール面144は、35ミクロンよりも大きい厚みを有し、他の実施形態では、50ミクロンよりも大きい厚みを有する。さらに他の実施形態では、厚みが75ミクロンよりも大きい。また、さらに他の例示的実施形態では、厚みが90ミクロン〜150ミクロンの範囲内である。しかしながら、シール面が様々な厚みを取り得ることは、当業者であれば理解するところであろう。
環状シール128のシールリップ134がシール面に沿ってスライド可能に移動するため、環状シールの寿命は、シール面の粗さによって影響を受け得る。よって、平滑な面であれば、環状シール128の磨耗を低減することができる。環状シール128の寿命を延ばすためには、シール面144は、約0.25ミクロン以下の平均粗さ(Ra)を有し得る。他の例示的実施形態では、Raは、約0.15ミクロン以下である。さらに他の例示的実施形態では、Raは、0.08ミクロン〜0.1ミクロンの範囲内である。Raは、端面の表面上で半径方向に測定されるものであり、まず、中間線より上の面積の合計が中間線より下の面積の合計と等しくなるように中間線に沿って表面を分割し、次に、中間線の上下の面積全ての絶対値を合計してサンプリング長さによりこの面積を除算することによって決定される。
シール面144は、ブッシング122の端面及び/又は外面138の全体を形成する必要はない。なお、シール面144が全端面142及び/又は外面138を通って延びるように図示されているが、シール面144は、端面142の一部のみ、及び/又は環状シール128に接触する外面138の一部のみを任意で形成するものであっても良いことは明らかとされるべきである。シールリップ134は、環状であることから、円形状の接触線を形成する環状リングにおいてシール面144と接触する。一例示的実施形態では、シール面144は、端面の面積よりも小さい面積を有し、シールリップ134の環状リングに直接対応する環状リングにおいて形成され得る。なお、端面142は、環状シール128と接触する任意の面であっても良いことも明らかにされるべきである。したがって、端面142は、ブッシング122の最も外側の特徴部である必要はないが、環状シール128と接触し得るくぼみ又は段差に形成されることができる。
一例示的実施形態では、ブッシング122は、ブッシング122に固定され端面142の少なくとも一部を形成する座金から部分的に形成され得る。座金は、ブッシング122のくぼみ、段差、又は切欠きに配置されるか、あるいは、さもなければ端面142の一部を形成するように施され得る。シール面144は、座金の一部を形成し、環状シール128と接触し得る。一例示的実施形態では、座金は、ブッシング122の一部を形成するように取り付けられる前に、シール面144を備える。他の例示的実施形態では、シール面は、座金がブッシング122の一部を形成するように取り付けられた後に座金に施され得る。
他の例示的実施形態では、ブッシング122は、ブッシング122に固定され外面138の少なくとも一部を形成するスリーブから部分的に形成され得る。このスリーブは、ブッシング122のくぼみ、段差、又は切欠きに配置されるか、あるいは、さもなければ外面138の一部を形成するように施され得る。シール面144は、スリーブの一部を形成し、環状シール128と接触し得る。一例示的実施形態では、スリーブは、ブッシング122の一部を形成するように取り付けられる前に、シール面144を備える。他の例示的実施形態では、シール面は、スリーブがブッシング122の一部を形成するように取り付けられた後にスリーブに施され得る。
図4は、他の例示的履帯接合部100を示している。上述したブッシング122に加えて、図4の履帯接合部100は、ブッシング122の各端部に挿入部材150を備え、カラー152が履帯接合部100の各端部の挿入部材150と隣接する。挿入部材150は、ブッシング122に隣接して配置され、ピンの周りに配置される。ブッシング122と挿入部材150との間の各界面、及び挿入部材150とカラー152との間の各界面は、シール組立体124及びシール面144を有するシール装置108を含む。
各挿入部材150は、端部を有し、一方の端部にはシール面144が形成され、他方の端部にはシール組立体124が配置される。挿入部材150内のシール組立体124は、ブッシング122のシール面144とシール接触する。加えて、カラー152は、その中に配置されたシール組立体124を備える。カラー152内のシール組立体124は、挿入部材150の端部を形成するシール面144とシール係合する。なお、挿入部材150は、一端又は両端にシール面を備え得るものであり、加えて、各端部にシール組立体128を備え得ることは、留意すべきである。同様に、カラー152は、一端以上にシール組立体124又はシール面144を備え得る。
以下、履帯式作業機械の履帯を製造する例示的方法を記載する。最初に、当該技術分野で標準的な任意の方法を用いて、ブッシングを形成し得る。例えば、ブッシングは、鋳造され、その後、機械加工され得るか、あるいは、その代わりに、固体材料から機械加工され得る。ブッシング122は、外面138、内面140、及び少なくとも1つの端面142を有するように形成され得る。ブッシング122は、形成後に、浸炭法、又は当該技術分野で知られる他の硬化法を用いて硬化され得る。一例示的実施形態では、座金は、端面142の少なくとも一部を形成するようにブッシングに取り付けられる。
その後、シール面144は、ブッシング122の端面142の少なくとも一部を形成するように施され得る。本例示的方法では、任意の数の方法を用いて、シール面を施す方法を実行することができるが、シール面144は、HVOF溶射法を用いて施される。このシール面144が施される前に、端面142は、清浄及び/又は粗面化されても良い。これは、例えば、グリットブラスト、水噴射粗面化、レーザ粗面化、又は他の粗面化技術を用いて実現され得る。グリットブラストは、あらゆる不純物を取り除くことにより端面142を完全に清浄し、シール面144が端面の一部となるようにしっかりと結合することができるように端面表面を粗面化し得る。
ブッシング122がグリットブラストを施された後、HVOF溶射法を用いて、例えば、炭化物被膜とし得るシール面144を端面142に施し得る。HVOF溶射法は、点火された酸素燃料混合物をHVOFガンから円形流で噴射することを含み得る。被膜材の粉末流は、円形炎により噴射及び形付けられ、均一な加熱、溶解、及び加速を付与し得る。部分的に又は完全に溶解した被膜材は、溶融又は軟化した状態で端面142に衝突し、端面142の一部となるように幾何学的に平坦となり、堆積し得る。
被膜材は、シール面144が所望の厚さ、例えば、約35ミクロンより大きい厚みとなるまで塗布され得る。他の実施例では、厚さが約50ミクロンよりも大きい。さらに他の実施例では、厚さが約75ミクロンよりも大きく、またさらに他の実施例では、厚さが90ミクロン〜150ミクロンの範囲にある。所望の厚さが実現されると、シール面144の平均粗さが低くなされ得る。Raを低くすることは、シール面144の研磨、研削、ホーニング仕上げ、及びラップ仕上げの少なくとも1つを行うことを含み得る。研磨は、ダイヤモンド研磨技術、又は当該技術分野で知られた他の技術を用いて実現され得る。一実施形態では、シール面144のRaが約0.25よりも小さい場合には、ブッシング122は、履帯装置上に組み立てられ得る。他の実施形態では、シール面144のRaは、約0.15ミクロンよりも小さい。
一例示的実施形態では、被膜は、座金上にシール面144を形成するように施され、その後、ブッシング122に取り付けられてブッシング122の少なくとも一部を形成する。他の例示的実施形態では、挿入部材150は、当該技術分野で知られた方法を用いて、ブッシングとして形成され得る。挿入部材150の少なくとも一端は、シール組立体124を受け取り及び/又は支持するように構成され得るとともに、他方の端部がシール面144を形成する被膜を含み得る。
履帯装置を組み立てるために、履帯ピン106は、ブッシング122を通して挿入され得る。加えて、環状シール128、スペーサリング130、及び負荷リング132はまた、第1のリンク102又は第2のリンク104などのリンクに装着され得る。図4に示した例示的実施形態では、履帯ピン106は、挿入部材150及びカラー152を通して挿入され得る。したがって、挿入部材150は、ブッシング122に隣接して配置され、ブッシング122とシール接触してシール組立体124を支持し得る。同様に、カラー152は、挿入部材150とシール接触して他のシール組立体124を支持し得る。
環状シール128がブッシング122のシール面とシール接触するように、当該技術分野で知られた方法を用いて、様々な部品が連結され得る。このようにして、ブッシングは、ピン106の回りを回転可能となる。75W−140鉱油又は合成油などの潤滑剤は、ブッシング122と履帯ピン106との間に施され、環状シール128及び端面142と隣り合う潤滑剤保持室126内に蓄積し得る。環状シール128は、端面142と直接接触するように構成され、潤滑剤保持室126に潤滑剤を保持し、汚れや砂などの汚染物質の進入を防ぐように動作し得る。各ブッシングは、第1のリンク102及び第2のリンク104などのリンクを通して、他のブッシングに取り付けられ、当該技術分野で知られた履帯を形成する。
一例示的実施形態では、シール面144は、ブッシング122の外面上に形成される。したがって、第2のリンク104とブッシング122との間の接点は、シール面144の特性を有する表面に沿って存在し得る。
本文で記載したブッシング122は、無限軌道機械に用いられた従来のブッシングよりも優れた利点を提供し得る。例えば、シール面144は、摩擦磨耗及び/又は腐食磨耗の耐性が向上され得るため、ブッシング122の耐用寿命が、以前のブッシングよりも長くなり得る。加えて、シール面144は、通常かかるようなストレスによっても、穴が開いたり、破損したり、及び/又は剥離することに対する耐性が向上され得る。したがって、ブッシングは、ブッシング122と接触する環状シール128からの磨耗に耐性を有し得る。さらに、シール面144は、ブッシング内への溝形成の耐性を向上させることにより、ブッシングが環状シール128からの磨耗に耐えられるようにし得る。ブッシング122の寿命が長くなることにより、ブッシング122を用いた履帯の寿命も延長され、これにより、休止時間を削減し、作業効率が高められる。
ブッシング122の寿命を潜在的に高めることに加えて、ブッシング122に接触するシールの寿命もまた延長され得る。これは、シール面144に接触するシールリップ134が従来のブッシングに接触するシールリップ134よりも遅い速度で磨耗し得るためである。
なお、本開示内容で記載したシール装置は、履帯式装置用のシール面に限られる必要はなく、他の応用例に用いることができることは、留意されるべきである。例えば、シール面144は、シールと動的又は摩擦接触する任意の表面上に用いることができる。このようないくつかの例は、車軸又は油圧シールロッド上のシール面を含み得る。加えて、シール装置は、連結用のピン接合部上で用いられ得る。また、シール装置は、ピンの半径方向シールとしても用いられ得る。他の利用法は、当業者により想定されることができるものである。なお、特許請求の範囲は、このような応用例を含むものと意図されることは留意すべきである。
なお、本開示の実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な変更変形が可能であることは、当業者にとって自明であろう。また、本発明の他の実施形態は、本文開示の本発明の明細書及び実施を考慮することにより、当業者にとって明らかである。なお、本文明細書及び実施例は、単に例示的なものとして考慮されるべきものと意図され、本発明の本来の範囲は、添付の特許請求の範囲及びそれと等価なものにより示される。
例示的履帯接合部の一部を示す断面図である。 図1の履帯接合部の一部を示す拡大断面図である。 他の例示的履帯接合部の一部を示す拡大断面図である。 他の例示的履帯接合部の一部を示す断面図である。

Claims (34)

  1. 内面(140)と、外面(138)と、第1の端部及び第2の端部と、
    第1の端部及び第2の端部のうちの少なくとも一方の少なくとも一部を形成する端面(142)とを備えるブッシング(122)であって、外面(138)と端面(142)の少なくとも一方が、約1200ヌープよりも大きい硬度レベルを有する材料を含む被膜から少なくとも部分的に形成されたシール面(144)を有し、シール面(144)が、約35ミクロンよりも大きい厚さを有し、約0.25ミクロンよりも小さい平均粗さ(Ra)を有するブッシング(122)。
  2. シール面(144)は、耐食性材料及び耐摩擦性材料を含む請求項1に記載のブッシング(122)。
  3. 耐食性材料は、ニッケル、クロム、及び金属ガラスのうちの少なくとも1つを含有する請求項2に記載のブッシング(122)。
  4. 耐摩擦性材料は、炭化物、ホウ化物、窒化物、酸化物、及び金属ガラスのうちの少なくとも1つを含有する請求項2に記載のブッシング(122)。
  5. 炭化物は、炭化クロム及び炭化チタンのうちの少なくとも1つである請求項4に記載のブッシング(122)。
  6. 耐食性材料は、耐摩擦性材料の複数の粒子間に位置する結合剤である請求項2に記載のブッシング(122)。
  7. シール面(144)は、約75ミクロンよりも大きい厚さである請求項1に記載のブッシング(122)。
  8. シール面(144)は、1400ヌープよりも大きい硬度を有する材料を含む被膜から少なくとも部分的に形成され、シール面(144)は、約0.1ミクロン以下のRaを有する請求項1に記載のブッシング(122)。
  9. 第1及び第2の端部のうちの少なくとも一方は、端面(142)の少なくとも一部を形成する座金を備える請求項1に記載のブッシング(122)。
  10. スリーブは、シール面(144)を有する外面(138)の少なくとも一部を形成する請求項1に記載のブッシング(122)。
  11. 作業機械用のシール装置(108)であって、
    内面(140)、外面(138)、及び端面(142)を備え、端面(142)と外面(138)の少なくとも一方の少なくとも一部が、約1200ヌープよりも大きい硬度レベルを有する材料を含む被膜から形成されたシール面(144)を有し、シール面(144)が約35ミクロンよりも大きい厚さと約0.25ミクロン以下の平均粗さ(Ra)を有するブッシング(122)と、
    シール面(144)とシール接触する環状シール部材を備え、環状シール部材とシール面(144)とはブッシング(122)の潤滑を促進するように構成されるシール組立体(124)と
    を備えるシール装置(108)。
  12. シール面(144)は、耐食性材料及び耐摩擦性材料を含有する請求項11に記載のシール装置(108)。
  13. 耐食性材料が、ニッケル、クロム、及び金属ガラスのうちの少なくとも1つを含有する請求項11に記載のシール装置(108)。
  14. 耐摩擦性材料が、炭化物、ホウ化物、窒化物、酸化物、及び金属ガラスのうちの少なくとも1つを含有する請求項12に記載のシール装置(108)。
  15. 炭化物は、炭化クロム及び炭化チタンのうちの少なくとも1つである請求項14に記載のシール装置(108)。
  16. 耐食性材料は、耐摩擦性材料の複数の粒子間に位置する結合剤である請求項12に記載のシール装置(108)。
  17. 被膜は、約75ミクロンよりも大きい厚さである請求項11に記載のシール装置(108)。
  18. 被膜は、約1400ヌープよりも大きい硬度を有する材料を含み、約0.1ミクロン以下のRaを有する請求項11に記載のシール装置(108)。
  19. シールは、円形の接触線を形成する環状リングでシール面(144)と係合する請求項11に記載のシール装置(108)。
  20. シール面(144)は、端面(142)の少なくとも一部上にあり、ブッシング(122)の外面(138)の少なくとも一部は、シール面(144)と同一の材料及び特性からなる被膜を有する請求項11に記載のシール装置(108)。
  21. シール部材は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、及び熱硬化性エラストマのうちの少なくとも1つから形成される請求項11に記載のシール装置(108)。
  22. シール面(144)は、端面(142)の表面積よりも小さい表面積を有する請求項11に記載のシール装置(108)。
  23. 第1及び第2の端部の少なくとも一方は、端面(142)の少なくとも一部を形成する座金を含む請求項11に記載のシール装置(108)。
  24. スリーブが、シール面(144)を有する外面(138)の少なくとも一部を形成する請求項11に記載のシール装置(108)。
  25. ブッシング(122)に隣接する挿入部材(150)を備え、挿入部材(150)が第1及び第2の端面(142)を有し、第1の端面(142)が、シール組立体(124)を支持するように構成され、第2の端面(142)が、約1200ヌープよりも大きい硬度レベルを有する材料を含む被膜から形成された第2のシール面(144)を有し、第2のシール面(144)が、約35ミクロンよりも大きい厚さであり、約0.25ミクロン以下の平均粗さ(Ra)を有する請求項11に記載のシール装置(108)。
  26. 履帯式作業機械用の履帯を製造する方法であって、
    外面(138)、内面(140)、及び端面(142)を有するブッシング(122)を形成する工程と、
    端面(142)と外面(138)のうちの少なくとも一方に、シール面(144)を形成する被膜を吹き付ける工程と、
    シール面(144)の平均粗さを低減する工程と、
    ブッシング(122)が周囲で回転可能となされるピンを、ブッシング(122)に挿入する工程と、
    ブッシング(122)の潤滑が促進されるのを支援するように、シールをシール面(144)と接触させた状態に配置する工程と、
    ブッシング(122)を履帯に取り付ける工程と
    を含む履帯式作業機械用の履帯を製造する方法。
  27. 平均粗さを低減する工程は、シール面(144)の研磨、研削、ホーニング仕上げ、及びラップ仕上げのうちの少なくとも1つを含む請求項26に記載の方法。
  28. 平均粗さを低減する工程は、平均粗さを約0.25ミクロン以下に低減する工程を含む請求項26に記載の方法。
  29. シール面(144)は、約1200ヌープよりも大きい硬度を有する材料を含む請求項26に記載の方法。
  30. 被膜を吹き付ける工程は、被膜が約75ミクロンよりも大きい厚さに達するまで被膜を施す工程を含む請求項26に記載の方法。
  31. 被膜を吹き付ける工程は、被膜を溶射形成する工程を含む請求項26に記載の方法。
  32. 被膜の溶射は、被膜の高速酸素燃料溶射を行う工程を含む請求項31に記載の方法。
  33. ブッシング(122)を形成する工程は、端面(142)の少なくとも一部を形成する座金をブッシング(122)に固定する工程を含む請求項26に記載の方法。
  34. ブッシング(122)を形成する工程は、ブッシング(122)の外面(138)の少なくとも一部を形成するスリーブを、ブッシング(122)に固定する工程を含む請求項26に記載の方法。
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