JP2008506463A - 可変投与量パッケージシステム - Google Patents

可変投与量パッケージシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2008506463A
JP2008506463A JP2007521585A JP2007521585A JP2008506463A JP 2008506463 A JP2008506463 A JP 2008506463A JP 2007521585 A JP2007521585 A JP 2007521585A JP 2007521585 A JP2007521585 A JP 2007521585A JP 2008506463 A JP2008506463 A JP 2008506463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package
formulation
unit dosage
subunit
dosage form
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007521585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008506463A5 (ja
Inventor
クルカルニー,シリシュクマール,ビー.
シャー,ヘマンシュ,エス.
Original Assignee
ゲーペーツェー ビオテック アーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ゲーペーツェー ビオテック アーゲー filed Critical ゲーペーツェー ビオテック アーゲー
Publication of JP2008506463A publication Critical patent/JP2008506463A/ja
Publication of JP2008506463A5 publication Critical patent/JP2008506463A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J1/00Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
    • A61J1/03Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes for pills or tablets
    • A61J1/035Blister-type containers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J7/00Devices for administering medicines orally, e.g. spoons; Pill counting devices; Arrangements for time indication or reminder for taking medicine
    • A61J7/04Arrangements for time indication or reminder for taking medicine, e.g. programmed dispensers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

【課題】
【解決手段】
本発明は、医薬品の分配及び/又は投与用、具体的には異なる製剤の組み合わせの分配及び/又は投与用パッケージ及びキットに関する。
【選択図】図1a

Description

本発明は、可変投与量パッケージシステムに関する。
本発明の背景
体表面積(bsa)等のパラメータに基づいた、個人に最も好適な特定の時間間隔で、所望の量の薬剤を投与するために、投与量送出の調整は患者にとって最も肝心である。これは、高力価の薬物又は治療係数が低い薬物の場合に特に重要であり、実質的に患者に害を与える不適切な投与量摂取の結果として、潜在的副作用が生じる。過剰な高力価の薬物又は治療係数が低い薬物を過剰投与された患者は、深刻な副作用が生じ、又は死ぬこともある。これに対して、不十分な量のこのような薬物を摂取した患者には、所望の治療効果が現れない。
異なる投与量強度が異なる同じ活性医薬品を提供することによって、所望の投与量の送出の問題に対して取り組むことは、この分野においてよく行われている。所望のトータル投与量がその患者にカスタマイズされるように、これらの有効な投与量強度、又はこれらの組み合わせのうちの1つがこの患者に処方される。例えば、シンスロイド(Synthroid(登録商標))(レボチロキシンナトリウム)は、甲状腺機能低下症及び下垂体性TSH抑制を有する患者に処方される合成甲状腺ホルモンであり、良性結節性甲状腺腫の治療、及び外科手術及びある種の甲状腺癌の管理における放射性ヨウ素療法と併用して使用される。シンスロイド(Synthroid(登録商標))(レボチロキシンナトリウム)は、25mcg、50mcg、75mcg、88mcg、100mcg、112mcg、125mcg、137mcg、150mcg、175mcg、200mcg、300mcg(マイクログラム)タブレットを含む複合投与形態で与えられる。別の例では、クマディン(Coumadin(登録商標))(ワルファリン(warfarin))は、肺塞栓症、心房細動、及び深部静脈血栓症を適切に治療する他に、心臓弁置換後の凝固を避ける、又は心臓麻痺又は心臓発作の再発を避けるために使用される抗凝血剤である。クマディン(Coumadin(登録商標))(ワルファリン(warfarin))は、1mg、2mg、2.5mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、7.5mg、及び10mgタブレットを含む多数の投与形態で入手可能である。種々の異なる強度によって、医師、薬剤師、介護士又は患者が混乱する可能性と共に、これらの薬剤の多数の異なる投与形態で製造することによって生じるコストと困難は、このような解決の制限と潜在的な不利益の例である。
癌治療薬は、一般的に高力価の治療薬と考えられており、慎重な投与量が要求され、しばしば患者の大きさ、体重、年齢、状態、性別又はその他の要因に応じて特定の患者にカスタマイズされる。現在、市場には、一握りの経口癌治療薬がある。しかしながら、現在、これらの治療薬は、患者にとって便利で安全なパッケージで入手できない。例えば、ゼローダ(Xeloda)(カペシタビン)は500mg及び150mgタブレットで製剤され、投与に際して、2つの個別の瓶にパッケージされる。患者は、医師によって個別の投与量を処方され、処方された投与量を達成するために、患者が500mg及び150mgタブレットの必要な組み合わせを摂取する必要がある。表1から分かるように(ゼローダ(Xeloda)(登録商標)の製剤情報から得た)、2つのタブレット強度の種々の数及び組み合わせが提供され、これらの組み合わせを厳守する重要性を、患者に確実に伝える必要がある。この投与法は、単純に、例えば2つの瓶を混同することによって、不正確に組み合わせたタブレットを摂取するといった誤りが生じる傾向がある。これは、例えば患者の年齢、患者の持つ視力、言語知識、読むレベルに応じて、ある種の患者の特別な問題である。更に、癌患者は、しばしば悩み、感情的に不安になり又は混同する−これはしばしば、多くの癌患者が高齢であるため、単に、このような疾患を患っている知識に対処する感情的なトラウマからである。
加えて、瓶の非保護ピル(ルーズピル又は「素」錠)を提供することによって、薬剤師と患者の双方が、それらを物理的に扱わなければならない。ピルを扱うことは、破損、破壊、破裂又はその他の損傷をピルに引き起こし、ピルの粉、又はその他の破片が失われ、局所環境が失われる、又は入ることがある。これは、扱う人にとって有毒である高力価の薬物又は治療係数が低い薬物に伴う問題である。例えば、プロペシア(Propecia(登録商標))(フィナステライド)は、男性の頭頂部(頭頂)及び前頭部の男性型抜け毛症を治療するために、タブレット形状で投与される。このタブレットは、通常の取扱の間の有効成分との接触を避けるために、被覆されており、これによってヒトにとって安全であると考えられている。しかし、特に粉砕又は破壊された場合、有効成分が男児胎児の性器に異常を引き起こすかもしれない危険性から、妊娠している又は妊娠しているかもしれない女性は、このタブレットを摂取したり、取り扱うべきではない。
個人投与量の薬物を貯蔵及び分配するパッケージシステムの概念は、この分野においてよく知られている。しかし、これらの解決手段の多くは、適切な薬物投与に関連するラベリングの問題に取り組むことが目的である。例えば、米国特許第6,082,544号である。その他のパッケージシステムは、米国特許第6,412,636号、米国特許第6,047,829号、米国特許第6,230,893号、及びMeadWestvaco Healthcare Packagingの「Surepak」システム等にあるように、子供にとって安全な解決策を提供する。
必要なことは、治療薬の投与用パッケージであり、その他の送出又はパッケージング解決策を越える利点を提供するような方法で、可変投与量治療法のカスタマイズされた投与量の患者に対する送出を可能にすることである。このような利点には、より少数の標準単位を使用して達成される多数の投与レベルを組み合わせることができるパッケージ、患者又は処方する薬剤師にとってより安全であるパッケージ、又は患者がより容易に治療法に適確に従うことができるパッケージによって提供されることが含まれる。例として、このような発明は、年老いた前立腺癌患者が、正確な量の抗癌ピルを摂取するための製剤パッケージを提供し、このため、治療の成功又は生活の質の向上の機会が増える。
本発明の概要
本発明は、特定の患者又は治療法に対する薬物の投与を調整することを容易にするパッケージに関する。従って、ある実施例では、本発明は、カスタマイズされた投与量の可変投与量治療法を提供するためのパッケージであって、
(a)製剤Aの複数の相互に関連した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットAと;
(b)製剤Bの複数の相互に関連した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットBと;
(c)少なくとも1つのサブユニットAを少なくとも1つのサブユニットBに物理的に結合させるための手段と;
を具え、
製剤Aと製剤Bが異なり;
投与が、各サブユニットから1単位投与形態を具え、前記投与が、パッケージに、又はパッケージからサブユニットA又はBを加える、又は取り除くことによって、患者用にカスタマイズされる、
パッケージに関する。
本発明は、更にカスタマイズされた投与量の可変投与量治療法を組み立てる、又は準備するキットであって、
(a)製剤Aの複数の相互に関連した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットAと;
(b)製剤Bの複数の相互に関連した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットBと;
(c)少なくとも1つのサブユニットAを少なくとも1つのサブユニットBに物理的に結合させるための手段と;
を具え、
製剤Aと製剤Bが異なり、前記カスタマイズされた投与が、パッケージで提供される、
キットに関する。
ある実施例では、各単位投与形態は、破裂できるセルに封入されている。好ましい実施例では、各単位投与形態は、ブリスターパック又はホイルパックに封入されている。最も好ましくは、各単位投与形態は、ブリスターパックに封入される。好ましいこのような実施例では、サブユニットが、一片のブリスターパックであり、各ブリスターパックが、単一単位投与形態を含んでいる。
ある実施例では、各サブユニットが、複数の単位投与形態を含み、各サブユニットの単位投与形態の数は、一貫した又は漸減する投与をそれぞれ達成するために、パッケージ又はキットのその他のサブユニットの単位投与形態の数と等しくても等しくなくてもよい。好ましい実施例では、各サブユニットの単位投与形態の数は等しい。
ある実施例では、少なくとも1つのサブユニットAは、少なくとも1つのサブユニットBと物理的に結合している。好ましい実施例では、製剤Aの単位投与形態と製剤Bの単位投与形態が、各行が1回分であり、各列がサブユニットであるような格子状に配置されている。このような好ましい実施例では、キット又はパッケージの投与量の総数が3から35であり、より好ましくは5から14であり、更に好ましくは約14、約7、又は約5である。最も好ましい実施例では、キット又はパッケージの投与量の総数が、約5である。連続した日で標識される必要はないが、各投与量は、その週又はその月の日で指定されてもよい。
好ましい実施例では、パッケージ又はキットは、サトラプラチン(satraplatin)等の経口で利用できる白金錯体のカスタマイズされた投与量を提供する。
本発明のキット又はパッケージは、少なくとも1つのサブユニットAを、少なくとも1つのサブユニットB、又は製剤Bを伴う製剤Aの単位投与形態と、物理的に結合する手段を含んでもよい。ある実施例では、サブユニットAをサブユニットBを物理的に結合する手段、又は製剤Bと製剤Aの単位投与形態は、位置決定手段を具える。具体的な実施例では、この位置決定手段は、サブユニットA又はB、又は製剤A又はBの単位投与形態の適切な数を摂取するように構成されたテンプレート又はフレーム、及び1つ又はそれ以上の区画、配置、接着位置、又はスロットである。ある実施例では、位置決定手段が、所定の1組のサブユニットA又はB、又は製剤A又はBの単位投与形態で部分的に充填されてよい。
ある実施例では、少なくとも1つのサブユニットBと少なくとも1つのサブユニットAを物理的に接続する手段は、サブユニットBのレセプタクルを通すように構成されたサブユニットA上の付属物を具える。別の実施例では、少なくとも1つのサブユニットBと少なくとも1つのサブユニットAを物理的に結合する手段が、サブユニットBに接着するように構成されたサブユニットA上の接着単位領域を具える。別の実施例では、サブユニットAをサブユニットBに物理的に結合する手段は、サブユニットA又はBの適切な数を摂取するように構成されたテンプレート及び1つ又はそれ以上の区画、配置、クリップ、締め具、ソケット、接着位置又はスロット等の位置決め手段を具える。
好ましいこのような実施例では、各投与量を、キット又はパッケージから個別に取り出すことができる。
本発明のある実施例では、キット又はパッケージが、患者が所定の間隔でキット又はパッケージの各サブユニットA及びBから単位投与形態を摂取するための指示書を更に具える。この指示書は、製剤A及びBの単位投与形態の同時又は逐次摂取を要求するものであってもしないものであってもよい。
別の実施例では、キット又はパッケージが、患者が製剤Cの複数の単位投与形態を更に具え、製剤Cは、製剤Aと製剤Bのそれぞれとは異なる。好ましい実施例では、Aの単位投与形態、Bの単位投与形態、Cの単位投与形態は共に、各行が1回分であり、各列がサブユニットである格子状に配置されている。このような実施例では、製剤A、製剤B、及び製剤Cそれぞれが、有効成分Xを具え、各製剤A、B、及びCの単位投与形態の有効成分Xの量は、他の2つの製剤の単位投与形態の有効成分Xの量とは異なっている。このような実施例では、キット又はパッケージが、患者が各サブユニットCから単位投与量を摂取するための指示書を更に具えている。
本発明は更に、本発明のパッケージを組み立てる又は準備する方法に関する。別の態様では、本発明は、本発明のパッケージ又はキットを投与又は分配することによって、疾患を患っている患者を治療する方法に関する。
本発明のその他の特徴及び利点は、次の記載、及び特許請求の範囲から明らかになるであろう。
本発明の詳細な説明
本発明は、特定の患者への薬物投与のオーダーメード又は治療計画を容易にするパッケージ又はキットに関する。一般的に、本発明は、少なくとも2つの異なる製剤処方の単位投与形態を関連させて、この2つの製剤の簡便で管理された投与を行うキット及びパッケージを提供する。異なる製剤は、異なる有効成分を具える製剤、量が異なる(低投与量形態及び高投与量形態等)同じ有効成分を具える製剤、放出特性が異なる(即効性及び徐放性等)を有する製剤、又はこれらの又はその他の異なる製剤の任意の組み合わせであってよい。好ましくは、本明細書で開示されている種々の実施例で使用される少なくとも1つの投与形態は、タブレット、ジェルキャップ、及びカプセル等の経口投与可能な形態であるが、本明細書で開示されている発明の精神から逸脱することなくその他の単位投与形態を使用することができる。ある実施例では、異なる製剤が互いに異なる投与形態で存在する。
例えば、図1aに示すように、パッケージは長方形であってもよい。図に示すパッケージは、複数のサブユニットA1及び複数のサブユニットB2を具え、これは、図1aに列として示されている。各サブユニットは、複数の製剤A4又は製剤B5が相互に関連した単位投与形態を具え、この単位投与形態は、格子状に配置され、各サブユニット内での単位投与形態は、好ましくは同一である。すなわち、特定のサブユニットに含まれる全投与形態は、パッケージ内でその他のサブユニットの投与形態とは異なっていてもよいが、そのサブユニット中でその他の投与形態と代替でき、同一である。パッケージ又はキットの一部を形成するサブユニットは、いずれかの、又は全ての製剤を予め形成した相互関連を有していてもよく、又は製剤を物理的に結合する手段によって形成することができる。
ある種の実施例では、単位投与形態は、破裂できるセルに封入されている。このような破裂できるセルは、1つ又はそれ以上の単位投与形態を含んでもよい。ある実施例では、各単位投与形態が一の破裂できるセルに封入されている。ある実施例では、各単位投与形態は、ブリスターパック、フォイルパック、カードパッケージ、包装、又は使い切りサイズの袋に封入される。多数のサブユニットが、各列が投与量3であるように、連続的に連結されている。投与量も連続的に連結されており、従って、患者はその時どのくらい多くの特定の製剤の投与を摂取すべきかを評価する必要なく、その列に存在する全ての単位投与形態を摂取することによって、医薬品を容易に摂取することができる。代わりに、パッケージを、特定の時間に摂取すべきである薬を予め決めるようにレイアウトして、患者は基礎的な指示書に従うのみで、予め決められた時間にパッケージの適切な量の薬剤を摂取できる。パッケージ又はキットの一部を形成するサブユニットは、いずれかの又は全ての単位投与形態の形成した相互関連であってもよく、又は製剤を物理的に結合する手段によって形成されてもよい。例えば、製剤A及び/又はBの個々の単位投与形態は、米国特許第5,954,202号に記載されているように、予め形成された板紙ブランク内に置かれていてもよく;そのようにすることによって、サブユニット、投与、及び本発明のパッケージを形成する。
製剤A及び製剤Bはそれぞれ有効成分を具えており、この有効成分は、同一又は異なっていてよい。このような実施例では、製剤A及び製剤Bの双方が有効成分Xを具え、製剤Aと製剤Bが異なる薬理学的又は薬理動態学的特性を有し、例えば、製剤Aは、製剤Bが即効性製剤である場合、徐放性製剤であってよく、又は製剤Aの有効成分Xの量が、製剤Bの有効成分Xの量とは等しくなくともよい。ある実施例では、製剤Aの有効成分Xの量は、約2、約4、約5、約10、約25、約50、又はそれ以上の因子分だけ、製剤Bの有効成分Xの量より多い(又は逆もある)。ある実施例では、有効成分Xは、細胞毒性化合物、化学療法化合物、高力価化合物、治療係数が低い化合物、及び経口投与可能な白金錯体から選択される。このような実施例では、有効成分Xはサトラプラチン(satraplatin)、又はそのプロドラッグ又は代謝物であり、製剤Aは、10から100mg、好ましくは25から75mg、又は最も好ましくは約50mgの有効成分Xを具え、製剤Bは、1から20mg、5から15mg、最も好ましくは約10mgの有効成分Xを具える。特定の実施例では、例えば、患者集団がサトラプラチンで治療される小児科集団である場合に、又は放射線治療との併用療法である場合等の、一般的に、一定限度の量のサトラプラチンが投与されるべき場合に、製剤Aの投与量は、約25mg、約15mg、約10mg、及び約5mgから選択される量といった約50mg以下のサトラプラチン(satraplatin)を具え、製剤Bの投与量は、約5mg、約2mg、約1mg及び約0.5mgから選択される量といった約10mgのサトラプラチン(satraplatin)を具えていてもよい。
ある実施例では、製剤Aは有効成分Xを具え、製剤Bは有効成分Yを具え、有効成分Yは有効成分Xと異なっている。ある実施例では、製剤Aは有効成分Yを含まず、好ましくは、製剤Bは有効成分Xを含まない。
ある実施例では、製剤A及び製剤Bは、異なる薬理学的又は薬理動態学的特性を有する。このような実施例では、有効成分Xは、細胞毒性化合物、化学療法化合物、高力価化合物、治療係数が低い化合物、及び経口投与可能な白金錯体から選択され、有効成分Yは、細胞毒性化合物、化学療法化合物、経口投与可能な白金錯体、放射線増感剤、制吐剤、止痢薬、高力価化合物、治療係数が低い化合物、及びホルモン抗ガン剤から選択される。ある実施例では、有効成分Xは、サトラプラチン(satraplatin)、又はこのプロドラッグ又は代謝物であり、例えば、製剤Aは、5から75mgのサトラプラチン(satraplatin)を具えていてもよい。
更なる実施例では、各投与量をキット又はパッケージから個別に取り出すことができる。
ある実施例では、キット又はパッケージは、製剤の複数の単位投与形態を具えるサブユニットを更に具え、製剤Cは、製剤A及びBそれぞれとは異なっていてもよい。このような実施例では、製剤A、製剤B、及び製剤Cはそれぞれ、有効成分Xを具え、各製剤A、B、及びCの単位投与形態中の有効成分Xの量は、他の2つの製剤のいずれか一方の単位投与形態中の有効成分Xの量とは異なっている。このような代替の実施例では、製剤Aは有効成分Xを具え、製剤Bは有効成分Yを具え、製剤Cは有効成分Zを具え、各有効成分X、Y、Zは、他の2つの有効成分とは異なっている(例えば、3つの製剤の各々が他の2つの製剤のいずれかに存在しない有効成分を具える)。本明細書に記載されているいずれかの実施例は、製剤A及び/又はBを具える単位投与形態のサブユニットに、類似する態様の単位投与形態の製剤Cを具えるサブユニットを具えていてもよい。他の実施例では、パッケージは製剤D等の1又はそれ以上の更なる製剤を具えていてもよい。
ある実施例では、少なくとも1つのサブユニットAが少なくとも1つのサブユニットBと物理的に結合している。ある実施例では、製剤Aの単位投与形態と製剤Bの単位投与形態が、各列が投与量であり、各行がサブユニットであるように、格子状に配置されている。このような実施例では、キット又はパッケージの投与回数の総数が、3から35、5から14、約14、約10、約7、又は約5である。各投与は、連続した日で指定される必要はないが、週又は月の1日で指定されてよい。代替的に、各投与は、連続日数(日1、日2、等)、投与数(投与1、投与2、等)、投与の間に経過すべき時間を示す時間間隔(6h、4h、等)、「朝」、「晩」、「朝食」、「昼食」、又は「夕食」等のより一般的な時間的分類で「月曜日朝」といった1又はそれ以上の時間的指定を選択的に具える。このような実施例では、投与量は、任意の適切な方法、例えば、着色、標識、印字、切れ目、エンボス加工、又はその他の区別できる特徴で指定できる。加えて、本発明のパッケージ又はキットは、有効成分の名前、各単位投与形態中の有効成分の量についての情報、又はパッケージの単位投与形態中のいずれかの有効成分についての情報又は警告で標識されてよい。これらの指示又は標識は、製造プロセス中に加えられるパッケージに一体化した部分であってよく、患者への指示又は標識をカスタマイズするように、又は薬剤師又は患者によって加えられたものであってもよい。なぜなら、例えば、何人かの患者は木曜日に可変投与量法を始める一方で、何人かの患者は月曜日に可変投与量法を始めるからである。
ある実施例では、パッケージを使用して漸減した投与量を投与できる。これは、図1bの実施例に示されているようにして完成させることができる。ここでは、製剤A及びBは、例えば、投与量が異なる同じ有効成分の製剤である。記載された実施例では、1回の投与が各日で摂取するべきであると仮定すれば、製剤A4とB5の双方の6単位投与形態は、投与の最初の日が含まれ、一方で、5日毎に、各投与の製剤B5の単位投与形態の数は、もはや製剤Bの任意の単位投与形態がなく、これによって、有効成分の全体的な投与量が低減するように減少する。
類似の戦略を、長期に渡って高投与量と低投与量の間を循環し、異なる投与量を交互にし、又は異なる組成物の投与の間を循環する投与を達成するために使用することができる。このような実施例では、例えば、投与1が、製剤Aの2単位投与形態及び製剤Bの1単位投与形態を具えてよく、一方で、投与2は、製剤Bの1単位投与形態を具えるが、製剤Aの単位投与形態を有さず、投与量3は、製剤Aの2単位投与形態及び製剤Bの1単位投与形態を具える等である。これは、漸減した投与量図1bに示されたものと同種の空間を残すことによって、又はAサブユニットの偽薬を有することによって達成される。例えば、製剤の有効成分が眠気を誘発する場合、朝摂取する投与量が夜患者が寝る前に摂取する投与量よりも少ないことが望ましい。従って、本発明によるパッケージは、夜摂取する投与量に含まれるよりも眠気を誘発する朝の投与量の製剤より少ない単位投与形態を含んでもよい。代替的に、この製剤の単位投与形態は、夜に摂取するべき投与量から除外してもよいが、朝の投与量は、眠気に立ち向かう活性物質を具える製剤の単位投与形態を含んでもよい。このような実施例では、いくつかのサブユニットは、パッケージ中のその他のサブユニットよりも少ない単位投与形態を有することができる。
キット又はパッケージは、どのような形状であってよく、どの単位投与形態が各投与の一部であるかどうかを患者が即時に決定することができる限り、サブユニットは、任意のパターンで配置された単位投与形態を具える。例えば、単位投与形態は、円形、三角形、台形、六角形又はその他の形状を形成するよう配置することができる。その他の実施例では、形状が3次元であってもよい。好ましくは、キット又はパッケージは、サブユニットがキット又はパッケージに容易に加えられる、又はパッケージから容易に取り外すことができるように構成されている。例えば、図2に例示されるように、キット又はパッケージは円形であってもよい。このような実施例では、各サブユニット1は、円環であり、複数のサブユニットが同心円環であり、各投与2は、パッケージの放射状の断片である。単位投与形態の最外側の環等ののサブユニットを取り外すことで、本明細書に記載するように投与量を変化させることができる。その他の好適な形状は当業者に明らかであり、本明細書に開示されるであろう。
図3は、本発明の更にもう1つの実施例を示し、キットは、部分的に充填されたテンプレートとして供給され、キットに一体化された少なくとも1つのサブユニットA1を具え、複数のサブユニットA1は、一連に結合され、キットに一体化されており、複数の一連にに接続された区画6に連結し、各区画はサブユニットB1を受けることができる。この実施例では、区画に加えられたサブユニットB1が、可変投与量治療法の投与量を増加して、これによって、投与量が患者にカスタマイズするように、キットの各行がサブユニット1であり、各列が投与量2である。
ある実施例では、各サブユニットが、等しい数の単位投与形態を含む。このような実施例では、図3に示すように、サブユニットA1及びB2は、製剤B5の単位投与形態と共に製剤A4の単位投与形態が格子を形成するように配置されており、ここでは、各行がサブユニット1又は2であり、各列が投与量3である(又はその逆)。このような好ましい実施例では、各サブユニットB2は、ブリスターパックのストリップであり、各ブリスターパックは、単一の単位投与形態を含む。区画6は、スロット、開口、ギャップ、ノッチ、空洞、又はレセプタクル等のサブユニットB2を受けることができる任意の構造であってよく、両面が使えても使えなくてもよい。図3によるキットにおいては、ストリップを溝6の中に滑らすことにより、サブユニットB2ストリップをキットに加えることができる。図3によるキットにおいては、サブユニットBストリップ、及びサブユニットA区画は、別々に、又は共に提供することができ、薬剤師は、適切な数のサブユニットBストリップをキットに加えることによって、処方薬を調合し、患者用にカスタマイズされた投与量を含むパッケージを利用可能にすることができる。ある実施例では、全ての区画は空であり、これによって、サブユニットAのみを含むキットを提供している。
別の態様では、本発明は、図4に示すような可変投与量治療法用のキット又はパッケージに関し、これはテンプレート中の複数の連続して接続した区画6及び7を具え、少なくとも1つの区画Aを含み、サブユニットA1及び少なくとも1つの区画B7を受けることができ、サブユニットB2を受けることができ、投与量3は、キットの各サブユニットから単位投与形態を具えて、区画に加えられたサブユニットA1及びサブユニットB2が可変投与量治療法の投与量を増加するようにし、区画A6及び区画B7は、同じであっても異なっていてもよい。サブユニットを互いに関連させるために使用することができる代替のフレーム又はテンプレートの例を米国特許第5,954,202号に見ることができる。この開示は、参照によって全体に組み込まれており、これは、自給式の再開閉可能なパッケージを形成するのに使用されるブリスターパックを含む板紙素材を対象とする。この型のこのような構造は、一般的に、折った場合には外装として、密閉した場合には開封後に再開閉可能なパッケージとして機能する一枚の板紙から成る。サブユニットを互いに関連させるために使用することができるその他の代替のフレーム又はテンプレートは、米国特許第6,082,544号に見ることができる。この開示は、参照によって全体に組み込まれており、複数の再使用可能なブリスターストリップカートリッジを保持する再使用可能な分配フレームを含む投与ブリスターストリップを交換するためのシステムを対象とする。個別に密閉したスペースを空けたブリスターを有する薬剤を充填したブリスターストリップが、固定アームが開放位置にある場合に、各ブリスターストリップカートリッジベース上に落とされ、次いで、固定アームが閉鎖位置に移動した時に、カートリッジベースに係合する。ブリスタが視覚的に曝露されるが、固定アームは各個別のブリスター用開放板抑えフレームを含み、これによって、カートリッジとの機能的な組み立てにブリスターストリップを配置する。また、カートリッジは情報識別マーク付の識別カードを有するピルボックスを含み、カードはその頂点に取り付けられる。情報識別マークは、頂点、底、及び分配フレーム底の溝を介して、及び、カートリッジが分配フレームと機能的に係合している場合には、分配フレーム底の下から読み取り可能である。
ある実施例においては、パッケージはサブユニットA及びサブユニットBの組み合わせよりも、サブユニットAのみ又はサブユニットBのみを含んでもよい。この状態は、所定数のサブユニットAが、患者用にカスタマイズされた投与量に対して適切な量の有効成分Xを提供する場合に生じる。
好ましい実施例では、図4に示すように、区画は、サブユニットを受けるように適合された溝であり、サブユニットA1及び/又はB2は、この溝にそれぞれ合致するように適合されたブリスターパックのストリップである。このような実施例では、パッケージは、パッケージからサブユニットを取り除くことなく、単位投与形態をパッケージの外に押し出すことができるように、溝8の裏当中に穴部を更に具える。図4によるキットにおいて、区画コンポーネント6及び7、サブユニットA1、及びサブユニットB2は、共に供給されてもよく、又は別々に供給するようにしてもよい。可変投与量治療法用の処方薬を充填する薬剤師は、適切な数のサブユニットA1及びサブユニットB2ストリップをキットに加え、患者用にカスタマイズされた投与量を含むパッケージを利用可能にする。ある実施例では、サブユニットA及び/又はサブユニットBは、サブユニットストリップ1及び/又は2を溝6又は7の中に滑動させることによって、加えることができる。本発明のある実施例では、サブユニットA1及びB2、及びこれらに対応する区画6及び7が、例えば、サブユニットA1が大きすぎてサブユニットB7のための区画に適合せず、選択的に、サブユニットB2が小さすぎてサブユニットA6のための区画で維持されないように、異なる寸法であってよい。例えば、図4において、幅広のストリップは、サブユニットA1用に使用でき、幅狭のストリップは、サブユニットB2用に使用することができる。このような実施例では、サブユニットA1は大きすぎて、サブユニットB7用の溝に適合しないが、サブユニットB2用ストリップは、より幅広のサブユニットA6スロットの外に容易に落ちる。その他の実施例では、区画6及び7は同じ寸法を有しており、区画6又は7がキットのいずれかのサブユニットを受けるように適合されるようにする。
好ましくは、本明細書で開示されている実施例において、例えば、投与後に、空のパッケージを取り除くことができ、又は患者の家から離れても便利に投与できるように、投与量をパッケージから取り外すことができるように、各投与量をパッケージから個別に取り外すことができ、例えば小旅行に完全な大きいパッケージを持ち運ぶ必要をなくしている。従って、図5に示すように、パッケージは、自身が製剤A4の複数の単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットA1と、自身が製剤B5の複数の単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットB2とを具える、複数の連続して連結したサブユニットA1及びB2を具え、投与量3は、パッケージの各サブユニットからの単位投与形態を具え、ユニットを取り外した場合に、パッケージの少なくとも1つのサブユニットAがいつもあるという条件で、可変投与量療法の投与量が減少するように、各サブユニットをパッケージから取り外すことができ、これによって投与量を患者用にカスタマイズすることができる。
パッケージの構造材料に刻み目を入れる、又は穴を開ける等の、このような取り外しを容易にするための種々の方法が技術的に知られている。ある実施例では、各サブユニット及び/又は各投与量をパッケージから個別に取り外すことができるように、パッケージが刻み目又は穿孔等によって適合されている。図5は、このようなパッケージの例を示し、各サブユニットA1又はB2、及び各投与量3は、パッケージの上に配置された刻み目又は穿孔9によって、パッケージから取り外し可能である。
当業者に明らかなように、様々なシステムを、サブユニット1及び2を互いに連結するのに使用することができる。上記のある実施例は、サブユニットA1及びB2を関連付けるために、テンプレートを使用することを意図し、個別のサブユニットは、外部支持なしに互いに接続されるように適合されている。例えば、図6に示す実施例では、複合サブユニット1及び2は、可逆的に、又は不可逆的にフック12を固定できる穴部11によって、一連に接続される。代替的に、図7に示すように、終端サブユニットAに、スリット13を付けることもでき、サブユニットBに、タブ14及びスリット13を付けることができる。図8に示す別の実施例では、終端サブユニットAにウェル15を付けることができ、サブユニットBに、可逆的に、又は不可逆的にウェルに固定的に挿入できるプラグ16及びウェル15を付けることもできる。サブユニットA1及びサブユニットB2は、別々に又は共に供給することができる。薬剤師は、キットを使用して処方薬を充填して、レセプタクル11、13、又は15内に付属物12、14、又は16を挿入することによって図6から8のいずれか1つによって例示されているようなサブユニットを使用して、本発明によるパッケージを組み立てる。可逆的な取付には、薬剤師がパッケージを組み立てる時の誤りを即時に正すことができるという利点を有する;不可逆的な取付は、患者に投与される薬剤に望ましくない変化をもたらすであろう患者によるサブユニットの不用意な分離を防ぐのに有益である。加えて、各サブユニット1又は2に、付属物12、14、又は16及びレセプタクル11、13、又は15をそれぞれ、選択的に取り付けることができる。従って、無数のサブユニットが互いに接続される。サブユニットAをサブユニットBと接続するのに好適なその他の位置決め手段には、クリップ、締め具、ソケット又は位置決定用付属物を挙げることができる。
ある実施例では、パッケージを、図9によって説明することができる。終端サブユニットA1に、接着剤又は締め具材17を取り付け、サブユニットB2に17に固定するように適合した材料18を取り付ける。ある実施例では、接着剤は、製造プロセス中に塗布され、接着剤を露出させるために薬剤師が取り外すことができる取り外し可能なカバーで保護されている。別の実施例では、接着剤は別に供給され、パッケージを準備する時にサブユニットに塗布される。ある実施例では、接着剤又は締め具材料17は、接着剤、テープ、マッシュルーム、及びフックから選択され、18に貼るように適合された材料は、接着剤、テープ、カードボード、プラスチック、フォイル、マッシュルーム、及びループから選択される。図9によって例示されるキットにおいては、薬剤師は、サブユニットA上の接着剤17を露出させて、サブユニットA1をサブユニットB2に接着することによって、パッケージを提供する。また、アタッチメントは、ある種のこれらの実施例においては、可逆的又は不可逆的である。
別の実施例では、キットは、図9によって説明することができる。終端サブユニットA1に、舌部を受けるように適合した溝17を取り付け、終端サブユニットB2に、溝17内に取り付けるように適合した舌部18を取り付ける。
ある実施例では、キットは、図10によって説明することができる。サブユニットが、ジグソーパズルに似た方法で互いに合致するように、各サブユニット1及び2に突起部19を設ける。図10によって例示されているキットは、非限定的な数のサブユニット1及び2が、互いに関連付けられるという利点を有する。
図6から9のいずれか1つに示すキット又はパッケージのある実施例では、複合サブユニットBが、例えば、このような各サブユニットが「雄」及び「雌」の双方のアタッチメント部品を有するように、サブユニットBを更にサブユニットAに設けた手段を有するように適合させることによって関連付けることができる。この方法で、多数の、又は限定されない数のサブユニットBを、「デイジーチェーン」構成で、互いに接続することができる。その他の実施例では、サブユニットAは、このような方法でその他の実施例では、また、キット又はパッケージを具える全サブユニットを接続することができる。
キット又はパッケージのある実施例では、子供にとって安全なパッケージ又はキットを提供することが望まれる。このような実施例では、パッケージ又はキットは、子供にとって安全な包装、システム又は解決策を含む、具える、又は包装、システム又は解決策に含まれることができる。子供にとって安全な好適なパッケージの例は、米国特許第6,412,636号、米国特許第6,047,829号、及び第6,230,893号に開示されており、その全体は参照することによって本明細書に組み込まれている。これらの容器は、単位投与製品を収容し、分配するためのツーピースのパッケージを一般的に対象としている。分配される製品は、外側のスリーブ内に取り外し可能でロック可能に係合する内部スライドカードに含まれている。パッケージは、使用中に何度も開いたり閉じたりすることができる、子供にとって安全でユーザフレンドリな投与手段を提供し、次いで全ての薬剤が尽きたとき廃棄される。子供にとって安全な容器の1つの実施例は、MeadWestvaco Healthcare Packagingによる「Surepak」システムである。これは、貼られたブリスターカードを含む繊維板及びプラスチック外部カートンを具える半剛性ブリスター再密閉可能なパッケージである。ブリスターカードの前面は、透明な半剛体プラスチックで各タブレットを覆い、カードの背面はフォイルでできている。パッケージは、外側カートンの背部に配置された穴部を通して指を押し入れ、外側カートンの前面の2つのタブのうちの1つを持ち上げながら、掛け金を外すためにトリガーを後ろに引くことによって開けることができ、これによってブリスターカードを露出させる。一度ブリスターカードが露出されると、タブレットは、フォイル下地を通って押すことによって放出される。パッケージは、カートン内のブリスターにどのようにして適切にアクセスするかの指示を、患者に提供するテキスト及び図表の組み合わせを更に具える。
別の態様では、本発明は、患者用の可変投与量治療法の投与量をカスタマイズするために、パッケージ又はキットからサブユニットを加える又は取り外すステップと、可変投与量治療法の所定の投与量を達成するための、製剤A及びB(又はA、B、又はC等)の適切な数の単位投与形態を決定するステップと、を具える、上記のパッケージのいずれか1つを組み立てる、又は準備する方法に関する。サブユニットは、図11に示すようにロールとして、図12に示すようにシートとして、図13に示すように同心円リングで、図14に示すようにストリップとして、又は別の予め形成された相互連結した形で、バルクで供給することができる。このような実施例では、サブユニットは、ロール状、シート状、同心円リング、ストリップ状、フォイルパック又はブリスターパックとして、又はその他の予め形成された相互連結した形で供給することができる。このようなバルクサブユニット又は相互連結した単位投与形態は、ミシン目、刻み目、又は表示等によって、適切な数の単位投与形態を具えるサブユニットの区分とするように適合させることができる。加えて、サブユニットは、パッケージフレーム又はテンプレートと共に、又は分離して供給することができる。サブユニットA及びサブユニットBは、同じ形態(例えばストリップ)で供給してもよく、異なる2つの形態(例えば、サブユニットAがフレーム又はテンプレートに一体化されており、サブユニットBがストリップである)として供給してもよい。ある実施例では、サブユニットA及びサブユニットBは、各タイプのサブユニットを別々に製造、供給及び注文の便宜に図るために、別々に入手可能である。好ましい実施例では、キットは更にパッケージを組み立てるための指示書を具える。ある実施例では、パッケージの組み立ては、更に患者が必要とする有効成分の適量を計算するステップを具える。有効成分がの適量が計算されると、適切なタイプ及び数のサブユニットを決定して、患者用可変投与量法の適切な投与を達成できる。
本明細書に開示されているキットのある実施例では、所定の製剤A及び/又はB用のクラスの異なるサブユニットが提供されている。各クラスが、所定の製剤の単位投与形態数が異なり、選択的に空ユニットの又は偽薬ユニットを有している。このようなクラスの異なるサブユニットは、図1bに示すようなパッケージを形成するのに有利である。本発明のキットのその他の実施例では、異なる製剤の単位投与形態は、瓶、容器、箱又はバッグ等で、バルクでルーズに提供されている。このような実施例では、本発明のキットは、単位投与形態、例えば米国特許第6,082,544号の医薬品カートリッジ、又は米国特許第5,954,202号に開示されるような板紙ブランクを物理的に接続する手段を含んでもよく、このようなカートリッジ、又は板紙ブランクに挿入することによってカスタマイズされた投与量、すなわちカスタマイズされた投与量を形成するように、製剤A及び/又はBの適切な数の個別の単位投与形態を形成するための指示書と共に具えていてもよい。
更に本発明は、可変投与量治療法の適切な投与量を決定するステップと、可変投与量治療法のカスタマイズされた投与量を処方するステップと、所定の間隔でパッケージの各サブユニットから単位投与量を摂取することを患者に説明するステップと、を具える、疾患を患っている又は症状をくずしている患者の治療方法に関する。ある実施例では、この疾患又は症状は、癌、高血圧症、甲状腺機能低下症、心臓関連の疾患、及び鬱病から選択される。このような実施例では、この疾患又は症状は、肝臓癌、胃癌、大腸癌、乳癌、膵臓癌、皮膚癌、子宮頸癌、卵巣癌、睾丸癌、肺癌、及び頭頸部癌、前立腺癌、ホルモン耐性前立腺癌、小細胞肺癌、及びそれらの転移癌から選択される癌である。ある実施例では、本発明は、併用療法に関し、可変投与量治療法パッケージは、別の治療薬、又は放射線療法等の別の治療法と併用投与される。
本発明別の実施例では、キット又はパッケージは、キット又はパッケージが、キット又はパッケージの組み合わせとして薬剤師や患者に分配されるような少なくとも1つの他のキット又はパッケージに関する。
定義
用語「化学療法薬」又は「化学療法」は、技術的に認識されており、癌細胞等の疾患の原因物質に対して選択的に毒性がある化合物を含んでいる。化学療法化合物の例には、限定はされないが、イレッサ(Iressa)(ゲフィチニブ(gefitinib))、タルセバ(Tauceva)(塩酸エルロニチブ(erlotinib HCl))、ゼローダ(Xeloda)(カペシタビン(capecitabine))、ミトキサントロン、リン酸エストラムスチン、エトポシド、及びドキソルビシンが挙げられる。
本明細書の用語「高力価の」は、非常に低投与量、例えば、数ミリグラム以下で治療効果を有し、小画分によるこのような化合物の過剰投与は、激しい副作用又は中毒反応の原因となる化合物として定義されている。
高力価化合物又は、治療係数が低い化合物には、限定されないが、レボチロキシンナトリウム、ワーファリン、パキリタクセル、ハロペリドール、ピモジド、ジフルコルトルン、ロピニロール塩酸塩、及びベータメタゾン等が挙げられる。
本明細書で使用される用語「同時投与」は、単一の治療法の一部として投与される少なくとも2つの治療薬を意味する。このような併用療法は、治療の個別成分を同時に、連続的に、又は別々に投与する方法によって達成される。
用語「細胞傷害性」は、技術的に認識されており、細胞に対して直接毒性のあるいずれかの化合物を含み、細胞の再生又は成長を妨げる。細胞傷害性化合物の例には、限定されないが、イリノテカン、メルファラン、クロラムブシル、ビンクリスチン、ビンブラスチン、アザチオプリン、シクロホスファミド、メトトレキサート、及びミトマイシン−Cが挙げられる。
用語「ホルモン性抗癌剤」には、限定されないが、ロイプロリド、ゴセレリン、フルタミド、ビカルタミド、ニルタミド、及びケトコナゾールが挙げられる。
本明細書で使用される用語「低治療インデックス」は、特定の患者に適合した前記化合物の正確な投与によって最適な治療効果が達成される化合物の記載に定義される。このような化合物の最適な投与量の適合性に影響する要因として、患者の体のサイズ、体重、年齢、状態、性別又はその他の要因を挙げることができる。例えば、重症患者に対してこのような化合物をあまりにも少なく投与しても、治療的効果が生じないことがあるが、一方で、このような化合物の大量の投与は、望ましくない副作用を引き起こすことがある。
用語「放射線増感剤」は、技術的に認識されており、組織の放射線感受性を増加させる能力のあるあらゆる化合物を含む。放射線増感剤の例には、限定されないが、5−フルオロウラシル、トポテカン、及びチラパザミンが挙げられる。
制吐剤の例には、限定されないが、オンダンセトロン、グラニセトロン、ドラセトロン、ジフェンヒドラミン、ハイドロキシジン、メトクロプラミド、ロラゼパム(アルプラゾラム)、ハロペリドール、ドロペリドール、ドロナビノール、デキサメタソン、プロクロルペラジン、及びトロピセトロンが挙げられる。
止痢薬の例には、限定されないが、次サリチル酸ビスマス、吸収性陶土、ポリカルボフィルカルシウム、及びロペラミドが挙げられる。
用語「キット」は、本明細書では、パッケージを組み立てるのに使用することができる1組の部品又はこれらのサブセットとして定義される。これは、例えば、薬剤師に大量に提供されるサブユニットA、B、及び/又はC(又は製剤A、B及び/又はC、等の単位投与形態)、キットからパッケージの組み立てるための指示書、及び所定のパッケージに合ったラベル又は接着剤を具える。
「心臓関連疾患」には、虚血再潅流傷害;欝血性心疾患;心不全;心筋梗塞;薬剤(例えば、ドキソルビシン、ハーセプチン、チオリダジン及びシサプリド)等の化合物によって生じる心臓毒性;寄生虫感染(細菌、黴、リケッチア、及びウイルス、例えば、梅毒、慢性クルーズ・トリパノソーマ感染)に起因する心臓障害;劇症型心アミロイドーシス;心臓手術;心臓移植;外傷性心外傷(例えば、穿通性又は鈍性心臓障害、及び大動脈弁破裂)、胸部大動脈瘤の外科的修復;副腎大動脈瘤;心筋梗塞又は心不全に起因する心臓性ショック;神経原性ショック及びアナフィラキシーを含む、心臓及び/又は関連した組織(例、心膜、大動脈及びその他の関連した血管)に関連するあらゆる慢性又は急性の病理学的事象が含まれる。
本明細書で使用される「指示書」は、関係する資料、又はキット又はパッケージになった医薬の準備、又は使用に関する方法を記載した製品ラベル及び/又は文書を意味する。これらの資料には、次の組み合わせを含む:背景情報、取るべきステップ又は手順、成分のリスト、提案する投与量、起こり得る副作用に関する危険性の警告、薬剤投与のための指示、技術的サポート、及びその他の関連文書が含まれる。
本明細書で使用される「代謝産物」は、この分野で認識されており、有効成分の投与後に、体内又は細胞内の物理的、化学的、生物学的、又は生化学的プロセスによって活性成分から誘導される物質を含む。代謝産物は、標的細胞(消化管内等)の外側で形成され、又は好適な出発物質から合成反応によって形成され、細胞又は身体に直接投与される。例えば、JM118は、参照することによって全体が組み込まれている。欧州特許第0147926号、独国特許第2060615号、及び米国特許第4329299号、米国特許第6350737号、米国特許第6503943号、欧州特許第1186610号、に開示される方法によって合成することができる。或いは、JM118は、分離醗酵工程において、JM216の生体内変化を介して形成される。
本明細書で使用される用語「経口投与可能」は、この分野で認識されており、経口で投与された時に、生物学的、生理学的、薬理学的、治療学的、医学的、又は臨床的に有効な活性を有するあらゆる薬剤が含まれる。
本明細書で使用される用語「経口で使用できる白金錯体」は、限定はされないが、サトラプラチン(JM216)、JM118、JM383、又は薬理学的に許容できる塩、異性体、又はこれらのプロドラッグが含まれ、また同様に、欧州特許第0147926号、米国特許第5072011号、米国特許第5244919号、米国特許第6,503,943号、米国特許第6,350,737号、及び米国特許第5519155号に開示される白金錯体を含む。これらの文献は、参照によって全体が本明細書に組み込まれている。Raynaud、他(1996 Cancer Chemother.Pharmacol.38:155−162)は、サトラプラチンの例示的な代謝物を示す。参照することによって全体が本明細書に組み込まれている。
用語「予防的又は治療的」処置は、この分野で認識されており、1又はそれ以上の対象化合物の宿主に対する投与を含む。望ましくない症状を臨床的に示す(例、宿主動物の病気又はその他の望ましくない状態)のに先だってこの化合物が投与される場合、この処置は、予防的(すなわち、宿主を保護して望ましくない状態を引き起こさないようにする)であるが、望ましくない状態の徴候後に投与される場合、この処置は、治療(すなわち、望ましくない症状、又はその副作用の発現を漸減し、改善し、又は安定化することを意図する)である。
用語「防止」はこの分野で認識されており、局所的再発(例、痛み)等の症状に関連して使用される場合、癌等の病気、心臓障害等のシンドローム複合、又は、その他の病状は、この分野のおいてよく認識されており、組成物を投与されない治験者に比して、治験者の病状の頻度を減少させ、又は、開始、徴候を遅らせる意図の組成物の投与が含まれる。従って、癌の予防は、例えば、未処置の対照集団に比して予防処置を受けている患者の集団において検出できる癌の増殖数を減少させ、未処置の対照集団に対して処置した集団における検出できる癌の成長の発現を遅らせ、及び/又は、病気の進行を遅らせ、及び/又は、例えば、統計的に、及び/又は、臨床的に有意な量によって、患者の生活の質を向上することを含む。感染症の予防は、例えば、未処置の対照集団に対して処置した集団における感染症の診断の数を減らし、及び/又は、未処置の対照集団の感染症に対して処置した集団における症状の発現を遅らせることを含む。痛みの予防は、例えば、未処置の対照集団に対して処置した集団における被験者が経験した痛覚の度合を減少させる、又は、代替的に遅くすることを含む。
用語「プロドラッグ」は、生理学的条件下で、治療上効果のある薬剤に転換される化合物を包む。プロドラッグを作る一般的な方法は、所望の分子を曝露するために生理学的条件下で加水分解される選択された構成成分を含む。その他の実施例では、プロドラッグは、宿主動物の酵素活性によって転換される。例えば、JM518は、JM118(対象活性成分)は、JM518の代謝物によって形成されるので、JM118のプロドラッグと考えられる。同じように、JM216も、JM118のプロドラッグと考えられる。
本明細書で使用される用語「サシェ」は、1回分の薬を含む小さい袋又は小包装を指す。
本明細書で使用される用語「テンプレート」は、特に所定の形状をした本明細書に記載されている単位投与形態又はサブユニットを調整するように適合された枠、骨格、骨組み、基礎、構成、配置、形状、構造、又は支持を意味する。テンプレートの非限定的な例は、米国特許第5,954,202号の板紙ブランク、米国特許第6,082,544号の薬剤カートリッジ及び本明細書の図4の接続した区画6によって与えられる。
対象となる治療の方法に関する、化合物の「治療効果のある量」は、所望の投与法(ほ乳類、好ましくはヒトへの)の一環として投与される場合、症状を緩和し、状態を改善し、又は、例えば、何らかの医学的処置に適用できる妥当な利益/危険率で治療する病気又は症状又は化粧品目的の臨床的に許容できる標準量に応じて、病状の発現を遅くする製剤中の化合物の量を意味する。
化合物の「単位投与形態」は、本明細書では治療薬の製剤を具える個別の単位として本明細書で定義されている。好ましい単位投与形態の例は、限定はされないが、タブレット、カプセル、又はジェルキャップを含む。
本明細書で使用される「可変投与量治療法」は、薬剤を処方する、及び/又は、投与するべき個々の患者の必要性に基づいて投与量を調整する方法を意味する。投与の決定に使用することができるいくつかの因子は、限定されないが、年齢、体重、体表面積、及び疾患又は症状の重症度を含む。
投与
本明細書に記載されているようにして作成した単位投与形態は、この分野でよく知られているように、治療するべき疾患、患者の年齢、状態、及び体重に応じて、種々の形態で投与することができる。例えば、化合物が経口で投与される場合、タブレット、カプセル、又はジェルキャップとして配合し;非経口用には、座薬として配合される。これらの剤型は、従来の手段によって作成され、所望ならば、有効成分を、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑剤、矯味薬、安定化剤、懸濁助剤、乳化剤、又は、コーティング剤等の従来の添加剤のいずれかと混合することができる。投与量は、患者の症状、年齢及び体重、治療又は予防する疾患の性質及び重症度、投与経路及び薬剤の形状により様々であるが、一般的に、1日の投与量が0.01から2000mgの化合物が、成人患者に勧められる。これは、単回投与で投与してもよく、複数回の投与に分けることもでき、患者のカスタマイズされた投与量を形成することが好ましい。
投与の正確な時間、及び/又は、所定の患者の治療の効果という意味で、最も効果的な結果をもたらす単位投与形態の量は、特定の化合物の活性、薬物動態、及び生物学的利用能、患者の生理学的状態(年齢、性別、疾患型及び段階、一般的な物理的状態、与えられた投与量に対する反応性、及び、薬剤の型)、投与経路等に依存する。しかし、上記のガイドラインは、治療の微調整、例えば、最適時間、及び/又は、投与の量を決定するための基礎として使用されることができる。これは、対象を観察するステップと、投与量、及び/又は、タイミングを調節するステップと、から成る決まり切った実験を必要とするだけである。
ここでは「薬学的に許容される」のフレーズは、これらのリガンド、材料、組成物、及び/又は、投与形態を参照するのに用いられている。これは、有効な医学的判断の範囲内で、過剰な毒性、炎症、アレルギー反応、又は、その他の問題又は合併症がなく、人間や動物の組織と接触させて使用するのに好適であり、妥当な利益/危険率に釣り合っている。
本明細書で使用されるフレーズ「薬学的に許容される担体」は、身体の一器官又は一部から、身体の別の器官又は一部へ、対象となる化学物質を運ぶ又は輸送することに伴う、薬学的に許容できる材料、組成物、又は、液状又は固体状の充填剤等の媒体、希釈剤、賦形剤、溶媒又はカプセル化した材料を意味する。各担体は、製剤のその他の成分との適合性があるという意味で「許容でき」なければならず、患者に有害であってはならない。薬学的に許容される担体として作用する材料のいくつかの例には:(1)ラクトース、グルコース、及びスクロース等の砂糖;(2)コーンスターチ及びジャガイモ澱粉等の澱粉;(3)セルロース及びカルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、及び酢酸セルロース等のその誘導体;(4)トラガカント末;(5)麦芽;(6)ゼラチン;(7)滑石;(8)ココアバター及び座薬ワックス等の賦形剤;(9)ピーナッツ油、綿実油、紅花油、胡麻油、オリーブ油、コーン油、及び大豆油等の油;(10)プロピレングリコール等のグリコール;(11)グリセリン、ソルビトール、マンニトール、及びポリエチレングリコール等のポリオール;(12)オレイン酸エチル及びラウリン酸エチル等のエステル;(13)寒天;(14)水酸化マグネシウム及び水酸化アルミニウム等の緩衝剤;(15)アルギン酸;(16)ピロゲン−フリー水(pyrogen−free water);(17)生理食塩水;(18)リンガー溶液;(19)エチルアルコール;(20)リン酸緩衝溶液;及び(21)薬学的処方に使用されるその他の非毒性適合性物質;が含まれる。ある実施例では、本発明の薬学的組成物は、非発熱性である。言い換えれば、患者に投与した場合、顕著な体温上昇を誘引しない。
用語「薬学的に許容された塩」は、単位投与形態の比較的非毒性である、無機及び有機酸付加塩を意味する。これらの塩は、単位投与形態の最終的な単離と精製の間に、又は、好ましい有機又は無機酸でその遊離塩基の精製した単位投与形態を分離して反応させて塩を単離して形成することによって、インサイチュウで作成することができる。代表的な塩は、臭化水素酸塩、塩化水素酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、酢酸塩、吉草酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、ラウリン酸塩、安息香酸塩、乳酸塩、リン酸塩、トシラート、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、琥珀酸塩、酒石酸塩、ナフチラート(naphthylate)、メシラート、グルコヘプトン酸塩、ラクトビオン酸塩、及びラウリルスルホン酸塩等を含む(例えば、Berge et al. (1977) ”Pharmaceutical Salts”,J.Pharm.ScL 66:1−19を参照されたい)。
その他の場合では、本発明の方法に有用な単位投与形態は、1つ又はそれ以上の酸性官能基を含んでもよく、従って、薬学的に許容された塩基を有する薬学的に許容された塩を形成することができる。これらの場合の用語「薬学的に許容された塩」は、単位投与形態の比較的非毒性である無機及び有機塩基付加塩を意味する。これらの塩は、同様に、最終的な単離及び精製の間に、又は、その遊離酸形態の精製した単位投与形態を、アンモニア又は薬学的に許容された有機第1級、第2級、第3級アミンを有する薬学的に許容された金属カチオンの水酸化物、カルボン酸塩、又は重カルボン酸塩等の好ましい塩基と分離して反応させることによって、インサイチュウで作成することができる。代表的なアルカリ又はアルカリ土類金属塩は、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、及びアルミニウム塩等を含む。代表的な塩基付加塩の作成に有益な有機アミンは、エチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピペラジン等を含む(例えば、Berge et al.,supra参照)。
着色剤、徐放剤、コーティング剤、甘味料、香料添加剤、及び香料と同様に、湿潤剤、乳化剤、及びラウリル硫酸ナトリウム及びステアリン酸ナトリウム等の滑剤、保存料及び抗酸化剤が組成物に存在していてもよい。
薬学的に許容される抗酸化剤の例には:(1)アスコルビン酸、塩酸システイン、重硫酸ナトリウム、メタ重硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等の水溶性抗酸化剤;(2)パルミチン酸アスコルビル、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、レクチン、没食子酸プロピル、アルファ−トコフェロール等の油溶性抗酸化剤;(3)クエン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ソルビトール、酒石酸、リン酸等の金属キレート剤;が含まれる。
本発明の方法に使用される剤形は、経口、経腸、経膣、及び/又は非経口投与に好適な剤形を含む。この剤形は、単位投与形態に都合よく存在しており、薬学の分野でよく知られたいずれかの方法によって作成することができる。単一投与形態を形成する担体材料と組み合わせて、有効成分の量は、治療される宿主及び投与の特定のモードによって様々である。単一投与形態を作成するために薬学的に許容可能な担体と組み合わせる有効成分の量は、一般的に、所望の治療効果を作り出す化合物の量である。ある実施例では、所望の治療効果を作り出すために必要な有効成分の量は、別の有効成分と組み合わせて使用される場合、より少なくなることがあると理解される。ある実施例では、所望の治療効果を作り出す量は、本発明のパッケージによって意図され、又は提供される併用療法との関連で決定される。一般的に、100パーセントのうち、有効成分の量は、約1パーセントから約99パーセント、好ましくは約5パーセントから約70パーセント、最も好ましくは約10パーセントから約30パーセントの範囲である。
これらの剤形又は組成物を製造する方法は、治療薬を担体及び、選択的に、1又はそれ以上の副成分と結合させるステップを含む。一般的に、剤形は、液体担体、又は微細に分割された固体担体、又はその双方と、リガンドを均一且つ密に結合させ、必要ならば生成物を成形することによって製造される。
経口投与に適した剤形は、カプセル、サシェ、ピル、タブレット、(味の付いた基礎原料、通常、スクロース及びアカシア又はトラガカントを使用する)トローチ剤、粉末、顆粒、又はパステル剤(ゼラチン及びグリセリン、又はスクロース及びアカシア等の不活性塩基を使用する)であってよく、有効成分として所定の量の単位投与形態をそれぞれ含む。
経口投与(カプセル、タブレット、ピル、糖衣錠、粉末、顆粒等)用固体投与形態において、有効成分は、クエン酸ナトリウム又はリン酸二カルシウム、及び/又は次のいずれか:(1)澱粉、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、及び/又は珪酸等の充填剤又は増量剤;(2)例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、及び/又はアカシア等の結合剤;(3)グリセロール等の保湿剤;(4)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモ又はタピオカ澱粉、アルギン酸、特定の珪酸、及びカルボン酸ナトリウム等の崩壊剤;(5)パラフィン等の溶液緩染剤;(6)第4アンモニウム化合物等の吸収促進剤;(7)例えば、アセチルアルコール及びモノステアリン酸グリセロール等の湿潤剤;(8)カオリン及びベントナイト粘土等の吸収剤;(9)滑石、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、及びこれらの混合物等の滑剤;(10)着色剤;等の1又はそれ以上の薬学的に許容可能な担体と混合される。カプセル、タブレット、及びピルの場合では、薬学的化合物が緩衝剤も具えていてもよい。タイプが類似する固体組成物は、高分子量ポリエチレングリコール等と同様に、ラクトース又は乳糖等の賦形剤を使用するソフト及びハード充填ゼラチンカプセルの充填剤として使用することができる。
タブレットは、選択的に1又はそれ以上の副成分と共に、圧縮又は成形によって製造されることができる。圧縮タブレットは、結合剤(例えば、ゼラチン又はヒドロキシプロピルメチルセルロース)、滑剤、不活性希釈剤、保存料、崩壊剤(例えば、澱粉グリコール酸ナトリウム又は交差結合カルボキシメチルセルロースナトリウム)、界面活性剤、又は分散剤を使用して製造することができる。成形タブレットは、不活性な液体希釈剤で湿らせた粉末ペプチド又はペプチド模倣薬の混合物を、好適な機械で成形することによって製造できる。
タブレット、及び糖衣錠、カプセル、ピル、及び顆粒等のその他の固体投与形態は、選択的に医薬的製剤分野で公知である腸溶性コーティング及びその他のコーティング等のコーティング及びシェルで選択的に分割又は作成することができる。これらはまた、例えば種々の割合でヒドロキシプロピルメチルセルロースを使用して有効成分の徐放又は制御放出を提供するように、コーティングを形成し、所望の放出特性、その他のポリマーマトリックス、リポソーム、及び/又はマイクロスフェアを提供することができる。例えば、バクテリア保持フィルターでろ過することによって、又は、殺菌水に溶かすことができる殺菌固体成分の形で、又は使用直前に殺菌剤を注入可能なその他の媒体の形で殺菌剤を組み込むことによって殺菌することができる。これらの組成物は、選択的に乳白剤を含んでいてもよく、胃腸管のある部分のみで、又は、この部分で優先的に選択的に遅延した態様で、有効成分を放出する組成物であってもよい。使用できる組成物を埋め込む方法の例には、重合物質及びワックスが含まれる。有効成分は、適正であれば、1又はそれ以上の上述の賦形剤を有する、マイクロカプセル化した形状であってもよい。
不活性希釈剤に加えて、経口組成物は、湿潤剤、乳化及び懸濁剤、甘味料、香料添加剤、着色剤、香料、及び保存料等のアジュバントも含んでいてもよい。
経腸又は経膣投与用の剤形は、座薬として存在していてもよく、これは、1又はそれ以上の単位投与形態、例えば、ココアバター、ポリエチレングリコール、座薬ワックス、又はサリチル酸を具える1又はそれ以上の好ましい刺激の少ない賦形剤又は担体と混合することによって製造することができる。これらは、室温では固体であるが、体温では液状になり、従って、腸又は膣腔で溶解して、有効成分を放出する。
本発明の薬学的組成物に使用することができる好ましい水性及び非水性担体の例は、水、エタノール、ポリオール(グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等)、及びこれらの好適な混合物、オリーブ油等の植物油、オレイン酸エチル等の注入可能な有機エステルを含む。例えば、レシチン等のコーティング剤の使用によって、分散の場合は所望の粒径の維持によって、及び界面活性剤の使用によって、適切な流動性が維持される。
これらの組成物は、保存料、湿潤剤、乳化剤、及び分散剤等のアジュバントを含んでいてもよい。微生物の行動は、例えば、パラベン、クロロブタノール、ソルビン酸フェノール(phenol sorbic acid)等の種々の抗菌剤及び抗真菌剤を含有させることによって確実に阻止することができる。組成物中に砂糖、塩化ナトリウム等の等張剤を含めることも望ましい。加えて、注入可能な薬学的形状の持続的吸収は、モノステアリン酸アルミニウム及びゼラチン等の吸収を遅らせる薬剤を含有することによって引き起こすることができる。
本発明の単位投与形態がヒト及び動物へ薬剤として投与される場合、この形態はそれ自体で、又は、例えば、薬学的に許容可能な担体と組み合わせた、0.1から99.5%(より好ましくは、0.5から90%)の有効成分を含有する薬学的組成物として与えることができる。
薬剤の製剤は、経口、非経口、又は経腸に与えられる。これらは、もちろん各投与経路に好適な形状で与えられる。例えば、経口的には、タブレット又はカプセルの形状で、経腸的には、座薬によって投与される。経口投与が好ましい。
本明細書で使用されている「系統的投与」、「系統的に投与される」、「周辺投与」及び「周辺的に投与される」は、患者の系に入るといった、中枢神経系内への直接投与以外のリガンド、薬剤又はその他の材料を投与することを意味し、従って、例えば新陳代謝と皮下投与等の、その他のプロセスを受けることを意味する。
選択した投与経路に関わらず、好適な水和した形状で使用されることができる単位投与形態、及び/又は本発明の薬学的組成物は、当業者に公知の従来の方法によって薬学的に許容される投与形態に製剤される。
薬学的組成物中の有効成分の実際の投与レベル及び/又は本発明のパッケージ又はキットに含まれる製剤A及び/又はBの数は、患者に対して毒性なく、特定の患者に対して所望の治療効果を達成するのに有効な活性成分量、組成物、及び投与モードを得るべく変えることができる。
均等物
当業者は、決まった実験を行うだけで、本明細書に記載されている本発明の特定の実施例の多くの均等物を認識する、又は突き止めることができる。このような均等物は、特許請求の範囲に包含される。当業者はまた、本明細書に記載されている実施例の全ての組み合わせ、又は特許請求の範囲の特徴が、本発明の範囲内にあることも認識するであろう。
上記の引例及び公報の全ては、参照によって本明細書に組み込まれている。
図1aは、本発明の実施例による一定投与量の長方形パッケージを示し、サブユニット(1及び2;斜線)は列であり、投与量(3;点模様)は行であり、各サブユニットは、製剤A4又はB5の単位投与形態を具える。 図1bは、本発明の実施例による漸減する投与量の長方形パッケージを示し、サブユニット(1及び2;斜線)は列であり、投与量(3;点模様)は行であり、各サブユニットは、製剤A4又はB5の単位投与形態を具える。 図2は、本発明の実施例による円形パッケージを示し、サブユニット(1及び2;斜線)は、同心円リングであり、投与量(3;点模様)は放射状であり、各サブユニットは、製剤A4又はB5の単位投与形態を具える。 図3は、本発明の実施例による長方形のキットを示し、連続的に連結されるサブユニットA1が、パッケージに一体化されており、サブユニットB2をそれぞれ受けるように適合された一連の区画6と連続的に結合している。 図4は、本発明の実施例による長方形のキットを示し、サブユニットA1又はB2をぞれぞれ受けるように適合された一連の接続された区画6を具える。 図5は、本発明の実施例による長方形のパッケージを示し、各単位投与形態を囲むパッケージが、各サブユニットA1又はB2、及び各投与量3を、個別にパッケージから取り外せるようにミシン目又は切れ目9が付けられている。 図6は、本発明の実施例による長方形のパッケージを示し、サブユニットAは、連続して結合されており、終端サブユニットA1に穴部11が設けられている。サブユニットB2は、前記穴部11を通って取り付けるように適合されたホック14を具える。 図7は、本発明の実施例による長方形のキットを示し、サブユニットAは、連続して結合されており、終端サブユニットA1のスリット13が設けられている。サブユニットB2は、スリット13を通って取り付けるように適合されたタブ14を具える。 図8は、本発明の実施例による長方形のキットを示し、サブユニットA1は、連続して結合されており、終端サブユニットA1に凹部15が設けられている。サブユニットB2は、凹部15に連結するように適合されたプラグ16を具える。 図9は、長方形のキットを示し、サブユニットAは、連続して結合されており、終端サブユニットA1上に接着性ストリップ17を具える。サブユニットB2は、接着性ストリップ17に接着するように適合されたストリップの材料18を具える。 図10は、長方形のキットを示し、サブユニットA1及びサブユニットB2はぞれぞれ、サブユニットA1及びサブユニットB2は、ジグソーパズルと同じように連結される突起部19を具える。 図11は、一巻きの単位投与形態として供給されるサブユニットを示す。 図12は、シート状の単位投与形態として供給されるサブユニットを示す。 図13は、単位投与形態を具える同心円リングとして供給されるサブユニットを示す。 図14は、ストリップとして供給されるサブユニットを示す。

Claims (106)

  1. 可変投与量治療法のカスタマイズした投与量を提供するパッケージにおいて:
    (a)製剤Aの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットAと;
    (b)製剤Bの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットBと;
    (c)少なくとも1つのサブユニットAを少なくとも1つのサブユニットBに物理的に関連させる手段と;
    を具え、
    製剤Aと製剤Bが異なり;
    投与量が各サブユニットからの1の単位投与形態を具え、サブユニットA又はBを前記パッケージに加える、又はサブユニットA又はBを前記パッケージから除去することによって、前記投与量が患者用にカスタマイズされることを特徴とするパッケージ。
  2. 請求項1に記載のパッケージにおいて、少なくとも1つの単位投与形態が、破裂できるセルに封入されていることを特徴とするパッケージ。
  3. 請求項1又は2に記載のパッケージにおいて、少なくとも1つのサブユニットAを、少なくとも1つのサブユニットBに物理的に関連させることを特徴とするパッケージ。
  4. 請求項3又は4に記載のパッケージにおいて、各サブユニットが等しい数の単位投与形態を含むことを特徴とするパッケージ。
  5. 請求項3に記載のパッケージにおいて、製剤Aの単位投与形態と製剤Bの単位投与形態とが共に、各行が1回投与量であり、各列がサブユニットであるような格子パターンに関係付けられていることを特徴とするパッケージ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、製剤Aと製剤Bがそれぞれ、有効成分Xを具え、製剤Aの単位投与形態中の有効成分Xの量が、製剤Bの単位投与形態中の有効成分Xの量と等しくないことを特徴とするパッケージ。
  7. 請求項6に記載のパッケージにおいて、製剤Aの単位投与形態が、製剤Bの単位投与形態の有効成分Xの量より約2、約4、約5、約10、約25、又は約50の因子分だけ多い量の有効成分Xを具えることを特徴とするパッケージ。
  8. 請求項1から5のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、製剤Aが、有効成分Xを具え、製剤Bが、有効成分Yを具えることを特徴とするパッケージ。
  9. 請求項1から5のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、製剤Aが有効成分Xを具え、製剤Bが有効成分Yを具え、製剤Aは有効成分Yを含まないことを特徴とするパッケージ。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、製剤A及び製剤Bが、異なる薬理学的又は薬物速度論的特性を有することを特徴とするパッケージ。
  11. 請求項10に記載のパッケージにおいて、製剤Aが徐放性製剤であり、製剤Bが即効性製剤であることを特徴とするパッケージ。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、前記有効成分Xが、細胞毒性化合物、化学療法化合物、高力価化合物、及び経口投与可能な白金錯体から選択されることを特徴とするパッケージ。
  13. 請求項1から7のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、前記有効成分Xが、サトラプラチン(satraplatin)、又はその代謝産物或いはプロドラッグであることを特徴とするパッケージ。
  14. 請求項13に記載のパッケージにおいて、製剤Aの単位投与形態が、約50mgのサトラプラチン(satraplatin)を具え、製剤Bの単位投与形態が、約10mgのサトラプラチン(satraplatin)を具えることを特徴とするパッケージ。
  15. 請求項13又は14に記載のパッケージにおいて、投与回数が約5回であることを特徴とするパッケージ。
  16. 請求項8又は9に記載のパッケージにおいて、前記有効成分Yが、細胞毒性化合物、化学療法化合物、及び経口投与可能な白金錯体、放射線増感剤、制吐剤、止痢薬、高力価化合物、治療係数が低い化合物、及びホルモン抗ガン剤から選択されることを特徴とするパッケージ。
  17. 請求項1に記載のパッケージにおいて、投与回数が、3から35、約14、約10、約7、及び約5から選択されることを特徴とするパッケージ。
  18. 請求項15又は17に記載のパッケージにおいて、各投与が、その週又は月の1日に指定されていることを特徴とするパッケージ。
  19. 請求項18に記載のパッケージにおいて、各投与が、時系列順にその週又は月の少なくとも1日に指定されていることを特徴とするパッケージ。
  20. 請求項1から19のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、製剤A又はBの少なくとも1つの単位投与形態の少なくとも1つが、経口投与に適合していることを特徴とするパッケージ。
  21. 請求項20に記載のパッケージにおいて、経口投与に好適な前記単位投与形態が、タブレット、ピル、カプセル、又はジェルキャップから選択されることを特徴とするパッケージ。
  22. 請求項1に記載のパッケージにおいて、サブユニットAをサブユニットBに物理的に関連付ける手段が、位置決定手段を具えることを特徴とするパッケージ。
  23. 請求項22に記載のパッケージにおいて、前記位置決定手段に、予め決められたサブユニットA又はBのセットが部分的に入っていることを特徴とするパッケージ。
  24. 請求項1に記載のパッケージにおいて、サブユニットAをサブユニットBに物理的に関連させるための前記手段が、サブユニットBのレセプタクルを通って配置されるように構成されたサブユニットA上の付属物を具えることを特徴とするパッケージ。
  25. 請求項1に記載のパッケージにおいて、サブユニットAをサブユニットBに物理的に関連させるための前記手段が、サブユニットBに接着するように構成されたサブユニットA上の接着剤を具えることを特徴とするパッケージ。
  26. 請求項1から25のいずれか1項に記載のパッケージが、製剤Cの複数の単位投与形態を更に具え、製剤Cが、製剤A及びBとは異なることを特徴とするパッケージ。
  27. 請求項1から26のいずれか1項に記載の複数のパッケージを具えることを特徴とする組み合わせパッケージ。
  28. 請求項1から27のいずれか1項に記載のパッケージが、所定のインターバルで前記パッケージの各サブユニットA及びBから単位投与量を摂取するための患者への指示書を更に具えることを特徴とするパッケージ。
  29. 請求項1から28のいずれか1項に記載のパッケージが、所定のインターバルで製剤Cの単位投与量を摂取するための患者への指示書を更に具え、製剤Cが、製剤A及びBとは異なることを特徴とするパッケージ。
  30. 請求項1から29のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、各投与が、前記パッケージから独立して取り外し可能であることを特徴とするパッケージ。
  31. 可変投与量治療法のカスタマイズされた投与量を提供するパッケージにおいて:
    (a)製剤Aの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットAと;
    (b)製剤Bの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットBと;
    を具え、
    (i) 製剤Aと製剤Bが異なり;
    (ii)少なくとも1つのサブユニットAが、少なくとも1つのサブユニットBと物理的に連結され;投与量が各サブユニットからの1単位投与形態を具え、前記投与量が前記パッケージへ、サブユニットA又はBを加える又は前記パッケージからサブユニットA又はBを除去することによって、前記投与量が患者用にカスタマイズされることを特徴とするパッケージ。
  32. 請求項31に記載のパッケージにおいて、少なくとも1つの単位投与形態が、破裂できるセルに封入されていることを特徴とするパッケージ。
  33. 請求項31又は32に記載のパッケージにおいて、少なくとも1つのサブユニットが、別のサブユニットより少ない単位投与形態を具えることを特徴とするパッケージ。
  34. 請求項31又は32に記載のパッケージにおいて、各サブユニットが等しい数の単位投与形態を含むことを特徴とするパッケージ。
  35. 請求項31又は32に記載のパッケージにおいて、各行が1投与量であり、各列がサブユニットである格子パターン中で、製剤Aの単位投与形態と製剤Bの単位投与形態とが共に関連付けられていることを特徴とするパッケージ。
  36. 請求項31から35のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、製剤Aと製剤Bがそれぞれ有効成分Xを具え、製剤Aの単位投与形態中の有効成分Xの量が、製剤Bの単位投与形態中の有効成分Xの量と等しくないことを特徴とするパッケージ。
  37. 請求項36に記載のパッケージにおいて、製剤Aの単位投与形態が、製剤Bの単位投与形態の有効成分Xの量より約2、約4、約5、約10、約25、又は約50のファクタ分多い量の有効成分Xを具えることを特徴とするパッケージ。
  38. 請求項31から35のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、製剤Aが、有効成分Xを具え、製剤Bが、有効成分Yを具えることを特徴とするパッケージ。
  39. 請求項31から35のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、製剤Aが、有効成分Xを具え、製剤Bが、有効成分Yを具え、好ましくは、製剤Aが、有効成分Yを含まないことを特徴とするパッケージ。
  40. 請求項31から39のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、製剤Aと製剤Bが、異なる薬理学的又は薬物速度論的特性を有することを特徴とするパッケージ。
  41. 請求項40に記載のパッケージにおいて、製剤Aが徐放性製剤であり、製剤Bが即効性製剤であることを特徴とするパッケージ。
  42. 請求項31から41のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、前記有効成分Xが、細胞毒性化合物、化学療法化合物、高力価化合物、及び経口投与可能な白金錯体から選択されることを特徴とするパッケージ。
  43. 請求項31から37のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、前記有効成分Xが、サトラプラチン(satraplatin)、又はこの代謝産物又はプロドラッグであることを特徴とするパッケージ。
  44. 請求項43に記載のパッケージにおいて、製剤Aの単位投与形態が、約50mgのサトラプラチン(satraplatin)を具え、製剤Bの単位投与形態が、約10mgのサトラプラチン(satraplatin)を具えることを特徴とするパッケージ。
  45. 請求項43又は44に記載のパッケージにおいて、投与回数が約5回であることを特徴とするパッケージ。
  46. 請求項38又は39に記載のパッケージにおいて、前記有効成分Yが、細胞毒性化合物、化学療法化合物、経口投与可能な白金錯体、放射線増感剤、制吐剤、止痢薬、高力価化合物、治療係数が低い化合物、及びホルモン抗ガン剤から選択されることを特徴とするパッケージ。
  47. 請求項31に記載のパッケージにおいて、投与回数が、3から35、約14、約10、約7、及び約5から選択されることを特徴とするパッケージ。
  48. 請求項35又は37に記載のパッケージにおいて、各投与が、その週又は月の1日で指定されていることを特徴とするパッケージ。
  49. 請求項48に記載のパッケージにおいて、各投与が、時系列順にその週又は月の1日で指定されていることを特徴とするパッケージ。
  50. 請求項31から49のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、少なくとも1つの製剤A又はBの少なくとも1つの単位投与形態が、経口投与に適合されていることを特徴とするパッケージ。
  51. 請求項50に記載のパッケージにおいて、経口投与に適した単位投与形態が、タブレット、ピル、カプセル、又はジェルキャップから選択されることを特徴とするパッケージ。
  52. 請求項31から51のいずれか1項に記載のパッケージが更に、製剤Cの複数の単位投与形態を具え、製剤Cが製剤A及びBと異なることを特徴とするパッケージ。
  53. 請求項1から52のいずれか1項に記載の複数のパッケージを具えることを特徴とする組み合わせパッケージ。
  54. 請求項31から53のいずれか1項に記載のパッケージが、所定のインターバルで前記パッケージのサブユニットA及びBの各々から単位投与量を摂取するための患者への指示書を更に具えることを特徴とするパッケージ。
  55. 請求項31から54のいずれか1項に記載のパッケージが、所定のインターバルで製剤Cの単位投与量を摂取するための患者への指示書を更に具え、製剤Cが、製剤A及びBと異なることを特徴とするパッケージ。
  56. 請求項31から55のいずれか1項に記載のパッケージにおいて、各投与量が、前記パッケージから独立して取り外し可能であることを特徴とするパッケージ。
  57. 可変投与量治療法のカスタマイズされた投与量を組み立てる又は作成するキットにおいて:
    (a)製剤Aの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットAと;
    (b)製剤Bの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットBと;
    (c)サブユニットAの製剤Aの単位投与形態又はサブユニットBの製剤Bの単位投与形態を相互に関連付ける又は物理的に結合させるための手段と;
    を具え、
    製剤Aと製剤Bが異なり;前記カスタマイズされた投与量が、請求項1、31、81又は90に記載のパッケージで提供されることを特徴とするキット。
  58. 請求項57に記載のキットにおいて、各サブユニットが等しい数の単位投与形態を含むことを特徴とするキット。
  59. 請求項57又は58に記載のキットにおいて、前記サブユニットA及び/又はBに、予成形された相互接続で提供されることを特徴とするキット。
  60. 請求項59に記載のキットにおいて、前記サブユニットA及び/又はBに、ロール状、シート状、同心円リング、ストリップ、又は他の予め形成された相互接続が設けられていることを特徴とするキット。
  61. 請求項57から60のいずれか1項に記載のキットにおいて、少なくとも1つの単位投与形態が、破裂できるセルに封入されていることを特徴とするキット。
  62. 請求項58から61のいずれか1項に記載のキットにおいて、前記サブユニットが、前記治療法に適した多数の単位投与形態を具え、又は多数の相互接続した単位投与形態から、このような適切な数の単位投与形態を区画するように適用されていることを特徴とするキット。
  63. 請求項62に記載のキットにおいて、より多数の相互に連結した前記単位投与形態が、適切な数の単位投与形態を具えるサブユニットの区画を助けるように適合されていることを特徴とするキット。
  64. 請求項57から61のいずれか1項に記載のキットにおいて、前記手段が、前記カスタマイズされた投与量又は適切な数のカスタマイズされた投与量を作るためにテンプレートに加える複数のサブユニットA又はBを提供することを特徴とするキット。
  65. 請求項57から61のいずれか1項に記載のキットにおいて、前記カスタマイズされた投与量又は適切な数のカスタマイズされた投与量を作るためにテンプレートから取り除く複数のサブユニットA又はBを提供することを特徴とするキット。
  66. 請求項64又は65に記載のキットにおいて、前記テンプレートが、製剤A又はBの所定の単位投与形態セットを具えることを特徴とするキット。
  67. 請求項57に記載のキットにおいて、前記手段が位置決定手段を具えることを特徴とするキット。
  68. 請求項57に記載のキットにおいて、前記手段が、患者用製剤A又はBの適切な数の単位投与形態を相互に連結するための指示書を具え、前記治療法の患者にカスタマイズされた投与量を作ることを特徴とするキット。
  69. 請求項58に記載のキットにおいて、前記手段が、前記カスタマイズされた投与量を作るために、適切な数のサブユニットAをサブユニットBと物理的に関連付けるための指示書を具えることを特徴とするキット。
  70. 請求項57に記載のキットが、製剤Cの複数の単位投与形態を更に具え、製剤Cが製剤Aと製剤Bとは異なることを特徴とするキット。
  71. 請求項70に記載のキットが、少なくとも1つのサブユニットCを、前記パッケージ内に含めるための指示書を更に具えることを特徴とするキット。
  72. 可変投与量治療法のカスタマイズされた投与量を組み立てる又は準備するキットにおいて:
    (a)製剤Aの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットAと;
    (b)製剤Bの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットBと;
    を具え、
    製剤Aと製剤Bが異なり;前記カスタマイズされた投与量が、請求項1、31、81又は90のパッケージで提供されることを特徴とするキット。
  73. 請求項72に記載のキットにおいて、サブユニットが、等しい数の単位投与形態を含むことを特徴とするキット。
  74. 請求項72又は73に記載のキットにおいて、前記サブユニットA又はBに予め成形された相互接続が設けられていることを特徴とするキット。
  75. 請求項74に記載のキットにおいて、前記サブユニットA又はBに、ロール状、シート状、同心円リング、ストリップ、又は他の予め形成された相互接続が設けられていることを特徴とするキット。
  76. 請求項72から75のいずれか1項に記載のキットにおいて、少なくとも1つの単位投与形態が、破裂できるセルに封入されていることを特徴とするキット。
  77. 請求項74から76のいずれか1項に記載のキットにおいて、前記サブユニットが、前記治療法に適切な多数の単位投与形態を具える、又は多数の相互接続した単位投与形態から、このような適切な数の単位投与形態を区画するように適用されていることを特徴とするキット。
  78. 請求項77に記載のキットにおいて、より多数の相互に連結した前記単位投与形態が、適切な数の単位投与形態を具えるサブユニットの区画を助けるように適合されていることを特徴とするキット。
  79. 請求項72に記載のキットが、製剤Cの複数の単位投与形態を更に具え、製剤Cが製剤AとBと異なることを特徴とするキット。
  80. 請求項79に記載のキットにおいて、製剤Cの複数の単位投与形態を更に具え、製剤Cが製剤Aと製剤Bとは異なることを特徴とするキット。
  81. カスタマイズされた投与量のサトラプラチン(satraplatin)を提供するパッケージにおいて、前記パッケージが、
    (a)製剤Aの相互に連結した複数の単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットAであって、製剤Aの各単位投与形態が、ある量のサトラプラチン(satraplatin)を具えるサブユニットAと;
    (b)製剤Bの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットBであって、製剤Bの各単位投与形態が、製剤Bの単位投与形態の量と等しくない量のサトラプラチン(satraplatin)を具えるサブユニットBと;
    (c)投与量が各サブユニットから1つの単位投与形態を具えるように少なくとも1つのサブユニットAをサブユニットBに物理的に結合させるための手段であって、前記投与量がサブユニットA又はBを加える又は取り除くことによって患者用にカスタマイズされる手段と;
    を具えることを特徴とするパッケージ。
  82. 請求項81に記載のパッケージにおいて、製剤Aの単位投与形態が、約75mg、約50mg、約25mg、約10mg、及び約5mgから選択される量のサトラプラチン(satraplatin)を具えることを特徴とするパッケージ。
  83. 請求項81に記載のパッケージにおいて、製剤Aの単位投与形態が、製剤Bの単位投与形態の有効成分Xの量より約2、約4、約5、約10、約25、又は約50の因子分だけ多い量の有効成分Xを具えることを特徴とするパッケージ。
  84. 請求項81に記載のパッケージにおいて、3から35日間、約14日間、約10日間、約7日間、及び約5日間から選択される投与サイクルに渡って一貫した投与量に適合されることを特徴とするパッケージ。
  85. 請求項81に記載のパッケージにおいて:
    (a)製剤Aの単位投与形態中のサトラプラチン(satraplatin)の量が約50mgであり;
    (b)製剤Bの単位投与形態中のサトラプラチン(satraplatin)の量が約10mgであり;
    (c)前記パッケージが、約7日間の投与サイクルに渡って、約5日間毎日投与するように更に適合されていること;
    を特徴とするパッケージ。
  86. 請求項81に記載のパッケージが、所定の回数で前記パッケージの各サブユニットA及びBから単位投与量を摂取するための患者への指示書を更に具えることを特徴とするパッケージ。
  87. 請求項81から86のいずれか1項に記載のパッケージが、所定の回数で製剤Cから単位投与量を摂取するための患者への指示書を更に具え、製剤Cが製剤Aと製剤Bと異なることを特徴とするパッケージ。
  88. 請求項81に記載のパッケージが、製剤Cの少なくとも1つの他の単位投与形態を更に具え、製剤Cが、製剤Aと製剤Bと異なることを特徴とするパッケージ。
  89. 請求項87又は88に記載のパッケージにおいて、前記製剤Cが、細胞毒性化合物、化学療法化合物、経口投与可能な白金錯体、放射線増感剤、制吐剤、止痢薬、高力価化合物、治療係数が低い化合物、及びホルモン抗ガン剤から選択される有効成分を具えることを特徴とするパッケージ。
  90. カスタマイズされた投与量のサトラプラチンを提供するパッケージにおいて、前記パッケージが、
    (a)製剤Aの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットAであって、製剤Aがある量のサトラプラチンを具えるサブユニットAと;
    (b)製剤Bの複数の相互に連結した単位投与形態を具える少なくとも1つのサブユニットBであって、製剤Bが製剤Aの単位投与形態の量と等しくない量のサトラプラチンを具えるサブユニットBと;を具え、
    投与量が各サブユニットから1つの単位投与形態を具え、前記投与量が、サブユニットA又はBを加える、又は取り除くことによって患者用にカスタマイズされることを特徴とするパッケージ。
  91. 請求項90に記載のパッケージにおいて、製剤Aの単位投与形態が、約75mg、約50mg、約25mg、約10mg、及び約5mgから選択される量のサトラプラチン(satraplatin)を具えることを特徴とするパッケージ。
  92. 請求項90に記載のパッケージにおいて、製剤Aの単位投与形態が、製剤Bの単位投与形態の有効成分Xの量より約2、約4、約5、約10、約25、又は約50の因子分だけ多い量の有効成分Xを具えることを特徴とするパッケージ。
  93. 請求項90に記載のパッケージが、3から35日間、約14日間、約10日間、約7日間、及び約5日間から選択される投与サイクルに渡って一貫した投与量に更に適合されていることを特徴とするパッケージ。
  94. 請求項90に記載のパッケージにおいて:
    (a)製剤Aの単位投与形態中のサトラプラチン(satraplatin)の量が約50mgであり;
    (b)製剤Bの単位投与形態中のサトラプラチン(satraplatin)の量が約10mgであり;
    (c)前記パッケージが、約7日間の投与サイクルに渡って、約5日間毎日投与するよう更に適合されている;
    ことを特徴とするパッケージ。
  95. 請求項90に記載のパッケージが、所定の回数で前記パッケージの各サブユニットA及びBから単位投与量を摂取するための患者への指示書を更に具えることを特徴とするパッケージ。
  96. 請求項90に記載のパッケージが、所定の回数で製剤Cから単位投与量を摂取するための患者への指示書を更に具え、製剤Cが製剤Aと製剤Bと異なることを特徴とするパッケージ。
  97. 請求項90に記載のパッケージが、少なくとも1つのその他の単位投与形態の製剤Cを更に具え、製剤Cが製剤Aと製剤Bと異なることを特徴とするパッケージ。
  98. 請求項96又は97に記載のパッケージにおいて、前記製剤Cが細胞毒性化合物、化学療法化合物、経口投与可能な白金錯体、放射線増感剤、制吐剤、止痢薬、高力価化合物、治療係数が低い化合物、及びホルモン抗ガン剤から選択される有効成分を具えることを特徴とするパッケージ。
  99. 請求項1から56又は81から98のいずれか1項に記載のパッケージを組み立てる、又は作成する方法において、製剤A及びBの適切な数の単位投与形態を決定し、定められた投与量の可変投与量治療法を達成するステップと、
    (a)前記パッケージからサブユニットに追加、又は前記パッケージからサブユニットを取り除くステップ;又は
    (b)請求項57又は72に記載の前記キットを使用するステップ;
    とを具え、
    これによって患者用に投与量をカスタマイズすることを特徴とする方法。
  100. 請求項26、52、88、又は97のいずれか1項に記載のパッケージを組み立てる、又は作成する方法において、製剤A及びBの適切な数の単位投与形態を決定し、定められた投与量の可変投与量治療法を達成するステップと、
    (a)前記パッケージへサブユニットを追加、又は前記パッケージからサブユニットを取り除くステップと;又は
    (b)請求項70、71、79、又は80に記載の前記キットを使用するステップと、
    を具え、
    これによって患者用に投与量をカスタマイズすることを特徴とする方法。
  101. 病気を患っている患者を治療する方法において:
    (a)可変投与量治療法の適切な投与量を前記患者用に決定するステップと;
    (b)可変投与量治療法の請求項1から56又は81から98のいずれか1項に記載のパッケージのカスタマイズされた投与量を前記患者に処方するステップと;
    (c)前記患者に指示して所定のインターバルで前記パッケージのサブユニットA及びBのそれぞれから単位投与量を摂取させるステップと;
    を具えることを特徴とする方法。
  102. 請求項101に記載の方法において、前記患者に指示して、所定のインターバルで製剤Cの単位投与量を摂取させるステップを更に具え、製剤Cが製剤A及びBと異なることを特徴とする方法。
  103. 請求項101又は102に記載の方法において、前記疾患が、癌、高血圧症、甲状腺機能低下症、心臓関連の疾患、及び鬱病から選択されることを特徴とする方法。
  104. 請求項103に記載の方法において、前記疾患が肝臓癌、胃癌、大腸癌、乳癌、膵臓癌、皮膚癌、子宮頸癌、卵巣癌、睾丸癌、肺癌、及び頭頸部癌、前立腺癌、ホルモン耐性前立腺癌、小細胞肺癌、及びそれらの転移癌から選択される癌であることを特徴とする方法。
  105. 図1a、1b、又は2のいずれか1つに記載のパッケージと実質的に類似していることを特徴とする請求項1、31、81、又は90のいずれか1項に記載のパッケージ。
  106. 図3から図10のいずれか1つに記載のキットに実質的に類似していることを特徴とする請求項57又は72に記載のキット。
JP2007521585A 2004-07-14 2005-07-13 可変投与量パッケージシステム Pending JP2008506463A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US58773504P 2004-07-14 2004-07-14
PCT/US2005/024761 WO2006019760A1 (en) 2004-07-14 2005-07-13 Variable-dose packaging system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008506463A true JP2008506463A (ja) 2008-03-06
JP2008506463A5 JP2008506463A5 (ja) 2008-09-11

Family

ID=35414686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007521585A Pending JP2008506463A (ja) 2004-07-14 2005-07-13 可変投与量パッケージシステム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20080272022A1 (ja)
EP (1) EP1781230A1 (ja)
JP (1) JP2008506463A (ja)
AU (1) AU2005275205A1 (ja)
CA (1) CA2573762A1 (ja)
WO (1) WO2006019760A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2618520C (en) * 2005-08-25 2015-01-27 Oriel Therapeutics, Inc. Drug containment systems with sticks, related kits, dry powder inhalers and methods
ES2578616T3 (es) * 2007-05-04 2016-07-28 Unit Dose Pack B.V. Método para la fijación de una tarjeta de información a un artículo envasado en un blíster, una tarjeta de información y un sistema que usa la tarjeta de información
WO2009087553A1 (en) * 2008-01-02 2009-07-16 Aurobindo Pharma Limited Kits for administering bisphosphonates
US8136666B2 (en) * 2009-02-27 2012-03-20 Goldman Kenneth N Daily dose personal pill dispenser
US20110193333A1 (en) * 2010-02-11 2011-08-11 Parrish Delmer H Medicine administration card and related method of use
US20130015095A1 (en) * 2011-07-14 2013-01-17 Omnicare Inc. Administration methods and packagings for dosage units
EP2962578A1 (en) * 2014-06-30 2016-01-06 Richard Hubertus Verheesen Method of providing a plurality of nutrition portions to a user and packaging product
WO2017044628A2 (en) * 2015-09-08 2017-03-16 Accredo Health Group, Inc. Medication dispensing system
GB2589635B (en) * 2019-12-06 2021-12-01 Merxin Ltd Elongate form medicament carrier and medicament dispenser
US11147780B2 (en) * 2020-02-24 2021-10-19 Algia Pharma, Llc Multidrug pain management package

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6323813A (ja) * 1986-07-11 1988-02-01 ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト 連続投与用の薬剤組合せを含有する投薬用包装物
JP2002539126A (ja) * 1999-03-11 2002-11-19 メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド チロシンキナーゼ阻害剤
JP2003505154A (ja) * 1999-07-22 2003-02-12 ドラッグテック コーポレイション 引き剥がしパック
WO2003020200A2 (en) * 2000-11-16 2003-03-13 New River Pharmaceuticals Inc. A novel pharmaceutical compound and methods of making and using same
WO2003047657A2 (en) * 2001-12-06 2003-06-12 Dca Design International Limited Improvements in and in relation to a medicament cartridge

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2103694A1 (de) * 1971-01-27 1972-08-17 Asta Werke Ag Chem Fab Packung für Tabletten, Dragees, Kapseln od. dgl
GB1601885A (en) * 1978-05-30 1981-11-04 Sterwin Ag Packaging
ZA805101B (en) * 1979-08-23 1981-08-26 Johnson Matthey Co Ltd Compositions containing platinium
SE465317B (sv) * 1986-09-25 1991-08-26 Astra Laekemedel Ab Laekemedelsfoerpackning och kombinationsfoerpackning foer laekemedel samt anvaendning av laekemedelsfoerpackningar foer framstaellning av en kombinationsfoerpackning
US5072011A (en) * 1988-02-02 1991-12-10 Johnson Matthey, Inc. Pt(IV) complexes
US5244919A (en) * 1988-02-02 1993-09-14 Johnson Matthey, Inc. Pt(IV) complexes as anti-tumor agents
SE460760B (sv) * 1988-03-01 1989-11-20 Astra Ab Hanteringsanordning foer dosenheter av laekemedel, foerfarande foer dess framstaellning och medel foer genomfoerande av foerfarandet
GB9408218D0 (en) * 1994-04-26 1994-06-15 Johnson Matthey Plc Improvements in platinum complexes
US5954202A (en) * 1996-06-28 1999-09-21 Westvaco Corporation Paperboard blank for a self-contained, reclosable package
CZ288912B6 (cs) * 1998-05-27 2001-09-12 Lachema, A. S. Komplex platiny v oxidačním čísle IV, způsob přípravy tohoto komplexu, tento komplex jako léčivo a farmaceutická kompozice tento komplex obsahující
CZ288406B6 (en) * 1998-05-27 2001-06-13 Lachema Np Platinum complex of oxidation number II, process for preparing such complex, the complex functioning as medicament and pharmaceutical composition in which the complex is comprised
US6047829A (en) * 1998-09-18 2000-04-11 Westvaco Corporation Unit dose packaging system (UDPS) having a child resistant locking feature
US6082544A (en) * 1999-02-01 2000-07-04 Artromick International, Inc. Medicine unit dose dispensing system and method
DE29913195U1 (de) * 1999-07-28 2000-02-10 Kugler Astrid Kombinationspackung für Medikamente
US6230893B1 (en) * 2000-02-11 2001-05-15 Westvaco Corporation Unit dose packaging system (udps) having a child resistant locking feature
US6412636B1 (en) * 2001-05-21 2002-07-02 Westvaco Corporation Unit dose packaging system with child resistance and senior friendly features

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6323813A (ja) * 1986-07-11 1988-02-01 ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト 連続投与用の薬剤組合せを含有する投薬用包装物
JP2002539126A (ja) * 1999-03-11 2002-11-19 メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド チロシンキナーゼ阻害剤
JP2003505154A (ja) * 1999-07-22 2003-02-12 ドラッグテック コーポレイション 引き剥がしパック
WO2003020200A2 (en) * 2000-11-16 2003-03-13 New River Pharmaceuticals Inc. A novel pharmaceutical compound and methods of making and using same
WO2003047657A2 (en) * 2001-12-06 2003-06-12 Dca Design International Limited Improvements in and in relation to a medicament cartridge

Also Published As

Publication number Publication date
EP1781230A1 (en) 2007-05-09
AU2005275205A1 (en) 2006-02-23
CA2573762A1 (en) 2006-02-23
WO2006019760A1 (en) 2006-02-23
US20080272022A1 (en) 2008-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008506463A (ja) 可変投与量パッケージシステム
ES2182729T3 (es) Envase de tiras.
US6258379B1 (en) Analgesic dosage units for coordinated administration
US4887790A (en) Troche mold and dispenser
US10314766B2 (en) Medication packaging and dose regimen system
US10780022B2 (en) Medication packaging and dose regimen system
ZA200602719B (en) Case with pill receiving sleeves for storing and dispensing pills
CA3145035A1 (en) Products of manufacture and methods for treating, ameliorating or preventing coronavirus infection
EP1039900B1 (en) Pharmaceutical composition containing sibutramine and orlistat
DE20314741U1 (de) Medikament-Kalender
KR20020084413A (ko) 피롤 유도체를 포함하는 약학 조성물
US20190060243A1 (en) Article and method for a pharmaceutical agent
RU94457U1 (ru) Упаковка суточной дозы лекарственных препаратов перорального применения для комплексной медикаментозной терапии (варианты) и упаковка лекарственных препаратов перорального применения для курса комплексной медикаментозной терапии
CN117042738A (zh) 药物剂量系统
CN107595863A (zh) 一种用于降低血糖血脂的药物复方制剂及其用途
CN101390968A (zh) 一种治疗肠胃病的中草药组合物及其制备方法和用途
Roussel et al. Orap. 1269
Ciappara Drug therapy in the elderly
Morris et al. Allergic Laryngospasm on Initiating Oral Propranolol Therapy
KR20010002716A (ko) 의약품 다기능 단위 포장의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080711

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100921

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101208

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110329