JP2008505081A - タンニング剤およびリポソーム封入ウルソール酸を含有する化粧品組成物ならびに方法 - Google Patents

タンニング剤およびリポソーム封入ウルソール酸を含有する化粧品組成物ならびに方法 Download PDF

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Abstract

リポソーム封入ウルソール酸、日焼け剤および化粧品用として許容しうる担体を含む、日焼けを提供するために皮膚に局所適用するための組成物、ならびにその使用方法。
【選択図】図1

Description

発明の分野
本発明は、スキンケア化粧品組成物および方法に関する。特に本発明は、ジヒドロキシアセトン(DHA)などのタンニング剤(tanning agent)とリポソーム封入ウルソール酸との新規組み合わせを含む、新規な化粧品組成物および方法に関する。
発明の背景
日焼け色(tan)は身体的健康および社会的成功の象徴と見なされることが多い。日焼け色は、自分の皮膚を太陽光もしくは人工紫外線に曝すことにより、またはセルフ・タンニング製品の使用により、容易に手に入れることができる。しかし、こうしたUV-A放射線への長期曝露による悪影響が知られているため、紫外線への暴露によって生じる日焼け色は好ましくない。
現在当分野では、ジヒドロキシアセトン(DHA)を非UV誘発型の日焼け補助物質として使用することが知られている。初期の段階では長年にわたり、DHA誘発型の日焼けは不自然に見えるオレンジ色を特徴としていた。近年の改良を以ってしても、一部の消費者は、DHAを使用すると自然には見えない日焼け色になると感じている。その上、DHAは皮膚の色変化をもたらすのに数時間を要する場合がある。具体的に言うと、多くのセルフ・タナーで着色が明らかになるまでに3〜5時間を要することがあるが、これは多忙な消費者にしてみれば途方も無く長い待ち時間であろう。
こうしたことから、自然な日焼け色の着色により近い着色を施す即効性セルフ・タンニング製品の需要が高まっている。
発明の概要
本発明は、リポソーム封入ウルソール酸、タンニング剤および化粧品用として許容しうる担体を含む、タンニングを提供するために皮膚に局所適用するための組成物を提供する。
本発明はさらに、リポソーム封入ウルソール酸、ジヒドロキシアセトンおよび化粧品用として許容しうる担体を含む組成物を皮膚に局所適用することを含むタンニング方法を提供する。
詳細な説明
実施例および比較例、または別に明示した場合を除き、材料の量もしくは比率または反応条件、材料の物理的性質および/または用途を示す本明細書中の全ての数字は、「約(about)」という言葉によって修正されるものと理解されたい。全ての量は、別段の指定がない限り、最終組成物の重量を基準とする。
ウルソール酸は、薬理作用を持つ様々な植物に見出される、無毒で天然に存在するトリテルペノイドである。研究によると、ウルソール酸は抗炎症性、抗腫瘍性および老化防止性を併せ持つことが分かっている。「Pharmacology of Oleanonic Acid and Ursolic Acid」、 Journal of Ethnopharmacology, 49, 57-58, 1995を参照されたい。しかし、ウルソール酸を可溶化するのは難しい。例えば、エタノールまたは他のアルコールに溶かしたウルソール酸を培養細胞に適用すると溶液から析出してしまう。また、ウルソール酸は、一般的な溶媒に組み込むとヒトの皮膚に浸透しにくい場合がある。Dawn M. Both, Karina Goodtzova, Daniel B. Yarosh, およびDavid A. Brownによる「Liposome-encapsulated Ursolic Acid increases in ceramides and collagen in human skin cells」、Arch Dermatol Res, 2002, 293: 570-571を参照されたい。ウルソール酸を皮膚内に送達する1つの方法として、ウルソール酸の皮膚内への浸透能力を高める小胞中にウルソール酸が組み込まれている。
リポソームは、天然の無毒なリン脂質およびコレステロールから製造しうる最小の球状人工小胞である。「What are Liposomes」、Laboratory of Liposomal Research, November 18, 2003を参照されたい。リポソームは、小薬物分子、タンパク質、ヌクレオチドおよびプラスミドなどの多様な分子を運ぶための小胞として用いられてきた。リポソームは極めて用途が広く、またその組成が変えられるため、それらを化粧品用途における皮膚内への活性成分(actives)の送達を含む数々の用途に利用することができる。リポソームベースの製剤は、皮膚脂質二重層の完全性(integrity)を乱したり、皮膚を清潔にしている間に洗い流されたりしないことが分かっている。
小胞中のウルソール酸を保護しようという試みの結果、最近の研究で、リポソーム封入ウルソール酸(「URAリポソーム」)により本明細書中で先に述べた可溶化問題が克服されることが分かった。また、URAリポソームは、抗炎症性および抗腫瘍性に加えて、ヒトの皮膚細胞におけるセラミドおよびコラーゲン含有量の増加を介して老化防止という利益をもたらすことも分かっている。Dawn M. Both, Karina Goodtzova, Daniel B. Yarosh, およびDavid A. Brownによる「Liposome-encapsulated Ursolic Acid increases in ceramides and collagen in human skin cells」、Arch Dermatol Res, 2002, 293: 569-575を参照されたい。
本発明は、ジヒドロキシアセトン(「DHA」)と少なくとも1種のURAリポソームとの併用によって予想外に迅速でかつ比較的自然に見えるヒト皮膚の暗色化(darkening)/日焼けが提供される、という驚くべき所見を基に予測されたものである。いずれの理論にも束縛されるつもりは無いが、URAリポソームは皮膚によりよく浸透しうることから、該URAリポソームは、DHAを皮膚によりよく浸透させてより顕著かつ迅速な皮膚の暗色化/日焼けを提供するための経路も切り開くと考えられる。具体的に言うと、本明細書中で先に述べたように、URAは皮膚内へ浸透させるために可溶化することが難しいため、前記リポソームが該URAを皮膚内へ運ぶための小胞を提供していると考えられる。皮膚内への経路が切り開かれれば、DHAとURAリポソームとの組み合わせを含む本組成物のDHAは皮膚内への経路を容易に辿ることができる。
本発明のURAリポソームを製剤化する際には、当業者に公知のいずれのリポソームを使用してもよい。本発明のリポソームは、コレステロール、ステアリルアミン、またはホスファチジルコリンなどの様々なリン脂質から作成することができる。卵黄または大豆に由来する脂質を用いてリポソームを作製することもできる。従来のリポソーム調製法は、多層または二重層形成要素(リン脂質もしくはリン脂質と他の脂質、例えばコレステロールとの混合物)をフラスコ内の揮発性有機溶媒または有機混合物に溶かした後に相分離を起こさない温度および圧力などの条件下で該溶媒を蒸発させるといった、多くの段階を含んでいる。溶媒を除去した後、通常は反応器壁上の膜蒸着物の形態をとる乾燥脂質混合物を、緩衝剤、塩、コンディショニング剤および閉じ込めようとする活性物質を含有しうる水性媒体と水和させる。該水性媒体の一部がリポソームに封入されるこの水和段階でリポソームが形成される。水和は、攪拌、超音波処理またはマイクロ流動化(microfluidisation)による溶液の活性化(energizing)とその後の1つ以上のポリカーボネート製フィルターを通す押し出しの有無にかかわらず、実施することができる。遊離している非封入活性物質は回収時に分離することが可能であり、得られた生成物はろ過し、殺菌し、場合によっては凍結乾燥させてから容器に詰める。リポソームを作製する他の方法には、溶媒を連続的に除去しながらの脂質有機溶液の水性媒体への注入、噴霧乾燥の利用、凍結乾燥、マイクロ乳化(microemulsification)およびマイクロ流動化が含まれる。米国特許第4,529,561号および米国特許第4,572,425号を参照されたい。
本発明では、リポソームへの組み込みの際に、活性成分としてのウルソール酸は、単離された形態であってもよいし、純粋な/半純粋(semi-pure)な形態の抽出物として提供されてもよい。より具体的に言えば、ウルソール酸は植物から、例えば植物部位からまたは溶媒抽出物として、得ることができる。ウルソール酸は、ギョリュウモドキ[Calluna vulgaris (ツツジ科(Ericaceae))]、ビワ[Eribotrya japonica (バラ科(Rosaceae))]、ユーカリ・ハイブリッド[Eucalyptus hybrid (フトモモ科(Myrtaceae))]、カユプテ[Melaleuca leucadendron L. (フトモモ科)]、カキドオシ[Glechoma hederacea L. (シソ科(Labiatae))]、ホーリーバジル[Ocimum sanctum (シソ科)]、ローズマリー[Rosmarinus officinalis L. (シソ科)]、イチヤクソウ[Pyrola rotundifolia (イチヤクソウ科(Pyrolaceae))]、シラタマカズラ[Psychotria serpens L. (アカネ科(Rubiaceae))]、ソクズ[Sambucus chinesis Lindl (スイカズラ科(Caprifoliaceae))]、ソラナム・インカナム L.[Solanum incanum L. (ナス科(Solanaceae))]、およびツルリンドウ[Tripterospermum taiwanense (リンドウ科(Gentianaceae))]を含むがこれらに限定されない、様々な植物において見出すことができる。同様の生物学的特性を持つ他のウルソール酸類似体または相同体、例えばウルソール酸の異性体であるオレアノール酸もまた使用しうることを理解されたい。当業者であれば、本明細書中に記載した実施例中の、DHA活性を高めることにより皮膚のタンニングを増進させる能力を判定するためのプロトコルに従って、容易にかかる類似体または相同体の有効性を判定することができる。
活性ウルソール酸の濃度は供給元によって異なる場合があるため、指針としては、0.0001〜5%の単離型ウルソール酸当量濃度を与える量の抽出物を使用することが推奨される。また、下記実施例に示す通り、ウルソール酸はタンニングを達成する際の主活性成分であるが、幾らかの寄与活性(contributory activity)を持ちうる追加の成分(それら単独では必ずしも非常に有効とは言えないもの)が前記の植物抽出物中に存在していてもよい。
リポソーム封入は、当分野で周知の方法によって行う。好適な実施形態では、ホスファチジルコリンおよびコレステロールをエタノールに2:5:1のモル比で溶かす。この溶液をアリコートに分け、リポソームの取り込み能力が測定できるように各種濃度のウルソール酸を加える。1つのアリコートにはウルソール酸を加えず、空リポソーム対照とする。各アリコートを、30G1/2注射針を介して等量の冷1×リン酸緩衝生理食塩水(PBS)に注入する。得られたリポソームを高性能薄層クロマトグラフィー(HPTLC)で分析することにより、リポソームに組み込まれたウルソール酸の濃度を測定する。封入済みのリポソームは、例えば、Englewood Cliffs, NJのBarnet Products CorporationからMerosphereという商品名で入手することができる。
本発明では、使用するリポソーム中のウルソール酸の最終濃度は、0.001%〜0.9%、好ましくは0.005%〜0.5%および最も好ましくは0.01%〜0.1%である。最終組成物中のウルソール酸の濃度は、0.0001〜0.1%、好ましくは0.0002〜0.005%および最も好ましくは0.0002〜0.0003%である。
本発明では、本組成物はタンニング剤をさらに含む。当業者に公知のタンニング剤はいずれも本発明の範囲内にあるが、好ましくはジヒドロキシアセトン(DHA)を使用する。DHAは公知の皮膚暗色化剤(darkening agent)である。しかし、先に述べた通り、皮膚のタンニングを目的としてDHAを使用すると、一部の人々からは不自然に見える日焼け色と受け止められかねない色になる。さらに、DHAは皮膚の色変化をもたらすのに数時間を要する場合がある。DHAとURAリポソームとの本発明の組み合わせは、URAリポソームの浸透効果によってDHAが皮膚により容易に浸透するための経路が提供されると考えられるため、より自然に見える日焼け色をより迅速に提供する上で有益である。
他の日焼け剤もまた本発明の範囲内にあるとみなされることに留意されたい。例えば、イサチン、アロキサン、ニンヒドリン、グリセルアルデヒド、メソ酒石酸アルデヒド(mesotartaric aldehyde)、グルタルアルデヒド、エリトルロース、ピラゾリン-4,5-ジオン誘導体、ならびに4,4-ジヒドロキシピラゾリン-5およびその誘導体を含むがこれらに限定されないタンニング剤を、代替物として、またはDHAと併せて使用してもよい。
好適な実施形態では、DHAを、0.001%〜10%、好ましくは0.01%〜5%および最も好ましくは0.1%〜3%使用する。
DHAまたは日焼け剤を代替的にリポソームに封入することにより、該DHAまたは該日焼け剤の皮膚内への送達を増進させてもよい。封入方法は上記の通りであっても、または他のいずれか公知の封入手段であってもよい。
同様に、本発明の好適な実施形態は、DHAとURAリポソームとの組み合わせを含む組成物の浸透を容易にする浸透促進剤を含有していてもよい。適切な浸透促進剤としては、限定するものではないが、ペンチレングリコール、C12〜15安息香酸アルキル、ポリソルベート-ポリエチレンソルビタン-モノラウレート (Tween-20(登録商標))、ポリエチレングリコール、エトキシジグリコール、ジメチルスルホキシド、ラウリル硫酸ナトリウム、レシチンおよびそれらの混合物が挙げられる。
前記浸透促進剤を、好ましくは、前記組成物の0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.01重量%〜8重量%および最も好ましくは0.1重量%〜5重量%使用する。
前記組成物は、場合によっては、皮膚、毛髪および/または爪への局所適用に適した、化粧品用として許容しうるビヒクルをさらに含む。化粧品用として許容しうるビヒクルは当分野で周知であり、最終適用用途に応じて選択される。例えば、本発明のビヒクルとしては、限定するものではないが、皮膚への適用に適したビヒクルが挙げられる。かかるビヒクルは当業者に周知であり、皮膚への適用に適した1種以上の適合性液体もしくは固体の充填剤希釈剤(filler diluents)またはビヒクルを挙げることができる。ビヒクルの正確な量は、当業者であれば該ビヒクルとは異なるものとして分類するであろう他の任意成分(例えば、他の活性成分)の濃度によって決まる。本発明の組成物は、好ましくは、該組成物の約75重量%〜約99.99重量%、より好ましくは約85重量%〜約99.99重量%および最も好ましくは約93重量%〜約98重量%の量のビヒクルを含む。
本明細書中のビヒクルおよび組成物は、エマルションを含むがこれに限定されない数多くの形で製剤化することができる。例えば、適切なエマルションとしては、水中油滴型、油中水滴型、水中油中水滴型、油中水中油滴型、およびシリコーン中水中油滴型のエマルションが挙げられる。好適な組成物は水中油滴型エマルションを含む。
本発明の組成物は、クリーム、ワックス、ペースト、ローション、乳液、ムース、ジェル、オイル、トニック(tonic)およびスプレーを含む多種多様な製品タイプに製剤化することができる。好適な組成物は、ローション、クリーム、ジェル、およびスプレーに製剤化される。これらの製品形態を、ハンドローションおよびボディローション、顔用保湿剤、局所鎮痛薬およびメイクアップ用品/化粧品を含むがこれらに限定されない数多くの用途に使用してもよい。かかる製品を製剤化するのに必要な追加成分は製品タイプによって異なるが、当業者であれば規定に従って選択することができる。
他の成分
前記製剤は、担体および/または該製剤の使用目的に応じて選択される他の成分もまた含みうる。当業者であれば通常の実験を通して各製剤に適した追加成分の量を決定しうることに留意されたい。追加成分としては、限定するものではないが、酸化防止剤(例えば、BHT)、キレート化剤(例えば、EDTA二ナトリウム)、エマルション安定剤(例えば、カルボマー)、防腐剤(例えば、メチルパラベン)、香料(例えば、ピネン)、香味剤(例えば、ソルビトール)、湿潤剤(例えば、グリセリン)、防水剤(例えば、PVP/エイコセンコポリマー)、水溶性フィルム形成剤(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、油溶性フィルム形成剤(例えば、硬化C-9樹脂)、保湿剤(例えば、コレステロール)、カチオン性ポリマー(例えば、Polyquatenium 10)、アニオン性ポリマー(例えば、キサンタンガム)、ビタミン(例えば、トコフェロール)、日焼け止め(例えば、メトキシ桂皮酸オクチル、二酸化チタン、酸化亜鉛、ショウノウ誘導体、桂皮酸塩、サリチル酸塩、ベンゾフェノン、トリアジン、PABA誘導体、ジフェニルアクリレート誘導体、およびジベンゾイルメタン誘導体)などが挙げられる。本発明において好適な追加成分としては、即座に日焼けした外観を提供し、かつ/もしくは筋むら(streaking)を避けるために製品を適用した部位の指標を使用者に提供する、ブロンザーまたは他の着色料が挙げられる。さらに好適な成分としては、乳酸、糖、およびフィルム形成物質などのDHA強化成分が挙げられる。
前記組成物は1種以上の追加の活性成分を含むことができ、タンニング剤だけでなく化粧品組成物または医薬組成物とすることが可能であり、またその濃度は、本発明において述べたように製品の有効性を判定するために当業者が決定することができる。有用な活性成分の具体例としては、限定するものではないが、シミ、角質およびシワを改善するかまたは取るもの、鎮痛薬、麻酔薬、抗ニキビ剤、抗菌薬、抗酵母薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬、抗フケ剤、抗皮膚炎剤、抗掻痒薬、制吐薬、抗過角質溶解剤(antihyperkeratolytic agent)、抗乾燥肌薬(anti-dry skin agent)、制汗剤、抗乾癬薬、抗脂漏薬、老化防止剤、抗シワ剤、抗喘息薬および気管支拡張薬、抗ヒスタミン薬、創傷治癒剤、ビタミン、コルチコステロイド、追加のタンニング剤またはホルモンが挙げられる。有用な活性物質のより具体的な例としては、レチノールなどのレチノイドならびにそのエステル、酸およびアルデヒド、アスコルビン酸ならびにそのエステルおよび金属塩、トコフェロールならびにそのエステルおよびアミド誘導体、サメ軟骨、乳タンパク質、α-またはβ-ヒドロキシ酸、DHEAおよびその誘導体、局所心血管作動薬、クロトリマゾール、ケトコナゾール、ミコナゾール(miconozole)、グリセオフルビン、ヒドロキシジン、ジフェンヒドラミン、プラモキシン、リドカイン、プロカイン、メピバカイン、モノベンゾン、エリスロマイシン、テトラサイクリン、クリンダマイシン、メクロシリン(meclocyline)、ヒドロキノン、ミノサイクリン、ナプロキセン、イブプロフェン、テオフィリン、クロモリン、アルブテロール、ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾン21-アセテート、ヒドロコルチゾン17-バレレート、ヒドロコルチゾン17-ブチレート、吉草酸ベタメタゾン、ジプロピオン酸ベタメタゾン(betamethasone diproprionate)、トリアムシノロンアセトニド(triaminolone acetonide)、フルオシノニド、クロベタゾール、プロピオン酸塩(proprionate)、過酸化ベンゾイル、クロタミトン、プロプラノロール(propranol)、プロメタジン、およびそれらの混合物が挙げられる。
本製剤の特に好適な実施形態は、セルフ・タンニング製品として使用されるスキンケアローションまたはクリームである。従って、本製剤を、保湿剤、皮膚軟化剤または湿潤剤などの追加の美容物質と組み合わせてもよい。有用な組み合わせの具体例は、オイル、脂肪、ロウ、エステル、脂肪酸アルコール、脂肪酸エトキシレート、グリコール、糖、ヒアルロン酸およびヒアルロン酸塩、ジメチコン、シクロメチコンなどである。さらなる具体例は、International Cosmetic Ingredient Dictionary, CTFA, Ninth Edition, 2003に記載されている。
皮膚をタンニングする方法
本発明の組成物は、DHAとURAリポソームとの本発明の組み合わせによって皮膚をタンニングする方法と同程度に有用な製品として特に有用である。
かかる方法は、安全かつ有効な量の本発明の組成物を皮膚に投与または局所適用することを含む。該組成物中の成分の量は、所望のタンニングの程度と各人の肌質によって異なる。
化粧上または医薬上皮膚を処置する好適な方法は、安全かつ有効な量の新規組成物の局所適用を介して所望のタンニング具合の皮膚を手に入れることである。組成物の量および皮膚への局所適用の頻度は、全適用範囲に対して各人が望むタンニング具合によって、または必要に応じて、大きく変動しうる。本発明の方法は日常使いに適している。
一例として、局所適用は、月に1回程度から1日に1回程度、好ましくは3週間に1回程度から2週間に1回程度、最も好ましくは週に1回程度とすることが提案されている。前記組成物は、約0.5 mL〜5 mg/皮膚cm2、好ましくは2 mg/皮膚cm2の量で適用する。
下記実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例で使用した本発明の組成物を以下に記載する。
Figure 2008505081
プロ浸透剤(pro-penetrant)であるHydrolite(登録商標)-5 (ペンチレングリコール)およびメロスフェア(merosphere)(URAリポソーム)を含有する製剤を用いてセルフ・タンニングの発生、強度および色調を調べるために、臨床研究を計画した。下記材料:
1. 対照、3%DHAを含有するDHAナノエマルションベースのクリーム
2. 3%DHA単独
3. 3%DHAおよび5%Hydrolite(登録商標)-5
4. 3%DHAおよび3%Merosphere
5. 3%DHA、5%Hydrolite(登録商標)-5および3%Merosphere
について試験した。
手順
計29人のパネリストが本研究に参加した。このパネルを、前記4種のDHA材料に応じて7〜8人からなる4つのグループに分けた。パネリストは、ナノエマルションを含有する「対照」製剤を右腕に塗布し、割り当てられたDHA材料をもう一方の腕に塗布した。各パネリストに対して正確な量(各800μL)の試験材料をその前腕に施与し、パネリストがこれを混ぜ合わせた。処置前ならびに30分後、1時間、2時間、4時間および24時間後に、クロマメーター(Chromameter)を用いて色測定を行った。
クロマメーターから得られた反射率の低下ならびに赤色変化(red coloration)および黄色変化(yellow coloration)の増加(ΔL、ΔaおよびΔb値)は、ベースラインの皮膚の色と比較して算出した。総色変化ΔEは、各時点について以下の通りに算出した。
Figure 2008505081

色調を評価するために、クロマ(Chroma)(ΔC)を算出し、これを「日焼け色の自然領域(Natural Universe of Tan)」内で反射率(ΔL値)に対してプロットした。この自然領域は、複数回または1回の日光曝露によって得られる日焼け色の色範囲である。クロマは以下の通りに算出した。
Figure 2008505081
赤色値(Δa)は、サンタン(suntan)の着色の範囲を示す「色の自然領域(Natural Universe of Color)」内で黄色変化(Δb値)に対してプロットした。
結果
全般的に、セルフアクションタンニング製品のタンニング効果により、皮膚の反射率の低下ならびに皮膚の発赤および黄色変化の増加が見られた。図1に見られるように、DHAのみを含有する製剤2は対照とほぼ同じ効果を示した。日焼け色は、処置の2時間後には目で識別可能(ΔE1.5)であった。製剤3にHydrolite(登録商標)-5を加えることで、日焼け色の発生および強度が上昇した。色は処置の1時間後には肉眼で観察され、4時間上昇し続けた。24時間後には色がわずかに薄くなった。製剤4にMerosphereを加えても日焼け色の発生は変わらなかったが、日焼け色の強度は徐々に上昇し、24時間上昇し続けた。MerosphereおよびHydrolite(登録商標)-5を共に含有する製剤5は日焼け色の早期発生を示し、4時間でかなり上昇した。製剤5は4時間の時点で最も濃い日焼け色を呈したが、その後24時間の時点で日焼け色がわずかに薄くなった。
図2および3は、日焼け色および色の自然領域(Natural Universe of Tan and color)内にプロットした、24時間の時点の試験製剤の色調を表している。この領域は、サンタンの色調に相当する。全製剤の色調は日焼け色の自然領域内にあった(図2)。色の自然領域内にある色をさらに詳しく観察したところ、全製剤がこの自然領域内にあるものの、その皮膚の色はサンレス・タンニングに関して過去に観察されている色よりも赤色変化側にあることが分かった。
結論
本研究の制限および条件に基づいて述べると、MerosphereおよびHydrolite(登録商標)-5を加えることで、3%DHAが皮膚に及ぼすセルフ・タンニング効果が改善される。Hydrolite(登録商標)-5を含有する製剤は、処置後1時間以内に肉眼で観察可能な日焼け色を呈する。全製剤の色調は、日焼け色の自然領域および色の自然領域の範囲内にある。
merosphere、空リポソームおよびウルソール酸の種々の組み合わせを含有する製剤を用いてセルフ・タンニングの強度および色調を調べるために、臨床研究を計画した。下記材料:
1. DHA- 3%、および 3%ウルソール酸を含有する植物由来のMerosphere V
2. DHA- 3%、および 3%ウルソール酸を含有するコレステロール由来のMerosphere
3. DHA- 3%、および 3%ウルソール酸を含有するコレステロール由来のMerosphere R
4. 対照:DHA- 3%およびMerosphere無し
について試験した。
手順
計22人のパネリストが本研究に参加した。このパネルを、最初の3種の試験材料に応じて7〜8人からなる3つのグループに分けた。パネリストは、3%DHAを含有しかつmerosphereを含まない「対照」製剤4を右腕に塗布し、割り当てられた試験材料をもう一方の腕に塗布した。各パネリストに対して正確な量(各800μL)の試験材料をその前腕に施与し、パネリストがこれを混ぜ合わせた。処置前ならびに5時間および24時間後に、クロマメーターを用いて色測定を行った。クロマメーターから得られた反射率の低下ならびに赤色変化および黄色変化の増加(ΔL、ΔaおよびΔb値)は、ベースラインの皮膚の色と比較して算出した。総色変化ΔEは、各時点について以下の通りに算出した。
Figure 2008505081
色調を評価するために、クロマ(ΔC)を算出し、これを「日焼け色の自然領域」内で反射率(ΔL値)に対してプロットした。この自然領域は、複数回または1回の日光曝露によって得られる日焼け色の色範囲である。クロマは以下の通りに算出した。
Figure 2008505081
赤色値(Δa)は、サンタンによる着色の範囲を示す「色の自然領域」内で黄色変化(Δb値)に対してプロットした。
結果
添付図4を参照すると、セルフアクションタンニング製品のタンニング効果により、皮膚の反射率の低下ならびに皮膚の発赤および黄色変化の増加が見られる。しかも、製剤1に植物由来のmerosphereを加えることで、3%DHA製剤のセルフ・タンニング効果が改善されている。コレステロール由来の製剤2および3は皮膚上で最も濃い日焼け色を呈した。試験製剤では、コレステロール由来のmerosphereの添加による皮膚色の改善も見られた。
図5および6は、日焼け色および色の自然領域内にプロットした、24時間の時点の前記製剤の色調を表している。この領域は、サンタンの色調に相当する。全製剤の色調は日焼け色の自然領域にあった(図5)。色の自然領域内の色(図6)をさらに詳しく観察したところ、全製剤がこの自然領域内にあるものの、コレステロール由来のmerosphereを含有するDHA製剤が最も強い色を呈することが分かった。
結論
本研究の制限および条件に基づいて述べると、植物由来およびコレステロール由来のMerosphereを加えることで、3%DHAが皮膚に及ぼすセルフ・タンニング効果が改善される。コレステロール由来のmerosphereにより、セルフ・タンニング効果に最も大きな改善が見られる。
全製剤の色調が日焼け色および色の自然領域内にあるものの、コレステロール由来のmerosphereを含有するDHA製剤が最も強い色を呈する。
merosphere、空リポソームおよびウルソール酸の種々の組み合わせを含有する製剤を用いてセルフ・タンニングの強度および色調を調べるために、この臨床研究を計画した。下記材料:
1. 対照:3%DHA、5%ペンチレングリコール
2. 3%DHA、5%ペンチレングリコール/空リポソーム
3. 3%DHA、5%ペンチレングリコール/0.05%ウルソール酸
4. 3%DHA、5%ペンチレングリコール/3.6%オレアノリン(Oleanoline)DPG(オリーブ葉抽出物)
5. 3%DHA、5%ペンチレングリコール/空リポソーム/0.05%(ウルソール酸)
6. 3%DHA、5%ペンチレングリコール/3%Merosphere
7. 7%DHA;サンレス・スーパー・タン(Sunless Super Tan)
について試験した。
手順
計43人のパネリストが本研究に参加した。このパネルを、前記7種の試験材料に応じて7〜8人からなる7つのグループに分けた。パネリストは、3%DHA-PGを含有する「対照」製剤を右腕に塗布し、割り当てられた試験材料をもう一方の腕に塗布した。各パネリストに対して正確な量(各800μL)の試験材料をその前腕に施与し、パネリストがこれを混ぜ合わせた。処置前ならびに5時間および24時間後に、クロマメーターを用いて色測定を行った。
クロマメーターから得られた反射率の低下ならびに赤色変化および黄色変化の増加(ΔL、ΔaおよびΔb値)を、ベースラインの皮膚の色と比較して算出した。総色変化ΔEは、各時点について以下の通りに算出した。
Figure 2008505081
色調を評価するために、クロマ(ΔC)を算出し、これを「日焼け色の自然領域」内で反射率(ΔL値)に対してプロットした。この自然領域は、複数回または1回の日光曝露によって得られる日焼け色の色範囲である。クロマは以下の通りに算出した。
Figure 2008505081
赤色値(Δa)は、サンタンによる着色の範囲を示す「色の自然領域」内で黄色変化(Δb値)に対してプロットした。
結果
図面を参照すると、セルフアクションタンニング製品のタンニング効果により、皮膚の反射率の低下ならびに皮膚の発赤および黄色変化の増加が見られる。図7に見られるように、空リポソームまたはウルソール酸のいずれを単独で加えても3%DHA製剤のセルフ・タンニング効果は変わらなかった。空リポソームとウルソール酸を組み合わせることで、3%DHAのサンレス・タンニング効果がわずかに改善された。ウルソール酸を含有するMerosphereは、皮膚上で最も濃いサンレス・タンを呈した。オリーブ葉抽出物によっても、3%DHAのセルフ・タンニング効果がわずかに改善された。
図8および9は、日焼け色および色の自然領域内にプロットした、24時間の時点の前記製剤の色調を表している。この領域は、サンタンによる色調に相当する。全試験製剤の色調は日焼け色の自然領域内にあった(図8)。
本明細書において説明しかつ記載した本発明の特定の形態は単なる代表例とみなされることを理解されたい。本開示の明確な教示内容から逸脱することなく、本明細書中で提案したものを含むがこれらに限定されない変更を行うことができる。従って、本発明の全範囲を確認する際には、添付の特許請求の範囲を参照されたい。
図1は、Merosphere中のウルソール酸およびHydrolite(登録商標)がDHA誘発型セルフ・タンニングの改善に及ぼす効果をグラフで表したものである。 図2は、日焼け色の自然領域におけるDHAおよびMerosphere中のウルソール酸および/またはHydrolite(登録商標)によるセルフタン(Selftan)の色調をグラフで表したものである。 図3は、色の自然領域におけるDHAおよびMerosphere中のウルソール酸および/またはHydrolite(登録商標)によるセルフタンの色調をグラフで表したものである。 図4は、DHAおよび種々のタイプのMerosphereの効果をグラフで表したものである。 図5は、日焼け色の自然領域におけるDHAおよび種々のタイプのMerosphereの色調をグラフで表したものである。 図6は、色の自然領域におけるDHAおよび種々のタイプのMerosphereの色調をグラフで表したものである。 図7は、ウルソール酸、Merosphereおよび浸透促進剤のセルフ・タンニング効果をグラフで表したものである。 図8は、日焼け色の自然領域におけるウルソール酸、Merosphereおよび浸透促進剤の色調をグラフで表したものである。 図9は、日焼け色の自然領域におけるウルソール酸、Merosphereおよび浸透促進剤の色調をグラフで表したものである。

Claims (14)

  1. リポソーム封入ウルソール酸、
    セルフ・タンニング剤、および
    化粧品用として許容しうる担体
    を含む、皮膚局所用セルフ・タンニング組成物。
  2. 前記リポソーム封入ウルソール酸が、該リポソーム中に、前記組成物の0.001重量%〜0.9重量%存在する、請求項1記載の組成物。
  3. 前記セルフ・タンニング剤がジヒドロキシアセトンであり、かつリポソームに封入されている、請求項1記載の組成物。
  4. C12〜15安息香酸アルキル、ペンチレングリコール、ポリエチレングリコール、エトキシジグリコール、ジメチルスルホキシド、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリソルベート-ポリエチレンソルビタン-モノラウレート、レシチンおよびそれらの混合物からなる群より選択される浸透促進剤をさらに含む、請求項1記載の組成物。
  5. ペンチレングリコールをさらに含む、請求項1記載の組成物。
  6. リポソーム封入ウルソール酸、ジヒドロキシアセトン、および化粧品用として許容しうる担体を含む組成物を皮膚に適用することを含む、皮膚をタンニングする方法。
  7. 前記リポソーム封入ウルソール酸が、該リポソーム中に、前記組成物の0.001重量%〜0.9重量%存在する、請求項6記載の方法。
  8. 前記ジヒドロキシアセトンがリポソームに封入されている、請求項6記載の方法。
  9. 前記組成物が、C12〜15安息香酸アルキル、ペンチレングリコール、ポリエチレングリコール、エトキシジグリコール、ジメチルスルホキシド、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリソルベート-ポリエチレンソルビタン-モノラウレート、レシチンおよびそれらの混合物からなる群より選択される浸透促進剤をさらに含む、請求項6記載の方法。
  10. ペンチレングリコールをさらに含む、請求項6記載の方法。
  11. リポソーム封入ウルソール酸、リポソーム封入ジヒドロキシアセトン、および化粧品用として許容しうる担体を含む組成物を皮膚に適用することを含む、皮膚をタンニングする方法。
  12. 前記リポソーム封入ウルソール酸が前記組成物の0.001重量%〜0.9重量%存在する、請求項11記載の方法。
  13. 前記組成物が、C12〜15安息香酸アルキル、ペンチレングリコール、ポリエチレングリコール、エトキシジグリコール、ジメチルスルホキシド、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリソルベート-ポリエチレンソルビタン-モノラウレート、レシチンおよびそれらの混合物からなる群より選択される浸透促進剤をさらに含む、請求項11記載の方法。
  14. 前記組成物がペンチレングリコールをさらに含む、請求項11記載の方法。
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