JP2008504997A - ドライイレース物品 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ドライイレース表面として使用することができる書込み表面を含む可撓性基材を有するディスプレイ物品である。周縁端が、書込み表面の周りに延在する。可撓性フレーミングストリップが、周縁端に近接した位置で書込み表面に取付けられる。ディスプレイ物品の一実施形態は、書込み表面を有する基材を形成することによって製造することができる。基材は、周縁端、裏面、および実質的に裏面全体にわたって裏面から延在する複数のキノコ形フックを画定する。書込み表面は、ドライイレース表面として使用することができる。書込み基材の周囲の少なくとも一部を折り重ねて、複数の露出されたキノコ形フックを有するフレーミングストリップを形成する。フレーミングストリップを書込み表面に固定する。

Description

本発明は、一般に、消去可能な書込み表面を有する物品に関する。
一般に使用されるように、物品(たとえば、ホワイトボード)に適用されるような「ドライイレース(dry erase)」という用語は、その物品上にインクで(たとえば、フェルト先端マーキングペンを使用して)書込むかマーキングし、後で、液体クリーナーを必要とせずにインクを消去する能力を指す。実際に、ドライイレース表面での使用のために意図されたインクは、しばしば、個別の表面組成物での使用のために特に配合され、すべてのタイプのドライイレース材料上で有用でないであろう。
ドライイレース物品は、一般に、使用者がインクマーカを使用して書込むことができる表面を有する物品として、当該技術において知られている。次に、使用者は、イレーサ(たとえばクロスまたはフェルトパッド)を使用して、書込まれたしるしを消去することができる。
商業的に販売されている、一般に入手可能なドライイレース基材(「ドライイレースボード」または「ホワイトボード」と呼ばれることがある)は、剛性バッキング材料と、ドライイレース可能な前面と、ドライイレース性表面の端縁を囲む剛性フレームと、ドライイレースマーカおよびイレーサを保持するための底部に配置された剛性トレイと、製品を壁に装着するための機械的取付け機構(たとえば、ねじ込み式装着ブラケット)とを含む。典型的には、これらの製品は、小さいサイズ(たとえば、8 1/2in×11in)から非常に大きいサイズ(たとえば、48in×96in以上)にわたる。より大きい従来のドライイレース製品は、重く、典型的には、壁上の永久装着のために設計され、会合への輸送、およびまたオフィスパーティション壁上の装着に不適切にする点で、不利である。また、これらのドライイレース製品は、しばしば、装着するのが困難であり、典型的には、電動工具の使用を必要とする。より小さいドライイレースボードは、書込まれる材料のための限られた空間を提供する。
硬化メラミン樹脂を使用する例示的なドライイレースボードが、イリノイ州スコーキーのGBCオフィス・プロダクツ(GBC Office Products, Skokie, IL)、カリフォルニア州コロナのブーン・インターナショナル(Boone International, Corona, CA)、およびニュージャージー州ウッドリッジのローズアート・カンパニー(RoseArt Company, Wood Ridge, NJ)によって製造される。磁器被覆鋼を使用する例示的なドライイレースボードが、GBCオフィス・プロダクツおよびブーン・インターナショナルから入手可能である。フルオロポリマーフィルムを使用する例示的なドライイレース物品を、オハイオ州フェアローンのウォールトーカーズ・インコーポレイテッド(Walltalkers, Inc., Fairlawn, OH)から得ることができる。
搬送されさまざまな位置で表示されるように設計されたボードも市販されている。これらのボードは、従来のドライイレースボードより軽く、いくつかは輸送のために折り畳める。さらに、オフィスパーティション壁上に装着するために特に設計されたより軽いボードが商品化されている。これらのボードは、しばしば、ボードを垂直表面に固定するためのフックアンドループタイプまたはオフィスパーティションタイプ装着取付けを特徴とする。これらの輸送可能なボードのコストは、非常に高価なことがある。移動ボードおよびキュービクルボードは、また、性能に関していくつかの欠点を有する。移動ボードの多くは、輸送するのがわずかに容易なだけであり、壁に装着されたレールまたは別個のキュービクルフックを使用する、目的地における設置を必要とする。さらに、これらのボードは、剛性であり、搬送するのに扱いにくく、コンパクトな搬送サイズの要求は、利用可能な書込み領域を制限する。さらに、輸送性は、しばしば、他の望ましい製品特徴の損失を意味する。たとえば、ボードを装着するための手段、ならびにマーカおよびイレーサを保管するための手段が、しばしば、移動製品にない。
移動ドライイレース表面の例としては、イリノイ州リンカンシャーのACCOワールド・コーポレーション(ACCO World Corporation, Lincolnshire, IL)によって製造された、ブーン(Boone)(登録商標)オフ・ザ・ウォールモジュールシステムドライイレースボード(Off The Wall Modular System Dry Erase Boards)、および、イリノイ州ノースブルックのジェネラル・バインディング・コーポレーション(General Binding Corporation, Northbrook, IL)によって製造された、黒鉛フレーム(Graphite Frame)を有するカルテットキュービクルドライイレースボード(Quartet Cubicle Dry−Erase Board)が挙げられる。
可撓性シーティング上に形成されたドライイレース表面も、当該技術において知られている。これらの表面は、表面の輸送の容易性の高さを考慮する。表面の薄いシートフォーマットは、使用者がシートの端縁を過ぎて誤って書込むのを可能にし、これは、使用者が下にある表面(たとえば、壁)上に書込むことを引起すことがあり、見苦しいマークをもたらす。薄いシートは、同様に、シートの端縁を過ぎるイレーサの偶発的な移動を十分に防止せず、これは、イレーサによるインクダストの堆積によって、壁の見苦しい「汚れ」をもたらすことがある。さらに、ボードを装着するための手段、ならびにマーカおよびイレーサを保管するための手段が、しばしば、これらの製品にない。使用される装着機構は、しばしば、表面の可撓性性質によって、シートの弛みをもたらす。
可撓性シーティングドライイレース表面の例が、米国特許第5,207,581号明細書(ボイド(Boyd))および米国特許第6,251,500号明細書(バルガ(Varga)およびベクル(Baechle))、ならびに米国特許出願公開第2003/0008095号明細書および米国特許出願公開第2004/0091849号明細書に開示されている。市販の可撓性ドライイレース表面としては、ビニルフィルムおよび紫外線(UV)硬化性ハードコートフィルムが挙げられる。例示的なビニルドライイレース物品が、テキサス州テンプルのベスト−ライト・マニュファクチャリング(Best−Rite Manufacturing, Temple, TX)によって販売されている。例示的なUV硬化性ハードコートフィルムドライイレースボードが、イリノイ州ノースブルックのジェネラル・バインディング・コーポレーション、およびイリノイ州リンカンシャーのACCOワールド・コーポレーションから市販されている。
したがって、輸送の容易さを著しく変更することなくさまざまな書込み表面領域を考慮し、かつ、輸送の間ドライイレース表面上の書込まれた材料を保存する容易に輸送可能なドライイレース表面を提供することが望ましいであろう。使用者がシートの周縁を過ぎて支持表面上で書込むか消去するのを防止するのを助ける使用者が使いやすい表面を使用者に提供することも望ましいであろう。さらに、輸送性を実質的に損なうことなく、ドライイレース表面で、マーカ、イレーサ、および他のアイテムを保管するための機構を提供することが望ましいであろう。
本発明は、ドライイレース表面として使用することができる書込み表面を含む可撓性基材を有するディスプレイ物品である。周縁端が、書込み表面の周りに延在する。可撓性フレーミングストリップが、周縁端に近接した位置で書込み表面に取付けられる。ディスプレイ物品の一実施形態は、書込み表面を有する基材を形成することによって製造することができる。基材は、周縁端、裏面、および実質的に裏面全体にわたって裏面から延在する複数のキノコ形フックを画定する。書込み表面は、ドライイレース表面として使用することができる。書込み基材の周囲の少なくとも一部を折り重ねて、複数の露出されたキノコ形フックを有するフレーミングストリップを形成する。フレーミングストリップを書込み表面に固定する。
本発明を、いくつかの図面を通して同じ構造が同じ符号で指される以下で参照される図面を参照して、さらに説明する。
図面はいくつかの実施形態を記載するが、説明で示されるように、本発明の他の実施形態も企図される。本開示は、限定ではなく代表として本発明の例示的な実施形態を提示する。図面は同じ縮尺で描かれておらず、例示のためのものである。本発明の原理の趣旨および範囲内である多数の他の変更および実施形態が、当業者によって理解され得る。
本発明のドライイレース物品の一実施形態が、図1に10で示されている。ドライイレース物品10は、ドライイレースマーカまたは永久マーカなどの書込み器具からインクを受容する書込み表面12を含む。ドライイレース物品10は、また、書込み表面12の周縁端15に配置されたフレーミングストリップ14を含む。典型的には、フレーミングストリップは、周縁端15に略平行に延在する。フレーミングストリップ14は、書込み表面12を完全に囲む(図1に示されているように)ことができるか、あるいは、書込み表面12の一部の周りに延在するだけであることができる。フレーミングストリップ14は、また、書込み表面12を細分するために使用することができる。典型的には、ドライイレースマーカ16を使用して、書込み表面12上で書込み、インクを、書込まれたしるし18の形態で書込み表面12に転写する。一実施形態において、ドライイレース物品10は、消去することができない印刷されたしるし(または「予め印刷された」しるし)20(点線で示された)を含むことができる。印刷されたしるし20の例としては、線、グラィックス、カレンダ、および有用であり得る他のしるしを挙げることができる。ドライイレース物品10は、装着機構25を使用して、実質的に平坦な垂直表面22(壁など)に装着されて示されている。
インクが玉になることのない、書込まれたしるし18としての、書込み表面12上のインクの受容を、ドライイレース書込み表面12の「湿潤性」と定義することができる。受入れられる湿潤性(またはデウェッティング(dewetting)のない書込み)が、書込み表面12の表面エネルギーが、マーカインク中の溶媒の表面張力より大きい場合に達成される。書込み表面12は、さらに、使用者が、いったん、もはや必要ないと、書込まれたしるし18を拭き取る(たとえば、ドライクロスまたはドライイレーサで)ことを可能にする、あるレベルの「消去性」を提供する。受入れられる消去性が、書込み表面の表面エネルギーが、マーカインク中のバインダーおよび他の固形分の、書込み表面への粘着性接着を防止するのに十分に低い場合に達成される。一実施形態において、書込み表面12の表面エネルギーは、約25mJ/m2から約40mJ/m2の範囲内である。別の実施形態において、書込み表面12の表面エネルギーは、ダインペンテスト(以下で説明される)によって測定して、約30mJ/m2から約35mJ/m2の範囲内である。本発明のドライイレース物品10において、書込み表面12は、簡単なフェルトイレーサ23で容易に消去可能である。
書込み表面12が約25mJ/m2以上の表面エネルギーを有することが望ましい。書込み表面12のこの表面エネルギーは、典型的なドライイレースマーカおよび永久マーカからのインクが、書込み表面12上で玉になるのを防止する。書込まれたしるしは、連続層として受けられ、玉になること、または書込まれたしるしを形成する線の「間隙」を防止する。典型的なマーカ溶媒としては、エタノール、イソプロパノール、メチルイソブチルケトン、酢酸n−ブチル、酢酸エチル、n−プロパノール、およびn−ブタノールが挙げられる。マーカが、玉になることなくドライイレース表面を完全に湿潤するために、ドライイレース表面の表面エネルギーは、マーカ中の溶媒の表面張力より大きくなければならない。最も高い表面張力を有する、上のリストの溶媒は、約25mJ/m2の表面張力を有する酢酸n−ブチルである。したがって、一実施形態において、ドライイレース物品の書込み表面は、約25mJ/m2以上の表面エネルギーを有する。代替実施形態において、ドライイレース物品の書込み表面は、ダインペンテストによって測定して約30mJ/m2以上の表面エネルギーを有する。さらに、書込まれたしるしは、好ましくは、ドライイレース物品10によって、インクの最小の拭き取りおよび最小の吸収度(または「ゴースティング(ghosting)」)で、ドライイレース物品10から迅速に除去することができる。インクの受入れられる除去性が、書込み表面の表面エネルギーが、マーカインク中のバインダーおよび他の固形分が書込み表面に粘着性接着するのを防止するのに十分に低い場合に達成される。したがって、一実施形態において、ドライイレース物品の書込み表面は、約40mJ/m2以下の表面エネルギーを有する。代替実施形態において、ドライイレース物品の書込み表面は、約35mJ/m2以下の表面エネルギーを有する。
一実施形態において、フレーミングストリップ14は、マーカ16およびイレーサ23などのさまざまなアイテムを固定するために使用される取付け機構24を含む。さらに、本発明の特定の実施形態は、使用者が書込み表面12を越えて垂直表面22上にマーキングするのを防止するのを助けるフレーミングストリップ24を含む。フレーミングストリップ14は、書込み表面として使用される露出された主面を有する可撓性基材26(たとえば、図2、図3、および図3Aに示されているような)に固定される。基材26は、好ましくは、低表面エネルギー熱可塑性樹脂、たとえば、ポリプロピレンおよびそのブレンド、ポリエチレンおよびそのブレンド、ポリエステルおよびそれらのブレンド、ポリ塩化ビニルおよびそのブレンド、またはナイロンから形成することができる。他のポリマー材料およびブレンドならびにコーティング紙材料を使用することができる。
フレーミングストリップ14は、書込み表面12に周縁端15に接着して取付けられたいくつかの異なったタイプの材料からなることができる。フレーミングストリップ14は、さまざまな材料から形成することができる。非限定的な例として、フレーミングストリップ14を、ビニル、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリエステル、およびポリウレタンなどであるがこれらに限定されないプラスチック材料から形成することができる。これらのプラスチック材料は、さまざまな厚さのプラスチック接着剤付テープの形態であることができ、それらは、テープの接着剤側を書込み表面12に対して付与することによって、書込み表面12に固定される。ポリエチレン、ビニル、ポリウレタン、ゴム、ポリエーテル、およびシリコーン連続気泡フォームおよび独立気泡フォームなどであるがこれらに限定されないフォーム材料も、フレーミングストリップ14を形成するために使用することができる。これらのタイプのフォームの例が、ミネソタ州セントポールの3Mカンパニー(3M Company of St. Paul, MN)(4516シングルコーティングビニルフォームテープ(Single Coated Vinyl Foam Tape)、4314シングルコーティングウレタンテープ(Single Coated Urethane Tape))、およびミシガン州グランドラピッズのケント・マニュファクチャリング・カンパニー(Kent Manufacturing Company of Grand Rapids, MI)から接着剤付テープ形態で入手可能である。不織材料も、フレーミングストリップ14を形成するために使用することができる。例示的な不織材料としては、デラウェア州ウィルミントンのイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E. I. du Pont de Nemours and Company, Wilmington, DE)から入手可能なデュポン(Dupont)(登録商標)タイベック(Tyvec)(登録商標)スパンボンドオレフィン材料、およびミネソタ州メープルウッドの3Mカンパニー(3M Company of Maplewood, MN)からのマイクロポア(Micropore)(登録商標)医療用テープが挙げられるがこれらに限定されない。さらに、コルク、フェルト布、織布、およびプラスチックコーティング布などの他の材料を使用することができる。本発明のドライイレース物品10の一実施形態は、雄型再閉鎖可能ファスナ材料(以下で、図2〜図3Bに関してさらに詳細に説明される)を組入れるフレーミングストリップ14を使用する。
あるいは、書込み表面12を周縁端15で処理して、隆起(たとえば、エンボス加工による)パターンを作って、書込み表面の残りと視覚的にかつ触覚的に区別された表面を作ることができる。
フレーミングストリップ14材料を書込み表面12に接着接合することができる。フレーミングストリップ14を書込み表面12に接合するための適切な接着剤が、感圧接着剤またはホットメルト接着剤である。当業者に知られている他の方法のうち、熱積層、超音波積層、マイクロ波積層によって、または、永久接着剤(たとえば、感圧接着剤またはホットメルト接着剤)、またはスコッチ(Scotch)(登録商標)高強度接着剤(Hi Strength Adhesive)、スコッチ(登録商標)300LSE 高強度接着剤、もしくは3M(登録商標)コマンド(Command)(登録商標)接着剤(Adhesive)(すべて、ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能)などの接着剤フィルムを使用する付与などによって、フレーミングストリップ14を書込み表面12に固定することができる。
あるいは、フレーミングストリップ14を書込み表面12上に直接印刷することができる。印刷されたフレーミングストリップは、使用者がマーカまたはイレーサでシートの端縁に近づいているという視覚的な手がかりを使用者に与える。印刷インクは、スクリーン印刷、フレキソ印刷、またはオフセット印刷のために一般に使用される、溶媒ベースの、水ベースの、またはモノマーベースのUV硬化性インクからなることができる。これらの印刷方法のいずれか1つを、印刷タイプフレーミングストリップ14を付与するために用いることができる。印刷インクは、また、オランダのアクゾ・ノーベル・カンパニー(Akzo Nobel Company, The Netherlands)から入手可能なエクスパンセル(EXPANCEL)(登録商標)球状プラスチック微小球などであるがこれらに限定されない膨張剤を含むことができる。この膨張剤は、インクをより大きい厚さに隆起する(すなわち、エンボス加工技術が用いられていた場合など)。視覚的な手がかりに加えて、隆起インクは、また、下にある表面の審美的質を損なうか低くすることがある、使用者がシートの周縁を過ぎて支持表面上に書込むのを防止するのを助けるための触覚的な手がかり(先に説明されたような)を使用者に与える。
フレーミングストリップ14は、書込み表面12とフレーミングストリップ14の外面との間の段(ステップ)35を画定する。段35は、使用者が書込み表面12の周縁を過ぎて「越えて書込む(overwriting)」または書込むのを防止するのを助ける。一実施形態において、段35は、書込み表面12と外面34との間の、かつ書込み表面12および外面34に略垂直な1つの表面(または複数の表面)を画定する。使用者が書込み表面12上で書込むか消去しており、書込み器具または消去器具が周縁端15に近づくと、書込み器具または消去器具は段35と係合する。さらなる移動に対する抵抗は、書込み表面の端縁に達したという使用者への表示(換言すれば、触覚的な手がかり)を提供し、使用者が書込み器具または消去器具をフレーミングストリップ14を過ぎて押しやる可能性を低減する。段のこの機能は、使用者が、ドライイレース物品が装着された垂直表面上で書込むか消去する可能性を大きく低減する。一実施形態において、書込み表面12と外面32との間の距離は、少なくとも約0.5mm以上である。フレーミングストリップ14の外面は、さらに、使用者が周縁端15を過ぎて書込むか消去するのを阻止するように機能することができる。フレーミングストリップ14の外面が粗いかテクスチャー加工されている場合、マーカまたはイレーサが段35を越えてフレーミングストリップ14の外面上に進んでも、テクスチャーは、書込み表面12によってもたらされるより大きい、マーカまたはイレーサの動きに対する抵抗をもたらす。これは、マーカ先端またはイレーサが周縁端15に近づいているというさらなる触覚的な手がかりを使用者に提供する。
好ましい実施形態において、フレーミングストリップ14の色は書込み表面12の色と著しく異なり、書込み表面の周縁の位置に関する付加的な視覚的な手がかりを使用者に提供する。これは、たとえば、周知のポリマー処理方法によるフレーミングストリップ14の製造の間の、顔料、染料、または微細に分けられた無機材料の添加によって達成することができる。いくつかの実施形態において、書込み表面12は、色が実質的に白色またはほぼ白色であり、書込み表面12とフレーミングストリップ14との間の全色差(ΔE*と呼ばれる)は、全色差テスト(以下で説明される)によって測定して30以上である。1つの例示的な実施形態において、書込み表面12は、色が実質的に白色またはほぼ白色であり、書込み表面12とフレーミングストリップ14との間の全色差(またはΔE*)は、全色差テストによって測定して55以上であり、書込み表面12とフレーミングストリップ14との間の際立った視覚的コントラストを提供する。
フレーミングストリップ材料は、好ましくは、使用者がシートの周縁を過ぎて支持表面上に書込むのを防止するのを助ける視覚的かつ触覚的な手がかりを使用者に提供する。フレーミングストリップ14は、書込み表面12から除去された「消去された」インクが、ドライイレース物品10を支持する表面上に落下するのを防止するという付加的な利点を有する。フレーミングストリップ14が書込み表面12に対して隆起された実施形態において、フレーミングストリップ14は、消去プロセスの間除去される落下する乾燥インクを捕えるように作用し、装着されたドライイレース物品10の下に配置された基材を保護する。
図2は、線分2−2に沿ったドライイレース物品10の断面図である。先に述べられたように、基材26は、一方の主面上に形成された書込み表面12を含む。裏面28が、基材26の他方の主面を形成する。好ましくは、基材26は、使用者がドライイレース物品10をロール構成で保管するのを可能にするのに十分に可撓性である。一実施形態において、基材26は、マンドレル曲げテスト(以下で説明される)によって測定して少なくとも6.4mmの可撓性を有する。基材26は、透明、半透明、または不透明であることができ、無色であるか着色されている(白色を含む)ことができる。装着機構25は、基材26の裏面28上に配置される。フレーミングストリップ14は、書込み表面12の周縁端15に沿って、基材26の対向する端縁30上に配置される。フレーミングストリップは、書込み表面12を形成する基材の表面に対して配置された内面32と、内面32と反対側の外面34とを含む。フレーミングストリップ14の外面34が、露出され、取付け機構24を支持する。再び、フレーミングストリップ14は、好ましくは、使用者がドライイレース物品10をロール構成で保管するのを可能にするのに十分に可撓性である。一実施形態において、フレーミングストリップ14は、マンドレル曲げテスト(Mandrel Bend Test)によって測定して少なくとも6.4mmの可撓性を有する。
一実施形態において、フレーミングストリップ14は、基材26の一部をそれ自体上に折り重ねることによって形成される。換言すれば、基材14の対向する端縁30は、書込み表面12を形成する表面の一部がフレーミングストリップ14の内面32になり、かつ裏面28の一部がフレーミングストリップ14の外面34になるように折り重ねられる。
取付け機構24は、フレーミングストリップ14の外面上に配置される。一実施形態において、取付け機構24は、ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから市販されているスコッチ(登録商標)デュアルロック再閉鎖可能ファスナ(Dual Lock Reclosable Fasteners)として知られているフックなどの、複数のキノコ形フック36から形成される。フック36は、上述されたようにフレーミングストリップ14を横切るマーカの動きに抵抗するテクスチャーを提供し、かつアイテム(たとえば、書込み器具およびイレーサ)を保管のためにフレーミングストリップ14上に固定するための手段を提供する二重機能性を有する。
フック36は、典型的には均一な高さであるが、フック36は、高さが変わることができ、また、任意の望ましい高さ、断面、またはヘッド形状であることができる。外面34からフック36のヘッド36Aの底部まで測定されたフックの例示的な高さは、約0.002inから約0.500in.(約0.005cmから約1.27cm)の範囲内である。外面34からヘッド36Aの底部まで測定されたフックの好ましい高さは、約0.025in.から約0.075in.(約0.064cmから約0.191cm)の範囲内である。
ヘッド36Aの底部からヘッド36Aの上部まで測定されたフック36のヘッド部分36Aの例示的な高さは、約0.002から約0.215in.(約0.005から約0.546cm)の範囲内である。ヘッド36Aの底部からヘッド36Aの上部まで測定されたフック36のヘッド36Aの好ましい高さは、約0.010in.から約0.030in.(約0.025cmから約0.076cm)の範囲内である。あるいは、先に述べられたように、フック36の高さは、外面34上で変わることができる。
フック36のステム部分36Bの例示的な直径は、0.003in.から0.070in.(約0.008cmから約0.178cm.)の範囲内である。ステムの最も好ましい直径は、0.008in.から0.016in.(約0.020cmから約0.041cm)の範囲内である。ステム36Bは、円筒形またはテーパ状であることができる。最も外側の周囲におけるヘッド36Aの好ましい直径は、約0.005in.から約0.150in.(約0.013cmから約0.381cm.)の範囲内である。最も外側の周囲におけるヘッド36Aのより好ましい直径は、約0.018in.から約0.030in.(約0.046cmから約0.076cm.)の範囲内である。
外面34のヘッド密度は、ヘッド36によって占有された平面面積をバッキング外面34の上面の総面積で割ったものに等しい。ヘッド密度は、所望の使用に基いて選択することができる。好ましくは、ヘッド密度は、フック36のアレイと嵌合ループまたは布材料との間、またはフック36の第1のアレイとフックの第2の対向するアレイとの間の係合が、係合することができ、しかも、強い係合が達成されるように十分な密度があるように選択される。外面34のヘッド密度は、好ましくは、約14パーセントから約45パーセントの範囲内である。より好ましくは、ヘッド密度は、約30パーセントから約35パーセントの範囲内である。
所与の面積におけるフック36の数は、フック36、およびステムと係合するヘッド部分36Aのサイズに基づいて選択された任意の数であることができる。係合フックの1つの好ましい密度は、約7フック/in2から約22959フック/in2(1フック/cm2から3560フック/cm2)の範囲内である。フックのより好ましい密度は、約285フック/in2から約804フック/in2(44フック/cm2から125フック/cm2)の範囲内である。
フックの好ましい分布は、米国特許第6,076,238号明細書(アーセノールト(Arsenault)ら)に記載されているような、基材上で繰返す不規則な配列で配置された複数の係合ステムを含む。取付け機構24の好ましい実施形態は、キノコ形フックの、複数の繰返す不規則な配列を提供し、配列は、1つを超える方向において繰返す。係合フックの不規則な配列は、対の対向するフックが係合することを可能にする。さらに、フックの不規則な配列は、対向するフックが、対向するフックアレイの互いに対する角度配向にかかわらず、比較的一定の係合力、および比較的一定の離脱力で、係合することを可能にする。
フックの剛性は、フックの直径、高さ、および材料に関連する。約0.012inから約0.016in.(約0.030cmから約0.041cm)の範囲内のフックステム部分36Bの直径、および約0.015inから0.051in.(0.038cmから0.0130cm.)の範囲内のステム36Bの高さの場合、曲げ弾性率は、好ましくは、約25,000psiから約2,000,000psi(172,250kPaから13,780,00kPa)の範囲内である。約0.014in(約0.0356cm)のステム24の直径、および約0.037in.(約0.094cm.)のステム24の高さの場合、より好ましい曲げ弾性率は約200,000psi(1,378,000kPa)である。
キノコ形フック36は、物品(たとえば、マーカおよびイレーサ)上に装着することができる、とりわけ、同様のまたは同一の嵌合フック、クロス、不織材料、またはフックアンドループタイプファスナからのループ材料と係合しこれらを維持し、それにより、物品をフレーミングストリップ14に固定する固定機構を提供する。同様に、基材26の裏面28に固定された装着機構25も、キノコ形フック36から形成することができる。一実施形態において、取付け機構24のためのキノコ形フック36の詳細な説明は、同様に、装着機構25のために使用されるキノコ形フックにあてはまる。装着機構25を形成するキノコ形フック36は、使用者が、ドライイレース物品10を、とりわけ、クロス表面(キュービクル壁など)、垂直表面に固定された同様の形状のキノコ形フック、不織材料、またはフックアンドループ固着材料のループ部分に固定することを可能にする。
一実施形態において、1つの固定機構を、基材26の裏面28を横切って実質的に連続的に配置することができる。基材の対向する端縁30を折り重ねて(上で説明されたように)フレーミングストリップ14を形成することによって、固定機構は、フレーミングストリップ14の外面34上に提示され、取付け機構24を形成し、固定機構の残りは、裏面28上に露出され、装着機構25を形成する。キノコ形フックが、図2に、装着機構25および取付け機構24を形成するように示されているが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、他の固定機構を使用することができることが留意されるべきである。たとえば、ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから市販されているポストイット(Post−it)(登録商標)ノート(Notes)上で使用されるタイプなどの再配置可能な感圧接着剤を、取付け機構24および/または装着機構25として使用することができる。ポリマー微小球を含む例示的な再配置可能な感圧接着剤が、米国特許第5,571,617号明細書(クープライダー(Cooprider)ら)および米国特許第5,824,748号明細書(ケステイ(Kesti)ら)に記載されている。他の感圧接着剤も使用することができる。ベルクロUSAインコーポレイテッド(Velcro USA Inc.)(ニューハンプシャー州マンチェスター(Manchester, NH))によって商品名ベルクロ(Velcro)(登録商標)で商品化されているようなカットループ材料、3Mカンパニー(ミネソタ州セントポール)から入手可能なような異形押出フック、ベルクロUSAインコーポレイテッド(ニューハンプシャー州マンチェスター)によってブランド名ウルトラメイト(Ultramate)(登録商標)で商品化されているような成形フックまたは「J−フック」、プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー(The Procter & Gamble Company)(オハイオ州シンシナティ(Cincinnati, OH))によって商品化されているような印刷フック、または米国特許出願公開第2004/0091849号明細書(ガラント(Gallant)ら)に記載されているようなヤシ(palm tree)フックなどの、当該技術において知られている他の固定機構も、取付け機構24および/または装着機構25として使用することができる。
図3は、取付け機構24が装着機構25と異なっている、本発明のドライイレース物品10の代替実施形態を示す。この実施形態において、装着機構25は、接着剤38のコーティングである。接着剤38は、裏面28を完全に横切って延在することができるか、裏面の別個の部分上に(ストライプまたはパッチなどで)あるだけであることができる。とりわけ、接着剤の直接コーティング、揮発性溶媒、もしくは溶媒の混合物中に分散された接着剤固形分を含有する溶液のコーティング、転写接着剤の予め形成されたフィルムの付与、または1つの側に配置された接着剤38を有するポリマーフィルムの接着剤積層もしくは熱積層を含む、任意の数の方法で、接着剤38を基材26に付与することができる。先に説明されたように、例示的な接着剤としては、米国特許第5,571,617号明細書(クープライダー(Cooprider)ら)および米国特許第5,824,748号明細書(ケステイ(Kesti)ら)に記載されているようなポリマー微小球を含む再配置可能な感圧接着剤が挙げられる。他の感圧接着剤も使用することができる。これらを、コーティングによって、または、一方の側の永久接着剤(たとえば、感圧接着剤またはホットメルト接着剤)と、他方の側の再配置可能な接着剤とを有するポリマーシートもしくはフォームの取付けなどによって、ドライイレース物品の裏面28に直接付与することができる。そのようなシート材料の一例が、ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能なスコッチ(登録商標)9415差別接着剤シートである。いくつかの用途において、1つの側の永久接着剤と、反対側の再配置可能な接着剤とを有するフォームによって、再配置可能な接着剤を装着機構25として提供することが有利であり、というのは、フォームのより大きい適合性が、再配置可能な接着剤の、粗い支持表面(たとえば、テクスチャー加工された壁)への接着を促進するからである。接着剤が、ドライイレース物品を垂直基材(たとえば、壁)上でしっかりと保持するのに十分な接着をもたらし、ドライイレース物品を取外すと基材が損傷されるような多すぎる接着をもたらさないことが望ましい。
一体的フックファスナまたはコーティング接着剤の代わりに、他の構成要素を使用して、ドライイレース物品10を垂直表面に固定することができる。たとえば、一方の側の永久接着剤と、他方の側の再配置可能な接着剤(たとえば、ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能なスコッチ(登録商標)マウンティングスクエア(Mounting Squares))とを有するフォーム材料を、永久接着剤側を使用して、基材26の裏面に接着することができる。次に、フォーム材料上の露出された再配置可能な接着剤は、ドライイレース物品の、垂直表面への再配置可能な取付けに備える。あるいは、接着剤付雄型ファスナ材料(たとえば、ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能なコマンド(登録商標)取外し可能な相互係着ファスナ(Removable Interlocking fasteners))を基材26の裏面28に接着することができ、次に、露出されたファスナ材料は、ドライイレース物品を、テキスタイルを含む垂直表面(たとえば、オフィスパーティション壁)に取付ける手段を提供する。
図3Aは、ドライイレース物品10の取付け機構24(および/または装着機構25)の代替実施形態を示し、取付け機構24(および/または装着機構25)は、実質的に均一な断面の、不規則な円筒形ステムの配列を含む柱37を使用する。柱37の配列は、図2および図3に関して先に示され説明されたキノコ形フック36の使用と同様のアレイで基材上で繰返す。図3Bは、基材上に配置された例示的な柱37をさらに示す光学顕微鏡写真である。アレイ内の各柱37は、実質的に一定の断面37Aを有する(すなわち、キャップ、ヘッド、またはフックを有さない)。示された実施形態において、柱37は、フレーミングストリップ14の一部として示されており、フレーミングストリップ14は、基材26に固定された別個の材料である。示された実施形態が、略円筒形である柱を有するが、三角形および六角形を含むがこれらに限定されない他の断面形状が企図される。同様に、基材を横切って繰返す一定のパターンを有する柱の整った配列も、企図される。
柱37は、柱37から形成されたアレイが自己係合している、すなわち、柱37のアレイが、同一のまたは同様の対向する柱のアレイと係合することができるように形成される。柱37のアレイは、円筒形ステムのアレイを含み、さらに、有利に、フレーミングストリップ14(または下にある基材)上で1つを超える方向において繰返す不規則なアレイで円筒形ステムのアレイを含む。
そのようなアレイの機能性は、十分な長さおよび密度を有する柱のアレイが、同様の対向する柱のアレイと相互に係合し、ベルクロ(登録商標)タイプファスナおよびキノコタイプフックファスナを含む従来の相互係合ファスナの離脱に抵抗するキャップおよびフックの不在にもかかわらず、著しい離脱力をもたらすという驚くべき発見から生じる。たとえばキノコ形フックに対して、まっすぐな柱の場合、離脱に対する抵抗は、完全に、嵌合したアレイ内の柱を互いに対して接触させる動きに対抗する摩擦力によって、もたらされる。係合すると、柱またはステムの多くが互いに対して曲げられ、したがって、互いに対して垂直力をもたらし、それは、離脱の間摩擦力をもたらす。十分に強い係合をもたらすために、これらのファスナ材料の一定断面柱は、係合すると、多数が互いに対して曲げられるほど十分に高密度であり、かつ離脱すると、著しい摩擦力を生じさせるのに十分に高くなければならない。
柱37は、典型的には均一な高さであるが、柱37は高さが変わることができる(図3Aの文字Hによって示された)。外面34から測定された柱37の好ましい高さは、約0.040inから約0.500in.(約0.102cmから約1.27cm)の範囲内である。柱37の例示的な密度は、約500柱/in2から約1000柱/in2(78柱/cm2から155柱/cm2)の範囲内である。柱37の例示的な直径は、0.003in.から0.070in.(約0.008cmから約0.178cm)の範囲内である。柱37のいくつかの好ましい直径は、0.008in.から0.016in.(約0.020cmから約0.041cm)の範囲内である。
柱37の1つの例示的な分布は、基材(図3Aに固着ストリップ14として示された)を横切って繰返す不規則な配列で配置された複数の柱37を含む。取付け機構24の1つの実施形態は、一定の円筒形断面37Aを有する柱37の、複数の繰返す不規則な配列を提供し、配列は、1つを超える方向において繰返す。柱37の不規則な配列は、取付け機構24または装着機構25が同様の対向する材料と係合されるとき、対向するファスナの互いに対する角度配向にかかわらず、係合の間、対向する表面上の多くの柱37が互いに対して曲げられる可能性を増加させる。
柱37のアレイから構成される固着システムは、ドライイレースマーカ16、イレーサ23、または他の同様のアイテムなどの軽いアイテムを、垂直表面上に保持するのに十分に強く係合する(実施例3を参照のこと)。さらに、これらの「フックのない」または「キャップのない」柱37は、使用者によって着用され得る、編まれた衣類(たとえば、セーター)、および、カーペットを含む一般的な家庭用テキスタイルに、ひっかかったり意図的でなく係合したりしない。これは、本発明に関して大きく有用であり、というのは、ドライイレースシート製品の使用者が編まれた衣類を着用していることがあり、編まれた衣類の袖および他の部分が、しばしば、フレーミングストリップ14と接触することがあるからである。
再配置可能な接着剤が装着機構25として使用される本発明の実施形態において、フレーミングストリップ14に取付けられたアイテム(たとえば、ドライイレースマーカ)を離脱させるために必要な力が、下にある表面から装着機構25を取外すために必要な力より大きくないことが重要であり、というのは、これは、フレーミングストリップ14から固着されたアイテムを取外そうとする試みの間、下にある表面からのドライイレース物品10の意図的でない取外しを引起すことがあるからである。上記した「フックのない」または「キャップのない」柱37は、多くの従来のファスナシステムに対して、この点に関して利点を有し、多くの従来のファスナシステムの離脱力は、一般的な壁表面から再配置可能な接着剤を除去するために必要な力に対して高すぎる。対照的に、上記した「フックのない」または「キャップのない」柱37の離脱力は、マーカおよびイレーサなどのような軽いアイテムを保持するのに十分に高いが、一般的な壁表面から多くの再配置可能な接着剤を分離するために必要な力に対して低い(以下の実施例3を参照のこと)。さらに、上記した「フックのない」または「キャップのない」柱37は、多くの従来の自己係合ファスナまたはフックアンドループタイプファスナより静かに離脱し、これは、特にオフィス環境において利点である。実質的に一定の断面の柱を含む上述された自己係合ファスナ材料は、本発明のドライイレース物品のフレーミング構成要素として有利である。柱スタイルファスナは、また、軽重量アイテムを垂直表面上に保管することが望ましい同様の用途において、大きい有用性を有する。それらは、そのようなアイテムを垂直表面(たとえば、壁)上に保管するためのファスナ材料であって、再配置可能な感圧接着剤によって再配置可能に垂直表面に取付けられるファスナ材料を提供することが望ましいいかなる用途においても特に有用である。そのような用途において、実質的に一定の断面の柱を含む自己係合ファスナ材料は、ファスナに取付けられたアイテムの取外しが、垂直表面からの、反対側の再配置可能な接着剤の除去をもたらさないという、従来の自己係合ファスナならびにフックアンドループタイプファスナに対する利点を有する。この利点は、実質的に一定の断面の柱を含む自己係合ファスナ材料の低離脱力による。
たとえば、図3および図3Aに示された、破線によって示されている任意の第1の層40を、基材26上に配置し、書込み表面12の一部として含むことができる。第1の層40は、望まれるように、ドライイレース物品10の書込み性および/または消去性を増加させるために、ドライイレース物品10に含むことができる。この第1の層40は、硬化性組成物の直接コーティング、揮発性溶媒、もしくは溶媒の混合物中に分散された、硬化性であり得る固形分を含む組成物のコーティング、または付加的なフィルムの積層(接着剤、熱、または他の態様で)によって付与することができる。第1の層40は、ニュージャージー州ウェインのインターナショナル・スペシャルティ・プロダクツ・インコーポレイテッド(International Specialty Products Inc., Wayne, NJ)から入手可能なガフガード(Gafgard)(登録商標)300、もしくはニュージャージー州フェアフィールドのラド−キュア・コーポレーション(RAD−CURE Corporation, Fairfield, NJ)から入手可能なラド−コート(RAD−KOTE)860DEFなどの低表面エネルギーハードコート層、または、積層を促進するために、1つの側の低表面エネルギーハードコート層と、反対側の熱接着剤または感圧接着剤とを有するポリマーフィルム(たとえば、ウィスコンシン州ダリエンのプロテクト−オール・インコーポレイテッド(Protect−all, Inc., Darien, WI)から入手可能なドライイレース積層フィルム、製品no.X015420)などのフィルムの付加的な層を含むことができる。第1の層40は、好ましくは、物品が容易に巻かれ輸送されることを可能にし続けるように、ドライイレース物品10全体の可撓性に実質的に影響を及ぼさない。
本発明のドライイレース物品の他の実施形態も、任意の付加的な層を含むことができることが留意されるべきである。たとえば、第1の層40または接着剤38の一方または両方の、基材への接着を促進するために、1つ以上のプライマー層を使用することができる。さらに、予め印刷されたしるし(また、図1に関して説明された)も、基材と第1の層との間の層に、または、基材が透明または半透明である場合、基材の裏面上に、含むことができる。
図1のドライイレース物品10の実施形態は、巻かれた構成で図4に示されている。フィルムまたはコーティングフィルムの可撓性は、実施例のところでより詳細に説明されるマンドレル曲げテストによって測定することができる。可撓性基材を、亀裂または破壊のいかなる目に見える痕跡も示すことなく、直径6.4mmのマンドレルの周りに180度曲げることができる。より好ましくは、可撓性コーティング基材を、いかなる外観の変化もなく、4.8mmのマンドレルの周りに180度曲げることができる。この可撓性は、物品が容易に輸送され保管されることを可能にし、というのは、ドライイレース物品10への損傷なしで、物品を巻くか他の態様で付与することができるからである。図4は、また、取付け機構を含む本発明のフレーミングストリップ14の付加的な使用を示す。フレーミングストリップ14の取付け機構24が装着機構25と係合することができる場合、取付け機構24および装着機構25は、輸送および保管の間、ドライイレース物品10を巻かれた構成で固定するのに役立つ。次に、ドライイレース物品10を、取付け機構24および装着機構25の離脱によって可逆的に広げることができる。この有用性は、たとえば、取付け機構24および装着機構25が両方とも自己係合雄型ファスナ材料である場合、あるいは、一方が雄型ファスナ材料であり、他方が嵌合ループファスナまたは他の布材料である場合に実現される。
テスト方法および実施例
表面エネルギーについてのダインペンテスト
ダインペンまたは表面エネルギーペンが、イリノイ州シカゴのUVプロセス・サプライ・インコーポレイテッド(UV Process Supply, Inc., Chicago, IL)から入手可能である。ペンは、表面張力が2mJ/m2ずつ30mJ/m2から44mJ/m2にわたる8のセットでくる。最初に、30mJ/m2のペンを、長さ約5cmの連続線でドライイレース表面に当てる。その後、次のより高い表面張力のペンを表面に当てる。ペンの書込み線を1分間観察する。表面の表面エネルギーを、1分でデウェッティングしなかった最も高い数字のペンの表面張力とした。(インクのデウェッティングは、インクが、表面上で、目に見えて「玉になる」、または目に見える小滴を形成することによって示される)。
可撓性についてのマンドレル曲げテスト
マンドレル曲げテストは、ASTM D3111、「マンドレル曲げテスト方法によるホットメルト接着剤の可撓性測定のための標準テスト方法(Standard Test Method for Flexibility Determination of Hot−Melt Adhesives by Mandrel Bend Test Method)」から適合させる。テスト標本を約20×25mmのシートにカットする。より小さい標本もテストすることができる。各シートを、1秒以内に金属ロッドまたはマンドレルの周りに180度巻付ける。標本がコーティングされている場合、標本のコーティング側はマンドレルの外側にある。このテストのために用いられるマンドレル直径は、6.4mm(1/4in)、4.8mm(3/16in)、および3.2mm(1/8in)である。次に、標本を、マンドレルから取外し、4×アイピースまたは顕微鏡で検査する。マンドレル曲げテストの不合格が、コーティングまたは基材の、目に見える破壊、ひび割れ、もしくは亀裂の外観、または基材からのいかなるコーティングの剥離によって証明された。
全色差テスト
全色差テストは、紙パルプ技術協会(Technical Association of the Pulp and Paper Industry)(TAPPI)テスト方法T 524、「紙および板紙の色(Color of paper and paperboard)(45/0、C/2)」から適合させる。標準光源、国際照明委員会(International Commission on Illumination)(CIE)光源Cを使用して、サンプル材料の表面を照明するために、分光光度計を使用する。反射光を、入射光から10度の観察者角度で集め、3つのCIE標準測定パラメータ、すなわち、黒色のゼロから完全白色の100に増加する明るさを表すL*、正のとき赤色を表し、負のとき緑色を表すa*、および正のとき黄色を表し、負のとき青色を表すb*で、数学的に特徴づける。CIE測定を行うことができる分光光度計が、市販されている(たとえば、スイス、レーゲンスドルフのグレタグマクベス(GretagMacbeth, Regensdorf, Switzerland)から入手可能なグレタグマクベス(GretagMacbeth)(登録商標)スペクトロアイ(SpectroEye)(登録商標)分光光度計)。2つの表面がこのように特徴づけられる場合、符号ΔL*、Δa*、およびΔb*は、2つの表面についてのL*、a*、およびb*の値の間の差を表す。全色差ΔE*は、下記式によって与えられる、
ΔE*=(ΔL*2+Δa*2+Δb*21/2
全色差ΔE*は、2つの表面の間の明るさ/暗さ差および色彩差を考慮に入れ、色空間のどこでも同じ色差の視知覚を表すことが意図される。
書込み停止(Write−Off)抵抗についてのマーカ抗力テスト
マーカ抗力テストは、紙パルプ技術協会(TAPPI)テスト方法T 549、「水平平面方法の使用によるコーティングされていない筆記および印刷用紙の静止摩擦および動摩擦の係数(Coefficients of static and kinetic friction of uncoated writing and printing paper by use of the horizontal plane method)」から適合させる。水平平面を垂直引張試験機(マサチューセッツ州カントン(Canton, MA)のインストロン(Instron)(登録商標)から入手可能なインストロン(登録商標)1122)の下部把持取付具上に装着する。水平平面は、幅15.24cm(6in)×長さ50.80cm(20in)×厚さ0.95cm(3/8in)のアルミニウムプレートであり、水平平面の最長寸法を引張試験機の前側から外方に水平に向けて、引張試験機に装着する。幅6.35cm(2.5in)×長さ6.35cm(2.5in)×厚さ0.64cm(1/4in)の寸法を有するアルミニウムそり(aluminum sled)を設ける。そりの広い表面のうちの1つのコーナが、(x,y)座標(0,0)を有する。0.64cm(0.25in)の直径を有する3つのねじ穴を、穴の中心を座標(3.18cm,1.27cm)、(1.27cm,5.08cm)、および(5.08cm,5.08cm)にして、そりの広い表面を通してドリル加工した。ドライイレースマーカ(ニューヨーク州ポートワシントン(Port Washington, NY)のドライ・マーク(Dri Mark)(登録商標)プロダクツ・インコーポレイテッド(Products, Inc.))から入手可能なドライ・マーク(登録商標)313B黒色、弾丸先端)を、マーカの書込み先端が穴を通ってそりの反対側に突出するように、そりの3つのねじ穴の各々にねじ込む。そりおよび3つのマーカによって形成されたアセンブリの質量は213gである。座標(3.18cm,1.27cm)における穴にねじ込まれたドライイレースマーカが、引張試験機の前に最も近い(操作者から最も遠い)状態で、そりが3つのマーカ先端上で載るように、そりを水平平面上に配置する。0.52mmの直径を有する銅ケーブルを、操作者から最も遠く、座標(3.18cm,1.27cm)におけるドライイレースマーカに最も近い、そりの小さい表面に取付ける。銅ケーブルの反対側の端部を引張試験機の上部把持取付具に取付ける。直径3.81cm(1.5in)のプーリを、銅ケーブルがプーリの周りに配置されたとき、銅ケーブルが、操作者から最も遠いそりの端部から、水平に、水平平面の上面に平行な方向に、プーリまで延在し、プーリの周りに90度の角度を作り、プーリから引張試験機の上部把持取付具まで垂直に上方に延在するように、水平平面に取付ける。
幅約15.24cm(6in)×長さ少なくとも22.86cm(9in)である基材材料のシート(たとえば、ドライイレース性シート)を、1つの端縁を操作者に最も近い水平平面の端縁に対して、水平平面上に配置する。プーリの周りに延在する銅ケーブルがぴんと張られるように、マーカを水平平面の操作者端部に近い基材に対して、そりを基材の上に配置する。5.08cm(2in)以下の幅を有するフレーミング材料のピースを、基材を横切って、銅ケーブルに垂直に、そりと引張試験機の前との間の位置に配置する。次に、テストを開始し、すると、そりは、0.254cm/秒(6in/分)の速度でフレーミング材料の方に引っ張られ、フレーミング材料の端縁と係合し、フレーミング材料を完全に横切って引っ張られる。
テストの出力は、引っ張り力対位置のプロットであり、4の主領域、すなわち、(1)1つの先頭マーカ先端が、まだ、フレーミング材料の端縁と係合していない領域、(2)先頭マーカ先端が、フレーミング材料の前縁によって形成された垂直「段」と係合し、上に、段を越えて引っ張られる領域、(3)先頭マーカ先端が、フレーミング材料の上面を横切って移動し、他の2つのマーカ先端が、フレーミング材料の前縁と係合しておらず、基材を横切って移動し続ける領域、および(4)先頭マーカ先端が、フレーミングストリップの反対側の端縁から落ち、3つのマーカ先端がすべて、基材を横切る移動を再開する領域がある。領域(1)において、測定された力Ff,基材は、基材を横切る3つのマーカ先端の動きに対抗する摩擦力を克服するために必要な力である。領域(2)において、測定された最大力は、フレーミングストリップの端縁によって形成された垂直段の抵抗を克服するために必要なバリヤ力FBである。領域(3)において、測定された力Ff,フレームは、基材上の2つのマーカ先端の動きに対抗する摩擦力を克服するために必要な力、およびフレーミング材料の上面を横切る先頭マーカの前方への動きに対する抵抗を克服するために必要な力である。基材が滑らかであり、かつ、フレーミング材料の上面が粗いかテクスチャー加工されている場合、一般に、Ff,フレーム>Ff,基材
実施例1.
装飾的耐ひっかかり性(snag resistant)自己係合ファスナ材料の製造
ポリプロピレンコポリマー(テキサス州ザ・ウッドランズのフィリップス・スミカ・ポリプロピレン・カンパニー(Phillips Sumika Polypropylene Company, The Woodlands, TX)から入手可能なマーレックス(Marlex)HGZ−180)76.6重量%と、衝撃改質ポリプロピレン樹脂(デラウェア州ウィルミントンのモンテル・ポリオレフィンズ(Montell Polyolefins, Wilmington, DE)から入手可能なアドフレックス(Adflex)KS359P)19.2重量%と、青色着色剤(ニューヨーク州タリータウンのチバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals, Tarrytown, NY)から入手可能なイルガライト(IRGALITE)(登録商標)ブルー(Blue)GLG)0.2重量%と、微細に分けられた反射材料(装飾剤として使用された)4.0%とを含む混合物を形成した。樹脂混合物を、単軸押出機(ニュージャージー州サマービルのデービス・スタンダード(Davis Standard, Somerville, New Jersey))で溶融し搬送した。押出機は、6.35cm(2.5in)の直径、24/1の長さ:直径比(L/D)、および導入後の第1のゾーン内の199℃(390°F)から最終下流ゾーン内の218℃(425°F)にわたる上昇温度プロファイルを有した。ポリマーを、押出機を通過させ、少なくとも6895kPa(1000psi)の圧力で、218℃(425°F)の温度で保持されたネックチューブを通して、温度が218℃(425°F)であり、公称ダイリップ間隙が508μm(0.020in)である、幅35.56cm(14in)のEBRデックル・フィルム・ダイ(Deckle Film Die)(ウィスコンシン州チペワフォールズのエクストルージョン・ダイズ・インコーポレイテッド(Extrusion Dies Incorporated, Chippewa Falls, WI)から入手可能)内に連続的に排出した。
溶融ポリマーフィルムを、冷却された幅45.72cm(18in)の鋼キャストロール、および細長い穴の形態で表面上にモールドキャビティのアレイを有する鋼工具ロールの間に挟んで、工具ロール上のモールドキャビティを充填するために必要なものより多いポリマーから形成された平坦なシートの1つの側を横切って配置された実質的に円筒形のステムを製造した。工具ロール上のモールドキャビティは、109穴/cm2(705穴/in2)の密度を有し、米国特許第6,076,238号明細書(アーセノールト(Arsenault)ら)に記載されているように繰返す不規則な様態で配列され、製品上のステムの同様の配列をもたらした。最終製品は、色が濃青色であり、厚さが約203μm(8ミル)である滑らかなベースシートを含み、これの1つの側に、直径が約356μm(14ミル)であり、高さが約1575μm(62ミル)であるほぼ円筒形のステムのアレイが配置された。ファスナ材料は、可撓性についての3.2mmマンドレル曲げテストに合格した。
実施例2.
編まれた衣類からのさまざまなファスナ材料の離脱
布のピースを、編まれたセーター(50%アクリル、50%ウール、テキサス州プレーノーのJ・C・ペニー・コーポレーション・インコーポレイテッド(J. C. Penney Corporation, Inc., Plano, TX)から入手可能なローラ・スコット・プティット(Laura Scott Petite)、アイテム#33372)からカットした。雄型ファスナ材料のピースを、ファスナ材料の係合表面を布に対して、布の各ピースの外方に面する側に配置し、2つのピースをしっかりとともに押圧した。次に、それらを光学顕微鏡の下にともに配置し、ピンセットを使用して雄型ファスナ材料を編まれた布材料から分離するとき、顕微鏡写真を撮った。図5Aは、3M(登録商標)スコッチメイト(Scotchmate)(登録商標)ファスナ、雄型、カットループタイプ(ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能)を示す顕微鏡写真画像である。布の糸は、このファスナシステムによって強く係合され、離脱の間布から引っ張られているのがはっきりと見られる。図5Bは、ベルクロ(登録商標)工業用強度再閉鎖可能ファスナ(Industrial Strength Reclosable Fastener)、雄型、成形フックタイプ(ニューハンプシャー州マンチェスターのベルクロUSAインコーポレイテッドから入手可能)を示す顕微鏡写真画像である。再び、布の糸は、このファスナシステムによって強く係合され、離脱の間布から引っ張られているのがはっきりと見られる。図5Cは、実施例1の耐ひっかかり性ファスナ材料(図3Aおよび図3Bに関して説明された柱タイプステム)を示す顕微鏡写真画像である。このファスナ材料の均一な断面のステムと係合されているかこれらによって引っ張られている布は観察されない。
実施例3.
カーペットおよび編まれた衣類からさまざまなファスナ材料を取外すために必要な離脱力
さまざまな布からいくつかの雄型ファスナ材料を分離するために必要な離脱力を測定した。布を、編まれた衣類(セーター)、および家庭用カーペット類からカットされたサンプルであった。ファスナ材料および布サンプルのサンプル番号および説明は、表1に記載されている。
Figure 2008504997
サンプルを2.54cm(1in)×2.54cm(1in)の正方形ピースにカットし、永久接着剤でプラスチックサンプルホルダ上に装着した。次に、それらを、フォースゲージ(ニューヨーク州ニューヨークのジョン・シャティロン&サンズ・インコーポレイテッド(John Chatillon & Sons, Inc., New York, NY)から入手可能なシャティロン(Chatillon)(登録商標)DFM 100)およびテストスタンド(シャティロン(登録商標))を使用して、178N(40lb)の圧縮力でともに押圧した。次に、嵌合したサンプルを張力テストスタンド(シャティロン(登録商標)モデルUTSM)に装着し、25.4cm/分(10in/分)の一定の分離速度で引き離し、そこで、それらの間の最大張力(離脱力と呼ばれる)を、フォースゲージ(シャティロン(登録商標)DFGS100)を使用して測定した。
実施例1の耐ひっかかり性ファスナ材料を含む、テストされた雄型ファスナ材料の3つは、対向する同一の材料と係合することができる自己係合ファスナであった。第1の組の実験において、これらのファスナ材料の自己離脱力を測定した。各々についてのいくつかの離脱試験の平均は、標準偏差とともに、表2に報告されている。実施例1の耐ひっかかり性ファスナ材料(サンプル3.5)は、従来の自己嵌合ファスナ材料より実質的に低い離脱力を有する。しかし、この材料の離脱力は、測定可能であり、ドライイレースマーカ、イレーサ、および同様のアイテムを含む、約1lb(4.4N)未満である物体の重量を保持するのに十分である。
Figure 2008504997
テスト布から雄型ファスナ材料を分離するために必要な離脱力は、表3に示されている。サンプル3.4を除いて、従来の雄型ファスナ材料のすべてが、実施例1の耐ひっかかり性ファスナ材料(サンプル3.5)より高い、布の4つすべてからの離脱力を示した。サンプル3.4は、2つの編まれた衣類布について、実施例1のファスナと同様の取外し力を示したが、2つのカーペット布について、著しくより高い離脱力を示した。
Figure 2008504997
この実施例は、編まれた衣類および家庭用カーペット類を含む布との意図的でない係合に抵抗する低離脱自己係合ファスナ材料を提供するにおいて、一定の断面を有する円筒形ステムの繰返す不規則な配列を含む本発明のファスナ材料の有効性を実証する。
実施例4.
ファスナ材料を含む一体的フレームを有するドライイレースシートの製造
米国特許第5,845,375号明細書(ミラー(Miller)ら)に詳述された手順にほぼ従って、1つの滑らかな表面と、キノコタイプフックで被覆された対向する表面とを有する可撓性バッキングシートを準備した。溶融処理可能なポリプロピレン衝撃コポリマー樹脂(ミシガン州ミッドランドのダウ・ケミカル・カンパニー(The Dow Chemical Company, Midland, Mich.)から入手可能なSRD7−587)90重量%と、50重量%の二酸化チタンを含有する溶融処理可能なポリプロピレン樹脂(スイス、ムッテンのクラリアント・ゲーエムベーハー(Clariant GmbH, Muttenz, Switzerland)から入手可能な製品No.1015100S)10重量%とを含む混合物を形成した。樹脂混合物を、単軸押出機(ニュージャージー州サマービルのデービス・スタンダード)で溶融し搬送した。押出機は、6.35cm(2.5in)の直径、30/1の長さ:直径比(L/D)、および導入後の第1のゾーン内の177℃(350°F)から最終下流ゾーン内の204℃(400°F)にわたる上昇温度プロファイルを有した。ポリマーを、押出機を通過させ、少なくとも6895kPa(1000psi)の圧力で、204℃(400°F)の温度で保持されたネックチューブを通して、温度が204℃(400°F)であり、公称ダイリップ間隙が508μm(0.020in)である、幅35.56cm(14in)のEBRデックル・フィルム・ダイ(ウィスコンシン州チペワフォールズのエクストルージョン・ダイズ・インコーポレイテッドから入手可能)内に連続的に排出した。
溶融ポリマーフィルムを、冷却された幅45.72cm(18in)の鋼キャストロールと、レーザドリル加工(ウィスコンシン州サマセットのレーザ・マシニング・インコーポレイテッド(Laser Machining Inc, Somerset, WI)によって準備された、1cm2あたり47穴、または1in2あたり300穴)シリコーンベルトとの間に挟んで、シリコーンベルトの穴を充填するために必要なものより多いポリマーから形成された平坦なシートの1つの側を横切って配置された実質的に円筒形のステムを製造した。次に、得られたフィルムを、2つのカレンダロールの間のニップを通して走らせた。ステムの端部と接触するカレンダロールを149℃(300°F)の温度で維持し、対向するカレンダロールを21℃(70°F)の温度で維持した。カレンダロールを、ステムの端部が平坦化されてキノコタイプフックを形成するように間隙を作った。
得られた可撓性バッキングシートは、高さ760μm(0.030インチ)のキノコ形フックが1つの側の全体を横切って配置された、平坦な、滑らかな、厚さ250μm(0.010インチ)のベースシートを含んだ。フック密度は、1cm2あたり約47(1in2あたり300)であった。可撓性バッキングシートを、22.86cm(9インチ)の幅に分割し、直径7.62cm(3インチ)のコア上に巻いた。
実施例1の可撓性バッキングシートの、3つの、幅22.86cm(9インチ)×長さ152.4cm(60インチ)のストリップを、各ストリップの滑らかな表面が上に面する状態で、テーブル上面上に並んで配置した。次に、3つのストリップを、それらの長い端縁においてともに突合せ、突合された端縁に沿ってストリップの滑らかな側に付与されたスコッチ(登録商標)テープの付与によって、ともに接合した。これは、長さ方向に走る2つのテーピングされたシームを有する、幅68.58cm(27インチ)×長さ152.4cm(60インチ)の可撓性バッキングシートをもたらした。
手動ラミネータ(ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能な3MモデルLS1050)を使用して、感圧転写接着剤を、厚さ50.8μm(0.002インチ)のドライイレース積層フィルム(ウィスコンシン州ダリエンのプロテクト−オール・インコーポレイテッドから入手可能な製品no.X015420)の、幅50.8cm(20インチ)×長さ152.4cm(60インチ)のピースの裏側に付与した。次に、得られた接着剤ドライイレースフィルムを、可撓性バッキングシートの滑らかな側に、両方を、ドライイレース積層フィルムの裏側の感圧接着剤が可撓性バッキングシートの滑らかな表面と接触するようにカレンダ(ウィスコンシン州マディソンのプロ−テク・エンジニアリング・インコーポレイテッド(Pro−Tech Engineering, Inc., Madison, WI)から入手可能なファルコン(Falcon)−36)の2つのロールの間に室温で供給することによって、積層した。得られた積層体は、幅68.58cm(27インチ)×長さ152.4cm(60インチ)であり、可撓性バッキングシート上にほぼ中心に置かれた、長さ方向に走るドライイレースフィルムの幅50.8cm(20インチ)のストリップを含んだ。
可撓性バッキングシートの4の端縁すべてをかみそりの刃でカットして、長さ方向に走り、かつ積層体の幅に対して中心に置かれたドライイレースフィルムの幅50.8cm(20インチ)のストリップを含む、幅60.96cm(24インチ)×長さ142.24cm(56インチ)である積層体をもたらした。感圧転写接着剤(ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能なスコッチ(登録商標)高強度接着剤)を、積層体の長い端縁の両方に隣接した積層体の5.08cm(2インチ)のストリップの滑らかな側に付与した。次に、これらの端縁の両方に隣接した2.54cm(1インチ)のストリップを折り重ね、滑らかな表面を互いに接着した。得られたドライイレースシートは、幅55.88cm(22インチ)×長さ142.24cm(56インチ)であり、キノコタイプフックで被覆された裏側と、キノコタイプフックで被覆された上部および下部2.54cm(1インチ)フレーミングストリップを特徴とするドライイレース性前側とを含んだ。
実施例5.
自己係合ファスナ材料を含む接着接合されたフレームを有する再配置可能接着性ドライイレースシートの製造
幅50.8cm(20in)×長さ91.4cm(36in)であるドライイレースコーティングポリエステルフィルム(ウィスコンシン州ダリエンのプロテクト−オール・インコーポレイテッドから入手可能な製品no.X015420)の矩形ピースを準備した。感圧転写接着剤(ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能なスコッチ(登録商標)300LSE 高強度接着剤)を、実施例1の耐ひっかかり性自己係合ファスナ材料の滑らかな側に付与して、接着剤付耐ひっかかり性自己係合ファスナ材料を作った。幅2.54cm(1in)×長さ91.4cm(36in)である接着剤付ファスナ材料の2つのストリップをカットした。幅2.54cm(1in)×長さ45.7cm(18in)である接着剤付ファスナ材料の2つのより短いストリップをカットした。接着剤付ファスナ材料の2つのより長いストリップを、ドライイレースコーティングフィルムのドライイレースコーティング側に、ドライイレースコーティングフィルムの長い端縁に隣接してかつ平行に付与した。次に、接着剤付ファスナ材料の2つのより短いストリップを、ドライイレースフィルムのドライイレースコーティング側に、ドライイレースコーティングフィルムの短い端縁に隣接してかつ平行に付与した。白色ドライイレースコーティングフィルムと青色耐ひっかかり性自己係合ファスナ材料との間の全色差を、グレタグマクベス(登録商標)スペクトロアイ(登録商標)分光光度計(スイス、レーゲンスドルフのグレタグマクベスから入手可能)を使用して測定した。ドライイレースコーティングフィルムとフレームとの間の全色差はΔE*=70であった。ドライイレースコーティングシートと、ボーダーストリップとを含むアセンブリは、可撓性についての3.2mmマンドレル曲げテストに合格した。
1つの側の永久感圧接着剤と、反対側の再配置可能な感圧接着剤とを有する、各側で2.54cm(1in)である6のフォームスクエア(ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能なスコッチ(登録商標)マウンティングスクエア111)を、ドライイレース物品の裏(すなわち、非ドライイレースコーティング)側に接着した。フォームスクエアを、永久接着剤側をドライイレース物品の裏側に対して、各コーナに近い位置、およびドライイレース物品の長い側の各々のほぼ中点に近い位置に接着した。結果として生じる可撓性ドライイレース物品は、ボーダーの上面から外方に突出する不規則な円筒形ステムの繰返しパターンを含む、隆起した、幅2.54cm(1in)の濃青色ボーダーを含み、ボーダーは、ドライイレース性表面を完全に囲んだ。
ドライイレース物品を、接着剤フォームスクエアの再配置可能な接着剤側を壁表面上に押圧することによって、塗装垂直壁上に掛けた。幅約1.27cm(0.5in)×長さ2.54cm(1in)である接着剤付耐ひっかかり性自己係合ファスナ材料の小さいストリップを、ドライイレースマーカ(イリノイ州ベルウッドのサンフォード・コーポレーション(Sanford Corp., Bellwood, IL)から入手可能なサンフォード・エクスポ(Sanford Expo)(登録商標)ボールドカラードライイレースマーカ(Bold Color Dry Erase Marker)、弾丸先端)に接着した。次に、マーカ上のファスナ材料をドライイレース物品のボーダー上のファスナ材料と嵌合させることによって、マーカをドライイレース物品のボーダーストリップ上に掛けた。
実施例6.
さまざまなフレーミング材料を「上書き(オーバーライト)する」ために必要な力の測定
いくつかのフレーミング材料の書込み停止抵抗を、マーカ抗力テスト(上で説明された)を用いて特徴づけた。幅約15.24cm(6in)×長さ少なくとも22.86cm(9in)であるドライイレースコーティングポリエステルフィルム(ウィスコンシン州ダリエンのプロテクト−オール・インコーポレイテッドから入手可能な製品no.X015420)のシートを、テスト方法において説明されたように水平平面上に配置した。第1の組の実験において、テープ(ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能な3M(登録商標)スコッチ(登録商標)ブルーペインターズテープ(Blue Painter’s Tape)、厚さ0.12mm)の連続層を互いの上に付与することによって、漸進的により厚いフレームをドライイレース基材上に蓄積した。テストを、テスト方法において説明されたように、テープの連続層の付与の間行って、基材摩擦力Ff,基材、バリヤ力FB、およびフレーム摩擦力Ff,フレームを測定した。これらのテストは、テスト6.1〜6.20と呼ばれ、小数後の値は、フレーム内のテープ層の数を示した。各フレームの有効性を、バリヤ力と基材摩擦力との間の差(FB−Ff,基材、「余剰バリヤ力」と呼ばれる)、およびフレーム摩擦力と基材摩擦力との間の差(Ff,フレーム−Ff,基材、「余剰フレーム摩擦力」と呼ばれる)と特徴づけた。別のテスト(テスト6.Aと呼ばれる)において、同じ値を、実施例1のフレーミング材料について測定し、これは、実施例5において説明されたように永久感圧接着剤を使用してドライイレースコーティング基材に取付けた。測定された値のすべては、表4に示されている。(2つのフレーム厚さ値がテスト6.Aについて与えられ、第1は、ファスナ材料のベースシートの厚さであり、第2は、ベースおよび円筒形ステムを含む総厚さである)。
Figure 2008504997
テスト6.1〜6.20について、余剰バリヤ力はフレーム厚さとともに増加した。約0.5mmより大きい総フレーム厚さにおいて、フレームは著しい触覚的なバリヤを提供し、使用者が、マーカ先端が、フレームの端縁によって形成された段と係合したことを容易に認めるのを可能にし、実際に、適度な書込み速度でマーカを止める。しかし、テスト6.1〜6.20のフレームを構成する滑らかなマスキングテープは、これらのテストについての無視できるほどの余剰フレーム摩擦力によって定量化されるように、いったんマーカ先端がフレーミングストリップの端縁と係合し、その上面上に移動すると、触覚的な手がかりをほとんど提供しない。
対照的に、テスト6.Aからのデータは、それが、その表面上の外方に突出する円筒形ステムによって提供される粗いテクスチャーによって、著しい余剰バリヤ力および著しい余剰フレーム摩擦力をもたらしたことを示す。この実施例は、端縁「オーバーライト」を防止するのを助けるにおいて、フレーミング材料の厚さおよび表面テクスチャーの両方の値を実証する。
実施例7.
フレームを有するおよびフレームのないドライイレースシート上のドライイレースマーキングの消去
幅25.4cm(10in)×長さ50.8cm(20in)である、ドライイレースコーティングポリエステルフィルム(ウィスコンシン州ダリエンのプロテクト−オール・インコーポレイテッドから入手可能な製品no.X015420)の2つの矩形ピースを準備した。感圧転写接着剤(ミネソタ州セントポールの3Mカンパニーから入手可能なスコッチ(登録商標)300LSE 高強度接着剤)を、実施例1の耐ひっかかり性自己係合ファスナ材料の滑らかな側に付与して、接着剤付耐ひっかかり性自己係合ファスナ材料を作った。幅2.54cm(1in)×長さ25.4cm(10in)である接着剤付ファスナ材料のストリップをカットした。ファスナ材料のストリップを、ドライイレースコーティングフィルムのピースの1つの短い端縁の1つに隣接してかつ平行に接着した。
両面テープを使用して、ドライイレースフィルムの両方のピース(サンプル7.Aと呼ばれるボーダー材料のないもの、およびサンプル7.Bと呼ばれる1つの端縁に沿ってボーダー材料のストリップを有するもの)を、短い端縁を床に平行にして、壁上に掛けた。サンプル7.Bを、ボーダーストリップが、床に最も近いドライイレースシートの端縁に沿っているように掛けた。標準8.5in×11inの複写機用紙(コネチカット州スタンフォードのインターナショナル・ペーパー・カンパニー(International Paper Company, Stamford, CT)から入手可能なハンマーミル(HammerMill)(登録商標)コピープラス(CopyPlus)(登録商標))のピースを、両面テープを使用して、ドライイレースフィルムのピースの各々の下に掛け、紙の短い端縁を床に平行にし、紙の各ピースの上縁を、ほぼ1.27cm(0.5in)の重なりで、ドライイレースフィルムの対応するピースの底部の下にした。
40の平行な水平線を、ドライイレースマーカ(イリノイ州ベルウッドのサンフォード・コーポレーションから入手可能なサンフォード・エクスポ(登録商標)ボールドカラードライイレースマーカ、チゼル先端)を使用して、サンプル7.B上で作った。平行な線のパターンは、ボーダーストリップの上縁より1cm上で開始し、隣接した線の間の1cmの間隔で、上方に延在した。水平線のほぼ同一のパターンをサンプル7.A上で作った。マーキングを10分間乾燥させた。次に、きれいなフェルトイレーサを使用して、線の各パターンを、下方のストロークのみを用いて消去した。
サンプル7.B上で、ボーダーが、イレーサがシートの下縁より下に移動するのを止めるのに非常に効果的であることが見出された。実際に、ボーダー表面上の外方に突出する円筒形ステムによるフェルト繊維の「捕捉」によって、イレーサをボーダーストリップの外方の表面を横切って移動するように押しやることが非常に困難であった。消去後、黒色インクダストがボーダーストリップの上縁に沿って観察され、それは、イレーサの下方の移動によって集められた。サンプル7.A上で、イレーサの下縁がドライイレースシートの下縁を過ぎて移動するのを回避するように、初期消去の間注意した。これは、シートの下縁の近くで、幅約1cmの、はっきりと目に見える黒色インクダストの「帯」もたらした。
両方のサンプル上で行われた第2の消去工程において、フェルトイレーサを、「不注意な」使用者の動きをシミュレートするように、上下の動きで、シートの表面を横切って、迅速にかつ強制的に移動させた。この工程において、イレーサを、シートの端縁に強制的に近づかせ、実際にシートから離れて移動させた。サンプル7.Bのボーダー材料は、イレーサがその表面を越えてシートの端縁を過ぎて移動するのを効果的に防止することが見出された。対照的に、サンプル7.A上で行われたいくつかのイレーサストロークが、イレーサがシートの端縁を部分的に越えて進み、下の複写機用紙のピース上に、シートの底縁からほぼ11cm延在する目に見える黒色インクダストの「ハロー」を作ることを引起した。そのようなハローは、サンプル7.Bの下の複写機用紙のピース上で目に見えなかった。
複写機用紙の各ピース上の黒色インクダストの量を、光学分光光度計グレタグマクベス(登録商標)スペクトロアイ(登録商標)(スイス、レーゲンスドルフのグレタグマクベスから入手可能)を濃度計モードで使用して、定量化した。ANSI T光学濃度標準で動作させ、対応するドライイレースシートサンプルの端縁の下にある複写機用紙の各ピース上の位置から距離で0.5cmの間隔で、インクで被覆された紙の光学濃度を、複写機用紙のきれいなシートの光学濃度に対して測定した。光学濃度DYは、図6に示されている。
この実施例は、イレーサからの堆積による支持表面(たとえば、壁)上のインクダストの堆積を防止するのを助けるにおいて、本発明のフレーミング材料の有効性を実証する。
本発明を好ましい実施形態に関して説明したが、当業者は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく形態および詳細に変更を行うことができることを認めるであろう。
本発明のドライイレース物品の斜視図である。 図1の線分2−2に沿った、本発明のドライイレース物品の一実施形態の部分断面図である。 図1の線分2−2に沿った、本発明のドライイレース物品の実施形態の部分断面図である。 図1の線分2−2に沿った、本発明のドライイレース物品の別の実施形態の部分断面図である。 本発明のドライイレース物品の取付け機構の実施形態の光学顕微鏡写真である。 ロールの形をした本発明のドライイレース物品の実施形態の斜視図である。 編まれたセーターからの離脱の間の取付け機構の実施形態の光学顕微鏡写真である。 編まれたセーターからの離脱の間の取付け機構の別の実施形態の光学顕微鏡写真である。 編まれたセーターからの離脱の間の取付け機構の別の実施形態の光学顕微鏡写真である。 ドライイレースマーカインクの光学濃度をプロットしたグラフである。

Claims (32)

  1. ドライイレース表面として使用することができる書込み表面、および前記書込み表面の周りに延在する周縁端を含む可撓性基材と、
    前記周縁端に近接した位置で前記書込み表面に取付けられた可撓性フレーミングストリップ
    とを含むディスプレイ物品。
  2. 前記可撓性フレーミングストリップが、
    前記書込み表面に対して配置された内面と、
    前記内面と反対側の外面と、
    前記可撓性フレーミングストリップの外面上に配置された取付け機構と
    をさらに含む、請求項1に記載の物品。
  3. 前記フレーミングストリップが、ポリオレフィンまたはそのブレンドから構成される、請求項2に記載の物品。
  4. 前記取付け機構が複数のフックを含む、請求項2に記載の物品。
  5. 前記フックの各々が、ステムと、キノコ形ヘッドとを含む、請求項4に記載の物品。
  6. 前記取付け機構が、実質的に一定の断面を有する複数の柱を含む、請求項2に記載の物品。
  7. 前記取付け機構が、実質的に一定の断面を有する複数の円筒形ステムを含む、請求項2に記載の物品。
  8. 前記取付け機構が、基材上で繰返す不規則な柱の配列を含み、前記柱が実質的に一定の断面を有する、請求項2に記載の物品。
  9. 前記取付け機構が、再配置可能な感圧接着剤を含む、請求項2に記載の物品。
  10. 前記可撓性基材が、前記書込み表面と反対側の裏面をさらに含み、かつ
    前記可撓性基材の一部が、前記フレーミングストリップを形成するように折り重ねられ、それにより、前記裏面の一部を露出する、請求項1に記載の物品。
  11. 前記書込み表面と反対側の裏面と、前記裏面上に配置された装着機構とをさらに含む、請求項1に記載の物品。
  12. 前記装着機構が、再配置可能な感圧接着剤を含む、請求項11に記載の物品。
  13. 前記装着機構が、複数のフックを含む、請求項11に記載の物品。
  14. 前記フックの各々が、ステムと、キノコ形ヘッドとを含む、請求項13に記載の物品。
  15. 前記装着機構が、裏面全体を実質的に横切って延在する、請求項11に記載の物品。
  16. 前記基材が、マンドレル曲げテストによって測定して少なくとも6.4mmの可撓性を有する、請求項1に記載の物品。
  17. 前記書込み表面が、前記基材上に配置されたドライイレースコーティングの第1の層をさらに含む、請求項1に記載の物品。
  18. 前記ドライイレースコーティングが、放射線硬化性ハードコートフィルムおよびフルオロポリマーコーティングからなる群から選択される、請求項17に記載の物品。
  19. 前記周縁端が、第1および第2の対向する端縁、ならびに第3および第4の対向する端縁を含む、請求項1に記載の物品。
  20. 前記フレーミングストリップが、前記第1および第2の対向する端縁に略平行に延在する、請求項19に記載の物品。
  21. 前記フレーミングストリップが、前記第1、第2、第3、および第4の端縁に略平行に延在する、請求項19に記載の物品。
  22. 前記フレーミングストリップが、実質的に周縁端全体に沿って延在する、請求項1に記載の物品。
  23. ロールに形成された、請求項1に記載の物品。
  24. 前記可撓性フレーミングストリップが、プラスチックテープ、連続気泡フォームおよび独立気泡フォーム、不織布、織布、プラスチックコーティング布、ならびにコルクからなる群から選択される材料から構成される、請求項1に記載の物品。
  25. プレゼンテーション用物品を製造する方法であって、
    周囲を画定する書込み表面、裏面、実質的に裏面全体にわたって前記裏面から延在する複数のキノコ形フックを有し、かつ前記書込み表面がドライイレース表面として使用することができる基材を形成する工程と、
    書込み基材の周囲の少なくとも一部を折り重ねて、複数の露出されたキノコ形フックを有するフレーミングストリップを形成する工程と、
    前記フレーミングストリップを前記書込み表面に固定する工程と
    を含む方法。
  26. 第1の表面および第2の表面を有するシートと、
    前記第1の表面から垂直に延在する、実質的に一定の断面を有する複数の柱と、
    前記第2の表面上に配置された再配置可能な接着剤と
    を含む、アイテムを垂直表面に取付けるための物品。
  27. 前記柱が円筒形ステムである、請求項26に記載の物品。
  28. 前記柱が、不規則な繰返しパターンで配列される、請求項26に記載の物品。
  29. 第1の表面および第2の表面を有するシートと、
    前記第1の表面から延在する、実質的に一定の断面を有する複数の柱と、
    前記シートの第1の表面に接着して取付けられた上面を有するフォームの層と、
    再配置可能な接着剤の層が上方に配置された底面と
    を含む、アイテムを垂直表面に取付けるための物品。
  30. ドライイレース表面として使用することができる書込み表面、および前記書込み表面の周りに延在する周縁端を含む可撓性基材と、
    前記周縁端に近接した位置で、前記基材上に配置されるか前記基材を通して見える印刷フレームと
    を含むディスプレイ物品。
  31. 前記フレームが、膨張剤を含むインクを使用して印刷される、請求項30に記載の物品。
  32. ドライイレース表面として使用することができる書込み表面、および前記書込み表面の周りに延在する周縁端を含む可撓性基材と、
    エンボス加工プロセスによって形成された前記基材の隆起領域から形成され、かつ前記周縁に近接して配置されたフレームと
    を含むディスプレイ物品。
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