JP2008504564A - イメージングユニット - Google Patents

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Abstract

イメージングユニット(1)は、第1のスペクトル分離及び/又は照射部(SSP1)と、第2のスペクトル分離及び/又は再結合部(SSP2)とを備える。第1のスペクトル分離部(SSP1)内では、受光された白色光(w)は、第1のスペクトル成分(g)と第2のスペクトル成分(m)とに分離される。第2のスペクトル分離部(SSP2)では、第2のスペクトル成分が第3のスペクトル成分及び第4のスペクトル成分に分離される。更に、白色光(w)の第1、第3及び第4のスペクトル成分(g、r、b)に関して、再生する画像(I)の第1、第2及び第3の部分画像(Ig、Ir、Ib)を生成する。そして、第1、第2及び第3の部分画像(Ig、Ir、Ib)を再結合し、再結合された又は再生された画像(Ri)が生成される。第2のスペクトル及び偏光選択分離及び/又は再結合部(SSP2)は、ダイクロイックビームスプリッタ(13)と、第1及び第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12、11)とを備える。

Description

本発明は、イメージングユニット、特に投写エンジン等に用いられるイメージングユニットに関する。
イメージングユニット、特に投写エンジン又は投写システムにおけるイメージングユニットは、再生される画像の部分画像(partial images)を生成するためのイメージャ素子又は画像生成素子を使用する。部分画像の生成の後に、これらの光量を合成し、生成すべき画像を表す再生画像を生成する。画像生成装置は、通常、光、例えば、基本スペクトルの光を提供するために、本質的には白色光を生成又は受光し、この白色光を異なるスペクトル成分に分離し、各スペクトル成分を個別の画像生成器に供給する。
本発明の目的は、基本スペクトルの照射光を分離し、部分画像を生成し、別個のスペクトル成分の部分画像の光を再結合するプロセスを、特定の単純な光学的構造によって実現できるイメージングユニット、特に投写エンジン等のためのイメージングユニットを提供することである、
この目的は、独立請求項1及び33の特徴に基づくイメージングユニットによって達成される。本発明のイメージングユニットの好ましい実施の形態は、各従属請求項によって定義される。
本発明に基づくイメージングユニット、すなわち、課題に対する第1及び第2の解決策は、第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部又はこれに類する要素と、第2のスペクトル及び偏光選択分離及び/又は再結合部とを備える。このイメージングユニットは、特に、反射型ディスプレイ装置に適合する。
本発明の実施の形態においては、第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部は、基本白色光を発光又は受光し、特に第1の又はs偏光された偏光状態の基本白色光を、第1のスペクトル成分と、基本白色光に関して、実質的に第1のスペクトル成分の補色である第2のスペクトル成分とに分離する。
第2のスペクトル及び偏光選択分離及び/又は再結合部は、第1及び第2のスペクトル成分を、空間的に離れて、異なる角度で又は非平行に受光し、第2のスペクトル成分を、第3のスペクトル成分と、第2のスペクトル成分に関して、実質的に第3のスペクトル成分の補色である第4のスペクトル成分とに分離し、第1、第3及び第4のスペクトル成分を用いて、生成及び/又は再生される画像の第1、第2及び第3の第3の部分画像を生成する。更に、第2のスペクトル分離及び/又は再結合部は、第1、第2及び第3の部分画像を、生成及び再生される画像を表す再結合画像に再結合する。
更に、本発明に係るイメージングユニットでは、第2のスペクトル及び偏光選択分離及び/又は再結合部は、ダイクロイックビームスプリッタと、第1及び第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタとを備える。
したがって、本発明の基本的な側面では、イメージングユニットの構造を分離し、これにより、イメージングユニットによって実行される処理を第1のスペクトル分離及び/又は照射部と、第2のスペクトル分離及び/又は再結合部とに分離する。第1のスペクトル分離及び/又は照射部では、基本スペクトルの光、すなわち、基本白色光を先に分離し、基本白色光の第1のスペクトル成分及び第2のスペクトル成分を生成する。第2のスペクトル成分は、第1の基本白色光に関して、第1のスペクトル成分の実質的に補色である。そして、第1及び第2のスペクトル成分を第2のスペクトル分離及び/又は再結合部に供給し、これらの成分を更に処理し、すなわち、更に第2のスペクトル成分を分離し、生成及び/又は再生される画像の部分画像を生成し、別個の部分画像、すなわち、別個のスペクトル成分内の光を再結合又は合成する。
本発明の更なる基本的な側面として、第2のスペクトル及び偏光選択分離及び/又は再結合部は、ダイクロイックビームスプリッタと、第1及び第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタとを備える。
以下、本発明の第1の側面の変形例又は追加的特徴を開示する。
本発明に基づくイメージングユニットの好ましい実施の形態では、第2のスペクトル分離及び/又は再結合部は、第2のスペクトル成分を第3及び第4のスペクトル成分に分離するように適応化及び/又は構成されているダイクロイックビームスプリッタを備える。
本発明の更なる変形例では、第2のスペクトル分離及び/又は再結合部は、第1のスペクトル分離及び/又は照射部の下で特に第1の又はs偏光された偏光状態の第1のスペクトル成分の光又はその派生成分を受光するように適応化及び/又は構成されている第1の偏光ビームスプリッタを備える。
この場合、第1の偏光ビームスプリッタは、このスペクトル成分の光を第1の偏光ビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面を備える。
これに代えて又はこれに加えて、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の又はs偏光された偏光状態の第1のスペクトル成分の光を第1の偏光ビームスプリッタから出射させ、第1のスペクトル成分の光を第1の部分画像のための第1の画像生成手段とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第2の表面を備える。
この場合、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面は、第2の又はp偏光された偏光状態の第1の部分画像の光を第1の偏光ビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成してもよい。
本発明の更なる変形例として、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第2の又はp偏光された偏光状態の第1の部分画像の光を、第1の偏光ビームスプリッタから出射させるように適応化及び/又は構成されている第3の表面を備えていてもよい。
更に、これに代えて又はこれに加えて、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の又はs偏光された偏光状態の光を実質的に反射し、第2の又はp偏光された偏光状態の光を実質的に透過し、第1のスペクトル成分の光を反射し、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面から第1の偏光ビームスプリッタの第2の表面に向け、第1の部分画像の光のp偏光部分を透過し、第1の偏光ビームスプリッタの第2の表面から第1の偏光ビームスプリッタの第3の表面に向け、第1の部分画像の光のs偏光部分を反射し、第1の偏光ビームスプリッタの第2の表面から第1の偏光ビームスプリッタの表面に向けるように適応化及び/又は構成されている偏光選択界面を備えていてもよい。
更に、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1のスペクトル分離及び/又は照射部から、第1の又はs偏光された偏光状態の第2のスペクトル成分の受信光又はその派生成分を受光するように適応化及び/又は構成してもよい。
この場合、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の又はs偏光された偏光状態の第2のスペクトル成分の光を第2の偏光ビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面を備えていてもよい。
更に、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の又はs偏光された偏光状態の第2のスペクトル成分の光を、第2の偏光ビームスプリッタから出射させ、第2のスペクトル成分の光を、ダイクロイックビームスプリッタ及び/又は第2及び第3の部分画像のための第2及び第3の画像生成手段とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第2の表面を備えていてもよい。
この場合、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面は、第2の又はp偏光された偏光状態の第2及び第3の部分画像の光を、第2の偏光ビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成してもよい。本発明に係るイメージングユニットの更なる実施の形態において、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第2の又はp偏光された偏光状態の第2及び第3の部分画像の光を、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから出射させるように適応化及び/又は構成されている第3の表面を備えていてもよい。
更に、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の又はs偏光された偏光状態の光を実質的に反射し、第2の又はp偏光された偏光状態の光を実質的に透過し、第2のスペクトル成分の光を反射し、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面から第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面に向け、第2及び第3の部分画像の光のp偏光部分を透過し、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面から第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面に向け、第2及び第3の部分画像の光のp偏光部分を透過し、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面から第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面に向け、第2及び第3の部分画像の光のs偏光部分を反射し、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面から第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの表面に向けるように適応化及び/又は構成されている偏光選択界面を備えていてもよい。
更に、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の又はs偏光された偏光状態の第1の部分画像の光を第2の偏光ビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成されている第4の表面を備えていてもよい。
本発明の更に好適な実施の形態においては、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面は、第1の部分画像の光を第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから出射させるように適応化及び/又は構成されている。
本発明の更なる変形例においては、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの偏光選択界面は、第1の部分画像の光を第2の偏光ビームスプリッタの第4の表面から第2の偏光ビームスプリッタの第3の表面に反射するように適応化及び/又は構成されている。
本発明の更なる変形例では、第2のスペクトル分離及び/又は再結合部は、ダイクロイックビームスプリッタを備える。ダイクロイックビームスプリッタは、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから第2のスペクトル成分の光を受光し、第2のスペクトル成分の光を第3のスペクトル成分の光及び第4のスペクトル成分の光に分離するように適応化及び/又は構成されている。
特に好ましくは、ダイクロイックビームスプリッタは、第2のスペクトル成分の光をダイクロイックビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面を備える。
これに加えて又はこれに代えて、ダイクロイックビームスプリッタは、第3のスペクトル成分の光をダイクロイックビームスプリッタから出射させ、第3のスペクトル成分の光を第2の部分画像のための第2の画像生成手段とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第2の表面を備えていてもよい。
この場合、ダイクロイックビームスプリッタの第2の表面は、第2の部分画像の光をダイクロイックビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成してもよい。
更に好ましくは、ダイクロイックビームスプリッタは、第4のスペクトル成分の光をダイクロイックビームスプリッタから出射させ、第4のスペクトル成分の光を第3の部分画像のための第3の画像生成手段とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている。
この場合、ダイクロイックビームスプリッタの第3の表面は、第3の部分画像の光をダイクロイックビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成してもよい。
本発明の更に好適な実施の形態においては、ダイクロイックビームスプリッタは、第3のスペクトル成分の光を実質的に透過し、第4のスペクトル成分の光を実質的に反射し、第2のスペクトル成分を第3のスペクトル成分及び第4のスペクトル成分に分離するように適応化及び/又は構成されているスペクトル選択界面を備える。
本発明の更に好適な実施の形態においては、第1及び第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面を第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第4の表面と実質的に対向させるように適応化及び/又は構成されている。
この場合、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面と第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第4の表面との間に配設され、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから出る第1の部分画像の光の偏光状態を第2の又はp偏光された偏光状態から第1の又はs偏光された偏光状態に変更し、第4の表面を介して第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタに入射させる半波長リターダデバイスを更に設けてもよい。
更に好ましくは、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ及びダイクロイックビームスプリッタは、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面をダイクロイックビームスプリッタの第1の表面と実質的に対向させるように適応化及び/又は構成するとよい。
更に、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの偏光選択界面と、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ及び/又はダイクロイックビームスプリッタのダイクロイック又はスペクトル選択界面とは、実質的に45°の構成及び/又は構造を形成するように適応化及び/又は構成してもよい。
これに代えて、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの偏光選択界面と、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ及び/又はダイクロイックビームスプリッタのダイクロイック又はスペクトル選択界面は、実質的に50°を含む実質的に45°ではない構成及び/又は構造を形成するように適応化及び/又は構成してもよい。
本発明の更に好適な実施の形態においては、第1のスペクトル分離及び/又は照射部は、受光及び/又は生成した基本白色光を第1のスペクトル成分及び第2のスペクトル成分に分離し、第1のスペクトル成分を第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面に向け、第2のスペクトル成分を第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面に向けるダイクロイックミラーを含むスペクトル分離ユニットを備える。
第1、第2及び/又は第3の画像生成手段は、反射型液晶ディスプレイデバイス及び/又はLCoSデバイスであってもよい。
以下、本発明の第2の側面の変形例又は追加的特徴を開示する。
第2の側面に基づくイメージングユニットの好ましい変形例では、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1のスペクトル分離及び/又は照射部から、特に第1の又はs偏光された偏光状態の第1のスペクトル成分又はその派生成分を受光するように適応化及び/又は構成されている。
更に好ましくは、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、特に第1の又はs偏光された偏光状態の第1のスペクトル成分の光を第1の偏光ビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面を備える。
これに加えて又はこれに代えて、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、特に第1の又はs偏光された偏光状態の第1のスペクトル成分の光を第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから出射させ、第1のスペクトル成分の光を第1の部分画像のために第1の画像生成手段とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第2の表面を備える。
更なる実施の形態では、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面は、第1の部分画像の光を第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成されている。
好ましい実施の形態では、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、特に第2の又はp偏光された偏光状態の第1の部分画像の光を第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから出射させるように適応化及び/又は構成されている第3の表面を備える。
更に好ましくは、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の又はs偏光された偏光状態の光を実質的に反射し、第2の又はp偏光された偏光状態の光を実質的に透過し、第1のスペクトル成分の光を反射し、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面から第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面に向け、第1の部分画像の光を透過し、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面から第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面に向け、第1の部分画像のネガの光を反射し、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面から第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面に向けるように適応化及び/又は構成されている偏光選択界面を備える。
第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、好ましくは、第2のスペクトル成分を第3及び第4のスペクトル成分に分離するように適応化及び/又は構成されている。
更に好ましくは、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1のスペクトル分離及び/又は照射部から第1又はs偏光された偏光状態の光及び/又は第2の又はp偏光された偏光状態の光である第2のスペクトル成分の光又はその派生成分を受光するように適応化及び/又は構成されている。
これに加えて又はこれに代えて、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第3及び第4のスペクトル成分を含む第1の又はs偏光された偏光状態の光及び/又は第2の又はp偏光された偏光状態の光である第2のスペクトル成分の光を第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面を備える。
更なる実施の形態においては、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の又はs偏光された偏光状態の光及び第2の又はp偏光された偏光状態の光を含む第2及び第3の部分画像の光を第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから出射させ、第2及び第3の部分画像の光をダイクロイックビームスプリッタとインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第2の表面を備える。
本発明の更なる変形例においては、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の又はs偏光された偏光状態の第4のスペクトル成分の光及び第2の又はp偏光された偏光状態の第3のスペクトル成分の光を含む第2のスペクトル成分の光を第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから出射させ、第3及び第4のスペクトル成分の第2のスペクトル成分の光を第2及び第3の画像生成手段とインタラクトさせ、第2及び第3の部分画像の光を生成することによって第2及び第3の部分画像を生成し、第2及び第3の部分画像の光を第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタに入射させ、及び/又は第2及び第3の部分画像の光のネガを第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタに入射させるようにそれぞれ適応化及び/又は構成されている第3の表面及び第4の表面を備える。
これに加えて又はこれに代えて。第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面は、第2の又はp偏光された偏光状態の光及び/又は第1又はs偏光された偏光状態の光である第2及び第3の部分画像の光を第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから出射させるように適応化及び/又は構成してもよい。
本発明の更なる変形例においては、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタは、第1の又はs偏光された偏光状態の光を実質的に反射し、第2の又はp偏光された偏光状態の光を実質的に透過し、及び/又は第3のスペクトル成分の光を反射し、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面から第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第4の表面に向け、及び/又は第2の部分画像の光を透過し、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第4の表面から第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面に向け、及び/又は部分的な画像のネガの余りの光を反射し、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第4の表面から第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面に向け、及び/又は第4のスペクトル成分の光を透過し、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面から第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面に向け、及び/又は第3の部分画像の光を反射し、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面から第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面に向け、及び/又は部分的な画像のネガの余りの光を透過し、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面から第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面に向けるように適応化及び/又は構成されている偏光選択界面を備える。
更なる変形例においては、ダイクロイックビームスプリッタは、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから第1の部分画像の光を受光し、及び/又は第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから第2及び第3の部分画像の光を受光するように適応化及び/又は構成されている。
好適な実施の形態では、ダイクロイックビームスプリッタは、特に第1の又はs偏光された偏光状態の第1の部分画像の光をダイクロイックビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面を備える。
これに加えて又はこれに代えて、ダイクロイックビームスプリッタは、第2及び第3の部分画像の光をダイクロイックビームスプリッタに入射させるように適応化及び/又は構成されている第2の表面を備えていてもよい。
更に、ダイクロイックビームスプリッタは、第1、第2及び第3の部分画像の光をダイクロイックビームスプリッタから出射させるように適応化及び/又は構成されている第3の表面を備えていてもよい。
好ましくは、ダイクロイックビームスプリッタは、第2及び第3の部分画像の光を実質的に透過し、ダイクロイックビームスプリッタの第2の表面からダイクロイックビームスプリッタの第3の表面に向け、及び/又は第1の部分画像の光を実質的に反射し、ダイクロイックビームスプリッタの第1の表面からダイクロイックビームスプリッタの第3の表面に向けるように適応化及び/又は構成されているスペクトル選択界面を備える。
これに代えて、ダイクロイックビームスプリッタは、第2及び第3の部分画像の光を実質的に反射し、ダイクロイックビームスプリッタの第2の表面からダイクロイックビームスプリッタの第4の表面に向け、及び/又は第1の部分画像の光を実質的に透過し、ダイクロイックビームスプリッタの第1の表面からダイクロイックビームスプリッタの第4の表面に向けるように適応化及び/又は構成されているスペクトル選択界面を備える。
更に、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ及びダイクロイックビームスプリッタは、好ましくは、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面と、ダイクロイックビームスプリッタの第1の表面とが実質的に互いに対向するように適応化及び/又は構成されている。
また、好ましくは、特に第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第3の表面とダイクロイックビームスプリッタの第1の表面との間に配設され、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタから出る第1の部分画像の光の偏光状態を第2の又はp偏光された偏光状態から第1の又はs偏光された偏光状態にし、第1の表面を介してダイクロイックビームスプリッタに入射させる半波長リターダデバイスを更に設けてもよい。
これに代えて、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面と、ダイクロイックビームスプリッタの第2の表面との間に、第2の部分画像の光の偏光状態をp偏光状態からs偏光偏光状態に変更し、第3の部分画像の光の偏光状態をs偏光状態からp偏光状態に変更する半波長リターダデバイスを設けてもよい。
更に好ましくは、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ及びダイクロイックビームスプリッタは、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面とダイクロイックビームスプリッタの第2の表面とが実質的に互いに対向するように適応化及び/又は構成してもよい。
本発明の更なる実施の形態においては、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの偏光選択界面と、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ及び/又はダイクロイックビームスプリッタのダイクロイック又はスペクトル選択界面とは、実質的に45°の構成及び/又は構造を形成するように適応化及び/又は構成してもよい。
本発明の他の実施の形態においては、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの偏光選択界面と、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ及び/又はダイクロイックビームスプリッタのダイクロイック又はスペクトル選択界面は、実質的に50°を含む実質的に45°ではない構成及び/又は構造を形成するように適応化及び/又は構成してもよい。
更に好ましい実施の形態では、第1のスペクトル分離及び/又は照射部は、受光及び/又は生成した基本白色光を、第1のスペクトル成分と、特に第3及び第4のスペクトル成分を含む第2のスペクトル成分とに分離し、第1のスペクトル成分を第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面に向け、第2のスペクトル成分を第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第1の表面に向け、第4のスペクトル成分の偏光状態をs偏光状態からp偏光状態に変更するスペクトル分離ユニット、特にダイクロイックミラー及び偏光ビームスプリッタを備える。
第1、第2及び/又は第3の画像生成手段は、好ましくは、反射型液晶ディスプレイデバイス及び/又はLCoSデバイスである。
第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部は、第1又はs偏光された偏光状態の基本白色光を、第4のスペクトル成分と、基本白色光に関して第4のスペクトル成分の実質的に補色である第5のスペクトル成分とに分離し、第4のスペクトル成分の偏光状態を、s偏光された偏光状態からp偏光された偏光状態への変更を含む実質的に直交する偏光状態に変更し、第5のスペクトル成分を第5のスペクトル成分に関して実質的に互いに補色の関係にある第1及び第3のスペクトル成分に分離し、第3のスペクトル成分及び第4のスペクトル成分を空間的に一致するように第2のスペクトル成分に再結合するように適応化してもよい。
また、第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部は、基本白色光を、白色光に関して実質的に互いに補色である第4のスペクトル成分と、第5のスペクトル成分とに分離する第1のダイクロイックミラーと、第5のスペクトル成分を、第5のスペクトル成分に関して実質的に互いに補色である第1のスペクトル成分と、第3のスペクトル成分とに分離する第2のダイクロイックミラーと、第4のスペクトル成分及び第3のスペクトル成分を空間的に一致するように及び/又は平行に再結合し、第2のスペクトル成分を生成する偏光ビームスプリッタとを備えていてもよい。
第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部は、基本白色光を、白色光に関して実質的に互いに補色である第4のスペクトル成分と第5のスペクトル成分とに分離する第1のダイクロイックミラーと、第5のスペクトル成分を、第5のスペクトル成分に関して実質的に互いに補色である第1のスペクトル成分と、第3のスペクトル成分とに分離する第2のダイクロイックミラーと、第4のスペクトル成分及び第1のスペクトル成分を空間的に一致するように及び/又は平行に再結合する第3のダイクロイックミラーと、第4のスペクトル成分及び第1のスペクトル成分を空間的に一致するように及び/又は平行に再結合し、第1のスペクトル成分を分離する第1の偏光ビームスプリッタとを備えていてもよい。
更に好ましい実施の形態においては、第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部は、第1の偏光ビームスプリッタに代えて、第4のスペクトル成分及び第1のスペクトル成分を空間的に一致するように及び/又は平行に再結合する第3のダイクロイックミラーを備えていてもよい。
更に好ましい実施の形態においては、第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部は、第4のスペクトル成分の偏光状態をs偏光された偏光状態からp偏光された偏光状態に変更する半波長リターダを備えていてもよい。
更に好ましい実施の形態においては、第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部は、ガラスプリズム及び/又はマクニールタイプ(McNeill type)の少なくとも1つの偏光ビームスプリッタを含んでいてもよい。
本発明の更なる変形例においては、第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部は、ワイヤグリッドタイプの少なくとも1つの偏光ビームスプリッタを含んでいてもよい。
本発明に係るイメージングユニットは、更に、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面と、ダイクロイックビームスプリッタとの間に配設された波長選択偏光子を備え、波長選択偏光子は、光のp偏光部分を透過し、波長選択偏光子は、光のs偏光部分を透過し、波長選択偏光子は、光のp偏光部分をブロックしてもよい。
本発明に係るイメージングユニットは、波長選択偏光子は、第1及び第2の4分の1波長リターダの間に積層されたコレステリック層を備え、コレステリック層は、第4のスペクトル成分の波長範囲内の光の1つの円偏光成分を実質的に反射し、同じ波長範囲内の光の相補的な円偏光成分を透過し、コレステリック層は、第4のスペクトル成分の波長範囲の全ての偏光状態の全ての光を実質的に透過し、第1の4分の1波長リターダは、実質的に、入射する直線偏光光を円偏光光に変換し、第2の4分の1波長リターダは、実質的に、出射される円偏光光を直線偏光光に変換してもよい。
本発明の更に好適な実施の形態においては、4分の1波長リターダは、広い波長範囲に亘って直線偏光光を円偏光光に変換する2つ以上の単一の波長4分の1波長リターダを含んでいてもよい。
本発明の更に好適な実施の形態においては、波長選択偏光子は、第4のスペクトル成分の波長範囲内の光を偏光し、波長範囲外の光を偏光しない吸光及び波長選択偏光子であってもよい。
本発明の更に好適な実施の形態においては、波長選択偏光子は、波長選択リターダ及び吸光偏光子を含み、波長選択リターダは、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタの第2の表面に対向し、吸光偏光子は、ダイクロイックビームスプリッタに対向し、波長選択リターダ及び吸光偏光子は、第4のスペクトル成分の波長範囲内の光の偏光状態を直交偏光状態に変更し、第4のスペクトル成分の波長範囲外の光の偏光状態を変更せずに維持し、吸光偏光子は、s偏光光を吸収し、p偏光光を透過し、又は波長選択リターダ及び吸光偏光子は、第4のスペクトル成分の波長範囲外の光の偏光状態を直交偏光状態に変更し、第4のスペクトル成分の波長範囲内の偏光状態を変更せずに維持し、吸光偏光子p偏光光を吸収し、s偏光光を透過してもよい。
更に好ましくは、各スペクトル成分及び/又は部分画像の分離及び再結合に、2つの偏光選択又は感応表面及び1つのスペクトル選択又は感応表面のみを用い、第1の偏光選択表面は、第2のスペクトル成分を第3及び第4のスペクトル成分に分離し、第3及び第2の部分画像を結合された部分画像に再結合し、1つのスペクトル選択表面は、結合された部分画像と、第1の部分画像とを、画像を表す再結合画像に再結合し、第2の偏光選択表面は、第1のスペクトル成分を反射し、第1の部分画像をスペクトル選択表面に透過してもよい。
以下、本発明に基づくイメージングユニットのこれらの及び更なる側面について説明する。
赤色、緑色及び青色の各原色のための3個のイメージャ素子を有する投写システムでは、白色の照射光を原色に分離し、各イメージャ素子をそれぞれの原色の光で照射する必要がある。光は、イメージャパネルにおいて反射又は透過された後に再結合され、スクリーンに投写される。反射型イメージャ素子の場合、様々な構成のスプリッタキューブを用いて、光を分離及び再結合する。
完全な明状態での光束と、完全な暗状態での光束との比率として定義される投写システムのコントラストは、プロジェクタの品質を記述する主要な基準である。高コントラストを達成するためには、暗状態の光束を最小化する必要がある。反射型イメージャ素子を有する光学エンジンでは、ビームスプリッタは、原色を再結合するだけではなく、明状態の光から暗状態の光を分離する。したがって、光学エンジンのコントラストは、ビームスプリッタ及びビームスプリッタの構造に強く依存する。
本発明は、特に、イメージャ素子として反射型液晶パネル又はLCoSパネルを用いる光学エンジンを提案する。このような光学エンジンは、通常、照射部及びビームスプリッタ/再結合部を備える。照射部は、例えば、白色光を、緑色と、白色に関して緑色の補色であるマゼンタ、すなわち、赤色及び青色の合成とに分離する。スプリッタ/再結合部は、例えば、2つの偏光ビームスプリッタ(polarising beam splitter:PBS)と、1つのダイクロイックビームスプリッタ(dichroic beam splitter:DBS)とを備える。DBSは、マゼンタを青色と赤色に分離する。
投写エンジンで用いられる3つの反射型液晶(liquid crystal on silicon:LCoS)パネルを有する幾つかの異なるビームスプリッタ構成が知られている。
1つの周知のビームスプリッタ構成では、2つの偏光ビームスプリッタ(PBS)と、1つのダイクロイックビームスプリッタと、2の更なる波長選択偏光ロテータとを用いる。これに代えて、1つのPBSを同じサイズ及び材料のガラスキューブと置換することもできる。この構成は、一般的に、「ColorCorner」と呼ばれる。白色光は、1つの単一の表面でビームスプリッタシステムに入射し、システム内で原色成分である赤色、緑色、青色(R、G、B)に分離される。
他の周知のビームスプリッタ構成は、4個のPBSと、4個の波長選択偏光ロテータとを備える。この構成は、「ColorQuad」として知られている。ここでも、「ColorCorner」と同様に、白色光は、1つの単一の表面を介して、ビームスプリッタシステムに入射する。
また、既知の所謂「3PBS」では、3LCoSパネルのそれぞれが、1つのPBSに割り当てられる。原色である赤色R、緑色G、青色Bのための3つの異なる光路は、X−Cube内で再結合される。X−Cubeは、それぞれ垂直に組み合わされてキューブを構成する4個の直角プリズムを備える。垂直な面は、ダイクロイックマルチ層によってコーティングされている。白色光は、ビームスプリッタブロックに入射する前に、原色の3つのチャンネルに分離される。
他の大きく異なる技術として、「フィリップスプリズム(Philips Prism)」がある。この技術では、ビームスプリッタは、45°/90°の種類のものでなく、全反射の原理を利用する。
本発明は、波長選択偏光ロテータを必要とすることなく、2つの偏光ビームスプリッタキューブ又はPBSと、1つのダイクロイックビームスプリッタキューブ又はDBSだけを用いる3パネルのLCoSプロジェクタの光学エンジンを提供する。
既知の「3PBS」構成では、3つの偏光ビームスプリッタキューブ又はPBSと、1つの高価な色再結合キューブとが用いられている。従来の技術の更なる短所として、ビームスプリッタブロックに光を入射する前に、3つの原色に光を分離しなくてはならない。このため、照射パスに更に2つのダイクロイックミラーと、更なるレンズとを設ける必要がある。
偏光ビームスプリッタブロックの前段で光を原色に予め分離する必要性をなくすために、ユナクシス社(Unaxis AG)製の「ColorCorner」カラーリンク社(ColorLink inc.)製の「ColorQuad」等の周知のシステムでは、偏光ビームスプリッタブロック内で白色光を分離する。しかしながら、これを実現するために、これらの技術では、波長選択偏光ロテータが必要であった。波長選択偏光ロテータは、最大10個又はこれ以上の複屈折リターダホイルのスタックを備える。これらは、1つの原色の偏光状態を回転させ、補色の偏光状態を偏光しない。波長選択偏光ロテータは、コストが高いという問題に加えて、温度に敏感であり、表示された画像内の色が不均一になりやすいという問題もある。「ColorCorner」及び「ColorQuad」は、いずれも、所定の位置に少なくとも1つのイメージャパネルを設け、好ましくないp偏光モードの黒色状態の光をブロックする。偏光ビームスプリッタキューブ又はPBSは、s偏光光に対してのみ良好なブロッキング特性を示し、p偏光光は、かなりの量が漏れる。このために、システムのコントラストが低下する。したがって、いずれの構成でも、コントラストを高く維持するためには、出射側に、漏洩した光を吸光(「クリーンアップ」)する更なる波長選択偏光ロテータ及びクリーンアップ偏光子が必要である。
したがって、本発明は、例えば、2つの偏光ビームスプリッタキューブと、1つのダイクロイックビームスプリッタキューブだけを用いる3つの反射液晶パネル又はLCoSを有する光学エンジンを実現する。
「ColorQuad」及び「ColorCorner」等の光学エンジンの他の既存の設計とは異なり、本発明は、波長選択偏光ロテータを必要としない。波長選択偏光ロテータは、コストが高いという問題に加えて、温度に敏感であり、表示された画像内の色が不均一になりやすいという問題もある。「ColorCorner」及び「ColorQuad」は、いずれも、所定の位置に少なくとも1つのイメージャパネルを設け、好ましくないp偏光モードの黒色状態の光をブロックする。
以下では、同様の構造及び同様の機能を有する要素及び部分には、同じ参照符号を付し、これらについては、出現の度に同じ説明は繰り返さない。
以下、図1〜図5を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。これらの実施の形態では、第1、第3、第4のスペクトル成分g、r、bは、例えば、緑色光、赤色光、青色光を表すが、これらは必ずしもこれらの色に対応している必要はない。第3及び第4のスペクトル成分r、bを合成させた第2のスペクトル成分mは、この具体例では、マゼンタm=r+bを表す。
本発明の一実施の形態の基本的な動作原理を図1の概略的なブロック図を用いて説明する。図1に示す本発明のイメージングユニット1は、第1のスペクトル分離及び/又は照射部SSP1及び第2のスペクトル分離及び/又は再結合部SSP2を備える。図1に示す実施の形態では、第1のスペクトル分離及び/又は照射部SSP1は、図1には示していない外部の光源から基本白色光wを受光する。スペクトルを選択するダイクロイックミラー50は、受光した基本白色光wを第1のスペクトル成分gと、第2のスペクトル成分mとに分離し、第2のスペクトル成分mは、後述するように、第3の及び第4のスペクトル成分r、bが合成した成分であるとみなすことができる。図1の具体例では、基本白色光wは、緑色光gと、赤色光及び青色光の合成であるマゼンタ色光mとに分離される。これらの第1及び第2のスペクトル成分g、mは、第2のスペクトル分離及び/又は再結合部SSP2に供給される。第1の画像生成器20gは、個々の光量の光L1’で第1の部分画像Igを生成する。第2のスペクトル分離及び/又は再結合部SSP2は、ダイクロイックビームスプリッタ13を用いて第3のスペクトル成分r(L2)及び第4のスペクトル成分b(L3)のそれぞれを生成する。図1に示す具体例では、第3及び第4のスペクトル成分は、互いにm及び第2のスペクトル成分mに関して補色の関係にあり、赤色及び青色として特定することもできる。第3、第4のスペクトル成分r及びbは、第2、第3の画像生成器20r、20bに供給され、画像生成器20r、20bは、それぞれの光L2’、L3’の量を含む第2、第3の部分画像Ir、Ibを生成する。第1、第2、第3の部分画像Ig、Ir、Ibからの光L1’、L2’、L3’を再結合することによって、生成及び/又は再生される画像Iを表す再結合された画像RIが生成される。
幾つかの基本的な動作原理を図2A及び図2Bを用いて説明する。まず、白色光wを、1つの第1のスペクトル成分g、又は原色光g、好ましくは、緑色光gと、補色光である第2のスペクトル成分m、又は補色光m、好ましくは、赤色光r及び青色光bの合成、すなわち、m=r+bとして表すことができるマゼンタ色光mとに分離する。図2A及び図2Bには、分離メカニズムは、示していない。
図2Aに示すように、緑色及びs偏光光L1又はgは、第1の偏光ビームスプリッタPBS12の第1の表面12f、12−1に入射し、偏光ビームスプリッタ12のコーティングされた界面12c、すなわち偏光光を選択する偏光選択界面12cによって、第1の部分画像Igのための第1の画像生成器20gとしての反射パネルの方向又はLCoSの方向に向けられる。
反射パネルからなる第1の画像生成器20gは、明状態(bright-state)では、反射された光L1’の偏光方向をp偏光光に変更し、p偏光光は、第1の偏光ビームスプリッタ12及びそのコーティングされた界面12cを透過して、第2の偏光ビームスプリッタ11に向かう。シート状の半波長リターダ15を通過すると、第1の部分画像Igの光L1’の偏光状態は、p偏光状態からs偏光状態に変化し、第2の偏光ビームスプリッタ11及びその偏光ビームスプリッタ11のコーティングされた界面11cから、投写レンズ100の方向に向けられる。
図2Aに示すように、s偏光された赤色光r(L2)及び青色光b(L3)は、キューブ状の第2の偏光ビームスプリッタ11の第1の表面又は面11f、11−1に入射する。そして、これらの光は、偏光光を選択する偏光選択界面11c、すなわち偏光ビームスプリッタ11のコーティングされた界面11cによって、キューブ状のダイクロイックビームスプリッタ13に向かう方向に向けられる。ダイクロイックビームスプリッタ13のコーティングされた界面13cにおいて、一方の光線、この具体例では、青色光L3、bは、反射パネルからなるは第3の画像生成器20bに向かう方向に向けられる。他方の光線、ここでは、赤色光L2、rは、ダイクロイックビームスプリッタ13のコーティングされた界面13cを透過し、LCoSからなる第2の画像生成器20rの方向に向けられる。
赤色光L2、r及び青色光L3、bは、それぞれ反射パネルからなる第2及第3の画像生成器20r、20bによって反射され、これにより、第2、第3の部分画像Ir、Ibが生成される。明状態では、反射した赤色光L2’、r及び反射した青色光L3’、bの偏光状態は、p偏光された偏光状態に変化する。反射した赤色光L2’、rは、ダイクロイックビームスプリッタ13のコーティングされた界面13c及び偏光ビームスプリッタ11のコーティングされた界面11cを透過し、第3の表面又は面11s、11−3を介して、偏光ビームスプリッタ11から出て、投写光学素子又はレンズ100に入射する。反射した青色光L3’は、ダイクロイックビームスプリッタ13のコーティングされた界面13cに向けられ、偏光ビームスプリッタ11のコーティングされた界面11cを透過し、第3の表面又は面11s、11−3から偏光ビームスプリッタ11を出て、投写レンズ100に入射する。
図2Bに示す暗状態では、反射した青色光L1’、gは、s偏光状態のまま残り、第1の表面又は面12f、12−1に向かう方向に向けられ、第1の偏光ビームスプリッタ12から出る。
反射した赤色光L2’、rは、s偏光状態のまま残り、ダイクロイックビームスプリッタ13のコーティングされた界面13cを透過し、偏光ビームスプリッタコーティングによって、第1の表面又は面11f、11−1に向かう方向に向けられ、第2の偏光ビームスプリッタ11から出る。
反射した青色光L3’、bもs偏光状態を維持する。青色光L3’、bは、ダイクロイックビームスプリッタ13のコーティングされた13cにおいて、キューブ状の第2の偏光ビームスプリッタ11に向かう方向に向けられ、コーティングされた界面11cによって、第1の表面又は面11f、11−1に向かう方向に向けられ、第2の偏光ビームスプリッタ11から出る。
キューブ状のダイクロイックスプリッタ13は、好ましくは、45°の傾きではなく、約50°の傾きを有する。図3Aに示すこの構成には、以下のような利点がある。第1に、ダイクロイックビームスプリッタコーティングの入射角が大きいほど、品質が高くなる。第2に、斜めの表面13tは、入射する集光された光L1、gの角度に合い、このため、よりコンパクトな設計が可能になる。
図3Bは、第1の偏光ビームスプリッタ12が斜角を形成する実施の形態を示している。これにより、入射光ビームL1、gのアパーチャを大きくすることができる。
図4Aは、予め分離を行う照射光学素子、すなわち、例えば、ライトパイプ40を含む楕円状の反射器30を用いる本発明に基づく第1のスペクトル分離及び/又は照射部SSP1の実施の形態の構成を示している。楕円状の反射器30からの光は、ライトパイプ40の入口40fに入射する。光は、ライトパイプ40内で多面反射し、出口40sから均一に出射される。出口40sは、長方形の形状を有し、特に、部分画像Ig、Ir、IbのためのLCoSパネルからなる第2、第1、第3の画像生成器20r、20g、20bと同じアスペクト比を有する。ライトパイプ40の出口40sから出射された光は、レンズ及び折り曲げミラー60w、60m、60gによって、LCoSパネルからなる第1、第2、第3の画像生成器20r、20b、20gで結像する。
ダイクロイックミラー50は、白色光wを、緑色チャンネルに反射又は透過される緑色の波長領域L1、gと、マゼンタチャンネルに透過(又は反射)される赤色L2、r及び青色L3、bの波長領域とに分離する。ダイクロイックミラー50は、多層バンドパスフィルタを備える。
偏光変換システム(polarization converting system:PCS)70は、光を偏光するために用いられる。図4Bに示すように、PCS70は、s偏光及びp偏光を分離し、s偏光を外側のプリズムに向け、p偏光は、プリズムを透過し、半波長リターダ71を介してs偏光に変化する。この結果PCSから来る全ての光wは、s偏光である。
放物面を有する反射器30及びフライアイインテグレータ45f、45sを用いる照射光学素子の他の実施の形態を図5に示す。ここでは、ライトパイプの代わりに、フライアイインテグレータ45f、45sを用いて、一様にLCoSパネルを矩形の形状に一様に照射する。偏光変換システム又はPCS75は、光をs偏光に偏光する。
・以下、図6〜図9を参照して、本発明の更なる実施の形態を説明する。これらの実施の形態では、第1、第3、第4のスペクトル成分r’、g’、b’は、例えば、赤色光、緑色光、青色光を表すが、これらは必ずしもこれらの色に対応している必要はない。第3及び第4のスペクトル成分g’、b’を合成させた第2のスペクトル成分c’は、この具体例では、シアンc’=g’+b’を表す。
図6は、本発明の好ましい実施の形態に含まれる第2のスペクトル分離及び/又は再結合部の断面図である。この具体例では、第1の分離及び/又は照射部で行われる前分離プロセスにおいて、図6の具体例では、第1の又はs偏光された偏光状態を有する、例えば、赤色光に対応する第1のスペクトル成分rの光L1が白色光wから分離又は分光される。更に、白色光wからは、第2のスペクトル成分c’のための光L2、L3も分離又は分光される。図6に示す実施の形態の第2のスペクトル成分c’は、実質的には、所定の白色光wに関して、第1のスペクトル成分r’の補色のスペクトルである。例えば、第2のスペクトル成分c’は、例えば、青色光g’に限定されないが、第3のスペクトル成分g’と、例えば、青色光b’に限定されないが、第4のスペクトル成分b’との組合せとみなすことができる。
図6の断面図に示すように、この実施の形態における第2のスペクトル分離及び/又は再結合部SSP2は、第1、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12、11と、ダイクロイックビームスプリッタ13とを備える。
なお、図6に示す構成は、図2Aから図4A及び図5までの実施の形態とは大きく異なる。先の実施の形態では、部分画像Ir、Ig、Ibは、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11内で結合され、画像Ir、Ig、Ibは、第3の表面11−3を介して第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11から出て、何らかの投写光学素子100に入射し、表示する画像Iを表す再結合された画像RIを形成する。一方、図6に示す実施の形態では、部分画像Ir’、Ig’Ib’を結合及び合成する機能は、ダイクロイックビームスプリッタ13が担っている。
以下では、この点について詳細に説明する。
図11は、図6及び図7を参照して説明される本発明の他の実施の形態の基本的な動作原理を説明するためのブロック図である。
図11に示す本発明のイメージングユニットは、第1のスペクトル分離ユニット及び/又は照射部SSP1と、第2のスペクトル分離及び/又は再結合部SSP2とを備える。図11に示す実施の形態では、第1のスペクトル分離ユニット及び/又は照射部SSP1は、図11には示していない外部の光源から基本白色光wを受光する。受光された白色光は、線形偏光されている。この基本白色光wは、それぞれ第1、第3、第4のスペクトル成分r’、g’、b’に分離される。第4のスペクトル成分の偏光状態は、直交する偏光状態に、特に、第1の又はs偏光された変更状態から、第2の又はp偏光された偏光状態に変化する。第3のスペクトル成分g’、L2及び第4のスペクトル成分b’、L3は、同じ角度又は平行な手法で第2のスペクトル成分c’に再結合され、第1のスペクトル成分r’、L1に対して異なる角度で、又は非平行に、第1のスペクトル分離ユニット及び/又は照射部SSP1を出る。スペクトル成分r’、c’は、基本白色光wに関して補色の関係にあり、以下に限定されるわけではないが、例えば、赤色及びシアンに対応する。
第1及び第2のスペクトル成分のr’、c’は、第2のスペクトル分離及び/又は再結合部SSP2に供給される。第1のスペクトル成分r’は、第1の画像生成器20rに供給され、第1の画像生成器20rは、光量L1’を有する第1の部分画像Irを生成する。第2のスペクトル分離及び/又は再結合部SSP2は、偏光ビームスプリッタ11を用いて、分離された第3及び第4のスペクトル成分g’(L2)、b’(L3)を生成する。第3及び第4のスペクトル成分は、第2のスペクトル成分c’に関して互いに補色の関係にあり、以下に限定されるわけではないが、例えば、緑色及び青色に対応する。第3、第4のスペクトル成分g’、b’は、それぞれ第2、第3の画像生成器20g、20bに供給され、第2、第3の画像生成器20g、20bは、それぞれ光量L2’、L3’を有する第2、第3の部分画像Ig、Ibを生成する。第1、第2、第3の部分画像Ir、Ig、Ibからの光L1’、L2’、L3’を再結合することによって、生成及び再生される画像Iを表す再結合された画像RIが形成される。
第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12は、第1、第2、第3、第4の表面12−1、12−2、12−3、12−4を備える。受光された第1のスペクトル成分r’の光L1は、第1の表面12−1を介して、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12に入る。第1のスペクトル成分r’の光L1は、s偏光された偏光状態のために、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12の偏光選択界面12cで反射し、第2の表面12−2を介して、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11を出て、例えば、赤色の第1の部分画像Ir’のための画像生成器である第1の画像生成器20r’に入射する。
p偏光された偏光状態の第1の部分画像Ir’の光L1’が第1の画像生成器20r’と作用することによって、第1の部分画像Ir’のネガであるs偏光された偏光状態の余りの光L2”が生成され、第2の表面12−2を介して第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12に再び入る。第1の部分画像Ir’の光L1’は、p偏光された偏光状態のために、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12の偏光選択界面12cを透過し第3の表面12−3を介して、第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12から出る。また、半波長リターダ15を設け、第1の部分画像Ir’の光L1’が第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12を出て、半波長リターダ15に入り、これにより、上記光L1’の偏光状態がs偏光された偏光状態に変化するようにしてもよい。
第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12の第3の表面12−3は、ダイクロイックビームスプリッタ13の第1の表面13−1に実質的に面し又は対向しているので、第1の部分画像Ir’の光L1’は、ダイクロイックビームスプリッタ13に入り、スペクトルを選択するスペクトル選択界面13cに反射し、第3の表面13−3を介してダイクロイックビームスプリッタ13を出て、投写光学素子である投写レンズ100に入る。
これに代えて、第1の部分画像Ir’の光L1’がスペクトル選択界面13cを透過し、第4の表面13−4を介してダイクロイックビームスプリッタ13を出るようにしてもよい。
また、図6の実施の形態は、第1、第2、第3、第4の表面11−1、11−2、11−3、11−4を有する第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11を備える。第2のスペクトル成分c’の光L2及びL3、すなわち、例えば、青色光及び青色光に対応する第3のスペクトル成分g’及び第4のスペクトル成分b’の組合せは、それぞれ第1の表面11−1を介して、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11に入る。第3のスペクトル成分g’の光L2は、s偏光されているため、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の偏光選択界面11cで反射し、第4の表面11−4を介して第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11を出て、第2の部分画像Ig’のための第2の画像生成器20g’とインタラクトする。
第2の部分画像Ig’のための光L2’が反射すると、偏光状態は、p偏光された偏光状態に変化する。したがって、第2の部分画像Ig’の光L2’は、第4の表面11−4を介して第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11に再び入った後、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の偏光選択界面11cを透過し、第2の表面11−2を介して第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11を出て、第2の表面13−2を介して、ダイクロイックビームスプリッタ13に入る。第2の部分画像Ig’のネガとなる生成された光L2”は、s偏光状態を維持している。したがって、第2の部分画像Ig’のネガの光L2”は、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の偏光選択界面11cで反射し、第1の表面11−1を介して第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11を出る。
ダイクロイックビームスプリッタ13のスペクトル選択界面13cは、第1のスペクトル成分r’だけを反射するので、第2の部分画像Ig’の光L2’は、ダイクロイックビームスプリッタ13のスペクトル選択界面13cを透過し、第3の表面13−3を介してダイクロイックビームスプリッタ13を出て、投写光学素子である投写レンズ100に入る。
これに代えて、第2の部分画像Ig’の光L2’が反射され、第4の表面13−4を介してダイクロイックビームスプリッタ13を出るように、スペクトル選択界面13cを変更してもよい。
そして、第4のスペクトル成分b’の光L3は、p偏光された偏光状態のために、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の偏光選択界面11cを透過し、第3の表面11−3を介して第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11を出て、第3の画像生成器20b’とインタラクトし、変更状態が変化した、すなわち、s偏光された偏光状態を有する第3の部分画像Ib’のための光L3’を生成し、第3の表面11−3を介して第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11に再び入り、これにより、第3の部分画像Ib’のための光L3’は、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の偏光選択界面11cで反射する。
生成された余りの光L3”は、p偏光状態を維持した状態で第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11に再び入り、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の偏光選択界面11cを透過し、第1の表面11−1を介して第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11を出る。
第3の部分画像Ibの光L3’は、界面11cにおける反射の後に、第2の表面11−2を介して第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11を出て、第2の表面13−2を介してダイクロイックビームスプリッタ13に入り、スペクトル選択界面13cを透過し、第3の表面13−3を介してダイクロイックビームスプリッタ13を出て、投写光学素子である投写レンズ100に入る。
これに代えて、第3の部分画像Ib’の光L3’が反射し、第4の表面13−4を介してダイクロイックビームスプリッタ13を出るように、スペクトル選択界面13cを変更してもよい。
図7A及び図7Bは、本発明の異なる実施の形態として示す第1のスペクトル分離及び/又は照射部SSP1の異なる実施の形態の断面図である。
図7A及び図7Bに示す実施の形態は、いずれも、例えば、第1、第3、第4のスペクトル成分r’、g’、b’を含む白色光wを受光するスペクトル選択分離部材80を備える。スペクトル選択分離部材80は、白色光wを、それぞれs偏光された偏光状態を有する第1、第3のスペクトル成分r’、g’と、p偏光された偏光状態を有する第4のスペクトル成分b’とに分光又は分離する。このために、スペクトル選択分離部材80は、第1、第3のスペクトル成分r’、g’と、第4のスペクトル成分b’とを分離する第1のダイクロイックミラー50を備え、第4のスペクトル成分b’は、ダイクロイックミラー50を透過する。光L3は、第4のスペクトル成分b’が透過した後、折り曲げミラー53に入射し、折り曲げミラー53に反射して、半波長リターダ54に向けられ、偏光状態がs偏光された偏光状態からp偏光された偏光状態に変化する。基本白色光wのインタラクションにより、例えば、s偏光された偏光状態を有する第1、第3のスペクトル成分r’、g’の合成された状態の光L1、光L2と、第1、第3のスペクトル成分r’、g’から分離された、例えば、p偏光された偏光状態を有する第4のスペクトル成分b’の光L3とが生成される。
図7A及び図7Bに示す実施の形態は、第1、第3、第4のスペクトル成分r’、g’、b’の3つの種類の光L1〜L3を更に処理する要素に関して異なっている。
図7A及び図7Bの実施の形態は、第1のスペクトル成分r’に関して選択的な第2、第3のダイクロイックミラー51、55を備える。すなわち、第2のダイクロイックミラー51のスペクトル選択界面において、第1、第3のスペクトル成分r’、g’は、互いに分離される。これにより、第3のスペクトル成分g’は、透過され、第1のスペクトル成分r’は、第3のダイクロイックミラー55に向けられる。第3のスペクトル成分g’の光L2は、第2のダイクロイックミラー51を透過した後、第2の折り曲げミラー52の界面において反射する。第1のスペクトル成分r’の光L1は、第3のダイクロイックミラー55で反射され、偏光光を選択する偏光ビームスプリッタ56に向けられる。
これに代えて、ダイクロイックミラー55の代わりに、光L2を反射し、光L3を透過する偏光ビームスプリッタ56Bを用いてもよい。
図7Aの実施の形態では、偏光選択スプリッタは、第1、第3のスペクトル成分r’、g’の入射されたs偏光光L1、L3を反射するように構成及び/又は適応化されたワイヤグリッド偏光ビームスプリッタ56である。この結果、第1のスペクトル成分r’の光L1は、図6に示す第2のスペクトル分離及び/又は再結合部SSP2の第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12の第1の表面12−1に向けられる。ワイヤグリッド偏光ビームスプリッタ56の界面で反射した後、第3のスペクトル成分g’の光L2は、図6に示す第2のスペクトルビーム分離及び/又は再結合部SSP2の第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の第1の表面11−1に向けられる。
同じ動作は、偏光選択スプリッタとして機能する偏光ビームスプリッタキューブ57によっても実現される。
また、図7Aの構成では、第4のスペクトル成分b’のp偏光光L3も偏光光を選択する偏光ビームスプリッタ56、57に入射し、偏光状態pのために、偏光ビームスプリッタ56、57を透過し、図6に示す第2のスペクトル分離及び/又は再結合部の実施の形態の第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の第1の表面11−1に直接向かう。
一方、図7Bに示す第2の実施の形態の動作は、幾つか異なる点がある。第2のダイクロイックミラー51は、例えば、青色光に対応する第3のスペクトル成分g’を反射する。したがって、第1のスペクトル成分r’は、透過し、第2の折り曲げミラー52に向かい、第3のスペクトル成分g’は、反射して、s偏光された偏光状態に関して選択的なワイヤグリッド偏光ビームスプリッタ56の向きに向けられる。第3のスペクトル成分g’の光L2は、s偏光であるために、ワイヤグリッド偏光ビームスプリッタ56の界面で反射し、図6に示す第2のスペクトル分離及び/又は再結合部の第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の第1の表面11−1に向けられる。更に、p偏光された偏光状態を有する第4のスペクトル成分b’の光L3は、ワイヤグリッド偏光ビームスプリッタ56を透過し、図6に示す第2のスペクトル分離及び/又は再結合部SSP2の第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の第1の表面11−1に直接向かう。そして、第1のスペクトル成分r’の光L1は、図7Bに示す第2の折り曲げミラー52で反射し、第1のスペクトル成分r’の光L2は、図6に示す第2のスペクトル分離及び/又は再結合部SSP2の第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ12の第1の表面12−1に向けられる。
ワイヤグリッド偏光子に代えて、偏光ビームキューブによっても同じ機能を実現することができる。
図8A及び図8Bは、例えば、青色光に対応する第4のスペクトル成分b’に関するコントラストの強調のプロセスを示している。図8A及び図8Bに示す部分の大半は、図6に示す実施の形態と共通である。図8Aに示すように、デバイスのオン状態では、p偏光状態の第4のスペクトル成分b’の光L3は、第3の画像生成器20b’に入射し、第3の画像生成器20b’は、第3の部分画像Ib’を生成し、光L3’は、s偏光された偏光状態で、第3の画像生成器20b’によって反射される。第3の部分画像Ib’のための光L3’は、s偏光状態のために、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の界面11cで反射し、ダイクロイックビームスプリッタ13を透過した後、投写光学素子100によって、最終的に投写される。
第3の画像生成器20b’のパネルのオフ状態では、第4のスペクトル成分b’の光L3の偏光状態pは変化せず、このため、第3の画像生成器20b’の界面において反射した後、例えば、青色光に対応する反射した光L3”は、p偏光された偏光状態を維持する。この結果、反射したp偏光光L3”又は青色光の全てが、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の偏光選択界面11cを完全に透過する。このため、投写光学素子100の方向には、光は反射しない。これにより、高いコントラスト、すなわち、低い黒レベルを保証することができる。
界面11cにおいて反射したp偏光光を更にブロックするために、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の第2の表面11−2とダイクロイックビームスプリッタ13の第2の表面13−2との間に波長選択偏光子23を設けてもよい。例えば、青色光に対応する第3のスペクトル成分g’のp偏光光L2’は、オン状態では、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の界面11c及び波長選択偏光子23を透過することができる。一方、第2の画像生成器20g’がオフ状態の場合、入射する第3のスペクトル成分g’のs偏光光L2は、第2の画像生成器の20g’の界面に反射しても偏光状態を変化しない。この結果、第3のスペクトル成分g’の反射された光L2”は、界面11cに反射して、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の第1の表面11−1に戻る。
例えば、青色光に対応する第4のスペクトル成分b’のs偏光光L3’は、オン状態で、第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ11の界面11cに反射し、波長選択偏光子23を透過する。一方、オフ状態では、光L3”は、p偏光状態である。したがって、光量L3”の大部分、例えば、90%は、界面11cを透過し、第1の表面11−1から偏光ビームスプリッタ11を出る。なお、光L3”の僅かな一部、通常約10%は、界面11cで反射され、第2の表面11−2を介して、偏光ビームスプリッタ11から出る。この光が投写光学素子に入射することを回避するために、第4のスペクトル成分のp偏光光をブロックするように適応化された波長選択偏光子によってこの光をブロックする。
この波長選択偏光子23の1つの好適な具体例を図10に示す。ここでは、2つの4分の1波長リターダ22a、22bの間にコレステリック層21を挟み込んでいる。4分の1波長リターダ22a、22bは、光の偏光状態を直線偏光状態から円偏光状態に又は円偏光状態から直線偏光状態に変更する。コレステリック層21は、第4のスペクトル成分b’の光の一方の円偏光状態を反射し、第4のスペクトル成分b’の光の相補的な円偏光状態を透過するように適応化されている。コレステリック層21及び4分の1波長リターダ22a、22bのスタック全体は、第4のスペクトル成分b’のp偏光光を反射し、第4のスペクトル成分b’のs偏光光を透過する。第3のスペクトル成分g’の光は、全ての偏光状態でコレステリック層を透過する。
ここに説明した透過特性を図9のスペクトル図に示す。
コレステリックフィルタからなるコレステリック層21の代替として、図10の波長選択偏光子23内に、例えば、青色光である第4のスペクトル成分の光L3の偏光状態をp偏光状態からs偏光状態に又はs偏光状態からp偏光状態に変更し、例えば、青色光の第4のスペクトル成分g’の光L2の偏光状態を変更せずに維持する色選択リターダスタックを含ませてもよい、この場合、漏れた青色光をブロックするための周知の吸収性偏光子が必要である。
更なる変形例として、p偏光された青色光を吸収し、p偏光された緑色光及びs偏光された青色光を透過する色選択吸光偏光子を含ませてもよい。
図9に示すスペクトルは、s偏光及びp偏光について、各波長に対する図10の波長選択偏光子23の透過率を示している。特に、ここでは、2つの4分の1波長リターダ22a、22bの間に積層されたコレステリック層21の透過スペクトルを示している。
本発明の一実施の形態の動作原理を説明する概略的なブロック図である。 本発明の好ましい実施の形態に含まれる第2のスペクトル分離及び/又は再結合部の断面図である。 本発明の好ましい実施の形態に含まれる第2のスペクトル分離及び/又は再結合部の断面図である。 本発明の好ましい実施の形態に含まれる第2のスペクトル分離及び/又は再結合部の断面図である。 本発明の好ましい実施の形態に含まれる第2のスペクトル分離及び/又は再結合部の断面図である。 本発明に基づくイメージングユニットの実施の形態の断面図である。 本発明に含まれる偏光変換システムの断面図である。 本発明の更なる好ましい実施の形態の断面図である。 本発明の好ましい実施の形態に含まれる他の第2のスペクトル分離及び/又は再結合部の断面図である。 本発明に基づく第1のスペクトル分離及び/又は照射部の更なる実施の形態の断面図である。 本発明に基づく第1のスペクトル分離及び/又は照射部の更なる実施の形態の断面図である。 第2のスペクトル分離及び/又は再結合部の更なる実施の形態の詳細を示す断面図である。 第2のスペクトル分離及び/又は再結合部の更なる実施の形態の詳細を示す断面図である。 本発明の好ましい実施の形態におけるコントラストの強調のための色選択的偏光子の特性を示すグラフ図である。 本発明のイメージングユニットに用いることができる色選択的偏光子の断面図である。 本発明の一実施の形態の動作原理を説明する概略的なブロック図である。
符号の説明
1 本発明に基づくイメージングユニット、11 第2の偏光ビームスプリッタ、11−1 第1の表面、11−2 第2の表面、11−3 第3の表面、11−4 第4の表面、11c 偏光選択界面、11f、第1の表面、11s 第3の表面、12 第2の偏光ビームスプリッタ、12−1 第1の表面、12−2 第2の表面、12−3 第3の表面、12−4 第4の表面、12c 偏光選択界面、12f 第1の表面、12s 第2の表面、13 ダイクロイックビームスプリッタ、13−1 表面、13−2 第2の表面、13−3 第3の表面、13−4 第4の表面、13c 波長選択界面、13f 表面、13s 第3の表面、15 半波長リターダ、20b 第3の画像生成手段、青色用画像生成手段、20g 第1の画像生成手段、緑色用画像生成手段、20r 第2の画像生成手段、赤色用画像生成手段、21 コレステリック層、22 4分の1波長リターダ、22a 4分の1波長リターダ、22b 4分の1波長リターダ、23 波長選択偏光子、30 光源素子、反射器、楕円状の反射器、放物面を有する反射器、40 ライトパイプ、40f 入口、40s 出口、45f 入口のフライアイレンズシステム、フライアイインテグレータ、45s 出口のフライアイレンズシステム、フライアイインテグレータ、50 ダイクロイックミラー、51 ダイクロイックミラー、52 折り曲げミラー、53 折り曲げミラー、54 半波長リターダ、半波長プレート、55 ダイクロイックミラー、56 ワイヤグリッド偏光ビームスプリッタ、56B ワイヤグリッド偏光ビームスプリッタ、57 偏光ビームスプリッタ、60g 緑色チャンネルのための折り曲げ光学素子(レンズ及びミラー)、60m マゼンタチャンネルのための折り曲げ光学素子(レンズ及びミラー)、60w 白色チャンネルのための折り曲げ光学素子(ミラー及びレンズ)、70 偏光変換システム、PCS、71 半波長リターダ、80 スペクトル選択分離部材、100 投写光学素子、b、b’ 第4のスペクトル成分青色、g、r’ 第1のスペクトル成分緑色、I 生成/再生される画像、Ib、Ib’ 第3の部分画像、Ig、Ir’ 第1の部分画像、Ir、Ig’ 第2の部分画像、L1 第1のスペクトル成分の光、L1’ 第1の部分画像の光、L2 第3のスペクトル成分の光、L2’ 第2の部分画像の光、L3 第4のスペクトル成分の光、L3’ 第3の部分画像の光、m、t 第2のスペクトル成分、マゼンタ、RI再結合画像、再生された画像、SSP1 第1のスペクトル分離及び/又は照射部、SSP2 第2のスペクトル分離及び/又は再結合部

Claims (72)

  1. 投写エンジンのための、及び/又は反射型ディスプレイ装置のための又は反射型ディスプレイ装置を備えるイメージングユニットにおいて、
    基本白色光(w)を発光又は受光し、
    第1の又はs偏光された偏光状態の上記基本白色光(w)を、第1のスペクトル成分(g)と、上記基本白色光(w)に関して、実質的に該第1のスペクトル成分(g)の補色である第2のスペクトル成分(m)とに分離する第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部(SSP1)と、
    上記第1及び第2のスペクトル成分(g、m)を、空間的に離れて、異なる角度で又は非平行に受光し、
    上記第2のスペクトル成分(m)を、第3のスペクトル成分(r)と、上記第2のスペクトル成分(m)に関して、実質的に該第3のスペクトル成分(r)の補色である第4のスペクトル成分(b)とに分離し、
    上記第1、第3及び第4のスペクトル成分(g、r、b)を用いて、生成及び/又は再生される画像(I)の第1、第2及び第3の第3の部分画像(Ig、Ir、Ib)を生成し、
    上記第1、第2及び第3の部分画像(Ig、Ir、Ib)を、上記生成及び再生される画像(I)を表す再結合画像(RI)に再結合する第2のスペクトル及び偏光選択分離及び/又は再結合部(SSP2)とを備え、
    上記第2のスペクトル及び偏光選択分離及び/又は再結合部(SSP2)は、ダイクロイックビームスプリッタ(13)と、第1及び第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12、11)とを備えるイメージングユニット。
  2. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第2のスペクトル成分(m)を、上記第3及び第4のスペクトル成分(r、b)に分離するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項1記載のイメージングユニット。
  3. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)は、上記第1のスペクトル分離及び/又は照射部(SSP1)から上記第1の又はs偏光された偏光状態の上記第1のスペクトル成分(g)の光(L1)又はその派生成分を受光するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のイメージングユニット。
  4. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)は、該第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)に入射した上記第1の又はs偏光された偏光状態の上記第1のスペクトル成分(g)の光(L1)を受光するように適応化及び/又は構成されている第1の表面(12−1)を備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のイメージングユニット。
  5. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)は、上記第1の又はs偏光された偏光状態の上記第1のスペクトル成分(g)の光(L1)を該第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)から出射させ、該第1のスペクトル成分(g)の光(L1)を上記第1の部分画像(Ig)のための第1の画像生成手段(20g)とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第2の表面(12−2)を備えることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載のイメージングユニット。
  6. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の第2の表面(12−2)は、第2の又はp偏光された偏光状態の上記第1の部分画像(Ig)の光(L1’)を該第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)に入射させるように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項5記載のイメージングユニット。
  7. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)は、上記第2の又はp偏光された偏光状態の上記第1の部分画像(Ig)の光(L1’)を、上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)から出射させるように適応化及び/又は構成されている第3の表面(12−3)を備えることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載のイメージングユニット。
  8. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)は、上記第1の又はs偏光された偏光状態の光を実質的に反射し、上記第2の又はp偏光された偏光状態の光を実質的に透過し、上記第1のスペクトル成分(g)の光(L1)を反射し、該第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第1の表面(12−1)から上記第2の表面(12−2)に向け、上記第1の部分画像(Ig)の光(L1’)のp偏光部分を透過し、該第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第2の表面(12−2)から上記第3の表面(12−3)に向け、上記第1の部分画像(Ig)の上記光(L1’)のs偏光部分を反射し、該第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第2の表面(12−2)から上記表面(12−1)に向けるように適応化及び/又は構成されている偏光選択界面(12c)を備えることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記載のイメージングユニット。
  9. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、上記第1のスペクトル分離及び/又は照射部(SSP1)から、第1の又はs偏光された偏光状態の上記第2のスペクトル成分(m)の受信光(L2、L3)又はその派生成分を受光するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載のイメージングユニット。
  10. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、上記第1の又はs偏光された偏光状態の上記第2のスペクトル成分(m)の光(L2、L3)を上記第2の偏光ビームスプリッタ(11)に入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面(11−1)を備えることを特徴とする請求項1乃至9いずれか1項記載のイメージングユニット。
  11. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、上記第1の又はs偏光された偏光状態の上記第2のスペクトル成分(m)の光(L2、L3)を、上記第2の偏光ビームスプリッタ(11)から出射させ、該第2のスペクトル成分(m)の光(L2、L3)を、ダイクロイックビームスプリッタ(13)及び/又は上記第2及び第3の部分画像(Ir、Ib)のための第2及び第3の画像生成手段(20r、20b)とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第2の表面(11−2)を備えることを特徴とする請求項1乃至10いずれか1項記載のイメージングユニット。
  12. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の第2の表面(11−2)は、第2の又はp偏光された偏光状態の上記第2及び第3の部分画像(Ir、Ib)の光(L2’、L3’)を、上記第2の偏光ビームスプリッタ(11)に入射させるように適応化及び/又は構成されている請求項11記載のイメージングユニット。
  13. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、上記第2の又はp偏光された偏光状態の上記第2及び第3の部分画像(Ir、Ib)の光(L2’、L3’)を、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)から出射させるように適応化及び/又は構成されている第3の表面(11−3)を備える請求項1乃至12いずれか1項記載のイメージングユニット。
  14. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、上記第1の又はs偏光された偏光状態の光を実質的に反射し、上記第2の又はp偏光された偏光状態の光を実質的に透過し、上記第2のスペクトル成分(m)の光(L2、L3)を反射し、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第1の表面(11−1)から上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)に向け、上記第2及び第3の部分画像(Ir、Ib)の上記光(L2’、L3’)のp偏光部分を透過し、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)から上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第3の表面(11−3)に向け、上記第2及び第3の部分画像(Ir、Ib)の上記光(L2’、L3’)のp偏光部分を透過し、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)から上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第3の表面(11−3)に向け、上記第2及び第3の部分画像(Ir、Ib)の上記光(L2’、L3’)のs偏光部分を反射し、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)から上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記表面(11−1)に向けるように適応化及び/又は構成されている偏光選択界面(11c)を備える請求項1乃至13いずれか1項記載のイメージングユニット。
  15. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、上記第1の又はs偏光された偏光状態の上記第1の部分画像(Ig)の上記光(L1’)を上記第2の偏光ビームスプリッタ(11)に入射させるように適応化及び/又は構成されている第4の表面(11−4)を備えることを特徴とする請求項1乃至14いずれか1項記載のイメージングユニット。
  16. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の第3の表面(11−3)は、上記第1の部分画像(Ig)の上記光(L1’)を上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)から出射させるように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項13乃至15いずれか1項記載のイメージングユニット。
  17. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の偏光選択界面(11c)は、上記第1の部分画像(Ig)の上記光(L1’)を上記第2の偏光ビームスプリッタ(11)の上記第4の表面(11−4)から上記第2の偏光ビームスプリッタ(11)の上記第3の表面(11−3)に反射するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項15又は16記載のイメージングユニット。
  18. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)から上記第2のスペクトル成分(m)の上記光(L2、L3)を受光し、該第2のスペクトル成分(m)の光(L2、L3)を上記第3のスペクトル成分(r)の光(L2)及び上記第4のスペクトル成分(b)の光(L3)に分離するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項1乃至17いずれか1項記載のイメージングユニット。
  19. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第2のスペクトル成分(m)の上記光(L2、L3)を上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)に入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面(13−1)を備えることを特徴とする請求項1乃至18いずれか1項記載のイメージングユニット。
  20. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第3のスペクトル成分(r)の上記光(L2)を上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)から出射させ、該第3のスペクトル成分(r)の上記光(L2)を上記第2の部分画像(Ir)のための第2の画像生成手段(20r)とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第2の表面(13−2)を備えることを特徴とする請求項1乃至19いずれか1項記載のイメージングユニット。
  21. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の第2の表面(13−2)は、上記第2の部分画像(Ir)の光(L2’)を上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)に入射させるように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項20記載のイメージングユニット。
  22. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第4のスペクトル成分(b)の上記光(L3)を上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)から出射させ、該第4のスペクトル成分(b)の光(L3)を上記第3の部分画像(Ib)のための第3の画像生成手段(20b)とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第3の表面(13−3)を含むことを特徴とする請求項1乃至21いずれか1項記載のイメージングユニット。
  23. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第3の表面(13−3)は、上記第3の部分画像(Ib)の光(L3’)を該ダイクロイックビームスプリッタ(13)に入射させるように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項22記載のイメージングユニット。
  24. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第3のスペクトル成分(r)の光(L2’)を実質的に透過し、上記第4のスペクトル成分(b)の光(L3、L3’)を実質的に反射し、上記第2のスペクトル成分(m)を上記第3のスペクトル成分(r)及び上記第4のスペクトル成分(b)に分離するように適応化及び/又は構成されているダイクロイック又はスペクトル選択界面(13c)を備える請求項1乃至23いずれか1項記載のイメージングユニット。
  25. 上記第1及び第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12、11)は、該第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第3の表面(12−3)を該第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第4の表面(11−4)と実質的に対向させるように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項1乃至24いずれか1項記載のイメージングユニット。
  26. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第3の表面(12−3)と上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第4の表面(11−4)との間に配設され、上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)から出る上記第1の部分画像(Ig)の上記光(L1’)の偏光状態を上記第2の又はp偏光された偏光状態から上記第1の又はs偏光された偏光状態に変更し、上記第4の表面(11−4)を介して上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)に入射させる半波長リターダ(15)を更に備える請求項25記載のイメージングユニット。
  27. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)及び上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)を上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第1の表面(13−1)と実質的に対向させるように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項1乃至26いずれか1項記載のイメージングユニット。
  28. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記偏光選択界面(12c、11c)と、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)及び/又は上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記ダイクロイック又はスペクトル選択界面(13c)とは、実質的に45°の構成及び/又は構造を形成するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項1乃至27いずれか1項記載のイメージングユニット。
  29. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記偏光選択界面(12c、11c)と、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)及び/又は上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記ダイクロイック又はスペクトル選択界面(13c)は、実質的に50°を含む実質的に45°ではない構成及び/又は構造を形成するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項1乃至27いずれか1項記載のイメージングユニット。
  30. 第1のスペクトル分離及び/又は照射部(SSP1)は、上記受光及び/又は生成した基本白色光(w)を上記第1のスペクトル成分(g)及び上記第2のスペクトル成分(m)に分離し、該第1のスペクトル成分(g)を上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第1の表面(12−1)に向け、該第2のスペクトル成分(m)を上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第1の表面(11−1)に向けるダイクロイックミラー(50)を含むスペクトル分離ユニット(50)を備えることを特徴とする請求項1乃至29いずれか1項記載のイメージングユニット。
  31. 上記第1、第2及び/又は第3の画像生成手段(20g、20r、20b)は、反射型液晶ディスプレイデバイス及び/又は液体結晶オンシリコンデバイスであることを特徴とする請求項1乃至30いずれか1項記載のイメージングユニット。
  32. 上記各スペクトル成分(g、r、b)及び/又は上記部分画像(Ig、Ir、Ib)の分離及び再結合に、2つの偏光選択表面(11c、12c)及び1つのスペクトル選択表面(13c)のみを用い、
    1つのスペクトル選択表面(13c)は、上記第2のスペクトル成分(m)を第3及び第4のスペクトル成分(r、b)に分離し、上記第3及び第2の部分画像(Ib、Ir)を結合された部分画像に再結合し、
    第1の偏光選択表面(11c)は、上記第1の部分画像(Ig)を含む上記結合された部分画像を上記画像(I)を表す上記再結合画像(RI)に再結合し、
    第2の偏光選択表面(12c)は、上記第1のスペクトル成分(g)を反射し、上記第1の部分画像(Ig)を上記第1の偏光選択表面(11c)に透過することを特徴とする請求項1乃至31いずれか1項記載のイメージングユニット。
  33. 投写エンジンのための、及び/又は反射型ディスプレイ装置のための又は反射型ディスプレイ装置を備えるイメージングユニットにおいて、
    基本白色光(w)を発光又は受光し、
    第1又はs偏光された偏光状態の上記基本白色光(w)を、それぞれのスペクトル成分(r’、g’、b’)が上記基本白色光に関して、他の2つのスペクトル成分の和の補色である第1のスペクトル成分(r’)と、第3及び第4のスペクトル成分(g’、b’)に分離し、
    第4のスペクトル成分(b’)の偏光状態をs偏光された偏光状態からp偏光された偏光状態への変更を含む実質的に直交する偏光状態に変更し、
    上記第3及び第4のスペクトル成分(g’、b’)を空間的に一致するように上記第2のスペクトル成分(c’)に再結合する第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部(SSP1)と、
    上記第1及び第2のスペクトル成分(r’、c’)を、空間的に離れて、異なる角度で又は非平行に受光し、第2のスペクトル成分(c’)は、第3及び第4のスペクトル成分(g’、b’)を含み、上記第3のスペクトル成分(g’)の偏光状態は、第4のスペクトル成分(b’)の偏光状態に実質的に直交し、上記第3のスペクトル成分は、s偏光状態にあり、第4のスペクトル成分は、p偏光状態にあり、
    上記第2のスペクトル成分(c’)を第3のスペクトル成分(g’)と、該第2のスペクトル成分(c’)に関して上記第3のスペクトル成分(g’)の実質的に補色である第4のスペクトル成分(b’)とに分離し、
    上記第1、第3及び第4のスペクトル成分(r’、g’、b’)を用いて、上記生成及び/又は再生される画像(I)の第1、第2及び第3の部分画像(Ir’、Ig’、Ib’)を生成し、
    上記第1、第2及び第3の部分画像(Ir’、Ig’、Ib’)を、上記生成及び再生される画像(I)を表す再結合画像(RI)に再結合する第2のスペクトル及び偏光選択分離及び/又は再結合部(SSP2)とを備え、
    上記第2のスペクトル及び偏光選択分離及び/又は再結合部(SSP2)は、ダイクロイックビームスプリッタ(13)と、第1及び第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12、11)とを備えるイメージングユニット。
  34. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)は、上記第1のスペクトル分離及び/又は照射部(SSP1)から上記第1の又はs偏光された偏光状態の上記第1のスペクトル成分(r’)の光(L1)又はその派生成分を受光するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項33記載のイメージングユニット。
  35. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)は、上記第1の又はs偏光された偏光状態の上記第1のスペクトル成分(r’)の上記光(L1)を上記第1の偏光ビームスプリッタ(12)に入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面(12−1)を備えることを特徴とする請求項33又は34記載のイメージングユニット。
  36. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)は、上記第1の又はs偏光された偏光状態の上記第1のスペクトル成分(r’)の光(L1)を上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)から出射させ、該第1のスペクトル成分(r’)の光(L1)を上記第1の部分画像(Ir’)のための第1の画像生成手段(20r’)とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第2の表面(12−2)を備えることを特徴とする請求項33乃至35いずれか1項記載のイメージングユニット。
  37. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第2の表面(12−2)は、第2の又はp偏光された偏光状態の上記第1の部分画像(Ir’)の光(L1’)と、第1の又はs偏光された偏光状態の上記第1の部分画像(Ir’)のネガの余りの光(L1”)とを上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)に入射させるように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項36記載のイメージングユニット。
  38. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)は、上記第2の又はp偏光された偏光状態の上記第1の部分画像(Ir’)の上記光(L1’)を上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)から出射させるように適応化及び/又は構成されている第3の表面(12−3)を備えることを特徴とする請求項33乃至37いずれか1項記載のイメージングユニット。
  39. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)は、
    上記第1の又はs偏光された偏光状態の光を実質的に反射し、
    上記第2の又はp偏光された偏光状態の光を実質的に透過し、
    上記第1のスペクトル成分(r’)の上記光(L1)を反射し、上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第1の表面(12−1)から上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第2の表面(12−2)に向け、
    上記第1の部分画像(Ir’)の上記光(L1’)を透過し、上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第2の表面(12−2)から上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第3の表面(12−3)に向け、
    上記第1の部分画像(Ir’)のネガの光(L1”)を反射し、上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第2の表面(12−2)から上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第1の表面(12−1)に向けるように適応化及び/又は構成されている偏光選択界面(12c)を備えることを特徴とする請求項33乃至38いずれか1項記載のイメージングユニット。
  40. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、上記第2のスペクトル成分(c’)を上記第3及び第4のスペクトル成分(g’、b’)に分離するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項33乃至39いずれか1項記載のイメージングユニット。
  41. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、上記第1のスペクトル分離及び/又は照射部(SSP1)から第1又はs偏光された偏光状態の光(L2)及び/又は第2の又はp偏光された偏光状態の光(L3)である上記第2のスペクトル成分(c’)の光(L2、L3)又はその派生成分を受光するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項33乃至40いずれか1項記載のイメージングユニット。
  42. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、上記第3及び第4のスペクトル成分(g’、b’)を含む上記第1の又はs偏光された偏光状態の光(L2)及び/又は上記第2の又はp偏光された偏光状態の光(L3)である上記第2のスペクトル成分(c’)の光(L2、L3)を上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)に入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面(11−1)を備えることを特徴とする請求項33乃至41いずれか1項記載のイメージングユニット。
  43. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、上記第1の又はs偏光された偏光状態の光(L3’)及び上記第2の又はp偏光された偏光状態の光(L2’)を含む上記第2及び第3の部分画像(Ig’、Ib’)の光(L2’、L3’)を上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)から出射させ、該第2及び第3の部分画像(Ig’、Ib’)の光(L2’、L3’)を上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)とインタラクトさせるように適応化及び/又は構成されている第2の表面(11−2)を備えることを特徴とする請求項33乃至42いずれか1項記載のイメージングユニット。
  44. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、
    上記第1の又はs偏光された偏光状態の上記第4のスペクトル成分(b’)の光(L3)及び第2の又はp偏光された偏光状態の上記第3のスペクトル成分(g’)の光(L2)を含む上記第2のスペクトル成分(c’)の光(L2、L3)を上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)から出射させ、上記第3及び第4のスペクトル成分(g’、b’)の第2のスペクトル成分(c’)の上記光(L2、L3)を第2及び第3の画像生成手段(20g’、20b’)とインタラクトさせ、上記第2及び第3の部分画像(Ig’、Ib’)の光(L2’、L3’)を生成することによって上記第2及び第3の部分画像(Ig’、Ib’)を生成し、
    上記第2及び第3の部分画像(Ig’、Ib’)の上記光(L2’、L3’)を上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)に入射させ、及び/又は
    上記第2及び第3の部分画像の光(L2”、L3”)のネガを上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)に入射させるようにそれぞれ適応化及び/又は構成されている第3の表面(11−3)及び第4の表面(11−4)を備えることを特徴とする請求項33乃至42いずれか1項記載のイメージングユニット。
  45. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)は、上記第2の又はp偏光された偏光状態の光(L2’)及び/又は上記第1又はs偏光された偏光状態の光(L3’)である上記第2及び第3の部分画像(Ig’、Ib’)の光(L2’、L3’)を上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)から出射させるように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項43又は44記載のイメージングユニット。
  46. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)は、
    上記第1の又はs偏光された偏光状態の光を実質的に反射し、上記第2の又はp偏光された偏光状態の光を実質的に透過し、及び/又は
    上記第3のスペクトル成分(g’)の上記光(L2)を反射し、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第1の表面(11−1)から上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第4の表面(11−4)に向け、及び/又は
    上記第2の部分画像(Ig’)の上記光(L2’)を透過し、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第4の表面(11−4)から上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)に向け、及び/又は
    上記部分的な画像(Ig’)のネガの余りの光(L2”)を反射し、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第4の表面(11−4)から上記第1の表面(11−1)に向け、及び/又は
    上記第4のスペクトル成分(b’)の上記光(L3)を透過し、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第1の表面(11−1)から上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第3の表面(11−3)に向け、及び/又は
    上記第3の部分画像(Ib’)の上記光(L3’)を反射し、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第3の表面(11−3)から上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)に向け、及び/又は
    上記部分的な画像(Ib’)のネガの余りの光(L3”)を透過し、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第3の表面(11−3)から上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第1の表面(11−1)に向けるように適応化及び/又は構成されている偏光選択界面(11c)を備えることを特徴とする請求項33乃至45いずれか1項記載のイメージングユニット。
  47. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、
    上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)から上記第1の部分画像(Ir’)の光(L1’)を受光し、及び/又は
    上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)から上記第2及び第3の部分画像(Ig’、Ib’)の光(L2’、L3’)を受光するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項33乃至46いずれか1項記載のイメージングユニット。
  48. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第1の部分画像(Ir’)の光(L1’)を上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)に入射させるように適応化及び/又は構成されている第1の表面(13−1)を備えることを特徴とする請求項33乃至47いずれか1項記載のイメージングユニット。
  49. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第2及び第3の部分画像(Ig’、Ib’)の上記光(L2’、L3’)を上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)に入射させるように適応化及び/又は構成されている第2の表面(13−2)を備えることを特徴とする請求項33乃至48いずれか1項記載のイメージングユニット。
  50. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第1、第2及び第3の部分画像(Ir’、Ig’、Ib’)の上記光(L1’、L2’、L3’)を上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)から出射させるように適応化及び/又は構成されている第3の表面(13−3)を備えることを特徴とする請求項33乃至49いずれか1項記載のイメージングユニット。
  51. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、
    上記第2及び第3の部分画像(Ig’、Ib’)の光(L2’、L3’)を実質的に透過し、上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第2の表面(13−2)から上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第3の表面(13−3)に向け、及び/又は
    上記第1の部分画像(Ir’)の光(L1’)を実質的に反射し、上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第1の表面(13−1)から上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第3の表面(13−3)に向けるように適応化及び/又は構成されているスペクトル選択界面(13c)を備えることを特徴とする請求項33乃至50いずれか1項記載のイメージングユニット。
  52. 上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、
    上記第2及び第3の部分画像(Ig’、Ib’)の光(L2’、L3’)を実質的に反射し、該ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第2の表面(13−2)から第4の表面(13−4)に向け、及び/又は
    上記第1の部分画像(Ir’)の光(L1’)を実質的に透過し、該ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第1の表面(13−1)から上記第4の表面(13−4)に向けるように適応化及び/又は構成されているスペクトル選択界面(13c)を備えることを特徴とする請求項33乃至51いずれか1項記載のイメージングユニット。
  53. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)及び上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、該第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第3の表面(12−3)と、該ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第1の表面(13−1)とが実質的に互いに対向するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項33乃至52いずれか1項記載のイメージングユニット。
  54. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記第3の表面(12−3)と上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第1の表面(13−1)との間に配設され、上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)から出る上記第1の部分画像(Ir’)の上記光(L1’)の偏光状態を上記第2の又はp偏光された偏光状態から上記第1の又はs偏光された偏光状態にし、上記第1の表面(13−1)を介して上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)に入射させる半波長リターダ(15)を更に備える請求項33乃至53いずれか1項記載のイメージングユニット。
  55. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)と上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第2の表面(13−2)との間に配設され、
    上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)から出る上記部分画像(Ig’)の上記光(L2’)の偏光状態を上記第2の又はp偏光された偏光状態から上記第1の又はs偏光された偏光状態に偏光し、上記第2の表面(13−2)を介して上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)に入射させ、
    上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)を出る上記部分画像(Ib’)の上記光(L3’)の偏光状態を上記第1の又はs偏光された偏光状態から上記第2の又はp偏光された偏光状態に偏光し、上記第2の表面(13−2)を介して上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)に入射させる半波長リターダ(15)を更に備える請求項33乃至54いずれか1項記載のイメージングユニット。
  56. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)及び上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)は、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)と上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記第2の表面(13−2)とが実質的に互いに対向するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項33乃至55いずれか1項記載のイメージングユニット。
  57. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記偏光選択界面(12c、11c)と、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)及び/又は上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記ダイクロイック又はスペクトル選択界面(13c)とは、実質的に45°の構成及び/又は構造を形成するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項33乃至56いずれか1項記載のイメージングユニット。
  58. 上記第1の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(12)の上記偏光選択界面(12c、11c)と、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)及び/又は上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)の上記ダイクロイック又はスペクトル選択界面(13c)は、実質的に50°を含む実質的に45°ではない構成及び/又は構造を形成するように適応化及び/又は構成されていることを特徴とする請求項33乃至57いずれか1項記載のイメージングユニット。
  59. 上記第1、第2及び/又は第3の画像生成手段(20g’、20r’、20b’)は、反射型液晶ディスプレイデバイス及び/又は液体結晶オンシリコンデバイスであることを特徴とする請求項33乃至58いずれか1項記載のイメージングユニット。
  60. 上記第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部(SSP1)は、
    上記第1又はs偏光された偏光状態の上記基本白色光(w)を、上記第4のスペクトル成分(b’)と、上記基本白色光(w)に関して上記第4のスペクトル成分(b’)の実質的に補色である第5のスペクトル成分(y’)とに分離し、
    上記第4のスペクトル成分(b’)の偏光状態を、s偏光された偏光状態からp偏光された偏光状態への変更を含む実質的に直交する偏光状態に変更し、
    上記第5のスペクトル成分(y’)を上記第5のスペクトル成分(y’)に関して実質的に互いに補色の関係にある第1(r’)及び第3(g’)のスペクトル成分に分離し、
    上記第3のスペクトル成分(g’)及び第4のスペクトル成分(b’)を空間的に一致するように第2のスペクトル成分(c’)に再結合するように適応化されていることを特徴とする請求項33乃至59いずれか1項記載のイメージングユニット。
  61. 上記第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部(SSP1)は、
    上記基本白色光(w)を、上記白色光(w)に関して実質的に互いに補色である上記第4のスペクトル成分(b’)と、上記第5のスペクトル成分(y’)とに分離する第1のダイクロイックミラー(50)と、
    上記第5のスペクトル成分(y’)を、上記第5のスペクトル成分(y’)に関して実質的に互いに補色である上記第1のスペクトル成分(r’)と、上記第3のスペクトル成分(g’)とに分離する第2のダイクロイックミラー(51)と、
    上記第4のスペクトル成分(b’)及び上記第3のスペクトル成分(g’)を空間的に一致するように及び/又は平行に再結合し、上記第2のスペクトル成分(c’)を生成する偏光ビームスプリッタ(58)とを備えることを特徴とする請求項33乃至60いずれか1項記載のイメージングユニット。
  62. 上記第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部(SSP1)は、
    上記基本白色光(w)を、上記白色光(w)に関して実質的に互いに補色である上記第4のスペクトル成分(b’)と上記第5のスペクトル成分(y’)とに分離する第1のダイクロイックミラー(50)と、
    上記第5のスペクトル成分(y’)を、上記第5のスペクトル成分(y’)に関して実質的に互いに補色である上記第1のスペクトル成分(r’)と、上記第3のスペクトル成分(g’)とに分離する第2のダイクロイックミラー(51)と、
    上記第4のスペクトル成分(b’)及び上記第1のスペクトル成分(r’)を空間的に一致するように及び/又は平行に再結合する第3のダイクロイックミラー(55)と、
    上記第4のスペクトル成分(b’)及び上記第1のスペクトル成分(g’)を空間的に一致するように及び/又は平行に再結合し、上記第1のスペクトル成分(r’)を分離する第1の偏光ビームスプリッタ(56)とを備えることを特徴とする請求項33乃至61いずれか1項記載のイメージングユニット。
  63. 上記第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部(SSP1)は、上記第1の偏光ビームスプリッタ(55)に代えて、上記第4のスペクトル成分(b’)及び上記第1のスペクトル成分(r’)を空間的に一致するように及び/又は平行に再結合する第3のダイクロイックミラー(58)を備えることを特徴とする請求項62記載のイメージングユニット。
  64. 上記第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部(SSP1)は、第4のスペクトル成分の偏光状態をs偏光された偏光状態からp偏光された偏光状態に変更する半波長リターダ(54)を備えることを特徴とする請求項33乃至63いずれか1項記載のイメージングユニット。
  65. 上記第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部(SSP1)は、ガラスプリズム及び/又はマクニールタイプの少なくとも1つの偏光ビームスプリッタを含むことを特徴とする請求項33乃至64いずれか1項記載のイメージングユニット。
  66. 上記第1のスペクトル選択分離及び/又は照射部(SSP1)は、ワイヤグリッドタイプの少なくとも1つの偏光ビームスプリッタを含むことを特徴とする請求項33乃至65いずれか1項記載のイメージングユニット。
  67. 上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)と、上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)との間に配設された波長選択偏光子(23)を備え、
    上記波長選択偏光子(23)は、上記光(L2’)のp偏光部分を透過し、
    上記波長選択偏光子(23)は、上記光(L3’)のs偏光部分を透過し、
    上記波長選択偏光子(23)は、上記光(L3’)のp偏光部分をブロックすることを特徴とする請求項33乃至66いずれか1項記載のイメージングユニット。
  68. 上記波長選択偏光子(23)は、第1及び第2の4分の1波長リターダ(22a、22b)の間に積層されたコレステリック層(21)を備え、
    上記コレステリック層(21)は、第4のスペクトル成分の波長範囲内の光の1つの円偏光成分を実質的に反射し、同じ波長範囲内の光の相補的な円偏光成分を透過し、
    上記コレステリック層(21)は、上記第4のスペクトル成分の波長範囲外の全ての偏光状態の全ての光を実質的に透過し、
    上記第1の4分の1波長リターダ(22a)は、実質的に、入射する直線偏光光を円偏光光に変換し、
    上記第2の4分の1波長リターダ(22b)は、実質的に、出射される円偏光光を直線偏光光に変換することを特徴とする請求項67記載のイメージングユニット。
  69. 上記4分の1波長リターダ(22a、22b)は、広い波長範囲に亘って直線偏光光を円偏光光に変換する2つ以上の単一の波長4分の1波長リターダを含むことを特徴とする請求項68記載のイメージングユニット。
  70. 上記波長選択偏光子(23)は、第4のスペクトル成分(b’)の波長範囲内の光を偏光し、該波長範囲外の光を偏光しない吸光及び波長選択偏光子であることを特徴とする請求項67記載のイメージングユニット。
  71. 上記波長選択偏光子(23)は、波長選択リターダ及び吸光偏光子を含み、該波長選択リターダは、上記第2の偏光選択又は偏光ビームスプリッタ(11)の上記第2の表面(11−2)に対向し、上記吸光偏光子は、上記ダイクロイックビームスプリッタ(13)に対向し、
    上記波長選択リターダ及び上記吸光偏光子は、第4のスペクトル成分(b’)の波長範囲内の光の偏光状態を直交偏光状態に変更し、上記第4のスペクトル成分(b’)の波長範囲外の光の偏光状態を変更せずに維持し、上記吸光偏光子は、s偏光光を吸収し、p偏光光を透過し、又は
    上記波長選択リターダ及び上記吸光偏光子は、第4のスペクトル成分(b’)の波長範囲外の光の偏光状態を直交偏光状態に変更し、第4のスペクトル成分(b’)の波長範囲内の偏光状態を変更せずに維持し、上記吸光偏光子p偏光光を吸収し、s偏光光を透過することを特徴とする請求項67記載のイメージングユニット。
  72. 上記各スペクトル成分(r’、g’、b’)及び/又は上記部分画像(Ir’、Ig’、Ib’)の分離及び再結合に、2つの偏光選択又は感応表面(11c、12c)及び1つのスペクトル選択又は感応表面(13c)のみを用い、
    第1の偏光選択表面(11c)は、上記第2のスペクトル成分(c’)を第3及び第4のスペクトル成分(g’、b’)に分離し、上記第3及び第2の部分画像(Ib’、Ig’)を結合された部分画像に再結合し、
    上記1つのスペクトル選択又は感応表面(13c)は、上記結合された部分画像と、上記第1の部分画像(Ir’)とを、上記画像(I)を表す上記再結合画像(RI)に再結合し、
    第2の偏光選択表面(12c)は、上記第1のスペクトル成分(r’)を反射し、上記第1の部分画像(Ir’)を上記スペクトル選択又は感応表面(13c)に透過することを特徴とする請求項1乃至71いずれか1項記載のイメージングユニット。
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