JP2013545122A - 傾斜式ダイクロイック色合成器ii - Google Patents
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Abstract
本開示は、広くは色合成器、より具体的には、ポケットサイズ投影機のような小型フォーマット投影機において有用な色合成器に関する。開示の色合成器は、少なくとも2つの色光を合成するように集光光学系とともに構成された、少なくとも2つの反射体を有する傾斜したダイクロイックプレートを含む。
Description
(関連出願の相互参照)
本出願は、参照により本出願に組み込まれる以下の米国特許出願、すなわち、いずれも本出願と同日出願の「Tilted Dichroic Color Combiner I」(代理人整理番号66530US002)及び「Tilted Dichroic Color Combiner III」(代理人整理番号66792US002)と関連するものである。
本出願は、参照により本出願に組み込まれる以下の米国特許出願、すなわち、いずれも本出願と同日出願の「Tilted Dichroic Color Combiner I」(代理人整理番号66530US002)及び「Tilted Dichroic Color Combiner III」(代理人整理番号66792US002)と関連するものである。
スクリーン上に画像を投影するために使用される投影システムは、種々の色を有する発光ダイオー(LED)などの多色光源を使用して、照射光を生成することができる。光を合成し、LEDから画像表示装置に移動させるために、いくつかの光学素子がLEDと画像表示装置との間に配設される。画像表示装置は、様々な方法を使用して光に画像を与えることができる。例えば、画像表示装置は、透過型又は反射型液晶ディスプレイと同様に偏光を使用してもよい。
画像を画面上に投影するために使用される更に他の投影システムでは、白色光を使用することが可能で、Texas Instruments’ Digital Light Processor(DLP(登録商標))ディスプレイに使用されるアレイのようなデジタルマイクロミラー(DMM)アレイから像様反射するように構成される。DLP(登録商標)ディスプレイでは、デジタルマイクロミラーアレイ内の個々の鏡が、投影される画像の個々のピクセルに対応する。ディスプレイの特定ピクセルは、対応する鏡が傾く際に光の照射を受けることによって、入射光が投影光学経路に方向付けられる。光学経路内に定置される回転カラーホイールは、反射される白色光が、フィルター処理されて、ピクセルに対応する色を投影するように、デジタルマイクロミラーアレイからの光の反射に対して時間調節される。次いで、デジタルマイクロミラーアレイは、次の所望のピクセル色に切り替えられ、プロセスは、投影されるディスプレイ全体が、連続して照明されるように見えるほど高速で継続される。デジタルマイクロミラー投影システムは、より少ないピクセル化されたアレイコンポーネントを必要とし、これは、結果として、より小さな寸法の投影機をもたらすことができる。
画像輝度は、投影システムの重要なパラメータである。色光源の輝度、及び光を収集し、合成し、均質化し、また画像表示装置へと伝送する効率性は、全て輝度に影響を及ぼす。現代のプロジェクタシステムのサイズは小型化するに従い、色光源によって生成される熱を、小さなプロジェクタシステム内に消散可能である低レベルに保ちながら、同時に、適切な出力輝度レベルを維持する必要がある。より効率的に複数の色光を合成して、光源が電力を過度に消費することなく適切な輝度レベルの光出力を供給する光合成光学システムが必要とされている。
このような電子投影機は、画面に投影される光の輝度及び色の均一性を向上させるために、光線を光学的に均質化する装置を含むことが多い。2つの一般的な装置として、積分トンネル及びフライアイアレイ(FEA)ホモジナイザーが挙げられる。フライアイホモジナイザーは、非常に小型であり得るため、一般的に使用される装置である。積分トンネルは、均質化においてより効率的であり得るが、一般に中空のトンネルは、多くの場合に高さ又は幅のいずれか大きい方の5倍の長さを必要とする。中実のトンネルは、屈折作用のために中空のトンネルより長いことが多い。
超小型及びポケットサイズの投影機では、高効率の合成器、光インテグレータ、及び/又はホモジナイザーに使用できる空間が限られている。その結果、このような投影機に使用される光学装置(色合成器及び偏光変換器など)から高効率で均一な光出力を得るには、コンパクトで効率のよい光設計が必要となり得る。
本開示は、広くは色合成器、より具体的には、ポケットサイズ投影機のような小型フォーマット投影機において有用な色合成器に関する。開示の色合成器は、少なくとも2つの色光を合成するように集光光学系とともに構成された、少なくとも2つの反射体を有する傾斜したダイクロイックプレートを含む。一態様では本開示は、光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系と、第1及び第2の色光を光入力面に入射させるように配設された第1及び第2の光源と、第1の集光光学系に対して光入力面とは反対側に面するように配設されかつ光軸に対して傾いた角度で配設されたダイクロイックプレートと、を含む、色合成器を提供する。第1及び第2の光源の少なくとも1つは光軸からずれている。ダイクロイックプレートは、第1の色光を反射し他の色光を透過させることができる第1のダイクロイック反射体と、第2の色光を反射することができる第2の反射体と、を含み、第1のダイクロイック反射体及び第2の反射体はそれぞれ、第1及び第2の両色光が特定の出力方向に反射されるように傾斜し、これら第1及び第2の色光が合成色光ビームを形成する。
別の態様では本開示は、第1の凸面、第1の凸面と反対側の光入力面、及び光軸を有する第1のレンズを含む色合成器を提供する。色合成器は更に、光軸上に中心をおく第2のレンズであって、第1の凸面に面する第2の表面、及び第2の表面と反対側の第3の凸面を有する、第2のレンズを含む。色合成器はまた、第1、第2、及び第3の光源であって、これら第1、第2、及び第3の光源の少なくとも2つが光軸からずれており、第1、第2、及び第3の色光を光入力面に入射させるように配設された、第1、第2、及び第3の光源と、第3の凸面に面し光軸に対して傾いた角度で配設されたダイクロイックプレートと、を更に含む。ダイクロイックプレートは、第1の色光を反射し第2及び第3の色光を透過させることができる第1のダイクロイック反射体と、第2の色光を反射し第3の色光を透過させることができる第2のダイクロイック反射体と、第3の色光を反射することができる第3の反射体と、を含む。第1のダイクロイック反射体、第2のダイクロイック反射体、及び第3の反射体はそれぞれ、第1、第2、及び第3の各色光が特定の出力方向に反射されるように傾斜し、これら第1、第2、及び第3の色光が合成色光ビームを形成する。
更に別の態様では本開示は、色合成器を含む画像投影機を提供する。色合成器は、光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系と、第1及び第2の色光を光入力面に入射させるように配設された第1及び第2の光源と、第1の集光光学系に対して光入力面とは反対側に面するように配設されかつ光軸に対して傾いた角度で配設されたダイクロイックプレートと、を含む。第1及び第2の光源の少なくとも1つは光軸からずれている。ダイクロイックプレートは、第1の色光を反射し他の色光を透過させることができる第1のダイクロイック反射体と、第2の色光を反射することができる第2の反射体と、を含み、第1のダイクロイック反射体及び第2の反射体はそれぞれ、第1及び第2の両色光が特定の出力方向に反射されるように傾斜し、これら第1及び第2の色光が合成色光ビームを形成する。画像投影機は、第1、第2、及び第3の色光を受けて偏光した第1、第2、及び第3の色光を出力するように配設された偏光変換器と、偏光した第1、第2、及び第3の色光に画像を付与するように配設された空間光変調器と、投影光学系と、を更に含む。
更に別の態様では、本開示は、色合成器を含む画像投影機を提供する。色合成器は、第1の凸面、第1の凸面と反対側の光入力面、及び光軸を有する第1のレンズを含む。色合成器は更に、光軸上に中心をおく第2のレンズであって、第1の凸面に面する第2の表面、及び第2の表面と反対側の第3の凸面を有する、第2のレンズを含む。色合成器はまた、第1、第2、及び第3の光源であって、これら第1、第2、及び第3の光源の少なくとも2つが光軸からずれており、第1、第2、及び第3の色光を光入力面に入射させるように配設された、第1、第2、及び第3の光源と、第3の凸面に面し光軸に対して傾いた角度で配設された、ダイクロイックプレートと、を更に含む。ダイクロイックプレートは、第1の色光を反射し第2及び第3の色光を透過させることができる第1のダイクロイック反射体と、第2の色光を反射し第3の色光を透過させることができる第2のダイクロイック反射体と、第3の色光を反射することができる第3の反射体と、を含む。第1のダイクロイック反射体、第2のダイクロイック反射体、及び第3の反射体はそれぞれ、第1、第2、及び第3の各色光が特定の出力方向に反射されるように傾斜し、これら第1、第2、及び第3の色光が合成色光ビームを形成する。画像投影機は、第1、第2、及び第3の色光を受けて偏光した第1、第2、及び第3の色光を出力するように配設された偏光変換器と、偏光した第1、第2、及び第3の色光に画像を付与するように配設された空間光変調器と、投影光学系と、を更に含む。
上記の概要は、本発明の開示されるそれぞれの実施形態又は全ての実現形態を説明することを目的としたものではない。以下の図面及び詳細な説明により、例示的実施形態をより詳細に例示する。
本明細書の全体を通じ、同様の参照符合が同様の要素を示す添付の図面を参照されたい。
色合成器の概略断面図。
色合成器の概略断面図。
色合成器の概略断面図。
図1A〜1CのA−A’断面に付加される概略断面図。
画像投影機の概略図。
図面の縮尺は必ずしも正確ではない。図面で用いられる同様の番号は同様の構成要素を示すものとする。しかしながら、特定の図中のある要素を示す数字の使用は、同じ数字によって示される別の図中のその要素を限定するものではないことは理解されよう。
本開示は広くは画像投影機に関し、具体的には、傾斜したダイクロイック反射プレートを用いて光を合成することによって光均一性を改善した画像投影機に関する。特定の一実施形態では、傾斜したダイクロイック反射プレートは相互に積層された複数のダイクロイックフィルターを備え、ダイクロイックフィルターのそれぞれが、ダイクロイック反射プレートの法線に対して特定の角度で傾き得る。
特定の一実施形態では、それぞれ異なる色を有する少なくとも2つの発光ダイオード(LED)を含む色合成器が記述される。2つのLEDから放射された光はコリメートされて実質的に重なったビームとなり、これら2つのLEDからの光が合成されて共通の領域に、2つのLEDから放射される光より小さいエテンデュと高い輝度とを有する合成光ビームとして、導かれる。
LEDは投影機を照明するために用い得る。LEDが特定の領域全体にわたって近似ランバート角度分布で光を放射することから、投影機の輝度は光源及び投影システムのエテンデュによって制約される。LED光源のエテンデュを減少させる一方法として、ダイクロイック反射体を用いることにより、空間的に重なってあたかも同一領域から放射されているかのように見える2つ以上のLED色を形成する方法がある。通常、色合成器ではダイクロイック反射体を約45度の角度で使用する。これは強い反射バンドシフトの原因となり、有用なスペクトル及びダイクロイック反射体の角度範囲を制限する。特定の一実施形態では本開示は、入射光ビームに対して垂直に近い角度のダイクロイック反射体を用いて異なる色のLEDを合成する物品を記述する。
一態様では本開示は、異なる色光源からの出力を効率よく合成するコンパクトな方法を提供する。この方法は、コンパクトな投影システムのための光照射器に、特に有用であり得る。例えば、赤、緑、青LEDのリニアアレイを、予備的な光学系によって各LEDの出力を部分的にコリメートした上で、赤、緑、青光を別々の角度で反射するダイクロイック反射プレートを含んだ傾斜反射プレートアセンブリに入射させる。反射光はその後、コリメートされた合成色光ビームとして出力される。
3つのLEDからなる構成は、当業者には理解される通り、黄色及び赤外光をはじめとする他の色に拡張することも可能である。LEDは、直線アレイ及び三角形アレイをはじめとする多様なパターンで配置され得る。光源はLEDと組み合わされたレーザーを含んでもよいし、レーザーのみによるシステムに基づいてもよい。LEDは、少なくとも赤、緑、及び青の原色の短波長域を放射する1セットと、赤、緑、及び青の原色の長波長域を放射する第2のセットとからなってよい。また、光が混合される場所となる開口にフライアイアレイ(FEA)を組み込むことによって、更なる色統合を得るようにしてもよい。これは、別に説明するように少なくとも1次元が2〜約20のレンズを有する、1次元又は2次元レンズアレイから構成されてよい。
LCoSを用いた携帯型投影システムは、低価格で高解像度のLCoSパネルの有用性のために一般的になってきている。LED照射LCoS投影機の素子のリストには、LED光源、任意の色合成器、任意の先行偏光システム、リレー光学系、PBS、LCoSパネル、及び投影レンズユニットが挙げられ得る。LCoSを用いた投影システムの場合、投影機の効率及びコントラストは、PBSに入る光の偏光度に直接関連する。少なくともこの理由のために、反射/再循環光学系(reflection/recycling optic)又は偏光変換光学素子のいずれかを使用する先行偏光システムが多くの場合に必要とされる。
偏光ビームスプリッタ及び二分の一波長位相差板を使用する偏光変換方式は、PBSに偏光を供給するのに最も効率的な方法の1つである。偏光変換光を用いる1つの問題は、空間不均一性に難点があり、表示画像にアーティファクトをもたらし得ることである。したがって、偏光変換器を備えたシステムでは、別に説明するように均質化システムを備えることが望ましい場合がある。
特定の一実施形態では、画像投影機の光照射器は、放射される非偏光を偏光変換器に誘導する光源を含む。偏光変換器は、光を各偏光状態の2つの経路に分離する。2つの偏光状態のそれぞれの経路長はほぼ等しく、偏光した光ビームは、次いでモノリシックFEAインテグレータを通過し得る。モノリシックFEAインテグレータは、光線を発散させることができ、次に光線は、例えば、光線に画像を付与するための空間光変調器と、画像を画面に表示するための投影光学系とを使用することにより、更なる処理に誘導される。
場合によっては、光投影機は、非偏光光源(例えば、発光ダイオード(LED)又は放電光)、偏光選択素子、第1の偏光空間変調器、及び第2の偏光選択素子を使用する。第1の偏光選択素子は、非偏光光源から放射された光の50%を受け入れないため、偏光選択性投影機は、多くの場合に非偏光装置より効率が低いことがある。
偏光選択性投影機の効率を向上させる1つの手法は、光源と第1の偏光選択素子との間に偏光変換器を加えることである。一般に、当該技術分野において使用される偏光変換器の設計には2つの方法がある。第1の方法は、光源から放射される光を部分的に平行化し、部分的に平行化した光線にレンズのアレイを通過させ、各焦点に偏光変換器のアレイを配置することである。偏光変換器は、典型的には偏光選択性傾斜フィルム(例えば、マクニール偏光子、ワイヤグリッド偏光子、又は複屈折光学フィルム偏光子)を有する偏光ビームスプリッタを有し、反射偏光は傾斜した反射体により、反射光ビームが傾斜偏光選択性フィルムを透過した光線と平行に伝搬するように、反射される。偏光光線の一方又は他方のいずれかが二分の一波長位相差板を通過し、その結果、両方の光線が同じ偏光状態を有する。
非偏光ビームを単一偏光状態を有する光ビームに変換する別の手法は、光ビーム全体を傾斜偏光選択子に通し、分離したビームを反射体及び二分の一波長位相差板で調整して、単一偏光状態が放射されるようにすることである。偏光変換器を使用して偏光選択性空間光変調器を直接照射すると、照度及び色の不均一性がもたらされることがある。
特定の一実施形態では、偏光変換器にフライアイアレイ(FEA)を組み込むことで、投影システム内における光を均質化することができる。偏光変換器の出力側はモノリシックFEAを含み、光を均質化する。モノリシックFEAの入力側及び出力側は同数のレンズを含み、出力側の各レンズは、入力側の対応するレンズのほぼ焦点に芯合わせされる。レンズは、円柱形、両凸面形、球面形、又は非球面形であってもよいが、多くの場合に球面レンズが好ましいことがある。フライアイインテグレータ及び偏光変換器により、別に説明するように投影機の照度及び色均一性を著しく向上させることができる。
図1A〜1Cは、「TILTED DICHROIC COLOR COMBINER I」と題して本出願と同日に出願した同時係属中の米国特許出願(代理人整理番号66530US002)において提示した開示の一態様による、色合成器100の概略断面図を示す。図1A〜1Cにおいて色合成器100は、第1のレンズ要素110及び第2のレンズ要素120を含む第1の集光光学系105を備える。第1の集光光学系105は光入力面114と、この光入力面114に垂直な光軸102とを備える。第1の光源140、第2の光源150、及び任意的な第3の光源160がそれぞれ、光入力面114に面した光入射面104上に配設されている。光出力領域170が光軸102上に位置し、光入射面104上に配設されている。第1、第2、及び任意的な第3の光源140、150、160はそれぞれ、光軸102からずれている。第1、第2、及び任意的な第3の光源140、150、160はそれぞれ、別に説明するように、第1の色光141、第2の色光151、及び任意的な第3の色光161をそれぞれ光入力面114に入射させるように配設されている。
特定の一実施形態では、色合成器100は更に、光軸102に沿って第1の集光光学系105に面して配設されたダイクロイックプレート130を含み、第1のレンズ要素110及び第2のレンズ要素120がダイクロイックプレート130と光入力面114との間に位置するようになっている。ダイクロイックプレート130は光軸に対して傾斜角φで配設されることができ、第1の色光141を反射しその他の色光を全て透過させることができる第1のダイクロイック反射体132を含む。ダイクロイックプレート130は更に、第2の色光151を反射し、その他の色光を全て透過させることができる第2のダイクロイック反射体134を含む。ダイクロイックプレート130はまた、任意的な第3の色光161を反射することができる任意的な第3のダイクロイック反射体136を更に含む。場合によって、例えば、第1及び第2の光源140、150のみを含む(すなわち、任意的な第2の光源160が省略される)場合には、その他の波長(すなわち色)の光を透過させる必要がないことから、第2のダイクロイック反射体の代わりに広帯域鏡のような一般的な反射体とすることができる。場合によって、例えば、任意的な第3の光源160が含まれる場合には、他の色光が全て、第3の反射体136に達する前にすでに他のダイクロイック反射体によって反射されてしまうことから、任意的な第3のダイクロイック反射体136はやはり、広帯域鏡のような反射体とすることができる。
ダイクロイックプレート130は、第1、第2、及び任意的な第3のダイクロイック反射体132、134、136のそれぞれが、光軸102に対してそれぞれ第1のダイクロイック傾斜角α1、第2のダイクロイック傾斜角α2、及び第3のダイクロイック傾斜角α3で傾斜するように形成される。場合によっては、例えば図1A〜1Cに示すように、第1のダイクロイック傾斜角α1はダイクロックプレート傾斜角φと同一であり得るが、これはまた、異なっていてもよい。第1、第2、及び第3のダイクロイック傾斜角α1、α2、α3はそれぞれ、別に説明するように、第1、第2、及び任意的な第3の光源140、150、160からの各反射ビームを光出力領域170を通して導くように選択され得る。
特定の一実施形態では、第1の集光光学系105は、第1、第2、及び任意的な第3の光源140、150、160から放射される光をコリメートする機能を果たす光コリメータであり得る。第1の集光光学系105は、1つのレンズを含む光コリメータ(図示せず)、2つのレンズを含む光コリメータ(図示せず)、回析光学素子(図示せず)、又はこれらの組み合わせを含み得る。2つのレンズを含む光コリメータは、光入力面114の反対側に配設された第1の凸面112を含む、第1のレンズ要素110を有する。第2のレンズ要素120は、第1の凸面112に面した第2の表面122と、第2の表面122の反対側の第3の凸面124とを含む。第2の表面122は、凸面、平面、及び凹面から選択され得る。
図1Aを参照すると、第1の光源140からの第1の色光141の経路を、色合成器100を通してたどることができる。第1の色光141は、第1の光伝播方向を進む第1の中心光線142と、第1の入力光コリメーション角θ1i内の光錐(その境界が第1の境界光線144、146によって表される)とを含む。第1の中心光線142は第1の光源140から光入力面114に、光軸102にほぼ平行に入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120を通過して、図に示すように反射ビームが光軸102に一致するように第1のダイクロイック反射体132から反射する。第1の境界光線144、146はそれぞれ、光軸102に対してほぼ第1の入力光コリメーション角θ1iとなる方向で光入力面114に入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120を通過して、図に示すように反射ビームが光軸102にほぼ平行になるように、第1のダイクロイック反射体132から反射する。図1Aから分かるように、集光光学系105は、第1の光源140からダイクロイックプレート130へと通過する第1の色光141をコリメートする機能を果たす。
第1の中心光線142及び第1の境界光線144、146はそれぞれ、第1のダイクロイック反射体132から反射し、光軸102に平行で同軸に中心をおくコリメート光線として、集光光学系105を通して逆行する。図1Aに示す特定の一実施形態では、コリメート光線は、第1の出力コリメーション角θ2oを有する第1の色光ビーム148として光出力領域170を通して色合成器100を出るように、収束する。
図1Bを参照すると、第2の光源150からの第2の色光151の経路を、色合成器100を通してたどることができる。第2の色光151は、第2の光伝播方向を進む第2の中心光線152と、第2の入力光コリメーション角θ2i内の光錐(その境界が第2の境界光線154、156によって表される)とを含む。第2の中心光線152は第2の光源150から光入力面114に、光軸102にほぼ平行に入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120を通過して、図に示すように反射ビームが光軸102に一致するように第2のダイクロイック反射体132から反射する。第2の境界光線154、156はそれぞれ、光軸102に対してほぼ第2の入力光コリメーション角θ2iとなる方向で光入力面114に入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120を通過して、図に示すように反射ビームが光軸102にほぼ平行になるように、第2のダイクロイック反射体134から反射する。図1Bから分かるように、集光光学系105は、第2の光源150からダイクロイックプレート130へと通過する第2の色光151をコリメートする機能を果たす。
第2の中心光線152及び第2の境界光線154、156はそれぞれ、第2のダイクロイック反射体134から反射し、光軸102に平行で同軸に中心をおくコリメート光線として、集光光学系105を通して逆行する。図1Bに示す特定の一実施形態では、コリメート光線は、第2の出力コリメーション角θ2oを有する第2の色光ビーム158として光出力領域170を通して色合成器100を出るように、収束する。
図1Cを参照すると、任意的な第3の光源160からの任意的な第3の色光161の経路を、色合成器100を通してたどることができる。任意的な第3の色光161は、第3の光伝播方向を進む第3の中心光線162と、第3の入力光コリメーション角θ3i内の光錐(その境界が第3の境界光線164、166によって表される)とを含む。第3の中心光線162は任意的な第3の光源160から光入力面114に、光軸102にほぼ平行に入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120を通過して、図に示すように反射ビームが光軸102に一致するように、第3のダイクロイック反射体136から反射する。第3の境界光線164、166はそれぞれ、光軸102に対してほぼ第3の入力光コリメーション角θ3iとなる方向で光入力面114に入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120を通過して、図に示すように反射ビームが光軸102にほぼ平行になるように、第3のダイクロイック反射体136から反射する。図1Cから分かるように、集光光学系105は、任意的な第3の光源160からダイクロイックプレート130へと通過する任意的な第3の色光161をコリメートする機能を果たす。
第3の中心光線162及び第3の境界光線164、166はそれぞれ、第3のダイクロイック反射体136から反射し、光軸102に平行で同軸に中心をおくコリメート光線として、集光光学系105を通して逆行する。図1Cに示す特定の一実施形態ではコリメート光線は、第3の出力コリメーション角θ3oを有する任意的な第3の色光ビーム168として光出力領域170を通して色合成器100を出るように、収束する。
特定の一実施形態では、第1、第2、及び第3の入力コリメーション角θ1i、θ2i、θ3iはいずれも同一であってよく、第1、第2、及び任意的な第3の入力光源140、150、160のそれぞれに関連する入射光学系(図示せず)によってこれらの入力コリメーション角を約10度〜約80度、又は約10度〜約70度、又は約10度〜約60度、又は約10度〜約50度、又は約10度〜約40度、又は約10度〜約30度又はそれ以下に制限することができる。場合によっては、集光光学系105及びダイクロイックプレート130を、第1、第2、及び第3の各出力コリメーション角θ1o、θ2o、θ3oが同一で、しかも対応する入力コリメーション角と実質的に等しくなり得るように、形成することができる。特定の一実施形態では、各入力コリメーション角は約60〜約70度の範囲となり、各出力コリメーション角もまた約60〜約70度の範囲となる。
図1A〜1Cの開示は、出力される第1、第2、及び第3の色光ビーム148、158、168(すなわち合成出力光)がダイクロイックプレート130から反射後に光入力面114の光出力領域170を通して逆行する、色合成器100について記述する。図1A〜1Cにおいて、色合成器100は更に、第2のレンズ要素120上に設定されたA−A’断面を含むが、これについては第2図を参照して後述する。本開示は、第2のレンズ要素120を去る光のコリメート性を維持する出力光経路を提供し、合成出力光は光出力領域170を通過するのではなく、第1の集光光学系105の外部の他の光学素子に向けて導かれる。このような特定の実施形態では、合成出力光はもはや光入力面114を通過しないことから、第1、第2、及び任意的な第3の各光源140、150、160は光入射面104上のいずれの位置に配設されてもよく、特に光源の少なくとも1つは光軸102上に配設されてよい。
図2は、図1A〜1CのA−A’断面に付加される、本開示の一態様による色合成要素200の概略断面図を示す。図2に示される各要素102〜136は、先に述べた図1A〜1Cに示された同一番号の要素102〜136に対応している。図1A〜1Cの第2のレンズ要素120の第3の凸レンズ表面124の一部が示されており、ダイクロイックプレート130が、光軸102に対して傾斜角φで傾いたものとして示されている。図2から分かるように、ダイクロイックプレート130からの反射光が第1の集光光学系105を通して戻らないように、傾斜角φを大きくしてある。場合により、傾斜角φはほぼ45度であってもよく、第1、第2、及び任意的な第3の色光141、151、及び161はそれぞれ対応する第1、第2、又は第3のダイクロイック反射体132、134、136から、出力色合成光ビーム280のコリメーションを維持する出力方向281に反射される。色合成器200の瞳128が、第3の凸レンズ面124と第1のダイクロイック反射体132との間に位置するものとして、示されている。
図3は、本開示の一態様による画像投影機1の概略図を示す。画像投影機1は、部分的にコリメートされた合成色光出力24を均質化偏光変換器モジュール30に入射させることができる色合成器モジュール10を含み、部分的にコリメートされた合成色光出力24はここで変換されて均質化偏光45となり、均質化偏光変換器モジュール30を出て画像生成器モジュール50に入る。画像生成器モジュール50が撮像光65を出力し、この撮像光65が投影モジュール70に入り、そこで投影撮像光80となる。
一態様では色合成器モジュール10は、別に説明するように、色合成器200を通して入力される、波長スペクトルの異なる入力光源を含む。色合成器200は、別に説明するように、波長スペクトルの異なる光を含む、部分的にコリメートされた合成色光出力24を生成する。
一態様では、入力光源は非偏光であり、部分的にコリメートされた合成色光出力24もまた非偏光である。部分的にコリメートされた合成色光出力24は、複数の光波長スペクトルを含む多色合成光であり得る。部分的にコリメートされた合成色光出力24は、受けた光のそれぞれの時分割出力であってもよい。一態様では、異なる波長スペクトル光のそれぞれは、異なる色光(例えば、赤色、緑色、及び青色)に相当し、合成光出力は白色光、又は時分割された赤色、緑色、及び青色光である。本明細書に提供される説明のために、「色光」及び「波長スペクトル光」は、両方とも、人間の目に可視的である場合に、特定の色と関連付けられ得る波長スペクトル範囲を有する光を意味することが意図される。より一般的な「波長スペクトル光」という用語は、可視光、及び例えば、赤外光を含む、他の波長スペクトルの光の両方を指す。
一態様によると、各入力光源は、1つ以上の発光ダイオード(LED)を含む。様々な光源、例えば、レーザー、半導体レーザー、有機LED(OLED)、並びに適切な集光器及び反射体を備えた超高圧(UHP)ハロゲンランプ又はキセノンランプなどの非固体光源を使用することができる。本発明で有用な光源、光コリメータ、レンズ、及び光インテグレータは、例えば、米国特許出願公開第2008/0285129号に更に記載されており、その開示は全体として本明細書に含まれる。
一態様では、均質化偏光変換器モジュール30は、非偏光で部分的にコリメートされた合成色光出力24を均質化偏光45に変換することができる、偏光変換器40を含む。均質化偏光変換器モジュール30は更に、レンズのモノリシックアレイ42、例えば、均質化偏光45として均質化偏光変換器モジュール30を出る部分的にコリメートされた合成色光出力24を均質化してその均一性を向上させることができる、別に説明するような任意的なレンズのモノリシックFEAを含んでもよい。偏光変換器モジュール30に関連した任意的なFEAの代表的な構成は、例えば、同時係属中の「FLY EYE INTEGRATOR POLARIZATION CONVERTER」と題された米国特許出願第61/346183号(代理人整理番号66247US002、2010年5月19日出願)、「POLARIZED PROJECTION ILLUMINATOR」と題された米国特許出願第61/346190号(代理人整理番号66249US002、2010年5月19日出願)、及び「COMPACT ILLUMINATOR」と題された米国特許出願第61/346193号(代理人整理番号66360US002、2010年5月19日出願)に記述されている。
一態様では、画像生成器モジュール50は偏光ビームスプリッタ(PBS)56、代表的な撮像光学系52、54、及び空間光変調器58を含み、これらが協働して均質化偏光45を撮像光65に変換する。好適な空間光変調器(すなわち画像生成器)はすでに、例えば、米国特許第7,362,507号(Duncanら)、同第7,529,029号(Duncanら)、米国特許出願公開第2008−0285129−A1号(Magarillら)に、また国際特許公開第2007/016015号(Duncanら)にも、記載されている。特定の実施形態では、均質化偏光45は任意的なFEAの各レンズに端を発する発散光である。撮像光学系52、54、及びPBS 56を通過した後、均質化偏光45は、空間光変調器を均一に照射する撮像光60になる。特定の一実施形態では、任意的なFEAの各レンズからの各発散光線束は、個々の発散光線束が互いに重なり合うように空間光変調器58の主要部分を照射する。
一態様では、投影モジュール70は、撮像光65を投影光80として投影するのに使用可能な、代表的な投影光学系72、74、76を含む。好適な投影光学系72、74、76はすでに記述されており、当業者には周知である。
以下に、本開示の実施形態を列記する。
第1項目は、光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系と、第1及び第2の色光を光入力面に入射させるように配設された第1及び第2の光源であって、これら第1及び第2の光源の少なくとも1つが光軸からずれた、第1及び第2の光源と、第1の集光光学系に面し光入力面の反対側に配設されかつ光軸に対して傾いた角度で配設されたダイクロイックプレートであって、第1の色光を反射しその他の色光を透過させることができる第1のダイクロイック反射体、及び第2の色光を反射することができる第2の反射体を含む、ダイクロイックプレートと、を含み、第1のダイクロイック反射体及び第2の反射体がそれぞれ、第1及び第2の両色光が特定の出力方向に反射されように傾斜し、これら第1及び第2の色光が合成色光ビームを形成する、色合成器である。
第2項目は、第1の集光光学系が光コリメーション光学系を含む、第1項目に記載の色合成器である。
第3項目は、光コリメーション光学系が、1つのレンズを用いた設計、2つのレンズを用いた設計、回析光学素子、又はこれらの組み合わせを含む、第2項目に記載の色合成器である。
第4項目は、第1の集光光学系が、光入力面と反対側の第1の凸面を有する第1のレンズと、第1の凸面に面した第2の表面及び第2の表面と反対側の第3の凸面を有する第2のレンズと、を含む、第1項目〜第3項目に記載の色合成器である。
第5項目は、第1及び第2の各色光が第1の広がり角を備え、合成ビームが第2の広がり角を備え、第2の広がり角が約20度未満の角からなる、第1項目〜第4項目に記載の色合成器である。
第6項目は、第2の反射体が広帯域鏡からなる、第1項目〜第5項目に記載の色合成器である。
第7項目は、第2の反射体が、第2の色光を反射しその他の色光を透過させることができる第2のダイクロイック反射体からなる、第1項目〜6項目に記載の色合成器である。
第8項目は、光軸からずれて第3の色光を光入力面に入射させるように配設された第3の光源を更に含み、ダイクロイックプレートが、第3の色光を反射して光出力方向に合成色光ビームとして出るようにすることができる第3の反射体を更に含む、第1項目〜第7項目に記載の色合成器である。
第9項目は、第3の反射体が広帯域鏡からなる、第8項目に記載の色合成器である。
第10項目は、第3の反射体が、第3の色光を反射しその他の色光を透過させることができる第3のダイクロイック反射体からなる、第8項目に記載の色合成器である。
第11項目は、第2の広がり角が約15度未満の角からなる、第5項目〜第10項目に記載の色合成器である。
第12項目は、第2の広がり角が約12度未満の角からなる、第5項目〜第11項目に記載の色合成器である。
第13項目は、第1の凸面、第1の凸面と反対側の光入力面、及び光軸を有する第1のレンズと、光軸上に中心をおく第2のレンズであって、第1の凸面に面する第2の表面、及び第2の表面と反対側の第3の凸面を有する、第2のレンズと、第1、第2、及び第3の光源であって、これら第1、第2、及び第3の光源の少なくとも2つが光軸からずれており、第1、第2、及び第3の色光を光入力面に入射させるように配設された、第1、第2、及び第3の光源と、第3の凸面に面し光軸に対して傾いた角度で配設されたダイクロイックプレートであって、第1の色光を反射し第2及び第3の色光を透過させることができる第1のダイクロイック反射体、第2の色光を反射し第3の色光を透過させることができる第2のダイクロイック反射体、並びに第3の色光を反射することができる第3の反射体を備える、ダイクロイックプレートと、を含み、第1のダイクロイック反射体、第2のダイクロイック反射体、及び第3の反射体がそれぞれ、第1、第2、及び第3の各色光が特定の出力方向に反射されるように傾斜し、これら第1、第2、及び第3の色光が合成色光ビームを形成する、色合成器である。
第14項目は、第1、第2、及び第3の各色光が第1の広がり角を備え、合成ビームが第2の広がり角を備え、第2の広がり角が約20度未満の角からなる、第13項目に記載の色合成器である。
第15項目は、第3の反射体が広帯域鏡からなる、第13項目又は第14項目に記載の色合成器である。
第16項目は、第3の反射体が、第3の色光を反射しその他の色光を透過させることができる第3のダイクロイック反射体である、第13項目〜第15項目に記載の色合成器である。
第17項目は、第2の広がり角が約15度未満の角からなる、第14項目〜第16項目に記載の色合成器である。
第18項目は、第2の広がり角が約12度未満の角からなる、第14項目〜第17項目に記載の色合成器である。
第19項目は、第1項目〜第18項目の色合成器と、第1、第2、及び第3の色光を受けて偏光した第1、第2、及び第3の色光を出力するように配設された偏光変換器と、偏光した第1、第2、及び第3の色光に画像を付与するように配設された空間光変調器と、投影光学系と、を含む、画像投影機である。
第20項目は、空間光変調器が液晶オンシリコン(LCoS)表示装置又は透過型液晶ディスプレイ(LCD)を含む、第19項目の画像投影機である。
指示がない限り、本明細書及び請求項で使用される特性となる大きさ、量、及び物理特性を示す全ての数字は、「約」と言う用語によって修飾されることを理解されたい。それ故に、別の指示がない限りは、本明細書及び添付の請求項に説明される数字のパラメータは近似値であり、本明細書に開示された教示を使用して当業者が獲得しようとする所望の特性に応じて変化し得る。
本明細書に引用したすべての参照文献及び刊行物は、本開示と直接矛盾しうる場合を除いて、それらの全容を本開示に明確に援用するものである。以上、本明細書において特定の実施形態について図示及び説明してきたが、当業者であれば、本開示の範囲から逸脱することなく、様々な代替的及び/又は同等の実施形態を、図示及び説明した特定の実施形態に置き換えることが可能である点は認識されるであろう。本出願は、本明細書において考察した特定の実施形態のあらゆる適合形態又は変形形態を網羅するものである。したがって、本開示は特許請求の範囲及びその均等物によってのみ限定されるものとする。
Claims (20)
- 色合成器であって、
光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系と、
第1及び第2の色光を前記光入力面に入射させるように配設された第1及び第2の光源であって、前記第1及び第2の光源の少なくとも1つが前記光軸からずれた、第1及び第2の光源と、
前記第1の集光光学系に面して前記光入力面の反対側に配設され、かつ前記光軸に対して傾いた角度で配設されたダイクロイックプレートであって、ダイクロイックプレートが、
前記第1の色光を反射しその他の色光を透過させることができる第1のダイクロイック反射体、及び
前記第2の色光を反射することができる第2の反射体を含む、ダイクロイックプレートと、
を含み、前記第1のダイクロイック反射体及び前記第2の反射体がそれぞれ、前記第1及び第2の両色光が特定の出力方向に反射するように傾斜し、該第1及び第2の色光が合成色光ビームを形成する、色合成器。 - 前記第1の集光光学系が光コリメーション光学系を含む、請求項1に記載の色合成器。
- 前記光コリメーション光学系が、1つのレンズを用いた設計、2つのレンズを用いた設計、回析光学素子、又はこれらの組み合わせを含む、請求項2に記載の色合成器。
- 前記第1の集光光学系が、
前記光入力面と反対側の第1の凸面を有する第1のレンズと、
前記第1の凸面に面した第2の表面及び該第2の表面と反対側の第3の凸面を有する第2のレンズと、
を含む、請求項1に記載の色合成器。 - 前記第1及び第2の各色光が第1の広がり角を備え、前記合成色光ビームが第2の広がり角を備え、該第2の広がり角が約20度未満の角からなる、請求項1に記載の色合成器。
- 前記第2の反射体が広帯域鏡からなる、請求項1に記載の色合成器。
- 前記第2の反射体が、前記第2の色光を反射しその他の色光を透過させることができる第2のダイクロイック反射体からなる、請求項1に記載の色合成器。
- 第3の色光を前記光入力面に入射させるように配設された第3の光源を更に含み、前記ダイクロイックプレートが、前記第3の色光を反射して前記光出力方向に前記合成色光ビームとして出るようにすることができる第3の反射体を更に含む、請求項1に記載の色合成器。
- 前記第3の反射体が広帯域鏡からなる、請求項8に記載の色合成器。
- 前記第3の反射体が、前記第3の色光を反射しその他の色光を透過させることができる第3のダイクロイック反射体からなる、請求項8に記載の色合成器。
- 前記第2の広がり角が約15度未満の角からなる、請求項5に記載の色合成器。
- 前記第2の広がり角が約12度未満の角からなる、請求項5に記載の色合成器。
- 色合成器であって、
第1の凸面、該第1の凸面と反対側の光入力面、及び光軸を有する第1のレンズと、
前記光軸上に中心をおく第2のレンズであって、前記第1の凸面に面する第2の表面、及び該第2の表面と反対側の第3の凸面を有する、第2のレンズと、
第1、第2、第3の光源であって、該第1、第2、及び第3の光源の少なくとも2つが前記光軸からずれており、第1、第2、及び第3の色光を前記光入力面に入射させるように配設された、第1、第2、及び第3の光源と、
前記第3の凸面に面し前記光軸に対して傾いた角度で配設されたダイクロイックプレートであって、前記ダイクロイックプレートが、
前記第1の色光を反射し前記第2及び第3の色光を透過させることができる第1のダイクロイック反射体と、
前記第2の色光を反射し前記第3の色光を透過させることができる第2のダイクロイック反射体と、
前記第3の色光を反射することができる第3の反射体と、を備える、ダイクロイックプレートと、
を含み、前記第1のダイクロイック反射体、前記第2のダイクロイック反射体、及び前記第3の反射体がそれぞれ、前記第1、第2、及び第3の各色光が特定の出力方向に反射されるように傾斜し、該第1、第2、及び第3の色光が合成色光ビームを形成する、色合成器。 - 前記第1、第2、及び第3の各色光が第1の広がり角を備え、前記合成色光ビームが第2の広がり角を備え、該第2の広がり角が約20度未満の角からなる、請求項13に記載の色合成器。
- 前記第3の反射体が広帯域鏡からなる、請求項13に記載の色合成器。
- 前記第3の反射体が、前記第3の色光を反射しその他の色光を透過させることができる第3のダイクロイック反射体からなる、請求項13に記載の色合成器。
- 前記第2の広がり角が約15度未満の角からなる、請求項14に記載の色合成器。
- 前記第2の広がり角が約12度未満の角からなる、請求項14に記載の色合成器。
- 画像投影機であって、
請求項1又は13に記載の色合成器と、
前記第1、第2、及び第3の色光を受けて偏光した第1、第2、及び第3の色光を出力するように配設された偏光変換器と、
前記偏光した第1、第2、及び第3の色光に画像を付与するように配設された空間光変調器と、
投影光学系と、
を含む、画像投影機。 - 前記空間光変調器が、液晶オンシリコン(LCoS)表示装置又は透過型液晶ディスプレイ(LCD)を含む、請求項19に記載の画像投影機。
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