JP2008502547A - 包装容器、包装積層体、及びカラープリントの使用 - Google Patents

Abstract

着色液体食物製品の入った、透明包装積層体（１０）から作られた可撓性包装容器（２５ａ、２５ｂ）であって、前表示表面（２７）及び／又は後表示表面（３３）上に直接適用されたカラープリント（２８、２９、３０、３１、３２、３４、３５、３６）を示す包装容器。前記カラープリントの少なくとも選択された部分が、食物製品のために透明性を与えることができる透明カラープリント（２８、２９、３０、３２、３４、３５）であり、前記透明カラープリントの一つ以上の色の色合いが、その見た印象が食物製品の色と協働して増すか又は変化するように選択されている。本発明は、包装容器のための包装積層体のみならず、そのような包装積層体上にカラープリントを使用することにも関する。

Description

本発明は、着色液体食物製品の入った透明包装積層体から作られた可撓性包装容器で、前及び／又は後ろの表示表面上に直接適用されたカラープリント表示する包装容器に関する。本発明は、包装容器のための包装積層体のみならず、そのような包装積層体上にカラープリントを使用することにも関する。

今日、市場ではプラスチックの使い捨て袋型の飲料及び液体食品のための包装が益々必要になってきており、これらの袋は、少なくとも部分的に、包装のある領域が透明になっており、それらが消費者に、例えば、食品ホール中の棚の上にそれらが陳列されている時に包装の内容物を示せるようになっているのが好ましい。通常、そのような包装には、消費者が内容物を直接消費することができるように飲むためのストローが付けてあるか、又は開けて内容物を注ぎ出すための引張りタブが付けられている。

そのような包装容器のための透明包装積層体の一例は、ＰＣＴ／ＳＥ２００３／００１７５０に記載されている。

透明可撓性包装積層体から作られた包装容器の一つの固有の問題は、それに明瞭できれいな透明カラープリントを与えることができることである。従来の技術によれば、下の白色層を用いることにより、カラープリントのための不透明の背景を形成し、テキスト及び／又は美術作品の形のカラープリントが、そのそばの部分で、プリントが無く、従って製品が見える包装／包装積層体の部分を明瞭に示すことができるようにする試みが行われてきた。しかし、食品製品が着色していると、その色が、下の不透明白色層及び上の着色層を通して見える傾向があり、そのため見た印象が、テキスト／美術作品の色が不適切になり、ぼやけたようになることがある。その結果、内容物の入った包装は、例えば、極めて明確できれいな透明プリントを示す金属箔系可撓性包装と、店内の棚の上で競争できにくくなっている。

従って、本発明の一つの目的は、上で論じた欠点及び問題を解消する包装容器及び包装積層体を提供することにある。

本発明の更に別の目的は、着色液体食品製品の入った、透明包装積層体から作られた可撓性包装容器であって、前及び／又は後表示表面上に直接適用されたカラープリントで、着色食品製品の影響にも拘わらず明確できれいに見える印象を与えるカラープリントを表示する包装容器を提供することにある。

本発明の更に別の目的は、無菌包装された長寿命の保存に適したガス障壁性を有するのみならず、連続的管形成法によって液体食品を連続的に高速包装するのに適した充分な曲げ剛性を示す透明包装積層体であって、然も、包装積層体から製造された包装容器中に着色液体食物製品を包装した場合でも明確できれいに見える印象を与えるカラープリントを有する透明包装積層体を提供することにある。

上に概略述べた目的は、着色液体食物製品の入った、透明包装積層体から作られた可撓性包装容器で、前及び／又は後表示表面上に、直接適用されたカラープリントを示し、そのカラープリントの少なくとも選択された部分が、食品製品のために透明性を与えることができる透明カラープリントであり、その透明カラープリントの一つ以上の色合いが、その見た印象が食物製品独自の色と協働して増すか又は変化するように選択されている、包装容器を提供することにより達成される。

上述の問題及び要求に対する解決法は、従って、例えば、テキスト／美術作品の下の不透明性を与える白色層を適用することによりカラープリントの透明効果を相殺する仕方の代わりに、食物製品独自の色と協働して明確できれいな魅力的な見た印象を与えるためにカラープリントの透明性を利用することにある。カラープリントの見た印象は、食物製品の色との協働により増するか、又は変化させることができる。更に、食物製品の色、透明包装積層体、及び透明カラープリントとの協働による三次元的効果が得られるであろう。

本発明の一つの態様によれば、透明カラープリントは３より大きく、好ましくは４より大きく、一層好ましくは５より大きい不透明性を有する。上限は、原理的にはカラープリントの無い時の全透明フイルムの値により設定されるので、不透明性のレベルは、実際上最大限１３、好ましくは最大限１２、最も好ましくは最大限１１である。このように、値１が完全透明性を表し、値が高くなる程透明性が大きくなる。測定は、ＩＳＯ ６５０４／ＡＳＴ Ｅ９７／ＤＩＮ５５９８４に従って測定する反射計を用いて行われ、不透明性は、４５°の入射角と０°の反射角を用いて黒色背景上の測定物体の反射率に対する白色背景上のその測定物体の反射率との関係として計算される。

不透明性が低く、不透明性を与える着色層が無いことにより、透明カラープリントを有する選択された部分では、着色食物製品と協働する可能性が得られる。

本発明の別の態様によれば、透明カラープリントは、同じ表示表面上に付けた美術作品又はテキストプリントのための背景を構成する。異なった色密度を用いてプリントすることができる背景は、従来法の透明可撓性包装積層体から作られた包装よりも、種々の一層魅力的な仕方で着色食物製品を表示することができ、この場合、テキスト／美術作品の間の領域では、食物製品を見ることができるようにするために背景は全く存在しない。

本発明の更に別の態様によれば、透明カラープリントは写真プリントである。これは、一つの同じ美術作品、又は美術作品及び／又はテキストに対する一つの同じ背景中に異なった色強度が得られるようにするため、所謂プロセス又はスクリーンプリント法により、好ましくは種々の密度の網掛け点を用いて適用するのが好ましい。プロセス／スクリーン法を用いて、４つの減法原色、即ち、シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックから全ての色のスペクトルを得ることができる。しかし、印刷インクを異なった色合いで混合し適用する他の印刷法を用いることも考えに入れることができる。使用可能な印刷法の例は、フレキソ、フレキソプロセス、オフセット、又は輪転グラビアである。不透明カラープリントの場合よりも透明カラープリントの方が消費されるインクの量が少ないので、透明カラープリントを適用することは、無溶媒印刷インク／技術に極めて適しており、一つの利点である。その理由は、多量のインクを用いて不透明カラープリントを印刷するためには、満足すべき結果を得るためには屡々溶媒が必要になることである。

本発明の更に別の態様によれば、透明カラープリントは、完全な一つの美術作品又はその一部分を形成する。例えば、果物、苺、又は野菜を表す美術作品は、本発明により透明カラープリントとして形成することができ、その場合、この印刷インクの目で見た印象が、食物製品独自の色と協働して増するか又は変化する。

本発明の更に別な態様によれば、前及び／又は後表示表面は、選択された領域中のその上に直接適用されたカラープリントを表示していてもよく、そのカラープリントは、不透明性を与え、好ましくはテキスト及び／又は一つの美術作品を構成し、好ましくは下の白色層及び上の着色層を含むものである。その場合このプリントは、本発明による透明カラープリントの背景上に実質的に不透明な一つの美術作品及び／又はテキストを構成するであろう。

更に別の態様に従い、透明カラープリントを、包装の少なくとも前の表示表面に適用し、同時にその後ろの表示表面に透明カラープリント、或は透明又は不透明美術作品又は不透明テキストのプリントを配置し、後ろの表示表面上の透明カラープリント又は美術作品又はテキストのプリントが、着色した食物製品独自の色と、前の表示表面及びその透明カラープリントの両方を通して明瞭に現れるようになる。その結果、例えば、「水族館効果」が得られるか、或は、所謂「辻占菓子(fortune cookies)」と呼ばれるスローガンのような情報を、着色食物製品、前の表示表面及びその透明カラープリントの両方を通して読むことができる。

本発明の更に別の態様によれば、前記透明カラープリントは、食物製品と同じ色であるが、異なった色合いを持ち、それにより透明カラープリントの見た印象が、食物製品独自の色と協働して増大する。例えば、青色透明カラープリントを有する透明包装容器中の青色に着色した食物製品から、見た時に一層はっきりした印象を得ることができる。もしカラープリントが更に写真的で、異なった程度のカラー密度及び／又は異なった色合いの青色を示すならば、例えば、泡、泡立ち、水泡等を含めた水状効果を達成することができる。

本発明の更に別の態様により、前記透明カラープリントは、食物製品とは異なった色を持ち、それにより透明カラープリントの見た印象が食物製品独自の色と協働して、第三の色へ変化する。一つの例は、オレンジジュースのような黄色の食物製品が、種々の色密度の赤色透明カラープリントと一緒になって、見たときにオレンジの印象を与えることであり、それは、例えば、柑橘類の果物を表していてもよい。別の例は、青色透明カラープリントを有する包装容器中の黄色製品は、見て緑の印象を与えることである。

本発明による包装のための包装積層体は、ガス障壁層を含むのが好ましい。一層正確に言えば、それは、熱密封性オレフィン重合体の外側層、第一重合体キャリヤー層の上に被覆されたＳｉＯｘの第一ガス障壁層、及び第二重合体障壁層の上に被覆されたＳｉＯｘの第二ガス障壁層のみならず、二つのガス障壁被覆キャリヤー層の間に積層された、取り巻く層の夫々に対して一層大きな厚さを有する中間重合体層を含んでいるのが好ましい。この型の充分機能する包装積層体はＰＣＴ／ＳＥ２００３／００１７５０に記載されており、その内容は参考のためここに入れてある。

しかし、本発明は、そのような積層体に関連して用いられることに限定されるものではない。例えば、低いガス障壁性を有する透明包装積層体を用いることも考えることができ、その代わり、その場合には、製品中に保存剤を使用する。透明包装積層体の別の態様も考えることができる。

本発明による包装の一つの好ましい態様は、底の所で折り畳むことができる、好ましくは一人分の大きさに形成された可撓性袋で、飲むためのストローのための孔又は開口機構を有する可撓性袋からなる。本発明による包装容器は、袋又は「立つ袋」等であり、取扱い及び配達で耐久性があり、高い品質の包装積層体であるため長期間の保存中湿分及び酸素ガスに対する抵抗性があり、そのことが今度は密封に対する高いレベルの品質を与え、優れたガス障壁性を具えている。本発明による包装積層体から製造された包装容器の更に別の絶対的利点は、それらが電子レンジによる沸騰又は解凍のみならず、滅菌に耐えることができることである。

本発明の更に別の利点及び有利な特徴は、図面を参照した次の詳細な説明に基づき明らかになるであろう。

付図及び好ましい態様の詳細な説明
そこで、第１図は、好ましくは予め製造されたポリエステル又はポリアミドのフイルム、例えば、成形されたフイルム、好ましくは一軸又は二軸配向したポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、ポリエチレンナフテネート（ＰＥＮ）、又はポリアミド（ＰＡ）のフイルムで、その上にＳｉＯｘの薄いガス障壁層の被覆１３；１４が適用された第一及び第二キャリヤー層１１；１２を含む透明包装積層体１０が示されている。ＳｉＯｘ層は、好ましくはプラズマ促進化学蒸着、ＰＥＣＶＤによって適用されるのが好ましく、この場合、ｘ＝１．７〜２．０で、厚さは約５０〜約５００Å、好ましくは約８０〜３００Åである。二つのＳｉＯｘ層は、積層体の内側の方へ向くようにし、従って、互いに向き合うように配置するのが好ましい。

ガス障壁層で被覆した二つのキャリヤー層の間に中間層１５を積層する。中間層１５は、例えば、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）又はポリプロピレン（ＰＰ）のような比較的堅いオレフィン重合体、或は別法として、例えば、非常に低い密度のポリエチレン（ＶＬＤＰＥ）又は超低密度ポリエチレン（ＵＬＤＰＥ）のような柔らかい且つ／又は弾力性を有する重合体からなっていてもよい。別の選択肢として、中間層１５は、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）と、非常に低い密度のポリエチレン（ＶＬＤＰＥ）又は超低密度ポリエチレン（ＵＬＤＰＥ）との混合物からなっている。更に別の選択肢として、中間層１５は、少なくとも二つ、好ましくは三つの、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）及び非常に低い密度のポリエチレン（ＶＬＤＰＥ）又は超低密度ポリエチレン（ＵＬＤＰＥ）から構成する。中間層は、包装積層体中の周囲の層のいずれよりも厚く、それにより配向重合体の二つのキャリヤー層フイルムの間のスペーサー部材として働く、しかし、中間層の厚さは、包装積層体の全厚さの約３０〜５５％以下であり、一層好ましくは約３５〜約５０％以下を構成する。好ましくは、キャリヤー層の厚さは、全包装積層体の約５〜約２０％、一層好ましくは約５〜約１５％を構成する。

包装積層体から製造された包装容器の外側壁を構成することになるキャリヤー層１１の外側に、熱密封性オレフィン重合体、好ましくは低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）又は線状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）の少なくとも一つの層１６を適用し、それには、所謂メタロセン触媒ＬＬＤＰＥ（ｍ−ＬＬＤＰＥ）、即ち、単一シート触媒(single seat catallyst)により触媒作用を与えたＬＬＤＰＥ重合体も含まれる。包装壁の外側層のための別の重合体の他の例は、中間高密度ポリエチレン（ＭＤＰＥ）又はポリプロピレン（ＰＰ）であろう。

包装積層体から製造された包装容器中の側壁を構成することになるキャリヤー層１２の外側に、熱密封性オレフィン重合体の少なくとも一つの層１７、好ましくはＬＤＰＥの層、一層好ましくはＬＬＤＰＥの層、最も好ましくはＬＤＰＥの第一従属層１７ａと第二のＬＬＤＰＥの外側従属層１７ｂを適用する。

外側層１６、１７は、コスト効率に関して最適熱密封性を得るため約１０〜約２５μｍの量で夫々適当する。

包装積層体中の異なった層の間の接着性を最適にするため、接着性重合体の結合層、結合層と当分野で知られている下塗り剤を利用するのが好ましい。そのような結合層及び下塗り剤は、異なった層中に特別に選択した重合体に適合し、ポリオレフィン及び変性ポリオレフィン、好ましくはポリエチレン系重合体、例えば、ＬＤＰＥ及び変性ＬＤＰＥから選択することができる。

ＳｉＯｘ１３；１４と中ポリエチレン層１５との間の結合層１８、１９として、ＵＳＰＳ５，７３１，０９２（これは参考のためにここに入れてある）に記載されているような不飽和アルコキシシラン化合物により接種変性した(inoculation modified)ポリエチレン系重合体を使用するのが好ましい。特に第１欄第３９行〜第３欄第２１行及び実施例１及び２参照。

結合層の別の例は、ＬＤＰＥの単独重合体又は共重合体、或はカルボキシル又はグリシジル型の官能基を含む単量体、例えばアクリル単量体又は無水マレイン酸単量体（ＭＡＨ）を接種したポリエチレンの接種共重合体、例えばエチレン（メタ）アクリル酸共重合体（Ｅ（Ｍ）ＡＡ）、エチレン、グリシジル（メタ）アクリレート共重合体（ＥＧ（Ｍ）Ａ）、又はＭＡＨ接種ポリエチレン（ＭＡＨ−ｇ−ＰＥ）である。

上で論じた重合体のいずれであっても、外側熱密封性ポリオレフィン層１６；１７と、重合体キャリヤー層１１；１２との間の可能な結合層２０；２１として用いることもできる。

本発明によるカラープリントを、包装積層体から製造された包装容器で外側壁を構成することになる包装積層体のその側に、熱密封性オレフィン重合体の層１６に関連して適用する。図１は、このカラープリントを適用することができる３つの異なった場所を示している。一番右側には、カラープリント２６ａが結合層２０の上に（又は直接キャリヤー層１１の上に）適用され、然る後、その上に外側層１６を配置した好ましい態様が示されている。その結果、層１６によりカラープリントが摩耗から保護される。中央には、カラープリント２６ｂが外側層１６の外側にある場合のそれほどは好ましくない態様が示されている。一番左側には、外側層１６が二つの従属層１６ａ及び１６ｂからなる場合の更に別の好ましい態様が示されており、カラープリント２６ｃが、これらの内側層１６ａの上に適用されており、然る後、従属外側１６ｂがカラープリントを保護するものとして適用されている。そのような手段により、目で見て光沢があるように見える或る実際的な効果も得られる。

図２ａ及び２ｂは、着色した液体食物製品が入った包装容器２５の好ましい例を示しており、その包装容器は、本発明による包装積層体１０から製造されている。包装容器は飲むためのストロー等により直接使用するための小さな飲み物包装体に特に適している。一つのそのような包装容器は、約３３０ｍｌ以下、好ましくは約１００〜約２５０ｍｌ、例えば約１２５ｍｌ、２００ｍｌ、又は約２５０ｍｌの体積を有するのが典型的である。それはどのような形態の袋であってもよいが、食品ホール中の棚又はテーブル等の上に置いた時、立体的に安定で取扱いが簡単なように、楔型２１であるのが好ましい。そのような「楔型」の形態を実現するためには、包装の底部２２を、その底を横断する熱密封部２４が、その包装の底に対し折り畳んで密封された三角形のコーナー折り返し部分２３の下に隠れるように形成する。

図２ａの包装容器２５ａの別の態様は、包装容器の前表示表面２７の上に直接適用されたカラープリントを有し、そのカラープリントは、例えば、葉２９を有するオレンジ２８の形の美術作品、背景３０、及びテキスト３１を含んでいる。その例では、オレンジ美術作品２８は本発明による透明カラープリントであり、赤色の色合いをもつのが適切である。内容物のオレンジジュースが黄色である場合、美術作品２８の見た印象は、この黄色のオレンジジュースと協働してオレンジ色になるように変化するであろう。オレンジの葉２９は、本発明による透明カラープリントから形成され、青色の色合いをもつのが適切である。上で述べたように、内容物が黄色である場合、美術作品２９の見た印象は、この黄色のオレンジジュースと協働して変化し、オレンジの葉は緑のように見えるであろう。

背景３０も本発明による透明カラープリントから形成され、例えば、黄色の色合いをもって形成され、その色合いは、包装容器の黄色の内容物と協働して増し／強められる。

他方、包装容器２５ａ上のテキスト３１は、好ましくは下にある白色層及び上の着色層を含む不透明性を与えるカラープリントから形成する。

飲むためのストロー用孔３７も包装容器２５ａに示されている。

図２ａの包装容器２５ａの別の態様も、包装容器の前表示表面２７上に直接適用されたカラープリント３２を有し、そのカラープリントは、本発明による透明カラープリントであり、この場合青色の色合いを有し、波及び泡を表す。包装容器２５ｂの内容物が青色である場合、そのカラープリントの見た印象はこれらの内容物と協働して増し／強められるであろう。

包装容器の後表示表面３３の上に、美術作品３４、この場合ヒトデが付けられており、不透明の性質を持っていてもよく、それは、着色食物製品、前表示表面２７及びその透明なカラープリント３２の両方を通して明瞭に見える。美術作品３４の背景３５も後表示表面３３の上に付けられており、本発明による透明カラープリントからなっていてもよく、或は不透明の性質をもつカラープリントでもよく、それは、着色食物製品、前表示表面２７及びその透明なカラープリント３２の両方を通して見え、それは「水族館状」効果を与える。恐らく後表示表面３３の上にはテキスト３６を与えることもでき、それは、着色食物製品、前表示表面２７及びその透明カラープリント３２の両方を通して明瞭に見える。

開口機構３８、この場合には引っ張りタブも包装容器２５ｂに示されている。

最後に、図面に特に関連して上に記述してきた本発明は、例を構成することにより単に記述し、示してきたこれらの態様に限定されるものではなく、当業者に容易に想到される修正及び変更が、本発明の概念から離れることなく可能であることを認めるべきであることは、添付の特許請求の範囲から明らかになる通りである。

図１は、本発明による好ましい積層包装材料の横断面図である。 図２は、本発明による包装積層体から製造された包装容器の一つの好ましい例を示す図である。

Claims (21)

1. 着色液体食物製品の入った、透明包装積層体（１０）から作られた可撓性包装容器（２５ａ、２５ｂ）であって、前表示表面（２７）及び（又は）後表示表面（３３）上に直接適用されたカラープリント（２８、２９、３０、３１、３２、３４、３５、３６）を示す包装容器に於いて、前記カラープリントの少なくとも選択された部分が、食物製品のために透明性を与えることができる透明カラープリント（２８、２９、３０、３２、３４、３５）であり、前記透明カラープリントの一つ以上の色の色合いが、その見た印象が食物製品の色と協働して増すか又は変化するように選択されることを特徴とする包装容器。
2. 透明カラープリント（２８、２９、３０、３２、３４、３５）が、３より大きく、好ましくは４より大きく、一層好ましくは５より大きいが、最大限１３、好ましくは最大限１２、最も好ましくは最大限１１である不透明性の値を有することを特徴とする、請求項１に記載の包装容器。
3. 透明カラープリント（２８、２９、３０、３２、３４、３５）が、写真プリントであることを特徴とする、請求項１又は２に記載の包装容器。
4. 透明カラープリントが、同じ表示表面上に付けられた美術作品又はテキストプリント（２８、２９、３１；３４、３６）に対する背景（３０；３５）を構成することを特徴とする、請求項１〜３のいずれか１項に記載の包装容器。
5. 透明カラープリントが、完全な美術作品（２８、２９、３４）又はその一部分を形成することを特徴とする、請求項１〜４のいずれか１項に記載の包装容器。
6. 透明カラープリント（３２）が、少なくとも前表示表面（２７）上に適用されており、背景、美術作品、又はテキストプリント（３４、３５、３６）が後表示表面（３３）上に付けられており、その結果、後表示表面上の背景、美術作品又はテキストプリントが、着色食物製品、前表示表面（２７）及びその透明カラープリント（３２）の両方を通して明瞭に見えることを特徴とする、請求項１〜５のいずれか１項に記載の包装容器。
7. 前表示表面（２７）及び（又は）後表示表面（３３）も、その上の選択された部分上に直接適用されたカラープリント（３１、３６）を示し、それが不透明性を与え、好ましくはテキスト及び（又は）美術作品を構成し、好ましくは下の白色層及び上の着色層を含む、請求項１〜６のいずれか１項に記載の包装容器。
8. 透明カラープリント（３０、３２）が、食物製品と同じ色をもつが、異なった色合いを持ち、それにより前記透明カラープリントの見た印象が食物製品の色と協働して増すことを特徴とする、請求項１〜７のいずれか１項に記載の包装容器。
9. 透明カラープリント（２８、２９）が、食物製品と異なった色をもち、それにより前記透明カラープリントの見た印象が食物製品の色と協働して、第三の色に変化することを特徴とする、請求項１〜７のいずれか１項に記載の包装容器。
10. 包装積層体が、少なくとも一つのガス障壁層（１３、１４）を含むことを特徴とする、請求項１〜９のいずれか１項に記載の包装容器。
11. 包装積層体（１０）が、熱密封性オレフィン重合体の外側層（１６；１６ａ、１６ｂ；１７）、第一重合体キャリヤー層（１１）の上に被覆されたＳｉＯxの第一ガス障壁層（１３）、及び第二重合体キャリヤー層（１２）の上に被覆されたＳｉＯxの第二ガス障壁層（１４）のみならず、二つのガス障壁被覆キャリヤー層の間に積層された、取り巻く層の夫々に対して一層大きな厚さを有する中間重合体層（１５）を含むことを特徴とする、請求項１０に記載の包装容器。
12. 好ましくは一人分の大きさの可撓性袋（２５ａ、２５ｂ）からなり、飲むためのストローのための孔（３７）又は開口機構（３８）を有することを特徴とする、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の包装容器。
13. 着色液体食物製品を包装するための可撓性透明包装積層体（１０）であって、その上に直接適用されたカラープリント（２８、２９、３０、３１、３２、３４、３５、３６）を示す包装積層体に於いて、前記カラープリント（２８、２９、３０、３２、３４、３５）の少なくとも選択された部分が、食物製品のために透明性を与えることができる透明カラープリントであることを特徴とする包装積層体。
14. 透明カラープリント（２８、２９、３０、３２、３４、３５）が、３より大きく、好ましくは４より大きく、一層好ましくは５より大きいが、最大限１３、好ましくは最大限１２、最も好ましくは最大限１１である不透明性の値を有することを特徴とする、請求項１３に記載の包装積層体。
15. 透明カラープリント（２８、２９、３０、３２、３４、３５）が、写真プリントであることを特徴とする、請求項１３又は１４に記載の包装積層体。
16. 透明カラープリントが、美術作品又はテキストプリント（２８、２９、３１；３４、３６）に対する背景（３０；３５）を構成することを特徴とする、請求項１３〜１５のいずれか１項に記載の包装積層体。
17. 透明カラープリントが、完全な美術作品（２８、２９、３４）又はその一部分を形成することを特徴とする、請求項１３〜１６のいずれか１項に記載の包装積層体。
18. 選択された部分上に直接適用されたカラープリント（３１、３６）を示し、それが不透明性を与え、好ましくはテキスト及び（又は）美術作品を構成し、好ましくは下の白色層及び上の着色層を含むことを特徴とする、請求項１３〜１７のいずれか１項に記載の包装積層体。
19. 包装積層体（１０）が、ガス障壁層（１３、１４）を含むことを特徴とする、請求項１３〜１８のいずれか１項に記載の包装積層体。
20. 包装積層体が、熱密封性オレフィン重合体の外側層（１６、１７）、第一重合体キャリヤー層（１１）の上に被覆されたＳｉＯxの第一ガス障壁層（１３）、及び第二重合体キャリヤー層（１２）の上に被覆されたＳｉＯxの第二ガス障壁層（１４）のみならず、二つのガス障壁被覆キャリヤー層の間に積層された、取り巻く層の夫々に対して一層大きな厚さを有する中間重合体層（１５）を含むことを特徴とする、請求項１９に記載の包装積層体。
21. 着色液体食物製品を包装（２５ａ、２５ｂ）するための可撓性透明包装積層体（１０）上に直接適用された透明カラープリント（２８、２９、３０、３２、３４、３５）であり、前記透明カラープリントが、食物製品のために透明性を与えることができ、前記透明カラープリントの一つ以上の色の色合いが、その見た印象が食物製品の色と協働して増すか又は変化するように選択されている、カラープリントの使用。

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