JP2008501153A - 光ファイバ配線ケーブルの調節可能なテザー組立体 - Google Patents
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Abstract
光ファイバ配線ケーブル用の調節可能なテザー組立体が、テザーケーブルと、テザーケーブルの端部に固定され、少なくとも1つのコネクタポートを備えた複合成形ハウジングとを有する。テザー組立体は、配線ケーブルの布設後にあらかじめ設計されたスパン長距離と実際のスパン長距離の差を軽減するために、コネクタポートの位置が配線ケーブルの長さに沿って調節可能であるように配線ケーブルに取り付けられている。あらかじめ設計された光ファイバ通信ネットワーク中のスパン長測定差を軽減する方法が提供され、この方法は、光ファイバ配線ケーブルの中間分岐点で調節可能なテザー組立体を光接続するステップと、少なくとも1つのコネクタポートを備えたテザーケーブルの自由端部のところに固定されたハウジングをネットワーク中の所望の場所に位置決めしてスパン長測定差を補償するステップとを有する。
Description
本発明は、概略的には、光ファイバ通信ネットワーク中の相互接続点又は「タップ」点に関する。詳細には、本発明は、テザーにより光ファイバ配線ケーブルの中間分岐点(中間「アクセス点」ともいう)に取り付けられた少なくとも1つのコネクタポートを有する調節可能なタップ点を備えた光ファイバ配線ケーブルであって、テザーがコネクタポートを光ファイバ通信ネットワーク内の所望の場所に位置決めできるよう或る長さの余長ケーブルを提供するようになった光ファイバ配線ケーブルに関する。
光ファイバは、音声、映像及びデータ伝送を含む種々の広帯域(ブロードバンド)通信にますます用いられている。広帯域通信に関する要望の高まりの結果として、光ファイバネットワークは典型的には、1本又は2本以上の光ファイバが配線ケーブルから成端加工され、分岐ケーブル又はドロップ(引込み)ケーブルと相互接続される多数の中間分岐点を有する。中間分岐点は、別のネットワーク配線又は成端点に通じる配線ケーブルから又は加入者と通称されるエンドユーザに直接通じる配線ケーブルからの本明細書では「タップ」点ともいう相互接続点を提供し、それにより、「全光化」通信ネットワークを加入者の近くまで延長する。この点に関し、「ファイバトューザカーブ(Fiber To The Curb )」(FTTC)、「ファイバトューザビジネス(Fiber To The Business )」(FTTB)、「ファイバトューザホーム(Fiber To The Home )」(FTTH)又は「ファイバトューザプレミシズ(Fiber To The Premise)」(FTTP)(これらは総称して、“FTTx”と呼ばれる)を提供する光ファイバネットワークが開発されている。中間分岐点の数が多いこと及び光ファイバ及び光接続についての要求が独特であることに基づき、FTTxネットワーク内において成端加工光ケーブルへのアクセスを可能にするタップ点が必要である。具体的には、所定の中間分岐点を備えた光ファイバ配線ケーブルを光ファイバ通信ネットワーク内に布設する際に見受けられるスピン長測定差を軽減するために、配線ケーブルの長さに沿って調節可能に位置決めでき又は配線ケーブルから遠ざけて位置決めできるタップ点が必要である。
光ファイバ通信ネットワークの一例では、中間分岐点を有するタップ点で1本又は2本以上のドロップケーブルと配線ケーブルが相互接続される。現場で光接続部を形成するには、相当高度なノウハウと経験が必要である。特に、ドロップケーブルの光ファイバに光接続されるべき配線ケーブルの特定の光ケーブルを識別することは困難な場合が多い。いったん識別されると、配線ケーブルの光ファイバは典型的には、従来型スプライス接続法、例えば融着接続法を用いて中間分岐点でドロップケーブルの光ファイバに直に接合される。他の場合においては、先ず最初に、配線ケーブルの光ファイバ及びドロップケーブルの光ファイバを他端に取り付けられた光コネクタを有する光ファイバの短い長さ部分に接続し、この短い長さ部分は一般に、当該技術分野においては「ピグテール」と呼ばれる。次に、ピグテールをコネクタアダプタスリーブの互いに反対側の側部に引き回してドロップケーブルを配線ケーブルに相互接続する。いずれの場合においても、中間分岐点を製作する方法は、時間がかかるだけでなく、相当なコストをかけ、しかも理想的とは言えない現場作業条件下で熟練度の高い現場技術者により行われなければならない。中間分岐点が従来型スプライスクロージャ内に収納されている状況では、スプライスクロージャ内で光接続部を再構成することは、幾つかの理由として挙げると、クロージャの配設場所が比較的アクセス困難なこと、クロージャ内で利用できる作業空間が限られていること、クロージャを配線ケーブルから容易には取り外せないことにより、特に困難である。さらに、スプライス付き光接続部をいったん形成すると、光接続部を再構成し又は追加の光接続部を追加することは、非常に労力がかかり、したがって、比較的コスト高である。
経験が浅くしかも熟練度の低い技術者が光接続部を作り、現場において中間分岐点で光接続部を再構成できるようにすることにより布設費を減少させるため、通信サービスプロバイダは、新たな光ファイバネットワークをますますあらかじめ設計(予備設計)すると共に「プラグ・アンド・プレイ(plug-and-play)」型のシステムと通称されている工場で準備される相互接続解決策がますます要望されている。経済的に配備し、現場で布設するための配線ケーブル組立体を製作するには現在いくつかの方法がある。一例では、所望のネットワーク配線点又は成端点(即ち、タップ点)相互間の距離を高い精度で測定し、中間分岐点が所望のタップ点のところに正確に位置決めされた状態で工場で準備された配線ケーブル組立体を製作する。しかしながら、この場合、中間分岐点相互間の配線ケーブルの距離は、正確でなければならず、配線ケーブルの布設を正確に行ってタップ点相互間において余剰のケーブル長が用いられないようにする必要がある。余剰長さの配線ケーブルを用いる場合、不正確に配設された中間分岐点が1つであっても、複合的な影響が各下流側の各中間分岐点に及ぶことになる。その結果、下流側の全ての中間分岐点は、定位置から外れ、配線ケーブルの長さは、ケーブルランの最後では足りなくなる。明らかなこととして、中間分岐点相互間の絶対長さを測定し、中間分岐点相互間の距離が正確な配線ケーブル組立体を製作することは、困難な事業である。さらに、製造方法に誤差があると、その結果として、配線ケーブル組立体全体が使用できず、したがってスクラップになる場合がある。別の例では、ケーブルの余剰長さ(即ち、余長)を各中間分岐点で配線ケーブルに意図的に導入してタップ点を現場の所望の場所に常に正確に位置決めできるようにする。かかる配線ケーブル組立体に関する明らかな欠点は、ケーブルの余剰長さと関連して費用がかかること及びこれと関連してケーブル余長を美観的に且つ実用的な仕方で収納する必要があるということである。
あらかじめ設計された場所にタップ点を有する配線ケーブル組立体を製造する上での問題に加えて、中間分岐点で配線ケーブルの光ファイバを分岐ケーブル又はドロップケーブルの光ファイバに光接続する従来型コンポーネントを用いた場合に生じる問題もある。例えば、適正な光ファイバ及びスプライスにアクセスするために露出されなければならない配線ケーブルの部分を保護するために剛性エンクロージャを用いるのが通例である。従来型エンクロージャを備えた配線ケーブルは、サイズが大型化すると共に不撓化する傾向があり、通常の布設上の制約、例えば、リールに巻き付けられる場合の制約、比較的小さな内径又は相当きつい曲がり部を有する導管に通して布設される上での制約又は従来型架空用係索機材、例えば溝車やローラに掛けて布設される上での制約に応えることができない。さらに、かかるエンクロージャは、構造的に複雑であり且つ布設が困難な場合が多い。
したがって、配線ケーブルの布設後にあらかじめ設計(予備設計)された(スパン長距離と実際のスパン長距離の差を軽減する調節可能なタップ点を有する工場で準備された光ファイバ配線ケーブルに関する特定の且つ実現されていない要望が存在する。さらに、少なくとも1本のあらかじめ成端加工された光ファイバへのアクセスを可能にする少なくとも1つの所定の中間分岐点及び配線ケーブルの長さに沿う所望の場所であらかじめ成端加工された光ファイバと分岐ケーブル又はドロップケーブルの光ファイバを相互接続する少なくとも1つのコネクタポートを含むテザー組立体を有する光ファイバ配線ケーブルが要望されている。どのような布設環境にも対応するため、タップ点は好ましくは、小さな直径を有し、しかも、リールに巻き付けられ、従来型架空係索機材を用いて比較的小さな内径を有し又は相当きつい曲がり部を有する導管を通って布設されるのに十分な可撓性を有する。さらに、配線ケーブルの光ファイバと分岐ケーブル又はドロップケーブルの光ファイバを相互接続するのに熟練度の高い現場技術者又は多大な現場労力を必要としない工場で準備された配線ケーブルに関する特定の且つ実現されていない要望が存在する。
上記目的及び他の目的を達成するため、本明細書において具体化されると共に概略的に説明される本発明の目的に従って、本発明は、少なくとも1つのコネクタポートを光ファイバ通信ネットワーク中の所望の場所に正確に位置決めできるケーブルの比較的短い長さ部分(本明細書では、「テザー」と呼ばれる)を含む調節可能なタップ点を有する光ファイバ配線ケーブルの種々の実施形態を提供する。別の実施形態では、本発明は、「テザー取付け点」として役立つ少なくとも1つ、好ましくは複数の所定の中間分岐点及びテザーにより中間分岐点にそれぞれ取り付けられる少なくとも1つのコネクタポートを有する光ファイバ配線ケーブル組立体を提供する。コネクタポートは、配線ケーブルの長さに沿って摺動可能であり、又は、コネクタポートを配線ケーブルから分離してこれから遠ざけて位置決めできる。その目的は、配線ケーブルの布設中に生じるスパン長測定差を軽減し、それにより光ファイバ通信ネットワーク内の所望の場所に配線点又は成端点を提供することにある。コネクタポート及びテザーは、工場で製造され、現場で先に布設された光ファイバ配線ケーブルにスプライス接続され又は違ったやり方で光接続される。変形例として、テザー及び少なくとも1つのコネクタポートを有する光ファイバ配線ケーブル組立体が、あらかじめ設計された光ファイバ通信ネットワーク用として工場で製造され(即ち、工場で準備され)、現場での布設のためにケーブルリールに巻き付けられる。テザーは、各中間分岐点のところに、配線点又は成端点を所望の場所に位置決めできるようにケーブルの比較的短い長さ分を提供し、それにより光ファイバネットワークの設計、配線ケーブル組立体の製造及び配線ケーブル組立体の布設における絶対精度を不要にする。
例示の実施形態では、本発明は、光ファイバ分岐ケーブル又はドロップケーブルの嵌合プラグを受け入れる少なくとも1つのレセプタクルを含む少なくとも1つのコネクタポートを有する工場で準備されるテザー組立体を提供する。テザー組立体は、コネクタポート及びコネクタポートを光ファイバ配線ケーブルに取り付け、分岐ケーブル又はドロップケーブルの少なくとも1本の光ファイバと配線ケーブルの少なくとも1本の予備成端加工光ファイバを相互接続するテザーケーブルの比較的短い長さ分を保護する可撓性で且つ堅牢化されたハウジングを更に有する。好ましい実施形態では、テザーの自由端部は、光ファイバ配線ケーブルの長さに沿って位置決めされた所定の中間場所に光接続され、コネクタポートは、かかる所定の中間分岐点でつながれる。
別の例示の実施形態では、本発明は、配線ケーブルの長さに沿って位置決めされた少なくとも1つの所定の中間分岐点と、少なくとも1つの中間分岐点からアクセスされる1本又は2本以上の予備成端加工光ファイバと、中間分岐点を包封する可撓性の射出成形本体と、中間分岐点で配線ケーブルに取り付けられた少なくとも1本のテザーケーブルと、テザーの端部のところに調節可能に位置決めされた少なくとも1つのコネクタポートとを有する工場で準備された光ファイバ配線ケーブル組立体を提供する。1つ又は2つ以上のコネクタポートのところに設けられたレセプタクルは、対応の光ファイバプラグを受け入れ、固定し、そして位置合わせするようになっている。コネクタポートは、各レセプタクルが配線ケーブルの少なくとも1本の予備成端加工光ファイバと相互接続されるテザーの少なくとも1本の光ファイバへのアクセスを可能にする限り、任意の仕方で配置された任意の個数のレセプタクルを有してよい。テザーの1本又は2本以上の光ファイバの上流側端部は、配線ケーブルの予備成端加工光ファイバに光接続される。テザーの1本又は2本以上の光ファイバの下流側端部は、配線ケーブルの予備成端加工光ファイバと1本又は2本以上の光ファイバ分岐ケーブル又はドロップケーブルのそれぞれ対応関係にある光ファイバを相互接続するのに利用できる。
テザーの1本又は2本以上の光ファイバの下流側端部は好ましくは、コネクタ接続加工され、テザーの光ファイバとドロップケーブルの光ファイバを位置合わせする位置合わせ手段を含むレセプタクル内に納められる。全ての実施形態において、コネクポートは、種々のコネクタタイプ、例えばSC、LC、DC、FC、ST、SC/DC、MT−RJ、MTP、MPO及び現在公知の又は後で開発される他の同様な単心光ファイバ又は多心光ファイバフェルール(これらには限定されない)を備えるのがよい。好ましくは、テザーの長さは、最長約100フィート(30.48m)、より好ましくは最長約25フィート(7.62m)、最も好ましくは約12〜約15フィート(3.66〜4.57m)である。
さらに別の例示の実施形態では、本発明は、少なくとも1つの中間分岐点を備えた光ファイバ配線ケーブル組立体を有するあらかじめ設計された光ファイバ通信ネットワーク中のケーブル長誤差を軽減する方法を提供する。この方法は、配線ケーブルの予備成端加工光ファイバを中間分岐点で配線ケーブルに取り付けられているテザーケーブルの1本又は2本以上の光ファイバに光接続するステップと、少なくとも1つのコネクタポートを所望の場所でテザーの下流側端部のところに位置決めしてネットワークの予備設計又は配線ケーブルの製造又は布設の際に生じるケーブル長誤差を補償するステップとを有する。
本発明の上記特徴、観点及び利点並びに他の特徴、観点及び利点は、添付の図面を参照して本発明の以下の詳細な説明を読むと一層よく理解される。
次に、本発明の例示の実施形態が示された添付の図面を参照して本発明を以下に詳細に説明する。しかしながら、本発明は、多くの種々の形態で具体化でき、本明細書に記載した実施形態に限定されるものと解されるべきではない。これら例示の実施形態は、本明細書の開示が徹底的であると共に完全であり、しかも本発明の範囲を完全に裏付け、当業者が本発明を構成し、利用し、そして実施できるように提供されている。種々の図面全体にわたり、同一の符号は、同一の要素を示している。
一使用方法では、本発明のテザー組立体は、配線ケーブルの布設後におけるあらかじめ設計されたスパン長距離と実際のスパン長距離との間の差に起因する光ファイバ配線ケーブルへの中間分岐点の不適切な配設に起因するスパン長測定上の問題を軽減する。別の使用方法では、テザー組立体は、配線ケーブルの中間分岐点から離れた所望の場所、例えば電信柱、ハンドホール、ペデスタル(接続点保護箱)、ネットワーク接続端子等のところにドロップケーブル相互接続点をもたらすために使用できる。本明細書において説明する全ての実施形態において、テザー組立体は、配線ケーブルの長さに沿って位置する中間分岐点に接続され、かかるテザー組立体は、配線ケーブルの配設を修正し又は配線ケーブルの到達範囲を拡張するために用いられるカスタマイズ可能なテザー長さをもたらし、一般に「ドロップケーブル」と呼ばれている別の光ファイバケーブルを別の光ファイバネットワークに接続する正しい又は都合のよい場所を光ファイバネットワーク内に提供する。
本明細書において説明する実施形態では、配線ケーブルの中間分岐点からアクセスされた成端加工光ファイバは、好ましくは約100フィート(30.48m)以下、より好ましくは約25フィート(7.62m)以下、最も好ましくは約12〜約15フィート(3.66〜4.57m)の所定の長さを有するテザーケーブルの光ファイバにスプライス接続され又は違ったやり方で光接続される。配線ケーブルの残りの光ファイバを成端加工され「テザー付き」の光ファイバから別々に引き回されて、これら残りの光ファイバが遮られない状態で配線ケーブルを通って延びて他の下流側の中間分岐点で終端するのに利用できるようになっている。好ましい実施形態では、配線ケーブルは、ケーブル長さに沿って所定の間隔を置いた場所に複数の中間分岐点を有し、この結果、テザー組立体を配線ケーブルに取り付けるための「テザー取付け点」として役立つ多数のアクセス点をもたらす。光ファイバ配線ケーブルを輸送及び比較的小さな内径を有し又は相当きつい曲がり部を有する導管を通る又は従来型架空係索機材、例えば溝車又はローラに掛ける布設のためにリールに巻き付けられるのがよい。
テザー及び中間分岐点は、光通信ネットワーク中で種々の形態で相互接続可能にこれらのそれぞれの光ファイバを提供することができ、かかる種々の形態としては、いつでもスプライス接続可能な状態の光ファイバ、あらかじめコネクタ接続加工(以下、「予備コネクタ接続加工」という場合がある)された光ファイバ及び位置合わせ手段を有するレセプタクル内に位置決めされた予備コネクタ接続加工光ファイバが挙げられるが、これらには限定されない。1本又は2本以上のコネクタ接続加工ドロップケーブルは、配線ケーブルの最初の布設後、任意の時点でテザーの端部のところに位置決めされたコネクタポート内に設けられているレセプタクルまで引き回される。全ての実施形態において、コネクタポートは、種々のコネクタタイプ、例えばSC、LC、DC、FC、ST、SC/DC、MT−RJ、MTP、MPO及び現在公知の又は後で開発される他の同様な単心光ファイバ又は多心光ファイバフェルール(これらには限定されない)を備えるのがよい。
図示すると共に本明細書において説明する全ての実施形態において、種々のタイプの配線ケーブル、例えば、モノチューブ型、ルースチューブ型、センターチューブ型、リボン型等の配線ケーブルの使用が可能である。本発明と関連して用いるのに適したタイプの配線ケーブルの一例は、ノースカロライナ州ヒッコリーのコーニング・ケーブル・システムズ・エルエルシー(Corning Cable Systems LLC)から入手できるALTOS(登録商標)誘電体ケーブルである。ALTOS(登録商標)誘電体ケーブルは、地中(導管)布設と架空(係索)布設の両方が可能なように設計された軽量の光ファイバケーブルである。別の例では、配線ケーブルは、ニューカロライナ州ヒッコリーのコーニング・ケーブル・システムズ・エルエルシーから入手できるスタンダード・シングル−チューブ・リボン(Standard Single-Tube Ribbon:SST-Ribbon(登録商標))である。SST-Ribbon(登録商標)ケーブルは、ゲル入りチューブ内に識別容易な12心光ファイバリボンを収納している。それとは無関係に、配線ケーブルは好ましくは、広い温度範囲にわたって安定した性能を発揮すると共に電気通信用光ファイバと適合性があるように設計される。本明細書で用いる「光ファイバ」という用語は、あらゆるタイプのシングルモード及びマルチモード光導波路を含むものであり、かかる光導波路としては、1本又は2本以上の裸光ファイバ心線、被覆光ファイバ、ルースチューブ光ファイバ、タイトバッファ構造型光ファイバ、リボン(テープ)型光ファイバ又は現在公知であり又は後で開発される光信号を送信するための任意他の手段が挙げられる。好ましい実施形態では、配線ケーブルは、可撓性があり、引き回すのに容易であり、しかも、優先的な曲がり部を備えていない。図示すると共に本明細書で説明する全ての実施形態では、種々のタイプのテザー、例えば、モノチューブ型、ルースチューブ型、センターチューブ型及びリボン型の使用も又可能であり、テザーをケーブル組立体内の別の管状本体内に納めてもよい。
図1を参照すると、中間分岐点において配線ケーブル24と相互接続可能な所定長さのテザーケーブル22を有する調節可能なテザー組立体20が示されている。この実施形態では、テザーケーブル22は、「光接続端子」とも呼ばれている少なくとも1つ、好ましくは複数個のコネクタポート28内で終端している。コネクタポート28は、配線ケーブル24のあらかじめ成端加工(以下、「予備成端加工」という場合がある)された光ファイバに光接続されたテザー22の1本又は2本以上の予備成端加工され、好ましくは予備コネクタ接続加工された光ファイバへのアクセスを可能にする。コネクタポート28を用いると、1本又は2本以上のコネクタ接続加工光ファイバドロップケーブル(図示せず)の光ファイバと光ファイバ配線ケーブル24の成端加工光ファイバを光ファイバ通信ネットワーク中の所望の場所で容易に相互接続することができる。種々の実施形態では、下流側の場所、例えば加入者構内又はペデスタルから延びる複数本のドロップケーブルをコネクタポート28に光接続でき、現場技術者は、都合のよい場所で、他の接続状態にあるドロップケーブルを邪魔しないでかかるドロップケーブルを容易に接続し、切り離し又は再構成することができる。
テザー組立体20は、好ましくは「複合成形(“overmolding”又は“overmoded”)」と呼ばれる射出成形法により作られたハウジング26を有する。図1に示す実施形態では、ハウジング26は、配線ケーブル24に固定されていない状態でこれを包囲しており、したがってハウジング26を配線ケーブルの長さに沿って滑らせることができるが、配線ケーブルから取り外すことができないようになっている。以下に詳細に説明するように、本発明の変形実施形態は、配線ケーブル24の長さに沿って滑ることができると共に配線ケーブル24から取り外されて所望の場所に位置決めできるテザー組立体20を提供する。全ての実施形態において、複合成形ハウジング26は、所望の数のレセプタクル28に基づいて所望の形状を定める複合成形ツール(図示せず)を用いて作られる。
複合成形法では、配線ケーブル30のシース32を当該技術分野において知られている方法で、例えば、シース32の表面をクリーニングすると共に粗くし、火炎前処理又は化学的に前処理することにより前処理して複合成形材料との摩擦又は付着性を促進する。コネクタポート28(これらのそれぞれの光コネクタ及び光ファイバを含む)、配線ケーブル24及びテザーケーブルの前処理端部は全て、複合成形ツールの一部分内に配置される。変形実施形態では、保護層、例えば錫又はアルミニウムで作られた箔(これには限定されない)を用いると、テザー組立体20の下に位置するコンポーネントをハウジング26の複合成形前に保護することができる。他の材料を用いて複合成形に先立ってコンポーネントを保護することができるが、その条件として、かかる材料が下に位置するコンポーネント及びこれらの構造に合わせて形作られ又は形成できるということが挙げられる。箔又は他の材料の層が、配線ケーブルの周りに配置される。その目的は、複合成形ハウジング26と配線ケーブル24との間の摩擦を減少させてこれらの付着を阻止し、その結果、テザー組立体20を布設後、配線ケーブル24の長さに沿って滑らせてコネクタポート28を通信ネットワーク内の所望の場所に位置決めできるようにすることにある。
コンポーネントを複合成形ツール内にいったん正しく位置決めすると、ツールの第2の部分を複合成形材料を受け入れるキャビティを形成するよう第1の部分と共に位置決めする。複合成形材料の適当な例としては、ポリウレタン、シリコーン及び同様な丈夫で軟質の材料が挙げられるが、これらには限定されない。複合成形材料を複合成形ツールにより画定されたキャビティ内に射出する。複合成形ハウジング26は、保護シェルとなり、密封健全性を維持し、又、最高少なくとも約300ポンド(136kg)までの圧潰力に耐えることができる。ハウジング26は、所望の個数のコネクタポート28に対応するのに十分な長さ及び幅を備え、又、このハウジングは、組立体を比較的小径の導管又は各係索機材に通して布設できるほど十分な可撓性を備える。可撓性の程度は、選択された材料、下に位置するコンポーネントの幾何学的形状で決まる。例えば、複合成形ハウジング26は、下に位置する配線ケーブル24の優先的な曲がり部と同一方向に優先的な曲がり部を有するのがよい。ハウジング26に影響を及ぼして或る特定の方向に曲がるようにするために、ボイド32を優先的な曲がり部の方向でハウジング26に成形するのがよい。ボイド32は、曲げ中に圧縮されなければならないハウジング材料の量を減少させ、その方向における曲げが容易になる。変形実施形態では、配線ケーブル24及びテザー22が共通軸線に沿って曲がるようにするために複合成形に先立って抗張力部材をテザー組立体20に追加するのがよい。図示の実施形態において、複合成形ハウジング26の形状は又、組立体を好ましい軸線に沿って曲げるようにする。全ての実施形態において、複合成形ハウジング26は、任意所望の形状を有してよいが、好ましい形状は、低プロフィールであると共に導管又は架空係索機材を介して組立体を布設している間におけるスナッギング(かぎ裂き)を回避するよう丸くされ又はテーパ付きの端部を有する。コネクタポート28を包囲するハウジング26の形状も又、スナッギングを回避するために丸くされている。
図1に示す実施形態は、テザーケーブル22の光ファイバを1本又は2本以上のドロップケーブル(図示せず)に相互接続する4つのコネクタポート28(本明細書においては「光接続ノード」ともいう)を有する。テザーケーブル22の光ファイバは、中間分岐点において配線ケーブル24の予備成端加工光ファイバに相互接続される。このため本発明のテザー組立体20は、配線ケーブルの予備成端加工光ファイバと1本又は2本以上のドロップケーブルの光ファイバを相互接続することができる。一実施形態では、各コネクタポート28は、テザーケーブル22のコネクタ接続加工された光ケーブルを導出し、光ファイバドロップケーブルの予備コネクタ接続加工されたプラグを受け入れる堅牢化されて歪除去作用のあるレセプタクル、アダプタ又は位置合わせスリーブを有する。換言すると、各コネクタポート28は、コネクタポートの内部でテザーケーブル22の1本又は2本以上の予備成端加工光ファイバを受け入れ、コネクタポートの外部で予備コネクタ接続加工光ファイバドロップケーブルを受け入れることができる光ファイバレセプタクルである。本明細書で用いる「コネクタポート」という用語は、広義には、テザーケーブル22の光ファイバ(いつでもスプライス接続可能な状態の又はコネクタ接続加工された光ファイバ)をドロップケーブルの光ファイバに光接続させる開口部を含むものである。種々の実施形態では、コネクタポート28は、突き合わせ又は結合関係をなすコネクタを対向したフィジカルコンタクト状態に位置合わせしてそのように維持するための工場で取り付けられたコネクタ位置合わせスリーブ(図示せず)を有するのがよい。好ましくは、コネクタポート28は、テザーケーブル22の光ファイバとドロップケーブルの光ファイバとの間の光接続部のところに環境シールを更に備えている。コネクタポート28は又、ドロップケーブルに加わる引張荷重をハウジング26に伝えるのにも役立ち得る。4つのコネクタポート28が全体として直線状に配置された状態で示されているが、テザー組立体20は、1つ又は2つ以上のコネクタポート28を保持するのに適した任意の寸法又は形状のものであってよいことが想定される。各コネクタポート28は、輸送及び布設中、また、コネクタポート28が必要になるまで、保護ダストキャップ29で覆われる。保護ダストキャップ29は、水及び他の汚染要因物がコネクタポート28に入り込んでこの中に納められている光ファイバを損傷するのを阻止する。
図2を参照すると、比較的短い長さのテザーケーブル22を有する調節可能なテザー組立体20が、工場で準備された代表的な中間分岐点34で配線ケーブル24に接続された状態で示されている。図示の実施形態では、「テザー取付け点」とも呼ばれる中間分岐点34は、工場で複合成形される。テザー組立体20が配線ケーブル24から取り外し可能であり、このテザー組立体をケーブル布設後中間分岐点34のところに追加できる実施形態では、中間分岐を現場で行ってかかる中間分岐点を現場で保護エンクロージャで被覆し又は包封するのがよい。中間分岐点34は、テザーケーブル22の1本又は2本以上の光ファイバ36を光ファイバ配線ケーブル24の1本又は2本以上の光ファイバ38に光接続する手段となる。図3に最もよく示されているように、テザー22は、光ファイバケーブル又は1本又は2本以上の光ファイバを収納した管状本体を含む。当該技術分野において周知であると共に良く理解されているように、テザーケーブル22の1本又は2本以上の光ファイバ36と配線ケーブル24の1本又は2本以上の光ファイバ38を任意の従来方法で、例えば融着接続又はメカニカルスプライスにより1本ずつ又は一括して互いにスプライス接続できる。スプライス箇所は、参照符号40で概略的に示されており、かかるスプライス箇所をテザーケーブル22の内部又は外部のいずれにも配置できる。変形実施形態では、1つ又は2つ以上の単心光ファイバ又は多心光ファイバ光コネクタを光ファイバの端部(即ち、「ピグテール」)に取り付けた状態で配線ケーブル24の光ファイバ38をテザーケーブル22の光ファイバ36に光接続してもよい。
中間分岐点34は、単一の光ファイバ又は光ファイバ38のサブセットが予備成端加工されて配線ケーブルの残りの元のままの光ファイバとは別個に引き回される箇所である。現場か工場かのいずれかで中間分岐点34を準備するためには、配線ケーブル24のシース42の一部を除去してケーブルシース42中の複数本の光ファイバ38を露出させる。図示のように、光ファイバ38は、公知の仕方で螺旋に巻かれた個々のバッファチューブ44内に設けられている。配線ケーブル24及びバッファチューブ44の露出長さは、必要な光ファイバ38の長さ及び光ファイバ38にアクセスしてこれらを成端加工する方法に応じて様々であってよい。しかしながら、好ましい実施形態では、この長さは、約3インチ〜約36インチ(7.62cm〜91.44cm)である。配線ケーブル24から光ファイバ38にアクセスする一例では、リングカットをバッファチューブ44の露出部分の上流側でシース42に設けるのがよい。ケーブルシース42にリングカットを設けることにより、一部46が、バッファチューブ44の露出部分に沿って摺動可能になり、かかる部分46は、1本又は2本以上の光ファイバ38をいったん切り離し、端部をこれらそれぞれのバッファチューブ44から取り出す(当該技術分野においては「釣り上げる(fish)」と呼ばれる)と、露出状態のバッファチューブ44の一部を覆うよう定位置に位置したままであるのがよい。バッファチューブ44の露出長さは、後で行うスプライス接続のために光ファイバを約5〜約30インチ(12.7〜76.2cm)分、バッファチューブ44から引き出すのがよく、それにより2回以上のスプライスを得ようとするのに十分なファイバ余長が得られる。
中間分岐点34が所与の場合、適当なバッファチューブ44にノースカロライナ州ヒッコリーのコーニング・ケーブル・システムズ・エルエルシー(Corning Cable Systems LLC)から入手できる標準のノースラック・オプティカル・ファイバ・アクセス・ツール(No-Slack Optical Fiber Access Tool:NOFAT)を用いて多くの場所でアクセスできる。NOFATツールは、制限された量のケーブル余長を得ることができ、バッファチューブ44が中心部材(図示せず)に螺旋に巻き付けられたままの状態である場所に用いるのに適している。NOFATツールは、バッファチューブ44又はこの中に納められている光ファイバを完全には断ち切らないでメスでメスでバッファチューブ44を開くことができるようにする案内となる。NOFATツールは、コーニング・ケーブル・システムズ社のALTOS(登録商標)ケーブルに利用されるバッファチューブ44の標準サイズに適合している。
図示していないが、2つのバッファチューブアクセス点が、適当なバッファチューブ44に切断形成される。下流側アクセス点で始まって、所定本数の光ファイバ38にアクセスしてこれらを切断する。12本の光ファイバを有するバッファチューブ44では、例えば4本又は8本の光ファイバを予備成端加工するのがよい。変形例として、光ファイバを2本以上のバッファチューブ44から同様な仕方で成端加工してもよい。バッファチューブ44内に入っている残りの光ファイバは、元のままであって、配線ケーブル24を通って続く。次に、切断した光ファイバ38を同じバッファチューブ44に切断形成された上流側アクセス点から釣り出し(引き出し)、それにより全長で約5〜約30インチの光ファイバの長さを露出させる。光ファイバ38を公知の仕方でバッファチューブ44からスムーズに移行させる。次に、上述したように、配線ケーブル24の光ファイバ38をテザーケーブル22の光ファイバ36にスプライス接続する。テザーケーブル22の上流側端部を複合成形本体48内の中間分岐点34と複合成形することにより、テザー22を中間分岐点34のところに固定的に取り付けるのがよい。変形例として、中間分岐点34が複合成形されない実施形態では、テザーケーブル22を従来型締結具又は従来型クロージャ内に設けられたこれに類似した特徴部を用いて中間分岐点34のところに固定してもよい。
再び図2を参照すると、テザーケーブル22は、所定の長さを有し、テザー組立体20(及び特に、コネクタポート28)を配線ケーブル24の長さに沿う中間分岐点34の配設場所とは無関係に、任意所望の場所に位置決めできるようにする。テザーケーブル22のかかる長さにより、配線ケーブル組立体を中間分岐点34の配置場所における絶対精度を必要としないであらかじめ加工して製造できる。テザーケーブル22は代表的には、図示のようにケーブルタイ又はひも50により、又は、ストラップ留め、係索、クランプ又は他のこれらと同様な締結具によって、テザーケーブル22及び配線ケーブル24の長さに沿う所定の間隔で配線ケーブル24に固定的に係索される。ケーブルタイ50は、配線ケーブル24の長さに沿うテザー組立体20の運動を阻止する。配線ケーブル24とテザーケーブル22を工場で互いに係索し、あらかじめ加工された配線ケーブル組立体としてリールに巻き付けるのがよい。テザーケーブル22及び配線ケーブル24を含むテザー組立体20は、かかる組立体をケーブルリールに巻き付け、輸送し、そして導管又は従来型架空係索機材により布設できるほど十分可撓性がある。ケーブルタイ50は、配線ケーブル24の布設中定位置のままであり、布設後、かかるケーブルタイを中間分岐点34が光ファイバ通信ネットワーク内の配線点又は成端点として利用されるときに取り外すのがよい。テザー組立体20を布設後配線ケーブル24に相互接続する布設法では、テザーケーブル22を上述したように中間分岐点34で相互接続する。次に、コネクタポート28をネットワーク内の所望の場所に位置決めする。管理される必要のあるテザーケーブル22の余長の量に応じて、余長をコイル状にし、配線ケーブル24に係索するのがよい。また、余長は又、布設環境に応じて電信柱に固定し又はペデスタル内に収納することができる。テザーケーブル22が中間分岐点34に取り付けられ、余長ケーブルがコイル状にされる場合、コネクタポート28を配線ケーブル24に対して回転させてコイル状にする間にねじりを除去するのがよい。
次に図4を参照すると、配線ケーブル(図示せず)に取り付け可能なテザーケーブル22を有する別のテザー組立体20の斜視図が示されている。この実施形態では、複合成形ハウジング26内に固定されたコネクタポート28は、配線ケーブル24の予備成端加工光ファイバに光接続された1本又は2本以上の予備コネクタ接続加工光ファイバへのアクセスを可能にする。図1及び図2に示すテザー組立体20の実施形態は、コネクタポート28を配線ケーブル24の長さに沿って摺動可能に位置決めできるよう配線ケーブル24の周りに複合成形されたハウジング26を有するが、図4に示すハウジング26は、配線ケーブル24を受け入れるC字形開口部52を備える。この結果、図4に示すテザー組立体20を配線ケーブル24から取り外してこれから遠ざけて位置決めすることができる。左記の実施形態の場合と同様、テザー組立体20を用いると、1本又は2本以上のコネクタ接続加工光ファイバドロップケーブルの光ファイバと光ファイバ配線ケーブル24の予備成端加工光ファイバを光ファイバ通信ネットワーク中の所望の場所で容易に相互接続することができる。テザー組立体20のコネクタポート28を配線ケーブル24の長さに沿って位置決めでき又は電信柱、ペデスタル、局内又はネットワーク内の他の都合のよい場所に位置決めすることができる。テザーケーブル22及び着脱自在なコネクタポート28により、現場技術者は、タップ点を位置決めし、下流側の場所まで延びるドロップケーブルを容易に接続し、切り離し、又は再構成できる。いったん位置決めすると、テザーケーブル22を好ましくは、テザーケーブル22の長さに沿って所々でケーブルタイ50を用いて配線ケーブル24に係索する。変形例として。テザー組立体20を配線ケーブル24に取り付けた状態で輸送し、中間分岐点34の配置場所の誤差を補償するために、配線ケーブル24の布設後に配線ケーブル24から別々に光ファイバ通信ネットワーク内の所望の場所まで引き回してもよい。
図5を参照すると、図4のテザー組立体の下流側端部が、複合成形ハウジング26内に固定され、保護ダストキャップ29で覆われた代表的なコネクタポート28を示すために、複合成形ハウジング26の一部を取り外した状態で側面図で示されている。この特定の実施形態では、保護ダストキャップ29は、キャップ29を取り外すための掴み面54を備える。ダストキャップ29は、水及び他の汚染要因物がコネクタポート28に侵入してこの中に納められている光ファイバを損傷するのを阻止する。コネクタポート28は、テザー組立体20及び配線ケーブル24の全体的直径を減少させるためにハウジング26内において配線ケーブル24に対して角度をなして差し向けられている。テザーケーブル22(保護外側シース又はジャケット内に位置した状態で示されている)の光ファイバ36は、これらのそれぞれ対応関係にあるコネクタポート28まで引き回されて相互接続のために導出されている。テザーケーブル22の光ファイバ36は好ましくは、コネクタ接続加工され、コネクタポート28内に設けられているレセプタクル、アダプタ又は位置合わせスリーブ(図示せず)内に受け入れられている。図示のように、コネクタポート28は、複合成形材料により固定でき又は複合成形ハウジング26に設けられた開口部内にねじ込み可能なレセプタクル56を有する。レセプタクル56をハウジング26内に導入することにより、レセプタクル56を、クリーニングのためにレセプタクル56の裏側及び光ファイバ36にアクセスするためにハウジング26から取り外すことができる。光ファイバ36の余長をハウジング26と複合成形された保護外側シース又はジャケット内でハウジング26内に収納して余長を複合成形材料から引き出すことができるようにするのがよい。
図6及び図7を参照すると、本発明のテザー組立体20の追加の実施形態が示されている。図6に示すように、ハウジング26は、配線ケーブル24の周りに複合成形されザー組立体20、特にコネクタポート28が配線ケーブル24の長さに沿って摺動可能であるようになっている。図6に示すように、ハウジング26は、配線ケーブル24を受け入れるC字形チャネル52を備え、したがって、テザー組立体20、特にコネクタポート28を配線ケーブル24の長さに沿って摺動可能に位置決めでき又は配線ケーブル24から全体的に取り外し、通信ネットワーク内の所望の場所に位置決めすることができるようになっている。図6と図7の両方に示す実施形態は、テザー組立体20及び配線ケーブル24の全体的直径を減少させる低プロフィールダストキャップ58を有する。これは、光ファイバ通信ネットワーク内における配線ケーブル24の布設に先立って、1つ又は2つ以上の工場で準備されたテザー組立体20を配線ケーブル24に接続する布設法では重要な特徴である。低プロフィールダストキャップ58は、導管を通り、プーリに掛けられ、そして従来型架空係索機材、例えば溝車又はローラに掛けて行われる布設中のスナッギングの恐れを減少させる。低プロフィールダストキャップ58は、ダストキャップ58をゆるめたり締めたりするツール、例えばねじ回し、ブレード又はコインを受け入れるスロット60を更に有する。ダストキャップ58をこれらとそれぞれ対応関係にあるコネクタポート28にねじ込み、スナップ嵌めしてもよく、或いは、ゆるい圧力嵌め方式を備えてもよい。
図8及び図9を参照すると、配線ケーブル24の周りに半径方向に配置された複数個のコネクタポート28を有すると共に比較的短い長さのテザーケーブル22を有する調節可能なテザー組立体20の斜視図が示されている。図8は、開放位置で示された複合成形ハウジング26及び着脱自在なカバー62を示し、図9は、カバーを閉鎖位置で且つハウジング26に固定した状態で示している。図示のように、テザー組立体20は、ハウジング26の一端部に隣接して位置決めされ、テザーケーブル22の多数本の光ファイバ36へのアクセスを可能にするよう軸方向に差し向けられた4つのコネクタポート28を有している。しかしながら、複合成形ハウジング26は、任意の形状のものであってよく、かかる複合成形ハウジングは、任意の個数の光接続ノードを備えてもよく、かかる光接続ノードは、例えば、全部で8つのノードに関し、ハウジング26の各側に4つの光接続ノードの半径方向配列体から成る。好ましい実施形態では、テザーケーブル22の光ファイバ36をコネクタ接続加工し、上述したようにコネクタポート28内に設けられているレセプタクル、アダプタ又は位置合わせスリーブにより固定する。使用されていない又は塞がれていない状態のコネクタポート28を保護ダストキャップ58で覆うのがよく、かかる保護ダストキャップは、ダストキャップとして機能すると共にテザー組立体20及び配線ケーブル24に低プロフィールの外径を与えるよう機能する。
テザー組立体20は、主ハウジング部分26及び着脱自在なカバー62を有する。図示の実施形態では、カバー62は、カバー62に設けられた開口部66中に受け入れられ、ハウジング26のねじ山付き開口部68内に固定されたねじ64又は同様な締結具を用いてハウジング26に固定されている。弾性ワッシャ70をねじ64に装着して適当な防湿シールを開口部66のところに維持するのがよい。シールを公知の仕方で締まり嵌めにより或いはゲル又はグリースによりカバー62とハウジング26との間のインターフェイスのところに設けてもよい。変形実施形態では、エラストマーガスケット(図示せず)をカバー62とハウジング26との間に設けてもよい。ガスケットは、ねじ64を締め付けたときに圧縮され、それにより適当な防湿シールを構成する。ハウジング26を配線ケーブル24の周りに複合成形してもよく、或いは、図示のように配線ケーブル24を受け入れるC字形チャネル52を構成するよう成形してもよい。
図示すると共に本明細書において説明した本発明の調節可能なテザー組立体20の例示の実施形態は、スパン長測定差を軽減し、相互接続点をもたらす従来公知の解決策と比較して多くの顕著な利点を奏する。テザー組立体20により、中間分岐点が配線ケーブル24の布設後に不正確に位置決めされる通信ネットワーク内において中間分岐点のための相互接続点を正確に位置決めできる。所定の長さを持つテザーケーブル22を有するテザー組立体20を提供することにより、テザーケーブル22は、光通信ネットワークを配線ケーブル24から側方に、例えば、道路を横切って拡張させる可能性を更にもたらす。上述の利点に加えて、本発明に従って構成されたテザー組立体20により、現場技術者は、都合のよい配線点又は成端点のところの光接続部を対応の中間分岐点の位置とは無関係に容易に接続し、切り離し、再構成できる能力を得ることができる。上述の実施形態の幾つかにおいて、コネクタ接続加工された光ファイバドロップケーブルをテザーケーブル22の自由端部でハウジング26内に固定された「急速接続」レセプタクル又はアダプタに容易に接続することができる。
上記は、例示として与えられているに過ぎない本発明の種々の実施形態についての説明である。少なくとも1つのコネクタポート及び比較的短い長さのテザーケーブルを備えたテザー組立体を有する配線ケーブル組立体を好ましい実施形態及びその実例を参照して説明したが、他の実施形態及び実例であっても、実質的に同一の機能を発揮すると共に(或いは)実質的に同一の結果を達成することができる。かかる均等例としての実施形態及び実施例は全て本発明の思想及び範囲に含まれ、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に含まれるものである。
Claims (17)
- 光ファイバケーブル用のテザー組立体であって、
前記光ファイバケーブルに取り付け可能な第1の端部と、前記光ファイバケーブルの少なくとも1本の成端加工された光ファイバに光接続された少なくとも1本の光ファイバとを有するテザーケーブルと、
前記テザーケーブルの第2の端部に固定され、前記光ファイバケーブルに取り付けられ、少なくとも1つのコネクタポートを備える保護ハウジングと、
コネクタ接続加工された光ファイバドロップケーブルを作動的に受け入れ前記コネクタ接続加工光ファイバドロップケーブルの少なくとも1本の光ファイバを前記テザーケーブルの前記少なくとも1本の光ファイバに光接続できるように前記少なくとも1つのコネクタポート内に設けられたレセプタクルとを有し、
前記少なくとも1つのコネクタポートの配設場所は、前記光ファイバケーブルの長さに沿って調節可能である、
ことを特徴とするテザー組立体。 - 前記ハウジングは、前記少なくとも1つのコネクタポートを光ファイバ通信ネットワーク中の所望の場所に位置決めする目的で前記光ファイバケーブルに着脱自在に取り付けられている、
請求項1に記載のテザー組立体。 - 前記ハウジングは、前記ハウジングが前記光ファイバケーブルの長さに沿って摺動できるよう光ファイバケーブルの周りに複合成形されている、
請求項1に記載のテザー組立体。 - 前記ハウジングは、前記ハウジングが前記光ファイバケーブルの長さに沿って摺動できると共に前記光ファイバケーブルに着脱自在に取り付けられるよう前記光ファイバドロップケーブルを受け入れるC字形チャネルを有する、
請求項1に記載のテザー組立体。 - 前記テザーケーブルの前記第1の端部は、前記テザー組立体を現場で前記光ファイバケーブルに取り付けることができるよういつでもスプライス接続可能な状態にある、
請求項1に記載のテザー組立体。 - 前記テザーケーブルの前記第1の端部は、前記テザー組立体を現場で光ファイバケーブルに取り付けることができるようコネクタ接続加工されている、
請求項1に記載のテザー組立体。 - 前記テザーケーブルの長さは、約3フィート(0.91m)以上約100フィート(30.48m)以下である、
請求項1に記載のテザー組立体。 - 前記光ファイバケーブルは、1つ又は2つ以上の中間分岐点を有する光ファイバ配線ケーブルであり、前記1つ又は2つ以上の中間分岐点は、前記配線ケーブルの長さに沿って所定の間隔を置いた位置に設けられ、前記テザーケーブルは、前記中間分岐点の1つで前記光ファイバ配線ケーブルに取り付けられている、
請求項1に記載のテザー組立体。 - 前記レセプタクルは、前記テザーケーブルの前記少なくとも1本の光ファイバ及び前記コネクタ接続加工ドロップケーブルの少なくとも1本の光ファイバを受け入れ、これら光ファイバを軸合わせできる位置合わせスリーブを有する、
請求項1に記載のテザー組立体。 - 前記ハウジングは、前記光ファイバケーブルの周りに複合成形され、前記ハウジングは、複数個のコネクタポートを備えている、
請求項1に記載のテザー組立体。 - 光ファイバ配線ケーブル組立体であって、
配線ケーブルであって、複数本の光ファイバを収納したチューブと前記配線ケーブルの長さに沿って位置決めされた少なくとも1つの中間分岐点とを有する配線ケーブルと、
前記少なくとも1つの中間分岐点でアクセスされ前記配線ケーブルから成端加工された少なくとも1本の光ファイバと、
前記少なくとも1つの中間分岐点で前記配線ケーブルに取り付け可能な第1の端部とと、アクセスされて前記配線ケーブルから成端加工された前記少なくとも1本の光ファイバに光接続される少なくとも1本の光ファイバとを有するテザーケーブルと、
前記テザーケーブルの第2の端部に固定され、前記配線ケーブルに取り付けられ、少なくとも1つのコネクタポートを有するハウジングと、
コネクタ接続加工された光ファイバドロップケーブルを作動的に受け入れ前記コネクタ接続加工光ファイバドロップケーブルの少なくとも1本の光ファイバを前記テザーケーブルの少なくとも1本の光ファイバに光接続できるように前記少なくとも1つのコネクタポート内に設けられたレセプタクルとを有し、
前記ハウジングの配設場所は、前記配線ケーブルの長さに沿って調節可能である、
ことを特徴とする光ファイバ配線ケーブル組立体。 - 前記テザーケーブルは、前記配線ケーブルに係索され、前記ハウジングは、前記配線ケーブルに着脱自在に取り付けられる、
請求項11に記載の光ファイバ配線ケーブル組立体。 - 前記レセプタクルは、前記コネクタ接続加工光ファイバドロップケーブルが前記レセプタクル内に納められていないときに前記レセプタクルを保護すると共に密封できるダストキャップを有する、
請求項11に記載の光ファイバ配線ケーブル組立体。 - 前記テザーケーブルの前記第1の端部は、前記テザー組立体を現場で前記光ファイバケーブルに取り付けることができるよういつでもスプライス接続可能な状態にある、
請求項11に記載の光ファイバ配線ケーブル組立体。 - 前記テザーケーブルの前記第1の端部は、前記テザー組立体を現場で光ファイバケーブルに取り付けることができるようコネクタ接続加工されている、
請求項11に記載の光ファイバ配線ケーブル組立体。 - 前記レセプタクルは、前記テザーケーブルの前記少なくとも1本の光ファイバ及び前記コネクタ接続加工ドロップケーブルの少なくとも1本の光ファイバを受け入れてこれら光ファイバを軸合わせできる位置合わせスリーブを有する、
請求項11に記載の光ファイバ配線ケーブル組立体。 - 前記ハウジングは、前記光ファイバケーブルの周りに複合成形され、複数個のコネクタポートを備えている、
請求項11に記載の光ファイバ配線ケーブル組立体。
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