JP2008312368A - モータおよびモータの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】径の大きい導電線を有するステータおよび導電線同士の間隔が空いたステータであっても、導電線同士の絶縁を良好に行い、且つ、各導電線の軸方向の位置を容易に決定することのできる生産効率の良いステータを有するモータを提供すること
【解決手段】ステータコア31を覆うインシュレータ33は、ステータコア31の端面を覆う蓋部3311を有する。蓋部3311は、ステータコア31のスロット部313の径方向内側に形成される内周リング部3311aおよびスロット部313より径方向外側に形成される外周リング部3311bを有する。そしてスロット部313に挿入される絶縁スロット部3312は、内周リング部3311aの位置に閉塞部3312aが形成される。
【選択図】図23

Description

本発明は、大電流に対応したモータ、特にU字形状の導電線を使用したステータを有するモータ、およびそのモータの製造方法に関する。
産業機械等の大型の機械の動力となるモータは、100A以上の大電流を導電線に流すことによって必要な動力を得ている。このような大電流を必要とするモータでは、導電線の径が太いために、巻線機にてステータの磁極に対して環状に巻くことができない。そのため、予め導電線をプレス加工機等によってU字形状に屈曲させた状態にてステータに取り付けている(このような導電線を用いた先行例として、例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、略U字形状のセグメント導体のコイル端部にコイル端部スペーサを取り付け、セグメント導体を互いに所定の間隔を保持して整列させる技術が開示されている。
特開2004−32964号公報
大電流を導電線に流すと、導電線内の電気抵抗によって発生する非常に大きな発熱量がモータの内部に過大に蓄積されてしまう。そのために、ステータに取り付ける導電線には、隣り合う導電線の間隔を空ける等の放熱構造が必要となる。
しかしながら、特許文献1では、複数のコイル端部の軸方向の位置がそれぞれ一様であるため、周方向に隣り合うコイル端部がそれぞれ近接して配置されてしまう。これにより、セグメント導体の放熱ができない問題がある。
その上、コイル端部スペーサがセグメント導体以外の部材と接続しないために、セグメント導体の挿入する位置によって、コイル端部スペーサの位置が決定する。したがって、セグメント導体の軸方向の位置を決定する治具等が必要となり、電機子の製造が複雑となってしまう問題がある。
加えて、導電線の径がプレス加工機等によって屈曲させる必要がある程に大きい場合には、適用できない。したがって、特許文献1は、導電線の径がある程度小さい、すなわち、電流の流す量が少ない電機子には適しているが、大電流を流す導電線の径の大きい電機子には適切ではない。
したがって、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、径の大きい導電線を有するステータおよび導電線同士の間隔が空いたステータであっても、導電線同士の絶縁を良好に行い、且つ、各導電線の軸方向の位置を容易に決定することのできる生産効率の良いステータを有するモータを提供することである。
本発明の請求項1によれば、所定の中心軸の周りと同軸の軸心を有するステータを備えるモータであって、前記ステータは、前記中心軸に向かって伸び、周方向に離間して複数配置されるティース部と、該各ティース部をそれぞれ連結する略環状のコアバック部と、を有するステータコアと、前記ステータコアの軸方向の端面の少なくとも一面を覆う、絶縁材料にて成形されたインシュレータと、前記インシュレータの外側より周方向に隣り合う前記ティース部の周方向の間に挿入される導電線と、を備え、前記インシュレータは、前記ステータコアの軸方向の端面を覆う蓋部と、周方向に隣り合う前記ティース部の周方向の間と前記導電線との間を絶縁する軸方向に延びる複数の絶縁スロット部と、を一体に有し、前記蓋部は、周方向に隣り合う前記絶縁スロット部の径方向の内縁および外縁を接続することを特徴とする。
本発明の請求項1に従えば、インシュレータの絶縁スロット部がそれぞれ蓋部と一体とされることによって、絶縁スロット部を一つずつ挿入する工程を大幅に減少させることができる。したがって、作業者の生産効率を向上させることができる。その結果、モータの製造コストを低減することができる。また、作業者が周方向に隣り合うティース部の間に、絶縁スロット部を挿入することを忘れることがないので、信頼性の高いモータを提供することができる。
また、蓋部が、絶縁スロット部の径方向の内縁および外縁を接続することによって、絶縁スロット部およびインシュレータ自体の強度を向上させることができる。したがって、絶縁スロット部が強度不足から容易に弾性変形をすることを抑えることができる。これにより、周方向に隣り合うティース部の間に、絶縁スロット部を挿入する際に、絶縁スロット部が弾性変形し難いために、作業者が容易に絶縁スロット部をステータコアに挿入させることができる。したがって、作業者の生産効率を向上させることができる。
本発明の請求項2によれば、請求項1に係り、前記インシュレータは、射出成形によって成形され、前記絶縁スロット部は、環状に形成されることを特徴とする。
本発明の請求項2に従えば、絶縁スロット部を環状とすることによって、絶縁スロット部の強度をさらに向上させることができる。したがって、絶縁スロット部の強度不足から発生する弾性変形を防止することができる。これにより、作業者が、さらに容易に絶縁スロット部をステータコアに挿入させることができる。その上、絶縁スロット部を環状とすることによって、絶縁スロット部を射出成形によって成形する際に、絶縁材料の流れを良好にさせることができる。したがって、インシュレータの成形不良を防ぐことができる。
本発明の請求項3によれば、請求項2に係り、前記絶縁スロット部は、周方向に隣り合う前記ティース部の間に沿った形状であることを特徴とする。
本発明の請求項3に従えば、周方向に隣り合うティース部の間に沿った形状に絶縁スロット部を形成することによって、導電線が挿入される部分(空間)を最大限に広くすることができる。したがって、導電線の径を大きくしたり、挿入する導電線の数を増加させたりすることができる。その結果、モータの磁気的効率および電気的効率を向上させることができる。その上、絶縁スロット部は、環状であるために、射出成形における絶縁材料の流れが良好であるために、および、スロット絶縁部の強度が高いために、絶縁スロット部の厚さを薄くすることが可能である。これにより、さらに導電線が挿入される部分を広くすることができる。
本発明の請求項4によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに係り、前記絶縁スロット部と前記蓋部とを連結する連結部は、軸方向上側に向かい前記絶縁スロット部から離れる方向に傾斜する区間を有することを特徴とする。
本発明の請求項4に従えば、連結部に絶縁スロット部から離れる方向に傾斜する区間を有することによって、導電線を蓋部から挿入する場合、周方向に隣り合うティース部の間を大きくすることができるために、導電線を挿入しやすくすることができる。また蓋部のすぐ上側に導電線の屈曲する部分が形成される場合、導電線が屈曲する部分とインシュレータとの干渉を防ぐことができる。
本発明の請求項5によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに係り、前記導電線は、両端部に形成される他の導電部材と接続する接合端部と、前記絶縁スロット部に挿入される互いに平行な2つの直線部と、それぞれの前記直線部に向かい屈曲する屈曲部と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に従えば、導電線が2つの直線部と、それぞれの直線部に向かい屈曲する屈曲部と、を備えることにより、絶縁スロットに対して軸方向に導電線を挿入することができる。したがって、インシュレータの径方向の内縁が接続された形状に対して好適である。
本発明の請求項6によれば、請求項2乃至請求項5のいずれかに係り、前記絶縁スロット部は、周方向に隣り合うティース部の内周縁以外の厚さは、略同一であることを特徴とする。
本発明の請求項6に従えば、絶縁スロット部の厚さが略同一であることによって、インシュレータを射出成形する際に、絶縁スロット部にヒケや巣といった成形不良を防ぐことができる。したがって、信頼性の高いモータを提供することができる。
本発明の請求項7によれば、請求項6に係り、前記絶縁スロット部における、前記導電線のうち、前記中心軸に最も近い側の導電線より前記中心軸に近い部分の厚さは、他の部位と比較して厚みが厚いことを特徴とする。
本発明の請求項7に従えば、ティース部の内周縁を覆う部分は、導電線が配置されないので、周方向に隣り合うティース部の間を最大限に活用することができる。また、厚みを厚くすることができることから、絶縁スロット部の強度を向上させることができる。
本発明の請求項8によれば、請求項1乃至請求項7のいずれかに係り、前記蓋部は、前記絶縁スロット部の前記外縁より径方向外側に延びる外周リング部を有し、前記外周リング部には、前記導電線を載置する外側導電線支持部が一体に成形されることを特徴とする。
本発明の請求項9によれば、請求項1乃至請求項8のいずれかに係り、前記蓋部は、前記絶縁スロット部の前記内縁より径方向内側に延びる内周リング部を有し、前記内周リング部が配置される径方向の略同位置には、前記導電線を載置する内側導電線支持部が一体に成形されることを特徴とする。
本発明の請求項8および請求項9に従えば、外周リング部および内周リング部にそれぞれ外側導電線支持部および内側導電線支持部が蓋部と一体に形成されることによって、導電線の位置を良好に保つことができる。したがって、導電線の配置を高精度に行うことができ、導電線同士の接触を防ぐことができる。したがって、信頼性の高いモータを提供することができる。
本発明の請求項10によれば、請求項1乃至請求項9のいずれかに係り、前記インシュレータは、前記ステータコアを軸方向上側より覆う上側インシュレータと、前記ステータコアを軸方向下側より覆う下側インシュレータと、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項10に従えば、ステータコアが軸方向に長い場合、絶縁スロット部を長くしてしまうと、成形不良が発生する可能性がある。そこで、インシュレータを上下に分割することによって、それぞれに成形される絶縁スロット部の軸方向の長さを短くすることができる。これにより、絶縁スロット部の成形不良を低減することができる。
本発明によれば、径の大きい導電線を有するステータおよび導電線同士の間隔が空いたステータであっても、導電線同士の絶縁を良好に行い、且つ、各導電線の軸方向の位置を容易に決定することのできる生産効率の良いステータを有するモータを提供することができる。
<モータの全体構造>
本発明のモータの実施例の一形態の全体構造について図1および図2を用いて説明する。図1は、本発明のモータの実施例の一形態を軸方向に切った模式断面図である。図2は、回転体2をX−X方向に切った断面を矢視方向より見た平面図である。
図1を参照して、本発明のモータ1は、所定の中心軸J1の周りを回転する回転体2と、回転体2の径方向外側に配置されるステータ3と、ステータ3の導電線をそれぞれ接続する接続端子台4と、回転体2の回転位置を検出するセンサ部5と、回転体2を回転自在に支持する軸方向に離間して配置された軸受機構6と、ステータ3および軸受機構6を保持し、回転体2の一部、ステータ3、接続端子台4、およびセンサ部5を外気から隔絶する筐体部7と、から構成される。またモータ1は、U相、V相、W相の3相を有するブラシレスモータである。
以下、便宜上、図中のセンサ部4が配置される側を上側、およびステータ3が配置される側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致しない。
回転体2は、中心軸J1と同軸に配置される出力軸となるシャフト21と、シャフト21の外周面に固定される薄板の磁性を有する鋼板を軸方向に複数積層して形成されたロータコア22と、ロータコア22の内部に収容された複数のロータマグネット23と、ロータコア22の上端面および下端面に配置され、ロータマグネット23の飛び出しを防ぐ端板24と、端板24を固定する固定部材25と、を有する。
ロータコア22には、ロータマグネット23を収容する上端面から下端面に貫通する略長方形状の第1貫通孔221が形成される。そして、第1貫通孔221は、ロータコア221の径方向の外周側に、周方向に所定の間隔を持って複数配置される(図2参照。本実施例では、第1貫通孔221は8箇所形成される)。また、第1貫通孔221の径方向内側には、固定部材25を挿入する第2貫通孔222が周方向に所定の間隔を持って複数配置される(図2参照。本実施例では、第2貫通孔222は4箇所形成される)。
この貫通孔221に収容されるロータマグネット23は、軸方向に3分割した長方形状である。そして、各ロータマグネット23の軸方向の間には、接着剤が充填されている。
端板24は、ロータコア22の上端面に配置される上側端板241と、ロータコア22の下端面に配置される下側端板242と、から構成される。そして、上側端板241および下側端板242のそれぞれは、ロータコア22の第2貫通孔222と同位置に貫通孔が形成される(図2参照)。
固定部材25は、ボルトとナットとから構成される。そしてボルトを上側端板241の上面から挿入し、第2貫通孔222を通り、下側端部242の下面から突出したボルトの下部にナットを取り付ける。これにより、上側端板241および下側端板242がロータコア22を軸方向に挟むように固定される。
ステータ3は、薄板の鋼板を軸方向に複数積層することによって形成されたステータコア31と、ステータコア31に挿入される略U字形状の複数の導電線32と、ステータコア31および導電線32との間に介在し、ステータコア31と導電線32との短絡を防ぐインシュレータ33と、ステータコア31の下側に配置され、導電線32と筐体部7との接触を防止するカバー部材34と、を備える。
接続端子台4は、ステータコア31の上端面に配置される。そして、導電線32の端部をそれぞれ接続する複数の接続端子41と、外部の制御ユニット(不図示)に接続するために軸方向に延びる複数の出力端子42と、複数の接続端子をそれぞれ保持する絶縁材料にて成形された端子台43と、から構成される。
センサ部5は、ステータ3の軸方向上側に配置される。そしてセンサ部5は、レゾルバであり、シャフト21に固定される非真円形状のレゾルバロータ51と、レゾルバロータ51と径方向に間隙を介して対向するレゾルバステータ52と、から構成される。レゾルバロータ51は、薄板の鋼板を軸方向に複数積層して形成される。レゾルバステータ52は、薄板の磁性を有する鋼板を軸方向に複数積層して形成されたステータコアと、ステータコアに電気的な絶縁を図る絶縁材料を介して導電線が巻回されることによって形成されるコイルと、から構成される。
軸受機構6は、ロータコア22の軸方向上側および軸方向下側にそれぞれ配置される。また本実施例の軸受機構6は、ボールベアリングである。軸受機構6は、それぞれシャフト21に固定される(以下、下側に配置された軸受機構6を下側ボールベアリング61および上側に配置された軸受機構6を上側ボールベアリング62とする)。
筐体部7は、アルミニウム材料をダイキャストにて成形される。そして筐体部7は、中心軸J1に同心の開口穴7111を有する底部711およびステータコア31を保持する円筒部712を有する第1ブラケット71と、第1ブラケット71の上端縁に固定され、センサ部5のレゾルバステータ52を保持する第2ブラケット72と、第2ブラケット72の上端縁に固定され、モータ1を密閉状態とする第3ブラケット73と、から構成される。
第1ブラケット71の底部711の開口穴7111には、下側ボールベアリング61が固定される軸受保持部7112が形成される。そして開口穴7111には、下側に向けてシャフト21が第1ブラケット71の下面より突出する。また、第1ブラケット71の円筒部712には、ステータコア31の下端面の外周縁が載置される段部7121が形成される。これにより第1ブラケット71に対するステータ3の軸方向の位置が決定される。
第2ブラケット72は、第1ブラケット71に固定される円筒部721と、円筒部721より径方向内側に形成され、レゾルバステータ52を保持する保持円筒部722と、から構成される。保持円筒部722のレゾルバステータ52より下側には、上側ボールベアリング62が保持されている。
第3ブラケット73は、第2ブラケット72の円筒部721に蓋をする板状部731と、円筒部721と係合する円筒部732とから構成される。また接続端子台4の複数の出力端子42に対応する位置には、コネクタ部733が設けられる。そして複数の出力端子42は、コネクタ部733に固定される。そして図示しない外部電力と複数の出力端子42とは、このコネクタ部733を通じて接続される。
<ステータ3の構造>
次に本発明のステータ3の構造について、図3乃至図23を用いて説明する。図3は、ステータコア31を示した上側より見た平面図である。図4は、図3にインシュレータ33を取り付けた状態を示した下側より見た平面図である。図5は、図4の状態の側面図を示す。また図5の一部は断面図を示す。図6は、上側インシュレータ331を軸方向から見た平面図である。図7は、上側インシュレータ331を図6とは反対側の軸方向から見た平面図である。図8は、上側インシュレータ331を側方より見た側面図である。図9のa)は、図7の点線円の拡大図であり、b)は、絶縁スロット部3312を軸方向に沿った平面にて切った断面図であり、絶縁スロット部3312と蓋部3311との連結部分の形状を示す。図10は、下側インシュレータ332を軸方向から見た平面図である。図11は、下側インシュレータを図10とは反対側の軸方向から見た平面図である。図12は、下側インシュレータ332を側方より見た平面図である。図13のa)は、図10の点線円B1の拡大図であり、b)はa)の矢視A方向から見た平面図であり、c)は、a)のB−B断面図であり、d)は、点線円B2の拡大図である。図14のa)は、図10の点線円A1の拡大図であり、b)はa)のA−A断面図であり、c)は、a)のB−B断面図であり、d)はa)のC−C断面図である。図15は、図10の点線円A2の拡大図である。図16は、導電線32を示し、内側導電線321を示した斜視図である。図17は、導電線32を示し、外側導電線322を示した斜視図である。図18は、図4の状態に導電線32を挿入した状態を示す、模式断面図である。図19は、第1内側スペーサ341を示し、a)は軸方向上側より見た平面図を示し、b)はa)のA−A断面図を示し、c)はa)の点線円の拡大図を示す。図20は、第2内側スペーサ342を示し、a)は軸方向上側より見た平面図を示し、b)はa)のA−A断面図を示し、c)はa)の点線円の拡大図を示す。図21は、第1外側スペーサ343を示し、a)は軸方向上側より見た平面図を示し、b)はa)のA−A断面図を示し、c)はa)の点線円の拡大図を示す。図22は、第2外側スペーサ344を示し、a)は軸方向上側より見た平面図を示し、b)はa)のA−A断面図を示し、c)はa)の点線円の拡大図を示す。図23は、導電線32を挿入した状態のステータ3の下側を拡大した側面図である。
図3を参照して、ステータコア31は、中心軸J1に向かい延びる、周方向に離間した複数のティース部311と、複数のティース部311の径方向外側を周方向に連結する環状のコアバック部312と、を有する。本実施例では、ティース部311は24個形成される。また、周方向に隣り合うティース部311の対向面とコアバック部312の内周面とによって形成された空間をスロット部313と規定する。
ティース部311の内周部には、周方向に伸びる周方向延長部3111が形成される。周方向に対向する周方向延長部3111の周方向の間隙は、スロット部313の周方向の幅の中で最も小さくなる。
ティース部311の径方向内側は、ティース部311の径方向外側と比較して周方向の幅が広い拡幅部3112が形成される。また拡幅部3112の径方向の長さは、ティース部311の径方向の長さの半分以上となる。
スロット部313は、ティース部311の径方向内側(すなわち、拡幅部3112)に対応する狭幅部3131と、ティース部311の径方向外側(すなわち、拡幅部3112より径方向外側)に対応する拡幅部3132とから構成される。
図5を参照して、インシュレータ33は、絶縁樹脂材料を射出成形によって成形される。そしてインシュレータ33は、ステータコア31の上端面を覆う上側インシュレータ331と、ステータコア31の下端面を覆う下側インシュレータ332と、上側インシュレータ331と下側インシュレータ332との軸方向の間に配置され、スロット部313の周面を覆う中間インシュレータ333と、から構成される。
図6乃至図8を参照して、上側インシュレータ331は、ステータコア31の上端面を覆う蓋部3311と、各スロット部313に挿入され、各スロット部の周面を覆うスロット絶縁部3312と、から構成される。スロット絶縁部3312は、ステータコア31のスロット部313と略同形状の筒形状に形成される。
図6を参照して、蓋部3311は、円環形状に形成される。また蓋部3311は、ティース部311の内周縁の周方向を連結する円環状の内周リング部3311aと、コアバック部312の上面を覆う円環状の外周リング部3311bと、を有する。外周リング部3311bの外径は、コアバック部312の外径よりも小さくなるように成形される。また、内周リング部3311bは、ティース部311の周方向延長部3111を周方向にそれぞれ連結するように覆う。
図7乃至図9を参照して、絶縁スロット部3312は、スロット部313の側面(すなわち、周方向に隣り合うティース部311の対向する側面およびコアバック部312の内面)と接触する。また絶縁スロット部3312は、ティース部311の周方向延長部3111の対向面に挿入される閉塞部3312aが形成される。すなわち、絶縁スロット部3312には、スロット部313の狭幅部3131の径方向の位置に対応する狭幅部3312bと、スロット部313の拡幅部3132の径方向の位置に対応する拡幅部3312cと、を有する。また、閉塞部3312aは、狭幅部3131の内周縁として形成される。
絶縁スロット部3312は、この閉塞部3312aによって、周方向に筒状となるように連結される。これにより、絶縁スロット部3312は、閉塞部3312aが形成されない、すなわち、軸方向に沿って貫通した切れ目が形成される絶縁スロット部と比較して、強度を向上させることができる。したがって、絶縁スロット部3312の厚さを薄くしたとしても、閉塞部3312aによって筒状となっており、必要な強度を維持することができる。ここで、軸方向に沿って貫通した切れ目が形成された絶縁スロット部の場合、強度不足によって絶縁スロット部3312に対応する部位がステータコア31の積層方向に対して大きく傾くことによって、各スロット部313に挿入しづらい不具合が発生してしまう。その強度を確保するために、絶縁スロット部3312に対応する部位を厚くしてしまうと、導電線32の径を小さくしなければならない。その結果、導電線32の電気抵抗が大きくなり、導電線32の発熱が大きくなる問題が発生してしまう。これに対して、本発明のステータ3では、閉塞部3312aによって絶縁スロット部3312の強度が向上するので上記の不具合を防止することができる。したがって、絶縁スロット部3312の厚さを薄くすることができることによって、絶縁スロット部3312を介したスロット部313の軸方向から見た平面上での面積を大きくすることができるので、径の大きい導電線32を選定することができる。したがって、導電線32の電気抵抗を小さくすることができるので、放熱性を向上させることができる。
また閉塞部3312aの厚みは、絶縁スロット部3312の他の部位の厚みと比較して厚く形成される。この閉塞部3312aは、導電線32が挿入される場所とは異なるために、絶縁スロット部3312を介したスロット部313の上記面積と関係しない。また、閉塞部3312aの厚みを厚く形成することによって、射出成形の際に、絶縁スロット部3312の絶縁樹脂の流れを良好にすることができる。したがって、絶縁スロット部3312の閉塞部3312a以外の厚みを薄くしたとしても、成形不良を防ぐことができる。また、絶縁スロット部3312における閉塞部3312a以外の厚みが略均一となるように成形する。これにより、厚みの違いによって発生する可能性のあるヒケや巣といった成形不良を防止することができる。特に本実施例の絶縁スロット部3312の厚みは、約0.5mmであり、閉塞部3312aは、約1.0mmである。また、閉塞部3312aを形成することによって、絶縁スロット部3312を薄く保ちつつも、絶縁スロット部3312の軸方向の長さを長く成形することができる。
絶縁スロット部3312の上端縁と蓋部3311との連結部3313は、軸方向上側に向かい拡径する曲面形状に形成される(図9のb)参照。また図9のb)は、絶縁スロット部3312の拡幅部3132の径方向に対して垂直となる方向の平面にて切った模式断面図である)。絶縁スロット部3312の射出成形する金型の離型を容易にすることができ、この連結部3313に離型する方向(すなわち、絶縁スロット部3313から蓋部3311の軸方向に向かう方向)にバリを発生させることを防ぐことができる。また、連結部3313により、絶縁スロット部3312の周方向の幅を大きくすることができるので、導電線32を容易に挿入することができる。
図10乃至図12を参照して、下側インシュレータ332は、ステータコア31の下端面を覆う蓋部3321と、各スロット部313に挿入され、各スロット部313の周面を覆うスロット絶縁部3322と、から構成される。スロット絶縁部3322は、上側インシュレータ331のスロット絶縁部3312と同形状であるので説明は省略する。尚、下側インシュレータ332の絶縁スロット部3322に上側インシュレータ331の絶縁スロット部3312に対応する部位は、図番の後に絶縁スロット部3312の場合と同様の記号を付する。
図10を参照して、蓋部3321は、円環形状に形成される。また蓋部3321は、ティース部311の内周縁の周方向を連結する円環状の内周リング部3321aと、コアバック部312の上面を覆う円環状の外周リング部3321bと、を有する。外周リング部3321bの外径は、コアバック部312の外径よりも小さくなるように成形される。
蓋部3321の内周リング部3321aおよび外周リング部3321bには、それぞれ導電線32を支持する内側導電線支持部3323および外側導電線支持部3324が蓋部3321と一体に成形される。
また、外側導電線支持部3324と径方向に略同位置にフック部3325が外側導電線支持部3324と周方向に離間して複数形成される。このフック部3325は、カバー部材34を係止することによって、カバー部材34を保持する。また図1を参照して、カバー部材34が導電線32と第1ブラケット部71との間に介在することによって、導電線32と第1ブラケット部71との接触を防ぐことができる。したがって、導電線32と第1ブラケット部71との接触による電気的な短絡を防ぐことができる。したがって、信頼性の高いモータを提供することができる。
図11を参照して、内側導電線支持部3323は、周方向に離間して複数形成される(本実施例では、8個)。また内側導電線支持部3323は、スロット部313を周方向に3個分離れた位置に形成される。
図13のa)を参照して、内側導電線支持部3323は、後述する内側導電線322の連結部3224と接触し、径方向の位置を決定する周壁3323aと、周壁3323aの内周面に形成され、径方向内側に向かい突出する段形状となる突部3323bと、から構成される。また突部3323bは周方向に離間して2つ形成される(図13のb)参照)。この突部3323bにより、周壁3323aの強度を向上させることができる。その上、突部3323bの上面に連結部3224が接触することによって、連結部3323bの軸方向の位置を決定することができる。これにより、内側導電線322の軸方向の位置を容易に決定することができる。この突部3323bの上面から周壁3323aの上面までの軸方向の長さは、内側導電線322の連結部3224の軸方向の厚さと略等しくなるように成形される。
また、図13のd)を参照して、内側導電線支持部3323のうち、周方向に180度対向する2つの内側導電線支持部3323の周壁3323aの上端面には、突起部3323cが形成される。この突起部3323cは、後述する第1内側スペーサ341の位置を決定する。
図11を参照して、外側導電線支持部3324は、周方向に離間して複数形成される(本実施例では、8個)。また外側導電線支持部3324は、スロット部313を周方向に3個分離れた位置に形成される。
図14のa)乃至d)を参照して、外側導電線支持部3324は、周方向に若干離間して2つ形成される。そしてそれぞれの外側導電線支持部3324は、外側導電線322の連結部3224の内周面と対向する内周壁3324aと、連結部3224の外周面と対向する外周壁3324bと、から構成される。外周壁3324bの上面の軸方向の高さは、内周壁3324aの軸方向の高さより大きく形成される。また、これら2つの外側導電線支持部3324の周方向の間には、ゲート部3324cが形成される。そしてこのゲート部3325は、内周壁3324aと外周壁3324bとの径方向の間に形成される。
内周壁3324aおよび外周壁3324bとの径方向の間には、連結部3224が支持される第1突部3324dが内周壁3324aと外周壁3324bとを径方向に連結するように成形される。第1突部3324dは、ゲート部3324cを挟み周方向に離間して2つ形成される。第1突部3324dの周方向の幅は、ゲート部3324cの径方向の幅と略同一である。また第1突部3324dは、ゲート部3324cと連結する。この第1突部3324dと周方向に離間した、外側導電線支持部3324の周方向の両端には、それぞれ第2突部3324eが形成される。この第2突部3324eは、内周壁3324aおよび外周壁3324bを連結するように延びる。また、第1突部3324dの上面の軸方向の高さと第2突部3324eの上面の軸方向の高さとは、略一致する。そして第2突部3324eの径方向の中央部には、溝部3324e1がそれぞれ形成される。また第1突部3324dおよび第2突部3324eの周方向の間には、凹部3324fが形成される。第2突部3324eの周方向の幅は、第1突部3324dの周方向の幅と略同一の大きさである。このような形状とすることにより、ゲート部3324cから流す樹脂材料の厚みがそれぞれ略均一に成形されるので、外側導電線支持部3324の成形不良を低減することができる。またゲート部3324cの上面の軸方向の高さは、第1突部3324dおよび第2突部3324eの上面の軸方向の高さと略等しい。
図15を参照して、外側導電線支持部3324のうち、周方向に180度離れた2つの外側導電線支持部3324は、内周壁3324aの上面に後述する第1外側スペーサ343の位置を決定する突起部3324a1が形成される。
導電線32は、スロット部313内の内周側に挿入される内側導電線321とスロット部313内の外周側に挿入される外側導電線322とから構成される。
図16を参照して、内側導電線321は、短辺3211および長辺3212を有する断面長方形状にて形成される。内側導電線321は、長辺3212を屈曲することによって形成される第1屈曲部3213と、各第1屈曲部3213を連結する連結部3214と、互いに平行に形成され、軸方向に沿って延びる直線部3215と、から構成される。また第1屈曲部3213と直線部3215との間には、ステータコア31に挿入した際に連結部3214が径方向内側に配置されるように短辺3211を屈曲する第2屈曲部3216が形成される。これらの屈曲形成は、プレス加工機によって曲げ加工することで成形される。直線部3215の各端部は、接続端子台4の接続端子41にそれぞれ溶接によって接続される。
図17を参照して、外側導電線322は、短辺3221および長辺3222を有する断面長方形状にて形成される。この外側導電線322は、直線状態では、内側導電線321と同一形状である。外側導電線322は、短辺3221を屈曲することによって形成される第1屈曲部3223と、各第1屈曲部3223を連結する連結部3224と、互いに平行に形成され、軸方向に沿って延びる直線部3225と、から構成される。また第1屈曲部3223と直線部3225との間には、ステータコア31に挿入した際に連結部3224が径方向外側に配置されるように長辺3222を屈曲する第2屈曲部3226が形成される。これらの屈曲形成は、プレス加工機によって曲げ加工することによって成形される。直線部3225の各端部は、接続端子台4の接続端子41にそれぞれ溶接によって接続される。
図18を参照して、スロット部313への内側導電線321と外側導電線322との配置は、内側導電線321の長辺3212が径方向に沿うように配置され、外側導電線322の短辺3221が径方向に沿うように配置される。そして、内側導電線321および外側導電線322は、それぞれ径方向に2つ並べて配置される。
図19乃至図22を参照して、各導電線32を保持するために、インシュレータ33とは別部材となる樹脂スペーサ34が所定の位置に配置される。樹脂スペーサ34は、スロット部313の径方向内側に配置される第1内側スペーサ341および第2内側スペーサ342と、スロット部313より径方向外側に配置される第1外側スペーサ343および第2外側スペーサ344と、から構成される。
第1内側スペーサ341は、インシュレータ33の内側導電線支持部3323を結んだ仮想円の中心と同心に配置される。そして第1内側スペーサ341は、内側導電線支持部3323に保持される。
第2内側スペーサ342は、第1内側スペーサ341の中心と同心に配置される。そして第2内側スペーサ342は、第1内側スペーサ341に保持される。
第1外側スペーサ343は、インシュレータ33の外側導電線支持部3324を結んだ仮想円の中心と同心に配置される。そして第1外側スペーサ343は、外側導電線支持部3324に保持される。
第2外側スペーサ344は、第1外側スペーサ343の中心と同心に配置される。そして第2外側スペーサ344は、第1外側スペーサ343に保持される。
図19を参照して、第1内側スペーサ341は、絶縁性に優れた樹脂材料を射出成形することによって成形される。そして第1内側スペーサ341は、周方向に離間した複数の支持部3411(本実施例では、8個)と、各支持部3411を周方向にそれぞれ連結する円環形状の基部3412と、基部3412の周方向に互いに180度離れた位置に形成される2つの位置決め部3413と、から構成される。
支持部3411は、内側導電線321の連結部3214を軸方向に支持する支持面3411aと、連結部3214の径方向を支持する内周壁3411bおよび外周壁3411cと、から構成される。また外周壁3411cは、基部3412の外周面より径方向外側に位置するように形成される。また互いに180度離れた2つの支持部3411の内周壁3411bの上面には、第2内側スペーサ342の位置を決定する突起部3411dが形成される。内周壁3411bの突起部3411dを除く上面の軸方向の位置は、外周壁3411cの上面の軸方向の位置より下側、且つ、支持部3411に連結部3214を載置した際の連結部3224の上面と略同位置となるように形成される。
位置決め部3413は、基部3412の外周面に形成される。そして、位置決め部3413は、インシュレータ33の内側導電線保持部3323に形成された突起部3323cの周方向の側面を嵌合する2つの突起によって形成される。これにより、内側導電線支持部3323に対する第1内側スペーサ341の周方向の位置を高精度、且つ、容易に決定することができる。
図20を参照して、第2内側スペーサ342は、絶縁性に優れた樹脂材料を射出成形することによって成形される。そして第2内側スペーサ342は、周方向に離間した複数の支持部3421(本実施例では、8個)と、各支持部3421を周方向にそれぞれ連結する円環形状の基部3422と、基部3422における周方向に互いに180度離れた位置に形成される2つの位置決め部3423と、から構成される。
支持部3421は、内側導電線321の連結部3214を軸方向に支持する支持面3421aと、連結部3214を径方向に支持する内周壁3421bおよび外周壁3421cと、から構成される。また支持部3421の径方向の位置は、第1内側スペーサ341の支持部3412の径方向の位置より径方向外側に形成される。
位置決め部3423は、基部3422の外周面に形成される。そして、位置決め部3423は、第1内側スペーサ341の突起部3411dの周方向の側面を嵌合する2つの突起によって形成される。これにより、第1内側スペーサ341に対する第2内側スペーサ342の周方向の位置を高精度、且つ、容易に決定することができる。
図21を参照して、第1外側スペーサ343は、絶縁性に優れた樹脂材料を射出成形することによって成形される。そして第1外側スペーサ343は、周方向に離間した複数の支持部3431(本実施例では、8個)と、各支持部3431を周方向にそれぞれ連結する円環形状の基部3432と、基部3432における周方向に互いに180度離れた位置に形成される2つの位置決め部3433と、から構成される。
支持部3431は、外側導電線322の連結部3224を軸方向に支持する支持面3431aと、連結部3224を径方向に支持する内周壁3431bと、から構成される。支持面3431aは、基部3432と同一平面にて形成される。そして支持面3431aは、基部3432の内周面より径方向内側に延びる。また周方向に互いに180度離れた2つの内周壁3431bの上面には、軸方向に沿って延びる突起部3431dが形成される。
位置決め部3433は、基部3432の内周面に形成される。そして、位置決め部3433は、外側導電線支持部3324の突起部3324a1の周方向の側面を嵌合する2つの突起によって形成される。これにより、外側導電線支持部3324に対する第1外側スペーサ343の周方向の位置を高精度、且つ、容易に決定することができる。
図22を参照して、第2外側スペーサ344は、絶縁性に優れた樹脂材料を射出成形することによって成形される。そして第2外側スペーサ344は、周方向に離間した複数の支持部3441(本実施例では、8個)と、各支持部3441を周方向にそれぞれ連結する円環形状の基部3442と、基部3442における周方向に互いに180度離れた位置に形成される2つの位置決め部3443と、から構成される。
支持部3441は、外側導電線322の連結部3224を軸方向に支持する支持面3441aと、連結部3224を径方向に支持する内周壁3441bおよび外周壁3441cと、から構成される。支持面3441aは、基部3442と同一平面にて形成される。そして支持面3441aは、基部3442の内周面より径方向内側に延びる。
位置決め部3443は、基部3442の内周面に形成される。そして、位置決め部3443は、第1外側スペーサ343の突起部3431dの周方向の側面に嵌合する2つの突起によって形成される。これにより、第1外側スペーサ343に対する第2スペーサ344の周方向の位置が高精度、且つ、容易に決定することができる。
図23を参照して、外側導電線322は、連結部3224がスロット部313を周方向に3個分離れ、そして、周方向に隣り合う外側導電線322がスロット部313に一つずつずれるように挿入されるために、周方向に3つ重なるように配置される。外側導電線322の連結部3224の軸方向の位置は、3種類形成される。
これにより、外側導電線322の連結部3224が互いに離れて配置されるので、外側導電線322の放熱性を向上させることができる。また連結部3224を互いに離して配置しても、樹脂スペーサ34によって、連結部3224を保持することによって、互いの絶縁性を確保することができる。
<ステータ3の製造方法>
次に本発明のステータ3の製造方法について図24乃至図34を参照して説明する。図24は、ステータの製造過程を示すフロー図である。図25乃至図34は、それぞれ各フローに対応するステータ3を軸方向下側より見た平面図である。図35は、モータ1の製造過程を示すフロー図である。
まずステータコア31にインシュレータ33を取り付ける(図24のステップS1)。ここで、上側インシュレータ331および下側インシュレータ332は、それぞれ絶縁スロット部3312、3322を蓋部3311、3321と一体に成形されているので、絶縁スロット部3312、3322と蓋部3311、3321とがそれぞれ別部材にて構成されている場合のステータコア31のスロット部313のそれぞれに絶縁スロット部3312、3322を一つずつ挿入する工程を削減することができる。したがって、ステータ3の製造を容易とするとともに、生産効率を向上させることができる。その上、上側インシュレータ331および下側インシュレータ332は、ステータコア31のそれぞれの端面に蓋部3311、3321を接触させることによって、軸方向の位置決めを行うことができる。したがって、絶縁スロット部3312、3322の軸方向の位置決めを容易に行うことができる。
次に下側インシュレータ332の絶縁スロット部3322側よりそれぞれを予め略U字形状に形成された8本の外側導電線322をそれぞれ挿入する(図24のステップS2)。ここで、外側導電線322は、長辺3222が径方向に対して略垂直となるように絶縁スロット部3322の拡幅部3322cに挿入される。すなわち、外側導電線322の2つの直線部3225が、拡幅部3322cにおいて、片側が径方向内側に挿入され、そしてもう一方側が径方向外側に挿入される。また、外側導電線322は、連結部3224が下側インシュレータ332の外側導電線支持部3324の支持面3324aと接触するまで挿入する。これにより外側導電線322の軸方向の位置を容易に決定することができる。また連結部3224は、外側導電線支持部3324の内周壁3324aと外周壁3324bとの径方向の間に配置される。内周壁3324aと外周壁3324bとの径方向の距離は、連結部3224の径方向の幅と略同一であるので、内周壁3324aと外周壁3324bとの径方向の間に連結部3224を配置することによって、連結部3224の径方向の位置を容易に決定することができる。
また連結部3224の周方向の長さは、内周壁3324aの周方向の幅よりも長く形成される。これにより、各第1屈曲部3223と外側導電線支持部3324との接触を防ぐことができる。したがって、外側導電線322を外側導電線支持部3324に各第1屈曲部3223が接触することによる挿入不具合を防ぐことができる。
そして、下側インシュレータ332の絶縁スロット部3322側よりそれぞれを予め略U字形状に形成された8本の内側導電線321をそれぞれ挿入する(図24のステップS3)。ここで、内側導電線321は、長辺3212が径方向に対して略平行となるように絶縁スロット部3322の狭幅部3322bに挿入される。すなわち、内側導電線321の2つの直線部3215が、狭幅部3322bにおいて、片側が径方向内側に挿入され、もう一方側が径方向外側に挿入される。また、内側導電線321は、連結部3214が下側インシュレータ332の内側導電線支持部3323の突部3323bの上面と接触するまで挿入する。これにより内側導電線321の軸方向の位置を容易に決定することができる。また連結部3214は、周壁3323aの内周面に接触する。これにより内側導電線321の径方向の位置を容易に決定することができる。
また連結部3214の周方向の長さは、周壁3323aの周方向の幅よりも長く形成される。これにより、各第1屈曲部3213と内側導電線支持部3323との接触を防ぐことができる。したがって、内側導電線321を内側導電線支持部3323に各第1屈曲部3313が接触することによる挿入不具合を防ぐことができる。
次に外側導電線支持部3324の突起部3324a1に位置決め部3433が嵌合するように第1外側スペーサ343を取り付ける(図24のステップS4)。第1外側スペーサ343の位置決め部3433の下面と外側導電線支持部3324の内周壁3324aの上面とが接触することによって、第1外側スペーサ343の軸方向の位置を容易に決定することができる。その上、位置決め部3433によって、外側導電線支持部3324に対する第1外側スペーサ343の周方向および径方向の位置を容易に決定することができる。また第1外側スペーサ343の基部3432の下面と外側導電線322の連結部3224の上面(すなわち、連結部3224における基部3432の下面と軸方向に対向する面)とは、軸方向に近接して配置される。また連結部3224の周方向の長さは、第1外側スペーサ343の支持部3431の周方向の幅より長く形成される。これにより、各第1屈曲部3223と支持部3431との接触を防ぐことができる。
そして、下側インシュレータ332の絶縁スロット部3322側よりそれぞれを予め略U字形状に形成した8本の外側導電線322をそれぞれ挿入する(図24のステップS5)。外側導電線322は、図24のステップS2にて挿入した外側導電線322と直線部3225の1つが重なるように周方向にスロット部313を一つずらしたスロット部313に挿入する。ここで、外側導電線322は、絶縁スロット部3322の拡幅部3322cに長辺3222が径方向に対して略垂直となるように挿入される。すなわち、外側導電線322の2つの直線部3225が、拡幅部3322cにおける片側が径方向内側に挿入され、もう一方側が径方向外側に挿入される。また外側導電線322は、連結部3224が支持面3431の支持面3431aに接触するまで挿入する。これにより外側導電線322のステータコア31に対する軸方向の位置を容易に決定することができる。
次に内側導電線支持部3323の突起部3323a1に位置決め部3413が嵌合するように第1内側スペーサ341を取り付ける(図24のステップS6)。第1内側スペーサ341は、位置決め部3413の下面が内側導電線支持部3323の周壁3323aの上面と接触することによって、内側導電線支持部3223に対する軸方向の位置を容易に決定することができる。その上、位置決め部3413によって、第1内側スペーサ341の内側導電線支持部3323に対する周方向の位置を容易に決定することができる。また第1内側スペーサ341の基部3412は、狭幅部3322bにおける内側導電線321が挿入される位置よりも径方向内側となるように配置される。
そして、下側インシュレータ332の絶縁スロット部3322側よりそれぞれを予め略U字形状に形成した内側導電線321をそれぞれ挿入する(図24のステップS7)。内側導電線321は、図24のステップS3にて挿入した内側導電線321と直線部3225の一つが重なるように周方向にスロット部313を一つずらしたスロット部313に挿入する。ここで、内側導電線321は、絶縁スロット部3322の狭幅部3322bに長辺3212が径方向に対して略平行となるように挿入される。すなわち、内側導電線321の2つの直線部3225が、狭幅部3322bにおいて、片側が径方向内側に挿入され、もう一方側が径方向外側に挿入される。
次に第1外側スペーサ343の突起部3431dに位置決め部3443が嵌合するように第2外側スペーサ344を取り付ける(図24のステップS8)。第2外側スペーサ344は、位置決め部3443の下面が第1外側スペーサ343の内周壁3431dの上面に接触することによって、第1外側スペーサ343に対する軸方向の位置を容易に決定することができる。また第1外側スペーサ343の基部3432の外周面および第2外側スペーサ344の基部3442の外周面は、ともに連結部3224の外周面より径方向外側となるように配置される。また第1外側スペーサ343の基部3432の上面および第2外側スペーサ344の基部3442の下面との軸方向の間は、連結部3224の軸方向の厚さと略同じ大きさとなる。これにより連結部3224が軸方向に移動することを規制することができる。
そして、下側インシュレータ332の絶縁スロット部3322側よりそれぞれを予め略U字形状に形成した8本の外側導電線322をそれぞれ挿入する(図24のステップS9)。外側導電線322は、図24のステップS5にて挿入した外側導電線322と直線部3225の1つが重なるように周方向にスロット部313を一つずらしたスロット部313に挿入する。ここで、外側導電線322は、絶縁スロット部3322の拡幅部3322cに長辺3222が径方向に対して略垂直となるように挿入される。すなわち、外側導電線322の2つの直線部3225が、拡幅部3322cにおける片側が径方向内側に挿入され、もう一方側が径方向外側の組み合わせにて挿入される。また外側導電線322は、連結部3224が第2外側スペーサ344の支持面3441aに接触するまで挿入される。これにより、外側導電線322のステータコア31に対する軸方向の位置を容易に決定することができる。
次に第1内側スペーサ341の突起部3411aに位置決め部3423が嵌合するように第2内側スペーサ342を取り付ける(図24のステップS10)。第2内側スペーサ342の位置決め部3423の下面を第1内側スペーサ341の内周壁3411bの上面と接触させることによって、第1内側スペーサ341に対する第2内側スペーサ342の軸方向の位置を容易に決定することができる。
そして、下側インシュレータ332の絶縁スロット部3322側より予め略U字形状に形成した8本の内側導電線321を挿入する(図24のステップS11)。内側導電線321は、図24のステップS7にて挿入した内側導電線321と直線部3215の1つが重なるように周方向にスロット部313を一つずらしたスロット部313に挿入する。ここで、内側導電線321は、絶縁スロット部3322の狭幅部3322bに長辺3212が径方向に対して略平行となるように挿入される。すなわち、内側導電線321の2つの直線部3215が、狭幅部3322bにおける片側が径方向内側に挿入され、もう一方側が径方向外側に挿入される。また内側導電線321は、連結部3214が第2内側スペーサ342の支持面3421aに接触するまで挿入される。これにより、内側導電線321のステータコア31に対する軸方向の位置を容易に決定することができる。
<モータの製造方法>
本発明のモータの製造方法について図35を参照して説明する。図35は、モータの製造工程を示したフロー図である。
まず、図24にて製造したステータ3に接続端子台4を取り付ける(図35のステップS21)。接続端子台4の各端子は、それぞれ内側導電線321および外側導電線322の端部を溶接によって接続する。
次にステータ3を第1ブラケット71に取り付ける(図35のステップS22)。ここで第1ブラケット71には、予め軸受機構6である下側ボールベアリング61が取り付けられている。
次に回転体20を中心軸J1に沿って配置する(図35のステップS23)。シャフト21は、下側ボールベアリング61に固定される。そして、ロータマグネット23の外周面は、ティース部311の内周面と径方向に対向する。またシャフト21には、センサ部5であるレゾルバロータ51が固定される。
次に第1ブラケット71に第2ブラケット72を取り付ける(図35のステップS24)。ここで第2ブラケット72には、上側ボールベアリング62およびセンサ部5のレゾルバステータ52が予め固定されている。そして、第2ブラケット72に第3ブラケット73を取り付ける(図35のステップS25)。これにより、ステータ3、センサ部5、および回転体2のロータコア22、ロータマグネット23を密閉することができる。
以上、本発明の実施例の一形態について記載したが、本発明は上記実施例に限定されることなく、種々の変形が可能である。
例えば、本発明の実施例では、導電線32は、内側導電線321および外側導電線322ともに同一形状であったが、本発明はこれに限定されることはない。内側導電線321および外側導電線322は、それぞれ異なった形状であってもよい。また、内側導電線321および外側導電線322ともに、長辺および短辺を有する角線であったが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、内側導電線321および外側導電線322の少なくともどちらか一方が丸線であってもよい。
また例えば、本発明の実施例では、下側インシュレータ332の内側導電線支持部3323および外側導電線支持部3324は、蓋部3321と一体に成形されたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、内側導電線支持部3323および外側導電線支持部3324は、蓋部3321と別部材にて成形されてもよい。
また例えば、本発明の実施例では、センサ部5にレゾルバを用いていたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、レゾルバの代わりにホール素子等の磁気検出素子を用いてもよい。また光学検出素子を用いてもよい。
本発明のモータの実施例の一形態を示した、軸方向に切った模式断面図である。 図1のX−X方向の断面図を矢視方向から見た回転体の平面図である。 本発明のステータコアの実施例の一形態を示した、軸方向より見た平面図である。 図3に上側インシュレータを取り付けた状態を示した、軸方向より見た平面図である。 図4の状態における側方より見た平面図であり、その中の一部は断面図を示す。 本発明の上側インシュレータを示した軸方向上側より見た平面図である。 本発明の上側インシュレータを示した軸方向下側より見た平面図である。 本発明の上側インシュレータを示した側方より見た平面図である。 a)は、図7の点線円の拡大図を示し、b)は、蓋部および絶縁スロット部を軸方向に沿った平面にて切った断面図を示す。 本発明の下側インシュレータを示した軸方向上側より見た平面図である。 本発明の下側インシュレータを示した軸方向下側より見た平面図である。 本発明の下側インシュレータを示した側方より見た平面図である。 a)は図10の点線円B1の拡大図を示し、b)はa)の矢視A方向から見た平面図を示し、c)はa)のB−B断面図を示し、d)は点線円B2の拡大図を示す。 a)は図10の点線円A1の拡大図を示し、b)はa)のA−A断面図を示し、c)はa)のB−B断面図を示し、d)はa)のC−C断面図を示す。 図10の点線円A2の拡大図である。 本発明の内側導電線を示した、斜視図である。 本発明の外側導電線を示した、斜視図である。 図4に導電線を挿入した状態を示したステータの模式断面図である。 本発明の第1内側スペーサを示し、a)は上側より見た平面図であり、b)はA−A断面図を示し、c)は点線円の拡大図である。 本発明の第2内側スペーサを示し、a)は上側より見た平面図であり、b)はA−A断面図を示し、c)は点線円の拡大図である。 本発明の第1外側スペーサを示し、a)は上側より見た平面図であり、b)はA−A断面図を示し、c)は点線円の拡大図である。 本発明の第2外側スペーサを示し、a)は上側より見た平面図であり、b)はA−A断面図を示し、c)は点線円の拡大図である。 導電線を挿入した状態を示したステータの軸方向下側を拡大した側方より見た平面図である。 ステータの製造過程を示すフロー図である。 図24のステップS2を示した軸方向上側より見た平面図である。 図24のステップS3を示した軸方向上側より見た平面図である。 図24のステップS4を示した軸方向上側より見た平面図である。 図24のステップS5を示した軸方向上側より見た平面図である。 図24のステップS6を示した軸方向上側より見た平面図である。 図24のステップS7を示した軸方向上側より見た平面図である。 図24のステップS8を示した軸方向上側より見た平面図である。 図24のステップS9を示した軸方向上側より見た平面図である。 図24のステップS10を示した軸方向上側より見た平面図である。 図24のステップS11を示した軸方向上側より見た平面図である。 モータの製造過程を示すフロー図である。
符号の説明
1 モータ
2 回転体
3 ステータ
31 ステータコア
311 ティース部
312 コアバック部
313 スロット部
32 導電線
321 内側導電線
322 外側導電線
3213、3223 第1屈曲部(屈曲部)
3215、3225 直線部
33 インシュレータ
331 上側インシュレータ
332 下側インシュレータ
3311、3321 蓋部
3312、3322 絶縁スロット部
3311a、3321a 内周リング部
3311b、3321b 外周リング部
3312a、3322a 閉塞部
3323 内側導電線支持部
3324 外側導電線支持部
3313、3323 連結部
4 接続端子台(他の導電部材)
5 センサ部
6 軸受機構
7 筐体部
J1 中心軸(軸心)

Claims (10)

  1. 所定の中心軸の周りと同軸の軸心を有するステータを備えるモータであって、
    前記ステータは、
    前記中心軸に向かって伸び、周方向に離間して複数配置されるティース部と、該各ティース部をそれぞれ連結する略環状のコアバック部と、を有するステータコアと、
    前記ステータコアの軸方向の端面の少なくとも一面を覆う、絶縁材料にて成形されたインシュレータと、
    前記インシュレータの外側より周方向に隣り合う前記ティース部の周方向の間に挿入される導電線と、を備え、
    前記インシュレータは、前記ステータコアの軸方向の端面を覆う蓋部と、周方向に隣り合う前記ティース部の周方向の間と前記導電線との間を絶縁する軸方向に延びる複数の絶縁スロット部と、を一体に有し、
    前記蓋部は、周方向に隣り合う前記絶縁スロット部の径方向の内縁および外縁を接続することを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、
    前記インシュレータは、射出成形によって成形され、
    前記絶縁スロット部は、環状に形成されることを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータであって、
    前記絶縁スロット部は、周方向に隣り合う前記ティース部の間に沿った形状であることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のモータであって、
    前記絶縁スロット部と前記蓋部とを連結する連結部は、軸方向上側に向かい前記絶縁スロット部から離れる方向に傾斜する区間を有することを特徴とするモータ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のモータであって、
    前記導電線は、
    両端部に形成される他の導電部材と接続する接合端部と、
    前記絶縁スロット部に挿入される互いに平行な2つの直線部と、
    それぞれの前記直線部に向かい屈曲する屈曲部と、
    を備えることを特徴とするモータ。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のモータであって、
    前記絶縁スロット部は、周方向に隣り合うティース部の内周縁以外の厚さは、略同一であることを特徴とするモータ。
  7. 請求項6に記載のモータであって、
    前記絶縁スロット部における、前記導電線のうち、前記中心軸に最も近い側の導電線より前記中心軸に近い部分の厚さは、他の部位と比較して厚みが厚いことを特徴とするモータ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のモータであって、
    前記蓋部は、前記絶縁スロット部の前記外縁より径方向外側に延びる外周リング部を有し、
    前記外周リング部には、前記導電線を載置する外側導電線支持部が一体に成形されることを特徴とするモータ。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のモータであって、
    前記蓋部は、前記絶縁スロット部の前記内縁より径方向内側に延びる内周リング部を有し、
    前記内周リング部が配置される径方向の略同位置には、前記導電線を載置する内側導電線支持部が一体に成形されることを特徴とするモータ。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のモータであって、
    前記インシュレータは、前記ステータコアを軸方向上側より覆う上側インシュレータと、前記ステータコアを軸方向下側より覆う下側インシュレータと、
    を備えることを特徴とするモータ。
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