JP2008312288A - ステータおよびその製造方法ならびに回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を増加させずにステータコイルからステータコアへの伝熱効率を向上させたステータおよびその製造方法ならびに該ステータを含む回転電機を提供する。
【解決手段】ステータ140は、ステータティース141Aを有するステータコア141と、ステータティース141Aに嵌合される開口144Aを有するインシュレータ144と、インシュレータ144に巻回されるステータコイル142とを備える。開口144Aは、ステータコア141を冷却した状態で該ステータティース141Aに嵌合される。
【選択図】図2
【解決手段】ステータ140は、ステータティース141Aを有するステータコア141と、ステータティース141Aに嵌合される開口144Aを有するインシュレータ144と、インシュレータ144に巻回されるステータコイル142とを備える。開口144Aは、ステータコア141を冷却した状態で該ステータティース141Aに嵌合される。
【選択図】図2
Description
本発明は、ステータおよびその製造方法ならびに回転電機に関し、特に、ステータティースに絶縁部材およびステータコイルが組付けられるステータおよびその製造方法ならびに回転電機に関する。
特開2002−262500号公報(特許文献1)には、固定子コイルを支持するためのコイル支持体を、熱膨張率の異なる複数枚の材料を重ね合わせたバイメタルにより形成した回転電機が記載されている。ここで、バイメタルは、スペーサとして用いられ、温度上昇に応じて固定子コイル側に凸に変形するように設けられている。
また、特許文献1と同様に、ステータコアにおけるティース部にコイルを巻回して形成されたステータを含む回転電機が、特開2003−164081号公報(特許文献2)および特開2001−218429号公報(特許文献3)などに記載されている。
特開2002−262500号公報
特開2003−164081号公報
特開2001−218429号公報
回転電機の駆動時に、ステータコイルは発熱する。したがって、ステータコイルからの放熱性を高めることは重要である。ステータコイルからの放熱性を高める1つの方策として、ステータコイルの熱をステータコアに効率よく伝達し、ステータコアからの放熱を促進することが考えられる。
特許文献1では、バイメタルからなるスペーサを設けることにより、固定子コイルと積層鉄心との良好な熱伝導を得ることができるとされているが、このようなバイメタルを設けることにより、部品点数が増加する。
他方、特許文献2,3に記載の発明では、ステータコイルとステータコアとの伝熱性を高めることは意図されていない。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、部品点数を増加させずにステータコイルからステータコアへの伝熱効率を向上させたステータおよびその製造方法ならびに該ステータを含む回転電機を提供することにある。
本発明に係るステータは、ステータティースを有するステータコアと、ステータティースに嵌合される開口を有する絶縁部材と、絶縁部材に巻回されるステータコイルとを備え、開口は、ステータコアを冷却した状態で該ステータティースに嵌合される。
上記構成によれば、ステータコアが冷却されてステータティースが収縮した状態で絶縁部材を嵌合させることにより、その後ステータティースが常温に戻って体積が元に戻った際に絶縁部材とステータティースとの間の隙間を縮小することができる。したがって、部品点数を増大させることなく、ステータコイルからステータコアへの伝熱効率を向上させることができる。
上記ステータにおいて、好ましくは、絶縁部材にステータティースが当接する。
上記構成によれば、絶縁部材にステータティースが当接することにより、ステータコイルからステータコアへの伝熱効率をさらに向上させることができる。
上記構成によれば、絶縁部材にステータティースが当接することにより、ステータコイルからステータコアへの伝熱効率をさらに向上させることができる。
上記ステータにおいて、好ましくは、ステータティースの根元部から先端部にわたって、絶縁部材とステータコアの軸方向端面とが密着する。
上記構成によれば、ステータコイルからステータコアへの伝熱効率をさらに向上させることができる。
上記ステータにおいて、1つの例として、ステータコアは、複数のステータティースを有し、複数のステータティースに各々異なる絶縁部材が嵌合される。
本発明に係るステータの製造方法は、ステータティースを有するステータコアを形成する工程と、開口を有する絶縁部材を形成する工程と、絶縁部材にステータコイルを巻回する工程と、ステータコアを冷却する工程と、冷却されたステータコアにおけるステータティースに開口を嵌合させる工程とを備える。
上記方法によれば、ステータコアが冷却されてステータティースが収縮した状態で絶縁部材を嵌合させることにより、その後ステータティースが常温に戻って体積が元に戻った際に絶縁部材とステータティースとの間の隙間を縮小することができる。したがって、部品点数を増大させることなく、ステータコイルからステータコアへの伝熱効率を向上させることができる。
上記ステータの製造方法において、好ましくは、開口がステータティースに嵌合される前において、開口の幅はステータティースの幅よりも狭く形成されている。
これにより、絶縁部材とステータティースとの密着度を向上させてステータコイルからステータコアへの伝熱効率をさらに向上させることができる。
本発明に係る回転電機は、回転シャフトに固設されたロータと、ロータの外周に設けられた、上述のステータ、または、上述のステータの製造方法により製造されたステータとを備える。
上記構成によれば、部品点数の増加が抑制され、かつ、ステータコイルの放熱効率の高い回転電機が得られる。
本発明によれば、部品点数を増加させずにステータコイルからステータコアへの伝熱効率を向上させることができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の構成を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
図1は、本発明の1つの実施の形態に係るステータを含む駆動ユニットの構造の一例を概略的に示す図である。図1に示される例では、駆動ユニット1は、ハイブリッド車両に搭載される駆動ユニットであり、モータジェネレータ100と、ハウジング200と、減速機構300と、ディファレンシャル機構400とドライブシャフト受け部500とを含んで構成される。
モータジェネレータ100は、電動機または発電機としての機能を有する回転電機であり、軸受120を介してハウジング200に回転可能に取付けられた回転シャフト110と、回転シャフト110に取付けられたロータ130と、ステータ140とを有する。
ロータ130は、ロータコア131と、ロータコア131に埋設された永久磁石132とを有する。ロータコア131は、鉄または鉄合金などの板状の磁性体を積層することにより構成される。永久磁石132は、たとえば、ロータコア131の外周近傍にほぼ等間隔を隔てて配置される。
ステータ140は、リング状のステータコア141と、ステータコア141に組付けられるステータコイル142と、ステータコイル142に接続されるバスバー143とを有する。バスバー143は、ハウジング200に設けられた端子台210を介して給電ケーブル220と接続される。これにより、外部電源230とステータコイル142とが電気的に接続される。
ステータコア141は、鉄または鉄合金などの板状の磁性体を積層することにより構成される。ステータコア141には、3つの巻線相であるU相、V相およびW相を含むステータコイル142が設けられる。ステータコイル142のU相、V相およびW相は、互いに円周上でずれるように設けられる。バスバー143は、それぞれステータコイル142のU相、V相およびW相に対応するU相、V相およびW相を含む。
給電ケーブル220は、U相ケーブルと、V相ケーブルと、W相ケーブルとからなる三相ケーブルである。バスバー143のU相、V相およびW相がそれぞれ給電ケーブル220におけるU相ケーブル、V相ケーブルおよびW相ケーブルに接続される。
モータジェネレータ100から出力された動力は、減速機構300からディファレンシャル機構400を介してドライブシャフト受け部500に伝達される。ドライブシャフト受け部500に伝達された駆動力は、ドライブシャフト(図示せず)を介して車輪(図示せず)に回転力として伝達されて、車両を走行させる。
一方、ハイブリッド車両の回生制動時には、車輪は車体の慣性力により回転させられる。車輪からの回転力によりドライブシャフト受け部500、ディファレンシャル機構400および減速機構300を介してモータジェネレータ100が駆動される。このとき、モータジェネレータ100が発電機として作動する。モータジェネレータ100により発電された電力は、インバータを介してバッテリに蓄えられる。
次に、図2,図3を用いて、ステータ140の構造についてより詳細に説明する。
図2は、ステータ140の軸方向断面図である。図2を参照して、ステータコア141は、周方向に等間隔に並ぶステータティース141Aを有し、ステータコイル142およびインシュレータ144が、各々のステータティース141Aに1つずつ組付けられている。すなわち、本実施の形態に係るステータ140は、複数のステータティース141Aに各々異なるステータコイル142およびインシュレータ144が設けられる、所謂「集中巻」ステータである。なお、本願発明の思想は、「集中巻」ステータのみならず、「分布巻」ステータにも適用され得る。
図2は、ステータ140の軸方向断面図である。図2を参照して、ステータコア141は、周方向に等間隔に並ぶステータティース141Aを有し、ステータコイル142およびインシュレータ144が、各々のステータティース141Aに1つずつ組付けられている。すなわち、本実施の形態に係るステータ140は、複数のステータティース141Aに各々異なるステータコイル142およびインシュレータ144が設けられる、所謂「集中巻」ステータである。なお、本願発明の思想は、「集中巻」ステータのみならず、「分布巻」ステータにも適用され得る。
より具体的には、各々のステータコイル142は、絶縁体(たとえば、ポリエチレン、フッ素系樹脂、アミド系樹脂など)からなるインシュレータ144に巻回される。インシュレータ144は、開口144Aを有する。開口144Aをステータティース141Aに嵌合させることで、インシュレータ144に巻回されたステータコイル142がステータコア141に固定される。
図3は、図2におけるIII−III断面図である。図3を参照して、ステータコア141の軸方向端面上には、それぞれU相,V相,W相のバスバーを構成するバスバー143U,143V,143Wが取り付けられたレール145が設けられている。図3に示されるステータコイル142は、V相のコイルであり、レール145に取り付けられたバスバー143Vと電気的に接続されている。なお、ステータコイル142がU相のコイルである場合は、該コイルはU相のバスバー143Uと電気的に接続され、ステータコイル142がW相のコイルである場合は、該コイルはW相のバスバー143Wと電気的に接続されることになる。
また、ステータコア141の軸方向端面上に設けられたレール145およびステータコイル142が樹脂により構成されるモールド樹脂部146によりモールドされている。これにより、各々のステータコイル142の位置決めが確実に行なわれるとともに、隣り合うステータコイル142間の絶縁がより確実に確保される。
モータジェネレータ100の駆動時に、ステータコイル142は発熱し、たとえば100℃以上に達する。本願発明者らは、ステータコイル142の放熱性を向上させるための方策として、インシュレータ144とステータコア141との隙間を縮小する嵌合方法を考案した。
図4〜図6を用いて、本実施の形態に係るステータ140の製造方法について説明する。まず、図4に示すように、ステータティース141Aを有するステータコア141と、開口144Aを有するインシュレータ144にステータコイル142を巻回して形成したカセットコイルとが準備される。この際、インシュレータ144の開口144Aの幅(L1)は、ステータティース141Aの幅(L2)よりも狭く形成されている。次に、図5に示すように、インシュレータ144に巻回されたステータコイル142が、矢印DR142方向からステータティース141Aに組付けられる。この際、ステータコア141はたとえば0℃程度に冷却され、その結果ステータコア141は収縮しており、ステータティース141Aの幅は、L2からL3(<L1)に縮小されている。したがって、カセットコイルのステータコア141への組付けをスムーズに行なうことができる。カセットコイルがステータコア141に組付けられた後、ステータコア141が常温(たとえば20℃〜30℃程度)に戻される。この結果、ステータコア141はもとの体積に戻ろうとするため、図6に示すように、ステータティース141Aの幅がL3から拡大し、ステータティース141Aの側面141A1がインシュレータ144に密着するようになる。
上述したように、インシュレータ144の開口144Aがステータティース141Aに嵌合される前(図4)において、開口144Aの幅(L1)をステータティース141Aの幅(L2)よりも狭く形成することで、インシュレータ144の組付け後において、図6に示すように、インシュレータ144とステータティース141Aの側面141A1とを密着させることができるので、ステータコイル142からステータコア141への伝熱効率を向上させることができる。また、インシュレータ144によりステータティース141Aを締め付けることができるので、ステータコア141を構成する複数の電磁鋼板の位置がより精密に合わされる。なお、インシュレータ144とステータティース141Aの側面141A1とは、必ずしも密着する必要はなく、両者の間に若干の隙間が形成されることもある。このような場合も、上述した「冷やし嵌め」により、インシュレータ144とステータティース141Aの側面141A1との隙間を縮小することにより、ステータコイル142からステータコア141への伝熱効率を向上させることができる。
また、図4〜図6には図示されていないが、開口144Aがステータティース141Aに嵌合される前において、開口144Aの高さはステータティース141Aの高さよりも低く形成されている。なお、ステータティース141Aの「高さ」とは、図3中における矢印DR141方向の寸法を意味する。このようにすることで、インシュレータ144の組付け後において、ステータティース141Aの根元部から先端部にわたって、インシュレータ144とステータコア141の軸方向端面とを密着させることができるので、ステータコイル142からステータコア141への伝熱効率をさらに向上させることができる。また、ステータコア141の軸方向において、ステータコイル142の位置決めを、より精密に行なうことが可能になる。
次に、ステータコア141の形態に応じたカセットコイルの組付け方法の特徴について説明する。
図7においては、リング状に形成された一体型のステータコア141の例を示す。このステータコア141により構成されるステータ140の製造フローは、図8に示すように、概ね下記の通りである。まず、ステップ10(以下、「S10」のように略す。)において、リング状のステータコア141を形成する。そして、S20において、ステータティース141Aに嵌合するインシュレータ144を形成し、S30において、インシュレータ144にステータコイル142A,142Bを巻回する。そして、S40において、ステータコア141を冷却し、ステータティース141Aの幅を縮小させ、S50において、ステータティース141Aにインシュレータ144を嵌合させる。その後、S60において、ステータコア141を常温に戻すことにより、ステータティース141Aをインシュレータ144に当接させる。
なお、図7の例では、周方向に並ぶ複数のステータティース141Aに対し、断面が矩形状のステータコイル142Aが巻回されたインシュレータ144と、断面が台形状のステータコイル142Bが巻回されたインシュレータ144とが1つおきに交互に組付けられている。S50において、インシュレータ144をステータティース141Aに組付ける際は、まず、ステータコイル142Bが巻回されたインシュレータ144をステータティース141Aに1つおきに嵌合させ、その後、ステータコイル142Aが巻回されたインシュレータ144を残りのステータティース141Aに嵌合させる。このようにすることで、スロット内におけるステータコイルの占有率を向上させ、モータジェネレータ100の出力を向上させることができる。
図9においては、周方向に分割された分割コア1410の例を示す。この分割コア1410により構成されるステータ140の製造フローは、図10に示すように、概ね下記の通りである。まず、S10Aにおいて、複数の分割コア1410を形成する。そして、S20において、ステータティース141Aに嵌合するインシュレータ144を形成し、S30において、インシュレータ144にステータコイル142を巻回する。そして、S40Aにおいて、複数の分割コア1410を冷却し、ステータティース141Aの幅を縮小させ、S50において、ステータティース141Aにインシュレータ144を嵌合させる。その後、S60Aにおいて、分割コア1410を常温に戻すことにより、ステータティース141Aをインシュレータ144に当接させる。さらに、S70において、ステータコイル142が組付けられた分割コア1410を周方向に並べ、締結リング(図示せず)により固定する。
図11においては、リング状に形成された一体型のステータコア141に切れ目141Bを設けた例を示す。このステータコア141により構成されるステータ140の製造フローは、図12に示すように、概ね下記の通りである。まず、S10Bにおいて、切れ目141Bを有するリング状のステータコア141を形成する。そして、S20において、ステータティース141Aに嵌合するインシュレータ144を形成し、S30において、インシュレータ144にステータコイル142を巻回する。そして、S40Bにおいて、切れ目141Bを有するステータコア141を冷却し、ステータティース141Aの幅を縮小させ、S50において、ステータティース141Aにインシュレータ144を嵌合させ、S55において、ステータコア141に形成された切れ目141Bを閉じる。その後、S60において、ステータコア141を常温に戻すことにより、ステータティース141Aをインシュレータ144に当接させる。
図11の例では、S50において、切れ目141Bを広げた状態で、ステータティース141Aにインシュレータ144を嵌合し、全てのステータティース141Aにインシュレータ144が嵌合された後に、S55において、切れ目141Bが閉じられている。その際、インシュレータ144は、切れ目141Bから離れたステータティース141Aから先に嵌合され、切れ目141Bに隣接するステータティース141Aに対しては最後に嵌合される。上記のように、切れ目141Bを広げた状態でステータティース141Aにカセットコイルを嵌合させ、その後、切れ目141Bを閉じることで、スロット内におけるステータコイルの占有率を向上させ、モータジェネレータ100の出力を向上させることができる。
本実施の形態に係るステータ140によれば、上述したように、ステータコア141が冷却されてステータティース141Aが収縮した状態でインシュレータ144を嵌合させることにより、その後ステータティース141Aが常温に戻って体積が元に戻った際にインシュレータ144とステータティース141Aとの間の隙間を縮小することができる。したがって、部品点数を増大させることなく、ステータコイルからステータコアへの伝熱効率を向上させることができる。ここで、インシュレータ144にステータティース141Aを当接させることにより、ステータコイル142からステータコア141への伝熱効率をさらに向上させることができる。
上述した内容について要約すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態に係るステータ140は、ステータティース141Aを有するステータコア141と、ステータティース141Aに嵌合される開口144Aを有する「絶縁部材」としてのインシュレータ144と、インシュレータ144に巻回されるステータコイル142とを備える。開口144Aは、ステータコア141を冷却した状態で該ステータティース141Aに嵌合される。
また、本実施の形態に係るステータの製造方法は、ステータティース141Aを有するステータコア141を形成する工程(S10)と、開口144Aを有するインシュレータ144を形成する工程(S20)と、インシュレータ144にステータコイル142を巻回する工程(S30)と、ステータコア141を冷却する工程(S40)と、冷却されたステータコア141におけるステータティース141Aに開口144Aを嵌合させる工程(S50)とを備える。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 駆動ユニット、100 モータジェネレータ、110 回転シャフト、120 軸受、130 ロータ、131 ロータコア、132 磁石、140 ステータ、141 ステータコア、141A ステータティース、141A1 側面、141B 切れ目(隙間)、142 ステータコイル、143,143U,143V,143W バスバー、144 インシュレータ、144A 開口、145 レール、146 モールド樹脂部、200 ハウジング、210 端子台、220 給電ケーブル、230 外部電源、300 減速機構、400 ディファレンシャル機構、500 ドライブシャフト受け部、1410A 分割コア。
Claims (7)
- ステータティースを有するステータコアと、
前記ステータティースに嵌合される開口を有する絶縁部材と、
前記絶縁部材に巻回されるステータコイルとを備え、
前記開口は、前記ステータコアを冷却した状態で前記ステータティースに嵌合される、ステータ。 - 前記絶縁部材に前記ステータティースが当接する、請求項1に記載のステータ。
- 前記ステータティースの根元部から先端部にわたって、前記絶縁部材と前記ステータコアの軸方向端面とが密着する、請求項1または請求項2に記載のステータ。
- 前記ステータコアは、複数の前記ステータティースを有し、
複数の前記ステータティースに各々異なる絶縁部材が嵌合される、請求項1から請求項3のいずれかに記載のステータ。 - ステータティースを有するステータコアを形成する工程と、
開口を有する絶縁部材を形成する工程と、
前記絶縁部材にステータコイルを巻回する工程と、
前記ステータコアを冷却する工程と、
冷却された前記ステータコアにおける前記ステータティースに前記開口を嵌合させる工程とを備えた、ステータの製造方法。 - 前記開口が前記ステータティースに嵌合される前において、前記開口の幅は前記ステータティースの幅よりも狭く形成されている、請求項5に記載のステータの製造方法。
- 回転シャフトに固設されたロータと、
前記ロータの外周に設けられた、請求項1から請求項4のいずれかに記載のステータ、または、請求項5もしくは請求項6に記載のステータの製造方法により製造されたステータとを備えた、回転電機。
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