JP2008312134A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サービスマン用や視聴者用のOSDによる設定画面を、操作者の位置に応じて操作者が見やすい表示サイズ及び表示位置で表示させることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置1は、画面にOSD画像を表示させる制御を行うOSD制御部を備え、且つ受信部を複数異なる位置に配する。受信部は、リモートコントローラからのユーザ操作による操作信号を受信する操作信号受信部、或いはユーザ操作による操作ボタンの変化量を受信する本体操作部とする。例えばリモコン受信部12a〜12cと本体側の操作ボタン群13a〜13cとを配する。複数の受信部は、それぞれ少なくとも表示装置1に係わる同一の設定操作を操作信号又は変化量として受信可能とする。OSD制御部は、設定操作を受信した受信部を検知し、検知された受信部に応じて表示位置及び表示サイズを含む表示形態が異なるように、設定用OSD画像を表示させる制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、より詳細には、複数の受信部でユーザ操作による操作信号又は変化量を受信することが可能な表示装置に関する。
近年の薄型テレビ装置の市場拡大に伴い、リビングルームに設置するための大画面テレビ装置の需要が高まっている。従来、超大画面テレビと言えばフロント投射型のプロジェクションテレビが多かったが、プラズマテレビや液晶テレビでも50インチ型を超えるものが商品化された今日、100インチ型を超える直視型の超大画面テレビも商品化されるに至っている。また、画像を表示する表示装置としては、テレビ装置以外にパーソナルコンピュータ(PC)からの画像を表示するPCモニタも挙げられる。近年、企業ユーザに限らず一般ユーザからも、大画面のPCモニタの需要が高まっている。
通常、このような表示装置には、サービスマン用並びに視聴者用に、各種調整を含む設定を行うための設定画面がOSD(On Screen Display)として用意されている。設定画面への移行は、本体の操作部に設けられたキーでの入力、或いはリモートコントローラ(以下、リモコンという)上のキーでの入力によって実行される。また、サービスマン専用のリモコンが用意され、それにより設定画面へ移行できる表示装置もある。
しかし、従来では設定画面を一律の大きさで表示していたため、特に大画面の表示装置では設定を行う人間が見やすい位置にまで移動し画面に対してある程度距離をとらないと設定値の確認ができず、煩わしかった。
特許文献1には、リモコンとテレビ装置との間の距離を検出する距離検出回路を用い、検出した距離情報に基づきOSDのサイズ/表示位置を変更するオンスクリーン表示装置が開示されている。この距離検出回路では、リモコン信号の受信レベルの違いから操作距離を検出している。
また、リモコンとテレビ装置との間の距離を検出する技術として、特許文献2には、磁気センサや、ディスプレイの前面に水平方向に複数設けた指向性の高いリモコン受光部などの位置検出手段が開示されている。但し、特許文献2に記載の画面表示方法は、複数の映像をマルチ画面表示して、各画面のそれぞれを異なる視聴者が視聴することを前提としており、この位置検出手段により検出された視聴位置に基づきどの画面に映像を表示するかを決定している。
また、特許文献3には、大画面高精細ディスプレイ周辺部に配置した複数のリモコン受信部により、視聴者が保持するリモコンの位置を検出する位置検出手段が開示されている。但し、特許文献3に記載の視聴システムは、複数の映像をマルチ画面表示することを前提としており、この位置検出手段により検出された視聴者の移動に応じて、選択画面ウインドウの表示位置を変えると共に、他のマルチ画面ウインドウのレイアウトも自動変更可能となっている。
特開平7−274087号公報 特開2001−94900号公報 特開2003−116074号公報
しかしながら、特許文献1に記載の距離検出回路では画面に対して垂直方向の距離を検出しているだけであり、大画面のテレビ装置での設定時には操作者が画面に対して右側に居ても左側に居ても同じような表示位置/表示サイズになってしまうため、設定値確認のために操作者が移動しないと見難いままであることに変わりはない。
また、サービスマンやユーザによるOSD表示を伴う各種設定には、実際に映像を表示させながら行う映像(画質)調整などの設定も含まれるが、画質調整においては、映像サイズ(スケーリング)も重要な要素となるため、サービスマンやユーザの位置に応じて映像サイズは変更することなく、設定値等をOSD表示するための調整画面の大きさだけを変えることによって、設定値の視認性を保持したまま作業を行うことができる。
しかしながら、特許文献2,3に記載の技術は映像のマルチ画面表示のための技術であり、仮に、いずれかの技術を採用し操作者の位置に応じて映像サイズの変更を実行した場合、当然、各種設定に伴うOSD表示時にも同様の映像サイズ変更処理が施されてしまっている。従って、特許文献2,3に記載の技術では、操作者の距離に応じて映像サイズ(及び映像位置)はそのままでOSD表示サイズ(及び表示位置)のみを変更するといった制御は行うことができず、映像調整には不向きである。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、サービスマン用や視聴者用のOSDによる設定画面を、操作者の位置に応じて操作者が見やすい表示サイズ及び表示位置で表示させることが可能な表示装置の提供を、その目的とする。
上述のごとき課題を解決するために、本発明に係る表示装置は、入力された画像を画面に表示する表示装置であって、前記画面にオンスクリーン画像を表示させる制御を行うOSD制御部を備え、且つ、リモートコントローラからのユーザ操作による操作信号を受信する操作信号受信部又はユーザ操作による操作ボタンの変化量を受信する本体操作部からなる受信部を、複数異なる位置に配し、複数の前記受信部は、それぞれ少なくとも当該表示装置に係わる同一の設定操作を操作信号又は変化量として受信可能とし、前記OSD制御部は、設定操作を受信した受信部を検知し、該検知された受信部に応じて表示位置及び表示サイズを含む表示形態が異なるように、設定用オンスクリーン画像を表示させる制御を行うことを特徴としたものである。
本発明に係る表示装置によれば、サービスマン用や視聴者用のOSDによる設定画面を、操作者の位置に応じて操作者が見やすい表示サイズ及び表示位置で表示させることが可能となる。
以下、本発明に係る表示装置について、テレビ装置であることを前提として基本的に説明するが、PC等のコンピュータに接続してデータ表示を行うPCモニタ等のディスプレイなど、他の表示装置に対しても同様に適用できる。また、表示装置としては、液晶表示装置の他に、プラズマディスプレイパネル(PDP)、有機EL(Electro Luminescence)、LED(light emitting diode)表示装置等の自己発光型ディスプレイなど、様々な表示方式のものが適用できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を示す図で、破線で囲んだ部分は表示装置の内部構成を示している。また、図2は、図1の表示装置を操作する操作部の例を示す外観図で、図2(A)は図1の表示装置を遠隔操作するためのリモコンの一例を、図2(B)はそのリモコンの受信部及び操作ボタン群の一例を示している。
表示装置1は、入力された画像(映像)を表示部11の画面に表示する装置であり、表示部11の他に、全体を制御する主制御部16と、表示装置1における各種設定データを格納する不揮発性のメモリ17とを備える。表示装置1がテレビ装置である場合には、動画像や静止画像などを入力するための各種チューナや外部入力端子、さらには復調回路や信号処理回路なども具備されている。
表示装置1は、さらに受信部を複数、異なる位置に配する。ここでいう受信部とは、リモコンからのユーザ操作による操作信号(以下、リモコン操作信号という)を受信する操作信号受信部、或いはユーザ操作による操作ボタンの変化量を受信する本体操作部、のいずれかが該当する。また、各受信部は、それぞれ少なくとも表示装置1に係わる同一の設定(調整)操作を、リモコン操作信号又は変化量として受信可能とする。すなわち、いずれの受信部からであっても或る同じの内容の設定操作が受信可能となっている。なお、ここで変化量を受信するとは、単に変化したという事象を受信することを意味し、換言すると操作ボタンが押下されたことを検知することを意味する。
図1では、受信部として、例えば図2(A)のごときリモコン2から操作信号を受信する操作信号受信部(リモコン受信部)12a,12b,12cと、本体で直接、操作者からの操作を受け付ける操作ボタン群13a,13b,13cとを、筐体のフレーム10の異なる位置に配した例を示している。ここで、操作ボタン群13a,13b,13cは、それぞれ別の本体操作部に対応している。
より具体的には、リモコン受信部12aと操作ボタン群13aとは、例えば図2(B)に示すリモコン受信部12及び操作ボタン群13のようにセットとして並べて配すればよい。他のリモコン受信部及び操作ボタン群のセットも同様である。例えば、各操作ボタン群13a〜13cは、図2(B)の操作ボタン群13のごとく音量/上下移動ボタン、選局/左右移動ボタン、入力切換ボタン、メニュー画面表示ボタン、決定ボタンなどで構成すればよい。なお、メニュー画面表示ボタンのみなど1つの操作ボタンで構成してもよい。
また、図1の例では、全ての受信部をフレーム10における画面下側に配しているが、画面横側や画面上側に配してもよく、操作ボタン群13a〜13cに関してはフレーム10の画面側に限らず側面や上面に設けてもよい。但し、図5乃至図10を参照して後述するように受信部の配置に応じてOSD画像の表示形態の異ならせ方が違ってくる。
また、リモコン受信部12a〜12cでリモコン2から受信可能な操作内容と、操作ボタン群13a〜13cのそれぞれに対応した本体操作部で受信可能な操作内容とは、後述の表示形態を異ならせる対象となる設定操作以外の内容では当然異なってもよく、また操作が設定操作であるか否かに拘わらず、操作者が実際に操作する手順は異なってもよい。リモコン2側の送信部及び表示装置1側の受信部は、例えば、日本国内であれば財団法人家電製品協会フォーマットや各メーカ独自の赤外線通信方式を採用して、赤外線送光部及び赤外線受光部としてそれぞれ構成すればよい。
また、本発明に係る表示装置1は、画面にオンスクリーン画像(OSD画像)を表示させる制御を行うOSD制御部を備えるものとする。このOSD制御部は、本発明の主たる特徴として、設定操作を受信した受信部を検知し、検知された受信部に応じて表示位置及び表示サイズを含む表示形態が異なるように、設定用OSD画像(いわゆる設定画面)を表示させる制御を行う。この制御は入力映像の表示制御とは独立したものであり、基本的に入力映像の表示に影響を与えるものではない。
以下、このOSD制御部を、OSD処理部18、R/Cキー入力検出部14、本体キー入力検出部15、及びそれらの制御を行う主制御部16で構成した例を挙げて説明する。
まず、設定操作を受信した受信部とは、図1の例ではリモコン受信部12a,12b,12c及び操作ボタン群13a,13b,13cに対応する3つの本体操作部からなる合計6つのうちいずれか1又は複数となる。また、検知については、主制御部16を含む制御部にこれら6つの信号がそれぞれ独立して入力するような構成にしておくことで、主制御部16でいずれの受信部からの信号であるのかを判断することができる。
この構成例として、表示装置1は、主制御部16の入力インターフェースとして、リモコン受信部12a〜12cで受信したリモコン操作信号(リモコンキー入力の信号)を検出するR/Cキー入力検出部14と、操作ボタン群13a〜13cに対応する本体操作部で受信した変化量(キー入力の有無、すなわちボタン押下の有無)を検出する本体キー入力検出部15とを備える。なお、特にR/Cキー入力検出部14と本体キー入力検出部15とを分ける必要はなく、少なくとも操作信号(リモコン操作信号又は本体操作部の操作信号)とその検出元の受信部が検出できればよい。
R/Cキー入力検出部14で検出されたリモコン操作信号及びその検出元を示す信号(例えばリモコン受信部12a,12bで受信したことを示す信号)、並びに本体キー入力検出部15で検出された操作信号及びその検出元を示す信号(例えば操作ボタン群13bから操作を受け付けたことを示す信号)は、主制御部16に入力される。なお、本発明に係わる制御のためには、検出元を示す信号は、少なくともリモコン操作信号又は変化量が設定操作に関するものであった場合に主制御部16に入力されればよい。
これらの信号が入力することで主制御部16は、操作内容(設定操作内容)を、内蔵のROM或いは外付けのROM又は他の不揮発性メモリ(以下、内蔵ROM等という)に予め格納された操作対応データに基づき解釈し、その内容を実行するよう各部を制御することができる。さらに、主制御部16は、その操作を受信した受信部がいずれであるかを得ることができるため、その検出された受信部から、内蔵ROM等に予め格納された表示形態対応データ(受信部毎及び受信部の組み合わせ毎の表示形態を示すデータ)を参照し、OSD処理部18に設定用OSD画像の表示形態を指示することができる。OSD処理部18での処理方法によって異なるが、表示形態対応データとして予め規定しておく情報とは、例えば、検出位置毎のOSD表示開始位置及び画面サイズ毎のOSD文字サイズ等の情報を指す。
主制御部16は、例えばCPUやその作業領域となるRAM等でなるマイクロコンピュータで構成すればよい。この構成では、内蔵ROM等に制御プログラムを格納しておき、CPUが、格納された制御プログラムをRAM上に読み出し、処理中のデータを一時的にRAMに格納しながらその制御プログラムを実行する。この制御プログラムは、内蔵ROM等に予め格納された操作対応データ及び表示形態対応データを参照し、入力検出部14,15の検出結果に応じた表示形態での設定用OSD画像の表示処理をOSD処理部18に対して指示するプログラムも含まれることとなる。
OSD処理部18は、表示対象のOSD画像を入力映像(映像なしのケースも有り)に重畳させ合成することで、表示部11での表示を可能にする。表示対象のOSD画像は、様々な方法で得ることができる。例えば、OSD処理部18に内蔵又は外付けの不揮発性メモリ又はROM等(以下、内蔵ROM等という)に、OSDデータ(表示情報)として予め格納した画像そのものを読み出すことで得てもよいし、それらの画像の組み合わせを読み出して生成してもよいし、キャラクタジェネレータで生成してもよい。
設定操作がなされた場合には、OSD処理部18は設定用OSD画像を同様にして出力するが、上述したように主制御部16からの指示に基づき入力検出部14,15の検出結果に応じた表示形態をもつ設定用OSD画像を生成し出力することとなる。この設定用OSD画像の例は図3乃至図10を参照しながら後述するが、このような表示形態の異なる設定用OSD画像の生成は、次のような様々な方法で実現できる。
例えば、複数のキャラクタジェネレータをOSD処理部18にもたせておき、受信部検出の結果に基づく主制御部16からの指示に従ってキャラクタ(文字やシンボル等)のサイズを選択して、対応するサイズのキャラクタジェネレータでそのサイズのキャラクタを生成させる。OSD処理部18は、それと同時に、同じく主制御部16からの指示に従って表示位置、すなわち表示開始位置(OSD表示座標)或いは表示開始位置及び表示終了位置で描画する。表示開始位置の基準となる受信部は、画面向かって最も左側(及び最も上側)に位置する受信部にするなどしておけばよい。
このように、表示形態のうちの表示サイズは、設定用OSD画像の画像サイズ(表示領域の大きさ)だけでなく、その設定用OSD画像中の文字等のサイズ(大きさ)を含むことが好ましい。なお、上述したように画像サイズは文字等のサイズを指定することで自動的に決定される構成を採用してもよい。
また、OSD処理部18においてOSDデータとして複数の表示形態で予め格納しておき、同じく主制御部16からの指示に従ってOSDデータを選択して出力するようにしてもよい。さらには、OSD処理部18において基本となるOSDデータを基本の表示形態で予め格納しておき、主制御部16からの倍率指定を含む指示に従ってOSDデータを変倍して指示された表示位置になるように出力するようにしてもよい。倍率指定は、全画面の大きさを基準として1/Nなどで指定してもよいし、逆に最も小さい表示形態の設定用OSD画像を基準としてN倍などと指定してもよい。
また、設定用OSD画像が表示部11に表示された状態で操作者は各種設定を値入力又は選択入力などで設定することとなるが、主制御部16はその操作を受けて、必要に応じて次の設定用OSD画像の表示をOSD処理部18に指示して表示させ、最終的にメモリ17に格納された設定データを更新する。
また、図1では、本発明に係るOSD表示処理を実行するための受付対象となる複数の受信部として、リモコン受信部と操作ボタン群とのセットを3セット配した例を示し、リモコン受信部と操作ボタン群とを別々の受信部として取り扱って設定用OSD画像を表示させている。このようなセットでの配置例の場合、他の処理例として、セットとして同じ表示形態で設定用OSD画像を表示させてもよい。換言すると、主制御部16は、セットに含まれるリモコン受信部と操作ボタン群との検出(例えばリモコン受信部12aを検出した場合と操作ボタン群13aを検出した場合)を同義として取り扱ってもよく、特に、図1で例示のようにセット内で隣接している場合には好適である。
さらに、本発明に係る受付対象の複数の受信部としては、図示した例に限らず、複数のリモコン受信部だけ、或いは複数の操作ボタン群(本体操作部)だけ、或いは、複数のリモコン受信部及び1又は複数の操作ボタン群(本体操作部)だけであってもよい。いずれの構成においても、本発明に係るOSD表示処理を実行するための受付対象とならない受信部が別途設けられていてもよい。
次に、図2(A)で例示するテレビ装置用のリモコン2について説明する。なお、表示装置1がPCモニタの場合、リモコンはPC本体用のリモコンと兼ねたものであってもよい。リモコン2は、電源のオン/オフを操作する電源ボタン20と共に、チャンネル番号を選択する操作を行うためのチャンネル選択ボタン23、チャンネル番号を上方向及び下方向に操作して選択するチャンネル上下ボタン25、アナログ、デジタル、放送衛星(BS)、及び通信衛星(CS)の間で受信する放送を切り換える放送切換ボタン24、及び外部接続機器を含めた入力ソースを切り換える入力切換ボタン26を備え、各ボタンの押下により送光部から対応するリモコン操作信号が送信される。
リモコン2には、設定操作を行うためのボタンとして、表示装置1の各種設定を行うメニュー画面を表示する操作を行うためのメニュー画面表示ボタン30が設けられている。設定操作用としては、その他、画面表示ボタン21、オフタイマー設定ボタン22、EPG等の電子番組表を表示する操作を行うための番組表表示ボタン27、テレテキストを表示する操作を行うためのテレテキスト表示ボタン28、現在受信中の番組に対する番組情報を表示する操作を行うための番組情報表示ボタン29、メニュー画面表示時をはじめ設定時のカーソル位置の左右上下方向への移動操作や決定操作を行うための移動・決定ボタン31、各処理を終了させる操作を行う終了ボタン32、各処理を一つ前の段階に戻す操作を行う戻りボタン33、及び、テレテキスト画面やEPG/ESG(電子サービスガイド)の画面やメニュー画面などを表示しているときの簡易操作用としての赤、緑、黄、及び青のカラーボタン34が設けられている。これらの設定操作用ボタンの押下により、リモコン2の送光部から対応する設定操作信号が送信される。
なお、画面表示ボタン21に関し、押下により現在の表示中の映像ソース(入力ソースやチャンネル番号等)が表示装置1の画面上にOSD表示されるが、視聴者はこの表示を見ながら映像を切り換える操作を行うことがある。従って、映像ソースを視聴者(操作者)にとって見やすくするために、画面表示ボタン21の押下を設定操作として取り扱えばよい。但し、画面表示ボタン21の押下は、設定操作以外の操作として取り扱うようにしておいてもよい。また、電源ボタン20以外のボタンの押下も同様に予め決めておけば、設定操作として取り扱ってもよい。但し、設定操作として取り扱う場合には、本体側の操作ボタン群でも同じ内容の設定操作(操作手順は異なってもよい)が実行可能としておけばよく、例えばメニュー画面表示ボタンで表示されるメニュー中に含ませておけば、多くの操作ボタン群を設置するスペースを省略できる。
図3は、図1の表示装置におけるOSD表示処理の一例を説明するためのフロー図である。また、図4は、図1の表示装置における設定用OSD画像の例を示す図で、図4(A)はメニュー画像の一例を、図4(B)は図4(A)に続くメニュー画像の一例を示している。また、図5は、図3のOSD表示処理によって表示される画面例を示す図である。
上述のごとき構成の表示装置1で実行されるOSD表示処理について図3の流れに従って説明する。この例では、設定用OSD画像としては、図4(A)で例示するメニュー画像40を挙げるが、より単純な輝度調整用のOSD画像等であっても、さらには音量調整用のOSD画像等の映像調整を伴わない設定の場合にも適用できる。
また、図4(A)では、メニュー画面40の各設定項目のうち、例えば映像調整項目41を操作者がリモコン2又は操作ボタン群により選択し、明るさセンサ、明るさ、映像、黒レベル等の設定項目一覧が表示された例を示している。さらに、以下の例では、その一覧の中でプロ設定の設定項目43が選択された場合、図4(B)のメニュー画像44が表示されるものとして説明する。また、図4(B)では、カラーマネージメント(色相)、同(彩度)、同(明度)、色温度、アンベールコントロール等の設定項目一覧が表示され、そのうち色温度の設定項目45が選択された例を示している。
また、説明の簡略化のため、リモコン受信部12a,12b,12cをそれぞれ操作ボタン群13a,13b,13cとセットとして取り扱う場合についてのみ説明する。これら3つのセットは、図5の画面50の下側に図示したように受信部A,B,Cとして説明する。また、図5において各画面51〜55に図示した右上がり斜線の矩形領域は図4(A)のメニュー画面40が該当し、画面56,57に図示した右下がり斜線の矩形領域は図4(B)のメニュー画面44が該当する。
図5の画面50を表示した状態から説明すると、まず、受信部A〜Cのいずれか1又は複数でユーザ操作によるリモコン操作信号又は変化量を受信する(ステップS1)。続いて、入力検出部14,15で検出された操作信号及びその検出元を示す信号が入力検出部14,15から主制御部16へ出力され、主制御部16がこれらの信号に基づき設定用OSD画像の表示を伴う操作であるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2でNOであれば通常の画面表示処理を実行し(ステップS3)、ステップS1に戻って次の操作を待つ。例えばチャンネル切換が設定操作として割り当てられていない通常の操作であるとすると、チャンネル切換操作信号の入力に伴って、主制御部16が、表示部11で表示中の映像ソースを切り換え画面50から切換先の映像の画面を表示させる。主制御部16は、映像表示指示と共に、OSD処理部18に対してその画面右上に映像ソースの入力番号又はチャンネル番号を映像に重畳してOSD表示するよう指示して実行させる。
一方、ステップS2でYESの場合、以下の処理(ステップS4〜S11)を実行する。図4(A)のメニュー画像40など、設定用OSD画像の表示を行う場合、まず、主制御部16が受信部を検出する(ステップS4)。ステップS4の処理は、ステップS2で得た入力検出部14,15からの信号を得ることで実行すればよい。
ステップS4で、設定操作を受信した受信部として受信部Aが検出された場合には、主制御部16及びOSD処理部18は、図5の画面51の実線矩形で示す位置及び大きさで設定用OSD画像を表示部11に表示する(ステップS5)。同様に、ステップS5では、受信部Bが検出された場合には図5の画面52の実線矩形で示す位置及び大きさで設定用OSD画像を表示し、受信部Cが検出された場合には図5の画面51の破線矩形で示す位置及び大きさで設定用OSD画像を表示する。
ステップS4で、受信部Aと受信部Bとが検出された場合、主制御部16及びOSD処理部18は、図5の画面53の実線矩形で示す位置及び大きさで設定用OSD画像を表示部11に表示する(ステップS6)。同様に、ステップS6では、受信部B,Cが検出された場合には図5の画面54の実線矩形で示す位置及び大きさで設定用OSD画像を表示する。ステップS5で表示させる画像の大きさを基準(等倍)として説明すると、ステップS6では、2倍の数(2つ)の受信部が検出されており、設定用OSD画像の大きさも2倍に表示している。
ステップS4で、受信部A,B,C全てが検出された場合、主制御部16及びOSD処理部18は、図5の画面55の実線矩形で示す位置及び大きさで設定用OSD画像を表示部11に表示する(ステップS7)。ステップS7では大きさを全画面表示としており、全画面の表示サイズが基準の3倍に該当するように基準サイズを決めておいてもよいし、基準に対する倍率とは関係なく全画面表示するように決めておいてもよい。
また、ステップS7では、受信部A,Cが検出された場合にも、図5の画面55で示すように全画面表示を行う。すなわち、受信部Bが未検出であったのは何かの障害物がその手前に置いてあると考えて、それを挟む受信部A,Cのみが検出された場合にも全ての受信部A,B,Cが検出されたときと同様に全画面表示を行う。
ステップS5〜S7で説明したように、主制御部16及びOSD処理部18は、検知された受信部と検知されなかった受信部との位置関係(設定操作を受信した受信部と同じ設定操作を受信しなかった受信部との位置関係)に応じてその表示形態が異なるように表示制御する。その場合、ここでの配置例のように受信部は水平方向に等間隔に配置することが好ましく、また垂直方向(画面の左右側)に配置する場合にも等間隔に配置することが好ましい。
このような位置関係に応じた表示形態での表示制御は、この例でのようにリモコンからのリモコン操作信号を受信するリモコン受信部を2つ以上含むことを前提とする場合、次のような制御を行うことが好ましい。すなわち、主制御部16及びOSD処理部18は、設定操作を受信したとして検知されたリモコン受信部が位置的に連続したもの(隣り合うリモコン受信部)であった場合、検知されたリモコン受信部の数に比例したサイズ(画像の大きさ、文字の大きさ)の表示形態で設定用OSD画像の表示制御を行うことが好ましい。例えば、ステップS6のごとく2つで受信した場合には基準に対して縦横各2倍に、ステップS7のごとく3つで受信した場合には基準に対して縦横3倍に、それぞれ設定用OSD画像を表示する。勿論、全てのリモコン受信部で受信した場合の設定用OSD画像の大きさ(全画面表示)を基準として、その1/Nの数でのみ受信した場合には1/N倍の大きさで設定用OSD画像の表示を行うようにしてもよい。
また、上述のごとき位置関係に応じた表示形態での表示制御は、この例でのようにリモコンからのリモコン操作信号を受信するリモコン受信部を3つ以上含むことを前提とする場合、次のような制御を行うことが好ましい。すなわち、主制御部16及びOSD処理部18は、ステップS7での受信部A,Cが検知された場合の処理のように、検知されたリモコン受信部が位置的に連続しない2つ以上存在した場合でも、検知がなされたリモコン受信部のうち最も離間した関係にある2つのリモコン受信部及びそれら2つのリモコン受信部の間に位置するリモコン受信部の数(これの例では3つ)に比例したサイズの表示形態で表示制御を行うことが好ましい。
ステップS5〜S7のそれぞれに続き、受信部で次の操作によるリモコン操作信号又は変化量を受信する(ステップS8)。主制御部16は、受信した操作が設定用OSD画像の終了を伴う操作であるか否か判定し(ステップS9)、YESの場合、ステップS3へ移行し、通常画面表示処理を実行する。
一方、ステップS9でNOの場合、主制御部16は、OSD初期表示形態を生かす設定であるか否かを判定する(ステップS10)。ここで、主制御部16は、予め決定し内蔵ROM等にいずれかの設定を格納しておきそれを読み出すことで判定できる。ステップS10でNOの場合、ステップS4へ戻り、次に表示すべき設定用OSD画像が一連の設定用OSD画像であったとしても、表示すべき設定用OSD画像毎に受信部に応じたOSD表示を実行する。一方、ステップS10でYESの場合には、ステップS5〜S7のいずれか実行したステップに従い、ステップS8で受信した設定用OSD画像表示も同様に実行し(ステップS11)、ステップS8へ戻る。
ステップS9〜S11等で説明したように、主制御部16及びOSD処理部18は、受信した設定操作が一つ前の設定操作の一連の設定用OSD画像に対するものである場合には、検知された受信部に拘わらず一つ前の設定操作に対して用いた表示形態をそのまま使用して表示制御することが好ましい。換言すると、本発明でのOSD制御部は、設定操作のうち設定開始操作で開始される一連の設定用OSD画像の表示形態を共通の表示形態とするよう制御することが好ましい。また、主制御部16及びOSD処理部18は、ステップS10でNOのときの処理のように、受信した設定操作が一つ前の設定操作の一連の設定用OSD画像に対するものである場合であっても、今回の設定操作に対して検知された受信部に応じてその表示形態を異なるように表示制御してもよい。
以上説明したように、本発明では、サービスマン用の映像調整等の設定画面や視聴者用のメニューに含まれる映像調整等の設定画面に移行したときの受信部を検知し、検知された受信部の設置位置に操作者がいる可能性が高いことから、その位置近傍の一部の画面エリアに設定に適切な大きさ(見やすい大きさ)に自動切換して設定画面を表示する。
さらに、本発明では、図5の各画面51〜54,56,57に例示したように、映像はそのままに設定用OSD画像の大きさ(スケール)及び位置を変化させている。なお、画面55の全画面表示においても、設定用OSD画像がキャラクタのみの場合には映像が透けて見えるし、設定用OSD画像が全画面を覆う画像であった場合でも一部又は全部をαブレンディング処理することで、映像を確認しながらの設定が可能となる。
特に超大型テレビともなれば、例えば本体操作時とリモコン操作時とで視聴者本人の目に結像する像の倍率に大きな隔たりが生じるため、いずれの場合も同じOSD表示方法を採用すると設定内容が確認し難くなるが、本発明では、設定操作を受信した受信部を検知するという簡便な処理で判定した結果を表示形態の決定に用い、この問題を解決している。このように、本発明によれば、サービスマン用や視聴者用のOSDによる設定画面を、操作者の位置に応じて操作者が見やすい表示サイズ及び表示位置で表示させることが可能となり、特に超大画面テレビでのサービス性や視聴者の操作性を向上させることができる。実際、超大画面テレビでは、ユーザの操作性をよくするために、本体キー及びリモコン受信部は複数箇所に設置されることが想定されるため、本発明は有用である。
図6乃至図8は、それぞれ、本発明に係る表示装置におけるOSD表示処理によって表示される画面例を示す図で、図1及び図5で示した表示装置と受信部の配置が異なる表示装置における画面例を示している。なお、簡略化のため、一連の設定用OSD画像のときの表示については省略するが、図5で説明した方法と同様に処理すればよい。
図6の画面例は、図5の画面例と同様に受信部A〜Cが画面下側のフレームに3つ一列均等に配置されると共に、画面左右のフレームに縦方向の中央位置に1つずつ受信部D,Eが配置された場合の例である。
画面60を表示した状態から説明すると、受信部Aが検出された場合には、主制御部16及びOSD処理部18は、画面61の実線矩形で示す位置及び大きさで設定用OSD画像を表示部11に表示する。同様に、受信部Bが検出された場合には画面62の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部Cが検出された場合には画面61の破線矩形で示す位置及び大きさで、受信部Dが検出された場合には画面63の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部Eが検出された場合には画面63の破線矩形で示す位置及び大きさで、それぞれ設定用OSD画像を表示する。
また、受信部が2つ検出されている場合としては、受信部D,Aが検出された場合には画面64の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部C,Eが検出された場合には画面64の破線矩形で示す位置及び大きさで、それぞれ設定用OSD画像を表示する。受信部が3つ検出されている場合としては、受信部D,A,Bが検出された場合には画面65の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部B,C,Eが検出された場合には画面66の実線矩形で示す位置及び大きさで、それぞれ設定用OSD画像を表示する。また、全ての受信部が検出されている場合、並びにそれに相当する障害物有りの場合には、図示していないが全画面で設定用OSD画像を表示する。
ここでは、画面61〜63の設定用OSD画像の大きさを基準(等倍)とすると、受信部が2つ検出の場合には縦横2倍で、受信部が3つ検出されている場合には縦横3倍で、受信部が4つ(又は非連続の2つ又は非連続の3つ)検出されている場合には縦横4倍で、それぞれ表示している。
図7の画面例は、受信部F〜Iが図示するように画面下側のフレームに4つ一列均等に配置された場合の例である。画面70を表示した状態から説明すると、受信部Fが検出された場合には、画面71の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部Gが検出された場合には画面72の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部Hが検出された場合には画面71の破線矩形で示す位置及び大きさで、受信部Iが検出された場合には画面72の破線矩形で示す位置及び大きさで、それぞれ設定用OSD画像を表示部11に表示する。
また、受信部が2つ検出されている場合としては、例えば、受信部F,Gが検出された場合には画面74の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部G,Hが検出された場合には画面76の実線矩形で示す位置及び大きさで、それぞれ設定用OSD画像を表示する。受信部が3つ検出されている場合、並びにそれに相当する障害物有りの場合としては、例えば、受信部F,G,Hが検出された場合並びに受信部F,Hが検出された場合には画面73の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部G,H,Iが検出された場合並びに受信部G,Iが検出された場合には、画面75の実線矩形で示す位置及び大きさで、それぞれ設定用OSD画像を表示する。また、全ての受信部が検出されている場合、並びにそれに相当する障害物有りの場合には、画面77のように全画面で設定用OSD画像を表示する。
ここでは、画面71,72の設定用OSD画像の大きさを基準(等倍)とすると、受信部が2つ検出の場合には縦横2倍で、受信部が3つ(又は非連続の2つ)検出されている場合には縦横3倍で、受信部が4つ(又は非連続の2つ又は非連続の3つ)検出されている場合には縦横4倍で、それぞれ表示している。
図8の画面例は、図7の画面例と同様に受信部F〜Iが画面下側のフレームに4つ一列均等に配置されると共に、画面左右のフレームに縦方向の中央位置に1つずつ受信部L,Mが、縦方向の上に受信部J,Kが、それぞれ配置された場合の例である。
画面80を表示した状態から説明すると、受信部が1つのみ検出された場合としては、例えば、受信部Fが検出された場合には、画面81の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部Hが検出された場合には画面81の破線矩形で示す位置及び大きさで、受信部Jが検出された場合には画面83の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部Mが検出された場合には画面83の破線矩形で示す位置及び大きさで、それぞれ設定用OSD画像を表示部11に表示する。
また、受信部が2つ検出されている場合としては、例えば、受信部G,Hが検出された場合には画面84の実線矩形で示す位置及び大きさで、受信部J,Lが検出された場合には画面85の実線矩形で示す位置及び大きさで、それぞれ設定用OSD画像を表示する。この例では、画面81,83の設定用OSD画像の大きさを基準(等倍)とすると、受信部が2つ検出の場合には縦横2倍ではなくそれより大きく表示している。画面84は、設定用OSD画像の縦横比を固定し且つF,Gの中間とH,Iの中間とを横幅として設定用OSD画像を表示した例である。一方、画面85は、L,Fの中間とJとを縦幅として、且つ設定用OSD画像の縦横比を固定せずに(例えば16:9から4:3に変更するなどして)、設定用OSD画像を表示した例である。
受信部が3つ検出されている場合としては、例えば、受信部L,F,Gが検出された場合には画面82の実線矩形で示す位置及び大きさで設定用OSD画像を表示する。画面82は、L,Jの中間とFとを縦幅として、設定用OSD画像の縦横比を固定せず(例えば16:9から4:3に変更するなどして)且つ横幅がHの位置まで到達しないように、設定用OSD画像を表示した例である。
受信部が4つ検出されている場合としては、例えば、受信部J,L,K,Mが検出された場合には画面86の実線矩形で示す位置及び大きさで設定用OSD画像を表示する。画面86は、L,Fの中間とJとを縦幅とし、且つ設定用OSD画像の縦横比を固定して、設定用OSD画像を表示した例である。また、全ての受信部が検出されている場合、並びにそれに相当する障害物有りの場合には、図示しないが全画面で設定用OSD画像を表示するとよい。
図9及び図10は、本発明に係る表示装置におけるOSD表示処理によって表示される画面例を示す図である。図9及び図10は、図9(A)を除き、設定用OSD画像中の文字サイズを異ならしめて表示される画面例、並びに複数のリモコンからの設定操作の信号を受信した場合に表示される画面例を示しており、いずれもサービスマン等により調整値入力により映像調整がなされる場合の画面例を示している。
図9(A)は、従来のOSD表示処理を比較のために示した図で、操作者がどこで操作していようと画面90中の設定用OSD文字列は共通である。すなわち、従来は、画面サイズが大きくても、調整画面を表示させた操作者の位置に拘わらず同じ座標(左上など)から同じ文字サイズで表示を行う。従って、操作者は見やすい位置まで移動して調整を行う必要がある。
図9(B),(C)及び図10は、図7と同様に受信部がF〜Iの4つ画面下側のフレームに配置された場合を示している。図9(B)の画面91中の設定用OSD文字列は、全てのリモコン受信部で設定操作信号を受信した場合に表示する文字列である。これに対し、図9(C)の画面92の設定用文字列は、受信部Hのリモコン受信部でのみ設定操作信号を受信した場合の文字列であり、文字のサイズ及び文字表示領域全体のサイズは図9(B)に比べて縦横1/2(占有面積で1/4)に縮小され、受信部Hの前での作業に適した大きさとなっている。
図9(B)の画面91中の設定用OSD文字列に対し、図10(A)の画面93の設定用文字列は、受信部G,Hのリモコン受信部でのみ設定操作信号を受信した場合の文字列であり、文字のサイズ及び文字表示領域全体のサイズは図9(B)に比べて縦横1/√2(占有面積で1/2)に縮小され、受信部G,Hの前での作業に適した大きさとなっている。
図9(B)の画面91中の設定用OSD文字列に対し、図10(B)の画面94の設定用文字列は、受信部G,Iのリモコン受信部でのみ設定操作信号を受信した場合の文字列である。このとき、受信部Hは手前に載置された障害物などにより受信できなかっただけとして、受信したリモコン受信部の最大距離だけ操作者が離れていると判断してOSD表示する。この例では、文字のサイズ及び文字表示領域全体のサイズは図9(B)に比べて縦横1/√3(占有面積で1/3)に縮小され、受信部G,H,Iの前での作業に適した大きさとなっている。
以上の説明は、同一のリモコンからの設定操作を受信した場合を前提としたが、リモコンに予め別々のコードを割り当てておくか、或いはリモコンをコード切換可能としておくことで、異なるリモコンからの設定操作に対しても対応可能となる。図9(B),(C)及び図10(A),(B)を参照した説明は、同一機能で同一IDの調整画面移行用リモコンからの信号をリモコン受信部で受信した場合を前提にしており、次に、図10(C)を参照して同一機能で異なるIDの調整画面移行用リモコンからの信号を受信した場合の処理について説明する。
実際、超大画面テレビでは、家族全員やグループ構成員全員というように、複数ユーザが画面を分割して共用するような使われ方も想定されるため、各種操作に応じて適宜操作ガイド等を表示しながら操作を促す際の操作性を向上させることが望ましい。従って、リモコン自体も複数具備しておき、各リモコンで各操作者が各画面を視聴し、設定操作も可能にしておくとよい。信号を発したリモコンを識別するためには、リモコンキー毎に識別用のID番号などをリモコンキーコードに付加しておけばよい。
複数のリモコンをもつような使用形態においては、複数の操作者から異なるリモコンキーを同時に受信することがある。図10(C)に例示したように受信部としてリモコンからのリモコン操作信号を受信するリモコン受信部を2つ以上含み、且つそのリモコン操作信号はリモコン毎に割り当てられた識別信号を含むことを前提にして、異なるリモコンキーの同時受信時の設定用OSD画像表示について説明する。
まず、リモコン操作信号が受信されると、R/Cキー入力検出部14で識別信号を検知する。そして、主制御部16及びOSD処理部18が、操作のうち設定操作を受信したとして検知されたリモコン受信部が2つ以上であり且つ異なる識別信号が検知された場合、識別信号毎に、検知された受信部と検知されなかった受信部との位置関係に応じてその表示形態が異なるように表示制御する。
図10(C)の例では、受信部Gのリモコン受信部でID−1のリモコンからの設定操作信号を受信し、且つ受信部Iのリモコン受信部でID−2のリモコンからの設定操作信号を受信している。このようなとき、IDが異なるため、異なる操作者が同じ機能のリモコンキーを押下した(操作者が複数いる)と判断し、そのIDの数(操作者の数)だけ設定用OSD画像(ここでは文字列)を表示する。画面95では、図9(C)の画面92中の文字列と同じ大きさの文字列が、受信部G付近と、受信部I付近に表示されている。受信部G付近の文字列はID−1のリモコンをもつ操作者が設定するためのもので、受信部I付近の文字列はID−2のリモコンをもつ操作者が設定するためのものとなる。
この実施形態によれば、複数受信部に同じ機能の設定操作信号が入力された場合、リモコンのID毎に設定用OSD画像の表示形態を決定して表示させるので、複数の操作者がそれぞれ何処にいるかに応じた表示形態でサービス画面等の設定用OSD画面の表示ができるため、超大画面テレビでのサービス性及びユーザ操作性をより向上させることができる。
また、図5乃至図8、図9(B),(C)、及び図10で例示したような検出位置に基づく表示形態は、画面サイズが大きい表示装置に組み込んだ場合でも小さい表示装置に組み込んだ場合でも、受信部の配置が同じ場合には同じ大きさを採用してもよい。例えば、108インチの表示装置で全ての受信部で設定操作を受信した場合と、65インチの表示装置で全ての受信部で設定操作を受信した場合とで、同じ大きさの設定用OSD画像(又は設定用OSD文字列)を表示してもよい。これは、実際に操作する操作者には設定用OSD画像の見え方はインチ数に依らないためである。
以上、本発明について、リモコンと表示装置における操作信号受信部(リモコン受信部)とのリモコン操作信号の送受信を赤外線通信方式で行うことを前提に説明したが、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、Zigbee等の無線PAN(Personal Area Network)など、他の無線通信方式を採用してもよい。
なお、赤外線以外の無線通信方式を採用した場合、方式に依っては感度が良すぎて、喩え受信部の直近でリモコン操作した場合でも、常に全てのリモコン受信部で受信されてしまうことも生じ得る。そのような場合には、リモコン受信部において閾値変更や電磁遮蔽等により感度を下げるとよい。他の対策としては、リモコン受信部を本発明に係る設定用OSD表示の位置・サイズの制御の対象とはせずにリモコン受信部で設定操作信号を受信した場合には一律に全画面表示し、本体操作ボタン群での設定操作受付時のみ位置・サイズを適切なものにする制御を行ってもよい。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。 図1の表示装置を操作する操作部の例を示す外観図である。 図1の表示装置におけるOSD表示処理の一例を説明するためのフロー図である。 図1の表示装置における設定用OSD画像の例を示す図である。 図3のOSD表示処理によって表示される画面例を示す図である。 本発明に係る表示装置におけるOSD表示処理によって表示される画面例を示す図である。 本発明に係る表示装置におけるOSD表示処理によって表示される画面例を示す図である。 本発明に係る表示装置におけるOSD表示処理によって表示される画面例を示す図である。 本発明に係る表示装置におけるOSD表示処理によって表示される画面例を示す図である。 本発明に係る表示装置におけるOSD表示処理によって表示される画面例を示す図である。
符号の説明
1…表示装置、2…リモコン、10…フレーム、11…表示部、12,12a〜12c…操作信号受信部(リモコン受信部)、13,13a〜13c…操作ボタン群(本体操作部)、14…R/Cキー入力検出部、15…本体キー入力検出部、16…主制御部、17…メモリ、18…OSD処理部、20…電源ボタン、30…メニュー画面表示ボタン。

Claims (11)

  1. 入力された画像を画面に表示する表示装置であって、前記画面にオンスクリーン画像を表示させる制御を行うOSD制御部を備え、且つ、リモートコントローラからのユーザ操作による操作信号を受信する操作信号受信部又はユーザ操作による操作ボタンの変化量を受信する本体操作部からなる受信部を、複数異なる位置に配し、
    複数の前記受信部は、それぞれ少なくとも当該表示装置に係わる同一の設定操作を操作信号又は変化量として受信可能とし、
    前記OSD制御部は、設定操作を受信した受信部を検知し、該検知された受信部に応じて表示位置及び表示サイズを含む表示形態が異なるように、設定用オンスクリーン画像を表示させる制御を行うことを特徴とする表示装置。
  2. 前記OSD制御部は、受信した設定操作が一つ前の設定操作の一連の設定用のオンスクリーン画像に対するものである場合には、前記検知された受信部に拘わらず前記一つ前の設定操作に対して用いた表示形態をそのまま使用して表示制御することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記OSD制御部は、受信した設定操作が一つ前の設定操作の一連の設定用のオンスクリーン画像に対するものである場合であっても、今回の設定操作に対して検知された受信部に応じて前記表示形態を異なるように表示制御することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記OSD制御部は、前記検知された受信部と検知されなかった受信部との位置関係に応じて前記表示形態が異なるように表示制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記複数の受信部は、前記操作信号受信部を2つ以上含み、
    前記OSD制御部は、前記検知された操作信号受信部が位置的に連続したものであった場合、該検知された操作信号受信部の数に比例したサイズの表示形態で表示制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記複数の受信部は、前記操作信号受信部を3つ以上含み、
    前記OSD制御部は、前記検知された操作信号受信部が位置的に連続しない2つ以上存在した場合でも、前記検知がなされた操作信号受信部のうち最も離間した関係にある2つの操作信号受信部及び該2つの操作信号受信部の間に位置する操作信号受信部の数に比例したサイズの表示形態で表示制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  7. 前記複数の受信部は、前記操作信号受信部を2つ以上含み、
    前記操作信号は、前記リモートコントローラ毎に割り当てられた識別信号を含み、
    前記OSD制御部は、前記識別信号を検知し、前記設定操作を受信したとして検知された操作信号受信部が2つ以上であり且つ異なる識別信号が検知された場合、識別信号毎に、前記検知された受信部と検知されなかった受信部との位置関係に応じて前記表示形態が異なるように表示制御することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記複数の受信部として、前記操作信号受信部が複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記複数の受信部として、前記本体操作部が複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記複数の受信部として、前記操作信号受信部が複数、並びに前記本体操作部が1又は複数、設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 前記複数の受信部として、前記操作信号受信部と前記本体操作部とのセットが、複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
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