JP2008311258A - 低誘電率の誘電材料の損傷を低減したマスキング材料の除去方法 - Google Patents

低誘電率の誘電材料の損傷を低減したマスキング材料の除去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008311258A
JP2008311258A JP2007154764A JP2007154764A JP2008311258A JP 2008311258 A JP2008311258 A JP 2008311258A JP 2007154764 A JP2007154764 A JP 2007154764A JP 2007154764 A JP2007154764 A JP 2007154764A JP 2008311258 A JP2008311258 A JP 2008311258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chemical reactant
masking material
dielectric constant
low dielectric
readable medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007154764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008311258A5 (ja
Inventor
Zhilin Huang
ファン ジーリン
Siyi Li
リー シリ
Qingjun Zhou
ゾウ キンギュン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Priority to JP2007154764A priority Critical patent/JP2008311258A/ja
Publication of JP2008311258A publication Critical patent/JP2008311258A/ja
Publication of JP2008311258A5 publication Critical patent/JP2008311258A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】低誘電率の材料の露出表面への損傷を最小化しながら、露出した低誘電率の材料を有する基板からマスキング材料を取り除く方法が提供される。
【解決手段】一実施形態において、基板からマスキング材料を取り除くための方法は、露出した低誘電率の材料及びマスキング材料を有する基板を提供し、第1の期間、還元化学反応物質から形成された第1のプラズマに前記マスキング材料を曝し、第2の期間、酸化化学反応物質から形成される第2のプラズマにマスキング材料を曝すことを含む。これらのステップは必要なだけ繰り返され、また、反対の順序に行われるかもしれない。選択的に、少なくとも1つの希釈ガスが酸化化学反応物質に追加されるかもしれない。
【選択図】図1

Description

発明の技術分野
本発明は主に集積回路の製造に係り、特に、集積回路の製造の際、低い誘電率を有する誘電体材料(以下、低誘電材料という)からマスキング材料を除去するための方法に関する。
関連技術の説明
集積回路は、単一のチップの上に数百万のコンポーネンツ(例えば、トランジスタ、キャパシタ、抵抗)を含みうる複雑なデバイスへと進化した。チップ設計の進化は、より高速な回路及びより高い回路集積率を、継続的に必要とする。より高い回路集積率の需要は、集積回路のコンポーネンツの大きさを削減することを必要とする。
集積回路のコンポーネンツの大きさが小さくなるにつれ(例えば、サブミクロンの大きさ)、そのようなコンポーネンツを作りこむのに用いられる材料は集積回路の電気特性により大きなインパクトをもたらす。例えば、低い抵抗性の金属の相互接続(例えば、銅及びアルミニウム)は、集積回路上のコンポーネンツの間での導電路を提供する。この金属の相互接続は、絶縁材料により、双方に電気的に絶縁されている。隣接する金属の相互接続の間の距離、及び/又は、絶縁材料の厚さがサブミクロンの大きさであると、容量結合が金属の相互接続の間で起こり得、これにより、クロストーク、及び/又は、抵抗−容量(RC)遅延を引き起こし、集積回路の全体の特性を劣化せしめる。隣接する金属の相互接続間の容量性結合を低減するために、低い誘電率の材料(例えば、約4.0より誘電率の低いもの)が用いられる。
残念ながら、低誘電率の材料は、従来の製造技術を用いて処理するのは簡単ではない。特に、特徴形状(フィーチャ)が低誘電率の材料層にエッチングされたのち、マスキング材料(即ち、フォトレジスト層)をストリップするのに用いられるプラズマ処理などのプラズマ処理の間の損傷に、低誘電率の材料は感応しやすい。例えば、フォトレジストを除去するための酸素プラズマを用いると、酸素は露出した低誘電率の材料の表面近くの炭素、及び/又は、水素と反応し、それらを除去し、これにより低誘電率の材料に損傷をもたらす。低誘電率の材料の変質は低誘電材料のシフトという結果となり、その部位における材料の誘電定数は変化する。
更に、この損傷は一般に、さらなる処理の問題を生じせしめる。例えば、フッ化水素酸に浸けるなどの残渣物の除去を行うという、次のウェットエッジステップにおいて、損傷した低誘電率の材料は意図せずして、同様に除去される。相互接続構造を形成する、若しくは、他の特徴形状を低誘電率の材料にエッチングするなどの製造プロセスにおいて、これは側壁の後退(プルバック)として知られる状況を生じせしめる。その低誘電率の材料の上に積まれるかもしれないキャッピング層などの、より感応しにくい層が存在すると、相互接続の特徴形状の部分を形成する、露出した低誘電率の材料の側壁面が非均一であることによって、相互接続の形状を完全にするために必要とされる次の導電性材料の堆積が困難となり、欠陥を有する相互接続の構造を含む集積回路、即ち、潜在的に完全なる失敗となってしまう。
従って、低誘電率の材料からマスキング材料を除去する改善された方法が望まれる。
発明の概要
低誘電率の材料の露出した表面への損傷を最小化するとともに、露出した低誘電率の材料を有する基板からマスキング材料を除去するための方法が提供される。一実施形態において、基板からマスキング材料を除去するための方法は、露出した低誘電率の材料及び除去されるべきマスキング材料を有する基板を提供し、第1の期間、還元化学反応物質から形成される第1のプラズマにマスキング材料を曝し、第2の期間、酸化化学反応物質から形成される第2のプラズマにマスキング材料を曝すことを含む。これらのステップは必要とされるだけ繰り返され、逆の順序にも行われうる。更に、少なくとも1つの希釈ガスが酸化化学反応物質に追加されるかもしれない。
別の実施形態において、プロセスチャンバ内で基板からマスキング材料を除去するための方法は、(a)露出した低誘電率の材料及び除去されるべきマスキング材料を有する基板を提供し、(b)(b1)第1の期間、還元化学反応物質から形成される第1のプラズマにマスキング材料を曝すことか、あるいは、(b2)第2の期間、酸化化学反応物質から形成される第2のプラズマにマスキング材料を曝すことのいずれかを行い、(c)ステップ(b)において行われなかった、(b1)又は(b2)のステップを実行し、(d)ステップ(b)において最初に実行されたステップを繰り返すことを含む。
詳細な説明
本発明の実施形態は低誘電率の材料を処理する方法に関し、特に、露出した低誘電率の誘電体材料を有する基板からマスキング材料を除去することに関する。
図1は本発明の一実施形態に従って、低誘電率の材料からマスキング材料を除去するのに用いられる方法ステップの方法100を図示する。図2A〜Bはデュアルダマシンの相互接続製造シーケンスの異なる段階の間の相互接続の特徴形状を示す断面図である。本発明を最もよく理解するために、読者は図1及び図2A〜Bを同時に参照すべきである。
方法100は、露出した低誘電率の材料220及び除去されるべきマスキング材料222を有する基板200が提供されるステップ102から始まる。基板200はシリコン又は他の半導体の基板などのいかなる基板であってもよく、典型的には、その上に形成される少なくとも1つの低誘電率材料の層202を有する支持層204を含む。低誘電率の材料はカーボンがドープされたシリコンオキサイド(SiOC)、有機ポリマ(ポリイミド、パリレンなど)などのカーボンがドープされた低誘電率の材料であるかもしれない。トレンチ212、及び/又は、ビア210などの特徴形状は、典型的には、低誘電率の材料層202にエッチングされるか、若しくは、別の方法で形成され、これによりサイドウォール216などの低誘電率の材料層の部分が曝される。低誘電率の材料層202にその特徴形状がエッチングされるために、マスキング層208が低誘電率の材料層202の上に形成される(例えば、堆積されるか又はパターン化される)。マスキング層208は有機ポリマのようなフォトレジスト若しくは他の有機マスキング材料を含む。選択的に、キャッピング層206はマスキング層208の形成の前に、低誘電率の材料層202の上に堆積されるかもしれない。キャッピング層206は、低誘電率の材料層202に酸化膜が密着するのを助ける薄い酸化膜及び結合膜を含むかもしれない。基板202は、異なる、若しくは、追加の材料層を含むかもしれないし、ビア及びトレンチ以外の他の特徴形状が低誘電率の材料層202に形成されるかもしれない。
次に、ステップ104において、マスキング層208は還元化学反応物質から形成される第1のプラズマに曝される。還元化学反応物質はパッシベーション、又は、ポリマの堆積ガスを含む。パッシベーションガスは、窒素含有ガス若しくは水素含有ガスであるかもしれない。一実施形態においてパッシベーションガスはアンモニア(NH)、水素(H)、メタン(CH)、窒素(N)及びそれらの組み合わせの少なくとも1つを含む。還元化学反応物質による第1のプラズマに用いられる還元化学反応物質は特徴形状のサイドウォールにポリマを堆積せしめ、これによりストリッププロセスによる損傷からサイドウォールを保護する。より効果的には、還元化学反応は大きなオペレーショナルウィンドウを有し、他のストリップの化学反応に比べ、サイドウォール216などの露出した表面に対し、比較的小さい量だけ、低誘電率の材料層への損傷をもたらす。
一実施形態において、第1のプラズマは、約2mTorrから約300mTorrの範囲のチャンバ内圧力の下で、約100sccmから1000sccmの全体のガス流量でパッシベーションガスを流し、約50から約500ワットの範囲で電力を供給することにより、形成される。マスキング層208は約10から約1000秒の間の期間の間、第1のプラズマに曝される。一実施形態において、プロセスの温度は約0〜60℃に維持される。
ステップ104の後、方法100はステップ106へ進み、そこにおいて、マスキング層208は酸化化学反応物質から形成される第2のプラズマに曝される。酸化化学反応物質は酸素含有ガスを含む。一実施形態において、酸素含有ガスは酸素(O)、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO)、水蒸気(HO)、若しくはそれの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む。第2のプラズマの酸化化学反応は、より高いストリップレートを有する傾向があり、ステップ104の第1のプラズマの還元化学反応より、フォトレジスト及び他の有機マスキング材料を取り除くのに、より良好な能力を有する傾向がある。更に、第2のプラズマの酸化化学反応物質は低誘電率の材料層202の露出した表面の近傍におかれた炭素又は水素と反応性が強い。しかしながら、ステップ106の間、低誘電率の材料の露出表面からの炭素及び/又は水素の除去は、ステップ104の間のこれらの表面上におけるポリマの堆積により最小化される。
一実施形態において、ステップ106は約100mTorr以下のチャンバの圧力で、約10から約300秒の間、行われる。一実施形態において、方法が超低誘電(ELK)の誘電材料(例えば、誘電率が約2.7未満の材料)に対して行われるとすると、ステップ106は約10mTorr以下のチャンバの圧力、若しくは、約2mTorr以下のチャンバの圧力で、約10秒から300秒の間、行われる。この低圧力の環境は、コリジョンフリーのプラズマシースを維持する(即ち、プラズマ内のパーティクルのためのミーンフリーパス(平均自由行程)はプラズマのシースの厚さより、より長い)。荷電粒子がプラズマシースの電気電位の下、電極に引き寄せられ、エッチングされた特徴形状に接触すると、荷電粒子は基板に対し、ほぼ垂直となり(即ち、異方性エッチの状態)、シース内の他のパーティクルと衝突するチャンスはほとんどない。このようにエッチングされた垂直なサイドウォールは、荷電粒子による、極最小量の衝突にのみ、曝される。そのようなプロセス条件のもと、その特徴形状の垂直なサイドウォール上を化学的に活性な粒子によりランダムにアタックすることは更に少なくなる。また、チャンバ内のガスの量を制限することにより、サイドウォールの損傷を更に効果的に低減するように、全体のガス流量は少なく維持されるかもしれない。一実施形態において、プロセスチャンバ内の酸化化学反応物質のガス流量は約10から500sccmの範囲である。一実施形態において、チャンバ内の全体のガス流量は約200sccm未満である。また、プロセスチャンバに供給される電力は、できるだけ低いレベルのイオン及び中性の濃度を有する酸化プラズマを維持するのに最小化されるかもしれない。一実施形態において、RF電力チャンバへの入力は約200ワット未満である。
更に、ステップ106の第2のプラズマは1つ以上の希釈ガスを含むかもしれない。この希釈ガスは、約1対1から5対1の間の、酸化化学反応物質に対する希釈ガスの割合となるように、酸化化学反応物質に追加されるかもしれない。一実施形態において、希釈ガスはヘリウム(He)、アルゴン(Ar)、及びキセノン(Xe)のうちの少なくとも1つを含む。第2のプラズマの酸化化学反応物質に、希釈ガスを追加すると、効果的にプラズマ内の原子レベルの酸素濃度を希釈し、これにより露出した低誘電率の材料への損傷を低減しうる。更に、希釈ガスの添加は、効果的にプラズマへのイオン衝突ための物質を追加することとなり、これにより(存在すれば)キャッピング層206のエッチレートを増加せしめ、キャップのオーバーハング(低誘電率の材料及びキャップ層の双方のエッチングレートにおける差異に起因する低誘電率の材料のサイドウォールの形状をキャップ層が超えるような状態)を防止する。
ステップ106が終了すると、ステップ104が繰り返され、破線108により示されるように。この方法ステップの繰り返しは、マスキング層208が完全に取り除かれるまで継続される。完全に取り除かれると、方法100は終了し、さらなる基板200の処理が、例えば、集積回路の製造の終了をするために、継続される。上述の方法100は、フォトレジスト若しくは有機材料を除去するために、還元化学反応物質から形成されるプラズマ(ステップ104)に続き、酸化化学反応物質から形成されるプラズマ(ステップ106)を用いるが、これらのステップは反対の順番に行われてもよい。例えば、方法100が、ステップ106の酸化化学反応による損傷に対し、より敏感な、露出した低誘電率の材料を有する基板200において行われるのであれば、方法100はより効果的には、第1のステップとしてステップ104のポリマを堆積し、還元する化学反応を用いてもよい。選択的に、低誘電率の材料がより堅牢な所では、方法100は、より効果的には、マスキング材料をより迅速に取り除くために、ステップ106から開始してもよい。
本発明の一実施形態において、方法100は、カリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアルズ社から市販されているENABLER(商標名)プロセスリアクタ、若しくは、他の適宜なプロセスリアクタにおいて実施される。図3は本発明の部分を実施するのに用いられるかもしれない、1つの適宜なプロセス(エッチ)リアクタ302の概略図を図示する。エッチリアクタ302は、一般にはカリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアルズ社から市販されているCENTURA(商標名)半導体ウエハ処理システムの処理モジュールとして用いられるかもしれない。
リアクタ302は一般にはプロセスチャンバ310及びコントローラ340を含む。チャンバ310は制御されたスロットルバルブ327及び排気ポンプ336を備えた高真空の容器である。更に、プロセスチャンバ310は、導電性の本体(壁)330、リッドアセンブリ313、ウエハのサポート支持ペデスタル316、セラミックのライナー331を含む。リッドアセンブリ313は一般にはシャワーヘッド332及び上部の電極328を含む。シャワーヘッド332は、上部電極328の上に搭載され、様々なガスが、特定のガス流量により、チャンバ310の反応容積に供給されるように、いくつかのガス分配ゾーンを含む。上部電極328はインピーダンス変換機319(例えば、四分の一波長のマッチングスタブ)を介して、超高周波(VHF)の電源318に接続されている。このVHF電源318は一般には約100MHzより大きい同調可能な周波数で3000ワットまでの電力を供給することができる。
支持ペデスタル316は基板300を支持するための静電チャック326を含む。動作状態で、基板300は支持ペデスタル(即ち、カソード)316の上に載置される。静電チャック326はDC電源320を用いて制御される。支持ペデスタル316は、マッチングネットワーク324を介して、バイアス源322に接続される。このバイアス源322は約50kHzから13.6MHzの同調可能な周波数で、5000ワットの高周波(RF)電力(即ち、カソードのバイアスパワー)まで生成することができる。選択的に、ソース322は直流電源若しくはパルス出力する直流電源であってもよい。
チャンバウォール330は(例えば、アルミニウム(Al)、ステンレススティールなどの)金属から一般に形成され、リアクタ302の電気接地ターミナル334に接続される。セラミックライナー331は、プロセスチャンバ310のインシチュウによるクリーニングを行うためのものである。
プロセスガスは、シャワーヘッド332を介して、ガスパネル338からプロセスチャンバ310へ供給される。プロセスチャンバ310内のガス混合物350の圧力は、ガスパネル338、及び/又は、スロットルバルブ327を用いて制御されるかもしれない。ガス混合物350にVHF電源318からの電源が供給されることにより、チャンバ310の反応容積内でプラズマ351が点火される。
静電チャック326の温度を安定化し、基板300の背面に形成されたチャネル及び静電チャック326の表面に形成された溝(図示せず)にガス源348からのヘリウム(He)ガスを流すことにより、基板300の温度は制御される。ヘリウムガスは基板300と静電チャック326との間の均一な熱伝導をもたらす。そのような熱制御を用いて、基板300は10℃から500℃の範囲内の制御された温度に維持されうる。
上述のように、プロセスチャンバ310の制御を行うために、コントローラ340は、様々なチャンバ及びサブプロセッサを制御するための工業的に設定されうる一般用途のコンピュータプロセッサのような形態のいかなるものであってもよい。CPU344のメモリ若しくはコンピュータが読むことができるメディア342は、局所的なものであろうと、遠隔的なものであろうと、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、他のいかなる形態のデジタル記録媒体などの市販のメモリの1つ以上のものであってもよい。サポート回路346は周知の方法によりプロセッサをサポートするためにCPU344に接続される。これらの回路はキャッシュ、電源供給、クロック回路、入出力回路、サブシステムなどを含む。
本発明方法100は、一般にはソフトウェアルーチン304のようにメモリ342内に保持される。また、ソフトウェアルーチン304は、CPU344により制御されているハードウェアから離れた所に存在する第2のCPU(図示せず)により保持及び/又は実行されるかもしれない。また、本発明の方法ステップのいくつか若しくは全てはハードウェア内で実行されるかもしれない。このように、本発明は、ソフトウェアの形でも実行されるし、例えば、ASIC(特定用途用集積回路)や他のタイプのハードウェア、若しくは、ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせなどのハードウェア内におけるコンピュータシステムを用いても実行されうる。CPU344により実行されるとき、ソフトウェアのルーチン304は、本発明のプロセスを実行するためにリアクタ302に本発明のプロセスを実行せしめ、メモリ342に一般的には保持される。また、ソフトウェアのルーチン304は、CPU344により制御されているハードウェアから離れた場所におかれている第2のCPU(図示せず)により保持され、及び/又は、実行されるかもしれない。
基板300がペデスタル316の上に位置決めされたのち、ソフトウェアのルーチン304は実行される。CPU344により実行されるとき、ソフトウェアのルーチン304は、エッチングプロセスが実行されるように、チャンバの動作を制御する特定用途のコンピュータ(コントローラ)340に汎用のコンピュータを変換する。本発明のプロセスが、ソフトウェアのルーチンのように実行されているように説明されてきたが、本明細書において開示される方法のステップのいくつかは、ソフトウェアのコントローラによるのと同様に、ハードウェアにおいて実行されるかもしれない。このように本発明は、コンピュータシステム内で実行されるソフトウェアの形で実施されるし、特定用途の集積回路若しくは他のタイプのハードウェアの実行によりハードウェアにおいて実施されうるし、又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせにおいても実行されうる。
このように、露出した低誘電率の材料への損傷を最小化しながら、基板からフォトレジスト及び他の有機マスキング材料を除去するための方法が提供された。本方法の実施形態がデュアルダマシンの構造の形成に関連して用いられうるとして説明されているが、露出した低誘電率の材料を有する基板からフォトレジスト若しくは他の有機マスキング材料を取り除くことが必要とされている他のICデバイス若しくは構造の製造プロセスに関連して本方法100が用いられうることが理解されるべきである。本発明の実施形態に関連して説明がされてきたが、他の及び更なる本発明の実施形態がその基本範囲から逸脱することなく考え得り、本発明の範囲は特許請求の範囲に述べられる通りである。
本発明の上述された特徴が達成され、詳細に理解されうるように、上記に短く要約されたような、より特定的な本発明の説明が、添付の図面に図説された実施形態を参照してなされる。
しかしながら、添付の図面は本発明の典型的な実施形態のみを図説し、従ってその範囲を制限するものと考えられるべきではなく、本発明は他の同様に効果のある実施形態をも含むことを留意されたい。
本明細書に説明される発明の一実施形態に従い、低誘電率の材料の上に積まれたマスキング材料を除去するための方法ステップのシーケンスを示す図である。 は本発明の一実施形態に従い、デュアルダマシンの相互接続の処理のシーケンスの異なる段階の間の基板の断面図である。 本発明の部分を実施するのに用いられるプロセス(エッチ)リアクタを概略的に図示する概略図である。
理解を容易にするために、可能な限り、各図に共通な要素を指摘するために同じ参照番号が用いられている。

Claims (21)

  1. (a)露出した低誘電率の材料及び取り除かれるべきマスキング材料を有する基板を提供し、
    (b)第1の期間、還元化学反応物質から形成される第1のプラズマに前記マスキング材料を曝し、
    (c)第2の期間、酸化化学反応物質から形成される第2のプラズマに前記マスキング材料を曝すことを含むプロセスチャンバ内の基板からマスキング材料を除去するための方法。
  2. 前記還元化学反応物質は、アンモニア(NH)、水素(H)、メタン(CH)及び窒素(N)のうちの少なくとも1つを含む請求項1記載の方法。
  3. 還元化学反応物質のガス流量は、約100〜1000sccmであり、プロセスチャンバは約2mTorrから300mTorrとの間の圧力に維持される請求項2記載の方法。
  4. 前記酸化化学反応物質は、酸素(O)、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO)、水蒸気(HO)のうちの少なくとも1つを含む請求項1記載の方法。
  5. 前記酸化化学反応物質のガス流量は、約10〜500sccmの範囲であり、前記プロセスチャンバは約100mTorr以下の圧力に維持される請求項4記載の方法。
  6. 前記第2のプラズマは、更に少なくとも1つの希釈ガスを含む請求項1記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つの希釈ガスは、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)、及びキセノン(Xe)のうちの少なくとも1つを含む請求項6記載の方法。
  8. 前記希釈ガスは、約1対1から5対1の間の、酸化化学反応物質に対する希釈ガスの割合で供給される請求項6記載の方法。
  9. ステップ(c)はステップ(b)に先だって生じる請求項1記載の方法。
  10. 前記第1の期間は、約10〜1000秒の間であり、前記第2の機関は約10〜300秒の間である請求項1記載の方法。
  11. 更にステップ(b)又は(c)の少なくとも1つの先に起きるステップを繰り返すことを含む請求項1記載の方法。
  12. ステップ(b)若しくは(c)の1つをまず実行し、
    ステップ(b)若しくは(c)のうちの他のステップを実行し、
    前記第1に実行されたステップを繰り返すことを更に含む請求項1記載の方法。
  13. プロセスチャンバ内で、露出した低誘電率の誘電材料を有する基板から、マスキング材料を取り除くことを、コンピュータにより実行されたときに、プロセッシングシステムに行わせしめるソフトウェアを含むコンピュータで読取可能な媒体であって、
    (a)第1の期間、還元化学反応物質から形成される第1のプラズマにマスキング材料を曝し、
    (b)第2の期間、酸化化学反応物質から形成される第2のプラズマに前記マスキング材料を曝すことを含む媒体。
  14. 前記還元化学反応物質は、アンモニア(NH)、水素(H)、メタン(CH)及び窒素(N)のうちの少なくとも1つを含む請求項13記載のコンピュータで読取可能な媒体。
  15. 前記還元化学反応物質の流量は約100〜1000sccmであり、前記処理チャンバは約2mTorrから300mTorrの間の圧力に維持される請求項13記載のコンピュータで読取可能な媒体。
  16. 前記酸化化学反応物質は、酸素(O)、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO)、及び水蒸気(HO)のうちの少なくとも1つを含む請求項13記載のコンピュータで読取可能な媒体。
  17. 前記酸化化学反応物質の流量は約10〜500sccmの間であり、前記プロセスチャンバは約100mTorr以下の圧力に維持されている請求項13記載のコンピュータで読取可能な媒体。
  18. 前記第2のプラズマは更にヘリウム(He)、アルゴン(Ar)、及びキセノン(Xe)のうちの少なくとも1つの希釈ガスを含む請求項13記載のコンピュータで読取可能な媒体。
  19. 前記希釈ガスは、約1対1から5対1の間の、酸化化学反応物質に対する希釈ガスの割合において供給される請求項18記載のコンピュータで読取可能な媒体。
  20. 前記第1の期間は約10〜1000秒の間であり、前記第2の期間は約10〜300秒の間である請求項13記載のコンピュータで読取可能な媒体。
  21. ステップ(a)若しくは(b)のうちの少なくとも1つの前に生じたステップを繰り返すことを更に含む請求項13記載のコンピュータで読取可能な媒体。
JP2007154764A 2007-06-12 2007-06-12 低誘電率の誘電材料の損傷を低減したマスキング材料の除去方法 Pending JP2008311258A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007154764A JP2008311258A (ja) 2007-06-12 2007-06-12 低誘電率の誘電材料の損傷を低減したマスキング材料の除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007154764A JP2008311258A (ja) 2007-06-12 2007-06-12 低誘電率の誘電材料の損傷を低減したマスキング材料の除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008311258A true JP2008311258A (ja) 2008-12-25
JP2008311258A5 JP2008311258A5 (ja) 2010-07-22

Family

ID=40238645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007154764A Pending JP2008311258A (ja) 2007-06-12 2007-06-12 低誘電率の誘電材料の損傷を低減したマスキング材料の除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008311258A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005101289A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Tokyo Electron Ltd プラズマアッシング方法
WO2005122226A1 (en) * 2004-06-03 2005-12-22 Lam Research Corporation Method for plasma stripping using periodic modulation of gas chemistry and hydrocarbon addition
WO2006122119A2 (en) * 2005-05-10 2006-11-16 Lam Research Corporation Method for resist strip in presence of regular low k and/or porous low k dielectric materials

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005101289A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Tokyo Electron Ltd プラズマアッシング方法
WO2005122226A1 (en) * 2004-06-03 2005-12-22 Lam Research Corporation Method for plasma stripping using periodic modulation of gas chemistry and hydrocarbon addition
WO2006122119A2 (en) * 2005-05-10 2006-11-16 Lam Research Corporation Method for resist strip in presence of regular low k and/or porous low k dielectric materials

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7790047B2 (en) Method for removing masking materials with reduced low-k dielectric material damage
US9653327B2 (en) Methods of removing a material layer from a substrate using water vapor treatment
CN101064244B (zh) 形成用于高孔径比应用的各向异性特征图形的蚀刻方法
TWI774688B (zh) 蝕刻處理中保護超低介電材料不受損害以得到期望的特徵部之製造方法
KR102283188B1 (ko) 플라즈마 처리 장치의 클리닝 방법
JP4919871B2 (ja) エッチング方法、半導体装置の製造方法および記憶媒体
TWI705498B (zh) 蝕刻介電層中之特徵部的方法
US20060154486A1 (en) Low-pressure removal of photoresist and etch residue
US20070026665A1 (en) Method of fabricating a dual damascene interconnect structure
KR102457878B1 (ko) 패시베이션을 이용한 구리의 이방성 에칭
US6184119B1 (en) Methods for reducing semiconductor contact resistance
WO2008137670A1 (en) Hardmask open and etch profile control with hardmask open
KR20020061001A (ko) 불화 가스 및 산소를 함유한 가스 혼합물을 사용하는텅스텐의 플라즈마 공정
KR20070089082A (ko) 기판의 부식을 제어하기 위한 방법
US20150170965A1 (en) Method for forming self-aligned contacts/vias with high corner selectivity
WO2006057236A1 (ja) 基板処理方法および半導体装置の製造方法
US11121002B2 (en) Systems and methods for etching metals and metal derivatives
JP3318801B2 (ja) ドライエッチング方法
US11501975B2 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus
JP2891952B2 (ja) 半導体装置の製造方法
WO2022244678A1 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP2008311258A (ja) 低誘電率の誘電材料の損傷を低減したマスキング材料の除去方法
US10438774B2 (en) Etching method and plasma processing apparatus
JP4948278B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2005136097A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

A621 Written request for application examination

Effective date: 20100611

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20111130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A601 Written request for extension of time

Effective date: 20120306

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120309

A601 Written request for extension of time

Effective date: 20120404

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120409

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120507

A602 Written permission of extension of time

Effective date: 20120510

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120605

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120814

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02