JP2008311068A - 重水素ランプ用ランプハウス及び光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】更なる長寿命化を可能にした重水素ランプ用ランプハウス及びこのようなランプハウスをもった光源装置を提供する。
【解決手段】重水素ランプ用ランプハウス30は、導光筒部17に設けられた光出射窓19の光透過率の低下を抑制するにあたっては、導光筒部17は、温度が低ければ低い程良く、これに対して、発光筒部15は冷却し過ぎると陰極の蒸発が進み過ぎ、安定動作不良や短寿命の原因になる。そこで、本発明者はここに着目し、発光筒部15を覆う第1の放熱部31と導光筒部17を覆う第2の放熱部32との間に断熱部材33を配置させることで、第1の放熱部31と第2の放熱部32との間の熱の移動を遮り、これによって、第2の放熱部32を可能な限り冷却するような対策が採られても、断熱部材33によって、この冷却が第1の放熱部31に影響を与え難くなり、導光筒部17を予定外に冷却し過ぎることがなくなる。これによって、重水素ランプの長寿命化を可能にしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、重水素ランプの放熱促進させるランプハウスと、重水素ランプとランプハウスとからなる光源装置に関するものである。
従来、このような分野の技術として、引用文献1に記載された重水素ランプ用のランプハウスには、重水素ランプの発光部を包囲するガラス製の円筒状容器を冷却するためのヒートシンク構造が採用されている。
引用文献2に記載された重水素ランプは、陽極部と陰極部とによって放電を発生させる発光部を収容するガラスバルブ(発光筒部)と、このガラスバルブから鼻のように突出して先端に光出射窓が形成された突出部(導光筒部)とを備えている。そして、このような重水素ランプは、放熱箱(ランプハウス)によって包囲され、放熱ブロックを介してガラスバルブと放熱箱とが熱的に連結されている。
特開2001−126529号公報 特開2001−332218号公報
引用文献1に開示されたランプハウスは、重水素ランプを単に包囲しているのみである。また、引用文献2に記載された重水素ランプにあっては、ガラスバルブ(発光筒部)から突出する突起部(導光筒部)を放熱箱(ランプハウス)から突出させているのみで、放熱ブロックを介してガラスバルブと放熱箱とが熱的に連結されているので、ガラスバルブ(発光筒部)と突起部(導光筒部)とを可能な限り均一に冷却することができる。しかしながら、重水素ランプの更なる長寿命化と高い安定性が求められているのが現実である。
本発明は、更なる長寿命化と高い安定性を得ることを可能にした重水素ランプ用ランプハウス及びこのようなランプハウスをもった光源装置を提供することを目的とする。
本発明に係る重水素ランプは、陰極部と陽極部とによって放電を発生させる発光部を収容する発光筒部と、この発光筒部から突出して先端に光出射窓が形成された導光筒部とを備えた重水素ランプを収容するためのランプハウスにおいて、
発光筒部を覆う第1の放熱部と導光筒部を覆う第2の放熱部との間に断熱部材が配置されていることを特徴とする。
重水素ランプの長寿命化を図るにあたっては、光出射窓における光透過率の低下抑制が、重水素ランプの高い安定性を得るためには、ランプ自体の最適動作の確保が重要であり、これらを、重水素ランプの冷却により達成させようとしたのが本発明である。本発明に係る重水素ランプにあっては、陰極部と陽極部とによって放電を発生させるための発光部が収容された発光筒部と、この発光筒部から突出して先端に光出射窓が形成された導光筒部とを有しているので、発光筒部と導光筒部との冷却が必要になり、発光筒部と導光筒部との特性に着目してなされている。すなわち、導光筒部に設けられた光出射窓の光透過率の低下を抑制するにあたっては、導光筒部は、温度が低ければ低い程良く、これに対して、発光筒部は冷却し過ぎると陰極の蒸発が進み過ぎ、安定動作不良や短寿命の原因になる。そこで、本発明者はここに着目し、発光筒部を覆う第1の放熱部と導光筒部を覆う第2の放熱部との間に断熱部材を配置させることで、第1の放熱部と第2の放熱部との間の熱の移動を遮り、これによって、第2の放熱部を可能な限り冷却するような対策が採られても、断熱部材によって、この冷却が第1の放熱部に影響を与え難くなり、導光筒部を予定外に冷却し過ぎることがなくなる。これによって、重水素ランプの長寿命化と高い安定性を得ることを可能にしている。
また、第1の放熱部と発光筒部との間は離間し、第2の放熱部と導光筒部との間は離間し、第1及び第2の放熱部は断熱部材に接触し、断熱部材は導光筒部の外表面に密着していると好適である。
このような構成によって、第1の放熱部と発光筒部との間を離間させることで作られた空間と、第2の放熱部と導光筒部との間を離間させることで作られた空間との連通を、断熱部材が導光筒部の外表面に密着することによって遮断している。従って、発光筒部側の空間と導光筒部側の空間との間の熱の移動を遮り、それぞれの空間を最適な状態にすることが可能となり、重水素ランプの更なる長寿命化と高い安定性を得ることが可能になる。
また、断熱部材は、第1の放熱部に固定されると共に、第2の放熱部に対して非固定であり、第2の放熱部は導光筒部に接着剤を介して固定されていると好適である。
第2の放熱部を断熱部材に対して非固定にすることで、割れやすいガラス材により導光筒部が成形されている場合であっても、導光筒部が熱膨張した際の応力によって破損するといった事態を回避させることができる。
また、第2の放熱部を包囲する第3の放熱部を更に備え、第2の放熱部と第3の放熱部とは、ペルチェ素子を介して熱的に連結されると好適である。
このような構成によって、導光筒部をさらに冷却することができる。
また、第1及び第2の放熱部は、ヒートシンク構造であると好適である。
このような構成を採用した場合、第1及び第2の放熱部の放熱効率を上げることができる。
本発明に係る光源装置は、陰極部と陽極部とによって放電を発生させる発光部を収容する発光筒部と、発光筒部から突出して先端に光出射窓が形成された導光筒部とを備えた重水素ランプと、重水素ランプを収容するランプハウスとを備えた光源装置において、
ランプハウスは、発光筒部を覆う第1の放熱部と導光筒部を覆う第2の放熱部との間に断熱部材が配置されていることを特徴とする。
重水素ランプを用いた光源装置において、重水素ランプの長寿命化を図るにあたっては、光出射窓における光透過率の低下抑制が、重水素ランプの高い安定性を得るためには、ランプ自体の最適動作の確保が重要であり、これらを、重水素ランプの冷却により達成させようとしたのが本発明である。この重水素ランプにあっては、陰極部と陽極部とによって放電を発生させるための発光部が収容された発光筒部と、この発光筒部から突出して先端に光出射窓が形成された導光筒部とを有しているので、発光筒部と導光筒部との冷却が必要になり、発光筒部と導光筒部との特性に着目している。すなわち、導光筒部に設けられた光出射窓の光透過率の低下を抑制するにあたっては、導光筒部は、温度が低ければ低い程良く、これに対して、発光筒部は冷却し過ぎると陰極の蒸発が進み過ぎ、安定動作不良や短寿命の原因になる。そこで、本発明者はここに着目し、発光筒部を覆う第1の放熱部と導光筒部を覆う第2の放熱部との間に断熱部材を配置させることで、第1の放熱部と第2の放熱部との間の熱の移動を遮り、これによって、第2の放熱部を可能な限り冷却するような対策が採られても、断熱部材によって、この冷却が第1の放熱部に影響を与え難くなり、導光筒部を予定外に冷却し過ぎることがなくなる。これによって、重水素ランプの長寿命化と高い安定性を得ることを可能にしている。
本発明によれば、重水素ランプの長寿命化と高い安定性を得ることを可能にしている。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る重水素ランプ用ランプハウス及び光源装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、光源装置1は、重水素ランプ10と、重水素ランプを収容する金属製のランプハウス30とから構成されている。この光源装置1は、真空紫外分光光度計、半導体検査装置、真空紫外光照射によって表面改質や表面洗浄や除電などを行う機器に利用されている。
重水素ランプ10は、重水素ガスが数百Pa程度封入されたガラス製の密封容器11を備えている。この密封容器11は、紫外光を発生させる発光部13が収容される発光筒部15と、この発光筒部15に連通すると共に発光筒部15の側壁から光軸X方向に突出する円筒状の導光筒部17とを有しており、重水素ランプ10は光軸Xが発光筒部15の管軸線Yに対して交差するサイドオン型である。さらに、この導光筒部17の先端側は、紫外光を出射する光出射窓19によって封止され、この光出射窓19の材質は、MgF(フッ化マグネシウム)以外に石英ガラス、サファイアガラスであってもよい。
発光筒部15は、上端側が封止され、下端側にステム部16を有する円筒状をなし、発光部13は、ステム部16に立設された複数の導電性のステムピンによって発光筒部15内で保持されている。各ステムピンは、発光筒部15の管軸線Yに沿って延在している。
発光筒部15内に収容されている発光部13は、アーク放電を発生させて紫外光を発生させるためのものであり、放電に寄与する熱電子を発生させる陰極部12と、この陰極部12からの熱電子を受容する陽極部14と、陰極部12と陽極部14との間の放電路を制限する放電路制限部(図示せず)と、この放電路制限部を支持する放電路制限部支持板18と、この放電路制限部支持板18の正面側(光出射窓19側)を覆うと共に紫外光が通過する光通過口20aが形成されたフロントカバー20とを備えている。
放電路制限部支持板18は、電気絶縁性を有するセラミックス等から形成され、ステムピンにより支持されている。放電路制限部は、例えば、モリブデン、タングステン、あるいはこれらからなる合金等の高融点金属から形成されて導電性を有し、ステムピンに電気的に接続されている。放電路制限部の背面側には陽極部14が配置され、この陽極部14は、ステムピンによって支持されると共に電気的に接続されている。
陰極部12はタングステン製のコイルからなり、その表面には熱電子を発生させるべく電子放出物質が塗布されている。この陰極部12は、放電路制限部支持板18より正面側で光軸Xから外れた位置に配置され、ステムピンに電気的に接続されている。また、陰極部12はフロントカバー20によって覆われ、陰極部12から生じるスパッタ物、蒸発物が飛散して密封容器11に付着することを防止している。
このような重水素ランプ10の長寿命化を図るにあたっては、光出射窓19における光透過率の低下抑制が、重水素ランプ10の高い安定性を得るためには、重水素ランプ10自体の最適動作の確保が重要であり、このようなことは、重水素ランプ10の適切な冷却により行うことができる。重水素ランプ10にあっては、陰極部12と陽極部14とによって放電を発生させるための発光部13が収容された発光筒部15と、この発光筒部15から突出して先端に光出射窓19が形成された導光筒部17とを有しているので、発光筒部15と導光筒部17との冷却が必要になる。
発光筒部15と導光筒部17との特性に着目すると、導光筒部17に設けられた光出射窓17の光透過率の低下を抑制するにあたっては、導光筒部17は、温度が低ければ低い程良い。これは、光出射窓19に到るまで十分に冷却された導光筒部17が、陰極部12から生じるスパッタ物、蒸発物を捕らえることで、光出射窓19への付着を抑制することができるためである。これに対して、発光筒部15は冷却し過ぎると重水素ランプ10の動作上の最適条件から外れてしまい、例えば陰極12の蒸発が進み過ぎるといった問題が生じ、安定動作不良や短寿命の原因になる。よって、重水素ランプ10自体の最適動作の確保のためには、発光筒部15を冷却し過ぎないようにするのが好ましい。このことに着目して、ランプハウス30の発明がなされている。
前述した重水素ランプ10が収容されるランプハウス30は、発光筒部15を覆うと共に発光筒部15と接触することなく離間状態になっている筒状の第1の放熱部31と、導光筒部17を覆う共に導光筒部17と接触することなく離間状態になっている筒状の第2の放熱部32とから主として構成されている。円筒状の第1の放熱部31は、アルミや銅などの熱伝導率の高い材質によって成形され、第1の放熱部31の外表面には、多数の冷却フィン31aが設けられて、ヒートシンク構造をなしている。
さらに、第1の放熱部31の上端は天板31bによって塞がれ、第1の放熱部31の下端は、重水素ランプ10のソケット部21に設けられた金属製のフランジ部21aによって塞がれている。そして、フランジ部21aは、第1の放熱部31の下端にネジ等によって固定されている。また、重水素ランプ10の導光筒部17は、第1の放熱部31の側壁に形成された円形の開口部31cを貫通して第1の放熱部31から突出する。なお、図示しないが、第1の放熱部31は、縦方向(管軸線Y方向)に半割、または導光筒部17を回避する形で横方向(管軸線Yに対して垂直方向)に半割になっており、重水素ランプ10を第1の放熱部31内に収納後、第1の放熱部31の半部同士はネジ等により接合される。
円筒状の第2の放熱部32は、アルミや銅などの熱伝導率の高い材質によって成形され、第2の放熱部32の外表面には、多数の冷却フィン32aが設けられて、ヒートシンク構造をなしている。この第2の放熱部32の端部と第1の放熱部31の側壁との間には、開口部33aを有する円板状の断熱部材33が配置され、導光筒部17は、この断熱部材33の開口部33aを貫通している。なお、断熱部材33は、第1の放熱部31と第2の放熱部32とが直接接触しないような大きさ及び形状であれば円板状に限られず、例えば多角形状でも良いが、導光筒部17の冷却を阻害しない程度に光軸X方向の厚みが大きい方が好ましい。
この断熱部材33は、第1及び第2の放熱部31,32に接触し、断熱部材33の開口部33aを形成する壁面33bは、導光筒部17の外表面17aに密着している。さらに、断熱部材33は、第1の放熱部31に接着剤やネジを介して固定されると共に、第2の放熱部32の端部32bに対して非固定であるが、第2の放熱部32の端部32bは断熱部材33に接触している。さらに、第2の放熱部32は導光筒部17に接着剤Sを介して固定されている。この接着剤Sとしては、気密性が高く、それ自体にガス放出性が無く、吸湿性が無いものが好ましく、例えば、エポキシ系の接着剤が挙げられる。
このように、発光筒部15を覆う第1の放熱部31と導光筒部17を覆う第2の放熱部32との間に断熱部材33を配置させることで、第1の放熱部31と第2の放熱部32との間の熱の移動を遮り、これによって、第2の放熱部32を可能な限り冷却するような対策が採られても、断熱部材33によって、この冷却が第1の放熱部31に影響を与え難くなり、導光筒部17を予定外に冷却し過ぎることがなくなる。ランプハウス30側でのこのような工夫によって、重水素ランプ10の長寿命化と高い安定性を得ることを可能にしている。
さらに、第1の放熱部31と発光筒部15との間を離間させることで作られた空間と、第2の放熱部32と導光筒部17との間を離間させることで作られた空間との連通を、断熱部材33が導光筒部17の外表面17aに密着することによって遮断している。従って、発光筒部15側の空間と導光筒部17側の空間との間の熱の移動を断熱部材33が遮り、第2の放熱部32の先端側の開口32cから外気が入ってくるような場合であっても、外気が発光筒部15側の空間内に流入することを断熱部材33により阻止することができるので、重水素ランプ10の更なる長寿命化と高い安定性を得ることが可能になる。
また、断熱部材33は、第1の放熱部31に固定されると共に、第2の放熱部32に対して非固定であり、第2の放熱部32は、導光筒部17に接着剤Sを介して固定されている。このように、第2の放熱部32を断熱部材33に対して非固定にすることで、割れやすいガラス材により導光筒部17が成形されている場合であっても、導光筒部17が熱膨張した際の応力によって破損するといった事態を回避させることができる。
特に、導光筒部17が、熱膨張率の異なるガラス材で光軸X方向に積層するように形成されている場合、導光筒部17は、割れやすくなっており、前述したように、第2の放熱部32を断熱部材33に対して非固定にすると特に効果的である。また、第2の放熱部32と導光筒部17との間を離間させることで、導光筒部17はさらに破損し難くなる。
前述したランプハウス30及び重水素ランプ10を利用した除電装置(図示せず)について簡単に説明する。
除電装置は、例えばSEM等の電子線応用分野の装置や、半導体検査装置等に用いられるもので、低圧状態のチャンバー内に設置または搬送されてきた試料や半導体基板等に紫外光を照射して除電を行う装置である。この除電装置の装置本体の先端には、重水素ランプ10が固定され、装置本体の末端には冷却ファンが設けられ、冷却ファンによって装置本体内を冷却ガスが流動し、この冷却ガスによって、重水素ランプはランプハウス30を介して冷却される。また、図3に示すように、装置本体40の先端には円筒状の取付け部40aが設けられ、この取付け部40aの開口内にランプハウス30の第2の放熱部32の先端が差し込まれる。
また、第2の放熱部32は、ゴムリング36を介して取付け部40aに装着され、クサビ状のゴム押さえリング34によって、ゴムリング36が第2の放熱部32の外表面に圧着される。圧着は、金属製のリングキャップ35によってゴム押さえリング34でゴムリング36を押込むことで行われる。
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。なお、以下の説明において、図1に示された重水素ランプ10及びランプハウス30と同一又は同等な構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施形態に係わる光源装置59に適用するランプハウス50において、図4に示すように、第2の放熱部52の先端には円板状のフランジ部53が設けられ、フランジ部53には、ボルト54を挿入するための取付け穴53aが設けられている。さらに、フランジ部53の前端面には、ゴムリング55の装填を可能にするリング状の溝部53bが形成されている。
第3の実施形態に係る光源装置69に適用するランプハウス60は、図5に示すように、第1の実施形態のヒートシンクと同等の構造をもった第1及び第2の放熱部61,62を有し、第1及び第2の放熱部61,62に対して滑らかに連続するような形状を有する大型の断熱部材63が採用されている。この断熱部材63は、導光筒部17の外表面17aとの接触面積が大きく、断熱効果を更に向上させている。
第4の実施形態に係る光源装置74に適用するランプハウス70は、図6に示すように、ヒートシンク構造をもたない第1の放熱部71と、冷却フィン72aが密に配列された第2の放熱部72と、開口部73aを有して、第2の放熱部72よりも大径の大型の円板状断熱部材73とを備え、この断熱部材73は、ネジや接着剤等によって第1の放熱部71の外表面に固定されている。また、断熱部材73の開口部73aを形成する壁面73bは導光筒部17の外表面17aと接触していない。このような大型の断熱部材73の採用によって、第1の放熱部71と第2の放熱部72との間の熱遮断効率を高めることができる。
第5の実施形態に係る光源装置79に適用するランプハウス75は、図7に示すように、第2の放熱部76の先端に大径のブロック部76aが形成されている以外、第4の実施形態に係るランプハウス70と略同一である。
第6の実施形態に係る光源装置89に適用するランプハウス80は、図8に示すように、ヒートシンク構造をもたない第1及び第2の放熱部81,82と、冷却フィン83aが密に配列されるとともに、第2の放熱部82の外径よりも大きい内径を有し、第2の放熱部82をその内部に収容する円筒状の第3の放熱部83と、第2の放熱部82と第3の放熱部83との間に配置されて第2の放熱部82に吸熱側を、第3の放熱部83に放熱側を接触させることで、第2の放熱部82と第3の放熱部83とを熱的に連結するペルチェ素子84と、開口部85aを有して、第3の放熱部83よりも大径で、第1の放熱部81と第2の放熱部82とを熱的に遮断する大型の円板状断熱部材85とからなる。
この断熱部材85は、断熱部材85の開口部85aを形成する壁面85bが導光筒部17の外表面17aと接触するように、ネジや接着剤等によって第1の放熱部81の外表面に固定されている。また、このような大型の断熱部材85の採用によって、第1の放熱部81と第2の放熱部82との間の熱遮断効率を高めることができる。さらに、ペルチェ素子84の採用によって導光筒部17の放熱効果を高めることができる。
図9に示されるように、第7の実施形態に係る光源装置99に適用される重水素ランプ90は、紫外光が出射される光軸が、重水素ランプ90の管軸に沿ったヘッドオン型である。この重水素ランプ90は、発光筒部92と、光出射窓93aを有する導光筒部93とが一直線状に整列している。また、重水素ランプ90に適用するランプハウス95は、ヒートシンク構造をもった第1及び第2の放熱部96,97と、第1の放熱部96と第2の放熱部97とを熱的に遮断する大型の円板状断熱部材98とからなる。このような光源装置99においても、同様の効果を得ることができる。
本発明に係る光源装置の第1の実施形態を示す断面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1に示された光源装置が除電装置に装着された状態を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第2の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第3の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第4の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第5の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第6の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第7の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1,59,69,74,79,89,99…光源装置、10,90…重水素ランプ、12…陰極部、13,91…発光部、14…陽極部、15,92…発光筒部、17,93…導光筒部、17a…導光筒部の外表面、19,93a…光出射窓、30,50,60,70,75,80,95…ランプハウス、31,61,71,81,96…第1の放熱部、32,52,62,72,76,82,97…第2の放熱部、33,63,73,85,98…断熱部材、83…第3の放熱部、84…ペルチェ素子、S…接着剤。

Claims (6)

  1. 陰極部と陽極部とによって放電を発生させる発光部を収容する発光筒部と、この発光筒部から突出して先端に光出射窓が形成された導光筒部とを備えた重水素ランプを収容するためのランプハウスにおいて、
    前記発光筒部を覆う第1の放熱部と前記導光筒部を覆う第2の放熱部との間に断熱部材が配置されていることを特徴とする重水素ランプ用ランプハウス。
  2. 前記第1の放熱部と前記発光筒部との間は離間し、前記第2の放熱部と前記導光筒部との間は離間し、前記第1及び第2の放熱部は前記断熱部材に接触し、前記断熱部材は前記導光筒部の外表面に密着していることを特徴とする請求項1記載の重水素ランプ用ランプハウス。
  3. 前記断熱部材は、前記第1の放熱部に固定されると共に、前記第2の放熱部に対して非固定であり、前記第2の放熱部は前記導光筒部に接着剤を介して固定されていることを特徴とする請求項2記載の重水素ランプ用ランプハウス。
  4. 前記第2の放熱部を包囲する第3の放熱部を更に備え、前記第2の放熱部と前記第3の放熱部とは、ペルチェ素子を介して熱的に連結されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の重水素ランプ用ランプハウス。
  5. 前記第1及び第2の放熱部は、ヒートシンク構造であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の重水素ランプ用ランプハウス。
  6. 陰極部と陽極部とによって放電を発生させる発光部を収容する発光筒部と、前記発光筒部から突出して先端に光出射窓が形成された導光筒部とを備えた重水素ランプと、
    前記重水素ランプを収容するランプハウスとを備えた光源装置において、
    前記ランプハウスは、前記発光筒部を覆う第1の放熱部と前記導光筒部を覆う第2の放熱部との間に断熱部材が配置されていることを特徴とする光源装置。
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