JP2008309705A - コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スキャン領域中心から離れた部分の画質を低下させずにスキャン領域を拡大する。
【解決手段】 X線源1と、X線検出器4と、被検体2を載置してX線源のX線光軸Lに直交する方向の回転軸Cを回転させる回転手段5,6とを有するコンピュータ断層撮影装置において、前記X線検出器4を、検出面4aに沿ってX線光軸Lと直交する方向で、かつ、X線検出器4の端部が一部重なり、前記X線源から放射された連続した広いX線ビーム全体を検出する複数の検出器位置に位置決めする検出器移動機構8と、被検体が載置される回転軸をX線光軸から離れた位置に位置決めさせる回転軸移動機構7と、回転軸を回転させつつ、各回転位置毎に各検出器位置に位置決めされたX線検出器で検出される透過画像を収集するスキャン制御部9Bと、収集された多数の透過画像から被検体の3次元画像を再構成する再構成処理部9Cとを備えたコンピュータ断層撮影装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、オフセットスキャンを改良し、同じ拡大率を保った状態でスキャン領域を拡大できるコンピュータ断層撮影装置に関する。
近年、小型電子部品等を高分解能で検査する産業用の高分解能型コンピュータ断層撮影装置(以下、CT装置と呼ぶ)が開発されている。
この高分解能型CT装置は、X線管と2次元的なX線検出器との間に被検体を配置し、X線管から被検体に向けてX線ビームを放射するとともに被検体を回転させ、当該被検体の多方向から透過してくるコーン状X線ビームをX線検出器で検出し、被検体の多数の透過画像(透過データ)を収集する(通常スキャンともいう)。そして、収集された多数の透過画像を再構成し、被検体の3次元画像(多数の断面像)を得ている。
このコーンビームの再構成は、フェルドカンプ デイビス アンド クレス(Feldkamp,Davis and Kress) 1984(非特許文献1)に記載されている再構成方法が用いられる。この再構成方法は、フィルター補正逆投影法(FBP(Filtered Back Projection)法)の一種であって、立体的に逆投影するものである。
図7はノーマルスキャン方式を採用した従来の一般的な高分解能型CT装置の概念構成を示す図である。
この高分解能型CT装置は、X線管101と2次元のX線検出器102との間に被検体を載置する回転テーブル103が配置され、X線管101に対し、回転テーブル103及びX線検出器102をx方向に近づけたり、遠ざけたりすることにより、撮影距離FCD(Focus to rotation Center Distance)及び検出距離FDD(Focus to Detector Distance)等の幾何的な配置を連続的に変更可能である。また、撮影倍率(拡大率)=FDD/FCDを変更することにより、被検体の大きさに対応できる特徴を有する。また、回転テーブル103をz方向に上下動すれば、被検体の撮影部位を変えることができる。
なお、同図おいて、FはX線焦点、102aは検出面である。
このCT装置のスキャン領域(断面像視野)は、回転平面上において、X線ビーム104に包含される回転中心cを中心とするz方向に厚みをもった円柱領域Anで、撮影倍率が大きいほど(回転軸Cが焦点Fに近づくほど)小さくなる円柱領域となる。
なお、X線管101からは、実際に測定されるX線ビーム104の他に、当該X線ビーム104の外側領域にはみ出して測定されないX線も放射されている。よって、ここで、X線ビーム104とは実際に測定できるX線だけを対象とする。また、スキャン領域Anとは、無理なく再構成ができる十分なデータを収集できる領域で、回転軸方向(z方向)に厚みを持った体積の領域(円柱領域)である。この厚みは、回転軸方向に測定されるX線ビーム104に包含される厚みである。
従って、以上のような高分解能型CT装置は、ある程度の大きさの被検体に対応でき、スキャン領域Anからはみ出すことなくできるだけ拡大率を大きくした状態で撮影して、高分解能の断面像が得られることから、好ましいCT装置であると言える。
図8はオフセットスキャン方式を採用した従来のCT装置の概念構成を示す図である(特許文献1)。
このオフセットスキャン方式は、X線ビーム105の縁に近い位置に回転テーブル103の回転軸Cを固定し、当該回転軸Cを回転させながらスキャンする方式である。
このCT装置は、具体的には、X線管101とX線検出器102との間に回転テーブル103を配置してスキャンする点でノーマルスキャンと同じであるが、回転テーブル103の回転軸CがX線光軸L(X線管101のX線放射軸;x軸)上に位置し、かつ、X線光軸Lと直交する方向(z方向)に設置される。また、X線検出器102は、X線光軸Lと直交する方向(y方向)に配置され、かつ、その検出器一端がX線光軸L上に位置する第1の状態102(1)と、この第1の状態102(1)からX線光軸Lと直交する方向(y方向)でX線光軸Lから離した第2の状態102(2)とに位置決めする。そして、X線検出器102は、各状態ごとに回転テーブル103を1回転させながら、当該被検体の多方向から透過してくるコーン状X線ビームを検出し、被検体の多数の透過画像(透過データ)を収集する(オフセットスキャン)。しかる後、収集された多数の透過画像から被検体の3次元画像を再構成する。
このCT装置は、第1の状態102(1)と第2の状態102(2)とに位置決めされたX線検出器102により測定されるX線ビームを加算したX線ビーム105の透過画像を収集している。これにより、スキャン領域Aoは、回転軸Cを中心としたX線ビーム105の回転軸Cより遠い一方の縁に内接する円柱領域となる。
この特許文献1のオフセットスキャン方式のCT装置は、X線検出器102を2つの状態102(1)、102(2)に移動させ、被検体を透過する広いX線ビーム105を測定するので、オフセットスキャンよりもさらにスキャン領域を広げることができる。また、スキャン領域を保ったまま拡大率を上げることが可能となる。その結果、オフセットスキャンは、ノーマルスキャンと較べて被検体の大きさに応じた撮影を行うことが可能となり、好ましいCT装置であると言える。
L.A.Feldkamp,L.C.Davis and J.W.Kress,Practical cone-beam algorithm, J.Opt.Soc.Am.A/Vol.1,No.6/June 1984 特開2006−300672号公報
しかし、前述した特許文献1のオフセットスキャンは、X線検出器102をX線光軸Lに直交する方向の片側に位置決めし、かつ、回転軸CがX線光軸Lに固定的に配置しているので、片側のX線ビーム105のみを測定するスキャン方式となる。その結果、X線光軸Lから離れた第2の状態102(2)に位置決めされたX線検出器102にはX線管101のX線ビーム105が斜め方向から入射してくることから、検出分解能の低下を招き、回転中心から離れた部分のスキャン領域の画質が低下する原因となっている。
また、例えば第2の状態102(2)に位置決めされたX線検出器102は、X線光軸Lから離れたX線の強度の低下したX線ビーム105を検出しているので、X線強度の低下に基づく該当スキャン領域の画質低下は避けられない問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、スキャン領域の中心から離れた部分であっても、画質を低下させることなく、高拡大率を保ったままスキャン領域を拡大できるコンピュータ断層撮影装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、被検体の大きさに応じて適宜選択的に最適なスキャンモードを選択し、スキャン領域の中心から離れた部分であっても、画質を低下させずに高拡大率を保ったまま透過画像を収集するコンピュータ断層撮影装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るコンピュータ断層撮影装置は、被検体に向けてX線を放射するX線源と、前記被検体を透過してくるX線ビームを透過画像として検出する2次元のX線検出器と、前記被検体を載置して前記X線源のX線放射軸であるX線光軸に直交する方向の回転軸を回転させる回転手段とを有し、前記X線検出器で検出される透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成するコンピュータ断層撮影装置において、
前記X線検出器を、当該X線検出器の検出面に沿って前記X線光軸と直交する方向で、かつ、前記X線検出器4の端部が一部重なり、前記X線源から放射された連続した広いX線ビーム全体を検出するように複数の検出器位置に位置決め移動させる検出器移動機構と、前記被検体が載置される前記回転軸を前記X線光軸から離れた位置に移動させる回転軸移動機構と、前記回転手段により前記回転軸を回転させつつ、当該回転軸の各回転位置毎に前記各検出器位置に位置決めされた前記X線検出器で検出される透過画像を収集するスキャン制御手段と、このスキャン制御手段で収集された多数の透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成する再構成処理手段とを備えた構成である。
また、本発明は、被検体に向けてX線を放射するX線源と、前記被検体を透過してくるX線ビームを透過画像として検出する2次元のX線検出器と、前記被検体を載置して前記X線源のX線放射軸であるX線光軸に直交する方向の回転軸を回転させる回転手段とを有し、前記X線検出器で検出される透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成するコンピュータ断層撮影装置において、
前記X線検出器を、前記X線源から放射されるX線ビームが当該X線検出器の検出面に正面から入射するように自転させながら前記回転軸と直交する面内で前記X線検出器4の端部が一部重なり、前記X線源から放射された連続した広いX線ビーム全体を検出するように複数の検出器位置に位置決め移動させる検出器移動機構と、前記被検体が載置される前記回転軸を前記X線光軸から離れた位置に移動させる回転軸移動機構と、前記回転手段により前記回転軸を回転させつつ、当該回転軸の各回転位置毎に前記各検出器位置に位置決めされた前記X線検出器で検出される透過画像を収集するスキャン制御手段と、このスキャン制御手段で収集された多数の透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成する再構成処理手段とを備えた構成である。
さらに、本発明は、X線検出器の検出面の中央が前記X線光軸の近傍の1つの検出位置に検出器移動機構によりX線検出器を移動させ、かつ、回転軸を回転軸移動機構により前記X線光軸上の近傍に移動させる通常スキャンモード設定手段と、前記X線検出器の検出面の中央が前記X線光軸の近傍の前記1つの検出位置に前記検出器移動機構により前記X線検出器を移動させ、かつ、前記回転軸を前記回転軸移動機構により前記X線光軸から離れた前記X線ビームの端部付近に移動させるオフセットスキャンモード設定手段と、前記検出器移動機構にて2つの前記検出器位置に所定の順序で前記X線検出器を移動させ、前記回転軸移動機構にて前記回転軸を前記X線光軸から離れた位置に移動させるダブルオフセットモード設定手段と、前記検出器移動機構にて3つの前記検出器位置に所定の順序で前記X線検出器を位置決め移動させ、前記回転軸移動機構にて前記回転軸を前記X線光軸から離れた位置に設定するトリプルオフセットモード設定手段と、スキャンモードの選択指示に基づき、前記4種類のスキャンモード設定手段の中から1つのスキャンモード設定手段を選択し、この選択されたスキャンモード設定手段に従って前記X線検出器及び前記回転軸を所定位置に移動させ、前記回転手段により前記回転軸を回転させつつ、当該回転軸の各回転位置毎に前記X線検出器で検出される透過画像を収集するスキャン制御手段と、このスキャン制御手段で収集された多数の透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成する再構成処理手段とを備えた構成である。
本発明によれば、スキャン領域の中心から離れた部分の画質を低下させることなく、高拡大率を保ったままスキャン領域を拡大して撮影できる。
また、本発明は、被検体の大きさに応じて適宜選択的に最適なスキャンモードを選択し、スキャン領域の中心から離れた部分であっても、画質を低下させずに高拡大率を保ったまま透過画像を収集できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明に係るコンピュータ断層撮影装置の実施の形態1を示す構成図である。なお、同図(a)は装置の平面図、同図(b)は装置の正面図である。
このコンピュータ断層撮影装置は、X線源1と、このX線源1から放射して被検体2を透過してくるX線ビーム3を透過画像として検出する2次元のX線検出器4と、X線源1のX線放射軸(以下、X線光軸Lと称する。X線光軸Lはx軸に存在する)上に位置し、かつ、X線光軸Lと直交する方向(z方向)の回転軸Cに対し回転する被検体2を載置する回転テーブル5と、この回転テーブル5を回転・昇降させる回転・昇降機構6と、回転軸移動機構7と、検出器移動機構8と、制御処理部9とによって構成される。
X線源1は、X線ビーム3を発生する焦点Fが数μmのマイクロフォーカスX線管、制御処理部9からの設定制御指令に基づいて管電圧、管電流等を制御する制御回路と、制御回路の制御により所望の管電圧、管電流をX線管に印加する電気回路とで構成され、X線放射の中心がX線光軸Lの方向に向くようにベース10に支持される。ここで、X線ビーム3は、実際に測定されるX線であり、X線ビーム3の外側の領域にはみ出して放射されている測定されないX線は含まない。
X線検出器4は、複数のX線検出素子を2次元マトリックス的に配列した例えばX線フラットパネルディテクタ(FPD)が用いられ、ベース10に設けられた検出器移動機構8に支持されている。X線検出器4は、検出器移動機構8により、検出面4aに沿って回転軸Cと直交する方向(y方向)に移動されつつ、所定位置に位置決め可能に設けられている(以下、検出器位置と称する)。
回転・昇降機構6は、回転軸移動機構7上に設置され、制御処理部9からの回転・昇降用制御指令に従い、回転軸Cに対し回転テーブル5を回転させ、また回転テーブル5を所望の高さ位置に設定するために、回転軸Cの方向(z方向)に回転テーブル5を昇降させる機能を持っている。
回転軸移動機構7は、ベース10と回転・昇降機構6との間に配置され、制御処理部9からの位置決め用制御指令に従い、回転テーブル5及び回転・昇降機構6を回転の面(xy面)に沿って移動させつつ、所望の位置に位置決めする役割を持っている。
従って、回転軸移動機構7は、回転軸Cの位置を変えることが可能であるので、撮影距離FCDを変更することができ、ひいては、被検体2の大きさに応じて撮影倍率(拡大率)=FDD/FCDを変えることが可能である。また、回転軸移動機構7を用いて、回転軸CをX線光軸Lからずらすことができる。
検出器移動機構8は、制御処理部9からの検出器位置決め用制御指令に基づき、x軸方向に自走可能に設けられ、これにより検出距離FDDを変更でき、また、X線検出器4をy方向へ所望位置だけ移動させつつ位置決めする機能を持っている。
制御処理部9としては、例えば通常のコンピュータが用いられ、構成的には、CPU、主メモリ、ディスク、キーボードやマウス等の入力部、表示部、機構制御ボード及びインターフェース等よりなる。CPUは、機能的には、回転テーブル5やX線検出器4を位置決め設定する初期設定制御部9Aと、スキャン制御部9Bと、所望の再構成用プログラムに従って多数の透過画像から被検体2の3次元画像を取得する再構成処理部9Cとが設けられている。
初期設定制御部9Aは、操作者の指示により入力部から、X線源1内の前記制御回路にX線管の管電圧,管電流を設定し、放射開始指示に従ってX線を放射し、スキャン終了後に自動停止させる機能を有する。なお、管電圧や管電流は被検体2の大きさに応じて変えることができる。
また、初期設定制御部9Aは、操作者の操作指示に従って入力される検出器位置、FCD値、FDD値、y値(回転軸のX線光軸Lからのずれ量)、回転テーブル5の高さ等の指示データを受けると、ディスク又は主メモリに格納し、必要とするタイミングで指示データに基づいて機構制御ボード及びインターフェースを経て検出器移動機構8、回転軸移動機構7及び回転・昇降機構6を駆動し、位置決め設定する。なお、一部の設定データ(例えば検出器位置、y値等)についてはスキャン制御部9Bの実行時に設定される。
なお、回転軸移動機構7、回転・昇降機構6及び検出器移動機構8にはそれぞれエンコーダ(図示せず)が取り付けられ、前述した検出器位置、FCD値、FDD値、y値、回転テーブル5の高さ等の検出データを読取り、表示部に表示可能となっている。
スキャン制御部9Bは、入力部から入力される操作者のスキャンモード選択指示に基づいて、所望のスキャンモード用プログラムを選択し、当該選択されたスキャンモード用プログラムに従って、検出器位置、y値等を設定し、回転テーブル5を回転させつつ、X線源1から被検体2に向けてX線ビーム3を放射し、当該被検体2の回転に伴って当該被検体2の多方向から透過してくるX線ビーム3をX線検出器4で検出し、被検体の多数の透過画像(透過データ)を収集する動作を実行する。
再構成処理部9Cは、所望の再構成用プログラムに従って多数の透過画像から被検体2の3次元画像を取得する。
次に、以上のようなコンピュータ断層撮影装置の作用について図2を参照して説明する。なお、図2はX線検出器4の検出面4aと回転軸Cとスキャン領域との幾何的な配置例を示す平面図である。
先ず、操作者は、回転テーブル5に被検体2を載置した後、当該被検体2の大きさ等に応じて入力部から管電圧,管電流を設定する。初期設定制御部9Aは、入力部から管電圧,管電流を受け取ると、ディスクに保存するとともに、X線源1内の前記制御回路に設定し、X線源1を励起可能な準備状態にする。
また、初期設定制御部9Aは、操作者の指示により入力部から、検出器位置、FCD値、FDD値、y値、回転テーブル5の高さ等の指示データを受けると、ディスク又は主メモリに格納し、機構制御ボード及びインターフェースを介して検出器移動機構8、回転軸移動機構7及び回転・昇降機構6を駆動し、位置決め設定する。
さらに、操作者は、入力部からスキャンモード選択指示を入力し、同様にディスク等に保存する。ここで、スキャンモードの選択としては、通常スキャン(ノーマルスキャン)、オフセットスキャン、回転軸C移動変更及び2つの検出器位置に位置決めするスキャン(以下、ダブルオフセットスキャンと称する)、回転軸C移動変更及び3つの検出器位置に位置決めするスキャン(以下、トリプルオフセットスキャンと称する)の4種の中から1つスキャンモードを選択することを意味する。
以上の状態において、操作者は、入力部からスキャン開始指示を入力すると、制御処理部9のスキャン制御部9Bは、スキャンモード選択指示に基づいて、所望のスキャンモード用プログラムを選択し、当該選択されたスキャンモード用プログラムに従ってスキャン制御を実施する。
以下、スキャンモードごとに説明する。
(1−1) 通常スキャン(ノーマルスキャン)について。
図2(a)は通常スキャン時の各構成部分の幾何的な配置例を示す平面図である。
スキャン制御部9Bは、初期設定制御部9AによるFCD,FDD等を設定した後、
検出器移動機構8、回転軸移動機構7を介してX線検出器4及び回転軸Cを位置決めする。
すなわち、スキャン制御部9Bは、検出器移動機構8を介してX線検出器4の検出面4aの中央がX線光軸Lの近傍に位置するように位置決め(検出器位置1)設定する。また、回転軸Cは、回転軸移動機構7を介してX線光軸L上に設定する。
スキャン制御部9Bは、以上のように設定した後、回転テーブル5を1回転させつつ、各回転位置(所定回転角度)毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し順次制御処理部9のディスクに記憶する。再構成処理部9Cは、収集された多数の透過画像から従来周知の再構成処理により被検体2のスキャン領域An内の3次元画像を再構成する。
この通常スキャンによるスキャン領域Anは、回転軸Cを中心とした、回転テーブル5の回転中に測定されるX線ビーム3に包含される円柱領域と定義される。ここで、円領域でなく、円柱領域としたのは、X線ビーム3が被検体3の高さ方向(厚み方向:z方向)に放射され、その透過画像がX線検出器4で検出されている為である。つまり、スキャン領域Anは、無理なく再構成できる十分なデータが収集される領域である。
(1−2) オフセットスキャンについて。
図2(b)はオフセットスキャン時の各構成部分の幾何的な配置例を示す平面図である。
スキャン制御部9Bは、初期設定制御部9AによるFCD,FDD等を設定した後、
検出器移動機構8、回転軸移動機構7を介してX線検出器4及び回転軸Cを位置決めする。
すなわち、スキャン制御部9Bは、検出器移動機構8を介してX線検出器4の検出面4aの中央がX線光軸Lの近傍に位置するように位置決め(検出器位置1)する。なお、先に通常スキャンを行った後にオフセットスキャンを実施する場合、X線検出器4の検出面4aが検出器位置1に位置決めされているので、X線検出器4を移動させずにそのままの位置でオフセットスキャンを実施することになる。
一方、回転軸Cについては、回転軸移動機構7を介してX線光軸Lから離なれたX線ビーム3の端部付近に位置決めし、回転軸Coとする。つまり、オフセットスキャンにおいても、回転軸Cが回転軸Coとなるように移動変更する。
スキャン制御部9Bは、以上のように設定した後、回転テーブル5を1回転しながら、各回転位置(所定回転角度)毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し制御処理部9のディスクに記憶する。再構成処理部9Cは、収集された多数の透過画像から従来周知の再構成処理により被検体2のスキャン領域Aoの3次元画像を再構成する。
このオフセットスキャンによるスキャン領域Aoは、回転軸Coを中心とした円柱領域であって、回転軸Coから上側となる片側が回転テーブル5の回転中に測定されるX線ビーム3に包含される円柱領域と定義される。スキャン領域Aoは、無理なく再構成できる十分なデータが収集される領域である。
このオフセットスキャンでは、通常スキャンの2倍近い直径のスキャン領域となるので、通常スキャンよりも大きな径の被検体2を通常スキャンと同じ拡大率で被検体2を撮影することが可能となる。
(1−3) ダブルオフセットスキャンについて。
図2(c)はダブルオフセットスキャン時の各構成部分の幾何的な配置例を示す平面図である。
スキャン制御部9Bは、検出器移動機構8を介してX線検出器4の検出面がX線光軸Lと直交する方向(y方向)で、かつ、X線検出器4の端部が一部重なるようにし、2つの検出器位置(検出器位置1と検出器位置2)にそれぞれ位置決めし、連続したX線ビーム3a全体を検出可能とする。つまり、X線検出器4を移動させて検出器位置1に位置決めさせたとき検出面4aが対応し、X線検出器4を移動させて検出器位置2に位置決めさせたとき検出面4a´が対応し、被検体1から透過してくる連続したX線ビーム3aの透過画像を検出可能に設定する。
また、スキャン制御部9Bは、回転軸移動機構7を介して回転軸CがX線光軸Lから離れて、連続したX線ビーム3aの端部付近の位置に移動させ、回転軸Co´とする。
スキャン制御部9Bは、具体的には、検出器移動機構8を介してX線検出器4を検出器位置1に位置決めし、かつ、回転軸移動機構7を介して回転軸CがX線光軸Lから離れた、連続したX線ビーム3aの端部付近の位置Co´に移動させた後、回転テーブル5を1回転させつつ、各回転位置(所定回転角度)毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し、順次制御処理部9のディスクに記憶する。
次に、スキャン制御部9Bは、回転軸Co´をそのままの位置とし、検出器移動機構8を介してX線検出器4を検出器位置2に位置決めした後、前述同様に回転テーブル5を1回転させつつ、各回転位置(所定回転角度)毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し順次制御処理部9のディスクに記憶する。
なお、上記の説明は、検出器位置1から検出器位置2にX線検出器4を移動させたが、逆に検出器位置2から検出器位置1に移動させてもよい。
以上のようにして透過画像データを収集した後、再構成処理部9Cは、例えばディスクから主メモリに読み出し、多数の透過画像から被検体2のスキャン領域Ao´の3次元画像を再構成する。なお、再構成処理については後記する。
このダブルオフセットスキャンのスキャン領域Ao´は、回転軸Co´を中心とした円柱領域であって、回転軸Co´から上側となる片側が回転テーブル5の回転中に測定される連続したX線ビーム3aに包含される円柱領域と定義される。スキャン領域Ao´は、無理なく再構成できる十分なデータが収集される領域である。
このダブルオフセットスキャンでは、オフセットスキャンの2倍近い直径のスキャン領域となるので、オフセットスキャンよりも大きな被検体2を当該オフセットスキャンと同じ拡大率で被検体2を撮影することができる。
(1−4) トリプルオフセットスキャンについて。
図2(d)はトリプルオフセットスキャン時の各構成部分の幾何的な配置例を示す平面図である。
スキャン制御部9Bは、検出器移動機構8を介してX線検出器4の検出面がX線光軸Lと直交する方向(y方向)で、かつ、X線検出器4の端部がそれぞれ一部重なるようにし、3つの検出器位置(検出器位置1と検出器位置2と検出器位置3)にそれぞれ位置決めし、連続したX線ビーム3b全体を検出可能とする。つまり、X線検出器4を移動させて検出器位置1に位置決めしたとき検出面4aが対応し、X線検出器4を移動させて検出器位置2に位置決めしたとき検出面4a´が対応し、X線検出器4を移動させて検出器位置3に位置決めしたとき検出面4a"が対応し、各検出器位置1,2,3において被検体1から透過してくる連続したX線ビーム3bの透過画像を検出可能に設定する。
また、スキャン制御部9Bは、回転軸移動機構7を介して回転軸CがX線光軸Lから離れた、連続したX線ビーム3bの端部付近の位置に位置決めし、回転軸Co"とする。
スキャン制御部9Bは、具体的には、検出器移動機構8を介してX線検出器4を検出器位置1に位置決めし、かつ、回転軸移動機構7を介して回転軸がX線光軸Lから離れた、連続したX線ビーム3bの端部付近の位置に回転軸Co"を位置決めした後、回転テーブル5を1回転させつつ、所定回転位置(所定回転角度)毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し順次制御処理部9のディスクに記憶する。
次に、スキャン制御部9Bは、回転軸Co"をそのままの位置とし、検出器移動機構8を介してX線検出器4を検出器位置2に位置決めした後、前述同様に回転テーブル5を1回転させつつ、所定回転位置毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し順次制御処理部9のディスクに記憶する。
さらに、スキャン制御部9Bは、回転軸Co"をそのままの位置とし、検出器移動機構8を介してX線検出器4を検出器位置3に位置決めした後、前述同様に回転テーブル5を1回転させつつ、所定回転位置毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し順次制御処理部9のディスクに記憶する。
なお、X線検出器4に対する検出器位置の順序は前述したようにどの順序であっても構わない。
以上のようにして透過画像データを収集した後、再構成処理部9Cは、例えばディスクから主メモリに読み出し、多数の透過画像から被検体2のスキャン領域Ao"の3次元画像を再構成する。なお、再構成処理については後記する。
このトリプルオフセットスキャンのスキャン領域Ao"は、回転軸Co"を中心とした円柱領域であって、回転軸Co"から上側となる片側が回転テーブル5の回転中に測定される連続したX線ビーム3bに包含される円柱領域と定義される。スキャン領域Ao"は、無理なく再構成できる十分なデータが収集される領域である。
このトリプルオフセットスキャンでは、ダブルオフセットスキャンの3/2倍近い直径のスキャン領域となるので、ダブルオフセットスキャンよりも大きな被検体2を当該ダブルオフセットスキャンと同じ拡大率で被検体2を撮影することが可能となる。
(実施の形態1の他の例)
(1−3a) ダブルオフセットスキャンの他の例について。
図3はダブルオフセットスキャンの他の例を説明する各構成部分の幾何的な配置例を示す平面図である。
このダブルオフセットスキャンにおいて、スキャン制御部9Bは、検出器移動機構8を介してX線検出器4の検出面がX線光軸Lと直交する方向(y方向)で、かつ、X線検出器4の端部が一部重なり合うように、2つの検出器位置(検出器位置1と検出器位置2)にそれぞれ位置決めするが、図2(c)のダブルオフセットスキャンと異なるところは、X線光軸L上に各検出器位置1,2に位置決めされたX線検出器4の端部の重なり部分が位置するように、X線検出器4を移動させるものである。
また、スキャン制御部9Bは、回転軸移動機構7を介して回転軸CがX線光軸Lから離れた、連続したX線ビーム3aの端部付近に位置決めし、回転軸Co´とする。
図2(c)に示すダブルオフセットスキャンは、スキャン領域の中心部が周辺部よりX線光軸Lに近くし、中央部の画質に重点を置いた検出器位置となっている。これに対し、図3(a)に示すダブルオフセットスキャンは、スキャン領域の中心部と周辺部が均等にX線光軸Lに近いので、全体の画質を重視した検出器位置となっている。
一方、図3(b)に示すダブルオフセットスキャンは、図2(c)に示すダブルオフセットスキャンの2つの検出器位置を、検出面の幅の1/4だけずらした例である。つまり、図3(b)に示すダブルオフセットスキャンは、図2(c)と図3(a)とを折衷したダブルオフセットスキャンと言える。
(1−4a) トリプルオフセットスキャンの他の例について。
トリプルオフセットスキャンとしては、前述したダブルオフセットスキャンと同様に、X線検出器4の各検出器位置1〜3を任意にずらして設定することにより、透過画像を収集することもできる。
従って、以上のような実施の形態によれば、X線検出器4を所定の検出器位置に位置決めさせるとともに、回転軸をX線光軸Lから離れたX線ビーム3a,3bの端部付近に設定し、X線光軸Lの両側に広がる広いX線ビーム3a,3bの透過画像をX線検出器4で検出するので、検出面(4a,4a´)、(4a〜4a")への斜め入射とX線量の低下を抑制でき、スキャン領域の中心から離れた部分の画質を低下させることなく、高拡大率を保ったままスキャン領域を広げることが可能となる。
また、X線検出器4としては、X線光軸Lの直交する方向で、かつ、検出面4aに沿った方向に検出器4端部を一部重なるように移動させているので、透過画像の合成が容易であり、2つの検出器位置の継ぎ目となる部分の画質の段差が生じにくくなり、合成精度を上げることができる。
また、広いX線ビームを保ったまま、X線検出器4を移動させて透過画像を収集し合成しているので、検出分解能を保ったまま検出面積を拡大でき、ひいては大きな被検体2でも対応しつつ確実に透過画像を撮影することができる。
(実施の形態2)
図4は本発明に係るコンピュータ断層撮影装置の実施の形態2を示す構成図である。
この実施の形態は、検出器移動機構8に代えて別構成の検出器移動機構8´を備えたものであり、その他の構成は図1と同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳しい説明を省略する。以下、異なる部分について説明する。
検出器移動機構8´は、X線源1から放射されるX線ビーム3がX線検出器4の検出面4aに正面から直進入射するように、例えばX線検出器4自体を自転させつつ、前記回転軸Cと直交する面内で複数の検出位置となるように移動位置決めする。このとき、X線検出器4の端部が互いに重なるように位置決めし、連続したX線ビーム3a全体が検出可能とする。
検出器移動機構8´は、具体的には、回転軸Cに垂直な平面内に円弧状のガイドレールを備えたものであって、X線検出器4が自転にてガイドレールに沿って移動しつつ、当該X線検出器4の検出面4a,4a´の中央の法線が各検出器位置例えば1,2にてそれぞれX線焦点Fを向くように設定する。
次に、以上のようなコンピュータ断層撮影装置の作用について図5を参照して説明する。なお、図5はX線検出器4の検出面4aと回転軸Cとスキャン領域との幾何的な配置例を示す平面図である。
先ず、操作者は、回転テーブル5に被検体2を載置した後、入力部から例えば被検体2の大きさに応じた管電圧,管電流を設定する。初期設定制御部9Aは、入力部から入力指示された管電圧,管電流を受け取ると、ディスクに保存するとともに、X線源1内の制御回路に設定し、X線源1を励起可能な状態に設定する。
また、初期設定制御部9Aは、入力部から、検出器位置、FCD値、FDD値、y値、回転テーブル5の高さ等の指示データを受けると、ディスク又は主メモリに格納し、機構制御ボード及びインターフェースを介して回転軸移動機構7、回転・昇降機構6及び検出器移動機構8´を駆動し、位置決めする。
さらに、操作者は、入力部からスキャンモード選択指示を入力し、同様にディスク等に保存する。ここで、スキャンモードの選択は、通常スキャン、オフセットスキャン、ダブルオフセットスキャン、トリプルオフセットスキャンの4種の中から1つスキャンモードを選択することを意味する。
(2−1) 通常スキャン(ノーマルスキャン)について。
通常スキャンについては、実施の形態1と同じであるので、ここではその説明を省略する。
(2−2) オフセットスキャンについて。
オフセットスキャンについても、実施の形態1と同じであるので、その説明を省略する。
(2−3) ダブルオフセットスキャンについて。
図5(a)はダブルオフセットスキャン時の各構成部分の幾何的な配置例を示す平面図である。
スキャン制御部9Bは、X線源1から放射されたX線ビーム3aがX線検出器4の検出面に正面から入射するように、X線検出器4自体を自転させつつ、前記回転軸Cと直交する面内で複数の検出器位置1,2となるように移動させて位置決めする。このとき、X線検出器4を検出器位置1に位置決めしたとき検出面4aが対応し、X線検出器4を検出器位置2に位置決めしたとき検出面4a´が対応し、各検出器位置1,2にて被検体1から透過してくる連続したX線ビーム3aの透過画像を検出可能に設定する。このとき、X線検出器4の端部の一部が互いに重なり合うように検出器位置1,2に移動させつつ位置決めし、連続したX線ビーム3a全体を検出可能な状態に設定する。
また、スキャン制御部9Bは、回転軸移動機構7を介して回転軸CがX線光軸Lから離れた連続したX線ビーム3aの端部付近の位置に位置決めし、回転軸Co´とする。
スキャン制御部9Bは、具体的には、検出器移動機構8´を介してX線検出器4を検出器位置1に位置決めし、かつ、回転軸移動機構7を介して回転軸CがX線光軸Lから離れた連続したX線ビーム3aの端部付近の位置Co´に位置決めした後、回転テーブル5を1回転させつつ、各回転位置(所定回転角度)毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し順次制御処理部9のディスクに記憶する。
次に、スキャン制御部9Bは、回転軸Co´をそのままの位置とし、検出器移動機構8´を介してX線検出器4を検出器位置2に位置決めした後、前述同様に回転テーブル5を1回転させつつ、各回転位置毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し順次制御処理部9のディスクに記憶する。
なお、上記の説明は、X線検出器4を、検出器位置1から検出器位置2に移動させたが、例えば検出器位置2から検出器位置1に移動させてもよい。
以上のようにして透過画像データを収集した後、再構成処理部9Cは、例えばディスクから主メモリに読み出し、多数の透過画像から被検体2のスキャン領域Ao´の3次元画像を再構成する。なお、再構成処理については後記する。
このダブルオフセットスキャンのスキャン領域Ao´は、回転軸Co´を中心とした円柱領域であって、回転軸Co´から上側となる片側が回転テーブル5の回転中に測定される連続したX線ビーム3aに包含される円柱領域と定義される。スキャン領域Ao´は、無理なく再構成できる十分なデータが収集される領域である。
このダブルオフセットスキャンでは、オフセットスキャンの2倍近い直径のスキャン領域となるので、オフセットスキャンよりも大きな被検体2を当該オフセットスキャンと同じ拡大率で被検体2を撮影できる。
(2−4) トリプルオフセットスキャンについて。
図5(b)はトリプルオフセットスキャン時の各構成部分の幾何的な配置例を示す平面図である。
スキャン制御部9Bは、X線源1から放射されたX線ビーム3bがX線検出器4の検出面に正面から入射するように、X線検出器4自体を自転させつつ、前記回転軸Coと直交する面内で複数の検出器位置1,2,3となるように移動させて位置決めする。このとき、X線検出器4を検出器位置1に位置決めしたとき検出面4aが対応し、X線検出器4を検出器位置2に位置決めしたとき検出面4a´が対応し、X線検出器4を検出器位置3に位置決めしたとき検出面4a"が対応し、各検出器位置1,2,3にて被検体1から透過してくる連続したX線ビーム3bの透過画像を検出可能に設定する。このとき、X線検出器4の端部の一部が互いに重なり合うように検出器位置1,2,3に移動させつつ位置決めし、連続したX線ビーム3b全体を検出可能な状態に設定する。
また、スキャン制御部9Bは、回転軸移動機構7を介して回転軸がX線光軸Lから離れた、連続したX線ビーム3bの端部付近の位置に位置決めし、回転軸Co"とする。
スキャン制御部9Bは、具体的には、検出器移動機構8´を介してX線検出器4を検出器位置1に位置決めし、かつ、回転軸移動機構7を介して回転軸がX線光軸Lから離れた、連続したX線ビーム3bの端部付近の位置Co"に位置決めした後、回転テーブル5を1回転させつつ、所定回転位置(所定回転角度)毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し順次制御処理部9のディスクに記憶する。
次に、スキャン制御部9Bは、回転軸Co"をそのままの位置とし、検出器移動機構8´を介してX線検出器4を検出器位置2に位置決めした後、前述同様に回転テーブル5を1回転させつつ、所定回転位置毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し順次制御処理部9のディスクに記憶する。
さらに、スキャン制御部9Bは、回転軸Co"をそのままの位置とし、検出器移動機構8´を介してX線検出器4を検出器位置3に位置決めした後、前述同様に回転テーブル5を1回転させつつ、所定回転位置毎に被検体2から透過してくる透過画像をX線検出器4で検出し、この検出された透過画像データを収集し順次制御処理部9のディスクに記憶する。
なお、X線検出器4に対する検出器位置の順序は前述したようにどの順序であっても構わない。
以上のようにして透過画像データを収集した後、再構成処理部9Cは、例えばディスクから主メモリに読み出し、多数の透過画像から被検体2のスキャン領域Ao"の3次元画像を再構成する。なお、再構成処理については後記する。
このトリプルオフセットスキャンのスキャン領域Ao"は、回転軸Co"を中心とした円柱領域であって、回転軸Co"から上側となる片側が回転テーブル5の回転中に測定される連続したX線ビーム3bに包含される円柱領域と定義される。スキャン領域Ao"は、無理なく再構成できる十分なデータが収集される領域である。
このトリプルオフセットスキャンでは、ダブルオフセットスキャンの3/2倍近い直径のスキャン領域となるので、ダブルオフセットスキャンよりも大きな被検体2を当該ダブルオフセットスキャンと同じ拡大率で被検体2を撮影することが可能となる。
(実施の形態2の他の例)
(2−3a) ダブルオフセットスキャンの他の例について。
図5(c)はダブルオフセットスキャンの他の例を説明する各構成部分の幾何的な配置例を示す平面図である。
このダブルオフセットスキャンは、X線源1から放射されるX線ビーム3aがX線検出器4の検出面4aに正面から直進入射するように、X線検出器4自体を自転させつつ、X線検出器4を前記回転軸と直交する面内で複数の検出器位置1,2となるように移動させて位置決めするが、X線光軸L上に各検出器位置1,2におけるX線検出器4の端部の一部重なり合う部分が位置するように、X線検出器4を移動させる。
また、スキャン制御部9Bは、回転軸移動機構7を介して回転軸がX線光軸Lから離れて、連続したX線ビーム3aの端部付近の位置に位置決めし、回転軸Co´とする。
図5(a)に示すダブルオフセットスキャンは、スキャン領域の中心部が周辺部よりX線光軸Lに近くし、中央部の画質に重点を置いた検出器位置となっている。これに対し、図5(c)に示すダブルオフセットスキャンは、スキャン領域の中心部と周辺部が均等にX線光軸Lに近いので、全体の画質を重視した検出器位置となっている。
また、図3(b)と同様に、図5(a)と図5(c)を折衷したダブルオフセットスキャンであっても構わない。
(2−4a) トリプルオフセットスキャンの他の例について。
前述したダブルオフセットスキャンと同様に、X線検出器4の各検出器位置1〜3を任意にずらして設定することにより、透過画像を収集することもできる。
従って、以上のような実施の形態によれば、X線検出器4をX線ビームが検出面に正面から入射するよう自転させつつ、所定の検出器位置に移動させるとともに、回転軸をX線光軸Lから離れたX線ビームの端部付近に設定し、X線光軸Lの両側に広がる広いX線ビーム3a,3bの透過画像を検出するので、検出面(4a,4a´),(4a〜4a")への斜め入射とX線量の低下を抑制でき、スキャン領域の中心から離れた部分の画質を低下させることなく、高拡大率を保ったままスキャン領域を広げることが可能である。
また、広いX線ビーム3a,3bを保ったまま、X線検出器4を移動させて透過画像を収集し合成しているので、検出分解能を保ったまま検出面積を拡大でき、ひいては大きな被検体2でも対応しつつ確実に透過画像を撮影することができる。
(再構成処理例:実施の形態1,2共通)
以下、再構成処理例について説明する。なお、図6はダブルオフセットスキャンで得られた透過画像に対する再構成処理を説明する図である
再構成処理部9Cは、検出器位置1の状態で収集記憶した透過画像と、検出器位置2の状態で収集記憶した透過画像を読み出し、各回転位置毎に合成し、合成透過画像を作成する(図6(a)参照)。なお、透過画像は対数変換する必要があるが、この対数変換は合成の前後何れでもよい。
合成する際の繋ぎ位置は、検出器移動機構8(8´)で移動させた検出器位置が分るので、容易に合成することが可能である。また、代わりに、重複部分の透過画像の濃淡を位置合わせして繋ぐようにすると、移動の位置決め誤差が補正されることになり、好ましい結果となる。
合成処理としては、例えば検出器位置1の透過画像の重み係数W1(y)=「1」、検出器位置2の透過画像の重み係数W2(y)=「1」とすると、両透過画像の重複部分においては、検出器位置1の透過画像の重み係数W1(y)が「1」から「0」に滑らかに変化し、一方、検出器位置2の透過画像の重み係数W2(y)が「0」から「1」に滑らかに変化する(図6(b)参照:なお、変化は曲線でも直線でもよい)。
従って、検出器位置1の透過画像と検出器位置2の透過画像に、「W1(y)+W2(y)=1となる重み係数を掛けた後、互いに加算することで合成する。ここで、(y)は透過画像上の検出器移動方向である。
以上のようにして各回転位置毎に合成された透過画像を得れば、後は通常のオフセットスキャンで行っている再構成時と同様の再構成処理により、スキャン領域Ao´内の被検体2の3次元画像を再構成することができる。
また、オフセットスキャンに関する透過画像の再構成は従来周知であるが、例えば特許第3819919号に記載されている方法もある。この再構成方法は、図6(c)に示すごとく、回転軸Co´(投影位置)の片側で「0」、逆側で「1」とし、回転軸付近で「0」から「1」に滑らかに変化し、その変化の傾きが回転軸Co´を中心として対称に変化するようなオフセット重み係数Wof(y)を用いる。そして、透過画像に対し、オフセット重み係数Wof(y)を掛けた後、通常のコーンビーム再構成を行う方法である。
すなわち、この再構成方法は、各回転位置毎に合成した合成透過画像にオフセット重み係数Wof(y)を掛けた画像を取得する。そして、取得された画像に対して、回転軸Co´と直交する方向にいわゆる重みデータ|ω|の空間フィルタ掛けを行った後、このフィルタ掛けした後の画像をX線焦点Fに向けて被検体位置に設定した仮想マトリックス点に3次元的に逆投影することにより、被検体2の3次元画像を得るものである。
ここで、画像の合成は再構成処理のどの段階で行ってもよい。例えば収集記憶した透過画像を合成してもよく、対数変換などの前処理を施した後に合成してもよい。さらに、逆投影の段階で合成することもできる。例えば、検出器位置1の重み係数W1(y)掛け及びオフセット重み係数掛けした透過画像と検出器位置2の重み係数W2(y)掛け及びオフセット重み係数掛けした透過画像とを加算することなく、それぞれ別個に空間フィルタ掛け及び逆投影をする。そして、検出器位置1の部分3次元画像と検出器位置2の部分3次元画像とを作成し、これら2つの部分3次元画像を加算して最終的な3次元画像を得てもよい。また、検出器位置1の部分3次元画像の上に、検出器位置2のW2(y)・Wof(y)掛け及び空間フィルタ掛けした透過画像を続けて逆投影し、3次元画像を得るようにしてもよい。
なお、以上説明した画像の合成及び逆投影は、透過画像をX線光軸Lに直交する面上のデータ、あるいはX線焦点Fを通り回転軸に平行な軸に対する円柱面上のデータに置き換えて処理するが、例えば置き換え無しに検出面上のデータのまま処理することもできる。
以上はダブルオフセットスキャンの場合の再構成処理について説明したが、トリプルオフセットスキャンや多重のオフセットスキャンの場合であっても、合成枚数が増えるだけで、同様の再構成処理によって3次元画像を作成できることは容易である。
(実施の形態1,2の変形例)
上記実施の形態では、X線検出器4を1箇所ないし3箇所の検出器位置に位置決めするダブル、トリプルオフセットスキャンについて説明したが、当該検出器位置をさらに増やしたトリプルオフセットスキャンを超えるスキャンを行ってもよい。
また、上記実施の形態では、回転軸をX線光軸Lから離れたX線ビームの端部付近に設定した後、複数の検出器位置でX線光軸Lの両側に広がる連続した広いX線ビームを検出し、多重のオフセットスキャンを行っているが、ここで回転軸をX線ビームの端部に設定する代わりに、回転軸をX線ビームの中央に設定し、多重の通常スキャンを行うこともできる(例えば、(図2(c)で回転軸Co´をX線ビーム3aの中央にする)。
さらに、上記実施の形態では、X線源1としてはマイクロフォーカスX線管を用いたが、このX線管以外のX線管を用いてもよく、X線以外の他の透過性放射線を用いてよく、あるいはFPD以外のX線検出器4を用いてもよいことは言うまでもない。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
本発明に係るコンピュータ断層撮影装置の実施の形態1を示す構成図であって、同図(a)は装置の平面図、同図(b)は装置の正面図。 X線検出器の検出面と回転軸Cとスキャン領域との幾何的な配置例を示す図であって、同図(a)は通常スキャンの幾何的な配置例を示す平面図、同図(b)はオフセットスキャンの幾何的な配置例を示す平面図、同図(c)はダブルオフセットスキャンの幾何的な配置例を示す平面図、同図(d)はトリプルオフセットスキャンの幾何的な配置例を示す平面図。 ダブルオフセットスキャンにおける幾何的な他の配置例を示す図。 本発明に係るコンピュータ断層撮影装置の実施の形態2を説明する平面図。 X線検出器の検出面と回転軸Cとスキャン領域との幾何的な配置例を示す図であって、同図(a)はダブルオフセットスキャンの幾何的な配置例を示す平面図、同図(b)はトリプルオフセットスキャンの幾何的な配置例を示す平面図、同図(c)はダブルオフセットスキャンの幾何的な他の配置例を示す平面図。 透過画像の合成に用いる重み係数とオフセット重み係数とを説明する図。 従来の一般的な高分解能型CT装置を説明する構成図。 従来のオフセットスキャンによる構成要素の幾何的な配置例を示す平面図。
符号の説明
1…X線源、2…被検体、3,3a,3b…X線ビーム、4…X線検出器、4a…検出面、5…回転テーブル、6…回転・昇降機構、7…回転軸移動機構、8,8´…検出器移動機構、9…制御処理部、9A…初期設定制御部、9B…スキャン制御部、9C…再構成処理部、C,Co,Co´,Co"…回転軸、An,Ao,Ao´,Ao"…スキャン領域、L…X線光軸。

Claims (5)

  1. 被検体に向けてX線を放射するX線源と、前記被検体を透過してくるX線ビームを透過画像として検出する2次元のX線検出器と、前記被検体を載置して前記X線源のX線放射軸であるX線光軸に直交する方向の回転軸を回転させる回転手段とを有し、前記X線検出器で検出される透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成するコンピュータ断層撮影装置において、
    前記X線検出器を、当該X線検出器の検出面に沿って前記X線光軸と直交する方向で、かつ、前記X線検出器4の端部が一部重なり、前記X線源から放射された連続した広いX線ビーム全体を検出するように複数の検出器位置に位置決め移動させる検出器移動機構と、
    前記被検体が載置される前記回転軸を前記X線光軸から離れた位置に移動させる回転軸移動機構と、
    前記回転手段により前記回転軸を回転させつつ、当該回転軸の各回転位置毎に前記各検出器位置に位置決めされた前記X線検出器で検出される透過画像を収集するスキャン制御手段と、
    このスキャン制御手段で収集された多数の透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成する再構成処理手段とを備えたことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  2. 被検体に向けてX線を放射するX線源と、前記被検体を透過してくるX線ビームを透過画像として検出する2次元のX線検出器と、前記被検体を載置して前記X線源のX線放射軸であるX線光軸に直交する方向の回転軸を回転させる回転手段とを有し、前記X線検出器で検出される透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成するコンピュータ断層撮影装置において、
    前記X線検出器を、前記X線源から放射されるX線ビームが当該X線検出器の検出面に正面から入射するように自転させながら前記回転軸と直交する面内で前記X線検出器4の端部が一部重なり、前記X線源から放射された連続した広いX線ビーム全体を検出するように複数の検出器位置に位置決め移動させる検出器移動機構と、
    前記被検体が載置される前記回転軸を前記X線光軸から離れた位置に移動させる回転軸移動機構と、
    前記回転手段により前記回転軸を回転させつつ、当該回転軸の各回転位置毎に前記各検出器位置に位置決めされた前記X線検出器で検出される透過画像を収集するスキャン制御手段と、
    このスキャン制御手段で収集された多数の透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成する再構成処理手段とを備えたことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコンピュータ断層撮影装置において、
    前記検出器移動機構にて2つの前記検出器位置に所定の順序で前記X線検出器を移動させ、前記回転軸移動機構にて前記回転軸を前記X線光軸から離れた位置に移動させるダブルオフセットモード設定手段を有し、前記検出器位置毎に当該回転軸を1回転させながら前記回転軸の各回転位置毎に前記X線検出器で検出される透過画像を収集するダブルオフセットスキャンを行うことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のコンピュータ断層撮影装置において、
    前記検出器移動機構にて3つの前記検出器位置に所定の順序で前記X線検出器を位置決め移動させ、前記回転軸移動機構にて前記回転軸を前記X線光軸から離れた位置に設定するトリプルオフセットモード設定手段を有し、前記検出器位置毎に当該回転軸を1回転させながら前記回転軸の各回転位置毎に前記X線検出器で検出される透過画像を収集するトリプルオフセットスキャンを行うことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  5. 被検体に向けてX線を放射するX線源と、前記被検体を透過してくるX線ビームを透過画像として検出する2次元のX線検出器と、前記被検体を載置して前記X線源のX線放射軸であるX線光軸に直交する方向の回転軸を回転させる回転手段とを有し、前記X線検出器で検出される透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成するコンピュータ断層撮影装置において、
    前記X線検出器の検出面の中央が前記X線光軸の近傍の1つの検出位置に検出器移動機構により前記X線検出器を移動させ、かつ、前記回転軸を回転軸移動機構により前記X線光軸上の近傍に移動させる通常スキャンモード設定手段と、
    前記X線検出器の検出面の中央が前記X線光軸の近傍の前記1つの検出位置に前記検出器移動機構により前記X線検出器を移動させ、かつ、前記回転軸を前記回転軸移動機構により前記X線光軸から離れた前記X線ビームの端部付近に移動させるオフセットスキャンモード設定手段と、
    前記請求項3に記載されるダブルオフセットスキャンモード設定手段と、
    前記請求項4に記載されるトリプルオフセットスキャンモード設定手段と、
    スキャンモードの選択指示に基づき、前記4種類のスキャンモード設定手段の中から1つのスキャンモード設定手段を選択し、この選択されたスキャンモード設定手段に従って前記X線検出器及び前記回転軸を所定位置に移動させ、前記回転手段により前記回転軸を回転させつつ、当該回転軸の各回転位置毎に前記X線検出器で検出される透過画像を収集するスキャン制御手段と、
    このスキャン制御手段で収集された多数の透過画像から前記被検体の3次元画像を再構成する再構成処理手段とを備えたことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
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