JP2008308879A - 鍵保管装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鍵に取り付けられる複数のキーホルダー5と、キーホルダー5が挿入される複数のホルダーケース4と、複数のホルダーケース4が列状に並べて設けられた本体部3と、本体部3のホルダーケース4が並べられた列の一端側に設けられる発光部12と、本体部3の列の他端側に設けられ、発光部12から発光された光を受光する受光部13と、を備え、ホルダーケース4は、キーホルダー5が挿入されていない場合に発光部12から発光された光を遮光する羽部4Hを備え、受光部13により光が受光されなかった場合に、何れかのキーホルダー5が挿入されていないと判定する判定回路14を備えた。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1の鍵保管装置は、鍵を保管する多数のフックと多数のフックスイッチを備えている。そして、当該フックに鍵が掛けられているか否かを当該フックスイッチにより検出する。
同様に、特許文献2では、鍵毎に識別タグを取り付けるため、保管する鍵の数が多い場合には、コストが高くなってしまう。
また、同様に、特許文献3では、鍵毎に赤外線IDタグを取り付け、さらに、鍵を収納するケース毎に発光ダイオード及び受光ダイオードを設けるため、鍵保管装置の製造コストがさらに高くなってしまう。
これにより、複数の鍵に対して1対の発光部及び受光部を設けるだけで、未返却の鍵の有無を管理することができ、個々の鍵毎にスイッチを設ける場合、個々の鍵毎に識別タグを取り付けるとともに識別タグを読み取る装置を設ける場合に比べて、製造コストを抑えることができる。
これにより、ホルダーケースの列が複数設けられても、1つの判定部でキーホルダーの有無を判定することができる。そのため、鍵保管装置に設けられるホルダーケースの列が増えても、判定部を増やさずに済み、製造コストを低減させることができる。
これにより、一方の列に備えられる発光部から発光された光が拡散により他方の列に進入しても、他方の列の受光部に受光されることを防ぐことができる。従って、ホルダーケースが並べられる列の間隔をより狭くすることができ、省スペース化を図ることができる。また、鍵保管装置の小型化を図ることができる。
これにより、扉を閉めた状態のまま、窓穴部から表示部を視認することができ、全ての鍵が返却されているか否かを容易に確かめることができる。
これにより、前記遮光部材が自重により第1の位置に位置するようになっているので、ばね等の付勢手段により第1の位置に位置するように構成する場合に比べて、耐久性に優れている。
鍵保管装置1は、図1に示すように、扉2、本体部3、本体部3内に複数設けられたホルダーケース4、ホルダーケース4に挿入されるキーホルダー5、スイッチ6、第1ランプ7(表示部)、第2ランプ8(表示部)を有している。
具体的には、全てのホルダーケース4にキーホルダー5が挿入されている場合には、スイッチ6が押下されることにより、第1ランプ7が点灯する。また、何れかのホルダーケース4にキーホルダー5が挿入されていない場合には、スイッチ6が押下されることにより、第2ランプ8が点灯する。
また、第1ランプ7及び第2ランプ8は、スイッチ6が押下されている間、点灯する。すなわち、スイッチ6がOFFとなった場合には、第1ランプ7及び第2ランプ8は、消灯する。
また、第1ランプ7、第2ランプ8は、例えば、LED(Light Emitting Diode)により構成されてもよい。
また、図示しない電源としては、マンガン電池、アルカリ電池等の乾電池を使用することができる。
キーホルダー5は、図3に示すように、ABS樹脂等の素材により平板状に形成されている。また、キーホルダー5の背面は、図3(a)に示すように、略長方形形状となっており、上側の隣り合う角部が切り欠かれた形状となっている。また、キーホルダー5の側面形状は、図3(b)に示すように、下底が短い略台形形状となっている。また、キーホルダー5の側面の挿入方向奥側の角部は略直角となっている。
なお、キーホルダー5及びホルダーケース4の形状は本実施形態に限定されるものではない。また、キーホルダー5及びホルダーケース4は、キーホルダー5がホルダーケース4に挿入可能な形状に形成されればよく、キーホルダー5とホルダーケース4とが1対1対応でなくてもよい。
また、ケース部4Cは、キーホルダー5と略同一形状に形成された挿入孔部4Iを有している。また、ケース部4Cには、羽部4Hが回動するための切欠部(図示省略)を有している。切欠部は、例えば、挿入孔部4Iを形成する底面に形成されている。また、切欠部は、挿入孔部4Iの幅方向略中央付近に設けられている。また、切欠部の幅は、羽部4Hの幅よりも大きい。
また、発光部12及び受光部13は、発光部12から発光された光がホルダーケース4の列と平行に進むように取り付けられている。
なお、発光部12及び受光部13が設けられる位置は本実施形態に限定されるものではない。例えば、上下隣り合うホルダーケース4の列において、上側の列の発光部12と下側の列の発光部12とは、当該上下の列において同じ側の端に設けられてもよい。
また、受光部13は、後述する判定回路14(判定部)に受光結果を出力する。具体的には、受光部13は、発光部12から発光された光を受光した場合に、Highの信号を判定回路14に出力する。一方、受光部13は、発光部12から発光された光を受光しなかった場合に、Lowの信号を判定回路14に出力する。
判定回路14は、受光部13からの出力が入力される第1のNAND回路15、第1のNAND回路15に接続される第2のNAND回路16、第2のNAND回路16に接続される第1のフリップフロップ17、第1のNAND回路15に接続される第2のフリップフロップ18、第1のフリップフロップ17に接続される第1のトランジスタ19、第2のフリップフロップ18に接続される第2のトランジスタ20、抵抗R1、R2、・・・、R9を有している。また、第1のトランジスタ19は、第1ランプ7(例えば、緑色に点灯)に接続されている。第2のトランジスタ20は、第2ランプ8(例えば、赤色に点灯)に接続されている。
また、第1のフリップフロップ17の端子PRには、電源電圧VCCが接続されている。そして、第1のフリップフロップ17は、電源電圧VCCがONとなった場合に、クリア状態となる。
また、第1のフリップフロップ17の端子CLには、判定メモリクリア信号が入力される。そして、端子CLに判定メモリクリア信号が入力された際に、第1のフリップフロップ17のクリア状態が解除される。具体的には、判定メモリクリア信号は、電源電圧VCCがONとなってから時間t1後に立ち上がりHighとなる。そして、端子CLにHighの信号が入力された場合に、第1のフリップフロップ17のクリア状態が解除される。
また、第1のフリップフロップ17の端子CLKには、判定パルスが入力される。そして、第1のフリップフロップ17は、端子CLKに判定パルスが入力された際に、端子Dに入力された信号を出力端子Qから出力する。具体的には、判定パルスは、電源電圧VCCがONとなってから時間t1後に立ち下がってLowとなる。その後、判定パルスは、時間t2(t1>t2)の間Lowとなった後、立ち上がってHighとなる。従って、第1のフリップフロップ17の端子CLKには、電源電圧VCCがONとなってから時間t3(t3=t1+t2)後に、Highの立ち上がり信号が入力される。そして、第1のフリップフロップ17は、端子CLKに、Highの立ち上がり信号が入力された場合に、端子Dに入力された信号を出力する。即ち、端子DにHighの信号が入力されている場合には、出力端子Qは、Highの信号を出力する。また、端子DにLowの信号が入力されている場合には、出力端子Qは、Lowの信号を出力する。ここで、例えば、t1=650μsec、t2=50μsec、t3=700μsecである。
また、第2のフリップフロップ18の端子PRには、電源電圧VCCが接続されている。そして、第2のフリップフロップ18は、電源電圧VCCがONとなった場合に、クリア状態となる。
また、第2のフリップフロップ18の端子CLには、判定メモリクリア信号が入力される。そして、端子CLに判定メモリクリア信号が入力された際に、第2のフリップフロップ18のクリア状態が解除される。具体的には、判定メモリクリア信号は、電源電圧VCCがONとなってから時間t1後に立ち上がりHighとなる。そして、端子CLにHighの信号が入力された場合に、第2のフリップフロップ18のクリア状態が解除される。
また、第2のフリップフロップ18の端子CLKには、判定パルスが入力される。そして、第2のフリップフロップ18は、端子CLKに判定パルスが入力された際に、端子Dに入力された信号を出力端子Qから出力する。具体的には、判定パルスは、電源電圧VCCがONとなってから時間t1後に立ち下がってLowとなる。その後、判定パルスは、時間t2の間Lowとなった後、立ち上がってHighとなる。従って、第2のフリップフロップ18の端子CLKには、電源電圧VCCがONとなってから時間t3後に、Highの立ち上がり信号が入力される。そして、第2のフリップフロップ18は、端子CLKに、Highの立ち上がり信号が入力された場合に、端子Dに入力された信号を出力する。即ち、端子DにHighの信号が入力されている場合には、出力端子Qは、Highの信号を出力する。また、端子DにLowの信号が入力されている場合には、出力端子Qは、Lowの信号を出力する。
そして、第1のフリップフロップ17の出力端子QからHighの信号がベース端子に入力されると、第1のトランジスタ19はONとなる。そして、第1のランプが点灯する。一方、第1のフリップフロップ17の出力端子QからLowの信号がベース端子に入力されると、第1のトランジスタ19はOFFとなる。この場合、第1ランプ7は点灯しない。
そして、第2のフリップフロップ18の出力端子QからHighの信号がベース端子に入力されると、第2のトランジスタ20はONとなる。そして、第2ランプ8が点灯する。一方、第2のフリップフロップ18の出力端子QからLowの信号がベース端子に入力されると、第2のトランジスタ20はOFFとなる。この場合、第2ランプ8は点灯しない。
まず、本体部3のスイッチ6が押下されると、電源電圧VCCがHighとなる。また、電源電圧VCCがHighとなることにより、発光部12が発光する。
また、判定パルスは、電源電圧VCCがONとなってから時間t1後に立ち下がってLowとなる。その後、判定パルスは、時間t2の間Lowとなった後、立ち上がってHighとなる。このとき、発光部12は、判定パルスが立ち上がったことにより、発光を停止する。また、第1のフリップフロップ17及び第2のフリップフロップ18の端子CLKにHighの立ち上がり信号が入力される。そして、第1のフリップフロップ17及び第2のフリップフロップ18は、端子Dに入力された信号を出力端子Qから出力する。これにより、第1のトランジスタ19又は第2のトランジスタ20がONとなる。そして、第1ランプ7又は第2ランプ8の何れかが点灯する。
これにより、複数の鍵に対して1対の発光部12及び受光部13を設けるだけで、未返却の鍵の有無を管理することができ、個々の鍵毎にスイッチを設ける場合、個々の鍵毎に識別タグを取り付けるとともに識別タグを読み取る装置を設ける場合に比べて、製造コストを抑えることができる。
これにより、ホルダーケース4の列が複数設けられても、1つの判定回路14でキーホルダー5の有無を判定することができる。そのため、鍵保管装置1に設けられるホルダーケース4の列が増えても、判定回路14を増やさずに済み、製造コストを低減させることができる。
これにより、一方の列に備えられる発光部12から発光された光が拡散により他方の列に進入しても、他方の列の受光部13に受光されることを防ぐことができる。従って、ホルダーケース4が並べられる列の間隔をより狭くすることができ、省スペース化を図ることができる。また、鍵保管装置1の小型化を図ることができる。
これにより、扉2を閉めた状態のまま、窓穴部10から第1ランプ7及び第2ランプ8を視認することができ、全ての鍵が返却されているか否かを容易に確かめることができる。
これにより、羽部4Hが自重により第1の位置に位置するようになっているので、ばね等の付勢手段により第1の位置に位置するように構成する場合に比べて、耐久性に優れている。
また、本実施形態では、表示部として第1ランプ7又は第2ランプ8を例示したが、鍵の返却の有無を知らせるものであれば何であってもよい。また、表示部としてランプ1つだけが備えられてもよい。その場合には、鍵の返却がある場合又は返却がない場合の何れかの場合に当該ランプが点灯するように構成すればよい。
また、本実施形態では、スイッチ6が押下されることにより電源がONとなり、判定回路14により鍵の返却/未返却が判定されることとしたが、他の方法により電源がONとされてもよい。例えば、扉2が閉められたことを検出し、扉2が閉められたことにより電源がONとされてもよい。また、スイッチ6の押下と扉2が閉められたこととの両方のタイミングで判定回路14により鍵の返却/未返却が判定されてもよい。
また、本発明では、キーホルダー4と鍵とが別体で構成される例を示したが、キーホルダー4と鍵とが一体型で形成され、ホルダーケース5にキーホルダー4と一体型で形成された鍵が挿入されてもよい。
2 扉
3 本体部
4 ホルダーケース
4H 羽部(遮光部材)
5 キーホルダー
7 第1ランプ(表示部)
8 第2ランプ(表示部)
10 窓穴部
12 発光部
13 受光部
14 判定回路(判定部)
Claims (6)
- 複数の鍵を保管する鍵保管装置であって、
鍵に取り付けられる複数のキーホルダーと、
前記キーホルダーが挿入される複数のホルダーケースと、
複数の前記ホルダーケースが列状に並べて設けられた本体部と、
前記本体部の前記ホルダーケースが並べられた列の一端側に設けられる発光部と、
前記本体部の前記列の他端側に設けられ、前記発光部から発光された光を受光する受光部と、
を備え、
前記ホルダーケースは、前記キーホルダーが挿入されていない場合に前記発光部から発光された光を遮光する遮光部材を備え、
前記受光部により光が受光されなかった場合に、何れかの前記キーホルダーが挿入されていないと判定する判定部を備える鍵保管装置。 - 前記本体部は、前記ホルダーケースの前記列を複数列備え、
前記ホルダーケースの前記列毎に前記発光部及び前記受光部を備え、
前記判定部は、何れかの前記受光部により光が受光されなかった場合に、何れかの前記キーホルダーが挿入されていないと判定する請求項1に記載の鍵保管装置。 - 隣り合う前記列において、一方の前記列に備えられる前記発光部は、他方の前記列
に備えられる前記発光部と対向するように備えられる請求項2に記載の鍵保管装置。 - 前記判定部による判定結果を表示する表示部を備える請求項1乃至3に記載の鍵保管装置。
- 前記本体部の前記ホルダーケースが並べられた主面を覆う扉を備え、
前記扉は、前記表示部に相当する位置に窓穴部を有する請求項4に記載の鍵保管装置。 - 前記遮光部材は、前記ホルダーケースに前記キーホルダーが挿入されることにより第1の位置から第2の位置に回動するように取り付けられ、
前記第1の位置は、前記遮光部材が自重により回動して安定する位置であり、
前記遮光部材は、前記第1の位置にあるとき、前記発光部から発光された光を遮光する請求項1乃至5の鍵保管装置。
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