JP2008307782A - 流体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体の供給や排出に掛かる処理時間を短縮して、使用者の要望(印字開始までの時間短縮化)に沿うことのできる流体噴射装置を提供する。
【解決手段】複数のノズルからインクを噴射可能なラインヘッド13と、ラインヘッド13に供給されるインクを貯留するインク貯留部15と、ラインヘッド13に接続されてインク貯留部15内のインクをラインヘッド13に供給するインク供給流路34と、インク供給流路34のラインヘッド13側の端部近傍に接続されてインクを排出可能な第1の排出流路と、第1の排出流路を開放または閉塞する開閉弁37と、インク供給流路34及び第1の排出流路内のインクを流送させる第1の吸引ポンプ38と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体噴射装置に関するものである。
流体噴射装置は、流体を噴射可能な流体噴射ヘッドを備え、この流体噴射ヘッドから各種の流体を被記録材等に向けて噴射する装置である。
流体噴射装置の代表的なものとして、例えば、インクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)を備え、この記録ヘッドのノズル(開口)から液体状のインクをインク滴として記録紙等の被記録材に向けて吐出・着弾させてドットを形成することで記録を行うインクジェット式プリンタ等の画像記録装置がある。
また、近年においては、この画像記録装置に限らず、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造装置等、各種の製造装置にも流体噴射装置が応用されている。
流体噴射装置では、流体貯留部に貯留されたインクを流体噴射ヘッドの圧力室内に導入し、例えば圧電振動子等の圧力発生源に駆動信号を印加してこれを駆動することにより、圧力室内のインクに圧力変動を生じさせ、この圧力変動を制御することでノズルからインクを噴射(吐出)するようになっている。
このような流体噴射装置では、常に所望の量のインクが噴射されてドット抜けが発生しないように、クリーニング処理を行っている。クリーニング処理としては、定期的に各ノズルからインクを連続噴射するフラッシング、強制的に各ノズルからインクを吸引する吸引処理及び流体噴射ヘッドのノズル開口面に付着したインクを拭き取るワイピング等がある。そして、このようなクリーニング処理を行うことで、各ノズルから増粘したインクや気泡等を排出して、流体噴射ヘッドの各ノズルの状態を好適に保っている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−329341号公報
ところで、インクの初期充填時や不良等による記録ヘッド交換時に、流体貯留部と流体噴射ヘッドとを連通する供給流路に対してインクの充填及び排出を行う際、クリーニング用のポンプを用いてインクを流送することになる。特に、流体噴射ヘッドがライン状の記録ヘッドであった場合、ノズル数が多く流路抵抗が大きいので、インクを吸引する吸引ポンプの能力を高めたとしても、ヘッドから噴射されるインクの流速はある一定以上にならず飽和してしまう。そのため、印字を開始するまでに時間が掛かってしまっていた。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、流体の供給や排出に掛かる処理時間を短縮して、使用者の要望(印字開始までの時間短縮化等)に沿うことのできる流体噴射装置を提供することを目的としている。
本発明の流体噴射装置は、上記課題を解決するために、複数のノズルから流体を噴射可能な流体噴射ヘッドと、流体噴射ヘッドに供給される流体を貯留する流体貯留部と、流体噴射ヘッドに接続されて流体貯留部内の流体を流体噴射ヘッドに供給する供給流路と、前記供給流路における前記流体噴射ヘッド側の端部近傍に接続されて流体を排出可能な第1の排出流路と、第1の排出流路を開放または閉塞する第1の弁手段と、供給流路及び第1の排出流路内の流体を流送させる第1の流送手段と、を有することを特徴とする。
本発明の流体噴射装置によれば、初期駆動時に供給流路に流体を充填する処理や、流体排出ヘッドを交換する際に供給流路から流体を排出する処理を、第1の弁手段によって第1の排出流路を開放させた状態で第1の流送手段を駆動させることによって行う。従来は、キャップに接続されたポンプを用いて供給流路内のインクをノズルから排出していたが、ノズル径は非常に小さいことから流路抵抗が大きく排出処理に時間が掛かっていた。本発明の構成によれば、ノズルを有する流体噴射ヘッドを介すことなく供給流路内の流体を排出することができるので、流路抵抗の影響が抑えられて処理時間を短縮することが可能となる。よって、供給流路に対する流体の充填処理や排出処理を効率よく行うことができる。
また、流体噴射ヘッドのノズル形成面を封止可能なキャップと、キャップに接続されて該キャップに溜まった流体を排出可能な第2の排出流路と、第2の排出流路内の流体を流送させる第2の流送手段と、を有することが好ましい。
このような構成によれば、キャップに溜まった流体を第2の排出流路から排出させることができる。そのため、供給流路内の流体を排出させる経路と、キャップ内に溜まった流体を排出する経路とが異なっており、第1の流送手段と第2の流送手段とをそれぞれ個別に駆動させることが可能である。そのため、第1の排出流路及び第2の排出流路内の流体を送流させるための動力をそれぞれ所定の動力に設定することができる。よって、供給流路に対する流体の充填処理や排出処理を効率よく行うことができるとともに、キャップ内の流体を短時間で排出させることが可能である。
また、第1の排出流路の流路断面積は、ノズルの開口面積よりも大きいことが好ましい。
このような構成によれば、第1の排出流路の流路断面積がノズルの開口面積よりも大きいことから、ノズルに比べて流路抵抗の影響が小さい第1の排出流路側に多くの流体が流れることになる。そのため、供給流路内の流体は第1の排出流路から排出されることになり、その結果、供給流路内の流体をノズルから排出させるよりも短時間で排出させることができる。
本発明の流体噴射装置は、上記課題を解決するために、複数のノズルから流体を噴射可能な流体噴射ヘッドと、前記流体噴射ヘッドに供給される流体を貯留する流体貯留部と、前記流体噴射ヘッドに接続されて前記流体貯留部内の流体を前記流体噴射ヘッドに供給する供給流路と、前記流体噴射ヘッドのノズル形成面を封止可能なキャップと、前記キャップに接続されて該キャップに溜まった流体を排出可能な第2の排出流路と、前記供給流路における前記流体噴射ヘッド側の端部近傍と前記第2の排出流路とに接続する第1の排出流路と、前記第1の排出流路を開放または閉塞する第2の弁手段と、前記第2の排出流路における前記第2の排出流路との連結点よりも下流側に配置されて、前記第2の排出流路及び前記第2の排出流路内の流体を流送させる流送手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の流体噴射装置によれば、キャップに溜まった流体を排出する処理は、第2の弁手段によって第1の排出流路を閉塞させた状態で第3の流送手段を駆動させて行う。また、供給流路に流体を充填したり供給流路から流体を排出する処理は、第2の弁手段によって第1の排出流路を開放した状態で第3の流送手段を駆動することによって行う。従来は、キャップに接続されたポンプを用いて供給流路内のインクをノズルから排出していたが、ノズル径は非常に小さいことから流路抵抗が大きく排出処理に時間が掛かっていた。本発明の構成によれば、供給流路に対する流体の充填処理や排出処理を、複数のノズルを有する流体噴射ヘッドを介すことなく行うことができるので、流路抵抗の影響が抑えられて処理時間を短縮することができる。よって、供給流路に対する流体の充填処理や排出処理を効率よく行うことができる。
また、本発明においては、供給流路に対する流体の充填・排出処理、流体噴射ヘッドのクリーニングを、一つの流送手段(第3の流送手段)によって行うことができる。これにより、部品点数が削減されて低コスト化が可能となる。
また、第2の排出流路における連結点よりも上流側に配置されて、第2の排出流路を開放または閉塞する第3の弁手段と、を有することが好ましい。
このような構成によれば、供給流路に対する流体の充填処理や排出処理を行う際、第3の弁手段によって第2の排出流路を閉塞しておくことによって、キャップが流体噴射ヘッドのノズル形成面を封止している状態であってもキャップを介してノズルから流体が吸引されることもなく、供給流路内の流体を効率よく排出させることができる。
また、前記第2の弁手段及び前記第3の弁手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記第2の弁手段と前記第3の弁手段とのうちの一方を開状態としたとき他方を閉状態とすることが好ましい。
このような構成によれば、キャップ内の流体排出処理や、供給流路への流体の充填及び排出処理を効率よく行うことができる。
また、第2の排出流路及び第1の排出流路の流路断面積は、ノズルの開口面積よりも大きいことが好ましい。
このような構成によれば、第1及び第2の排出流路の流路断面積がノズルの開口面積よりも大きいことから、流路抵抗の影響が小さい第1及び第2の排出流路側に多くの流体が流れることになる。そのため、供給流路内の流体は、第1及び第2の排出流路から排出されることになり、その結果、供給流路内の流体をノズルから排出させるよりも短時間で効率よく行うことができる。なお、第2の排出流路の流路断面積は、第1の排出流路の流路断面積と同等かそれ以上の大きさであることが好ましい。
以下、本発明に係る流体噴射装置の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態では、本発明に係る流体噴射装置として、インクジェット式プリンタを例示する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、ラインヘッドを備えたインクジェットプリンタの例を挙げて説明する。
図1は、本発明のインクジェット式プリンタ(以下、インクジェットプリンタ100という)の概略構成図、図2は、ラインヘッド周辺の要部平面図、図3は、ラインヘッドのノズル形成面を示す平面図である。
本実施形態においてインクジェットプリンタ100は、図1及び図2に示すように、記録紙12への記録を行う記録部10と、記録部10のメンテナンス処理を行うメンテナンス部11とを備える。
記録部10は、インク滴を吐出して流体噴射対象物である記録紙12に画像形成するラインヘッド13(流体噴射ヘッド)と、記録紙12を搬送する記録紙搬送機構14と、ラインヘッド13に供給するインク(流体)を貯留したインク貯留部15(流体貯留部)とを備えて構成されている。
記録紙搬送機構14は、紙送りモータ(不図示)やこの紙送りモータによって回転駆動される紙送りローラ等から構成され、記録(印字・印刷)動作に連動させて、記録紙12をラインヘッド13に対向するように順次送り出す。
インク貯留部15は、プリンタ本体16の一側に配置され、インク供給流路34により後述のラインヘッド13へインクを供給する。このインク貯留部15は、インクジェットプリンタ100の各色(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K1:染料系)、黒(K2:顔料系))に対応する色のインクを貯蔵するインクタンク15Y,15M,15C,15K1,15K2を有しており、インク供給手段を介してラインヘッド13と連通している。
ラインヘッド13は、インクジェットプリンタ100が対象とする最大サイズの記録紙12の少なくとも一辺を越える長さ(最大記録紙幅W)に亘ってノズルが多数配列されたライン型の記録ヘッドである。本実施形態においては、少なくとも各色(Y、M、C、K1、K2)に対応した5つの印字部5Y,5M,5C,5K1,5K2を備えている。各印字部5Y,5M,5C,5K1,5K2は、インク滴を吐出するためのノズル17(図3参照)を多数整列配置してなるノズル列L(図3参照)をそれぞれ有しており、記録紙12の搬送方向に沿って順に配設されている。ノズル列Lは、ノズル17による1列のライン又はノズル17による複数列のラインであって、ノズル17の数やラインの数は適宜設定される。図3はノズル列Lの一実施例を示すものであり、ノズル17による複数列のラインを示している。ライン数を増やすことにより、一度に広範囲の記録が可能になるとともに、画像の解像度も高まる。
ラインヘッド13は、最大記録紙幅Wに対応する長さ方向を記録紙12の搬送方向と直交する方向に配置され、各ノズル列Lのノズル17からインク滴が記録紙12に吐出されることにより記録紙12に画像が記録される。
インク貯留部15とラインヘッド13とを連通するインク供給手段は、複数のインク供給流路34(図5参照)を有しており、各インクタンク15Y,15M,15C,15K1,15K2から各印字部5Y,5M,5C,5K1,5K2へとインクが供給されるようになっている。
以下、図4を参照してラインヘッドの構成について詳述する。図4は、ラインヘッドの一部を示す断面図である。
ラインヘッド13は、ヘッド本体18と、振動板19、流路基板20、及びノズル基板21を含む流路形成ユニット22とを備えている。インクを噴射するノズル17はノズル基板21に形成され、ノズル基板21の下面がノズル形成面21Aとされている。流路形成ユニット22は、振動板19、流路基板20、及びノズル基板21を積層し、接着剤等で接合して一体にしたものである。
ラインヘッド13は、印字部(5Y,5M,5C,5K1,5K2)毎に、ヘッド本体18の内部に形成された収容空間23と、収容空間23に配置された駆動ユニット24とを備えている。駆動ユニット24は、複数の圧電素子25と、圧電素子25の上端を支持する固定部材26と、駆動信号を圧電素子25に供給する柔軟なケーブル27とを備えている。圧電素子25は、複数のノズル17のそれぞれに対応するように設けられている。
また、ヘッド本体18の内部に形成され、インクタンクからインク供給流路を介して供給されたインクが流れる内部流路28と、振動板19、流路基板20、及びノズル基板21を含む流路形成ユニット22によって形成され、内部流路28と接続された共通インク室29と、流路形成ユニット22によって形成され、共通インク室29と接続されたインク供給口30と、流路形成ユニット22によって形成されてインク供給口30と接続された圧力室31とを備えている。圧力室31は、複数のノズル17に対応するように複数設けられている。複数のノズル17のそれぞれは、複数の圧力室31のそれぞれに接続されている。
ヘッド本体18は、合成樹脂で形成されている。振動板19は、例えばステンレス鋼等の金属製の支持板上に弾性フィルムをラミネート加工したものである。振動板19の圧力室に対応する部分には、圧電素子25の下端と接合される島部32が形成されている。振動板19の少なくとも一部は、圧電素子25の駆動に応じて弾性変形する。振動板19と内部流路28の下端近傍との間にはコンプライアンス部33が形成されている。
流路基板20は、内部流路28の下端とノズル17とを接続する共通インク室29、インク供給口30、及び圧力室31それぞれの空間を形成するための凹部を有する。本実施形態においては、流路基板20は、シリコンを異方性エッチングすることで形成されている。
ノズル基板21は、所定方向に所定間隔(ピッチ)で形成された複数のノズル17を有する。本実施形態のノズル基板21は、例えばステンレス鋼等の金属で形成された板状の部材である。
図1に示すように、各インクタンク15Y,15M,15C,15K1,15K2から各々のインク供給流路34を介して供給されたインクは、内部流路28の上端に流入する。内部流路28の下端は、共通インク室29に接続されており、各インクタンク15Y,15M,15C,15K1,15K2から各々のインク供給流路を介して内部流路28の上端に流入したインクは、内部流路28を流れた後、共通インク室29に供給される。共通インク室29に供給されたインクは、インク供給口30を介して、複数の圧力室31のそれぞれに分配されるように供給される。
ケーブル27を介して圧電素子25に駆動信号が入力されると、圧電素子25が伸縮する。これにより、振動板19が圧力室に接近する方向及び離れる方向に変形(移動)する。これにより、圧力室31の容積が変化し、インクを収容した圧力室31の圧力が変動する。この圧力の変動によって、ノズル17から、インクが噴射(吐出)される。
このように、本実施形態の圧電素子25(駆動素子)は、ノズル17よりインクを噴射するために、入力される駆動信号に基づいて、ノズル17に接続された圧力室31(空間)の圧力を変動させる。そして、ノズル17から噴射されたインクによって記録紙12に所望の画像が形成される。
本実施形態の記録部10は、図1に示すようにインク流送部35をさらに有している。以下、図5のインクジェットプリンタの概略構成図を用いて説明する。
図5において、インク流送部35は、複数のインク供給流路34内のインクを排出可能なインク排出流路36(第1の排出流路)と、インク排出流路36を開放または閉塞するための開閉弁37(第1の弁手段)と、複数のインク供給流路34及びインク排出流路36内のインクを流送させる第1の吸引ポンプ38(第1の流送手段)を有している。
インク排出流路36は、その流路断面積がノズル17の開口面積よりも大きいものとなっており、一端部がインク供給流路34におけるラインヘッド13側の端部近傍に接続され、他端部が排出されたインクを溜めておく廃インクタンク39に挿入されている。インク排出流路36には、その上流側から順に開閉弁37、第1の吸引ポンプ38が配置され、開閉弁37の開閉動作に伴って第1の吸引ポンプ38が作動される。開閉弁37によってインク排出流路36が開放状態とされたとき第1の吸引ポンプ38によるインクの流送動作が行われる。第1の吸引ポンプ38によるインクの流送動作は、初期のインクジェットプリンタ100におけるラインヘッド13(インク供給流路)へのインク充填時や、ラインヘッド13を交換する際にインク供給流路34内のインクを排出するときに行われる。
次に、図5を参照してメンテナンス部11の構成について詳述する。
メンテナンス部11は、ノズル17の乾燥防止又はノズル17近傍のインク粘度上昇を防止するためのキャッピング機構40と、キャッピング機構40に溜まったインクを排出するためのインク排出部41とを含めたメンテナンス装置42、インク排出部41によって排出されたインクを回収する廃インクタンク39等を備えている。
キャッピング機構40は、ゴム等の弾性材をトレー形状に成型されたキャップ部材43を備えている。キャップ部材43は、ラインヘッド13のノズル形成面21Aを覆うことができるとともに、ノズル形成面21Aとの間に空間を形成可能である。
また、キャップ部材43は、ラインヘッド13による記録動作前や記録動作中等において、増粘したインクLや気泡等を排出するためにインク滴Dを吐出するフラッシング処理においてインク滴Dを受ける。そのため、キャップ部材43の内部に、インクを吸収可能(保持可能)なスポンジ状部材や多孔部材等を設けておいてもよい。
キャッピング機構40は、ラインヘッド13のノズル形成面21Aに対して、キャップ部材43を近接する方向または離間する方向に相対的に移動させる不図示の駆動機構を備えている。駆動機構は、キャップ部材43を、所定の退避位置からラインヘッド13の下方のキャッピング位置(ラインヘッド13に対向する位置)を往復移動させる。キャップ部材43のキャッピング位置は、電源オフ時や長時間に亘って記録(インク噴射処理)が行われない場合にラインヘッド13のメンテナンス処理を行うための場所であって、ラインヘッド13のノズル基板21(図4参照)の表面(即ち、ノズル形成面21A)にキャップ部材43が近接(当接)する位置である。キャップ部材43の退避位置は、ラインヘッド13による記録紙への記録(インク噴射処理)が行われている間に待機する場所であって、ラインヘッド13との間に記録紙の搬送経路(図1の二点差線の矢印で示す)を形成すべくラインヘッド13から離間した位置に設定される。
キャップ部材43がキャッピング位置にある場合、ラインヘッド13のノズル形成面21Aが封止状態となり、この状態で後述の第2の吸引ポンプ49を作動させると、キャップ部材43とノズル形成面21Aとの間に形成された空間が減圧されて、キャップ部材43に溜まったインクを排出することができる。また、ラインヘッド13内のインク2をノズルから強制的に排出することも可能である。
また、非記録(印字)中には、キャップ部材43によってノズル形成面21Aをキャッピングしておくことで、キャップ部材43内に保持されたインクによってノズル形成面21Aとキャップ部材43との間に形成された封止空間内が保湿され、ノズル17の乾燥が抑制される。
以下、図6を参照してインク排出部について詳述する。図6は、キャップ部材に連結された吸引ポンプの構成を示す図である。
インク排出部41は、キャップ部材43に接続してキャップ部材43内に溜まったインクを排出する後述のインク排出流路、キャップ部材43に溜まったインクをインク排出流路内に吸引するための第2の吸引ポンプ49(第2の送出手段)等を備えている。
キャップ部材43の底壁には、キャップ部材43内に溜まったインク2を排出する突出部46が下方に向かって突設されており、その内部には排出通路46aが形成されている。
突出部46には、上記インク排出流路として機能する、可撓性材料等からなる排出チューブ47(第2の排出流路)の一端部が接続されており、排出チューブ47の他端部は、廃インクタンク39内に挿入されている。
なお、廃インクタンク39内には、多孔質部材からなる廃インク吸収材48が収容されており、この廃インク吸収材48により回収されたインク2が吸収されるようになっている。
キャップ部材43と廃インクタンク39間には、チューブポンプ式の第2の吸引ポンプ49が配設されている。第2の吸引ポンプ49は、円筒状のケース50を有しており、このケース50内には平面視で円形状をなすポンプホイル51がケース50の軸心に設けられたホイル軸52を中心に回動可能に収容されている。そして、このケース50内に、排出チューブ47の中間部47aがケース50の内周壁50aに沿うようにして収容されている。
ポンプホイル51には、一対の外側に膨らむ円弧状をなすローラ案内溝53,54がホイル軸52を挟んで対向するように形成されている。各ローラ案内溝53,54は、一端がポンプホイル51の外周側に位置しており、他端がポンプホイル51の内周側に位置している。すなわち、両ローラ案内溝53,54は、それらの一端から他端に向かうほど、徐々にポンプホイル51の外周部から遠ざかるように延びている。
両ローラ案内溝53,54内には、押圧手段としての一対のローラ55,56が、それぞれ回動軸55a,56aを介して挿通支持されている。なお、両回動軸55a,56aは、それぞれ両ローラ案内溝53,54内を摺動自在になっている。
そして、ポンプホイル51を、正方向(矢印方向)に回動させると、両ローラ55,56が両ローラ案内溝53,54の一端側(ポンプホイル51の外周側)に移動し、排出チューブ47の中間部47aを上流側から下流側へ順次押し潰しながら(押圧しながら)回動するようになっている。この回動により、第2の吸引ポンプ49より上流側の排出チューブ47の内部が減圧されるようになっている。
これにより、キャップ部材43内に溜まったインク2は、ポンプホイル51の正方向の回動動作により、徐々に廃インクタンク39方向へ排出されるようになっている。
また、ポンプホイル51を逆方向(矢印方向とは反対方向)に回動させると、両ローラ55,56が両ローラ案内溝53,54の他端側(ポンプホイル51の内周側)に移動するようになっている。この移動により、両ローラ55,56がそれぞれ排出チューブ47の中間部47aに軽く接した状態となり、排出チューブ47の内部の減圧状態が解消されるようになっている。
これにより、キャップ部材43とノズル形成面21Aとの間の空間の負圧状態が解除され、ノズル形成面21Aからキャップ部材43を容易に離間させることが可能である。
なお、ポンプホイル51は、記録紙搬送機構14の紙送りモータMによって回転駆動されるようになっている。
また、上記第1の吸引ポンプ38は、第2の吸引ポンプ49と同様の構成であっても良い。
図7は、インクジェットプリンタ100の電気的な構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるインクジェットプリンタ100は、図7に示すように、インクジェットプリンタ100全体の動作を制御する制御装置60を備えている。制御装置60には、インクジェットプリンタ100の動作に関する各種情報を入力する入力装置61と、インクジェットプリンタ100の動作に関する各種情報を記憶した記憶装置62と、時間の計測を実行可能な計測装置63とが接続されている。また、制御装置60には、上述した記録紙搬送機構14、開閉弁37、第1の吸引ポンプ38、さらにキャップ部材43及び第2の吸引ポンプ49を含むメンテナンス装置42等が接続されている。また、インクジェットプリンタ100は、圧電素子25を含む駆動ユニット24に入力する駆動信号を発生する駆動信号発生器64を備えている。駆動信号発生器64は、制御装置60に接続されている。
駆動信号発生器64には、ラインヘッド13の圧電素子25に入力する吐出パルスの電圧値の変化量を示すデータ、及び吐出パルスの電圧を変化させるタイミングを規定するタイミング信号が入力される。駆動信号発生器64は、入力されたデータ及びタイミング信号に基づいて、例えば、図8に示す吐出パルスDPを含む駆動信号を発生する。
図8において、吐出パルスDPは、基準電位VMから最高電位VHまで所定の勾配で電位を上昇させる第1充電要素PE1と、最高電位VHを一定時間維持する第1ホールド要素PE2と、最高電位VHから最低電位VLまで所定の勾配で電位を降下させる放電要素PE3と、最低電位VLを短い時間維持する第2ホールド要素PE4と、最低電位VLから基準電位VMまで電位を復帰させる第2充電要素PE5とを含む。ノズル17から噴射されるインクの滴の量が設計値と一致するように、吐出パルスDPのうち、最高電位VHと最低電位VLとの電位差である駆動電圧VDが設定される。なお、図8に示す吐出パルスDPは一例であり、種々の波形のものを用いることができる。
駆動信号発生器64より吐出パルスDPが圧電素子25に入力されると、ノズル17よりインク滴が吐出される。第1充電要素PE1が供給されると、圧電素子25が収縮して圧力室31が膨張する。この圧力室31の膨張状態が短時間維持された後、放電要素PE3が供給されて圧電素子25が急激に伸長する。これに伴って、圧力室31の容積が基準容積(圧電素子25に基準電位VEを印加したときの圧力室31の容積)以下に収縮し、ノズル17に露出したメニスカスが外側に向けて急激に加圧される。これにより、所定量のインクの滴がノズル17から吐出される。その後、第2ホールド要素PE4、及び第2充電要素PE5が圧電素子25に順次供給され、インクの滴の吐出に伴うメニスカスの振動を短時間で収束させるように、圧力室31が基準容積に復帰する。
本実施形態のインクジェットプリンタ100は、メンテナンス装置42を用いて、ラインヘッド13に対するメンテナンス処理を実行可能である。メンテナンス装置42は、ラインヘッド13の噴射特性を維持するために、ラインヘッド13と協働して、ノズル17よりインクを排出させる動作を含むメンテナンス処理を実行する。
メンテナンス処理は、ノズル17からインクをキャップ部材43に噴射するフラッシング動作、メンテナンス装置42のキャップ部材43及び第2の吸引ポンプ49によるインク吸引動作の少なくとも一方を含む。
ラインヘッド13によるフラッシング動作は、ノズル17からのインクを記録紙に供給する前に、ノズル形成面21Aがキャップ部材43によって封止された状態において、ノズル17よりインクをキャップ部材43に予め噴射(吐出)する動作を含む。これにより、印字中又は待機中において、特定のノズル17の使用頻度が低くなり、そのノズル17付近の粘度が増大したインクが排出され、ノズル17の噴射特性が維持又は回復される。
吸引動作は、ノズル形成面21Aがキャップ部材43によって封止された状態において、ノズル形成面21Aとキャップ部材43との間に形成された空間を第2の吸引ポンプ49を用いて負圧にすることによって、ノズル形成面21Aのノズル17からインクを吸引する動作を含む。これにより、フラッシング動作では排出しきれなかった粘度が増大したインク、ノズル17内に侵入したゴミ、ラインヘッド13内の気泡等が、ノズル17よりインクとともに排出され、ノズル17の噴射特性が維持又は回復される。
キャップ部材43にインク2が溜まると、このインク2が溢れる前に、第2の吸引ポンプ49を駆動してインク2を排出するように制御される。上述したように、第2の吸引ポンプ49は、紙送りモータMにより駆動されるため、給紙・排紙を含む記録(印字・印刷)処理を停止して行う必要がある。このため、キャップ部材43にできるだけ多くのインク2をためて、吸引処理の頻度を抑えることが要求される。
また、メンテナンス処理は、不図示のワイピング装置を用いて、残留したインク等、ノズル形成面21Aに付着している異物を拭き取ったり払ったりする、ワイピング処理を含むようにしてもよい。
次に、上述の構成を有するインクジェットプリンタの動作の一例について、主にメンテナンス装置、インク排出部の動作を中心にして、図9のフローチャート図を参照しながら説明する。また、適宜図5を参照する。図5は、メンテナンス装置がメンテナンス処理(吸引動作)を実行している状態を示す図である。
まず、外部から印刷データが送信されると、制御装置60は、ドットパターンに対応した吐出データに展開してラインヘッド13に送信する。そして、ラインヘッド13では、受信した吐出データに基づき、記録(印字・印刷)処理、すなわち記録紙に対するインク滴Dの吐出を実行する(ステップS1)。
そして、記録処理中に、予め設定されている時間(定期メンテナンス時間間隔)が経過すると(ステップS2)、記録処理を中断して定期メンテナンス処理を開始する。
図5等を参照して説明したように、制御装置60は、キャッピング位置において、ノズル形成面21Aとキャップ部材43とを対向させて、ノズル形成面21Aとキャップ部材43との間に空間を形成する(ステップS3)。そして、制御装置60は、開閉弁37によって排出流路36を閉塞する(ステップS4)。なお、キャップ部材43をノズル形成面21Aに対向させた後にフラッシング動作が行われる。
続いて、制御装置60は、第2の吸引ポンプ49の駆動を開始する(ステップS5)。第2の吸引ポンプ49の吸引動作に伴って、ノズル17からインクがキャップ部材43に排出される。本実施形態においては、キャップ部材43の上端面43aとノズル形成面21Aとを接触させた状態で吸引動作を実行しているが、上端面43aとノズル形成面21Aとの間に微小な隙間が形成されていてもよい。第2の吸引ポンプ49の吸引動作に伴ってノズル17から強制的に排出されたインクは、キャップ部材43に保持される。
所定のタイミングで、制御装置60は、第2の吸引ポンプ49によりキャップ部材43に溜まったインクを排出させる(ステップS6)。キャップ部材43内に溜まったインクは、第2の吸引ポンプ49によって吸引されて排出チューブ47を介して廃インクタンク39に排出(回収)される。なお、ステップS5,ステップS6は同時に行うようにしてもよい。
その後、制御装置60は、第2の吸引ポンプ49を逆駆動させて、ノズル形成面21Aとキャップ部材43との間に形成されている空間の負圧状態を解除する(ステップS7)。ノズル形成面21Aからキャップ部材43の上端面43aを離す前に、ノズル形成面21Aとキャップ部材43との間の空間の減圧状態を解除することによって、ノズル17のインクの界面(メニスカス)の状態を維持できる。
そして、制御装置60は、ノズル形成面21Aからキャップ部材43を離間させて所定の退避位置へと移動させる(ステップS8)。以上により、ラインヘッド13に対するメンテナンス動作が終了する。その後、制御装置60は、ラインヘッド13を用いて記録紙に対する記録動作を開始する。また、制御装置60は、記録処理において定期メンテナンス処理を行うか否か(ステップS2)、記録処理が完了するか否か(ステップS9)を判断することを繰り返す。
次に、図10のフローチャート図を用いて、ラインヘッド13の交換作業について説明する。適宜図5も参照する。
まず、制御装置60は、第1の吸引ポンプ38を用いた吸引動作の開始を指定する。制御装置60は、全てのインクタンク15Y,15M,15C,15K1,15K2が取り外されていることを確認後、開閉弁37を作動させてインク排出流路36を開放状態とし(ステップS11)、第1の吸引ポンプ38の駆動を開始する(ステップS12)。インクタンクが無いので新たなインクが供給されることはなく、第1の吸引ポンプ38の動作に伴ってインク供給流路34からインク排出流路36内へとインクが吸引され、廃インクタンク39に排出(回収)される。供給路34や各印字部5Y、5M,5C,5K1,5K2内のインクが無くなり、取り外したとしてもインクが漏れない状態になった後、新しいラインヘッド13に取り替える。
新しいラインヘッド13と全てのインクタンク15Y,15M,15C,15K1,15K2がセットされると、このラインヘッド13に対するインクの初期充填処理が開始される。ラインヘッド13にインクを供給する際、上記ラインヘッド13の交換作業時に開閉弁37によってインク排出流路36が開放状態とされていることから、制御装置60は、インク排出流路36を開放状態としたまま第1の吸引ポンプ38の駆動を開始する(ステップS13)。第1の吸引ポンプ38の吸引動作によって、各インクタンク15Y,15M,15C,15K1,15K2から各々のインク供給流路34内にインクが吸引される。これにより、各インク供給流路34内にインクが充填され各ノズル17へインクが供給される。その後、制御装置60は、ラインヘッド13を用いて記録紙に対する記録動作を開始する。
なお、ラインヘッド13に対するインクの初期充填処理は、ラインヘッド13の交換時だけでなく、インクジェットプリンタ100の初期駆動時においても行われる。また、その他メンテナンス時においても適宜行われる。
本実施形態のインクジェットプリンタ100によれば、初期駆動時にインク供給流路34にインクを充填する処理や、ラインヘッド13を交換する際にインク供給流路34からインクを排出する処理を、開閉弁37によってインク排出流路36を開放させた状態で第1の吸引ポンプ38を駆動させることによって行う。これにより、複数のノズル17を有するラインヘッド13を介すことなくインク供給流路34内のインクを排出することができるので、ノズル17からインクを吸引するよりも流路抵抗の影響が抑えられて処理時間を短縮することが可能となる。
すなわち、インク排出流路36の流路断面積がノズル17の開口面積よりも大きいことから、ノズル17に比べて流路抵抗の影響が小さいインク排出流路36側に多くのインクが流れることになる。そのため、インク供給流路34内のインクや空気はインク排出流路36から排出されることになり、その結果、インク供給流路34内のインクや空気をノズル17から排出させるよりも短時間で行うことができる。よって、インク排出流路36の流路断面積をノズル17の開口面積よりも大きくすることで、流路抵抗が抑えられてインク供給流路34に対するインクの充填及び排出能力が高まるので、インク供給流路34に対するインクの充填処理や排出処理を効率よく行うことができる。
また、吸引ポンプ38の吸引能力を高めることなく、インク供給流路34に対するインクの充填及び排出能力を高めることができるので、従来からの吸引ポンプを利用することができる。
また、インク供給流路34内のインクを排出させる経路と、キャップ部材43内に溜まったインクを排出する経路とが異なっているので、第1の吸引ポンプ38と第2の吸引ポンプ49とをそれぞれ別々に駆動させることが可能である。そのため、第1の吸引ポンプ38の動力と第2の吸引ポンプ49の動力とを個別に設定でき、インク供給流路34に対するインクの充填処理や排出処理を効率よく行うことができるとともに、キャップ部材43内のインクを短時間で排出することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。以下の説明において、上述の第1の実施形態と同一または同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図11は、第2の実施形態におけるインクジェットプリンタ200(流体噴射装置)の概略構成を示す図である。上記第1の実施形態においては、インク供給流路34内のインクを排出する処理と、キャップ部材43内のインクを排出する処理とをそれぞれ別々のポンプ(第1のポンプ38,第2のポンプ49)で行っているが、本実施形態の特徴的な部分は、インク供給流路34内のインク排出処理及びキャップ部材43内のインク排出処理を共通のポンプを用いて行う点にある。
図11において、本実施形態のメンテナンス部11は、ラインヘッド13のノズル17の乾燥防止又はノズル近傍のインク粘度上昇を防止するためのキャッピング機構40、キャップ部材43に接続してキャップ部材43に溜まった流体を排出可能なインク排出部71等を備えている。
インク排出部71は、キャップ部材43に接続してキャップ部材43内に溜まったインクを排出するインク排出流路74(第2の排出流路)、キャップ部材43にたまったインクをインク排出流路74内に吸引するための第3の吸引ポンプ72(第3の送出手段)、インク排出流路74を開放又は閉塞する開閉弁73(第3の弁手段)等を備えている。
キャップ部材43の底部には、上記インク排出流路74として機能する、可撓性材料等からなる排出チューブの一端部が接続されており、排出チューブの他端部は、廃インクタンク39内に挿入されている。キャップ部材43と廃インクタンク39との間には、その上流側から開閉弁73、第3の吸引ポンプ72が順に配設されている。第3の吸引ポンプ72は、上記第2の吸引ポンプ49と同様の構成をなすものであって、排出チューブの内部圧力を可変させながらインクを廃インクタンク39へ排出するようになっている。
本実施形態の記録部10は、インク滴を吐出して記録紙に画像形成するラインヘッド13、記録紙を搬送する記録紙搬送機構14(図1参照)、ラインヘッド13にインクを供給するインク2を貯留したインク貯留部15、インク貯留部15からラインヘッド13にインクを供給するインク供給流路34内のインクを流送させるインク流送部75を備えている。インク流送部75は、インク供給流路34内のインクを排出可能なインク排出流路76(第1の排出流路)、インク排出流路76を開放または閉塞するための開閉弁77(第2の弁手段)を備えている。
インク供給流路34内のインクを排出するためのインク排出流路76は、その一端部が、インク供給流路34のラインヘッド13側の端部近傍に接続され、多端部がインク排出流路74に接続されている。インク排出流路76は、インク排出流路74における開閉弁77と第3の吸引ポンプ72との間に接続され、インク供給流路34内のインクがインク排出流路74へと送出されるようになっている。
インク排出流路74において、インク排出流路76との連結点よりも上流側に開閉弁77が配設され、連結点よりも下流側に第3の吸引ポンプ72が配設されている。これにより、第3の吸引ポンプ72をインク排出流路74及びインク排出流路76に対するインクの流送手段として兼用する構成となっている。
なお、インク排出流路76及びインク排出流路74は、各々の流路断面積がノズル17の開口面積よりも大きいものとされ、インク排出流路74に関しては、インク排出流路76の流路断面積と同等かそれよりも大きい流路断面積であることが好ましい。
次に、上述の構成を有するインクジェットプリンタの動作の一例について、主に開閉弁73,77及び第3の吸引ポンプ72の動作を中心にして、図12のフローチャート図及び適宜図11を参照しながら説明する。
まず、外部から印刷データが送信されると、制御装置60は、ドットパターンに対応した吐出データに展開してラインヘッド13に送信する。そして、ラインヘッド13では、受信した吐出データに基づき、記録(印字・印刷)処理、すなわち記録紙に対するインク滴Dの吐出を実行する(ステップS21)。
そして、記録処理中に、予め設定されている時間(定期メンテナンス時間間隔)が経過すると(ステップS22)、記録処理を中断して定期メンテナンス処理を開始する。
図11等を参照して説明したように、制御装置60は、キャッピング位置において、ノズル形成面21Aにキャップ部材43を対向させて、ノズル形成面21Aとキャップ部材43との間に空間を形成する(ステップS23)。そして、制御装置60は、開閉弁77によってインク排出流路76を閉塞するとともに、開閉弁73によってインク排出流路74を開放する(ステップS24)。なお、ステップS23及びステップS25は順番を入れ替えてもよい。
続いて、制御装置60は、第3の吸引ポンプ72の駆動を開始する(ステップS25)。第3の吸引ポンプ72の吸引動作に伴って、空間が負圧状態とされて、ノズル形成面21Aの各ノズル17から強制的にインクが吸引され、キャップ部材43へと排出される。
所定のタイミングで、制御装置60は、第3の吸引ポンプ72によりキャップ部材43に溜まったインクを排出させる(ステップS26)。このとき、開閉弁77によってインク排出流路76を閉塞し、開閉弁73によってインク排出流路74を開放した状態のまま第3の吸引ポンプ72を駆動する。キャップ部材43内に溜まったインクは、第3の吸引ポンプ72によって吸引されてインク排出流路74を介して廃インクタンク39に排出(回収)される。なお、ステップS25,ステップS26は同時に行うようにしてもよい。
その後、制御装置60は、第3の吸引ポンプ72を逆駆動させて、ノズル形成面21Aとキャップ部材43との間の空間の減圧状態を解除する(ステップS27)。そして、制御装置60は、ノズル形成面21Aからキャップ部材43を離間させて所定の退避位置へと移動させる(ステップS28)。以上により、ラインヘッド13に対するメンテナンス動作が終了する。その後、制御装置60は、ラインヘッド13を用いて記録紙に対する記録動作を開始する。また、制御装置60は、記録処理において定期メンテナンス処理を行うか否か(ステップS22)、記録処理が完了するか否か(ステップS29)を判断することを繰り返す。
次に、図13のフローチャート図を用いて、ラインヘッド13の交換作業について説明する。
まず、制御装置60は、第3の吸引ポンプ72を用いた吸引動作の開始を指定する。制御装置60は、開閉弁77を作動させてインク排出流路76を開放状態とし、開閉弁73を作動させてインク排出流路74を閉塞する(ステップS31)。そして、制御装置60は、第3の吸引ポンプ72の駆動を開始する(ステップS32)。第3の吸引ポンプ72の動作の伴ってインク供給流路34からインク排出流路76内へとインクが吸引され、廃インクタンク39に排出(回収)される。その後、新しいラインヘッド13に取り替える。
新しいラインヘッド13がセットされると、このラインヘッド13に対するインクの初期充填処理が開始される。ラインヘッド13にインクを供給する際、上記ラインヘッド13の交換作業時に開閉弁77によってインク排出流路76が開放状態とされ、開閉弁73によってインク排出流路74が閉塞状態とされていることから、制御装置60は、インク排出流路76を開放状態としインク排出流路74を閉塞状態としたまま、第3の吸引ポンプ72を駆動する(ステップS33)。第3の吸引ポンプ72の吸引動作によって、各インクタンク39からインク供給流路34内にインクが吸引される。インク供給流路34内にインクを充填することによって各ノズル17へインクが供給される。その後、制御装置60は、ラインヘッド13を用いて記録紙に対する記録動作を開始する。
本実施形態のインクジェットプリンタ200によれば、インク供給流路34に対するインクの充填処理や排出処理を、複数のノズル17を有するラインヘッド13を介すことなく行うことができるので、流路抵抗の影響が抑えられて処理時間を短縮することができる。よって、インク供給流路34に対するインクの充填処理や排出処理を効率よく行うことができる。また、本実施形態においては、インク供給流路34に対するインクの充填・排出処理、ラインヘッド13のクリーニングを、一つの吸引ポンプ(第3の吸引ポンプ72)によって行うことができる。これにより、部品点数が削減されて低コスト化が可能となる。
また、インク供給流路34に対するインクの充填処理や排出処理を行う際、開閉弁73によってインク排出流路74を閉塞しておくことによって、キャップ部材43がラインヘッド13がノズル形成面21Aを封止している状態であってもキャップ部材43を介してノズル17からインクが吸引されることもなく、インク供給流路34内のインクを効率よく排出させることができる。
また、キャップ部材43内のインク排出処理や、インク供給流路34へのインクの充填及び排出処理を効率よく行うことができる。
また、インク排出流路74及びインク排出流路76の各々の流路断面積がノズル17の開口面積よりも大きいことから、流路抵抗の影響が小さいインク排出流路74及びインク排出流路76側に多くのインクが流れることになる。そのため、インク供給流路34内のインクは、インク排出流路74及びインク排出流路76から排出されることになり、その結果、インク供給流路34内のインクをノズル17から排出させるよりも短時間で効率よく行うことができる。なお、インク排出流路74の流路断面積は、インク排出流路76の流路断面積と同等かそれ以上の大きさであることが好ましい。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもなく、上記各実施形態を組み合わせても良い。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図14(a),(b)に示すように、ラインヘッド13が、複数の単位ヘッド(ノズル領域)80を備えていてもよい。各単位ヘッド80は、記録紙の搬送方向に沿って各色(Y,M,C,K1,K2)に対応する5つ(あるいはそれ以上)のノズル列L(L1〜L5)をそれぞれ有している。図14(a)に示すように、複数の単位ヘッド80をラインヘッド13の長手方向に沿って一体的に配置してもよいし、図14(b)に示すように、複数の単位ヘッド80をラインヘッド13の長手方向に沿って千鳥状に配列してもよい。単位ヘッド80の各々には、各色のインクタンクと接続する複数の個別流路(不図示)が設けられており、単位ヘッド80にそれぞれ独立してインクが供給されるようになっている。
また、上記実施形態においては、ライン型の記録ヘッドについて述べたが、記録紙の最大記録紙幅に亘って記録ヘッドが移動しながら記録するシリアル方式の記録ヘッドであってもよい。
また、上記実施形態においては、インクジェット式記録装置がインクジェット式プリンタである場合を例にして説明したが、インクジェット式プリンタに限られず、複写機及びファクシミリ等の記録装置であってもよい。
また、上述の各実施形態においては、流体噴射装置が、インク等の流体を噴射する流体噴射装置(流体噴射装置)である場合を例にして説明したが、本発明の流体噴射装置は、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に適用することができる。流体噴射装置が噴射可能な流体は、液体、機能材料の粒子が分散又は溶解されている液状体、ジェル状の流状体、流体として流して噴射できる固体、及び粉体(トナー等)を含む。
また、上述の各実施形態において、流体噴射装置から噴射される流体としては、インクのみならず、特定の用途に対応する流体を適用可能である。流体噴射装置に、その特定の用途に対応する流体を噴射可能な噴射ヘッドを設け、その噴射ヘッドから特定の用途に対応する流体を噴射して、その流体を所定の物体に付着させることによって、所定のデバイスを製造可能である。例えば、本発明の流体噴射装置(流体噴射装置)は、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、及び面発光ディスプレイ(FED)の製造等に用いられる電極材、色材等の材料を所定の分散媒(溶媒)に分散(溶解)した流体を噴射する流体噴射装置に適用可能である。
また、流体噴射装置としては、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する流体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる流体を噴射する流体噴射装置であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射するトナージェット式記録装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。
第1実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図。 第1実施形態に係るラインヘッド周辺の要部平面図。 第1実施形態に係るラインヘッドのノズル形成面を示す平面図。 第1実施形態に係るラインヘッドの要部断面図。 第1実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図。 第1実施形態に係る吸引ポンプの概略構成図。 第1実施形態に係るインクジェットプリンタの電気的構成を説明するブロック図である。 第1実施形態に係る圧電素子に入力する駆動信号の一例を示す図。 第1実施形態に係るメンテナンス動作の一例を説明するためのフローチャート図。 第1実施形態に係るラインヘッド交換動作の一例を説明するためのフローチャート図。 第2の実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図。 第2実施形態に係るメンテナンス動作の一例を説明するためのフローチャート図。 第2実施形態に係るラインヘッド交換動作の一例を説明するためのフローチャート図。 ラインヘッドの他の構成を示す平面図。
符号の説明
100…インクジェットプリンタ(流体噴射装置)、2…インク(流体)、17…ノズル、13…ラインヘッド(流体噴射ヘッド)、15…インク貯留部(流体貯留部)、21A…ノズル形成面、34…インク供給流路、36…インク排出流路(第1の排出流路)、7…開閉弁(第1の弁手段)、38…第1の吸引ポンプ(第1の流送手段)、43…キャップ部材、47…排出チューブ(第2の排出流路)、49…第2の吸引ポンプ(第2の流送手段)、72…第3の吸引ポンプ(第3の流送手段)、73…開閉弁(第3の板手段)
74…インク排出流路(第2の排出流路)、76…インク排出流路(第1の排出流路)、77…開閉弁(第2の弁手段)

Claims (7)

  1. 複数のノズルから流体を噴射可能な流体噴射ヘッドと、
    前記流体噴射ヘッドに供給される流体を貯留する流体貯留部と、
    前記流体噴射ヘッドに接続されて前記流体貯留部内の流体を前記流体噴射ヘッドに供給する供給流路と、
    前記供給流路における前記流体噴射ヘッド側の端部近傍に接続されて流体を排出可能な第1の排出流路と、
    前記第1の排出流路を開放または閉塞する第1の弁手段と、
    前記供給流路及び前記第1の排出流路内の流体を流送させる第1の流送手段と、を有することを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記流体噴射ヘッドのノズル形成面を封止可能なキャップと、
    前記キャップに接続されて該キャップに溜まった流体を排出可能な第2の排出流路と、
    前記第2の排出流路内の流体を流送させる第2の流送手段と、を有することを特徴とする請求項1記載の流体噴射装置。
  3. 前記第1の排出流路の流路断面積は、前記ノズルの開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の流体噴射装置。
  4. 複数のノズルから流体を噴射可能な流体噴射ヘッドと、
    前記流体噴射ヘッドに供給される流体を貯留する流体貯留部と、
    前記流体噴射ヘッドに接続されて前記流体貯留部内の流体を前記流体噴射ヘッドに供給する供給流路と、
    前記流体噴射ヘッドのノズル形成面を封止可能なキャップと、
    前記キャップに接続されて該キャップに溜まった流体を排出可能な第2の排出流路と、
    前記供給流路における前記流体噴射ヘッド側の端部近傍と前記第2の排出流路とに接続する第1の排出流路と、
    前記第1の排出流路を開放または閉塞する第2の弁手段と、
    前記第2の排出流路における前記第2の排出流路との連結点よりも下流側に配置されて、前記第2の排出流路及び前記第2の排出流路内の流体を流送させる流送手段と、を備えたことを特徴とする流体噴射装置。
  5. 前記第2の排出流路における前記連結点よりも上流側に配置されて、前記第2の排出流路を開放または閉塞する第3の弁手段と、を有することを特徴とする請求項4記載の流体噴射装置。
  6. 前記第2の弁手段及び前記第3の弁手段を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2の弁手段と前記第3の弁手段とのうちの一方を開状態としたとき他方を閉状態とすることを特徴とする請求項4または5に記載の流体噴射装置。
  7. 前記第2の排出流路及び前記第1の排出流路の流路断面積は、前記ノズルの開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項4記載の流体噴射装置。
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JP2004066463A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Sii Printek Inc 液滴噴射式記録装置及びそのインク充填方法
JP2004284027A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Sii Printek Inc 液滴噴射式記録装置、およびインク充填方法と機能保全方法

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