JP2008307506A - 真空作業用の容器 - Google Patents

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【課題】常圧での使用を前提とした作業用機器を真空容器内に収納し、作業用機器の目的作業を真空雰囲気で実行することにより、常圧では得られない作業効果を得る。
【解決手段】真空機構11に接続して内部を真空とする真空容器1内に、この真空容器1外に設けた動力源4との接続部3を形成し、真空容器1内に収納する作業用機器2を動力源4と接続可能とする。常圧での使用を前提とした作業用機器2を、上記真空容器1内に収納して動力源4と接続することにより、作業用機器2の目的作業を真空雰囲気で実行可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、本来常圧で使用するために製造された作業用機器を、電力、超音波等の動力を供給する動力源と接続して、真空雰囲気で用いることを可能とするための真空作業用の容器に関するものである。
従来、真空雰囲気で行うことにより常圧では得られない作業効果を得られることが知られている。例えば、特許文献1に示す如く、真空容器内に洗浄液を配置し、この洗浄液の脱気を行うことにより、常圧で行う超音波洗浄と比較して超音波の減衰を生じることがなく超音波洗浄による洗浄効果を高めようとした洗浄装置が知られている。また、真空雰囲気中に液体の付着した被洗浄物や食品等を配置し、液体の沸点を常圧よりも低下させることにより、液体を短時間に蒸発させる乾燥装置として、特許文献2に示す如きものが公知となっている。また、減圧した真空容器内に食材を収納し、この食材の内部に含まれる気体を抜いた状態で味付けをすることにより、常圧での調理と比較して食材の内部に調味料を速やかに浸透させることを目的とした調理器具として特許文献3に示す如きものが知られている。
特開2002−186919号公報 特開2007−73827号公報 特公平7−112453号公報
しかしながら、特許文献1〜3の減圧装置はいずれも、それぞれ洗浄、乾燥又は調理といった特定の用途にのみ用いるために真空機構を一体に付属させたものであり、専用機としての機能しか持たないものであった。例えば、一般に存在する従来公知の調理器具、温熱乾燥器、超音波洗浄機等の常圧で使用することを前提とした作業用機器を用いて真空雰囲気での処理を行うことは困難であった。また、これらの作業用機器を仮に真空雰囲気中に配置することができてもこの作業用機器を作動させるための動力源との接続ができないため、作業は困難なものであった。
そこで、本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、本来常圧で使用するために製造された作業用機器を、電力、超音波等の動力を供給する動力源と接続して、真空雰囲気で使用することを可能とするものである。
本発明は、前述の如き従来技術の課題を解決するため、真空機構に接続して内部を真空とする真空容器内に、この真空容器外に設けた動力源との接続部を形成し、真空容器内に収納する作業用機器を動力源と接続可能としている。そのため、常圧での使用を前提とした超音波洗浄機、温熱乾燥機、調理器具等の作業用機器を、上記真空容器内に収納して動力源と接続することにより、作業用機器の目的作業を真空雰囲気で実行することが可能となり、作業用機器内に収納した液体の沸点の低下や脱気等、減圧による効果を利用して常圧では得られない作業効果を得ることが可能となる。
また、接続部は、動力源として用いる超音波発信器と接続可能な同軸ケーブル用の接続コネクターであっても良いし、電力を供給する動力源と電気的接続が可能なソケットであっても良い。
なお、本発明の真空作業用の容器に気体流通穴のない密封部を備えた作業用機器を収納して容器内を減圧した場合には、減圧に伴い密封部の外部の気圧が低下して密封部の内外に気圧差が生じ、密封部が破裂するおそれがある。そのため、密封部を備えた作業用機器を、本発明の真空作業用の容器に収納して使用することはできない。
本発明は上述の如く、真空容器内に動力源との接続部を形成し、真空容器内に収納する作業用機器を動力源と接続可能としたものである。そのため、常圧での使用を前提とした超音波洗浄機、温熱乾燥機、調理器具等の作業用機器を、上記真空容器内に収納して動力源と接続することにより、作業用機器の目的作業を真空雰囲気で実行することが可能となり、作業用機器内に収納した液体の沸点の低下や脱気等、減圧による効果を利用して、常圧では得られない作業効果を得ることが可能となる。
以下、本発明の実施例1を図1に於いて説明すれば、(1)は真空容器であって、洗浄機、乾燥機、調理用器具等の作業用容器(2)を内部に収納可能とするとともに、内周面の上部方向に設けた接続部(3)を介して、真空容器(1)の外部に設けた動力源(4)と接続している。なお、本実施例に於ては、常圧での使用を前提とし、減圧機構を有しない超音波洗浄機(5)を作業用容器(2)として使用し、この超音波洗浄機(5)に配置した超音波振動子(6)に超音波を供給する超音波発信器(7)を動力源(4)として使用する。
また、真空容器(1)は、シール材(8)を介して上端部に設けた蓋体(10)により、内部を密閉可能とするとともに、バキュームポンプ等により形成した真空機構(11)とバルブ(9)を介して接続して、内部を減圧可能としている。また、圧力計(12)を介して真空破壊弁(13)と接続して、内部にエアーを供給可能としている。
そして、真空容器(1)の内周面の上部方向には、上述の如く真空容器(1)の外部に設けた超音波発信器(7)との接続部(3)を設けている。なお、本実施例に於ては、超音波を伝導可能な同軸ケーブル(14)用の接続コネクター(15)を接続部(3)として使用する。この同軸ケーブル(14)用の接続コネクター(15)は、図1に示す如く、真空容器(1)の側面上部に貫通固定した固定筒(16)の一側に固定している。この固定筒(16)は、ケーブル挿通用の貫通路(図示せず)を軸方向に貫通形成して筒状に形成しており、一端を真空容器(1)外部の超音波発信器(7)と接続する同軸ケーブル(14)製の連結ケーブル(17)の他端を、この貫通路を介して同軸ケーブル(14)用の接続コネクター(15)と接続することにより、超音波発信器(7)と同軸ケーブル(14)用の接続コネクター(15)を超音波接続可能としている。また、固定筒(16)内には真空シール部材(図示せず)を装着し、真空容器(1)内の機密性を保持している。
上述の如く形成した本実施例の真空作業用の容器に於て、減圧状態で超音波洗浄を行うには、図1に示す如く、超音波洗浄機(5)に充填した洗浄液(18)に被洗浄物(20)を浸漬して、超音波洗浄機(5)を真空容器(1)内に収納する。そして、超音波洗浄機(5)と一端を接続する同軸ケーブル(14)製の接続ケーブル(21)の他端を、同軸ケーブル(14)用の接続コネクター(15)に接続する。次に、バルブ(9)を開いて真空機構(11)により真空容器(1)内を減圧して超音波洗浄機(5)を稼働し、超音波洗浄機(5)内の超音波振動子(6)から洗浄液(18)内に超音波を発生させる。このように減圧状態で超音波を発生させると、超音波の振動を減衰する気体成分が洗浄液(18)中から外部に放出される。そのため、超音波が減衰する事なく被洗浄物(20)に確実に伝達され、常圧状態と比較して超音波洗浄の洗浄効果を高めることが可能となる。
そして、洗浄作業の終了後は、真空容器(1)に接続した真空破壊弁(13)を介して、真空容器(1)内にエアーを導入する。このエアーの導入により、真空容器(1)内が常圧状態に戻るので、蓋体(10)を外して、超音波洗浄機(5)内の被洗浄物(20)を安全に取り出す事ができる。
このように、本発明の真空作業用の容器に於ては、常圧での使用を前提とした作業用容器(2)を、真空容器(1)内に収納して接続部(3)を介して動力源(4)と接続することにより、作業用容器(2)の目的作業を減圧状態で実行することが可能となり、減圧による効果を利用して常圧では得られない作業効果を得ることが可能となる。
また、減圧機構を伴う従来の超音波洗浄機は、耐圧のため板厚を厚く形成した真空容器の外側に、超音波振動子を設置して用いるものである。そのため、超音波振動子から生じた超音波が、真空容器の板厚によって吸収されて減衰し、超音波洗浄による洗浄効果が低下するものとなっていた。しかし、本実施例に於ては、板厚の薄い常圧用の超音波洗浄機(5)を真空容器(1)内に配置して使用するため、常圧用容器の外面に設置した超音波振動子は、真空容器の外面に超音波振動子を配置する従来の超音波洗浄機と比較して、超音波の減衰が少なく超音波洗浄による洗浄効果を高めることが可能となる。
また、前記実施例1に於ては、接続部(3)として同軸ケーブル(14)用の接続コネクター(15)を使用しているが、本実施例2に於ては、図2、3に示す如く、接続部(3)として電力を供給する動力源(4)と電気的接続が可能なソケット(22)を用いている。なお、本実施例に於ては、常圧での使用を前提とし、減圧機構を有しない電動の乾燥機(24)を作業用容器(2)として用いており、この乾燥機(24)に内設した加熱ヒーター(25)に電力を供給するコンセント(26)を、動力源(4)として使用する。
また、本実施例の真空作業用の容器で減圧乾燥作業を行うためには、図2に示す如く、液体の付着した被乾燥物(23)を乾燥機(24)内に収納し、この乾燥機(24)を真空容器(1)内に収納する。そして、乾燥機(24)の接続ケーブル(21)をソケット(22)に接続して、コンセント(26)から乾燥機(24)内の加熱ヒーター(25)に電力を供給して作業用容器(2)内を加熱するとともに、バルブ(9)を開いて真空機構(11)により真空容器(1)内を減圧する。このように真空容器(1)内を減圧すると、被乾燥物(23)に付着した液体の沸点が低下するため、液体を短時間に蒸発させることが可能となり、常圧での乾燥作業と比較して、乾燥作業の迅速化を図ることが可能となる。
また、本実施例に於ては上述の如く、乾燥機(24)を真空容器(1)内に配置して、真空雰囲気で使用するものである。そのため、常圧で使用する場合と比較して、乾燥機(24)から外部に放出される伝導熱を抑制することができ、被乾燥物の乾燥に必要な加熱エネルギーを少なくすることが可能となり、省エネルギーの効果を高めることができる。
また、本実施例の真空作業用の容器で食材(30)の味付けを行うためには、図3に示す如く、真空容器(1)内に電気コンロ(27)を収納し、この電気コンロ(27)の接続ケーブル(21)をソケット(22)に接続して電気コンロ(27)に電力を供給する。そして、食材(30)を収納した調理鍋(28)を上記電気コンロ(27)に載置して調理鍋(28)に収納した食材(30)を加熱するとともに、バルブ(9)を開いて真空機構(11)により真空容器(1)内を減圧する。このように真空容器(1)内を減圧することにより、食材(30)の内部に含まれる気体を抜いた状態で味付けをすることができるため、常圧での調理と比較して食材(30)の内部に調味料を速やかに浸透させることが可能となり、短い調理時間で美味しい料理を提供することが可能となる。
実施例1の真空作業用の容器の断面図。 実施例2の真空作業用の容器に於て、減圧乾燥をしている状態を示す断面図。 実施例2の真空作業用の容器に於て、食材の味付けをしている状態を示す断面図。
符号の説明
1真空容器
2作業用機器
3接続部
4動力源
7超音波発信器
11真空機構
14同軸ケーブル
15接続コネクター
22ソケット

Claims (3)

  1. 真空機構に接続して内部を真空とする真空容器内に、この真空容器外に設けた動力源との接続部を形成し、真空容器内に収納する作業用機器を動力源と接続可能とし、作業用機器を真空雰囲気内に配置して作業用機器の目的作業を実行可能としたことを特徴とする真空作業用の容器。
  2. 接続部は、動力源として用いる超音波発信器と接続可能な同軸ケーブル用の接続コネクターであることを特徴とする請求項1の真空作業用の容器。
  3. 接続部は、電力を供給する動力源と電気的接続が可能なソケットであることを特徴とする請求項1の真空作業用の容器。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190313673A1 (en) * 2016-06-16 2019-10-17 Next Cooking Generation Srl Procedure for food structure improvement prior to cooking and related equipment

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20190313673A1 (en) * 2016-06-16 2019-10-17 Next Cooking Generation Srl Procedure for food structure improvement prior to cooking and related equipment

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