JP2008306638A - ヘッドホンユニット、及びヘッドホン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヘッドホンユニット1は、磁気ギャップを有する磁気回路2と、この磁気回路を中央に支持する環状のユニットフレーム3と、このユニットフレームの一面側に取り付けられた振動板と、この振動板に取り付けられ、一部が磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、を有する。振動板で覆われたユニットフレームには、一面側と他面側とを連通する第1開口31を複数備え、この第1開口は、磁気回路を基準として対称に形成されている。また、ユニットフレームは、第1開口を塞ぐ音響抵抗体6をさらに有し、この音響抵抗体は、第1開口に対応する一部に第2開口61を備える。この第2開口は、磁気回路から見て端子部7となす角度が、それぞれ略90度となる範囲に形成されている。
【選択図】図1
Description
図4及び図5において、ヘッドホンユニット101は、磁気ギャップを有する磁気回路102と、この磁気回路102を中央に支持する環状のユニットフレーム103と、このユニットフレーム103の一面側に取り付けられた振動板104と、この振動板104に取り付けられ、一部が上記磁気ギャップに配置されたボイスコイル105と、を有する。
さらに、音響抵抗体106には、低域の特性を整えるために、音響質量を構成する第2開口161が穿設されている。
この場合、振動板104は、ユニットフレーム103において、端子板107を有する領域を覆う部分が動き難く、第1開口131を有する領域を覆う部分が動き易くなる。
この場合、振動板104は、音響抵抗体106において、第2開口161を備える部分が動き易く、第2開口161を備えることなく塞がれた部分が動き難くなる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、振動板に加わる音響インピーダンスのバランスを取るものではない。
ゆえに、磁気回路の中心点に対して第1開口が対称に配置され、振動板が動き難い領域と、振動板が動き易い領域とが、上記中心点を基準としてそれぞれ対称に形成されている。これにより、振動板に加わる力が対称になり、振動板がローリングしたり、部分だけ振動したりすることが抑制される。
したがって、振動板に加わる音響インピーダンスのバランスを取って異音の発生を抑制するようにしたヘッドホンユニットと、これを用いたヘッドホンを提供することができる。
図1及び図2は、本発明に係るヘッドホンユニットの一例を示す図であり、図1は、背面図であり、図2は、図1に示すA−A線に沿う断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態のヘッドホンユニット1は、磁気回路2と、ユニットフレーム3と、振動板4と、ボイスコイル5と、を有する。
また、ユニットフレーム3には振動板4を覆ってプロテクタ8が備えられている。このプロテクタ8は、ヘッドホン使用者の耳が振動板4に当接することによる振動板4の動きの阻害や、外部からの衝撃等による振動板4の破損を防止し、振動板4を保護している。
ボイスコイル5は、音声信号に対応した電流が流れると、この電流の極性と電流値に応じて、上記磁気ギャップに形成されている磁界との間で発生する電磁作用により前後方向(図2において上下方向)に変位する。このボイスコイル5の変位に伴い振動板4が振動し、電気的な音声信号に対応した音声が振動板4より発生する。
第1開口31に音響抵抗体6を接着することにより適度な音響抵抗を与えて振動板4を制動し、中低音域を調整して周波数特性を平坦化することができる。
図1において、音響抵抗体6には、2つの第2開口61,61が軸Oに対して対称に備えられている。
図3は、本発明にかかるヘッドホンユニットに備えられた第1開口および第2開口の構成を説明する図である。
本実施の形態では、この領域βまたは領域γのいずれかに備えられた第1開口31にそれぞれ対応する部分の音響抵抗体6に、第2開口61が形成されていればよい。図3において、領域βおよび領域γにはそれぞれ第1開口31が2つずつ備えられ、第2開口61は、それぞれ1つの第1開口31に対応する部分の音響抵抗体6に形成されている。
これにより、図2に矢印で示すように、振動板4に加わる力が対称にとなって振動板4は傾くことがなく、振動板4は全体的にピストン状に振動し、ビリ音の発生を抑制することができる。
2 磁気回路
3 ユニットフレーム
4 振動板
5 ボイスコイル
6 音響抵抗体
7 端子部
8 プロテクタ
21 ヨーク
21a テールヨーク部
21b サイドヨーク部
22 磁石
23 センターポールピース
31 第1開口
41 センタードーム
42 サブドーム
61 第2開口
Claims (4)
- 磁気ギャップを有する磁気回路と、
この磁気回路を中央に支持する環状のユニットフレームと、
このユニットフレームの一面側に取り付けられた振動板と、
この振動板に取り付けられ、一部が上記磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、を有し、
上記振動板で覆われたユニットフレームには、一面側と他面側とを連通する第1開口を複数備えるヘッドホンユニットであって、
上記第1開口は、上記磁気回路を基準として対称に形成されていることを特徴とするヘッドホンユニット。 - ユニットフレームの他面側より第1開口を塞ぐ音響抵抗体をさらに有し、音響抵抗体は、第1開口に対応する一部に第2開口を備える請求項1記載のヘッドホンユニット。
- ユニットフレームは他面側に端子部を有し、第2開口は、磁気回路から見て上記端子部となす角度が、それぞれ略90度となる範囲に形成されていることを特徴とする請求項2記載のヘッドホンユニット。
- 前記請求項1乃至3のいずれか一項に記載のヘッドホンユニットを備えることを特徴とするヘッドホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007153836A JP2008306638A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | ヘッドホンユニット、及びヘッドホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007153836A JP2008306638A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | ヘッドホンユニット、及びヘッドホン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008306638A true JP2008306638A (ja) | 2008-12-18 |
Family
ID=40234918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007153836A Pending JP2008306638A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | ヘッドホンユニット、及びヘッドホン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008306638A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6057293A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-03 | 株式会社東芝 | 制御棒駆動機構機能確認試験装置 |
JPS6072090A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-24 | Fujitsu Ltd | 移送物品の自動検出方式 |
JPH0288395A (ja) * | 1988-09-12 | 1990-03-28 | Eyckman Carl | 翼を支持するパイプ機構と複数のプロペラとを備えた垂直離着陸機 |
-
2007
- 2007-06-11 JP JP2007153836A patent/JP2008306638A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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