JP2008306284A - 撮影装置、表示方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】デジタルカメラは、撮像素子1及び撮像回路3を介して入力された画像データが記憶されるSDRAM4と、シャッターボタンの押下により撮影指示が行われた時点に対する現在の時点の当該カメラの姿勢変化を求める処理や、求めた姿勢変化をスルー画像と共に表示部15の表示画面に表示する処理等を行うCPU10等を備える。
【選択図】図1
Description
また、本発明の第7の態様に係る撮影装置は、上記第6の態様において、前記姿勢変化検出手段は、前記複数の第1のモニタ領域の移動量を検出して、当該撮影装置の姿勢変化を求める、ことを特徴とする。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮影装置であるデジタルカメラのシステム構成を示す図である。
画像処理回路7は、画像データを記録する際や記録されている画像データを表示する際などに例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式等による画像データの圧縮処理や伸張処理を行う。また、複数の静止画像に係るスチル画像データを隣り合う静止画像間の位置関係が合うように繋ぎ合わせて(合成して)1つのパノラマ画像に係る画像データを生成する処理や、画像を構成する画素数を増減させる画像の拡大・縮小処理(リサイズ処理)等といった、画像データに対する各種の画像処理を行う。
表示駆動回路14は、CPU10の制御の下に表示部15を駆動する。表示部15は、表示駆動回路14の駆動の下に、画像データに係る画像等を表示する。
操作部17は、ユーザからの各種指示を受け付け、それをCPU10へ通知するための各種ボタンを含む。例えば、シャッターボタン(レリーズボタン)、電源ボタン、メニューボタン、上下左右ボタン(上ボタン、下ボタン、左ボタン、右ボタン)、及び、OKボタン等を含む。なお、シャッターボタンは、撮影指示を行うためのボタンである。
次に、このような構成を有するデジタルカメラで行われるパノラマ撮影動作について詳細に説明する。
本実施形態に係るデジタルカメラでは、パノラマ撮影モードが設定されているときに、ユーザがパンニングを行いながら複数回の撮影指示を行うと、その複数回の撮影指示に応じて複数の静止画像を撮影し、隣り合う静止画像間の位置関係が合うように、その複数の静止画像を繋ぎ合わせて(合成して)1つのパノラマ画像を生成することが可能になっている。また、そのときには、ユーザが撮影指示を行う毎に、撮影した被写体範囲に相当する範囲を表す枠をスルー画像と共に表示部15の表示画面に表示することが可能になっている。
図5は、本実施形態に係るデジタルカメラの基本動作を示すフローチャートである。
同図に示したように、本フローでは、まず、パワーONしたか否か(電源ボタンがONしたか否か)を判定する(S1)。ここで、その判定結果がNOの場合には本判定を繰り返す。
続いて、メニューボタンが押下されたか否かを判定し(S3)、その判定結果がYESの場合には、詳しくは後述のメニュー動作(図6参照)を行う(S4)。
同図に示したように、本フローでは、表示部15の表示画面に、複数の項目を表示すると共にその一項目の位置にカーソルを表示した上で、まず、上下ボタン(上ボタン又は下ボタン)が操作(押下)されたか否かを判定する(S16)。ここで、その判定結果がYESの場合には、その上下ボタンの操作に応じてカーソルを表示する項目の位置を移動する(S17)。
同図に示したように、本フローでは、まず、撮影モードとしてパノラマ撮影モードが設定されているか否かを判定する(S26)。ここで、その判定結果がNOの場合には、設定されているその他の撮影モード(パノラマ撮影モード以外の撮影モード)に応じた撮影動作を行い(S27)、リターンする。
S31の判定結果がNOの場合、又は、S33の後は、OKボタンが操作(押下)されたか否かを判定し(S34)、その判定結果がNOの場合には、S29へ戻って上述の処理を繰り返す。
図8は、上記の主観測点設定処理(S33)を詳細に示すフローチャートである。
同図に示したように、本フローでは、まず、S32で撮影した静止画像に係るスチル画像データをSDRAM4から読み出し(S41)、そのスチル画像データを画素サイズがスルー画像の画素サイズになるようにリサイズする(S42)。そして、そのリサイズ後のスチル画像データを、動きベクトル検出回路9が主観測点の移動量を求める場合に用いる主観測点用比較元画像データとする。
同図に示したように、本フローでは、まず、詳しくは後述の主観測点の画面内判定処理(図13参照)を行い(S51)、その結果を判定する(S52)。
S52において、S51の処理の結果が「画面内」であると判定された場合には、主観測点の移動量を元に四角の枠の4隅の表示画面座標系上の位置座標を計算する(S53)。
図10(a),(b),(c) は、S52の判定で「画面内」と判定されたときの四角の枠の描画過程の一例を模式的に示す図である。同図(a) に示したように、表示画面36上の点37、38、39、40を移動後の主観測点とすると、同図(b) に示したように、そのときの主観測点の移動量を元に四角の枠の4隅41、42、43、44の位置座標が計算され、同図(c) に示したように、その計算結果を元に四角の枠45が表示画面36に描画される。
S58において、S57の処理の結果が「必要」と判定された場合には、表示部15の表示画面に、補助観測点の設定が必要な主観測点に対して補助観測点を設定し、設定した補助観測点の表示画面座標系上の位置座標(対応するSDRAM座標系上の位置座標でもある)を動きベクトル検出回路9のRAMに記憶する(S59)。また、補助観測点が設定された時にSDRAM4に格納されたスルー画像データを、動きベクトル検出回路9が補助観測点の移動量を求める場合に使用する補助観測点用比較元データとする。そして、主観測点と補助観測点との間の位置座標の差分を、動きベクトル検出回路9のRAMに記憶し(S60)、リターンする。
図12は、その一例を模式的に示す図である。同図に示したように、表示画面71内の特定範囲(同図の灰色部分)内の例えば主観測点72に対して補助観測点73が設定される。ここで、特定範囲とは、補助観測点の設定が必要な範囲を示しており、この範囲内に含まれる主観測点に対して補助観測点が設定される。また、補助観測点が設定されると、補助観測点73の位置座標と、主観測点72と補助観測点73との間の位置座標の差分Gが、動きベクトル検出回路9のRAMに記憶される。なお、表示画面71内の点74、75、76は、他の主観測点を示しており、これらの主観測点も特定範囲内に含まれることから、これらの主観測点に対しても補助観測点が設定されることになる。
同図に示したように、本フローでは、まず、SDRAM4に記憶された現在の被写体範囲のスルー画像データ(最後にSDRAM4に記憶されたスルー画像データ)を読み出し(S66)、動きベクトル検出回路9から4つの主観測点の移動量を取得できたか否かを判定する処理を行い(S67)、その結果を判定する(S68)。なお、動きベクトル検出回路9は、主観測点用比較元画像データと、S66で読み出されたスルー画像データと、動きベクトル検出回路9に登録された主観測点の位置座標(図8のS44参照)とに基づいて、4つの主観測点の移動量を求める。
このような処理により、表示画面内に移動後の主観測点が4つ含まれる場合には本フローの処理結果を「画面内」としてリターンし、表示画面内に移動後の補助観測点が4つ含まれる場合、又は表示画面内に移動後の補助観測点及び主観測点からなる4つの観測点が含まれる場合には本フローの処理結果を「画面外」としてリターンし、それ以外の場合には本フローの処理結果を「異常」としてリターンする。
例えば、主観測点の移動量を求める場合、動きベクトル検出回路9は、主観測点用比較元画像データ内における、初期値として設定された主観測点に対応する部分画像データ(第1のモニタ領域とする画像データ)と、読み出されたスルー画像データとを比較し、部分画像データに対応する部分が、スルー画像データ内のいずれの部分にあるかを判定することにより、主観測点の移動量を求める。この場合、まず、部分画像データと、この部分画像データについてのSDRAM座標系上の位置座標とが、動きベクトル検出回路9の内部のRAMに記憶される。そして、その位置座標と、スルー画像データ内における部分画像データに対応する部分についてのSDRAM座標系上の位置座標との差分から、主観測点の移動量が求められる。
同図に示したように、本フローでは、まず、SDRAM4に記憶された現在の被写体範囲のスルー画像データ(最後にSDRAM4に記憶されたスルー画像データ)を読み出し(S76)、そのスルー画像データに基づいて動きベクトル検出回路9により求められた主観測点の移動量を取得して、移動後の主観測点の位置が表示部15の表示画面内の特定範囲内に含まれるか否かを判定する処理を行い(S77)、その結果を判定する(S78)。
S78において、S77の処理の結果が「表示画面内の特定範囲内に含まれない」場合には、本フローの処理の結果を「不要」としてリターンする。
同図(a) は、1つの主観測点に対して2つの補助観測点を設定するようにした例を説明する模式図である。この例では、主観測点81が表示画面82内の特定範囲内(同図(a) の灰色部分内)に含まれた場合に、主観測点81に対して、まず、表示画面中央に第1の補助観測点83を設定し、更に、主観測点81と第1の補助観測点83とを結ぶ直線に直角に交わる直線上に第2の補助観測点84を設定する。この場合、第1及び第2の補助観測点83、84の位置座標と、主観測点81と第1の補助観測点83との間の位置座標の差分とが、動きベクトル検出回路9の内部のRAMに記憶される。
2 レンズ系ユニット
3 撮像回路
4 SDRAM
5 AE部
6 AF部
7 画像処理回路
8 着脱メモリ
9 動きベクトル検出回路
10 CPU
11 レンズ駆動回路
12 バス
13 内蔵メモリ
14 表示駆動回路
15 表示部
16 通信I/F
17 操作部
18 電源回路
19 電池
21 表示画面
22 現在の被写体範囲
23 撮影された被写体範囲(撮影範囲)
24 枠
25、26、27、28 現在の被写体範囲
29 撮影された被写体範囲(撮影範囲)
30 枠
31 現在の被写体範囲
36 表示画面
37、38、39、40 点
41、42、43、44 枠の4隅
45 枠
51 表示画面
52、53、54、55 点
56、57、58、59 点
60、61、62、63 点
64、65、66、67 枠の4隅
68 枠
71 表示画面
72 主観測点
73 補助観測点
74、75、76 点
81 主観測点
82 表示画面
83 第1の補助観測点
84、84´ 第2の補助観測点
Claims (12)
- 画像データを入力する画像データ入力手段と、
前記画像データ入力手段により入力された画像データが記憶される画像データ記憶手段と、
撮影指示を行う撮影指示手段と、
前記撮影指示手段による撮影指示が行われた時点に対する現在の時点の当該撮影装置の姿勢変化を求める姿勢変化検出手段と、
前記姿勢変化検出手段により求められた姿勢変化を表わす視覚表示を、前記画像データ入力手段により入力されているスルー画像データに係るスルー画像と共に、表示画面に表示する姿勢情報表示手段と、
を備えることを特徴とする撮影装置。 - 前記撮影指示手段による撮影指示に応じて前記画像データ入力手段により入力され前記画像データ記憶手段に記憶されたスチル画像データをスルー画像データの画素サイズにリサイズし、
前記姿勢変化検出手段は、前記リサイズ後のスチル画像データの一部を第1のモニタ領域とし、前記リサイズ後のスチル画像データ上の前記第1のモニタ領域の位置と、前記画像データ入力手段により入力された現在のスルー画像データ上の前記第1のモニタ領域に対応する領域の位置とを比較して、前記第1のモニタ領域の移動量を検出し、当該撮影装置の姿勢変化を求める、
ことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。 - 前記姿勢変化検出手段は、前記撮影指示手段による撮影指示の直前又は直後に前記画像データ入力手段により入力され前記画像データ記憶手段に記憶されたスルー画像データの一部を第1のモニタ領域とし、当該スルー画像データ上の前記第1のモニタ領域の位置と、前記画像データ入力手段により入力された現在のスルー画像データ上の前記第1のモニタ領域に対応する領域の位置とを比較して、前記第1のモニタ領域の移動量を検出し、当該撮影装置の姿勢変化を求める、
ことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。 - 前記姿勢変化検出手段は、前記第1のモニタ領域に対応する領域の位置に相当する前記表示画面上の位置が当該表示画面内から外れそうな場合に、前記第1モニタ領域に対して第2のモニタ領域を設ける、
ことを特徴とする請求項2又は3記載の撮影装置。 - 前記姿勢変化検出手段は、前記第2のモニタ領域を用いて前記第1のモニタ領域の移動量を検出する、
ことを特徴とする請求項4記載の撮影装置。 - 前記姿勢変化検出手段は、前記第1のモニタ領域を複数設ける、
ことを特徴とする請求項2又は3記載の撮影装置。 - 前記姿勢変化検出手段は、前記複数の第1のモニタ領域の移動量を検出して、当該撮影装置の姿勢変化を求める、
ことを特徴とする請求項6記載の撮影装置。 - 前記第1のモニタ領域に対応する領域の位置に相当する前記表示画面上の位置が当該表示画面内から外れた後に当該表示画面内に戻った場合に、前記姿勢情報表示手段は、前記姿勢変化検出手段により求められた姿勢変化を表わす視覚表示を前記画像データ入力手段により入力されている画像データに係る画像と共に表示画面に表示することを再開する、
ことを特徴とする請求項2又は3記載の撮影装置。 - 前記姿勢変化検出手段は、前記第1のモニタ領域に対応する領域の位置に相当する前記表示画面上の位置が当該表示画面内から外れた場合に、前記第2のモニタ領域を用いて前記第1のモニタ領域の移動量を検出する、
ことを特徴とする請求項4記載の撮影装置。 - 前記姿勢情報表示手段は、前記姿勢変化検出手段により求められた姿勢変化を表わす視覚表示を、傾きと位置を表す枠として表示する、
ことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。 - 撮影装置で行われる表示方法であって、
撮影指示が行われた時点に対する現在の時点の前記撮影装置の姿勢変化を求め、
求めた前記撮影装置の姿勢変化を表わす視覚表示を、入力されているスルー画像データに係るスルー画像と共に、表示画面に表示する、
ことを特徴とする表示方法。 - 撮影装置のコンピュータに実行されるプログラムであって、前記コンピュータを、
撮影指示手段により撮影指示が行われた時点に対する現在の時点の前記撮影装置の姿勢変化を求める姿勢変化検出手段、
前記姿勢変化検出手段により求められた姿勢変化を表わす視覚表示を、画像データ入力手段により入力されているスルー画像データに係るスルー画像と共に、表示画面に表示する姿勢情報表示手段、
として機能させるためのプログラム。
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