JP2008305525A - 光ピックアップおよび光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】性能の向上を図る上で有利な光ピックアップおよび光ディスク装置を提供する。
【解決手段】第1、第2の光源48A、48Bから出射され互いに波長が異なる第1、第2の光ビームの偏光方向がダイクロイックプリズム52の薄膜5202に対してP偏光となるため、薄膜5202を透過あるいは反射された光ビームに対して位相差が付与されず、したがって、位相差ミラー58による直線偏光から円偏光への変換と、円偏光から直線偏光への変換が確実に行われ、光源から出射される光ビームの偏光方向と戻り光の偏光方向とがなす角度を確実に90度とすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数種類の波長の光を用いて光ディスクに信号の記録や再生を行う光ピックアップおよびそのような光ピックアップを有する光ディスク装置に関する。
現在、互いに異なる波長の光を用いて記録および/または再生を行う光ディスク、例えば、CD、DVD(Digital Versatile Disk)およびBD(Blu−ray Disk)などが提供されており、このような種類の異なる光ディスクを使用可能な光ピックアップが提供されている。
このような光ピックアップの光学系は、波長が異なる複数の光源と、各光源から出射される光ビームを同一の光路を介して光ディスクに導くための光路合成用の光学素子と、光ディスクに光ビームを導くとともに、光ディスクで反射された反射光ビームを受光素子に導く光アイソレータなどを含んで構成されている。
近年、このような光アイソレータとして、対物レンズの直前に配置された立ち上げミラーに位相差膜を形成することで、1/4波長板と同様の機能を持たせた位相差ミラーと、ビームスプリッターとを組み合わせた構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−98350
ところで、位相差ミラーで反射される直線偏光の光ビームに対して1/4波長分の位相差を正確に与えるためには、位相差ミラーに入射される直線偏光の偏光方向を正確に所定角度(例えば45度)傾ける必要がある。したがって、位相差ミラーに対して各光源を該光源から出射される光ビームの光軸周りに所定角度傾ける必要がある。
一方、光路合成用の光学素子は、該光学素子自身が所有する位相差により、それを透過あるいは反射する直線偏光の光ビームの偏光方向がP偏光またはS偏光からずれている場合、すなわち、前記所定角度傾斜している場合には、透過あるいは反射する光ビームに位相差を与えることになる。
このような位相差が与えられた光ビームが位相差ミラーに入射されると、位相差ミラーで反射された光ビームが円偏光ではなく楕円偏光となり、光アイソレータによる光分離が適切になされず、光源に対する戻り光が生じて光源から出射される光ビームに雑音が発生したり、あるいは、光ディスクに導かれる光ビームの光量が低下したりする不都合が生じ、光ピックアップの性能の向上を図る上で不利がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、その目的は性能の向上を図る上で有利な光ピックアップおよび光ディスク装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、第1の波長を有する直線偏光の第1の光ビームを出射する第1の光源と、前記第1の波長と異なる第2の波長を有する直線偏光の第2の光ビームを出射する第2の光源と、前記第1、第2の光源を選択的に駆動する駆動手段と、前記第1の光源から出射された第1の光ビームが光ディスクに至る第1の光路と、前記第2の光源から出射された第2の光ビームが前記光ディスクに至る第2の光路とを備え、前記第1、第2の光路は、それら光路の途中で交差すると共にその交差した箇所から前記光ディスクに至るまでそれら第1の光路と第2の光路とが合わさった第3の光路を有し、前記第1の光路と前記第2の光路とが交差した箇所に光路合成用光学素子が設けられ、前記第3の光路に、所定の反射率で光を反射しかつ所定の透過率で光を透過する光路分離用光学素子が設けられ、前記第3の光路で、前記光路分離用光学素子と前記光ディスクとの間に、前記第1、第2の光ビームに所定の位相差を付与する位相差付与用光学素子が設けられ、前記光ディスクで反射され前記位相差付与用光学素子を通過したのち前記光路分離用光学素子を透過した前記第1、第2の光ビームを受光する受光素子が設けられ、前記位相差付与用光学素子に入射される前記第1、第2の光ビームの双方の偏光方向がP偏光とS偏光との中間の角度となるように構成された光ピックアップであって、前記光路合成用光学素子に入射される前記第1、第2の光ビームの双方がP偏光またはS偏光となるように、前記第1、第2の光源と前記光路合成用光学素子が配置されていることを特徴とする。
また本発明は、光ディスクを保持して回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段によって回転駆動する光ディスクに対し記録および/または再生用の光ビームを照射し、前記光ディスクで反射された反射光ビームを検出する光ピックアップとを有する光ディスク装置であって、前記光ピックアップは、第1の波長を有する直線偏光の第1の光ビームを出射する第1の光源と、前記第1の波長と異なる第2の波長を有する直線偏光の第2の光ビームを出射する第2の光源と、前記第1、第2の光源を選択的に駆動する駆動手段と、前記第1の光源から出射された第1の光ビームが光ディスクに至る第1の光路と、前記第2の光源から出射された第2の光ビームが前記光ディスクに至る第2の光路とを備え、前記第1、第2の光路は、それら光路の途中で交差すると共にその交差した箇所から前記光ディスクに至るまでそれら第1の光路と第2の光路とが合わさった第3の光路を有し、前記第1の光路と前記第2の光路とが交差した箇所に光路合成用光学素子が設けられ、前記第3の光路に、所定の反射率で光を反射しかつ所定の透過率で光を透過する光路分離用光学素子が設けられ、前記第3の光路で、前記光路分離用光学素子と前記光ディスクとの間に、前記第1、第2の光ビームに所定の位相差を付与する位相差付与用光学素子が設けられ、前記光ディスクで反射され前記位相差付与用光学素子を通過したのち前記光路分離用光学素子を透過した前記第1、第2の光ビームを受光する受光素子が設けられ、前記位相差付与用光学素子に入射される前記第1、第2の光ビームの双方の偏光方向がP偏光とS偏光との中間の角度となるように構成された光ピックアップであって、前記光路合成用光学素子に入射される前記第1、第2の光ビームの双方がP偏光またはS偏光となるように、前記第1、第2の光源と前記光路合成用光学素子が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1、第2の光ビームの偏光方向が光路合成用光学素子に対してP偏光またはS偏光となるため、光路合成用光学素子に入射する光ビームに対して位相差が付与されず、したがって、位相差付与用光学素子による直線偏光から円偏光への変換と、円偏光から直線偏光への変換が確実に行われ、第1、第2の光源から出射される光ビームの偏光方向と戻り光の偏光方向とがなす角度を確実に90度とすることができるので、第1、第2の光源で発生する戻り光ノイズを効果的に抑制する上で有利となる。
(第1の実施の形態)
次に本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明の光ピックアップが組み込まれる光ディスク装置について説明する。
図1は、第1の実施の形態の光ピックアップ14が組み込まれた光ディスク装置10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、光ディスク装置10は、光ディスク2を回転駆動する駆動手段としてのスピンドルモータ12と、光ピックアップ14と、光ピックアップ14をその半径方向に動かす駆動手段としての送りモータ16とを備えている。ここで、スピンドルモータ12は、システムコントローラ18およびサーボ制御部20により所定の回転数で駆動制御される構成になっている。
信号変復調部およびECCブロック22は、信号処理部24から出力される信号の変調、復調およびECC(エラー訂正符号)の付加を行う。光ピックアップ14は、システムコントローラ18およびサーボ制御部20からの指令に従って回転する光ディスク2の信号記録面に対して光ビームを照射する。このような光照射により光ディスク2に対する光信号の記録、再生が行われる。
また、光ピックアップ14は、光ディスク2の信号記録面からの反射光ビームに基づいて、各種の光ビームを検出し、各光ビームに対応する信号を信号処理部24に供給できるように構成されている。
本実施の形態では、光ピックアップ14は、例えば、CDと、DVDと、BDといったような使用する光ビームの波長が異なる複数種類の光ディスク2に対して、記録および/または再生を行うように構成されている。
信号処理部24は、各光ビームに対応する検出信号に基づいてサーボ制御用信号、すなわち、後述するフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF信号、ランニングOPC処理に必要なモニタ信号(R−OPC信号)、記録時における光ディスクの回転制御を行うために必要なATIP信号などを生成できるように構成されている。また、再生対象とされる記録媒体の種類に応じて、サーボ制御部20、信号変調部およびECCブロック22等により、これらの信号に基づく復調および誤り訂正処理等の所定の処理が行われる。
ここで、信号変調部およびECCブロック22により復調された記録信号が、例えばコンピュータのデータストレージ用であれば、インタフェース26を介して外部コンピュータ28等に送出される。これにより、外部コンピュータ28等は光ディスク2に記録された信号を再生信号として受け取ることができるように構成されている。
また、信号変調部およびECCブロック22により復調された記録信号がオーディオ・ビジュアル用であれば、D/A、A/D変換器30のD/A変換部でデジタル/アナログ変換され、オーディオ・ビジュアル処理部32に供給される。そして、このオーディオ・ビジュアル処理部32でオーディオ・ビデオ信号処理が行われ、オーディオ・ビジュアル信号入出力部34を介して外部の撮像・映写機器に伝送される。
光ピックアップ14には送りモータ16が接続され、送りモータ16の回転によって光ピックアップ14が光ディスク2上の所定の記録トラックまで移動されるように構成されている。
サーボ制御部20は、スピンドルモータ12、送りモータ16の制御に加えて、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号に基づいて光ピックアップ14の対物レンズ60(図2)のフォーカシング方向、トラッキング方向の制御を行い、さらに、ラジアルスキューの制御を行なう。
また、レーザ制御部36は、光ピックアップ14のレーザ光源を制御するものであり、本実施の形態では、後述するように第1、第2の光源48A、48Bの双方を制御するものであり、ドライバ45(図2)を含んで構成されている。言い換えると、レーザ制御部36は、第1、第2の光源48A、48Bを選択的に駆動する駆動手段を構成している。
次に、本実施の形態の光ピックアップ14について説明する。
図2は光ピックアップ14の構成を示す斜視図である。
図2に示すように、光ディスク装置10の筐体を構成するフレーム上で、光ディスク2の記録面と平行する平面上において互いに間隔をおいて平行するメインガイド軸40、サブガイド軸42が設けられている。
光ピックアップ14は板状のスライドベース38を含んで構成され、スライドベース38の両側に設けられた軸受け部3802、3804にメインガイド軸40、サブガイド軸42が挿通されることでスライドベース38が光ディスク2の半径方向にスライド移動可能に支持されている。
スライドベース38が光ディスク2に臨む上面には、第1、第2の光源48A、48B(図3)を駆動するためのドライバ45などの電子部品が実装された基板44と、ハウジング46とが組み付けられている。
言い換えると、基板44は、後述する第1の光源48Aと光ディスク2との間に配置されている。
光ピックアップ14の光学系15(図3)はスライドベース38およびハウジング46に組み込まれている。
光学系15のうち後述する対物レンズ60は、ハウジング46の開口を介して光ディスク2に臨むように設けられている。
図3は光ピックアップ14の光学系15を光ディスク2側から見た平面図、図4は図3のA矢視図、図5は図3のB矢視図である。
図3、図4、図5に示すように、光ピックアップ14の光学系15は、第1、第2の光源48A、48B、第1、第2の回折格子50A、50B、ダイクロイックプリズム52、ビームスプリッタプレート54、コリメータレンズ56、位相差ミラー58、対物レンズ60、PDIC62などを含んで構成されている。
第1、第2の光源48A、48Bは互いに波長が異なる直線偏光の光ビームを出射するものであり、言い換えると、第1の光源48Aは第1の波長を有する直線偏光の第1の光ビームを出射し、第2の光源48Bは第1の波長と異なる第2の波長を有する直線偏光の第2の光ビームを出射する。
本実施の形態では、第1、第2の光源48A、48Bは半導体レーザで構成され、第1の光源48Aは第1の光ビームとしてCD用の波長の光ビームを出射し、第2の光源48Bは第2の光ビームとして第1の光ビームよりも波長が短いDVD用の波長の光ビームを出射する。なお、第1の光源48Aが第1の光ビームとしてBD用の波長の光ビームを出射し、第2の光源48Bが第2の光ビームとして第1の光ビームよりも波長が長いCD用、DVD用の波長の光ビームを出射するようにしてもよく、また、第1、第2の光源48A,48Bの位置を入れ替えてもよく、第1、第2の光源48A、48Bの光ビームの波長と配置位置は任意である。
第1、第2の光源48A、48Bは、レーザダイオードのチップを収容保持する矩形板状のパッケージ4802を有し、パッケージ4802は厚さと厚さよりも大きな寸法の幅と幅よりも大きな寸法の長さとを有している。
パッケージ4802の長さ方向の一端に位置する側面が光ビームの出射面4804として形成されている。
パッケージ4802の長さ方向の他端に位置する側面には、複数の接続端子4806が幅方向に間隔をおいて突設されている。
接続端子4806は、図2に示すように、フレキシブル基板4810および基板44を介してドライバ45に電気的に接続されている。
ドライバ45からの駆動信号が接続端子4806に供給されることで第1、第2の光源48A、48Bが駆動され、光ビームが出射面4804から出射されるように構成されている。
本実施の形態では、第1、第2の光源48A、48Bから出射される直線偏光の偏光方向は、パッケージ4802の幅方向と平行している。
第1、第2の光源48A、48Bはスライドベース38に組み込まれている。
また、図8に示すように、第2の光源48Bは、接続端子4806および接続端子4806寄りのパッケージ4802部分が基板44の開口を通って光ディスク2側に突出して光ディスク2に臨むように、パッケージ4802の出射面4804寄りの部分がスライドベース38に保持されている。言い換えると、第2の光源48Bは、出射面4804と反対に位置するパッケージ4802部分に接続端子4806が設けられ、この接続端子4806および接続端子4806寄りのパッケージ4802部分が光ディスク2に近い箇所に位置し光ディスク2に臨んでいる。
したがって、第2の光源48Bは、パッケージ4802および接続端子4806が光ディスク2の回転に伴って生じる空気流が当たる箇所に設けられていることになり、また、図2に示すように、第2の光源48Bはドライバ45に近接した箇所に配置されていることになる。
図3乃至図5に示すように、第1の光源48Aから出射された第1の光ビームが光ディスク2に至る第1の光路と、第2の光源から出射された第2の光ビームが光ディスク2に至る第2の光路とが設けられている。
さらに、第1、第2の光路は、それら光路の途中で交差すると共にその交差した箇所から光ディスク2に至るまでそれら第1の光路と第2の光路とが合わさった第3の光路を有し、第1の光路と第2の光路とが交差した箇所に光路合成用光学素子を構成するダイクロイックプリズム52が設けられている。
本実施の形態では、第1の光源48Aから出射された第1の光ビームがダイクロイックプリズム52に至る第1の光路部分の光軸と、第2の光源48Bから出射された第2の光ビームがダイクロイックプリズム52に至る第2の光路部分の光軸とが直交している。
なお、第1の光源48Aから出射された第1の光ビームがダイクロイックプリズム52に至る第1の光路部分の光軸と、第2の光源48Bから出射された第2の光ビームがダイクロイックプリズム52に至る第2の光路部分の光軸とが直交するか、あるいは、所定角度で交差するかは任意である。
図4に示すように、第1の光路部分の光軸を含み光ディスク2の記録面と平行する平面を第1の仮想平面P1とし、第1の光路部分の光軸を含み第1の仮想平面P1に対して45度の角度で交差する仮想平面を第2の仮想平面P2とする。
第1の光源48Aは第1の仮想平面P1と第2の仮想平面P2とが交差する箇所に配置され、第1の光源48Aは、第1の光路部分の光軸が、第1、第2の仮想平面P1、P2が交差する線上に沿って延在し、かつ、図6に示すように、第1の光源48Aの第1の光ビームの偏光方向が第2の仮想平面P2と平行するように配置されている。
また、第2の光源48Bは第2の仮想平面P2上に配置され、第2の光源48Bは、第2の光路部分の光軸が第2の仮想平面P2に沿って延在し、図7に示すように、第2の光源48Bの光ビームの偏光方向が第2の仮想平面P2と平行するように配置されている。
言い換えると、第2の光源48Bから出射された第2の光ビームがダイクロイックプリズム52に至る第2の光路部分は第2の仮想平面P2上を延在しており、したがって、第2の光路部分は、第1の仮想平面P1に対して交差しており、本実施の形態では、45度の角度で交差している。
また、第2の光源48Bは、第1の仮想平面P1と直交する方向において、第1の仮想平面P1と光ディスク2の記録面との間の箇所に配置されている。
第1の回折格子50Aは第1の光源48Aから出射される第1の光ビームを回折することで複数の光ビーム、例えば、1つのメインビームと2つのサブビームを生成するものである。
第2の回折格子50Bは第2の光源48Bから出射される第2の光ビームを回折することで複数の光ビーム、例えば、1つのメインビームと2つのサブビームを生成するものである。
第1の回折格子50Aは、第1の光源48A前方の第1の光路部分上に配置され、第2の回折格子50Bは第2の光源48B前方の第2の光路部分上に配置されている。
言い換えると、第1の回折格子50Aは第1の仮想平面P1上に配置され、第2の回折格子50Bは第2の仮想平面P2上に配置されている。
したがって、第2の回折格子50Bは、第1の仮想平面P1と直交する方向において、第1の仮想平面P1と光ディスク2との間の箇所に配置されている。
このような回折格子50A、50Bとして従来公知のさまざまな回折格子が採用可能である。
なお、第1、第2の回折格子50A、50Bは、トラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号の生成方法に対応して設けられるものであり、トラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号の生成方法によっては省略することができる。
ダイクロイックプリズム52は、第1の仮想平面P1上に配置されている。
ダイクロイックプリズム52は、図3、図6、図7に示すように、第1の光源48Aからの第1の光ビームと第2の光源48Bからの第2の光ビームとの双方を同一の光路を介して光ディスク2に導くための光路合成用光学素子を構成するものである。
図6、図7に示すように、ダイクロイックプリズム52は、本実施の形態では、2つの同形同大の直角プリズムを接合することで構成されキューブ状(立方体状)を呈し、特定の波長の光を反射し、他の波長の光を透過する薄膜5202を有している。
本実施の形態では、薄膜5202は、第1の光源48Aの第1の光ビームを透過し、第2の光源48Bの第2の光ビームを反射するように形成されている。
詳細に説明すると、図6に示すように、ダイクロイックプリズム52は、第1の光源48Aの光ビームが入射される第1の入射面52Aと、第1の入射面52Aと直交し第2の光源48Bの光ビームが入射される第2の入射面52Bと、第2の入射面52Bと対向し光ビームが出射される出射面52Cと、2つの直角プリズムの接合面、すなわち第1、第2の入射面52A、52Bおよび出射面52Cの3つの面に対して45度の角度を持って交差する平面上を延在する接合面52Dとを有し、この接合面52Dに沿って薄膜5202が延在形成されている。したがって、第1の光路部分の光軸と第2の光路部分の光軸とは薄膜5202上において直交することになる。
ここでP偏光とS偏光について説明すると、光線と、この光線が入射する面の法線とを含む平面を入射面とした場合に、入射面と平行な方向に偏光方向を有する直線偏光をP偏光といい、入射面と直交する方向に偏光方向を有する直線偏光をS偏光という。
すなわち、上記薄膜5202は次のような光学特性を有している。
薄膜5202に対して入射する直線偏光の光ビームがP偏光である場合、あるいは、S偏光である場合には薄膜5202を透過あるいは反射した光ビームに対して位相差が加わることがなく、したがって、薄膜5202を透過あるいは反射した光ビームは直線偏光のままダイクロイックプリズム52から出射される。
一方、薄膜5202に対して入射する直線偏光の光ビームの偏光方向がP偏光とS偏光との中間の角度である場合には薄膜5202を透過あるいは反射した光ビームに対して位相差が加わり、したがって、薄膜5202を透過あるいは反射した光ビームは楕円偏光に変換された状態でダイクロイックプリズム52から出射される。
本明細書においては、ダイクロイックプリズム52などの光学素子が、その光学素子を透過あるいは反射した光に位相差を与える性質を有している場合にその光学素子がP−S位相差を有しているという。
したがって、本実施の形態では、ダイクロイックプリズム52はP−S位相差を有していることになるが、上述したように、薄膜5202に対して入射する直線偏光の光ビームがP偏光かS偏光である場合には上記P−S位相差に拘わらず、薄膜5202を透過あるいは反射した光ビームは直線偏光が維持される。
一方、薄膜5202に対して入射する直線偏光の光ビームの偏光方向がP偏光とS偏光の中間の角度である場合には上記P−S位相差に応じて、薄膜5202を透過あるいは反射した光ビームに位相差が与えられ楕円偏光に変換される。
さらに、本実施の形態では、第1、第2の光源48A、48Bとダイクロイックプリズム52は、第1の光路を介して薄膜5202に入射する入射される第1の光ビームと、第2の光路を介して薄膜5202に入射する第2の光ビームとの双方がP偏光となるように配置されている。
ビームスプリッタプレート54は、第3の光路上においてダイクロイックプリズム52と光ディスク2との間に設けられており、言い換えると、ビームスプリッタプレート54は、ダイクロイックプリズム52と位相差ミラー58との間に設けられている。
また、本実施の形態では、ビームスプリッタプレート54は第1の仮想平面P1上に配置されている。
ビームスプリッタプレート54は、後述する位相差ミラー58とともに、各光源48A、48Bからの光ビームを第3の光路を介して光ディスク2に導く光路(往路)と、光ディスク2による反射光ビームをPDIC62に導く光路(復路)とを分離する光アイソレータを構成するものである。
言い換えると、光ディスク2で反射された第1の光ビームまたは第2の光ビームは、光ディスク2からビームスプリッタプレート54まで第3の光路部分を通り、ビームスプリッタプレート54を透過したのち第4の光路を通ってPDIC62に導かれることになる。
また、図3に示すように、第1の光源48Aからビームスプリッタプレート54に至る第1の光路部分L1と、第4の光路とは第1の仮想平面P1上に(同一平面上に)位置している。
ビームスプリッタプレート54は、図3に示すように、透明なガラス基材54Aの表面に誘電体多層膜あるいは金属薄膜などからなる薄膜54Bが形成されているものであり、この薄膜54Bは、所定の反射率で光を反射しかつ所定の透過率で光を透過する光路分離用光学素子を構成するものである。
本実施の形態では、ビームスプリッタプレート54はそれに入射する直線偏光の偏光方向に対応して異なる反射率および透過率を有している。
本実施の形態では、ビームスプリッタプレート54は、第3の光路部分を介して薄膜54Bに入射する第1の光ビームの偏光方向と、第3の光路部分を介して薄膜54Bに入射する第2の光ビームの偏光方向との双方がP偏光とS偏光との中間の角度である45度の傾きをもつように配置されている。
ここでビームスプリッタプレート54の薄膜54Bの反射率および透過率について詳細に説明する。
薄膜54Bの反射率および透過率を下記のとおりとする。
P偏光に対する反射率:Rp
S偏光に対する反射率:Rs(>Rp)
P偏光に対する透過率:Tp
S偏光に対する透過率:Ts(<Tp)
したがって、薄膜54BはP偏光に対しては大部分を透過し一部の光を反射し、S偏光に対しては大部分を反射し一部を透過することになる。
一方、薄膜54Bに対してP偏光とS偏光の中間の偏光角度、例えば45度を有する直線偏光が入射した場合の反射率Rxと透過率Txは概ね次の通りである。
反射率Rxは、反射率Rpと反射率Rsの平均値((Rp+Rs)/2)となる。
透過率Txは、透過率Tpと透過率Tsの平均値((Tp+Ts)/2)となる。
本実施の形態での数値例を示すと以下の通りである。
Rp=77%
Rs=87%
Tp=21.5%
Ts=11.5%
Rx=82%
Tx=16.5%
すなわち、薄膜54Bに対してP偏光とS偏光の中間の偏光角度の光ビームが入射した場合には、82%の光ビームが薄膜54Bで反射され、16.5%の光ビームが薄膜54Bを透過することになる。
なお、薄膜54Bの反射率Rp、Rs、透過率Tp、Tsの数値は設計により任意に設定されるものである。
コリメータレンズ56は、第3の光路上においてビームスプリッタプレート54と位相差ミラー58との間で第1の仮想平面P1上に配置されている。
コリメータレンズ56は、第1、第2の光源48A、48Bから出射されダイクロイックプリズム52とビームスプリッタプレート54を介して入射された第1、第2の光ビームを平行光に変換して位相差ミラー58を介して対物レンズ60に導くとともに、光ディスク2で反射され対物レンズ60および位相差ミラー58を介して導かれた反射光ビーム(第1、第2の光ビーム)を収束してビームスプリッタプレート54を介してPDIC62に導くものである。
位相差ミラー58は、第1、第2の光ビームに所定の位相差を付与する位相差付与用光学素子を構成するものであり、第3の光路上においてコリメータレンズ56の前方で第1の仮想平面P1上に配置されている。
言い換えると、位相差ミラー58は、第3の光路で、ビームスプリッタプレート54と光ディスク2との間に配置されている。
位相差ミラー58は、コリメータレンズ56の光軸と対物レンズ60の光軸とが直交する箇所に配置され、言い換えると、コリメータ56の光軸に対して45度の角度を持って上方に向かって(対物レンズ60に向かって)傾斜して設けられている。
位相差ミラー58は、透明なガラス基材58Aと、ガラス基材58Aの背面に形成された反射膜58Bとを備えている。
反射膜58Bは、この反射膜58Bに入射された直線偏光の光ビームに対して1/4波長分の位相差を与えて反射する機能を有するものである。
詳細には、反射膜58Bは、該反射膜58Bに対して入射される直線偏光の偏光方向がP偏光とS偏光との所定の中間角度、本実施の形態では、45度である場合に、反射膜58Bに入射された直線偏光の光ビームに対して1/4波長分の位相差を与えることにより、入射された直線偏光を円偏光に変換して反射し後述する対物レンズ60を介して光ディスク2に照射するものである。
本実施の形態では、位相差ミラー58は、ビームスプリッタプレート54で反射された光ビームの偏光方向がP偏光とS偏光との中間の角度である所定角度(本実施の形態では、45度)となるように配置されている。
なお、反射膜58Bは該反射膜58Bに入射される直線偏光の偏光方向が前記所定の中間角度に対してずれていると、反射膜58Bに入射された直線偏光の光ビームに対して1/4波長分の位相差からずれた位相差を与えることにより、入射された直線偏光は円偏光ではなく楕円偏光に変換されて反射されることになる。
また、反射膜58Bは、光ディスク2で反射された反射光ビームを後述する対物レンズ60を介して反射膜58Bに入射される円偏光の光ビームに対して1/4波長分の位相差を与えることにより、入射された円偏光を直線偏光に変換して反射しコリメータレンズ56に導くものである。
この場合、反射膜58Bによって1/4波長分の位相差が光に付与されることにより、コリメータレンズ56から反射膜58Bに入射される光ビームの直線偏光の偏光角度と、反射膜58Bからコリメータレンズ56に反射される光ビーム(反射光ビーム)の直線偏光の偏光角度とは90度ずれることになる。
なお、反射膜58Bは、例えば、位相差を与える位相差膜と、光を反射する全反射膜とを含んで構成されるなど任意であり、位相差ミラー58は入射される直線偏光の光ビームに対して1/4波長分の位相差を与えて反射するとともに、入射される円偏光の光ビームに対して1/4波長分の位相差を与えて反射する機能を有していればよく、従来公知のさまざまな位相差ミラー58が採用可能である。
対物レンズ60は、第1、第2の光ビームを光ディスク2の記録面に照射するものであり、第3の光路上において位相差ミラー58と光ディスク2の記録面との間の箇所に配置されている。
したがって、対物レンズ60は、第1の仮想平面P1と直交する方向において、第1の仮想平面P1と光ディスク2との間の箇所に配置されている。
すなわち、対物レンズ60は、位相差ミラー58を介して入射された円偏光の光ビームを光ディスク2の記録面に収束することで光ビームに対応したスポットを形成するとともに、光ディスク2の記録面で反射された円偏光の反射光ビームを位相差ミラー58に導くものである。
PDIC62は第4の光路上において第1の仮想平面P1上に配置されている。
PDIC62は、光ディスク2から位相差ミラー58、コリメータレンズ56、ビームスプリッタプレート54を介して導かれた反射光ビームを受光して受光信号を生成するものであり、受光素子と該受光素子から出力された検出信号を増幅しあるいは演算する電気回路を含んでいる。
また、図3において符号64は、第1、第2の光源48A、48Bから出射されビームスプリッタプレート54を透過した光ビームを受光することで第1、第2の光源48A、48Bの出射パワーをモニタするためのフロントパワーモニター用の受光素子である。
受光素子64は第1の仮想平面P1上に配置されている。
受光素子64の検出信号はレーザ制御部36にフィードバックされ第1、第2の光源48A、48Bの駆動制御に供される。
次に、光学系15の動作について説明する。
まず、第1の光源48Aが動作し、第2の光源48Bが動作しない場合について説明する。
図3乃至図5、図6に示すように、第1の光源48Aから出射された直線偏光の第1の光ビームは、第1の光路部分を介して第1の回折格子50Aを通過し、ダイクロイックプリズム52の薄膜5202を透過し、第3の光路部分を介してビームスプリッタプレート54に至りその薄膜54Bで反射される。
薄膜54Bに入射する第1の光ビームの偏光方向はP偏向とS偏光との中間の45度の角度をもって傾いているため、光ビームは前述した反射率Rxで反射されることになる。
また、薄膜54Bに入射する第1の光ビームの偏光方向の角度に対して、薄膜54Bで反射された第1の光ビームの偏光方向の角度も同じ角度が維持されている。
薄膜54Bで反射された第1の光ビームはコリメータレンズ56を通過して位相差ミラー58で反射される。
この際、第1の光ビームの偏光方向の角度は45度が維持されているため、位相差ミラー58によって1/4波長分の位相差が正確に第1の光ビームに付与され、円偏光に変換される。
円偏光に変換された第1の光ビームは対物レンズ60を介して光ディスク2に照射され、光ディスク2で反射された反射光ビーム(第1の光ビーム)は円偏光の状態で再び位相差ミラー58で反射される。
この際、反射光ビームは位相差ミラー58によって1/4波長分の位相差が付与され、位相差ミラー58に入射した際の直線偏光の偏光方向(第1の光源48Aから出射された際の偏光方向)に対して90度異なる偏光方向の直線偏光の反射光ビームに変換される。
この反射光ビームはコリメータレンズ56を介してビームスプリッタプレート54に至り、その薄膜54Bを透過する。
薄膜54Bに入射する反射光ビームの偏光方向はP偏向とS偏光との中間の角度をもって傾いているため、反射光ビームは前述した透過率Txで透過されることになる。
透過された反射光ビームは第4の光路を介してPDIC62に導かれPDIC62から検出信号が出力される。
なお、薄膜54Bに入射した反射光ビームの一部は、薄膜54Bにおいて反射率Rxで反射されたのちダイクロイックプリズム52を介して第1の光源48Aに戻り光として戻ることなる。
しかしながら、この反射光ビームは位相差ミラー58によって第1の光源48Aから出射された際の偏光方向に対して90度異なる偏光方向の直線偏光となっているため、戻り光によって発生するノイズが効果的に抑制されることになる。
次に、第1の光源48Aが動作せず、第2の光源48Bが動作する場合について説明する。
図3乃至図5、図7に示すように、第2の光源48Bから出射された直線偏光の第2の光ビームは、第2の光路部分を介して第2の回折格子50Bを通過し、ダイクロイックプリズム52の薄膜5202で反射され、第3の光路部分を介してビームスプリッタプレート54に至りその薄膜54Bで反射される。
薄膜54Bに入射する第2の光ビームの偏光方向はP偏向とS偏光との中間の45度の角度をもって傾いているため、第2の光ビームは前述した反射率Rxで反射されることになる。
また、薄膜54Bに入射する第2の光ビームの偏光方向の角度に対して、薄膜54Bで反射された第2の光ビームの偏光方向の角度も同じ角度が維持されている。
薄膜54Bで反射された第2の光ビームはコリメータレンズ56を通過して位相差ミラー58で反射される。
この際、第2の光ビームの偏光方向の角度は45度が維持されているため、位相差ミラー58によって1/4波長分の位相差が正確に光ビームに付与され、円偏光に変換される。
円偏光に変換された第2の光ビームは対物レンズ60を介して光ディスク2に照射され、光ディスク2で反射された反射光ビーム(第2の光ビーム)は円偏光の状態で再び位相差ミラー58で反射される。
この際、反射光ビームは位相差ミラー58によって1/4波長分の位相差が付与され、位相差ミラー58に入射した際の直線偏光の偏光方向(第2の光源48Bから出射された際の偏光方向)に対して90度異なる偏光方向の直線偏光の反射光ビームに変換される。
この反射光ビームはコリメータレンズ56を介してビームスプリッタプレート54に至り、その薄膜54Bを透過する。
薄膜54Bに入射する反射光ビームの偏光方向はP偏向とS偏光との中間の角度をもって傾いているため、反射光ビームは前述した透過率Txで透過されることになる。
透過された反射光ビームは第4の光路を介してPDIC62に導かれPDIC62から検出信号が出力される。
なお、薄膜54Bに入射した反射光ビームの一部は、薄膜54Bにおいて反射率Rxで反射されたのちダイクロイックプリズム52を介して第2の光源48Bに戻り光として戻ることなる。
しかしながら、前述の場合と同様に、反射光ビームは位相差ミラー58によって第2の光源48Bから出射された際の偏光方向に対して90度異なる偏光方向の直線偏光となっているため、戻り光によって発生するノイズが効果的に抑制されることになる。
以上説明したように本実施の形態によれば、次の効果が奏される。
第1、第2の光源48A、48Bから出射され互いに波長が異なる第1、第2の光ビームの偏光方向がダイクロイックプリズム52の薄膜5202に対してP偏光となるため、薄膜5202を透過あるいは反射された光ビームに対して位相差が付与されず、したがって、位相差ミラー58による直線偏光から円偏光への変換と、円偏光から直線偏光への変換が確実に行われ、光源から出射される光ビームの偏光方向と戻り光の偏光方向とがなす角度を確実に90度とすることができる。
したがって、第1、第2の光源48A、48Bに対する戻り光によって第1、第2の光源48A、48Bで発生する戻り光ノイズを効果的に抑制でき光ピックアップ14の性能の向上を図る上で有利となる。
また、1/4波長分の位相差を第1、第2の光ビームに付与する構成として位相差ミラー58を用いた場合は、1/4波長板を用いる場合に比較して、位相差ミラー58の光学的な特性上、位相差ミラー58に対して入射する直線偏光の光ビームの偏光方向の所定角度(45度)からのずれ量に対して、位相差ミラー58による直線偏光から円偏光への変換時に楕円偏光となりやすい傾向が顕著である。
しかしながら、本実施の形態では、第1、第2の光源48A、48Bから出射される第1、第2の光ビームの偏光方向がダイクロイックプリズム52の薄膜5202に対してP偏光となることから、ダイクロイックプリズム52から出射される光ビームに付与される位相差が無いため、上述のような楕円偏光を生じさせることなく位相差ミラー58を使用することができる。すなわち、第1、第2の光ビームを対物レンズ60に導く立ち上げミラーと1/4波長板との2つの部品を用いる構成に比較して、単一の位相差ミラー58を設ければよいので部品点数を削減できコスト低減と小型化を図る上で有利となる。
また本実施の形態では、光ディスク2で反射された第1、第2の光ビームは、光ディスク2からビームスプリッタプレート54まで第3の光路部分を通り、ビームスプリッタプレート54を透過したのち第4の光路を通ってPDIC62に導かれ、第1の光源48Aからビームスプリッタプレート54に至る第1の光路部分L1と、第4の光路L4とが第1の仮想平面P1上に位置し、第2の光源48Bから出射された第2の光ビームがダイクロイックプリズム52に至る第2の光路部分は第1の仮想平面P1に対して交差している。
したがって、第1の仮想平面P1と直交する方向において、第1の仮想平面P1上に配置されたPDIC62と、第2の光源48Bとを離間させことができるため、PDIC62と第2の光源48Bとのレイアウトの自由度を確保する上で有利となる。
特に、第1の仮想平面P1上に第2の光源48BとPDIC62とが配置されるレイアウトでは、光学設計上、第2の光源48BとPDIC62との距離が十分に確保できず両者が干渉する場合があるため、光学設計が制約を受ける不利があった。
これに対して、本実施の形態では、そのような光学設計上の制約がなくなるため、光学設計の自由度と光学部品のレイアウトの自由度との双方を確保する上で有利となる。
また、本実施の形態では、上述のように第2の光路部分を第1の仮想平面P1に対して交差するようにし、第2の光源48Bを第1の光源48Aよりも光ディスク2に近い箇所に位置させ、第2の光源48Bのパッケージ4802および接続端子4806を光ディスク2の回転に伴って発生する空気流が当たる箇所に設けた。
したがって、回転駆動される光ディスク2によって生じる空気流が第2の光源48Bのパッケージ4802および接続端子4806に当たることで、第2の光源48Bを前記空気流によって効果的に冷却することができ、放熱性を高め、第2の光源48Bの動作の安定化を図る上で有利となる。
また、第2の光源48Bの冷却をするためのヒートシンクや放熱グリスなどを省略することができるので部品コストの削減を図る上でも有利となる。
また、本実施の形態では、第2の光源48Bに駆動信号を供給するドライバ45が第1の光源48Aと光ディスク2との間に配置された基板44に実装され、上述のように第2の光路部分を第1の仮想平面P1に対して交差するようにすることで第2の光源48Bをドライバ45に近接した箇所に配置した。
そのため、第2の光源48Bの接続端子4806とドライバ45とを電気的に接続するフレキシブル基板4810を含む配線部分の距離を短縮して前記配線部分の電気抵抗を低減でき、したがって、ドライバ45から第2の光源48Bに供給される駆動信号を効率よく伝達する上で有利となる。
特に、ドライバ45から第2の光源48Bに供給される駆動信号に高周波信号が重畳されている場合、この高周波信号の損失の低減を図ることができ駆動信号を効率よく供給する上でより有利となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、ビームスプリッタプレートの構成および配置以外は第1の実施の形態と同様であるため、以下では図3乃至図7を流用して説明する。
ビームスプリッタプレート54は、P偏光およびS偏光の一方を反射し他方を透過する偏光ビームスプリッタで構成されている。
本実施の形態では、ビームスプリッタプレート54は、P偏光を反射し、S偏光を透過するように構成されている。
したがって、ビームスプリッタプレート54の反射率と透過率は次のようになっている。
P偏光に対する反射率:Rp
S偏光に対する反射率:Rs(>>Rp)
P偏光に対する透過率:Tp
S偏光に対する透過率:Ts(<<Tp)
また、ビームスプリッタプレート54は、第1、第2の光源48A、48Bからダイクロイックプリズム52を通過して入射する第1、第2の光ビームの偏光方向がP偏光およびS偏光の一方となり、かつ、位相差ミラー58を通過して入射する反射光ビーム(第1、第2の光ビーム)の偏光方向がP偏光およびS偏光の他方となるように配置されている。
本実施の形態では、ビームスプリッタプレート54は、第1、第2の光ビームの偏光方向がS偏光となり、かつ、位相差ミラー58を通過して入射する反射光ビーム(第1、第2の光ビーム)の偏光方向がP偏光となるように配置されている。
したがって、第1、第2の光源48A、48Bからダイクロイックプリズム52を通過してビームスプリッタプレート54に入射する第1、第2の光ビームの大半がコリメータレンズ56、位相差ミラー58、対物レンズ60を介して光ディスク2に導かれる。
また、光ディスク2で反射され対物レンズ60、位相差ミラー58、コリメータレンズ56を介してビームスプリッタプレート54に入射する反射光ビーム(第1、第2の光ビーム)は、その大半がビームスプリッタプレート54を透過してPDIC62に導かれる。
このような構成においても第1の実施の形態と同様の作用効果が奏されることは無論のこと、反射光ビームがビームスプリッタプレート54を透過する際の透過率を確保する上で有利となり、PDIC62に導かれる反射光ビームの光量を確保できる。
そのため、第1、第2の光源48A、48Bの省電力化を図れ、そのため第1、第2の光源48A、48Bの発熱量の低下を図る上で有利となる。また、PDIC62で生成される検出信号の大きさを確保でき信号品質の向上を図る上で有利となる。
なお、第2の実施の形態では、ビームスプリッタプレート54がS偏光を反射し、P偏光を透過するように構成されている場合について説明したが、ビームスプリッタプレート54がP偏光を反射し、S偏光を透過するように構成されていてもよいことは無論である。
その場合、ビームスプリッタプレート54の反射率と透過率は次のようにすればよい。
P偏光に対する反射率:Rp
S偏光に対する反射率:Rs(<<Rp)
P偏光に対する透過率:Tp
S偏光に対する透過率:Ts(>>Tp)
なお、上述した各実施の形態では、光路合成用光学素子としてダイクロイックプリズム52を用いた場合について説明した。
光路合成用光学素子としては、このようなダイクロイックプリズム52の他に、透明な板状の基材の表面にダイクロイックプリズム52の薄膜5202と同様の薄膜を形成したダイクロイックミラーを用いることも考えられる。
前述したように、ダイクロイックプリズム52は該ダイクロイックプリズム52(薄膜5202)を透過あるいは反射した光に位相差を与える性質(P−S位相差)を有しているが、ダイクロイックプリズム52のP−S位相差はダイクロイックミラーのP−S位相差よりも比較的大きく、言い換えると、ダイクロイックプリズム52よりもダイクロイックミラーの方が光路合成用光学素子としての光学特性上有利なものとなっている。
しかしながら、ダイクロイックミラーはその外形形状が板状であることからハウジング46に対する取り付け精度を確保することが難しく調整作業が煩雑で製造コストの低減を図る上で不利がある。
これに対して、ダイクロイックプリズム52はその外形形状が立方体であることからハウジング46に対する取り付け精度が確保しやすく調整作業が簡単で済み製造コストの低減を図る上で有利となっている。
すなわち、実施の形態によれば、コスト面で有利なダイクロイックプリズム52を用いつつ第1、第2の光源で発生する戻り光ノイズを効果的に抑制できる効果が奏される。
また、各実施の形態では、光路合成用光学素子に入射される第1、第2の光ビームがP偏光である場合について説明したが、光路合成用光学素子に入射される第1、第2の光ビームをS偏光としてもよいことは無論である。
また、各実施の形態では、光路分離用光学素子としてビームスプリッタプレート54を用いた場合について説明したが、光路分離用光学素子としてはビームスプリッタプリズムなど従来公知のさまざまな光路分離用光学素子が採用可能である。
また、各実施の形態では、位相差付与用光学素子として位相差ミラー58を用いた場合について説明したが、位相差付与用光学素子としては1/4波長板など従来公知のさまざまな位相差付与用光学素子が採用可能である。
また、位相差付与用光学素子に入射される第1、第2の光ビームの双方の偏光方向の角度がP偏光とS偏光との中間の45度となるように構成されている場合について説明した。
しかしながら、第1、第2の光ビームの双方の偏光方向の角度は、位相差付与用光学素子の光学的特性に応じて設定すればよいものであり、位相差付与用光学素子に入射する直線偏光を円偏光に正確に変換し、かつ、位相差付与用光学素子に入射する円偏光を直線偏光を円偏光に正確に変換できる角度に設定されるものであればよく、言い換えると、位相差付与用光学素子に入射する光ビームに対して90度の位相差を正確に付与するに足る角度であればよい。
また、本実施の形態では、第1の光源48Aが第1の波長の光ビームを出射し、第2の光源48Bが第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の光ビームを出射する場合について説明したが、第1、第2の光源48A、48Bの一方、または、双方が、波長が異なる2つの光ビームを選択的に出射することができる構成、いわゆる2つのレーザダイオードのチップを単一のパッケージに収容した1can2波長の構成であっても本発明は無論適用される。
第1の実施の形態の光ディスク装置10の構成を示すブロック図である。 光ピックアップ14の構成を示す斜視図である。 光ピックアップ14の光学系15を光ディスク2側から見た平面図である。 図3のA矢視図である。 図3のB矢視図である。 第1の光源48Aが動作し第2の光源48Bが動作しない状態の動作説明図である。 第1の光源48Aが動作せず第2の光源48Bが動作した状態の動作説明図である。 第2の光源48Bの取り付け状態を示す斜視図である。
符号の説明
2……光ディスク、10……光ディスク装置、14……光ピックアップ、48A……第1の光源、48B……第2の光源、52……ダイクロイックプリズム、54……ビームスプリッタプレート、58……位相差ミラー、62……PDIC。

Claims (13)

  1. 第1の波長を有する直線偏光の第1の光ビームを出射する第1の光源と、
    前記第1の波長と異なる第2の波長を有する直線偏光の第2の光ビームを出射する第2の光源と、
    前記第1、第2の光源を選択的に駆動する駆動手段と、
    前記第1の光源から出射された第1の光ビームが光ディスクに至る第1の光路と、
    前記第2の光源から出射された第2の光ビームが前記光ディスクに至る第2の光路とを備え、
    前記第1、第2の光路は、それら光路の途中で交差すると共にその交差した箇所から前記光ディスクに至るまでそれら第1の光路と第2の光路とが合わさった第3の光路を有し、
    前記第1の光路と前記第2の光路とが交差した箇所に光路合成用光学素子が設けられ、
    前記第3の光路に、所定の反射率で光を反射しかつ所定の透過率で光を透過する光路分離用光学素子が設けられ、
    前記第3の光路で、前記光路分離用光学素子と前記光ディスクとの間に、前記第1、第2の光ビームに所定の位相差を付与する位相差付与用光学素子が設けられ、
    前記光ディスクで反射され前記位相差付与用光学素子を通過したのち前記光路分離用光学素子を透過した前記第1、第2の光ビームを受光する受光素子が設けられ、
    前記位相差付与用光学素子に入射される前記第1、第2の光ビームの双方の偏光方向がP偏光とS偏光との中間の角度となるように構成された光ピックアップであって、
    前記光路合成用光学素子に入射される前記第1、第2の光ビームの双方がP偏光またはS偏光となるように、前記第1、第2の光源と前記光路合成用光学素子が配置されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記第1の光源から出射された前記第1の光ビームが前記光路合成用光学素子に至る第1の光路部分の光軸と、前記第2の光源から出射された前記第2の光ビームが前記光路合成用光学素子に至る第2の光路部分の光軸とは直交しあるいは所定角度で交差している、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 前記光ディスクで反射された前記第1、第2の光ビームは、前記光ディスクから前記光路分離用光学素子まで前記第3の光路部分を通り、かつ、前記光路分離用光学素子を透過したのち第4の光路を通って前記受光素子に導かれ、
    前記第1の光源から前記位相差付与用光学素子に至る前記第1の光路部分と、前記第4の光路とが同一平面上に位置し、
    前記第2の光源から出射された前記第2の光ビームが前記光路合成用光学素子に至る第2の光路部分が前記平面に対して交差している、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  4. 前記光ディスクで反射された前記第1、第2の光ビームは、前記光ディスクから前記光路分離用光学素子まで前記第3の光路部分を通り、かつ、前記光路分離用光学素子を透過したのち第4の光路を通って前記受光素子に導かれ、
    前記第1の光源から前記位相差付与用光学素子に至る前記第1の光路部分と、前記第4の光路とが同一平面上に位置し、
    前記第2の光源から出射された前記第2の光ビームが前記光路合成用光学素子に至る第2の光路部分が前記平面に対して45度の角度で交差している、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  5. 前記光ディスクで反射された前記第1、第2の光ビームは、前記光ディスクから前記光路分離用光学素子まで前記第3の光路部分を通り、かつ、前記光路分離用光学素子を透過したのち第4の光路を通って前記受光素子に導かれ、
    前記第1の光源から前記位相差付与用光学素子に至る前記第1の光路部分と、前記第4の光路とが同一平面上に位置し、
    前記第2の光源から出射された前記第2の光ビームが前記光路合成用光学素子に至る第2の光路部分が前記平面に対して交差し、
    前記第2の光源は前記第1の光源よりも前記光ディスクに近い箇所に位置している、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  6. 前記第2の光源は、レーザダイオードのチップと、前記チップを収容保持するパッケージとを有し、
    前記パッケージは、前記光ディスクの回転に伴って発生する空気流が当たる箇所に設けられている、
    ことを特徴とする請求項5記載の光ピックアップ。
  7. 前記第2の光源は、レーザダイオードのチップと、前記チップを収容保持するパッケージと、前記パッケージに設けられ前記チップに駆動信号を供給するための接続端子とを有し、
    前記パッケージおよび前記接続端子は、前記光ディスクの回転に伴って発生する空気流が当たる箇所に設けられている、
    ことを特徴とする請求項5記載の光ピックアップ。
  8. 前記駆動手段は、前記第2の光源に駆動信号を供給するドライバを含んで構成され、
    前記ドライバは、前記第1の光源と前記光ディスクとの間に配置された基板に実装され、
    前記第2の光源は前記ドライバに近接した箇所に配置されている、
    ことを特徴とする請求項5記載の光ピックアップ。
  9. 前記光路合成用光学素子はダイクロイックプリズムで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  10. 前記光路分離用光学素子はビームスプリッタプレートまたはビームスプリ
    ッタプリズムで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  11. 前記位相差付与用光学素子は位相差ミラーまたは1/4波長板で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  12. 前記光路分離用光学素子はP偏光およびS偏光の一方を反射し他方を透過する偏光ビームスプリッタで構成され、
    前記光路分離用光学素子は、前記光路合成用光学素子を通過して入射する前記第1、第2の光ビームの偏光方向がP偏光およびS偏光の一方となり、かつ、前記位相差付与用光学素子を通過して入射する前記第1、第2の光ビームの偏光方向がP偏光およびS偏光の他方となるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  13. 光ディスクを保持して回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段によって回転駆動する光ディスクに対し記録および/または再生用の光ビームを照射し、前記光ディスクで反射された反射光ビームを検出する光ピックアップとを有する光ディスク装置であって、
    前記光ピックアップは、
    第1の波長を有する直線偏光の第1の光ビームを出射する第1の光源と、
    前記第1の波長と異なる第2の波長を有する直線偏光の第2の光ビームを出射する第2の光源と、
    前記第1、第2の光源を選択的に駆動する駆動手段と、
    前記第1の光源から出射された第1の光ビームが光ディスクに至る第1の光路と、
    前記第2の光源から出射された第2の光ビームが前記光ディスクに至る第2の光路とを備え、
    前記第1、第2の光路は、それら光路の途中で交差すると共にその交差した箇所から前記光ディスクに至るまでそれら第1の光路と第2の光路とが合わさった第3の光路を有し、
    前記第1の光路と前記第2の光路とが交差した箇所に光路合成用光学素子が設けられ、
    前記第3の光路に、所定の反射率で光を反射しかつ所定の透過率で光を透過する光路分離用光学素子が設けられ、
    前記第3の光路で、前記光路分離用光学素子と前記光ディスクとの間に、前記第1、第2の光ビームに所定の位相差を付与する位相差付与用光学素子が設けられ、
    前記光ディスクで反射され前記位相差付与用光学素子を通過したのち前記光路分離用光学素子を透過した前記第1、第2の光ビームを受光する受光素子が設けられ、
    前記位相差付与用光学素子に入射される前記第1、第2の光ビームの双方の偏光方向がP偏光とS偏光との中間の角度となるように構成された光ピックアップであって、
    前記光路合成用光学素子に入射される前記第1、第2の光ビームの双方がP偏光またはS偏光となるように、前記第1、第2の光源と前記光路合成用光学素子が配置されている、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
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