JP2002269805A - 光ヘッドおよびそれを用いた光ディスク装置 - Google Patents

光ヘッドおよびそれを用いた光ディスク装置

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JP2002269805A
JP2002269805A JP2001073288A JP2001073288A JP2002269805A JP 2002269805 A JP2002269805 A JP 2002269805A JP 2001073288 A JP2001073288 A JP 2001073288A JP 2001073288 A JP2001073288 A JP 2001073288A JP 2002269805 A JP2002269805 A JP 2002269805A
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optical
laser light
lens
laser
light
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JP2001073288A
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English (en)
Inventor
Kunikazu Onishi
邦一 大西
Katsuhiko Izumi
克彦 泉
Nobuyuki Maeda
伸幸 前田
Shinya Fujimori
晋也 藤森
Mitsuo Satake
光雄 佐竹
Masayoshi Watanabe
正義 渡辺
Shinya Iizaka
信也 飯坂
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Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD−R記録対応、DVD/CD互換光ヘッ
ドを、その性能を確保しつつ、小型化することは、非常
に困難であった。本発明の目的は、上記の問題を解決
し、高性能、且つ、小型の上記光ヘッドを提供すること
にある。 【解決手段】 上記の目的は、波長620nmないし680nm帯
の第1の波長で発振する第1のレーザ光源と、波長750n
mないし810nm帯の第2波長で発振する第2のレーザ光源
の少なくとも2個のレーザ光源と、前記第1および第2
のレーザ光源から出射された光束を光ディスク上に集光
する対物レンズとの光路中に波長板を少なくとも1つ配
置し、かつこの波長板を上記光路中に配置された光学部
品の、光軸に垂直な面に当接し固定することによって実
現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、磁気
ディスク等の光ディスク装置に用いられる光ヘッドに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】波長板を用いた光ヘッド光学系の一例と
して、特開平11−250488公報があげられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、ノート型パソコ
ンの普及が著しく、持ち運びにより便利であるために、
いっそうの小型化、薄型化が求められている。このた
め、ノート型パソコンに搭載される光ディスク装置、さ
らに光ディスク装置に用いられる光ヘッドは、究極の小
型、薄型設計が要求される。
【0004】また、メディアである光ディスクは、従
来、再生専用であったCD−ROMに加えて、CD−
R、CD−RW等の記録可能なディスクも普及してきて
いる。また、大容量のDVD-ROM/RAMの市場も
立ち上がり、これに伴って光ディスク装置も多様なメデ
ィアに対応することが要求されてきている。
【0005】一般に記録系の光ディスク装置では、記録
時の光ディスク盤面上の光パワーは、再生系より1桁以
上大きくなる。従って、光学系の光利用効率を向上させ
る必要がある。また、光ディスク盤面上の光の偏光方向
が、再生時のS/N比に関係しているというデータが得
られている。さらに、記録用の高出力レーザにおいて、
光ディスクを反射した光が、レーザ光源へ戻ったときに
発生する、所謂レーザ戻り光ノイズの現象も明らかにな
ってきている。
【0006】これらの問題点を解決するために、レーザ
光に位相差を与えて、その偏光状態を変換させる光学素
子であるところの波長板(位相板)が用いられることが
多い。すなわち、偏光方向によって透過率、反射率の異
なる特性を持つプリズムあるいはミラーと波長板とを組
み合わせることにより、光ディスクへ向かう光学系の光
利用効率を向上させて、記録時における光ディスク盤面
上の必要光強度を確保する。また、再生時のS/N比を
観測しながら、波長板の挿入角度によって光ディスクへ
向かう光の偏光状態を最適化することが可能となる。さ
らに波長板を挿入することによって、レーザ光源への戻
り光の偏光方向を出射光と異なるようにすることによ
り、レーザ戻り光ノイズを低減することができる。
【0007】波長板を光ヘッドの光学系に挿入する場
合、光ヘッドのベース(以下、ピックアップケースと称
す)に保持する必要があるため、ピックアップケースに
は保持用の基準面を有する突起等の特別な構造、機構が
必要になる。また、他の光学部品との距離もある程度確
保する必要があるため、光学系全体の距離が長くなり、
光学部品を光ヘッドの中に配置することが困難になる。
特に1台の装置で複数種類の光ディスクに対する記録お
よび再生に対応したDVD/CD互換光ヘッドにおいて
は、DVDを再生するための波長650nm帯のレーザ
光源と、CD−Rを再生するための波長780nm帯の
レーザ光源の2つが必要となる。このため、スペース的
な制約は、さらに厳しくなる。また、基準面の面積も小
さくせざるを得ず、波長板が光軸や他の光学部品と相対
的に傾きやすくなる。この場合、収差の発生が問題とな
る。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために考案されたものであり、特に記録系光ディスクに
対応して、光ディスク盤面上の光パワーを向上させ、か
つディスク盤面上スポットを円偏光とすることによって
ジッター性能を改善させるとともに、レーザ光源への戻
り光を低減してレーザノイズの発生を防止する光ヘッド
を実現する。また、上記光ヘッドを実現するための波長
板構成を提供するとともに、上記波長板を限られたスペ
ースのなかで高精度に取り付ける方法を実現することに
より、高性能、小型の光ヘッドを提供することを目的と
する。
【0009】また、本発明の光ヘッドを搭載することに
より、高性能、且つ、小型のCD−R記録対応DVD/
CD互換光ディスク装置を実現することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光ヘッドでは、少なくとも1個のレーザ光
源と、上記レーザ光源から出射された光束の発散角を縮
小するために設けられたコリメートレンズと、上記コリ
メートレンズから出射した光束を情報記録媒体に集光す
る対物レンズと、上記情報記録媒体からの反射光を受光
する光検出器と、上記情報記録媒体からの反射光を上記
光検出器の所定位置に導く光検出光学系を有し、上記レ
ーザ光源と上記対物レンズとの間の光路中に上記記レー
ザ光源から出射される光の偏光の状態を変換する光学素
子を少なくとも1つ配置し、且つ、上記光ヘッドは、上
記レーザと上記コリメータレンズとが形成する光軸に略
垂直な面を有する少なくとも1つの部品を有し、上記面
に、上記光学素子の1つの面を固定する。
【0011】また、上記コリメートレンズは、上記レー
ザと上記コリメータレンズとが形成する光軸に略垂直な
少なくとも1つの面を有し、該面に上記光学素子の1つ
の面を固定する。
【0012】または、第1の波長で発振する第1のレー
ザ光源と、第2の波長で発振する第2のレーザ光源の少
なくとも2個のレーザ光源と、上記第1および第2のレ
ーザ光源から出射された光束の発散角を縮小するために
設けられたコリメートレンズと、上記コリメートレンズ
から出射した第1あるいは第2の波長を有する光束を情
報記録媒体に集光する対物レンズと、上記情報記録媒体
からの反射光を受光する光検出器と、上記情報記録媒体
からの反射光を上記光検出器の所定位置に導く光検出光
学系を有し、上記第1および第2のレーザ光源と上記コ
リメートレンズとの間の光路中に上記第1および第2の
レーザ光源から出射される光束の光路を合成する光学部
品を備えると共に、上記レーザ光源と上記対物レンズと
の間の光路中に上記記レーザ光源から出射される光の偏
光の状態を変換する光学素子を少なくとも1つ配置し、
且つ、上記光ヘッドは、上記レーザと上記コリメータレ
ンズとが形成する光軸に略垂直な面を有する少なくとも
1つの部品を有し、上記面に、上記光学素子の1つの面
を固定する。
【0013】また、上記コリメートレンズは、上記第1
および第2のレーザ光源から出射される光束の光路を合
成する光学部品によって合成された光路中に配置され、
且つ、上記レーザと上記コリメータレンズとが形成する
光軸に略垂直な少なくとも1つの面を有し、上記面に上
記光学素子の1つの面を固定する。
【0014】また、上記第1および第2のレーザ光源か
ら出射される光束の光路を合成する光学部品は、上記レ
ーザと上記コリメータレンズとが形成する光軸に略垂直
な少なくとも1つの面を有し、上記面に上記光学素子の
1つの面を固定する。
【0015】または、上記光ヘッドは、上記第1および
第2のレーザ光源と前記コリメートレンズとの間の光路
中に上記第1および第2のレーザ光源から出射される光
束の光路を合成する光学部品を備えると共に、上記第1
および第2のレーザ光源と、該第1および第2のレーザ
光源から出射される光束の光路を合成する光学部品との
間の少なくとも1つの光路中に、上記レーザ光源から出
射される光の偏光の状態を変換する光学素子を少なくと
も1つ配置し、上記第1および第2のレーザ光源から出
射される光束の光路を合成する光学部品は、上記レーザ
と上記コリメータレンズとが形成する光軸に略垂直な少
なくとも1つの面を有し、上記面に上記光学素子の1つ
の面を固定する。
【0016】また、上記光ヘッドは、上記第1および第
2のレーザ光源と前記コリメートレンズとの間の光路中
に上記第1および第2のレーザ光源から出射される光束
の光路を合成する光学部品を備えると共に、上記光路合
成部品と上記第1のレーザ光源との間の光路中に光束を
収束または発散させる機能を有する第1の補助レンズを
配置し、上記第1の補助レンズは、上記レーザと上記コ
リメータレンズとが形成する光軸に略垂直な少なくとも
1つの面を有し、上記面に上記光学素子の1つの面を固
定する。
【0017】また、上記光ヘッドは、上記第1および第
2のレーザ光源と前記コリメートレンズとの間の光路中
に上記第1および第2のレーザ光源から出射される光束
の光路を合成する光学部品を備えると共に、上記光路合
成部品と上記第2のレーザ光源との間の光路中に光束を
収束または発散させる機能を有する第2の補助レンズを
配置し、上記第1の補助レンズは、上記レーザと上記コ
リメータレンズとが形成する光軸に略垂直な少なくとも
1つの面を有し、上記面に上記光学素子の1つの面を固
定する光ヘッド。
【0018】または、上記光ヘッドの上記第1および第
2のレーザ光源の少なくとも1つは、上記レーザと上記
コリメータレンズとが形成する光軸に略垂直な少なくと
も1つの面を有し、上記面に上記光学素子の1つの面を
固定する。
【0019】また、以上に記載を搭載した光ディスク装
置とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施例につい
て、図を用いて説明する。なお、ここでは、一例とし
て、CDおよびDVDを再生可能な光ヘッドおよび光デ
ィスク装置について説明を行う。
【0021】図1は、本発明の第1の実施例による光ヘ
ッド1における光学系の概略を示した図である。図1にお
いて、2aは波長655nm付近で発振するレーザ光
源、2bは波長785nm付近で発振するレーザ光源、
4aおよび4bは補助レンズである。5は透過率および反
射率が波長選択性を有するプリズム(以下、ダイクロイ
ックプリズムと記す)、6は透過率および反射率が波長
選択性を有するハーフミラー(以下、ダイクロイックハ
ーフミラーと記す)、7はコリメートレンズ、8はアク
チュエータ、9はDVD/CD互換用特殊対物レンズ
(以下では、対物レンズと記す)、10は光ディスク、
11は検出レンズ、12は光検出器、13はフロントモ
ニタである。これらの光学部品が、図示せぬピックアッ
プケースに搭載されている。
【0022】まず、発振波長655nmの光束につい
て、即ち、DVD系について説明する。レーザ光源2aか
らは、波長約655nmで偏光方向が、図中、Y軸に平
行な向きの発散光が出射される。前記出射光は、光束を
発散させる機能を有する補助レンズ4aに入射し、その
発散角が拡大される。
【0023】補助レンズ4aを出射した発散光は、ダイ
クロイックプリズム5に貼り付けられた、655nmに
対する1/2波長板23によって直線偏光の向きを回転
される。ここで、1/2波長板23を通過したあとの直
線偏光の向きは、図中、Z軸に平行な向き、すなわちダ
イクロイックプリズム5のS偏光の方向とする。ダイク
ロイックプリズム5は、高い位置精度、角度精度でピッ
クアップケースに保持されている。
【0024】波長板23を通過した発散光は、ダイクロ
イックプリズム5およびダイクロイックハーフミラー6に
より反射される。なお、本実施例において、ダイクロイ
ックプリズム5は、波長約655nmの光をほぼ100
パーセント反射し、ダイクロイックハーフミラー6は、
波長約655nmの光を約50パーセント反射する。こ
こで、ダイクロイック膜の性質から、S偏光の反射率
は、P偏光の反射率より、通常大きくなる。すなわち、
本ダイクロイックミラー6は、例えばS偏光の光を60
パーセント、P偏光の光を40パーセント反射し、平均
で655nmの光を約50パーセント反射する。前述の
ように、ダイクロイックハーフミラー6に入射する光は
S偏光であるため、60パーセントが反射される。
【0025】ダイクロイックミラー6で反射した発散光
は、コリメートレンズ7に貼り付けられた655nmに
対する1/4波長板21に入射し、直線偏光から円偏光
に変換された後、コリメートレンズ7によって略平行光
束となる。コリメートレンズ7は、レンズ部のまわりに
円筒上の縁の付いた形状であり、図は、コリメートレン
ズ7の断面形状を示す。上記縁は、光束に垂直な少なく
とも1つの面を有し、1/4波長板21は、この面に貼
り付けられている。
【0026】対物レンズ9は、光ディスク10のフォー
カシング方向並びにトラッキング方向に駆動されるアク
チュエータ8に搭載されており、コリメートレンズ7を
出射した円偏光の光束は、前記対物レンズ9により、光
ディスク10に絞り込まれ、光スポットを形成する。こ
こでは、光ディスク10は基板厚さ0.6mmのDVD
であり、対物レンズ9の絞り込み時、開口数(NA)は
0.6である。また、光ディスク10盤面上の光スポッ
トは、円偏光となる。
【0027】光ディスク10からの反射光は、再び対物
レンズ9、および、コリメートレンズ7を通過して1/
4波長板21に入射し、円偏光から直線偏光に変換され
た後、ダイクロイックハーフミラー6に入射する。この
とき、直線偏光の向きは、図中、Y軸に平行な向き、す
なわちダイクロイックミラー6のP偏光の方向となる。
前述のように、ダイクロイックミラー6のP偏光に対す
る反射率は40パーセント、すなわち透過率は60パー
セントであるため、入射光のうち、約60パーセントが
ダイクロイックハーフミラー6を透過し、検出レンズ1
1を通過した後、光検出器12に導かれる。
【0028】また、入射光のうち、40パーセントがダ
イクロイックハーフミラー6で反射され、レーザ光源2
aへ戻る。ただし、戻り光の偏光方向は図のZ軸に平行
な方向であり、レーザ光源出射光から90度回転した方
向となる。
【0029】前記光検出器12に導かれた光は、フォー
カスエラーおよびトラックエラーといった光点制御信
号、および光ディスク10上に記録されている情報信号
の検出に使用される。ここでは、フォーカシングエラー
信号を検出するのに、非点収差方式を、トラッキングエ
ラー信号を検出するのに、ディファレンシャルフェイズ
ディテクション方式を使用するものと想定している。た
だし、フォーカシングおよびトラッキングエラー信号の
検出方式として、従来公知の各種方式を用いてもよく、
光検出器12は特定の形状に限定されるものではない。
【0030】また、本実施例においては、ダイクロイッ
クハーフミラー6から対物レンズ9に至る光束は直進した
構成をとっているが、同光路中にミラーやプリズム等の
光学部品を配置して光路を折り曲げた構成であってもか
まわない。
【0031】次に、発振波長785nmの光束につい
て、即ち、CD系について説明する。レーザ光源2bか
らは、波長約785nmで偏光方向が、図中、X軸に平
行な向きの発散光が出射される。前記出射光は、光束を
収束させる機能を有する補助レンズ4bに入射し、その発
散角が縮小される。ここでは、前記補助レンズ4bとして
平凸レンズを使用しており、その平面側には、回折格子
を備えている。本回折格子により、補助レンズ4bに入射
した光束は3本に分割され、3スポット方式あるいはデ
ィファレンシャルプッシュプル方式を用いたトラッキン
グエラー信号検出を可能としている。ここでは、補助レ
ンズ4bの平面側に直接、回折格子を備えることにより、
光学系の小型化を図っている。
【0032】補助レンズ4bを出射した発散光は、ダイク
ロイックプリズム5に貼り付けられた785nmに対す
る1/2波長板22によって直線偏光の向きを回転され
る。ここで、1/2波長板通過後の直線偏光の向きは、
図中Z軸に平行な向き、すなわちダイクロイックプリズ
ム5のS偏光の向きとなる。
【0033】波長板22を通過した発散光は、ダイクロ
イックプリズム5を透過し、ダイクロイックハーフミラ
ー6により反射される。なお、本実施例において、ダイ
クロイックプリズム5は、波長約785nmの光をほぼ
100パーセント透過し、ダイクロイックハーフミラー
6は、波長約785nmの光を約80パーセント反射す
る。ここで、前述のダイクロイック膜の特性から、S偏
光の光は90パーセント、P偏光の光は70パーセント
反射し、平均で785nmの光を約80パーセント反射
する。ダイクロイックハーフミラー6に入射する光はS
偏光であるため、ほぼ90パーセントの光が反射され
る。
【0034】ダイクロイックミラー6で反射された発散
光は、コリメートレンズ7に貼り付けられた655nm
に対する波長板21に入射する。ここで、655nmに
対する1/4波長板は、785nmに対しては約0.2
1波長板となる。このため、波長板21を通過した光
は、円偏光に近い楕円偏光に変換され、コリメートレン
ズ7によって略平行光束となる。
【0035】ダイクロイックハーフミラー6に入射した
光の内、約10パーセントはダイクロイックハーフミラ
ー6を透過し、フロントモニタ13に入射する。前記フロ
ントモニタ13はCD−Rディスクに信号を記録する際、
レーザ光強度の変化を検出するために設けられており、
レーザ光源2bの出射光量を一定にするために、フロン
トモニタ13の出力をレーザ光源2bの駆動回路にフィー
ドバックしている。なお、フロントモニタ13によるレー
ザ光強度の検出方法は、図1に示したミラー6透過光に
よる方式のみでなく、プリズム5の一部からの反射光に
よる方式など、各種方式を用いることができる。
【0036】対物レンズ9は、光ディスク10のフォー
カシング方向並びにトラッキング方向に駆動されるアク
チュエータ8に搭載されており、コリメートレンズ7を
出射した光束は、前記対物レンズ9により、光ディスク
10に絞り込まれ、光スポットを形成する。ここで、光デ
ィスク10は基板厚さ1.2mmのCDである。また、対
物レンズ9は、DVD、CD兼用の特殊対物レンズであ
り、対物レンズ9の絞り込み時、開口数(NA)は0.
5である。また、光ディスク10盤面上の光スポット
は、略円偏光の楕円偏光となる。
【0037】光ディスク10からの反射光は、再び対物レ
ンズ9、および、コリメートレンズ7を通過して約0.
21波長板21に入射し、略円偏光の楕円偏光から略直
線偏光の楕円偏光に変換された後、ダイクロイックハー
フミラー6に入射する。このとき、略直線偏光の楕円偏
光の向きは、図中、Y軸に平行な向き、すなわちダイク
ロイックハーフミラー6のP偏光の方向となる。前述の
ように、ダイクロイックミラー6のP偏光に対する反射
率は70パーセント、すなわち透過率30パーセントで
あるため、入射光の内、約30パーセントがダイクロイ
ックハーフミラーを透過し、検出レンズ11を通過した
後、光検出器12に導かれる。
【0038】また、ダイクロイックハーフミラー6に入
射した光束のうち、70パーセントがダイクロイックハ
ーフミラー6で反射され、レーザ光源2bへ戻る。ただ
し、戻り光の偏光方向は図のZ軸に平行な方向であり、
レーザ光源出射光から90度回転した方向となる。
【0039】上記光検出器12に導かれた光は、フォーカ
スエラーおよびトラックエラーといった光点制御信号、
および光ディスク10上に記録されている情報信号の検出
に使用される。ここでは、フォーカシングエラー信号を
検出するのに、非点収差方式を、トラッキングエラー信
号を検出するのに、3スポット方式、あるいは、ディフ
ァレンシャルプッシュプル方式を使用するものと想定し
ている。ただし、DVD系の場合同様、前記エラー信号
の検出方式としては従来公知の各種方式を用いることが
でき、光検出器12は特定の形状に限定されるものではな
い。
【0040】本実施例によれば、波長板21は、コリメ
ートレンズ7の1つの面に当接され固定されているの
で、コリメートレンズ7と波長板21との間で、相対的
な位置、角度のずれがない。このため、波長板21は、
コリメートレンズ7の高い位置精度、角度精度と同等の
精度が得られる。また、図に示すように、コリメートレ
ンズ7とダイクロハーフミラー6との間のスペースは非
常に狭い。本実施例によれば、波長板21を保持するた
めの特別の機構、あるいは所定の位置に保持するための
基準面等をピックアップケースに設ける必要がなく、限
られたスペースに精度良く波長板21を配置することが
可能となる。
【0041】また、本実施例によれば、波長板22、お
よび23は、ダイクロプリズム5の1つの面にそれぞれ
当接され固定されているので、ダイクロプリズム5の高
い位置精度、角度精度と同等の精度が得られる。また、
図に示すように、ダイクロプリズム5と補助レンズ4
a、4bとの間のスペースは非常に狭い。本実施例によ
れば、波長板22、23を保持するための特別の機構、
あるいは所定の位置に保持するための基準面等をピック
アップケースに設ける必要がなく、限られたスペースに
精度良く波長板22、23を配置することが可能とな
る。
【0042】なお、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に波長板21を、合成される前のCD
の光路に波長板22を、DVDの光路に波長板23をそ
れぞれ配置しているが、このうちの少なくとも2つ、も
しくは少なくとも1つの波長板を用いる構成としても差
し支えない。
【0043】また、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に1/4波長板、合成される前のCD
およびDVDの光路にそれぞれ1/2波長板を配置して
いるが、波長板は、他の種類の組み合わせでもかまわな
い。
【0044】次に、図2は、本発明の第2の実施例によ
る光ヘッド1における光学系の概略を示した図である。
発振波長655nm、すなわちDVDのレーザ光源2a
から出射される光、および発振波長785nm、すなわ
ちCDのレーザ光源2bから出射される光は、図1に示
した第1の実施例と同様の過程を経て検出器12に導か
れる。ここで波長板22は、補助レンズ4bの1つの面
に当接され固定される。また、波長板23は、補助レン
ズ4aの1つの面に当接され固定される。補助レンズ4
a、4bは、レンズ部のまわりが円筒状の筐筒となって
おり、図は、補助レンズ4a、4bの断面形状を示す。
このため補助レンズ4a、4bは、レンズのみの場合に
比べて光軸方向の距離が確保されており、光軸に対する
傾きの少ない、高い位置精度、角度精度でピックアップ
ケースに保持されている。上記筐筒は、光束に垂直な少
なくとも1つの面を有し、1/2波長板22、23は、
この面に貼り付けられている。
【0045】本実施例によれば、波長板22、および2
3は、補助レンズ4a、4bの1つの面にそれぞれ当接
され固定されており、補助レンズ4a、4bの高い位置
精度、角度精度と同等の精度が得られる。また、図に示
すように、ダイクロイックプリズム5と補助レンズ4
a、4bとの間のスペースは非常に狭い。本実施例によ
れば、上記の位置に波長板22、23を保持するための
特別の機構、あるいは所定の位置に保持するための基準
面等をピックアップケースに設ける必要がなく、限られ
たスペースに精度良く波長板22、23を配置すること
が可能となる。
【0046】なお、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に波長板21を、合成される前のCD
の光路に波長板22を、DVDの光路に波長板23をそ
れぞれ配置しているが、このうちの少なくとも2つ、も
しくは少なくとも1つの波長板を用いる構成としても差
し支えない。
【0047】また、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に1/4波長板、合成される前のCD
およびDVDの光路にそれぞれ1/2波長板を配置して
いるが、波長板は、他の種類の組み合わせでもかまわな
い。
【0048】次に、図3は、本発明の第3の実施例によ
る光ヘッド1における光学系の概略を示した図である。
発振波長655nm、すなわちDVDのレーザ光源2a
から出射される光、および発振波長785nm、すなわ
ちCDのレーザ光源2bから出射される光は、図1に示
した第1の実施例と同様の過程を経て検出器12に導か
れる。ここで波長板22は、レーザ光源2bの1つの面
に当接され固定される。レーザ2a、2bは、光ヘッド
の光軸を決定する部品であり、高い位置精度、角度精度
でピックアップケースに保持されている。レーザ光源2
a、2bは、光束に垂直な少なくとも1つの面を有し、
1/2波長板22、23は、この面に貼り付けられてい
る。
【0049】本実施例によれば、波長板22、および2
3は、レーザ光源2a、2bの1つの面にそれぞれ当接
され固定されており、レーザ光源2a、2bの高い位置
精度、角度精度と同等の精度が得られる。また、図に示
すように、補助レンズ4a、4bと、レーザ光源2a、
2bとの間のスペースは非常に狭い。本実施例によれ
ば、波長板22、23を保持するための特別の機構、あ
るいは所定の位置に保持するための基準面等をピックア
ップケースに設ける必要がなく、限られたスペースに精
度良く波長板22、23を配置することが可能となる。
【0050】また、本実施例では、光源に近い、発散光
の光束径が小さい位置に波長板を配置することにより、
波長板の大きさを小さくできる。これにより、波長板の
材料費を削減できる。また、小さな部品は変形しにく
く、収差等の光学的な問題が発生しにくい。
【0051】なお、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に波長板21を、合成される前のCD
の光路に波長板22を、DVDの光路に波長板23をそ
れぞれ配置しているが、このうちの少なくとも2つ、も
しくは少なくとも1つの波長板を用いる構成としても差
し支えない。
【0052】また、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に1/4波長板、合成される前のCD
およびDVDの光路にそれぞれ1/2波長板を配置して
いるが、波長板は、他の種類の組み合わせでもかまわな
い。
【0053】次に、図4は、本発明の第4の実施例によ
る光ヘッド1における光学系の概略を示した図である。
発振波長655nm、すなわちDVDのレーザ光源2a
から出射される光、および発振波長785nm、すなわ
ちCDのレーザ光源2bから出射される光は、図1に示
した第1の実施例と同様の過程を経て検出器12に導か
れる。ここで波長板21、22、23は、全てダイクロ
イックプリズム5の光軸に垂直な各1つの面にそれぞれ
当接され固定される。ダイクロイックプリズム5は、前
述のように、高い位置精度、角度精度でピックアップケ
ースに保持されている。また、各面の相対的な角度も高
精度に管理されている。
【0054】本実施例によれば、波長板21、22、お
よび23は、全てダイクロイックプリズム5の各1つの
面にそれぞれ当接され固定されており、ダイクロイック
プリズム5の高い位置精度、角度精度と同等の精度が得
られる。また、各面の角度精度が管理されている1つの
部品に全ての波長板を貼り付けることにより、波長板よ
り高い角度精度が確保できる。
【0055】さらに、図に示すように、ダイクロイック
プリズム5とダイクロイックハーフミラー6、補助レン
ズ4a、4bとの間のスペースは非常に狭い。本実施例
によれば、上記の位置に波長板21、22および23を
保持するための特別の機構、あるいは所定の位置に保持
するための基準面等をピックアップケースに設ける必要
がなく、限られたスペースに精度良く波長板21、22
および23を配置することが可能となる。
【0056】なお、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に波長板21を、合成される前のCD
の光路に波長板22を、DVDの光路に波長板23をそ
れぞれ配置しているが、このうちの少なくとも2つ、も
しくは少なくとも1つの波長板を用いる構成としても差
し支えない。
【0057】また、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に1/4波長板、合成される前のCD
およびDVDの光路にそれぞれ1/2波長板を配置して
いるが、波長板は、他の種類の組み合わせでもかまわな
い。
【0058】次に、図5を用いて、本発明による上記と
は別の実施例を説明する。ただし、前記実施例と同じ種
類の光学部品については、図1と同一の参照符号を付け
た。
【0059】図5は、本実施例の光ヘッド101の光学
系の概略を示したものである。図5において、2aは波
長655nm付近で発振するレーザ光源、2bは波長7
85nm付近で発振するレーザ光源、3aは波長655n
mに対する1/4波長板、3bは波長785nmに対す
る1/4波長板、4cおよび4bは補助レンズである。14
は複合プリズム、7はコリメートレンズ、8はアクチュ
エータ、9は対物レンズ、10は光ディスク、11は検
出レンズ、12は光検出器、13はフロントモニタであ
る。
【0060】まず、発振波長655nmの光束につい
て、即ち、DVD系について説明する。レーザ光源2aか
らは、波長約655nmで偏光方向が、図中、Y軸に平
行な向きの発散光が出射される。この光束は、光束を発
散させる機能を有する補助レンズ4aによってその発散
角が拡大される。ここでは、前記補助レンズ4aとして
平凹レンズを使用しており、その平面側には、回折格子
を備えている。本回折格子により、補助レンズ4aに入
射した光束は3本に分割され、ディファレンシャルプッ
シュプル方式を用いたトラッキングエラー信号検出を可
能としている。ここでは、補助レンズ4aの平面側に直
接、回折格子を備えることにより、光学系小型化を図っ
ている。
【0061】補助レンズ4aを出射した発散光は、複合
プリズム14に貼り付けられた、655nmに対する1
/2波長板23によって直線偏光の向きを回転される。
ここで、1/2波長板23を通過したあとの直線偏光の
向きは、図中、Z軸に平行な向き、すなわち複合プリズ
ム5のS偏光の方向とする。複合プリズム5は、高い位
置精度、角度精度でピックアップケースに保持されてい
る。
【0062】複合プリズム14の第1面15aおよび第
2面15bで反射される。なお、本実施例において、複
合プリズム14の第1面15aは、波長約655nmの
P偏向およびS偏向の光をほぼ100パーセント反射
し、第2面15bは、波長約655nmのP偏向の光を
約40パーセント反射し、S偏向の光を約60パーセン
ト反射する。前述のように、複合プリズム14に入射す
る光はS偏光であるため、60パーセントが反射され
る。
【0063】複合プリズム14の第2面15bで反射し
た発散光は、コリメートレンズ7に貼り付けられた65
5nmに対する1/4波長板21に入射し、直線偏光か
ら円偏光に変換された後、コリメートレンズ7によって
略平行光束となる。コリメートレンズ7は、レンズ部の
まわりに円筒上の縁の付いた形状であり、図は、コリメ
ートレンズ7の断面形状を示す。上記縁は、光束に垂直
な少なくとも1つの面を有し、1/4波長板21は、こ
の面に貼り付けられている。
【0064】対物レンズ9は、光ディスク10のフォー
カシング方向並びにトラッキング方向に駆動されるアク
チュエータ8に搭載されており、コリメートレンズ7を
出射した光束は、前記対物レンズ9により、光ディスク
10に絞り込まれ、光スポットを形成する。ここでは、
光ディスク10は基板厚さ0.6mmのDVDであり、
対物レンズ9の絞り込み時、開口数(NA)は0.6で
ある。
【0065】光ディスク10からの反射光は、再び対物
レンズ9、および、コリメートレンズ7を通過して1/
4波長板21に入射し、円偏光から直線偏光に変換され
た後、複合プリズム第2面15bに入射する。このと
き、直線偏光の向きは、図中、Y軸に平行な向き、すな
わち複合プリズムのP偏光の方向となる。前述のよう
に、複合プリズム第2面15bのP偏光に対する反射率
は40パーセント、すなわち透過率は60パーセントで
あるため、入射光のうち、約60パーセントが複合プリ
ズム第2面15bを透過し、検出レンズ11を通過した
後、光検出器12に導かれる。
【0066】また、複合プリズム第2面15bへの入射
光のうち、40パーセントが複合プリズム第2面15b
で反射され、レーザ光源2aへ戻る。ただし、戻り光の
偏光方向は図のZ軸に平行な方向であり、レーザ光源出
射光から90度回転した方向となる。
【0067】前記、光検出器12に導かれた光は、フォ
ーカスエラーおよびトラックエラーといった光点制御信
号、および光ディスク10上に記録されている情報信号
の検出に使用される。ここでは、フォーカシングエラー
信号を検出するのに、非点収差方式を、トラッキングエ
ラー信号を検出するのに、DVD―ROMディスクを再
生する場合には、ディファレンシャルフェイズディテク
ション方式を、DVD―RAMディスクを再生する場合
には、ディファレンシャルプッシュプル方式を使用する
ものと想定している。
【0068】ただし、フォーカシングおよびトラッキン
グエラー信号の検出方式として、従来公知の各種方式を
用いてもよく、光検出器12は特定の形状に限定される
ものではない。
【0069】また、本実施例においては、複合プリズム
14から対物レンズ9に至る光束は直進した構成をとっ
ているが、同光路中にミラーやプリズム等の光学部品を
配置して光路を折り曲げた構成であってもかまわない。
【0070】次に、発振波長785nmの光束につい
て、即ち、CD系について説明する。レーザ光源2bか
らは、波長約785nmで偏光方向が、図中、X軸に平
行な向きの発散光が出射される。上記出射光は、光束を
収束させる機能を有する補助レンズ4bによってその発
散角が縮小される。ここでは、前記補助レンズ4bとし
て平凸レンズを使用しており、その平面側には、回折格
子を備えている。本回折格子により、補助レンズ4bに
入射した光束は3本に分割され、3スポット方式あるい
はディファレンシャルプッシュプル方式を用いたトラッ
キングエラー信号検出を可能としている。ここでは、補
助レンズ4bの平面側に直接、回折格子を備えることに
より、光学系の小型化を図っている。
【0071】補助レンズ4bを出射した発散光は、複合
プリズム14に貼り付けられた、785nmに対する1
/2波長板22によって直線偏光の向きを回転される。
ここで、1/2波長板22を通過したあとの直線偏光の
向きは、図中、Z軸に平行な向き、すなわち複合クプリ
ズム5のS偏光の方向とする。
【0072】波長板22を通過した発散光は、複合プリ
ズム14の第1面15aを透過し、第2面15bにより反
射される。なお、本実施例において、複合プリズム14
の第1面15aは、波長約785nmのP偏向およびS
偏向の光をほぼ100パーセント透過し、第2面15b
は、波長約785nmのP偏向の光を約70パーセン
ト、S偏向の光を約90パーセント反射する。
【0073】複合プリズム第2面15bで反射された発
散光は、コリメートレンズ7に貼り付けられた655n
mに対する波長板21に入射する。ここで、655nm
に対する1/4波長板は、785nmに対しては約0.
21波長板となる。このため、波長板21を通過した光
は、円偏光に近い楕円偏光に変換され、コリメートレン
ズ7によって略平行光束となる。
【0074】複合プリズム第2面15bに入射した光の
うち、約10パーセントは複合プリズム第2面15bを
透過し、フロントモニタ13に入射する。前記フロントモ
ニタ13はCD−Rディスクに信号を記録する際、レーザ
光強度の変化を検出するために設けられており、レーザ
光源2bの出射光量を一定にするために、フロントモニ
タ13の出力をレーザ光源2bの駆動回路にフィードバッ
クしている。なお、フロントモニタ13によるレーザ光強
度の検出方法は、図5に示したミラー6透過光による方
式のみでなく、プリズム5の一部からの反射光による方
式など、各種方式を用いることができる。
【0075】対物レンズ9は、光ディスク10のフォー
カシング方向並びにトラッキング方向に駆動されるアク
チュエータ8に搭載されており、コリメートレンズ7を
出射した光束は、前記対物レンズ9により、光ディスク
10に絞り込まれ、光スポットを形成する。ここで、光
ディスク10は基板厚さ1.2mmのCDである。ま
た、対物レンズ9は、DVD、CD兼用の特殊対物レン
ズであり、対物レンズ9の絞り込み時、開口数(NA)
は0.5である。また、光ディスク10盤面上の光スポ
ットは、略円偏光の楕円偏光となる。
【0076】光ディスク10からの反射光は、再び対物
レンズ9、および、コリメートレンズ7を通過して約
0.21波長板21に入射し、略円偏光の楕円偏光から
略直線偏光の楕円偏光に変換された後、複合プリズム第
2面15bに入射する。このとき、略直線偏光の楕円偏
光の向きは、図中、Y軸に平行な向き、すなわち複合プ
リズム第2面15bのP偏光の方向となる。前述のよう
に、複合プリズム第2面15bのP偏光に対する反射率
は70パーセント、すなわち透過率30パーセントであ
るため、入射光の内、約30パーセントが複合プリズム
第2面15bを透過し、検出レンズ11を通過した後、
光検出器12に導かれる。
【0077】また、複合プリズム第2面15bに入射し
た光束のうち、70パーセントが複合プリズム第2面1
5bで反射され、レーザ光源2bへ戻る。ただし、戻り
光の偏光方向は図のZ軸に平行な方向であり、レーザ光
源出射光から90度回転した方向となる。
【0078】上記光検出器12に導かれた光は、フォー
カスエラーおよびトラックエラーといった光点制御信
号、および光ディスク10上に記録されている情報信号
の検出に使用される。ここでは、フォーカシングエラー
信号を検出するのに、非点収差方式を、トラッキングエ
ラー信号を検出するのに、3スポット方式、あるいは、
ディファレンシャルプッシュプル方式を使用するものと
想定している。ただし、DVD系の場合同様、前記エラ
ー信号の検出方式としては従来公知の各種方式を用いる
ことができ、光検出器12は特定の形状に限定されるもの
ではない。
【0079】本実施例では、DVD系光束およびCD系
光束の光路を合成する光学部品として、互いに平行な2
面の反射面を備えた複合プリズム14を使用することに
より、部品の実装を容易にしている。また、複合プリズ
ム14は、1つの部品の長さが長いため、保持する場所
の間のスパンを広くとることができ、通常のキュービッ
クタイプのプリズムと比較して部品取り付けばらつきを
小さく押さえることができる。また、複合プリズム14
を使用することにより、上記2面の反射面を光路中に配
置したDVD系においては、複合プリズムの位置が変位
した場合に生じる光検出器12上のスポットの位置ずれ
量が小さくなるという長所がある。また、本実施例の光
ヘッド1では、光検出器12への戻り光学系において、
収束光中にダイクロイックハーフミラー6が、45度傾
けて配置されているため、戻り光がダイクロイックハー
フミラー6を通過する際、収差が発生する。それに対し
て、複合プリズム14を使用した本実施例光ヘッド10
1では、前記収差が発生しないという長所も有する。
【0080】また、本実施例によれば、波長板21は、
コリメートレンズ7の1つの面に当接され固定されてい
るので、コリメートレンズ7と波長板21との間で、相
対的な位置、角度のずれがない。このため、波長板21
は、コリメートレンズ7の高い位置精度、角度精度と同
等の精度が得られる。また、図に示すように、コリメー
トレンズ7とダイクロハーフミラー6との間のスペース
は非常に狭い。本実施例によれば、波長板21を保持す
るための特別の機構、あるいは所定の位置に保持するた
めの基準面等をピックアップケースに設ける必要がな
く、限られたスペースに精度良く波長板21を配置する
ことが可能となる。
【0081】また、本実施例によれば、波長板22、お
よび23は、複合プリズム14の1つの面にそれぞれ当
接され固定されているので、複合プリズム14の高い位
置精度、角度精度と同等の精度が得られる。また、図に
示すように、複合プリズム14と補助レンズ4a、4b
との間のスペースは非常に狭い。本実施例によれば、波
長板22、23を保持するための特別の機構、あるいは
所定の位置に保持するための基準面等をピックアップケ
ースに設ける必要がなく、限られたスペースに精度良く
波長板22、23を配置することが可能となる。
【0082】なお、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に波長板21を、合成される前のCD
の光路に波長板22を、DVDの光路に波長板23をそ
れぞれ配置しているが、このうちの少なくとも2つ、も
しくは少なくとも1つの波長板を用いる構成としても差
し支えない。
【0083】また、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に1/4波長板、合成される前のCD
およびDVDの光路にそれぞれ1/2波長板を配置して
いるが、波長板は、他の種類の組み合わせでもかまわな
い。
【0084】次に、図6は、本発明の第6の実施例によ
る光ヘッド101における光学系の概略を示した図であ
る。発振波長655nm、すなわちDVDのレーザ光源
2aから出射される光、および発振波長785nm、す
なわちCDのレーザ光源2bから出射される光は、図5
に示した第5の実施例と同様の過程を経て検出器12に
導かれる。ここで波長板22は、補助レンズ4bの1つ
の面に当接され固定される。また、波長板23は、補助
レンズ4aの1つの面に当接され固定される。補助レン
ズ4a、4bは、レンズ部のまわりが円筒状の筐筒とな
っており、図は、補助レンズ4a、4bの断面形状を示
す。このため補助レンズ4a、4bは、レンズのみの場
合に比べて光軸方向の距離が確保されており、光軸に対
する傾きの少ない、高い位置精度、角度精度でピックア
ップケースに保持されている。上記筐筒は、光束に垂直
な少なくとも1つの面を有し、1/2波長板22、23
は、この面に貼り付けられている。
【0085】本実施例によれば、複合プリズムの光学的
な利点を有しつつ、波長板22、および23は、補助レ
ンズ4a、4bの1つの面にそれぞれ当接され固定され
ており、補助レンズ4a、4bの高い位置精度、角度精
度と同等の精度が得られる。また、図に示すように、ダ
イクロイックプリズム5と補助レンズ4a、4bとの間
のスペースは非常に狭い。本実施例によれば、上記の位
置に波長板22、23を保持するための特別の機構、あ
るいは所定の位置に保持するための基準面等をピックア
ップケースに設ける必要がなく、限られたスペースに精
度良く波長板22、23を配置することが可能となる。
【0086】なお、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に波長板21を、合成される前のCD
の光路に波長板22を、DVDの光路に波長板23をそ
れぞれ配置しているが、このうちの少なくとも2つ、も
しくは少なくとも1つの波長板を用いる構成としても差
し支えない。
【0087】また、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に1/4波長板、合成される前のCD
およびDVDの光路にそれぞれ1/2波長板を配置して
いるが、波長板は、他の種類の組み合わせでもかまわな
い。
【0088】次に、図7は、本発明の第7の実施例によ
る光ヘッド101における光学系の概略を示した図であ
る。発振波長655nm、すなわちDVDのレーザ光源
2aから出射される光、および発振波長785nm、す
なわちCDのレーザ光源2bから出射される光は、図1
に示した第1の実施例と同様の過程を経て検出器12に
導かれる。ここで波長板22は、レーザ光源2bの1つ
の面に当接され固定される。レーザ2a、2bは、光ヘ
ッドの光軸を決定する部品であり、高い位置精度、角度
精度でピックアップケースに保持されている。レーザ光
源2a、2bは、光束に垂直な少なくとも1つの面を有
し、1/2波長板22、23は、この面に貼り付けられ
ている。
【0089】本実施例によれば、複合プリズムの光学的
な利点を有しつつ、波長板22、および23は、レーザ
光源2a、2bの1つの面にそれぞれ当接され固定され
ており、レーザ光源2a、2bの高い位置精度、角度精
度と同等の精度が得られる。また、図に示すように、補
助レンズ4a、4bと、レーザ光源2a、2bとの間の
スペースは非常に狭い。本実施例によれば、波長板2
2、23を保持するための特別の機構、あるいは所定の
位置に保持するための基準面等をピックアップケースに
設ける必要がなく、限られたスペースに精度良く波長板
22、23を配置することが可能となる。
【0090】また、本実施例では、光源に近い、発散光
の光束径が小さい位置に波長板を配置することにより、
波長板の大きさを小さくできる。これにより、波長板の
材料費を削減できる。また、小さな部品は変形しにく
く、収差等の光学的な問題が発生しにくい。
【0091】なお、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に波長板21を、合成される前のCD
の光路に波長板22を、DVDの光路に波長板23をそ
れぞれ配置しているが、このうちの少なくとも2つ、も
しくは少なくとも1つの波長板を用いる構成としても差
し支えない。
【0092】また、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に1/4波長板、合成される前のCD
およびDVDの光路にそれぞれ1/2波長板を配置して
いるが、波長板は、他の種類の組み合わせでもかまわな
い。
【0093】次に、図8は、本発明の第8の実施例によ
る光ヘッド101における光学系の概略を示した図であ
る。発振波長655nm、すなわちDVDのレーザ光源
2aから出射される光、および発振波長785nm、す
なわちCDのレーザ光源2bから出射される光は、図5
に示した第5の実施例と同様の過程を経て検出器12に
導かれる。ここで波長板21、22、23は、全て複合
プリズム14の光軸に垂直な各1つの面にそれぞれ当接
され固定される。複合プリズム14は、前述のように、
高い位置精度、角度精度でピックアップケースに保持さ
れている。また、各面の相対的な角度も高精度に管理さ
れている。
【0094】本実施例によれば、複合プリズムの光学的
な利点を有しつつ、波長板21、22、および23は、
複合プリズム14の各1つの面にそれぞれ当接され固定
されており、複合プリズム14の高い位置精度、角度精
度と同等の精度が得られる。また、各面の角度精度が管
理されている1つの部品に全ての波長板を貼り付けるこ
とにより、波長板の、より高い角度精度が確保できる。
【0095】さらに、図に示すように、複合プリズム1
4と補助レンズ4a、4b、およびコリメートレンズ7
との間のスペースは非常に狭い。本実施例によれば、上
記の位置に波長板21、22および23を保持するため
の特別の機構、あるいは所定の位置に保持するための基
準面等をピックアップケースに設ける必要がなく、限ら
れたスペースに精度良く波長板21、22および23を
配置することが可能となる。
【0096】なお、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に波長板21を、合成される前のCD
の光路に波長板22を、DVDの光路に波長板23をそ
れぞれ配置しているが、このうちの少なくとも2つ、も
しくは少なくとも1つの波長板を用いる構成としても差
し支えない。
【0097】また、本実施例では、DVDとCDとの光
路が合成された後に1/4波長板、合成される前のCD
およびDVDの光路にそれぞれ1/2波長板を配置して
いるが、波長板は、他の種類の組み合わせでもかまわな
い。
【0098】なお、図9は、1つの波長板25を、他の
光学部品に取り付けずに、単独で配置した場合の光ヘッ
ド1における光学系の概略を示した図である。波長板2
5を図に示す位置に保持するためには、図示せぬ保持機
構、あるいは所定の位置に保持するための基準面等をピ
ックアップケースに設ける必要が生じる。図に示すダイ
クロイックハーフミラー6とダイクロイックプリズム5
との間隔ではこれを配置するスペースが確保できず、ダ
イクロイックハーフミラー6以降の光学系を図のY軸マ
イナス方向にずらすなどの設計変更を余儀なくされる。
このため、光ヘッド1全体のサイズが大きくなる。
【0099】次に、これまでに説明した本発明光ヘッド
を搭載した、本発明光ディスク装置の実施例について説
明する。
【0100】図10は、本発明の光ヘッドを搭載した光
ディスク装置の実施例の概略ブロック図を示す。光ヘッ
ド508で検出された各種検出信号は、信号処理回路内
のサーボ信号生成回路504および情報信号再生回路5
05に送られる。サーボ信号生成回路504では、これ
ら検出信号から各光ディスクに適したフォーカスエラー
信号やトラッキングエラー信号が生成され、これをもと
にアクチュエータを駆動し、対物レンズの位置制御を行
う。また、情報信号再生回路505では、前記検出信号
から光ディスク1に記録された情報信号が再生される。
なお、前記サーボ信号生成回路504および情報信号再
生回路505で得られた信号の一部は、コントロール回
路500に送られる。コントロール回路500は、これ
ら各種信号を用いて、そのとき再生しようとしている光
ディスク10の種類を判別し、判別結果に応じてDVD
用レーザ点灯回路507もしくはCD用レーザ点灯回路
506のいずれかを駆動させ、さらにこれまで述べてき
たように各光ディスクの種類に応じたサーボ信号検出方
式を選択するようにサーボ信号生成回路504の回路構
成を切り替える機能を有する。なお、このコントロール
回路500にはアクセス制御回路502とスピンドルモ
ータ駆動回路501が接続されており、それぞれ光ピッ
クアップ508のアクセス方向位置制御や光ディスク1
0のスピンドルモータ509の回転制御が行われる。
【0101】以上が、本実施例による光ディスク装置の
構成であり、本実施例により、高性能、且つ、小型のC
D−R記録対応DVD/CD互換光ディスク装置を実現
している。
【0102】ただし、光ディスク10としてカートリッジ
を用いた場合でもかまわない。また、光ディスク10をト
レイに載せて挿入する方式以外に、光ディスク10あるい
はカートリッジそれ自体を自動あるいは手動によって挿
入する方式等、各種方式を用いることができる。さら
に、キャリッジ移動機構としては、ギア、スクリューね
じ、ステップモータ、リニアモータ等の各種方式いずれ
を使用してもかまわない。
【0103】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、記録系
光ディスクに対応して、光ディスク盤面上の光パワーを
向上させ、かつディスク盤面上スポットを円偏光とする
ことによってジッター性能を改善させるとともに、レー
ザ光源への戻り光を低減してレーザノイズの発生を防止
する光ヘッドを実現する。また、上記光ヘッドを実現す
るための波長板構成を提供するとともに、上記波長板を
限られたスペースのなかで高精度に取り付ける方法を実
現することにより、高性能、小型の光ヘッドを提供す
る。
【0104】また、本発明光ヘッドを搭載することによ
り、高性能、且つ、小型のCD−R記録対応DVD/C
D互換光ディスク装置を実現している
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光学系の構成を
示した模式図である。
【図2】本発明の第2の実施例における光学系の構成を
示した模式図である。
【図3】本発明の第3の実施例における光学系の構成を
示した模式図である。
【図4】本発明の第4の実施例における光学系の構成を
示した模式図である。
【図5】本発明の第5の実施例における光学系の構成を
示した模式図である。
【図6】本発明の第6の実施例における光学系の構成を
示した模式図である。
【図7】本発明の第7の実施例における光学系の構成を
示した模式図である。
【図8】本発明の第8の実施例における光学系の構成を
示した模式図である。
【図9】光学系の構成を示した模式図である。
【図10】本発明光ディスク装置の実施例を示した概略
ブロック図である
【符号の説明】
1…本発明光ヘッド、2a、2b…レーザ光源、3a、3b…
1/4波長板、4a、4b…補助レンズ、5…ダイクロイッ
クプリズム、6…ダイクロイックハーフミラー、7…コ
リメートレンズ、8…アクチュエータ、9…対物レンズ、
10…光ディスク、11…検出レンズ、12…光検出器、13…
フロントモニタ、14…複合プリズム、15a…複合プリズ
ム第1面、15b…複合プリズム第2面、21…波長板、22
…波長板、23…波長板、24…ディスクトレイ、25…波長
板、101…本発明光ヘッド、500…コントロール回路、50
4…サーボ信号生成回路、505…情報信号再生回路、506
…CDレーザ点灯回路、507…DVDレーザ点灯回路
フロントページの続き (72)発明者 泉 克彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 前田 伸幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 藤森 晋也 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 (72)発明者 佐竹 光雄 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 (72)発明者 渡辺 正義 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 (72)発明者 飯坂 信也 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 Fターム(参考) 5D119 AA01 AA09 AA20 AA41 BA01 BB01 BB02 BB04 EC45 EC47 FA08 JA02 JA31 LB05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1個のレーザ光源と、該レーザ
    光源から出射された光束の発散角を縮小するために設け
    られたコリメートレンズと、該コリメートレンズから出
    射した光束を情報記録媒体に集光する対物レンズと、上
    記情報記録媒体からの反射光を受光する光検出器と、上
    記情報記録媒体からの反射光を上記光検出器の所定位置
    に導く光検出光学系を有する光ヘッドであって、 上記レーザ光源と上記対物レンズとの間の光路中に上記
    記レーザ光源から出射される光の偏光の状態を変換する
    光学素子を少なくとも1つ配置し、且つ、上記光ヘッド
    は、上記レーザと上記コリメータレンズとが形成する光
    軸に略垂直な面を有する少なくとも1つの部品を有し、
    該面に、上記光学素子の1つの面を固定することを特徴
    とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】上記コリメートレンズは、上記レーザと上
    記コリメータレンズとが形成する光軸に略垂直な少なく
    とも1つの面を有し、該面に上記光学素子の1つの面を
    固定することを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。
  3. 【請求項3】第1の波長で発振する第1のレーザ光源
    と、第2の波長で発振する第2のレーザ光源の少なくと
    も2個のレーザ光源と、上記第1および第2のレーザ光
    源から出射された光束の発散角を縮小するために設けら
    れたコリメートレンズと、上記コリメートレンズから出
    射した第1あるいは第2の波長を有する光束を情報記録
    媒体に集光する対物レンズと、上記情報記録媒体からの
    反射光を受光する光検出器と、上記情報記録媒体からの
    反射光を上記光検出器の所定位置に導く光検出光学系を
    有する光ヘッドであって、 上記第1および第2のレーザ光源と上記コリメートレン
    ズとの間の光路中に上記第1および第2のレーザ光源か
    ら出射される光束の光路を合成する光学部品を備えると
    共に、上記レーザ光源と上記対物レンズとの間の光路中
    に上記記レーザ光源から出射される光の偏光の状態を変
    換する光学素子を少なくとも1つ配置し、且つ、上記光
    ヘッドは、上記レーザと上記コリメータレンズとが形成
    する光軸に略垂直な面を有する少なくとも1つの部品を
    有し、該面に、上記光学素子の1つの面を固定すること
    を特徴とする光ヘッド。
  4. 【請求項4】上記コリメートレンズは、上記第1および
    第2のレーザ光源から出射される光束の光路を合成する
    光学部品によって合成された光路中に配置され、且つ、
    上記レーザと上記コリメータレンズとが形成する光軸に
    略垂直な少なくとも1つの面を有し、該面に上記光学素
    子の1つの面を固定することを特徴とする請求項1およ
    び3に記載の光ヘッド。
  5. 【請求項5】上記第1および第2のレーザ光源から出射
    される光束の光路を合成する光学部品は、上記レーザと
    上記コリメータレンズとが形成する光軸に略垂直な少な
    くとも1つの面を有し、該面に上記光学素子の1つの面
    を固定することを特徴とする請求項1および3に記載の
    光ヘッド。
  6. 【請求項6】上記光ヘッドは、上記第1および第2のレ
    ーザ光源と前記コリメートレンズとの間の光路中に上記
    第1および第2のレーザ光源から出射される光束の光路
    を合成する光学部品を備えると共に、上記第1および第
    2のレーザ光源と、該第1および第2のレーザ光源から
    出射される光束の光路を合成する光学部品との間の少な
    くとも1つの光路中に、上記レーザ光源から出射される
    光の偏光の状態を変換する光学素子を少なくとも1つ配
    置し、上記第1および第2のレーザ光源から出射される
    光束の光路を合成する光学部品は、上記レーザと上記コ
    リメータレンズとが形成する光軸に略垂直な少なくとも
    1つの面を有し、該面に上記光学素子の1つの面を固定
    することを特徴とする光ヘッド。
  7. 【請求項7】上記光ヘッドは、上記第1および第2のレ
    ーザ光源と前記コリメートレンズとの間の光路中に上記
    第1および第2のレーザ光源から出射される光束の光路
    を合成する光学部品を備えると共に、上記光路合成部品
    と上記第1のレーザ光源との間の光路中に光束を収束ま
    たは発散させる機能を有する第1の補助レンズを配置
    し、該第1の補助レンズは、上記レーザと上記コリメー
    タレンズとが形成する光軸に略垂直な少なくとも1つの
    面を有し、該面に上記光学素子の1つの面を固定するこ
    とを特徴とする光ヘッド。
  8. 【請求項8】上記光ヘッドは、上記第1および第2のレ
    ーザ光源と前記コリメートレンズとの間の光路中に上記
    第1および第2のレーザ光源から出射される光束の光路
    を合成する光学部品を備えると共に、上記光路合成部品
    と上記第2のレーザ光源との間の光路中に光束を収束ま
    たは発散させる機能を有する第2の補助レンズを配置
    し、該第1の補助レンズは、上記レーザと上記コリメー
    タレンズとが形成する光軸に略垂直な少なくとも1つの
    面を有し、該面に上記光学素子の1つの面を固定するこ
    とを特徴とする光ヘッド。
  9. 【請求項9】上記光ヘッドの上記第1および第2のレー
    ザ光源の少なくとも1つは、該レーザと上記コリメータ
    レンズとが形成する光軸に略垂直な少なくとも1つの面
    を有し、該面に上記光学素子の1つの面を固定すること
    を特徴とする光ヘッド。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲の請求項1から請求項9
    のいずれかに記載された光ヘッドを搭載した光ディスク
    装置。
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