JP3854768B2 - 光ピックアップ及び光学的情報再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は光学的情報記録媒体(以下、光ディスクと記す)に記録された情報信号を再生するために用いられる光ピックアップおよびそれを搭載した光学的情報再生装置(以下、光ディスク装置と記す)に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置に搭載される光ピックアップの一例として、特開平8−55363号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
光ディスク装置に搭載される光ピックアップは、半導体レーザ光源から出射されたレーザ光を反射ミラーなどの光学部品を用いて対物レンズに導き、光ディスク上に光束を合焦させてスポットを形成する。この半導体レーザには、一般に非点隔差が存在する。図2は、半導体レーザの概略構成および出射されるレーザ光の様子を示す。半導体レーザ10から出射された光束16は、活性層17の接合面に対して垂直な方向(以下、この方向をθ⊥方向と称す。)と、このθ⊥方向に垂直な方向すなわち前記接合面に対して平行な方向(以下、この方向をθ//方向と称す。)とで異なる強度分布を持ち、θ⊥方向が長手方向となる略楕円形状の分布となる。また、出射光のビームウェストの位置が、θ⊥方向では活性層17の共振器端面上にあるのに対して、θ//方向では活性層17の共振器内にある。このビームウェストのずれΔZは、光ディスク上では、非点収差として現れる。しかし、前記従来の技術に示すように平面反射ミラーによって光ビームを反射させて光ビームを対物レンズに導く光ピックアップでは、非点隔差を補正できず、光ディスク上で非点収差が発生するという問題点があった。
【0004】
また、近年、光ディスクにおいては、基板厚さの違いや対応波長の違いによって様々な種類の光ディスクが存在する。例えばCDやCD−Rなどの光ディスクは、基板厚さ1.2mmで記録、再生に最適なレーザ光の波長は780nm帯であるのに対し、DVD−ROMやDVD−RAMなどはディスク基板厚さ0.6mmで対応波長は650nm帯である。そのため、近年普及し始めたDVD用の光ピックアップでは、既に普及してるCD系の光ディスクとの互換を考慮して780nmと650nmの2つの波長の半導体レーザを搭載したものが主流となっている。これら光ディスクの利用拡大に伴い、光ディスク装置の小型化・低価格化が進められており、それには光ピックアップの小形化・簡略化技術が不可欠である。特に、複数種類の光ディスクへの対応を考慮した場合、それぞれの光ディスクに対応する光学系が必要となるが、光学部品の共用化による光学系の簡素化あるいは部品数の低減化は、光ピックアップの小型化、低コスト化に有効である。これに関し、前記従来の技術では、複数種類の光ディスクの再生を可能とするために、2つの異なる波長のレーザ光を途中の光路上で合成し、1つの対物レンズにより情報の再生を可能にする技術が開示されている。ここで2つの光ビームを共通光学系とするための光路合成用の光学素子として波長選択性のプリズムが用いられている。しかしながら、この波長選択性プリズムは張合わせ部品であるために部品コストがかかり、光ピックアップの更なる低コスト化に対する大きな障害となっていた。
【0005】
以上の状況を鑑み、本発明が解決すべき課題は、反射ミラーによって光ビームを対物レンズに導く光ピックアップにおいて、半導体レーザにて発生する非点隔差を補償して良好な再生信号を得るための光ピックアップまたはこれを搭載した光学的情報再生装置を提供することにある。
【0006】
また、複数の半導体レーザを用いることにより複数の種類の異なる光ディスクに対応した光ピックアップにおいて、小型化、低コスト化に有利な光ピックアップまたはこれを搭載した光学的情報再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、特許請求の範囲に記載の光ピックアップ又は光ディスク装置により解決される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における第1の実施の形態を図1から図3および図6を用いて説明する。
【0016】
図1は、第1の実施の形態を示す光ピックアップの概略構成図である。図1において、ホログラムユニット3は、所定の波長で発振する半導体レーザ10とホログラム11と光検出器12が一体に構成されたものである。ホログラムユニット3内の半導体レーザ10より出射した光束は、ホログラム11を透過するように構成されている。反射ミラー4は後述する形状を持つ光学素子であり、表面にレーザ光を反射する反射膜を形成してある。ホログラムユニット3より出射した発散光束は、その光軸に対してθの角度をなして配置されている反射ミラー4の表面の反射膜において反射した後、コリメートレンズ5によって平行光束に変換され、対物レンズ6に達する。対物レンズ6はアクチュエータ7に一体に保持されており、駆動コイル8に通電することにより、光ディスク1の情報記録面上に光束を合焦し光スポットを形成することが可能である。光ディスク1を反射した光束は、往路光と同様の光路を逆にたどって対物レンズ6、コリメートレンズ5、反射ミラー4を経て、ホログラムユニット3に到達する。ホログラム11には格子溝(図示せず)が形成されており、光ディスク1を反射してきた光束を格子溝により回折し、光検出器12a、12bに導くようになっている。ここで、前述のように、一般に半導体レーザ10には図2に示す非点隔差ΔZが存在する。
【0017】
図3は、第1の実施の形態における半導体レーザ10と反射ミラー4の位置関係を示す。図3に示すように、第1の実施の形態においては、半導体レーザ10のθ//方向は、半導体レーザ10から出射されて反射ミラー4に入射する光ビームの光軸20と光軸20が反射ミラー4に入射する点21における面法線22とを共に含む面と、ほぼ平行となっている。また、半導体レーザ10から出射されて反射ミラー4に入射する光ビームの光軸20と、光軸20が反射ミラー4に入射する点21における面法線22とがなす角度をθとする。図1あるいは図3に示すように、反射ミラー4の反射面23は、半導体レーザ10に向かって凸形状となる球面形状を有している。この球面形状の曲率半径をρとする。
【0018】
図3に示すように、曲率半径ρの反射ミラー4が、半導体レーザ10から出射した発散光束中に角度θをもって斜めに配置されている。また、半導体レーザ10の光軸20を含むθ//方向の面と、この斜めに配置した反射ミラー4の面法線22と光軸20とを含む面とは同一面となるように配置してあり、かつ反射面23は凸形状の球面である。この場合、反射ミラー4を反射した光束には、半導体レーザ10の非点隔差によって生じる出射光束の非点収差に対して逆符号の非点収差が発生する。これにより半導体レーザ10の非点隔差を補償することができる。
【0019】
図6は、光束の反射ミラー4への入射角度θと、反射ミラー4で補正される非点隔差量との関係を、反射ミラー4の曲率半径ρをパラメータとして求めた結果である。半導体レーザ10の非点隔差ΔZは、約5μmから20μmの範囲にある。そこで反射ミラー4の曲率半径ρを5m≦ρ≦30m 、光束の反射ミラー4への入射角度θを10°≦θ≦70°の範囲の所定値に設定すれば、半導体レーザ4の非点隔差ΔZを補正できることがわかる。
【0020】
以上により、本発明における第1の実施の形態によれば、発散光束中におかれた反射ミラーの反射面の形状および反射ミラーの挿入角度(光束の反射ミラーへの入射角度)を所定の値に設定するだけで、部品点数を増やすことなく、半導体レーザが有する非点隔差を補正することができ、良好な再生信号を得ることが可能となる。
【0021】
次に本発明における第2の実施の形態について、図4から図6を用いて説明する。
【0022】
図4は、第2の実施の形態を示す光ピックアップの概略構成図である。光学系の動作は、図1に示した第1の実施の形態と同様である。
【0023】
図5は、第2の実施の形態における半導体レーザ10と反射ミラー4の位置関係を示す。図5に示すように、第2の実施の形態においては、半導体レーザ10のθ⊥方向は、半導体レーザ10から出射されて反射ミラー4に入射する光ビームの光軸20と光軸20が反射ミラー4に入射する点21における面法線22とを共に含む面と、ほぼ平行となっている。すなわち、半導体レーザ10は、図3に示した位置から光軸20のまわりに90°回転している。また、半導体レーザ10から出射されて反射ミラー4に入射する光ビームの光軸20と、光軸20が反射ミラー4に入射する点21における面法線22とがなす角度をθとする。図4あるいは図5に示すように、反射ミラー4の反射面24は、半導体レーザ10に向かって凹形状となる球面形状を有している。この球面形状の曲率半径をρとする。
【0024】
図5に示すように、曲率半径ρの反射ミラー4が、半導体レーザ10から出射した発散光束中に角度θをもって斜めに配置されている。また、半導体レーザ13の光軸を含むθ⊥方向の面と、斜めに配置された反射ミラー4の面法線22と光軸20とを含む面とは同一面となるように配置してあり、かつ反射面24は凹形状の球面である。この場合、反射ミラー4を反射した光束には、半導体レーザ10の非点隔差によって生じる出射光束の非点収差に対して逆符号の非点収差が発生する。これにより半導体レーザ10の非点隔差を補償することができる。
【0025】
本実施の形態においても、光束の反射ミラー4への入射角度θと、反射ミラー4で補正される非点隔差量とは、図6に示す関係となる。従って反射ミラー4の曲率半径ρを5m≦ρ≦30m 、光束の反射ミラー4への入射角度θを10°≦θ≦70°の範囲の所定値に設定すれば、半導体レーザ4の非点隔差ΔZを補正することが可能となり、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0026】
次に、本発明における第3の実施の形態を図7、図8を用いて説明する。
【0027】
図7は、第3の実施の形態を示す光ピックアップの概略構成図である。光学系の動作は、図1に示した第1の実施の形態と同様である。ただし、図7に示すように、反射ミラー4は、ほぼ同じ曲率を有する平行板で形成されている。半導体レーザ10と反射ミラー4の位置関係は、図3に示した場合と同様である。すなわち、半導体レーザ10のθ//方向は、半導体レーザ10から出射されて反射ミラー4に入射する光ビームの光軸20と光軸20が反射ミラー4に入射する点21における面法線22とを共に含む面と、ほぼ平行となっている。また、半導体レーザ10から出射されて反射ミラー4に入射する光ビームの光軸20と、光軸20が反射ミラー4に入射する点21における面法線22とがなす角度をθとする。反射ミラー4の反射面25は、半導体レーザ10に向かって凸形状となる球面形状を有しており、かつ反射面25と反対の面26は、反射面25と同心の球面形状を有し、略平行になっている。反射面25における球面形状の曲率半径をρとする。また、第1の実施の形態と同様に、曲率半径ρの反射ミラー4が、半導体レーザ10から出射した発散光束中に角度θをもって斜めに配置されており、また、半導体レーザ10の光軸を含むθ//方向の面と、斜めに配置された反射ミラー4の面法線22と光軸20とを含む面とは同一面となるように配置してあり、かつ反射面25は凸形状の球面である。この場合、反射ミラー4を反射した光束には、半導体レーザ10の非点隔差によって生じる出射光束の非点収差に対して逆符号の非点収差が発生する。これにより半導体レーザ10の非点隔差を補償することができる。
【0028】
図8は、本実施の形態における平行板反射ミラー4の製造方法を示す模式図である。反射ミラー4は、図8(a)に示すように例えばガラスなどの基板30の一方の面に、図8(b)に示すように薄い反射膜31を形成したものである。基板30は、平行平板である。反射膜31を形成する際に温度が上昇し、形成後に温度が下がる際、基板30の収縮率が反射膜31の収縮率より大きいことにより、反射面25側が凸形状となる大きな曲率半径ρを有する球面形状を形成する。基板および反射膜の厚さ、剛性、収縮率等を選択することにより、所定の曲率半径ρを有する反射ミラー4が得られる。
【0029】
本実施の形態においても、光束の反射ミラー4への入射角度θと、反射ミラー4で補正される非点隔差量とは、図6に示す関係となる。従って反射ミラー4の曲率半径ρを5m≦ρ≦30m 、光束の反射ミラー4への入射角度θを10°≦θ≦70°の範囲の所定値に設定すれば、半導体レーザ4の非点隔差ΔZを補正することが可能となり、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、ガラスなどの基板に反射膜を形成する工程によって同時に所望の曲率半径の反射ミラーが得られることから、工程数増加などによるコスト増加がない。
【0030】
また、本実施の形態では、半導体レーザ10の光軸を含むθ//方向の面と、反射ミラー4の反射面25の法線22と光軸20とを含む面とが同一面となるように配置し、反射ミラー4の反射面25を凸形状の球面形状とした。これを、半導体レーザ10の光軸を含むθ⊥方向の面と、反射ミラー4の面法線22と光軸20とを含む面を同一面となるように配置し、かつ反射面25を凹形状の球面形状として、反射ミラー4の曲率半径ρや傾斜角度θの設定値によって非点収差を補償しても良いことは言うまでもない。この場合は、反射ミラー4の基板30の収縮率を反射膜31の収縮率より小さくすることにより、反射面25側が凹形状となる大きな曲率半径ρを有する球面形状を形成する。
【0031】
次に、本発明における第4の実施の形態を図9を用いて説明する。
【0032】
図9(a)、(b)は本実施の形態による光ピックアップの概略構成図であり、それぞれ異なる種類の光ディスク1及び光ディスク2を再生している状態を示している。図9(a)において、ホログラムユニット3は、例えば650nmの波長で発振する半導体レーザ10とホログラム11と光検出器12が一体に構成されたものである。ホログラムユニット3内の半導体レーザ10より出射した光束は、ホログラム11を透過するように構成されている。18は、ダイクロミラーであり、所定の曲率半径ρの球面形状を有し、ホログラムユニット3の方向に凸形状を持つ。ダイクロミラー18は、表面に650nm波長のレーザ光を反射する反射膜を形成してある。ホログラムユニット3より出射した光束は、その光軸20に対してθの角度をなして配置されているダイクロミラー18の表面の反射面27において反射した後、コリメートレンズ5によって平行光束に変換され、対物レンズ6に達する。対物レンズ6はアクチュエータ7に一体に保持されており、駆動コイル8に通電することにより、例えばDVD−ROMなどの光ディスク1の情報記録面上に光束を合焦し光スポットを形成することが可能である。光ディスク1を反射した光束は、往路光と同様の光路を逆にたどって対物レンズ6、コリメートレンズ5、ダイクロミラー18を経て、ホログラムユニット3に到達する。ホログラム11には格子溝(図示せず)が形成されており、光ディスク1を反射してきた光束を格子溝により回折し、光検出器12a、12bに導くようになっている。
【0033】
図9(b)において、ホログラムユニット9は、例えば785nmの波長で発振する半導体レーザ13とホログラム14と光検出器15が一体に構成されたものである。ホログラムユニット9内の半導体レーザ13より出射した光束は、ホログラム14を透過するように構成されている。ダイクロミラー18は785nm波長のレーザ光を透過させる特性を備えているため、ホログラムユニット9の半導体レーザ13より出射した光束はダイクロミラー18を透過し、コリメートレンズ5によって平行光束に変換され、対物レンズ6に達する。対物レンズ6は、例えばCD−ROMなどの光ディスク2に対しても、半導体レーザ13より出射された光束を光ディスク上の情報記録面に集光可能なレンズであり、光ディスク2の情報記録面上に光スポットを形成している。
【0034】
光ディスク2を反射した光束は、往路光と同様の光路を逆にたどって対物レンズ6、コリメートレンズ5、ダイクロミラー18を経て、ホログラムユニット9に到達する。ホログラム14には格子溝(図示せず)が形成されており、光ディスク2を反射してきた光束を格子溝により回折し、光検出器15a、15bに導くようになっている。
【0035】
本実施の形態においては、光ピックアップの部品点数を低減するために、コリーメートレンズ5から対物レンズ6に至る光学系を2つの異なるレーザ波長に対して共用化している構成である。そのため、既に説明したように2つのレーザ光を光路上で合成するダイクロミラー18は、第1の半導体レーザ10からの光束は反射し、かつ第2の半導体レーザ13からの光束は透過するように、いづれも発散状態の光束が入射する構成となっている。
【0036】
ここで、半導体レーザ10とダイクロミラー18の位置関係は、図3に示した場合と同様である。すなわち、半導体レーザ10のθ//方向は、半導体レーザ10から出射されてダイクロミラー18に入射する光ビームの光軸20と光軸20が反射ミラー4に入射する点21における面法線22とを共に含む面と、ほぼ平行となっている。また、半導体レーザ10から出射されてダイクロミラー18に入射する光ビームの光軸20と、光軸20がダイクロミラー18に入射する点21における面法線22とがなす角度をθとする。ダイクロミラー18の反射面27は、半導体レーザ10に向かって凸形状となる球面形状を有しており、かつ反射面である第1の面27と第2の面28は、同心の球面形状を有し、略平行になっている。反射面27における球面形状の曲率半径をρとする。また、第1の実施の形態と同様に、曲率半径ρの反射ミラー4が、半導体レーザ10から出射した発散光束中に角度θをもって斜めに配置されており、また、半導体レーザ10の光軸を含むθ//方向の面と、斜めに配置された反射ミラー4の面法線22と光軸20とを含む面とは同一面となるように配置してあり、かつ反射面27は凸形状の球面である。この場合、反射ミラー4を反射した光束には、半導体レーザ10の非点隔差によって生じる出射光束の非点収差に対して逆符号の非点収差が発生する。これにより半導体レーザ10の非点隔差を補償することができる。
【0037】
本実施の形態におけるダイクロミラー18の製造方法は、図8に示した反射ミラーの製造方法と同様である。すなわち、例えばガラスなどの基板30の一方の面に、例えば650nmの波長の光ビームを反射する波長選択性の反射膜31を形成したものである。基板30は、反射膜31を形成する前は、平行平板である。反射膜31を形成する際に温度が上昇し、形成後に温度が下がる際、基板30の収縮率が反射膜31の収縮率より大きいことにより、反射面27側が凸形状となる大きな曲率半径ρを有する球面形状を形成する。基板30および反射膜31の厚さ、剛性、収縮率を選択することにより、所定の曲率半径を有するダイクロミラー18を得る。
【0038】
また、本実施の形態では、半導体レーザ10の光軸を含むθ//方向の面と、反射ミラー4の反射面27の法線22と光軸20とを含む面とが同一面となるように配置し、反射ミラー4の反射面27を凸形状の球面形状とした。これを、半導体レーザ10の光軸を含むθ⊥方向の面と、反射ミラー4の面法線22と光軸20とを含む面を同一面となるように配置し、かつ反射面27を凹形状の球面形状として、反射ミラー4の曲率半径ρや傾斜角度θの設定値によって非点収差を補償しても良いことは言うまでもない。この場合は、ダイクロミラー18の基板30の収縮率を反射膜31の収縮率より小さくすることにより、反射面27側が凹形状となる大きな曲率半径ρを有する球面形状を形成する。
【0039】
本実施の形態においても、光束のダイクロミラー18への入射角度θと、ダイクロミラー18で補正される非点隔差量とは、図6に示す関係となる。従ってダイクロミラー18の曲率半径ρを5m≦ρ≦30m 、光束のダイクロミラー18への入射角度θを10°≦θ≦70°の範囲の所定値に設定すれば、半導体レーザ10の非点隔差ΔZを補正することが可能となり、第1、第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0040】
また、本実施の形態によれば、2つの光路の合成部分に通常使用されるダイクロプリズムと比較して低コスト化の図れる平行平板からなるダイクロミラーを配置することができ、かつ良好な再生信号を得ることが可能となっている。また、ガラスなどの基板に反射膜を形成する工程によって同時に所望の曲率半径のダイクロミラーが得られる。
【0041】
次に、反射ミラー4またはダイクロミラー18の製造方法に関する他の実施の形態について、図10を用いて説明する。
【0042】
図10は、本実施の形態における反射ミラー4またはダイクロミラー18などのミラーの製造方法を示す模式図である。図10(a)は、ミラー40の基板41を示す。基板41は、たとえばガラスの平行平板である。次に、図10(b)に示すように基板41の一方の面42に膜43を形成する。膜43を形成する際に温度が上昇し、形成後に温度が下がる際、基板41の収縮率が膜43の収縮率より大きいことにより、面42側が凸形状となる曲率半径ρ′を有する球面形状を形成する。次に図10(c)に示すように基板41の他方の面、すなわち膜43を形成した面と反対の面44に第2の膜45を形成する。膜45を形成する際も温度が上昇し、形成後に温度が下がる。このとき、既に膜43が形成された基板41の収縮率が膜45の収縮率より小さいことにより、球面形状の曲率半径は、ρ′より大きなρとなる。ここで膜43は、例えば反射膜や波長選択性のある反射膜である。また、膜45は、例えば反射防止膜である。
【0043】
本実施の形態によれば、平行平板の基板の両面に膜を形成することにより、より大きな曲率半径のミラーを作ることが可能となる。また、膜を形成する回数を増やしたことにより、曲率半径をより高精密に設定できる。
【0044】
以上、本発明を複数の実施の形態を用いて説明してきたが、本発明を用いた光ピックアップの光学系において、対物レンズの数は1つに限定するものではなく、複数の対物レンズを用いてもよい。また、半導体レーザの数も3つ以上の構成であっても良い。
【0045】
また、本発明の実施の形態においては、反射面の形状を球面形状として説明してきたが、これをθ//方向とθ⊥方向とで曲率半径が異なる曲面形状や円筒形状としても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0046】
図11は、以上の実施例で説明した光ピックアップを搭載した光ディスク装置の概略ブロック図を示す。光ピックアップ508で検出された各種検出信号は、信号処理回路内のサーボ信号生成回路504及び情報信号再生回路505に送られる。サーボ信号生成回路504では、これら検出信号から各光ディスクに適したフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号が生成され、これをもとにアクチュエータ駆動回路503を経て光ピックアップ508内の対物レンズアクチュエータを駆動し、対物レンズの位置制御を行う。また、情報信号再生回路505では前記検出信号から光ディスク1に記録された情報信号が再生される。尚、前記サーボ信号生成回路504及び情報信号再生回路505で得られた信号の一部はコントロール回路500に送られる。コントロール回路500は、これら各種信号を用いてそのとき再生しようとしている光ディスク1の種類を判別し、判別結果に応じてDVD用レーザ点灯回路507もしくはCD用レーザ点灯回路506のいずれかを駆動させ、さらにこれまで述べてきたように各光ディスクの種類に応じたサーボ信号検出方式を選択するようにサーボ信号生成回路504の回路構成を切り替える機能を有する。尚、このコントロール回路500にはアクセス制御回路502とスピンドルモータ駆動回路501が接続されており、それぞれ光ピックアップ508のアクセス方向位置制御や光ディスク1のスピンドルモータ509の回転制御が行われる。
以上の実施例で述べたように、球面形状を有するミラーを配置することにより、低コスト化を図ると同時に、半導体レーザにて発生する非点隔差を補償し、光ディスク上に良好な光スポットを照射することにより、良好な再生信号を得ることが可能である。
【0047】
【発明の効果】
発明によれば、半導体レーザにて発生する非点隔差を補償し良好な再生信号を得ることが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による光ピックアップの構成図である。
【図2】半導体レーザにおける非点隔差を示す図である。
【図3】本発明の第1、第3および第4の実施の形態によるミラーと非点隔差の位置関係を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による光ピックアップの構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるミラーと非点隔差の位置関係を示す図である。
【図6】光ビームの光軸に対するミラーの設置角度と補正非点隔差との関係を示す計算結果である。
【図7】本発明の第3の実施の形態による光ピックアップの構成図である。
【図8】本発明の第3および第4の実施の形態によるミラーの製造方法を示す模式図である。
【図9】本発明の第4の実施形態における光ピックアップの構成図である。
【図10】本発明の第3および第4の実施の形態によるミラーの、他の製造方法を示す模式図である。
【図11】本発明の光ピックアップを搭載した光学的情報再生装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2……光ディスク 3、9……ホログラムユニット、
4……ダイクロミラー 5……コリメートレンズ、
6……対物レンズ、 7……アクチュエータ、
8……駆動コイル、 10、13……半導体レーザ、
11、14……ホログラム、 12、15……光検出器、
18……ダイクロミラー、17……活性層、
20……光軸、 22……面法線、
30……基板、 31……反射膜、
40……ミラー、 43、45……膜。

Claims (10)

  1. 光ビームを出射する半導体レーザ光源と、
    該半導体レーザ光源から出射された光ビームを反射するミラーと、
    ミラーを反射した光ビームを光学的情報記録媒体上に集光する対物レンズとを備え、
    該半導体レーザ光源は、光ビームのビームウェストの位置が素子接合面に平行な方向と素子接合面に垂直な方向とで異なる非点隔差を有し、
    該ミラーは、該半導体レーザ光源の非点隔差により生ずる光ビームの非点収差を相殺する逆符号の非点収差を発生させる曲面を有し、
    該半導体レーザ光源および該ミラーは、該半導体レーザ光源の素子接合面と、該半導体レーザ光源から出射され該ミラーに入射する光ビームの光軸および該光軸の入射位置におけるミラーの面法線を共に含む面と、が略平行になるように配置されるとともに、該ミラーの反射面が該半導体レーザ光源に向かって凸形状となるように配置されることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 光ビームを出射する半導体レーザ光源と、
    該半導体レーザ光源から出射された光ビームを反射するミラーと、
    該ミラーを反射した光ビームを光学的情報記録媒体上に集光する対物レンズとを備え、
    該半導体レーザ光源は、光ビームのビームウェストの位置が素子接合面に平行な方向と素子接合面に垂直な方向とで異なる非点隔差を有し、
    該ミラーは、該半導体レーザ光源の非点隔差により生ずる光ビームの非点収差を相殺する逆符号の非点収差を発生させる曲面を有し、
    該半導体レーザ光源および該ミラーは、該半導体レーザ光源の素子接合面と、該半導体レーザ光源から出射され該ミラーに入射する光ビームの光軸および該光軸の入射位置におけるミラーの面法線を共に含む面と、が略垂直になるように配置されるとともに、該ミラーの反射面が該半導体レーザ光源に向かって凹形状となるように配置されることを特徴とする光ピックアップ。
  3. 該半導体レーザ光源から出射され該ミラーに入射する光ビームの光軸と、該光軸の入射位置におけるミラーの面法線と、からなる角度をθとし、
    該ミラーの反射面における該光ビームの入射点近傍の曲率半径をρと表すとき、該θおよびρは、次の範囲で表されることを特徴とする請求項1または2記載の光ピックアップ。
    5m≦ρ≦30m
    10°≦θ≦70°
  4. 該ミラーは、該ミラーの第1の面と第2の面とで構成され、該第1および第2の面が、略平行な曲面を形成する平行曲面板であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  5. 該ミラーは、平行平板の一方の面に所定の反射膜を形成することによって該光ビームの入射点近傍の曲率半径がρとなる平行曲面板を形成したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  6. 該ミラーは、平行平板の第1の面に所定の反射膜を形成することによって該光ビームの入射点近傍の曲率半径がρ′となる平行曲面板を形成し、
    次に該第1の面と反対側の第2の面に所定の膜を形成することによって該光ビームの入射点近傍の曲率半径を該曲率半径ρ′より大きな曲率半径ρとしたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  7. 第1の波長の光ビームを出射する第1の半導体レーザ光源と、
    第2の波長の光ビームを出射する第2の半導体レーザ光源と、
    該第1の半導体レーザ光源から出射された光ビームを透過し、該第2の半導体レーザ光源から出射された光ビームを反射するミラーと、
    該ミラーを反射した光ビームを光学的情報記録媒体上に集光する対物レンズとを備え、
    該第2の半導体レーザ光源は、光ビームのビームウェストの位置が素子接合面に平行な方向と素子接合面に垂直な方向とで異なる非点隔差を有し、
    該ミラーは、該第2の半導体レーザ光源の非点隔差により生ずる光ビームの非点収差を相殺する逆符号の非点収差を発生させる曲面を有し、
    該第2の半導体レーザ光源および該ミラーは、該第2の半導体レーザ光源の素子接合面と、該第2の半導体レーザ光源から出射され該ミラーに入射する光ビームの光軸および該光軸の入射位置におけるミラーの面法線を共に含む面と、が略平行になるように配置されるとともに、該ミラーの反射面が該第2の半導体レーザ光源に向かって凸形状となるように配置されることを特徴とする光ピックアップ。
  8. 第1の波長の光ビームを出射する第1の半導体レーザ光源と、
    第2の波長の光ビームを出射する第2の半導体レーザ光源と、
    該第1の半導体レーザ光源から出射された光ビームを透過し、該第2の半導体レーザ光源から出射された光ビームを反射するミラーと、
    該ミラーを反射した光ビームを光学的情報記録媒体上に集光する対物レンズとを備え、
    該第2の半導体レーザ光源は、光ビームのビームウェストの位置が素子接合面に平行な方向と素子接合面に垂直な方向とで異なる非点隔差を有し、
    該ミラーは、該第2の半導体レーザ光源の非点隔差により生ずる光ビームの非点収差を相殺する逆符号の非点収差を発生させる曲面を有し、
    該第2の半導体レーザ光源および該ミラーは、該第2の半導体レーザ光源の素子接合面と、該第2の半導体レーザ光源から出射され該ミラーに入射する光ビームの光軸および該光軸の入射位置におけるミラーの面法線を共に含む面と、が略垂直になるように配置されるとともに、該ミラーの反射面が該第2の半導体レーザ光源に向かって凹形状となるように配置されることを特徴とする光ピックアップ。
  9. 該ミラーは、平行平板の一方の面に、該半導体レーザ光源のうち第1の半導体レーザ光源から出射された光ビームを透過するとともに第2の半導体レーザ光源から出射された光ビームを反射する所定の誘電体膜または金属膜を形成することによって、該光ビームの入射点近傍の曲率半径がρとなる平行曲面板を形成したことを特徴とする請求項8に記載の光ピックアップ。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一つに記載の光ピックアップと、
    該光ピックアップで得られた信号により光学的情報記録媒体の種類を判別するコントロール回路と、
    該コントロール回路で判別された光学的情報記録媒体に適したサーボ信号検出方式によりサーボ信号を生成するサーボ信号生成回路と、を有することを特徴とする光学的情報再生装置。
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