JP2008304661A - 表示装置および表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フリッカの発生を抑制する。
【解決手段】ドット毎(1H/1V毎)に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定され、極性反転が1フィールドごとであるとき、最適VCOMに調整されていないとき(VCOM高めまたは低めのとき)であっても、それぞれの画素に注目したとしても、発生するフリッカ成分は60Hzであり、人間の目に視認されない。したがって、最適VCOMの調整範囲を広く設定することができ、工程中のリードタイムを短くする事ができる。本発明は、液晶表示装置に適用できる。
【選択図】図17

Description

本発明は、表示装置および表示方法に関し、特に、画素間のピッチが狭い液晶パネルにより画像を表示する場合に用いて好適な、表示装置および表示方法に関する。
アクティブマトリクス型の液晶表示装置は、走査(ゲート)線がマトリクス配置における行としてまた、信号線がマトリクス配置における列として配置され、各走査線及び信号線の交差部に、画素に対応する液晶セルが、行列状(マトリクス状)に配置されている。そして、液晶セルに格納されている液晶は、11水平期間(1H)毎にその行の素子をアクティブ状態にする水平駆動回路と、アクティブ状態になっている行の走査線を順次走査(スキャン)して画素を行毎(ライン毎)に選択して駆動する垂直駆動回路とにより印加される電圧により駆動されるようになされている。
なお、画素に対応する液晶セルに格納されている液晶は、直流電圧が印加されると寿命が短くなってしまう。そこで、一般的な液晶表示装置においては、共通電極に印加する電圧を基準にして、液晶セルの画素電極に印加する電圧を、一定時間毎に、正電圧側と負電圧側に変化させることにより、寿命が短くなることを防止することができるようになされている。
従来、特に高温ポリシリコンを用いたマイクロディスプレイにおいて、1水平ラインごとに反転駆動を行う、1H反転駆動が行われていた。しかしながら、近年、パネルの小型化とともに画素の狭ピッチ化が進み、1H反転駆動が行われた場合、液晶に印加される電界は、画素電位と対向電位間で決定される電界より、逆極性である上下隣接画素電位間の電界の影響を強く受け(1H反転駆動が行われた場合、左右の隣接画素は同一極性のため電界の影響は少ない)、リバースチルトが発生し、結果的に光漏れの原因となっていた。
逆極性となる隣接画素電位間の電界の影響によるリバースチルトの発生を回避するためには、例えば、1フィールド内の極性は各水平ライン垂直ラインとも同一として上下左右の隣接画素の極性が同一になるようにして、フィールド間で極性を反転させる1F反転駆動が行われていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−017528号公報
1F反転駆動では、画面のちらつき、所謂、フリッカが問題となるが、例えば、図1に示されるように、入力された60Hzのフレーム画像データを、同一の画像を120Hzで2回表示する、すなわち、1フレームを2フィールドの画像を用いて表示する(図1においては、黒表示時、中間調表時事、および、白表示時を例として図示している)などのように、出力されるフィールド周波数を入力フレーム周波数から倍速にする事でフリッカの発生を防止するようになされてきた。
すなわち、対向電圧値(VCOM)が最適値に設定されておらず、VCOMが最適値より低い場合、または、高い場合、1フレームを2フィールドの画像を用いて表示しないならば、透過率が変化しないはずの画素に印加される電圧値がフレームごとに変化してしまい、30Hz成分のフリッカが発生してしまう。これに対して、図2に示されるように、出力を120Hzとすることにより、例えば、図中Aで示される画素において発生するフリッカ成分を60Hzとすることができるため、人間の目には、フリッカが視認されなくなる。すなわち、入力される画像のフレームレートをあげなくても、出力される画像のフィールドレートを入力フレームレートの倍にすることにより、発生するフリッカの周波数を高くすることが可能となる。
液晶表示装置を用いて画像を表示する技術分野においては、画素数が増加され、表示パネル自体が小型化されることにより、更に画素ピッチが狭くなり、高精細化が進んでいる。
具体的には、例えば、640×480の表示解像度であるVGA(Video Graphics Array)から、1024×768の表示解像度であるXGA(eXtended Graphics Array)に高精細化が進み、現在は、1920×1080の有効画素数を有するFull HD(Full High Definition)まで実用化されている。そして、更に高い表示解像度が求められ、開発研究が進められている。
このように、画素の更なる狭ピッチ化が進められると、または、同様の画素ピッチでも高開口率化が進められると、上下左右の隣接画素が同極性の1F反転駆動でも、例えば、図2に示されるように、中間調表示の領域の中に矩形の白表示または黒表示があるようなウィンドウ表示など、画面内に階調差を有するエッジ部分を有するようなパターンの場合、階調差を有するエッジ部には同一極性内であっても電位差があるため、リバースチルトが発生し、光漏れとなり、画質が劣化してしまう。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、液晶表示装置において表示される画質の劣化を防ぐことができるようにするものである。
本発明の一側面の表示装置は、液晶に両極性の電圧を印加し、前記液晶の透過率を変更することによって画像を表示する表示装置であって、画素ごとに、前記液晶と、前記液晶への電圧の印加を入切するスイッチング素子とを含んで構成される液晶パネルと、前記液晶パネルを駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、入力画像フレームのそれぞれ1フレームを複数のフィールドに分割し、中間調を表示する画素においては、分解されたそれぞれのフィールドにおいて異なる透過率となり、かつ、人間の目に複数枚のフィールド画像が積算されて視認されたときに、入力画像と同じ画、同じ明るさになるように、それぞれの透過率を設定し、各画素に対応する液晶が、それぞれのフィールドにおいて設定されたいずれかの透過率となり、かつ、各画素において周辺画素がほぼ同極性となるような反転表示において、1フィールドずつ各画素の極性が反転するように、前記駆動手段を制御する。
前記制御手段には、分解されたそれぞれのフィールドのうちの少なくとも1つのフィールドの画素の透過率を、リバースチルトの影響が顕著に現れる中間調表示領域とならないように設定させるようにすることができる。
前記制御手段には、1フィールドの全画素が同一極性である反転表示が実行されるように、前記駆動手段を制御させるようにすることができる。
前記制御手段には、フィールド間で間引き1H反転駆動が実行されるように、前記駆動手段を制御させるようにすることができる。
前記制御手段には、1フレームの全画素が同一極性である反転表示が実行されるように、前記駆動手段を制御させるようにすることができる。
前記制御手段には、1フレームを第1のフィールドと第2のフィールドとの2フィールドに分割させ、1フィールドを複数の領域に分割させ、分解された2つのフィールドに対応して第1の透過率設定値と、前記第1の透過率設定値よりも透過率の高い第2の透過率設定値を設定させ、1フィールドのとなりあう領域で第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが割り当てられるように、前記液晶の透過率を設定させるようにすることができる。
前記制御手段には、各フレームの第1のフィールドの各画素において、第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に割り当てられるように、前記液晶の透過率を設定させるようにすることができる。
前記制御手段には、表示されるフィールドレートが240Hzとなるように、前記駆動手段を制御させるようにすることができる。
本発明の一側面の表示方法は、液晶パネルに含まれる液晶に両極性の電圧を印加し、前記液晶の透過率を変更することによって画像を表示する表示装置の表示方法であって、入力画像フレームの入力を受け、入力画像フレームのそれぞれ1フレームを複数のフィールドに分割し、中間調を表示する画素においては、分解されたそれぞれのフィールドにおいて異なる透過率となり、かつ、人間の目に複数枚のフィールド画像が積算されて視認されたときに、入力画像と同じ画、同じ明るさになるように、分割後の透過率を設定し、設定された透過率を、各フィールドに割り当て、各画素に対応する液晶が、それぞれのフィールドにおいて設定された透過率となり、かつ、各画素において周辺画素がほぼ同極性となるような反転表示において、1フィールドずつ各画素の極性が反転するように、前記液晶を駆動するステップを含む。
本発明の一側面においては、入力画像フレームの入力を受け、入力画像フレームのそれぞれ1フレームが複数のフィールドに分割され、中間調を表示する画素においては、分解されたそれぞれのフィールドにおいて異なる透過率となり、かつ、人間の目に複数枚のフィールド画像が積算されて視認されたときに、入力画像と同じ画、同じ明るさになるように、分割後の透過率が設定され、設定された透過率が、各フィールドに割り当てられ、各画素に対応する液晶が、それぞれのフィールドにおいて設定された透過率となり、かつ、各画素において周辺画素がほぼ同極性となるような反転表示において、1フィールドずつ各画素の極性が反転するように、液晶が駆動される。
表示装置は、独立した装置であっても良いし、情報処理装置の表示処理を行うブロックであっても良い。
以上のように、本発明の一側面によれば、液晶を駆動して画像を表示することができ、特に、1フレームをそれぞれ透過率の異なる複数フィールドに分解して表示させることにより、表示画像の品質を向上させることができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の表示装置は、液晶に両極性の電圧を印加し、前記液晶の透過率を変更することによって画像を表示する表示装置であって、画素ごとに前記液晶と前記液晶への電圧の印加を入切するスイッチング素子とを含んで構成される液晶パネル(例えば、図3の液晶パネル11)と、前記液晶パネルを駆動する駆動手段(例えば、図3の信号線駆動回路12およびゲート線駆動回路13)と、前記駆動手段を制御する制御手段(例えば、図3のコントローラ14)とを備え、前記制御手段は、入力画像フレームのそれぞれ1フレームを複数(例えば、2枚)のフィールドに分割し、中間調を表示する画素においては、分解されたそれぞれのフィールドにおいて異なる透過率となり、かつ、人間の目に複数枚のフィールド画像が積算されて視認されたときに、入力画像と同じ画、同じ明るさになるように、それぞれの透過率を設定し、各画素に対応する液晶が、それぞれのフィールドにおいて設定されたいずれかの透過率となり、かつ、各画素において周辺画素がほぼ同極性となるような反転表示において、1フィールドずつ各画素の極性が反転するように、前記駆動手段を制御する。
本発明の一側面の表示方法は、液晶パネルに含まれる液晶に両極性の電圧を印加し、前記液晶の透過率を変更することによって画像を表示する表示装置の表示方法であって、入力画像フレームの入力を受け(例えば、図6のステップS1、図7のステップS41、または、図8のステップS81の処理)、入力画像フレームのそれぞれ1フレームを複数(例えば、2枚)のフィールドに分割し、中間調を表示する画素においては、分解されたそれぞれのフィールドにおいて異なる透過率となり、かつ、人間の目に複数枚のフィールド画像が積算されて視認されたときに、入力画像と同じ画、同じ明るさになるように、分割後の透過率を設定し(例えば、図6のステップS2、図7のステップS42、または、図8のステップS82の処理)、設定された透過率を、各フィールドに割り当て(例えば、図6のステップS3、図7のステップS43、または、図8のステップS83の処理)、
各画素に対応する液晶が、それぞれのフィールドにおいて設定された透過率となり、かつ、各画素において周辺画素がほぼ同極性となるような反転表示において、1フィールドずつ各画素の極性が反転するように、前記液晶を駆動する(例えば、図6のステップS4乃至ステップS9、図7のステップS44乃至ステップS49、または、図8のステップS84乃至ステップS88の処理)ステップを含む。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図3は、液晶表示装置1の構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、液晶表示装置1は、液晶パネル11、信号線駆動回路12、ゲート線駆動回路13、およびコントローラ14を含む。液晶パネル11は、マトリックス駆動される画素型のディスプレイであり、画素である、画面に配置されている液晶セル内部の液晶の配列を制御することにより透過する光量を変化させて、画像を表示する。
信号線駆動回路12およびゲート線駆動回路13は、コントローラ14から供給される制御信号に基づいて、液晶パネル11の各画素をマトリックス駆動する。
液晶パネル11には、1行1列からn行m列まで画素としての液晶セルが配置されている。なお、液晶パネル11には、例えば、640×480の表示解像度であるVGA(Video Graphics Array)、1024×768の表示解像度であるXGA(eXtended Graphics Array)、または、1920×1080の有効画素数を有するFull HD(Full High Definition)等を採用することができ、これらのように、表示解像度が高いと、画像の品質が向上し、好適である。液晶パネル11においては、共通電極に印加する電圧(所謂コモン電圧)を基準にして、液晶セルの画素電極に印加する電圧を、一定時間毎に、正電圧側と負電圧側に変化させることにより、寿命が短くなることを防止するようになされている。
図4に、液晶の電圧透過率(V−T)曲線を示す。横軸は液晶層に印加される電圧、縦軸は相対透過率を表す。電圧無印加時の状態から電圧を上昇していくと、透過率が徐々に増加する。透過率の増加は、電圧に対して比例するのではなく、中間調表示領域(液晶により異なるが、概ね、透過率が20%乃至50%の領域)において、特に急峻となる。リバースチルトの影響が顕著に現れるのは、V−T曲線が急峻となる中間調表示領域である。
そこで、液晶表示装置1では、V−T曲線が急峻となる中間調表示領域をできるだけ避けることができるように、液晶に電圧を印加するものとする。
従来の倍速1F反転駆動を実行する液晶表示装置においては、1フレームを2フィールドで表示する際、入力信号に対し、同じ画(1枚の画)を2回表示するようになされていたが、液晶表示装置1では、1枚の画を2枚のフィールドに分解し、中間調を表示する画素においては、1フィールド目と2フィールド目で異なる透過率となるように、対応する画素に電圧を印可する。すなわち、1フィールド目と2フィールド目の画は、その画像が白と黒(透過率100%と0%)の画素のみから構成されているのでなければ、換言すれば、中間調を有する画素を含む画像であれば、異なる透過率の画素を有する画となる。このとき、1フィールド目と2フィールド目との画は、人間の目に積算されて視認されたときに、入力画像と同じ画、同じ明るさになるように分解される。
画像の分解の方法の詳細例について、以下に説明する。
まず、1フレームの画像を、1フィールド目と2フィールド目との2枚のフィールド画像に分解した場合の、それぞれの画素の透過率について説明する。
透過率100%の画素は、1フィールド目と2フィールド目との2枚とも透過率100%とされる。そして、透過率0%の画素は、1フィールド目と2フィールド目との2枚とも透過率0%とされる。
これに対して、中間調を有する画素は、1フィールド目と2フィールド目との2枚の画の対応する画素の透過率が異なるようにそれぞれのフィールドの画素の透過率が設定される。例えば、透過率75%の画素は、1枚を透過率100%としてもう1枚を透過率50%とすることができ、透過率50%の画素は、1枚を透過率100%としてもう1枚を透過率0%とすることができ、透過率25%の画素は、1枚を透過率50%としてもう1枚を透過率0%とすることができる。
また、1フィールド目と2フィールド目とのうちの多くても一方だけしか中間調領域の透過率にならないように、換言すれば、1フィールド目と2フィールド目とのうちの少なくとも一方は、中間調領域の透過率を避けるように印可電圧を設定すれば、1フィールド目と2フィールド目とのそれぞれへの透過率の分離の方法は自由に設定可能である。
このように駆動することで、V−T曲線が急峻となる中間調表示領域(液晶により、電圧に対する透過率の感度が異なるが、概ね透過率が20%乃至50%となる領域)を保持している期間を、1フィールド目と2フィールド目とのうちの多くても一方とすることができ、光漏れの影響も半分以下に低減することが可能である。
また、液晶表示装置1の液晶パネル11に用いられている液晶の電圧に対する透過率の感度に基づいて、1フィールド目と2フィールド目とのいずれの透過率も、V−T曲線が急峻となる中間調表示領域をできるだけ避けることができるように、1フィールド目と2フィールド目とのそれぞれへの透過率を設定することが可能であれば、更に好適である。
また、2枚の画に分解する場合、透過率の異なる2枚の画像フィールドの並び順は、透過率の高いほうが前であっても、後ろであっても良いことは言うまでもない。
また、1フレームのフレーム画像をフィールド画像に分割する場合の分割の数、すなわち、1フレームの画像データに対応するフィールドの数は、2枚以上であっても良く、各画素の透過率は、倍速駆動のため、人間の目に積算されて視認されたときに、同じ画、同じ明るさになるように分解された値であれば良い。具体的には、1枚の画がn枚に分割される場合、次の式(1)が成り立つように、それぞれのフィールドの画素の透過率α1、α2、・・・αnが決められる。
入力フレームにおける対応する画素の透過率=α1/n+α2/n+・・・+αn/n
・・・(1)
ところで、上述したように、従来の1F反転駆動では、入力信号に対し表示を倍速にしている。これは、例えば、入力信号60Hzで1F反転駆動にしただけでは30Hz成分のフリッカが発生して、見る人が画像のちらつきを感じてしまうので、これを防ぐために、入力信号に対し表示を倍速の120Hzにする事で、フリッカ成分を人間の目には視認されない60Hzとするためである。
液晶表示装置1においては、中間調を有する画素は、1フィールド目と2フィールド目との2枚の画の対応する画素の透過率が異なるようにそれぞれのフィールドの画素の透過率が設定される。したがって、それぞれの画素で、例えば、透過率が高い(明るい)設定値を第1の透過率設定値、透過率が低い(暗い)設定値を第2の透過率設定値とし、中間調を有する全画素で、1フィールド目を第1の透過率設定値、2フィールド目を第2の透過率設定値となるように透過率を割り振った場合、VCOMが最適値に調整されていたとしても、入力信号の1/2の周波数成分のフリッカが発生する。例えば、入力信号が120Hz以上であるとき、発生するフリッカの周波数が60Hz以上となり、フリッカは人間の目には視認されないので問題ない。これに対して、例えば、入力信号が60Hzであるとき、表示を倍速の120Hz駆動にした場合でも、全画素で1回目を明るく、2回目を暗く、となるように透過率を割り振ってしまっては、60Hz駆動と同一の30Hz成分のフリッカが発生してしまい、人間の目にフリッカの発生が視認されてしまう。
そこで、1枚の画像を複数の領域に分割し、となりあう領域で第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが割り当てられるように、すなわち、それぞれのフィールドで、明るい領域と暗い領域が混在するように、1フレームの画像を2枚以上の複数フィールドに分解するようにすると好適である。
具体的には、液晶表示装置1においては、図5に示されるように、1Hライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第1の領域分割パターンと、1Vライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第2の領域分割パターンと、ドット毎(1H/1V毎)に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第3の領域分割パターンとのいずれかの方法を適用することができる。これにより、画面全体としては、1フィールド目と2フィールド目とで画面の各部分の明るさが大きく異なる機会を少なくするが可能となり、VCOMが最適値に調整されていなくても、発生するフリッカが視認されにくくなり、また、VCOMが最適値に調整されていれば、入力フレームレートが60Hzであっても30Hz成分のフリッカを除去することができ、好適である。
また、1Hライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第1の領域分割パターンにおいては、水平ラインで画素の透過率の設定(すなわち、液晶に印可される電圧の設定)を分解するため、上下画素間の電位差の影響は受けづらいが、左右画素間の電位差の影響は受けやすい。そして、1Vライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第2の領域分割パターンにおいては、垂直ラインで画素の透過率の設定(すなわち、液晶に印可される電圧の設定)を分解するため、左右画素間の電位差の影響は受けづらいが、上下画素間の電位差の影響は受けやすい。そして、ドット毎(1H/1V毎)に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第3の領域分割パターンにおいては、上下画素間の電位差の影響も左右画素間の電位差の影響も受けづらい。すなわち、この3つの領域分割パターンの中で、ドット毎(1H/1V毎)に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第3の領域分割パターンを採用することにより、画質が最も向上される。
また、図5においては、1Hライン毎、1Vライン毎、ドット毎(1H/1V毎)に領域を分割する場合について図示しているが、例えば、領域の分割は、水平垂直方向とも、複数ラインごとであっても良く、複数ドットにより構成される矩形領域ごとであっても良い。なお、表示される画像の品質は、水平垂直方向とも、領域を構成するラインの数が少ないほど良く、更に、複数ラインごとである場合より、1Hライン毎、1Vライン毎であると良いし、複数ドットにより構成される場合は、その矩形領域が小さいほど良く、更に、1ドットであると良い。
また、領域分割パターンは、いずれかのパターンのみを適用するのみならず、駆動の途中でそれぞれを組み合わせて用いるようにしても良い。
また、入力フレームレートが120Hzなど高フレームレートであるとき、1枚の画像を複数の領域に分割して、となりあう領域で第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが割り当てられるようにしなくても、発生するフリッカは、人間の目には視認されないが、高フレームレートであっても、1枚の画像を複数の領域に分割して、となりあう領域で第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが割り当てられるようにすることにより、画質が更に向上するので、好適である。
このように、液晶表示装置1においては、1枚の画を複数フィールド、例えば、2フィールドに分け、となりあう領域で第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが割り当てられるようにし、その割り当てを、2枚のフィールドにおいて、それぞれ異なるものとしたことにより、フィールド毎に極性反転させなくても、2フィールド毎に極性反転させることにより充分な画質を得ることが可能となる。特に、入力フレームレートが60Hzで出力フィールドレートが120Hzであっても、最適VCOMが精度よく調整されているとき、2フィールド毎に極性反転させても、人間に視認されるようなフリッカは発生せず、充分な画質を得ることができる。
また、1フレームの画像を2フィールドの画像に分ける場合、1枚の画像の領域の分割方法、透過率の異なる2種類のフィールドの順番、および、極性反転のパターンによって、複数の画像表示方法パターンが発生する。
具体的には、1フレームの画像を2フィールドの画像に分け、それぞれのフィールドにおける各画素の透過率の割り当てが少なくとも一部異なるようになされている場合の一方をAフィールド、もう一方をBフィールドと称するものとしたとき、透過率の異なる2種類のフィールドの順番の組み合わせは、ABABAB・・・と、一つ前のフィールドと異なる割り当てとなるようにするか、または、ABBAABBA・・・と、各フレームで第1のフィールドが前のフィールド(すなわち、1つ前のフレームの第2のフィールド)の各画素の透過率の割り当てと等しく、第2のフィールドが前のフィールドにおける各画素の透過率の割り当てと異なるようにするかのいずれかである。
また、極性反転のパターンは、正負正負・・・と、一つ前のフィールドと異なる極性となるようにするか(すなわち、極性反転をフィールドごととするか)、正正負負・・・と、同一のフレームの2つのフィールドでは同一の極性とするか(すなわち、極性反転をフレームごととするか)のいずれかである。
上述した透過率の異なる2種類のフィールドの順番、および、極性反転のパターンの組み合わせは、実質3種類存在する。
第1のパターンが、同一のフレームのそれぞれのフィールドの極性が同一であり、全てのフレームで第1のフィールドがAフィールド、第2のフィールドがBフィールドであるパターンである。具体的に2フレーム分の組み合わせを記載すると、第1のフレームの第1のフィールドが、正極性でAフィールドであり、第1のフレームの第2のフィールドが、正極性でBフィールドであり、第2のフレームの第1のフィールドが、負極性でAフィールドであり、第2のフレームの第2のフィールドが、負極性でBフィールドとなる。
そして、第2のパターンが、同一のフレームのそれぞれのフィールドの極性が同一であり、各フレームで第1のフィールドが前のフィールド(すなわち、1つ前のフレームの第2のフィールド)の各画素の透過率の割り当てと等しく、第2のフィールドが前のフィールドにおける各画素の透過率の割り当てと異なるパターンである。具体的に2フレーム分の組み合わせを記載すると、第1のフレームの第1のフィールドが、正極性でAフィールドであり、第1のフレームの第2のフィールドが、正極性でBフィールドであり、第2のフレームの第1のフィールドが、負極性でBフィールドであり、第2のフレームの第2のフィールドが、負極性でAフィールドとなる。
そして、第3のパターンが、同一のフレームのそれぞれのフィールドの極性が異なり、各フレームで第1のフィールドが前のフィールド(すなわち、1つ前のフレームの第2のフィールド)の各画素の透過率の割り当てと等しく、第2のフィールドが前のフィールドにおける各画素の透過率の割り当てと異なるパターンである。具体的に2フレーム分の組み合わせを記載すると、第1のフレームの第1のフィールドが、正極性でAフィールドであり、第1のフレームの第2のフィールドが、負極性でBフィールドであり、第2のフレームの第1のフィールドが、正極性でBフィールドであり、第2のフレームの第2のフィールドが、負極性でAフィールドとなる。
したがって、画像の領域の分割方法の3つのパターンのそれぞれに対して、上述した2種類のフィールドの順番と極性反転の3つのパターンが組み合わせ可能である。
図6乃至図8のフローチャートを参照して、1フレームが2フィールドに分割される場合を例として、第1のパターン、第2のパターン、および、第3のパターンのそれぞれの場合における処理の詳細について説明する。
まず、図6を参照して、2種類のフィールドの順番と極性反転の組み合わせが、第1のパターンである場合の処理である画像表示処理1について説明する。
ステップS1において、コントローラ14は、1フレームの画像データを取得する。
ステップS2において、コントローラ14は、取得された1フレームの画像データを構成するそれぞれの画素において、人間の目に2枚のフィールド画像が積算されて視認されたときに、入力画像と同じ画、同じ明るさになるように、透過率を分割する。
具体的には、例えば、透過率100%の画素は、1フィールド目と2フィールド目との2枚とも透過率100%とされる。そして、透過率0%の画素は、1フィールド目と2フィールド目との2枚とも透過率0%とされる。
これに対して、中間調を有する画素は、1フィールド目と2フィールド目との2枚の画の対応する画素の透過率が異なるようにそれぞれのフィールドの画素の透過率が設定される。例えば、透過率75%の画素は、透過率100%と透過率50%にすることができ、透過率50%の画素は、透過率100%と透過率0%にすることができ、透過率25%の画素は、透過率50%と透過率0%にすることができる。
また、1フィールド目と2フィールド目とのうちの多くても一方だけしか中間調領域の透過率にならないように印可電圧を設定すれば、1フィールド目と2フィールド目とのそれぞれへの透過率の分離の方法は自由に設定可能である。
このように駆動することで、V-T曲線が急峻となる中間調表示領域を保持している期間を、1フィールド目と2フィールド目とのうちの多くても一方とすることにより、光漏れの影響を低減することが可能となる。
ステップS3において、コントローラ14は、フィールドを複数領域に分割し、それぞれのフィールドの各画素において分割された透過率を割り振る。
具体的には、コントローラ14は、1つのフレームの画像のそれぞれの画素を、2つのフィールドに分割し、図5を用いて説明したように、例えば、上述した第1の領域分割パターン乃至第3の領域分割パターンのいずれかを採用して、となりあう領域で第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが割り当てられるように、それぞれの画素の透過率を設定する。
なお、ここでは、上述した第1の領域分割パターン乃至第3の領域分割パターンのいずれを選択しても良く、また、入力されるフレームレートが高い場合や、入力画像がフリッカを気にしないでよい画像である場合などには、必ずしも、1画面を複数領域に分割して異なる透過率設定値を割り当てるようにしなくてもよい。
ステップS4において、コントローラ14は、次に表示する画像は、あるフレームの1フィールド目であるか否かを判断する。
ステップS4において、1フィールド目であると判断された場合、ステップS5において、コントローラ14は、ステップS3において割り振られたうちの、第1の分割パターン(例えば、Aフィールド)を選択する。
ステップS4において、1フィールド目ではないと判断された場合、すなわち、2フィールド目であると判断された場合、ステップS6において、コントローラ14は、第2の分割パターン(例えば、Bフィールド)を選択する。
ステップS5またはステップS6の処理の終了後、ステップS7において、コントローラ14は、前のフレームは正極性で表示されたか否かを判断する。
ステップS7において、前のフレームは正極性で表示されたと判断された場合、ステップS8において、コントローラ14は、選択された分割パターンにおいて、負極性で表示を行う。
ステップS7において、前のフレームは正極性で表示されていないと判断された場合、すなわち、前のフレームは負極性で表示されたと判断された場合、ステップS9において、コントローラ14は、選択された分割パターンにおいて、正極性で表示を行う。
ステップS8またはステップS9の処理の終了後、ステップS10において、コントローラ14は、このフレームの全てのフィールドの表示が終了したか否かを判断する。ステップS10において、終了していないと判断された場合、処理は、ステップS4に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS10において、このフレームに含まれる全て(ここでは2枚)のフィールドの表示が終了したと判断された場合、ステップS11において、コントローラ14は、次のフレームのデータが存在するか否かを判断する。
ステップS11において、次のフレームのデータが存在すると判断された場合、処理は、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップS11において、次のフレームのデータが存在しないと判断された場合、処理は終了される。
このような処理により、光漏れの影響を低減し、人間に視認されやすいフリッカの発生を抑制することが可能となる。
次に、図7を参照して、2種類のフィールドの順番と極性反転の組み合わせが、第2のパターンである場合の処理である画像表示処理2について説明する。
ステップS41乃至ステップS43において、図6のステップS1乃至ステップS3と基本的に同様の処理が実行される。
すなわち、コントローラ14は、1フレームの画像データを取得し、取得された1フレームの画像データを構成するそれぞれの画素において、透過率を分割する。
そして、コントローラ14は、図5を用いて説明したように、フィールドを複数領域に分割し、それぞれのフィールドの各画素において分割された透過率を割り振り、次に表示する画像は、あるフレームの1フィールド目であるか否かを判断する。
ステップS44において、1フィールド目であると判断された場合、ステップS45において、コントローラ14は、ステップS43において割り振られたうちの、第1の分割パターンと第2の分割パターンとにおいて、前のフィールド、すなわち、前のフレームの最後のフィールドと同一の分割パターンを選択する。
ステップS44において、1フィールド目ではないと判断された場合、ステップS46において、コントローラ14は、第1の分割パターンと第2の分割パターンとにおいて、前のフィールドとは異なる分割パターンを選択する。
ステップS45またはステップS46の処理の終了後、ステップS47乃至ステップS51において、図6のステップS7乃至ステップS11と基本的に同様の処理が実行される。
すなわち、コントローラ14は、前のフレームは正極性で表示されたか否かを判断し、前のフレームは正極性で表示されたと判断された場合、選択された分割パターンにおいて負極性で表示を行い、前のフレームは正極性で表示されていないと判断された場合、選択された分割パターンにおいて、正極性で表示を行う。
そして、コントローラ14は、このフレームの全てのフィールドの表示が終了したか否かを判断し、終了していないと判断された場合、処理は、ステップS44に戻り、それ以降の処理が繰り返される。そして、このフレームに含まれる全てのフィールドの表示が終了したと判断された場合、コントローラ14は、次のフレームのデータが存在するか否かを判断し、次のフレームのデータが存在すると判断された場合、処理は、ステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返され、次のフレームのデータが存在しないと判断された場合、処理は終了される。
このような処理により、光漏れの影響を低減し、人間に視認されやすいフリッカの発生を抑制することが可能となる。
まず、図8を参照して、2種類のフィールドの順番と極性反転の組み合わせが、第3のパターンである場合の処理である画像表示処理3について説明する。
ステップS81乃至ステップS84において、図6のステップS1乃至ステップS3と基本的に同様の処理が実行される。
すなわち、コントローラ14は、1フレームの画像データを取得し、取得された1フレームの画像データを構成するそれぞれの画素において、透過率を分割する。
そして、コントローラ14は、図5を用いて説明したように、フィールドを複数領域に分割し、それぞれのフィールドの各画素において分割された透過率を割り振り、次に表示する画像は、あるフレームの1フィールド目であるか否かを判断する。
ステップS84において、1フィールド目であると判断された場合、ステップS85において、コントローラ14は、ステップS83において割り振られたうちの、第1の分割パターンと第2の分割パターンとにおいて、前のフィールド、すなわち、前のフレームの最後のフィールドと同一の分割パターンを選択する。
ステップS86において、コントローラ14は、選択された分割パターンにおいて、正極性で表示を行う。
ステップS84において、1フィールド目ではないと判断された場合、ステップS87において、コントローラ14は、第1の分割パターンと第2の分割パターンとにおいて、前のフィールドとは異なる分割パターンを選択する。
ステップS88において、コントローラ14は、選択された分割パターンにおいて、負極性で表示を行う。
ステップS86またはステップS88の処理の終了後、ステップS89において、コントローラ14は、このフレームの全てのフィールドの表示が終了したか否かを判断する。ステップS89において、終了していないと判断された場合、処理は、ステップS84に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS89において、このフレームに含まれる全てのフィールドの表示が終了したと判断された場合、ステップS90において、コントローラ14は、次のフレームのデータが存在するか否かを判断する。
ステップS90において、次のフレームのデータが存在すると判断された場合、処理は、ステップS81に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップS90において、次のフレームのデータが存在しないと判断された場合、処理は終了される。
このような処理により、光漏れの影響を低減し、人間に視認されやすいフリッカの発生を抑制することが可能となる。
図6乃至図8のフローチャートを参照して説明した処理のうち、画像表示処理1、および、画像表示処理2によって表示される画像は、最適VCOMに略正しく調整されている(VCOMのずれによるフリッカが気にならない程度に調整されている)か、または、VCOMが最適値に調整されていなくても、入力される画像のフレームレートが、例えば、120Hz以上であって、出力される画像のフィールドレートが240Hzとなる場合、または、入力される画像のフレームレートが60Hzであって、出力される画像のフィールドレートが240Hzとなる(1フレームが4フィールドに分割される)場合、発生するフリッカは人間に視認されない。
動画像を表示させる場合、フレームレートまたはフィールドレートが高くなるにともなって、ジャーキネスや動きぼけに関して、表示される画像を見る観察者からの評価値が向上する。ジャーキネスに関しても動きぼけに関しても、250Hz近辺までは評価値が向上するが、更に高いフレームレートまたはフィールドレートでは、評価値はあまり向上しないという傾向が示される(例えば、特開2004−266808号公報参照)。
現在広く用いられている映像リソースは、50Hzや60Hzのものが多いので、その整数倍の周波数である240Hzや250Hzが、映像リソースの有効性を考慮した場合の理想周波数であり、出力フィールドレートがこれらの値であるとき、表示される画像を見る観察者からは、フリッカが視認されないのみならず、ジャーキネスや動きボケもほとんど感じられないため、好適である。
ところで、一般的に液晶表示装置に用いられる液晶パネルにおいては、パネル毎に最適VCOMが異なるので、パネル毎に最適VCOMを調整する必要があった。この最適VCOMの調整範囲が広いほど、工程中のリードタイムを短くする事ができる。
すなわち、最適VCOMの調整範囲の許容値が広くても人間に視認されるフリッカが発生しにくい場合、液晶表示装置の製造工程中のリードタイムを短くする事ができ、コストを削減することができる。
そこで、図9乃至図17を参照して、60Hzの入力画像1フレームを2フィールドに分割する(出力フィールドレート120Hzである)場合のフィールド分割方法ごとに、VCOMが最適値からずれた場合の実効印加電圧の変化と画素の明るさの変化について説明する。
図9乃至図17のいずれにおいても、図の最上部には、ウィンドウ表示が行われている画像が表示されている場合を例として、3フレーム分、6フィールドの領域分割パターンの模式図が記載され、同一のフレームにおいてそれぞれ第1の透過率設定と第2の透過率設定値が設定される(換言すれば、それぞれの領域分割パターンにおいてとなりあう領域に含まれる)2つの画素が選択されて、画素Aおよび画素Bとされている。そして、その模式図の下に、それぞれのフィールドにおける図中Aで示される画素および図中Bで示される画素の画素印可電圧が、図中Aで示される画素においては実線で、図中Bで示される画素においては点線で示されており、更にその下部に、それぞれのフィールドにおける図中Aで示される画素および図中Bで示される画素のそれぞれの液晶実行印可電圧が、最適VCOMのとき、VCOM高めの場合、VCOM低めの場合のそれぞれにおいて、図中Aで示される画素においては実線で、図中Bで示される画素においては点線で示されている。
図9は、1Hライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第1の領域分割パターンにおいて、図6のフローチャートを用いて説明したように、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第1のパターンである場合の、図中Aで示される画素および図中Bで示される画素のそれぞれの画素印可電圧および液晶実行印可電圧を示す図である。
図10は、1Hライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第1の領域分割パターンにおいて、図7のフローチャートを用いて説明したように、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第2のパターンである場合の、図中Aで示される画素および図中Bで示される画素のそれぞれの画素印可電圧および液晶実行印可電圧を示す図である。
図11は、1Hライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第1の領域分割パターンにおいて、図8のフローチャートを用いて説明したように、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第3のパターンである場合の、図中Aで示される画素および図中Bで示される画素のそれぞれの画素印可電圧および液晶実行印可電圧を示す図である。
図9および図10に示される、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第1のパターンである場合と第2のパターンである場合とにおいては、極性反転が2フィールドごとになるため、それぞれの画素に注目すると、最適VCOMに調整されていないとき(VCOM高めまたは低めのとき)には、30Hzのフリッカ成分が発生してしまう。
これに対して、図11に示される、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第3のパターンである場合においては、極性反転が1フィールドごとになるため、最適VCOMに調整されていないとき(VCOM高めまたは低めのとき)であっても、それぞれの画素に注目したとしても、発生するフリッカ成分は60Hzであり、人間の目に視認されない。
したがって、1Hライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第1の領域分割パターンにおいて、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第1のパターンである場合と第2のパターンである場合とに比較して、第3のパターンである場合のほうが、最適VCOMの調整範囲を広く設定することができ、工程中のリードタイムを短くする事ができる。
また、1Vライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第2の領域分割パターンと、ドット毎(1H/1V毎)に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第3の領域分割パターンとにおいても、第1の領域分割パターンにおける場合と同様に、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第3のパターンであるときには、第1のパターンまたは第2のパターンにおける場合よりも、最適VCOMの調整範囲を広く設定しても(換言すれば、最適VCOMに精度良く調整されていないとき)であっても、人間に視認されやすい周波数のフリッカが発生しにくい。
図12は、1Vライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第2の領域分割パターンにおいて、図6のフローチャートを用いて説明したように、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第1のパターンである場合の、図中Aで示される画素および図中Bで示される画素のそれぞれの画素印可電圧および液晶実行印可電圧を示す図である。
図13は、1Vライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第2の領域分割パターンにおいて、図7のフローチャートを用いて説明したように、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第2のパターンである場合の、図中Aで示される画素および図中Bで示される画素のそれぞれの画素印可電圧および液晶実行印可電圧を示す図である。
図14は、1Vライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第2の領域分割パターンにおいて、図8のフローチャートを用いて説明したように、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第3のパターンである場合の、図中Aで示される画素および図中Bで示される画素のそれぞれの画素印可電圧および液晶実行印可電圧を示す図である。
図12および図13に示される、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第1のパターンである場合と第2のパターンである場合とにおいては、極性反転が2フィールドごとになるため、それぞれの画素に注目すると、最適VCOMに調整されていないとき(VCOM高めまたは低めのとき)には、30Hzのフリッカ成分が発生してしまう。
これに対して、図14に示される、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第3のパターンである場合とにおいては、極性反転が1フィールドごとになるため、最適VCOMに調整されていないとき(VCOM高めまたは低めのとき)であっても、それぞれの画素に注目したとしても、発生するフリッカ成分は60Hzであり、人間の目に視認されない。
したがって、1Vライン毎に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第2の領域分割パターンにおいても、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第1のパターンである場合と第2のパターンである場合とに比較して、第3のパターンである場合のほうが、最適VCOMの調整範囲を広く設定することができ、工程中のリードタイムを短くする事ができる。
そして、図15は、ドット毎(1H/1V毎)に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第3の領域分割パターンにおいて、図6のフローチャートを用いて説明したように、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第1のパターンである場合の、図中Aで示される画素および図中Bで示される画素のそれぞれの画素印可電圧および液晶実行印可電圧を示す図である。
図16は、ドット毎(1H/1V毎)に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第3の領域分割パターンにおいて、図7のフローチャートを用いて説明したように、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第2のパターンである場合の、図中Aで示される画素および図中Bで示される画素のそれぞれの画素印可電圧および液晶実行印可電圧を示す図である。
図17は、ドット毎(1H/1V毎)に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第3の領域分割パターンにおいて、図8のフローチャートを用いて説明したように、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第3のパターンである場合の、図中Aで示される画素および図中Bで示される画素のそれぞれの画素印可電圧および液晶実行印可電圧を示す図である。
図15および図16に示される、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第1のパターンである場合と第2のパターンである場合とにおいては、極性反転が2フィールドごとになるため、それぞれの画素に注目すると、最適VCOMに調整されていないとき(VCOM高めまたは低めのとき)には、30Hzのフリッカ成分が発生してしまう。
これに対して、図17に示される、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第3のパターンである場合とにおいては、極性反転が1フィールドごとになるため、最適VCOMに調整されていないとき(VCOM高めまたは低めのとき)であっても、それぞれの画素に注目したとしても、発生するフリッカ成分は60Hzであり、人間の目に視認されない。
したがって、ドット毎(1H/1V毎)に第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に設定される第3の領域分割パターンにおいても、2種類のフィールドの順番と極性反転のパターンの組み合わせが第1のパターンである場合と第2のパターンである場合とに比較して、第3のパターンである場合のほうが、最適VCOMの調整範囲を広く設定することができ、工程中のリードタイムを短くする事ができる。
以上の説明においては、主に、入力される画像信号のフレームレートが60Hzの場合について説明したが、入力信号がこれ以外の周波数、例えば、50Hzや、120Hzなど、いずれの周波数であっても、上述した処理を適用することにより、良好な画質を得ることができることは言うまでもない。
また、ここでは、それぞれの画素において周辺画素の極性が同一になる(すなわち、1H反転駆動ではそれぞれの画素において上下の画素の極性が異なり、1V反転駆動ではそれぞれの画素において左右の画素の極性が異なり、ドット反転駆動ではそれぞれの画素において上下左右の画素の極性が異なるので、それらの反転駆動とは異なる)駆動として、1F反転駆動を例にしたが、それに限らず、例えば、特開2004−177930号公報に開示されているように、リフレッシュの際に上下左右の極性が同一になる駆動(例えば、飛び越し走査駆動や、間引き1H反転駆動とも称される)が実行される場合においても、上述した処理を適用することにより、良好な画質を得ることができることは言うまでもない。
上述した本発明を適用することにより、光漏れの影響を低減し、人間に視認されやすいフリッカの発生を抑制することが可能となるので、画素が狭ピッチでも良好な画質を得ることができる。
また、本明細書において、処理を実行するそれぞれのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
従来の、1フレームを2フィールドの画像を用いて表示する処理について説明するための図である。 対向電圧値(VCOM)とフリッカ成分との関係について説明するための図である。 液晶表示装置の構成を示す図である。 液晶の電圧透過率(V−T)曲線を示す図である。 領域分割パターンについて説明するための図である。 画像表示処理1について説明するためのフローチャートである。 画像表示処理2について説明するためのフローチャートである。 画像表示処理3について説明するためのフローチャートである。 フィールドへの画像の分割の方法と実効印加電圧の変化との関係について説明するための図である。 フィールドへの画像の分割の方法と実効印加電圧の変化との関係について説明するための図である。 フィールドへの画像の分割の方法と実効印加電圧の変化との関係について説明するための図である。 フィールドへの画像の分割の方法と実効印加電圧の変化との関係について説明するための図である。 フィールドへの画像の分割の方法と実効印加電圧の変化との関係について説明するための図である。 フィールドへの画像の分割の方法と実効印加電圧の変化との関係について説明するための図である。 フィールドへの画像の分割の方法と実効印加電圧の変化との関係について説明するための図である。 フィールドへの画像の分割の方法と実効印加電圧の変化との関係について説明するための図である。 フィールドへの画像の分割の方法と実効印加電圧の変化との関係について説明するための図である。
符号の説明
1 液晶表示装置, 11 液晶パネル, 12 信号線駆動回路, 13 ゲート線駆動回路, 14 コントローラ

Claims (9)

  1. 液晶に両極性の電圧を印加し、前記液晶の透過率を変更することによって画像を表示する表示装置において、
    画素ごとに、前記液晶と、前記液晶への電圧の印加を入切するスイッチング素子とを含んで構成される液晶パネルと、
    前記液晶パネルを駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    入力画像フレームのそれぞれ1フレームを複数のフィールドに分割し、中間調を表示する画素においては、分解されたそれぞれのフィールドにおいて異なる透過率となり、かつ、人間の目に複数枚のフィールド画像が積算されて視認されたときに、入力画像と同じ画、同じ明るさになるように、それぞれの透過率を設定し、
    各画素に対応する液晶が、それぞれのフィールドにおいて設定されたいずれかの透過率となり、かつ、各画素において周辺画素がほぼ同極性となるような反転表示において、1フィールドずつ各画素の極性が反転するように、前記駆動手段を制御する
    表示装置。
  2. 前記制御手段は、分解されたそれぞれのフィールドのうちの少なくとも1つのフィールドの画素の透過率を、リバースチルトの影響が顕著に現れる中間調表示領域とならないように設定する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御手段は、1フィールドの全画素が同一極性である反転表示が実行されるように、前記駆動手段を制御する
    請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記制御手段は、フィールド間で間引き1H反転駆動が実行されるように、前記駆動手段を制御する
    請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記制御手段は、1フレームの全画素が同一極性である反転表示が実行されるように、前記駆動手段を制御する
    請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記制御手段は、
    1フレームを第1のフィールドと第2のフィールドとの2フィールドに分割し、
    1フィールドを複数の領域に分割し、
    分解された2つのフィールドに対応して第1の透過率設定値と、前記第1の透過率設定値よりも透過率の高い第2の透過率設定値を設定し、
    1フィールドのとなりあう領域で第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが割り当てられるように、前記液晶の透過率を設定する
    請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記制御手段は、各フレームの第1のフィールドの各画素において、第1の透過率設定値と第2の透過率設定値とが交互に割り当てられるように、前記液晶の透過率を設定する
    請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記制御手段は、表示されるフィールドレートが240Hzとなるように、前記駆動手段を制御する
    請求項1に記載の表示装置。
  9. 液晶パネルに含まれる液晶に両極性の電圧を印加し、前記液晶の透過率を変更することによって画像を表示する表示装置の表示方法において、
    入力画像フレームの入力を受け、
    入力画像フレームのそれぞれ1フレームを複数のフィールドに分割し、中間調を表示する画素においては、分解されたそれぞれのフィールドにおいて異なる透過率となり、かつ、人間の目に複数枚のフィールド画像が積算されて視認されたときに、入力画像と同じ画、同じ明るさになるように、分割後の透過率を設定し、
    設定された透過率を、各フィールドに割り当て、
    各画素に対応する液晶が、それぞれのフィールドにおいて設定された透過率となり、かつ、各画素において周辺画素がほぼ同極性となるような反転表示において、1フィールドずつ各画素の極性が反転するように、前記液晶を駆動する
    ステップを含む表示方法。
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WO2014190627A1 (zh) * 2013-05-31 2014-12-04 京东方科技集团股份有限公司 液晶面板驱动方法以及液晶面板
CN114078450A (zh) * 2021-11-19 2022-02-22 京东方科技集团股份有限公司 显示驱动方法、显示驱动装置、显示装置及存储介质

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