JP2008303634A - 上げ下げ窓用の指詰め防止具 - Google Patents

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松田巌樹
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Abstract

【課題】落下した可動障子によって指を挟めるという事態をなくすること。
【解決手段】上げ下げ窓の縦枠に沿って昇降動する可動障子3の落下位置Pよりも手前の直前位置P1の下枠上面に、1つ以上の指詰め防止具Xを配設し、この指詰め防止具Xは、固定枠部材11と、この固定枠部材にスライド自在に設けられた杆状の障害子21と、固定枠部材に内装され、かつ該障害子を突出方向に常時付勢する付勢バネとから成る上げ下げ窓用の指詰め防止具。
【選択図】図3

Description

本発明は、上げ下げ窓用の指詰め防止具に関し、特に、落下する障子と窓枠の下枠との間に手や指を挟める事故を回避するための上げ下げ窓用の指詰め防止具に関する。
この種の技術分野に於いて、落下する障子と窓枠の下枠との間に手や指を挟める事故を回避するために、例えば特許文献1の障子吊り係止具が提案されている。この障子吊り係止具は、上げ下げ窓の安全装置の一例である。この特許文献1は、(a)上げ下げ窓(障子と称される)が、吊索(吊り材)を介して上下動する点、(b)障子の縦框に、係止部を有する基体、支軸、揺動ブレーキ片、吊索が係合するボス、揺動ブレーキ片を外方側に向けて付勢するバネ材とから成る障子吊り係止具(障子用ブレーキ装置)が配設されている点に特徴がある。
そして、この障子吊り係止具は、吊索が障子を吊持している状態では、揺動ブレーキ片のボス(突起状押し出し部)が吊索の張力によって横方向力を受けることにより、揺動ブレーキ片は、バネ材による付勢力に抗しながら窓縦枠から離間する位置に保持され、一方、吊索が切断した場合には、揺動ブレーキ片はバネ材による付勢力により外方側に突出して前記窓縦枠と接触する。
この特許文献1に記載の障子吊り係止具(障子用ブレーキ装置)は、揺動ブレーキ片が窓縦枠の内壁面に摩擦係合しながら、障子の落下を防止するというものである。
したがって、特許文献1に記載の障子吊り係止具に於いても、落下する障子と窓枠の下枠との間に手や指を挟める事故を回避するという目的を達成することができる。
特開2002−242527号公報
本発明の所期の目的は、万一、可動障子が閉鎖位置へと落下しても、落下する可動障子と窓枠の下枠との間に指を挟める事故を未然に回避することである。第2の目的は、必ずしも、複雑なブレーキ装置や係止具を障子の上框や縦框に取付ける必要がなく、或いは可動障子の框を加工・施工することなく、下枠に配設できるシンプル、かつ安価な道具により、本発明の所期の目的を達成することができることである。第3の目的は、取付けが簡単であり、かつ操作も容易であることである。第4の目的は、可動障子が上昇すると、障害子が落下位置(閉鎖位置)Pに自動的にセットすることである。
本発明の上げ下げ窓用の指詰め防止具は、上げ下げ窓の縦枠に沿って昇降動する可動障子3の落下位置Pよりも手前の直前位置P1の下枠上面に、1つ以上の指詰め防止具Xを配設し、この指詰め防止具Xは、固定枠部材11と、この固定枠部材にスライド自在に設けられ、かつ操作部を有する杆状の障害子21と、前記固定枠部材に内装され、かつ該障害子を突出方向に常時付勢する付勢バネ31とから成り、前記障害子は、可動障子の下框の内面が該障害子の先端部から離れた場合には、その上面でもって落下する可動障子を受け得るように前記付勢バネのバネ力により固定枠部材から所定量突出し、一方、固定枠部材から突出している障害子21を操作して該障害子21を固定枠部材側に戻したとき、可動障子は完全に閉鎖位置まで下がることを特徴とする。
また、本発明の上げ下げ窓用の指詰め防止具は、上げ下げ窓の縦枠に沿って昇降動する可動障子3の落下位置Pよりも手前の直前位置P1の下枠上面に、1つ以上の指詰め防止具X1を配設し、この指詰め防止具X1は、固定枠部材11Aと、操作部を有すると共にこの固定枠部材に貫通状態に設けられ、かつ水平方向にスライド自在に移動する杆状の障害子21Aと、前記固定枠部材に内装され、かつ該障害子を突出方向に常時付勢する付勢バネ31Aとから成り、前記障害子は、可動障子の下框の内面が該障害子の先端部から離れた場合には、その上面でもって落下する可動障子を受け得るように前記付勢バネのバネ力により固定枠部材から所定量突出し、一方、固定枠部材から突出している障害子21を操作して該障害子21を固定枠部材側に戻したとき、可動障子は完全に閉鎖位置まで下がることを特徴とする。
さらに、本発明の上げ下げ窓用の指詰め防止具は、上げ下げ窓の縦枠に沿って昇降動する可動障子3の落下位置Pよりも手前の直前位置P1の下枠上面に、1つ以上の指詰め防止具X2を配設し、この指詰め防止具X2は、固定枠部材11Bと、この固定枠部材に操作杆23を介して設けられ、かつ水平方向に回転自在に移動する杆状の障害子21と、前記固定枠部材に内装され、かつ前記障害子を突出方向に常時付勢する付勢バネ31Bとから成り、前記障害子は、可動障子の下框の内面が該障害子の先端部から離れた場合には、その上面でもって落下する可動障子を受け得るように前記付勢バネのバネ力により固定枠部材から所定量突出し、一方、固定枠部材から突出している障害子21を操作して該障害子21を固定枠部材側に戻したとき、可動障子は完全に閉鎖位置まで下がることを特徴とする。
(a)図9の(a)〜(c)は、本発明の作用・効果を示す。図9の(c)から明らかなように、落下した可動障子によって指を挟めるという事態をなくすることができる。
(b)図5で示すように、構造がシンプルである、部品点数が少ない、取付けが簡単である等の理由から、既存の建具の可動障子の下框を加工することなく、可動障子の落下位置Pよりも手前の直前位置P1の下枠上面に容易に配設することができる。
(c)可障害子が開くと、自動的に待機待ちの状態となる。付言すると、障害子は、落下位置(閉鎖位置)Pに自動的にセットされるので、手間を要しない。
(d)可動障子を閉鎖する場合、可動障子を若干持ち上げ、かつ図8の(b)で示すように、障害子に設けた操作部を操作するだけで良いので、戻し操作が非常に簡単である。
以下、図1乃至図9に示す本発明を実施するための最良の形態(第1実施例)により説明する。
(1)発明の実施の環境
図1は発明の実施の環境を示す概略説明図である。第1実施例の上げ下げ窓用の指詰め防止具Xは、下枠上面に所定間隔を有して固定的に配設されている。隣接する左右の指詰め防止具Xは左右同一なので、一つの構成だけ具体的に示す。
なお、本発明は、可動障子が窓枠の上部に配設した左右一組の巻上げ手段より昇降動する実施例に限定されるものではない。可動障子が左右一対のロック手段を介して所定位置に停止する実施例も含まれる。要は、落下可能な上げ下げ窓(可動障子)の落下面Pを基準として、下枠上面の適宜箇所P1に固定的に配設される。
さて、図1に於いて、1は上げ下げ窓(可動障子を含む建具のこと)である。上げ下げ窓1は、方形枠状に構成された窓枠2の内部空間に窓を構成する縦枠2A、2Bに沿って昇降自在とされる内側の可動障子3並びに固定式外側障子4とを備えている。
また、窓枠2の上部に左右一組の巻上げ手段、例えば渦巻きバネ式バランサー装置5、5が配設され、これらの巻上げ手段5、5から、例えば上枠の吊り下げ落下ポイントにそれぞれ配設された案内滑車6、6を介して繰り出された左右一対の吊材(例えばワイヤ、ロープなど)7,7の下端部7a、7aが、可動障子3に連結されている。
なお、2Cは窓枠の下方横枠(下枠)で、図1では、この下枠2Cの上面と可動障子3の下端部(下框)3aとの間に間隙8が残っている状態を示す(可動障子3が多少上方に上がっている状態)。
また、前記渦巻きバネ式バランサー装置5は、内設された渦巻きバネにより内側障子3の重量と力学的に平衡関係を保ち、該内側障子3を小さな力で簡単に開閉できるようにすると共に、任意の高さ位置に停止可能とする。さらに、外側障子4についても同様に、上枠に配設した図示しないダブルバランサーを用いて上下方向に開閉自在の可動障子として吊持できる。
(2)指詰め防止具X
指詰め防止具Xは、窓枠2の下枠2Cの上面の中央部や中央部寄りの部位に一つだけ配設しても良いが、第1実施例では、指詰め防止具Xの損傷防止、可動障子の傾き防止等の観点から複数個、例えば2個、所要間隔を有して配設されている。指詰め防止具Xを2個配設する場合は、後述する障害子21の手前側の後端部bを片手の指で一緒に操作することができるように隣接状態に配設する。
図1は、前述したように、合計2個の指詰め防止具Xを、下枠上面の左側に隣接状態に配設した一例である。もちろん、下枠上面の中央部や右側にも配設することができる。
第1実施例の指詰め防止具Xは、上げ下げ窓1の縦枠2A、2Bに沿って昇降動する可動障子3の落下面(ここでは落下位置「P」)よりも手前の位置(ここでは設置上における直前位置「P1」)の下枠2Cの上面に図示しない固定手段を介して固定されている。なお、図5に於いて、落下位置「P」と設置上における直前位置「P1」は、説明の便宜上観念的に表示したものである。
指詰め防止具Xは、三方向の開口を有する固定枠部材11と、この固定枠部材11にスライド自在に設けられた長杆状の障害子21と、前記固定枠部材11に内装され、かつ該障害子21を突出方向に常時付勢する付勢バネ31とから成り、
前記障害子21は、上昇時、可動障子3の下框3aの内面が該障害子の先端部から離れた場合には、その上面でもって落下する可動障子3を受け得るように前記付勢バネ31のバネ力により固定枠部材11から所定量突出し、一方、固定枠部材11の先端から突出する障害子21の操作部23bを操作して該障害子21を固定枠部材側に戻したとき、可動障子3は完全に閉鎖位置まで下がる。
しかして、前記固定枠部材11は、ケース状に形成され、その側壁に三方向(下、前、上)の開口或は切欠部分を有している。ここで、図4、図5乃至図7の各断面図、図8を参照にして、固定枠部材11等の構成を説明する。
例えば図4の5−5線に基づく概略の縦段面説明図(図5)を基準にすると、11aは固定枠部材11の後端(手前側の壁)、11bはその先端、11cは上壁、11dは左右の側壁である。第1実施例では、底壁が存在しない。もちろん、必要に応じて案内底壁を設けても良いが、その場合に於いても、固定枠部材11の下面と固定枠部材11に案内される障害子21の下面とは同一水平面にすることが望ましい。
さて、三方向の開口或は切欠部分であるが、12は固定枠部材11の下部に長手方向に形成された第1案内開口で、この第1案内開口12は、後端11a付近から先端11bまで吹き抜け状に形成されている。したがって、第1案内開口12と連通するように先端11bに形成された第2案内開口13はトンネル形状である。
一方、14は、固定枠部材11の上壁11cに吹き抜け状に形成された第3案内開口である。第1ないし第3の案内開口12、13、14は、長杆状の障害子21及び付勢ハネ31を収容する収容部15に連通している。
なお、細部的事項の符号は割愛するが、前記後端11aの内面には、付勢バネ31の後端部を支持する突起又は凹所のバネ端支持部が形成されている。また、第3案内開口を形成する先端部側の縁部は、障害子21を所定位置に止める係止面の役割を果たす。その他、固定枠部材11は、下枠2Cに接着剤、接着シート等を介して適宜に固定され得るが、例えば複数個の固着具を介して固定する場合には、固定枠部材11の下端部に複数個の突片状の取付け部分を形成する。
次に、障害子21の構成を説明する。障害子21は、操作部23bを有する所定長さの受け杆である。図8の(a)で示すように、障害子21は固定枠部材11に内装された付勢バネ31のバネ力により所要量突出し、一方、図8の(b)で示すように、指Fで固定枠部材11の後端11a側に引き戻すと、その突出した部分は固定枠部材11の内部に引っ込む。
しかして、障害子21は、固定枠部材11に案内されて水平方向に移動する長杆状の受け杆本体22と、この受け杆本体22に内部の結合端部23aが固定され、かつ外端部に相当する操作部23bが固定枠部材11の上壁11cから突出する操作杆23とから成る。
ところで、前記操作杆23は、例えば図7で示すように、断面T字形状に形成され、結合端部23aは障害子21の内端部に形成した不番の嵌合穴に緊嵌状態に嵌まり込んでいる。また、付勢バネ31の先端部は、障害子21の内端部に形成した凹所又は突起状のバネ端支持部に支持されている。
(3)主な作用
図9を参照にして、本発明の主な作用を説明する。図9の(a)は、可動障子3の下端部(下框)3aが下枠2Cの落下位置「P」に存在する場合を示す。この場合、可動障子3の下端部(下框)3aは下枠2Cの上面に接触している。
一方、設置上の直前位置「P1」に存在する指詰め防止具Xの障害子21は、その先端部aが可動障子3の下端部(下框)の圧接している。何故ならば、第1実施例では、可動障子3は固定枠部材11に内装された付勢バネ31のバネ力により、常時突出する方向に付勢されているからである。
次に、図9の(b)は、可動障子3が巻上げ手段5の駆動力により矢印A方向へと上昇した場合を示す。可動障子3が巻上げ手段5の駆動力により上昇し始め、その下框3aの内面が障害子21の先端部aから離れた場合には、障害子21は付勢バネ31のバネ力により、落下位置Pへと瞬時に所要量突出する。
図9の(c)は、非常時、可動障子3が落下した場合である。この場合、指詰め防止具Xは、障害子21は、障害子21の受け杆本体22の上面でもって、落下する可動障子3の下端部3aを所定位置で受け止める。なお、図6の(c)に於いて、可動障子3は完全に閉鎖しない(指を挟めない)位置で停止する。
上記に於いて、可動障子3を完全閉鎖の落下位置「P」まで下げる場合には、手でもって、一旦可動障子3を持ち上げ、かつ障害子21の操作部23bを摘み、手前へと引寄せる。そうすると、障害子21の突出していた部分は、図8の(b)で示すように引っ込むことから、可動障子3を落下位置「P」まで下げることができる。
第1実施例に於いて、特に図示しないが、操作性の向上を図るために、第1実施例の指詰め防止具Xを、所定間隔を有して左右に一組配設し、これらの障害子21、21の各操作部23b、23bをバー状の連結手段で一体的に連結しても良い。このように構成すると、指1本でもって、左右の指詰め防止具の障害子を容易に引き戻すことができる。
次に、本発明の第2実施例と第3実施例を説明する。なお、これらの実施例の説明に当たって、第1実施例と同一の部分には、同一又は同様の符号を付して重複する説明を省略する。
図10乃至図12は第2実施例である。この第2実施例の指詰め防止具X1に於いて、第1実施例と主に異なる点は、(a)障害子21Aが固定枠部材11Aを水平状態に貫通している点、(b)障害子21Aは、中途部にフランジ25を有する受け杆本体22と、この受け杆本体22の後端部に同軸上に一体的に設けられた(例えば螺着した)操作杆23とから成り、前記操作杆23の鍔状の操作部23bは、固定枠部材11Aの後端11aの外に、その上端部・左右端部がそれぞれ多少突出するように位置している点、(c)付勢バネ31Aは、前記フランジ25と後端11aの間に位置するように障害子21Aの後端部側に巻装されている点、(d)障害子21Aの先端部側(フランジ25から先端部aまで)の突出部分を固定枠部材11A内に引き戻す場合には、前記後端11a側の操作部23bに指を掛けるようにして引き戻す点である。このように構成すると、各構成部材の組み合わせが容易になると共に、障害子21Aを引き戻し易いという利点がある。
図13乃至図15は第3実施例である。この第3実施例の指詰め防止具X2に於いて、第1実施例と主に異なる点は、固定枠部材11Bが軸受けであり、一方、障害子21Bが固定枠部材11Bに付勢バネ31Bのバネ力により水平方向に所定量回転することである。
まず、図13を基準にして説明すると、11aは固定枠部材11Bの後端、11bは先端、11cは上壁、11dは手前の側壁である。前記上壁11cの外面には、障害子21Bの操作部23bが突出状態に位置し、この操作部23bは、図示しない指でもって矢印方向A(反時計方向、戻す方向)に所定量回すことができる。この図13では、固定枠部材11Bに内装された付勢バネ31Bのバネ力により、矢印方向B(時計方向)に所定量回している。つまり、障害子21Bの先端部aは、落下位置Pに回転移動(回転変位)している。
次に、図14は、図13の状態における水平断面説明図である。また、図15は、障害子21Bが直前位置P1に戻った状態における水平断面説明図である。図14から明らかなように、固定枠部材11Bの収容部15Aは、他方の側壁(実施例では左の側壁)と先端11bがそれぞれ連通状態に切欠された切欠状となっている。
付言すると、固定枠部材11Bは、第1実施例のように三方向の切欠状収容部15Aではなく、一側壁側の第1案内開口12Aとこれに交差方向に連通する先端側の第2案内開口13Aとから成る二方向の切欠状収容部15Aを有している。
一方、杆状の障害子21Bは、長杆状の受け杆本体22と、この受け杆本体22に直交状態に結合する操作杆23とから成り、前記操作杆23は、固定枠部材11Bの上壁と下壁の略中心部に軸架された縦軸23aと、この縦軸23aの上端部に連設する操作部23bとから構成されている。
そして、前記縦軸23aに付勢バネ31Bの中央部が巻装されている。付勢バネ31Bは、その一端部が後端11aの内面に、他端部が障害子21Bの内面にそれぞれ適宜に圧接している。
なお、前記受け杆本体22は、一応、基端部側の後端部bと突出側の先端部aに区別することができるが、第1実施例では、図13で示すように、先端部aの下面に固定枠部材11Bの下面と同一平面状に位置する支持突起28が設けられ、また、杆状の障害子21Bは、適宜に切欠された内部空間29を有している。
この第3実施例の指詰め防止具X2は、水平回転方式で落下ポイトPへと移動するが、水平前進方式で落下ポイトPへと移動する第1実施例(第1実施例)と同様の効果を得ることができる。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図9は本発明の最良の実施例(第1実施例)を示す各説明図。図10乃至図12は本発明の最良の実施例(第2実施例)を示す各説明図。図13乃至図15は本発明の最良の実施例(第3実施例)を示す各説明図
本発明の使用環境を示す説明図。 図1の左下側の部分を拡大した概略説明図。 可動障子が所要量以上上昇した場合に於いて、障害子が落下位置Pに突出した(潜り込んだ)状態を示す概略説明図。 本発明の設置上の位置付け及び主要部を示す概略説明図。 図4の5−5線概略縦断面説明図。 適宜箇所の水平断面に基づく概略説明図。 図4の7−7線概略縦断面説明図。 図8の(a)は障害子が突出した状態の斜視図、一方、図8の(b)は障害子が指の操作力により引っ込んだ状態の斜視図。 図9の(a)は可動障子が閉鎖或いは落下位置「P」に存在、図9の(b)は、可動障子3がA方向に所要量以上上昇、図9の(c)は、非常時、可動障子3が落下した場合である。 第2実施例の設置上の位置付け及び主要部を示す概略説明図(図4と同様の説明図)。 図10の11−11線概略縦断面説明図。 適宜箇所の水平断面に基づく概略説明図。 第3実施例の概略説明図。 適宜箇所の水平断面に基づく概略説明図(落下位置Pへ移動)。 適宜箇所の水平断面に基づく概略説明図(直前位置P1へ戻る)。
符号の説明
X、X1、X2…指詰め防止具、1…上げ下げ窓、2…窓枠、2A、2B…縦枠、2a…案内部分、2C…下枠、3…可動障子、3a…左右の側端部、3a…下端部(下框)、4…外側障子、5…巻上げ手段、7…吊材、7a…吊材の下端部、8…間隙、P…落下位置、P1…設置上の直前位置、11、11A、11B…固定枠部材、11a…後端(後壁)、11b…先端、11c…上壁、11d…側壁、12、12A…第1案内開口、13,13A…第2案内開口、14…第3案内開口、15、15A…収容部、21、21A、21B…障害子、22…受け杆本体、23…操作杆、23a…結合端部(枢支された縦軸)、23b…操作部、25…フランジ、28…支持突起、29…内部空間、a…障害子の先端部、b…障害子の後端部、31、31A、31B…付勢バネ、F…指。

Claims (4)

  1. 上げ下げ窓の縦枠に沿って昇降動する可動障子3の落下位置Pよりも手前の直前位置P1の下枠上面に、1つ以上の指詰め防止具Xを配設し、この指詰め防止具Xは、固定枠部材11と、この固定枠部材にスライド自在に設けられ、かつ操作部を有する杆状の障害子21と、前記固定枠部材に内装され、かつ該障害子を突出方向に常時付勢する付勢バネ31とから成り、前記障害子は、可動障子の下框の内面が該障害子の先端部から離れた場合には、その上面でもって落下する可動障子を受け得るように前記付勢バネのバネ力により固定枠部材から所定量突出し、一方、固定枠部材から突出している障害子21を操作して該障害子21を固定枠部材側に戻したとき、可動障子は完全に閉鎖位置まで下がることを特徴とする上げ下げ窓用の指詰め防止具。
  2. 請求項1に於いて、障害子は、固定枠部材11に略内装され、その先端部から可動障子の下框が離れた瞬間に付勢バネのバネ力により落下位置Pへ潜り込むことを特徴とする上げ下げ窓用の指詰め防止具。
  3. 上げ下げ窓の縦枠に沿って昇降動する可動障子3の落下位置Pよりも手前の直前位置P1の下枠上面に、1つ以上の指詰め防止具X1を配設し、この指詰め防止具X1は、固定枠部材11Aと、操作部を有すると共にこの固定枠部材に貫通状態に設けられ、かつ水平方向にスライド自在に移動する杆状の障害子21Aと、前記固定枠部材に内装され、かつ該障害子を突出方向に常時付勢する付勢バネ31Aとから成り、前記障害子は、可動障子の下框の内面が該障害子の先端部から離れた場合には、その上面でもって落下する可動障子を受け得るように前記付勢バネのバネ力により固定枠部材から所定量突出し、一方、固定枠部材から突出している障害子21を操作して該障害子21を固定枠部材側に戻したとき、可動障子は完全に閉鎖位置まで下がることを特徴とする上げ下げ窓用の指詰め防止具。
  4. 上げ下げ窓の縦枠に沿って昇降動する可動障子3の落下位置Pよりも手前の直前位置P1の下枠上面に、1つ以上の指詰め防止具X2を配設し、この指詰め防止具X2は、固定枠部材11Bと、この固定枠部材に操作杆23を介して設けられ、かつ水平方向に回転自在に移動する杆状の障害子21と、前記固定枠部材に内装され、かつ前記障害子を突出方向に常時付勢する付勢バネ31Bとから成り、前記障害子は、可動障子の下框の内面が該障害子の先端部から離れた場合には、その上面でもって落下する可動障子を受け得るように前記付勢バネのバネ力により固定枠部材から所定量突出し、一方、固定枠部材から突出している障害子21を操作して該障害子21を固定枠部材側に戻したとき、可動障子は完全に閉鎖位置まで下がることを特徴とする上げ下げ窓用の指詰め防止具。
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