JP2008301888A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】奥行き感(立体感)のある表示が可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技機は、略円筒状の表示面を有し、前記表示面の一部が正面側を向くように配置された表示部と、前記表示部の背面側に設けられ、前記表示面に表示された画像を、正面側から見えるように映す反射部材と、前記表示部の表示を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、有機ELパネル等からなる表示部を備えた遊技機に関する。
従来、パチンコ機等の遊技機は、遊技領域に、液晶等からなる表示部を有しているが、この表示部を斬新なものとし、装飾性を高めて遊技者の満足度を高める技術が提案されている。例えば、特許文献1では、表示装置(5)の左右近傍に一対の反射部(100)を配置し、表示装置(5)の表示が反射部(100)に映されるように構成している。この構成により、装飾領域(演出領域)を横方向に拡大することができる。
特開2005−279066号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、装飾領域(演出領域)を横方向に拡大するだけであり、奥行き感(立体感)のある表示を行うことはできなかった。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、奥行き感(立体感)のある表示が可能な遊技機を提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、
略円筒状の表示面を有し、前記表示面の一部が正面側を向くように配置された表示部と、
前記表示部の背面側に設けられ、前記表示面に表示された画像を、正面側から見えるように映す反射部材と、
前記表示部の表示を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする遊技機を要旨とする。
本発明の遊技機では、表示面の正面側の表示は、遊技者が直接見ることができる。また、表示面のうち、正面側以外の領域(例えば、側面や背面)の表示は、反射部材に映り、その映った表示を遊技者が見ることができる。よって、本発明の遊技機は、表示部に直接表示された表示と、表示部よりも背面側に設けられた反射部材に映った表示との両方を遊技者に見せることができるので、奥行き感(立体感)のある表示を行うことができる。そのことにより、表示が斬新なものとなり、装飾性が高まるので、遊技者の満足度を高めることができる。
(2)請求項2の発明は、
前記制御部は、前記表示面のうち、正面側から直接見える第1領域と、前記反射部材を介して見える第2領域とで、表示内容を相違させることができることを特徴とする請求項1記載の遊技機を要旨とする。
本発明の遊技機は、表示面のうち、第1領域の表示内容と、第2領域の表示内容とを相違させることにより、表示面のうち、正面側から直接見える領域に表示される表示内容と、反射部材上に映る表示内容とを相違させることができ、表示を一層斬新なものにすることができる。
(3)請求項3の発明は、
前記制御部は、前記第2領域における表示を、前記第1領域に表示するときの表示に対し、鏡像対称とすることを特徴とする請求項2記載の遊技機を要旨とする。
本発明の遊技機は、表示面の第2領域における表示を鏡像対称としておくことにより、それが反射部材に映った表示を、本来の表示(第1領域に表示するときと同様の表示)とすることができる。
(4)請求項4の発明は、
遊技球が流下可能な遊技機であるとともに、
前記表示部と前記反射部材との間を、遊技球が転動可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機を要旨とする。
本発明の遊技機は、表示部と、反射部材との間に、遊技球を転動させることができるので、表示部と反射部材との距離感を強調し、一層、表示に奥行き感(立体感)を出すことができる。
(5)請求項5の発明は、
前記反射部材において前記表示面を映す面は、前記表示面の軸方向に直交する断面で見たとき、焦点が正面側にある放物線形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機を要旨とする。
反射部材の形状を上記のようにすることにより、表示面における一層広い領域を、正面側から見えるように、反射部材に映すことができる。
(6)請求項6の発明は、
前記表示面は、有機ELパネルから成ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機を要旨とする。
有機ELパネルは曲げることが可能であるので、略円筒状の表示面を容易に形成することができる。
本発明を実施例に基づいて説明する。
a)遊技機1の全体構成
まず、本発明に係る遊技機1の全体構成を図1に基づいて説明する。遊技機1は、図示しない遊技場に来場した遊技者にパチンコ遊技を提供するものであって、図示しない遊技島に取り付けられる外枠3と、外枠3に開閉可能に取り付けられた内枠5と、内枠5に取り付けられ、遊技者に対面して配置された遊技盤6と、遊技者が遊技行為を行うために遊技盤6上に遊技球8を発射するためのハンドル9と、遊技盤6における遊技行為の結果として提供される賞品、ここでは遊技球8(賞品として払い出される遊技球8を賞品球と言う。)を貯留する上受け皿12と、上受け皿12から排出される遊技球8を受ける下受け皿13と、遊技者が操作可能な操作ボタン15と、内枠5に取り付けられ、遊技を提供するための制御を行う主制御基板41とを備えている。
遊技者に対面する遊技盤6は、遊技者から見える位置に、遊技者に興趣のある図柄を提供する図柄表示装置21と、入賞口17と、普通電動役物18とを備え、入賞口17と、普通電動役物18とから遊技球8が入賞すると共に、特別図柄始動信号を出力する機能を有する始動入賞口23と、大入賞口25を備え、大入賞口25を開放することにより大量の賞品球を提供する機能を有する特別電動役物24と、大入賞口25の左側に位置し、遊技球8が入賞する左入賞口27と、大入賞口25の右側に位置し、遊技球8が入賞する右入賞口29と、特別図柄遊技の結果を表示する特別図柄表示装置31と、特別図柄遊技の保留数を表示する特別図柄記憶表示装置33と、遊技球8が通過すると、普通図柄遊技用の普通図柄始動信号を出力する機能を有する普通図柄始動ゲート35と、普通図柄遊技の結果を表示する普通図柄表示装置37と、普通図柄遊技の保留数を表示する普通図柄記憶表示装置39とを備えている。
また、遊技盤6の左上側には左上スピーカ119が設置され、遊技盤6の右上側には右上スピーカ129が設置されている。この左上スピーカ119と右上スピーカ129とは、遊技盤6上に、遊技音や効果音をステレオ音響で出力する機能を有する。
また、遊技盤6の左下側には変動時間短縮機能(以降、時短と称す)が作動中(即ち、時短中)かを表示する時短表示LED32が設置され、遊技盤6の右下側には、大当り遊技の上限ラウンド数が16ラウンド(16R)か14ラウンド(14R)かを表示するラウンド表示LED34が設置されている。
尚、特別図柄表示装置31は、7セグメントLEDを1個備えた表示器からなり、7つのセグメントそれぞれの点灯・消灯により100種類の大当り図柄と、1種類のハズレ図柄とを特別図柄として変動表示する。
b)図柄表示装置21の構成
次に、図柄表示装置21について、図2〜図5に基づいて説明する。図柄表示装置21は、表示部201と、筐体203と、駆動装置205とから構成される。
表示部201は、広げた状態では長方形である有機ELディスプレイから成り、図2及び図3に示すように、表示可能な面(表示面)を外側として、円筒状に巻いた状態(図2における実線の状態、図3における点線の状態)をとることができる。このとき、円筒の軸方向は上下方向であり、表示部201の、軸方向に平行な端部201a、201bは背面側において対向している。また、表示部201は、円筒状に巻いた状態から、端部201a、201bを外側に広げることで、広がった状態(図2における点線の状態、図3における実線の状態)となる。この広がった状態のとき、表示部201を上から見た形状は、略半円状であり、正面側から、表示部201の全体を見ることができる。
表示部201の端部201a、201bは、表示部201における他の部分よりも厚くなっており、そこには、上下方向に貫通する接続孔202a、202bが形成されている。
筐体203は、平坦な床面207及び天井面209と、側面211とから構成され、正面側は開放されている。筐体203は、その内部に、表示部201を収納している。上記側面211は、水平断面で見たとき、放物線形状を有しており、その焦点は、円筒状となったときの表示部201の内部に位置する。また、側面211は、その内面全体にわたって、鏡面層211aが形成されている。床面207には、切り欠き部207aが形成されており、表示部201の下端を含む一部は、その切り欠き部207aから筐体203の下側に突出している。切り欠き部207aの形状は、表示部201が円筒状のときでも、最も広がったときでも、抵触しないだけの大きさを有している。よって、表示部201は、床面207により、その形状変化を阻害されることがない。天井面209には、遊技球8が通過可能な大きさの孔209aが形成されている。遊技盤6を流下する遊技球8は、孔209aから筐体203内に入り、筐体203内を転動し、切り欠き部207aから排出される。孔209aの前後方向における位置は、表示部201と側面211との間であるので、孔209aから入った遊技球8の大部分は、表示部201と側面211との間を転動する。
駆動装置205は、筐体203の下方に配置されている。駆動装置205は、図3に示すように、その上面に、左右一対の駆動片213a、213bを備えている。駆動片213a、213bは、それぞれ、断面長方形の棒状部材であり、左右方向に移動可能である。駆動片213a、213bは、それぞれ、中央よりの端部付近に、上方に突出する接続ピン215a、215bを備えており、それら接続ピン215a、215bは、それぞれ、表示部201の接続孔202a、202bに、下側から挿入されている。駆動片213a、213bが、それぞれ、中央よりに移動したとき、表示部201の端部201a、201bが接近するので、表示部201は円筒状になる。また、駆動片213a、213bが、それぞれ、外側に移動したとき、表示部201の端部201a、201bは外側に広がるので、表示部201は、広げられた形状となる。
なお、駆動片213aは、図示しない付勢部材により、常時、接続ピン215aを回転中心として、反時計方向に回転するように付勢されている。ただし、駆動装置205の上面には、方向維持ピン217aが設けられており、図4(a)に示すように、駆動片213aが中央寄りにあるときは、方向維持ピン217aにより回転が止められており、駆動片213aは、その長手方向が左右方向となる向きを維持している。駆動片213aが外側に移動し、接続ピン215aの位置が方向維持ピン217aよりも外側になると、方向維持ピン217aは駆動片213aの回転を阻害しないようになるので、駆動片213aは、上述した付勢力により、接続ピン215aを回転中心として、反時計方向に回転する。回転は、駆動片213aの長手方向が、遊技機の前後方向に平行になるまで行われる。同様に、駆動片213bも、中央寄りにあるときは、方向維持ピン217bによって、回転が抑えられているが、外側に移動したときは、付勢力により、接続ピン215bを回転中心として、時計方向に回転し、その長手方向が前後方向に平行となる。このような駆動片213a、213bの回転運動により、駆動片213a、213bが外側に移動したときでも、それらが駆動装置205の左右に突出してしまうことを防止できる。
表示部201が円筒状に巻かれているとき、図柄表示装置21を正面側から見ると、図5(a)に示すように、中央に表示部201が位置し、その左右両側に、鏡面層211aがある。このとき、表示部201のうち、正面側となった一部(以下、「第1領域219」とする)のみが直接見えている。表示部201のうち、第1領域219以外の部分(以下、「第2領域221」とする)は、正面側からは直接見えない位置(側面側または背面側)にあるが、第2領域221は鏡面層211aに映り、その映った表示を、正面側から見ることができる。また、表示部201が広げられているとき、図柄表示装置21を正面側から見ると、図5(b)に示すように、第1領域219の両側に、第2領域221が直接見えるようになる。
表示部201は、第1領域219に、左中右の3つの装飾図柄をそれぞれ独立に変動表示させる。本実施例では、「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,「7」,「8」,「9」,「A」,「B」,「C」,「D」,「E」の14種類の装飾図柄が設けられている。尚、これら14種類の装飾図柄は、全て同色(例えば、青色)で表示される。また、第2領域221には、所定の背景表示を行うことができる。
c)遊技機1の電気的構成
次に、遊技機1の電気的構成を図6に基づいて説明する。
遊技機1は、主制御基板41が備えるメインCPU41aやROM41b,RAM41cなどが、以下に説明する構成と共に働いて、始動入賞口(図示略)から入力した特別図柄始動信号に基づいて遊技を司り、特別図柄表示装置(図示略)に特別図柄を表示したり、図柄表示装置21に興趣のある図柄を表示したり、操作ボタン15から操作信号を入力したり、特別電動役物を連続作動させたりする様に構成されている。以下に、主制御基板41の周囲構成を説明する。
主制御基板41は、電源基板43から電源の供給を受ける。
電源基板43は、受電基板53から電源の供給を受け、受電基板53はAC24V受電端子67を経由して外部からAC24ボルト電源の供給を受ける。
また、受電基板53は遊技球等貸出装置接続端子板51に接続され、外部から受電したAC24ボルト電源を供給する。また、この受電基板53からAC24ボルト電源の供給を受ける電源基板43は、発射制御基板45と、払出制御基板47とに電源を直接供給し、機能分離中継端子板54を経由して、演出制御基板55に電源を供給する。また、電源基板43は、機能分離中継端子板54と、演出制御基板55とを経由して、演出図柄制御基板57に電源を供給し、更に演出図柄制御基板57を経由して、インバータ基板56に電源を供給する。
これらの構成により、AC24ボルト電源から作成した制御用や駆動用の電源が各部に供給される。
また、外部のAC24ボルト電源に接続される受電基板53の接地回路75は、図示しないコンデンサと、図示しない外部のAC24ボルト電源配線とを経由して、大地に接地されている。
また、受電基板53の接地回路75は、遊技機1の接地系統に接続されると共に、タンクレール板金69と、タンク71と、上ヒンジ73とに接続されている。これにより、遊技機1の接地レベルが統一されるとともに、タンクレール板金69と、タンク71と、上ヒンジ73とが大地に接地され、これらに誘起した静電気が大地に放電される。
このように電源の供給を受ける主制御基板41等は、以下のように接続されている。
主制御基板41は、始動入賞口23の入賞口17に入賞した遊技球を検出して始動・入賞信号を出力するスイッチ1(109)と、普通電動役物18に入賞した遊技球を検出して始動・入賞信号を出力するスイッチ2(110)と、演出制御基板55へ出力する信号の中継用の機能分離中継端子板54と、遊技球の払い出しを制御する払出制御基板47と、特別図柄や普通図柄を表示するために出力する信号の中継用の図柄用中継端子板58と、遊技機1の外へ信号線が接続される外部端子板77と、遊技盤6との間で信号を中継する盤用中継端子板159とに接続されている。
ここで、主制御基板41は、スイッチ1(109)、スイッチ2(110)との間では、信号の入力機能だけを備え、一方、機能分離中継端子板54、図柄用中継端子板58、外部端子板77との間では、信号の出力機能だけを備え、また、盤用中継端子板159、払出制御基板47との間では、信号の入出力機能を備える。
このように、主制御基板41に直接接続される各構成が、入力機能、出力機能、入出力機能毎に取り纏められることで、信号の入出力を考慮して、例えば、信号が入力される構成を重点的に検査するなど、明確で、適切な検査が可能になり、遊技機1の試験や検査がし易くなり、整備性や保安機能が向上される。
次に、個々の接続状態を説明する。
主制御基板41との間で、信号の入出力を行う盤用中継端子板159は、普通図柄始動ゲート35を通過した遊技球を検出して、普通図柄始動信号を出力するスイッチ3(161)と、大入賞口25に入賞した遊技球8を検出して、大入賞口入賞信号を出力するスイッチ4(163)と、左入賞口27に入賞した遊技球8を検出して左入賞信号を出力するスイッチ5(165)と、右入賞口29に入賞した遊技球8を検出して右入賞信号を出力するスイッチ6(167)とに接続され、これらが出力した信号の中継を行う。また、盤用中継端子板159は、特別電動役物24の駆動源となるソレノイド1(181)と、普通電動役物18の駆動源となるソレノイド2(171)とに接続され、主制御基板41から出力された駆動信号の中継を行う。
主制御基板41から出力された信号の中継を行う図柄用中継端子板58には、特別図柄表示装置31に駆動電力を供給して、特別図柄の表示を行う特別図柄表示基板60と、普通図柄表示装置37に駆動電力を供給して、普通図柄の表示と、普通図柄記憶表示装置39に駆動電力供給して、普通図柄の保留数の表示とを行う普通図柄表示基板62と、時短表示LED32に駆動電力を供給して、時短が作動中かの表示を行う時短表示LED基板63と、特別図柄記憶表示装置33に駆動電力を供給して、特別図柄の保留数の表示を行う特別図柄記憶表示基板64と、ラウンド表示LED34に駆動電力を供給して、上限ラウンド数が16Rか14Rかの表示を行うラウンド表示LED基板66とが接続されている。
これらの構成により、主制御基板41は、特別図柄表示装置31と、普通図柄表示装置37と、普通図柄記憶表示装置39と、特別図柄記憶表示装置33と、時短表示LED32と、ラウンド表示LED34とを、直接駆動して、遊技の結果の表現表示を実行する。
このような遊技の結果の表現とともに、遊技機1は、遊技球8を賞品球として払い出す機能を有するが、以下にその構成を説明する。
遊技球8の払い出しは、主制御基板41と、この主制御基板41との間で信号の送受を行う払出制御基板47とによって実行される。
この払出制御基板47には、主制御基板41がこの払出制御基板47を経由して、賞球数を検出するための球計数手前側スイッチ95と、球計数奥側スイッチ97と、下受け皿13が賞球で満杯になっていることを検出するための下受け皿満杯スイッチ101と、賞品球として払い出される遊技球8が不足していることを検出するための補給球不足スイッチ103と、ガラス枠開放スイッチ94とが接続され、これらからの信号が入力される。これらの信号は、図示しない賞球払出制御等によって利用される。
また、払出制御基板47は、払出装置基板49と、遊技球等貸出装置接続端子板51とに接続され、払出装置基板49に駆動信号を出力して払出モータ99を制御するとともに、遊技球等貸出装置接続端子板51との間で信号を送受する。これらにより、払出制御基板47は、貸し球及び賞品球の払い出しを実行する。また、払出制御基板47には、賞球を払い出した旨報知する賞球報知基板98が接続されている。尚、動作の詳細な説明は省略する。
また、払出制御基板47は、主制御基板41からの信号に基づいて、賞品球の払い出しを実行するとともに、遊技球等貸出装置接続端子板51からの信号に基づいて、貸し球の払い出しを行う。
この貸し球の払い出しの信号を出力する遊技球等貸出装置接続端子板51は、図1に示した上受け皿12内に収納されている度数表示基板107と、周知のプリペイドカードユニット105とに接続され、双方向でデータ信号の送受を行う。これにより、遊技球等貸出装置接続端子板51は、プリペイドカードユニット105からの信号を払出制御基板47に送ったり、度数表示基板107に送ることで、プリペイド金額の残額表示や貸し球動作の機能の一部を提供する。
尚、払出制御基板47は、外部端子板77に接続されている。これにより、外部端子板77は、払出制御基板47と、払出制御基板47経由で接続されたガラス枠開放スイッチ94とから出力された信号を、外部の例えば図示しないホール管理コンピュータに出力することが可能になる。
また、払出制御基板47に接続され、払出制御基板47から信号を入力する発射制御基板45は、遊技球8を遊技領域へ発射するための発射ソレノイド93に接続されると共に、発射用中継端子板81を経由して、発射強度を調節するための発射レバー83に接続された遊技者の操作を検出するためのタッチセンサ85と、遊技者が発射を停止させるための発射停止スイッチ89と、発射ソレノイド93による発射強度を調節するための発射ボリューム91と、遊技球8を発射位置へ送り込むための球送りソレノイド87とに接続されている。これにより、周知の遊技球8の発射動作が提供される。詳細な動作の説明は省略する。
次に、機能分離中継端子板54を介して、主制御基板41から信号を入力する演出制御基板55の機能を、この機能を発揮するために備えられた構成とともに、説明する。
機能分離中継端子板54を介して、主制御基板41からの信号を入力する演出制御基板55は、演出図柄制御基板57を経由して図柄表示装置21の表示部201に接続され、主制御基板41からの信号に基づいて、これらを制御して、表示部201が表示する画像や図柄を決定し表示させる。尚、電源基板43から電源の供給を受けるインバータ基板56は、図柄表示装置21に駆動電源を供給する。
また、演出制御基板55は、モータ駆動回路225に制御信号を出力し、モータ駆動回路225は、その制御信号に基づいて、図柄表示装置21の駆動装置205を駆動する。
また演出制御基板55は、枠上LED基板59と枠左上LED基板117とを経由して枠下LED基板121に接続されるとともに、枠上LED基板59を経由して枠左LED基板123と枠右LED基板125とに接続され、主制御基板41からの信号に基づいて、これらを制御して、遊技盤6の周縁部に備えられているLED(不図示)を点灯する。
また演出制御基板55は、枠上LED基板59と枠左上LED基板117とを経由して、遊技盤6の下方に備えられている左上スピーカ119に接続されるとともに、枠上LED基板59と枠右上LED基板127とを経由して、遊技盤6の右上側に備えられている右上スピーカ129に接続され、主制御基板41からの信号に基づいて、音楽、音響、アナウンス及び効果音を出力する。
また演出制御基板55は、中継基板61を経由して演出ボタン基板133に接続されており、この演出ボタン基板133に接続された操作ボタン15が操作されると、その旨を示す操作信号を入力する。
また演出制御基板55は、ランプ用中継端子板65に接続され、このランプ用中継端子板65を経由して、センター飾りLED基板1(141)とセンター飾りLED基板2(147)とセンター飾りLED基板3(149)とセンター飾りLED基板4(151)とに接続されており、主制御基板41からの信号に基づいて、図柄表示装置21の周囲を飾るセンター飾りに備えられている図示しないLED等を点灯する。
また演出制御基板55は、ランプ用中継端子板65を経由して、左袖LED基板153と右袖LED基板155とに接続されており、主制御基板41からの信号に基づいて、遊技盤6の左右袖部に備えられている図示しないLEDを点灯する。
以上に示した、主制御基板41と演出制御基板55との間は、信号ケーブル72によって接続されており、この信号ケーブル72によって、主制御基板41から出力された伝送データ(ZDT0〜ZDT7)と、コントロール信号(ZSTR)とが、機能分離中継端子板54を経由して、演出制御基板55に入力される構成を備えている。
これにより、主制御基板41から演出制御基板55へ、伝送データ(ZDT0〜ZDT7)とコントロール信号(ZSTR)とが、一方向通信により伝送され、演出制御基板55から主制御基板41に対しては、何ら影響を及ぼさない構成を備えている。
この伝送データ(ZDT0〜ZDT7)と、コントロール信号(ZSTR)とを演出制御基板55に供給する主制御基板41は、概ね、以下に示すような構造を備え、動作を行う。
主制御基板41は、ROM41bやRAM41cなどの記憶素子を搭載しており、RAM41cには、遊技態様をランダムに設定するための後述する乱数カウンタと、特別図柄遊技の保留数(以降、特別図柄遊技保留数と称す)を示す特別図柄遊技保留数カウンタC11と、大当り終了後に特別図柄が変動表示した回数(以降、スタート回数と称す)を示すスタートカウンタC12と、普通図柄遊技の保留数(以降、普通図柄遊技保留数と称す)を示す普通図柄遊技保留数カウンタC13とが設けられている。
そして、乱数カウンタとしては、0から746の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、746に達すると0に置き換えられる)、大当りか否かの抽選に用いられる大当り決定乱数カウンタC1と、0から99の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、99に達すると0に置き換えられる)、大当り停止用図柄を決定するために用いられる大当り用図柄決定乱数カウンタC2と、0から88の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、88に達すると0に置き換えられる)、変動パターンにリーチ変動を含むか否かの抽選に用いられるリーチ決定乱数カウンタC3と、0から1306の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、1306に達すると0に置き換えられる)、変動表示の変動パターンを選択するために用いられる変動パターン選択乱数カウンタC4と、0から100の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、100に達すると0に置き換えられる)、図柄が大当り図柄で一旦停止した後の再変動(いわゆる再抽選)を行うか否かの抽選に用いられる再変動パターン選択乱数カウンタC5と、0から9の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、9に達すると0に置き換えられる)、普通図柄の当り(以降、普通当りとも称す)か否かの抽選に用いられる普通当り決定乱数カウンタC6とが設けられている。尚、乱数の確率となる変動範囲は、設計値である。
また、主制御基板41のRAM41cには、大当り決定乱数カウンタC1から取得した乱数を最大4個格納する大当り決定乱数記憶バッファB1と、大当り用図柄決定乱数カウンタC2から取得した乱数を最大4個格納する大当り用図柄決定乱数記憶バッファB2と、リーチ決定乱数カウンタC3から取得した乱数を最大4個格納するリーチ決定乱数記憶バッファB3と、変動パターン選択乱数カウンタC4から取得した乱数を最大4個格納する変動パターン選択乱数記憶バッファB4と、再変動パターン選択乱数カウンタC5から取得した乱数を最大4個格納する再変動パターン選択乱数記憶バッファB5と、普通当り決定乱数カウンタC6から取得した乱数を最大4個格納する普通当り決定乱数記憶バッファB6との領域が設けられている。
また、主制御基板41のROM41bには、変動パターンを決定するための乱数値(変動パターン選択乱数カウンタC4から取得した乱数と、再変動パターン選択乱数カウンタC5から取得した乱数)と変動パターンの種類との対応関係が記憶された変動パターンテーブルが各種条件に応じて設けられている。
d)主制御基板41によって繰り返し実行される遊技制御処理
まず、主制御基板41によって繰り返し実行される遊技制御処理を、図7〜図9のフローチャートを用いて説明する。
この遊技制御処理は、遊技機1に電源が供給されている場合に、4ミリ秒毎に実行され、遊技機1が遊技者に提供する遊技に関わる制御を実行する。
図7におけるS10では、主制御基板41のメインCPU41aは、まず、作業領域が正常であるか否かを判断する。ここで、作業領域が正常でないと判断された場合には、次に、主制御基板41のRAM41cの初期化設定処理を行う(S20)。その後、S110に移行する。尚、作業領域が正常でないと判断されるのは、主制御基板41に電源が投入された直後である。
一方、S10にて作業領域が正常であると判断された場合には、次に、演出制御基板55及び払出制御基板47へのコマンド、及び外部端子板77への外部出力信号の出力を行う出力処理を実行し(S30)、その後、図示しない入力ポート(入力インターフェース)から入力されたデータ(信号)のチェックを行う入力処理を実行する(S40)。更に、入賞球(入賞信号)に基づく賞品球に関するコマンドの作成を行う払出処理を実行し(S50)、その後、スイッチ断線・短絡エラーの検出及びその解除を行うエラー検出・解除処理を実行する(S60)。
次にS70にて、S60にてエラー中であることが検出されたか否かを判断する。ここで、エラー中であると判断された場合には、S110に移行する。一方、エラー中でないと判断された場合には、S80にて、普通図柄の変動・停止に関する制御及び始動入賞口23の開放の制御を行う普通図柄/始動入賞口処理を実行し、更にS90にて、特別図柄の変動・停止に関する制御と、表示コマンドの作成及び特別電動役物24の制御を行う特別図柄/特別電動役物処理を実行する。なお、S80〜S90の処理については、後に詳述する。
その後S100にて、LEDの制御に関するコマンド、及びスピーカの制御に関するコマンドの作成を行うランプ・音声コマンド作成処理を実行し、S110に移行する。
その後S110にて、各乱数の取得に用いる乱数カウンタC1〜C6の値を更新する。
そしてS120にて、各乱数の取得に用いる乱数カウンタC1〜C6の初期値を変更するための初期値決定用乱数の乱数値を更新する初期値乱数更新処理を行う。その後S110に移行し、上述の処理を繰り返す。即ち、次の周期の遊技制御処理が開始されるまで、S110及びS120の処理が繰り返される。
次に、S80にて行われる普通図柄/始動入賞口処理を、図8のフローチャートを用いて説明する。
この普通図柄/始動入賞口処理が起動されると、主制御基板41のメインCPU41aは、まずS310にて、スイッチ3(161)が入賞を検出したか否かを判断する。ここで、入賞を検出していないと判断された場合には(S310)、普通図柄/始動入賞口処理をそのまま一旦終了する。一方、入賞を検出した場合には(S310)、S320に移行する。
そしてS320にて、普通図柄遊技保留数カウンタC13の値(以降、普通図柄遊技保留数とも称す)が所定普通保留上限値K2(本実施例では4)に等しいか否かを判断する。即ち、普通図柄の変動表示の保留が可能であるか否かを判断する。ここで、普通図柄遊技保留数が所定普通保留上限値K2に等しければ、保留不能と判断し(S320)、普通図柄/始動入賞口処理を一旦終了する。一方、普通図柄遊技保留数が所定普通保留上限値K2に等しくなければ、保留可能と判断し(S320)、S330にて、普通図柄遊技保留数カウンタC13をインクリメントする。
そしてS340にて、普通当り乱数取得処理を行う。この普通当り乱数取得処理は、普通当り決定乱数カウンタC6の値を普通当り決定乱数記憶バッファB6に格納する。更にS350にて、後述のS820またはS830でセットまたはクリアされる時短中指示フラグF11がセットされているか否かを判断する。即ち、時短中であるか否かを判断する。ここで、時短中指示フラグF11がセットされていれば、時短中と判断し(S350)、S360にて、時短用普通当り判定処理を行う。この時短用普通当り判定処理は、普通当り決定乱数記憶バッファB6に格納されている乱数の内で最も早く格納された乱数を取得し、この乱数と、予め設定された時短用普通当り判定値「1」,「3」,「5」,「7」,「9」と一致するか否かを判断し、一致する場合には「普通当り」であると判定して、普通当り判定フラグF8をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、普通当り判定フラグF8をクリアする。そしてS380に移行する。
一方、時短中指示フラグF11がセットされていなければ、時短中でないと判断し(S350)、S370にて、通常用普通当り判定処理を行う。この通常用普通当り判定処理は、普通当り決定乱数記憶バッファB6に格納されている乱数の内で最も早く格納された乱数を取得し、この乱数と、予め設定された通常用普通当り判定値「7」と一致するか否かを判断し、一致する場合には「普通当り」であると判定して、普通当り判定フラグF8をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、普通当り判定フラグF8をクリアする。そしてS380に移行する。
そしてS380に移行すると、普通停止用図柄作成処理を行う。この普通停止用図柄作成処理は、S360またはS370にて取得した乱数値と抽選結果とに基づいて、停止表示する普通図柄(以降、普通停止用図柄と称す)を設定する。即ち、普通当り判定フラグF8がセットされている場合には普通停止用図柄を「7」とし、普通当り判定フラグF8がセットされていない場合には、S360またはS370で取得した乱数値が「N」であれば、普通停止用図柄を「N」とする(N=0,1,2,・・・,9)。
そしてS390にて、普通変動表示コマンド作成処理を行う。この普通変動表示コマンド作成処理は、S380で決定された普通停止用図柄で停止表示するように変動表示を行うことを指示する普通変動パターンコマンドを作成する。これにより、S30の出力処理にて、この普通変動パターンコマンドが普通図柄表示基板62に送信され、普通図柄表示装置37は普通図柄の変動表示を開始する。そして普通変動パターンコマンドを作成した後に、普通図柄遊技保留数カウンタC13をデクリメントする。
また普通変動表示コマンド作成処理は、時短中指示フラグF11がセットされている場合には、普通変動パターンコマンドが作成されてから予め設定された時短用普通図柄変動表示時間(本実施例では、1.5秒)が経過すると、停止表示を指示する普通図柄停止コマンドを作成し、時短中指示フラグF11がセットされていない場合には、普通変動パターンコマンドが作成されてから予め設定された通常用普通図柄変動表示時間(本実施例では、10秒)が経過すると、停止表示を指示する普通図柄停止コマンドを作成する。これにより、S30の出力処理にて、この普通図柄停止コマンドが普通図柄表示基板62に送信され、普通図柄表示装置37は、S380で作成された普通停止用図柄で普通図柄を停止させる。尚、普通図柄が停止表示している時間(確定停止時間)は、本実施例では1秒である。
その後S400にて、普通当り判定フラグF8がセットされているか否かを判断する。即ち、普通当りであるか否かを判断する。ここで、普通当り判定フラグF8がセットされていなければ、「ハズレ」と判断し(S400)、普通図柄/始動入賞口処理を一旦終了する。一方、普通当り判定フラグF8がセットされていれば、「普通当り」と判断し(S400)、S410にて、ソレノイド2(171)を駆動させることにより普通電動役物18を動作させて、始動入賞口23を始動入賞口開放時間(本実施例では、例えば5秒)開放し、S420にて、普通当り判定フラグF8をクリアする。そして、普通図柄/始動入賞口処理を一旦終了する。
次に、S90にて行われる特別図柄/特別電動役物処理を、図9のフローチャートを用いて説明する。
この特別図柄/特別電動役物処理が起動されると、主制御基板41のメインCPU41aは、まずS510にて、始動入賞口23へ遊技球8が投入された場合の処理である始動入賞処理を行う。この始動入賞処理は、スイッチ1、2が入賞を検出した場合に限り、大当り乱数、大当り用図柄乱数、リーチ判定用乱数、特別図柄変動パターン選択用乱数、及び特図大当り変動選択用乱数を取得する処理である。
上記大当り乱数は、大当り決定乱数カウンタC1の値を大当り決定乱数記憶バッファB1に格納することにより取得される。上記大当り用図柄乱数は、大当り用図柄決定乱数カウンタC2の値を大当り用図柄決定乱数記憶バッファB2に格納することにより取得される。上記リーチ判定用乱数は、リーチ決定乱数カウンタC3の値をリーチ決定乱数記憶バッファB3に格納することにより取得される。上記特別図柄変動パターン選択用乱数は、変動パターン選択乱数カウンタC4の値を変動パターン選択乱数記憶バッファB4に格納することにより取得される。上記特図大当り変動選択用乱数は、再変動パターン選択乱数カウンタC5の値を再変動パターン選択乱数記憶バッファB5に格納することにより取得される。
その後S520にて、特別図柄の変動表示を制御する変動表示処理を行う。この変動表示処理は、特別図柄遊技における停止用図柄の決定、及び停止までの変動パターンの決定を行うものである。
上記停止用図柄の決定では、まず、S510で取得した大当り乱数を用いて、大当りかハズレかを判定する。そして、大当りの場合は、S510で取得した大当り用図柄乱数を用いて、複数の大当り停止用図柄を記憶したテーブルの中から、1の大当り停止用図柄を選択する。ハズレの場合は、ハズレ停止用図柄を選択する。
また、上記変動パターンの決定では、S510で取得したリーチ判定用乱数を用いて、リーチとなるか否かを判定する。また、S510で取得した特図大当り変動選択用乱数を用いて、図柄が大当り図柄で一旦停止した後の再変動(いわゆる再抽選)を行うか否かを判定する。そして、それぞれの判定結果の組み合わせごとに用意された、複数の変動パターンを記憶した変動パターンテーブルから、1の変動パターンを選択する。
なお、上述したS30の出力処理にて、上記のようにして決定した停止用図柄及び変動パターンを表すコマンドが、特別図柄表示基板60と演出制御基板55とに送信され、特別図柄遊技を行うとき、図柄表示装置21及び特別図柄表示装置31は、決められた変動パターンで変動表示された後、決められた停止用図柄にて停止する。なお、図柄表示装置21の表示態様は後に詳述する。
更にS530にて、大当り判定において大当りと判定された場合は、特別電動役物24の動作を制御することにより、所定のラウンド数の大当り遊技を提供する特別電動役物制御処理を行う。
その後S540にて、通常・確変状態設定処理を行う。この通常・確変状態設定処理は、S530による大当り遊技の提供の終了後に、所定の条件により、通常状態、確変状態のいずれかに設定する。確変状態の場合は、大当り判定処理における大当りの確率が高まる。その後、特別図柄/特別電動役物処理を一旦終了する。
e)演出基板55によって繰り返し実行される制御処理
上述したとおり、主制御基板44は、S520にて決定した停止用図柄及び変動パターンを表すコマンドを、S30の出力処理にて、演出制御基板55に送信する。
演出基板55は、特別図柄遊技を行うとき、上記のコマンドに基づき、図柄表示装置21及び特別図柄表示装置31を、決められた変動パターンで変動表示させた後、決められた停止用図柄にて停止させる。
特に、図柄表示装置21の表示について更に詳細に説明する。リーチではない変動パターンで変動表示するとき、及びハズレの停止図柄で停止するときは、図柄表示装置21の表示部201は、図5(a)に示すように、円筒状に巻かれた状態となる。このとき、表示部201のうち、第1領域219のみが、正面側から直接見え、そこに、決められた変動パターンXが表示される。表示部201のうち、第2領域221には背景Yが表示され、その背景Yは、正面側からは直接見えないが、鏡面層211aに映ったものが正面側から見える。すなわち、遊技者から見て、装飾図柄Xは表示部201に表示されるが、背景Yは、表示部201よりも背面側にある鏡面層211aに表示される。
一方、リーチである変動パターンで変動表示されるとき、及び大当りの停止図柄で停止するとき、表示部21は、図5(b)に示すように、広げられた状態となり、第1領域219及び第2領域221は、ともに、正面側から直接見える。よって、遊技者から見て、装飾図柄Xと、背景Yとは、いずれも、表示部201上に表示される。
f)遊技機1が奏する効果
(i)本実施例の遊技機1は、装飾図柄を、表示部201のうち、正面側から直接見える領域(第1領域219)に表示するとともに、背景を、表示部201よりも背面側にある鏡面層211aに表示することができるので、奥行き感(立体感)のある表示を行うことができる。そのことにより、表示が斬新なものとなり、装飾性が高まるので、遊技者の満足度を高めることができる。
(ii) 本実施例の遊技機1は、表示部201のうち、第1領域219の表示内容(装飾図柄)と、第2領域221の表示内容(背景)とを相違させることができる。表示部201が円筒状に巻かれているとき、第1領域219は正面側から直接見える領域であり、第2領域221は、正面側から直接見えず、鏡面層211aを介して見える領域であるから、上記のように、第1領域219の表示内容と、第2領域221の表示内容とを相違させることにより、表示部201上に直接見える表示内容と、鏡面層211a上に表示される表示内容とを相違させることができ、表示を一層斬新なものにすることができる。
(iii) 本実施例の遊技機1は、装飾図柄を表示する表示部201と、背景を映す鏡面層211aとの間に、遊技球8を転動させることができる。そのことにより、表示部201と鏡面層211aとの距離感を強調し、一層、表示に奥行き感(立体感)を出すことができる。
(iv) 本実施例の遊技機1は、表示部201の状態を、円筒状に巻いた状態と、広げた状態との間で変化させることができる。表示部201が円筒状のときと、広げられたときとでは、上述したとおり、表示の態様が異なるので、例えば、遊技の状態に応じて表示部201の状態を変えることで、一層興趣ある表示を行うことができる。
尚、本発明は前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、表示部201の第2領域221に文字等を表示するとき、本来の表示とは鏡面対称に表示することができる。この場合、第2領域221を鏡面層211aに映した表示を遊技者が見ると、本来の表示に見える。
また、表示部201の形状(円筒状/広げられた形状)は、所定の遊技態様のときに、繰り返し変化させてもよい。例えば、リーチ状態での変動表示や、大当りの停止図柄が表示されたときに、表示部201の形状を、円筒状と広げられた形状との間で繰り返し変化させることができる。
本発明が適用された遊技機1の正面図である。 図柄表示装置21の構成を表す斜視図である。 図柄表示装置21の構成を表す平面図である。 駆動片213a、213bの動作を表す説明図であって、(a)は駆動片213a、213bが中央よりにあるときを表し、(b)は駆動片213a、213bが外側に移動したときを表す。 図柄表示装置21の構成を表す正面図であり、(a)は表示部201を円筒状に巻いたときを表し、(b)は表示部201を広げたときを表す。 遊技機1の制御系のブロック図である。 遊技制御処理を表すフローチャートである。 普通図柄/始動入賞口処理を表すフローチャートである。 特別図柄/特別電動役物処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1・・・遊技機、3・・・外枠、5・・・内枠、6・・・遊技盤、
8・・・遊技球、9・・・ハンドル、12・・・上受け皿、13・・・下受け皿、
15・・・操作ボタン、17・・・入賞口、18・・・普通電動役物、
21・・・図柄表示装置、23・・・始動入賞口、24・・・特別電動役物、
25・・・大入賞口、27・・・左入賞口、29・・・右入賞口、
31・・・特別図柄表示装置、32・・・時短表示LED、
33・・・特別図柄記憶表示装置、34・・・ラウンド表示LED、
35・・・普通図柄始動ゲート、37・・・普通図柄表示装置、
39・・・普通図柄記憶表示装置、41・・・主制御基板、41a・・・メインCPU、41b・・・ROM、41c・・・RAM、43・・・電源基板、
45・・・発射制御基板、47・・・払出制御基板、49・・・払出装置基板、
51・・・遊技球等貸出装置接続端子板、53・・・受電基板、
54・・・機能分離中継端子板、55・・・演出制御基板、56・・・インバータ基板、
57・・・演出図柄制御基板、58・・・図柄用中継端子板、
59・・・枠上LED基板、60・・・特別図柄表示基板、61・・・中継基板、
62・・・普通図柄表示基板、63・・・時短表示LED基板、
64・・・特別図柄記憶表示基板、65・・・ランプ用中継端子板、
66・・・ラウンド表示LED基板、67・・・AC24V受電端子、
69・・・タンクレール板金、71・・・タンク、72・・・信号ケーブル、
73・・・上ヒンジ、75・・・接地回路、77・・・外部端子板、
81・・・発射用中継端子板、83・・・発射レバー、85・・・タッチセンサ、
87・・・球送りソレノイド、89・・・発射停止スイッチ、
91・・・発射ボリューム、93・・・発射ソレノイド、
94・・・ガラス枠開放スイッチ、95・・・球計数手前側スイッチ、
97・・・球計数奥側スイッチ、98・・・賞球報知基板、99・・・払出モータ、
101・・・下受け皿満杯スイッチ、103・・・補給球不足スイッチ、
105・・・プリペイドカードユニット、107・・・度数表示基板、
109・・・スイッチ1、110・・・スイッチ2、117・・・枠左上LED基板、
119・・・左上スピーカ、121・・・枠下LED基板、
123・・・枠左LED基板、125・・・枠右LED基板、
127・・・枠右上LED基板、129・・・右上スピーカ、
133・・・演出ボタン基板、141・・・センター飾りLED基板1、
147・・・センター飾りLED基板2、149・・・センター飾りLED基板3、
151・・・センター飾りLED基板4、153・・・左袖LED基板、
155・・・右袖LED基板、159・・・盤用中継端子板、161・・・スイッチ3、163・・・スイッチ4、165・・・スイッチ5、167・・・スイッチ6、
171・・・ソレノイド2、181・・・ソレノイド1、201・・・表示部、
201a、201b・・・端部、202a、202b・・・接続孔、
203・・・筐体、205・・・駆動装置、207・・・床面、209・・・天井面、
211・・・側面、211a・・・鏡面層、213a、213b・・・駆動片、
215a、215b・・・接続ピン、217a、217b・・・方向維持ピン、
219・・・第1領域、221・・・第2領域、225・・・モータ駆動回路

Claims (6)

  1. 略円筒状の表示面を有し、前記表示面の一部が正面側を向くように配置された表示部と、
    前記表示部の背面側に設けられ、前記表示面に表示された画像を、正面側から見えるように映す反射部材と、
    前記表示部の表示を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御部は、前記表示面のうち、正面側から直接見える第1領域と、前記反射部材を介して見える第2領域とで、表示内容を相違させることができることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記制御部は、前記第2領域における表示を、前記第1領域に表示するときの表示に対し、鏡像対称とすることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 遊技球が流下可能な遊技機であるとともに、
    前記表示部と前記反射部材との間を、遊技球が転動可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記反射部材において前記表示面を映す面は、前記表示面の軸方向に直交する断面で見たとき、焦点が正面側にある放物線形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記表示面は、有機ELパネルから成ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
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