JP2008301168A - 画像処理プログラムおよび画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取装置により読み取られた画像データに対して、ユーザの指示に応じて余白データを付加し、簡単に余白付の画像データを取得することができる画像処理プログラムおよび画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理プログラムの起動中にPCが複合機の読取部に対してプレスキャンを指示すると、読取部によるプレスキャンが行われ、その結果のプレスキャン画像58をPCの表示画面に表示する。表示されたプレスキャン画像58に対して、ユーザが任意の範囲指定枠53を指定すると、その範囲指定枠53に基づいて本スキャンの読取領域57と余白データを付加する余白領域54が設定される。PCは本スキャンを指示すると、先に設定された読取領域57に基づいて読取部による本スキャンが行われる。その結果の本スキャン画像データに対して、余白領域54基づいて作成された余白データを付加し、余白付画像データを生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置を制御することにより、原稿の画像データを取得可能な画像処理プログラムおよび画像処理装置において、特に、余白付の画像データを簡単に取得することができる画像処理プログラムおよび画像処理装置に関するものである。
従来、原稿を読み取った画像データをパーソナルコンピュータ(PC)に取得し、その画像データに基づく画像をPCの表示画面に表示させ、その表示画像に対して文字や図形の挿入等の編集作業が行われていた。その時、取得された画像データに文字データや図形データを上書きしてしまうので、文字や図形を挿入する位置によっては、挿入した文字や図形が肝心の画像にかかってしまうという問題があった。従って、ユーザは、画像以外の部分に文字や図形を挿入するため、任意の位置に対して任意の大きさの余白データを画像データに付加したいという要求があった。
特許文献1には、取得された画像データに白データを付加する画像読取装置が提案されている。特許文献1に記載の画像読取装置によれば、画像読取装置の読取幅のより小さい原稿を読み取った場合、取得された画像データに白データを付加することにより、定型用紙サイズの画像を作成している。
特開平5−183683号公報(段落(0011)〜(0014)等)
しかしながら、特許文献1に記載の画像読取装置において、画像データに対して白データを付加する場合、定型用紙サイズになるように白データを付加するので、白データを付加する位置や大きさについて、ユーザが自由に設定することができないという問題があった。特に、画像読取装置で読み取った原稿の画像データをPC上で編集する場合に、画像データに上書きすることなく文字や図形を挿入することができないという問題が生じていた。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、画像読取装置により読み取られた画像データに対して、ユーザの指示に応じて余白データを付加することにより、ユーザの所望とする余白付の画像データを簡単に取得することができる画像処理プログラムおよび画像処理装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1に記載の画像処理プログラムは、原稿の画像を読み取る画像読取装置を制御することにより、原稿の画像データを取得可能な画像処理装置において実行される画像処理プログラムであって、前記画像読取装置に対してプレスキャンを指示し、その画像読取装置が行ったプレスキャンによるプレスキャン画像データを取得するプレスキャン画像データ取得ステップと、前記プレスキャン画像データ取得ステップにより取得されたプレスキャン画像データに基づくプレスキャン画像を表示装置に表示させる表示制御ステップと、前記プレスキャン画像が表示された前記表示装置の表示領域に対して、範囲を指定させる範囲指定ステップと、前記範囲指定ステップにより指定された範囲にプレスキャン画像の領域が含まれる場合、その領域を本スキャンの読取領域として設定する読取領域設定ステップと、前記範囲指定ステップにより指定された範囲にプレスキャン画像以外の領域が含まれる場合、その領域を余白領域として設定する余白領域設定ステップと、前記画像読取装置に対して本スキャンを指示し、前記読取領域設定ステップにより設定された本スキャンの読取領域に対応する本スキャン画像データを取得する本スキャン画像データ取得ステップと、前記余白領域設定ステップにより設定された余白領域に相当する余白データを生成し、前記本スキャン画像データに付加することにより、余白付画像データを生成する余白付画像データ生成ステップとを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の画像処理プログラムは、請求項1に記載された画像処理プログラムにおいて、前記プレスキャン画像データ取得ステップにより取得したプレスキャン画像データが、原稿の画像に対応する原稿画像データと、原稿画像データ以外の非原稿画像データとを含む場合、前記表示制御ステップは、前記プレスキャン画像として、原稿画像データに基づく原稿画像領域と、非原稿画像データに基づく非原稿画像領域とを前記表示手段に表示させるものであり、前記読取領域設定ステップは、前記範囲指定ステップにおいて指定された範囲に含まれる前記原稿画像領域を本スキャンの読取領域として設定し、前記範囲指定ステップにより指定された範囲が、前記非原稿画像領域を含む場合、前記余白領域設定ステップは、その非原稿画像領域についても前記余白領域として設定することを特徴とする。
請求項3に記載の画像処理プログラムは、請求項1または2に記載された画像処理プログラムにおいて、前記本スキャン画像取得ステップは、前記画像読取装置に対して本スキャンを指示する際に、前記読取領域設定ステップにより設定された本スキャンの読取領域のみを読み取るように指示することを特徴とする。
請求項4に記載の画像処理プログラムは、請求項1〜3のいずれかに記載された画像処理プログラムにおいて、前記表示制御ステップは、ユーザから入力されるサイズ変更指示に基づいて、前記表示装置に表示させた前記プレスキャン画像の表示サイズを、前記表示装置の表示領域に対して変更する画像表示サイズ変更ステップを有することを特徴とする。
請求項5に記載の画像処理プログラムは、請求項1〜4のいずれかに記載された画像処理プログラムにおいて、前記範囲指定ステップにより指定された範囲が複数存在する場合、前記読取領域設定ステップは、その複数の範囲に応じた複数の読取領域を設定するものであり、前記本スキャン画像取得ステップは、前記画像読取装置が行った本スキャンによる本スキャン画像データを、前記複数の範囲に基づいて分割する画像分割ステップを有し、前記余白付画像データ生成ステップは、前記画像分割ステップにより分割されたそれぞれの本スキャン画像データ毎に、前記余白領域設定ステップにより設定された複数の余白領域に相当する余白データを生成し、前記本スキャン画像データに付加することにより、余白付画像データを生成することを特徴とする。
請求項6に記載の画像処理プログラムは、請求項1〜5のいずれかに記載された画像処理プログラムにおいて、前記範囲指定ステップにより範囲が指定された場合、その範囲に対する選択指示がユーザから入力されることに基づいて、その範囲のサイズ情報を画像処理装置内の所定の記憶領域に記憶するサイズ情報記憶ステップと、前記範囲指定ステップにより指定される範囲のサイズを、前記サイズ情報記憶ステップにおいて記憶されたサイズに固定するサイズ固定ステップとを備え、前記サイズ固定ステップにより、範囲のサイズが固定されていることを条件として、前記範囲指定ステップは、その固定されたサイズ情報に基づきさらなる範囲を指定させることを特徴する。
請求項7に記載の画像処理プログラムは、請求項1〜6のいずれかに記載された画像処理プログラムにおいて、前記範囲指定ステップにより指定された範囲に対して、前記読取領域設定ステップにより設定すべき読取領域がない場合、その旨を通知する通知ステップを有することを特徴とする。
請求項8に記載の画像処理プログラムは、請求項1〜7のいずれかに記載された画像処理プログラムにおいて、前記表示制御ステップは、前記余白領域設定ステップにより設定された余白領域の色と、前記表示装置の表示領域のうちプレスキャン画像以外の領域の色とが異なるように前記表示装置に表示させることを特徴とする。
請求項9に記載の画像処理プログラムは、画像データを取得可能な画像処理装置において実行される画像処理プログラムであって、画像データを取得する画像データ取得ステップと、前記画像データ取得ステップにより取得された画像データに基づく画像を表示装置に表示させる表示制御ステップと、前記画像が表示された前記表示装置の表示領域に対して、その画像の少なくとも一部を含む範囲を指定させる範囲指定ステップと、前記範囲指定ステップにより指定された範囲に画像の領域が含まれる場合、その領域を特定画像領域として設定する特定画像領域設定ステップと、前記範囲指定ステップにより指定された範囲に画像以外の領域が含まれる場合、その領域を余白領域として設定する余白領域設定ステップと、前記特定画像領域設定ステップにおいて設定された前記特定画像領域に相当する特定画像データを、前記画像データ取得ステップにおいて取得された画像データから抽出する特定画像データ抽出ステップと、前記余白領域設定ステップにより設定された余白領域に相当する余白データを生成し、前記特定画像データに付加することにより、余白付画像データを生成する余白付画像データ生成ステップとを備えることを特徴とする。
請求項10に記載の画像処理装置は、原稿の画像を読み取る画像読取装置を制御することにより、原稿の画像データを取得可能な画像処理装置であって、前記画像読取装置に対してプレスキャンを指示し、その画像読取装置が行ったプレスキャンによるプレスキャン画像データを取得するプレスキャン画像データ取得手段と、前記プレスキャン画像データ取得手段により取得されたプレスキャン画像データに基づくプレスキャン画像を表示装置に表示させる表示制御手段と、前記プレスキャン画像が表示された前記表示装置の表示領域に対して、範囲を指定させる範囲指定手段と、前記範囲指定手段により指定された範囲にプレスキャン画像の領域が含まれる場合、その領域を本スキャンの読取領域として設定する読取領域設定手段と、前記範囲指定手段により指定された範囲にプレスキャン画像以外の領域が含まれる場合、その領域を余白領域として設定する余白領域設定手段と、前記画像読取装置に対して本スキャンを指示し、前記読取領域設定手段により設定された本スキャンの読取領域に対応する本スキャン画像データを取得する本スキャン画像データ取得手段と、前記余白領域設定手段により設定された余白領域に相当する余白データを生成し、前記本スキャン画像データに付加することにより、余白付画像データを生成する余白付画像データ生成手段とを備えることを特徴とする。
請求項11に記載の画像処理装置は、請求項10に記載された画像処理装置において、前記プレスキャン画像データ取得手段により取得したプレスキャン画像データが、原稿の画像に対応する原稿画像データと、原稿画像データ以外の非原稿画像データとを含む場合、前記表示制御手段は、前記プレスキャン画像として、原稿画像データに基づく原稿画像領域と、非原稿画像データに基づく非原稿画像領域とを前記表示手段に表示させるものであり、前記読取領域設定手段は、前記範囲指定手段において指定された範囲に含まれる前記原稿画像領域を本スキャンの読取領域として設定し、前記範囲指定手段により指定された範囲が、前記非原稿画像領域を含む場合、前記余白領域設定手段は、その非原稿画像領域についても前記余白領域として設定することを特徴とする。
請求項12に記載の画像処理装置は、請求項10又は11に記載された画像処理装置において、前記本スキャン画像取得手段は、前記画像読取装置に対して本スキャンを指示する際に、前記読取領域設定手段により設定された本スキャンの読取領域のみを読み取るように指示することを特徴とする。
請求項13に記載の画像処理装置は、請求項10〜12のいずれかに記載された画像処理装置において、前記表示制御手段は、ユーザから入力されるサイズ変更指示に基づいて、前記表示装置に表示させた前記プレスキャン画像の表示サイズを、前記表示装置の表示領域に対して変更する画像表示サイズ変更手段を有することを特徴とする。
請求項14に記載の画像処理装置は、請求項10〜13のいずれかに記載された画像処理装置において、前記範囲指定手段により指定された範囲が複数存在する場合、前記読取領域設定手段は、その複数の範囲に応じた複数の読取領域を設定するものであり、前記本スキャン画像取得手段は、前記画像読取装置が行った本スキャンによる本スキャン画像データを、前記複数の範囲に基づいて分割する画像分割手段を有し、前記余白付画像データ生成手段は、前記画像分割手段により分割されたそれぞれの本スキャン画像データ毎に、前記余白領域設定手段により設定された複数の余白領域に相当する余白データを生成し、前記本スキャン画像データに付加することにより、余白付画像データを生成することを特徴とする。
請求項15に記載の画像処理装置は、請求項10〜14のいずれかに記載された画像処理装置において、前記範囲指定手段により範囲が指定された場合、その範囲に対する選択指示がユーザから入力されることに基づいて、その範囲のサイズ情報を画像処理装置内の所定の記憶領域に記憶するサイズ情報記憶手段と、前記範囲指定手段により指定される範囲のサイズを、前記サイズ情報記憶手段において記憶されたサイズに固定するサイズ固定手段とを備え、前記サイズ固定手段により、範囲のサイズが固定されていることを条件として、前記範囲指定手段は、その固定されたサイズ情報に基づきさらなる範囲を指定させることを特徴する。
請求項16に記載の画像処理装置は、請求項10〜15のいずれかに記載された画像処理装置において、前記範囲指定手段により指定された範囲に対して、前記読取領域設定手段により設定すべき読取領域がない場合、その旨を通知する通知手段を有することを特徴とする。
請求項17に記載の画像処理装置は、請求項10〜16のいずれかに記載された画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記余白領域設定手段により設定された余白領域の色と、前記表示装置の表示領域のうちプレスキャン画像以外の領域の色とが異なるように前記表示装置に表示させることを特徴とする。
請求項18に記載の画像処理装置は、画像データを取得可能な画像処理装置であって、画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ取得手段により取得された画像データに基づく画像を表示装置に表示させる表示制御手段と、前記画像が表示された前記表示装置の表示領域に対して、その画像の少なくとも一部を含む範囲を指定させる範囲指定手段と、前記範囲指定手段により指定された範囲に画像の領域が含まれる場合、その領域を特定画像領域として設定する特定画像領域設定手段と、前記範囲指定手段により指定された範囲に画像以外の領域が含まれる場合、その領域を余白領域として設定する余白領域設定手段と、前記特定画像領域設定手段において設定された前記特定画像領域に相当する特定画像データを、前記画像データ取得手段において取得された画像データから抽出する特定画像データ抽出手段と、前記余白領域設定手段により設定された余白領域に相当する余白データを生成し、前記特定画像データに付加することにより、余白付画像データを生成する余白付画像データ生成手段とを備えることを特徴とする。
請求項1に係る画像処理プログラムによれば、本プログラムを画像処理装置に適用して機能させることで、範囲指定ステップにより指定された範囲に応じてプレスキャン画像以外の領域は、余白データに置き換えられて本スキャンによる画像データに付加される。そのため、ユーザは、プレスキャン画像に対して範囲指定を適宜行うことで、原稿を読み取った画像データに対して、自身の好みに応じたサイズで、任意の位置に余白データを付加することができ、所望とする余白付画像データを容易に取得することができる。これにより、ユーザの好みに応じた余白データを付加し、その余白データに文字等を入力して編集したいという要求を満たすことができる。また、一度の範囲指定で本スキャンの読取領域と余白データを付加する余白領域とを設定することができるので、ユーザの所望とする余白付画像データの指定を迅速に行わせることができる。
請求項2に係る画像処理プログラムによれば、請求項1に記載の画像処理プログラムにおける効果に加えて、読取領域設定ステップは、プレスキャン画像データが原稿に対応する原稿画像データとそれ以外の非原稿画像データとを含む場合、範囲指定ステップにおいて指定された範囲に含まれる原稿画像領域(原稿画像データに対応)を本スキャンの読取領域として設定し、範囲指定ステップにより指定された範囲が、非原稿画像領域(非原稿画像データに対応)を含む場合、余白領域設定ステップは、その非原稿画像領域についても余白領域として設定する。従って、指定された範囲に含まれる非原稿画像領域についても余白データとすることができる。このような効果は、例えば、画像読取装置のプレスキャン領域に対して小さいサイズの原稿をプレスキャンした場合、プレスキャン画像は原稿画像領域を含むプレスキャン領域全体を対象として表示装置に表示される。ここで、ユーザは、プレスキャン画像を構成する原稿画像領域に対して範囲を指定しつつ、所望の余白を付加したい場合には、必要とする原稿画像領域とそれに付加する余白を非原稿画像領域にわたって範囲指定する。これにより、指定された範囲に含まれる非原稿画像領域については余白データに置き換えられて本スキャンの画像データに付加されるため、プレスキャン領域よりも小さいサイズの原稿に対しても、良好に余白を指定することができる。
請求項3に係る画像処理プログラムによれば、請求項1または2に記載の画像処理プログラムにおける効果に加えて、本スキャン画像取得ステップは、画像読取装置に対して本スキャンを指示する際に、読取対象となる原稿のうち、読取領域設定ステップにより設定された本スキャンの読取領域のみを読み取るように指示するので、原稿全体を本スキャンする場合と比べて本スキャンの読取時間を短縮することができる。
請求項4に係る画像処理プログラムによれば、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理プログラムにおける効果に加えて、表示制御ステップは、ユーザから入力されるサイズ変更指示に基づいて、表示装置に表示させたプレスキャン画像のサイズを、表示装置の表示領域に対して変更する画像表示サイズ変更ステップを有する。従って、プレスキャン画像に対して、ユーザが範囲指定し易くなる。例えば、ユーザがプレスキャン画像に対して大きい余白をつけたい場合、プレスキャン画像を表示する表示装置の表示領域に対して、プレスキャン画像のサイズを小さく表示させることによって、プレスキャン画像以外の領域を大きく確保することができ、大きい余白を付加するような範囲の指定を簡便に行うことができる。また、ユーザがプレスキャン画像の一部を指定して、さらに余白をつけたい場合、プレスキャン画像を表示する表示装置の表示領域に対して、プレスキャン画像のサイズを大きく表示させることによって、プレスキャン画像を細部まで表示させることができ、ユーザが所望とする範囲の指定を簡便に行うことができる。
請求項5に係る画像処理プログラムによれば、請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理プログラムにおける効果に加えて、範囲指定ステップにより指定された範囲が複数存在する場合であっても、各範囲に対応する本スキャンの画像データを取得し、それぞれに指定された余白領域に相当する余白データを付加した、複数の余白付画像データを取得することができる。また、本スキャンの読み取りは一度に行うことができる。これにより、1つのプレスキャン画像に対して複数の読取領域が指定でき、操作が簡便である上に、本スキャンは一度でよく、目的の画像データを速やかに得ることができる。
請求項6に係る画像処理プログラムによれば、請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理プログラムにおける効果に加えて、範囲指定ステップは、サイズ固定ステップにより固定されたサイズ情報に基づきさらなる範囲を指定するので、範囲指定ステップにより指定される範囲が複数存在する場合の各範囲のサイズを同じにすることができる。従って、ユーザが範囲指定を行う際に、そのサイズを意識することなく同じサイズの余白付画像データを簡単に得ることができる。
請求項7に係る画像処理プログラムによれば、請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理プログラムにおける効果に加えて、通知ステップは、範囲指定ステップにより指定された範囲に対して、読取領域設定ステップにより設定すべき読取領域がない場合、その旨を通知する。これにより、プレスキャン画像に対して指定した範囲において本スキャンで読み取るべき領域がないことを予めユーザに確認させることができ、必要があれば改めて範囲を指定させることができる。そして、ユーザに読み取るべき画像がない旨を確認させた上で、読取領域を正確に指定させることができ、無駄な本スキャンを行うことを防ぐことができる。また、通知ステップは、範囲指定ステップにより指定された範囲に対して、読取領域設定ステップにより設定すべき読取領域が極端に小さい場合に、その旨を通知してもよい。これにより、ユーザは、プレスキャン画像に対して指定した範囲において本スキャンで読み取るべき領域が極端に小さいことを予め確認することができ、必要があれば改めて範囲を指定することができる。
請求項8に係る画像処理プログラムによれば、請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理プログラムにおける効果に加えて、表示制御ステップは、余白領域設定ステップにより設定された余白領域の色と、表示装置の表示領域のうちプレスキャン画像以外の領域の色とが異なるように表示装置に表示させる。これにより、ユーザに余白データを付加する領域を分かりやすく認識させ、プレスキャン画像に対する範囲指定を正確に行わせることができる。
請求項9に係る画像処理プログラムによれば、本プログラムを画像処理装置に適用して機能させることで、範囲指定ステップにより指定された範囲に応じて、原稿の読み取り以外の方法で取得された画像以外の領域は、余白データに置き換えられて特定画像データに付加される。そのため、ユーザは、取得された画像に対して範囲指定を適宜行うことで、取得された画像データに対して、自身の好みに応じたサイズで、任意の位置に余白データを付加することができ、所望とする余白付画像データを容易に取得することができる。
また、請求項1〜9に記載の画像処理プログラムの各ステップの機能と同等な手段を備えた請求項10〜18に記載の画像処理装置についても、上記請求項1〜9における発明の効果と同等の効果をそれぞれ奏することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態1について、添付図を参照して説明する。
図1は、本発明でいう画像処理装置の一例に相当するパーソナルコンピュータ1(以下、PC1という)と、本発明でいう画像読取装置の一例に相当する複合機3の概略構成を示したブロック図である。
以上のような機器の内、PC1は、図1に示すように、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク装置15(以下、HDD15という)、操作部16、表示部17、USBインターフェース18(以下、USB I/F18という)などを備えている。
CPU11は、ROM12やRAM13に記憶されたプログラムに従って、PC1各部に対する制御および各種演算を実行する構成である。そして、後述するプレスキャンの指示、プレスキャン画像に対する範囲指定、および、本スキャン画像への余白データ付加等の処理は、それぞれCPU11によって実行される。
ROM12は、PC1の電源スイッチを切っても記憶内容を保持可能な記憶装置で、BIOS(Basic Input Output System)や通常であれば更新されない読み出し用のデータ等を記憶している。
RAM13は、CPU11から直接アクセスされるメインメモリ等として利用される記憶装置である。このRAM13には、OS(Operating System)や各種アプリケーションなどのソフトウェアがHDD15から読み込まれ、また、CPU11による各種演算の結果やHDD15から読み込まれたデータもRAM13に記憶されるようになっている。CPU11が上記のような処理を実行する際には、各処理をCPU11に実行させるための、本発明でいう画像処理プログラムがHDD15からRAM13に読み込まれ、RAM13に記憶されたプログラムに従って、CPU11が各処理を実行することになる。
HDD15は、各種プログラムおよび各種データファイルを保存しておくための装置で、上記OS、およびアプリケーションを機能させるためのプログラムもHDD15に保存されている。
操作部16は、ユーザからの各種指示を入力するための入力装置であり、例えば、キーボードや各種ポインティングデバイス(例えば、マウス)等によって構成される。
表示部17(本発明でいう表示装置の一例に相当)は、各種情報をユーザに提示するための出力装置であり、例えば、カラー画像を表示可能な液晶ディスプレイ等によって構成される。
USB I/F18は、USB規格準拠のシリアルインターフェースである。このUSB I/F18には、様々なデバイス(例えば、プリンタ、キーボード、ポインティングデバイス、スピーカー、各種ストレージデバイスなど)を接続することができるが、実施形態1においては、複合機3が接続されている。
一方、複合機3は、実施形態1においては、後述する処理の中でスキャナとして利用されるデバイスであるが、スキャナ機能の他に、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、および電話機能等を兼ね備えている。
複合機3は、CPU31、ROM32、RAM33、ハードディスク装置35(以下、HDD35という)、操作部36、表示部37、USB I/F38、印刷部41、読取部42、およびモデム43などを備えている。
CPU31は、ROM32に記憶されている制御プログラムに従って複合機3各部の制御および各種演算を実行する装置である。
ROM32は、複合機3の電源スイッチを切っても記憶内容を保持可能な記憶装置で、上記制御プログラムの他、通常であれば更新されない読み出し用の各種データを記憶している。
RAM33は、CPU31から直接アクセスされるメインメモリ等として利用される記憶装置で、CPU31が処理中に算出する各種データなどが一時的にRAM33に記憶されるようになっている。
HDD35は、ファクシミリ機能により送受信する画像、イメージスキャナ機能により読み取った画像、プリンタ機能により印刷する画像など、比較的サイズが大きい画像データを記憶する装置である。
操作部36は、ユーザがマニュアル操作で複合機3に対して指示を与える場合に操作する入力装置である。
表示部37は、小型液晶ディスプレイによって構成された装置で、複合機3の設定や状態などの情報を表示できるようになっている。
USB I/F38は、USB規格準拠のシリアルインターフェースで、このUSB I/F38を利用して、PC1との間でデータ通信を実行できるようになっている。
印刷部41は、シート状の媒体(例えば記録用紙)に対する印刷を実行可能な装置で、プリンタ機能による印刷データの印刷、ファクシミリ機能による受信画像データの印刷、あるいはコピー機能によるコピー画像データの印刷等を行う際に作動する。
読取部42は、自動原稿送り装置(図示略)にセットされた原稿または原稿台のコンタクトガラス上に置かれた原稿から画像を読み取り可能な装置で、スキャナ機能による画像の読み取り、ファクシミリ機能による送信画像の読み取り等を行う際に作動する。
モデム43は、複合機3側で作成されたディジタルデータを音声信号に変換して公衆回線側に送信したり、公衆回線側から受信した音声信号をディジタルデータに変換して複合機3側で処理できるようにするための装置で、ファクシミリ機能による画像の送受信、電話機能による通話を行う際に作動する。
上記のような構成において、PC1に記憶されている画像処理プログラムの起動中にユーザの操作を介して、複合機3の読取部42に対してプレスキャンが指示されると、読取部42によってプレスキャンが行われ、その結果のプレスキャン画像データがPC1に送出される。そして、プレスキャン画像データに基づくプレスキャン画像が、PC1の表示部17に表示される。表示されたプレスキャン画像に対して、ユーザがPC1の操作部16を操作することにより、任意の範囲を指定する。その後、PC1においてユーザの指定した範囲に基づいて本スキャンの読取領域と余白データを付加する余白領域が設定される。続いて、ユーザの操作を介して本スキャンが指示されると、先に設定された読取領域に基づいて、読取部42によって本スキャンが行われ、その結果の本スキャン画像データがPC1に送出される。PC1は、その本スキャン画像データに対して、先に余白領域として設定された領域に余白データを付加し、余白付画像データを生成する。
ここで、原稿の画像を指定された解像度とそれに対応した読取速度で読み取りを行う本スキャンに対し、プレスキャンとは、原稿の画像の仮読み取りを行うことをいう。プレスキャンでは、本スキャンよりも比較的低い解像度とそれに対応した比較的速い読取速度で原稿の読み取りを行う。
図2は、PC1のCPU11により画像処理プログラムが実行された時に表示部17に表示される操作画面51の一例を示した説明図である。この画像処理プログラムは、ユーザからの指示(例えば、画像処理プログラムを起動するために設けられたアイコンをポインティングデバイスで押下する操作)により起動される。画像処理プログラムの起動に伴って、CPU11は、PC1の表示部17に操作画面51を表示する。
表示部17に表示される操作画面51内には、読取画像種類設定領域59、給紙方法設定領域60、読取画像サイズ設定領域61、範囲指定ボタン62、解除ボタン63、コピーボタン64、拡縮ボタン65、プレビューボタン66、スキャナ開始ボタン67、プレスキャン画像表示領域52(本発明でいう表示装置の表示領域に相当)などが設けられている。
読取画像種類設定領域59は、プレスキャン画像の種類を設定する領域である。実施形態1におけるプレスキャン画像の種類としては、カラー画像、グレースケール画像、白黒画像、ユーザの任意の設定に従ってプレスキャン画像を取得するカスタムが存在する。ユーザはポインティングデバイスのクリック操作によりプレスキャン画像の種類を設定する。図2では、カラー画像が設定されている。なお、プレスキャン画像の種類としては、上記以外のものが含まれてもよく、逆に上記以外のものを全て備えていなくてもよい。
給紙方法設定領域60は、プレスキャンを行う複合機3の原稿の給紙方法を設定する領域である。複合機3には、図示しない自動原稿搬送装置(ADF)と原稿台(FB)が備えられており、ユーザは、どちらを使って原稿の読み取りを行うかを選択することができる。図2ではFBが設定されている。
読取画像サイズ設定領域61は、プレスキャンを行う読取サイズを設定する。例えば、複数の用紙サイズが選択肢として用意されており、プルダウン表示された中からユーザが所望とするサイズを選択する。図2ではA4が設定されている。
範囲指定ボタン62は、プレスキャン画像表示領域52(後述する)に表示されたプレスキャン画像58に対して、本スキャン時の読取領域57および余白領域54を設定するための範囲指定枠53を表示させるのに用いられる。
解除ボタン63は、すでにプレスキャン画像表示領域52に表示されている範囲指定枠53の範囲指定を解除するのに用いられる。
コピーボタン64は、すでにプレスキャン画像表示領域52に表示されている範囲指定枠53のサイズをコピーするのに用いられる。
拡縮ボタン65は、プレスキャン画像58をプレスキャン画像表示領域52に対して拡大または縮小させるために用いられる。例えば、プレスキャン画像表示領域52に対して複数のプレスキャン画像58の表示サイズが選択肢として用意されており、プルダウン表示された中からユーザが所望とする表示サイズを選択するように構成する。
プレビューボタン66は、読取画像種類設定領域59、給紙方法設定領域60、読取画像サイズ設定領域61においてそれぞれ設定された事項に基づいて複合機3に原稿の画像のプレスキャンを指示し、得られたプレスキャン画像データに基づいてプレスキャン画像58をプレスキャン画像表示領域52に表示させるのに用いられる。
スキャナ開始ボタン67は、プレスキャン画像表示領域52において指定された読取領域57において、複合機3に本スキャンを指示するのに用いられる。
プレスキャン画像表示領域52は、読取部42によりプレスキャンされたプレスキャン画像データに基づいてプレスキャン画像58を表示するための領域である。その他、プレスキャン画像表示領域52には、範囲指定枠53、余白領域54、原稿画像領域55、非原稿画像領域56、読取領域57が表示される。これらの表示内容については後述する。
原稿画像領域55は、プレスキャン時に検知された原稿領域を表示する。図2では、太い実線で示されている。プレスキャン時の原稿領域検知とは、具体的には、プレスキャンをする際に原稿の四隅を認識することで検知される。一方、非原稿画像領域56は、プレスキャンをする際に原稿領域として検知されなかった領域の画像を示す。つまり、読取部42がプレスキャンする領域と原稿サイズとが一致、あるいはほぼ一致していれば、プレスキャン画像表示領域52のほぼ全体を使ってプレスキャン画像58が表示されることになる。しかし、図2の例のように、読取部42がプレスキャンする領域に対して、小さいサイズの原稿がセットされて読み取られることもある。その場合には、原稿の部分を読み取ったことにより得られる画像データに基づく表示である原稿画像領域55と原稿が存在していない部分を読み取ったことにより得られる画像データに基づく表示である非原稿画像領域56とが存在することになる。
範囲指定枠53は、プレスキャン画像58に対して、ユーザが指定した範囲を示す。図2では破線で示されている。また、余白領域54は、範囲指定枠53内の非原稿画像領域56部分に相当する。図2では斜線で示されている。画像処理プログラムおよび画像処理装置(PC1)は、この余白領域54に基づいて余白データを作成する。読取領域57は、範囲指定枠53内の原稿画像領域55部分であり、図2では、原稿画像領域55と範囲指定枠53とで囲まれた領域に相当する。この読取領域57に基づいて画像処理プログラムおよび画像処理装置(PC1)は、読取部42に対して本スキャンの指示を行う。
次に、本発明の画像処理プログラムに基づいてPC1側のCPU11が行う処理について、図2、3、5、9、10を参照しながら説明する。図3は、画像処理プログラムに基づいてCPU11が行う一連の動作を示すフローチャートである。図5は、プレスキャン画像58を表示した際のプレスキャン画像表示領域52の一例である。図9は、範囲指定処理S4によって範囲が指定されたときのプレスキャン画像表示領域52の一例である。図10は、本発明の画像処理プログラムによって取得された余白付の画像データ68の一例である。
まず、操作画面51(図2)内において、CPU11は、ユーザによりプレビューボタン66が押下されたか否かを判断する(S1)。プレビューボタン66が押下されていないと判断すると(S1,NO)、CPU11は、プレビューボタン66が押下されるまでS1の判断を繰り返す。一方、プレビューボタン66が押下されたと判断すると(S1,YES)、それを条件として複合機3にプレスキャン指示を与える。
このプレスキャン指示とは、上述したように、操作画面51内の読取画像種類設定領域59にて設定された読取画像種類、給紙方法設定領域60にて設定された原稿の給紙方法、および、読取画像サイズ設定領域61にて設定されたプレスキャンの読取画像サイズについての情報を含んでいる。
そして、このプレスキャン指示に応じて複合機3側で原稿の画像のプレスキャンが行われると、そのプレスキャン画像のデータがPC1へと伝送されてくるので、PC1側ではCPU11がプレスキャン画像のデータを取得する(S2)。このS2の処理は、本発明の請求項1に記載されたプレスキャン画像データ取得ステップおよび請求項10に記載されたプレスキャン画像データ取得手段に相当する。
続いて、CPU11は、図5のように、プレスキャン画像表示領域52にプレスキャン画像データに基づくプレスキャン画像58を表示させる(S3)。このS3の処理は、本発明の請求項1に記載された表示制御ステップおよび請求項10に記載された表示制御手段に相当する。プレスキャン画像表示領域52には、読取画像サイズ設定領域61で設定された読取画像サイズに基づいて、読取部42が行った読取結果としてのプレスキャン画像58が最大限に表示される。例えば、読取原稿のサイズが読取画像サイズと等しい場合には、図5に示すように、プレスキャン画像表示領域52には読取原稿の画像が最大限に表示されることになる。プレスキャンの表示方法は上記に限られず、プレスキャン画像表示領域52に対して表示させるプレスキャン画像58のサイズを所定の割合で設定できるように構成してもよい。また、プレスキャン画像58を表示させた時に、図5のように、プレスキャン時に検知された原稿画像領域55および非原稿表示領域56も表示させる。
続いて、プレスキャン画像表示領域52に表示されたプレスキャン画像58に対して、ユーザによる指示に基づいて範囲等を設定する範囲指定処理を行う(S4)。
ここで範囲指定処理(S4)について、図4〜9、11を参照しながら説明する。図4は、範囲指定処理(S4)の一連の動作を示すフローチャートである。図6は、プレスキャン画像58がプレスキャン表示領域52に対して50%縮小された時のプレスキャン画像表示領域52の一例である。図7は、範囲指定枠53が表示されているときのプレスキャン画像表示領域52の一例である。図8は、範囲指定枠53のサイズをコピーして表示させたときのプレスキャン画像表示領域52の一例である。図11は、読取領域57および余白領域54が設定された場合のプレスキャン画像表示領域52の他の例である。
図5に示すように、プレスキャンによって得られたプレスキャン画像データに基づいてプレスキャン画像58が、プレスキャン画像表示領域52に表示されると、CPU11は、操作画面51(図2)において範囲選択メニューが選択されたか否かを判断する(S21)。範囲選択メニューとは、範囲指定ボタン62、解除ボタン63、コピーボタン64、および、拡縮ボタン65を指す。
範囲選択メニューが選択されないと判断した場合(S21,NO)、CPU11は、範囲選択メニューが選択されるまでS21の判断を繰り返す。一方、範囲選択メニューが選択されたと判断した場合(S21,YES)、押下されたボタンに応じてそれぞれの処理を行う。
拡縮ボタン65が押下された場合(S35)、CPU11は、プレスキャン画像表示領域52に対するプレスキャン画像58の拡大または縮小率(以下、拡縮率という)が指定されたか否かを判断する(S36)。拡縮率が指定されていないと判断すると(S36,NO)、CPU11は、S36の判断を繰り返す。一方、拡縮率が指定されたと判断すると(S36,YES)、CPU11は、プレスキャン画像表示領域52に対して指定された拡縮率でプレスキャン画像58を表示する(S37)。このS35〜S37の処理は、本発明の請求項4に記載された画像表示サイズ変更ステップおよび請求項13に記載された画像表示サイズ変更手段に相当する。
拡縮率の指定方法としては、拡縮率の候補を表示部17上で選択できるように設定してもよいし、操作部16が備えるキーボードから拡縮率をユーザに入力させるように構成してもよい。実施形態1では、拡縮率を50%に指定したとすると、図6に示すように、プレスキャン画像表示領域52に対してプレスキャン画像58が50%縮小された状態で表示される。
このように、プレスキャン画像表示領域52に対して、プレスキャン画像58の表示サイズを任意に変更できることで、プレスキャン画像58に対してユーザが範囲指定し易くなる。例えば、ユーザがプレスキャン画像58に対して大きい余白をつけたい場合、プレスキャン画像58を表示するプレスキャン画像表示領域52に対して、プレスキャン画像58を小さく表示させることによって、プレスキャン画像58以外の領域58aを大きく確保することができ、大きい余白を付加するような範囲の指定を簡便に行うことができる。また、ユーザがプレスキャン画像58の一部に対して余白をつけたい場合、プレスキャン画像58を表示するプレスキャン画像表示領域52に対して、プレスキャン画像58を大きく表示させることによって、プレスキャン画像58を細部まで表示させることができ、ユーザが所望する範囲の指定を簡便に行うことができる。
また、範囲指定ボタン62が押下された場合(S22)、CPU11は、図7に示すように、プレスキャン画像表示領域52内の所定の位置に所定の大きさの範囲指定枠53を表示させる。この時に表示される範囲指定枠53のサイズは、予めプログラム上で規定をされていても、ユーザがメニュー設定等を介してサイズを設定できるようにしてもよい。
続いて、CPU11は、プレスキャン画像表示領域52において、範囲指定がなされたか否かを判断する(S23)。このS23の処理は、本発明の請求項1に記載された範囲指定ステップおよび請求項10に記載された範囲指定手段に相当する。
範囲指定を指定する方法の一例として、ユーザは、操作部16が備えるポインティングデバイスを使って、プレスキャン画像表示領域52内において、範囲指定枠53のサイズや位置の指定を行うことができる。
具体的には、まず、操作部16が備えるポインティングデバイスを使って、プレスキャン画像表示領域52内の範囲指定枠53の一点を指定してポインティングデバイスダウン操作(ポインティングデバイスのボタンを押す操作)を行う。そして、そのままドラッグ操作(ポインティングデバイスのボタンを押したまま移動させる操作)を行って、所望の位置まで移動させたら、ポインティングデバイスアップ操作(ポインティングデバイスのボタンを離す操作)を行う。これにより、ポインティングデバイスダウン操作が行われた点とポインティングデバイスアップ操作が行われた点とを結ぶ直線を対角線とする四角形の領域、すなわち、範囲指定枠53のサイズが指定されたことになる。また、この状態で範囲指定枠53の中央部分を任意の方向にドラッグ操作すると、範囲指定枠53のサイズはそのままに、位置を移動させることができる。そして、ドラッグ操作が解除されると、その位置で範囲指定枠53が表示される。この後、必要であれば、範囲指定枠53の位置を確定したことを示す操作をユーザに入力させるようにしてもよい。
なお、範囲指定枠53が指定された場合、CPU11は、枠によって範囲指定枠53を表示するとともに、プレスキャン画像表示領域52内のプレスキャン画像58および範囲指定枠53以外の領域58aについて、表示画像の輝度を低下させることにより、ユーザが範囲指定枠53を認識しやすい表示状態とする。
以上のような手順により、プレスキャン画像表示領域52内で範囲指定が行われたと判断すると(S23,YES)、CPU11は、図7に示すように、本スキャンの対象となる読取領域57及び余白領域54を設定する(S24)。このS24の処理は、本発明の請求項1に記載された読取領域設定ステップおよび余白領域設定ステップおよび請求項10に記載された読取領域設定手段および余白領域設定手段に相当する。一方、範囲指定がなされていないと判断すると(S23,NO)、CPU11は、範囲指定枠53が指定されるまでS23の処理を繰り返す。
読取領域57および余白領域54の設定処理として、具体的には、範囲指定枠53が指定された場合に、プレスキャン画像表示領域52における範囲指定枠53の各頂点の座標がRAM13記憶される。また、プレスキャン画像表示領域52におけるプレスキャン画像58の各頂点の座標もRAM13記憶される。CPU11は、両座標が記憶されている場合に、範囲指定枠53の各座標により構成される範囲内に、プレスキャン画像58の各座標により構成される範囲が含まれているか否かを判断する。含まれていると判断した場合、CPU11は、その範囲を本スキャンの読取領域57に設定する。読取領域は、プレビュー画像58に対する、読取領域の位置情報(例えば、読取領域のいずれかの頂点の座標)と、サイズ情報(位置情報に設定された頂点に対向する頂点までの縦および横の長さ)が設定されることにより特定される。一方、含まれていないと判断した場合、CPU11は、その領域を余白領域54に設定する。
この読取領域設定ステップ、余白領域設定ステップ、読取領域設定手段および余白小域設定手段によれば、一度の範囲指定で本スキャンの読取領域57と余白データを付加する余白領域54を設定することができる。よって、ユーザの所望する画像データを迅速に指定することができる。
なお、プレスキャン画像58の各頂点の座標を記憶する代わりに原稿画像領域55の各頂点の座標を記憶し、範囲指定枠53の各座標により構成される範囲内に、原稿画像領域55の各頂点の座標により構成される範囲が含まれているか否かによって、読取領域57および余白領域54を設定してもよい。この場合、余白領域54は、非原稿画像領域56上に設定されることになる。このように設定すれば、図11のように、プレスキャン画像58に対して、原稿画像領域55が小さい場合でも的確に余白領域54を設定することができる。また、原稿台(図示せず)が汚れていたり、ごみ等が付着していたりする部分が存在すると、非原稿画像領域56にはその部分が黒っぽく表示されることがあるが、指定された範囲指定枠53に含まれる非原稿画像領域56については余白データに置き換えられて本スキャンの画像データに付加されるため、プレスキャン領域よりも小さいサイズの原稿に対しても、良好に余白を指定することができる。
また、図7のように、余白領域54をプレスキャン画像表示領域52の背景色(領域58aの部分に相当)と異なる色で表示すれば、ユーザに余白データを付加する領域を分かりやすく認識させ、読取領域57を正確に指定させることができる。
次に、CPU11は、S24において読取領域57が設定されたか否かを判断する(S25)。読取領域57が設定されたと判断すると(S25,YES)、範囲指定処理(S4)を終了し、図3の画像処理プログラムのフローに戻る。一方、読取領域57が設定されていないと判断した場合(S25,NO)、本スキャンを行う読取領域57が指定されていないことを警告し、かつ、範囲指定枠53の位置およびサイズがこのままでよいかを確認表示する(S26)。このS25およびS26の処理は本発明の請求項7に記載された通知ステップおよび請求項16に記載された通知手段に相当する。このような通知をすることで、ユーザは、プレスキャン画像58に対して指定した範囲において本スキャンで読み取るべき領域がないこと、すなわち、範囲指定枠53によりプレスキャン画像58のどの部分も指定されていないことを予め認識することができ、必要があれば改めて範囲を指定し直すことができる。従って、ユーザに本スキャンにおいて読み取るべき画像がない旨を確認させた上で、読取領域57を正確に指定させることができる。
また、この通知は、範囲指定枠53により指定された範囲に対して、設定すべき読取領域57が極端に小さい場合に、その旨を通知してもよい。例えば、範囲指定枠53に対して読取領域57が数%しかないとき、その旨を通知するように設定しておく。そうすることにより、ユーザは、プレスキャン画像58に対して指定した範囲において本スキャンで読み取るべき領域が極端に小さいことを予め確認することができ、必要があれば改めて範囲を指定することができる。これにより、無駄な本スキャン動作が行われることを未然に防ぐことができる。
続いて、CPU11は、ユーザの入力によって範囲指定枠53を変更する指示があるか否かを判断する(S27)。変更する指示がないと判断した場合(S27,NO)、範囲指定処理S4を終了し、図3の画像処理プログラムのフローに戻る。一方、ユーザの上述の操作により範囲指定枠53のサイズ変更や移動がなされた場合、CPU11は、変更する指示があると判断し(S27,YES)、範囲指定枠53が指定されたか否かの判断に戻る(S23)。
また、解除ボタン63が押下された場合(S28)、CPU11は、プレスキャン画像表示領域52内の範囲指定枠53を消去し、範囲指定を解除する(S29)。このとき、複数の範囲指定枠53がプレスキャン画像表示領域52に表示されている場合は、範囲指定を解除する範囲指定枠53をユーザに選択させるように構成してもよい。その後、範囲指定処理(S4)を終了し、図3の画像処理プログラムのフローに戻る。
また、コピーボタン64が押下された場合(S30)、CPU11は、プレスキャン画像表示領域52内に表示されている範囲指定枠53のサイズをRAM13に記憶する(S31)。このとき、複数の範囲指定枠53が表示されていたら、サイズを記憶する範囲指定枠53をユーザに選択させるように構成してもよい。このS31の処理は、本発明の請求項6に記載されたサイズ情報記憶ステップおよび請求項15に記載されたサイズ情報記憶手段に相当する。
その後、図8に示すように、RAM13に記憶した範囲指定枠53のサイズと同じサイズの範囲指定枠53を、新たにプレスキャン画像表示領域52内に表示させる(S32)。この時の表示は、既にプレスキャン表示領域52に表示中の範囲指定枠53とできるだけ重ならないように表示されることが望ましい。
このS32の処理は、本発明の請求項6に記載されたサイズ固定ステップおよび請求項15に記載されたサイズ固定手段に相当する。このようなサイズ固定ステップおよびサイズ固定手段により、範囲指定枠53を複数指定する場合に、各範囲指定枠53のサイズを同じにすることができる。従って、ユーザが範囲指定を行う際に、そのサイズを意識することなく同じサイズの余白付画像データを簡単に得ることができる。
次に、ユーザは必要があれば、図9に示すように、ポインティングデバイスのドラッグ操作等で新たに表示された範囲指定枠53の移動を指示し、その指示に基づいて、CPU11は、範囲指定枠53の移動表示を行わせる(S33)。
続いて、S24と同様に読取領域57および余白領域54の設定を行う(S34)。このとき、CPU11は、プレスキャン画像表示領域52内に表示されている全ての範囲指定枠53に対して、読取領域57および余白領域54の設定を行う。そして、S34において設定された読取領域57を対象として一度の本スキャンで読み取りを行うように設定する。その後、範囲指定処理を終了し、図3の画像処理プログラムのフローに戻る。
範囲指定処理(S4)の後、図3において、CPU11は、操作画面51内のスキャナ開始ボタン67が押下されたか否かを判断する(S5)。スキャナ開始ボタン67が押下されていないと判断すると(S5,NO)、CPU11は、範囲指定処理を繰り返す(S4)。一方、スキャナ開始ボタン67が押下されたと判断すると(S5,YES)、CPU11は、複合機3に本スキャン指示を与える。本スキャン指示とは、具体的には、範囲指定処理(S4)にて設定された全ての読取領域57において特定された位置情報およびサイズ情報を複合機3のCPU31に送ることを指す。複合機3のCPU31は、PC1から送られた読取領域57の位置情報およびサイズ情報に基づいて、読取部42が本スキャンを行うように指示する。従って、設定された読取領域のみを本スキャンするので、原稿全体を本スキャンする場合と比べて本スキャンの読取時間を短縮することができる。
そして、この本スキャン指示に応じて読取部42で読取領域57の本スキャンが行われると、その本スキャン画像のデータがPC1へと伝送されてくるので、PC1側ではCPU11が本スキャン画像のデータを取得する(S6)。このS6の処理は、本発明の請求項1に記載された本スキャン画像データ取得ステップおよび請求項10に記載された本スキャン画像データ取得手段に相当する。
次に、CPU11は、範囲選択処理(S4)にて、範囲指定が複数されたか否かを判断する(S7)。範囲指定が複数されていないと判断すると(S7,NO)、CPU11は、余白領域54が設定されているか否かを判断する(S9)。一方、範囲指定が複数されていると判断すると(S7,YES)、CPU11は、指定された範囲に基づいて本スキャン画像データを分割する(S8)。具体的には、指定された範囲指定枠53に相当する座標と本スキャン画像データの座標を比較し、本スキャン画像データから指定された範囲部分を切り取る処理を行う。CPU11は、指定された全ての範囲について本スキャン画像データの分割処理を行う。なお、図9に示す例では2つの範囲指定がなされているので、読取領域57の部分は、範囲指定枠53の範囲に従って2つに分割される。
このS8の処理は、本発明の請求項5に記載された画像分割ステップおよび請求項14に記載された画像分割手段に相当する。この画像分割ステップおよび画像分割手段によれば、指定された範囲が複数存在する場合でも本スキャンの読み取りは一度に行うことができる。従って、1つのプレスキャン画像58に対して複数の読取領域57が指定でき、操作が簡便である上に、本スキャンは一度しか実行しないので、目的の画像データを速やかに得ることができる。
次に、CPU11は、範囲指定処理(S4)において余白領域54が設定されているか否かを判断する(S9)。余白領域54が設定されていると判断すると(S9,YES)、CPU11は、設定された余白領域54に基づいて余白データ(例えば、白データ)を作成し、取得した本スキャン画像データに付加して余白付画像データ68を生成する(S10)。なお、余白データとしては、白データのみに限られず、予め設定されている色データを付加してもよいし、模様等のパターンデータを付加するように構成してもよい。また、図9に示すような範囲指定が行われた場合には、図10に示すように、S8にて分割された2つの本スキャン画像データに対し、余白領域54に基づいて作成した余白データを付加し、2つの余白付画像データ68を取得することになる。
このS10の処理は、本発明の請求項1に記載された余白付画像データ生成ステップおよび請求項10に記載された余白付画像データ生成手段に相当する。この余白付画像データ取得ステップおよび余白付画像データ取得手段は、ユーザの好みの位置や大きさの余白データを読み取った画像に付加することができる。従って、ユーザの好みに応じた余白データを付加し、その余白データに文字等を入力して編集したいという要求を満たすことができる。
一方、余白領域54が設定されていないと判断した場合(S9,NO)、あるいはS10にて余白付画像データ68を生成した後は、CPU11は、生成した余白付画像データ68をRAM13に保存し(S11)、画像処理プログラムを終了する。
このように、実施形態1の画像処理プログラムおよび画像処理装置(PC1)は、画像読取装置としての複合機3を制御することにより、余白付の画像データを簡単に取得することができる。
以上、実施形態1に基づき本発明を説明したが、本発明は実施形態1に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、実施形態1においては、複合機3とPC1とが接続された構成となっているが、本発明の画像処理プログラムを複合機3に適用することで、複合機3単体でも同様の機能を動作させることが可能である。
また、実施形態1においては、PC1から複合機3を制御して原稿を読み取らせることにより、画像データを取得していたが、これに限られず、例えば、PC1に着脱可能なリムーバルメモリに記憶された画像データを取得してもよい。また、PC1が電子メールやファクシミリにて外部から受信した画像データを取得してもよい。この場合について、実施形態2として説明する。
以下、実施形態2について、添付図を参照して説明する。なお、実施形態2は、上述した実施形態1におけるPC1単体の構成と同様の構成により実現可能であるため、装置構成の説明は省略する。
まず、PC1(画像処理装置)にインストールされている本実施形態の画像処理プログラムを起動すると表示される操作画面510について、図12を参照して説明する。図12は、実施形態2における画像処理プログラムを起動した時に表示部17に表示される操作画面510を示す図である。図12において、操作画面510は、取得画像表示領域520、範囲指定枠53、余白領域54、取得画像領域550、非取得画像領域560、特定画像領域570、取得画像580、取得画像選択領域590、スクロールボタン600、範囲指定ボタン62、解除ボタン63、コピーボタン64、拡縮ボタン65、プレビューボタン660、および、開始ボタン670を備える。なお、先の実施形態1と同じ構成は同じ番号を付してあり、説明は省略する。
取得画像表示領域520は、取得画像データに基づいて取得画像580を表示するための領域である。その他、取得画像表示領域520には、範囲指定枠53、余白領域54、取得画像領域550、非取得画像領域560、特定画像領域570が表示される。これらの表示内容については後述する。
取得画像領域550は、取得画像580を表示する領域である。取得画像580は取得画像領域550に対して最大限に表示される。一方、非取得画像領域560は、取得画像領域550(取得画像580)以外を表示する領域である。従って、取得画像表示領域520のサイズと取得画像領域550(取得画像580)のサイズとが一致、あるいはほぼ一致していれば、取得画像表示領域520のほぼ全体を使って取得画像580が表示されることになる。しかし、図12の例のように、取得画像表示領域520に対し、取得画像領域550が小さく設定され、取得画像データに基づく表示である取得画像580が小さく表示されている場合、非取得画像領域560が存在することになる。なお、取得画像表示領域520に対する取得画像領域550のサイズに関し、最初に表示されるサイズは、ユーザ設定、もしくは、予めプログラムにより決定されており、その後は、ユーザ操作により任意のサイズに表示を変更することが可能となっている。そのため、非取得画像領域560のサイズも必要に応じて調整することができる。
特定画像領域570は、ユーザにより指定される範囲指定枠53内の取得画像領域550(取得画像580)部分であり、図12では、取得画像領域550(取得画像580)と範囲指定枠53とで囲まれた領域、すなわち、取得画像580のうち、範囲指定枠53と重なりを有する部分に相当する。この特定画像領域570に基づいて本処理では、取得画像データから特定画像データ(後述する)の抽出を行う。
取得画像選択領域590は、処理対象となる画像を選択するための領域であり、ここで選択された画像が取得画像580として扱われる。実施形態2では、USB I/F18に接続されるメモリステック(図示せず)に記憶された画像データを表示する領域であり、記憶されている画像データに基づく縮小画像が表示される。ユーザは、取得画像選択領域590に表示される複数の縮小画像の中から所望の画像を選択することが可能である。また、取得画像選択領域590に表示される縮小画像は、USB I/F18に接続されるメモリステック等の着脱可能な記憶媒体に記憶された画像データに限られず、予めPC1のRAM13に記憶されている画像データを表示させてもよいし、電子メール等で受信した画像を表示させるように構成してもよい。
スクロールボタン600は、押下すると取得画像選択領域590に表示されていない縮小画像を表示させるのに用いられる。
プレビューボタン660は、取得画像選択領域590にて選択された画像を取得画像表示領域520に表示させるのに用いられる。また、開始ボタン670は、指定された特定画像領域570に相当する部分の画像データ(特定画像データに相当)を取得画像データから抽出し、その抽出されたデータに余白領域54に基づいて作成された余白データを付加して余白付画像データを得るのに用いられる。なお、余白領域54および余白データについては、実施形態1において説明しているので、ここでは説明を省略する。
続いて、実施形態2における画像処理プログラムに基づいてPC1が実行する処理動作について図13を参照して説明する。図13は、実施形態2において画像処理プログラムに基づいてCPU11が行う一連の動作を示すフローチャートである。
まず、画像処理プログラムが起動され、処理しようとする画像データが記憶されている場所、例えば、メモリスティックがユーザにより指示されることに基づいて、メモリスティック内の画像データに基づく縮小画像が取得画像選択領域590に表示される。次に、CPU11は、取得画像選択領域590において縮小画像が選択されたか否かを判断する(S41)。縮小画像が選択されないと判断すると(S41,NO)、CPU11は、S41の判断を繰り返す。一方、縮小画像が選択されたと判断すると(S41,YES)、CPU11は、プレビューボタン660が押下されたか否かを判断する(S42)。プレビューボタン660が押下されていないと判断すると(S42,NO)、CPU11は、プレビューボタン660が押下されるまでS42の判断を繰り返す。一方、プレビューボタン660が押下されたと判断すると(S42,YES)、CPU11は、取得画像選択領域590において選択された縮小画像の画像データをメモリスティックから取得する(S43)。このS43の処理は、本発明の請求項9に記載された画像データ取得ステップおよび請求項18に記載された画像データ取得手段に相当する。
続いて、CPU11は、取得画像表示領域520における取得画像領域550に取得画像データに基づく取得画像580を表示する(S44)。このS44の処理は、本発明の請求項10に記載された取得画像表示制御ステップおよび請求項18に記載された取得画像表示制御手段に相当する。取得画像領域550には、取得画像580が最大限に表示される。また、図12のように、取得画像表示領域520に対して取得画像領域550(取得画像580)が所定の割合で小さく表示されるように予め設定できるように構成することも可能である。
続いて、取得画像表示領域520に対して、ユーザによる指示に基づいて範囲等を設定する範囲指定処理を行う(S400)。範囲指定処理(S400)については、図4に示す実施形態1の範囲指定処理(S4)とほぼ同様であるので詳述しないが、以下の点で異なる。すなわち、実施形態2では、S24およびS34で読取領域57を設定する代わりに、S23で行われた範囲指定に基づいて、特定画像領域570を設定する。この範囲選択処理(S400)は、本発明の請求項9に記載された範囲指定ステップ(図4のS22およびS23に相当)、特定画像領域設定ステップ、余白領域設定ステップ、および、請求項18に記載された範囲指定手段(図4のS22およびS23に相当)、特定画像領域設定手段、余白領域設定手段を含む処理である。
範囲指定処理(S400)の後、CPU11は、操作画面510内の開始ボタン670が押下されたか否かを判断する(S45)。開始ボタン670が押下されていないと判断すると(S45,NO)、CPU11は、範囲指定処理を繰り返す(S400)。一方、開始ボタン670が押下されたと判断すると(S45,YES)、CPU11は、範囲指定処理(S400)にて設定された特定画像570に相当する部分の画像データを、特定画像データとして、取得画像580の画像データから抽出する(S46)。このS46の処理は、本発明の請求項9に記載された特定画像データ抽出ステップおよび請求項18に記載された特定画像データ抽出手段に相当する。
次に、CPU11は、範囲指定処理(S400)において余白領域54が設定されているか否かを判断する(S47)。余白領域54が設定されていると判断すると(S47,YES)、CPU11は、設定された余白領域54に基づいて余白データ(例えば、白データ)を作成し、抽出した画像データに付加して余白付画像データ68を生成する(S48)。なお、余白データとしては、白データのみに限られず、予め設定されている色データを付加してもよいし、模様等のパターンデータを付加するように構成してもよい。また、範囲指定処理(S400)において複数の範囲指定が行われた場合には、S46にて複数の範囲指定に応じて画像データを抽出し、それぞれの抽出画像データに対し、余白領域54に基づいて作成した余白データを付加し、複数の余白付画像データ68を取得することになる。
このS47の処理は、本発明の請求項9に記載された余白付画像データ生成ステップおよび請求項18に記載された余白付画像データ生成手段に相当する。これにより、所望の画像データに対し、ユーザの好みの位置や大きさの余白データを取得した画像データに付加することができる。従って、ユーザの好みに応じた余白データを付加し、その余白データに文字等を入力して編集したいという要求を満たすことができる。
一方、余白領域54が設定されていないと判断した場合(S47,NO)、あるいはS48にて余白付画像データ68を生成した後は、CPU11は、生成した余白付画像データ68をRAM13に保存し(S49)、画像処理プログラムを終了する。
このように、実施形態2の画像処理プログラムおよび画像処理装置(PC1)によれば、PC1内に予め記憶されている画像データやPC1に着脱可能な記憶媒体に記憶されている画像データに対し余白データを付加し、余白付画像データを簡単に取得することができる。
PC1および複合機3の概略構成を示したブロック図である。 画像処理プログラムが実行された時に表示部17に表示される操作画面51の一例を示す図である。 画像処理プログラムに基づいてCPU11が行う一連の動作を示すフローチャートである。 範囲指定処理(S4)の一連の動作を示すフローチャートである。 プレスキャン画像58を表示した際のプレスキャン画像表示領域52の一例を示す図である。 プレスキャン画像58がプレスキャン表示領域52に対して50%縮小された時のプレスキャン画像表示領域52の一例を示す図である。 範囲指定枠53が表示されているときのプレスキャン画像表示領域52の一例を示す図である。 範囲指定枠53のサイズをコピーして表示させたときのプレスキャン画像表示領域52の一例を示す図である。 範囲指定処理S4によって範囲が指定されたときのプレスキャン表示領域52の一例を示す図である。 画像処理プログラムによって取得された余白付画像データの一例を示す図である。 読取領域57および余白領域54が設定された場合のプレスキャン画像表示領域52の他の一例を示す図である。 実施形態2の画像処理プログラムが実行された時に表示部17に表示される操作画面510の一例を示す図である。 実施形態2の画像処理プログラムに基づいてCPU11が行う一連の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 PC
3 複合機
11 CPU
17 表示部
42 読取部
51 操作画面
52 プレスキャン画像表示領域
53 範囲指定枠
54 余白領域
55 原稿画像領域
56 非原稿画像領域
57 読取領域
58 プレスキャン画像
62 範囲指定ボタン
63 解除ボタン
64 コピーボタン
65 拡縮ボタン
66 プレビューボタン
67 スキャナ開始ボタン

Claims (18)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読取装置を制御することにより、原稿の画像データを取得可能な画像処理装置において実行される画像処理プログラムであって、
    前記画像読取装置に対してプレスキャンを指示し、その画像読取装置が行ったプレスキャンによるプレスキャン画像データを取得するプレスキャン画像データ取得ステップと、
    前記プレスキャン画像データ取得ステップにより取得されたプレスキャン画像データに基づくプレスキャン画像を表示装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記プレスキャン画像が表示された前記表示装置の表示領域に対して、範囲を指定させる範囲指定ステップと、
    前記範囲指定ステップにより指定された範囲にプレスキャン画像の領域が含まれる場合、その領域を本スキャンの読取領域として設定する読取領域設定ステップと、
    前記範囲指定ステップにより指定された範囲にプレスキャン画像以外の領域が含まれる場合、その領域を余白領域として設定する余白領域設定ステップと、
    前記画像読取装置に対して本スキャンを指示し、前記読取領域設定ステップにより設定された本スキャンの読取領域に対応する本スキャン画像データを取得する本スキャン画像データ取得ステップと、
    前記余白領域設定ステップにより設定された余白領域に相当する余白データを生成し、前記本スキャン画像データに付加することにより、余白付画像データを生成する余白付画像データ生成ステップとを備えることを特徴とする画像処理プログラム。
  2. 前記プレスキャン画像データ取得ステップにより取得したプレスキャン画像データが、原稿の画像に対応する原稿画像データと、原稿画像データ以外の非原稿画像データとを含む場合、前記表示制御ステップは、前記プレスキャン画像として、原稿画像データに基づく原稿画像領域と、非原稿画像データに基づく非原稿画像領域とを前記表示手段に表示させるものであり、
    前記読取領域設定ステップは、前記範囲指定ステップにおいて指定された範囲に含まれる前記原稿画像領域を本スキャンの読取領域として設定し、
    前記範囲指定ステップにより指定された範囲が、前記非原稿画像領域を含む場合、前記余白領域設定ステップは、その非原稿画像領域についても前記余白領域として設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理プログラム。
  3. 前記本スキャン画像取得ステップは、前記画像読取装置に対して本スキャンを指示する際に、前記読取領域設定ステップにより設定された本スキャンの読取領域のみを読み取るように指示することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理プログラム。
  4. 前記表示制御ステップは、ユーザから入力されるサイズ変更指示に基づいて、前記表示装置に表示させた前記プレスキャン画像の表示サイズを、前記表示装置の表示領域に対して変更する画像表示サイズ変更ステップを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  5. 前記範囲指定ステップにより指定された範囲が複数存在する場合、前記読取領域設定ステップは、その複数の範囲に応じた複数の読取領域を設定するものであり、
    前記本スキャン画像取得ステップは、前記画像読取装置が行った本スキャンによる本スキャン画像データを、前記複数の範囲に基づいて分割する画像分割ステップを有し、
    前記余白付画像データ生成ステップは、前記画像分割ステップにより分割されたそれぞれの本スキャン画像データ毎に、前記余白領域設定ステップにより設定された複数の余白領域に相当する余白データを生成し、前記本スキャン画像データに付加することにより、余白付画像データを生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  6. 前記範囲指定ステップにより範囲が指定された場合、その範囲に対する選択指示がユーザから入力されることに基づいて、その範囲のサイズ情報を画像処理装置内の所定の記憶領域に記憶するサイズ情報記憶ステップと、
    前記範囲指定ステップにより指定される範囲のサイズを、前記サイズ情報記憶ステップにおいて記憶されたサイズに固定するサイズ固定ステップとを備え、
    前記サイズ固定ステップにより、範囲のサイズが固定されていることを条件として、前記範囲指定ステップは、その固定されたサイズ情報に基づきさらなる範囲を指定させることを特徴する請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  7. 前記範囲指定ステップにより指定された範囲に対して、前記読取領域設定ステップにより設定すべき読取領域がない場合、その旨を通知する通知ステップを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  8. 前記表示制御ステップは、前記余白領域設定ステップにより設定された余白領域の色と、前記表示装置の表示領域のうちプレスキャン画像以外の領域の色とが異なるように前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  9. 画像データを取得可能な画像処理装置において実行される画像処理プログラムであって、
    画像データを取得する画像データ取得ステップと、
    前記画像データ取得ステップにより取得された画像データに基づく画像を表示装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記画像が表示された前記表示装置の表示領域に対して、その画像の少なくとも一部を含む範囲を指定させる範囲指定ステップと、
    前記範囲指定ステップにより指定された範囲に画像の領域が含まれる場合、その領域を特定画像領域として設定する特定画像領域設定ステップと、
    前記範囲指定ステップにより指定された範囲に画像以外の領域が含まれる場合、その領域を余白領域として設定する余白領域設定ステップと、
    前記特定画像領域設定ステップにおいて設定された前記特定画像領域に相当する特定画像データを、前記画像データ取得ステップにおいて取得された画像データから抽出する特定画像データ抽出ステップと、
    前記余白領域設定ステップにより設定された余白領域に相当する余白データを生成し、前記特定画像データに付加することにより、余白付画像データを生成する余白付画像データ生成ステップとを備えることを特徴とする画像処理プログラム。
  10. 原稿の画像を読み取る画像読取装置を制御することにより、原稿の画像データを取得可能な画像処理装置であって、
    前記画像読取装置に対してプレスキャンを指示し、その画像読取装置が行ったプレスキャンによるプレスキャン画像データを取得するプレスキャン画像データ取得手段と、
    前記プレスキャン画像データ取得手段により取得されたプレスキャン画像データに基づくプレスキャン画像を表示装置に表示させる表示制御手段と、
    前記プレスキャン画像が表示された前記表示装置の表示領域に対して、範囲を指定させる範囲指定手段と、
    前記範囲指定手段により指定された範囲にプレスキャン画像の領域が含まれる場合、その領域を本スキャンの読取領域として設定する読取領域設定手段と、
    前記範囲指定手段により指定された範囲にプレスキャン画像以外の領域が含まれる場合、その領域を余白領域として設定する余白領域設定手段と、
    前記画像読取装置に対して本スキャンを指示し、前記読取領域設定手段により設定された本スキャンの読取領域に対応する本スキャン画像データを取得する本スキャン画像データ取得手段と、
    前記余白領域設定手段により設定された余白領域に相当する余白データを生成し、前記本スキャン画像データに付加することにより、余白付画像データを生成する余白付画像データ生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  11. 前記プレスキャン画像データ取得手段により取得したプレスキャン画像データが、原稿の画像に対応する原稿画像データと、原稿画像データ以外の非原稿画像データとを含む場合、前記表示制御手段は、前記プレスキャン画像として、原稿画像データに基づく原稿画像領域と、非原稿画像データに基づく非原稿画像領域とを前記表示手段に表示させるものであり、
    前記読取領域設定手段は、前記範囲指定手段において指定された範囲に含まれる前記原稿画像領域を本スキャンの読取領域として設定し、
    前記範囲指定手段により指定された範囲が、前記非原稿画像領域を含む場合、前記余白領域設定手段は、その非原稿画像領域についても前記余白領域として設定することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記本スキャン画像取得手段は、前記画像読取装置に対して本スキャンを指示する際に、前記読取領域設定手段により設定された本スキャンの読取領域のみを読み取るように指示することを特徴とする請求項10または11に記載の画像処理装置。
  13. 前記表示制御手段は、ユーザから入力されるサイズ変更指示に基づいて、前記表示装置に表示させた前記プレスキャン画像の表示サイズを、前記表示装置の表示領域に対して変更する画像表示サイズ変更手段を有することを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 前記範囲指定手段により指定された範囲が複数存在する場合、前記読取領域設定手段は、その複数の範囲に応じた複数の読取領域を設定するものであり、
    前記本スキャン画像取得手段は、前記画像読取装置が行った本スキャンによる本スキャン画像データを、前記複数の範囲に基づいて分割する画像分割手段を有し、
    前記余白付画像データ生成手段は、前記画像分割手段により分割されたそれぞれの本スキャン画像データ毎に、前記余白領域設定手段により設定された複数の余白領域に相当する余白データを生成し、前記本スキャン画像データに付加することにより、余白付画像データを生成することを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の画像処理装置。
  15. 前記範囲指定手段により範囲が指定された場合、その範囲に対する選択指示がユーザから入力されることに基づいて、その範囲のサイズ情報を画像処理装置内の所定の記憶領域に記憶するサイズ情報記憶手段と、
    前記範囲指定手段により指定される範囲のサイズを、前記サイズ情報記憶手段において記憶されたサイズに固定するサイズ固定手段とを備え、
    前記サイズ固定手段により、範囲のサイズが固定されていることを条件として、前記範囲指定手段は、その固定されたサイズ情報に基づきさらなる範囲を指定させることを特徴する請求項10〜14のいずれかに記載の画像処理装置。
  16. 前記範囲指定手段により指定された範囲に対して、前記読取領域設定手段により設定すべき読取領域がない場合、その旨を通知する通知手段を有することを特徴とする請求項10〜15のいずれかに記載の画像処理装置。
  17. 前記表示制御手段は、前記余白領域設定手段により設定された余白領域の色と、前記表示装置の表示領域のうちプレスキャン画像以外の領域の色とが異なるように前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項10〜16のいずれかに記載の画像処理装置。
  18. 画像データを取得可能な画像処理装置であって、
    画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記画像データ取得手段により取得された画像データに基づく画像を表示装置に表示させる表示制御手段と、
    前記画像が表示された前記表示装置の表示領域に対して、その画像の少なくとも一部を含む範囲を指定させる範囲指定手段と、
    前記範囲指定手段により指定された範囲に画像の領域が含まれる場合、その領域を特定画像領域として設定する特定画像領域設定手段と、
    前記範囲指定手段により指定された範囲に画像以外の領域が含まれる場合、その領域を余白領域として設定する余白領域設定手段と、
    前記特定画像領域設定手段において設定された前記特定画像領域に相当する特定画像データを、前記画像データ取得手段において取得された画像データから抽出する特定画像データ抽出手段と、
    前記余白領域設定手段により設定された余白領域に相当する余白データを生成し、前記特定画像データに付加することにより、余白付画像データを生成する余白付画像データ生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
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