JP2008299965A - 再生装置、その設定方法および再生用データの管理方法 - Google Patents

再生装置、その設定方法および再生用データの管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】目的の再生用データに達するまでの検索時間を短縮し、かつ、目的、および好みに応じて設定を変更できる再生装置を提供すること。
【解決手段】記憶媒体6は、当該装置を設定するための複数の設定データと、当該設定データのそれぞれに対応付けされた少なくとも1以上の再生用データとを有し、使用者によって所定の設定データが選択された場合には、当該設定データに基づいて装置1の設定を行うとともに、当該設定データに対応付けされた再生用データを再生の対象とする、ことを特徴とする再生装置1としている。
【選択図】図2

Description

本発明は、記憶媒体が記憶する複数の再生用データを再生するための再生装置、その設定方法および再生用データの管理方法に関する。
近年、フラッシュメモリあるいはHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体を備える携帯用再生装置が普及している。そのような携帯用再生装置の一例として、HDDを備える携帯用再生装置は、HDDに楽曲データを記憶させておくことにより、CD等の記憶媒体を携帯する必要なく音楽等を楽しむことができるので広く用いられている。
現在、再生装置が備える記憶媒体は、大容量化が進んでいるため、膨大な数の楽曲データを記憶できる。たとえば、記憶容量が60GB程度のHDDを有する携帯用再生装置は、約15000曲の楽曲データを記憶できる。
しかし、記憶できる楽曲データの数があまりに多いので、目的とする楽曲を検索するためには時間を要するという問題がある。
そこで、記録する楽曲が多くなると、複数の楽曲データをジャンル、アーティスト、あるいはアルバム等ごとに複数の楽曲リストを作成することにより、楽曲データを効率よく管理する方法が提案されている。(たとえば、特許文献1参照。)
特開2005−196833号公報
しかし、上述の方法には以下の問題がある。すなわち、記録する楽曲が多くなると、楽曲リストを作成しても、楽曲リスト自体の項目が多くなり、目的の楽曲に達するまでに時間がかかり、苦労が多いという問題である。
また、記憶容量が大容量であるため、一台の携帯用再生装置を複数の状況下で用いる場合がある。たとえば、通勤途中、ジョギング中、あるいは家に居る際等、複数の目的で楽曲を聴く場合、さらには、家族等複数人で使用する場合もある。そのようなそれぞれの目的、状況および好みの違いに対応するためには、再生する楽曲のリストを指定するだけではなく、例えば、画面デザイン等の設定をそれぞれの目的、状況および好みに応じて変更したいという要求がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決すること、すなわち、目的の再生用データに達するまでの検索時間を短縮し、かつ、目的および好み等に応じて設定を変更できる再生装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、記憶媒体を備える再生装置であって、記憶媒体は、当該装置を設定するための複数の設定データと、当該設定データのそれぞれに対応付けされた少なくとも1以上の再生用データとを有し、使用者によって所定の設定データが選択された場合には、当該設定データに基づいて装置の設定を行うとともに、当該設定データに対応付けされた再生用データを再生の対象とする、ことを特徴とする再生装置としている。
また、別の発明では、上述の発明に加えて、記憶媒体は、パーティションによって複数の領域に分割され、各パーティション内には、設定データと、当該設定データに対応付けされた少なくとも1以上の再生用データとをそれぞれ有し、使用者によって所定のパーティション内の設定データが選択された場合には、当該設定データに基づいて装置の設定を行うとともに、当該設定データと同一のパーティション内に含まれる再生用データを再生の対象とする、ようにしている。
また、別の発明では、上述の発明に加えて、再生用データは、記憶媒体の1または複数の領域に設定データとの対応関係とは無関係に格納され、設定データは、当該設定データと再生用データとの対応関係を管理するための管理データを有し、当該管理データに基づいて、再生の対象となる再生用データを特定するようにしている。
また、別の発明では、上述の発明に加えて、電源がオフの状態にされた際には、その時点において選択されている設定データを特定するための情報を記憶し、電源がオンの状態にされた際には、記憶されている情報を参照して設定データを特定し、当該設定データに基づいて装置の設定を行うとともに、当該設定データに対応付けされた再生用データを再生の対象とするようにしている。
また、別の発明では、上述の発明に加えて、設定データあるいは再生データへのアクセスが要求された場合には認証処理を実行し、当該認証処理によって正当な使用者であることが認められた場合にのみ、当該設定データあるいは当該再生データへのアクセスを許可するようにしている。
また、別の発明では、記憶媒体を備える再生装置の設定および再生用データの管理を行う方法であって、記憶媒体は、当該装置を設定するための複数の設定データと、当該設定データのそれぞれに対応付けされた少なくとも1以上の再生用データとを有し、使用者によって所定の設定データが選択された場合には、当該設定データに基づいて装置の設定を行うとともに、当該設定データに対応付けされた再生用データを再生の対象とすることを特徴とする再生装置の設定および再生用データの管理を行う方法としている。
本発明によれば、目的の再生用データに達するまでの検索時間を短縮し、かつ、目的および好みに応じて設定を変更できる再生装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図3に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る携帯用再生装置の例として、携帯用音響装置1の外観図である。図2は、本発明の実施の形態に係る携帯用音響装置1の構成例を示すブロック図である。また、図3は携帯用音響装置が有するHDD6の構成を模式的に表す図である。
携帯用音響装置1は、表示部2、操作用押ボタン3、USB(Universal Serial Bus)ポート4、IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェース5、HDD6、CPU(Central Processing Unit)7、ROM(Read Only Memory)8、RAM(Random Access Memory)9、映像制御部10、音響変換部11、および出力端子12を備える。出力端子12にはヘッドフォン13が接続される。表示部2は映像制御部10に接続され、HDD6はIDEインターフェース5に接続される。操作用押ボタン3、USBポート4、IDEインターフェース5、ROM8、RAM9、映像制御部10および音響変換部11は、CPU7にそれぞれ接続される。また、携帯用音響装置1の表示部2、各種操作用押ボタン3は、携帯用音響装置1のパネル面を構成している。
表示部2は、液晶ディスプレイ等から好適に構成される。また、表示部2は、CPU7からの制御指令に基づいて、映像制御部10にて合成された映像データを、文字あるいは画像として表示する。例えば、選択可能な楽曲データのリスト、再生中の楽曲データのタイトル情報、再生時間あるいは再生装置の動作内容等の各種情報を、テキスト若しくは画像として表示する。
操作用押ボタン3は、ユーザの操作に応じた情報を生成して出力する。各操作用押ボタン3を押すことにより、各操作用押ボタン3に対応する操作指令を、CPU7に与える。
USBポート4は、USB規格に基づきUSB接続される機器若しくは媒体と通信を行うインターフェースである。そのため、USBポート4は、USB端子(不図示)とUSB制御部(不図示)を含む。USBポート4が有するUSB端子は、USB端子を有する外部記憶媒体あるいはPC(Personal Computer)等の機器をUSBケーブルにて接続することができる。USB端子は、USB規格に基づく既知の構造であり、給電端子としてのVBUS端子、データ端子としてのD+端子およびD−端子、およびグランド端子等から構成される。USB制御部は、USB規格に基づいてCPU7とUSB端子に接続された装置若しくは媒体との間の通信を行う。また、USB制御部は、CPU7からの指令に基づいて、USB端子に接続された装置あるいは媒体の制御を行う。
IDEインターフェース5は、携帯用音響装置1に内蔵されているHDD6とCPU7を接続するためのインターフェースである。HDD6とCPU7とは、IDEインターフェース5を介して通信を行うことができる。IDEインターフェース5は、HDD6とCPU7とを接続するための特別なソフトウェアドライバの介在なしに動作する。
記憶媒体としてのHDD6は、携帯用音響装置1に内蔵されている。HDD6には、再生用データとしての楽曲データが記憶されている。また、HDD6は、共通領域100と、複数の区分けされた領域(パーティション)とを有する。たとえば、図3の例では、第1のパーティション110、第2のパーティション120、1つの共通領域100および未使用領域130を有する。共通領域100は、先頭セクタ部分に存在する。HDD6のパーティションに関する情報は、共通領域100の中でも先頭セクタ部分にあるマスターブートレコードと呼ばれるパーティションテーブルに記述されている。また、HDD6の各パーティション内には、情報の表示様式や、ユーザのデータ入力方式を規定し、個別の操作感を実現するための設定データをそれぞれ有する。パーティションにて区切られたデータ管理するファイルシステムとしては、FAT(File Allocation Table)システムを用いたFAT32等を用いることができる。
図4は、第1のパーティション110および第2のパーティション120の中のデータの構成を説明している。第1のパーティション110および第2のパーティション120は、それぞれ楽曲データのファイルおよび設定データのファイルを有する。設定データのファイルは、画面デザイン、画面明るさ、点灯時間、イコライザ設定、プレイモード、あるいは楽曲データの分類方法等の設定データを有する。楽曲データのファイルは、設定データで設定される分類方法により、異なる分類方法で楽曲データが分類される。
楽曲データの分類方法として、具体的には、ライブラリ管理あるいはフォルダ管理等がある。図4の第1のパーティション110では、ライブラリ管理を採用している。ライブラリ管理では、楽曲データに付随するタグ情報を基に分類される。また、第1のパーティション110のライブラリ管理では、アーティスト名による分類方法を選択しているので、最上位の階層はアーティスト名で分類されている。図4の第2のパーティション120内では、フォルダ管理を採用している。フォルダ管理の場合には、フォルダが木(ツリー)状に階層化され、ハードディスクに記録されたフォルダ名やファイル名を基にツリーが構成されている。
CPU7は、信号処理部である。具体的には、CPU7には、操作用押ボタン3、USBポート4、あるいはIDEインターフェース5からの指示あるいは各種データが入力される。そして、後述するROM8、RAM9、あるいはHDD6等に記憶されている所定の制御プログラムを読み出して、各種の演算および処理を実行する。さらに、CPU7は、その処理されたデータを映像制御部10、音響変換部11、USBポート4あるいはIDEインターフェース5に出力する。
ROM8は、CPU7が各部を制御するための制御プログラムおよび各定数を記憶する。つまり、ROM8は、携帯用音響装置1のOS(Operating System)プログラムあるいはOS上で動作するアプリケーションプログラムを記憶している。RAM9は、CPU7からの制御指令に基づいて、各種デバイスとの通信情報を一時的に記憶する。また、RAM9は、CPU7のワークメモリとして使用される。
音響変換部11は、CPU7にて処理された楽曲データを、再生可能な信号に変換する。具体的には、音響変換部11は、圧縮処理が施されている楽曲データの圧縮解除を行うデコーダ、楽曲データをデジタルデータからアナログ信号に変換するD/A(Digutal to Analog)変換部、およびアナログ信号を増幅するためのアンプ等から構成される。
次に、実施の形態の動作について説明する。図5は、携帯用音響装置1を起動した際の初期画面の例である。図6は、携帯用音響装置1を起動するための処理をフローチャートにしたものである。
携帯用音響装置1の電源をユーザがONの状態にすると、CPU7は、ROM8に格納さえているOSプログラムを読み出して実行する。これによりOSが起動する(ステップS101)。そして、CPU7は、ROM8内のアプリケーションプログラムを読み出して起動する。次に、CPU7は、HDD6の共通領域100に記憶されている初期画面の設定データを読み出し、映像制御部10に供給し、初期画面を表示させる(ステップS102)。初期画面には、図5に示すように選択できるプレーヤがアイコンで表示され、それぞれのプレーヤを選択できる(ステップS103)。図5の例では、第1のプレーヤと第2のプレーヤとが表示されている。本実施に形態において、第1のプレーヤは、第1のパーティション110の中に記憶されているデータを使用するプレーヤであり、同様に、第2のプレーヤは第2のパーティション120の中に記憶されているデータを使用するプレーヤである。
たとえば、ユーザが第1のプレーヤを起動すると、CPUは、第1のパーティション110の中に記憶されている第1の設定データ112から各設定データを読み出し、第1のプレーヤの画面デザイン、画面明るさ、点灯時間、イコライザ、プレイモード、表示形式および分類方法等を設定する(ステップS104)。
具体的には、CPU7は、設定情報の「画面デザイン」に基づいて、映像制御部10の表示形態(文字のフォントサイズおよび背景画像等)を設定する。また、CPU7は、設定情報の「画面明るさ」および「点灯時間」に基づいて、表示部2に内蔵されるバックライト(不図示)の輝度(例えば、5段階中の「5」)を設定するとともに、バックライトが点灯している時間(例えば、5秒)を設定する。また、CPU7は、設定情報の「イコライザ」に基づいて、音響変換部11のイコライザカーブを設定する。例えば、イコライザカーブとしては、ロック音楽に適した周波数特性を有する「Rock」が設定される。また、CPU7は、設定情報の「プレイモード」に基づいて、楽曲データを再生する方法を設定する。例えば、格納順に楽曲データを再生する「Normal」モードが設定される。また、CPU7は、設定情報の「表示形式」および「分類方法」に基づいて楽曲リストを表示する際の表示形式および分類形式を設定する。例えば、表示形式としては「ライブラリ」を設定し、分類形式としては「メタデータ」を設定する。
以上の処理により、第1のパーティション110に記憶されている第1の設定データ112に基づく設定が行われる。この結果、第1のプレーヤを使用するユーザの嗜好に適した設定がなされる。また、表示部2には、第1のパーティション110に記憶されている楽曲データが、指定された表示形式および分類方法に基づいて、リスト形式で表示される。この結果、第1のプレーヤを使用するユーザの嗜好に適した楽曲が所望のリスト形式で表示される。なお、第1のプレーヤが選択された場合には、第2のプレーヤに属する楽曲データは楽曲リストには表示されないので、例えば、ユーザ単位で、あるいは、使用目的に応じて楽曲を分類することができる。
次に、楽曲データを再生する場合について説明する。たとえば、ユーザが、第1のプレーヤの楽曲データを再生したい時は、まず、操作用押ボタン3を操作して楽曲リストから所望の楽曲を選択し、CPU7に当該楽曲の再生指示を与える。そして、その再生指示に基づいてCPU7はHDD6の第1のパーティション110より、再生したい楽曲データを第1の楽曲データのファイルより検索する。
そして、CPU7は、該当する楽曲データをHDD6より読み出し、音響変換部11に供給する。音響変換部11は、供給された楽曲データを再生可能なアナログ信号に変換する。また、楽曲データに含まれるメタデータ(後述)に記述されたデータは、映像制御部10へ出力され、表示部2に表示される。
音響変換部11は、MP3(MPEG−1 Audio Layer−III)やATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)等に基づいて圧縮されたデジタル楽曲データの圧縮を解除する。さらに、音響変換部11では、そのデジタル形式の楽曲データを、再生可能なアナログ信号に変換した後に、増幅し、外部のヘッドフォン13から音声として出力する。
つぎに、第1のプレーヤに楽曲データを転送する手順を説明する。まず、PCと携帯用音響装置1とをUSBケーブルで接続する。すると、例えば、USBマスストレージクラスによって、PC側からは、HDD6がPCのドライブとして認識される。また、これにより、PC側からは第1のパーティション110および第2のパーティション120がそれぞれ独立したドライブとして認識される。ユーザは、PCの図示せぬ操作部を操作することにより、転送先となるドライブ(例えば、第1のパーティション110)を選択するとともに、PCが備える記憶媒体に記憶されている楽曲データの中から転送しようとするものを選択する。そして、転送の指示を与えると、PCは、指定された楽曲データを記憶媒体から取得し、USBケーブルを介して携帯用音響装置1へ転送する。携帯用音響装置1にダウンロードされた楽曲データは、HDD6の第1のパーティション110の中の第1の楽曲データのファイル111として記憶される。
なお、楽曲データには、タイトル名、アーティスト名あるいはアルバム名等の楽曲に付随した情報が楽曲データのメタデータとして書き込まれている。たとえば、ID3タグ規格に基づいて情報を書き込むことができる。さらに、ユーザが曲に関する情報をメタデータ内に書き込んでも良い。そして、メタデータに記述されている楽曲の記憶日、楽曲データ容量、楽曲のジャンル、アーティスト名、アルバム名あるいは曲名順等に分類して表示することもできる。
また、ユーザは、携帯用音響装置1のHDD6に記憶されている複数の楽曲の中から、任意の楽曲を選択して、グループ化することにより、楽曲リストのフォルダを作成することもできる。ユーザの好みあるいは楽曲を聴く目的に合わせて、楽曲の分類方法は、上述のメタデータによる分類とユーザが選択した楽曲リストのフォルダによる分類とを使い分けできる。
携帯用音響装置1を停止したい、すなわち、携帯用音響装置1の電源をOFFにする場合には、まず、ユーザが操作用押ボタン3を操作して携帯用音響装置1の停止を指示する。すると、他のアプリケーションプログラムが起動している場合には、CPU7が、起動中のアプリケーションプログラムを停止する。そして、これまで起動していたプレーヤに関する情報をHDD6の共通領域100に格納する。その後OSを停止して、電源をOFFにする。このように使用最後の状況を共通領域100に格納しておくことにより、次回起動した際に、前回の使用時の最後の状況から開始できる。
プレーヤを増やす場合には、初期画面起動中に、プレーヤを増やすコマンドを選択すると、CPU7は、HDD6の未使用領域130に新しいプレーヤ(第3のプレーヤとする)のための新しいパーティション(第3のパーティションとする)を作製する。その結果、CPU7は、第3のパーティションの中に楽曲データあるいは設定データを記憶することができる。また、第3のプレーヤを起動すると、第3のパーティションの中に含まれる第3の設定データに基づいて使用環境が設定される。
ユーザが、使用環境を設定する際には、各設定事項の内容に対する値を選択する。するとCPU7は、HDD6の起動中のプレーヤが使用するパーティション内にある設定データに、設定された情報を書き込む。たとえば、ユーザが第1のプレーヤを起動中に、「画面デザイン」として「画面デザインA」を選択する。すると、CPU7は、第1のパーティション110内にある第1の設定データ112の設定情報の「画面デザイン」に「画面デザインA」と書き込む。同様に、「画面明るさ」として「5」を選択、「点灯時間」として「30秒」を選択することにより、CPU7は、第1の設定データ112の設定情報の一つである「画面明るさ」に「5」と書き込み、「点灯時間」に「30秒」と書き込む。また、次回以降第1のプレーヤを起動した場合に、CPU7が、これらの書き込まれた設定情報を読み出して、「画面デザイン」、「画面明るさ」および「点灯時間」の設定された値に基づき表示部2に表示する。
使用環境の設定は、画面の「表示形式の設定だけではなく、たとえば、音響信号の出力に関する設定も含まれる。具体的には、第2のプレーヤが「イコライザ」を「Jazz」に設定することで、CPU7は、HDD6の第2のパーティション120内の設定データ122の「イコライザ」に、「Jazz」と書き込む。すると、第2のプレーヤが楽曲データを再生する際に、イコライザカーブを「Jazz」に相当するものを用いて音響信号を補正するように、CPU7は音響変換部11へ指示を出す。
さらに、使用環境の設定において、ユーザは、楽曲データの表示形式および分類方法を設定できる。たとえば、ユーザが、第1のプレーヤを起動中に、「表示形式」を「ライブラリ」かつ「分類方法」をメタデータ(アーティスト)に設定する。すると、CPU7は、第1のプレーヤ起動時に表示する楽曲選択のためのトップ画面において、各楽曲データに記述されているメタデータのアーティスト名の一覧画面を表示部2に表示させる。つまり、ユーザは、アーティスト名から所定の楽曲を検索できる。同様に、たとえば、第2のプレーヤ起動時に、ユーザが「表示形式」を「フォルダ」かつ「分類方法」を「フォルダ階層」に設定する。すると、CPU7は、第2のプレーヤ起動時に表示する楽曲選択のためのトップ画面において、HDD6に記憶されているフォルダのツリー構造を表示するよう表示部2の制御を行う。また、CPU7は、ユーザが検索を行う際に、上位フォルダ画面にてあるフォルダを選択すると、下位フォルダの楽曲選択用検索画面へ切替えるよう表示部2を制御する。
プレーヤを変更する場合には、初期画面に戻り、プレーヤ選択画面にて次のプレーヤ(ここでは第2のプレーヤとする)を選択する。すると、携帯用音響装置1は、前述の停止の手順と同様の手順で一旦終了する。その後自動で再起動し、ROM8内のOSプログラムを、RAM9上に読み出して立ち上げる。そして、HDD6の第2のパーティション120の中の第2の設定データ122より設定データを読み出し、次に立ち上げる第2のプレーヤを立ち上げる。これにより、第1のプレーヤから第2のプレーヤに変更することができる。
以上に説明したように、本発明の実施の形態に係る携帯用音響装置1では、プレーヤごとに個別の設定を採用できる。たとえば、ジョギング中に聞くためのプレーヤにはリズムの早いダンスビートをランダムに再生するように設定、あるいは通勤時間に聞くためのプレーヤは、流行の楽曲を画面の明るさを明るくかつ字を大きく表示させるように設定する等、適宜プレーヤごとに設定できる。また、多人数で1台の携帯用音響装置1を使用しても、表示様式、入力方式、および操作感がそれぞれ異なるので、自分の好みおよび個性を発揮できる。つまり、あたかも別のプレーヤを使用しているような感覚が得られる。
さらに、プレーヤが起動している際には、そのプレーヤに割り当てられたパーティションの中のデータのみが使用される。つまり、楽曲を聴く人または目的に応じて記憶された楽曲データのみが検索の対象となるため、楽曲データの検索時間が短縮されるという効果もある。
以上、本発明の実施の形態について述べたが、本発明は、これらの実施の形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
たとえば、USBを使用した接続により、PCと携帯用音響装置1とを接続して、楽曲データをダウンロードしているが、他の方法で接続してもよい。たとえば、IrDAのような赤外線通信、Bluetoothのような無線通信、あるいはSCSI(Small Computer System Interface)接続等、各種のコネクタあるいは接続手段が好適に用いられる。また、PC等他の装置と接続しなくても、本体にインターネット通信を行うためのモデム等が備えられていて、携帯用音響装置1が直接インターネット回線より楽曲データをダウンロードできてもよい。さらに、設定データについても、ダウンロードできるようにしてもよい。また、カード型の記録媒体あるいはスティック状の記録媒体等を介して楽曲を移植しても良い。さらに、携帯用音響装置1は、他の携帯用再生装置と通信できてもよい。
また、本実施の形態における携帯用音響装置1では、HDD6とCPU7とが接続されるためのインターフェースの一例として、IDEインターフェース5を採用したが、IDEインターフェース5に限られず、公知の規格を採用できる。例えば、シリアルATA(Serial Advanced Technology Attachment)等が挙げられる。
また、実施の形態における初期画面では、アイコンで複数のプレーヤを表示したが、文字列によってプレーヤを表示してもよいし、押ボタン等にてプレーヤを選択できるようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、パーティションでHDD6を分割し、そのパーティションの中に含まれる楽曲データのみが使用される。しかし、設定データの中に、その設定データを適用するプレーヤが使用できる楽曲データあるいはフォルダ名を指示するための管理データを含ませておき、このデータに基づいて楽曲リストを表示するようにしてもよい。たとえば、第5のプレーヤが使用する第5の設定データには、フォルダ7とフォルダ8に含まれる楽曲データのみを再生するよう設定する。すると、第5のプレーヤが起動する際に、楽曲データの検索をする際には、フォルダ7とフォルダ8とが記憶されている領域のみを検索する。このような方法によれば、パーティションでHDD6を分割することなく、複数のプレーヤを設けることができる。また、各プレーヤ毎に別の設定を行い、加えて、楽曲データを検索する領域が狭くなるので高速の検索ができる。
また、本実施の形態において、あるプレーヤはそのプレーヤに割り当てられたパーティション領域内の設定データおよび楽曲データのみを使用する。つまり、他のプレーヤの有する設定データおよび楽曲データを使用できない。しかし、HDD6内の他プレーヤの楽曲データを使用できるようなシステムにしても良い。あるいは、同一の携帯用音響装置1内の他のプレーヤと楽曲データを受け渡しできるようにしてもよい。たとえば、あるプレーヤが使用中に、他のプレーヤに楽曲データを渡すことを選択すると、共通領域100に一時的に楽曲データを保存し、次に他のプレーヤが起動されると、他のプレーヤに割り当てられたパーティション領域に、他のプレーヤから渡された楽曲データを記憶するようにしてもよい。
また、特定の人だけが特定のプレーヤを使用できるように、プレーヤを起動する際にユーザの認証を行うようにしてもよい。具体的には、暗証番号あるいはキーを押す順番等の所定の動作により、プレーヤにロックをかけることができてもよい。そして、特定の人のプレーヤに関連する設定データ若しくは楽曲データは、他のプレーヤを起動している際には、表示されない若しくは操作できないようにしても良い。
また、本実施の形態では、楽曲データを携帯用音響装置1に取り込む際には、PC側から携帯用音響装置1のすべてのパーティションが見えるようにし、どのパーティションに楽曲データを書き込むかを選択できるようにした。しかしながら、例えば、PCから携帯用音響装置1に楽曲データを転送する際は、PC側において楽曲転送用のアプリケーションプログラムを起動し、当該アプリケーションプログラムが、携帯用音響装置1において現在選択されているプレーヤに対応するパーティションを認識し、認識したパーティションを楽曲データの転送先として指定するようにしてもよい。
また、楽曲データのメタデータには、過去の再生回数を予めカウントして、記述しておいてもよい。そして、メタデータの情報別に分類する場合に、過去の再生回数により分類してもよい。このように再生頻度により分類できることにより、ユーザが楽曲データを消去する際にも、不必要である楽曲データを見つけやすい。
また、本実施の形態に係る携帯用音響装置1は、外部のヘッドフォン13を通じて音声を発生しているが、スピーカを通じて音声を発生しても良いし、スピーカ一体型の装置でも良い。
また、本実施の形態にかかる携帯用音響装置1は、家庭用あるいは商用電源のような交流電源から電力を得ても良いし、車載用電源もしくは電力貯蔵デバイスからの直流電力を得て動作してもよい。特に、車載用電源を用いることができると、携帯用音響装置1を車載用音響装置に接続して用いる際に、車載用電源から電力を供給できる。
また、本発明にかかる再生装置は、楽曲データに限らず、他のデータを再生する装置にも適用できる。たとえば、静止画、動画、プレゼンテーション、表あるいは文章等様々なデータを取り扱う再生装置に用いられる。
本発明の実施の形態に係る携帯用音響装置の一例を示す外観図である。 図1に示す携帯用音響装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る携帯用音響装置が有するHDDの構成例を示す概略図である。 図3に示すHDDのパーティションが有するデータ構成を示す概略図である。 図1に示す携帯用音響装置を起動した際の初期画面の例である。 図1に示す携帯用音響機器を起動する際の処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1…携帯用音響装置(携帯用再生装置)、2…表示部、3…操作用押ボタン、4…USBポート、5…IDEインターフェース、6…HDD(記憶媒体)、7…CPU、8…ROM、9…RAM、10・・・映像制御部、11・・・音響変換部、12・・・出力端子、13・・・ヘッドフォン

Claims (6)

  1. 記憶媒体を備える再生装置であって、
    上記記憶媒体は、当該装置を設定するための複数の設定データと、当該設定データのそれぞれに対応付けされた少なくとも1以上の再生用データとを有し、
    使用者によって所定の設定データが選択された場合には、当該設定データに基づいて装置の設定を行うとともに、当該設定データに対応付けされた再生用データを再生の対象とする、
    ことを特徴とする再生装置。
  2. 前記記憶媒体は、パーティションによって複数の領域に分割され、
    各パーティション内には、前記設定データと、当該設定データに対応付けされた少なくとも1以上の再生用データとをそれぞれ有し、
    使用者によって所定のパーティション内の設定データが選択された場合には、当該設定データに基づいて装置の設定を行うとともに、当該設定データと同一のパーティション内に含まれる再生用データを再生の対象とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記再生用データは、前記記憶媒体の1または複数の領域に前記設定データとの対応関係とは無関係に格納され、
    前記設定データは、当該設定データと再生用データとの対応関係を管理するための管理データを有し、当該管理データに基づいて、再生の対象となる再生用データを特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 電源がオフの状態にされた際には、その時点において選択されている設定データを特定するための情報を記憶し、
    電源がオンの状態にされた際には、上記記憶されている情報を参照して設定データを特定し、当該設定データに基づいて装置の設定を行うとともに、当該設定データに対応付けされた再生用データを再生の対象とする、
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の再生装置。
  5. 上記設定データあるいは上記再生データへのアクセスが要求された場合には認証処理を実行し、当該認証処理によって正当な使用者であることが認められた場合にのみ、当該設定データあるいは当該再生データへのアクセスを許可することを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の再生装置。
  6. 記憶媒体を備える再生装置の設定および再生用データの管理を行う方法であって、
    上記記憶媒体は、当該装置を設定するための複数の設定データと、当該設定データのそれぞれに対応付けされた少なくとも1以上の再生用データとを有し、
    使用者によって所定の設定データが選択された場合には、当該設定データに基づいて装置の設定を行うとともに、当該設定データに対応付けされた再生用データを再生の対象とする、
    ことを特徴とする再生装置の設定方法および再生用データの管理方法。
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