JP2008299377A - 無線式データキャリアシステムの質問器および中継器 - Google Patents
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【課題】
質問器と応答器とが確実に無線通信できて、初心者でも簡単に使用することができる無線式データキャリアシステムの質問器および中継器を提供するものである。
【解決手段】
質問器1と応答器とが直接、または中継器を介して無線通信で結合される無線式データキャリアシステムの質問器1において、質問器1のアンテナ21の近傍に、応答器または中継器との接触を検知する押しボタンスイッチ22を備えていることを特徴とする。この場合、質問器1は、押しボタンスイッチ22によって応答器または中継器との接触を検知したときに無線信号を出力する。
【選択図】 図1
質問器と応答器とが確実に無線通信できて、初心者でも簡単に使用することができる無線式データキャリアシステムの質問器および中継器を提供するものである。
【解決手段】
質問器1と応答器とが直接、または中継器を介して無線通信で結合される無線式データキャリアシステムの質問器1において、質問器1のアンテナ21の近傍に、応答器または中継器との接触を検知する押しボタンスイッチ22を備えていることを特徴とする。この場合、質問器1は、押しボタンスイッチ22によって応答器または中継器との接触を検知したときに無線信号を出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、質問器と応答器とが直接、または中継器を介して無線通信を行う無線式データキャリアシステムの質問器および中継器に関するものである。
物流の管理、商品在庫の管理などに質問器/応答器(リーダライタ/データキャリア)の無線式データキャリアシステムが使用されている。質問器と応答器との間は無線通信で接続される。質問器、すなわちリーダライタは、固定設置型や携帯型が用いられ、応答器のデータを読み取り、または応答器に対してデータを書き込む。応答器は、カード形、コイン形、あるいは箱形の形状をしており、商品等の物品に取付けられる。
質問器からは恒常的に質問の無線信号を送信しており、これを応答器が受信して応答の無線信号を送信し、質問器がその応答信号を受信する。
一般的に固定設置型の質問器は、あらかじめ定められた場所に置かれる物品の管理、もしくは一定の場所を通過する物品の管理に使用される。一方、携帯型の質問器は、作業者が携帯して持ち運びできるため、広範な領域で物品の管理に使用される。
固定設置型の質問器には、管理対象物品に取付けられた応答器との通信が確実に行えるように利得の高い大型のアンテナが装備される。一方、携帯型の質問器には、携帯性という制約のために利得の小さな小型のアンテナを装備せざるを得ない。また携帯型の質問器は、一般的に電池で作動するので、電池持続時間の制約のために送信電力をあまり大きくできない。このため、携帯型の質問器は、固定設置型の質問器と比較して通信可能な距離が短い。物品を管理する際には、応答器に携帯型の質問器のアンテナを近づける必要がある。
特許文献1には質問器にリード線で接続された外部アンテナを設け、この外部アンテナを手袋やリストバンドに取付けて、手の平、手の甲または手首に装着できるものが記載されている。商品の持ち手の近くに応答器を取付けておくことで、商品を持つ動作時に外部アンテナを装着した手と応答器との距離が短くなることを利用して、質問器と応答器とが無線通信を行う。
上記した従来の無線式データキャリアシステムには以下の課題がある。携帯型の質問器は、広範な領域で作業できるという利点はあるものの、応答器との無線通信可能な距離が短いため、応答器にどの程度近づければ通信できるのかを作業者は常に意識して判断しなければならない。特許文献1に記載された手袋等に外部アンテナを装着して商品を持つ動作時に通信が行われるタイプであっても、持った際に外部アンテナ側の手と商品に付けられた応答器とが逆側になったときには通信できない。特に作業に慣れていない初心者が携帯型の質問器を使用するときには、質問器(または外部アンテナ)を近づけるという動作に意識が集中してしまうため作業効率が落ちてしまう。
また、質問器は無線通信可能な距離に応答器が存在しない場合であっても、恒常的に質問の無線信号を送信している。このため、電力を無駄に使用している。特に電池駆動の携帯型の質問器は、応答器と通信していない際には無駄に電池を消耗して、電池持続時間が短くなっている。
さらに、固定設置型の質問器には、一定の場所にある物品の管理に適し、携帯型の質問器には、広範な領域での物品の管理に適すというそれぞれの利点があるが、両方必要な場合には、設備を導入するためのコストが高額になってしまう。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、質問器と応答器とが確実に無線通信できて、初心者でも簡単に使用することができる無線式データキャリアシステムの質問器を提供するものである。また、電力を無駄に消費することなく電池持続時間を長くすることができる無線式データキャリアシステムの質問器を提供するものである。さらに、携帯型および固定設置型の両方の質問器が必要であるときにも、安価に導入することができる無線式データキャリアシステムの質問器および中継器を提供するものである。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載の無線式データキャリアシステムの質問器は、質問器と応答器とが直接、または中継器を介して無線通信で結合される無線式データキャリアシステムの質問器において、質問器のアンテナ近傍に、応答器または中継器との接触を検知する通信開始検知器を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の無線式データキャリアシステムの質問器は、請求項1に記載されたもので、該質問器は、該通信開始検知器によって応答器または中継器との接触を検知したときに無線信号を出力することを特徴とする。
請求項3に記載の無線式データキャリアシステムの中継器は、該質問器から出力される無線信号に共振して誘導された信号を中継アンテナを介して無線信号として出力する送信用共振回路と、中継アンテナを介して入力される該応答器から出力される無線信号に共振する受信用共振回路とを備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の無線式データキャリアシステムの中継器は、請求項3に記載されたもので、該送信用共振回路と該中継アンテナとの間に増幅回路を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の無線式データキャリアシステムの中継器は、請求項3に記載されたもので、n本の該中継アンテナと、n個の該送信用共振回路と、各々の送信用共振回路の近傍に設けられたn個の質問器検知器と、該受信用共振回路と、いずれかの送信用共振回路に誘導された信号を増幅する増幅回路と、第m番目(mは1以上n以下の自然数)の質問器検知器が質問器の近接または接触を検知したときに第m番目の送信用共振回路と増幅回路の入力部との経路、増幅回路の出力部と第m番目の中継アンテナとの経路、および第m番目の中継アンテナと受信用共振器との経路を選択接続する選択切換回路とを備えていることを特徴とする。
請求項1記載の無線式データキャリアシステムの質問器によれば、応答器または中継器との接触を検知する通信開始検知器を質問器のアンテナ近傍に備えたことにより、作業者は通信開始検知器が作動するように応答器や中継器に接触させることで、無線通信可能な距離に質問器を入れることができる。このため、初心者でも確実に使用することができる。
請求項2記載の無線式データキャリアシステムの質問器によれば、通信開始検知器が検知したときに無線信号を出力することにより、通信を行わないときは無駄に電力を浪費しない。したがって、低消費電力のため、電池持続時間を長くすることができる。
請求項3記載の無線式データキャリアシステムの中継器によれば、質問器や応答器の出力した無線信号に送信用共振回路/受信用共振回路が共振することにより中継する。このように共振回路および中継アンテナの非常に簡単な構成であるため、安価に製造することができる。さらに携帯型の質問器と組み合わされて、固定設置型の質問器として用いることができるため、携帯型および固定設置型の質問器両方の設備を導入するコストよりも大幅に安価に導入することができる。
請求項4記載の無線式データキャリアシステムの中継器によれば、質問器から出力された無線信号を増幅回路で増幅して出力することにより、質問器の送信出力では弱い場合に送信出力を中継器で補うことで確実な通信を行うことができる。中継器は、増幅回路を主とした簡単な構成であるため、携帯型および固定設置型の質問器両方の設備を導入するコストよりも大幅に安価に導入することができる。
請求項5記載の無線式データキャリアシステムの中継器によれば、n本の中継アンテナとn個の送信用共振回路との間に増幅回路が設けられ、質問器検知器の検知によって質問器の接触した送信用共振回路・増幅回路・対応する中継アンテナの経路、およびこの中継アンテナ・受信用共振回路の経路が選択切換回路によって選択接続される。このため、質問器と組み合わせて、n個の場所に置かれる物品の管理を一箇所で行うことができる。したがって、多くの物品の管理を効率的に実施することができる。また、中継器は、固定設置型の質問器と比較して簡単な構成のため、安価に導入することができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明するが、本発明の範囲はこの実施例に限定されるものではない。
本発明を適用する無線式データキャリアシステムの質問器の実施例として携帯型の質問器のブロック図が図1に示されている。
携帯型の質問器1は、本体10および外部アンテナ部11がケーブル12で接続されている。本体10には、無線部13および制御部14が備えられている。制御部14は、無線部13の制御などを行う。外部アンテナ部11には、送受信用アンテナ21(アンテナ21)および押しボタンスイッチ22(スイッチ22)が備えられている。アンテナ21は、ループ状(コイル状)に巻かれて容量に接続され、送受信周波数に同調して共振するように構成されたアンテナであって、無線部13にケーブル12を介して接続されている。押しボタンスイッチ22は、本発明における通信開始検知器に相当し、制御部14にケーブル12を介して接続されている。
外部アンテナ部11の外観図が図2に示されている。
外部アンテナ部11は、薄型の円盤状に形成されて、その内部にアンテナ21が設けられるとともに、その中央部に押しボタンスイッチ22が設けられている。このスイッチ22は、一例として同図に示すように押下部(押しボタン部)が円柱状に形成されて、外部アンテナ部11の表面を押し当てることで、押下部が押下されてスイッチが作動するように設けられている。また、外部アンテナ部11には、スイッチ22の設けられた面の反対面に、指に装着するための固定用ベルト23が取付けられている。
質問器1(外部アンテナ部11)が使用されている状態を示す図が図3に示されている。同図を参照しながら、質問器1の使用方法および質問器1の動作について説明する。
作業者は、物品の管理を行う前に、固定用ベルト23に人差し指Fを通して、指Fの腹に外部アンテナ部11が当たるように装着する。本体10は、例えば手首にベルトで装着する(非図示)。
物品91の管理を行う際に、作業者は、物品91に取付けられた応答器90に指F(外部アンテナ部11)を押し当てる。このとき、スイッチ22が押下されて、作業者は押下の感触(操作感)を感じる。また、スイッチ22の押下に基づいて、制御部14が応答器90の接触を検知する。この検知に基づいて、制御部14は、無線部13に質問の送信用データを出力するとともに送信信号の出力を開始させる。なお、制御部14は、スイッチ22が押下されているときのみ、無線部13に送信信号(無線信号)を出力させる。
無線部13は、制御部14から出力された送信用のデータをコーデック処理し、変調、増幅してアンテナ21に出力する。アンテナ21は、無線部13から出力された信号を無線信号として出力する。このとき外部アンテナ部11(スイッチ22)は、応答器90に接触していることから、応答器90は、アンテナ21から出力された質問の無線信号を確実に受信する。
応答器90は、質問器1が送信した質問の無線信号を受信したことに基づき、応答の無線信号を出力する。外部アンテナ部11が応答器90に接触していることから、アンテナ21に応答の無線信号と同様の信号が誘導され、無線部13が検波・増幅・復調・デコード処理して制御部14に出力する。このように、質問器1は、応答の無線信号を確実に受信する。したがって、質問器1と応答器90との間で、確実に無線通信が行われる。無線通信は短時間で行われ、作業者は、わずかの時間だけ外部アンテナ部11を応答器90に押し付けているだけでよい。制御部14は、無線通信の終了により、無線部13を制御して無線信号の出力を停止させる。
作業者は、物品91の管理を行う際に、外部アンテナ部11を応答器90に押し付けて、スイッチ22の押下の操作感を感じることで質問器1と応答器90とが無線通信できることがわかる。このため、外部アンテナ部11を応答器90のどの程度の距離まで近づければ良いかを考える必要がなく、初心者でも質問器1を用いて物品の管理を確実に行うことができる。
また、質問器1は、外部アンテナ部11のスイッチ22が押下されているときにしか、無線信号を出力しないため、無線通信を行わないときは無駄に電力を浪費しない。したがって、低消費電力のため、電池持続時間が長くなる。
なお、制御部14は、スイッチ22が押下されたときや通信が完了したときに本体10の音源(非図示)から電子音を出力させる。作業者は、この音を聞くことによって一層操作感を得ることができる。
図4は、本発明を適用する別な態様の無線式データキャリアシステムの質問器の一実施例を示すブロック図である。なお以下において、既に説明した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
上記した質問器1では、本体10とは別体の外部アンテナ部11を備えた例について説明したが、図4に示す質問器1aは、本体にアンテナ21および押しボタンスイッチ22を備えた一体型で構成されている。
質問器1aの背面の外観図が図5に示されている。
この図に示すように質問器1aには、内部にループ状のアンテナ21が備えられている。また、ループ状のアンテナ21の中心部にスイッチ22が設けられている。このスイッチ22の押下部は、質問器1aの背面に突出して備えられ、背面を押し当てることで押下されてスイッチ22が作動するように設けられている。
質問器1aの使用されている状態を示す図が図6に示されている。作業者は、物品91の管理を行う際に、質問器1aを片手で握ってスイッチ22を応答器90に押し当てる。これにより、スイッチ22が押下されて、制御部14が応答器90との接触を検知し、無線部13に質問の送信信号の出力を開始させて質問器1aと応答器90とが無線通信を行う。スイッチ22がアンテナ21の近傍に設けられているため、アンテナ21と応答器90とが近接して、質問器1aと応答器90との間で、確実に無線通信が行われる。このため、質問器1aを応答器90のどの程度の距離まで近づければ良いかを考える必要がなく、初心者でも確実に質問器1aを用いて物品の管理を行うことができる。また、スイッチ22が押下されているときにしか、無線信号を出力させないため、無駄に電力を消費しない。
本発明を適用する無線式データキャリアシステムの中継器の実施例として中継器のブロック図が図7に示されている。なお、図7には、中継器3のほかに、前記した質問器1の外部アンテナ部11の構成も示されている。
中継器3は、送受信用共振回路31、ローパスフィルタ32、および中継アンテナ33を備えている。送受信用共振回路31は、本発明の送信用共振回路および受信用共振回路に相当し、ループ状(コイル状)に巻かれた導線と容量とが接続されて、質問器が送受信する周波数に共振するように構成され、ローパスフィルタ32の一端に接続されている。ローパスフィルタ32は、質問器が送受信する周波数の信号を通過させつつ、送受信周波数よりも高い周波数の不要な信号を減衰させるようなフィルタに構成されている。ローパスフィルタ32の他端は、中継アンテナ33に接続されている。中継アンテナ33は、質問器1の送受信する周波数の無線信号を送信および受信する。
中継器3の使用されている状態を示す図が図8に示されている。
中継器3は、例えば手の届かないような高所に管理対象の物品91が置かれるときに用いる。送受信用共振回路31は、中継器3の台座に印された接触ポイントTPの内壁近くに設けられている。この接触ポイントTPの印は、外部アンテナ部11を押し当てたときに、送受信用共振回路31と質問器1のアンテナ21とが電磁的に結合して十分な強度の信号が誘導される範囲を示す。中継アンテナ33は、台座下部から例えば3メートルの高さに設けられている。
一例として、物品91が高さ約3メートルの高所に一時的に置かれ、置かれた際に作業者が質問器1を用いて管理する場合について説明する。
中継器3は、あらかじめ据え付けられており、物品91は、応答器90が中継器3の中継アンテナ33に接するような一定の場所に置かれる。
作業者は、物品91が一定の場所に置かれたときに、指Fに装着した質問器1の外部アンテナ部11を中継器3の接触ポイントTPに押し付ける。これによりスイッチ22が押下されて、質問器1は、前記したように、外部アンテナ部11から無線信号を出力する。外部アンテナ部11と送受信用共振回路31とが近接していることから、外部アンテナ部11のアンテナ21と送受信用共振回路31とが電磁的に結合して共振する。これにより、送受信用共振回路31には、無線信号と同様の信号が誘導(誘起)される。
送受信用共振回路31に誘導された信号は、ローパスフィルタ32で不要波が減衰されて、中継アンテナ33から出力される。これにより、質問器1の出力した無線信号が、3メートルの高所まで中継される。なお、3メートルの高所に中継アンテナ33が設けられているが、送受信用共振回路31とローパスフィルタ32との接続、およびローパスフィルタ32と中継アンテナ33との接続は導線によって接続されているため、誘導された信号の強度はほとんど減衰しない。
中継アンテナ33と応答器90とが接触しているため、応答器90には、受信可能な十分な強度の無線信号が届く。このため、応答器90は、無線信号を確実に受信する。
応答器90は、質問器1から送信された無線信号の受信に基づいて、応答の無線信号を出力する。この無線信号が中継アンテナ33によって受信(信号が誘導)され、この受信信号がローパスフィルタ32を通過する。送受信用共振回路31で受信信号が共振して無線信号が出力される。送受信用共振回路31と質問器1のアンテナ21とが近接していることから、両者が電磁的に結合する。これにより、アンテナ21には、応答の無線信号と同様の信号が誘導される。したがって、質問器1は、応答器90の出力した応答信号を確実に受信する。これにより、質問器1と応答器90との間で、確実に無線通信が行われる。
このように、中継器3は非常に簡単な構成であるため、安価に製造することができる。また、質問器1と組み合わせて固定設置型の質問器のように用いることができるため、携帯型および固定設置型の質問器両方の設備を導入するコストよりも大幅に安価に導入することができる。
図9は、本発明を適用する別な態様の無線式データキャリアシステムの質問器の一実施例を示すブロック図であり、図10は、本発明を適用する別な態様の無線式データキャリアシステムの中継器の一実施例を示すブロック図である。
質問器1bのブロック図が図9に示されている。質問器1bは、本体10aおよび外部アンテナ部11aで構成されている。本体10aは、無線部13aおよび制御部14を備えている。無線部13aは、送信用のアンテナ出力のラインと受信用のアンテナ入力のラインが別個に設けられている。外部アンテナ部11aには、送信アンテナ21a、受信アンテナ21bおよびスイッチ22が備えられている。無線部13aの送信用のラインは、ケーブル12aを介して送信アンテナ21aに接続されている。無線部13aの受信用のラインは、ケーブル12aを介して受信アンテナ21bに接続されている。スイッチ22は、ケーブル12aを介して制御部14に接続されている。外部アンテナ部11aは、図2に示す外部アンテナ部11と同様の外形に形成され、アンテナ21に換えて、送信アンテナ21aおよび受信アンテナ21bが備えられている。
制御部14の制御によって無線部13aから出力される送信用の信号は、送信アンテナ21aから無線信号として送信される。また、応答器90から出力された無線信号は、受信アンテナ21bが受信して、無線部13aに入力する。その他の構成、動作については、質問器1と同様であるため、説明を省略する。
中継器3aのブロック図が図10に示されている。中継器3aには、送信用共振回路31a、受信用共振回路31b、ローパスフィルタ32a,32b、および中継アンテナ33が備えられている。送信用共振回路31aは、ループ状(コイル状)に巻かれて容量に接続され、送信周波数に同調して共振するように構成されている。受信用共振回路31bは、ループ状(コイル状)に巻かれて容量に接続され、受信周波数に同調して共振するように構成されている。
送信用共振回路31aは、送信周波数を通過させつつ送信周波数よりも高い周波数の信号を減衰させるローパスフィルタ32aの一端に接続されている。ローパスフィルタ32aは、その他端が中継アンテナ33に接続されている。また、中継アンテナ33は、受信周波数を通過させつつ受信周波数よりも高い周波数の信号を減衰させるローパスフィルタ32bの一端に接続されている。ローパスフィルタ32bは、その他端が受信用共振回路31bに接続されている。
中継器3aの外形は、例えば中継器3とほぼ同様に構成される(図8参照)。送信用共振回路31aおよび受信用共振回路31bは、図8に示す中継器3の送受信用共振回路31に換えて、接触ポイントTPの内壁近くに設けられている(非図示)。この接触ポイントTPの印は、送信用共振回路31aと質問器1bの送信アンテナ21aとが電磁的に結合して十分な強度の信号が誘導される範囲、および受信用共振回路31bと質問器1bの受信アンテナ21bとが電磁的に結合して十分な強度の信号が誘導される範囲を示す。
中継器3aの動作について説明する。物品91に取付けられた応答器90は、3メートルの高所で中継器3aの中継アンテナ33に接触している状態で置かれているものとする。
作業者は、指Fに装着した質問器1bの外部アンテナ部11aを中継器3aの接触ポイントTPに押し付ける。スイッチ22が押下されることで、質問器1bは、送信アンテナ21aから質問の無線信号を出力する。送信アンテナ21aと送信用共振回路31aとが近接していることから、電磁的に結合し、送信用共振回路31aに無線信号と同様の信号が誘導される。
送信用共振回路31aに誘導された信号は、ローパスフィルタ32aを通過して中継アンテナ33から出力される。これにより、質問器1bの出力した無線信号が、3メートルの高所まで中継される。
中継アンテナ33と応答器90とが接触しているため、応答器90が、質問の無線信号を確実に受信して、応答の無線信号を出力する。この無線信号が中継アンテナ33によって受信され、ローパスフィルタ32bを通過して受信用共振回路31bで共振して無線信号が出力される。受信用共振回路31bと質問器1bの受信アンテナ21bとが近接していることから、両者が電磁的に結合する。これにより、受信アンテナ21bには、応答の無線信号と同様の信号が誘導され、質問器1bは、応答信号を確実に受信する。これにより、質問器1bと応答器90との間で、確実に無線通信が行われる。
このように、中継器3aも非常に簡単な構成であるため、安価に製造することができる。また、固定設置型の質問器のように用いることができるため、携帯型および固定設置型の両方の設備を導入するコストよりも大幅に安価に導入することができる。
図11は、本発明を適用する別な態様の無線式データキャリアシステムの中継器の一実施例を示すブロック図である。なお、図11には、中継器3bの構成のほかに、前記した質問器1bの外部アンテナ部11aの構成も示されている。
中継器3bは、パワーブースター付きの中継器であって、質問器1bと組み合わせて固定設置型の質問器として使用することができる。この中継器3bは、送信用共振回路31a、受信用共振回路31b、ローパスフィルタ32a,32b、中継アンテナ33、バッファ41、およびパワーアンプ42を備えている。なお、バッファ41とパワーアンプ42とが相俟って、本発明の増幅回路を構成する。
送信用共振回路31aは、バッファ41に接続されている。バッファ41の出力は、パワーアンプ42に接続されている。パワーアンプ42の出力は、ローパスフィルタ32aを介して、中継アンテナ33に接続されている。また、中継アンテナ33は、ローパスフィルタ32bを介して受信用共振回路31bに接続されている。
中継器3bの使用されている状態を示す図が図12に示されている。送信用共振回路31aおよび受信用共振回路31bは、中継器3bの接触ポイントTPの内壁近くに設けられている。この接触ポイントTPの印は、送信用共振回路31aと質問器1bの送信アンテナ21aとが電磁的に結合して十分な強度の信号が誘導される範囲、および受信用共振回路31bと質問器1bの受信アンテナ21bとが電磁的に結合して十分な強度の信号が誘導される範囲を示す。
中継器3bの動作について説明する。管理対象の物品91は中継アンテナからやや離れた場所に置かれている。
作業者は、指Fに装着した質問器1bの外部アンテナ部11aを中継器3bの接触ポイントTPに押し付ける。スイッチ22が押下されることで、質問器1bは、送信アンテナ21aから無線信号を出力する。送信アンテナ21aと送信用共振回路31aとが電磁的に結合し、送信用共振回路31aに無線信号と同様の信号が誘導される。この信号をバッファ41が緩衝増幅し、更にパワーアンプ42が電力増幅して、ローパスフィルタ32aに出力する。ローパスフィルタ32aを通過した信号は、中継アンテナ33から無線信号として出力される。
中継器3bは、質問器1bの出力した無線信号を受信・増幅して、一層大きな強度の無線信号を出力する。このため、質問器1bの出力する無線信号よりも到達範囲が広くなる。したがって、中継アンテナ33からやや離れた場所に物品91が置いてあったとしても、応答器90は、中継器3bから出力された無線信号を確実に受信することができる。応答器90は、受信したことに応じて応答の無線信号を出力する。この無線信号を中継アンテナ33が受信して、中継されることで、質問器1bが受信する。これにより、質問器1bと応答器90との間で、確実に無線通信が行われる。
中継器3bは、中継器3aにバッファ41およびパワーアンプ42を追加しただけの簡単な構成であるため、携帯型および固定設置型の質問器両方の設備を導入するコストよりも大幅に安価に導入することができる。
図13は、本発明を適用する別な態様の無線式データキャリアシステムの質問器の一実施例を示すブロック図であり、図14は、本発明を適用する別な態様の無線式データキャリアシステムの中継器の一実施例を示すブロック図である。
質問器1cのブロック図が図13に示されている。質問器1cは、質問器1bの外部アンテナ部11aを2つの部分に構造的に分けたことのみが質問器1bと異なっている。質問器1cのアンテナ部分は、送信アンテナ21aおよびスイッチ22を備える外部アンテナ部11bと、受信アンテナ21bを備える外部アンテナ部15とによって構成されている。電気的な接続や動作については、質問器1bと同様である。外部アンテナ部11bは、図2に示す外部アンテナ部11と同様の外形に形成され、アンテナ21に換えて、送信アンテナ21aが備えられている。
中継器3cのブロック図が図14に示されている。なお、図14には、中継器3cの構成のほかに、前記した質問器1cの外部アンテナ部11b,15の構成も示されている。
中継器3cは、中継器3bの送信用共振回路31aおよび中継アンテナ33を複数備えて、質問器1cと組み合わせて用いることで固定設置型の質問器として使用でき、多くの物品91,91・・・の管理を効率的に実施できるものである。中継器3cは、送信用共振回路31a−1,31a−2・・・31a―n、受信用共振回路31b、ローパスフィルタ32a,32b、中継アンテナ33−1,33−2・・・33−n、バッファ41、パワーアンプ42、押しボタンスイッチ43−1,43−2・・・43−n、リレー44−1,44−2・・・44−n、およびリレー45−1,45−2・・・45−nを備えている。送信用共振回路31a−1,31a−2・・・31a―nは、各々が送信用共振回路31aと同様の回路である。
中継器3cの外観図が図15に示されている。この図15では、一例として、nが8の場合について図示されている。
押しボタンスイッチ43−1,43−2・・・43−nは、本発明のn個の質問器検知器に相当し、一端が閉じられた円筒状の押しボタン部分(押下部)を備えている。押しボタンスイッチ43−1の押しボタン部分は、その径が、質問器1cの外部アンテナ部11bの径よりも大きいサイズで形成されているとともに、送信用共振回路31a−1の径よりも大きいサイズで形成されている。送信用共振回路31a−1は、中継器3cの前面の内壁近傍に設けられ、これを取り囲むように、スイッチ43−1の円筒状の押しボタン部分が設けられている。スイッチ43−1の押しボタン部分を押下した際に、押しボタンを押す部分(図15で数字の1が表示されている部分)が中継器3c内部の送信用共振回路31a−1と近接するように構成されている。スイッチ43−2・・・43−nの押しボタン部分もスイッチ43−1と同様に形成され、各々の押す部分には、2、3・・・n(この場合nは8)と表示されている。また、他の送信用共振回路31a−2・・・31a−nと、各々に対応する(符号の末尾番号が同じ)スイッチ43−2・・・43−nとの構成についてもそれぞれ同様に備えられている。
送信用共振回路31a−1は、リレー44−1を介してバッファ41に接続される。送信用共振回路31a−2は、リレー44−2を介してバッファ41に接続される。同じように、他の送信用共振回路31a−3・・・31a−nも、各々に対応する(符号の末尾番号が同じ)リレー44−3・・・44−nを介してバッファ41に接続されている。バッファ41の出力は、パワーアンプ42に接続され、パワーアンプ42の出力はローパスフィルタ32aを介して、それぞれの一端が共に接続(共通接続)されたリレー45−1,45−2・・・45−nのこの共通接続された一端に接続されている。また、この共通接続された一端には、ローパスフィルタ32bの一端が接続され、ローパスフィルタ32bの他端には、受信用共振回路31bが接続されている。リレー45−1の他端は、中継アンテナ33−1に接続されている。リレー45−2の他端は、対応する中継アンテナ33−2に接続されている。同じように、リレー45−3・・・45−nの他端は、対応する(符号の末尾番号が同じ)中継アンテナ33−3・・・33−nに接続されている。
リレー44−1およびリレー45−1は、各々の制御端子がスイッチ43−1に接続され、通常は各々の接点は開放されていて、スイッチ43−1が押下されているときにのみ、各々の接点が閉じるように回路が構成されている。リレー44−2およびリレー45−2は、各々の制御端子がスイッチ43−2に接続され、通常は各々の接点は開放されていて、スイッチ43−2が押下されているときにのみ、各々の接点が閉じるように回路が構成されている。同じように、リレー44−3・・・44−n、リレー45−3・・・45−nの符号の末尾番号が対応する一対のリレーは、符号の末尾番号の対応する一つのスイッチ43−3・・・43−nに制御端子が接続され、通常は接点が開放されていて、スイッチ43−3・・・43−nのいずれかが押下されているときにのみ、対応する一対のリレーの接点が閉じるように回路が構成されている。なお、リレー44−1,44−2,・・・44−n、リレー45−1,45−2・・・45−nが、本発明の選択切換回路に相当する。
受信用共振回路31bは、図15に示すように、中継器3cの筐体部に形成された挿入部Hの内部に設けられている。挿入部Hは、外部アンテナ15が挿抜可能に形成されている。挿入部Hに挿入されることで、外部アンテナ部15の受信アンテナ21と受信用共振回路31bとが電磁的に結合する。
中継アンテナ33−1,33−2・・・33−nは、同図に示すように、一例としてシート状に形成されて、物品を置く棚S,S・・・の上に敷いて使用する。管理対象の物品91,91・・・は、中継アンテナ33−1,33−2・・・33−nの上に置かれる。
中継器3cの動作について説明する。同図では、中継アンテナ33−1の上に物品91が置かれている状態について図示されているが、各々の中継アンテナ33−2・・・33−nの上にも物品91が置かれているものとして説明する。
物品91,91・・・の管理を行う前に、作業者は、外部アンテナ部11bを指Fに装着するとともに、外部アンテナ部15を中継器3cの挿入部Hに挿入する。
物品91の管理の際に、作業者は、中継器3cのスイッチ43−1の押しボタン部(1と書かれているボタン)を指Fに装着した質問器1cの外部アンテナ部11bで押す。スイッチ43−1の押下により、リレー44−1およびリレー45−1の接点が閉じる。また、外部アンテナ部11bのスイッチ22が押下されて、質問器1cは、質問の無線信号を出力する。外部アンテナ部11bがスイッチ43−1に接触していることから、外部アンテナ部11bの送信アンテナ21aと送信用共振回路31a−1とが電磁的に結合して、送信用共振回路31a−1に無線信号と同様の信号が誘導される。誘導された信号は、リレー44−1の接点が閉じられていることから、バッファ41に入力して緩衝増幅され、パワーアンプ42で更に増幅される。増幅された信号は、ローパスフィルタ32aを通過し、接点が閉じられていることからリレー45−1を通過して、中継アンテナ33−1から無線信号として出力される。
中継アンテナ33−1の上には、応答器90の取付けられた物品91が置かれている。応答器90は、中継アンテナ33−1に近いことと、質問の無線信号の強度が増幅されて強いことから、無線信号を確実に受信して、応答の無線信号を出力する。応答の無線信号は、中継アンテナ33−1によって受信されて、リレー45−1を通過し、ローパスフィルタ32bを通過して受信用共振回路31bに入力する。受信用共振回路31bと外部アンテナ部15の受信アンテナ21bとが電磁的に結合して受信アンテナ21bに応答の無線信号と同様の信号が誘導され、質問器1cは、応答の無線信号を確実に受信する。これにより、質問器1cと応答器90との間で、確実に無線通信が行われて、物品の管理が行われる。
作業者が、スイッチ43−1の押しボタン部から指Fを離すことにより、リレー44−1,45−1の接点が開放される。
次に、作業者は、中継器3cのスイッチ43−2の押しボタン部(2と書かれているボタン)を指Fに装着した外部アンテナ部11bで押す。スイッチ43−2の押下によって、送信用共振回路31a−2と中継アンテナ部33−2との経路が接続されるとともに、中継アンテナ33−2と受信用共振回路31bとの経路が接続される。これにより、質問器1cは、中継アンテナ33−2の上に置かれた物品91の応答器90と無線通信を行い、物品の管理が行われる。
同じように作業者は、スイッチ43−3・・・43−nの押しボタン部(3・・・n)と書かれているボタン)を順次押すことで、中継アンテナ33−3・・・33−nの上に置かれた各物品91の管理が行われる。
このように、質問器1cと中継器3cとを用いることで、n個の場所に置かれる物品91,91・・・の管理を一箇所で行うことができる。このため、多くの物品の管理を効率的に行うことができる。また、このような固定設置型の質問器は高価であるが、この中継器3cは簡単な構成のため、安価に導入することができる。
なお、質問器1,1a,1b,1cでは、応答器90または中継器3,3a,3b,3cとの接触をスイッチ22で検知する例について説明したが、このスイッチ22に換えて、例えば、応答器または中継器に磁石を設け、質問器1,1a,1b,1cのアンテナ近傍に磁気センサーを設け、磁気センサーが磁石の磁気を検出したときに応答器90または中継器3,3a,3b,3cとの接触を検知する構成にしてもよい。
また、中継器3,3a,3b,3cの説明において、質問器1,1b,1cの外部アンテナ部11,11a,11bが接触した場合について説明したが、質問器1aのように本体内部にアンテナ21(または送信アンテナ21aおよび受信アンテナ21b)を備える質問器と組み合わせて用いてもよい。
また、高い位置まで届く中継アンテナ33を中継器3に備えた例について説明したが、例えば、作業者の位置よりも低い場所や狭くて手の届かない場所などに物品91(応答器90)が置かれるような場合には、物品91の置かれる位置に適した形状の中継アンテナ33を装備することもできる。
また、中継器3cでは、質問器1cの外部アンテナ部11bの接触をスイッチ43−1,43−2・・・43−nで検知する例について説明したが、例えば、質問器1cの外部アンテナ部11cに磁石を設け、送信用共振回路31a−1,31a−2・・・31a―n近傍に磁気センサーを設け、磁気センサーが磁石の磁気を検出したしたときに外部アンテナ部11cの近接または接触を検知する構成にしてもよい。
1,1a,1b,1cは質問器、3,3a,3b,3cは中継器、10,10aは本体、11,11a,11b,15は外部アンテナ部、12,12aはケーブル、13,13aは無線部、14は制御部、21は送受信用アンテナ、21aは送信アンテナ、21bは受信アンテナ、22,43−1,43−2・・・43−nは押しボタンスイッチ、23は固定用ベルト、31は送受信用共振回路、31a,31a−1,31a−2・・・31a―nは送信用共振回路、31bは受信用共振回路、32,32a,32bはローパスフィルタ、33,33−1,33−2・・・33−nは中継アンテナ、41はバッファ、42はパワーアンプ、44−1,44−2・・・44−n,45−1,45−2・・・45−nはリレー、90は応答器、91は物品、Fは人差し指、Hは挿入部、TPは接触ポイントである。
Claims (5)
- 質問器と応答器とが直接、または中継器を介して無線通信で結合される無線式データキャリアシステムの質問器において、質問器のアンテナ近傍に、応答器または中継器との接触を検知する通信開始検知器を備えていることを特徴とする無線式データキャリアシステムの質問器。
- 該質問器は、該通信開始検知器によって応答器または中継器との接触を検知したときに無線信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の無線式データキャリアシステムの質問器。
- 質問器から出力される無線信号に共振して誘導された信号を中継アンテナを介して無線信号として出力する送信用共振回路と、中継アンテナを介して入力される応答器から出力される無線信号に共振して誘導された信号を出力する受信用共振回路とを備えていることを特徴とする無線式データキャリアシステムの中継器。
- 該送信用共振回路と該中継アンテナとの間に増幅回路を備えたことを特徴とする請求項3に記載の無線式データキャリアシステムの中継器。
- n本の該中継アンテナと、n個の該送信用共振回路と、各々の送信用共振回路の近傍に設けられたn個の質問器検知器と、該受信用共振回路と、いずれかの送信用共振回路に誘導された信号を増幅する増幅回路と、第m番目(mは1以上n以下の自然数)の質問器検知器が質問器の近接または接触を検知したときに第m番目の送信用共振回路と増幅回路の入力部との経路、増幅回路の出力部と第m番目の中継アンテナとの経路、および第m番目の中継アンテナと受信用共振器との経路を選択接続する選択切換回路とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の無線式データキャリアシステムの中継器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009070163A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | Rfidシステム |
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- 2007-05-29 JP JP2007141639A patent/JP2008299377A/ja active Pending
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