JP2008299275A - 照明装置 - Google Patents

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忠彦 中垣
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Abstract

【課題】 半田付け作業やケーブルの切断並びに被膜剥きを不要にして作業の簡素化を図り、且つ、ユニットの追加を容易に行えるようにする。
【解決手段】 心線(25a)が絶縁物で被膜されたケーブル(25)を介して供給される電源電圧で発光する発光ダイオード(27)を備えた照明装置(20)であって、前記ケーブルの被膜に、該ケーブルの芯線1本あたり少なくとも1本の接触針(29)を差し込み、各々の接触針の先端を前記ケーブルの心線に接触させると共に、前記ケーブル経由で与えられる電源電圧を前記接触針を介して前記発光ダイオードに供給するように構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、照明装置に関し、詳細には、看板や標識等に用いられる照明装置に関する。
従来より、看板や標識等(以下、看板で代表する。)の薄暮や夜間における告知効果を高めるために、白熱ランプやネオン管などの光源を用いた照明装置が多用されてきたが、今日においては、それらの光源に代わり、高寿命で、しかも消費電力が少ない発光ダイオード方式の照明装置が用いられるようになってきた。
図14は、従来の発光ダイオード方式の照明装置を示す構成図である。なお、図示のものは、たとえば、下記の特許文献1に記載されているものである。この従来技術では、一方面側に発光ダイオード1〜4を実装すると共に他方面側に電源トランス5等の電子部品を実装した基板6と、この基板6を収容保持する箱状のケース7とにより、発光ダイオードアセンブリ(以下、ユニット8という。)を構成する。そして、このユニット8を必要な数だけ被照明物(看板等)のエッジに沿って並べ(エッジ照明の場合)、または、看板等の箱文字に沿って並べ(箱文字照明の場合)、且つ、それら全てのユニット8の間をケーブル9で接続することにより、多数のユニット8を数珠繋ぎに連結接続できるようになっている。
ケーブル9は、基板6の対向2辺側から2方向で接続することが可能である。すなわち、基板6の一辺側(図面に向かって左辺)と対向他辺側(図面に向かって右辺)とに、それぞれキャップ10、12が描かれており、それらのキャップ10、12のガイド管11、13にケーブル9の端部を通し、芯線を剥き出しにして、その芯線を基板6の電極(不図示)に「半田付けまたはピン構造で結合」(同文献の段落〔0015〕参照)するようになっている。
なお、この図では、基板6の左辺に配置されたキャップ10のガイド管11にケーブル9が挿入されており、基板6の右辺に配置されたキャップ12のガイド管13にケーブル9は挿入されていないが、これは図示の都合である。実際には、右辺のキャップ12のガイド管13にもケーブル9が挿入されている。ただし、図示のユニット8が数珠繋ぎの最終段である場合は、右辺のキャップ12のガイド管13にケーブル9は挿入されず、未使用となって図示のとおりとなる。
特開2004−310090号公報
ところで、従来技術の照明装置にあっては、各ユニット8ごとの基板6とケーブル9との接続を「半田付け」で行うとしている。なお、既述のとおり、同文献では「ピン構造で結合」との記載も認められるが、このピン結合についての具体的な説明がなく、詳細を把握できないので、ここでの論議から除外する。
半田付けによる結合の場合は、当然ながら、いちいちユニット8ごとに半田付けを行う必要がある。加えて、各々のユニット8の間隔に合わせてケーブル9を切断し、両端の被膜を除去して芯線を剥き出しにする必要もある。したがって、従来技術におけるユニット間の結合方式(半田付けによるもの)にあっては、被照明物ごとに行わなければならない照明装置の組み立て作業の際に、多大な工数と労力を強いられるという問題点がある。
また、従来技術におけるユニット間の結合方式にあっては、各々のユニット8の間隔に合わせてケーブル9を切断するため、たとえば、照明装置の組み立て後に、急遽、ユニット8の追加を行う必要が出てきたときは、場合によっては当該追加場所のケーブル9に余裕(余長)がなくなることがあり、この場合は、改めて所要長のケーブル9を用意しなければならないという問題点もある。
そこで、本発明の目的は、半田付け作業やケーブルの切断並びに被膜剥きを不要にして作業の簡素化を図り、且つ、ユニットの追加や削除を容易に行うことができる照明装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、心線が絶縁物で被膜されたケーブルを介して供給される電源電圧で発光する発光ダイオードを備えた照明装置であって、前記ケーブルの被膜に、該ケーブルの芯線1本あたり少なくとも1本の接触針を差し込み、各々の接触針の先端を前記ケーブルの心線に接触させると共に、前記ケーブル経由で与えられる電源電圧を前記接触針を介して前記発光ダイオードに供給するように構成したことを特徴とする照明装置である。
請求項2記載の発明は、前記ケーブル経由で与えられる電源電圧が商用電源電圧であって、前記接触針と前記発光ダイオードとの間に、前記商用電源電圧を前記発光ダイオードの点灯に必要な直流電圧に変換する電源変換手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の照明装置である。
請求項3記載の発明は、前記ケーブルの被膜に差し込まれる接触針が予めテープ状又は薄板状の保持体によって保持されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置である。
請求項4記載の発明は、前記ケーブルの抜けを防止するための抜け防止手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の照明装置である。
請求項5記載の発明は、前記ケーブルは、各々独立した少なくとも2本のケーブルであって、該2本のケーブルの沿面距離を保持するための沿面距離保持手段を前記2本のケーブルの間に備えたことを特徴とする請求項1記載の照明装置である。
本発明では、ケーブルの被膜に差し込まれた接触針を介して発光ダイオードへの電源供給が行われるため、半田付けはもちろん、照明箇所ごとにケーブルの切断や被膜剥きなどの作業を行う必要がない。したがって、半田付け作業やケーブルの切断並びに被膜剥きを不要にして作業の簡素化を図り、且つ、ユニットの追加や削除を容易に行うことができる照明装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態における照明装置20の外観図である。なお、この照明装置20は、冒頭で説明した従来技術における「ユニット8」に相当するものであり、たとえば、エッジ照明に用いられる場合には、看板等の被照明物のエッジに沿って所要数並べられるもののうちの一つを示すものである。または、箱文字照明に用いられる場合には、適当にデザインされた文字形状に沿って所要数並べられるもののうちの一つを示すものである。以下、前記の従来技術と合わせるために、図示の照明装置20を「ユニット20」と呼称することにする。
ユニット20は、被照明物に固定される基部21の上に、中間ケース22と上部ケース23及び透明パネル24(又は拡散パネル若しくはレンズパネル)を順次に積層して組み立てられている。
基部21と中間ケース22の間には、心線25aが絶縁物25bで被膜されたケーブル25が挿入されており、詳細は後述するが、このケーブル25を介して、上部ケース23に収められた基板26の発光ダイオード27への電源供給を行っている。
なお、図示の形では、ケーブル25に平行2線式のもの、つまり、所定断面形状(一般的にメガネ形状又は略楕円形状)を有する、たとえば、Fケーブルなどと称される種類のものを用いているが、これは、使用可能なケーブル25の一例を示しているに過ぎず、この例をもって、発明の外縁(ケーブル25の具体的構成)を把握してはならない。要は「心線が絶縁物で被膜されたケーブル」であればよく、たとえば、複数本の独立した被膜ケーブルであってもよく、あるいは、2芯以上のケーブルであってもよい。
ちなみに、図において、一例としてFケーブルを用いたケーブル25は、中間ケース22と上部ケース23との間に形成される空間21a(図中の黒塗り部分)の断面形状と相似の断面形状を有している。
図2は、ユニット20の組み立て図である。このユニット20は、まず、工場等において、所要数(ここでは3個)の発光ダイオード27を実装した基板26を上部ケース23の内部空間23aに装着し、その上から透明パネル24を被せたものを発光部28として製作する。そして、この発光部28と、2本の接触針29と、中間ケース22と、2枚のケーブル押さえ板30と、1枚のケーブルベース板31と、基部21とを一組にし、所要の組数を看板等の製造現場に提供する。
ここで、“接触針29”とは、電気的な良導体材料(電気抵抗が低い材料)で形成された部品のことであって、しかも、先端部をケーブル25の被膜25bに差し込むことができる適切な形状をなした部品のことをいう。なお、ここでは接触針29の形を釘状としているが、これは一例である。
看板等の製造現場では、エッジ照明であれば、被照明物のエッジに沿ってケーブル25を這わせ、又は、箱文字照明であれば、文字形状に沿ってケーブル25を這わせ、そのケーブル25の所望位置に基部21を位置合わせして取り付け、その基部21とケーブル25との間にケーブルベース板31を差し入れて装着する。
次いで、ケーブルの上に2枚のケーブル押さえ板30をあてがい、その上に中間ケース22を置いて、中間ケース22と基部21とを一体化する。
次いで、中間ケース22に形成されている2個の小穴22aに2本の接触針29を差し込み、各々の接触針29の頭を、たとえば、木槌等で叩いて最後まで押し込んだ後、中間ケース22の上に発光部28を装着して、一つの組のユニット20を完成する。以降、残りの組のユニット20についても、同様の手順を繰り返して完成する。
図3は、看板等の製造現場で組み立てが完了した状態のユニット20を示す図である。なお、この図において、(a)は側面図、(b)はA−A断面図、(c)はケーブル25と接触針29との接触状態図である。これらの図において、上部ケース23の下面には2個の電極23aが設けられており、これらの電極23aと上部ケース23に収められた基板26との間は、2本の内部配線23bによって電気的に接続されている。
上部ケース23の下面の電極23aは、中間ケース22に差し込まれた接触針29の頭に接触するようになっており、且つ、中間ケース22に差し込まれた接触針29の先端は、中間ケース22と基部21との間に挟み込まれたケーブル25の芯線25aに接触するようになっている。ここで、“接触”とは、単に接している状態のことをいうが、これだけでなく、場合によっては(接触針29の長さや差し込みの強さ等によっては)心線25aに突き刺さった状態又は突き抜けた状態を意味することもある。
図4は、本実施形態のユニット20を用いて構成された看板等照明システムの等価回路図である。この図において、電源プラグ30から引き込まれた商用電源(AC100V)は、ACアダプタ31で所要の直流電圧(発光ダイオード27の点灯に必要な直流電圧)に変換され、その直流電圧がケーブル25の2本の芯線25aを介して伝送される。
ケーブル25の要所要所にはユニット20が取り付けられており、各々のユニット20の2本の接触針29がケーブル25の2本の芯線25aに接触している。そして、各々のユニット20において、2本の接触針29から電極23a及び内部配線23bを介して基板26の発光ダイオード27へと直流電圧が伝えられている。
このように、ACアダプタ31からケーブル25の芯線25a、接触針29、電極23a、内部配線23b及び基板26を介して、各々のユニット20の発光ダイオード27へと電源電圧(直流電圧)が伝えられるので、発光ダイオード27を支障なく点灯させることができる。
加えて、本実施形態においては、ケーブル25の芯線25aと接触針29との接触によって、ケーブル25から各々のユニット20への電源供給を行っているため、従来技術のような「半田付け」の作業が不要であり、しかも、各々のユニット20の取り付け位置ごとにケーブル25を切断したり、被膜を剥いたりする必要もないので、大幅な作業の簡素化を図ることができる。
また、後からのユニット20の追加や除去を行う際に、ケーブル25を切断したり(追加の場合)、ケーブル25取り除いたり(除去の場合)する必要がないため、看板等の製造現場における試行錯誤的な光量配分を簡単に行うことができる。
加えて、本実施形態では、次に説明するように、ユニット20をレイアウトする際に、ユニット20の間を結ぶケーブル25に不本意な“たるみ”を生じないというメリットが得られる。
図5は、ユニット20のレイアウト概念図であり、(a)は従来技術(半田付けによるもの)に相当するもの、(b)は本実施形態に相当するものである。従来技術の不都合を説明する。(a)において、従来技術では、まず、n個(nは看板等に必要なユニットの数、ここでは便宜的にn=3とする。)のユニット8の間を、適当な長さに切断したケーブル9_1、9_2、9_3、9_4を用いて半田付けにより接続し、次いで、そのように接続したn個のユニット8を看板32の上に適当にレイアウトした後、それぞれのユニット8を看板32に固定するという手順を踏む。しかし、この手順では、ケーブル9_1、9_2、9_3、9_4の切断長を、それぞれのユニット8の実際のレイアウト間隔や半田付けのための余裕長などを考慮して若干長めに設定しなければならず、レイアウト完了後にユニット8の間のケーブル(図示の例ではケーブル9_2と9_3)に“たるみ”(逆U字状になっている部分)が生じてしまう。その結果、見栄えが悪くなるばかりか、この“たるみ”の大きさによっては、ステップル等でたるみ部分を看板32に固定するといった手当てが必要となり、それだけ手間がかかってしまうという不都合がある。
これに対して、(b)に示す本実施形態では、まず、看板32のレイアウト予定位置イ〜ハに沿ってケーブル25を這わせ、次いで、それらのレイアウト予定位置イ〜ハに各ユニット20を配置すると共に、それらのユニット20とケーブル25の間を前記の接触針29を用いて接続した後、ユニット20を看板32に固定するだけでよいので、従来技術のような“たるみ”を生じず、見栄えよくケーブル25を配線できることに加え、さらに、ステップル等によるケーブル25の固定も必要ないという特有のメリットが得られる。
なお、以上の説明においては、商用電源をACアダプタ31で直流電圧に変換して、その直流電圧をケーブル25を介して各々のユニット20に伝送しているが、この態様に限定されない。商用電源(AC100V)それ自体をケーブル25を介して各々のユニット20に伝送してもよい。ただし、この場合は、各々のユニット20の基板26に直交変換回路を実装し、その直交変換回路で変換した直流電圧を発光ダイオード27に供給する必要がある。なお、商用電源はAC100V(三相交流の2線間電圧を利用するもの。)だけでなく、三相交流そのものを利用するもの(RSTの3線電圧供給式。)もあるが、この場合は、ケーブル25の芯線数を“3”と読み替えればよい。
また、以下のように改良しても良い。
図6は、実施形態の改良図であり、2本の接触針29をテープ状又は薄板状の保持体29aで保持するように改良したものである。2本の接触針29を保持体29aに保持したままの状態で、中間ケース22に形成されている二つの小穴22aに差し込み、接触針29の頭を木槌等で叩いて最後まで押し込んだ後、中間ケース22の上に発光部28を装着して、一つの組のユニット20を完成する。このように改良すると、接触針29の紛失を防止できるので好ましい。
また、以上の説明では、ケーブル25の芯線25aの各々あたり1本の接触針29を用いているが、これに限らず、芯線25aの各々あたり2本又はそれ以上用いるようにしてもよい。このように接触針29の本数を増やすと、仮に一部の接触針29に接触不良(芯線25aとの電気的接続不良)が生じたとしても、他の接触針29で接続をカバーして信頼性を確保できるから好ましい。
さらに、次のように改良してもよい。
図7(a)は、実施形態の他の改良図である。この図において、実施形態との相違は、ユニット20の基部21に窪み21aを形成した点にある。この窪み21aは、接触針29の各々ごとに設けられており、且つ、各接触針29の先端の延長方向に位置するように形成されている。
図7(b)は、比較のために示す改良前の作用説明図、図7(c)は改良後の作用説明図である。(b)において、改良前(窪み21aを形成しないもの。)にあっては、接触針29の差し込み力Faに相当する大きさの反力Fbが基部21に生じるため、この反力Fbを上回る強い力(Fa)で接触針29を差し込む必要がある。これに対して、(c)に示すように、改良後(窪み21aを形成したもの。)にあっては、接触針29の差し込み力Faは窪み21aで逃がされるため、改良前のような不本意な反力Fbが生じることがない。したがって、比較的弱めの差し込み力Faで接触針29を挿入できるという特有のメリットが得られる。
さらに、次のように改良してもよい。
図8は、実施形態のさらに他の改良図である。この図において、実施形態との相違は、接触針29の先端形状(ニ部の形状)を“鋭角状”ではなく、若干“なまらせた”点にある。(b)及び(c)は、その“なまらせた”形状の一例である。(b)は接触針29の先端を、接触針29の軸心に直交する平面ホに沿って切り落としたもの、(c)は同先端を曲面状に成形したものである。このようにすると、接触針29をケーブル25に差し込んだ際に、接触針29の先端に折れ曲がり等を生じず、当該差し込み作業に不都合を来さないという特有のメリットが得られる。
また、実施形態では、接触針29の形を“釘状”としているが、これは一例に過ぎない。たとえば、次のような形状にしてもよい。
図9は、接触針29の他の形状を示す図である。この図において、接触針29は、円柱状の頭部33と、この頭部33よりも直径が大きい円柱状のボディ部34と、先端がとがった(又は図8のように先端が成形された)針部35とを同軸上に並べて一体的に成形されている。
ボディ部34の外周面には、滑り止め加工(たとえば、あやめ加工等)が施されており、このボディ部34をユニット20の中間ケース22(の小穴22a)に挿入した際に、中間ケース22の小穴22aの内周面とボディ部34の外周面とがしっかりと係合し、接触針29が不本意に脱落しないようになっている。また、接触針29の頭部33は、たとえば、図1の基板26を横置きすることによって、その基板26に形成された穴26aに挿入できるようになっており、基板26の表面に形成されたプリント配線26bと、接触針29の頭部33との間を、たとえば、半田26cによって電気的に接続できるようになっている。
したがって、この改良された接触針29によれば、中間ケース22からの脱落を防止でき、且つ、基板26との電気的接合も容易であるという特有のメリットが得られる。
さらに、次のように改良してもよい。
図10は、改良されたユニット40の要部破断外観図である。なお、このユニット40は、先の実施形態のユニット20に相当するものである。この図において、ユニット40は、被照明物に固定される基部41の上にケース42を嵌合固定し、そのケース42の内部に、不図示の発光ダイオードを搭載した基板43を実装すると共に、そのケース42の上面に透明パネル44(又は拡散パネル若しくはレンズパネル)を取り付けて組み立てられたものである。
基部41とケース42の間には独立した2本のケーブル45、46が挿入されており、これらの心線45a、46aは絶縁物45b、46bで被膜されている。ここで、図示のユニット40は、手前のケーブル46に沿って破断された状態で描かれており、図中のハッチングでその破断面を示している。
基板43と2本のケーブル45、46の間は、それぞれ2本ずつの接触針47、48(図面では手前のケーブル46についてのみ示しているが、奥のケーブル45についても同様の接触針が存在する点に留意されたい。)によって電気的に接続されている。なお、この接触針47、48の外観形状等の詳細については、たとえば、図9(a)を参照されたい。
基部41には、ケーブル45、46を保持するための略U字状溝49、50が形成されており、さらに、その略U字状溝49、50の底には、それぞれ2箇所ずつの窪み51、52(図面では手前の略U字状溝50についてのみ示しているが、奥の略U字状溝49についても同様の窪みが存在する点に留意されたい。)が形成されており、それらの窪み51、52は、2本のケーブル45、46に差し込まれた接触針47、48の先端の延長方向に位置するように形成されている。このようにすると、先の図7(b)の説明と同様に、接触針47、48の差し込み力が窪み51、52で逃がされるため、差し込みに伴う不本意な反力が生じることがなく、比較的弱めの差し込み力で接触針47、48を挿入できるという効果が得られる。
ケース42の下面には、ケーブル45、46の抜け止め部53、54(図面では手前のケーブル45についてのみ示しているが、奥のケーブル46についても同様の抜け止め部が存在する点に留意されたい。)が形成されている。この抜け止め部53、54は、図示の例では逆三角形状の小さな突起とされているが、他の形状であってもよい。すなわち、基部41とケース42の間に挿入されたケーブル45、46の被膜45b、46bに食い込むことによって、ケーブル45、46に加えられる引っ張り等の外力に対抗できる形状になっていればよい。このようにすると、ケーブル45、46に働く外力に起因する接触針47、48の先端曲がりや折損等を防止することができる。
図11は、基部41とケース42とを分離した状態のユニット40を示す斜視図、図12は、基部41とケース42とを結合した状態のユニット40を示す断面図である。これらの図に示すように、ケース42の下面には、4つの係合爪55〜58と、これらの係合爪55〜58の間に立設する二つの仕切り板59、60とが形成されており、基部41には、ケース42の係合爪55〜58が係合する係合穴61〜64と、ケース42の仕切り板59、60が差し込まれる溝65、66とが形成されている。
このような構造を有するユニット40は、基部41の略U字状溝49、50にそれぞれケーブル45、46をはめ込み、その上からケース42を被せて、ケース42の4つの係合爪55〜58を、基部41の係合穴61〜64に係合することにより、基部41とケース42とをしっかりと結合することができる。
そして、この結合により、接触針47、48の先端がケーブル45、46の芯線45a、46aに接触するので、ケーブル45、46を介して供給された電源電圧を接触針47、48から基板43へと伝えることができ、従来技術のような「半田付け」の作業を不要にでき、しかも、各々のユニット40の取り付け位置ごとにケーブル45、46を切断したり、被膜を剥いたりする必要もないので、大幅な作業の簡素化を図ることができる。
また、ケース42の下面に抜け止め部53、54を形成したので、ケーブル45、46の不本意な抜けを防止して、接触針47、48の変形や破損等のトラブルを回避することができる。
また、ケース42の下面に2枚の仕切り板59、60を形成し、この仕切り板59、60をケーブル45、46の間に位置させるようにしたので、以下の効果が得られる。すなわち、接触針47、48をケーブル45、46に突き刺した後、仮に、ケーブル45、46の被膜45b、46bが大きく破れて内部導体(心線45a、46b)が露出したとしても、ケーブル45、46の間に仕切り板59、60が存在するため、ケーブル45、46の間に充分な沿面距離を保つことが可能となる。その結果、不慮の水や油分の侵入があっても、充分な沿面距離により、絶縁抵抗の低下を回避し、漏電を防止できる。さらに、仕切り板59、60がケーブル45、46の横方向への変形を防ぐ働きもするため、従来の(平行2線式・仕切り無し)方法では発生し易い配線内部導体の変形による接触不良を軽減することもできる。
加えて、図12に示すように、接触針47、48の先端位置をL1とし、2枚の仕切り板59、60の先端位置をL2とし、4つの係合爪55〜58の先端位置をL3としたとき、仕切り板59、60の先端位置L2や係合爪55〜58の先端位置L3よりも、接触針47、48の先端位置L1の方が上方(図12の上方向)になるように設定したので、ユニット40の組み立て前にケース42を単体で持ち運ぶ、あるいは、取り扱う場合などにおいて、仕切り板59、60や係合爪55〜58が接触針47、48の先端を両側からガードする役割をなし、これにより、引っかけ等による接触針47、48の先端変形や折損等のトラブル発生を確実に防止することができる。
なお、以上の説明では、係合爪55〜58をケース42に形成しているが、これに限定されず、たとえば、以下のようにしてもよい。
図13は、変形例のユニット400を示す図である。この図において、ユニット400は、先の実施形態のユニット20やユニット40に相当するものである。この図において、ユニット400は、被照明物に固定される基部410の上にケーブル45、46を入れ、その上からケース420を嵌合固定し、そのケース420の内部に発光ダイオード431〜436を搭載した基板430を実装すると共に、ケース420の上面に透明パネル440(又は拡散パネル若しくはレンズパネル)を取り付けて組み立てられたものである。
基板430には、ケーブル45、46の各々あたり複数本(図では2本)の接触針510の上端が当接しており、この接触針510はケース420の底面を突き抜け、さらに、接触針510の先端がケーブル45、46の被膜を貫き、ケーブル45、46の心線に接触するようになっている。
ここで、この図の構成においては、基部410に四つの係合爪550〜580が上向きに形成されており、これらの係合爪550〜580が、ケース420に形成された係合部610〜630に嵌合固定するようになっている。
このように、係合爪550〜580をケース420に形成した理由は、以下のとおりである。かかる構成を有するユニット400は、内部に基板430や接触針510を入れたケース420と透明パネル440とを組み立て、さらに、その組み立て体と基部410とを対にして客先に届けられる。客先では、被照明物の所定位置に基部410を固定し、ケーブル45、46を取り付け、その上から上記の組み立て体を嵌合固定する。
さて、係合爪550〜580は、図示のとおり、略U字状に形成された弾性爪であるので、機械的な強度が他の部分に比べて弱く、乱暴な取り扱いなどにより破損のおそれを否めないが、もしも係合爪550〜580が破損した場合には、係合爪550〜580と一体の部品を交換する必要がある。係合爪550〜580と一体の部品とは、図13においては基部410であるが、前記の図10〜図12においてはケース42と基板43と透明パネル44の組み立て体である。この組み立て体と図13の基部410とを価格面で比較したとき、明らかに、図13の基部410方が安価である。したがって、図13に示すように、係合爪550〜580を安価な基部410に形成しておくことにより、万が一、係合爪550〜580が破損した場合であっても、部品交換を経済的に行うことができるという利点が得られる。
実施形態における照明装置20(ユニット20)の外観図である。 ユニット20の組み立て図である。 看板等の製造現場で組み立てが完了した状態のユニット20を示す図である。 本実施形態のユニット20を用いて構成された看板等照明システムの等価回路図である。 ユニット20のレイアウト概念図である。 実施形態の改良図である。 実施形態の他の改良図、比較のために示す改良前の作用説明図、及び、改良後の作用説明図である。 実施形態のさらに他の改良図である。 接触針29の他の形状を示す図である。 改良されたユニット40の要部破断外観図である。 基部41とケース42とを分離した状態のユニット40を示す斜視図である。 基部41とケース42とを結合した状態のユニット40を示す断面図である。 変形例のユニット400を示す図である。 従来の発光ダイオード方式の照明装置を示す構成図である。
符号の説明
20 ユニット(照明装置)
25 ケーブル
25a 芯線
25b 被膜
26 基板(電源変換手段)
27 発光ダイオード
29 接触針
29a 保持体
40 ユニット(照明装置)
43 基板(電源変換手段)
45 ケーブル
45a 芯線
45b 被膜
46 ケーブル
46a 芯線
46b 被膜
47 接触針
48 接触針
53 抜け止め部(抜け防止手段)
54 抜け止め部(抜け防止手段)
59 仕切り板(沿面距離保持手段)
60 仕切り板(沿面距離保持手段)
400 ユニット(照明装置)
430 基板(電源変換手段)
431 発光ダイオード
432 発光ダイオード
433 発光ダイオード
434 発光ダイオード
435 発光ダイオード
436 発光ダイオード
510 接触針

Claims (5)

  1. 心線が絶縁物で被膜されたケーブルを介して供給される電源電圧で発光する発光ダイオードを備えた照明装置であって、
    前記ケーブルの被膜に、該ケーブルの芯線1本あたり少なくとも1本の接触針を差し込み、各々の接触針の先端を前記ケーブルの心線に接触させると共に、前記ケーブル経由で与えられる電源電圧を前記接触針を介して前記発光ダイオードに供給するように構成したことを特徴とする照明装置。
  2. 前記ケーブル経由で与えられる電源電圧が商用電源電圧であって、前記接触針と前記発光ダイオードとの間に、前記商用電源電圧を前記発光ダイオードの点灯に必要な直流電圧に変換する電源変換手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記ケーブルの被膜に差し込まれる接触針が予めテープ状又は薄板状の保持体によって保持されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 前記ケーブルの抜けを防止するための抜け防止手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  5. 前記ケーブルは、各々独立した少なくとも2本のケーブルであって、該2本のケーブルの沿面距離を保持するための沿面距離保持手段を前記2本のケーブルの間に備えたことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
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