JP2008298407A - 多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置 - Google Patents

多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
外部に排出されて捨てられていた冷凍装置の凝縮熱を回収し、多元冷媒回路により構成したヒートポンプ回路により所要の蒸気や温水を生成して前記凝縮熱を有効利用し、しかも冷凍装置の運転の安定化、冷凍装置の設備コストの低減をも期すことができ、もって省エネルギー化に貢献することのできる多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を提供する。
【解決手段】
外部冷凍装置2からの高温ガス冷媒の凝縮熱を導入する第一カスケードコンデンサ9を備える低元側冷媒回路3と、この低元側冷媒回路3と第二カスケードコンデンサ5にて接続された高元側冷媒回路4とを備え、前記高元側冷媒回路における熱交換器において高元側冷媒回路を循環する冷媒の熱によって外部から供給される水を加熱することにより、蒸気、温水のいずれか一方、または両方を同時に生成する構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、既存の冷凍装置における冷媒の凝縮熱をヒートポンプ方式によって蒸気や温水の熱源として有効利用することのできる多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置に関する。
ヒートポンプ方式によって温水や蒸気を発生する装置は、従来から各種のものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
ところで、冷凍食品工場などの食品工場では、凍結装置などの冷凍装置からかなりの凝縮熱が排出され、このような熱は施設屋外の冷却塔から大気に放出されるのが一般的であるが、同じ食品工場において、上述した冷凍装置とは別に、加熱処理、殺菌処理、洗浄作業などに多量に使用される温水や蒸気の発生装置が別途設けられる。
すなわち、上述のような従来の施設では冷凍装置における冷媒の凝縮熱を有効利用することなく無駄に排出しているにも関わらず、蒸気や温水を生成するための熱を別途電気エネルギーや化石燃料等の別のエネルギーから生成しており、省エネルギー化が望まれている。
前述のような従来のヒートポンプ方式を利用すれば、凝縮熱を回収して蒸気や温水の熱源として利用できるということはこれまでも検討されてきたが、冷凍装置における運転状態はその負荷に応じて変動し、したがって冷凍装置から回収される凝縮熱の変動や温度範囲と、生成すべき蒸気、温水の温度範囲との関係が大きく変動し、従来のヒートポンプ方式による冷媒回路をそのまま凝縮熱の回収手段として採用することは容易ではない。
特開平7−294058号公報(第1〜3頁、図1) 特開2005−147609号公報(第1〜7頁、図1)
本発明は、従来は外部に排出されて捨てられていた冷凍装置の凝縮熱を回収し、多元冷媒回路により構成したヒートポンプ回路により所要の蒸気や温水を生成して前記凝縮熱を有効利用し、しかも冷凍装置の運転の安定化、冷凍装置の設備コストの低減をも期すことができ、もって省エネルギー化に貢献することのできる多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置は、低元側圧縮機の吐出側に一端が接続された冷媒管の他端が、第二カスケードコンデンサの1次側、膨張弁、第一カスケードコンデンサの2次側を介して低元側圧縮機の吸入側に接続された低元側冷媒回路と、高元側圧縮機の吐出側に一端が接続された冷媒管の他端が、熱交換器、膨張弁、前記第二カスケードコンデンサの2次側を介して高元側圧縮機の吸入側に接続された高元側冷媒回路とを備え、前記第一カスケードコンデンサの1次側には外部冷凍装置の冷媒回路における高圧側から導出されるガス冷媒が流通され、前記高元側冷媒回路における熱交換器において高元側冷媒回路を循環する冷媒の熱によって外部から供給される水を加熱することにより、蒸気、温水のいずれか一方、または両方を同時に生成する構成のものとしてある。
本発明の請求項2に係る多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置は、前記高元側冷媒回路における熱交換器を、冷媒回路上流側の第一熱交換器と同下流側の第二熱交換器で構成し、第一熱交換器において蒸気を生成し、第二熱交換器において温水を生成するように構成したものとしてある。
本発明の請求項3に係る多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置は、前記低元側冷媒回路における冷媒管の前記低元側圧縮機と第二カスケードコンデンサとの間に切替装置を設け、この切替装置から分岐し、他端を切替装置と第二カスケードコンデンサとの間に接続した第一分岐管の途中にサブコンデンサを設け、前記切替装置は、前記高元側冷媒回路の前記熱交換器において生成される蒸気、温水の量に応じてサブコンデンサへ流通せしめる冷媒の流量を制御するように構成したものとしてある。
本発明の請求項4に係る多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置は、前記低元側冷媒回路における冷媒管の前記第二カスケードコンデンサと膨張弁との間に切替装置を設け、この切替装置から分岐し、他端を前記第一カスケードコンデンサと前記低元側圧縮機との間に接続した第二分岐管の途中にサブ膨張弁と冷却器を設け、前記切替装置は、外部冷凍装置の冷媒回路、低元側冷媒回路と高元側冷媒回路における高圧側圧力のうちの少なくともいずれかの圧力に基いて制御されるように構成したものとしてある。
本発明の請求項5に係る多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置は、前記第一カスケードコンデンサに導入する外部冷凍装置からの冷媒の量を、外部冷凍装置における高圧側圧力に基づいて制御するように構成したものとしてある。
本発明の請求項6に係る多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置は、前記低元側冷媒回路は、冷媒にフロン冷媒または自然冷媒を使用し、かつ、前記高元側冷媒回路は、冷媒に臨界温度が130℃以上のものを使用したものとしてある。
本発明の請求項7に係る多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置は、前記高元側冷媒回路の冷媒をR245faとしたものとしてある。
本発明によれば、低元側冷媒回路と高元側冷媒回路を備え、低元側冷媒回路にて外部の冷凍装置からの凝縮熱を低元側冷媒回路の第一カスケードコンデンサにより回収し、高元側冷媒回路において蒸気、温水の生成を行う構成としてあるので、低元側には回収される凝縮熱の温度範囲に、高元側には生成する蒸気、温水の温度範囲にそれぞれ適した物性を有する冷媒を採用することができ、しかも前記凝縮熱の回収量や生成する蒸気、温水の量に応じて運転状態を最も効率のよい状態に制御することができ、エネルギーの有効利用を効率よくかつ安定して行うことができる。
また、外部冷凍装置における冷媒回路の高圧側圧力に応じて第一カスケードコンデンサにて回収される凝縮熱を調節することができ、したがって外部冷凍装置の運転状況に応じて最も適した凝縮熱の回収を行うことができ、外部冷凍装置の安定した運転にも寄与できる。
さらに、低元側冷媒回路にサブコンデンサを備えるものでは、高元側冷媒回路における蒸気、温水の使用量が小あるいは不使用の場合であっても、このサブコンデンサによって低元側冷媒回路における冷媒の凝縮を行うことができ、したがって蒸気、温水の生成の要否や生成量にかかわらず、低元側冷媒回路によって外部の冷凍装置からの凝縮熱の回収を行うことができ、このことによっても外部冷凍装置の安定した運転を行うことができる。
また、低元側冷媒回路において第一カスケードコンデンサと並列に蒸発器を備えるものでは、外部冷凍装置の運転状態に関わらず、低元冷媒回路を運転することができ、しかもこの冷却器を用いて冷蔵庫等の外部冷凍装置とは別の冷却装置を設けることができる。
さらに、外部冷凍装置においては凝縮器における冷媒の冷却に加えて第一カスケードコンデンサによる冷却が行われるので、凝縮器を小型のものとすることができるとともに、凝縮温度を低く抑えることができるので、外部冷凍装置における圧縮機の定格を小なるものとすることができ、設備コストの低減をも期すことができる。
以下、本発明に係る装置の実施例を、添付図面に示す具体例に基いて詳細に説明する。
図1において、符号1は本発明の多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置、2は外部の冷凍装置をそれぞれ示している。
前記蒸気・温水発生装置は、低元側冷媒回路3と高元側冷媒回路4を備え、これら低元側冷媒回路と高元側冷媒回路が第二カスケードコンデンサ5を介して接続されていて、低元側冷媒回路には、例えばアンモニア等の自然冷媒やフロンガスが冷媒として使用され、高元側冷媒回路には臨界温度130℃以上の冷媒、例えばR245faが使用される。
前記低元側冷媒回路3は、低元側圧縮機6の吐出側に一端が接続された冷媒管7の他端を、前記第二カスケードコンデンサ5の1次側、膨張弁8、第一カスケードコンデンサ9の2次側を介して前記低元側圧縮機6の吸入側に接続してある。
また、冷媒管7の前記低元側圧縮機6と第二カスケードコンデンサ5との間に第一切替装置10を設け、この第一切替装置に第一分岐管11の一端を接続してあって、この第一分岐管の他端を、サブコンデンサ12を介して冷媒管7における第一切替装置10と第二カスケードコンデンサ5との間に接続してある。
なお、上記サブコンデンサ12は、水冷式、空冷式のいずれのタイプのものであってもよい。
さらに、冷媒前記第二カスケードコンデンサ5と膨張弁8との間に第二切替装置13を設け、この第二切替装置に第二分岐管14の一端を接続してあって、この第二分岐管の他端を、サブ膨張弁15と冷却器16を介して冷媒管7における第一カスケードコンデンサ9と低元側圧縮機6との間に接続してある。
そして、前記高元側冷媒回路4は、高元側圧縮機17の吐出側に一端が接続された冷媒管18の他端を、第一熱交換器19、第二熱交換器20、膨張弁21、前記第二カスケードコンデンサ5の2次側を介して前記高元側圧縮機17の吸入側に接続してある。
前記第一熱交換器19の2次側には、蒸気送り管22と水戻し管23を介して気液分離器24を接続してあり、この気液分離器24内の気相に臨む蒸気管25を外部に導出してある。
また、前記水戻し管23の途中には弁装置26を介して外部からの給水管27を接続してあり、前記気液分離器24内の水位に応じて外部から所要量の水を適宜補充できるように構成してある。上記弁装置26は、例えば気液分離器24側への水の逆流を防止する逆止弁、第一熱交換器19への給水量を制御する流量調節弁、外部からの給水を操作する開閉弁で構成する。
前記第二熱交換器20の2次側には、その入口側に外部からの給水管28を、同出口側に温水管29を接続してあり、これら給水管28、温水管29の途中にはそれぞれ給水量、温水供給量を調節する流量調節弁28a、29aを設けてある。
しかして、前記低元冷媒回路3における第一カスケードコンデンサ9の1次側は、外部の冷凍装置2における冷媒回路に接続してあって、この冷媒回路から導出されるガス冷媒からその凝縮熱を第一カスケードコンデンサにて回収するように構成してある。
具体的には、外部冷凍装置2における圧縮機30と凝縮器31との間における冷媒管32の途中に切替装置33を設けてあり、この切替装置から分岐する冷媒導出管34を第一カスケードコンデンサ9の1次側入口に接続し、同出口に一端を接続した冷媒戻し管35の他端を、冷媒管32における前記切替装置33と凝縮器31との間に接続してある。
なお、図において符号36は膨張弁、37は冷却器をそれぞれ示している。
上記切替装置33は、圧縮機30の高圧側圧力に基づいて制御されるものとしてあり、外部冷凍装置2の運転開始時や冷却器35における負荷の増大などにより高圧側圧力が予め設定された値よりも上昇すると、第一カスケードコンデンサ9側への冷媒流通量を増大せしめ、高圧側圧力の低下に応じて第一カスケードコンデンサ9側への冷媒流通量を減少させるように制御する。
次に、上述のように構成した本発明の装置の作用について説明する。
外部の冷凍装置2からの高温のガス冷媒は、切替装置33の開度に応じて冷媒導出管34を経て第一カスケードコンデンサ9に送られ、低元側冷媒回路3における冷媒と熱交換して冷却、凝縮され、冷凍装置2の冷媒回路に戻される。
ここで切替手段33の開度制御は、圧縮機30の高圧側圧力を検知することによって行われ、冷凍装置2の負荷が大になるとこの冷凍装置における高圧側圧力が上昇するので、この高圧側圧力が所定の値を超えると第一カスケードコンデンサ9への冷媒供給量を増大せしめ、負荷が低下して安定した運転状態にあるときには、同冷媒供給量を小とするように制御される。
なお、上述した圧縮機30の高圧側圧力に応じ、凝縮器31における冷却量、例えば凝縮器が水冷の場合には冷却水の供給量を、前記第一カスケードコンデンサへの冷媒供給量の制御に併せて行う場合もある。
上述のように、第一カスケードコンデンサ9にて回収された熱は、低元側冷媒回路3における冷媒の気化熱となり、この排熱回収熱交換器にて気化した冷媒は低元側圧縮機6に吸入され、この低元側圧縮機にてホットガス(高温ガス冷媒)となって第一切替装置10を経て前記第二カスケードコンデンサ5に送出される。
この第二カスケードコンデンサ5に流入したホットガスは、高元側冷媒回路の冷媒と熱交換して凝縮させられ、第二切替装置13、膨張弁8を経て前記第一カスケードコンデンサ9に送られる。
前記第一切替装置10においては、冷媒管7を流通する冷媒の一部または全部を第一分岐管11を介してサブコンデンサ12に送る構成となっている。
すなわち、高元側冷媒回路4において蒸気・温水の生成量が大である場合には、第二カスケードコンデンサ5内において高元側冷媒回路から得られる冷熱が十分であるので、低元側冷媒回路においては冷媒の凝縮を確実に行うことができるが、蒸気・温水の生成量が小であったり、ゼロである場合には、凝縮用の冷熱が不足する。したがって、このような場合には第二カスケードコンデンサ5を通過する前の冷媒の一部または全部をサブコンデンサ12に送り、このサブコンデンサにおいて予めある程度の凝縮を行ってから第二カスケードコンデンサに冷媒を送り、そして十分に凝縮した冷媒を膨張弁8、第一カスケードコンデンサ9に送るよう構成してある。
また、前記外部冷凍装置2の運転が停止されている場合や、同冷凍装置の負荷が小である場合、あるいは別途の冷蔵庫などの冷却装置での冷熱の使用をしたい場合には、前記第二切替装置13の開度制御によって第二分岐管14に凝縮冷媒の一部または全部が送られ、この第二分岐管14に設けたサブ膨張弁15を経て冷却器16において気化させられ、低元側圧縮機6の吸入側に戻されるようになっている。
そして高元側冷媒回路4においては、第二カスケードコンデンサ5において低元側冷媒回路3の冷媒から気化熱を得た冷媒が気化して高元側圧縮機17に吸入され、この高元側圧縮機にてホットガスとされて熱交換器19、20に送出される。
しかして、第一熱交換器19においてはホットガスとなっている冷媒の主として潜熱により水を加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気は蒸気送り管22によって気液分離器24に送られ、この気液分離器内における気相、すなわち蒸気だけが蒸気管25によって外部に送り出され、蒸気のうち凝縮して液化した水は気液分離器24内の液相から水戻し管23によって第一熱交換器に戻される。
蒸気の生成に伴って、第一熱交換器19と気液分離器24を循環する水の量が減少するので、例えば気液分離器24内に設けた図示省略のレベル計で検出される液位に基いて弁装置26を開閉し、給水管27によって外部から水を補充する。
また、前記第二熱交換器20においては、前記第一熱交換器19において所要の熱を奪われた冷媒の主として顕熱を利用して、外部から給水管28を経て送られる水を加熱し、温水を生成して温水管29により外部へ温水を供給する。
なお、外部へ供給する温水の温度や量は、前記給水管28、温水管29に設けた流量調節弁28a、29aの開度を調節することにより設定される。
上述のように構成した本発明の装置では、外部の冷凍装置2における冷媒の凝縮温度を、例えば夏季において冷却塔から冷却水が供給される凝縮器31のみを使用した場合に35〜40℃となるところを、第一カスケードコンデンサ9において凝縮熱を回収することにより、常に(年間を通して)25℃以下に維持することができ、かくすることによって外部の冷凍装置における消費電力を15%程度削減することができ、しかも冷凍装置2における圧縮機用モータの定格も10%程度小なるものを利用することができる。
本実施例においては、第二カスケードコンデンサ5により接続した低元側冷媒回路3と高元側冷媒回路4の2元のもので構成してあるが、これらの冷媒回路の間にさらに1つあるいはそれ以上の数の冷媒回路を介在せしめて、3元以上の多元のものとする場合もある。
本発明に係る装置の構成図。
符号の説明
1 蒸気・温水発生装置
2 冷凍装置
3 低元側冷媒回路
4 高元側冷媒回路
5 第二カスケードコンデンサ
6 低元側圧縮機
7 冷媒管
8 膨張弁
9 第一カスケードコンデンサ
10 第一切替装置
11 第一分岐管
12 サブコンデンサ
13 第二切替装置
14 第二分岐管
15 サブ膨張弁
16 冷却器
17 高元側圧縮機
18 冷媒管
19 第一熱交換器
20 第二熱交換器
21 膨張弁
22 蒸気送り管
23 水戻し管
24 気液分離器
25 蒸気管
26 弁装置
27 給水管
28 給水管
29 温水管
30 圧縮機
31 凝縮器
32 冷媒管
33 切替装置
34 膨張弁
35 冷却器
36 膨張弁
37 冷却器

Claims (7)

  1. 低元側圧縮機の吐出側に一端が接続された冷媒管の他端が、第二カスケードコンデンサの1次側、膨張弁、第一カスケードコンデンサの2次側を介して低元側圧縮機の吸入側に接続された低元側冷媒回路と、高元側圧縮機の吐出側に一端が接続された冷媒管の他端が、熱交換器、膨張弁、前記第二カスケードコンデンサの2次側を介して高元側圧縮機の吸入側に接続された高元側冷媒回路とを備え、前記第一カスケードコンデンサの1次側には外部冷凍装置の冷媒回路における高圧側から導出されるガス冷媒が流通され、前記高元側冷媒回路における熱交換器において高元側冷媒回路を循環する冷媒の熱によって外部から供給される水を加熱することにより、蒸気、温水のいずれか一方、または両方を同時に生成する多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置。
  2. 前記高元側冷媒回路における熱交換器を、冷媒回路上流側の第一熱交換器と同下流側の第二熱交換器で構成し、第一熱交換器において蒸気を生成し、第二熱交換器において温水を生成するように構成してなる請求項1に記載の多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置。
  3. 前記低元側冷媒回路における冷媒管の前記低元側圧縮機と第二カスケードコンデンサとの間に切替装置を設け、この切替装置から分岐し、他端を切替装置と第二カスケードコンデンサとの間に接続した第一分岐管の途中にサブコンデンサを設け、前記切替装置は、前記高元側冷媒回路の前記熱交換器において生成される蒸気、温水の量に応じてサブコンデンサへ流通せしめる冷媒の流量を制御するように構成してなる請求項1または2に記載の多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置。
  4. 前記低元側冷媒回路における冷媒管の前記第二カスケードコンデンサと膨張弁との間に切替装置を設け、この切替装置から分岐し、他端を前記第一カスケードコンデンサと前記低元側圧縮機との間に接続した第二分岐管の途中にサブ膨張弁と冷却器を設け、前記切替装置は、外部冷凍装置の冷媒回路、低元側冷媒回路と高元側冷媒回路における高圧側圧力のうちの少なくともいずれかの圧力に基いて制御されるように構成してなる請求項1乃至3のいずれかに記載の多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置。
  5. 前記第一カスケードコンデンサに導入する外部冷凍装置からの冷媒の量を、外部冷凍装置における高圧側圧力に基づいて制御するように構成してなる請求項1乃至4のいずれかに記載の多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置。
  6. 前記低元側冷媒回路は、冷媒にフロン冷媒または自然冷媒を使用し、かつ、前記高元側冷媒回路は、冷媒に臨界温度が130℃以上のものを使用してなる請求項1乃至5のいずれかに記載の多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置。
  7. 前記高元側冷媒回路の冷媒をR245faとしてなる請求項6に記載の多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置。
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