JP2008296972A - ヒートシール装置 - Google Patents

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Katsuhiro Sugano
克広 菅野
Hiroshi Kobayashi
浩 小林
Takahiro Kawabata
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Abstract

【目的】製袋機等のヒートシール装置におけるシール板ホルダーとシール板の取り付け構造を改良してシール板の取り付けと取り外しを簡潔に行なうことができるようにした。
【解決手段】ヒートシール装置において側面に孔加工した孔設部6を備えたシール板4に対して可動式突起部8の付いたシール板ホルダーAにて側面からバネを用いて加圧して固定する。さらにシール板4の取り付けと取り外しに脱着可能な補助具17を使う。またシール板4の一部に係止ピン7を備え、上部から螺旋状の突起を加工した係止ブロック14を引っ掛けることにより、シール板4の落下防止を行うと共にシール板4と熱源板3との密着性を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、単一フィルム又はラミネートフィルム等のプラスチックフィルムを、加熱により熱溶着シールするためのヒートシール装置に関する。
一般的に、製袋機等のヒートシールをするためのヒートシール装置(シールユニット)の構成は、図8に示すように、ヒーターベース板1と、該ヒーターベース板1に断熱材2を介して一体的に取り付けられた熱源板3とからなるシール板ホルダーAと、該熱源板3の下面に接してシール板ホルダーAのヒーターベース板1から挿入したネジ5に螺着されて取り付けられプラスチックフィルムFを溶着してヒートシールする角柱状のシール板4(フィルム押圧面4a)と、該シール板ホルダーAをヒーターベース板1と熱源板3とシール板4と一体的に昇降動作させる昇降手段Bとから構成されている。
従来、シール板4は、図8に示すように、その上部にいくつかのネジ孔4bの加工がなされ、ヒーターベース1と断熱材2と熱源板3には、ネジ孔4bの位置に対応したそれぞれ貫通孔1a、2a、3aが加工形成されている。シール板4を固定するためには、図8に示すように首の長い固定ボルト5をヒーターベース1と断熱材2と熱源板3の貫通孔1a、2a、3aに通して、ボルト5先端のネジ5aをシール板4の上部ネジ孔4bに螺着して締め付けて固定しており、ネジ孔4bの数に相当する本数のボルト5を締める必要があった。
このようにシール板4を、固定ボルト5とシール板4上部のネジ孔4bの螺着によってシール板ホルダーAに取り付け固定する場合、固定ボルト5先端のネジ5aとシール板4上部のネジ孔4bが見えないため、ネジとネジ孔との位置を整合するのは煩雑な作業であり、取り付け時間が掛かるという問題が生じていた。
また、ヒートシールを終了した後のシール板4の交換作業や、シール板4をシール板ホルダーAから取り外す際には、熱源板3によって熱せられているシール板4が落下しないように手等で保持しておく必要があり、分厚い手袋を着用していたとしても、素早い取り外し作業が必要であり、また、シール板4はネジ孔4bと固定ボルト5のみで止められているため、取り外す際に落下の危険性もあった。
従来の製袋機等のシールユニットにおいては、製袋機の製作会社によってシール板の取り付け用のネジ孔位置やネジ孔径やネジ孔数が異なるため、異なる製作会社の間のシール板同士の互換性が無かった。そのために、シール板を製作会社別に用意しておく必要があり、広い保管場所が必要であるという問題が生じていた。
以下に、本発明に関連する先行技術文献を記載する。
特公平6−35167号公報 実用新案登録第3035687号
本発明の課題は、シール板に関する以上の問題点や、危険性を解決するための提案であり、ヒートシール装置におけるシール板ホルダーとシール板の取り付け構造を改良するこ
とにある。
本発明の請求項1に係る発明は、ヒーターベース板と、該ヒーターベース板に断熱材を介して一体的に取り付けられた熱源板とからなるシール板ホルダーと、該シール板ホルダーに前記熱源板の下面に接して取り付けられるプラスチックフィルムを溶着してヒートシールする角柱状のシール板と、該シール板ホルダーをヒーターベース板と熱源板とシール板と一体的に昇降動作させる昇降手段とを備えた製袋機等のヒートシール装置において、前記シール板の長手方向両端に互いに相対する一対の端面部に設けた各々孔設部と、該各々孔設部内に嵌合して前記シール板を一体的に取り付け保持する互いに対向する固定式突起部と可動式突起部を備えた前記シール板ホルダーと、該シール板ホルダーを昇降動作させて前記シール板長手方向にあるシール押圧面をプラスチックフィルム面に押圧する前記昇降手段とを設け、該シール板ホルダーの前記固定式突起部先端に前記可動式突起部先端を接近方向に移動させて前記シール板の前記各々孔設部内に嵌合させて、前記シール板を前記シール板ホルダーに一体的に取り付け保持することを特徴とするヒートシール装置である。
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係るヒートシール装置において、前記シール板を一体的に取り付け保持する前記可動式突起部が、前記可動式突起部に対して常に接近方向に移動するように加圧用バネを介して突出方向に付勢されて前記シール板ホルダーに備えられ、前記可動式突起部を加圧用バネの付勢力にて又は付勢力に抗して一方の突起部に対して接近又は離反方向に移動させることにより、前記シール板を、前記シール板ホルダーに対して着脱可能にしたことを特徴とするヒートシール装置である。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1に係るヒートシール装置において、前記シール板を一体的に取り付け保持する前記可動式突起部が、前記可動式突起部に対して接近・離間方向に移動するように前記シール板ホルダーに螺着したネジの先端部に一体に備えられ、前記可動式突起部をネジを回転させて前記固定式突起部に対して接近又は離反方向に移動させることにより、前記シール板を、前記シール板ホルダーに対して着脱可能にしたことを特徴とするヒートシール装置である。
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至3のいずれか1項に係るヒートシール装置において、前記シール板ホルダーには、前記熱源板に嵌装され且つ前記シール板の長手方向に対して直交する方向且つ該シール板に対して離反する方向にバネにて付勢されたシール板脱落防止用のシャフトを備え、前記シール板には該シャフトの先端部にネジにて嵌着する嵌着用孔設部を備え、前記シール板ホルダーからのシール板の脱落を防止するようにしたことを特徴とするヒートシール装置である。
本発明のヒートシール装置は、シール板ホルダーAに、一方の固定式突起部に対して対向し且つ接近・離反可能な可動式突起部を備え、シール板には、シール板本体の長手方向両端に互いに相対する各々端面部に各々孔設部が設けられているため、一方の固定式突起部に対して他方の可動式突起部を接近方向(水平方向)に移動させることにより、互いに対向する固定式、可動式のそれぞれ突起部先端を、シール板本体の前記各々孔設部内に嵌合させて、シール板本体をシール板ホルダーに対して容易に取り付け保持することができる。また一方の固定式突起部に対して可動式突起部を離反方向(水平方向)に移動させることにより、互いに対向する固定式、可動式のそれぞれ突起部先端を、シール板本体の前記各々孔設部内から離脱させて、シール板本体をシール板ホルダーに対して容易に取り外すこと(着脱)ができる。
そのために、シール板ホルダーAに備える一方の固定式突起部と可動式突起部、及びそれらと嵌合するシール板の長手方向両端面部に設けた孔設部は、シール板の取り付け取り外し作業において、ヒートシール装置全体の前面側あるいは背面側などから見やすい位置に配置されており、シール板ホルダーAからシール板を、素早く、容易に、取り付け取り外しを行なうことが可能になる。
このように、シール板ホルダーAからシール板を取り外す際は、該シール板ホルダーAに取り付けられた可動式突起部の加圧用バネを縮め、バネ力に抗して該突起部を固定式突起部に対して離反する方向に移動させることにより、該突起部を固定式突起部に対して離反する方向に移動させることにより、互いに対向する突起部の接近方向への圧を抜くことができ、簡単に突起部先端部を、シール板の長手方向両端面の孔設部から離脱させて、取り外しを行うことができるため、加熱されているシール板を、長時間保持しておく必要がない。
このように、シール板ホルダーAからシール板を取り外す際は、該シール板ホルダーAに螺着されて取り付けられた可動式突起部の移動用ネジを回転させて、該突起部を固定式突起部に対して離反する方向に移動させることにより、互いに対向する突起部の接近方向への圧を抜くことができ、簡単に突起部先端部を、シール板の長手方向両端面の孔設部から離脱させて取り外しを行う事ができるため、加熱されているシール板を長時間保持しておく必要がない。
また本発明のヒートシール装置は、シール板ホルダーに取り付けられた可動式突起部の加圧用バネを縮めて圧を抜くための補助具を用意しておくことにより、素早く取り付けと取り外しを行うことができる。また補助具は、使わない時にはシール板ホルダーから外しておくことができ、シール板ホルダーが高温に加熱されている場合でも、常温の補助具を用いて取り付けと取り外しを行うことができ、安全に作業をすることができる。
また本発明のヒートシール装置は、シール板ホルダーの一部にシール板の長手方向に対して直交する方向(垂直方向)にシール板の脱落を防止するシャフトが設けられ、該シャフト下端部には係合部が設けられ、シール板の上面には、垂直方向に係合用孔設部が設けられ、シャフト下端部の係合部をシール板上面の係合用孔設部に係合することにより、前記シール板ホルダーからのシール板が、不用意に脱落して落下するのを防止することができる。
このように、本発明のヒートシール装置の構造によれば、従来の製袋機のシールユニットに対しても、そのシール板ホルダーとシール板に対して、ネジ孔と貫通孔等の加工を容易に行うことができる。また本発明のヒートシール装置と同様の構造の取り付け構造や取り付け方法にすることが可能である。さらに異なる種類のヒートシール装置に対応するそれぞれ異なるシール板を用意する必要が無く、取り付け構造、取り付け方法の統一化を図ることができるとともに、異なる機種のヒートシール装置に使用するシール板に対して互換適性を付与することが可能になり、本発明のヒートシール装置の構造の採用によるヒートシールの実施により、シール板の取り付け作業時間の短縮と作業手順の簡略化が可能になる。
以下に本発明のヒートシール装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、その一実施例を示す正面図であり、本発明のヒートシール装置は、ヒーターベース板1と、そのヒーターベース板1の長手方向両側に一体的に設けられたそれぞれサイドホルダー15、15と、該ヒーターベース板1に断熱材2を介して一体的に取り付けられた熱源板3とからなるシール板ホルダー部Aを備える。なお前記サイドホルダー15、15は、熱源板3の長手方向両側に一体的に設けられていてもよい。
図1に示すように、前記シール板ホルダーAには昇降手段Bが取り付けられていて、ヒーターベース板1と熱源板3とシール板4と共に一体的に昇降手段Bにより矢印方向に下降動作(押圧シール)と上昇動作(復帰)のサイクル動作をする。
図2(a)はシール板ホルダー部Aの正面図、図2(b)はその側面図、図2(c)はその下面図であり、前記シール板ホルダー部Aの長手方向両側のサイドホルダー15、15には、それぞれ突起部8が対向して取り付けられている。
図3(a)は前記シール板ホルダー部Aに取り付けられる角柱状のシール板4(ヒートシールバー)の正面図であり、図3(b)はその側面図、図3(c)はその上面図であり、シール板4本体の長手方向両端に互いに相対する一対の端面部には、前記シール板ホルダー部Aの突起部8が嵌入係合する各々孔設部6(係合凹部)が設けられている。
図1、図2、図3に示すように、前記シール板ホルダー部Aには、前記シール板4が、その長手方向の両端面の各々孔設部6内に両側のサイドホルダー15、15に取り付けられた対向する各々突起部8を嵌入係合することにより、前記熱源板3の下面に接して一体的に取り付け保持される。
前記シール板ホルダーAは、ヒーターベース板1と熱源板3とシール板4と共に一体的に昇降手段Bにより昇降動作し、熱源板3の加熱動作による熱は、シール板4からその下面にあるヒートシール押圧面4aに伝達してヒートシール押圧面4aを加熱する。昇降手段Bによる1サイクル毎の昇降動作における下降動作により、シール板4のシール押圧面4aは、プラスチックフィルムFを押圧しながら加熱溶着してヒートシールする。
図1、図2(a)に示すように、前記シール板ホルダーAの両側サイドホルダー15、15から突出して互いに対向する各々突起部8のうち、一方のサイドホルダー15(例えば図1及び図2(a)の図面左側のサイドホルダー15)の突起部8は、該サイドホルダー15の対向内面側に固定状態に取り付けられた固定式突起部8aとなっていて、図2(c)に示すように1個(又は2〜3個以上)設けられている。
また、前記シール板ホルダーAの他方のサイドホルダー15(例えば図1及び図2(a)の図面右側のサイドホルダー15)の前記突起部8は、該サイドホルダー15の対向内面側に、1個(又は2〜3個以上)設けた前記一方の固定式突起部8aの先端方向に対して接近・離反移動可能に取り付けられた可動式突起部8bとなっていて、図2(c)に示すよう2個〜3個以上(又は1個)設けられている。なお、その場合、図2(c)に示す前記シール板ホルダーAの各突起部8(固定式突起部8a、可動式突起部8b)の取り付け位置に対応して、図3(c)に示すように、前記シール板4の各々孔設部6は、その位置を整合させて孔設されている。
本発明のヒートシール装置において、前記シール板4本体を一体的に取り付け保持する一方の固定式突起部8a及び他方の可動式突起部8bのそれぞれ先端部の形状、及び前記シール板4の各々孔設部6の凹部の形状については、本発明においては特に限定されるものではないが、例えば突起部8の先端相当方向に向かって序々に狭幅となるテーパー状が好適である。
前記シール板ホルダーAにシール板4を取り付ける場合は、まず、図2(a)、(c)に示すシール板ホルダーAの一方の固定式突起部8aの先端に、それと整合させた位置にある図3(a)、(c)に示すシール板4本体の長手方向一方側の孔設部6を嵌入係合さ
せ、続いて該シール板4本体の長手方向他方側の孔設部6の位置を、他方の可動式突起部8bの先端に正対するように位置整合させた後、該可動式突起部8bを固定式突起部8aに接近する方向に移動させ、正対させたシール板4本体の前記孔設部6内にそれぞれ突起部8を嵌入係合させて、図1に示すようにシール板4本体をシール板ホルダーAに一体的に取り付け保持するものである。
本発明のヒートシール装置の前記シール板ホルダーAにおける可動式突起部8bの接近・離反移動の移動機構については、本発明においては特に限定されるものではないが、各々可動式突起部8bが容易に接近移動できる機構、及び接近移動による孔設部6内への嵌入係合状態を確実に継続維持できる機構、及び容易に離反移動できる機構、及び離反移動による孔設部6外への離脱を容易にできる機構を兼ね備えた移動機構であればよい。
前記シール板ホルダーAにおける可動式突起部8bの接近・離反移動の具体的な移動機構の一例としては、例えば図1、図2(a)に示すように、シール板ホルダーAの一方のサイドホルダー15(垂直フレーム板)に対向する他方のサイドホルダー15(垂直フレーム板)に貫設した孔設部(ブッシュ)に、水平方向に摺動移動可能にスライド可能に嵌装したガイドシャフト10のサイドホルダー対向内側の先端部に作動プレート9が取り付けられ、該作動プレート9を介して可動式突起部8bが設けられていて、対向外側の先端部には前記孔設部(ブッシュ)径より広幅のシャフトヘッド10a(ストッパ)が設けられている。
なお、図1、図2(a)、(b)における前記可動式突起部8b側のサイドホルダー15(図面右側)の外側面とシャフトヘッド10aとの間には、シール板4を取り付ける前において、所定隙間d(後述する引っ張り移動用の補助具17が嵌入する隙間)が形成されるように、例えば、ガイドシャフト10に装着される加圧用バネ11の平常長さが設定されているか、又は所定長さの溝切りがされたスプライン式のガイドシャフト10と、その溝切り内に嵌合する突起を有する孔設部(ブッシュ)とがスプライン嵌合している。
前記シャフト10の可動式突起部8b先端部側には、広幅の作動プレート9が取り付けられ、該作動プレート9とサイドホルダー15との間に、加圧用バネ11が装着されていて、一方の固定式突起部8a(図面左側)に対して、他方の可動式突起部8b(図面右側)が、常に接近方向に移動するように、各々可動式突起部8bは加圧用バネ11を介して突出方向に付勢されて前記シール板ホルダーAに備えられている。
そして、前記可動式突起部8bを先端に備えたシャフト10を加圧用バネ11の付勢力にて又は付勢力に抗して、固定式突起部8aに対して、接近又は離反方向に摺動移動させて、前記シャフト10先端の可動式突起部8bを、シール板4本体の孔設部6内に嵌入係合又は離脱させることにより、シール板4本体をシール板ホルダーAに対して取り付け、又は取り外し可能となってる。
なお前記可動式突起部8aを、図2(c)に示すようにシール板ホルダーAに2個〜3個以上設ける場合には、シャフト10の先端に設けた前記作動プレート9の前記固定式突起部8aと対向する内側に、複数の可動式突起部8bを一体的に隣接させて連設し、又は複数の可動式突起部8bを先端に設けた各々シャフト10を、前記作動プレート9に挿入させることにより、固定式突起部8aの対向内側に前記各々可動式突起部8bを一体的に隣接させて連設保持する。これにより複数の各々可動式突起部8bは、各々シャフト10のヘッド10aをサイドホルダー15の外方に水平方向に、加圧用バネ11の付勢力にて一体的に連動して接近移動でき、又は加圧用バネ11の付勢力に抗して引っ張ることにより一体的に連動して離反移動できるようにしてもよい。
前記シール板ホルダーAにおける可動式突起部8bの接近・離反移動の具体的な移動機構の他の例としては、例えば、図1、図2(a)に示すシール板ホルダーAの可動式突起部8bにおいて、一方のサイドホルダー15(垂直フレーム板)に対向する他方のサイドホルダー15(垂直フレーム板)に螺設したネジ孔部に水平方向に螺着したガイドシャフト10(螺設シャフト、ボルト)のサイドホルダー対向内側の先端部に各々可動式突起部8bが設けられ、対向外側の先端部にはシャフトヘッド10a(ボルトヘッド)が設けられている。
そして、前記可動式突起部8bを先端に備えた螺設シャフト10を、シャフトヘッド10aをドライバー又はスパナ等にて回転させることにより、シャフト10先端の可動式突起部8bを、対向する固定式突起部8aに対して接近又は離反方向に移動させ、可動式突起部8bを、シール板4本体の孔設部6内に嵌入係合又は離脱させることができ、シール板4本体を、シール板ホルダーAに対して取り付け又は取り外し可能(着脱可能)となってる。
また、本発明のヒートシール装置においては、図1に示すようにシール板ホルダーAに装着されたシール板4が、シール板ホルダーAから不用意に脱落しないように、シール板脱落防止機構Cを設けることができる。
シール板脱落防止機構Cとしては、図1に示すように、前記シール板ホルダーAに前記シール板4(金属製の略角柱状体)の長手方向に対して直交する垂直方向に、シール板4の脱落を防止するための脱落防止用シャフト16を設けるものである。図4(a)は、脱落防止シャフト16の正面図であり、シャフト16の下端には該シャフト16の径より広幅な略円柱状の係止ブロック14を備える。なお、図4(b)は、その係止ブロック14の上面図、(c)はその斜視図、(d)は係止ブロック14の下面図である。
該脱落防止シャフト16は、図1に示すように、シール板ホルダーAのそれぞれヒーターベース1と断熱材2と熱源板3とに上下方向に適度なクリアランスを以て貫設した孔設部1a、2a、3aに垂直に嵌装されていて、該シャフト16の上端にはシャフト回転用のハンドル12が設けられ、該ヒーターベース1とハンドル12下部との間のシャフト16には、該シャフト16全体及び係止ブロック14を常に上昇方向に付勢するための圧縮用弾性体13(例えばコイルバネ)が設けられている。
図5は、脱落防止シャフト16下端の係止ブロック14がシール板4上面の孔設部4c内に嵌入した状態を説明する拡大斜視図であり、図3(c)のシール板の上面図及び図5に示すように、前記孔設部4cには、シール板4(角柱状)の前面側又は/及び背面側から孔設部4c内に向かって突出させたシール板落下防止用の係止ピン7(ボス)が設けられている。そして該シャフト16下端の前記係止ブロック14は、シール板4上面から途中まで孔設した孔設部4c内に嵌入していて、孔設部4c内に嵌入した前記シャフト16下端の円柱状の係止ブロック14の上面14a部分に落下防止用係止ピン7が、前記バネ13に抗して乗り上がることにより、係止ブロック14が孔設部4c内に係止される。これによりシール板4本体は弾力的に熱源板3の下面に接触(面接触)しながら、シール板ホルダーAから脱落するのを防止するものである。
上記の脱落防止シャフト16下端の略円柱状の係止ブロック14の形態としては、その上面14a(及び下面)が平坦な水平面を備える円柱体であって、その円柱体の円面(上面14a及び下面)と直交する円柱軸の方向に沿って、その円面の一部に、係止ピン7が挿入可能な大きさの切欠部(例えば図4(b)に示すような円柱状体の円面の切欠部14c)を1〜2個所に設けてもよい。
また上記の脱落防止シャフト16下端の略円柱状の係止ブロック14の形態としては、図4(a)〜(d)及び図5に示すように、円柱状の係止ブロック14の上面が平坦な水平上面14aと、その面に連続して低く傾斜する螺旋状に加工された傾斜上面14bとを備える円柱体であって、その円柱体の円面(水平上面14aと傾斜上面14b)のうち、水平上面14aと傾斜上面14bの最下位面が互いに隣接する部分に、円柱軸の方向に沿って、その円面の一部を切り欠いた切欠部として、前記係止ピン7がシール板4を脱落防止シャフト16の係止ブロック14から取り外す際に挿入可能な大きさの切欠部14cを1〜2個所に設けてもよい。
シャフト16下端の前記係止ブロック14は螺旋状になっているため、ハンドル12を例えば時計回りに回すことにより、落下防止用の係止ピン7が係止ブロック14の螺旋傾斜上面14bに沿って滑りながら上昇して、シール板4が持ち上がる。これにより、熱源板3下面にシール板4上面が十分に密着する。シール板ホルダーAからシール板4を取り外す際には、シール板4の取り付け用孔設部6を各突起部8(固定式突起部8a、可動式突起部8b)から外しても、シール板4は落下防止用の係止ブロック14により保持されている。そのため、ハンドル12を半時計回りに回すことにより、落下防止用の係止ピン7を係止ブロック14の螺旋傾斜上面14b上に沿って滑らせながら下降させて、取り外し用の切欠部14cにてシール板4側の係止ピン7を脱落防止シャフト16側の係止ブロック14から離脱させて、脱落防止シャフト16からシール板4の取り外しを行う。以上の方法は、従来の固定ボルト5によるシール板の取り付け固定方法に比べ、取り付け時間が短いことが確認された。
図2(c)に示すように、本発明装置のシール板ホルダーAに可動式突起部8bを、2個〜3個以上設ける場合においては、前述のように複数の可動式突起部8bを一体的に隣接して連結する作動プレート9を設けるものであるが、該複数の可動式突起部8bを、1枚の作動プレート9の移動動作によって、加圧用バネ11の付勢力にて又は付勢力に抗して、一体的に連動して接近・離反移動するために、図6の全体斜視図に示すような引っ張り移動用の補助具17を作製準備することができる。
補助具17は、例えば、図6に示すように適宜な長さの細長矩形状の偏平なプレート17a本体の長手方向の上辺に、前記作動プレート9に連結した複数の可動式突起部8bの各々シャフト10を嵌挿するための切欠部17bが、その各シャフト10の位置に整合するように設けられている。
図7は、図6に示す引っ張り移動用の補助具17を用いて、可動式突起部8bを離反移動させる場合の補助具17の使用例を説明する本発明のヒートシール装置を斜め下側から見た全体斜視図であり、図1、図2、図7に示すように、可動式突起部8b側のサイドホルダー15(図面右側)と、そのサイドホルダー15外側部に突出するシャフト10外端部のシャフトヘッド10aとの間の隙間dに補助具17を嵌入し、その隙間d内のシャフト10を補助具17の切欠部17bに嵌入した後、該補助具17を、外側に水平方向に引っ張ることにより、一度に複数の可動式突起部8bを、固定式突起部8aから離反する方向に移動させて、シール板ホルダーAに装着されているシール板4を取り外し、あるいはシール板4を取り付けるものである。
本発明のヒートシール装置におけるシール板ホルダーAは、ヒーター等の熱源板3に取り付けられているため、ヒーターと同様に高温に熱せられている。そのため、図7に示すように、引っ張り移動用の補助具17を、シール板ホルダーAのガイドシャフト10に引っ掛けることにより、直接熱せられたホルダーAに触れることなく、容易にシール板4の取り外しが可能である。本発明装置は、このような落下防止機構があるため、シール板4の安全な取り外しが可能であることが確認された。
本発明のヒートシール装置の一例を説明する正面図である。 (a)は本発明のヒートシール装置におけるシール板ホルダーの一例を説明する正面図であり、(b)はその右側面図、(c)はその下面図である。 (a)は本発明のヒートシール装置におけるシール板の一例を説明する正面図であり、(b)はその右側面図、(c)はその上面図である。 (a)は本発明のヒートシール装置におけるシール板落下防止機構の一例を説明する正面図であり、(b)はそのシール板落下防止機構の係止ブロック部分の一例を説明する上面図、(c)はその全体斜視図、(d)はその下面図である。 本発明のヒートシール装置におけるシール板落下防止機構の係止ブロック部分とシール板との係止状態の一例を説明する部分斜視図である。 本発明のヒートシール装置における可動式突起部の移動用の補助具の斜視図である。 本発明のヒートシール装置における移動用の補助具による可動式突起部の移動動作を説明する全体斜視図である。 従来のヒートシール装置の一例を説明する正面図。
符号の説明
1…ヒーターベース
2…断熱板
3…熱源板
4…シール板
5…固定ボルト
6…孔設部
7…係止ピン
8…突起部
8a…固定式突起部
8b…可動式突起部
11…加圧用バネ
12…ハンドル
13…引き上げ用バネ
14…係止プロック

Claims (4)

  1. ヒーターベース板と、該ヒーターベース板に断熱材を介して一体的に取り付けられた熱源板とからなるシール板ホルダーと、該シール板ホルダーに前記熱源板の下面に接して取り付けられるプラスチックフィルムを溶着してヒートシールする角柱状のシール板と、該シール板ホルダーをヒーターベース板と熱源板とシール板と一体的に昇降動作させる昇降手段とを備えた製袋機等のヒートシール装置において、前記シール板の長手方向両端に互いに相対する一対の端面部に設けた各々孔設部と、該各々孔設部内に嵌合して前記シール板を一体的に取り付け保持する互いに対向する固定式突起部と可動式突起部を備えた前記シール板ホルダーと、該シール板ホルダーを昇降動作させて前記シール板長手方向にあるシール押圧面をプラスチックフィルム面に押圧する前記昇降手段とを設け、該シール板ホルダーの前記固定式突起部先端に前記可動式突起部先端を接近方向に移動させて前記シール板の前記各々孔設部内に嵌合させて、前記シール板を前記シール板ホルダーに一体的に取り付け保持することを特徴とするヒートシール装置。
  2. 前記シール板を一体的に取り付け保持する前記可動式突起部が、前記可動式突起部に対して常に接近方向に移動するように加圧用バネを介して突出方向に付勢されて前記シール板ホルダーに備えられ、前記可動式突起部を加圧用バネの付勢力にて又は付勢力に抗して一方の突起部に対して接近又は離反方向に移動させることにより、前記シール板を、前記シール板ホルダーに対して着脱可能にしたことを特徴とする請求項1記載のヒートシール装置。
  3. 前記シール板を一体的に取り付け保持する前記可動式突起部が、前記可動式突起部に対して接近・離間方向に移動するように前記シール板ホルダーに螺着したネジの先端部に一体に備えられ、前記可動式突起部をネジを回転させて前記固定式突起部に対して接近又は離反方向に移動させることにより、前記シール板を、前記シール板ホルダーに対して着脱可能にしたことを特徴とする請求項1記載のヒートシール装置。
  4. 前記シール板ホルダーには、前記熱源板に嵌装され且つ前記シール板の長手方向に対して直交する方向且つ該シール板に対して離反する方向にバネにて付勢されたシール板脱落防止用のシャフトを備え、前記シール板には該シャフトの先端部にネジにて嵌着する嵌着用孔設部を備え、前記シール板ホルダーからのシール板の脱落を防止するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のヒートシール装置。
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