JP2008296398A - 人造大理石の加飾方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピースを所望の位置に容易にセットすることができ、柄や模様を所望の形態に容易に形成して加飾できるようにすること。
【解決手段】板状体15を切断して複数のピース11が形成する。次に、各ピース11をシート状の保持体12に各ピース11を貼付する。次いで、成形型20のキャビティ22内にピース11が貼付された保持体12をセットする。その後、成形型20を閉型した後、樹脂材料を注入して硬化することにより、複数のピース11で表面が加飾された人造大理石10が成形される。
【選択図】図4

Description

本発明は、人造大理石の加飾方法に係り、更に詳しくは、複数のピースが表面に現れる人造大理石の加飾方法に関する。
従来より、注型成形により人造大理石を製造する場合、柄材によって表面に加飾模様を形成する方法が知られている。このような方法は、例えば、特許文献1に開示されている。同文献の方法では、先ず、所定の大きさの硬化物を破砕して柄材を形成する。その後、図8に示されるように、成形型50のキャビティ51内に柄材52を配置し、当該柄材52を上型54及び下型55により挟持して固定する。このように柄材52の移動を規制した状態で、キャビティ51内に樹脂材料を注入して硬化し、人造大理石の成形品を得る。
特開2005−22378号公報
しかしながら、特許文献1の方法にあっては、図8に示されるように、柄材52の大きさにばらつきがあると、小さい柄材52を挟持できなくなる。このため、樹脂材料の注入により柄材52が移動して当該柄材52の密度が偏り易くなり、外観不良の原因になるという不都合を招来する。特に、同文献の方法では、破砕により柄材52を形成するので、柄材52の大きさにばらつきが生じ易くなり、前記不都合が顕出することとなる。更に、同文献では、柄材52の形状が不規則となる他、キャビティ51内への柄材52の配置もランダムとなり、格子柄等の規則性を有する加飾模様を形成できない、という不都合がある。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に基づいて案出されたものであり、その目的は、加飾模様を形成するピースを所望の位置に容易にセットすることができ、前記外観不良を防止することができる人造大理石の加飾方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、柄や模様を所望の形態に容易に形成することができる人造大理石の加飾方法を提供することにある。
更に、本発明の目的は、人造大理石を補強することができる人造大理石の加飾方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、複数のピースで表面を加飾する人造大理石の加飾方法であって、
各ピースをシート状の保持体に貼付し、当該保持体を成形型のキャビティ内にセットした後、前記キャビティ内に樹脂材料を注入して硬化する、という方法を採っている。
本発明において、前記ピースは、板状体を切断して作成するとよい。
また、前記保持体は、前記樹脂材料を透過可能な素材からなることが好ましい。
本発明によれば、保持体にピースを貼付するので、キャビティ内でのピースの移動を規制することができ、従来のように、ピースの偏りに起因する外観不良を防止することが可能となる。しかも、保持体にピースを貼付することで当該ピースの位置決めを行えるので、キャビティ内の所望の位置に柄材を容易にセットして成形することができる。これにより、格子柄等の規則性を有する加飾模様も簡単に形成でき、人造大理石における加飾模様の自由度を向上することが可能となる。また、人造大理石の厚み内にシート状の保持体が位置することとなり、当該保持体を補強部材として作用させることができ、人造大理石の強度を高めたり、当該強度を維持しつつ薄型化を図ることができる。
また、板状体を切断してピースを作成した場合、種々の平面形状のピースを容易に作成でき、当該平面形状の自由度を高めることができる。更に、複数のピースの厚みを均一とすることができ、ピースの取扱性を良好にすることが可能となる。
更に、保持体が樹脂材料を透過するので、隣り合うピースの間に樹脂材料が流れ込み易くなり、樹脂材料が注入不良となって空隙が発生することを回避することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、実施形態に係る人造大理石の概略平面図が示され、図2は、図1の横断面図が示されている。これらの図において、人造大理石10は、特に限定されるものでないが、キッチンカウンターや洗面カウンターに用いられるものであり、その一部を説明の便宜上、模式的にあらわしている。人造大理石10は、平面視略方形の複数のピース11と、当該ピース11の図2中下面に沿うシート状の保持体12と、ピース11の下部及び隣り合うピース11間に位置する樹脂層13とを備えて構成されている。人造大理石10の表面には、ピース11によって碁盤格子状の加飾模様が形成されている。
前記ピース11は、図3(A)に示されるように、同図中点線で示す位置で板状体15を切断することにより作成される。従って、各ピース11は、略均一の厚みにそれぞれ形成される。
前記保持体12は、成形時に、樹脂層13を成形するために注入された樹脂材料を透過可能な樹脂製のメッシュからなる。保持体12は、前記樹脂材料を透過可能である限りにおいて、他の構成とすることができる。具体的には、ナイロン製メッシュ、樹脂を含浸させたFRP製のメッシュ、硝子繊維で作成された不織布、硝子ペーパー及びこれらに多数の穴を設けたものが例示できる。保持体12は、図2に示されるように、人造大理石10の厚み方向中間部に位置しており、当該人造大理石10を補強する作用を奏するようになっている。
次に、前記人造大理石10の製造方法について説明する。
先ず、図3(A)に示されるように、板状体15を同図中点線で示す位置で切断する。これにより、平面視略同一の正方形状となる複数のピース11が形成される。次に、各ピース11の裏面(図3(B)中下面)に接着剤を塗布し、同図に示されるように、保持体12に各ピース11を貼付する。このとき、前記碁盤格子状の加飾模様をなすよう、各ピース11がその端面に沿う方向に略同一ピッチとなり、且つ、当該方向に隣り合うピース11間の隙間の幅が略同一となるように配置する。
次いで、図4に示されるように、成形型20における下型21のキャビティ22内にピース11が貼付された保持体12をセットする。このとき、保持体12を図3(B)に示される状態から上下反転し、当該保持体12の下方にピース11を位置させ、キャビティ22の底部22Aにピース11を乗せる。そして、上型23を下型21上に配置して閉型した後、図示しない注入口から前記樹脂層13を形成する樹脂材料を注入して硬化させた後、脱型することにより人造大理石10を得ることができる。
なお、前記接着剤は、キャビティ22内にセットする際に、各ピース11と保持体12との接着が保たれる程度の接着力を有するものであればよく、成形後は樹脂層13によりピース11が固定されるので成形後の接着力は要求されない。また、前記樹脂材料は、注型成形に用いられる公知のものが使用される。
従って、このような実施形態によれば、保持体12に各ピース11を接着することにより当該ピース11を容易に位置決めすることができる。これにより、碁盤格子状のような規則性を有する加飾模様も簡単且つ精度良く形成することが可能となる。また、保持体12が前記樹脂材料を透過するので、キャビティ22の上部から樹脂材料を注入した場合、隣り合うピース11の間にも樹脂材料を無理なく流し込ませることができる。これにより、ピース11の間において、樹脂材料の不足に起因する空隙が生じることを回避でき、外観不良となることを防止することが可能となる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施形態に対し、形状、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、ピース11の作成方法は、種々の変更が可能であり、図5に示されるように、抜き加工により板状体15を切断して各ピース11をそれぞれ形成してもよい。これによれば、ピース11の平面形状を円形等の曲線を含む形状に容易に形成できる他、略同一形状の多数のピース11を効率良く簡単に作成することが可能となる。また、各ピース11を、注型成形や圧縮成形等の成型法により成形してもよい。
更に、図6及び図7に示されるように、厚みが異なるピース11を用いて成形を行ってもよい。この場合、保持体12の剛性が低いと、図6に示されるように、保持体12がピース11の厚みに応じて変形する。これにより、各ピース11の同図中下面がキャビティ22の底部22Aに乗り、成形後の人造大理石10の表面に各ピース11が現れる。また、保持体12の剛性が高いと、図7に示されるように、保持体12が平面に沿う形状を維持する。これにより、人造大理石10の表面から各ピース11の表面位置を変えることができ、透明な樹脂材料を用いた場合、加飾模様の深み感を高めて意匠的な効果を発揮することが可能となる。
実施形態に係る人造大理石の概略平面図。 図1の横断面図。 (A)は、ピースの作成要領を示す説明図、(B)は、保持体にピースを貼付する要領を示す説明図。 前記人造大理石の製造手順を説明するための概略横断面図。 変形例に係るピースの作成要領を示す説明図。 他の変形例に係る人造大理石の製造手順を説明するための図4と同様の断面図。 更に他の変形例に係る人造大理石の製造手順を説明するための図4と同様の断面図。 従来例に係る人造大理石の製造手順を説明するための図4と同様の断面図。
符号の説明
10・・・人造大理石、11・・・ピース、12・・・保持体、15・・・板状体、20・・・成形型、22・・・キャビティ

Claims (3)

  1. 複数のピースで表面を加飾する人造大理石の加飾方法であって、
    各ピースをシート状の保持体に貼付し、当該保持体を成形型のキャビティ内にセットした後、前記キャビティ内に樹脂材料を注入して硬化することを特徴とする人造大理石の加飾方法。
  2. 前記ピースは、板状体を切断して作成することを特徴とする請求項1記載の人造大理石の加飾方法。
  3. 前記保持体は、前記樹脂材料を透過可能な素材からなることを特徴とする請求項1又は2記載の人造大理石の加飾方法。
JP2007142085A 2007-05-29 2007-05-29 人造大理石の加飾方法 Withdrawn JP2008296398A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184441A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Cleanup Corp 樹脂成形体の製造方法、樹脂成形体
KR20110128798A (ko) 2009-02-12 2011-11-30 크린업 코포레이션 수지 성형체의 제조방법, 수지 성형체
JP2015027793A (ja) * 2013-06-24 2015-02-12 サンヨー化成株式会社 柄材の製造方法及びこれにより製造された柄材並びにこれを用いたプラスチック成形品
CN105643703A (zh) * 2014-11-28 2016-06-08 三洋化成株式会社 花纹材料的制造方法、由该方法制造的花纹材料及使用了其的塑料成型品

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