JP2008296148A - 液状材料塗布機構およびそれを用いた欠陥修正装置 - Google Patents

液状材料塗布機構およびそれを用いた欠陥修正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】塗布針の接触圧を一定にすることができ、かつ塗布針のガタツキが小さな液状材料塗布機構を提供する。
【解決手段】このインク塗布機構では、塗布針をスライド機構22のスライド部40に固定し、レール部41を基板に垂直な方向に移動させて、塗布針の先端部に付着したインクを基板上の欠陥に塗布する。また、支持台24の基準面24aに溝24cを形成し、ネジ43を締め付けることによってレール部41の背面の中央部を溝24cの方向に押圧し、レール部41を撓ませてレール部41の両端部をスライド部40側に押圧する。したがって、スライド部40とレール部41の隙間を小さくして塗布針のガタツキを小さくできる。
【選択図】図5

Description

この発明は液状材料塗布機構およびそれを用いた欠陥修正装置に関し、特に、塗布針を用いて液状材料を基板上の微細領域に塗布する液状材料塗布機構と、それを用いた欠陥修正装置に関する。より特定的には、この発明は、LCD(液晶ディスプレイ)のカラーフィルタ基板の製造工程において基板に発生した欠陥に修正インクを塗布する液状材料塗布機構と、それを用いた欠陥修正装置に関する。
近年、LCD(液晶ディスプレイ)の大型化、高精細化に伴い画素数も増大し、LCDを無欠陥で製造することは困難となり、欠陥の発生確率も増加してきている。このような状況下において歩留まり向上のために、LCDのカラーフィルタの製造工程において発生する欠陥を修正する欠陥修正装置が生産ラインに不可欠となってきている。
図9(a)〜(c)は、LCDのカラーフィルタの製造工程において発生する欠陥を示す図である。図9(a)〜(c)において、カラーフィルタは、透明基板と、その表面に形成されたブラックマトリクス51と呼ばれる格子状のパターンと、複数組のR(赤色)画素52、G(緑色)画素53、およびB(青色)画素54とを含む。カラーフィルタの製造工程においては、図9(a)に示すように画素やブラックマトリクス51の色が抜けてしまった白欠陥55や、図9(b)に示すように隣の画素と色が混色したり、ブラックマトリクス51が画素にはみ出してしまった黒欠陥56や、図9(c)に示すように画素に異物が付着した異物欠陥57などが発生する。
白欠陥55を修正する方法としては、インク塗布機構により、白欠陥55が存在する画素と同色のインクを塗布針の先端部に付着させ、塗布針の先端部に付着したインクを白欠陥55に塗布して修正する方法がある。また、黒欠陥56や異物欠陥57を修正する方法としては、欠陥部分をレーザカットして矩形の白欠陥55を形成した後、インク塗布機構により、塗布針の先端部に付着したインクをその白欠陥55に塗布して修正する方法がある。
図10(a)〜(c)は、塗布針60を用いてインク61をガラス基板62の表面に塗布する方法を示す図である。図10(a)において、塗布針60の先端部60aは先端に向かって徐々に細くなるテーパー状に加工され、先端には円形の平坦面60bが形成されている。塗布針60の先端部60aおよび平坦面60bにインク61を付着させた後、塗布針60の先端をガラス基板62上の目標位置(実際には、たとえば白欠陥55の位置)の上方に位置決めする。次に図10(b)に示すように、塗布針60を下降させて塗布針60先端の平坦面60bをガラス基板62の表面に接触させる。次いで図10(c)に示すように、塗布針60を上方に退避させると、塗布針60先端の平坦面60bに付着したインク61がガラス基板62の表面に転写され、ガラス基板62の表面にはインク61からなる修正層61Aが形成される。
また、塗布針60の平坦面60bのガラス基板62に対する接触圧を一定にするため、塗布針60の上端部をスライド機構のスライド部に固定し、スライド部を所定範囲で垂直方向に移動可能に支持するレール部を駆動手段によって上下動させる方法がある。この方法によれば、レール部を下降させても、塗布針60の先端がガラス基板62の表面に接触した時点で塗布針60およびスライド部が停止するので、塗布針60の先端には塗布針60とスライド部の重量のみがかかり、接触圧が一定に保たれる(たとえば特許文献1参照)。
特開平9−236933号公報
図10(a)〜(c)で示した方法でインク塗布が正常に行なわれた場合、修正層61Aは、図11(a)に示すように、塗布針60先端の平坦面60bとほぼ同じ円形になる。
しかし、接触圧を一定にするために塗布針60の上端部をスライド機構のスライド部に固定した場合、スライド部のガタツキにより塗布針60の先端がガラス基板62上でずれ、図11(b)に示すように、修正層61Aが楕円形になり、修正品位が劣化するという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、塗布針の基板に対する接触圧を一定にすることができ、かつ塗布針のガタツキが小さな液状材料塗布機構と、それを用いた欠陥修正装置を提供することである。
この発明に係る液状材料塗布機構は、塗布針を用いて液状材料を基板上の微細領域に塗布する液状材料塗布機構において、塗布針を基板に垂直に保持するスライド部と、スライド部を基板に垂直な方向に所定の範囲で移動可能に支持するレール部とを含むスライド機構と、レール部を基板に垂直な方向に移動させて、塗布針の先端部に付着した液状材料を微細領域に塗布する駆動手段とを備えたものである。レール部は、幅方向の両端部が互いに対向するように折り曲げられ、長さ方向が基板に垂直な方向に向けられた板部材を含み、スライド部は、板部材の幅方向の両端部の間に挟持されて板部材の長さ方向に移動する。この液状材料塗布機構は、さらに、板部材の幅方向の両端部の間隔が狭くなる方向に板部材を撓ませてスライド部に予圧を与える予圧手段を備えたことを特徴とする。
好ましくは、予圧手段は、基板に垂直な基準面と、該基準面に形成されて板部材よりも狭い所定の幅を持ち、基板に垂直な方向に延在する溝とを有する支持台を含む。板部材の背面は、溝を覆うようにして基準面に当接される。予圧手段は、さらに、板部材の幅方向の中央部を溝の底の方向に押圧するとともに板部材を支持台に固定するネジ部材を含み、駆動手段は、支持台を介してレール部を基板に垂直な方向に移動させる。
また好ましくは、予圧手段は、基板に垂直な基準面を有する支持台と、板部材の背面の幅方向の両端部の各々と基準面の間に配置されたスペーサと、板部材の幅方向の中央部を基準面の方向に押圧するとともに板部材を支持台に固定するネジ部材とを含み、駆動手段は、支持台を介してレール部を基板に垂直な方向に移動させる。
また好ましくは、ネジ部材の締付けトルクが調整されて板部材の撓み量が調整され、板部材からスライド部への予圧量が最適値に設定される。
また好ましくは、微細領域は基板上に発生した欠陥であり、液状材料は欠陥を修正するための修正液である。
また、この発明に係る欠陥修正装置は、上記液状材料塗布機構と、塗布針の先端を欠陥の上方に位置決めする位置決め手段とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る液状材料塗布機構では、塗布針をスライド機構のスライド部に固定し、レール部を基板に垂直な方向に移動させて、塗布針の先端部に付着した液状材料を微細領域に塗布する。したがって、塗布針の基板に対する接触圧を一定にすることができる。また、レール部の板部材の幅方向の両端部の間隔が狭くなる方向に板部材を撓ませるので、スライド機構のガタツキを小さくすることができる。
実施の形態について説明する前に、まず本願発明の基礎となる欠陥修正装置について説明する。
図1は、本願発明の基礎となる欠陥修正装置の要部を示す図である。図1において、この欠陥修正装置は、光学鏡筒1および対物レンズ2を含む観察光学系3を備える。観察光学系3はZ軸テーブル4に搭載されている。修正対象の液晶カラーフィルタ基板5は、対物レンズ2に対向してXYテーブル(図示せず)に搭載される。XYテーブルによって基板5をXY方向(水平方向)に移動させ、Z軸テーブル4によって観察光学系3をZ軸方向(垂直方向)に移動させることにより、基板5表面の任意の位置に対物レンズ2の焦点を合わせて拡大して観察することが可能となっている。
Z軸テーブル4には、インク塗布機構6も搭載されている。インク塗布機構6は、図2(a)(b)に示すように、R,G,Bおよび黒用の4つの塗布ユニット7〜10を備え、塗布ユニット7〜10の各々は、塗布針11と、塗布針ホルダ12と、インク容器13とを含む。塗布ユニット7,8はX1テーブル14に搭載され、塗布ユニット9,10はX2テーブル15に搭載され、図1に示すように、テーブル14,15はZ軸テーブル16に搭載され、Z軸テーブル16はY軸テーブル17に搭載されている。
塗布を行なうために選択された塗布針11を、Y軸テーブル17によって、塗布針11が塗布を行なう欠陥位置のY方向位置と同じ位置に来るように移動させ、次いでZ軸テーブル16によって、選択された塗布針11を含む塗布ユニット7〜10のいずれかを対物レンズ2の下に挿入できるように垂直方向に下降させ、さらに、塗布針11が塗布を行なう欠陥位置のX方向位置と同じ位置に来るように、選択された塗布針11を含む塗布ユニット7〜10のいずれかを搭載するX1テーブル14またはX2テーブル15を対物レンズ2の方向に移動させることにより、対物レンズ2と基板5の間に挿入することが可能となっている。
塗布ユニット7は、図2(a)(b)に示すように、2本のアーム20,21を含む。アーム20の先端には塗布針ホルダ12が取り付けられ、アーム21の先端にはインク容器13が取り付けられ、塗布針11はインク容器13に挿入されている。
図3に示すように、インク容器13の底には孔13aが開口され、インク30が注入されている。孔13aは、インク30が流出しないような小さな寸法に設定されている。インク容器13の側部には保持部31が設けられており、保持部31にはインク容器13をアーム21の先端部に磁石(図示せず)を介して固定するためのインク容器固定ピン32が設けられている。インク容器13の開口部は蓋33で閉じられており、蓋33には孔33aが開口されている。
塗布針11は、先端部11a側の小径部11bと、塗布針ホルダ12に固着される大径部11cからなる段付形状を有し、小径部11bの直径はインク容器13の孔13aの直径よりも若干小さく設定され、大径部11cの直径は蓋33の孔33aの直径よりも若干小さく設定されている。塗布針11の先端部11aは、図10で示した塗布針60と同じ形状に加工されている。
図2(a)(b)に戻って、アーム21の基端部はスライド機構23によってアーム20の中央部に所定の範囲で上下動可能に支持され、アーム20の基端部はスライド機構22によって支持台24に所定の範囲で上下動可能に支持されている。支持台24の下端には、アーム20,21の下方への移動を制限するストッパ25が設けられ、支持台24にはアーム20の基端部の下端を上下動させるシリンダ26が搭載されている。
次に、この欠陥修正装置の動作について説明する。待機時は、シリンダ26によってアーム20が上限位置に保持され、アーム21およびインク容器13はアーム20にぶら下がった状態になっている。このときアーム20,21間の上下方向の距離は最大になっており、図3に示すように、塗布針11の先端部11aはインク30に浸漬されている。
観察光学系3によって基板5に欠陥を見つけた場合は、その欠陥を修正するために必要なインク30を選択する。選択したインク30がたとえば塗布ユニット7のインク容器13に注入されているとすると、テーブル14〜17を制御して塗布ユニット7の塗布針11を対物レンズ2と基板5上の欠陥との間に挿入する。
次いで、塗布ユニット7のシリンダ26によってアーム20,21を下限位置まで下降させる。このとき、アーム21がアーム20よりも先にストッパ25に接触し、アーム20,21間の上下方向の距離が最小になり、塗布針11の先端部11aがインク容器13の孔13aを貫通してインク容器13の底から突出する。インク容器13の底から突出した塗布針11の先端部11aには、図10(a)で示したように、インク30が付着している。
次に、さらにZ軸テーブル16を垂直方向に下降させると、図10(b)に示したように、塗布針11の先端部11aが欠陥に接触し、塗布針11の先端部11aに付着したインク30が欠陥に塗布されて欠陥が修正される。このとき、塗布針11の先端が基板5の表面に接触した後も所定の食い込み量だけZ軸テーブル16を低下させるが、塗布針11の先端が基板5の表面に接触した時点で塗布針11が停止するので、塗布針11の先端には塗布針11、塗布針ホルダ12、アーム20、およびスライド機構23のスライド部の重量のみがかかり、接触圧が一定に保たれる。次いでZ軸テーブル16を垂直方向に上昇させ、シリンダ26によってアーム20,21を上限位置まで上昇させると、図3で示したように、塗布針11の先端部11aはインク容器13内に収容され、欠陥の修正は終了する。
以上が本願発明の基礎となる欠陥修正装置の説明である。上記欠陥修正装置では、図11(b)で示したように、塗布針11の先端が基板5上でずれるという問題があった。ここで、基板5上での塗布針11のずれの原因について説明する。
図4は、塗布ユニット7のインク容器13を取り外した状態を示す図である。図4において、塗布針11は塗布針ホルダ12に固定され、アーム20を介してスライド機構22のスライド部40に取り付けられ、スライド機構22のレール部41は支持台24の基準面に取り付けられている。インク塗布時における塗布針11先端の基板5に対する接触圧を一定にするため、塗布針11の先端が基板5に接触するとスライド部40がレール部41に沿って上方へ逃げるようになっている。
しかしながら、スライド機構22から塗布針11までの距離Aは、スライド機構22の幅Bの数倍長い。このため、スライド部40のレール部41に対するわずかなガタツキΔdが拡大されて塗布針11先端に伝わり、塗布針11の先端が基板5上で大きくずれ、図11(b)で示したように、修正層が楕円形になってしまう。
この解決方法として、レール部41からスライド部40に予め予圧の掛けられたスライド機構22を使用する方法も考えられる。しかし、この方法では、スライド部40、レール部41、ボール42などの寸法の測定結果から予圧量を想定するため、実際に組み付けた状態での予圧量は判らない。そのため、予圧が不足してガタツキが発生した場合や、予圧が過大になってスライド機構22の動作が鈍くなった場合に、調整することができない。本願発明では、この問題の解決が図られる。
図5(a)は、この発明の一実施の形態によるインク塗布機構の要部を示す断面図であり、図5(b)は比較例を示す断面図である。また、図6(a)は本願発明の塗布ユニットの組立分解図であり、図6(b)は比較例を示す図である。
図5(a)および図6(a)において、このインク塗布機構では、支持台24にスライド機構22が固定され、アーム20がスライド機構22によって上下動可能に支持される。支持台24には、Y軸と直交し、かつZ軸と平行な基準面24aと、X1軸と直交し、かつZ軸と平行な基準面24bとが形成され、基準面24aの中央には、所定の幅を有し、Z軸方向に延在する溝24cが形成されている。溝24cの幅は、スライド機構22の幅の約1/2〜1/3とすることが望ましい。溝24cの深さは、ごく僅かあればよい。
スライド機構22は、スライド部40とレール部41を含む。レール部41は、所定の幅および長さの金属板の幅方向の両端部を互いに対向するように略垂直に折り曲げた形状を有する。スライド部40は、レール部41と同様に断面形状がコの字型の金属板で構成されているが、レール部41よりも小さい。スライド部40は、背面を外側に向けてレール部41の凹部に挿入されている。スライド部40の外側の側面とレール部41の内側の側面は所定の隙間を開けて配置される。対向するスライド部40の外側の側面とレール部41の内側の側面には、それぞれ対向する1対の溝が形成され、1対の溝の間に複数のボール42が回動自在に挿入される。これにより、スライド部40は、レール部41の幅方向の両端部に挟持されるとともに、レール部41の長さ方向に移動可能に支持される。
レール部41の背面および外側の側面は、それぞれ支持台24の基準面24a,24bに当接される。これにより、レール部41の長さ方向がZ軸方向に向けられるとともに、レール部41の幅方向がX1軸方向に向けられる。また、溝24cは、レール部41の背面で覆われる。
レール部41の背面には、中心線に沿って所定の間隔で複数(図では2つ)の貫通孔41aが形成され、溝24cの底の中央には各貫通孔41aに対応するネジ孔24dが形成されている。レール部41は、各貫通孔41aを介してネジ孔24dにネジ43を螺合することにより、支持台24に固定される。
レール部41の背面をネジ43で締付けると、図7(a)(b)に示すように、溝24cの両側の角部を支点としてレール部41が内側に撓む。この撓みにより、レール部41の幅方向の両端部が複数のボール42を介してスライド部40に押圧され、レール部41とスライド部40の間の隙間が小さくなる。また、ネジ43の締付け力を調整することにより、レール部41の撓み量を調整し、レール部41からスライド部40への予圧量を最適値に設定することができる。ネジ43の締付け力は、トルクで管理される。
図5(a)および図6(a)に戻って、アーム20の基端部には、垂直方向に所定の間隔で複数(図では2つ)の貫通孔が形成され、スライド部40の中央には各貫通孔に対応するネジ孔が形成されている。アーム20は、各貫通孔を介してネジ孔にネジ44を螺合することにより、スライド部40に固定される。
この実施の形態では、ネジ43を締め付けることによってレール部41を撓ませ、レール部41とスライド部40の隙間を小さくすることができる。したがって、塗布針11を保持しているスライド部40のガタツキをなくすことができ、塗布針11の先端が基板5上でずれて修正層が楕円形になるのを防止することができる。
これに対して、図5(b)および図6(b)で示される比較例では、支持台24の基準面24aに溝24cが形成されていないので、ネジ43を締め付けてもレール部41は撓まない。したがって、スライド部40にガタツキがある場合は、塗布針11の先端が基板5上でずれて修正層が楕円形になってしまう。
また、図8(a)(b)は、この実施の形態の変更例を示す断面図であって、図7(a)(b)と対比される図である。図8(a)(b)を参照して、この変更例が実施の形態と異なる点は、溝24cの代わりに2つのスペーサ45が設けられる点である。各スペーサ45は、帯状の金属薄板で形成される。2つのスペーサ45は、それぞれレール部41の背面の幅方向の両端部と基準面24aとの間に設けられる。レール部41の背面をネジ43で締付けると、図8(a)(b)に示すように、両側のスペーサ45の角部を支点としてレール部41が内側に撓む。したがって、この変更例でも、実施の形態と同じ効果が得られる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の基礎となる欠陥修正装置の要部を示す図である。 図1に示したインク塗布機構の構成を示す図である。 図2に示したインク容器の構成を示す断面図である。 図1〜図3に示したインク塗布機構の問題点を説明するための図である。 この発明の一実施の形態によるインク塗布機構の要部および比較例を示す断面図である。 この発明の一実施の形態によるインク塗布機構の要部および比較例を示す組立分解図である。 図5および図6に示したインク塗布機構の効果を説明するための図である。 実施の形態の変更例を示す断面図である。 LCDのカラーフィルタの製造工程において発生する欠陥を示す図である。 塗布針を用いてインクを塗布する方法を示す図である。 図10で示したインク塗布方法の問題点を説明するための図である。
符号の説明
1 光学鏡筒、2 対物レンズ、3 観察光学系、4,16 Z軸テーブル、5 液晶カラーフィルタ基板、6 インク塗布機構、7〜10 塗布ユニット、11 塗布針、11a 先端部、11b 小径部、11c 大径部、12 塗布針ホルダ、13 インク容器、13a 孔、14 X1テーブル、15 X2テーブル、17 Y軸テーブル、20,21 アーム、22,23 スライド機構、24 支持台、24a,24b 基準面、24c 溝、24d ネジ孔、25 ストッパ、26 シリンダ、30 インク、31 保持部、32 インク容器固定ピン、33 蓋、33a 孔、40 スライド部、41 レール部、41a 貫通孔、42 ボール、43,44 ネジ、45 スペーサ、51 ブラックマトリクス、52 R画素、53 G画素、54 B画素、55 白欠陥、56 黒欠陥、57 異物欠陥、60 塗布針、60a 先端部、60b 平坦面、61 インク、61A 修正層、62 ガラス基板。

Claims (6)

  1. 塗布針を用いて液状材料を基板上の微細領域に塗布する液状材料塗布機構において、
    前記塗布針を前記基板に垂直に保持するスライド部と、前記スライド部を前記基板に垂直な方向に所定の範囲で移動可能に支持するレール部とを含むスライド機構と、
    前記レール部を前記基板に垂直な方向に移動させて、前記塗布針の先端部に付着した前記液状材料を前記微細領域に塗布する駆動手段とを備え、
    前記レール部は、幅方向の両端部が互いに対向するように折り曲げられ、長さ方向が前記基板に垂直な方向に向けられた板部材を含み、前記スライド部は、前記板部材の幅方向の両端部の間に挟持されて前記板部材の長さ方向に移動し、
    さらに、前記板部材の幅方向の両端部の間隔が狭くなる方向に前記板部材を撓ませて前記スライド部に予圧を与える予圧手段を備えたことを特徴とする、液状材料塗布機構。
  2. 前記予圧手段は、前記基板に垂直な基準面と、該基準面に形成されて前記板部材よりも狭い所定の幅を持ち、前記基板に垂直な方向に延在する溝とを有する支持台を含み、
    前記板部材の背面は、前記溝を覆うようにして前記基準面に当接され、
    前記予圧手段は、さらに、前記板部材の幅方向の中央部を前記溝の底の方向に押圧するとともに前記板部材を前記支持台に固定するネジ部材を含み、
    前記駆動手段は、前記支持台を介して前記レール部を前記基板に垂直な方向に移動させることを特徴とする、請求項1に記載の液状材料塗布機構。
  3. 前記予圧手段は、
    前記基板に垂直な基準面を有する支持台と、
    前記板部材の背面の幅方向の両端部の各々と前記基準面の間に配置されたスペーサと、
    前記板部材の幅方向の中央部を前記基準面の方向に押圧するとともに前記板部材を前記支持台に固定するネジ部材とを含み、
    前記駆動手段は、前記支持台を介して前記レール部を前記基板に垂直な方向に移動させることを特徴とする、請求項1に記載の液状材料塗布機構。
  4. 前記ネジ部材の締付けトルクが調整されて前記板部材の撓み量が調整され、前記板部材から前記スライド部への予圧量が最適値に設定されることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の液状材料塗布機構。
  5. 前記微細領域は前記基板上に発生した欠陥であり、前記液状材料は前記欠陥を修正するための修正液であることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の液状材料塗布機構。
  6. 請求項5に記載の液状材料塗布機構と、
    前記塗布針の先端を前記欠陥の上方に位置決めする位置決め手段とを備えたことを特徴とする、欠陥修正装置。
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JP6461260B1 (ja) * 2017-08-02 2019-01-30 Ntn株式会社 塗布機構及び塗布装置

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