JP2008294093A - 研磨装置、半導体デバイス及び半導体デバイス製造方法 - Google Patents

研磨装置、半導体デバイス及び半導体デバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被研磨物からその周囲へはみ出す研磨体のはみ出し部分を支持する支持部について、一旦高さを設定した前記支持部が研磨時に研磨体から受ける圧力によって傾いたり下がったりしない研磨装置を提供する。
【解決手段】支持部9は、基板2の研磨時に基板2からその周囲へはみ出す研磨パッド8のはみ出し部分を支持する様に基板の外周部に沿って設けられている。支持部9は、基板保持部3の外周部に沿った環状の空気圧シリンダ12とは複数のピストンロッド16によって連結され、上下動する。研磨時には空気圧シリンダ12を駆動し、基板2の被研磨面と支持部9の支持面の高さが略々同一になるようにし、略々同一高さになった時点でシリンダ室14a,14bの両方に均衡する圧力を加える。空気圧シリンダ12は環状のピストン15を有しているので受圧面積が大きく、支持部9は研磨時に研磨パッド8から圧力を受けても変位し難い。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、半導体ウエハやガラス基板などの被研磨物の平坦化研磨等に用いるのに好適な研磨装置、これを用いた半導体デバイス製造方法、及び、この製造方法により製造される半導体デバイスに関するものである。
従来から、CMPなどによる研磨を行う研磨装置として、研磨パッド等の研磨体と、ウエハ等の被研磨物を保持する保持部とを備え、前記研磨体と前記被研磨物との間に荷重を加え、前記研磨体及び前記被研磨物を相対移動させることにより、前記被研磨物を研磨する研磨装置が提供されている。
この種の研磨装置には、被研磨物の研磨時に、研磨体と被研磨物との相対移動により、研磨体の一部を一時的に又は常時、被研磨物からその周囲へはみ出せるものがある。従来から、例えば、第1のタイプの研磨装置として、チャックにフェイスアップで真空吸着されたウエハを、角度追従性のあるフレキシブルな研磨ヘッド部に取り付けたスモールパッド(ウエハよりも小径の研磨パッド)で研磨する場合、ウエハから研磨パッドを一時的にはみ出させる研磨装置が提供されている。また、例えば、第2のタイプの研磨装置として、チャックにフェイスダウンで真空吸着されたウエハを、研磨定盤に取り付けたラージパッド(ウエハよりも大径の研磨パッド)で研磨する場合、ウエハから研磨パッドを常時はみ出させる研磨装置が提供されている。
ウエハ等の被研磨物の研磨時に、研磨パッド等の研磨体を被研磨物からその周囲へ一時的又は常時はみ出させる、前述した従来の研磨装置では、ウエハ等からの研磨パッドのはみ出しに起因して、ウエハ等の外周側部分が一番多く削れてしまうエッジファーストが生じてしまうなどの不都合が生ずる。
そこで、このような研磨装置において、ウエハ等の被研磨物の研磨時に少なくとも一時的に前記被研磨物からその周囲へはみ出す研磨パッド等の研磨体のはみ出し部分を支持する支持部を設けることが、提案されている(下記特許文献1,2)。これらの研磨装置によれば、前記はみ出し部が前記支持部により支持されるので、エッジファースト等を低減することができる。
特許文献1の図1及び図2に開示された研磨装置では、研磨パッドの前記はみ出し部分を支持する支持部(特許文献1では、「ガイド部材」と称している。)は、保持部に保持されるウエハの外周の全体に沿うように配置されている。そして、この研磨装置では、前記支持部における前記はみ出し部分を支持する支持面の高さを、ウエハの被研磨面の高さと略々同一の高さ、及び、当該略々同一の高さから立ち下がる高さに、それぞれ調整して設定し得る高さ調整機構として、前記支持部におけるその周方向に間隔をあけた複数の箇所をそれぞれ上下動させる複数の空気圧シリンダが用いられている。この高さ調整機構によって、はみ出し部分を支持する支持部の支持面の高さをウエハの被研磨面の高さと略々同一の高さにしてウエハの研磨を行うことができる一方、ウエハの保持部に対するローディング及びアンローディング時に前記支持部を立ち下げることで、前記支持部をウエハに接近させて配置しても、支持部は搬送ロボットによるウエハのローディング及びアンローディングの動作の邪魔にならなくなる。
また、特許文献2の図1乃至図3に開示された研磨装置では、研磨パッドの前記はみ出し部分を支持する支持部は、保持部に保持されるウエハの外周の一部分のみに沿うように配置されている。そして、この研磨装置では、前記支持部における前記はみ出し部分を支持する支持面の高さを、ウエハの被研磨面の高さを調整して設定し得る高さ調整機構として、電動モータ及びこれにより作動するねじ送り機構が用いられている。また、この研磨装置では、前記保持部に保持されたウエハ等の被研磨面の高さを基準とした前記支持部における前記はみ出し部分を支持する支持面の高さを計測するための計測部が設けられ、その計測結果に応じて、前記高さ調整機構を制御する。したがって、この研磨装置によれば、ウエハ等の厚さがばらついても、エッジファースト等を効果的に低減することができる。
特開2002−75935号公報 特開2003−229388号公報
しかしながら、前述した特許文献1の図1及び図2に開示された研磨装置では、高さ調整機構として、前記支持部におけるその周方向に間隔をあけた複数の箇所をそれぞれ上下動させる複数の空気圧シリンダが用いられているので、複数の空気圧シリンダにより上下動される前記支持部の各箇所の高さを揃えて前記支持部に傾きが生じないようにすることは困難であるとともに、各空気圧シリンダのピストンの受圧面積が比較的小さくならざるを得ないことから研磨時に研磨パッドから前記支持部が受ける圧力によってピストンが変位してしまい、はみ出し部分を支持する支持部が傾いたり下がったりしてしまい易かった。その結果、この研磨装置では、必ずしも十分にエッジファースト等を低減することはできなかった。
また、前述した特許文献2の図1乃至図3に開示された研磨装置では、前記高さ調整機構として電動モータ及びこれにより作動するねじ送り機構が用いられているので、バックラッシュ等の影響を受けることから、はみ出し部分を支持する支持部が研磨時に研磨パッドから受ける圧力によって下がり易かった。その結果、この研磨装置では、必ずしも十分にエッジファースト等を低減することはできなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、被研磨物からその周囲へはみ出す研磨体のはみ出し部分を支持する支持部の高さを調整して設定し得るにも拘わらず、一旦高さを設定した前記支持部が研磨時に研磨体から受ける圧力によって傾いたり下がったりし難く、これによりエッジファースト等をより低減することができる研磨装置、これを用いた半導体デバイス製造方法、及び、この製造方法により製造される半導体デバイスを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による研磨装置は、研磨体と、被研磨物を保持する保持部とを備え、前記研磨体と前記被研磨物との間に荷重を加え、前記研磨体及び前記被研磨物を相対移動させることにより、前記被研磨物を研磨する研磨装置において、前記保持部に保持される前記被研磨物の外周の全体に沿うように配置された支持部であって、前記被研磨物の研磨時に少なくとも一時的に前記被研磨物からその周囲へはみ出す前記研磨体のはみ出し部分を支持する支持部と、前記支持部における前記はみ出し部分を支持する支持面の高さを、前記被研磨物の被研磨面の高さと略々同一の高さ、及び、当該略々同一の高さから立ち下がる高さに、それぞれ調整して設定し得る高さ調整機構と、を備え、前記高さ調整機構は、前記保持部に保持された被研磨物の回転軸回りを周回するように設けられたシリンダ室、及び、該シリンダ室内において前記回転軸回りを周回するように設けられた環状のピストンを有する流体圧シリンダを、含み、前記シリンダ室は、前記環状のピストンによって第1及び第2の室に画成され、前記第1の室内の流体圧により前記環状のピストンに前記支持面の高さを高くする方向の力が加えられる一方、前記第2の室内の流体圧により前記環状のピストンに前記支持面の高さを低くする方向の力が加えられるものである。
本発明の第2の態様による研磨装置は、前記第1の態様において、前記支持部は、前記保持部に保持された前記被研磨物と共回転するように設けられたものである。
本発明の第3の態様による研磨装置は、前記第1又は第2の態様において、前記保持部に保持された前記被研磨物の被研磨面の高さを基準とした前記支持部における前記はみ出し部分を支持する支持面の高さを計測するための計測部と、前記計測部による計測結果に基づいて、前記被研磨面の高さを基準とした前記支持面の相対的な高さが、前記略々同一の高さである所望の相対的な高さとなるように、前記高さ調整機構を作動させる制御部を、備えたものである。
本発明の第4の態様による研磨装置は、前記第3の態様において、前記支持面を前記立ち下がる高さから前記略々同一の高さである所望の相対的な高さに設定する場合、前記制御部は、前記支持部を上昇させ、前記所望の相対的な高さの手前の所定高さで一旦前記支持部を停止させた後に、前記支持部をその停止前よりも遅い速度で上昇させ、前記支持面が前記所望の相対的な高さになったときに、前記支持部が停止するように、前記高さ調整機構を制御するものである。
本発明の第5の態様による半導体デバイス製造方法は、前記第1乃至第4のいずれかの態様による研磨装置を用いて、半導体ウエハの表面を平坦化する工程を有するものである。
本発明の第6の態様による半導体デバイスは、前記第5の態様による半導体デバイス製造方法により製造されるものである。
本発明によれば、被研磨物からその周囲へはみ出す研磨体のはみ出し部分を支持する支持部の高さを調整して設定し得るにも拘わらず、一旦高さを設定した前記支持部が研磨時に研磨体から受ける圧力によって傾いたり下がったりし難く、これによりエッジファースト等をより低減することができる研磨装置、これを用いた半導体デバイス製造方法、及び、この製造方法により製造される半導体デバイスを提供することができる。
以下、本発明による研磨装置、半導体デバイス製造方法及び半導体デバイスについて、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態による研磨装置のインデックステーブル1の付近を模式的に示す概略平面図である。図2及び図3は、それぞれ図1中のA−A’矢視の概略断面を模式的に示す図である。ただし、図2と図3とでは、後述するように異なる状態を示している。図4は、図1中のB−B’矢視の概略断面を模式的に示す図である。図5は、図2中のD−D’矢視図である。
本実施の形態による研磨装置は、図1に示すように、図示しない固定部に対して中心軸O回りに回動自在に支持され、電動モータ(図示せず)により図1中の矢印Cの方向に回動されるインデックステーブル1を、備えている。インデックステーブル1には、軸Oを中心とする同一の円周上に90゜間隔で配置された4つの基板保持部3が設けられている。本実施の形態では、各基板保持部3は、それらの上部に被研磨物としての正方形状のガラス基板2を保持し、ガラス基板2の上面が被研磨面となる。
インデックステーブル1が回動することによって、4つの基板保持部3がそれぞれ、ローディングゾーンZ1、第1の研磨ゾーンZ2、第2の研磨ゾーンZ3及びアンローディングゾーンZ4に、順次位置するようになっている。本実施の形態では、第1の研磨ゾーンZ2でガラス基板2の被研磨面を粗研磨して平坦化し、第2の研磨ゾーンZ3で、平坦化処理後のガラス基板2の被研磨面を仕上げ研磨する。
各基板保持部3は、略々円盤状(例えば、正方形盤状でもよい。)に構成されて公知の真空吸着可能な構造(図示せず)を持ち、ガラス基板2を真空吸着することによってガラス基板2を上面に保持し得るようになっている。基板保持部3の下部には支持筒4が固定され、支持筒4がベアリング等(図示せず)によりインデックステーブル1に回転自在に支持され、アクチュエータとして電動モータを用いた図示しない機構によって、図2乃至図4中の矢印Eの方向に回転できるようになっている。基板保持部3は、このようにインデックステーブル1に対して矢印Eの方向に回転できるが、インデックステーブル1に対して図2乃至図4中の上下方向には移動しないようになっている。
また、図1に示すように、研磨ゾーンZ2,Z3には、研磨ヘッド(研磨部材)5,6がそれぞれ設けられている。研磨ゾーンZ2の研磨ヘッド5は、図4に示すように、研磨定盤7の下面に研磨体としての研磨パッド8を設置したものである。研磨パッド8としては、例えば、2層のスタッキングパッドが用いられるが、粗研磨の平坦化処理に適した材質、層数及び表面の溝構造等を持つものを適宜選択すればよい。
研磨ヘッド5は、アクチュエータとして電動モータを有する図示しない機構によって、図4中の矢印F,G,Hで示すように、回転、上下動及び左右に揺動(往復動)できるようになっている。また、図面には示していないが、研磨定盤7は角度追従性を持つように支持されている。研磨ヘッド5の研磨パッド8の径は、ガラス基板2の一辺より小さくされている。もっとも、研磨パッド8の径は、ガラス基板2の一辺より大きくしてもよい。研磨ゾーンZ2に位置している基板保持部3に保持されたガラス基板2の研磨時に、研磨ヘッド5の矢印Hの方向の揺動によって、図1及び図4に示すように、研磨パッド8の一部が一時的にガラス基板2の図1及び図4中の右側の周囲へはみ出すようになっている。図4は、研磨パッド8が最も右側へはみ出した状態を示している。また、図面には示していないが、研磨ヘッド5は、研磨剤(スラリー)供給構造を持ち、研磨定盤7の下面の回転中心に形成された給液孔から研磨パッド8にひいてはガラス基板2上に研磨剤を供給し得るように構成されている。本実施の形態では、この研磨剤として、粗研磨の平坦化処理に適した種類のものが用いられている。
以上、研磨ゾーンZ2の研磨ヘッド5に関して説明したが、研磨ゾーンZ3の研磨ヘッド6についても同様に構成されている。ただし、研磨ヘッド6では、ガラス基板2の被研磨面の仕上げ研磨に適した研磨パッドが用いられ、また、この仕上げ研磨に適した種類の研磨剤が供給されるようになっている。さらに、研磨ヘッド6も研磨ヘッド5と同様に、回転、上下動及び左右に揺動(往復動)できるようになっているが、本実施の形態では、研磨ヘッド6の揺動によって、図1に示すように、研磨ヘッド6の研磨パッドの一部が一時的にガラス基板2の図1中の左側の周囲へはみ出すようになっている。
そして、本実施の形態による研磨装置では、図1に示すように、各基板保持部3に対応して、当該基板保持部3に保持されるガラス基板2の外周の全体に沿うように配置された支持部9が設けられている。基板保持部3の平面視での形状は、図1及び図5に示すように、内周がガラス基板2の外周に合わせて正方形状であるのに対し、外周が円形状となっている。もっとも、支持部9の外周の形状は、円形状に限定されるものではない。本実施の形態では、支持部9は、下側の支持基材10と、その上面に設けられ支持面を形成する部材11とから構成されている。部材11の材料は特に限定されるものではないが、被研磨物(本実施の形態では、ガラス基板2)と同じ材料又は被研磨物と同程度の摩耗特性を有する材料を用いることが好ましい。
本実施の形態による研磨装置では、支持部9における研磨ヘッド5の研磨パッド8のはみ出し部分を支持する支持面(本実施の形態では、上面)の高さを、ガラス基板2の被研磨面(本実施の形態では、上面)と略々同一の高さ(図3及び図4参照)、及び、当該略々同一の高さから立ち下がる高さ(図2参照)に、それぞれ調整して設定し得る高さ調整機構として、空気圧シリンダ12が、基板保持部3の外周部に設けられている。
空気圧シリンダ12は、基板保持部3に保持されたガラス基板2の回転軸(支持筒4の中心軸線)回りを周回するように設けられたシリンダ室14を内部に有する環状のシリンダ本体13と、シリンダ室14内において支持筒4の中心軸線回りを周回するように設けられた環状(図示の例では円環状となっているが、必ずしもこれに限定されず、環状であれば例えば四角環状等でもよい。)のピストン15と、下端がピストン15に固定され上端側がシリンダ本体13の上方外部へ気密性を保つように導出された複数(図示の例では、8本)のピストンロッド16と、を備えている。本実施の形態では、8本のピストンロッド16の上端は、支持部9におけるその周方向に45゜ずつの間隔をあけた8箇所にそれぞれ固定されている。シリンダ室14は、環状のピストン15によって、下側室(第1の室)14a及び上側室(第2の室)14bに画成されている。下側室14a内の空気圧により環状のピストン15に支持部9の支持面(上面)の高さを高くする方向の力が加えられる一方、上側室14b内の空気圧により環状のピストン15に支持部9の支持面の高さを低くする方向の力が加えられる。
シリンダ本体13は、基板保持部3に対して固定され、基板保持部3と共回転する。これにより、支持部9は、インデックステーブル1に対して矢印Eの方向に、基板保持部3に保持されるガラス基板2と共回転するようになっている。シリンダ本体13は、ベアリング17を介して、インデックステーブル1に固定された円環状の固定部材18により回転自在に支持されている。
シリンダ本体13の内部には、下側室14aに連通した通路19a、及び、上側室14bに連通した通路19bがそれぞれ設けられている。図2乃至図4に示すように、固定部材18には配管20a,20bが接続されている。図面には示していないが、固定部材18の内部には、配管20aとシリンダ本体13の内部通路19aとの間を連通させる第1の内部通路、及び、配管20bとシリンダ本体13の内部通路19bとの間を連通させる第2の内部通路が、設けられている。図面には示していないが、内部通路19aと前記第1の内部通路との間、及び、内部通路19bと前記第2の内部通路との間は、固定側通路と回転側通路との間を他所に対して気密性を保つように接続するシール構造により、それぞれ接続されている。このようなシール構造としては、公知のシール構造を採用することができ、例えば、メカニカルシールを用いたシール構造を採用することができる。なお、シリンダ本体13は、実際には複数の部材が組み合わされることで構成されるが、図2乃至図4では、理解を容易にするため、簡略化して単一の部材で構成されているかのように記載している。この点は、固定部材18についても同様である。
また、本実施の形態による研磨装置では、図1乃至図3に示すように、基板保持部3に保持された状態におけるガラス基板2の被研磨面の高さを基準とした支持部9における前記はみ出し部分を支持する支持面の高さを計測するための計測部として、接触子21aを有する機械式の変位計21が、ローディングゾーンZ1に設けられている。このような変位計21に代えて、光学式などの非接触式の変位計を用いてもよい。変位計21は、変位計移動機構22(図1乃至図3には図示せず。後述する図6参照。)によって、図2及び図3中の矢印J,Kで示すように、左右及び上下に移動可能となっている。変位計21からの計測結果(ガラス基板2の被研磨面の高さを基準とした支持部9の支持面の高さ)は、後述する制御部23により、空気圧シリンダ12を制御するために用いられる。
図6は、本実施の形態による研磨装置の制御系統を模式的に示す図である。図6に示すように、本実施の形態による研磨装置は、外部から供給される高圧空気を所定の圧力に調整する圧力制御器31と、電空レギュレータ32,33と、三方切替弁34,35と、装置全体を制御する制御部23とを更に備えている。
電空レギュレータ32,33及び三方切替弁34,35の組は、各基板保持部3に対して設けられた空気圧シリンダ12に対して1対1に設けられるが、図6では、その1組のみを示している。電空レギュレータ32,33はそれぞれ、圧力制御器31からの所定圧力の空気を、制御部23からの制御信号に応じた大きさの圧力に調整する。三方切替弁34は、制御部23からの制御信号に応答して、電空レギュレータ32により圧力が調整された空気を配管20aを介して空気圧シリンダ12の下側室14aに供給する状態、及び、空気圧シリンダ12のシリンダ12の下側室14aを配管20aを介して大気に解放する状態の、いずれかの状態に切り替える。三方切替弁35は、制御部23からの制御信号に応答して、電空レギュレータ33により圧力が調整された空気を配管20bを介して空気圧シリンダ12の上側室14bに供給する状態、及び、空気圧シリンダ12のシリンダ12の上側室14bを配管20bを介して大気に解放する状態の、いずれかの状態に切り替える。
制御部23は、電空レギュレータ32,33及び三方切替弁34,35の他、前述した各部のモータや、変位計21や、変位計移動機構22や、ローディングゾーンZ1に位置している基板保持部3に対してガラス基板2をローディングする搬送装置(図示せず)や、アンローディングゾーンZ4に位置している基板保持部3に対してガラス基板2をアンローディングする搬送装置(図示せず)などを、制御することによって、以下に説明する動作を行う。
各ゾーンZ1〜Z4での動作は並行して行われるが、各基板保持部3に関する動作は各ゾーンZ1〜Z4ごとに同じであるので、ここでは、1つの基板保持部3に着目して動作を説明する。
基板保持部3がゾーンZ1に位置しているときに、図示しない搬送装置により、ガラス基板2が基板保持部3上にローディングされる。この状態では、制御部23の制御下で、既に、当該基板保持部3に対して設けられた空気圧シリンダ12の下側室14aが大気に解放されるとともに、当該空気圧シリンダ12の上側室14bが所定の圧力とされており、これにより、当該基板保持部3に対して設けられた支持部9は、図2に示すように、下限位置まで立ち下がっている。ここで用いる搬送装置は、特に限定されるものではないが、例えば、特許文献1の図3及び図4に開示されている搬送装置と同様に、複数の把持爪でガラス基板2の外周を把持するような搬送装置を用いることができる。ガラス基板2のローディング時には、基板保持部3の支持部9が立ち下げられているので、図1及び図5に示すように平面視で支持部9をガラス基板2に接近するように配置されていても、支持部9は搬送装置によるガラス基板2のローディングの動作の邪魔にならない。なお、図2では、変位計21はその接触子21aがガラス基板2に対応する位置まで進出した状態を示しているが、変位計21はガラス基板2のローディング時にはその邪魔にならないように図2中の左方向に退避している。
次に、ゾーンZ1に関して、制御部23は、変位計移動機構22を制御して、図2に示すように、変位計21の接触子21aを基板保持部3上に保持されたガラス基板2の被研磨面に接触させ、変位計21にガラス基板2の被研磨面の高さに相当する基準高さ(ゼロ点)を取得させる。なお、接触子21aの接触箇所は、ガラス基板2の有効領域の外側に設定することが好ましい。個々のガラス基板2の厚さがばらついていても、その厚さに応じてゼロ点が取得されることになる。
引き続いて、ゾーンZ1に関して、制御部23は、変位計移動機構22を制御して、変位計21の接触子21aを支持部9と対向する位置まで移動させる。その後、制御部23は、ゾーンZ1の空気圧シリンダ12の上側室14bを大気に解放させるとともに、当該空気圧シリンダ12の下側室14aの圧力を所定圧力にすることで、支持部9を上昇させていく。やがて、支持部9の支持面(上面)が変位計21の接触子21aに当接し、変位計21の変位検出範囲に入る。制御部23は、変位計21からの計測結果(ゾーンZ1の基板保持部3に保持されたガラス基板2の被研磨面の高さを基準とした支持部9の支持面の高さを示す信号)をモニタしながら、ガラス基板2の被研磨面の高さを基準とした支持部9の支持面の高さが、ガラス基板2の被研磨面の高さと略々同一の高さである所望の高さの手前の所定高さとなったときに、ゾーンZ1の空気圧シリンダ12の大気に解放していた上側室14bの圧力を所定圧力にして、ピストン15に上方向に加わっている力と均衡する下方向の力をピストン15に加え、支持部9を停止させる。その後、制御部23は、ゾーンZ1の空気圧シリンダ12の下側室14aの圧力をそれまで加えていた圧力よりも高い所定圧力とすることで、支持部9をその停止前よりも遅い速度で上昇させる。
そして、ゾーンZ1に関して、制御部23は、変位計21からの計測結果をモニタしながら、ガラス基板2の被研磨面の高さを基準とした支持部9の支持面の高さが、ガラス基板2の被研磨面の高さと略々同一の高さである所望の高さとなったときに、ゾーンZ1の空気圧シリンダ12の上側室14bの圧力をそれまでの圧力より高い所定圧力にして、ピストン15に上方向に加わっている力と均衡する下方向の力をピストン15に加え、支持部9を停止させる。図3は、この状態を示している。
このように、支持部9を所望の相対的な高さの手前の所定高さで一旦前記支持部を停止させた後に、支持部9をその停止前よりも遅い速度で上昇させるので、支持部9を精度良く所望の相対的な高さに設定することができる。もっとも、支持部9の制御方法は、前述した例に限定されるものではない。
ゾーンZ1に関して、図3に示す状態となったら、制御部23は、変位計移動機構22を制御して、変位計21を図3中の左方向に退避させておく。ゾーンZ1において支持部9の支持面が、基板保持部3に保持されたガラス基板2の被研磨面の高さと略同一の所望の高さとされた後は、ゾーンZ4でガラス基板2がアンローディングされるときまで、当該空気圧シリンダ12の下側室14a及び上側室14bの圧力は制御部23による制御によって変更されることはない。本実施の形態では、空気圧シリンダ12が用いられているので、電動モータを利用した場合のようなバックラッシュ等の影響がない。また、本実施の形態では、空気圧シリンダ12は、前述したように、基板保持部3に保持されたガラス基板2の回転軸回りを周回するように設けられたシリンダ室14内においてその回転軸回りを周回するように設けられた環状のピストン15を有しているので、複数の空気圧シリンダを用いる場合に比べて、ピストン15の受圧面積を大きくすることができる。したがって、下側室14a及び上側室14bの圧力をさほど高くすることなく、ピストン15に加わる互いに均衡した上方向の力と下方向の力を大きくすることができる。このため、後の研磨ゾーンZ2,Z3において研磨時に研磨パッド8から支持部9が受ける圧力によってピストン15が変位し難くなり、支持部9が傾いたり下がったりし難くなる。また、本実施の形態では、空気圧シリンダ12が環状のピストン15を有しているので、複数の空気圧シリンダを用いる場合に比べて、支持部9に傾きが生じないようにすることも容易である。
次に、制御部23の制御下で、インデックステーブル1が回動して、ガラス基板2を保持した基板保持部3が第1の研磨ゾーンZ2に位置する。この研磨ゾーンZ2では、図1及び図4に示すように、研磨ヘッド5は、回転しながら揺動して、基板保持部3上のガラス基板2の被研磨面に所定の圧力(荷重)で押し付けられる。基板保持部3を回転させてガラス基板2も回転させ、ガラス基板2と研磨ヘッド5との間で相対運動を行わせる。この状態で、前述したように研磨剤が研磨ヘッド5からガラス基板2上に供給され、研磨剤はガラス基板2上で拡散し、研磨ヘッド5とガラス基板2の相対運動に伴って研磨パッド8とガラス基板2との間に入り込み、ガラス基板2の被研磨面を研磨する。すなわち、研磨ヘッド5とガラス基板2の相対運動による機械的研磨と、研磨剤の化学的作用が相乗的に作用して、研磨が行われる。このとき、研磨剤の種類や研磨パッド8の種類の他にも、研磨ヘッド5及び基板保持部3の回転速度や、研磨ヘッド5の揺動速度や揺動量などの研磨条件は、粗研磨の平坦化処理に適した条件とされる。
この研磨ゾーンZ2での研磨時に、研磨ヘッド5の研磨パッド8の一部が、図4に示すように、一時的にガラス基板2の周囲へはみ出すが、この研磨パッド8のはみ出し部分は、支持部9により支持される。したがって、エッジファースト等を低減することができる。しかも、本実施の形態では、前述したように、研磨時に研磨パッド8から支持部9が受ける圧力によってピストン15が変位し難くなり、支持部9が傾いたり下がったりし難くなるため、従来に比べて、エッジファースト等をより低減することができる。これらの点は、後述する研磨ゾーンZ3での研磨時についても同様である。
さらに、本実施の形態では、研磨ゾーンZ2での研磨時に、支持部9は、基板保持部3に保持されるガラス基板2と共回転するので、支持部9自体の研磨量がさほど大きくならないとともに支持部9が不均一に研磨される度合いが低減される。したがって、本実施の形態によれば、支持部9(特に、その部材11)を頻繁に交換しなくても、良好なエッジファースト等の低減効果を継続して得ることができる。空気圧シリンダ12を基板保持部3に固定せずにインデックステーブル1に固定して、支持部9を基板保持部3に保持されたガラス基板2と共回転しないようにすると、支持部9自体の研磨量が比較的大きくなるとともに支持部9が不均一に研磨される度合いが比較的大きくなってしまう。もっとも、本発明では、支持部9を基板保持部3に保持されたガラス基板2と共回転しないようにしてもよい。これらの点は、後述する研磨ゾーンZ3での研磨時についても同様である。
研磨ゾーンZ2でのこの粗研磨の平坦化処理の後、制御部23の制御下で、インデックステーブル1が回動して、ガラス基板2を保持した基板保持部3が第2の研磨ゾーンZ3に位置する。この研磨ゾーンZ3では、研磨ゾーンZ2での研磨と基本的に同様の研磨が行われる。すなわち、研磨ヘッド6は、回転しながら揺動して、基板保持部3上のガラス基板2の被研磨面に所定の圧力(荷重)で押し付けられる。基板保持部3を回転させてガラス基板2も回転させ、ガラス基板2と研磨ヘッド6との間で相対運動を行わせる。この状態で、研磨剤が研磨ヘッド6からガラス基板2上に供給され、研磨剤はガラス基板2上で拡散し、研磨ヘッド6とガラス基板2の相対運動に伴って研磨ヘッド6の研磨パッドとガラス基板2との間に入り込み、ガラス基板2の被研磨面を研磨する。すなわち、研磨ヘッド6とガラス基板2の相対運動による機械的研磨と、研磨剤の化学的作用が相乗的に作用して、研磨が行われる。このとき、研磨剤の種類や研磨パッドの種類の他にも、研磨ヘッド6及び基板保持部3の回転速度や、研磨ヘッド6の揺動速度や揺動量などの研磨条件は、仕上げ研磨に適した条件とされる。したがって、第1の研磨ゾーンZ2での研磨と第2の研磨ゾーンZ3での研磨とでは、研磨条件が異なる。
この仕上げ研磨の後、制御部23の制御下で、インデックステーブル1が回動して、ガラス基板2を保持した基板保持部3がアンローディングゾーンZ4に位置する。そして、制御部23は、ゾーンZ4の空気圧シリンダ12の下側室14aを大気に解放させるとともに、当該空気圧シリンダ12の上側室14bを所定の圧力とし、支持部9を下限位置まで立ち下げる。その後、研磨が終了したガラス基板2がゾーンZ4でアンローディングされ、搬送装置(図示せず)により洗浄工程等を行う図示しない場所に搬送される。このとき、支持部9が下限位置まで立ち下げられているので、支持部9は搬送装置によるガラス基板2のアンローディングの動作の邪魔にならない。
その後、制御部23の制御下で、インデックステーブル1が回動して、基板保持部3がローディングゾーンZ1へ戻り、この基板保持部3に次のガラス基板2がローディングされ、以上の動作を繰り返す。
本実施の形態によれば、前述したように、環状のピストン15を有する空気圧シリンダ12を用いて支持部9を昇降するので、ゾーンZ2,Z3での研磨時に研磨ヘッド5,6の研磨パッドから支持部9が受ける圧力によってピストン15が変位し難くなり、支持部9が傾いたり下がったりし難くなるため、従来に比べて、エッジファースト等をより低減することができる。
[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態による研磨装置のインデックステーブル1の付近を模式的に示す概略平面図であり、図1に対応している。図7において、図1中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
前記第2の実施の形態が前記第1の実施の形態と基本的に異なる所は、前記第1の実施の形態による研磨装置は正方形状のガラス基板2を被研磨物とするように構成されているのに対して、本実施の形態による研磨装置は円形状のウエハ102を被研磨物とするように構成されている点のみである。
具体的に大きく異なる所は、ウエハ102の円形状に合わせて、支持部9の内周が円形状とされ、支持部9が円環状とされている点のみである。なお、本実施の形態では、研磨対象物がウエハ102であるので、研磨条件等は前記第1の実施の形態の場合から適宜変更されることは言うまでもない。
本実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明に係る半導体デバイスの製造方法の実施の形態について説明する。図8は、半導体デバイス製造プロセスを示すフローチャートである。半導体デバイス製造プロセスをスタートして、まずステップS200で、次に挙げるステップS201〜S204の中から適切な処理工程を選択する。選択に従って、ステップS201〜S204のいずれかに進む。
ステップS201はシリコンウエハの表面を酸化させる酸化工程である。ステップS202はCVD等によりシリコンウエハ表面に絶縁膜を形成するCVD工程である。ステップS203はシリコンウエハ上に電極膜を蒸着等の工程で形成する電極形成工程である。ステップS204はシリコンウエハにイオンを打ち込むイオン打ち込み工程である。
CVD工程(S202)もしくは電極形成工程(S203)の後で、ステップS209に進み、CMP工程を行うかどうかを判断する。行わない場合はステップS206に進むが、行う場合はステップS205に進む。ステップS205はCMP工程であり、この工程では、本発明に係る研磨装置を用いて、層間絶縁膜の平坦化や、半導体デバイスの表面の金属膜の研磨によるダマシン(damascene)の形成等が行われる。
CMP工程(S205)または酸化工程(S201)の後でステップS206に進む。ステップS206はフォトリソグラフィ工程である。この工程では、シリコンウエハへのレジストの塗布、露光装置を用いた露光によるシリコンウエハへの回路パターンの焼き付け、露光したシリコンウエハの現像が行われる。さらに次のステップS207は、現像したレジスト像以外の部分をエッチングにより削り、その後レジスト剥離を行い、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除くエッチング工程である。
次にステップS208で必要な全工程が完了したかを判断し、完了していなければステップS200に戻り、先のステップを繰り返して、シリコンウエハ上に回路パターンが形成される。ステップS208で全工程が完了したと判断されればエンドとなる。
本発明に係る半導体デバイス製造方法では、CMP工程において本発明に係る研磨装置(例えば、前記第2の実施の形態による研磨装置)を用いているため、CMP工程でのチップ収率が向上し、半導体デバイスを低コストで製造することができる。
なお、上記半導体デバイス製造プロセス以外の半導体デバイス製造プロセスのCMP工程に本発明による研磨装置を用いても良い。
本発明に係る半導体デバイスは、本発明に係る半導体デバイス製造方法により製造される。これにより、半導体デバイスの製造原価を低下することができるという効果がある。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本発明では、前記第1の実施の形態において、空気圧シリンダ12に代えて、同様の構造を有する油圧シリンダなどの他の流体圧シリンダを用いてもよい。
また、前記第1の実施の形態は、前述したように、インデックステーブル1を用いて複数の基板保持部3と複数の研磨ヘッド5,6とを有する研磨装置の例であったが、例えば、インデックステーブル1を用いずに、1組のウエハ保持部及び研磨ヘッドのみ持つように変形してもよい。
さらに、本発明では、例えば、前記第1の実施の形態を変形して、研磨ヘッド5,6(及びその研磨パッド)の径を被研磨物よりかなり大きくし、被研磨物の全周囲から研磨パッドが常時はみだしているような研磨装置(研磨ヘッドと基板保持部3との上下関係は逆でもよい。)を、構成することもできる。
本発明の第1の実施の形態による研磨装置のインデックステーブルの付近を模式的に示す概略平面図である。 所定の状態における図1中のA−A’矢視の概略断面を模式的に示す図である。 他の状態における図1中のA−A’矢視の概略断面を模式的に示す図である。 図1中のB−B’矢視の概略断面を模式的に示す図である。 図2中のD−D’矢視図である。 本発明の第1の実施の形態による研磨装置の制御系統を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態による研磨装置のインデックステーブル1の付近を模式的に示す概略平面図である。 半導体デバイス製造プロセスを示すフローチャートである。
符号の説明
1 インデックステーブル
2 ガラス基板
3 基板保持部
5,6 研磨ヘッド
8 研磨パッド
9 支持部
12 空気圧シリンダ
14 シリンダ室
15 環状のピストン
21 変位計
23 制御部
102 ウエハ

Claims (6)

  1. 研磨体と、被研磨物を保持する保持部とを備え、前記研磨体と前記被研磨物との間に荷重を加え、前記研磨体及び前記被研磨物を相対移動させることにより、前記被研磨物を研磨する研磨装置において、
    前記保持部に保持される前記被研磨物の外周の全体に沿うように配置された支持部であって、前記被研磨物の研磨時に少なくとも一時的に前記被研磨物からその周囲へはみ出す前記研磨体のはみ出し部分を支持する支持部と、
    前記支持部における前記はみ出し部分を支持する支持面の高さを、前記被研磨物の被研磨面の高さと略々同一の高さ、及び、当該略々同一の高さから立ち下がる高さに、それぞれ調整して設定し得る高さ調整機構と、
    を備え、
    前記高さ調整機構は、前記保持部に保持された被研磨物の回転軸回りを周回するように設けられたシリンダ室、及び、該シリンダ室内において前記回転軸回りを周回するように設けられた環状のピストンを有する流体圧シリンダを、含み、
    前記シリンダ室は、前記環状のピストンによって第1及び第2の室に画成され、
    前記第1の室内の流体圧により前記環状のピストンに前記支持面の高さを高くする方向の力が加えられる一方、前記第2の室内の流体圧により前記環状のピストンに前記支持面の高さを低くする方向の力が加えられる、
    ことを特徴とする研磨装置。
  2. 前記支持部は、前記保持部に保持された前記被研磨物と共回転するように設けられたことを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  3. 前記保持部に保持された前記被研磨物の被研磨面の高さを基準とした前記支持部における前記はみ出し部分を支持する支持面の高さを計測するための計測部と、
    前記計測部による計測結果に基づいて、前記被研磨面の高さを基準とした前記支持面の相対的な高さが、前記略々同一の高さである所望の相対的な高さとなるように、前記高さ調整機構を作動させる制御部を、備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の研磨装置。
  4. 前記支持面を前記立ち下がる高さから前記略々同一の高さである所望の相対的な高さに設定する場合、前記制御部は、前記支持部を上昇させ、前記所望の相対的な高さの手前の所定高さで一旦前記支持部を停止させた後に、前記支持部をその停止前よりも遅い速度で上昇させ、前記支持面が前記所望の相対的な高さになったときに、前記支持部が停止するように、前記高さ調整機構を制御することを特徴とする請求項3記載の研磨装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の研磨装置を用いて、半導体ウエハの表面を平坦化する工程を有することを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  6. 請求項5記載の半導体デバイス製造方法により製造されることを特徴とする半導体デバイス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018187730A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 株式会社ディスコ 保持テーブル
CN110238730A (zh) * 2019-07-19 2019-09-17 中国工程物理研究院机械制造工艺研究所 基于静压原理抛光工具的薄壁异形曲面抛光装置及方法
JP7466434B2 (ja) 2020-11-19 2024-04-12 株式会社荏原製作所 基板処理装置および基板処理方法

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