JP2018001325A - ヘッド高さ調整装置およびヘッド高さ調整装置を備える基板処理装置 - Google Patents

ヘッド高さ調整装置およびヘッド高さ調整装置を備える基板処理装置 Download PDF

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    • H01L21/30625With simultaneous mechanical treatment, e.g. mechanico-chemical polishing

Abstract

【課題】基板に対する処理ヘッドの高さを調整するための高さ調整装置を提供する。
【解決手段】提供される基板処理装置10は、メカストッパ装置100を有し、メカストッパ装置100は、基板保持面に平行な方向である第1方向に移動可能であり、第1方向に対して所定の角度をなす第1傾斜面を有する第1部材と、第1部材の第1傾斜面とスライド可能に接する第2傾斜面を有する第2部材と、を有し、第2部材は、アクチュエータ、または、アクチュエータに連結される、ヘッド30を昇降させるための昇降部材68が接触することで、ヘッド30の停止位置を画定するための停止面を備え、第2部材の停止面は、第1部材が第1方向に移動することで、基板保持面に対して垂直な第2方向に変位可能である。
【選択図】図1

Description

本願発明は、ヘッド高さ調整装置およびヘッド高さ調整装置を備える基板処理装置に関する。
半導体デバイスの製造において、基板の表面を研磨する化学機械研磨(CMP,Chemical Mechanical Polishing)装置が知られている。CMP装置では、研磨テーブルの上面に研磨パッドが貼り付けられて、研磨面が形成される。このCMP装置は、トップリングによって保持される基板の被研磨面を研磨面に押しつけ、研磨面に研磨液としてのスラリーを供給しながら、研磨テーブルとトップリングとを回転させる。これによって、研磨面と被研磨面とが摺動的に相対移動され、被研磨面が研磨される。
ここでCMPを含む平坦化技術については、近年、被研磨材料が多岐に渡り、またその研磨性能(例えば平坦性や研磨ダメージ、更には生産性)に対する要求が厳しくなっている。CMP装置では、半導体装置の微細化により、研磨性能および清浄度への要求が高まってきている。
このような状況のなかで、CMP装置において、処理される基板よりも寸法の小さなサイズの研磨パッドを用いて基板を処理することがある(たとえば特許文献1)。一般に、処理される基板よりも寸法の小さなサイズの研磨パッドは、基板に局所的に生じた凹凸を平坦化したり、基板の特定の部分だけを研磨したり、基板の位置に応じて研磨量を調整したりでき、コントロール性に優れる。
一方、新たな平坦化方法も提案されており、触媒基準エッチング(catalyst referred etching:以下CARE)法もその一つである。CARE法は、処理液の存在下において、触媒材料近傍のみにおいて処理液中から被研磨面との反応種が生成され、触媒材料と被研磨面を近接乃至接触させることで、触媒材料との近接乃至接触面において、選択的に被研磨面のエッチング反応を生じさせることが可能である(たとえば特許文献2)。例えば、凹凸を有する被研磨面においては、凸部と触媒材料とを近接乃至接触させることで、凸部の選択的エッチングが可能になり、より被研磨面の平坦化が可能になる。
米国特許第6561881号明細書 国際公開第2015/159973号パンフレット
CMP装置およびCARE装置における研磨パッドにエアバッグが用いられることがある。CMP装置やCARE装置の場合、エアバッグの下面に研磨パッドが貼り付けられる。そして、エアバッグに供給する空気の圧力によりエアバッグを膨らませて、研磨パッドを研磨される基板に均一に接触させ、また接触圧力を調整することができる。基板を研磨する場合、研磨速度は、研磨パッドと基板との接触面積に依存し、接触面積が小さくなると研磨速度は低下する。CMP装置およびCARE装置において、研磨パッドは消耗ないし劣化するので交換する必要がある。研磨パッドを交換すると、それまでの研磨パッドと基板との接触状況が変化することがある。基板を部分的に研磨するために、処理される基板よりも寸法の小さなサイズの研磨パッドを使用する場合、基板の局所的な研磨量を精密
に制御する必要があるので、研磨パッドの交換により研磨パッドと基板との接触状況が変化することは好ましくない。そのため、研磨パッドを交換する度に、研磨パッドと基板との接触状況を最適にするために、研磨パッドを備える研磨ヘッドの高さを調整する作業を行われる。
本発明は、容易に基板に対する処理ヘッドの高さを調整するための高さ調整装置を提供することを1つの目的としている。
第1の形態によれば、基板処理装置が提供され、かかる基板処理装置は、基板を保持するための基板保持面を備えるテーブルと、前記テーブルの保持された基板を処理するためのパッドと、前記パッドを保持するためのヘッドと、前記ヘッドを、前記テーブルの前記基板保持面に対して垂直な方向に移動させるためのアクチュエータと、前記基板保持面に対して垂直な方向の前記ヘッドの移動を停止させるためのメカストッパ装置と、を有し、前記メカストッパ装置は、前記基板保持面に平行な方向である第1方向に移動可能であり、前記第1方向に対して所定の角度をなす第1傾斜面を有する第1部材と、前記第1部材の前記第1傾斜面とスライド可能に接する第2傾斜面を有する第2部材と、を有し、前記第2部材は、前記アクチュエータ、または、前記アクチュエータに連結される、前記ヘッドを昇降させるための昇降部材が接触することで、前記ヘッドの停止位置を画定するための停止面を備え、前記第2部材の前記停止面は、前記第1部材が前記第1方向に移動することで、前記基板保持面に対して垂直な第2方向に変位可能である。第1の形態の基板処理装置によれば、メカストッパ装置によりヘッドの停止位置を決定することができ、メカストッパ装置を調整することでヘッドの停止位置を調整することができる。
第2の形態によれば、第1の形態による基板処理装置において、前記メカストッパ装置は、前記第1部材を前記第1方向に移動させるためのボールネジを有し、前記ボールネジのネジ軸は前記第1方向に延びる。第2の形態による基板処理装置によれば、ボールネジによりメカストッパの停止位置を調整することができ、より簡易にヘッドの停止位置を調整することができる。
第3の形態によれば、第2の形態による基板処理装置において、前記メカストッパ装置は、前記ボールネジの前記ネジ軸はモータにより回転駆動される。
第4の形態によれば、第1の形態から第3の形態のいずれか1つの形態による基板処理装置において、前記メカストッパ装置の前記第2部材は、第2方向に延びるボルトと、前記ボルトを受け入れ可能なネジ受け部と、を有し、前記停止面は、前記ボルトの頭部に画定される。
第5の形態によれば、第1の形態から第4の形態のいずれか1つの形態による基板処理装置において、前記アクチュエータから前記メカストッパの前記第2部材に対して、前記第2方向に力Fが加えられたときに、前記第2部材が前記第1部材に対して変位しないように、前記第1傾斜面の前記所定の角度が決定される。
第6の形態によれば、第1の形態から第5の形態のいずれか1つの形態による基板処理装置において、前記アクチュエータは空気圧により前記ヘッドを移動させるためのエアシリンダを有する。
第7の形態によれば、第1の形態から第6の形態のいずれか1つの形態による基板処理装置において、前記テーブルに保持された基板の表面に対する前記ヘッドの位置を測定するための変位センサを有する。第7の形態による基板処理装置によれば、測定された処理
される基板の表面に対するヘッドの位置に応じて、基板処理装置を制御することで、処理中に適切なパッドと基板との接触状態を維持することができる。
第8の形態によれば、第7の形態による基板処理装置において、前記アクチュエータに連結される、前記ヘッドを昇降させるための昇降部材と、前記テーブルの前記基板保持面に対して一定の距離に配置されるベース部材と、を有し、前記変位センサは前記昇降部材に取り付けられており、前記昇降部材と前記ベース部材との間の距離を測定可能である。
第9の形態によれば、第7の形態による基板処理装置において、前記アクチュエータに連結される、前記ヘッドを昇降させるための昇降部材を有し、前記変位センサは、前記昇降部材に取り付けられており、前記昇降部材と前記テーブルに保持されている基板の表面との間の距離を測定可能である。
第10の形態によれば、第8の形態による基板処理装置において、前記ベース部材に取り付けられる第2変位センサを有し、前記第2変位センサは、前記ベース部材と前記テーブルに保持されている基板の表面との間の距離を測定可能である。
第11の形態によれば、第1の形態から第10の形態のいずれか1つの形態による基板処理装置において、前記ヘッドは、流体を保持する流体保持室を有し、前記流体保持室は、保持される流体の圧力に応じて弾性的に変形する弾性領域を有し、前記弾性領域に前記パッドが取り付けられる。
第12の形態によれば、第11の形態による基板処理装置において、前記流体保持室は、エアバッグにより形成される。
第13の形態によれば、第11の形態による基板処理装置において、前記流体保持室の前記弾性領域は、弾性膜により形成される。
第14の形態によれば、第11の形態から第13の形態のいずれか1つの形態による基板処理装置において、前記基板処理装置は、前記流体保持室に供給される流体の圧力を制御するための電空レギュレータを有する。
第15の形態によれば、第1の形態から第14の形態のいずれか1つの形態による基板処理装置において、前記基板処理装置は、触媒基準エッチングにより基板を処理する。
第16の形態によれば、第1の形態から第15の形態のいずれか1つの形態による基板処理装置において、前記パッドは開口部を有し、前記開口部から、基板の処理に使用するための流体を基板の表面に供給するように構成される。
第17の形態によれば、メカストッパ装置が提供され、かかるメカストッパ装置は、第1方向に移動可能であり、前記第1方向に対して所定の角度をなす第1傾斜面を有する第1部材と、前記第1部材の前記第1傾斜面とスライド可能に接する第2傾斜面を有する第2部材と、を有し、前記第2部材は、他の移動部材が接触することで他の移動部材の停止位置を画定するための停止面を備え、前記第2部材の前記停止面は、前記第1部材が前記第1方向に移動することで、前記第1方向に垂直な第2方向に変位可能である。
第17の形態のメカストッパ装置によれば、メカストッパ装置により他の移動部材の停止位置を決定することができ、メカストッパ装置を調整することで他の移動部材の停止位置を調整することができる。
第18の形態によれば、第17の形態によるメカストッパ装置において、前記第1部材
を前記第1方向に移動させるためのボールネジを有し、前記ボールネジのネジ軸は前記第1方向に延びる。
第19の形態によれば、第18の形態によるメカストッパ装置において、前記ボールネジの前記ネジ軸はモータにより回転駆動される。
第20の形態によれば、第17の形態から第19の形態のいずれ1つの形態のメカストッパ装置において、前記第2部材は、第2方向に延びるボルトと、前記ボルトに係合可能に受け入れるネジ受け部と、を有し、前記停止面は、前記ボルトの頭部に画定される。
第21の形態によれば、第17の形態から第20の形態のいずれ1つの形態のメカストッパ装置において、前記第2部材に対して、前記第2部材から前記第1部材に向かう第2方向に力Fが加えられたときに、前記第2部材が前記第1部材に対して変位しないように、前記第1傾斜面の前記所定の角度が決定される。
一実施形態による基板処理装置の概略側面図である。 図1に示されるメカストッパ装置の構造を概略的に示す側面図である。 図2に示される状態から停止位置を変化させたメカストッパ装置を示す側面図である。 一実施形態によるヘッドの構造を概略的に示す側面図である。 図4Aに示されるヘッドを下方向から見た図であり、パッドとウェハWfとの接触領域を示す図である。 一実施形態によるヘッドの構造を概略的に示す側面図であり、エアバッグに気体が供給されている状態を示す図である。 図5Aに示される状態におけるパッドとウェハWfとの接触領域を示している 一実施形態によるヘッドの構造を概略的に示す側面図である。 一実施形態によるヘッドの構造を概略的に示す側面図である。 一実施形態による基板処理装置の構成を概略的に示す側面図である。 一実施形態による基板処理装置の構成を概略的に示す側面図である。 一実施形態による基板処理装置の構成を概略的に示す側面図である。 一実施形態による基板処理装置の構成を概略的に示す側面図である。 一実施形態による基板処理装置の構成を概略的に示す側面図である。 一実施形態としての基板処理システムの基板処理装置の概略平面図である。 一実施形態による基板処理装置の構成を概略的に示す側面図である。 図14に示される基板処理装置の上面図である。 一実施形態による基板処理装置を概略的に示す上面図である。 図9の基板処理装置10を用いて、ウェハWfに対するヘッドの高さのゼロ点を求める処理フローを示す図である。 ヘッドの高さのゼロ点の近似式の一例を模式的に示すグラフである。 一実施形態による、図9に示される基板処理装置における変位センサを用いたヘッド高さ制御を行いながら、ウェハを処理するフローを示す図である。 一実施形態による、図10に示される基板処理装置における変位センサを用いたヘッド高さ制御を行いながら、ウェハを処理するフローを示す図である。 一実施形態による、図11に示される基板処理装置における変位センサを用いたヘッド高さ制御を行いながらウェハWfを処理するフローを示す図である。
以下に、本発明に係るヘッド高さ調整装置およびヘッド高さ調整装置を備える基板処理装置の実施形態を添付図面とともに説明する。添付図面において、同一または類似の要素には同一または類似の参照符号が付され、各実施形態の説明において同一または類似の要素に関する重複する説明は省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。
図13は、一実施形態としての基板処理システムの基板処理装置10の概略平面図である。基板処理装置10は、CARE法を利用して、基板上の半導体材料(被処理領域)のエッチング処理を行う装置である。あるいは、基板処理装置10を、基板よりも寸法の小さなパッドを用いるCMP装置として構成することもできる。基板処理システムは、基板処理装置10と、基板を洗浄するように構成された基板洗浄部と、基板を搬送する基板搬送部とを備えている。また、必要に応じて基板乾燥部も備えてよい(図示省略)。基板搬送部は、ウェット状態の基板およびドライ状態の基板を別々に搬送できるように構成される。更に半導体材料の種類によっては、本基板処理装置による処理の前もしくは後において、従来の処理される基板の寸法よりも大きなパッドを用いるCMPによる処理を行って良く、よって更にCMP装置を備えてよい。さらに、基板処理システムは、化学気相成長(CVD)装置、スパッタ装置、メッキ装置、およびコーター装置などの成膜装置を含んでもよい。本実施例では、基板処理装置10は、CMP装置とは別体のユニットとして構成されている。基板洗浄部、基板搬送部およびCMP装置は、周知技術であるので、以下では、これらの図示および説明は省略する。
基板処理装置10は、基板を保持部するためのテーブル20と、触媒を保持するパッドを備えるヘッド30と、処理液供給部40と、揺動アーム50と、コンディショニング部200と、制御部300と、を備えている。テーブル20は基板保持面を備え、基板保持面に基板の一種としてのウェハWfを保持するように構成されている。本実施形態では、テーブル20は、ウェハWfの被処理面が上方を向くようにウェハWfを保持する。また、本実施形態では、テーブル20は、ウェハWfを保持するための機構として、ウェハWfの裏面(被処理面と反対側の面)を真空吸着する真空吸着プレートを有する真空吸着機構を備えている。真空吸着の方式としては、吸着面に真空ラインに接続された複数の吸着穴を有する吸着プレートを用いた点吸着の方式、吸着面に溝(例えば同心円状)を有し、溝内に設けた真空ラインへの接続穴を通して吸着する面吸着の方式のいずれを用いても良い。また、吸着状態の安定化のために、吸着プレート表面にバッキング材を貼り付け、本バッキング材を介してウェハWfを吸着しても良い。ただし、ウェハWfを保持するための機構は、公知の任意の機構とすることができ、例えば、ウェハWfの周縁部の少なくとも1ヶ所においてウェハWfの表面および裏面をクランプするクランプ機構であっても良く、またウェハWfの周縁部の少なくとも1ヶ所においてウェハWfの側面を保持するローラチャック機構であっても良い。かかるテーブル20は、駆動部モータ、アクチュエータ(図示省略)によって、回転可能に構成されている。
図13に示される実施形態のヘッド30は、その下端に触媒を保持するように構成されている。本実施形態では、ヘッド30の寸法は、ウェハWfの寸法よりも小さい。すなわち、ヘッド30からウェハWfに向けて投影した場合のヘッド30の投影面積は、ウェハWfの面積よりも小さい。また、ヘッド30は、駆動部すなわちアクチュエータ(図示省略)によって回転可能に構成されている。また、ヘッド30の触媒をウェハWfに接触摺動させるためのモータやエアシリンダを揺動アーム50に備えている(図示省略)。次に、処理液供給部40は、ウェハWfの表面に処理液PLを供給するように構成されている。ここで、図13では処理液供給部40は1つだが、複数配置されていても良く、その場合各処理液供給部から異なる処理液を供給しても良い。また、エッチング処理後に本基板処理装置10において、ウェハWfの表面の洗浄を行う場合、処理液供給部40からは洗浄用薬液や水を供給しても良い。また、他の実施形態として、処理液供給部40は、処理
液PLを揺動アーム50およびヘッド30の内部を通って、ヘッド30の表面から処理液PLをウェハWfの表面に供給するように構成してもよい。
揺動アーム50は、駆動部すなわちアクチュエータ(図示省略)によって、回転中心51を中心として揺動可能に構成されている。また、ヘッド30は、上下移動可能に構成されており、ウェハWfにヘッド30を押し当てることが可能である。揺動アーム50の先端(回転中心51と反対側の端部)には、ヘッド30が回転可能に取り付けられている。
図1は、一実施形態による基板処理装置10の概略側面図である。図1に示されるように、ヘッド30は、シャフト52に連結される。シャフト52は、ボールスプライン54、スリップリング56、およびロータリージョイント58により回転可能に支持される。ボールスプライン54は、ベース60に連結される。なお、スリップリング56に代えて、ロータリーコネクタを使用してもよく、また非接触式に電気接続を実現してもよい。ヘッド30は、回転モータ62により、ベルト64を介して回転させることが可能である。シャフト52は、エアシリンダ66により軸方向に駆動される。エアシリンダ66は、エアベアリングシリンダを用いることができる。エアベアリングシリンダを使用することで摺動抵抗を減らし、またヒステリシスを低減することもできる。エアシリンダ66は、エアシリンダ66に連結される昇降部材68を介してシャフト52に連結される。そのため、エアシリンダ66により、ヘッド30のウェハWfに対する高さを変更することができる。なお、図示の明瞭化のために、図1には図示しないが、基板処理装置は10、処理液PLおよび/または水をヘッド30の表面のから供給できるように、シャフト52およびヘッド30の内部に処理液供給通路を有する。あるいは、処理液PLおよび/または水は、図13に示される処理液供給部40により、ヘッド30の外側から供給するようにしてもよい。
図1に示される基板処理装置10は、エアシリンダ66により移動される昇降部材68の停止位置を画定するためのメカストッパ装置100を備える。メカストッパ装置100は、昇降部材68に接触して昇降部材68およびヘッド30の停止位置を画定する。メカストッパ装置100は、昇降部材68の移動を途中で制止できるように、昇降部材68の移動軌跡上、すなわち、昇降部材68とベース60との間の位置に配置される。また、メカストッパ装置100は、ベース60に連結固定される。
図2は、図1に示されるメカストッパ装置100の構造を概略的に示す側面図である。図3は、図2の状態から停止位置を変化させたメカストッパ装置100を示す側面図である。図2、3に示されるように、メカストッパ装置100は、第1くさび形部材102と第2くさび形部材104とを有する。また、メカストッパ装置100は、第1くさび形部材102に連結されるボールネジ120、およびボールネジ120を駆動するためのモータ122を有する。第1くさび形部材102は、ボールネジ120のネジ軸124の方向に対して所定の角度をなす第1傾斜面106を備える。また、第1くさび形部材102は、ベース60に固定される案内手段103によりネジ軸124に平行な方向に移動可能である。第2くさび形部材104は、第1傾斜面106にスライド可能に接する第2傾斜面108を備える。第1くさび形部材102は、ボールネジ120のナット126に連結されている。また、第2くさび形部材104は、ベース60に固定される案内手段105によりネジ軸124に垂直な方向に移動可能である。
第2くさび形部材104はネジ受部110を有する。ネジ受け部110にはボルト112が係合する。ボルト112は、ウェハWfの表面に垂直な方向に延びる。ボルト112の頭部114は昇降部材68に接触可能に構成され、昇降部材68の停止位置を画定する。ボルト112を回転させること、ネジ受部110に対するボルト112の頭部114の高さを調整することができ、それにより昇降部材68の停止位置を手動により調整可能で
ある。
モータ122によりネジ軸124を回転させることで、ナット126がネジ軸124に沿って移動する。そのため、ナット126に連結されている第1くさび形部材102もネジ軸124の方向に移動する。第1くさび形部材102の移動にともない、第1くさび形部材102の第1傾斜面106にスライド可能に係合する第2傾斜面108により、第2くさび形部材104がネジ軸124に垂直な方向に移動することができる(図2、図3参照)。そのため、エアシリンダ66により昇降部材68を移動させる場合の停止位置を調整可能であり、ひいてはヘッド30のウェハWf表面に対する停止位置を調整することができる。
本実施形態によるメカストッパ装置100においては、ボールネジ120による横方向の変位を高さ方向の変位に変換している。そのため、揺動アーム50内の高さ方向(ウェハWfの表面に垂直な方向)にボールネジを設けるスペースが無い場合であっても、水平方向(ウェハWfの表面に平行な方向)にボールネジを配置するスペースがあれば、メカストッパ装置を配置することができる。また、第1傾斜面106および第2傾斜面108の傾斜角度により、横方向の変位を高さ方向に変換しているために、ボールネジ120の横方向の移動ピッチよりも細かく高さ方向の位置調整を行うことができる。また、エアシリンダ66からボルト112を介して第2くさび形部材104に下方向の力Fが与えられる場合(図3参照)、第1傾斜面106と第2傾斜面108との間の静止摩擦係数をμ、力Fの傾斜面106、108に垂直な方向の成分をF、平行な成分をFとすると、μF≧Fを満たすように傾斜面106、108の角度を選択することで、モータ122のブレーキに負荷を与えることなく、エアシリンダ66からの押しつけ荷重を支えることができる。メカストッパ装置100を使用して、ヘッド30の停止位置の調整をする場合、ある程度まではボルト112により手動で停止位置を調整し、その後、ボールネジ120を使用して、より詳細にヘッド30の停止位置を調整することができる。
図4Aは、一実施形態によるヘッド30の構造を概略的に示す側面図である。図4Bは、図4Aに示されるヘッド30を下方向から見た図であり、パッド33とウェハWfとの接触領域を示している。図4Aに示されるヘッド30は、ヘッド本体31を有する。ヘッド本体31は、シャフト52に接続される(図1参照)。ヘッド本体31には袋状のエアバッグ32が取り付けられている。エアバッグ32の内部には、気体を保持する流体保持室37が画定され、図示しない気体供給流路により流体保持室37に気体(たとえば空気または窒素)を供給および排出することができる。エアバッグ32の下面は、気体が供給されていない状態において、平坦になるように形成される。エアバッグ32の下面にはパッド33が取り付けられる。また、エアバッグ32の下面以外はヘッド本体31または他の部材により固定され、気体が供給されたときにエアバッグ32の下面だけが膨張する。パッド33は例えば両面テープまたは接着剤でエアバッグ32に取り付けることができる。パッド33は、CARE用の触媒が付与されたパッドとすることができる。あるいは、パッドをCMP用のパッドとすることもできる。図4Aに示されるヘッド30は、中心に処理液PLを通すための処理液通路35が形成されており、パッド33の中心から処理液PLを供給することができる。
図4Aに示されるヘッド30においては、エアバッグ32に供給する気体の圧力により、処理されるウェハWfとパッド33との間の接触圧力を調整することができる。たとえば、メカストッパ装置100により、ヘッド30の下降位置の最下点をウェハWfに圧力ゼロで接触する位置、あるいはわずかに接触しない位置に調整しておき、ヘッド30とウェハWfとの接触圧力をエアバッグ32に供給される気体の圧力により調整することができる。
また、エアバッグ32に供給する気体の量によりパッド33とウェハWfとの接触面積を調整することもできる。図4Aは、エアバッグ32に気体が供給されていない状態を示しており、図4Bは、パッド33とウェハWfとの接触領域を示している。図4A,4Bの例においては、エアバッグ32に気体が供給されていないので、パッド33の表面は平坦であり、パッド33の全面がウェハWfに接触している。一方、図5Aは、エアバッグ32に気体が供給されている状態を示している。図5Bは、図5Aの状態におけるパッド33とウェハWfとの接触領域を示している。図5Aに示されるように、エアバッグ32は気体によりパッド33の表面が下に凸となるように膨張している。そのため、図5Bに示されるように、パッド33とウェハWfとの接触面積が図4A、4Bの場合に比べて小さくなる。パッド33とウェハWfとの接触面積を小さくすることで、より局所的にウェハWf表面を処理することができる。このように、ヘッド30の下降位置の最下点、およびエアバッグ32に供給する気体の量を調整することで、パッド33とウェハWfとの接触面積を調整することができる。
図6は一実施形態によるヘッド30の構造を概略的に示す側面図である。図6に示されるヘッド30は、ヘッド本体31を有する。ヘッド本体31は、シャフト52に接続される(図1参照)。ヘッド本体31にはエアバッグ32が取り付けられている。エアバッグ32の内部には、気体を保持する流体保持室37が画定され、気体供給流路36により気体(たとえば空気または窒素)を流体保持室37に供給および排出することができる。エアバッグ32にはパッド33が取り付けられる。パッド33は例えば両面テープまたは接着剤でエアバッグ32に取り付けることができる。パッド33は、CARE用の触媒が付与されたパッドとすることができる。あるいは、パッドをCMP用のパッドとすることもできる。
図7は一実施形態によるヘッド30の構造を概略的に示す側面図である。図7に示されるヘッド30は、ヘッド本体31を有する。ヘッド本体31は、シャフト52に接続される(図1参照)。ヘッド本体31には気体を保持する流体保持室37が画定される。流体保持室37の底面は弾性膜38で形成される。そのため、流体保持室37に気体が供給されると弾性膜38が弾性的に変形する。弾性膜38の下側にはパッド33が取り付けられる。パッド33は例えば両面テープまたは接着剤で弾性膜38に取り付けることができる。パッド33は、CARE用の触媒が付与されたパッドとすることができる。あるいは、パッドをCMP用のパッドとすることもできる。図6および図7のヘッド30は、図4、5に示される実施形態のヘッド30と同様の効果を持つ。
図8は、一実施形態による基板処理装置10の構成を概略的に示す側面図である。図8で示される基板処理装置10は図7で示されるヘッド30を使用している。図8の基板処理装置10は、ウェハWfを保持する回転可能なテーブル20を有する。ヘッド30は、シャフト52に回転可能に取り付けられている。シャフト52およびヘッド30の中心には、ヘッド30の流体保持室37へ気体を供給するための気体供給流路36が形成されている。気体供給流路36は気体供給源70に接続されており、流体保持室37への気体の供給量は電空レギュレータ72により制御される。図8の基板処理装置10は、ヘッド30の下降位置を調整するためのメカストッパ装置100を備える。図8の基板処理装置10においては、揺動アーム50のベース60にねじ込まれたボルト130により、昇降部材68およびヘッド30の停止位置を画定している。つまり、ボルト130のねじ込み位置を変更することで、昇降部材68およびヘッド30の停止位置を変更することができる。しかし、図8の基板処理装置10において、ボルト130に変えて、図1〜図3で説明したメカストッパ装置100を使用してもよい。
図14は、一実施形態による基板処理装置10の構成を概略的に示す側面図である。図示のように、基板処理装置10は、ウェハWfを保持するためのテーブル20を有する。
図示の実施形態において、テーブル20のウェハWfを保持する面は、ヘッド30に取り付けられるパッド33の表面の面積よりも大きい。処理されるウェハWfよりも半径の小さなパッド33をウェハWf上で搖動させてウェハWを処理する基板処理装置においては、ウェハWfの外周を超えてパッド33を揺動させる場合(オーバーハングさせる場合)がある。パッド33をウェハWfからオーバーハングさせる場合、ウェハWfの外側ではパッド33を支持する構造がない場合、パッド33を保持するヘッド30がウェハWf面に対して傾くことがある。特に、図14に示されるように、ヘッド30が球面すべり軸受け35のようなジンバル機構を介してシャフト52に連結される場合は、ヘッド30が傾きやすい。パッド33がウェハに対してオーバーハングすると、ウェハWfのエッジ付近において接触圧力が集中する。パッド33の表面とウェハWfの被処理面とが平行でない場合、パッド33とウェハWfとの間の接触圧力分布が不均一になり、ウェハWf面の処理速度の面内均一性が悪化する。特に、パッド33がウェハWfに対してオーバーハングする場合は、パッド33が大きく傾くことがあり、ウェハWfの処理速度の面内均一性を保つことができないことがある。そこで、図14に示される実施形態において、テーブル20は、処理されるウェハWfが配置されたときに、ウェハWfの外周よりも外側に位置する延長部21を備える。かかる延長部21の半径方向の寸法は任意であるが、パッド33の半径程度かそれ以上であることが望ましい。
図15は、図14に示される基板処理装置10の上面図である。一実施形態として、テーブル20の延長部21は、テーブル20と一体的な構造とすることができる。また、図示のように延長部21は、テーブル20の外周の全体に設けることができる。なお、図15に示される実施形態においては、延長部21は、テーブル20と一体的な構造としているが、他の実施形態として、テーブル20と延長部21とを独立した構造物となるように構成してもよい。その場合、延長部21は、テーブルから独立して高さを調整できることが好ましい。
図16は、一実施形態による基板処理装置10を概略的に示す上面図である。図示のように、テーブル20の延長部21は、テーブル20と別構造になっている。そのため、テーブル20は回転可能であるのに対して、延長部21は基板処理装置10に固定されている。かかる構成により、図15に示される実施形態の場合よりも延長部21の面積を小さくすることができ、基板処理装置10の全体の空間を効率的に活用することができる。また、延長部21は、テーブル20から独立して高さを調整できるように構成することができる。
図14から図16に示されるような、テーブル20の延長部21を備える実施形態においては、パッド33をウェハ面からオーバーハングさせた場合でも、パッド33が延長部21により支持される。そのため、オーバーハング時でもパッド33のウェハWfに対する接触状態(たとえば接触圧力の分布)を一定に維持することが可能となり、その結果、ウェハWfの処理速度の面内均一性を高めることができる。
なお、テーブル20の延長部21に、コンディショニング部200を配置してもよい。そのような構成とすることで基板処理装置10の全体の空間を効率的に活用することができる。
図9は、一実施形態による基板処理装置10の構成を概略的に示す側面図である。図9の基板処理装置10は、図1に示される基板処理装置10に対して、変位センサ74が追加された構成である。本実施形態の基板処理装置10において、変位センサ74は昇降部材68に取り付けられており、昇降部材68とベース60との間の距離を測定することができる。ウェハWfが配置されるテーブル20とベース60との距離は一定であるので、昇降部材68とベース60との間の距離を測定することで、ヘッド30とウェハWfとの
間の距離を決定することができる。変位センサ74は制御部300(図13参照)と連絡可能であり、変位センサ74から受け取った昇降部材68とベース60との間の距離に基づき、基板処理装置10の動作を制御することができる。変位センサ74の種類は任意であり、レーザー、渦電流、超音波などを用いた非接触式の変位センサでもよく、また、接触式の変位センサを使用してもよい。
図9の基板処理装置10を使用し、ウェハWfの処理中にヘッド30の高さを調整することができる。図17は、図9の基板処理装置10を用いて、ウェハWfに対するヘッド30の高さのゼロ点を求める処理フローを示す図である。まず、基板処理装置10は、ウェハWfをテーブル20に配置させた状態において、ウェハWfの平面方向(横方向)に関するヘッド30の位置がウェハWfの端部付近(x1)になるようにヘッド30を移動させる。この位置において、ヘッド30がウェハWfに接触する位置まで、エアシリンダ66で昇降部材68を下降させることでヘッド30を下降させる。ヘッド30がウェハWfに接触した位置で、変位センサ74で昇降部材68とベース60との間の距離y1を測定する。この距離y1をウェハWfとヘッド30との距離がゼロであるゼロ点として制御部300に記憶させる。次に、ヘッド30を上昇させて、ヘッド30の横方向の位置がウェハWfの中央付近(x2)になるようにヘッド30を移動させる。この位置において、上述のようにヘッド30を下降させてウェハWfに接触させ、変位センサ74で、ヘッド位置x2における昇降部材68とベース60との間の距離y2を測定する。そして、この距離y2をヘッド位置x2におけるゼロ点として制御部300に記憶させる。次に、ヘッド30を上昇させて、ヘッド30の横方向の位置がウェハWfの反対側の端部付近(x3)になるようにヘッド30を移動させる。この位置において、上述のようにヘッド30を下降させてウェハWfに接触させ、変位センサ74で、ヘッド位置x3における昇降部材68とベース60との間の距離y3を測定する。そして、この距離y3をヘッド位置x3におけるゼロ点として制御部300に記憶させる。ヘッド30のそれぞれの横方向位置(x1、x2、x3)における、ヘッド30の高さのゼロ点(y1、y2、y3)から、ウェハWf位置に対するヘッド30の高さのゼロ点に関する近似式を求めることができる。図18は、ヘッド30の高さのゼロ点の近似式の一例を模式的に示すグラフである。図18において、横軸はヘッド30の横方向における位置を示し、縦軸はヘッド30の高さのゼロ点を示している。図18は、図17の方法で測定されたヘッド30のゼロ点をプロットしたグラフである。図18は、ゼロ点を表す近似式の一例として測定した3点のゼロ点を通る一次関数式y=ax+bでゼロ点を近似している。係数a、bは例えば最小二乗法で求めることができる。ウェハWfにゆがみがある場合や、ウェハWfを保持するテーブル20が傾いている場合、ゼロ点は、ウェハWfの位置(たとえば半径方向の位置)により異なる。上述のように、予めウェハWfの位置ごとのゼロ点を測定および記憶し、ゼロ点の近似式を算出することで、ウェハWfの任意の位置に対するゼロ点を近似的に求めることができる。近似式を用いて、常にヘッド30のゼロ点を監視しておくことで、ウェハWfの処理中にウェハWfに対するヘッド30の横方向の位置に応じて常に最適なヘッド30とウェハWfの接触状態を維持するように制御することができる。たとえば、ウェハWfの処理中にウェハWfに対するヘッド30の位置に応じて、メカストッパ装置100による停止位置を制御すること、または流体保持室37に供給される気体の量を制御することで、ヘッド30とウェハWfの接触状態を制御することができる。
図19は、一実施形態による、図9に示される基板処理装置10における変位センサ74を用いたヘッド高さ制御を行いながら、ウェハWfを処理するフローを示す図である。ウェハWfの処理中にヘッド30の横方向の位置xが取得される。ヘッド30の位置xは、揺動アーム50の位置に基づいて決定することができる。ヘッド30の位置xにおけるヘッド高さのゼロ点を、上述の近似式を用いて算出する。また、ヘッド30の位置xにおける変位センサ74の読取値yおよびヘッド高さのゼロ点から、ヘッド位置xにおけるヘッド30の高さ(現在の高さ)y´を算出することができる。現在のヘッド高さおよ
びヘッド30の目標高さyとから高さの偏差Δ=y−y´を算出する。かかる高さの偏差Δに基づいてヘッド30の高さを調整する。これらの計算および基板処理装置10の制御は制御部300により行うことができる。
なお、図16に示される実施形態のように、テーブル20から独立して高さ制御ができる延長部21を有する場合、延長部21の高さを上述の近似式に基づいて調整してもよい。たとえば、上述の近似式を延長部21まで拡張し、ヘッド30が延長部21に位置するときに、近似式で求められるヘッド高さのゼロ点が得られるように延長部21の高さを調整することができる。また、ウェハWfの処理中にヘッド30が延長部21に位置するときも、図19で説明したように、最適なヘッド30とウェハWfとの接触状態を維持するようにヘッド30の高さを制御することができる。
図10は、一実施形態による基板処理装置10の構成を概略的に示す側面図である。図10の基板処理装置10は、図1に示される基板処理装置10に対して、変位センサ74が追加された構成である。図10の基板処理装置10は、図9の基板処理装置10とは異なり、変位センサ74は、昇降部材68とウェハWfの表面との間の距離を測定するように構成される。図10の基板処理装置10においては、変位センサ74は、ウェハWfの表面にダメージを与えないように、非接触式の変位センサを利用することが望ましい。図10の基板処理装置10においても、図9の基板処理装置10と同様の制御を行うことができる。しかし、図10の本基板処理装置10においては、変位センサ74は昇降部材68とウェハWfとの間の距離を測定している。そのために、処理開始前に、ウェハWf上の1点についてヘッド30のゼロ点を測定しておくことで、ウェハWfの処理中にヘッド30とウェハWf表面との距離の変動を変位センサ74により監視して、ヘッド30とウェハWfの接触状態を制御することができる。
図20は、一実施形態による、図10に示される基板処理装置10における変位センサ74を用いたヘッド高さ制御を行いながら、ウェハWfを処理するフローを示す図である。図10の変位センサ74は、昇降部材68とウェハWfとの距離を直接的に測定することができるので、上述したような近似式でゼロ点を算出する必要はない。図20に示されるように、ウェハWfの処理の開始前に、ヘッド30を、たとえばウェハWfの中心付近に移動させて、ヘッド30をウェハWfに接触させた状態で、変位センサ74により昇降部材68とウェハWfとの距離を測定し、ヘッド30の高さのゼロ点yとして制御部300に記憶させる。ウェハWfの処理を開始すると、変位センサ74でヘッド30の現在の高さyを測定する。ヘッド30の現在の高さyは、予め測定したゼロ点yからの変位量である。ウェハWfの処理中において、現在のヘッドの高さyと目標高さyとから偏差Δ=y−yを算出し、偏差Δに基づいてヘッド高さを調整する。これらの計算および基板処理装置10の制御は制御部300により行うことができる。また、テーブル20が延長部21を有する場合は、延長部21の高さは、変位センサ74を用いてテーブル20上のウェハWfと同じ高さになるように調整してもよい。また、ウェハWfの処理中にヘッド30が延長部21に位置する場合も、上述のように最適なヘッド30の高さとなるように制御してもよい。
図11は、一実施形態による基板処理装置10の構成を概略的に示す側面図である。図11の基板処理装置10は、図1に示される基板処理装置10に対して、第1変位センサ74aおよび第2変位センサ74bが追加された構成である。第1変位センサ74aは、昇降部材68に取り付けられ、昇降部材68とベース60との間の距離を測定することができる。一方、第2変位センサ74bは、ベース60に取り付けられ、ベース60とウェハWfの表面との間の距離を測定することができる。第1変位センサ74aは、接触式および非接触式のいずれの変位センサを使用してもよい。第2変位センサ74bは、ウェハWfの表面にダメージを与えないように、非接触式の変位センサを利用することが望まし
い。
図11の基板処理装置10を使用し、ウェハWfの処理中にヘッド30の高さを変更することができる。まず、図11の基板処理装置10を用いて、処理開始前に、ヘッド30がウェハWfに接触する位置まで、エアシリンダ66で昇降部材68を下降させる。ヘッド30がウェハWfに接触した位置で、第1変位センサ74aで昇降部材68とベース60との間の距離を測定する。この距離をウェハWfとヘッド30との距離がゼロであるゼロ点として制御部300に記憶させる。また、このとき、第2変位センサ74bで、ベース60とウェハWfの表面との間の距離を測定し、制御部300に記憶させる。そのため、ウェハWfの表面の高さが一定でない場合でも、第2変位センサ74bでベース60とウェハWfの表面との距離を常に監視することができるので、ウェハWfの表面の高さの変化に応じてメカストッパ装置100または流体保持室37へ供給する気体の量を制御することで、ヘッド30とウェハWfとの接触状態が最適になるように制御することができる。図11の基板処理装置10の場合、第2変位センサ74bでベース60とウェハWfの表面との距離を常に監視しているので、図9の基板処理装置10の場合のように、予めウェハWf上の複数個所でゼロ点を測定する必要はない。
図21は、一実施形態による、図11に示される基板処理装置10における変位センサ74a、74bを用いたヘッド高さ制御を行いながらウェハWfを処理するフローを示す図である。図11に示される基板処理装置10においては、変位センサ74bは、ベース60のウェハWfに対する高さを直接的に測定することができるので、上述したような近似式でゼロ点を算出する必要はない。図21に示されるように、ウェハWfの処理の開始前に、ヘッド30を、たとえばウェハWfの中心付近に移動させて、ヘッド30をウェハWfに接触させた状態で、変位センサ74a、74bにより昇降部材68とベース60との間の距離、およびベース60とウェハWfとの間の距離を測定し、ゼロ点ya0、yboとして制御部300に記憶させる。ウェハWfの処理を開始すると、各変位センサ74a、74bの出力値yap、ybpからヘッド30の現在の高さyap+ybpを算出する。ウェハWfの処理中において、現在のヘッドの高さyap+ybpと目標高さyとから偏差Δ=y−(yap+ybp)を算出し、偏差Δに基づいてヘッド高さを調整する。これらの計算および基板処理装置10の制御は制御部300により行うことができる。また、テーブル20が延長部21を有する場合は、延長部21の高さは、変位センサ74a、74bを用いてテーブル上のウェハWfと同じ高さになるように調整してもよい。また、ウェハWfの処理中にヘッド30が延長部21に位置する場合も、上述のように最適なヘッド30の高さとなるように制御してもよい。
図12は、一実施形態による基板処理装置10の構成を概略的に示す側面図である。図12の基板処理装置10は、図1の基板処理装置10とは、ヘッド30の昇降機構が異なる。図12の基板処理装置10は、ボールネジ76およびボールネジ76を駆動するためのモータ78を有する。ボールネジ76のネジ軸80は、ウェハWfの表面に垂直な方向に延びる。ボールネジ76の外筒82は、昇降部材68に連結される。昇降部材68はリニアガイド84に沿ってウェハWfの表面に垂直な方向に移動することができる。ボールネジ76は、モータ78によりネジ軸80を回転させることで、外筒82とともに昇降部材68がベース60に固定されたリニアガイド84に沿ってウェハWfの表面に垂直な方向に移動する。モータ78は、制御部300により駆動制御される。そのため、モータ78を制御することで、ヘッド30のウェハWf表面に対する高さを調整することができる。なお、図1、図8−図11では図示を省略しているが、図12に示されるリニアガイド84と同様な案内手段により、昇降部材68はウェハWfの表面に垂直な方向に移動可能である。
図12の基板処理装置10は、昇降部材68に取り付けられた変位センサ74を有する
。変位センサ74は、図9に示される変位センサ74と同様に、昇降部材68とベース60との間の距離を測定することができる。また、図12の基板処理装置10において、図10、11の変位センサ74と同様の配置を採用することもできる。また、図12の基板処理装置10において、変位センサ74を省略してもよい。
図12に示される基板処理装置10において、ヘッド30は、図4〜図8に示されるヘッド30と同様のものを採用することができる。
図12に示される基板処理装置10においては、ヘッド30のウェハWfの表面に対する高さのゼロ点は以下のように決定することができる。まず、ウェハWfの処理開始前に、モータ78のトルクを監視しながら、ボールネジ76により昇降部材68を下降させる。ヘッド30がウェハWfに接触した瞬間にモータ78にかかるトルクは上昇を開始する。そのため、モータ78にかかるトルクが上昇を開始した直後に昇降部材68の下降を停止する。そのときのボールネジ76の位置をゼロ点として制御部300に記憶させる。図12の基板処理装置10においては、ボールネジ76のモータ78を制御することで、ヘッド30とウェハWfの表面との接触状態を制御することができる。他の実施形態で説明したように、変位センサ74を利用して、ヘッド30のウェハWfの表面に対する高さを測定および監視して、モータ78の制御を行うことで、および/または、ヘッド30の流体保持室37へ供給する気体の量を制御することで、ヘッド30とウェハWfとの最適な接触状態を維持するように制御してもよい。
10…基板処理装置
20…テーブル
30…ヘッド
31…ヘッド本体
32…エアバッグ
33…パッド
35…処理液通路
36…気体供給流路
37…流体保持室
38…弾性膜
40…処理液供給部
50…揺動アーム
51…回転中心
52…シャフト
54…ボールスプライン
56…スリップリング
58…ロータリージョイント
60…ベース
62…モータ
64…ベルト
66…エアシリンダ
68…昇降部材
70…気体供給源
72…電空レギュレータ
74…変位センサ
74a…第1変位センサ
74b…第2変位センサ
76…ボールネジ
78…モータ
80…ネジ軸
82…外筒
84…リニアガイド
100…メカストッパ装置
102…第1くさび形部材
104…第2くさび形部材
106…第1傾斜面
108…第2傾斜面
110…ネジ受部
112…ボルト
114…頭部
120…ボールネジ
122…モータ
124…ネジ軸
126…ナット
130…ボルト
300…制御部
PL…処理液
Wf…ウェハ

Claims (21)

  1. 基板処理装置であって、
    基板を保持するための基板保持面を備えるテーブルと、
    前記テーブルの保持された基板を処理するためのパッドと、
    前記パッドを保持するためのヘッドと、
    前記ヘッドを、前記テーブルの前記基板保持面に対して垂直な方向に移動させるためのアクチュエータと、
    前記基板保持面に対して垂直な方向の前記ヘッドの移動を停止させるためのメカストッパ装置と、を有し、前記メカストッパ装置は、
    前記基板保持面に平行な方向である第1方向に移動可能であり、前記第1方向に対して所定の角度をなす第1傾斜面を有する第1部材と、
    前記第1部材の前記第1傾斜面とスライド可能に接する第2傾斜面を有する第2部材と、を有し、
    前記第2部材は、前記アクチュエータ、または、前記アクチュエータに連結される、前記ヘッドを昇降させるための昇降部材が接触することで、前記ヘッドの停止位置を画定するための停止面を備え、
    前記第2部材の前記停止面は、前記第1部材が前記第1方向に移動することで、前記基板保持面に対して垂直な第2方向に変位可能である、
    基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、前記メカストッパ装置は、
    前記第1部材を前記第1方向に移動させるためのボールネジを有し、前記ボールネジのネジ軸は前記第1方向に延びる、
    基板処理装置。
  3. 請求項2に記載の基板処理装置であって、前記メカストッパ装置は、
    前記ボールネジの前記ネジ軸はモータにより回転駆動される、
    基板処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、
    前記メカストッパ装置の前記第2部材は、
    第2方向に延びるボルトと、
    前記ボルトを受け入れ可能なネジ受け部と、を有し、
    前記停止面は、前記ボルトの頭部に画定される、
    基板処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、
    前記アクチュエータから前記メカストッパの前記第2部材に対して、前記第2方向に力Fが加えられたときに、前記第2部材が前記第1部材に対して変位しないように、前記第1傾斜面の前記所定の角度が決定される、
    基板処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、
    前記アクチュエータは空気圧により前記ヘッドを移動させるためのエアシリンダを有する、
    基板処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、
    前記テーブルに保持された基板の表面に対する前記ヘッドの位置を測定するための変位
    センサを有する、
    基板処理装置。
  8. 請求項7に記載の基板処理装置であって、前記基板処理装置は、
    前記アクチュエータに連結される、前記ヘッドを昇降させるための昇降部材と、
    前記テーブルの前記基板保持面に対して一定の距離に配置されるベース部材と、を有し、
    前記変位センサは前記昇降部材に取り付けられており、前記昇降部材と前記ベース部材との間の距離を測定可能である、
    基板処理装置。
  9. 請求項7に記載の基板処理装置であって、前記基板処理装置は、
    前記アクチュエータに連結される、前記ヘッドを昇降させるための昇降部材を有し、
    前記変位センサは、前記昇降部材に取り付けられており、前記昇降部材と前記テーブルに保持されている基板の表面との間の距離を測定可能である、
    基板処理装置。
  10. 請求項8に記載の基板処理装置であって、
    前記ベース部材に取り付けられる第2変位センサを有し、前記第2変位センサは、前記ベース部材と前記テーブルに保持されている基板の表面との間の距離を測定可能である、
    基板処理装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、
    前記ヘッドは、流体を保持する流体保持室を有し、
    前記流体保持室は、保持される流体の圧力に応じて弾性的に変形する弾性領域を有し、
    前記弾性領域に前記パッドが取り付けられる、
    基板処理装置。
  12. 請求項11に記載の基板処理装置であって、
    前記流体保持室は、エアバッグにより形成される、
    基板処理装置。
  13. 請求項11に記載の基板処理装置であって、
    前記流体保持室の前記弾性領域は、弾性膜により形成される、
    基板処理装置。
  14. 請求項11乃至13のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、
    前記基板処理装置は、前記流体保持室に供給される流体の圧力を制御するための電空レギュレータを有する、
    基板処理装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、
    前記基板処理装置は、触媒基準エッチングにより基板を処理する、
    基板処理装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、
    前記パッドは開口部を有し、
    前記開口部から、基板の処理に使用するための流体を基板の表面に供給するように構成される、
    基板処理装置。
  17. メカストッパ装置であって、
    第1方向に移動可能であり、前記第1方向に対して所定の角度をなす第1傾斜面を有する第1部材と、
    前記第1部材の前記第1傾斜面とスライド可能に接する第2傾斜面を有する第2部材と、を有し、
    前記第2部材は、他の移動部材が接触することで他の移動部材の停止位置を画定するための停止面を備え、
    前記第2部材の前記停止面は、前記第1部材が前記第1方向に移動することで、前記第1方向に垂直な第2方向に変位可能である、
    メカストッパ装置。
  18. 請求項17に記載のメカストッパ装置であって、前記第1部材を前記第1方向に移動させるためのボールネジを有し、前記ボールネジのネジ軸は前記第1方向に延びる、メカストッパ装置。
  19. 請求項18に記載のメカストッパ装置であって、前記ボールネジの前記ネジ軸はモータにより回転駆動される、メカストッパ装置。
  20. 請求項17乃至19のいずれか一項に記載のメカストッパ装置であって、
    前記第2部材は、
    第2方向に延びるボルトと、
    前記ボルトを受け入れ可能なネジ受け部と、を有し、
    前記停止面は、前記ボルトの頭部に画定される、
    メカストッパ装置。
  21. 請求項17乃至20のいずれか一項に記載のメカストッパ装置であって、
    前記第2部材に対して、前記第2部材から前記第1部材に向かう第2方向に力Fが加えられたときに、前記第2部材が前記第1部材に対して変位しないように、前記第1傾斜面の前記所定の角度が決定される、
    メカストッパ装置。
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