JP2008293352A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成装置に保存した画像データの原稿となった電子データを修正した場合、画像形成装置内の原稿データも修正したい。
【解決手段】 バージョン管理装置、情報処理装置、及び画像形成装置から成る画像形成システムであって、バージョン管理装置は、文書登録手段と文書更新手段を有し、画像形成装置は、画像蓄積手段と画像蓄積手段の画像データを更新する画像更新手段を有する。
【選択図】 図10
【解決手段】 バージョン管理装置、情報処理装置、及び画像形成装置から成る画像形成システムであって、バージョン管理装置は、文書登録手段と文書更新手段を有し、画像形成装置は、画像蓄積手段と画像蓄積手段の画像データを更新する画像更新手段を有する。
【選択図】 図10
Description
本発明は、ネットワーク接続されたコンピュータとプリンタにより構成される画像形成システムに関する。更には、電子データのバージョン管理機能を有する画像形成システムに関する。
従来から、デジタル複合機やページプリンタなどの画像形成装置は、ホストコンピュータから送信されたPDLデータを基に生成した画像データを機器内の記憶装置に保存しておき、ユーザに選択された機器内の画像データを高速に印刷する機能を提供している。
この機能により、ユーザは、配布したい文書を画像データとして画像形成装置内に保存しておき、配布対象ユーザに、随時、印刷してもらうことで文書の配布を行うことができる。
従来例としては、例えば、登録者は、名刺の印刷内容を示す印刷データを印刷管理サーバ装置の登録用データベースに登録し、印刷データに変更があったときには、印刷管理サーバ装置の登録用データベースに記憶した印刷データを変更し、登録者と名刺交換した要求者は、登録者の名刺に印刷された識別情報を印刷管理サーバ装置に送信することにより、最新の印刷内容を示す画像データが印刷管理サーバ装置から与えられるものがある(特許文献1参照)。
特開2004-276534号公報
しかしながら、上記のような方法で文書の配布を行う場合、配布対象ユーザに最新の文書を印刷させるためには、ユーザは配布文書の原稿データであるアプリケーション・ソフト(ワープロや表計算ソフトなど)のデータを修正する際に、画像形成装置内に保存した画像データも更新しなければならず、煩雑な作業が発生していた。
更に、図18に示すように、原稿データを作成、修正するユーザ(3001)と異なるユーザ(3003)が、画像形成装置(3004)に画像データを保存して他のユーザ(3005)へ再配布する場合には、画像形成装置内の画像データが確実に更新される保証がなく、また、更新されても、更新が大幅に遅延してしまうなどの問題が発生していた。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、画像形成装置内に保存した画像データを印刷させることで文書の配布を行う場合に、配布文書の原稿データの修正を、容易に、画像形成装置内の画像データへ反映させることができる画像形成システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の画像形成システムは、ネットワークにより相互接続されたバージョン管理装置、情報処理装置、及び画像形成装置から成り、バージョン管理装置は、文書情報、文書情報を特定する文書ID、及び文書情報のバージョン情報を関連付けて記憶する文書記憶手段と、外部装置から文書情報を受信し、受信した文書情報を特定する文書IDと新規のバージョン情報を生成し、文書情報、文書ID、及びバージョン情報を文書記憶手段に記憶させるとともに、文書IDとバージョン情報を外部装置へ返信する文書登録手段と、外部装置から文書情報と文書IDを受信し、受信した文書IDと同一の文書IDと関連付けて文書記憶手段に記憶されている文書情報を受信した文書情報で更新し、受信した文書IDと同一の文書IDと関連付けて文書記憶手段に記憶されているバージョン情報を新たに生成したバージョン番号で更新する文書更新手段と、外部装置から文書IDを受信し、受信した文書IDと同一の文書IDに関連付けて文書記憶手段に記憶されている文書情報、または、バージョン情報を外部装置へ返信する文書取得手段とを有し、情報処理装置は、文書登録手段により文書情報を登録することで得られる文書IDとバージョン情報を、文書情報と共に画像形成装置へ送信するジョブ送信手段を有し、画像形成装置は、ジョブ送信手段から受信した文書情報を基に画像データを生成する画像生成手段と、画像生成手段が生成した画像データと、ジョブ送信手段から受信した文書IDとバージョン情報を関連付けて記憶する画像蓄積手段と、画像蓄積手段に記憶されている画像データを記録用紙に記録する画像記録手段と、画像蓄積手段に記憶されている文書IDを文書取得手段へ送信し、返信されたバージョン情報と送信した文書IDに関連付けて画像蓄積手段に記憶されているバージョン情報が異なる場合、返信されたバージョン情報により画像蓄積手段に記憶されているバージョン情報を更新し、文書取得手段から返信された文書情報を基に画像生成手段により画像データを生成して画像蓄積手段に記憶されている画像データを更新する画像更新手段とを有する。
また、請求項2記載の画像形成システムは、文書情報が、文書の実データ、または、文書の実データのネットワーク上の位置を特定する情報であり、文書情報が文書の実データのネットワーク上の位置を特定する情報である場合に、画像生成手段が、ネットワークを介して、文書の実データを取得して画像データを生成する。
また、請求項3記載の画像形成システムは、画像蓄積手段に記憶されている画像データを画像記録手段により記録用紙に記録する印刷処理を開始する前に、画像更新手段により、印刷処理の対象である画像データを更新する。
また、請求項4記載の画像形成システムは、ジョブ送信手段から受信した文書IDと同一の文書IDが画像蓄積手段に記憶されている場合、画像更新手段により、受信した文書IDと同一の文書IDと関連付けて画像蓄積手段に記憶されている画像データを更新する。
また、請求項5記載の画像形成システムは、画像更新手段により、画像蓄積手段に記憶されている画像データを定期的に更新する。
本発明の画像形成システムによれば、画像形成装置内に保存した画像データの原稿となった電子データを情報処理装置上で修正しても、バージョン管理装置を仲介することで、原稿データの修正内容が画像形成装置内の画像データに自動的に反映される。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図10は、本発明の実施例である印刷システムの構成図であり、デジタル複合機100、バージョン管理サーバ3101、及び複数のクライアントPC601、602、603がLAN600を介して接続されている。
デジタル複合機100は、操作パネルやクライアントPCからの指示に従い、受信データを画像データに変換して記録用紙に記録する受信印刷ジョブや、受信データから生成した画像データを蓄積する受信蓄積ジョブ、蓄積した画像データを記録用紙に記録する蓄積画像印刷ジョブなどを実行する。
各クライアントPC(601,602,603)とバージョン管理サーバ3101は、汎用OSが動作しているコンピュータであり、クライアントPCは、ユーザがワードプロセッサなどを用いて配布文書を作成したり、デジタル複合機100へ受信蓄積ジョブや受信印刷ジョブを送信するために使用される。バージョン管理サーバ3101は、クライアントPCで作成された配布文書の最新バージョンを保存し、その配布文書やバージョン情報にアクセスするサービスを提供する。
図11および図12を用いて、クライアントPC601上で動作するプログラムの処理を説明する。
図11は、クライアントPC601で動作するプログラムの構成図である。
図11において、アプリケーションプログラム5002、印刷データ生成プログラム5003、印刷データ表示プログラム5004、ジョブ送信プログラム5005は、ユーザによって明示的に選択されて起動し、アプリケーションデータ5006や印刷データ5007のファイル名を指示されて動作する。
ワードプロセッサなどのアプリケーションプログラム5002は、ユーザの操作に応じてアプリケーションデータ5006を外部記憶装置5001上に作成する。このアプリケーションデータ5006が配布文書の原稿データであり、ユーザが配布文書を修正する場合には、まず、このアプリケーションデータが変更される。
印刷データ生成プログラム5003は、アプリケーションデータ5006を外部記憶装置5001から読み出し、印刷データ5007へ変換し、外部記憶装置5001に保存する。また、生成した印刷データ5007をバージョン管理サーバ3101へ登録し、アプリケーションデータ5006が変更された場合には、バージョン管理サーバ3101に登録済みの印刷データを更新する。この印刷データ5007が配布用のデータであり、他のユーザへ電子データのまま配布される。また、デジタル複合機が直接解釈して画像データへ変換することが可能なデータであり、ジョブのデータとしてデジタル複合機へ送信される。
図12は、印刷データ5007の構造を説明する図である。
図12において、印刷データ5007には、アプリケーションデータ5006から生成されるPDL(Page Description Language)データ5103と、バージョン管理サーバ3101から発行される文書ID5101とバージョン情報5102が含まれる。文書IDは文書データの登録時に発行され、バージョン情報は、登録時と更新時に発行される。印刷データが登録される場合、印刷データの実体、または、印刷データのURL(Uniform Resource Locator)が印刷データ生成プログラムからバージョン管理サーバーへ送信され、バージョン管理サーバーから文書IDとバージョン情報が返信される。返信された情報が印刷データ生成プログラムによって印刷データの該当箇所に上書きされる。印刷データが更新される場合、登録時にバージョン管理サーバが発行した文書IDと、新しい印刷データの実体、または、URLが送信され、バージョン情報が返信される。返信されたバージョン情報と登録時に発行された文書IDが新しい印刷データの該当箇所に上書きされる。
図11において、印刷データ表示プログラム5004は、印刷データ5007を外部記憶装置5001から読み出し、印刷データに含まれるPDLデータ5103を解釈して画像データを生成し、クライアントPCのディスプレイに画像データを表示する。また、印刷データに含まれる文書IDをキーにバージョン管理サーバからバージョン情報を取得し、その値が印刷データに含まれるバージョン情報より新しい場合、文書IDをキーにバージョン管理サーバから新しい印刷データを取得し、画像データを生成してクライアントPCのディスプレイに表示する。配布文書として印刷データを受け取ったユーザは、この印刷データ表示プログラム5004を用いてクライアントPCのディスプレイで配布文書を閲覧する。
図11において、ジョブ送信プログラム5005は、デジタル複合機100へジョブ種と印刷データを併せて送ることで、配布文書を蓄積させる受信蓄積ジョブや、配布文書を記録用紙に記録させる受信印刷ジョブの実行を指示する。配布文書として印刷データを受け取ったユーザは、このジョブ送信プログラムを用いて、デジタル複合機で配布文書を印刷したり、配布文書をデジタル複合機に蓄積させ、他のユーザに蓄積文書を印刷させることで配布文書を二次配布する。
図14および図13を用いて、バージョン管理サーバ3101上で動作するプログラムの処理を説明する。
図14は、後述するテーブル管理プログラム5205により管理され、外部記憶装置5206に記憶される文書情報テーブル5206の構造を説明する図である。
図において、文書情報テーブル5206は、複数の文書情報レコード5301を含む。文書情報レコード5301は、文書ID5302、バージョン情報5303、および文書情報5304を含む。
文書ID5302は、バージョン管理サーバ3101に登録された印刷データを一意に特定することができるIDである。
バージョン情報5303は、バージョン情報の新旧が容易に比較できる情報であり、そのバージョン情報が生成された日時や、印刷データが登録または更新される際に単純にインクリメントされるシリアル番号である。
文書情報5304は、登録、または更新された印刷データのURLであり、クライアントPCから印刷データのURLを受け取った場合には、その値がそのまま格納され、印刷データの実体を受け取った場合には、文書管理プログラムが印刷データを格納した外部記憶装置5201上のファイルを示すURLが格納される。
図13は、バージョン管理サーバ3101で動作するプログラムの構成図である。
テーブル管理プログラム5205は、文書登録プログラム5202から文書ID、バージョン情報、および文書情報を受け取り、新規の文書情報レコード5301を文書情報テーブル5206へ追加する。
また、文書更新プログラム5202から文書ID、バージョン情報、および文書情報を受け取り、受取った文書IDと同一の文書IDを含む文書情報レコード5301を文書情報テーブル5206内で特定し、その文書情報レコードのバージョン情報5303と文書情報5304を受取ったバージョン情報と文書情報とで上書きして更新する。
また、文書IDを受け取り、その文書IDと同一の文書IDを含む文書情報レコードを文書情報テーブル内で特定し、特定した文書情報レコード内のバージョン情報、URL、または、URLが示す印刷データの実体を送り返す。
文書登録プログラム5202は、クライアントPCから印刷データの実体、または印刷データのURLを受け取り、文書IDとバージョン情報を生成し、それらをテーブル管理プログラム5205に渡して文書情報テーブル5206に文書情報レコード5301を追加させると共に、生成した文書IDとバージョン情報をクライアントPCへ送り返す。
文書更新プログラム5203は、クライアントPCから文書IDと印刷データの実体、または印刷データのURLを受け取り、テーブル管理プログラムに文書IDを渡して登録済みの印刷データのバージョン情報を取得する。次いで、取得したバージョン情報より新しいバージョン情報を生成し、文書ID、生成したバージョン情報、および文書情報をテーブル管理プログラムへ渡して文書情報レコードを更新させると共に、生成したバージョン情報をクライアントPCへ送り返す。
文書取得プログラム5204は、クライアントPC、またはデジタル複合機から文書IDを受け取り、その文書IDをテーブル管理プログラムへ渡して登録済みの印刷データのバージョン情報、印刷データのURL、或いは印刷データの実体を取得し、要求元のクライアントPC、またはデジタル複合機へ送り返す。
上述の文書登録プログラム、文書更新プログラム、及び文書取得プログラムは、それぞれ独自のTCP/IPポートを使って外部装置からの要求に応えるネットワークサーバプログラムでも良い。また、図示していないサーバプログラムが外部装置からの要求を解釈した上で、上述の各プログラムを呼び分ける構成であってよい。
図1は、デジタル複合機100の基本構成を示すブロック図である。
デジタル複合機100は、原稿画像を読取って画像データを生成するリーダ装置200と、画像データを記録用紙に記録するプリンタ装置300と、画像データの表示や各種機能の設定、状態表示などを行なう液晶パネルとキーボードを備えた操作部150と、リーダ装置200を制御して読み込んだ画像データやLAN600を介してクライアントPC601から受信した印刷データを基に生成した画像データを蓄積する画像記憶部160と、これら各構成要素に接続されて各構成要素を制御するコントローラ装置110で構成されている。
リーダ装置200は、原稿用紙を搬送する原稿給紙装置250と、原稿画像を光学的に読取って電気信号としての画像データに変換するスキャナ装置210とを有する。
プリンタ装置300は、記録用紙を収容する複数段の給紙カセットを備えた給紙装置310と、画像データを記録用紙に転写、定着するマーキング装置320と、マーキング装置320によって画像データが記録された記録用紙に対してソート処理やステイプル処理を施し、外部に排出する排紙装置330とを有する。
コントローラ装置110は、LAN600を介して通信するためのネットワークI/Fと各種ネットワークプロトコルを処理する通信機能を有し、通信機能によりクライアントPC601から印刷データや制御コマンドを受信し、上述の構成要素を制御することで、コピー機能、受信印刷機能、受信蓄積機能、読取蓄積機能、蓄積画像印刷機能などを実現する。
図2はリーダ装置200及びプリンタ装置300の詳細を示す断面図である。
リーダ装置200は、原稿給送装置250に積載された原稿用紙をその積載順に従って先頭から順次1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、スキャナ装置210による所定の読取り動作が終了した後、排出トレイ219に排出する。
読取り動作時、スキャナ装置210は原稿用紙をプラテンガラス211上に搬送するとランプ212を点灯し、光学ユニット213の移動を開始して原稿用紙を下方から照射し走査する。その原稿用紙からの反射光を複数のミラー214、215、216、及び、レンズ217によってCCDイメージセンサ(以下「CCD」と記す)218へ導き、原稿の走査画像を読取り、生成した画像データに所定の処理を施した後、コントローラ装置110に転送する。
原稿流し読み機能を有している場合、原稿給送装置250は原稿給送部250に積載された原稿用紙を原稿流し読み位置240を一定の速度で通過させる。この時、光学ユニット213は原稿流し読み位置240に移動して等速で搬送される原稿をランプ212によって照射する。その反射光をCCD218によって読取り、所定の処理を施した後コントローラ装置110へ転送する。
プリンタ装置300は、コントローラ装置110から出力された画像データに対応するレーザ光をレーザドライバ321により駆動するレーザ発光部322から出力する。そのレーザを受ける感光ドラム323にレーザ光に応じた静電潜像を形成して現像器324により静電潜像の部分に現像剤であるトナーを付着させる。
この現像器324で消費されるトナーは、プリンタ装置300が動作中であっても、専用の補給口から補給できるようになっており、その補給口の開閉は専用のセンサーにより検知され、コントローラ装置110へ通知される。
一方、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、給紙カセット311、312、313、314、手差しトレイ315の何れかから記録用紙を給紙し、搬送路331を経由して転写部325まで搬送する。転写部325において感光ドラム323に付着しているトナーを記録用紙に転写する。トナーが転写された記録用紙を搬送ベルト326によって定着部327に搬送し、定着部327における加熱・加圧処理によりトナーを記録用紙に定着する。定着処理が済んだ記録用紙を搬送路335、搬送路334を経由して排紙装置400へ搬送する。印字面を反転して排紙装置へ搬送する場合は、搬送路336、搬送路338まで導き、そこから記録用紙を逆方向に搬送し、搬送路337、搬送路334を経由して排紙装置400へ搬送する。
記録用紙に画像を両面記録する場合は、定着部327を通過した記録用紙を搬送路336からフラッパ329により搬送路333に導き、その後、逆方向に搬送してフラッパ329により搬送路338、再給紙搬送路332へ導く。再給紙搬送路332へ導いた記録用紙に再度、転写、定着処理を施す時には搬送路331を経由して転写部325へ搬送し、以降、上記と同様に処理する。
給紙カセット311、312、313、314は、プリンタ装置300が動作中であっても、記録用紙の補給ができるようになっており、補給のためのカセットの開閉は専用のセンサーにより検知され、コントローラ装置110へ通知される。
図3はコントローラ装置110の詳細を示すブロック図である。
メインコントローラ111は、CPU112と、バスコントローラ113と、後述する各種コントローラ回路を含む機能ブロックを内蔵すると共に、ROM I/F115を介してROM114と接続され、DRAM I/F117を介してDRAM116と接続され、SRAM I/F118を介してSRAM120と接続され、また、ネットワークI/F123を介してネットワークコントローラ121と接続され、コネクタ122によりLAN600との間で所定の制御動作を行う。ネットワークとしては一般的にイーサネット(登録商標)があげられる。
ROM114は、メインコントローラ111のCPU112で実行される各種制御プログラムや演算データが格納されている。DRAM116は、CPU112が実行する制御プログラムの格納領域とその作業領域、および、画像データの蓄積領域として使用される。SRAM120はユーザの設定データや、HDD162に保存された画像データの管理データなど、電源断時にも保持し続ける必要のあるデータを記憶する領域として使用される。
また、前記メインコントローラ111はスキャナバス141を介してスキャナI/F140に接続され、プリンタバス146を介してプリンタI/F145に接続され、さらにPCIバス等の汎用高速バス125を介して拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124及び入出力制御部(I/O制御部)126に接続されている。
I/O制御部126はリーダ装置200やプリンタ装置300との間で制御コマンドを送受信するための調歩同期式のシリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されており、該シリアル通信コントローラ127はI/Oバス128を介してスキャナI/F140及びプリンタI/F145に接続されている。
スキャナI/F140は、第一の調歩同期シリアルI/F143及び第一のビデオI/F144を介してスキャナコネクタ142に接続され、さらに該スキャナコネクタ142はリーダ装置200のスキャナ装置210に接続されている。そして、スキャナI/F140はスキャナ装置210から受信した画像データに対し所望の2値化処理や、主走査方向及び/又は副走査方向の変倍処理を行い、またスキャナ装置210から送られてきたビデオ信号に基づいて制御信号を生成し、スキャナバス141を介してメインコントローラ111に画像データを転送する。
また、プリンタI/F145は、第2の調歩同期シリアルI/F148及び第2のビデオI/F149を介してプリンタコネクタ147に接続され、さらに該プリンタコネクタ147はプリンタ装置300のマーキング装置320に接続されている。そして、プリンタI/F145はメインコントローラ111から出力された画像データにスムージング処理を施して該画像データをマーキング装置320に出力し、さらにマーキング装置320から送られたビデオ信号に基づいて、生成された制御信号をプリンタバス146に出力する。
また、バスコントローラ113は、スキャナI/F140プリンタI/F145、その他拡張コネクタ124等に接続された外部機器から入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時のアービトレーション(調停)やDMAデータ転送の制御を行う。即ち、例えば、スキャナ装置210からDRAM116へのデータ転送、DRAM116からマーキング装置320へのデータ転送等は、バスコントローラ113によって制御され、DMA転送される。
また、I/O制御部126は、LCDコントローラ131及びキー入力I/F130を介してパネルI/F132に接続され、パネルI/F132は操作部150に接続されている。また、前記I/O制御部126は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するリアルタイムクロックモジュール133に接続されている。また、I/O制御部126は、E−IDEコネクタ161を介して制御プログラムや画像データの書き込み/読み出しが可能なハードディスクドライブ(HDD)162に接続されている。
次に、図4から図9を用いて、デジタル複合機にて各種のジョブが処理される際のソフトウエア処理を説明する。
図4はコントローラ装置110で動作する制御プログラム700の構造を説明する図である。
制御プログラム700は、システム制御部701、ジョブ制御部702、デバイス部703、文書管理部900で構成されている。システム制御部701はクライアントPC601や他のデジタル複合機、あるいは、操作部150から、各インタフェースを介して送られてきたコマンドを解釈し、ジョブ制御部702に対してジョブの実行を依頼し、コピー機能、受信印刷機能、受信蓄積機能、読取蓄積機能、蓄積画像印刷機能などを実現する。
ジョブ制御部702は、システム制御部701の依頼に基づき種々のジョブを実行する。
デバイス部703は、デジタル複合機100を構成する各装置を制御するドライバソフトを含み、ジョブ制御部702がジョブを実行する際に使用される。文書管理部900は、画像記憶部160を制御して画像データを階層的に管理する機能を有し、システム制御部701やジョブ制御部702に使用される。
図5は、ジョブ制御部702の構造を示す図である。同図において700は制御プログラム、701はシステム制御部、702はジョブ制御部、703はデバイス部である。
ジョブ制御部702は、ジョブ生成部800、ジョブ処理部810、ドキュメント処理部820、ページ処理部830、バンド処理部840、デバイス割り当て部850を有している。また、ジョブ処理部810は、ジョブ管理部811、バインダ管理部812、ドキュメント管理部813を有している。また、デバイス部703は、第1デバイス851、第2デバイス852、及び、第3デバイス853等複数のデバイスを有する事が可能となっている。
クライアントPC601や操作部150などから送られてきた一連の操作依頼は、コマンドという形で各インタフェースを介して送られてくる。送られてきたコマンドは、システム制御部701で解釈された後、ジョブ制御部702に送られる。この時点でコマンドはジョブ制御部702が理解できる形に変換される。
ジョブ生成部800はジョブ814を生成する。ジョブ814には、コピージョブ、読取蓄積ジョブ、受信印刷ジョブ、受信蓄積ジョブ、蓄積画像印刷ジョブなどがあり、これらのジョブの組み合わせにより、システム制御部701がコピー機能、受信印刷機能、受信蓄積機能、読取蓄積機能、蓄積画像印刷機能などを実現する。
システム制御部701により解釈され、変換されたコマンドには、例えば、受信蓄積ジョブならば、文書の名前や、印刷時の印刷部数、記録用紙の種類/給紙カセットなどの種々の設定情報や、印刷データなどが含まれる。ジョブ814はジョブ処理部810に送られて処理される。ジョブ処理部810は、ジョブを構成する複数のバインダの出力順などジョブ全体に関わる処理を行うジョブ管理部811、バインダを構成する複数のドキュメントの出力順などバインダ全体に関わる処理を行うバインダ管理部812、ドキュメントを構成する複数のページの出力順などドキュメント全体に関わる処理を行うドキュメント管理部813を有し、ジョブ814全体に関する設定や処理を行う。更に、ジョブ処理部810は、ジョブ全体に関する情報以外をジョブ814の構成要素となるバインダ815に分割し、バインダ全体に関する情報以外をバインダ815の構成要素となるドキュメント816に分割して処理する。
ドキュメント816は入力ドキュメント821と1対1に対応付けされており、入力ドキュメント821は、ドキュメント処理部820により出力ドキュメント822に変換処理される。例えば、原稿の束をスキャナで読取り、複数のイメージデータに変換するスキャンジョブを考えると、原稿の束に関する設定や操作の手順が書かれているのが入力ドキュメント821であり、複数のイメージデータに関する設定や操作の手順が書かれているのが出力ドキュメント822である。そして、紙の束を複数のイメージデータに変換する役割を持っているのがドキュメント処理部820である。
ドキュメント処理部820は、ドキュメント単位の入力ドキュメント821から出力ドキュメント822への変換処理を行い、ドキュメント全体に関する情報以外を入力ドキュメント821の構成要素である入力ページ831に分割し、ページ処理部830に処理を依頼する。ドキュメント単位の設定及び操作には、ページの並び替え、両面印刷の指定、表紙の付加、OHP中差し等のページ順序に関するものがある。
ページ処理部830は、ページ単位の入力ページ831から出力ページ832への変換処理を行う。例えば、上述のスキャンジョブの場合、入力ページ831には読取りの解像度、読取りの向き(ランドスケープ/ポートレイト)等の各種設定や、手順が書かれており、出力ページ832にはイメージデータの格納場所等の設定や手順が書かれている。
ジョブ処理部810、ドキュメント処理部820、ページ処理部830は、いずれも処理を進める際にデジタル複合機100を構成する種々の物理デバイスを使用する。複数の処理部が同時に処理を進めるとデバイス使用の競合が発生するため、その競合を調停するのがデバイス割り当て部850である。例として図に示した第1〜第3のデバイス851〜853は、デバイス割り当て部850により上述した各処理部に割り当てられる論理デバイスであり、例えば、画像メモリ、原稿給紙装置250、マーキング装置320、スキャナ装置210等が考えられる。
図6は、文書管理部900の管理構造の概念を示す図である。
文書管理部900は、フォルダ管理部901、ジョブ管理部902、バインダ管理部903、ドキュメント管理部904、ページ管理部905で構成され、それぞれが文書管理部900の処理に必要な管理情報やジョブ制御部702の処理に必要な処理情報などを持っている。
文書管理部900は、1つまたは複数のフォルダ管理部901で構成される。
フォルダ管理部901は、1つまたは複数のジョブ管理部902、或いは、ドキュメント管理部904で構成される。また、ユーザが設定したフォルダ名(ボックス名)などを保持する。
ジョブ管理部902は、1つまたは複数のバインダ管理部903で構成される。また、ジョブ制御部702において処理されるジョブ814の動作に必要な情報であり、ジョブ制御部のジョブ管理部811が保持する処理情報を保存/復元することができる。
バインダ管理部903は、1つまたは複数のドキュメント管理部904で構成される。また、ジョブ制御部702において処理されるバインダ815の動作に必要な情報であり、ジョブ制御部のバインダ管理部812が保持する処理情報を保存/復元することができる。
ドキュメント管理部904は、1つまたは複数のページ管理部905で構成される。また、ジョブ制御部702において処理されるドキュメント816の動作に必要な情報であり、ジョブ制御部のドキュメント管理部813が保持する処理情報を保存/復元することができる。また、ドキュメント処理部820により処理される入力ドキュメント821の属性値の復元と出力ドキュメント822の属性値の保存も行なう。
ページ管理部905は、画像記憶部160に記録された、スキャナで読込んだ1ページ分の画像データ、或いは、ホストコンピュータから送信されたPDLを展開した1ページ分の画像データ、FAXで受信した1ページ分の画像データ、などと対応付けられている。また、ジョブ制御部702のページ処理部830により処理される入力ページ831の属性値の復元と出力ページ832の属性値の保存も行なう。
以上のように、文書管理部900に保存された情報と、画像記憶部160に保存された画像データから画像蓄積時に投入されたジョブ814を再現することが可能である。また、保存されている情報を再設定することで投入時のジョブと異なる動作をさせることも可能である。
図7は、コントローラ装置110で実行されるジョブ814の1つである受信蓄積ジョブ1001cの構成例を示す図である。
クライアントコンピュータ601や操作部150から送られてくる一連のコマンドデータはシステム制御部701で解釈され、ジョブ制御部702に送られる。ジョブ生成部800は送られてきたコマンドを解釈し、受信蓄積ジョブ1001cを生成する。受信蓄積ジョブ1001cは、システム制御部から渡される印刷データを画像に展開して画像記憶部160に蓄積するための機能を有しており、受信データ展開ジョブ1030および、イメージエージェントジョブ1003を生成する。
イメージエージェントジョブ1003はジョブを構成する単位のイメージエージェントバインダ1004を生成し、イメージエージェントバインダ1004は、バインダを構成する単位であるイメージエージェントドキュメント1005を生成する。イメージエージェントドキュメント1005は、出力ドキュメントであるイメージドキュメント1011を生成する。生成されたイメージドキュメント1011は、イメージエージェントドキュメント1005、イメージエージェントバインダ1004、イメージエージェントジョブ1003、受信蓄積ジョブ1001cを経由し、受信データ展開ジョブ1030に伝達される。
受信データ展開ジョブ1030はジョブ処理部810であり、受信データ展開ジョブ1030全体に関する設定や処理、およびバインダに関する設定や処理を実行する。受信データ展開ジョブ1030は、まず、入力ドキュメントである受信データドキュメント1031を生成し、次に、ドキュメント処理部(受信データ→イメージ)1032を生成する。その後、ドキュメント処理部1032に、入力ドキュメントである受信データドキュメント1031、および、出力ドキュメントであるイメージドキュメント1011を教え、ドキュメント処理部(受信データ→イメージ)1032を制御する。
受信データ展開処理の入力ドキュメントである受信データドキュメント1031は、ドキュメント処理部(受信データ→イメージ)1032により、出力ドキュメントであるイメージドキュメント1011へ変換処理される。ドキュメント処理部(受信データ→イメージ)1032は、ドキュメント単位の処理のみを行い、さらに細かい仕事は、小さな仕事の単位である受信データページ1033、ページ処理部(受信データ→イメージ)1034、イメージページ1019で行われる。受信データドキュメント1031は、受信蓄積ジョブ1001cと受信データ展開ジョブ1030を介して受け取る受信データから1ページの画像に展開される受信データを特定し、その1ページ分の受信データに対応した受信データページ1033を生成する。
受信データページ1033は、ページ処理部(受信データ→イメージ)1034によりイメージページ1019に変換される。ページ処理部(受信データ→イメージ)1034は、受信データを画像に展開するためのシーケンスを把握しており、受信データ展開デバイス制御部1035に用意された制御コマンドを発行することで画像展開処理を実行し、受信データページ1033からイメージページ1019への変換処理を行なう。また、イメージページ1019は、画像蓄積モードなどの条件により、展開された画像データを画像処理部1025を介して画像記憶部160に蓄積する。なお、画像処理部1025は、解像度変換、符号変換などを行ものである。
受信データ展開デバイス制御部1035の実体は、CPU112が実行するプログラムであり、ページ処理部(受信データ→イメージ)1034を介して受信データページ1033が対応付けられている1ページ分の受信データを受け取り、受信データの種類によって、例えば、PDL(ページ記述言語)データとして解釈し、ラスターイメージデータへの展開処理を行なう。
文書管理部900では、画像記憶部160に記憶される画像データを、フォルダ管理部901、ジョブ管理部902、バインダ管理部903、ドキュメント管理部904、ページ管理部905という単位で管理しており、それぞれに、ジョブ管理部811、バインダ管理部812、ドキュメント管理部813で使用した設定(属性)値や、ドキュメント処理部(受信データ→イメージ)1032により変換処理されたイメージドキュメント1011の属性値、ページ処理部(受信データ→イメージ)1034により変換処理されたイメージページ1019の属性値などが、イメージエージェントジョブ1013、イメージエージェントバインダ1014、イメージドキュメント1011、イメージページ1019により格納される。
図8は、コントローラ装置110で実行されるジョブ814の1つである蓄積画像印刷ジョブの構成例を示す図である。
クライアントコンピュータ601や操作部150から送られてくる一連のコマンドデータはシステム制御部701で解釈され、ジョブ制御部702に送られる。ジョブ生成部800は送られてきたコマンドを解釈し、蓄積画像印刷ジョブ1001bを生成する。蓄積画像印刷ジョブ1001bは、文書管理部900で管理され、かつ、画像記憶部160に保存されている画像データを印刷するための機能を有しており、イメージエージェントジョブ1003および、プリントジョブ1006を生成する。
イメージエージェントジョブ1003はジョブを構成する単位のイメージエージェントバインダ1004を生成し、イメージエージェントバインダ1004は、バインダを構成する単位であるイメージエージェントドキュメント1005を生成する。イメージエージェントドキュメント1006は、入力ドキュメントであるイメージドキュメント1011を生成する。生成されたイメージドキュメント1011は、イメージエージェントドキュメント1005、イメージエージェントバインダ1004、イメージエージェントジョブ1003、蓄積画像印刷ジョブ1001bを経由し、プリントジョブ1006に伝達される。
プリントジョブ1006は、ジョブ全体に関わる設定や処理以外は、さらに小さな仕事の単位であるバインダ1007に分割し、バインダ全体に関わる設定や処理以外は、さらに小さな仕事の単位であるドキュメント1008に分割する。この時、入力ドキュメントであるイメージドキュメント1011も伝達される。
入力ドキュメントであるイメージドキュメント1011を伝達されたドキュメント1008は、まず、出力ドキュメントであるプリント紙ドキュメント1013を生成し、次に、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012を生成する。その後、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012に、入力ドキュメントであるイメージドキュメント1011、および、出力ドキュメントであるプリント紙ドキュメント1013を教え、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012を制御する。
プリント処理の入力ドキュメントであるイメージドキュメント1011は、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012により、出力ドキュメントであるプリント紙ドキュメント1013へ変換処理される。ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012は、ドキュメント単位の処理のみを行い、さらに細かい仕事は、小さな仕事の単位であるイメージページ1019、ページ処理部(イメージ→紙)1020、プリント紙ページ1021で行われる。プリント紙ドキュメント1013は、実際にイメージを出力する用紙の各ページに対応したプリント紙1015を生成する。プリント紙1015は生成されると、出力の処理順を制御するプリント紙管理部1022に識別子を付加して登録され、プリント紙ページ1021が生成される。
プリント紙管理部1022は、プリント紙1015に付加された識別子、印刷設定、デバイスの仕様などによりプリント紙ページ1021の処理順序を決定する。例えば、デバイスの循環可能枚数や両面記録の印刷設定に基づいて、図2におけるプリンタ装置300の説明にて記述した両面印刷の処理順を決定する。
イメージページ1019は、ページ処理部(イメージ→紙)1020によりプリント紙ページ1021に変換される。ページ処理部(イメージ→紙)1020は、実際のプリンタデバイスを制御するためのシーケンスを把握しており、プリンタデバイス制御部1024に用意されたエンジン制御コマンドを発行することで印刷動作を実行し、イメージページ1019からプリント紙ページ1021への変換処理を行なう。
イメージページ1019は、印刷設定などに基づいて、文書管理部900に保存・管理されている画像データを画像処理部1025を介して画像記憶部160から取り出す。
画像処理部1025は、画像合成のほかに、解像度変換、符号変換などを行なうものである。
文書管理部900では、画像記憶部160に記憶される画像データが、フォルダ管理部901、ジョブ管理部902、バインダ管理部903、ドキュメント管理部904、ページ管理部905という単位で管理され、それぞれに、画像格納時の属性が保存されている。指定された画像データは、イメージエージェントジョブ1013、イメージエージェントバインダ1014、イメージドキュメント1011、イメージページ1019により特定され、画像記憶部160から属性値と伴に取り出される。
図9は、コントローラ装置110で実行されるジョブ814の1つである受信印刷ジョブ1001dの構成例を示す図である。
前述の受信蓄積ジョブや蓄積画像印刷ジョブの場合と同様に、コマンドがジョブ生成部800に送られると、ジョブ生成部800はコマンドを解釈してコ受信印刷ジョブ1001dを生成し制御を依頼する。
受信印刷ジョブ1001dは、システム制御部から渡される受信データを画像に展開して印刷するための機能を有しており、受信データ展開ジョブ1030、イメージエージェントジョブ1003、および、プリントジョブ1006を生成して制御する。
イメージエージェントジョブ1003はジョブを構成する単位のイメージエージェントバインダ1004を生成し、イメージエージェントバインダ1004は、バインダを構成する単位であるイメージエージェントドキュメント1005を生成して制御する。イメージエージェントドキュメント1005は、受信データ展開ジョブ1030の出力ドキュメントであり、且つ、プリントジョブ1006の入力ドキュメントであるイメージドキュメント1011を生成して制御する。生成されたイメージドキュメント1011は、イメージエージェントドキュメント1005、イメージエージェントバインダ1004、イメージエージェントジョブ1003、受信印刷ジョブ1001dを経由し、受信データ展開ジョブ1030とプリントジョブ1006に伝達される。
受信データ展開ジョブ1030とプリントジョブ1006の配下の動作は、図7と図8による説明と同様である。
イメージエージェントジョブ1013、イメージエージェントバインダ1014、イメージドキュメント1011、イメージページ1019は、受信蓄積ジョブや蓄積画像印刷ジョブの場合と異なり、それぞれの管理する属性を文書管理部900に保存したり、読み出したりはしない。イメージページ1019が、画像データを一時的にスプールするために画像記憶部160を使用するが、文書管理部900への属性格納が行なわれないため、受信印刷ジョブにより生成された画像データを蓄積画像印刷ジョブによって印刷することはできない。
図15、図16、および図17を用いて、システム制御部701の処理を説明する。
図15は、システム制御部701がクライアントPC601や操作部150から、受信蓄積ジョブ、受信印刷ジョブ、蓄積画像印刷ジョブの実行を指示された場合の処理を説明するフローチャートである。
システム制御部は、指示されたジョブが受信蓄積ジョブである場合(6001)、受信データに文書IDが含まれているかを調べ(6002)、含まれていない場合、通常の受信蓄積ジョブをジョブ制御部702に実行させる(6003)。
受信データに文書IDが含まれている場合(6002)、その文書IDを渡して後述する蓄積画像更新処理を実行する(6004)。その結果、渡した文書IDが含まれるジョブ管理部902が文書管理部に存在する場合(6005)は処理を終了する。
蓄積画像更新処理の結果、該当するジョブ管理部が文書管理部に存在しない場合(6005)、受信データを渡して受信蓄積ジョブ実行させる(6006)。次いで、受信蓄積ジョブが生成したジョブ管理部に受信データに含まれていた文書IDとバージョン情報を格納して(6007)、処理を終了する。
システム制御部は、指示されたジョブが蓄積画像印刷ジョブである場合(6010)、印刷を指示された蓄積画像のジョブ管理部に文書IDが格納されているかを調べ(6011)、文書IDが格納されていない場合、指示されたジョブ管理部を渡して蓄積画像印刷ジョブをジョブ制御部702に実行させる(6013)。
ジョブ管理部に文書IDが格納されている場合(6011)、その文書IDを渡して後述する蓄積画像更新処理を実行する(6012)。その結果、蓄積画像が更新された場合は、更新された画像データのジョブ管理部を、更新されなかった場合は、指示されたジョブ管理部を渡して蓄積画像印刷ジョブをジョブ制御部702に実行させる(6013)。
システム制御部は、指示されたジョブが受信印刷ジョブである場合(6020)、受信データに文書IDが含まれているかを調べ(6021)、含まれていない場合、受信データをジョブ制御部へ渡して受信印刷ジョブを実行させる(6024)。
受信データに文書IDが含まれている場合(6021)、その文書IDを渡して後述する蓄積画像更新処理を実行する(6022)。その結果、渡した文書IDが含まれるジョブ管理部902が文書管理部に存在する場合(6023)、そのジョブ管理部をジョブ制御部702に渡して蓄積画像印刷ジョブを実行させる(6013)。
蓄積画像更新処理の結果、該当するジョブ管理部が文書管理部に存在しない場合(6023)、受信データをジョブ制御部702に渡して受信印刷ジョブ実行させる(6024)。
図16は、システム制御部701が実行する蓄積画像更新処理を説明するフローチャートである。
蓄積画像更新処理は、文書IDを受け取り、その文書IDと同一の文書IDが格納されているジョブ管理部が存在するか否か、存在する場合は、更新したか否かを結果として返す。
まず、受け取った文書IDと同一の文書IDが格納されているジョブ管理部を文書管理部内で特定する(6101)。該当するジョブ管理部が存在しない場合(6102)は処理を終了する。
該当するジョブ管理部が存在する場合(6102)、渡された文書IDをバージョン管理サーバへ送り、対応するバージョン情報を取得する。そのバージョン情報がジョブ管理部に格納されているバージョン情報より新しくない場合(6104)は処理を終了する。
バージョン管理サーバから取得したバージョン情報がより新しいものである場合(6104)、バージョン管理サーバへ文書IDを送り、対応する印刷データを取得する(6105)。この際、取得できた印刷データが印刷データの実体ではなく、印刷データのURLである場合は、URLが示すサーバへ直接アクセスして印刷データの実体を取得する。取得した印刷データの実体をジョブ制御部702へ渡して受信蓄積ジョブを動作させ(6106)、生成されたジョブ管理部に文書IDと新しいバージョン情報を格納する。最後に古いバージョンが格納されているジョブ管理部を削除し(6107)、蓄積画像の更新処理が終了する。
図17は、システム制御部701が実行する蓄積画像更新タスクの処理を説明するフローチャートである。
この蓄積画像更新タスクは、図15を用いて説明したシステム制御部701のジョブ受付処理とは別の独立したタスクコンテキストで実行され、デジタル複合機100のシステム起動時から無限ループ処理を実行する。
無限ループ内では、ループ処理の初期化(6501)後、文書管理部に存在するジョブ管理部の全てにアクセスするループ処理(6502、6503、6504)と、所定時間のスリープ(タスクのサスペンド)処理(6505)を実行する。
ジョブ管理部にアクセスするループでは、注目するジョブ管理部に文書IDが格納されているかを調べ(6502)、文書IDが格納されている場合だけ、前述の蓄積画像更新処理を実行する(6503)。
Claims (5)
- ネットワークにより相互接続されたバージョン管理装置、情報処理装置、及び画像形成装置から成る画像形成システムであって、
バージョン管理装置は、
文書情報、文書情報を特定する文書ID、及び文書情報のバージョン情報を関連付けて記憶する文書記憶手段と、
外部装置から文書情報を受信し、受信した文書情報を特定する文書IDと新規のバージョン情報を生成し、文書情報、文書ID、及びバージョン情報を文書記憶手段に記憶させるとともに、文書IDとバージョン情報を外部装置へ返信する文書登録手段と、
外部装置から文書情報と文書IDを受信し、受信した文書IDと同一の文書IDと関連付けて文書記憶手段に記憶されている文書情報を受信した文書情報で更新し、受信した文書IDと同一の文書IDと関連付けて文書記憶手段に記憶されているバージョン情報を新たに生成したバージョン番号で更新する文書更新手段と、
外部装置から文書IDを受信し、受信した文書IDと同一の文書IDに関連付けて文書記憶手段に記憶されている文書情報、または、バージョン情報を外部装置へ返信する文書取得手段とを有し、
情報処理装置は、
文書登録手段により文書情報を登録することで得られる文書IDとバージョン情報を、文書情報と共に画像形成装置へ送信するジョブ送信手段を有し、
画像形成装置は、
ジョブ送信手段から受信した文書情報を基に画像データを生成する画像生成手段と、
画像生成手段が生成した画像データと、ジョブ送信手段から受信した文書IDとバージョン情報を関連付けて記憶する画像蓄積手段と、
画像蓄積手段に記憶されている画像データを記録用紙に記録する画像記録手段と、
画像蓄積手段に記憶されている文書IDを文書取得手段へ送信し、返信されたバージョン情報と送信した文書IDに関連付けて画像蓄積手段に記憶されているバージョン情報が異なる場合、返信されたバージョン情報により画像蓄積手段に記憶されているバージョン情報を更新し、返信された文書情報を基に画像生成手段により画像データを生成して画像蓄積手段に記憶されている画像データを更新する画像更新手段とを有することを特徴とする画像形成システム。 - 文書情報は、文書の実データ、または、文書の実データのネットワーク上の位置を特定する情報であり、文書情報が文書の実データのネットワーク上の位置を特定する情報である場合、画像生成手段は、ネットワークを介して、文書の実データを取得して画像データを生成することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
- 画像蓄積手段に記憶されている画像データを画像記録手段により記録用紙に記録する印刷処理を開始する前に、画像更新手段により、印刷処理の対象である画像データを更新することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
- ジョブ送信手段から受信した文書IDと同一の文書IDが画像蓄積手段に記憶されている場合、画像更新手段により、受信した文書IDと同一の文書IDと関連付けて画像蓄積手段に記憶されている画像データを更新することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
- 画像更新手段により、画像蓄積手段に記憶されている画像データを定期的に更新することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
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