JP2008292050A - タンク装置 - Google Patents

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丈晴 安東
Yoshiaki Fukumura
吉晃 福村
Shigeji Taira
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Abstract

【課題】従来よりも格段に断熱性能を向上でき、しかもコンパクトに構成可能なタンク装置を提供する。
【解決手段】真空断熱材10をタンク周側部3に密接させて巻回する。真空断熱材10の外周部に熱収縮チューブ、ゴムチューブのような収縮性部材11を配置して真空断熱材10をタンク周側部3に圧接する。また、真空断熱材10を、タンク周側部3に接着する。貯湯タンク1の底部2と頂部4とを、下部断熱体12と上部断熱体13とで被覆し、下部断熱体12と上部断熱体13とで、真空断熱材10の下端周縁部10aと上端周縁部10bとを、その外側から被覆する。
【選択図】図1

Description

この発明はタンク装置に関するもので、特に、貯湯タンクの断熱性能を改善したタンク装置に係るものである。
貯湯タンクの周囲を断熱材で被覆して保温性能を向上することは、従来から行われていることである(例えば、特許文献1、2参照)。この構造について、図4に基づいて説明する。同図において、21は貯湯タンクであって、この貯湯タンク21の周囲に断熱材22が配置されている。断熱材22は、PETウール、グラスウールなどから成るもので、貯湯タンク21の周側部に巻付けた後、断熱材の端部同士を固定していた。
特開平07−243705号公報 特開2002−357364号公報
ところで上記従来のタンク装置では、断熱材22を貯湯タンク21に巻付けた際に、断熱材22と貯湯タンク21の周側部との間に空気層Sが存在し、空気層S内で対流が生じて断熱性能が低下してしまうという不都合が生じていた。その対策として、巻付けた断熱材22の外周部から、断熱材22を貯湯タンク21に押し付けて空気層を減少させることも考えられるが、断熱材22を押し付けると空気層は薄くなるものの、それに伴って、断熱材21の厚さも薄くなり、今度は逆に熱伝導による熱放散が増加し、結果として断熱性能を向上できないという問題が生じることになる。
この発明は上記した従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、従来よりも格段に断熱性能を向上でき、しかもコンパクトに構成可能なタンク装置を提供することにある。
そこで、請求項1のタンク装置は、底部2と周側部3と頂部4とを備えた貯湯タンク1の周側部3を断熱材で覆った貯湯タンク装置において、タンク周側部3を覆う断熱材として、真空断熱材10を用いると共に、真空断熱材10をタンク周側部3の少なくとも一部に密接させて巻回したことを特徴とする。真空断熱材10は、タンク周側部の概ね全部に密接させるのが好ましい。
また、真空断熱材10の外周部に熱収縮チューブ、ゴムチューブのような収縮性部材11を配置して真空断熱材10をタンク周側部3に圧接したり、真空断熱材10を、タンク周側部3に接着したりする。
貯湯タンク1の底部2と頂部4とはそれぞれ、さらに断熱体12、13で被覆し、このうち少なくともいずれか一方の断熱体12、13は、真空断熱材10の上端部10bまたは下端部10aを、その外側から被覆する。
請求項1のタンク装置においては、貯湯タンク周側部に真空断熱材を密接させて巻回しているので、貯湯タンクの周側部と真空断熱材との間には、従来のように空気層が形成されるのを抑制でき、そのため断熱性能を向上できる。また、真空断熱材は、その断熱性能が従来の断熱材よりも優れていることから、貯湯タンクの周側部に密接させても熱伝導による熱放散が抑制でき、タンク周側部に密接させることに起因する性能低下が抑制できる。しかも、従来の断熱材よりも薄くできることから、タンク装置を小形化できる。
また、請求項2、3のように、真空断熱材の外周部に熱収縮チューブ、ゴムチューブのような収縮性部材を配置して真空断熱材をタンク周側部に圧接したり、真空断熱材を、タンク周側部に接着したりすると、空気層を一段と薄くでき、断熱性能を一段と向上できる。しかも、真空断熱材を、収縮性部材を用いてタンク周側部に密接させるようにすると、真空断熱材の巻付け作業を容易に行えることにもなる。それは、真空断熱材は、可撓性が極めて低い特性を有するものであるため、局部的に大きな力を作用させると真空破壊し易いものであるが、収縮性部材を用いて外周部から全体的に力を作用させると、真空破壊の発生を抑制しながらも全体的に均等に巻付けることが可能になるためである。また、局部的に点状の押圧力を作用させる場合に比較すると、全体的に面的に押圧力を作用させる場合には、断熱厚さの減少を抑制でき、この結果、断熱性能の低下を抑制できることにもなる。
さらに、請求項5のように、タンクの底部と頂部とはそれぞれ、さらに断熱体で被覆し、断熱体で真空断熱材の上端部または下端部(好ましくは両方)を、その外側から被覆すれば、タンク周側部の空気層が外部へと連通する不都合を抑制できることから、断熱性能をさらに向上できる。
次にこの発明のタンク装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、タンク装置の縦断面図、図2は、分解斜視図、図3は、一部を切欠いて示す一部切欠き斜視図である。図において、1は、貯湯タンクを示しているが、この貯湯タンク1は、概略円筒状のもので、底部2と、周側部3と、頂部4とを備えている。なお、5、5は、貯湯タンク1を、ケーシング(図示せず)に固定するための脚部である。そして、この貯湯タンク1の周側部3にシート状の真空断熱材10を巻付ける。真空断熱材10は、グラスウールから成る芯材と合成ゼオライトから成る除湿剤とをラミネートフィルムで包み、ラミネートフィルム内部を真空状態にして密封したものであって、内部を真空状態にすることで高い断熱性能を達成したものである。
上記真空断熱材10は、優れた断熱性を有する反面、可撓性が極めて低い特性を有するものであり、局部的に大きな力を作用させると真空破壊し易い性質を有している。そのため、真空断熱材10を貯湯タンク1の周側部3の形状に沿わせてある程度まで(略円筒状に)巻付けた状態において、真空断熱材10の外周部を、熱収縮チューブ、ゴムチューブのような収縮性部材11で覆い、この収縮性部材11を収縮させることで、真空断熱材10をタンク周側部3に圧接させる。このとき、接着剤(図示せず)を用いて、真空断熱材10を貯湯タンク1の周側部3に接着するのが好ましい。
そして、図3のように、貯湯タンク1の周側部3に真空断熱材10を密接させた状態において、図2に示すように、貯湯タンク1の底部2と頂部4とを、下部断熱体12と上部断熱体13とで被覆する。なお、各断熱体12、13は、発泡スチロール製のもので、両断熱体12、13にはそれぞれ、貯湯タンク1の底部2と頂部4とを嵌入可能な凹部を設けている。また、下部断熱体12には、脚部挿通孔16を設けている。そして、貯湯タンク1の底部2と頂部4とを、下部断熱体12と上部断熱体13とで被覆した状態において、図1に示すように、下部断熱体12と上部断熱体13とが、真空断熱材10の下端周縁部(上端部)10aと上端周縁部(上端部)10bとを、その外側から被覆するようにしている。
上記したタンク装置では、貯湯タンク1の周側部3に真空断熱材10を密接させて巻回しているので、貯湯タンク1の周側部3と真空断熱材10との間には、従来のような空気層が形成されるのを防止でき、そのため断熱性能を向上できる。また、真空断熱材10は、その断熱性能が従来の断熱材よりも優れていることから、貯湯タンク1の周側部3に密接させても熱伝導による熱放散が抑制でき、タンク周側部3に密接させることに起因する性能低下が抑制できる。しかも、従来の断熱材よりも薄くできることから、タンク装置を小形化できる。
また、真空断熱材10の外周部に熱収縮チューブ、ゴムチューブのような収縮性部材11を配置して真空断熱材10をタンク周側部3に圧接するようにしているので、空気層の形成を一段と確実に防止でき、断熱性能を一段と向上できる。しかも、真空断熱材10を、収縮性部材11を用いて外周部から全体的に押圧力を作用させ、真空破壊の発生を抑制しながら全体的に均等に巻付け、タンク周側部3に密接させるようにしているので、真空断熱材10の巻付け作業を容易に行えることになる。また、局部的に点状の押圧力を作用させる場合に比較すると、全体的に面的に押圧力を作用させる場合には、真空断熱材10の断熱厚さの減少を抑制でき、断熱性能の低下を抑制できる。
さらに、貯湯タンク1の底部2と頂部4とには、下部断熱体12と上部断熱体13とで被覆し、各断熱体12、13で真空断熱材10の下端部10a及び上端部10bを、その外側から被覆しているので、タンク周側部3の空気層が外部へと連通する不都合を抑制できることから、断熱性能をさらに向上できる。特に、シート状の真空断熱材10は、その端部近傍においては、芯材の量を充分に確保できず、端部近傍において断熱性能が低下する傾向があるため、その部分10a、10bを下部断熱体12と上部断熱体13とで被覆することによって、断熱性能の低下を確実に抑制できる。
なお、上記真空断熱材10は、貯湯タンク1の周側部3の前面に密接させるのが好ましいが、その一部にだけ密接させて実施することも可能である。また、上記実施形態においては、下部断熱体12と上部断熱体13とで真空断熱材10の下端部10a及び上端部10bの両方を、その外側から被覆しているが、いずれか一方だけを被覆するようにしてもよい。
この発明のタンク装置の実施形態を示す縦断面図である。 上記タンク装置の分解斜視図である。 上記のタンク装置の一部切欠き斜視図である。 従来例の一部切欠き斜視図である。
符号の説明
1・・貯湯タンク、2・・底部、3・・周側部、4・・頂部、10・・真空断熱材、11・・収縮性部材(熱収縮チューブ、ゴムチューブ)、12・・下部断熱体、13・・上部断熱体

Claims (6)

  1. 底部(2)と周側部(3)と頂部(4)とを備えた貯湯タンク(1)の周側部(3)を断熱材で覆った貯湯タンク装置において、タンク周側部(3)を覆う断熱材として、真空断熱材(10)を用いると共に、真空断熱材(10)をタンク周側部(3)の少なくとも一部に密接させて巻回したことを特徴とするタンク装置。
  2. 真空断熱材(3)の外周部に収縮性部材(11)を配置して真空断熱材(10)をタンク周側部(3)に圧接していることを特徴とする請求項1のタンク装置。
  3. 上記収縮性部材(11)は、熱収縮チューブまたはゴムチューブであることを特徴とする請求項2のタンク装置。
  4. 上記真空断熱材(10)を、タンク周側部(3)に接着することを特徴とする請求項2または請求項3のタンク装置。
  5. 上記貯湯タンク(1)の底部(2)と頂部(4)とはそれぞれ、さらに断熱体(12)(13)で被覆し、このうち少なくともいずれか一方の断熱体(12)(13)は、真空断熱材(10)の上端部(10b)または下端部(10a)を、その外側から被覆していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかのタンク装置。
  6. 上記真空断熱材(10)は、タンク周側部(3)の概ね全部に密接することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかのタンク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012112605A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Rinnai Corp 断熱式貯湯装置
JP2017009216A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 株式会社ノーリツ 貯湯タンクの断熱構造

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