JP2006214483A - 真空断熱材および真空断熱材の固定方法 - Google Patents

真空断熱材および真空断熱材の固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 配管全周を心材のある真空断熱部で覆うことで、真空断熱材の断熱性能を高める。
【解決手段】 断熱材料となる可撓性の心材3を、通気性のない2枚のラミネートフィルム5,7で覆い、内部の空気を排除した状態で各ラミネートフィルム5,7相互の縁部を熱溶着部9,11にて熱溶着し、全体として可撓性を持たせた真空断熱材1とする。各ラミネートフィルム5,7の縁部の互いに向かい合う2辺の各熱溶着部9を、真空断熱材1の同一面上に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、断熱材料となる心材を、通気性のない2枚のラミネートフィルムで覆い、内部の空気を排除した状態で前記各ラミネートフィルム相互の縁部を熱溶着させ、全体として可撓性を持たせた真空断熱材および真空断熱材の固定方法に関する。
従来、全体として可撓性を持たせた真空断熱材としては、複数の小さな真空断熱ユニットを可撓性外装材で密封するもの(下記特許文献1参照)や、内部の心材の厚み方向に溝を形成し、溝に沿って曲げやすくしたもの(下記特許文献2参照)がある。
特開昭58−28093号公報 特許第3478780号公報
ところで、これらの真空断熱材は、その外装材として、心材を覆う互いに同形状の2枚のラミネートフィルムを使用し、内部の空気を排除して真空状態とした上で、2枚のラミネートフィルムの外周縁部を互いに熱溶着している。
ところが、この場合、可能性のある真空断熱材を、例えば流体流通用の配管など円柱状の部材に巻き付けて使用する場合には、外周縁部の熱溶着部が邪魔になり、配管全周を心材のある真空断熱部で覆うことが困難となって断熱性能の低下を招く。
そこで、本発明は、断熱を必要とする部材の全周を心材のある真空断熱部で覆うことで、断熱性能を高めることを目的としている。
本発明は、断熱材料となる心材を、通気性のない2枚のラミネートフィルムで覆い、内部の空気を排除した状態で前記各ラミネートフィルム相互の縁部を熱溶着させ、全体として可撓性を持たせた真空断熱材において、前記各ラミネートフィルムの縁部の互いに向かい合う2辺の各熱溶着部を、同一面上に設定したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、2枚のラミネートフィルムの熱溶着部のうち互いに向かい合う2辺の熱溶着部を、真空断熱材の同一面上に設けることで、真空断熱材を配管などの円柱状の部材に巻きつけて使用するときにも、断熱対象部位表面の全周を心材のある真空断熱部で覆うことができ、断熱性能を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1(a)は、本発明の一実施形態を示す真空断熱材1の熱溶着前の斜視図、図1(b)は、同熱溶着後の斜視図である。図2は図1(b)のA−A断面図である。この真空断熱材1は、図1(a)のように断熱材となる心材3を通気性のない2枚のラミネートフィルム5,7で覆い、図1(b)のように内部の空気を排除して密封状態としている。
ラミネートフィルム5,7は、例えばアルミニウムやステンレスなどの金属箔をプラスチックフィルムでラミネートしたものや、アルミニウムやステンレスなどの金属の薄膜層を内面に備えたプラスチックフィルムを用いる。
一方心材3の材質は、グラスウールやパーライトなどを用いる。心材3に可撓性を持たせるためには、例えば前記した特許文献1,2のような構成、すなわち複数の小さな真空断熱ユニットを可撓性外装材で密封したり、内部の心材3の厚み方向に溝を形成し、溝に沿って曲げやすくすればよい。
このように、本真空断熱ユニット1は、可撓性を持たせた心材3をラミネートフィルム5,7で覆うことで、全体として可撓性を持たせている。
上記した2枚のラミネートフィルム5,7は、いずれも長方形状を呈し、図1中で下部に位置するラミネートフィルム5が、長方形状を呈する心材3の下面およびその長手方向両端付近の上面を覆っている。一方、図1中で上部に位置するラミネートフィルム7は、心材3の長手方向中央部の上面を覆っている。
そして、このラミネートフィルム7の長手方向両端の縁部7aと、下部のラミネートフィルム5の長方向両端の縁部5aとを互いに接合し、この接合部を、図1(b)に示すように熱溶着して熱溶着部9を形成する。すなわち、この2つの熱溶着部9,9は、ラミネートフィルム5,7の縁部のうち互いに向かい合う2辺に位置して同一面上に設定している。
また、2枚のラミネートフィルム5,7は、長手方向と直交する幅方向の寸法を、心材3の同方向の寸法より若干長く形成し、その幅方向の両端の縁部5b,7bを互いに接合して図1(b)のように熱溶着して熱溶着部11を形成する。このとき熱溶着部11が、前記した熱溶着部9が位置する側、つまり図2中で上面側となるように、各ラミネートフィルム5,7の幅寸法を調整しておく。
図3は、上記した真空断熱材1を、円柱状の部材である流体流通用の配管13に巻き付けて固定した状態を示す断面図である。真空断熱材1の熱溶着部9を設けた側と反対側の面(図2中で下面)1aを、配管13の外周面に接触させて巻き付ける。このとき、配管13の外周長と、配管13の外周面13aに接触する真空断熱材1の面1aの周方向長とを、互いに同一にすることで、真空断熱材1の心材3を備えた真空断熱部全体で配管13の外周面を覆うことができる。
そして、真空断熱材1の熱溶着部9に穴9aを形成し、この穴9aに、伸縮性のあるゴム状のひも状部材15を通して縛り固定する。穴9aには、補強のために鳩目などを設けてもよい。また、上記した穴9aをあける場所は、ラミネートフィルム5,7が熱溶着している場所に限り、穴9aの周囲をシール材などでシールするとさらによい。
上記した実施形態によれば、2枚のラミネートフィルム5,7相互の熱溶着部のうち互いに向かい合う2辺の熱溶着部9を、真空断熱材1の同一面上に設けることで、この真空断熱部材1を、図3のように、配管13などの円柱状の部材に巻きつけて使用するときにも、断熱対象部位表面を心材3のある真空断熱部のみで覆うことができ、断熱性能を高めることができる。
また、真空断熱材1は、断熱対象部材である配管13に直接貼り付けたりせず、熱溶着部9に設けた穴9aを利用し、ひも状部材15で縛って固定することで、曲面部にも確実に密着性を高めて真空断熱材1を巻くことができ、さらに、巻きなおし、交換も容易になる。
上記のように縛って固定するためのひも状部材15をゴムなどの伸縮性に富む材料にすることで、配管13が径変化したり、流体の脈動などによって変形したとしても、その変形などにひも状部材15が追従して伸縮する。
図4は、図3に対し、配管13がゴム配管などの可撓性部材の場合に起こりうる、内圧変化による径の拡大や脈動による径の拡大時を示す。この場合、配管径が拡大すると、ひも状部材15が伸びることでその変化を吸収し、また、径が元に戻れば、ひも状部材15が縮み、真空断熱材1の配管13に対する密着性を継続して維持し、真空断熱材1の剥がれや、破損を防ぐことができる。
また、図3に示すように、配管13の外周長と、配管13の外周面13aに接触する真空断熱材1の面1aの周方向長とを、互いに同一にすることで、真空断熱材1の心材3を備えた部分全体で配管13の外周面を覆うことができ、断熱性能をより高めることができる。
図5は、前記図2に対応する比較例であり、真空断熱材10の心材30を覆う2枚のラミネートフィルム50,70相互の熱溶着部90が、真空断熱材10の外周の側面に設けてある。この場合には、図3に示したような配管13に真空断熱材10を巻き付けた場合に、熱溶着部90が邪魔になり、配管13全周を心材30のある真空断熱部で覆うことが困難となって断熱性能の低下を招く。
(a)は、本発明の一実施形態を示す真空断熱材の熱溶着前の斜視図、(b)は同熱溶着後の斜視図である。 図1(b)のA−A断面図である。 図1の真空断熱材を配管に巻き付けて固定した状態を示す断面図である。 図3に対し配管径が拡大したときの断面図である。 図2に対応する比較例を示す真空断熱材の断面図である。
符号の説明
1 真空断熱材
1a 真空断熱材の同一面上に設定した互いに向かい合う2辺の熱溶着部と反対側の面
3 心材
5,7 ラミネートフィルム
9 真空断熱材の同一面上に設定した互いに向かい合う2辺の熱溶着部
9a 熱溶着部に設けた穴
13 配管(円柱状の部材)
13a 配管の外周面(円柱状の部材の外周面)
15 ひも状部材

Claims (4)

  1. 断熱材料となる心材を、通気性のない2枚のラミネートフィルムで覆い、内部の空気を排除した状態で前記各ラミネートフィルム相互の縁部を熱溶着させ、全体として可撓性を持たせた真空断熱材において、前記各ラミネートフィルムの縁部の互いに向かい合う2辺の各熱溶着部を、同一面上に設定したことを特徴とする真空断熱材。
  2. 請求項1に記載の真空断熱材を円柱状の部材に巻き付けて固定する真空断熱材の固定方法であって、前記真空断熱材の同一面上に設定した互いに向かい合う2辺の各熱溶着部と反対側の面を、前記円柱状の部材の外周面に接触させて巻き付け、前記同一面上に設定した互いに向かい合う2辺の各熱溶着部に設けた穴に、ひも状部材を通して縛り固定することを特徴とする真空断熱材の固定方法。
  3. 請求項2に記載の真空断熱材の固定方法において、前記ひも状部材は伸縮性のあるゴム状の部材であることを特徴とする真空断熱材の固定方法。
  4. 請求項2または3に記載の真空断熱材の固定方法において、前記円柱状の部材の外周長と、前記円柱状の部材の外周面に接触する前記真空断熱材の面の周方向長とを、互いに同一にすることを特徴とする真空断熱材の固定方法。

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JP2008121757A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Sharp Corp 真空断熱材と冷蔵庫
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